JPH0849268A - 水栓のハンドル取付構造 - Google Patents

水栓のハンドル取付構造

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JPH0849268A
JPH0849268A JP18586694A JP18586694A JPH0849268A JP H0849268 A JPH0849268 A JP H0849268A JP 18586694 A JP18586694 A JP 18586694A JP 18586694 A JP18586694 A JP 18586694A JP H0849268 A JPH0849268 A JP H0849268A
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JP
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spindle
faucet
handle
valve
range
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JP18586694A
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English (en)
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Tatsumi Hamanaka
龍美 濱中
Tadahiro Honda
忠洋 本田
Mitsuyoshi Seki
充良 関
Satokazu Kawabata
学利 川幡
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工時、温度調節ハンドル又は流量調節ハン
ドルのみ組付ければよく、安全性に優れた水栓のハンド
ル取付構造に関する。 【構成】 吐出水の温度を調節する温度調節ハンドル若
しくは吐出流量を調節する流量調節ハンドルを、設置面
に直立状態で設置する水栓において、スピンドルケース
の上部を設置面に取りつけるとともに、その下部を設置
面の下方に伸延し、同伸延部にバルブ本体を連結し、か
つ、スピンドルケース内に同心円的にスピンドルを配設
し、スピンドルの上端に温度調節ハンドル若しくは流量
調節ハンドルに抜き差し自在に連結するとともに、同ス
ピンドルの下端をバルブ操作軸と抜き差し自在に連結
し、さらに、スピンドルの回転範囲を規制して温度調節
範囲若しくは流量調節範囲を規制する調節範囲規制スト
ッパーを、スピンドルケースの下端部に設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、施工時、温度調節ハン
ドル又は流量調節ハンドルのみ組付ければよく、安全性
に優れた水栓のハンドル取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平3-32659号に記載されてい
るように、設置面に対して温度調節ハンドルや流量調節
ハンドルが直立状態に設置されている水栓においては、
これらのハンドルの回転規制を行う際は、設置面側から
施工者がスピンドルケースに設けられた印を参考にしな
がら、回転規制ストッパーとハンドルとを取りつけてい
た。
【0003】また、ハンドル側に設けられた温度表示若
しくは流量表示と、実際に吐水する温度若しくは流量を
参考にしながら、ハンドルを固定位置に補正していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の水栓のハンドル構造では、施工者が、何らかの原因
(例えば、給湯器の設定温度が変わっていた場合等)
で、間違った回転位置にストッパーを取りつけた場合、
本来回らない高温側にハンドルが回るため、高温の水が
吐出し、使用者に危険であった。特に、自動水栓におい
ては、自動的に水が吐出するため、使用者は瞬間的に高
温の水を手に浴びてしまい、火傷するおそれがあった。
【0005】本発明は、上記した課題を解決することが
できる水栓のハンドル取付構造を提供することを目的と
する。
【0006】
【発明が解決するための手段】本発明は、吐出水の温度
を調節する温度調節ハンドル若しくは吐出流量を調節す
る流量調節ハンドルを、設置面に直立状態で設置する水
栓において、スピンドルケースの上部を設置面に取りつ
けるとともに、その下部を設置面の下方に伸延し、同伸
延部にバルブ本体を連結し、かつ、スピンドルケース内
に同心円的にスピンドルを配設し、スピンドルの上端に
温度調節ハンドル若しくは流量調節ハンドルに抜き差し
自在に連結するとともに、同スピンドルの下端をバルブ
操作軸と抜き差し自在に連結し、さらに、スピンドルの
回転範囲を規制して温度調節範囲若しくは流量調節範囲
を規制する調節範囲規制ストッパーを、スピンドルケー
スの下端部に設けたことを特徴とする水栓のハンドル取
付構造に係るものである。
【0007】本発明は、また、上記構成において、調節
範囲規制ストッパーを、スピンドルケースの下方伸延部
とバルブ本体との連結部に配設したこと、調節範囲規制
ストッパーの上面に、一部を切欠したC字状の温度調節
若しくは流量調節範囲規制リングを設けるとともに、ス
ピンドルの下端に、同切欠部内で相対回転可能な規制リ
ング当接片を突設したこと、及び、スピンドルの下端
に、一部を切欠したC字状の温度調節若しくは流量調節
範囲規制リングを設けるとともに、調節範囲規制ストッ
パーの上面に、同切欠部内で相対回転可能な規制リング
当接片を突設したことにも構成上の特徴を有するもので
ある。
【0008】
【実施例】以下、添付図に示す実施例を参照して本発明
を具体的に説明する。
【0009】(実施例1)本実施例は、図1及び図3に示
すように、本発明に係るハンドル構造Hを、手感知セン
サSを具備して、手の挙動を感知して自動的に吐水・止
水を行うことのできる自動水栓Aに適用した場合であ
る。しかし、本発明は、何ら、かかる自動水栓Aに限定
されるものではない。
【0010】まず、本発明にかかるハンドル構造Hを適
用した自動水栓Aの全体構成について、図1〜図3を参
照して説明する。
【0011】即ち、図1及び図2に示すように、本実施
例に係る自動水栓Aは、洗面器Bの洗面ボウル30の奥部
に形成した水栓取付面30a に取付けた水栓部A1と、洗面
器Bの下方に配設し、かつ、同水栓部A1に、樹脂製チュ
ーブ (塩化ビニル管等) の可撓性チューブからなる混合
湯水供給管5を介して混合湯水を供給する自動水栓制御
ボックスCと、洗面器Bの下方に、自動水栓制御ボック
スCとは別体に配設したサーモスタット式ミキシングバ
ルブVとからなる。
【0012】そして、水栓部A1は、水栓取付面30a 上に
前傾状態に設置した水栓本体1と、同水栓本体1の前面
上部に基端を突設した吐水管3と、同前面であって、吐
水管3の下方をなす個所に設けた手感知センサSとから
なる。
【0013】一方、自動水栓制御ボックスCは、その内
部に、一体成形配管72と、同一体成形管72に取り付けた
電磁開閉弁V1と、制御装置F (図9参照) 等とを収納し
ている。
【0014】サーモスタット式ミキシングバルブVは、
図3に示すように、実質的に水栓取付面30a の裏面に取
付けられており、温度調整ハンドル42が水栓取付面30a
上に設置されている。
【0015】次に配管構成について説明すると、図1及
び図3に示すように、サーモスタット式ミキシングバル
ブVの湯流入口22と水流入口23とには、それぞれ、上流
端を給湯源と給水源に連通連結した給湯配管7と給水配
管8の他端が連通連結されている。
【0016】一方、サーモスタット式ミキシングバルブ
Vの混合湯水流出口70は、混合湯水供給管21を介して自
動水栓制御ボックスC内に配設した一体成形配管72の流
入開口に接続されている。
【0017】かかる構成によって、使用者が洗面ボウル
30内に手を差し出すと、手感知センサSが作動して出力
信号を出し、同出力信号に基づいて、制御装置Fが電磁
開閉弁V1を開状態にする。従って、サーモスタット式ミ
キシングバルブVによって適温に温度調整された混合湯
水が、混合湯水供給管5及び水栓本体1を介して、吐水
管3より洗面ボウル30内に吐出されることになり、この
吐出水によって、手を自動的に洗浄することができる。
【0018】本発明は、上記した構成を有する自動水栓
Aにおいて、サーモスタット式ミキシングバルブVのハ
ンドル構造Hに特徴を有する。
【0019】図3及び図4を参照して、まず、サーモス
タット式ミキシングバルブVの水栓取付面30a への取付
構造について説明する。
【0020】水栓取付面30a を上面に形成する水栓取付
壁30b に設けた取付開口31内には、筒状のスピンドルケ
ース32が配設されており、同スピンドルケース32は、そ
の外周面に、全長にわたって雄ねじ面32a を形成すると
ともに、その上下端部を、それぞれ、水栓取付壁30b の
上下面に形成した水栓取付面30a と水栓緊締面30c より
上下方向に突出している。
【0021】そして、水栓取付面30a より上方に突出す
る上端部には、パッキン34を介して環状台座33を螺着す
るとともに、水栓緊締面30c より下方に突出する下端部
には、パッキン36を介して緊締ナット35を螺着してい
る。
【0022】また、環状台座33の外周面には雄ねじ面33
a が形成されており、同雄ねじ面33a には、同様に水栓
取付面30a に配置した袋状ナット37の内周面に設けた雌
ねじ面が螺合している。
【0023】従って、袋状ナット37を回転することによ
って、環状台座33と緊締ナット35との間で水栓取付壁30
b を強力に挟み込み、水栓取付面30a にスピンドルケー
ス32を強固に取付けることができる。
【0024】スピンドルケース32は、さらに、その下端
部を下方に伸延して拡径下端部32cを設けており、同拡
径下端部32c に、サーモスタット式ミキシングバルブV
のバルブ本体38の上端に設けた筒状取付部38a が、連結
用ユニオン39によって取付けられることになる。
【0025】即ち、連結用ユニオン39は、その内周面の
上下部に、それぞれ、上下部雌ねじ面39a,39b を形成し
ている。そして、この上部雌ねじ面39a に、スピンドル
ケース32の拡径下端部32c の外周面に設けた雄ねじ面を
螺合するとともに、下部雌ねじ面39b にサーモスタット
式ミキシングバルブVのバルブ本体38の筒状取付部38a
を螺合することによって、サーモスタット式ミキシング
バルブVを水栓取付面30a の下部に固定状態に支持する
ことができる。
【0026】次に、上記したスピンドルケース32内に回
転自在に配設した長尺のスピンドル40について説明する
と、図4に示すように、スピンドル40は、上部スピンド
ル軸40a と、同上部スピンドル軸40a を同軸的に一体を
なす下部筒状部40b とからなる。
【0027】そして、上部スピンドル軸40a は、その上
端をスピンドルケース32の上端面より上方に突出すると
ともに縮径しており、同縮径突出部41の外周面にスプラ
イン41a を形成するとともに、その内部に、ハンドル取
付用雌ねじ面41b を形成している。
【0028】一方、上部スピンドル軸40a の上方には、
温度調節ハンドル42が配設されており、同ハンドル42
は、上面に温度調節範囲表示板Pを貼着した蓋板42a
と、周縁ハンドル操作部42b と、中央連結部42c とを具
備しており、中央連結部42c は、その内周面に、上部ス
ピンドル軸40a のスプライン41a と嵌合するスプライン
42d を設けている。
【0029】また、蓋板42a の中央部に貫通孔42e を設
けている。
【0030】従って、温度調節用ハンドル42のスプライ
ン42d を上部スピンドル軸40a のスプライン41a に嵌合
するとともに、ハンドル取付ボルト42f を貫通孔42e に
挿通した後、上部スピンドル軸40a のハンドル取付用雌
ねじ面41b に螺合することによって、温度調節ハンドル
42をスピンドル40に固着連結することができる。
【0031】一方、上部スピンドル軸40a の縮径突出部
41の基部には、スピンドル取付板43が、スピンドル軸40
a の上方段部40d と、縮径突出部41に嵌入したリテイナ
ー48によって挟持された状態で取付けられている。
【0032】同スピンドル取付板43は、止めボルト43a
によって、スピンドルケース32の上部端板32a に着脱自
在に連結されている。
【0033】また、スピンドル40の下部筒状部40b は、
その内側上部端面にスプライン嵌合孔44を形成してお
り、スプライン嵌合孔44には、サーモ本体45の上端から
上方に突出するバルブ操作軸としての温度調節操作軸46
の突出端に形成したスプライン軸47が嵌合している。
【0034】かかる構成によって、温度調節ハンドル42
を回転すると、同ハンドル42をスプライン嵌合によって
上端に連結したスピンドル40が回転し、さらに、同スピ
ンドル40の回転によって、同スピンドル40とスプライン
嵌合する温度調節操作軸46が回転し、所望の温度調節が
なされることになる。
【0035】また、本実施例では、スピンドル40とバル
ブ本体38との間には、スピンドル40の回転範囲を規制し
て出湯温度範囲を規制する出湯温度範囲規制ストッパー
48が介設されている。
【0036】即ち、かかる出湯温度範囲規制ストッパー
48は、バルブ本体38の上部端面と、連結用ユニオン39の
環状仕切壁39a の間にクランプされた形態で固定配置さ
れており、その上面に設けた一部 (温度可変範囲に対応
する) を切欠したC字状の出湯温度範囲規制リング48a
は、スピンドル40の下部筒状部40b の下部端面の一部に
突設した狭幅の規制リング当接片49と同一高さ位置に配
設されている。
【0037】そして、温度調節ハンドル42の回転動作に
よって、上記した切欠の範囲内で規制リング当接片49は
回転することができることになる。
【0038】また、本発明では、出湯温度範囲規制スト
ッパー48を、施工者が施工現場で手をつけることが不可
能な、バルブ本体38の上部端面と、連結用ユニオン39の
環状仕切壁39a の間に設けているので、施工業者は、施
工状況の相違に鑑み、出湯温度範囲の現場調整を行うに
際して、スピンドル40又は温度調節ハンドル42のみしか
扱うことができないので、従来のように出湯温度範囲規
制ストッパー48を直接扱うことによって生じていた高温
出湯事故等を確実に防止することができる。
【0039】従って、温度調節ハンドル42の規制範囲の
調節は、専ら、ハンドル取付ボルト42f を緩めることに
よって温度調整ハンドル42をまず取り外し、次に、止め
ボルト43a を緩めて、スピンドル40を上昇して、スピン
ドル40の下部に設けたスプライン嵌合孔44と温度調節操
作軸46の上部に設けたスプライン軸47とのスプライン嵌
合を解除し、スピンドル40を所定角度回転させた後、そ
のスプライン嵌合孔44を再度上記スプライン軸47に嵌合
させた後、温度調節ハンドル42を再度スピンドル40に連
結し、同温度調整ハンドル42を操作することによって、
適正温度範囲の出湯がなされたどうかをチェックし、な
されていない場合は、同様な手順を繰り返すことによっ
て適正温度範囲の出湯を得ることができる。
【0040】なお、上記した構成において、出湯温度範
囲規制リング48a と規制リング当接片49は、逆に、即
ち、出湯温度範囲規制リング48a をスピンドル40の下部
筒状部40d に設ける一方で、規制リング当接片49を出湯
温度範囲規制ストッパー48に設けることもできる。
【0041】さらに、本発明では、水栓本体1の吐水管
3から吐出される混合湯水の吐水圧の変動を可及的に防
止する構造を具備する。
【0042】即ち、図3に示すように、給湯配管7と給
水配管8とは、それぞれ、そのミキシングバルブ側に、
逆止弁7a,8a を取付けており、また、逆止弁7a,8a の上
流側に、それぞれ、減圧弁7b,8b を装着している。そし
て、この減圧弁7b,8b によって、ハンドル操作によって
減圧弁7b,8b の下流側流路の二次側圧力P2が瞬間的に変
動しても、減圧弁7b,8b の上流側流路の一次側圧力P1
変動を可及的に防止することができる。従って、その
後、水栓本体1の吐水管3からは、この安定した一次側
圧力P1 (二次側圧力P2に等しい) で混合湯水を吐出で
き、同一吐水位置に吐水することができる。即ち、手洗
い中に吐水位置が変動して、手を前後に動かさなければ
ならない等の煩わしさを解消することができる。
【0043】次に、図示の実施例にかかる自動水栓Aの
各構成要素の構成、その作用及び効果について、添付図
を参照して具体的に説明する。
【0044】(水栓本体1)図2に示すように、水栓本体
1の吐水管3から吐水される混合湯水の吐水方向は略水
平としている。
【0045】即ち、図2に示すように、本実施例におい
て、吐水管10の吐水口10a は、その吐水方向を、吐水線
L1が仮想水平線L2に対してなす角θが、下向きに0°〜
35°の範囲になるように設定している。
【0046】従って、吐水管3から吐水される混合湯水
は、放射線を描きながら吐水されることになり、洗面ボ
ウル30内の手洗いないし洗顔空間を広くとることができ
る。
【0047】その結果、従来のように吐水管3を洗面ボ
ウル30の前方に向けて伸出することによって洗顔空間が
狭くなるといった状態を防止でき、自動水栓Aの使い勝
手を向上することができる。また、手を自由に動かすこ
とができるので、吐水された混合湯水を、指先のみなら
ず、差し出した手の掌全体に当てることができので、混
合湯水の略全量を洗浄に利用することができ、少量で手
洗いが可能となり、節水を図ることができる。
【0048】また、吐水管3の前方突出量を小さくする
ことができるので、吐水管3を洗面ボウル30の前方に向
けて伸出することによって使用者に感じる圧迫感を無く
すないし軽減することができる。
【0049】さらに、図1及び図4に示すように、吐水
管3の吐水口が使用者から見えるので、使用者は正確に
かつ容易に手を吐水管3に向けて差し出すことができ、
この面からも、自動水栓Aの使い勝手を向上することが
できる。
【0050】ここで、なす角θの最大角度を35°とした
のは、それ以上とすると、吐水管3の長さを長くする必
要があり、使用者に圧迫感を与えることになるからであ
る。
【0051】一方、なす角θの最小角度を0°としたの
は、それ以下の角度とすると、放射線を描く吐出水の手
への落下位置が洗面ボウル30の後部に位置することな
り、使い勝手が悪くなるからである。
【0052】また、上記したなす角θの最適角度は、実
験結果から、15°〜25°とするのがよいことが判明し
た。
【0053】次に、水栓本体1の具体的構成について説
明する。
【0054】図示するように、本実施例では、水栓本体
1は、実質的に、鋳物製の金具本体2の裏面に、プラス
チック等の合成素材からなるセンサ等取付カバー26を着
脱自在に装着するとともに、金具本体2とセンサ等取付
カバー26との間に、供給管等収納空間4を形成してい
る。
【0055】また、水栓本体1は、その先端に吐水管3
を取付けており、同吐水管3は、その基端に、供給管等
収納空間4内を伸延してくる混合湯水供給管5の先端を
連通連結するとともに、その先端に吐出キャップ10を装
着しており、同吐出キャップ10の吐水口10a は、前述し
たように、その吐水方向を、吐水線L1が仮想水平線L2に
対してなす角θが、下向きに0°〜30°の範囲になるよ
うに設定している。また、センサ等取付カバー3には、
手感知センサSが取付けられており、同手感知センサS
には、供給管等収納空間4内を伸延してくる制御コード
17の先端が接続されている。
【0056】さらに、図2に示すように、金具本体2と
センサ等取付カバー3の上部には、それぞれ、吐水管3
を挟持する状態で、水返し用堰24,25 が設けられてお
り、かかる堰構造によって、飛散水が水栓本体1の内部
に侵入し、制御コード17等に沿って下方は流下し、床面
を濡らし腐食させるといった事故を確実に防止すること
ができる。
【0057】次に、図2及び図6を参照して、上記した
水栓本体1の水栓取付面30a への固着構造について説明
する。
【0058】図2に示すように、金具本体2の基端部を
形成する取付基板2aは、水栓取付面30a に設けた取付開
口39の上部に配設されている。また、同取付基板2aは、
その中心から偏心した位置で、下方に垂直に伸延する長
尺の緊締ボルト41の上端を固着連結している。
【0059】また、取付基板2aには、混合湯水供給管5
や制御コード17等を挿通するたの貫通孔42が設けられて
おり、金具本体2の後部立上がり部には、後述するポッ
プアップ式排水栓の操作杆51や操作杆ガイド片50を挿通
するための貫通孔43が設けられている。
【0060】取付基板2aの下面には操作杆ガイド48が配
設されており、同操作杆ガイド48は、上部環状部49と、
同上部環状部49の周縁に一体的に突設した半円形断面の
操作杆ガイド片50とからなる。
【0061】そして、同操作杆ガイド48の上部環状部49
内には、緊締ボルト41や、混合湯水供給管5や、制御コ
ード17等を挿通する貫通孔が形成され、一方、操作杆ガ
イド片50内には、操作杆51を案内する案内溝52が形成さ
れることになる。
【0062】なお、取付基板2aと操作杆ガイド48との間
には、環状の上部パッキン52a が介設されている。
【0063】次に、取付開口39の裏面側には、図2及び
図6に示すように、周縁の一部をそれぞれ切欠した環状
の菊座金54とパッキン55とが配設されている。
【0064】このパッキン55の下方には、馬蹄形状をな
す厚肉の緊締用座板56が配設されており、同緊締用座板
56には、緊締ボルト41を挿通するための貫通孔57と、混
合湯水供給管5や制御コード17等を挿通するたの切欠溝
58と、操作杆51や操作杆ガイド片50を挿通するための透
孔59とが設けられている。
【0065】なお、通常、菊座金54と、パッキン55と、
緊締用座板56とは、水栓固着作業を容易にするため、図
7に示すように、接着剤等によって一体物として形成さ
れている。
【0066】さらに、緊締用座板56の下方には、長尺筒
体からなる緊締ナット60a が配設されている。
【0067】次に、上記構成を有する固着構造による、
水栓本体1の水栓取付面30a への固着手順について説明
する。
【0068】図2及び図6に示すように、水栓取付面30
a 上に、水栓本体1の取付基板2aを、上部パッキン52a,
操作杆ガイド48を介して載置する。
【0069】図6に示すように、取付開口39の裏面側
に、混合湯水供給配管5や, 制御コード17や、操作杆ガ
イド48や、緊締ボルト41等を貫通ないし挿通させた状態
で、菊座金54と、パッキン55と、緊締用座板56とを、順
に、取付ける。
【0070】その後、緊締ボルト41に緊締ナット60a を
螺合し、緊締用座板56を強力に取付開口39の裏面側に圧
着することによって、水栓本体1を、水栓取付面30a に
強固に固着することができる。
【0071】また、かかる固着作業において、緊締ボル
ト41に緊締ナット60a を螺合させるには、緊締用座板56
を保持しておく必要があるが、本実施例の場合、操作杆
ガイド片50が図8に示すように、緊締用座板56の中心X-
X から偏心した位置に配置されているので、図8に示す
ように、緊締用座板56の重心が操作杆ガイド片50と反対
側に位置することなり、緊締用座板56が操作杆ガイド片
50との係合部を中心として傾斜して、貫通孔57の内面が
操作杆ガイド片50の表面に接触することになる。 従っ
て、緊締用座板56が、いわゆる自動止め状態となり、手
を離しても、緊締用座板56は確実に操作杆ガイド片50に
保持されることになるので、緊締ボルト41への緊締ナッ
ト60の螺合作業を極めて容易かつ確実に行うことができ
る。
【0072】なお、上記した固着作業において、操作杆
ガイド片50に代えて、緊締ボルト41を用いて自動止めを
行うようにすることもできる。
【0073】即ち、本実施例の場合、緊締ボルト41は、
図7に示すように、緊締用座板56かの中心から偏心した
位置に配置されているので、図7に示すように、緊締用
座板56の重心が緊締ボルト41と反対側に位置することに
なり、緊締用座板56が緊締ボルト41との係合部を中心と
して傾斜して、貫通孔57の内面が緊締ボルト41の表面に
接触することになる。
【0074】従って、この場合も、緊締用座板56が、い
わゆる自動止め状態になり、手を離しても、緊締用座板
56は緊締ボルト41に保持されることになるので、緊締ボ
ルト41への緊締ナット60の螺合作業を極めて容易かつ確
実に行うことができる。
【0075】(手感知センサS)手感知センサSの取付
構造を図2及び図3に示す。
【0076】図1及び図2に示すように、本実施例にお
いて、手感知センサSの取付構造は、水栓本体1の前面
側であって、吐水管3の下方をなす個所に配設されてお
り、実質的に、センサ取付カバー26に取付けたセンサ窓
27の後部に水密状態に配設されている。
【0077】このように、手感知センサSを吐水管3の
下方に配設し、しかも下向きに略15°にしたので、手感
知センサSが手Hを感知する位置が、洗面ボウル30の上
縁より下方に位置することになる。従って、手に当たっ
た水の一部が飛散した場合であっても、飛散水が洗面ボ
ウルB外に飛散するのを確実に防止することができる。
【0078】また、図1に示すように、手感知センサS
は、上から下に向けて、順に、受光素子60と、乾電池切
れ用表示LED61と、投光素子62とを直列状態に取付け
ている。
【0079】かかる構成において、上述したように、吐
水管3を略水平状態とした場合、その軸線を吐水管3の
軸線と略直交した水栓本体1は、水栓取付面30a 上に略
垂直状態に立設されることになるので、使用者は、前方
からでも、明確に乾電池切れ用表示LED61を視認する
ことができ、後述する乾電池86の交換を容易かつ確実に
行うことができる。
【0080】また、乾電池切れ用表示LED61を、受光
素子60と投光素子62との間に介在させているので、受光
素子60と投光素子62との間に充分な距離を取ることがで
き、受光素子60は確実に手Hからの反射光を受光するこ
とができる。
【0081】さらに、本実施例では、設置した後の最初
の電源投入後、10分間内に、受光素子60が反射光を感知
した場合は、その旨を乾電池切れ用表示LED61に表示
するようにしており、例えば、設置時、陶器面による反
射光がある場合、その旨を表示するため、設置位置が悪
いことを知らせることができる。また、設置後の確認
時、給水元栓を開くことなく、感知しているかどうかの
確認を行うことができる(なお、設置時は、通常、給水
元栓を閉止した状態で行うため)。従って、誤った施工
を未然に防止できる。) (自動水栓制御ボックスC)次に、洗面器Bの下方に配設
し、かつ、同水栓部A1に混合湯水供給管5を介して混合
湯水を供給する自動水栓制御ボックスCの構成につい
て、図2, 図9及び図10を参照して説明する。
【0082】図2に示すように、一端をサーモスタット
式ミキシングバルブVの混合湯水吐出口70に連通連結し
た混合湯水供給管21は、壁面Wに固着したボックス支持
配管27の流入端に連通連結されており、一方、同ボック
ス支持配管27の流出端には、内部に混合湯水流路71を形
成した一体成形物からなる一体成形配管72の混合湯水流
入部72a が固着連結されている。
【0083】また、一体成形配管72は、その中途に電磁
開閉弁V1を取付けとともに、その混合湯水流出部72a に
は、後述する供給管接続構造90を介して、混合湯水供給
管5の上流端が連通連結されている。
【0084】そして、これらの電磁開閉弁V1, 一体成形
配管72, 制御装置F等は、矩形箱体形状をなす保護ケー
ス73によって一体的に囲繞されている。
【0085】保護ケース73は、図2, 図9及び図10に示
すように、一体成形配管72に強固に連結保持される周縁
に浅い環状リブ部74を有する矩形板状の第1保護ケース
75と、同第1保護ケース75の環状リブ部74に、深い環状
リブ部76を着脱自在に連結し、第1保護ケース75と協働
して内部に電磁開閉弁等収納空間77を形成する第2保護
ケース78とからなる。
【0086】かかる構成において、第1保護ケース75
は、図2に示すように、その上部の一側側壁に開口79を
設けている。そして、この開口79を通して、一体成形配
管72の側面に基端を一体的に突設したねじ筒80が外部に
突出しており、同突出端に緊締ナット81を螺着してい
る。従って、緊締ナット81を回転すると、第1保護ケー
ス75の内面を一体成形配管72にねじ筒80の外周に設けた
フランジ82に強力に押圧することができ、第1保護ケー
ス82を、確実に、しかも、別途、緊締用ボルトやナット
を用いることなく、一体成形配管72に連結保持すること
ができる。
【0087】一方、第2保護ケース78の第1保護ケース
75への連結は、図10に示すように、止めねじ83によって
容易に行うことができる。
【0088】また、保護ケース73内には、図9に示すよ
うに、制御装置Fが配設されており、制御装置Fは、止
めねじ84によって第1保護ケース73に連結されている。
【0089】また、本実施例では、一体成形配管72の上
端開口と混合湯水供給管5とを、以下の構成を有する供
給管接続構造90によって接続している。
【0090】即ち、図2及び図11に示すように、一体成
形配管72は、その上端部を、第2保護ケース78の上部壁
78a に設けた開口78b を通して上方に突出しており、同
突出部に外周面に雄ねじ面91a を設けた筒状ねじ部91を
形成するとともに、同ねじ部91の上端に、180 °対向し
た位置で、一対の回転防止爪92,92 を一体的に突設して
いる。
【0091】かかる回転防止爪92,92 は、筒状ねじ部91
と同径の外側弧状部92a と、内側平坦部92b とから形成
される断面形状を有している。
【0092】一方、同筒状ねじ部91の上方には、図11に
示すように、筒状ソケット93が配設されており、同筒状
ソケット93は、筒状ねじ部91の内部に嵌入され周面にO
リング93d を装着した下部嵌入部93a と、180 °対向す
る周面を面取した中央拡径フランジ部93b と、竹の子状
の上部供給管連結部93c とからなる。
【0093】上記構成において、筒状ねじ部91の内部に
下部嵌入部93a を嵌入した際、中央拡径フランジ部93b
の両側面取部は、回転防止爪92,92 の内側平坦部92b,92
b と面接触することになる。従って、筒状ソケット93
は、筒状ねじ部91に対して相対回転が不可能となる。
【0094】一方、筒状ソケット92に上端に設けた上部
供給管連結部93には、混合湯水供給管5の上流端開口が
連通連結されることになる。
【0095】さらに、混合湯水供給管5の上流端側の外
周面には、内部に拡径雌ねじ面94aと縮径摺動面94b を
形成したテーパ状の袋ナット94が、摺動自在に配設され
ている。
【0096】従って、上記した筒状ねじ部91に筒状ソケ
ット93を嵌入した後、袋ナット94を縮径摺動面94b を介
して下方に摺動した後、拡径雌ねじ面94a を筒状ねじ部
91の雄ねじ面91a に螺合すると、筒状ソケット93の回転
は回転防止爪92,92 によって完全に阻止されているの
で、筒状ソケット93を、強力に、筒状ねじ部91に嵌入し
て連通連結することができ、筒状ねじ部91と筒状ソケッ
ト93との水密性を充分に確保できることになる。
【0097】また、この際、袋ナット94の内面が、混合
湯水供給管5を筒状ソケット93の竹の子状の上部供給管
連結部93c に押圧されることになるので、混合湯水供給
管5と筒状ソケット92との水密性も充分に確保できるこ
とになる。
【0098】また、本実施例では、図11に示すように、
袋ナット94は、その外周面にローレっと加工が施されて
おり、従って、袋ナット94や樹脂製チューブからなる混
合湯水供給管5を破損するおそれのある工具を用いるこ
となく、手で容易に上記した連結作業及び解除作業を行
うことができる。
【0099】さらに、本実施例では、制御コード17の一
端に設けたソケット194 を、制御装置F側の入力プラグ
95に強固に接続可能な接続補強構造にも特徴を有する。
【0100】即ち、図1, 図2, 図9, 図10, 図12及び
図13に示すように、第2保護ケース78の底壁78b には、
偏平矩形ブロック状の入力プラグ95を囲繞する筒状ねじ
部96が一体的に突設されており、同筒状ねじ部96の内面
には雌ねじ96a が形成されている。
【0101】一方、上記した入力プラグ95と同様に偏平
矩形ブロック状のソケット194 を一端に接続した制御コ
ード17は、その一端側の外周面上に、内側割筒97を摺動
自在に装着している。
【0102】かかる内側割筒97は、入力プラグ95と反対
側をなす筒状端部97a を本体筒部97b より縮径するとと
ともに、その筒状端部97a と本体筒部97b との連絡部の
内周面に、円周方向に間隔を開けて、複数のコード押圧
爪97c を突設しており、各コード押圧爪97c は制御コー
ド17の中心に向けて伸延し、制御コード17の外周面と摺
動自在に当接している。
【0103】また、内側割筒97は、入力プラグ95側の端
部に、割面に沿って、一対の切欠部97d,97d を設けてい
る。
【0104】さらに、内側割筒97の外周面上には、同心
円的に外側緊締筒98が、摺動自在に装着されており、同
外側緊締筒98は、その入力プラグ側の端部に、上記した
筒状ねじ部96の雌ねじ96a と螺合可能な雄ねじ98a を形
成するとともに、その入力側プラグと反対側をなす筒状
端部98b を、テーパ状に縮径している。
【0105】従って、制御コード17のソケット94を制御
装置Fの入力プラグ95に所定の弛みをもたせながら接続
した後、外側緊締筒98の雄ねじ98a を、筒状ねじ部96の
雌ねじ96a に螺合すると、同螺合によって外側緊締筒98
は第2保護ケース78に強力に連結固定されるとともに、
その筒状端部98b が内側割筒97の筒状端部97a を押圧し
て縮径し、この縮径によって、コード押圧爪97c が制御
コード17の外周面を押圧して強力にクランプすることに
なる。
【0106】また、この際、内側割筒97の先端に設けた
切欠部97d,97d 間に、制御コード17の一端に設けたソケ
ット194 が挟持されることになるので、内側割筒97の外
側緊締筒98との連れまいを確実に防止することができ、
内側割筒97を確実に縮径することができる。
【0107】従って、制御コード17を、内側割筒97と外
側緊締筒98とを介して、強力に第2保護ケース78に連結
することができるので、制御コード17を不用意な動作に
よって強力な引張力がかかった場合であっても、ソケッ
ト94が入力プラグ95から脱落するのを確実に防止するこ
とができる。
【0108】さらに、図12に示すように、ソケット194
と入力プラグ95は、その側面に、それぞれ、弾性を有す
る係止フック194aと、同係止フック194aと弾性的に係合
可能な係止突条95a を設けており、これらの係合によっ
て、ソケット194 の入力プラグ95からの脱落防止を図っ
ている。
【0109】なお、実験データとして、ソケット194 の
係止フック194aと入力プラグ95の係止突条95a との係合
による引張強度としては約40Nであるが、本接続補強構
造によれば、約5倍の引張強度を持たせることができ
る。
【0110】また、図2, 図14及び図15に示すように、
本実施例では、ボックス支持配管27の流出口70を、配管
接続金具Qを具備する以下の配管接続構造によって、一
体成形配管72の混合湯水流入部72a に着脱自在だが強固
に連結されている。
【0111】図14に示すように、相互に連結しようとす
る流出口70と一体成形配管72とは、それぞれ、その連結
端に連結用フランジ101,102 を固着している。
【0112】一方、配管接続金具Qは、図14に示すよう
に、一対の対向する外側湾曲部材103,103 同士を弾性を
有するコ字状の連結部材104 で一体的に連結して一端を
開口したU字状金具本体105 を形成し、同金具本体105
の開口部106 の開口幅wを連結用フランジ101,102 の外
径より小さくし、かつ、両外側湾曲部材103,103 の中央
部に、上記した混合湯水吐出口70と一体成形配管72の連
結用フランジ101,102 の外周縁を挿入可能な矩形切欠孔
107,107 を設けている。
【0113】従って、上記した連結用フランジ101,102
の端面同士を当接した後、配管接続金具Qの外側湾曲部
材103,103 を、コ字状の連結部材104 の有する弾性力に
抗して拡開し、連結用フランジ101,102 の両側周縁部に
嵌入した後、死点越えさせると、今度は、上記弾性力に
よって、連結用フランジ101,102 の両側周縁部が外側湾
曲部材103,103 に設けた矩形切欠孔107,107 に嵌入し、
連結用フランジ101,102 同士を一体的に連結することが
でき、その結果、図16に示すように、一体成形配管72を
サーモスタット式ミキシングバルブVの混合湯水吐出口
70に連結することができる。
【0114】しかして、本実施例では、図14に示すよう
に、一側連結用フランジ102 の外周面に鉤状の回転防止
用突起108 を一体的に突設しており、同突起108 は、図
16に示すように、配管接続金具Qを連結用フランジ101,
102 に装着した際に、コ字状の連結部材104 の内側に形
成した凹部109 と嵌合することになる。
【0115】従って、狭隘な設置空間において、高圧給
水等によって配管接続金具Qが回転し、保護ケース73と
衝突して同保護ケース73を破損する事故を確実に防止す
ることができる。
【0116】なお、保護ケース73の厚みを厚くすれば、
かかる破損事故は防止できるが、保護ケース73の製作費
を高くすることになり、経済的に問題がある。
【0117】また、保護ケース73を一体成形配管72に取
付けする作業は、狭隘な空間で行うことになるが、配管
接続金具Qが回転すると、取付作業の邪魔になる。その
点、本実施例では、配管接続金具Qの回転を確実に防止
できるので、保護ケース73を容易かつ確実に一体成形配
管72に取付けることができる。
【0118】さらに、図14に示すように、本実施例で
は、一側連結用フランジ102 に、対向状態に、一対の嵌
合凹部109aを設けるとともに、他側連結用フランジ101
の環状端面上であって、上記した一対の嵌合凹部109aと
対応する個所に、一対の嵌合突起109bを突設している。
【0119】従って、嵌合突起109bに嵌合凹部109aを嵌
合することによって、一体成形配管72に取付けた電磁開
閉弁V1に方向性を持たせることができる。即ち、本実施
例では、回転防止用突起108 を正面側 (図2において右
側) に位置させることができ、電磁開閉弁V1の取付・脱
着を容易に行うことができる。
【0120】さらに、本実施例は、図2に示すように、
一体成形配管72に一体的に形成した取付台座110 への電
磁開閉弁V1の取付構造にも特徴を有する。
【0121】図2及び図16に示すように、電磁開閉弁V1
は、ダイアフラム弁111 と、ダイアフラム弁押さえ板11
2 と、電磁開閉弁駆動部113 とからなる。
【0122】一方、図16に示すように、クリーニングピ
ン114 が挿入されるブリード孔115にゴミが詰まった場
合、同ゴミを除去するため、取付ボルトを緩めて電磁開
閉弁V1を取り外す作業が必要になるが、同取り外し作業
において、ダイアフラム弁111 とダイアフラム弁押さえ
板112 の接着力が強いため、電磁開閉弁駆動部113 のみ
が取り外され、ダイアフラム弁111 とダイアフラム弁押
さえ板112 とはともに取付台座110 のみに残されること
になる。
【0123】しかるに、図2に示すように、ダイアフラ
ム弁押さえ板112 の後部端面と取付台座110 の上縁とは
面一状態にあるので、そのままでは取り外し工具を係合
することができない。
【0124】そこで、本実施例では、ダイアフラム弁押
さえ板112 の後部端面に工具挿入空間116 を設けてい
る。
【0125】従って、同工具挿入空間116 に取り外し工
具の先端を挿入することによって、容易にダイアフラム
弁押さえ板112 とダイアフラム弁111 とを取り外すこと
ができ、ブリード孔115 からゴミを容易に除去すること
ができる。
【0126】さらに、本実施例では、図2に示すよう
に、混合湯水供給管21と混合湯水供給管5とを接続する
個所に定量弁6を介設しており、同定量弁6により、水
圧が変動した場合であっても、所定流量以上の混合湯水
が吐出口10a から吐出しないようにしている。
【0127】従って、この定量弁6によって、混合湯水
を放物線状に吐出した場合であっても、水勢を制御する
ことができるので、混合湯水が手の掌以外の部位 (腕
等) に飛散するのを効果的に防止することができる。
【0128】なお、定量弁6としては市販のものを含め
て各種形態のものを使用することができ、例えば、実公
平2-42231号公報に記載されているものを用いることが
できる。
【0129】以上、本発明を実施例を参照して説明して
きたが、本発明は何ら実施例記載の構成に限定されるも
のではなく、例えば、以下の変容例等も特許請求の範囲
内に包含するものである。
【0130】上記した実施例では、調節すべきバルブが
サーモスタット式ミキシングバルブなので、温度調節用
ハンドルとしているが、調節すべきバルブが流量調整弁
である場合には、当然、流量調節ハンドルにも、本発明
にかかるハンドル取付構造を用いることができる。
【0131】また、水栓取付面は、本実施例では洗面器
に形成しているが、洗面器のみに限定するものではな
く、例えば、壁体等を取付面とすることもできる。
【0132】
【発明の効果】 本発明では、吐出水の温度を調節する温度調節ハンド
ル若しくは吐出流量を調節する流量調節ハンドルを、設
置面に直立状態で設置する水栓において、スピンドルケ
ースの上部を設置面に取りつけるとともに、その下部を
設置面の下方に伸延し、同伸延部にバルブ本体を連結
し、かつ、スピンドルケース内に同心円的にスピンドル
を配設し、スピンドルの上端に温度調節ハンドル若しく
は流量調節ハンドルに抜き差し自在に連結するととも
に、同スピンドルの下端をバルブ操作軸と抜き差し自在
に連結し、さらに、スピンドルの回転範囲を規制して温
度調節範囲若しくは流量調節範囲を規制する調節範囲規
制ストッパーを、スピンドルケースの下端部に設けてい
る。
【0133】このように、調節範囲規制ストッパーを、
施工者が施工現場で手をつけることが不可能な個所に設
けているので、従来のように調節範囲規制ストッパーを
直接扱うことによって生じていた高温出湯事故等を確実
に防止することができ、安全性を十分に確保できる。
【0134】一方、出湯温度範囲の調節は、組み付ける
ハンドルやスピンドルを抜き差しすることによって容易
に行うことができる。
【0135】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るハンドル取付構造を具
備する自動水栓の使用状態を示す説明図である。
【図2】同自動水栓の要部構成を示す断面側面図であ
る。
【図3】同水栓部のサーモスタット式ミキシングバルブ
の取付状態説明図である。
【図4】同サーモスタット式ミキシングバルブの要部拡
大正面図である。
【図5】図4のI-I線による断面図である。
【図6】水栓固定構造の分解斜視図である。
【図7】図2のII-II 線による断面図である。
【図8】緊締ボルトによる自動止めの説明図である。
【図9】図2のIII-III 線による矢視図である。
【図10】図2のIV-IV 線による矢視図である。
【図11】供給管連結構造の分解斜視図である。
【図12】制御コード接続補強構造の分解斜視図であ
る。
【図13】図12のV-V 線による断面図である。
【図14】配管接続構造の分解斜視図である。
【図15】配管接続構造の組付斜視図である。
【図16】電磁開閉弁のダイアフラム弁及びダイアフラ
ム弁押さえ板の断面側面図である。
【図17】図17のVI-VI 線による断面図である。
【符号の説明】
A 自動水栓 V サーモスタット式ミキシングバルブ 1 水栓本体 30a 水栓取付面 32 スピンドルケース 38 バルブ本体 40 スピンドル 42 温度調整用ハンドル 46 温度調節操作軸 48 出湯温度範囲規制ストッパー 48a 出湯温度範囲規制リング 49 規制リング当接片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 充良 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 川幡 学利 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吐出水の温度を調節する温度調節ハンドル
    若しくは吐出流量を調節する流量調節ハンドルを、設置
    面に直立状態で設置する水栓において、 スピンドルケースの上部を設置面に取りつけるととも
    に、その下部を設置面の下方に伸延し、同伸延部にバル
    ブ本体を連結し、かつ、スピンドルケース内に同心円的
    にスピンドルを配設し、スピンドルの上端に温度調節ハ
    ンドル若しくは流量調節ハンドルに抜き差し自在に連結
    するとともに、同スピンドルの下端をバルブ操作軸と抜
    き差し自在に連結し、さらに、スピンドルの回転範囲を
    規制して温度調節範囲若しくは流量調節範囲を規制する
    調節範囲規制ストッパーを、スピンドルケースの下端部
    に設けたことを特徴とする水栓のハンドル取付構造。
  2. 【請求項2】調節範囲規制ストッパーを、スピンドルケ
    ースの下方伸延部とバルブ本体との連結部に配設したこ
    とを特徴とする請求項1記載のハンドル取付構造。
  3. 【請求項3】調節範囲規制ストッパーの上面に、一部を
    切欠したC字状の温度調節若しくは流量調節範囲規制リ
    ングを設けるとともに、スピンドルの下端に、同切欠部
    内で相対回転可能な規制リング当接片を突設したことを
    特徴とする請求項1又は2記載の水栓のハンドル取付構
    造。
  4. 【請求項4】スピンドルの下端に、一部を切欠したC字
    状の温度調節若しくは流量調節範囲規制リングを設ける
    とともに、調節範囲規制ストッパーの上面に、同切欠部
    内で相対回転可能な規制リング当接片を突設したことを
    特徴とする請求項1又は2記載の水栓のハンドル取付構
    造。
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