JPH0848849A - スチレン系樹脂組成物、シール層フィルム、シーラントフィルムおよび容器 - Google Patents
スチレン系樹脂組成物、シール層フィルム、シーラントフィルムおよび容器Info
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- JPH0848849A JPH0848849A JP30357194A JP30357194A JPH0848849A JP H0848849 A JPH0848849 A JP H0848849A JP 30357194 A JP30357194 A JP 30357194A JP 30357194 A JP30357194 A JP 30357194A JP H0848849 A JPH0848849 A JP H0848849A
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Abstract
開封性、耐油性、口残り性、耐寒性などがバランス良く
向上しており、もってシール材として好適なスチレン系
樹脂組成物を提供することを主な目的とする。 【構成】1.下記(A)成分〜(C)成分の合計100
重量部に対し下記(D)成分5〜40重量部を配合した
スチレン系樹脂組成物; (A)成分:軟質成分粒子の含有量が5〜25重量%で
あるゴム変性スチレン系樹脂 50〜80重量部 (B)成分:ポリオレフィン系樹脂 10〜45重量部 (C)成分:スチレン−イソプレンブロック共重合体ゴ
ムの水添物 3〜20重量部 (D)成分:スチレン−ブタジエンブロック共重合体ゴ
ム。 2.上記1のスチレン系樹脂組成物からなるシール層フ
ィルム。 3.上記2のフィルムをシール層とするシーラントフィ
ルム。 4.上記3のシーラントフィルムを蓋材とする容器。
Description
物、該スチレン系樹脂組成物からなるシール層フィル
ム、該フィルムをシール層とするシーラントフィルムお
よび該シーラントフィルムを蓋材とする容器に関する。
などを収容する容器は、容器本体と蓋材とにより構成さ
れている。容器本体としては、ポリスチレン系樹脂が広
く用いられており、該本体部に収容すべき製品を充填し
た後、ヒートシール性を有する蓋材を熱融着して、密封
を行っている。この様な容器本体−蓋材の組み合わせに
おいて、蓋材に求められる条件は、低い温度で容器本体
をシールできること(低温ヒートシール性を備えている
こと)、シール強度が高いこと、密封性に優れているこ
と、易開封性に優れていること(内容物の使用時に蓋を
容器本体から容易に剥がすことができて、スリップステ
ィック現象が生じないこと;ここにスリップスティック
現象とは、蓋を容器本体から剥離開蓋していく過程で、
最初はスムースに抵抗なく剥がれて行くが、次第に抵抗
が生じてスムースな剥離が出来なくなり、剥離が断続的
に行われる現象を言う)、耐油性に優れていること、口
残り性がないこと(ヒートシールにより密封された容器
を開封する際に、容器本体の開口部周縁フランジ部に蓋
材のシール層が残存しないこと)、耐寒性に優れている
こと(容器を低温で保持する際にシール強度などが低下
しないこと)などが挙げられる。
オレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系
樹脂、ポリエステル系樹脂などの単独層またはこの様な
材料からなる多層フィルムを基材とし、該基材にヒート
シール性を有する樹脂フィルムであるシール材を積層し
てシーラントフィルムを構成し、この様なシーラントフ
ィルムを所定の形状に加工することにより、得られてい
る。
性ポリエステル樹脂およびスチレン−ブタジエンブロッ
ク共重合体ゴムからなるシール材を開示している。ヨー
ロッパ特許215333号公報は、ゴム変性ポリスチレ
ン樹脂、スチレン−ブタジエンブロック共重合ゴムおよ
びポリオレフィン樹脂からなるシール材を開示してい
る。しかしながら、これらのシール材は、低温ヒートシ
ール性、シール強度、密封性、易開封性および耐油性を
バランス良く改善するという観点から見ると、到底満足
すべきものとは言えない。
温ヒートシール性、シール強度、密封性、易開封性、耐
油性、口残り性、耐寒性などがバランス良く向上してお
り、もってシール材として好適なスチレン系樹脂組成物
を提供することを主な目的とする。本発明は、さらに、
該スチレン系樹脂組成物からなるシール層フィルム、該
フィルムをシール層とするシーラントフィルムおよび該
シーラントフィルムを蓋材として使用する容器を提供す
ることをも、目的とする。
な技術の現状に鑑みて鋭意研究を進めた結果、特定の組
成を有するスチレン系樹脂組成物がシール材として総合
的に優れた性能を発揮することを見出し、本発明を完成
するに至った。
脂組成物およびこれを利用する各発明を提供するもので
ある: 1.下記(A)成分〜(C)成分の合計100重量部に
対し下記(D)成分5〜40重量部を配合したスチレン
系樹脂組成物; (A)成分:軟質成分粒子の含有量が5〜25重量%で
あるゴム変性スチレン系樹脂 50〜80重量部 (B)成分:ポリオレフィン系樹脂 10〜45重量部 (C)成分:スチレン−イソプレンブロック共重合体ゴ
ムの水添物 3〜20重量部 (D)成分:スチレン−ブタジエンブロック共重合体ゴ
ム。
物からなるシール層フィルム。
に記載のシール層フィルム。
シール層とするシーラントフィルム。
さ6〜25μmの合成樹脂フィルムを積層し、他面に上
記項2または3に記載のシール層フィルムを積層してな
るシーラントフィルム。
固形分換算で塗布量0.5〜2.0g/m2の合成樹脂
塗布層を設け、他面に上記項2または3に記載のシール
層フィルムを積層してなるシーラントフィルム。
上記項4〜6のいずれかに記載のシーラントフィルムか
らなる蓋材とにより構成される容器。
(以下単に本願第1発明ということがある)、シール層
フィルム(以下単に本願第2発明ということがある)、
シーラントフィルム(以下単に本願第3発明ということ
がある)および容器(以下単に本願第4発明ということ
がある)について、それぞれ詳細に説明する。
(A)成分〜(C)成分の合計100重量部に対し下記
(D)成分5〜40重量部を配合したものである。
量%含有するゴム変性スチレン系樹脂である。ここにい
うゴム変性スチレン系樹脂とは、スチレン系重合体とゴ
ム状重合体とからなり、マトリックスを形成するスチレ
ン系重合体中にゴム状重合体からなる軟質成分粒子(以
下単に軟質成分粒子ということがある)が分散して存在
している。この様なゴム変性スチレン系樹脂は、いわゆ
る耐衝撃性ポリスチレン(High Impact Polystyrene:HI
PS)として知られている。
量体としては、スチレンが最も一般的であるが、o−メ
チルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ンなどのアルキル置換スチレン類も使用できる。
体、スチレン−ブタジエン重合体、イソプレン重合体、
スチレン−イソプレン重合体などを用いることができ
る。ブタジエン重合体としては、シス含量の高いいわゆ
る「ハイシスポリブタジエン」、シス含量が35%程度
のいわゆる「ミドルシスポリブタジエン」のいずれをも
用いることができる。これらのゴム状重合体は、それぞ
れ単独で用いても良く、或いは2種以上を併用しても良
い。併用の代表的な例として、ブタジエン重合体とスチ
レン−ブタジエン重合体との併用を挙げることができ
る。
れる軟質成分粒子の含有量は、通常(A)成分重量の5
〜25%程度であり、より好ましくは10〜20%程度
である。軟質成分粒子の含有量が過小である場合には、
シール温度が高くなるのに対し、過剰である場合には、
シール強度が低くなる。
成分粒子の含有量は、次の方法により測定される。すな
わち、試料である(A)成分約0.5gを精秤採取し
(重量:W1)、この試料を室温(23℃程度)におい
てメチルエチルケトン−メタノール混合溶媒(体積比で
メチルエチルケトン:メタノール=10:1)50ml
に溶解させる。次いで、溶液中の不溶分を遠心分離およ
びデカンテーションにより単離し、乾燥してその重量
(W2)を測定する。軟質成分の含有量は、W2/W1×
100重量%として算出される。
チレン系重合体のみからなる単一の連続相である核部分
と該核部分を内包(occlude オクルード)するゴム状重
合体からなる殻部分により構成されたいわゆる単一オク
ルージョン構造(コア/シェル構造またはカプセル構造
ともいう)を有するもの、およびゴム状重合体からなる
連続相中に複数のスチレン系重合体の小粒子が分散して
存在するいわゆるサラミ構造のものなどのいずれをも使
用することができる。(A)成分としては、所定の要件
を満たす市販品を使用することも当然可能である。
オレフィン系樹脂である。ポリオレフィン系樹脂として
は、エチレン単独重合体、エチレン−α−オレフィン共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、プロピレン単
独重合体、ブロックまたはランダムポリプロピレン或い
はこれらの混合物などが挙げられる。
レン−イソプレンブロック共重合体ゴムの水添物であ
る。
は、通常40/60〜80/20(重量比)である。ス
チレンの割合が過小或いは過剰である場合には、他成分
との相溶性が悪く、蓋材としてのシール強度に劣ること
がある。
ンブロック共重合体を水素添加(水添)したものであ
り、イソプレンブロック部分の二重結合の70%以上が
水添されたものが好ましく、90%以上が水添されたも
のがさらに好ましい。水添率が低すぎる場合には、やは
り他成分との相溶性が悪く、蓋材としてのシール強度に
劣ることがある。(C)成分としても、所定の要件を満
たす市販品を使用することができる。
成分〜(C)成分の合計を100重量%(以下単に%と
する)として、(A)成分50〜80%、より好ましく
は60〜80%であり、(B)成分10〜45%、より
好ましくは20〜35%であり、(C)成分3〜10
%、より好ましくは5〜10%である。
してのシール強度及び密封性に劣るのに対し、過剰であ
る場合には、高いシール温度が必要となり、且つ蓋の易
開封性に劣る。(B)成分が過小である場合には、易開
封性及び密封性に劣るのに対し、過剰である場合には、
シール強度及び密封性に劣る。(C)成分が過小である
場合には、シール強度及び密封性に劣るのに対し、過剰
である場合には、シール強度及び密封性に劣り、且つコ
ストの上昇を招く。
(D)成分は、スチレン−ブタジエンブロック共重合体
ゴムである。このスチレン−ブタジエンブロック共重合
体中のスチレンとブタジエンとの割合は、通常20/8
0〜30/70(重量比)である。スチレンの割合が過
小である場合には、蓋材としてのシール強度に劣ること
があり、一方、過剰である場合には、シール温度が高く
なり、且つ易開封性に劣ることがある。
成分の配合量は、上記(A)成分〜(C)成分の合計1
00重量部に対し、5〜40重量部、好ましくは10〜
30重量部である。(D)成分の配合量が過剰である場
合には、蓋材としてのシール強度及び密封性に劣り、一
方、過小である場合には、高いシール温度が必要とな
る。
は、特に限定されるものではないが、例えば、(A)成
分〜(C)成分および(D)成分に、必要に応じて公知
の安定剤、可塑剤、着色剤などの添加物を加え、単軸押
出機、二軸押出機などの溶融混練機を用いて溶融混練
し、必要ならば、ペレット化すればよい。
ール特性に特に優れているので、蓋材などのシール層乃
至シール材料として好適である。また、その優れた特性
を利用して、その他の用途にも使用することが出来るこ
とは言うまでもない。
ト状のスチレン系樹脂組成物を常法に従って押出成形、
プレス成形などに供することにより、本発明のシール層
フィルムを得ることが出来る。或いは、本願第1発明で
使用する(A)成分〜(D)成分をドライブレンドし、
常法に従って押出成形することによりシール層フィルム
を形成しても良い。シール層フィルムの厚さは、通常2
0〜50μm程度であり、好ましくは20〜40μm程
度であり、特に好ましくは30〜40μm程度である。
シーラントフィルムは、公知の押出法、ラミネート法な
どにより基材上に該スチレン系樹脂組成物を積層するこ
とにより製造することが出来る。或いは、本願第1発明
で使用する(A)成分〜(D)成分をドライブレンド
し、常法の押出法、ラミネート法などにより基材上に積
層することにより、シーラントフィルムを得ることもで
きる。基材としては、金属箔(アルミニウム箔、鉄箔、
スチール箔、錫箔など)、ポリオレフィン系樹脂フィル
ム、ポリスチレン系樹脂フィルム、ポリアミド系樹脂フ
ィルム、ポリエステル系樹脂フィルムなどの単層または
多層フィルムが使用できる。
シーラントフィルムの一例として、厚さ6〜50μm程
度(好ましくは20〜40μm程度、特に好ましくは2
5〜35μm程度)の基材の片面に厚さ6〜25μm程
度(好ましくは12〜20μm程度、特に好ましくは1
2〜16μm程度)の合成樹脂フィルム(ポリエステル
系樹脂フィルム、ポリエチレン系樹脂フィルム、ポリス
チレン系樹脂フィルム、ポリアミド系樹脂フィルム、メ
チルペンテン系樹脂フィルム、ポリプロピレン系樹脂フ
ィルム、ポリカーボネート系樹脂フィルム、ポリアクリ
ロニトリル系樹脂フィルム、エチレン−ビニルアセテー
ト共重合樹脂フィルムなどの少なくとも1種)を積層
し、他の面に上記のシール層フィルムを積層したものが
挙げられる(以下これをシーラントフィルムAとい
う)。
厚さが過大となると、コストが高くなるのみならず、柔
軟性が低下する(いわゆる腰が増大する)ので、蓋を開
封する際に反発力が生じて、容器の易開封性が低下す
る。一方、金属箔の厚さが過小となる場合には、ピンホ
ールが多くなり、湿気、酸素などに対するバリア性が不
十分となるので、容器に収容された食品などの良好な保
存性が確保できなくなる。また、積層するポリエステル
系樹脂などの合成樹脂フィルムの厚さが過大となる場合
には、コストの増大及び易開封性の低下という問題が生
じるのに対し、過小となる場合には、印刷時にフィルム
に加えられる張力によりフィルムが延びるため、印刷ピ
ッチの管理が困難となる。さらに、シール層フィルムの
厚さが過大となる場合には、やはりコストの増大及び易
開封性の低下という問題を生じる。一方、シール層フィ
ルムの厚さが過小となる場合には、蓋材として容器のヒ
ートシールを行う際に、容器本体のフランジ部分の凹凸
を十分に埋めることが出来ず、容器収容物の汚染および
洩れを生ずるおそれがある。また、シール層が薄すぎる
場合には、ピンホールが多くなり、バリアー性が低下す
るので、内容物が金属箔と接触してこれを腐食させる危
険性がある。
ルムの他の一例として、通常厚さ9〜100μm程度
(好ましくは20〜70μm程度、より好ましくは30
〜50μm程度、特に好ましくは40〜50μm程度)
の基材の片面に固形分換算で塗布量0.5〜2.0g/
cm2程度(好ましくは1.0〜2.0g/cm2程度、
より好ましくは1.0〜1.5g/cm2程度)の合成
樹脂塗布層を設け、他の面に上記のシール層フィルムを
積層したものが挙げられる。塗布層を形成する合成樹脂
としては、硝化綿系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール
系樹脂、エポキシ−フェノール系樹脂、ポリエステル−
メラミン系樹脂、エポキシ−メラミン系樹脂、ポリアク
リレート系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル−塩化
ビニル−酢酸ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂などが例
示される(以下これをシーラントフィルムBという)。
厚さが過大となると、コストが高くなるのみならず、柔
軟性が低下する(腰が増大する)ので、蓋を開封する際
に反発力が生じて、容器の易開封性が低下する。一方、
金属箔の厚さが過小となる場合には、ピンホールが多く
なり、湿気、酸素などに対するバリア性が不十分となる
ので、容器に収容された食品などの良好な保存性が確保
できなくなる。また、合成樹脂の塗布量が過剰となる場
合には、コスト高となるのみならず、希釈剤として使用
した溶剤が塗膜乾燥後にも残留するので、衛生上の問題
を生じやすく、金属箔の光沢を低下させ、金属箔上の印
刷の美麗さを損なったりもする。一方、合成樹脂の塗布
量が過小となる場合には、耐磨耗性が劣り、基材として
の金属箔の保護機能を発揮できなくなる。
は、必要に応じて公知の印刷層、接着剤層などを設ける
ことが出来る。
器は、公知の容器本体に常法に従って内容物を収容した
後、蓋材を熱融着させることにより、製造できる。容器
本体の材質としては、ポリスチレン系樹脂、ポリスチレ
ン系樹脂を50重量%以上含む複合材などが例示され
る。
に限定されるものではないが、通常150〜230℃程
度である。
ール層とするシーラントフィルムは、低温ヒートシール
性、シール強度、密封性、易開封性、耐油性、口残り
性、耐寒性などに優れているので、食品、薬品、化粧品
などの密封容器の蓋材として極めて有用である。
びシーラントフィルムは、コイル状に巻き取った場合
に、耐ブロッキング性にも優れている。
特徴とするところをより一層明確にする。
洋精機製作所製、型式2S25)を用いて220℃の温
度で溶融混練し、ペレットを得た。このペレットを用い
て220℃でプレス成形し、厚さ100μmの試料フィ
ルムを得た後、下記の方法により、各試料フィルムの
(1)ヒートシール性および(2)耐油性を評価した。
(住友化学工業(株)製、スミブライトM583)に対
し、2kg/cm2の圧力で3秒間ヒートシールを行っ
た。この際、ヒートシール温度を変えて、各温度でのヒ
ートシール強度を測定した。ヒートシール強度の測定
は、JIS K 6854に準拠して、剥離角度180
°(フィルムを180°に折り曲げる)とし、剥離速度
を300m/分として行った。この基礎的なヒートシー
ル性試験において、シール強度が300g/25mm未
満の場合には、実用上の密封性に劣り、一方シール強度
が1000g/25mmを上回る場合には、易開封性に
劣る。すなわち、出来るだけ低いシール温度で300〜
1000g/25mmのシール強度を得る必要がある。
抜き、四つ折りした後、円錐形に広げ、ビーカーに立て
たロートにセットした。これに椰子油3ccを注ぎ、ビ
ーカーをロートとともに100℃の恒温室に入れ、1時
間放置し、円錐形試料の先端からの油洩れの有無を観察
した。同様のテストを3回繰り返し、一度も油漏れを生
じなかった場合を「○」とし、一度でも油漏れを生じた
場合を「×」として表記した。
は、以下の通りである。
重量%であるゴム変性スチレン系樹脂(住友化学工業
(株)製、スミブライトM583;スチレン系単量体=
スチレン;ゴム状重合体=ブタジエン重合体;軟質成分
粒子の構造=サラミ構造) (B)成分:低密度ポリエチレン(住友化学工業(株)
製、スミカセンG401;メルトフローレート=4g/
10分;密度=0.925) (C)成分:スチレン−イソプレンブロック共重合体
(クラレ社製、セプトン2104;水添前のスチレンと
イソプレンの割合(重量比)=65/35;イソプレン
ブロック部分の二重結合の水添率=97%以上) (D)成分:スチレン−ブタジエンブロック共重合体ゴ
ム(旭化成株式会社製、タフプレンA;スチレンとブタ
ジエンの割合(重量比)=40/60) (A)成分〜(C)成分の量:(A)成分〜(C)成分
の合計重量を基準とする各成分の重量%である。
の合計量100重量部に対する(D)成分の重量部 表1に示す結果から明らかな様に、本発明による実施例
1の試料フィルムは、低温で良好なシール強度を示して
おり、且つ耐油性にも優れている。これに対し、(D)
成分を含まない比較例1のフィルムは、耐油性には優れ
ているものの、良好なシール強度を得るために140℃
以上という高温でのヒートシールを必要としている。
(D)成分を過剰に含む比較例2のフィルムは、やはり
耐油性には優れているものの、シール強度が不十分であ
り、十分な密封性が得られないことを示している。
(B)成分および(C)成分を含まない比較例3のフィ
ルムは、150℃と160℃とではシール強度が著しく
変化していることから明らかな様に、最適シール強度を
得るための温度制御が困難であり、またシール温度が高
くなると、易開封性が急激に低下し、且つ耐油性が低
い。(C)成分を含まない比較例4のフィルムは、シー
ル温度にかかわりなくシール強度が低く、且つ耐油性に
劣ている。
使用して、インフレーションタイプの製膜機により、厚
さ35μmのシール層フィルムを製造した後、厚さ20
μmのポリエステルフィルム(東洋紡績株式会社製、品
番E5100)とドライラミネーションにより貼りあわ
せ、蓋材を作製した。次いで、以下の要領で蓋材として
のヒートシール特性を判定した。
た後、厚さ300μmのHIPSシート(旭化成株式会
社製)と所定の温度でヒートシールし、これを常温で剥
離試験に供して、ヒートシール強度を測定した。ヒート
シール条件および試験条件ならびに試験結果の判定基準
は、以下の通りである。
0℃ 圧力:3kg/cm2 時間:1秒 試験条件 試料幅:15mm 剥離方法:T剥離 剥離速度:100mm/分 判定基準 合格範囲:650〜1700kg/15mm 好ましい範囲:800〜1600kg/15mm より好ましい範囲:1000〜1550kg/15mm 結果を表2に示す。
トシールし、試験片を−30℃で1週間放置した後、常
温で剥離試験に供した。
(内径66mm、外径77mm、有効接着面積1235
mm2)に上記で得られた蓋材をヒートシール(温度2
10℃、圧力3kg/cm2、時間1秒間)した後、蓋
を手で一定の力で45度方向に剥離し、剥離状況を肉眼
で観察した。
した後、同様にして剥離し、容器本体のフランジ部に蓋
材が残存するか否かを観察した。
り、40℃で24時間放置した後、コイルを巻き戻した
際の抵抗(接触面の付着の程度)を下記の基準で判定し
た。
て、インフレーションタイプの製膜機により、厚さ35
μmのシール層フィルムを製造した後、厚さ20μmの
ポリエステルフィルム(東洋紡績株式会社製、品番E5
100)とドライラミネーションにより貼りあわせ、4
種の蓋材を作製した。得られた蓋材について、実施例2
と同様にしてシートヒール強度などの各種特性を調べた
結果を表2〜表6に併せて示す。
同様の組成を有するスチレン系樹脂組成物からなる厚さ
35μmのシート層フィルムをドライラミネーション法
により積層し、印刷層を設けた厚さ16μmのポリエス
テル系樹脂からなる保護フィルムをアルミニウム箔の他
の片面にドライラミネーション法により積層して、蓋材
を作製した。
して各種の特性を調べた結果を表2〜表6に併せて示
す。
同様の組成を有するスチレン系樹脂組成物からなる厚さ
35μmのシート層フィルムをドライラミネーション法
により積層し、アルミニウム箔の他の片面に固形分換算
で1g/m2の塗布厚さでエポキシ系樹脂の保護コーテ
ィング層を設けた蓋材を作製した。
して各種の特性を調べた結果を表2〜表6に併せて示
す。
35μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂フィルム
(東ソー株式会社製、品番メルセン−サーモフィルム0
30、酢酸ビニル含有量20重量%)を使用して、低密
度ポリエチレンによりアルミニウム箔に対し押出貼合わ
せて、蓋材を作製した。
して各種の特性を調べた結果を表2〜表6に併せて示
す。
30μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂フィルム
(タマポリ株式会社製、品番SB3)を使用して、アル
ミニウム箔に対しドライラミネーション法により貼合わ
せて、蓋材を作製した。
して各種の特性を調べた結果を表2〜表6に併せて示
す。これらの各表は、それぞれ以下の特性を示す。
発明による蓋材は、低温ヒートシール性、シール強度、
易開封性、耐油性、耐ブロッキング性などの諸特性にお
いて、総合的に優れていることが明らかである。
Claims (7)
- 【請求項1】下記(A)成分〜(C)成分の合計100
重量部に対し下記(D)成分5〜40重量部を配合した
スチレン系樹脂組成物; (A)成分:軟質成分粒子の含有量が5〜25重量%で
あるゴム変性スチレン系樹脂 50〜80重量部 (B)成分:ポリオレフィン系樹脂 10〜45重量部 (C)成分:スチレン−イソプレンブロック共重合体ゴ
ムの水添物 3〜20重量部 (D)成分:スチレン−ブタジエンブロック共重合体ゴ
ム。 - 【請求項2】請求項1に記載のスチレン系樹脂組成物か
らなるシール層フィルム。 - 【請求項3】厚さが20〜50μmである請求項2に記
載のシール層フィルム。 - 【請求項4】請求項2または3に記載のフィルムをシー
ル層とするシーラントフィルム。 - 【請求項5】厚さ6〜50μmの金属箔の片面に厚さ6
〜25μmの合成樹脂フィルムを積層し、他面に請求項
2または3に記載のシール層フィルムを積層してなるシ
ーラントフィルム。 - 【請求項6】厚さ9〜100μmの金属箔の片面に固形
分換算で塗布量0.5〜2.0g/m2の合成樹脂塗布
層を設け、他面に請求項2または3に記載のシール層フ
ィルムを積層してなるシーラントフィルム。 - 【請求項7】ポリスチレン系樹脂からなる本体部と請求
項4〜6のいずれかに記載のシーラントフィルムからな
る蓋材とにより構成される容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30357194A JP3362209B2 (ja) | 1994-06-03 | 1994-12-07 | スチレン系樹脂組成物、シール層フィルム、シーラントフィルムおよび容器 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12240394 | 1994-06-03 | ||
| JP6-122403 | 1994-06-03 | ||
| JP30357194A JP3362209B2 (ja) | 1994-06-03 | 1994-12-07 | スチレン系樹脂組成物、シール層フィルム、シーラントフィルムおよび容器 |
Publications (2)
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