JPH0849281A - 便器と排水管との接続構造 - Google Patents

便器と排水管との接続構造

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JPH0849281A
JPH0849281A JP1609295A JP1609295A JPH0849281A JP H0849281 A JPH0849281 A JP H0849281A JP 1609295 A JP1609295 A JP 1609295A JP 1609295 A JP1609295 A JP 1609295A JP H0849281 A JPH0849281 A JP H0849281A
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JP
Japan
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pipe
connecting pipe
drain
connection
toilet body
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JP1609295A
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English (en)
Inventor
Hidefumi Yamamoto
英史 山本
Masaya So
雅也 宗
Kenichi Ogata
緒方  研一
Hiroshi Tanaka
弘志 田中
Hiroshi Okada
浩 岡田
Toshiaki Kashiwabara
栢原  利明
Katsuyuki Suehiro
克行 末廣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 便器本体を取り替えるとき既設の排水管との
接続施工が簡単に行えしかも便器本体を既存のものより
も高くする等の仕様の変更等が不要な排水管との接続構
造を提供すること。 【構成】 便器本体を据え付ける床面に臨ませた排出口
を建屋の排水管に接続するに際し、排出口に接続する排
出側接続管と、排水管に接続する排水側接続管と、これ
らの間を接続する連結管の3部材によって配管接続し、
連結管を排出口と排水管との間の距離に応じて切断した
り差し込み代を利用することによって長さ調整して流路
の接続を可能とする。また、便器本体のトラップ流路部
分であって底面が最も深く落ち込む中央部を迂回させる
配管とすることや、ボール部からトラップ流路までの流
路を本体の中央部よりも左右のいずれか一方に偏らせ、
他方の空いた空間を利用して先の配管が便器本体と干渉
しない施工を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床排水式の水洗式便器
に係り、特に便器本体をリフォームして取り替えるとき
にその排水口と建屋側の排水管との接続が簡単に施工で
きるようにした排水管との接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】床排水式の水洗便器は、便器本体の下面
に開けた排水口を建屋側の排水管の上端に設けた専用の
フランジで受け、シールを施した状態で連結されるもの
が従来の一般的な施工構造である。
【0003】一方、便器を新しいものに交換して据え付
けるリフォームの場合では、建屋側の排水管の位置はト
イレの中で決まった位置にある。そして、交換する便器
は、先に設置していたものと仕様が異なると、便器本体
の前後方向の長さに対する排水口の位置が相対的に変わ
ることがある。このため、便器を据え付けるとき、建屋
側の排水管の位置を基準にした場合、便器本体がトイレ
の壁やその他の設備に干渉してしまう例も少なくない。
【0004】このような据付けの際の障害を除くため、
たとえば実開平2−144085号公報に記載されてい
るように、建屋側の排水管と便器本体の排出口との間の
位置ずれを吸収できる接続部材がある。
【0005】これは、便器本体の排出口に連結する便器
側接続部材と、建屋の排水管に連結する排水管側接続部
材の2部材を備え、排水管側接続部材をほぼ鉛直姿勢の
便器側接続部材の周面からほぼ水平方向に接続しその先
端を下に曲げて排水管に接続するというものである。こ
のような接続部材であれば、排出口と排水管との位置の
ずれに応じて、排水管側接続部材の水平部分をその管端
から切り落として長さ調整を可能とすることで、新たに
据え付ける便器本体の排出口と建屋の排水管との位置関
係が現場によって変わっても流路の接続施工が可能であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、排出口と排
水管との間の位置ずれの距離が大きい場合にも対応させ
るとき、排水管側接続部材はその水平部分を長くする必
要がある。このため、接続部材は排出口側接続部材に一
端が連結される水平部分と排水管に連結するフランジ部
を含むことから、部材自身がかなり大きくなる。そし
て、排水管側に接続するフランジ部分に比べると軸線長
さが大きい水平部分では、その先端部が捩じれ変形等を
発生する可能性も高い。このような捩じれを生じると、
排水管側と排出口側との芯のずれを伴う施工となり、シ
ールに与える影響も大きい。更に、接続部材はL字状で
あるため、切断するときに取り扱い難くくなり、作業性
が悪いと共に切断面にも曲がり等が発生しやすい。
【0007】また、排水側接続部材の水平部分を施工に
際して切り落とす作業が必要なので、現場による施工で
は寸法を誤ってカットしてしまうことも考えられる。し
たがって、切り落としの作業が面倒になるだけでなく、
施工の良否もこの切り落とし作業如何で決まってしま
い、施工性の問題も残る。
【0008】更に、接続部材の排水口及び排水管への接
続には接着剤によって固定とシールとを行う方式である
ため、接着作業も煩わしく、接着剤の塗布が十分でない
施工であるとシール不良となって漏水事故を発生する可
能性も高い。
【0009】一方、便器本体の底部側は、ボール部から
連なるトラップ流路が下にほぼU字状に突き出た形状で
あり、配管のためのスペースには限りがある。このた
め、接続部材と便器本体の底部壁との間のクリアランス
が大きくとれず、接続部材の施工精度によっては便器本
体と干渉してしまい、良好な施工ができない。
【0010】このような問題を解消するには、便器本体
の底部側のレベルを上げることによってクリアランスを
大きくすればよい。ところが、便器本体の内部流路のレ
ベルも上がるので、ボール部からトラップ部までの封水
のレベルも上昇してしまう。このため、便器本体のリム
面のレベルを上げて封水面との高さの差を持たせること
が必要になる。
【0011】ところが、封水のレベルが上がると、便座
面と封水面との距離が短くなって、用便時での封水の飛
散の問題が新たに生じる。また、洗浄水を流すときに封
水面が一気に上昇してボール部内で満水に近い状態にな
りかねず、使い勝手にも大きな影響を与える。
【0012】これに対し、便器本体のリム面を高くすれ
ば、封水のレベルの上昇による障害はなくなる。しか
し、着座面も高くなってしまうので、健常者には影響は
ないものの、子供等にとっては使い難くなる。
【0013】このように、便器本体をリフォームして建
屋側の排水管に接続施工するとき、2つに分けた方式の
接続構造では、便器本体の排出口と建屋側の排水管との
間の正しい流路の接続の面等からみると施工上の障害が
あり、便器本体の底面部との干渉も施工に際して無視で
きない問題となりかねない。
【0014】本発明において解決すべき課題は、便器本
体をリフォームのために交換する場合等に、建屋側の排
水管との接続がより一層簡単にシールも良好に施工でき
ると共に、便器本体を既存のものよりも高くする等の仕
様の変更等が不要な排水管との接続構造を提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、便器本体を据
え付ける床面に臨ませて排出口を前記便器本体に備え、
前記排出口と該排出口からずれた位置において前記便器
本体の底面に臨む排水管とを接続する接続構造であっ
て、前記排出口に接続する排出側接続管と、前記排水管
に接続する排水側接続管と、これらの排出側接続管及び
排水側接続管との間を接続する連結管とを備えてなるこ
とを特徴とする。
【0016】少なくとも排出側接続管は、ほぼL字状の
内部流路を備え、そのコーナ部を緩やかな曲がりのベン
トを形成したものとすることができる。
【0017】連結管の両端外周にシール部材を取り付
け、このシール部材によって排出側接続管及び/又は排
水側接続管との間をシール・連結するようにしてもよ
い。
【0018】更に、連結管の少なくとも両端部の外郭の
断面形状を扁平とし、排出側接続管及び排水側接続管は
前記連結管の扁平外郭部分を嵌合状態に内挿又は外挿可
能とする構成とすることもできる。
【0019】連結管は、その切断すべき長さを表示する
目盛りを備えたものとすることができる。この場合、目
盛りは、便器本体の後部側が対向する壁から排水管の芯
までの距離に対応して切断長さを表示可能としたり、便
器本体の排出口の中心から前記排水管の中心までの距離
に対応して切断長さを表示可能としたものとすることが
できる。
【0020】また、排出側接続管には、便器本体の排出
口の位置に芯合わせするための表示を設け、排水側接続
管には前記連結管の差し込み限界位置を示すための表示
を設けたものとしてもよく、連結管は伸縮可能な可撓性
部材とすることができる。
【0021】また、排出側接続管及び排水側接続管の少
なくとも一方と連結管とを相互に内挿又は外挿可能と
し、内挿側の管の外周又は外挿側の管の内周のいずれか
一方に弾性シール材を固定し、内挿側及び外挿側の管の
それぞれを弾性シール材を介して接合可能とすると共に
軸線方向への位置を調整可能とすることもできる。
【0022】更に、排出側接続管及び排水側接続管の少
なくとも一方と連結管とを相互にそれぞれ形成した雄ネ
ジ及び雌ネジによってシール接合して軸線方向の位置を
調整可能とする構成としてもよい。
【0023】排水側接続管は、排水管側に挿入可能な嵌
合環を一体に備えたものとすることができ、この場合嵌
合環は、その外周面に前記排水管の内周面をシールする
シール環を備えた構成とすることもできる。
【0024】また、排出側接続管と連結管と排水側接続
管とを、便器本体の幅方向の中央部を迂回して配管接続
した構成としてもよい。
【0025】そして更に、便器本体のボール部からトラ
ップ流路に向かう流路を便器本体の幅方向の中央部から
左右のいずれか一方に偏らせて形成すると共に、連結管
を、ボール部からトラップ流路を形成する外壁を避けて
配管可能とした構成とすることもできる。
【0026】
【作用】便器本体の排出口から建屋側の排水管までの流
路を、排出側及び排水側の2個の接続管とこれらを連結
する1個の連結管によって接続するので、2部材で構成
する場合に比べると、接続管及び連結管のそれぞれの部
材は小さくなる。このため、各部材の製作の際の加工が
しやすくなるほか、寸法精度も向上したものとなり、施
工誤差も少なくなる。
【0027】少なくとも排出側接続管にベントを持たせ
ることで、内部流れが円滑になり、汚物の排出が速やか
に行われる。
【0028】連結管の両端外周にシール部材を備えるこ
とで、接着剤を必要としない施工が可能となる。
【0029】連結管の少なくとも両端部の外郭の断面形
状を扁平としてこれに排出側接続管及び排水側接続管を
嵌合させることで、これらの接続管の姿勢を一義的に決
めることができ、それぞれの接続部分の軸線のねじれが
なくなる。
【0030】連結管に、施工するに際してこれを切断す
べき長さを現す表示を設けることで、現場施工での連結
管のカットが容易に行なわれる。
【0031】この場合、便器本体の後部側が対向する壁
から排水管の芯までの距離に対応した切断長さの表示で
あれば、壁と芯との距離の測定だけで連結管の切断長さ
を容易に知ることができる。また、便器本体の排出口の
中心から排水管の中心までの距離に対応した切断長さを
目盛りの表示とすれば、同様にこれらの排出口及び排水
管との間の距離を測定するだけで連結管の切断長さを知
ることができる。
【0032】また、排出側接続管及び排水側接続管のそ
れぞれに排出口との芯合わせ位置及び連結管の差し込み
限界を示すための表示を設けると、排水側接続管を既設
の排水管に仮接続すると共に排出側接続管を据えつける
便器本体の位置に応じて変わる排出口に芯を合わせて仮
置きすれば、排出側接続管への連結管の差し込み長さを
知ることができ、これに応じて連結管をカットすること
で配管の接続が可能となる。
【0033】連結管を可撓性としておけば、その伸縮性
を利用した施工が可能となり、連結管の切断工程が不要
となる。また、排出側接続管及び排水側接続管の少なく
とも一方と連結管とを弾性シール材を介して内挿又は外
挿関係によって接合すると、排出側及び排水側接続管の
少なくとも一方に対して連結管を弾性シール材による弾
性拘束を振り切ってその軸線方向にずらすことができ、
これによって長さ調整が可能となり連結管の切断が不要
となる。また、排出側及び排水側接続管の少なくとも一
方と連結管とを雌ネジ・雄ネジ接合する場合でも同様で
ある。
【0034】排水側接続管に排水管側に挿入可能な嵌合
環を一体に備えておけば、シール材と共に差し込むだけ
の施工で済み、また嵌合環にシール環を備えたものでは
このような施工がより一層簡単に行われる。
【0035】また、排出側接続管と連結管と排水側接続
管とを、便器本体の幅方向の中央部を迂回して配管でき
るようにすることで、トラップ流路を形成して下に突き
出ている外壁に連結管が干渉することはなく、便器本体
を高くしたりしてクリアランスを確保することは不要と
なる。
【0036】更に、便器本体のボール部からトラップ流
路に向かう流路を中央部から左右の一方にずらしたもの
とし排出口をほぼ中央部に位置させておけば、排出口と
排水管とを直管状の連結管によって便器本体の底部壁と
干渉させることなく配管することができ、同様にクリア
ランスを大きく設定することは不要となる。
【0037】
【実施例】図1は本発明の接続構造を備えた水洗式便器
の縦断面図である。
【0038】図において、便器本体1は、そのボール部
1aに洗浄水を供給するための給水室1b,リム通水路
1c及びサイホン用のジェット流路1dをそれぞれ形成
したものである。ボール部1aの下流にはほぼ逆U字状
のトラップ流路1eを形成し、その下端であって床面を
向く側に排出口2を設けている。この排出口2のレベル
は、通常の床排水方式の水洗便器と比べて少し高く、ボ
ール部1aから排水口2までを形成する下端面の外郭と
床との間に適切な空間を持たせている。
【0039】なお、便器本体1の外周部分の下端近傍に
は床面に固定するための取付け孔1fを1つ又は複数の
適切な個所に設ける。そして、床面にはこれらの取付け
孔1fに臨むように木等を利用した固定ブロック1gを
予め取付けておき、便器本体1を位置決めした後にビス
1hを取付け孔1fから通してこの固定ブロック1gに
ねじ込むことによって、便器本体1を床面に設置固定す
ることができる。また、便器本体1の底面であってトラ
ップ流路1e及びその周りの部分には、発泡スチロール
を素材とした断熱材1iを貼り付ける。この断熱材1i
は、従来周知のように、寒冷時での便器本体1の外表面
への結露を防止するために組み込んだものである。
【0040】建屋側に埋設した既設の排水管3の上端に
は、交換する前の旧い便器本体の接続用としていた床フ
ランジ4をそのまま残しておく。この床フランジ4は、
従来技術の項で述べた公報の第11図及び第13図に示
されたようなものがそのまま利用できる。
【0041】便器本体1の排出口2と排水管3との間に
は、これらの芯の距離に合わせて長さを変えて施工でき
る接続ユニット5を組み込む。この接続ユニット5は、
便器本体1の排出口2に連結する排出側接続管6,床フ
ランジ4を介して排水管3に接続する排水側接続管7及
びこれらの接続管6,7の間を接続する連結管8の3部
材から構成したものであり、その平面図を図2に示す。
【0042】排出側接続管6は、90°のエルボ状であ
り、上端の連結座6aを排出口2周りに外挿してシール
材2aによって接続固定される。また、連結座6aから
緩やかに曲がるベント6bを経由して水平方向に開口軸
線を持つ接続座6cを下流端に設け、図示の例では、連
結管8がこの接続座6cを外挿して接続されている。そ
して、排出側接続管6の下端には2枚の固定フランジ6
dを設け、これに開けた孔6eに固定用のビスを通して
床に固定可能とする。
【0043】排水側接続管7は、水平方向の開口軸線を
持つ接続座7aとこの軸線と直交する開口軸線のフラン
ジ7bとを備えたものである。この例では、接続座7a
はその下流部分よりも内径を大きくした段部7cを備
え、連結管8を差し込んでその管端をこの段部7cによ
って受け止める。また、フランジ7bの下面には床フラ
ンジ4のシール部に嵌合する環状座7dを設け、このフ
ランジ7bの2か所に設けた孔7eにビスを通して床に
固定可能とする。
【0044】連結管8はたとえば塩化ビニル等を利用し
た合成樹脂素材の切断可能なパイプ材であり、一端側に
は排出側接続管6の接続座6cを差し込む接合座8aを
形成したものである。
【0045】便器本体1を既設の排水管3を利用して新
たに設置するときには、便器本体1の排出口2と排水管
3の芯の間の距離を知ることが必要である。この場合、
便器本体1の背部側(図1において左側)に対向する壁
と排出口2の芯との間の距離(一般に「ラフィン」と称
される)は、便器の仕様から知ることができる。したが
って、壁から既設の排水管3の芯との間の距離を測るこ
とで、排出口2と排水管3の芯どうしの距離が判り、排
出側接続管6と排水側接続管7の芯の間の距離がこれと
一致するように連結管8の長さを切断する。
【0046】図3はこのような連結管8の切断作業を簡
単にするため、連結管8の表面に目盛りを付けた例を示
すものである。なお、この例では連結管8は等径管であ
って接合座8aは設けず、これに代えて排出側接続管6
の接続座6cを大径としてその内部の段部6fに連結管
8の管端を突き当て可能としたものである。
【0047】連結管8の切断長さの決定は、便器本体1
の前後方向(図1において左右方向)に対向する壁を基
準として利用でき、図3の例では便器本体1の後端側に
対向する壁50を基準とする。
【0048】このとき、壁50から排水管3の芯までの
距離Aは測定によって知ることができ、便器本体1を据
付けたときの排出口2の芯までの距離Bも便器の仕様か
ら知ることができる。そして、排出側接続管6の芯から
段部6fまでの距離C及び排水側接続管7の芯から段部
7cまでの距離Dも既知であり、これらの段部6f,7
cの間の距離が連結管8の長さに相当する。したがっ
て、先のA〜Dの長さの条件に対して、連結管8を切断
してその最終長さとすべき値LはL=A−(B+C+
D)によって計算できる。
【0049】ここで、便器本体1の据付けにおいて、排
出側接続管6の芯と壁50までの距離Bは先に説明した
ラフィンに相当するものなので、新設品ではこのラフィ
ンを統一しておけば、先の式において変数はAのみであ
る。したがって、予測されるAの大きさに対応させて、
同図(b)のように連結管8の表面に目盛りMを刻み、
この目盛りMの数値を距離Aに相当する数値に合わせ
る。これにより、壁50から排水管3の芯までの長さを
測定するだけで、この数値に相当する目盛りMを切断面
としてカットすれば、先の式を満足する切断長さとした
連結管8が得られる。
【0050】このように、連結管8に目盛りMを設ける
ことによって、連結管8の切断作業が簡単になり、施工
時間の短縮が図れるだけでなく、連結管8が長すぎたり
短すぎたりすることのない接続構造が確実に得られる。
【0051】以上の要領で連結管8を切断した後には、
この連結管8を排出側及び排水側の接続管6,7にそれ
ぞれ接合する。図1の例では、連結管8の接合座8aが
排出側接続管6の接続座6cを外挿してこの接続管6c
の管端が連結管8の段部8bに突き当たり、連結管8の
他端は排水側接続管7の接続座7aに挿入されて管端が
段部7cに突き当たることによって位置決めされる。
【0052】図4から図7は別の例であり、図4は排出
側接続管6,排水側接続管7及び連結管8を組立てたと
きの縦断面図、図5はその平面図、図6は連結管8の縦
断面図である。なお、先の例と同じ部材については共通
の符号で指示し、その詳細な説明は省略する。
【0053】連結管8は先の円形のパイプ状のものに代
えて、少し扁平とした非円形の左右対称の断面形状を持
ち、この連結管8を差し込む排出側接続管6及び排水側
接続管7もこの形状に一致する開口形状を持つ。
【0054】排出側接続管6は、図3の例と同様に、連
結管8を差し込む側の開口断面を大きくして内径が縮小
する部分に段部6fを形成している。そして、連結座6
aには便器本体1の排出口2を落とし込んでこれをシー
ル接合するためのシール材50を嵌め込んで一体化して
いる。このシール材50は排出口2を嵌め込む部分を擂
鉢状に形成し、その内周壁には複数条の環状溝50aを
設けたものである。
【0055】排出側接続管6のフランジ6dの表面に
は、連結座6aの芯を通り連結管8の軸線と直交する線
分上にマーカーライン6d−1を表示として設ける。こ
のマーカーライン6d−1は、フランジ6dの表面に少
し突き出る突起として一体に形成したものである。
【0056】排水側接続管7は、図3の例と同様に連結
管8を差し込む接続座7aの内周に、この連結管8の先
端を受ける段部7cを形成したものである。そして、接
続座7aの外周面には、段部7cの位置に相当する部分
にマーカーライン7a−1を表示として設ける。このマ
ーカーライン7a−1は、排出側接続管6の場合と同様
に接続座7aの周面から少し突き出した突起状であり、
接続座7aの軸線と直交する線分として形成されてい
る。
【0057】また、連結管8は先の例のものと同様に、
その周面に目盛りMを設けたものである。この目盛りM
は、便器本体1の排出口2の中心から排水管3の中心ま
での距離に対応して連結管8の切断長さを表示したもの
である。そして、図6に示したような非円形の断面とし
てこれを排出側接続管6及び排水側接続管7に連結する
場合では、連結管8の芯周りでのこれらの接続管6,7
の回転がなく、これらの位置決めが可能である。したが
って、排出側接続管6及び排水側接続管7がそれぞれ排
出口2及び排水管3に接続される部分の軸線を互いに平
行に設定することができ、接続時の捩じれを防ぐことが
できる。
【0058】この例においても、目盛りMを利用して先
の例と同様に連結管8を所定の長さにカットして施工す
ることができる。すなわち、図4に示すように壁からX
の距離に排水口2の芯が位置するように据えつけると
き、排出側接続管6はそのマーカーライン6d−1を距
離Xの位置に合わせて仮置きし、このマーカーライン6
d−1から排水管3の中心までの距離Yを測定する。そ
して、この距離Yの値に応じて目盛りMを利用して連結
管8をカットすれば、排水口2と排水管3の距離に合わ
せた接続が可能である。
【0059】このような施工であれば、壁から排出口2
までの距離Xが任意に変わるような場合でも連結管8の
カットが可能であり、たとえば壁側に洗浄水タンクへの
給水配管や止水栓等があって便器本体1を壁側に近づけ
て配置できなくても対応でき、ラフィンの寸法に制限を
受けることのない施工が可能となる。
【0060】また、マーカーライン6d−1,7a−1
を設けたことで、目盛りMがなくても、現場合わせでの
施工が可能であり、このことを図7によって説明する。
【0061】既設の排水管3の芯P1 の位置は現場で特
定でき、便器本体1の据え付けはその後端側(図1にお
いて左側)と壁との間が適切な距離となるようにして排
水口2の芯P2 を設定することができる。そして、排水
側接続管7を排水管3に仮固定すれば、この排水側接続
管7を芯P1 に一致させて設置することができ、一方、
連結管8を予め接続した排出側接続管6はそのマーカー
ライン6d−1を芯P2 に合わせて仮置きする。
【0062】この排出側接続管6の仮置きは、同図
(a)に示すように排水側接続管7の側方の床面上で行
なう。そして、この仮置きの後同図の(b)に示すよう
に段部7cの位置に相当して連結管8の差し込み限界位
置を現すマーカーライン7a−1を利用して、連結管8
の切断長さを決め、これに従ってハッチングを施した部
分をカットする。
【0063】このように、連結管8の表面の目盛りMを
利用しなくても、また便器本体1の排出口2の芯と排水
管3の芯との間の距離を測定しなくても、マーカーライ
ン6d−1,7a−1を利用することによって、連結管
8を適正な長さに切断して施工することができる。した
がって、図5及び図7においては、連結管8に目盛りM
を描いた例を示しているが、これを備えないものであっ
てもよい。
【0064】また、便器本体1の排水口2の位置を基準
として排水管3との間の距離を合わせるように連結管8
を切断するので、便器本体1の据え付け位置を基準とし
た施工が可能となる。したがって、壁から排水管3の中
心までの距離を測定して排水口2と排水管3との間の寸
法を割り出す施工とは異なって、便器本体1自身の据付
け位置を基準とした据付けが可能となる。このため、た
とえば壁に沿って止水栓や配管が既設のものとして設け
られているような場合に、壁を基準とした施工では便器
本体1の後部側とこれらの止水栓や配管と干渉してしま
うことに陥りやすいが、このような施工上の障害もなく
なる。
【0065】ここで、図1から図3で説明した例におい
て、連結管8が円形のパイプ状としたものを利用する場
合では、連結管8の排出側及び排水側の接続管6,7へ
の接合のときには、それぞれの接合面にシール材を兼ね
た接着剤を塗布して互いを拘束連結することができる。
接着剤を利用した接合では、これを塗る作業と部材どう
しの差し込み固定の2工程が必要であり、もし接着剤が
速乾性のものであれば、排出側及び排水側の接続管6,
7の芯が捩じれた関係のまま固定されてしまう可能性も
ある。
【0066】このような障害に対して、接着剤を使用し
ないでシール接合することは可能であり、その例を図8
に示す。
【0067】図示の例は、連結管8と排水側接続管7と
の間のシール構造であって、連結管8の外径を排水側接
続管7の内径よりも小さくしておき、同図の(a)では
その管端にシール材9をシール部材として被せている。
このシール材9は、その外周に複数の弾性変形可能であ
って外径が排水側接続管7の内径よりも大きいフィン9
aを軸線方向に間隔を開けて配置したものである。
【0068】連結管8を排水側接続管7に差し込むと、
フィン9aが差し込み方向と逆向きに倒れて弾性変形
し、その弾性反力によってフィン9aの先端が排水側接
続管7の内周面に密着する。これにより、連結管8と排
水側接続管7との間は複数のフィン9aによってシール
されると同時に、フィン9aの弾性反力によりこれらが
連結固定される。
【0069】また、同図の(b)は連結管8の外周に2
本のOリング10をシール部材として備えた例であり、
この場合も連結管8を排水側接続管7に差し込むことに
より、これらがシールされると同時に固定される。
【0070】なお、このようなシール材9及びOリング
10によるシール接続は、連結管8と排出側接続管6と
の間でも同様に適用できる。
【0071】更に、排出側及び排水側接続管6,7と連
結管8とを連結するとき、排出側及び排水側接続管6,
7のそれぞれの連結座6a及び環状座7dの開口軸線を
平行の関係とする必要がある。もし、これが外れると、
排出側接続管6と排水側接続管7の軸線の間にねじれが
生じ、排水管3と排出口2との接続に支障を招く。
【0072】このような障害を無くすため、図6の例で
も説明したように連結管8の両端の断面形状を扁平と
し、排出側及び排水側接続管6,7の連結部分の断面形
状もこの連結管8と同様にすることで、回り止めが可能
である。
【0073】図9はこのような回り止めのための連結管
8の端部の開口形状の例を示す断面図である。
【0074】同図の(a)は底面部が直線状であって上
面部を円弧状としたものであり、同図の(b)は楕円形
に近い形状を持つものである。そして、先に述べたよう
に、排出側及び排水側接続管6,7もこのような断面形
状と相似の関係とすることによって、連結管8の軸線周
りに対するこれらの排出側及び排水側接続管6,7の姿
勢を一義的に決めることができる。したがって、連結管
8を介在させて排出側及び排水側接続管6,7を連結す
るものであっても、これらの接続管6,7のそれぞれの
姿勢を排出口2及び排水管3に確実に合わせることがで
きる。
【0075】このように、連結管8と排出側及び排水側
接続管6,7の接続部分の開口形状を扁平とすることに
よって、接着剤で連結する場合でも、ねじれを生じるこ
とのない組立てが可能となる。したがって、現場での組
立ても簡単になるほか、施工も良好に行える。
【0076】以上の各例では、連結管8を切断すること
によって、排出口2と排水管3の位置に合わせた施工方
法が行われる。これに対して、連結管8の切断作業の負
担を無くすこととその施工精度を向上させるものとし
て、図10に示す構成が採用できる。
【0077】この例は、排出側及び排水側接続管6,7
の間を可撓性の連結管11によって接続することで、連
結管11自身の長さ調整によって、排出口2と排水管3
との間の位置の変化を吸収するようにしたものである。
可撓性の連結管11は、合成樹脂素材の適切な強度を持
つ蛇腹管を利用することができ、その両端部のみを円筒
状としてこの部分を排出側及び排水側接続管6,7のそ
れぞれに差し込むことによって連結できる。
【0078】このように可撓性の連結管11を用いれ
ば、現場での連結管11の切断作業は全く不要になり、
作業負担が軽減される。また、排出口2と排水管3との
距離に対して連結管11を短かすぎるように切ってしま
うようなこともなく、その両端部の排出側及び排水側接
続管6,7に対する接合代を適正にとれるので、シール
不良等を招くこともなく良好な施工が可能となる。
【0079】これに対し、たとえば、図3や図7に示し
たように、連結管8を切断することによって長さの調整
をする場合では、切断を誤って連結管8が短すぎるよう
になってしまうと、施工に影響を与えてしまう可能性が
ある。そこで、連結管が可撓性ではなく普通の管材を利
用するときでもこれを切断しなくても長さ調整ができる
ようにすれば、このような施工の際の不都合は解消する
ことができ、図11にその例を示す。
【0080】図11の(a)のものは、図1から図3で
示したものと同様に、排水側接続管27の管端から離れ
た部分に段部27cを設け、この段部27cまでの間に
連結管28を差し込めるようにした例である。そして、
連結管28の管端の近傍の外周面には溝28aを刻み、
この溝28aを利用してシール用のOリング29を弾性
シール材として取り付けている。
【0081】このようなOリング29を備えたものであ
れば、連結管28を排水側接続管27に差し込むと、O
リング29によるシールと弾性嵌合とによって、連結管
28と排水側接続管27との接続固定が可能である。そ
して、連結管28は段部27c部分までの任意の位置に
差し込むことができるので、これを利用して長さ調整を
することができ、切断作業は不要な施工が可能となる。
【0082】また、図11の(b)は、連結管30の管
端に雄ネジ30aを設けると共に、排水側接続管31に
はその内部に形成した段部31aまでの間に連結管30
を接合する雌ネジ31bを形成したものである。なお、
段部31aは必ずしも必要ではなく、排水側接続管31
は通常の等径のパイプ材であってもよい。
【0083】このようなネジ接合であれば、連結管30
と排水側接続管31との間の回転量によって、それぞれ
の間の軸線長さを任意に変更することができ、長さの調
整が可能であり、Oリング29を利用する先の例と同様
の施工が可能である。なお、実際の施工では、雄ネジ3
0aの周りにシールテープを巻き付けて雌ネジ31bの
中にねじ込むことによってシールするようにする。
【0084】このように、Oリング29やネジ接合を利
用することによっても、リフォーム施工の際の排出口2
と排水管3との間の長さの調整が可能であり、連結管の
切断作業が省ける分だけ施工負担が軽減される。なお、
連結管と排水側接続管との間だけでなく、連結管と排出
側接続管とにおいても同様に可能である。
【0085】更に、排水側接続管7と排水管3との接続
を簡単にするため、図12及び図13に示す構成とする
ことができる。なお、この例では図1〜図3に示した接
続ユニット5に適用したものを示す。
【0086】図12の例は、先の例における排水側接続
管7の環状座7dを長く下に延ばして嵌合環7fとし、
この嵌合環7fを既設の排水管3の中に差し込み、シー
ル環としてパッキン7hを周囲に充填したものである。
【0087】また、図13の例は、図12で示した嵌合
環7fの回りにフィン状のパッキン7gをシール環とし
て取り付け、これを排水管3の内周に着座させてシール
するものである。
【0088】このように、嵌合環7fを設けることによ
って、床フランジ4及び排水管3まで差し込んで直接連
結することができ、特にパッキン7g,7hを一体に備
えたものではシール施工も同時に行える。そして、排水
側接続管7のフランジ7bは、床フランジを必ず利用し
なくても、孔7eにビスを通して床にねじ込むことで固
定することができ、この点でも施工が簡単になる。
【0089】図14から図16は本願の請求項12に係
る発明の一実施例であって、図14は配管構造を示す縦
断面図、図15は底面図である。
【0090】便器本体1の排出口2と排水管3との間に
は、これらの芯の距離に合わせて長さを変えて施工でき
る接続ユニット15を組み込む。この接続ユニット15
は、先の例と同様に排出側接続管16,床フランジ4を
介して排水管3に接続する排水側接続管17及びこれら
の接続管16,17の間を接続する連結管18の3部材
から構成したものであり、図15の底面図に示すよう
に、連結管18が便器本体1の中央部を迂回する配管を
構成している。
【0091】排出側接続管16は、図16のスケルトン
図に示すように、排出口2と同軸の流路の下端を便器本
体1の幅方向の左右のいずれか一方に振り、その終端を
便器本体1の手前側(図14において右側)に延ばした
形状を持つ。また、排水側接続管18は、便器本体1の
背部側を向く部分から直交して便器本体1の中央側に向
かいその終端から下方に延びる流路を形成したものであ
る。そして、連結管18は直管状であり、排出側接続管
16と排水側接続管17との間を便器本体1の幅方向の
一方に偏せて位置させている。
【0092】排出側接続管16の下端には2枚の固定フ
ランジ16aを設け、これに開けた孔16bに固定用の
ビスを通して床に固定可能とする。また、排水側接続管
17にも孔17b付きのフランジ17aを設けると共
に、このフランジ17aの下面には床フランジ4のシー
ル部に嵌合する環状座17cを設ける。
【0093】この例においても、連結管18は切断可能
なパイプ材であり、所定の長さに切断した後に排出側接
続管16及び排水側接続管17にそれぞれ接着剤等を利
用して一体に連結して接続ユニット15を構成する。
【0094】ここで、便器本体1の幅方向の中央に芯が
位置している排出口2及び排水管3との間の流路は、排
出側及び排水側接続管16,17の流路形状によって便
器本体1の中央から偏った部分を通る連結管18によっ
て接続されている。このため、ボール部1aからトラッ
プ流路1eに向かう部分であって便器本体1の幅方向の
中央部分が下に深い形状となっていても、連結管18は
この深い部分の外郭に干渉することなく配管することが
できる。
【0095】すなわち、図14に示す便器本体1では、
その下端部が連結管18の上端レベルよりも下に位置す
るものであっても、連結管18はこの便器本体1の最も
低い部分を避けて迂回する配管なので、先の例と同様に
便器本体1と配管との干渉は生じない。
【0096】このように、連結管18の配管位置を便器
本体1の幅方向のいずれか一方に偏らせることによっ
て、連結管18と便器本体1の底面部との間のクリアラ
ンスを大きく設定することは不要となり、ボール部1a
からトラップ流路1eまでを浅くする必要はない。この
ため、封水のレベルは通常の便器と同様なものに維持で
き、便器本体1が高くなることもない。
【0097】図17は本願の請求項13に係る発明の実
施例を示す図であって、便器本体1を正面から(図1の
例において右側から)見たときの要部の縦断面図であ
る。
【0098】図1に示した便器本体1や従来の通常の便
器では、ボール部1aの幅方向の中央にトラップ流路1
eへの入口が形成され、トラップ流路1eの芯が描く軌
跡は一つの垂直面内に含まれたものである。
【0099】これに対し、この例では、ボール部1aか
らのトラップ流路1eは幅方向の左側にずれた位置にあ
り、排水口2は幅方向のほぼ中央の位置に開口してい
る。すなわち、ボール部1aからトラップ流路1eへの
入口を、便器本体1の幅方向の中央よりも左側へ偏らせ
て位置させ、この入口から入り込んで最も深くなる部分
までにかけてのトラップ流路1eを左側に配置とし、最
も深い部分よりも下流側を右側に流路を捩じるようにし
て排出口2までの流路を形成している。
【0100】なお、排水口2を図17に示すように便器
本体1の幅方向のほぼ中央に位置させるほか、右側に少
し偏った位置に開口させるようにしてもよい。このよう
に排水口2が便器本体1の芯からずれていても、接続ユ
ニット5は排水口2と排水管3との距離に対応した長さ
とし、便器本体1の中心線に対して斜めの姿勢として配
管することができる。
【0101】このような、ボール部1aから排出口2ま
での流路構成であれば、便器本体1の幅方向の中央部に
は深い部分がなくなり、接続ユニット5を収める空間が
確保される。したがって、図14及び図15で示したよ
うな迂回する接続ユニット15とする必要はなく、たと
えば図1の例に適用した図2及び図3に示した接続ユニ
ット5をそのまま利用することができる。また、排水口
2を図17において右側に偏らせて設けた場合でも、連
結管8と便器本体1との干渉はない。なお、図17にお
いては、接続ユニット5についての符号を付して現して
いる。
【0102】この例では、便器本体1の幅方向の中央部
分が下に突き出る嵩が小さくなるので、図14及び図1
5の例のように接続ユニット15の管路を幅方向に振っ
て干渉を無くす必要はない。このため、便器本体1の底
面部分と接続ユニット5との干渉もないので、便器本体
1を高くする必要はなく、封水レベルや着座に関する問
題も解消される。
【0103】
【発明の効果】本願の請求項1に係る発明では、排出側
及び排水側の2個の接続管と1個の連結管によって流路
接続するので、2部材による構成に比べると、各部材を
小さくすることができ、それぞれの製作が簡単になるほ
か、寸法精度も高く維持されるので施工精度の向上も可
能となる。特に、3部材とすることで、連結管を直管と
することができ、長さ調整のための切断作業も容易にな
る。
【0104】排出側及び排水側の接続管を小型化でき、
従来構造に比べると嵩の張らない施工が行える。
【0105】請求項2に係る発明では、ベントによる内
部流れが円滑になり、排出口と排水管を鉛直姿勢の流路
で直結していなくても、汚物の排出が速やかに行われ
る。
【0106】請求項3に係る発明では、接着剤を必要と
しない施工で済むので、作業負担が減るほかシール性も
向上する。
【0107】請求項4に係る発明では、排出側接続管及
び排水側接続管のそれぞれの向きが捩じれを伴うことな
く連結管を介して一体化でき、組立てが簡単になるほか
排出口及び排水管との接続も確実に行われる。
【0108】請求項5から7に係る発明では、現場施工
での連結管の切断作業がより一層容易になり、壁と既設
の排水管の芯との間の距離または便器本体の排出口と排
水管との距離を測るだけで、目盛りを利用して連結管を
正しい長さに切断でき、作業性の向上と確実な接続が行
える。
【0109】請求項8に係る発明では、排出側及び排水
側接続管を据え付け位置に仮置きして連結管の長さを決
めてカット施工できるので、壁を基準とした施工に代え
て便器本体自身の据え付け位置を基準とする施工が可能
となり、たとえば壁に既設配管があるような場合でもこ
れと干渉することなく施工できる。また、施工において
も排水管の壁からの距離を測定したりする必要がなく、
手間も削減される。
【0110】請求項9に係る発明では、連結管を切断す
る作業が不要となるので作業負担が軽減され、施工性も
向上する。
【0111】請求項10に係る発明では、弾性シール材
を利用したシール接続と長さ調整とが行えるので施工性
が向上すると共に、連結管の切断作業も不要となる。ま
た、請求項11に係る発明においても、ネジによるシー
ル接合と同時に長さ調整が可能であり、同様に連結管の
切断作業も省かれる。
【0112】請求項12に係る発明では、嵌合環を排水
管側に差し込むことで排水管との接続ができ、床フラン
ジ等が不要な施工ができ、作業性の向上が図られる。
【0113】請求項13に係る発明では、嵌合環を排水
管側に差し込むだけでシールと接続とが同時に可能なの
で、更に施工性が向上する。
【0114】請求項14及び15に係る発明では、便器
本体の排出口と建屋側の排水管とを連絡するための長さ
調節可能な配管と便器本体との底部とが干渉しないよう
にしているので、便器本体を高くして配管とのクリアラ
ンスをとる必要がない。このため、封水面が上がったり
便座が高くなることがなく、封水の飛散を浴びたり着座
しにくくなるという弊害が防止される。
【0115】また、請求項15に係る発明では、連結管
との間の干渉を避けるための便器本体の形状の大幅な変
更には限界があるのに対し、請求項14の発明では連結
管の外径を小さく設定する等の対応により、便器本体の
仕様を選ばない配管の接続が可能となり、設計の自由度
も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接続構造を備えた水洗便器を示す縦断
面図である。
【図2】接続ユニットの平面図である。
【図3】連結管の切断寸法を得る要領を示す図であっ
て、同図の(a)はトイレの壁を基準とした必要寸法を
表す図、同図の(b)は連結管に設ける目盛りの例を示
す図である。
【図4】接続ユニットの別の例を示す要部の縦断面図で
ある。
【図5】図4の接続ユニットの要部の平面図である。
【図6】図4及び図5に示した接続ユニットにおける連
結管の縦断面図である。
【図7】図4及び図5の例における接続ユニットの連結
管のカットによる施工要領を示す図である。
【図8】連結管と排出側接続管との間のシール構造であ
って、同図の(a)は連結管にフィンを備えたシール材
を取り付けた例、同図の(b)はOリングを設けた例を
示す。
【図9】連結管の端部の開口断面を扁平とした例を示す
縦断面図である。
【図10】可撓性の連結管による排出側及び排水側接続
管の接続構造を示す縦断面図である。
【図11】連結管を切断しないで長さ調整を可能とする
例であって、同図の(a)はOリングによってシール及
び接合を可能とする例、同図の(b)はネジ接合によっ
て長さ調整を可能とした例を示す。
【図12】排水側接続管に排水管まで差し込む嵌合管を
設けた例を示す要部の縦断面図である。
【図13】図12に示した嵌合管の外周にフィン状のパ
ッキンを備えた例を示す縦断面図である。
【図14】接続ユニットの連結管を便器本体の幅方向へ
ずらして迂回させる流路構成としが例を示す縦断面図で
ある。
【図15】図14の例における便器本体に対する接続ユ
ニットの配管状況を示す底面図である。
【図16】排出側接続管から排水側接続管までの流路の
形状を示すためのスケルトン図である。
【図17】便器本体のトラップ部を正面側から見て左側
に偏らせることにより接続ユニットとの干渉を無くす例
を示す要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 便器本体 1a ボール部 1e トラップ流路 2 排出口 3 排水管 4 床フランジ 5 接続ユニット 6 排出側接続管 6b ベント 6c−1 マーカーライン(表示) 7 排水側接続管 7a−1 マーカーライン(表示) 7f 嵌合環 7g パッキン(シール環) 7h パッキン(シール環) 8 連結管 9 シール材(シール部材) 10 Oリング(シール部材) 11 連結管 16 排出側接続管 17 排水側接続管 18 連結管 29 Oリング(弾性シール材) 30a 雄ネジ 31a 雌ネジ M 目盛り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 緒方 研一 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 田中 弘志 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 岡田 浩 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 栢原 利明 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 末廣 克行 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器本体を据え付ける床面に臨ませて排
    出口を前記便器本体に備え、前記排出口と該排出口から
    ずれた位置において前記便器本体の底面に臨む排水管と
    を接続する接続構造であって、前記排出口に接続する排
    出側接続管と、前記排水管に接続する排水側接続管と、
    これらの排出側接続管及び排水側接続管との間を接続す
    る連結管とを備えてなる便器と排水管との接続構造。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記排出側接続管は、ほぼL
    字状の内部流路を備え、そのコーナ部を緩やかな曲がり
    のベントを形成してなる請求項1記載の便器と排水管と
    の接続構造。
  3. 【請求項3】 前記連結管の両端外周にシール部材を取
    り付け、該シール部材によって前記排出側接続管及び/
    又は排水側接続管との間をシール・連結してなる請求項
    1または2記載の便器と排水管との接続構造。
  4. 【請求項4】 前記連結管の少なくとも両端部の外郭の
    断面形状を扁平とし、前記排出側接続管及び排水側接続
    管は前記連結管の扁平外郭部分を嵌合状態に内挿又は外
    挿可能としてなる請求項1から3のいずれかに記載の便
    器と排水管との接続構造。
  5. 【請求項5】 前記連結管は、その切断すべき長さを表
    示する目盛りを備えてなる請求項1から4のいずれかに
    記載の便器と排水管との接続構造。
  6. 【請求項6】 前記目盛りは、便器本体の後部側が対向
    する壁から前記排水管の芯までの距離に対応して切断長
    さを表示可能としてなる請求項5記載の便器と排水管と
    の接続構造。
  7. 【請求項7】 前記目盛りは、前記便器本体の排出口の
    中心から前記排水管の中心までの距離に対応して切断長
    さを表示可能としてなる請求項5記載の便器と排水管と
    の接続構造。
  8. 【請求項8】 前記排出側接続管には、前記便器本体の
    排出口の位置に芯合わせするための表示を設け、前記排
    水側接続管には前記連結管の差し込み限界位置を示すた
    めの表示を設けてなる請求項1から4のいずれかに記載
    の便器と排水管との接続構造。
  9. 【請求項9】 前記連結管を伸縮可能な可撓性部材より
    構成してなる請求項1から4のいずれかに記載の便器と
    排水管との接続構造。
  10. 【請求項10】 前記排出側接続管及び排水側接続管の
    少なくとも一方と前記連結管とを相互に内挿又は外挿可
    能とし、内挿側の管の外周又は外挿側の管の内周のいず
    れか一方に弾性シール材を固定し、前記内挿側及び外挿
    側の管のそれぞれを前記弾性シール材を介して接合可能
    とすると共に軸線方向への位置を調整可能としてなる請
    求項1から4のいずれかに記載の便器と排水管との接続
    構造。
  11. 【請求項11】 前記排出側接続管及び排水側接続管の
    少なくとも一方と前記連結管とを相互にそれぞれ形成し
    た雄ネジ及び雌ネジによってシール接合すると共に軸線
    方向への位置を調整可能としてなる請求項1または2記
    載の便器と排水管との接続構造。
  12. 【請求項12】 前記排水側接続管は、前記排水管に挿
    入可能な嵌合環を一体に備えてなる請求項1から11の
    いずれかに記載の便器と排水管との接続構造。
  13. 【請求項13】 前記嵌合環は、その外周面に前記排水
    管の内周面をシールするシール環を備えてなる請求項1
    2に記載の便器と排水管との接続構造。
  14. 【請求項14】 前記排出側接続管と連結管と排水側接
    続管とを、前記便器本体の幅方向の中央部を迂回して配
    管接続してなる請求項1から13のいずれかに記載の便
    器と排水管との接続構造。
  15. 【請求項15】 前記便器本体のボール部からトラップ
    流路に向かう流路を前記便器本体の幅方向の中央部から
    左右のいずれか一方に偏らせて形成すると共に、前記連
    結管を、前記ボール部からトラップ流路を形成する外壁
    を避けて配管可能としてなる請求項1から13のいずれ
    かに記載の便器と排水管との接続構造。
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