JPH084873B2 - 鋳型製造用の型及び型を用いた鋳型の製造方法 - Google Patents

鋳型製造用の型及び型を用いた鋳型の製造方法

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JPH084873B2
JPH084873B2 JP22380493A JP22380493A JPH084873B2 JP H084873 B2 JPH084873 B2 JP H084873B2 JP 22380493 A JP22380493 A JP 22380493A JP 22380493 A JP22380493 A JP 22380493A JP H084873 B2 JPH084873 B2 JP H084873B2
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日出美 舟木
一宏 小久保
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株式会社荏原金属
有限会社小久保木型製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中心軸部分を有する翼
型鋳物を製作する際に使用される型、及び、この型を用
いた鋳型の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鋳物の製造においては、木、樹脂、金属
などの材料を単独で、あるいは組み合わせて加工して鋳
物の模型または原型を作製し、これにより鋳型を形成す
る。本明細書では、この模型または原型を「型」と称す
る。
【0003】インペラを鋳造する場合に必要とされる鋳
型を製作するに際して、型を作製するのに、従来は寄せ
型方式が好んで利用されてきた。
【0004】しかしながら、例えば、4枚翼のインペラ
を鋳造する場合に寄せ型方式を採るとすれば、インペラ
1個分に相当する鋳型を完成させるためには、1/4の
鋳物用砂型をカキ板でかきながら型採りする作業を4回
に分けて実施する必要があった。
【0005】また、各1/4づつの鋳物用砂型において
も三次元形状の関係から、その内の何ケかをボール紙等
を用いて砂型を2分割して製作しないと一体に組み立て
ることが出来なくなっているため、鋳型を構築する場合
の作業工程が繁雑になると共に、鋳型の生産性を低いも
のとしていた。
【0006】さらに、カキ板でかきながら型採りした砂
型によって鋳型を構築する場合には、インペラの翼状部
分の肉厚を肉眼により直接確認することは不可能である
のは勿論のこと、各砂型を組み合わせた時点にあっても
単に砂型の間隙に存在する隙間という形でしか認識され
ないため、鋳型各部の寸法を調整することは容易ではな
かった。
【0007】その上、寄せ中子式では、翼の付け根部分
で形成する曲面(R面ともいう)を、型で製作すること
は通常できないため、鋳物砂を自硬させてブロックにし
てから、角部を指定のR面に削る作業を行う。これは、
作業者の経験と勘に頼らざるを得なく、図面に指定した
ままの形状で鋳型を作成することは相当の困難を覚悟し
なければならなかった。
【0008】上記の問題点を解決するための手法とし
て、インペラのような翼型機素を構成するため、鋳型の
再現性を高めるために現型で製作していくことを考えつ
いた。
【0009】しかしながら、形状が三次元でねじられて
いて複雑であると共に、翼型機素の幅寸法が大きくなっ
た場合には、鋳物砂を用いて製作した鋳物用砂型から現
型を引抜くことが非常に困難であって、場合によっては
製作した鋳物用砂型から現型を引抜くことが、他の部分
との衝突関係から全く不可能になるものもある状態であ
った。
【0010】そこで、例えば翼型鋳物の鋳型を木製の
型、すなわち木型で製造する場合、翼型機素の部分木型
を現型で製作する一方、この際、砂型を作るのに都合の
良いように、例えば翼型部分木型の中間部等にブリキで
作られた仕切板を配置しながら砂型を製作した上で、主
型を砂型から引き抜いて凹み状になった場所に翼型機素
の各々の砂型を配置して行く方法、あるいは翼型機素の
部分鋳型を定盤の上で組み立てていく方法を実行してみ
た。
【0011】しかしながら、これらの場合にあっても、
組立体が安定しなかったり、翼型部分の途中部分に「は
ぐみ」が現れたり、翼隙間部分の肉厚にバラツキが認め
られたりした上、鋳物になってから均一なバランスや寸
法精度も出ないし、作業効率も決して良いものではなか
った。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を改善して、図面に指定する形状寸法に忠実な、言い
換えると、型から製品への再現性が高い鋳物を製作する
ことが容易であると共に、その製作時の作業性も高める
ことを可能にした型及びその型を用いた鋳型の製造方法
を開示することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の鋳型製造用の型
は、軸部分と該軸部分から伸びる複数の翼型部分とから
成る型において、前記軸部分を中心軸部分とその廻りの
周縁部分とに分割し、周縁部分は前記複数の翼型部分の
数に対応して弧状に分割され、各弧状周縁部分に各翼型
部分が固定され、各翼型部分に仕切用薄板を取り付け
て、前記弧状周縁部分と翼型部分と仕切用薄板からなる
構成体が、該型により鋳型を成型したときに、該鋳型を
分割する仕切りとなるようにしたことを特徴とする。
【0014】前記中心軸部分は円柱形、円錐台形、さら
に多角柱形をとり得、また前記翼型部分はポンプインペ
ラの形になっていてもよい。
【0015】また、本発明の鋳型製造用の型は、翼型部
分の外縁が軸部分に対し螺旋状になっていて、該螺旋状
外縁の軸方向の少なくとも一端に仕切用薄板を設け、該
仕切用薄板の外縁が翼型部分の外縁に連続してもよい。
【0016】さらに、本発明の鋳型製造用の型は、回転
軸受け部から延びる機素を有する鋳物を鋳造するための
鋳型を製作する際に利用される型にあって、回転軸受け
部を構築する部分型が同心円もしくはこれに準じた形状
にて内外に2分割された割り型であり、外側の部分型は
複数に分割されていると共に機素用部分型が一体に組み
込まれ、さらに、回転軸受け部の内側の部分型が鋳型を
製作する場合の定盤と一体にされてあり、外側の部分型
に固定された機素用部分型の少なくとも一部には平面も
しくは曲面の仕切用薄板が固着され、前記内側部分型と
機素用部分型と仕切用薄板とが、該鋳型を複数のブロッ
クに分離することをも特徴とする。
【0017】上記の場合、機素がポンプのインペラの形
であってもよく、また、機素用部分型の外縁が回転軸受
け部分の部分型に対し螺旋状になっていて、該螺旋状外
縁の軸方向の少なくとも一端に仕切用薄板を設け、該仕
切用薄板の外縁が機素用部分型の外縁と連続するように
してもよい。
【0018】次に、本発明の鋳型の製造方法は、砂込用
外枠と定盤とで形成される空間内にあって、定盤の上面
に位置決め棒部材を直立させ、前記位置決め棒部材を包
み込む形で、前記位置決め棒部材の外側面に合わさる軸
片部分に機素部分を組み込んだ分割部分型を配し、平面
もしくは曲面状態にある仕切板を用意し、機素部分の外
縁と仕切板の外縁とのどちらかが必ず外枠の内面と接す
るように機素部分に仕切板を固着し、その後、前記空間
の中に自硬性鋳物砂を供給し、これを搗き固めて砂型を
構築し、前記軸片部分と機素部分と仕切板とが、鋳型枠
内部を貫通分断する仕切りとなり、構築し終えた砂型が
複数のブロックに分離され、外枠を外して砂型ブロック
を内部より取り出し、該分割部分型と分離した後、前記
砂型ブロックを改めて組み立て、該砂型の外形に合わせ
て別個形成された外型の中にはめ込み、適宜中子を配し
た状態で全体を組み立てることを特徴とする。
【0019】前記鋳型の製造方法において、機素部分が
ポンプインペラの形であってもよい。
【0020】また、砂込用外枠をその内面が機素部分の
外縁と接するように形成してもよく、この場合、機素部
分の外縁が砂込用外枠の内面と接し得ないところで、仕
切板の外縁が砂込用外枠の内面と接するように仕切板を
機素部分に取り付けるようにしてもよい。
【0021】さらに、本発明の翼型部分型は、翼型部材
を鋳造するための鋳型を作るために砂込用外枠内にて位
置決め部材のまわりに、翼型の数に分割されて配置され
る翼型部分型であって、該翼型部分型を境として前記鋳
型をブロックに分割し、該ブロックを分離し得るよう
に、前記砂込用外枠で囲まれた空間を前記位置決め部材
と砂込用外枠の間で翼型部分型と共に仕切るための仕切
板を翼型部分型から延在させることを特徴とする。
【0022】
【作用】本発明では、軸部分として、例えばポンプイン
ペラの回転軸受け部を構築する型が、その中心軸を含む
平面と直交する平面内にあっては前記の中心軸と交わる
点を中心として描かれた円の半径方向に向けて、同心円
もしくはこれに準じた形状にて内外に2分割され、か
つ、例えばポンプインペラの翼枚数に応じて、外側の周
縁部分が複数に、例えば4つあるいは5つに分割された
割り型現型となっている。外側の周縁部分の部分型に
は、回転軸受け軸に固定される翼型機素、例えばポンプ
インペラの現型部分型が取り付けられている。これによ
り、鋳物の形状を予め可視的に予測出来て鋳物形状を細
部まで調整し易くする。この型と砂込用外枠との間で構
成された空間に砂を込めて砂型が形成される。
【0023】この場合、作成された砂型は、軸部分(回
転軸受け部用部分型)の周縁部と翼型部分型と仕切用薄
板とで構成される仕切りで分割されている。軸部分の中
心軸部分型と周縁部分型は容易に離れる。
【0024】なお、型は、木材、樹脂、金属、その他の
材質、あるいはこれらを組み合わせて作製される。
【0025】仕切りを構成するため、具体的には、翼型
機素の部分型の外縁が外枠の内面に連続的に接触してい
る。さらに、この接触が行われないところでは、翼型機
素の部分型の外縁に、平面もしくは曲面の仕切板を固着
し、この仕切板の外縁が外枠内面に連続的に接触し得る
ように用意したことにより、型込めした砂型の分割を容
易に出来る。この仕切板は、回転軸受け部から伸びる翼
型部分型をさらに延長するもので、軸部分の外側部分型
と翼型部分型と仕切板により、半径方向かつ円周方向に
伸びる仕切りを構成する。
【0026】そして、外枠を外すと、翼枚数分の数の自
硬砂型ブロックが分割作製され、この分割は、横断面で
みると概略扇形であるため、各砂型ブロックは互いに分
離引き抜きが容易である。
【0027】また、軸部分で内外に2分割された割り型
現型の中、外側の部分型には軸部分から延びる機素用部
分型を一体に組み込んだことにより、回転軸受け部と機
素との接点箇所の鋳物形状を安定した状態で形成でき
る。このため、従来には必要であった熟練者による砂型
ブロックなどの仕上加工を必要としない。
【0028】さらに、軸部分の中心軸から見て内側に位
置する部分型を定盤と一体にしたことにより、型枠内で
軸部分が定盤上に位置する箇所を一定化し、すなわち位
置決めし得る。
【0029】なお、本発明者らは本発明に係る型作製法
をKF法と称する。
【0030】
【実施例】本発明の実施例に付いて、図面を参照しなが
ら、以下により詳述する。なお、本実施例では、木製の
型すなわち木型について説明する。
【0031】本発明者は、4枚翼ポンプ部品ステンレス
用インペラを製作するに際して、実際に本発明を以下の
ようにして実施した。
【0032】即ち、本発明の実施例として、図1に示し
たように、回転軸受け部のまわりに配置された機素であ
るインペラ用の鋳型4(図6)を製作する際に利用され
る木型5を製作した。なお、鋳型4は、後述のように、
インペラ部材を鋳造する鋳型(図7)の一部をなす部分
鋳型である。
【0033】木型5において、インペラの回転軸受け部
を構築する軸部分1は、当該軸部分1の中心軸を含む平
面と直交する平面内にあっては前記の中心軸と交わる点
を中心として描かれた円の半径方向に向けて同心円もし
くはこれに準じた形状にて内外に2分割(1a、1b)
されている。また、軸部分1で内外に2分割された割型
部分木型の中、外側の部分木型1bには軸部分1のまわ
りに配置される機素用部分木型19が一体に組み込まれ
ている。本実施例では、部分木型19は4つの翼型で、
これに応じて部分木型1bは円周方向に4分割されて断
面が円弧状になっていて、合わせ目1cが見える。
【0034】図2は、周縁部分木型1bを中心軸部分木
型1aから離したところを示す。
【0035】軸部分1の中心軸から見て内側の中心軸部
分木型1aが鋳型4を製作する場合の定盤11と一体に
されている。これにより、中心軸部分木型1aを位置決
め手段として利用できる。
【0036】さらに、図示の場合、上端部を除いて、定
盤11に近い程、軸部分1の外径が大きくなるようにし
て、すなわち、円錐形に配されている。ここは、後述の
ように鋳型において中子35を配置する空間10(図
7)となるところである。なお、図示の場合、中心軸部
分木型1aが円錐形になっているが、円柱でもよい。さ
らに場合によっては、多角柱形も採用し得る。なお、前
記上端部は、図示の場合、円筒形であるが、この部分
は、後述の仕切用薄板12を固定一体化させるために設
けられているのであって、鋳物の型となるところではな
い。
【0037】軸部分1の周縁部分木型1bに固定された
翼型部分木型19の一部には、平面もしくは曲面の仕切
用薄板(例えばブリキ)12が固着される。図13で示
されるように、仕切用薄板12は、翼型部分木型19の
外縁の延長となるように設けられる。図示の場合、仕切
用薄板12は、翼型部分木型19の頂部及び下端側部の
2個所に沿って設けられている。図示の構造の場合、こ
の個所に仕切板を設けることが砂型ブロックの分割のた
めに必要である。仕切用薄板12の厚みは、実際には、
取り扱いに際し形状保持が可能な限り薄くなっている。
図7に関し説明するように継目12aをぴったり合わせ
るためである。
【0038】また、翼型部分木型19は現型であるか
ら、その厚みは、鋳物の肉厚が忠実に出されていること
はいうまでもない。
【0039】なお、図は概略図であるから、部品間の寸
法関係は必ずしも正確ではない。
【0040】鋳型4を製作するに際しては、定盤11の
外周に接する砂込用外枠14とその上に数段に積載でき
る砂込用外枠14を用意する。各段の外枠14は、2つ
割れ(図17に割れ目14gを示す)に形成され、止め
金具で一体に固定される。積み重ねられた前記砂込用外
枠14と定盤11とで形成される空間15内にあって、
定盤11の上面に突出する内側(中心軸)部分木型1a
で位置決めされたポンプインペラ用木型5を配置する。
【0041】軸部分1の周縁部分木型1bと翼型部分木
型19と仕切用薄板12は、木型5を配置した砂込用外
枠14内に鋳物砂を詰めたときに構成される鋳型を複数
のブロックに分割する仕切りとなっていることに注目さ
れたい。このために仕切用薄板12は、前述のように、
図示以外のところにも取り付けられ、これらの仕切用薄
板12の外縁は、外枠14や定盤11などに突き当って
いる。また、翼型部分木型19の外縁も外枠14に突き
当たっている。このようにしなければ、砂型を完全にブ
ロック化する仕切りにはならない。
【0042】前述の突き当たりを容易にするように積載
型外枠14の内面は、高さによってその内径が変えられ
ている。本実施例の場合、外枠14は3段で構成され、
下段の外枠14aの内面が下側の仕切用薄板の半径方向
外縁12b(図10)と接し、中段の外枠14bの内面
が仕切用薄板12の上縁12c及び翼型用部分木型19
の外縁19bと接し、上段の外枠14cの内面が上側の
仕切用薄板の外縁と接している(図3及び図10参
照)。また、軸部分1、翼型用部分木型19、下側仕切
板12が定盤11にも接している。
【0043】砂込めは、まず最下段の外枠14aを設置
したところで、自硬性鋳物砂を供給し、これを搗き固
め、順次外枠14b、14cを積み重ねつつ砂込用外枠
14内部に砂型4を構築する。
【0044】砂型4は、図示の場合、4つのブロックで
構成される。これは、定盤11と平行な面の断面図であ
る図3に示した如くであって、仕切用薄板12、外枠1
4、鋳物砂15、翼型用部分木型19、中心軸(位置決
め)部分木型1a、弧状周縁部分木型1b、の位置関係
が図示されている。わかりやすくするため、図3では、
多くの部材の画を省略し、かつ、4つのブロックの2つ
のみに鋳物砂15aを入れた状態を示す。鋳物砂15a
のブロックは隣のブロックの翼型部分木型19の下に潜
り込んでいる。翼型木型19は、図示の断面から曲面状
に伸びている。
【0045】鋳物砂を込め終えた時点で、外枠14と木
型5との取り外し作業に入る。取り外し作業は、まず、
砂ブロック17、定盤11、外枠14が一体になったま
ま、天地逆にひっくり返し、定盤11を外し、次いで、
2つ割れの外枠14a、14b、14cを順次両側へ外
す。各々の砂型ブロック17を半径方向外向きに横移動
させ、作業の進展に伴って複数に分割された砂型ブロッ
ク17を得る(図4参照)。
【0046】砂型ブロック17は横断面で見て実質的に
扇形に分割されているので、横方向外側へは引出しやす
い。なお、本実施例の構造では、軸部分1の上端部に固
定一体化される仕切用薄板12は、定盤11から翼型部
分木型19の最も遠い、あるいは高い個所に沿って固定
されることが、引き出し可能とする上で重要である。
【0047】この砂型ブロック17を引き抜くと、軸部
分(回転軸受け部分)の弧状周縁部分木型1bと、翼型
用部分木型19と、仕切用薄板12が砂型ブロック17
に一体にくっついて持ち出される。しかし、これが砂型
ブロックにくっついていなくても取り出しは容易であ
る。
【0048】その後、分割された状態になった前記の砂
型ブロック17を改めて組み立てる。図5に3つの砂型
ブロック17を組み立てた状態(残るブロックを仮想線
で示す)を示し、図6にインペラ用部分鋳型4を完成し
た状態を示す。翼型用部分木型19に対応する隙間19
a及び各ブロックの合わせ目12aが見える。図では見
えないが、組立台20の内側にあるブロック表面に翼型
部分の隙間19aが開口している。隙間19aの形状は
インペラに正確に対応している。また、仕切用薄板12
のあった部分の継目12aでは、砂型ブロックがぴった
り合わさっていた。
【0049】なお、図5及び図6に図示の部分鋳型4
は、図1の木型5に対し、天地逆の関係になっている。
この姿勢では、部分鋳型4は組立時に不安定なので、組
立台20に載置して組み立てる。もちろん、ブロック1
7の側面をストレートにすれば、この姿勢でも安定であ
る上、隙間19aが外側に開口しないようにできるが、
この場合には、翼型部分木型19の外縁19bに沿っ
て、ブロック17の側面に達するまで仕切用薄板がさら
に必要になる上、砂の量と重量を過大に増すことにな
る。
【0050】図7に、本発明の木型5によって作った部
分鋳型4を内蔵した鋳型を示す。この鋳型は、部分鋳型
4及びその外形に合った内面形状を有する上型30及び
下型32とで構成されている。すなわち、型枠40の中
に配置した上型30に中子35を設置し、これに凹部
(空間)10を合わせて、部分鋳型4を載置し、さらに
下型32を設置する。このようにして、前記部分砂型4
の凹部10には別途に製作された回転軸に置き換えられ
る部分としての中子35を配した状態で、部分鋳型4を
下型32、上型30と共に型枠40で締めつけ組み立
て、翼型機素に対応する隙間19aや回転軸受け部に対
応する空間への注湯作業に入った。なお、図7中、木型
5の軸部分1に対応する空所には、別中子34を埋めて
ある。
【0051】この場合、僅か一回の作業にて効率の良い
砂型採り作業を可能にしたばかりか、翼型用部分木型1
9を含み全体を現型で製作している関係から鋳造作業に
先だってその形状を可視的に調整出来るため、翼型用部
分木型19各部の厚さ、幅木のクリアランス、並びにこ
れらのバラツキを大幅に少なくすることを可能にした。
【0052】また、仕切用薄板12を翼型用部分木型1
9が描く曲面に倣って成型可能としたため、極めて精密
な形状に鋳型4を製作することが出来る。
【0053】その結果、最終的には寸法精度が高く、審
美性に優れた鋳物製品の製造を可能にした。
【0054】なお、部分鋳型4を図7と天地逆にして鋳
型を製造する場合もある。
【0055】図8〜図15に、図1と同様に作った木型
5の4分割部分木型を示す。ただし、図1では、中心軸
あるいは位置決め部分の部分木型を円錐状にしたが、本
実施例の場合は、円柱状にしたため、弧状周縁部分16
の内面が円筒面になっている。同様部分には、同一の参
照番号を付して説明を省略する。また、図13〜図15
において、外枠、部分木型及び仕切用薄板に合わさる面
は、各々木型の該当部分の参照番号にアンダーラインを
付して示す(2、b、9、4a、4b)。
【0056】図10において、砂込用外枠14との接触
関係を示す。すなわち、外枠14a、14bの内面は、
仕切用薄板12及び翼型部分木型19の外縁12b、1
2c、19bと接している。これは外枠14内の空間1
5を完全に仕切るためである。
【0057】図13において、仕切板12と翼型部分木
型19の外縁12b、12c、19b、12dが示さ
れ、これらが外枠14(図10参照)の内面に接してい
る。なお、これに応じて外枠14の内面は凸凹状や傾斜
状に形成されている。図示の場合、ブロック部分17a
よりブロック部分17b(大部分は翼型部分木型19に
隠れている)が小径になっていて、木型を除いてブロッ
ク17を組み立てた場合、翼型用部分木型19の外縁1
9bが露出することになる。
【0058】図16には、図5に仮想線で示した単一ブ
ロックに相当し、図5の矢印の方向から見た状態が示さ
れている。図16中、左側の面2、9には、左側の
部分木型12、19の表面が、右側の面2、9には
右側の部分木型12、19の裏面が合わさる。
【0059】図17は、本発明実施例の木型5を砂込め
用外枠14の内に設置したところを示す。翼の付け根部
分の局面(R面)16が、本発明では、現型のために正
確に鋳型に転写される。前記実施例では、上側の仕切用
薄板12を全て翼型部分木型19の頂部に設けたが、頂
部から下へずらしたところに翼面上に立てるように仕切
用薄板12のうちの1つを配置すれば、抜き取り作業を
容易にでき、また、軸部分1の合わせ目、言い換える
と、切断線1cを軸部分1の円錐面と翼型部分19との
境界に近接して且つそれに沿って設けると、抜き取り作
業を容易にできる。
【0060】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、回転軸受け部の中心軸を中心として製作される鋳物
を鋳造する場合に使用される鋳型を製作する際に利用さ
れる型にあって、型を現型としたため、鋳型の製作時に
は製品の肉厚・形状などを肉眼で容易に確認できる。
【0061】従って、インペラの翼型部分各部の厚さ、
各インペラ翼間のピッチ、幅木のクリアランス、並び
に、これらのバラツキを大幅に少なくすることを可能に
した。
【0062】また、インペラの翼型部分、具体的には表
裏の流表面が分割されずに済むため、翼吸込部分の入口
端に食い違い段差を生ずる事もないし、インペラの翼型
部分が描く曲面に倣って鋳型の成型を可能としたため、
極めて精密な形状に鋳型を製作することが出来た。
【0063】その結果、最終的には寸法精度が高く、審
美性に優れた鋳物製品の製造を可能にした。
【0064】本発明は、以上のようにして、製作しよう
とする製品を製作図面に忠実に、かつ効率良く製作する
ことを可能にし、さらに、型から製品への再現性が高い
鋳物製品を供給することをも可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例である木型の組立て状態である。
【図2】図1の木型の翼型部分を分解した状態の視図で
ある。
【図3】本発明実施例の木型を砂込用外枠内に設置し
て、仕切られた4つの空間のうち2つに鋳物砂を詰め込
んだ状態の横断面図である。
【図4】図3の砂込め用外枠内にてつき固められた砂型
ブロックが、木型から外されて、ばらばらに置かれた状
態を示す斜視図である。
【図5】図4の砂型ブロックを組み立てている状態を示
す。
【図6】図5の組立が組立台の上で完成した翼型用部分
鋳型を示す斜視図である。
【図7】図6の部分鋳型を内部に設置した鋳型の全体構
成を示す断面図である。
【図8】図1と同様にして形成した木型の1/4分割部
分木型を示す平面図である。
【図9】図8の部分木型の底面図である。
【図10】図8の部分木型のX方向から見た斜視図で、
砂込用外枠の部分断面図をも示す。
【図11】図8の部分木型のXI方向から見た側面図で
ある。
【図12】図8の部分木型のXII方向から見た側面図
である。
【図13】図8の部分木型のXIII方向から見た斜視
図で、砂型ブロック(仮想線)に組み合わさっていると
ころを示す。
【図14】図8の部分木型のXIV方向から見た斜視図
で、砂型ブロック(仮想線)に組み合わさっているとこ
ろを示す。
【図15】図12の部分木型を砂型ブロック(仮想線)
に合わせたところを示す側面図である。
【図16】砂型ブロックの一斜視図である。
【図17】本発明実施例の木型を砂込用外枠内に設置し
た状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 回転軸受け部(軸部分) 4 部分鋳型 5 木型 1a 割り型現型軸部木型の内側部分木型(中心軸ある
いは位置決め部分) 1b 割り型現型軸部木型の外側部分木型(弧状周縁部
分) 1c 合わせ目 10 凹部 11 定盤 12 仕切用薄板 12a 継目 13 翼入口先端 14、14a、14b、14c 砂込用外枠 14g 砂込用外枠2分割線 15 空間 15a 鋳物砂 16a 翼出口先端 16b 翼型付け根部分曲面(R面) 17 砂型ブロック 19 翼型部分(機素部分) 19a 翼型部分に対する鋳型内隙間(木型を取った後
の翼部空間) 20 組立台 30 上型の砂型 32 下型の砂型 34 別中子 40 鋳造枠

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部分と該軸部分から伸びる複数の翼型
    部分とから成る型において、前記軸部分を中心軸部分と
    その廻りの周縁部分とに分割し、周縁部分は前記複数の
    翼型部分の数に対応して弧状に分割され、各弧状周縁部
    分に各翼型部分が固定され、各翼型部分に仕切用薄板を
    取り付けて、前記弧状周縁部分と翼型部分と仕切用薄板
    からなる構成体が、該型により鋳型を成型したときに、
    該鋳型を分割する仕切りとなるようにしたことを特徴と
    する鋳型製造用の型。
  2. 【請求項2】 中心軸部分が位置決め手段となることを
    特徴とする請求項1に記載の鋳型製造用の型。
  3. 【請求項3】 翼型部分がポンプインペラの形になって
    いる請求項1または請求項2に記載の鋳型製造用の型。
  4. 【請求項4】 翼型部分の外縁が軸部分に対し螺旋状に
    なっていて、該螺旋状外縁の軸方向の少なくとも一端に
    仕切用薄板を設け、該仕切用薄板の外縁が翼型部分の外
    縁に連続するようにした請求項1に記載の鋳型製造用
    型。
  5. 【請求項5】 回転軸受け部から延びる機素を有する鋳
    物を鋳造するための鋳型を製作する際に利用される型に
    あって、回転軸受け部を構築する部分型が同心円もしく
    はこれに準じた形状にて内外に2分割された割り型であ
    り、外側の部分型は複数に分割されていると共に機素用
    部分型が一体に組み込まれ、さらに、回転軸受け部の内
    側の部分型が鋳型を製作する場合の定盤と一体にされて
    あり、外側の部分型に固定された機素用部分型の少なく
    とも一部には平面もしくは曲面の仕切用薄板が固着さ
    れ、前記内側部分型と機素用部分型と仕切用薄板とが、
    該鋳型を複数のブロックに分離することを特徴とする鋳
    型製造用の型。
  6. 【請求項6】 機素がポンプのインペラの形であること
    を特徴とする請求項5に記載の鋳型製造用の型。
  7. 【請求項7】 機素用部分型の外縁が回転軸受け部分の
    部分型に対し螺旋状になっていて、該螺旋状外縁の軸方
    向の少なくとも一端に仕切用薄板を設け、該仕切用薄板
    の外縁が機素用部分型の外縁と連続するようにした請求
    項5に記載の鋳型製造用の型。
  8. 【請求項8】 砂込用外枠と定盤とで形成される空間内
    にあって、定盤の上面に位置決め棒部材を直立させ、前
    記位置決め棒部材を包み込む形で、前記位置決め棒部材
    の外側面に合わさる軸片部分に機素部分を組み込んだ分
    割部分型を配し、平面もしくは曲面状態にある仕切板を
    用意し、機素部分の外縁と仕切板の外縁とのどちらかが
    必ず外枠の内面と接するように機素部分に仕切板を固着
    し、その後、前記空間の中に自硬性鋳物砂を供給し、こ
    れを搗き固めて砂型を構築し、前記軸片部分と機素部分
    と仕切板とが、鋳型枠内部を貫通分断する仕切りとな
    り、構築し終えた砂型が複数のブロックに分離され、外
    枠を外して砂型ブロックを内部より取り出し、該分割部
    分型と分離した後、前記砂型ブロックを改めて組み立
    て、該砂型の外形に合わせて別個形成された外型の中に
    はめ込み、適宜中子を配した状態で全体を組み立てるこ
    とを特徴とする鋳型の製造方法。
  9. 【請求項9】 機素部分がポンプインペラの形であるこ
    とを特徴とする請求項8に記載の鋳型の製造方法。
  10. 【請求項10】 砂込用外枠をその内面が機素部分の外
    縁と接するように形成する請求項8に記載の鋳型の製造
    方法。
  11. 【請求項11】 機素部分の外縁が砂込用外枠の内面と
    接し得ないところで、仕切板の外縁が砂込用外枠の内面
    と接するように仕切板を機素部分に取り付けるようにし
    た請求項10に記載の鋳型の製造方法。
  12. 【請求項12】 翼型部材を鋳造するための鋳型を作る
    ために砂込用外枠内にて位置決め部材のまわりに、翼型
    の数に分離されて配置される翼型部分型であって、該翼
    型部分型を境として前記鋳型をブロックに分割し、該ブ
    ロックを分離し得るように、前記砂込用外枠で囲まれた
    空間を前記位置決め部材と砂込用外枠の間で翼型部分型
    と共に仕切るための仕切板を翼型部分型から延在させた
    仕切板付き翼型部分型。
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