JPH0849559A - 樹脂製翼部品及びその製造方法並にその補修方法 - Google Patents
樹脂製翼部品及びその製造方法並にその補修方法Info
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- JPH0849559A JPH0849559A JP18357094A JP18357094A JPH0849559A JP H0849559 A JPH0849559 A JP H0849559A JP 18357094 A JP18357094 A JP 18357094A JP 18357094 A JP18357094 A JP 18357094A JP H0849559 A JPH0849559 A JP H0849559A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23P—METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
- B23P6/00—Restoring or reconditioning objects
- B23P6/002—Repairing turbine components, e.g. moving or stationary blades, rotors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エロージョン防止のために樹脂製翼部品に接
着される金属製薄板を剥がれ難くする。 【構成】 樹脂製翼部品本体26に埋込まれた金属製網
状体25に対し金属製薄板27を接着固定することによ
って、金属どうしの接着とし、金属製薄板27が剥がれ
難くなるようにしている。
着される金属製薄板を剥がれ難くする。 【構成】 樹脂製翼部品本体26に埋込まれた金属製網
状体25に対し金属製薄板27を接着固定することによ
って、金属どうしの接着とし、金属製薄板27が剥がれ
難くなるようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジェットエンジンなど
に用いられる樹脂製翼部品及びその製造方法並にその補
修方法に関するものである。
に用いられる樹脂製翼部品及びその製造方法並にその補
修方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、ジェットエンジンの概略を示す
ものである。
ものである。
【0003】筒状のエンジン本体1の軸心位置に低圧圧
縮機駆動軸2を回転自在に配設し、該低圧圧縮機駆動軸
2の先端に低圧圧縮機3を取付けると共に、低圧圧縮機
駆動軸2の後端に低圧タービン4を取付け、低圧圧縮機
駆動軸2の中間部外周に中空の高圧圧縮機駆動軸5を回
転自在に外嵌し、該高圧圧縮機駆動軸5の先端に高圧圧
縮機6を取付けると共に、高圧圧縮機駆動軸5の後端に
高圧タービン7を取付け、更に、エンジン本体1内部の
高圧圧縮機6と高圧タービン7との中間位置に燃焼器8
を設ける。
縮機駆動軸2を回転自在に配設し、該低圧圧縮機駆動軸
2の先端に低圧圧縮機3を取付けると共に、低圧圧縮機
駆動軸2の後端に低圧タービン4を取付け、低圧圧縮機
駆動軸2の中間部外周に中空の高圧圧縮機駆動軸5を回
転自在に外嵌し、該高圧圧縮機駆動軸5の先端に高圧圧
縮機6を取付けると共に、高圧圧縮機駆動軸5の後端に
高圧タービン7を取付け、更に、エンジン本体1内部の
高圧圧縮機6と高圧タービン7との中間位置に燃焼器8
を設ける。
【0004】又、低圧圧縮機3のディスク9にエンジン
本体1よりも外方へ突出する低圧圧縮機動翼10を取付
けると共に、エンジン本体1の先端に低圧圧縮機動翼1
0を囲む外筒11を配設し、エンジン本体1と外筒11
との間にファン出口案内翼12を設ける。
本体1よりも外方へ突出する低圧圧縮機動翼10を取付
けると共に、エンジン本体1の先端に低圧圧縮機動翼1
0を囲む外筒11を配設し、エンジン本体1と外筒11
との間にファン出口案内翼12を設ける。
【0005】尚、13は空気、14は燃焼器8で発生さ
れた燃焼ガスである。
れた燃焼ガスである。
【0006】そして、エンジン本体1内部に設けられた
燃焼器8に燃料を供給し、該燃料に空気13を混合して
燃焼させる。
燃焼器8に燃料を供給し、該燃料に空気13を混合して
燃焼させる。
【0007】すると、燃焼により発生した燃焼ガス14
は、エンジン本体1内部を後方へ向かって流れ、燃焼器
8の後方に設けられた高圧タービン7及び低圧タービン
4を回転し、その後、エンジン本体1後部から噴射され
て推力を発生させるようになっている。
は、エンジン本体1内部を後方へ向かって流れ、燃焼器
8の後方に設けられた高圧タービン7及び低圧タービン
4を回転し、その後、エンジン本体1後部から噴射され
て推力を発生させるようになっている。
【0008】そして、低圧タービン4が回転されると、
低圧圧縮機駆動軸2を介して低圧圧縮機3が駆動され、
低圧圧縮機3のディスク9に取付けられた低圧圧縮機動
翼10が回転して空気13が外筒11へ吸入され、吸入
された空気13のうちの一部がエンジン本体1内部へ導
入されて低圧圧縮機3で圧縮される。
低圧圧縮機駆動軸2を介して低圧圧縮機3が駆動され、
低圧圧縮機3のディスク9に取付けられた低圧圧縮機動
翼10が回転して空気13が外筒11へ吸入され、吸入
された空気13のうちの一部がエンジン本体1内部へ導
入されて低圧圧縮機3で圧縮される。
【0009】低圧圧縮機3で圧縮された空気13は、高
圧タービン7の回転により高圧圧縮機駆動軸5を介して
駆動される高圧圧縮機6によって高圧に圧縮される。
圧タービン7の回転により高圧圧縮機駆動軸5を介して
駆動される高圧圧縮機6によって高圧に圧縮される。
【0010】高圧圧縮機6で圧縮された空気13は、燃
焼器8へ入って、前述のように燃料の燃焼に使用され
る。
焼器8へ入って、前述のように燃料の燃焼に使用され
る。
【0011】一方、低圧圧縮機動翼10によって外筒1
1内へ導入された残りの空気13は、エンジン本体1と
外筒11との間を流れ、ファン出口案内翼12によって
整流された後、外筒11後部から噴射されて推力を発生
させるようになっている。
1内へ導入された残りの空気13は、エンジン本体1と
外筒11との間を流れ、ファン出口案内翼12によって
整流された後、外筒11後部から噴射されて推力を発生
させるようになっている。
【0012】上記したジェットエンジンでは、軽量化の
ため、樹脂製の部品を使用することが検討されており、
先ず、燃料の燃焼によって高温化されるエンジン本体1
内部に比べて低温に保たれるファン出口案内翼12あた
りから樹脂化が着手されている。
ため、樹脂製の部品を使用することが検討されており、
先ず、燃料の燃焼によって高温化されるエンジン本体1
内部に比べて低温に保たれるファン出口案内翼12あた
りから樹脂化が着手されている。
【0013】尚、ファン出口案内翼12の材料として
は、エポキシ樹脂系などの熱硬化性樹脂が代表的なもの
である。
は、エポキシ樹脂系などの熱硬化性樹脂が代表的なもの
である。
【0014】そして、ファン出口案内翼12を樹脂化し
た場合、低圧圧縮機動翼10によって空気13と共に外
筒11内へ入込む砂によるエロージョンが問題となり、
エロージョン対策として現在の所、図8に示すように、
ファン出口案内翼12の前縁部15の表面に金属製薄板
16などを接着することが考えられている。
た場合、低圧圧縮機動翼10によって空気13と共に外
筒11内へ入込む砂によるエロージョンが問題となり、
エロージョン対策として現在の所、図8に示すように、
ファン出口案内翼12の前縁部15の表面に金属製薄板
16などを接着することが考えられている。
【0015】尚、ファン出口案内翼12の前縁部15の
表面に金属の厚板を取付けることは、複雑且つ微妙な翼
の前縁部形状を厚板で再現することが難かしいなどの理
由で、技術的に困難となっている。
表面に金属の厚板を取付けることは、複雑且つ微妙な翼
の前縁部形状を厚板で再現することが難かしいなどの理
由で、技術的に困難となっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ファン
出口案内翼12などのジェットエンジン用樹脂部品の表
面に金属製薄板16などを接着した場合、樹脂と金属と
は接着性が悪いとか、両者間の熱膨張率の違いが大きい
などの理由により、金属製薄板16が剥がれ易いという
問題があった。
出口案内翼12などのジェットエンジン用樹脂部品の表
面に金属製薄板16などを接着した場合、樹脂と金属と
は接着性が悪いとか、両者間の熱膨張率の違いが大きい
などの理由により、金属製薄板16が剥がれ易いという
問題があった。
【0017】本発明は、上述の実情に鑑み、金属製薄板
を剥がれ難くした樹脂製翼部品及びその製造方法並にそ
の補修方法を提供することを目的とするものである。
を剥がれ難くした樹脂製翼部品及びその製造方法並にそ
の補修方法を提供することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の手段は、
表面に沿って金属製網状体が埋込まれた状態の樹脂製翼
部品本体に対し、金属製網状体の露出部分に耐エロージ
ョン性を有する金属製薄板を接着固定したことを特徴と
する樹脂製翼部品にかかるものである。
表面に沿って金属製網状体が埋込まれた状態の樹脂製翼
部品本体に対し、金属製網状体の露出部分に耐エロージ
ョン性を有する金属製薄板を接着固定したことを特徴と
する樹脂製翼部品にかかるものである。
【0019】本発明の第二の手段は、樹脂製翼部品本体
に予め一部が表面に露出するよう金属製網状体を埋込
み、金属製網状体の露出部分に耐エロージョン性を有す
る金属製薄板を接着固定することを特徴とする樹脂製翼
部品の製造・補修方法にかかるものである。
に予め一部が表面に露出するよう金属製網状体を埋込
み、金属製網状体の露出部分に耐エロージョン性を有す
る金属製薄板を接着固定することを特徴とする樹脂製翼
部品の製造・補修方法にかかるものである。
【0020】本発明の第三の手段は、表面に沿うよう金
属製網状体を内部に埋込まれた樹脂製翼部品本体が、使
用により摩耗などして、金属製網状体が表面に露出した
時に、金属製網状体の露出部分に耐エロージョン性を有
する金属製薄板を接着固定することを特徴とする樹脂製
翼部品の補修方法にかかるものである。
属製網状体を内部に埋込まれた樹脂製翼部品本体が、使
用により摩耗などして、金属製網状体が表面に露出した
時に、金属製網状体の露出部分に耐エロージョン性を有
する金属製薄板を接着固定することを特徴とする樹脂製
翼部品の補修方法にかかるものである。
【0021】上記各手段に対し、熱可塑性樹脂製の樹脂
製翼部品本体を用いるようにしても良い。
製翼部品本体を用いるようにしても良い。
【0022】又、樹脂製翼部品本体の前縁部に埋込まれ
た金属製網状体に対し金属製薄板を接着固定するように
しても良い。
た金属製網状体に対し金属製薄板を接着固定するように
しても良い。
【0023】
【作用】本発明の作用は以下の通りである。
【0024】樹脂製翼部品本体に埋込まれた金属製網状
体に対し金属製薄板を接着固定させることにより、金属
どうしの接着となるので、高い接着性が得られ、金属製
薄板が剥がれ難くなる。
体に対し金属製薄板を接着固定させることにより、金属
どうしの接着となるので、高い接着性が得られ、金属製
薄板が剥がれ難くなる。
【0025】上記金属製薄板の接着は、樹脂製翼部品の
製造時でも補修時でも可能である。
製造時でも補修時でも可能である。
【0026】又、樹脂製翼部品本体は、耐エロージョン
性の優れた熱可塑性樹脂製とすると効果が高い。
性の優れた熱可塑性樹脂製とすると効果が高い。
【0027】更に、金属製網状体は、エロージョンの起
こり易い樹脂製翼部品本体の前縁部に部分的に埋込まれ
るようにしても効果がある。
こり易い樹脂製翼部品本体の前縁部に部分的に埋込まれ
るようにしても効果がある。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
明する。
【0029】図1〜図4は、本発明の第一の実施例であ
る。
る。
【0030】又、図中、17はジェットエンジンに設け
られる樹脂製翼部品の一例としてのファン出口案内翼、
18はファン出口案内翼17のプリフォーム、19はフ
ァン出口案内翼17及びプリフォーム18の中心部、2
0はファン出口案内翼17及びプリフォーム18の周縁
部、21はファン出口案内翼17及びプリフォーム18
の前縁部である。
られる樹脂製翼部品の一例としてのファン出口案内翼、
18はファン出口案内翼17のプリフォーム、19はフ
ァン出口案内翼17及びプリフォーム18の中心部、2
0はファン出口案内翼17及びプリフォーム18の周縁
部、21はファン出口案内翼17及びプリフォーム18
の前縁部である。
【0031】そして、ポリ・エーテル・エーテル・ケト
ン(以下、PEEKという)系の熱可塑性樹脂をフィル
ム状にした熱可塑性樹脂フィルム22を設ける。
ン(以下、PEEKという)系の熱可塑性樹脂をフィル
ム状にした熱可塑性樹脂フィルム22を設ける。
【0032】同様に、PEEK系の熱可塑性樹脂に炭素
繊維23を含有させて成る炭素繊維強化樹脂を、フィル
ム状にした炭素繊維強化樹脂フィルム24を設ける。
繊維23を含有させて成る炭素繊維強化樹脂を、フィル
ム状にした炭素繊維強化樹脂フィルム24を設ける。
【0033】図2に示すように、炭素繊維強化樹脂フィ
ルム24を積層して、或いは、積層した炭素繊維強化樹
脂フィルム24間に適宜、熱可塑性樹脂フィルム22を
介在させて翼形状をした中心部19を形成し、該中心部
19の外周に熱可塑性樹脂フィルム22を積層させて周
縁部20を形成し、プリフォーム18とする。
ルム24を積層して、或いは、積層した炭素繊維強化樹
脂フィルム24間に適宜、熱可塑性樹脂フィルム22を
介在させて翼形状をした中心部19を形成し、該中心部
19の外周に熱可塑性樹脂フィルム22を積層させて周
縁部20を形成し、プリフォーム18とする。
【0034】この際、周縁部20を構成する熱可塑性樹
脂フィルム22のうち、前縁部21の表面部分を構成す
る熱可塑性樹脂フィルム22の間に、ステンレスなどの
耐エロージョン性を有する金属製網状体25を介在させ
る。
脂フィルム22のうち、前縁部21の表面部分を構成す
る熱可塑性樹脂フィルム22の間に、ステンレスなどの
耐エロージョン性を有する金属製網状体25を介在させ
る。
【0035】そして、形成されたプリフォーム18を図
示しない金型に入れて、加圧下で加熱溶融させた後、金
型ごと冷却して硬化させることにより、図3に示すよう
な、樹脂製翼部品本体26を形成する。
示しない金型に入れて、加圧下で加熱溶融させた後、金
型ごと冷却して硬化させることにより、図3に示すよう
な、樹脂製翼部品本体26を形成する。
【0036】更に、樹脂製翼部品本体26の前縁部21
を研磨するなどして金属製網状体25を表面に露出さ
せ、該金属製網状体25に、図4に示すように、ステン
レスなどの耐エロージョン性を有する0.1〜0.3m
m程度の厚さの金属製薄板27を、シリコン系やエポキ
シ系の接着剤を用いて接着固定し、ファン出口案内翼1
7とする。
を研磨するなどして金属製網状体25を表面に露出さ
せ、該金属製網状体25に、図4に示すように、ステン
レスなどの耐エロージョン性を有する0.1〜0.3m
m程度の厚さの金属製薄板27を、シリコン系やエポキ
シ系の接着剤を用いて接着固定し、ファン出口案内翼1
7とする。
【0037】このように本発明では、樹脂製翼部品とし
てのファン出口案内翼17の中心部19に、PEEK系
の熱可塑性樹脂に炭素繊維23を含有させて成る炭素繊
維強化樹脂を用い、周縁部20にPEEK系の熱可塑性
樹脂を用いているが、PEEK系の熱可塑性樹脂やこれ
に炭素繊維23を含有させて成る炭素繊維強化樹脂は、
靱性が高く、衝撃力に対して粘り強さを備えているの
で、強度はあるが脆いエポキシ樹脂系などの熱硬化性樹
脂に比べて、耐エロージョン性に優れたファン出口案内
翼17を作成することができる。
てのファン出口案内翼17の中心部19に、PEEK系
の熱可塑性樹脂に炭素繊維23を含有させて成る炭素繊
維強化樹脂を用い、周縁部20にPEEK系の熱可塑性
樹脂を用いているが、PEEK系の熱可塑性樹脂やこれ
に炭素繊維23を含有させて成る炭素繊維強化樹脂は、
靱性が高く、衝撃力に対して粘り強さを備えているの
で、強度はあるが脆いエポキシ樹脂系などの熱硬化性樹
脂に比べて、耐エロージョン性に優れたファン出口案内
翼17を作成することができる。
【0038】又、熱可塑性樹脂や炭素繊維強化樹脂をフ
ィルム状として、熱可塑性樹脂フィルム22や炭素繊維
強化樹脂フィルム24などを、図3に示すように積層し
てファン出口案内翼17のプリフォーム18を構成する
ようにしたので、取扱及び積層が簡単となり、しかも、
積層時に熱可塑性樹脂フィルム22や炭素繊維強化樹脂
フィルム24の間に、ステンレスなどの耐エロージョン
性を有する金属製網状体25を配置することが容易とな
り、所望の形状、構造、機能を有する樹脂製翼部品本体
26を自在に作成することができる。
ィルム状として、熱可塑性樹脂フィルム22や炭素繊維
強化樹脂フィルム24などを、図3に示すように積層し
てファン出口案内翼17のプリフォーム18を構成する
ようにしたので、取扱及び積層が簡単となり、しかも、
積層時に熱可塑性樹脂フィルム22や炭素繊維強化樹脂
フィルム24の間に、ステンレスなどの耐エロージョン
性を有する金属製網状体25を配置することが容易とな
り、所望の形状、構造、機能を有する樹脂製翼部品本体
26を自在に作成することができる。
【0039】更に、図2に示すプリフォーム18を図示
しない金型に入れて、加圧下で加熱溶融させた後、金型
ごと冷却して硬化させることにより、図1・図3に示す
ように、各組織が一体的に結合された樹脂製翼部品本体
26が形成され、特に、プリフォーム18の前縁部21
表面部分における熱可塑性樹脂フィルム22の層間に金
属製網状体25を配置しているので、金属製網状体25
の網目内に熱可塑性樹脂フィルム22の熱可塑性樹脂が
入込み、金属製網状体25が熱可塑性樹脂内に埋込まれ
て強固な結合状態が得られるので、金属製網状体25が
剥がれることが防止される。
しない金型に入れて、加圧下で加熱溶融させた後、金型
ごと冷却して硬化させることにより、図1・図3に示す
ように、各組織が一体的に結合された樹脂製翼部品本体
26が形成され、特に、プリフォーム18の前縁部21
表面部分における熱可塑性樹脂フィルム22の層間に金
属製網状体25を配置しているので、金属製網状体25
の網目内に熱可塑性樹脂フィルム22の熱可塑性樹脂が
入込み、金属製網状体25が熱可塑性樹脂内に埋込まれ
て強固な結合状態が得られるので、金属製網状体25が
剥がれることが防止される。
【0040】そして、熱可塑性樹脂内に強固に埋込まれ
た金属製網状体25に、図4に示すように、ステンレス
などの耐エロージョン性を有する0.1〜0.3mm程
度の厚さの金属製薄板27を、シリコン系やエポキシ系
の接着剤を用いて直接接着固定することにより、金属ど
うしの接着とすることができるので、良好な接着性が得
られ、金属製薄板27を剥がれ難くすることができる。
た金属製網状体25に、図4に示すように、ステンレス
などの耐エロージョン性を有する0.1〜0.3mm程
度の厚さの金属製薄板27を、シリコン系やエポキシ系
の接着剤を用いて直接接着固定することにより、金属ど
うしの接着とすることができるので、良好な接着性が得
られ、金属製薄板27を剥がれ難くすることができる。
【0041】このようにして、前縁部21の表面に金属
製薄板27を接着されたファン出口案内翼17は、飛行
中に吸込んだ砂によるエロージョンを効果的に防止する
ことが可能となる。
製薄板27を接着されたファン出口案内翼17は、飛行
中に吸込んだ砂によるエロージョンを効果的に防止する
ことが可能となる。
【0042】尚、金属製薄板27は、樹脂製翼部品本体
26の全体に接着することも可能であるが、特にエロー
ジョンの影響の大きい前縁部21に集中的に設けること
により、ファン出口案内翼17の軽量化と耐エロージョ
ン性を両立させることができる。
26の全体に接着することも可能であるが、特にエロー
ジョンの影響の大きい前縁部21に集中的に設けること
により、ファン出口案内翼17の軽量化と耐エロージョ
ン性を両立させることができる。
【0043】又、エロージョンにより金属製薄板27が
摩耗した場合には、金属製薄板27を張替えることによ
って何度でも補修し、再使用することができる。
摩耗した場合には、金属製薄板27を張替えることによ
って何度でも補修し、再使用することができる。
【0044】図5・図6は、本発明の第二の実施例であ
る。
る。
【0045】前記実施例では、最初から前縁部21の表
面に金属製薄板27を接着されたファン出口案内翼17
を形成していたのに対し、本実施例では、図5・図6に
示すように、金属製網状体25が前縁部21の内部に埋
込まれるようにファン出口案内翼17を形成し、この状
態でファン出口案内翼17を使用した場合に、使用によ
り、前縁部21を構成する熱可塑性樹脂が摩耗して表面
に金属製網状体25が露出した時に、図4に示すよう
に、金属製網状体25に金属製薄板27を接着固定し
て、ファン出口案内翼17を補修するようにしたもので
ある。
面に金属製薄板27を接着されたファン出口案内翼17
を形成していたのに対し、本実施例では、図5・図6に
示すように、金属製網状体25が前縁部21の内部に埋
込まれるようにファン出口案内翼17を形成し、この状
態でファン出口案内翼17を使用した場合に、使用によ
り、前縁部21を構成する熱可塑性樹脂が摩耗して表面
に金属製網状体25が露出した時に、図4に示すよう
に、金属製網状体25に金属製薄板27を接着固定し
て、ファン出口案内翼17を補修するようにしたもので
ある。
【0046】上記以外は、前記実施例と同様の構成を備
えており、同様の作用・効果を得ることができる。
えており、同様の作用・効果を得ることができる。
【0047】尚、本発明は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、PEEK系の熱可塑性樹脂をベース
としたもの以外にも、熱硬化性樹脂をベースとしたもの
に対しても適用は可能であること、金属製網状体を樹脂
製翼部品本体の前縁部以外に埋込んだ場合にも適用可能
であること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
において種々変更を加え得ることは勿論である。
れるものではなく、PEEK系の熱可塑性樹脂をベース
としたもの以外にも、熱硬化性樹脂をベースとしたもの
に対しても適用は可能であること、金属製網状体を樹脂
製翼部品本体の前縁部以外に埋込んだ場合にも適用可能
であること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜9記載
の発明によれば、エロージョン防止のために樹脂製翼部
品に接着される金属製薄板を剥がれ難くすることができ
るという優れた効果を奏し得る。
の発明によれば、エロージョン防止のために樹脂製翼部
品に接着される金属製薄板を剥がれ難くすることができ
るという優れた効果を奏し得る。
【図1】本発明の第一の実施例にかかるファン出口案内
翼の全体概略断面図である。
翼の全体概略断面図である。
【図2】図1のファン出口案内翼を形成するためのプリ
フォームの前縁部の部分拡大図である。
フォームの前縁部の部分拡大図である。
【図3】図2のプリフォームから形成された樹脂製翼部
品本体の前縁部の部分拡大図である。
品本体の前縁部の部分拡大図である。
【図4】図3の樹脂製翼部品本体から形成された樹脂製
翼部品の前縁部の拡大図である。
翼部品の前縁部の拡大図である。
【図5】本発明の第二の実施例にかかるファン出口案内
翼のプリフォームにおける前縁部の部分拡大図である。
翼のプリフォームにおける前縁部の部分拡大図である。
【図6】図5のプリフォームから形成された樹脂製翼部
品本体の前縁部の部分拡大図である。
品本体の前縁部の部分拡大図である。
【図7】ジェットエンジンの概略側方断面図である。
【図8】現在検討中の樹脂製のファン出口案内翼の前縁
部の概略拡大図である。
部の概略拡大図である。
21 前縁部 22 熱可塑性樹脂フィルム(熱可塑性樹脂) 24 炭素繊維強化樹脂フィルム(熱可塑性樹脂) 25 金属製網状体 26 樹脂製翼部品本体 27 金属製薄板
Claims (9)
- 【請求項1】 表面に沿って金属製網状体が埋込まれた
状態の樹脂製翼部品本体に対し、金属製網状体の露出部
分に耐エロージョン性を有する金属製薄板を接着固定し
たことを特徴とする樹脂製翼部品。 - 【請求項2】 樹脂製翼部品本体が熱可塑性樹脂により
構成された請求項1記載の樹脂製翼部品。 - 【請求項3】 金属製網状体が樹脂製翼部品本体の前縁
部に埋込まれた請求項1又は2記載の樹脂製翼部品。 - 【請求項4】 樹脂製翼部品本体に予め一部が表面に露
出するよう金属製網状体を埋込み、金属製網状体の露出
部分に耐エロージョン性を有する金属製薄板を接着固定
することを特徴とする樹脂製翼部品の製造・補修方法。 - 【請求項5】 熱可塑性樹脂製の樹脂製翼部品本体を用
いた請求項4記載の樹脂製翼部品の製造・補修方法。 - 【請求項6】 樹脂製翼部品本体の前縁部に埋込まれた
金属製網状体に対し金属製薄板を接着固定する請求項4
又は5記載の樹脂製翼部品の製造・補修方法。 - 【請求項7】 表面に沿うよう金属製網状体を内部に埋
込まれた樹脂製翼部品本体が、使用により摩耗などし
て、金属製網状体が表面に露出した時に、金属製網状体
の露出部分に耐エロージョン性を有する金属製薄板を接
着固定することを特徴とする樹脂製翼部品の補修方法。 - 【請求項8】 熱可塑性樹脂製の樹脂製翼部品本体を用
いた請求項7記載の樹脂製翼部品の補修方法。 - 【請求項9】 樹脂製翼部品本体の前縁部に埋込まれた
金属製網状体に対し金属製薄板を接着固定する請求項7
又は8記載の樹脂製翼部品の補修方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18357094A JPH0849559A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 樹脂製翼部品及びその製造方法並にその補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18357094A JPH0849559A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 樹脂製翼部品及びその製造方法並にその補修方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0849559A true JPH0849559A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16138127
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18357094A Pending JPH0849559A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 樹脂製翼部品及びその製造方法並にその補修方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0849559A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001041002A (ja) * | 1999-07-27 | 2001-02-13 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 複合材翼 |
| JP2014534914A (ja) * | 2011-10-19 | 2014-12-25 | ヘクセル コーポレイション | 複合部品の高圧成形 |
| WO2015025598A1 (ja) * | 2013-08-19 | 2015-02-26 | 株式会社Ihi | 複合材翼 |
-
1994
- 1994-08-04 JP JP18357094A patent/JPH0849559A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001041002A (ja) * | 1999-07-27 | 2001-02-13 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 複合材翼 |
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| WO2015025598A1 (ja) * | 2013-08-19 | 2015-02-26 | 株式会社Ihi | 複合材翼 |
| US20160160659A1 (en) * | 2013-08-19 | 2016-06-09 | Ihi Corporation | Composite vane |
| JP5962942B2 (ja) * | 2013-08-19 | 2016-08-03 | 株式会社Ihi | 複合材翼 |
| US10138738B2 (en) | 2013-08-19 | 2018-11-27 | Ihi Corporation | Composite vane |
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