JPH08500196A - 静電写真に使用するための正に帯電されたトナー - Google Patents

静電写真に使用するための正に帯電されたトナー

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JPH08500196A JP7501233A JP50123395A JPH08500196A JP H08500196 A JPH08500196 A JP H08500196A JP 7501233 A JP7501233 A JP 7501233A JP 50123395 A JP50123395 A JP 50123395A JP H08500196 A JPH08500196 A JP H08500196A
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Abstract

(57)【要約】 トナー粒子が摩擦電気的に正に帯電され、静電荷パターンを現像するのに好適である乾燥トナー粉末であり、前記トナー粒子が、(1) 少なくとも1013Ω−cmの体積抵抗率を有する結合剤として作用する摩擦電気的に正に帯電しうる熱可塑性樹脂の1種以上、及び(2) 前記結合剤の体積抵抗率より小さい体積抵抗率を有する物質の1種以上を含有し、前記物質(2)は、5重量%の濃度で前記結合剤中に存在させたとき少なくとも3.3の倍率で前記結合剤の体積抵抗率を低下し、そして摩擦電気帯電条件下に、前記成分(1)及び(2)の混合物を含む粒子を含有する前記トナ一粉末が、l0fC/10μmより小さいが1fC/10μmより小さくない絶対中央(q/d)電荷/直径値(x)を得ることができ、同じ摩擦電気帯電条件下であるが前記物質(2)を含有しない前記トナー粉末が、このとき前記物質(2)が存在するときよりも少なくとも50%大である絶対中央(q/d)値(x)を有し、個々のトナー粒子の電荷/直径値の分布が変動係数υ≦0.33を特長としている。

Description

【発明の詳細な説明】 静電写真に使用するための正に帯電されたトナー 1.発明の分野 本発明は、静電荷像の現像に好適なトナー組成物に関する。 2.発明の背景 コピーすべき原画に相当するか又は電子的に得られる像を書き込んだデジタル 化されたデータに相当する静電潜像を形成することはエレクトログラフィ及びエ レクトロフォトグラフィを含む静電写真の技術分野で良く知られている。 エレクトロフォトグラフィにおいては、光導電性部材を均一に帯電させる工程 及び像に従って変調された露光によってそれを像に従って放電させる工程によっ て静電潜像が形成される。 エレクトログラフィにおいては、誘電基体上に、電気的に帯電した粒子、例え ば電子又はイオンを像に従って付着させることによって静電潜像が形成される。 得られた潜像は、通常は摩擦電気的に帯電されたトナー粒子と称される光吸収 粒子をその上に選択的に付着させることによって現像される、即ち可視像に変換 される。静電潜像は同様にトナー現像して、親水性基体上に疎水性印刷パターン を形成し、これによって平版印刷のための印刷版を作ることができる。 静電潜像のトナー現像において、二つの方法、乾燥粉末及び液体分散物現像が 用いられて来た。そのうち今日では 乾燥粉末現像が最も多く使用されている。 乾式現像においては、静電潜像を担持する基体への乾燥トナー粉末の付与は、 カスケード、磁気ブラシ、粉末クラウド、インプレッション(impression)又は タッチダウン現像としても知られている転写現像として知られている種々の方法 で行うことができる、これらについては、IEEE Transactions on Electroni c Device、Vol. ED−19、No.4(1972年4月)の495〜511頁に Thomas L. Thoursonによって発表されている。エーロゾル又は粉末クラウド現 像で使用するための乾燥トナー粒子の平均直径は1μmであり、一方カスケード 又は磁気ブラシ現像に有用なトナー粒子のための平均直径は約10μmである( 米国、カリフォルニア州、IrvineのPalatino Press1986年発行、Jerome L. Johnson著、Principles of Non Impact Printingの64〜85頁参照)、しかし 高解像度現像のためには1〜5μmであるのがよい[例えばGB2180948 A及び(PCT)W0 91/00548参照)。 乾燥現像トナーは、着色物質、例えばカーボンブラック又は微細に分散した染 料顔料又は可溶性染料のような着色材料を含む熱可塑性樹脂又は樹脂の混合物か らなる熱可塑性結合剤から本質的になる。トナー粒子の摩擦電気帯電性は前記物 質によって限定され、電荷制御剤で変性できる。トナー粒子の摩擦電気帯電は、 キャリヤー粒子(トナー粒子の直径より通常少なくとも10倍大きい直径を有す る)によっていわゆる2成分現像混台物で行う。そのキャリ ヤー粒子は磁気ブラシ現像において使用するため軟らかい磁性材料から作られる 。潜像の電場に応答して、トナーは、キャリヤービーズからで静電荷パターンを 含む記録材料に転写する。 単一成分現像剤は、摩擦電気帯電のためのキャリヤー粒子が存在しないことで 、トナー粒子のみで操作する。かかるトナーの静電帯電は、現像剤ステーション の壁との摩擦接触及び/又はその中で動作する攪拌機構によって進行する。単一 成分現像剤はエーロゾル、転写又はタッチダウン及びインダクショントナー現像 剤を含み、後者は余分な電荷で静電的に帯電し得ない導電性トナーである。磁性 トナーを得るため、トナー粒子自体の中に磁性材料を直接入れる。 プリントされたコピーの品質の一つの特長は、付着したトナー像の光学濃度に よって決る。光学濃度、更に詳細には黒色トナーの使用により現像された像がど の位の黒さであるかの程度は、潜像の単位面積A上に静電的に付着した、そして 必要ならば後でその最終受容体材料例えば紙に転写されたトナーの質量Mと相関 する。 静電的に帯電したトナー粒子は、中和の或る限界まで静電荷パターン上に付着 し続けるであろう。“直接現像”とも称されるポジーポジ像再現においては、ト ナー粒子の電荷信号に対し反対の電荷信号を有する領域上にトナーは付着する。 “反転現像”においては、トナーは光放電された領域で付着する(例えばロン ドン及びニューヨークのThe Foc al Press 1975年発行、R.M. Schaffert著、Electrophotography拡大改訂版 、50〜51頁参照)。光放電領域で、電荷パターンが、前記放電領域中の反対 の電荷信号の電荷を誘起するバイアス電極と現像ステーシヨンの間に印加された 駆動現像電圧によって現像中蓄積される。 現像の物理現象についての詳細な調査は、Spring Verlag 1988年発行、Sp ringer Seriesin Electrophysics Vol.14、94〜223頁に L.B.Scheinに よるElectrophotography and Development Physicsに与えられている。 静電的に帯電されたトナー粒子は、電荷パターンが実質的に中和されるまで、 反対極性の静電荷パターン上に付着することを続ける。この中和は、単位面積当 りのトナー電荷CTAが単位面積当りの記録層電荷CPAに等しいとき生ずる。こ れは下記式: CPA=KεoV/D で表される帯電像領域の電位Vによって決り、式中Kは電荷担持記録層(例えば 光導電性層)の誘電係数であり、εoは真空での誘電率であり、Dは記録層の厚 さである[Physics Today(1986年5月)、47〜48頁のDonald M.Burlan d 及びLaurence B.Schein の論文、Physics of Electrophotography 参照)。 単位面積当りのトナー電荷は、単位面積当りの現像された質量(M/A)に乗 じた単位質当りのその電荷(Q/M)に等しいから、単位面積当りのトナー質量 は である。 実際には、この結果は、ほぼマグニチュードのオーダーで単位面積当りの現像 された質量を過大評価するが、一定のトナー電荷/質量比に対して得られる光学 濃度に達することを可能にする。 最後に示した式は、小さいトナー電荷/質量比(Q/M)は、帯電した記録層 面積の単位面積当りのトナー粒子のさらに大なる付着を可能にする。これは、単 位面積当りの同じ電荷に対し、単位面積当りのさらに高い光学濃度を生ぜしめる であろう。 問題は、低電荷/質量比を有するトナーが、現像剤組成物中の個々のトナー粒 子に対して電荷/質量比の広い分布スペクトルを有することにある。前記比の広 い分布スペクトルは、(1)充分に強力なクーロン引力を与えれるためには低す ぎる電荷を有する粒子の比較的大量の存在及び(2)トナー粒子のバルクの主要 部分に対して反対の電荷信号を有する悪い電荷信号トナー粒子の存在によって特 性表示される。かかる種類の現像剤での現像は望ましくない像背景かぶりを生ぜ しめる。 摩擦電気(摩擦電気パートナー間の摩擦接触)を介しての個々のトナー粒子の 帯電は、統計的方法であり、これは、電荷制御の適性な測度をとらないならば、 現像剤中のトナー粒子の数を越えて電荷の広い分布を生ぜしめる。 前述したかぶりの問題を避けるため、及び記録材料の単位面積当りの一定量の 電荷に対する高い光学濃度を有するトナー像を作るための能力を与えるため、用 いる大量のナーの個々のトナー粒子のシャープな電荷/質量分布(電荷/粒子直 径分布として測定した)及びかなり低い電荷/質量(q/m)比(トナー量の1 gについてのクーロン)を有するトナー現像剤を製造する問題を解決する必要が ある。 トナー量中のトナー粒子の電荷/直径(q/d)の狭い百分率分布及び低い電 荷/質量比(fC/g)を有するトナーを得る要件は厳しくなればなる程、トナ ー粒度は益々減少する。小さいトナー粒子の使用は、充分な光学濃度及び低い背 景かぶりと共に像品質を大きく規定する解像にとって有利である。q/mと粒度 の間の関係は、第7回 International Congres of Advanced Non - Impact Pri nting Technologies(1991年)の406頁にH.Tjujimoto等によって論じら れている。トナー粒子の電荷はそれらの表面に正比例するから、それらの直径( d)の二乗にも正比例し、一方トナー粒子質量(m)はそれらの直径の三乗に正 比例する。その結果としてq/mはd-1に正比例し、粒子直径の減少と共に急激 に増大する。この事実は、現像に当って、付着したトナーの同じ質量に対してよ り小さいトナー粒子を用いたとき、低い光学濃度を生ぜしめるであろう。小さい 粒子に対しては、推計学的組成変動は更に悪いことから、前記粒子は、それらの 電荷分布を拡大する傾向の増大を本来示すであろう。 誤った電荷信号及び低すぎる電荷又は不電荷は、電気的に背景かぶりを制御す ることを不可能にする。非常に低い粒子電荷は、現像をより臨界的なものにする ばかりでなく、静電トナー像転写が非常に困難になり、劣化した像をもたらす。 3.発明の目的及び概要 本発明の目的は、改良された光学濃度及び低背景濃度を有する静電荷パターン を現像するのに有用な乾燥した摩擦電気的に正に帯電したトナーを提供すること にある。 本発明の別の目的は、バルクの個々のトナー粒子に対して、かなり低い電荷/ 質量比及び特に鋭い電荷/質量分布を有する正に帯電したトナー粒子のバルクか ら本質的になる乾燥トナーを提供することにある。 本発明の更に別の目的は、現像に続いて高い像背景を生ぜしめる逆の信号(負 電荷)をトナー粒子が有せず、高い最高光学濃度を有する改良された解像力の像 を生ぜしめる比較的小さい粒度の乾燥摩擦電気的に正に帯電したトナーを提供す ることにある。 本発明の更に別の目的は、個々のトナー粒子上の摩擦電気帯電性及び電荷分布 を意のままに徐々に変えることのできる乾燥トナーを製造する方法を提供するこ とにある。 本発明によれば、トナー粒子が摩擦電気的に正に帯電され、静電荷パターンの 現像に好適である乾燥トナー粉末において、前記トナー粒子が (1) 少なくとも1013Ω−cmの体積抵抗率を有する結合剤として作用す る摩擦電気的に正に帯電しうる熱可 塑性樹脂の1種以上、及び (2) 前記結合剤の体積抵抗率より小さい体積抵抗率を有する物質の1種以 上 を含有し、前記物質(2)は、5重量%の濃度で前記結合剤中に存在させたとき 少なくとも3.3の倍率で前記結合剤の体積抵抗率を低下し、そして 摩擦電気帯電条件下に、前記成分(1)及び(2)の混合物を含む粒子を含有 する前記トナー粉末が、10fC/10μmより小さいが1fC/10μmより 小さくない絶対中央(q/d)電荷/直径値(x)を得ることができ、同じ摩擦 電気帯電条件下であるが前記物質(2)を含有しない前記トナー粉末が、このと き前記物質(2)が存在するときよりも少なくとも50%大である絶対中央(q /d)値(x)を有し、 個々のトナー粒子の電荷/直径値の分布が変動係数υ≦0.33によって特徴 づけられる乾燥トナー粉末が提供される。 所望される狭い電荷分布を得るため、前記トナー粒子は、負帯電に対する電荷 制御剤の存在を必要としないが、そのようなものを存在させることができる。 変動係数(υ)は、ここでは中央値(x)で割った標準偏差(s)を意昧する 。 前記成分(1)及び(2)を含有する個々のトナー粒子の電荷/直径値の拡が りは、統計学的に現実的な結果を得るため、少なくとも10000の粒子母集団 数で測定される標準偏差を称する。前記中央値で割った前記標準偏差は 、本発明によれば、0.33以下の絶対数を生じなければならず、中央q/d値 がfC/10μmで表され、百分率分布、即ち(x−横軸での)トナー粒子のf C/10μmでのq/dに対する同じ電荷/直径(q/d)比の数割合%[NP %](y−縦軸)から生ずるとき、前記中央値は、曲線の下の面積を等しい面積 部分に2分したx摩擦の値である。 変動係数(υ)の使用が好ましい、何故なら、標準偏差(s)単独を用いるこ とよりも相対的定義における拡がりを測定するために有意かつ有益であるからで ある。それはスケールが零で始まるならば、変量を測定する単位に無関係である からである[ロンドンの Chapman and HallLtd 1986年発行、Christophe r Chatfield の“Statistics for technology”A coourse in applied statist ics第3版、33頁参照]。 本発明は又、トナー粒子が摩擦電気的に正に帯電され、静電荷像を現像するの に好適である乾燥トナー粉末バルクの製造方法も提供する。この方法は次の工程 : (I) (1)電荷制御剤の任意の存在下に、少なくとも1013Ω−cmの体 積抵抗率及び正の摩擦電気帯電性を有し、結合剤として作用する熱可塑性樹脂を 、(2)前記樹脂の体積抵抗率を低下させることができる物質と混合する、例え ば溶融混台する工程、そして物質(2)は結合剤の重量に対して5%の濃度で前 記樹脂との混合物中に存在するとき少なくとも3.3倍まで前記結合剤の体積抵 抗率を低下させることができる、 (II) 混合後得られた混合物を小粒子と分割する工程、 (III) 前記粒子を、選択した直径範囲、例えば3〜12μmの直径範囲内 のトナー粒子を選択的に集めるため級別する工程、及び (IV) 前記粒子を摩擦電気的に正に帯電し、これによって前記物質(2)が 、トナー粉末バルクが10fC/μmより小さいが1fC/10μmより小さく ない絶対中央(q/d)電荷/直径値(x)を有するような量で存在するトナー 粒子の粉末バルクを得る工程 を含み、個々のトナー粒子の電荷/直径値の分布が変動係数υ≦0.33で特性 表示されるようにする。 4.図面の簡単な説明 第1図はトナーの前述した標準偏差(s)及び中央値(q/d)の測定のため に使用する装置の概略的な断面図を表したものである。 第2図は、q/d比をfC/10μmで横軸にプロットした、同じq/d比値 のトナー粒子の数割台%を縦軸に有する比較試験トナー(実施例1のトナーA参 照)のトナーq/d分布曲線1を表す。前記トナーにおいて、トナー粒子は前記 抵抗率低下物質(2)を含有しない。トナーは第1図に関して説明した原理に沿 って操作する装置で用いた試験条件を受ける。又第2図は、前記抵抗率低下物質 (2)の量を徐々に増大させて加えることにより低い正昧の電荷帯域の方への狭 いq/d分布曲線のシフトを示す本発明トナーに関係するトナーq/d分布曲線 2及び3を表す( 実施例1の本発明トナーB及びC参照)。 第3図は、一つの樹脂がその固有の構成による相対的に高い正帯電能力を有す る樹脂で、他がほとんどゼロ帯電力である樹脂の混合物を用いることによるq/ d分布曲線のシフトを示す一連のトナーq/d分布曲線を表す(比較実施例2の 参照)。 5.発明の詳述 個々のトナーが本発明の前記概要に規定した如き性質を満たすかどうかを知る ため、トナーの前記標準偏差(s)及び中央値q/dを測定しなければならない 。これは第1図に略示した電荷スペクトログラフ装置によって行うことができる 。 ここに含まれる装置は、ドイツ国、NeufahrnのDr. R. Epping PES - Laborato riumによって、“q−メーター”の名で市販されている。q−メーターは、測定 したトナー直径(10μmでのd)に対するトナー粒子電荷(fCでのq)の分 布を測定するため使用する。測定結果は、(横座標で)fC/10μmとして表 したq/d比と同じq/d比の百分率粒子頻度(縦座標で)として表す。 第1図を参照すると、測定は、レジストレーション(registration )電極板 2とレジストレーション電極に対する反対の電荷信号の電極板3によるチューブ 1の軸に対して垂直に保たれた電場Eを通過する間平均速度Vmで長く狭いチュ ーブ1中を空気層流によって運ばれるトナー粒子の群(bunch)の部分を作る摩 擦電気的に帯電された粒子のq/d比による異なる静電偏位に基づいている。前 記 電極は板間隔y(5cm)を有するコンデンサーを形成している。摩擦電気的に 帯電したトナー粒子の群は空気パルスによって、試験すべき静電写真粉末現像剤 の一定量及び空気注入口5を含む小さいポット4から前記チューブ1中に注入さ れる。現像剤はトナー粒子と混合した磁気キャリヤー粒子からなる。キャリヤー 粒子は、前記ポット4の底で置かれた電磁石から生ずる磁場によってポット4中 で保持される。 前記試験配置において、一定比q/dを有する全てのトナー粒子は、チューブ 中の点“x”でトナースペクトル線として反対電荷信号の電極上でそれらの電荷 信号により前記チューブ中で付着する(従ってq/d=f(x)である)。 x=0でのレジスタートナー付着(層流の不存在下に付着することによって得 られた)は、装置を制御するため及び得られた記録の容易な分析のため使用され る。電場Eを作るため前記コンデンサーのy=50mmの板間隔で、異なる点“ x”で付着したトナー粒子のq/d値を決定するため下記式を使用できる。 ここでqはfCであり、EはkV/yでの電場であり、dは10μm単位であ り、πは3.14…であり、ηは空気粘度であり、X及びyはmmである。 空気流AFがl/分で表されるとき、q/d値は下記式で計算される: ここでVは電極間の電圧であり、aはレジストレーション電極の小さい広さの ための修正ファクターである。像分析考で操作する光顕微鏡(CCDビデオカメ ラと組合せた顕微鏡)により、付着したトナー粒子の量及び同じ場所で付着した トナーの百分率を測定する。 前記q−メーターをどのように操作するかの更に詳細な情報については1988 年3月のその操作マニュアルを参照されたい。 本発明トナーにおいて、トナー粒子中に存在する樹脂又は樹脂混台物は、主と して正である摩擦電荷を得る種類のものである。これは、例えば直径70μmの そしてマグネタイト (Fe34)から主としてなる酸化鉄表皮を有する鉄キャ リヤービーズとそれを擦ることによってチェックできる。殆ど球形を有するこれ らのキャリヤー粒子はGBP1174571に記載されているような方法によっ て作られる。 好ましくは使用する樹脂は高度に正に帯電しうる樹脂の群に属する。シリコー ン樹脂が、前述した諭文 Physicsof Electrophotography (physics Todayの) 51頁に記載された摩擦電気系の最も正に帯電できる摩擦電気パートナーである 。 マグネタイト (Fe34)の如き酸化鉄に関して正に摩擦電気帯電性を有す る本発明により使用するのに好適な熱可塑性樹脂は、前記雑誌physics Todayに 発表された前述した摩擦電気系列の底部にあげられた最も負に帯電しうる種であ るポリテトラフルオロエチレンに対して、更 に高い正帯電性を有する。従って相対的に最高の正帯電性のための摩擦電気パー トナーとして、ポリテトラフルオロエチレンを含有するかそれで被覆した物質、 例えばキャリヤー粒子を使用するのが好ましい。US−P5200287では樹 脂被覆キャリヤーの実施例が記載されており、その樹脂被覆は100m/g以 下のBET比表面積を有するフッ化炭素とシリコーン樹脂を含み、電荷制御剤な しで摩擦電気帯電極性を与えるものである。 高い正帯電性を示す樹脂の例には、シリコーン樹脂の群のものがある。正帯電 に特に有益なものはアミノ基を含有する樹脂であり、かかる樹脂はアミノ基が全 体的に又は部分的に有機カチオン基であるオニウム基に変換されている。かかる 樹脂を製造するためのアミノ基を含有する単量体は例えばUS−P466326 5に記載されている。 特に有用な正に帯電しうる樹脂を下記表1にNo.によって示す。これらの樹脂 の数平均分子量(Mn)及び重量平均分子量(Mw)を示す。表1示したMn及 びMwの値は、これに10を乗じなければならない。 本発明に従って作ったトナー粒子中で用いた前記樹脂の高摩擦電気正帯電能力 によって、更に正電荷誘起物質を使用する必要はない。前記樹脂の存在は、高い q/dによって表される強力な正の正昧電荷を既に提供し、トナー粒子の群中で のq/d分布は非常に狭く、誤った信号(正)トナー粒子は全くない。 個々のトナー粒子のq/d及び電荷分布についての強力に正に帯電しうる樹脂 の影響を、比較(本発明でない)実施例1(第2図の曲線1を参照)で示す。前 記曲線1から、前記トナー粒子のトナーバルクに対する変動係数は0.33より 小さいことを導くとができるが、これはトナー粒子上の電荷が非常に均質に分布 されているが粒子1個についての電荷は比較的大であること、即ちq/d値は+ 13.6fC/10μmであることを意昧する。 前述した如く、かかる種類のトナーを用いると、帯電した記録材料の単位面積 について得られる光学濃度は、同じq/d分布スペクトルであるがトナー粒子の q/dの低い中央値(fC/10μmで表す)のトナーを用いて得られる濃度と 比較して低いであろう。 前記第2図において、前記の本発明でないトナーの分布曲線1と、本発明のト ナーのq/d分布曲線2を比較すると、曲線1と同じ形を有する前記曲線2は左 にシフトされていることが判る、即ちトナー粒子のfC/10μmは、トナー粒 子の各々において前記抵抗率低下化合物(2)の存在によって低下したこと、し かし変動係数において変化がないことが判る。 前記本発明トナーのトナー粒子1個について等しく低下した正昧電荷は、前記 抵抗率低下物質(2)の不存在下に得られる光学濃度よりも単位面積について大 なる光学濃度を、静電現像においてそれを用いて得ることができるようにする。 更に狭いq/d分布を示す第2図の前記曲線2から知ることができるように、 誤った電荷信号(負)トナー粒子及び悪すぎる帯電のトナー粒子が存在せず、従 ってそれを用いて現像した静電像は像背景かぶりを含まない。 本発明により用いられる抵抗率低下物質は、トナーバルクの個々のトナー粒子 の電荷信号を変えることなく、多くても10fC/10μmの絶対中央値q/d で静電写真現像の摩擦電気帯電条件下にトナー電荷をもたらす量でトナー組成物 に用いられるイオン物質又は電子的に導電性の物質であることができる。 抵抗率低下物質は、トナー粒子の表面でいわゆる導電性スポットを形成すると 考えられる。 本発明により使用するのに好適な抵抗率低下物質は、カチオン、アニオン又は 両性型の界面活性剤(例えばウイーン、ミユンヘンの DR. Helnut Stache Carl Hanser Verlag1 9 7 9年発行の Tensid - Taschenbuch Herausgegeben 参照)、又は非イオン系の帯電防止物質、例えば非イオン界面活性剤又は電子的 導電性物質である。 かかる抵抗率低下物質(2)の例は、下記化台物の群内にある: − オニウム化合物、 − 比較的大きい(嵩高の)アニオン基を含有する金属塩、 − ベタイン、 − アミノ酸、 − 金属錯化合物、 − 重合体鎖がアニオン基例えばスルホン酸基を担持するイオン的に導電性重 合体、 − 電子的導電性重台体、例えばポリアニリン、ポリピロール及びポリチオフ ェン。 本発明において“オニウム化合物”という言葉は、接尾辞“オニウム”の使用 で名付けられた化台物だけでなく、“オリウム”、“イニウム”、“イリウム” 、“エニウム”などもカバーすることを意図する“有機カチオンを含有する化合 物”として理解される( Chemical Abstracts-Vo1.56(1962)1月−6月 、Nomenclature ページ59N〜60N参照)。 本発明に従って使用するための特に重要なオニウム化合物は4級アンモニウム 塩、ホスホニウム塩、スルホニウム塩がある。有機4級アンモニウム塩とホスホ ニウム塩は例えばUS−P5069994からのトナー製造における正電荷誘起 剤として知られる。 好ましい抵抗率低下化合物はトナーにおけるかなり少ない濃度の使用によって 既にかなりの程度で抵抗率を減少している。トナー中への多量の抵抗率低下化合 物の混入は好ましくない。なぜならば前記化合物は望ましくない機械的特性を与 え、例えば軟らかすぎるトナーを提供するからで ある。 本発明によるトナー粒子の製造に特に有益なものは、下記一般式(A)又は( B)の一つに相当するオニウム化合物である: 式中、Yは窒素又はリンを表し、R,R,R及びRのそれぞれは独立 して脂肪族基、例えばアルキル又はアルケニル基、シクロアルキル基、アラルキ ル基又は前記基を置換された形で含む芳香族基を表し、又はR及びR及び/ 又はR及びRはともに複素環式窒素−又はリン−含有芳香族環、例えばピペ リジニウム又はモルフォリニウム環を閉環するのに必要な原子を表し、そしてR ,R,R及びRの多くても三つが水素を表し、Qは置換又は非置換芳香 族窒素含有単環式環又は重環式環系、例えばピリジニウム環を閉環するのに必要 な原子を表し、そしてXはアニオン、例えばBr、BF4 -又はSO4 2-のよう なハロゲン化物イオンを表す。 前記一般式(A)の範囲の多くのアンモニウム塩が界面活性剤として知られて いる(GB−P1174573参照 )。 しかしながら、前述した群の内、全ての化合物が要求される抵抗率低下を示す のではない。前述した如く選択した結合剤組成物中で5重量%の濃度で、それら の体積抵抗率を少なくとも3.3倍まで低下させなければならない。 抵抗率低下物質を選択するための測定方法は以下に説明する試験Rによって行 う。 試験 R 試験すべき樹脂又は樹脂混合物を、樹脂質量に対して5重量%の量で加えた抵 抗率低下物質と溶融混合する。溶融混合は、研究室用溶融混練機 Type W50 H(DuisburgのBradender OGH Kulturstraによって市販されている)を用い30 分間110℃で行う。 溶融混合後、生成物を固化し、研究室用ミル Type Α10(ドイツ国のJanke and Kunkel により市販されている)を用いて微粉砕する。生成物を63μmの 網上で篩分けする。通過した画分を集め、1分間10tonの完全負荷の圧力で圧 縮して直径13mm及び高さ1.15mmを有する円形タブレットを形成する。 導電率は24時間50%の相対湿度及び20℃で状態調整後に測定する。タブ レットを1100Vまでコロナ帯電させ、導電率は、電荷減衰10分後の電圧を とり、それを開始時の電圧と比較することによって測定する。前記測定から、比 抵抗率又は体積抵抗率ρ(Ω−cm)を下記式によって測定する: ρ=t/3.3×8.854×10ー14 ×ln(Ua/Ub) ρは体積抵抗率(Ω−cm)である。 tは電荷減衰の時間(t=10分)である。 Uaはt=0分での帯電電位である。 Ubはt=10分での帯電電位である。 有用な抵抗率低下物質には下記一般式の一つによるアニオン化合物がある: 式中Rは有機基であり、例えば(1)非置換もしくは置換脂肪族又は環式脂肪 族基であり、例えばハロゲン、アリール、アルコキシもしくはチオエーテル基で 置換されたものであり、例えばパーフルオロアルキル基で置換されたものであり 、これらには一つ以上の異種原子、例えば窒素、酸素又は硫黄原子で中断された 脂肪族鎖を含んでもよく、及び/又は一つ以上の前記異種原子が前記鎖上の一つ 以上の置換基中にあるものを含むものであり、 (2) モノ及び多芳香族環系を含む置換もしくは非置換同素芳香族基であり 、 (3) 置換もしくは非置換複素環式環又は環系である。 M+はカチオン、例えばアルカリ金属カチオン、好ましくはLi+であり、nは 、組台されたアニオン基の負電荷と電荷当量を満たす整数によって乗じる必要の ある原子価数1を表す。 他の特に有用な抵抗率低下物質には、例えば下記一般式による非イオン帯電防 止ポリエーテル系の化合物がある: R−[−O−(CH−]m−R 式中R1及びRの各々は同じか又は異なり、水素又は有機基、例えばア ルキル基を表す、 nは少なくとも20の正の整数である、 mは少なくとも2の正の整数である。 これらのポリエーテル化合物はリチウム化合物と使用されるとき、特に高い導 電性増大効果を有する。 少なくとも1000そして30000以下の分子量を有するポリエチレングリ コールの如きポリエーテル化合物が好ましい。 本発明により作られるトナー粒子は通常着色剤を含有するが、無色であること もできる。無色トナーは、例えば既に存在する可視トナー像上に光沢あるトナー 層を作るための用途を見出すことができる(例えば公間されたEP−A0486 235参照)。 可視像を作るため、トナー粒子は樹脂結合剤中に黒であってもよく、又は可視 スペクトルの色を有する着色剤を含有する。しかしながら赤外又は紫外線吸収物 質又は混合物の形で黒を作る物質の存在を排除するものではない。 着色トナー粒子の製造において、前述した樹脂材料は、前記混合物中で分散で きるか、又はその中に溶解して固溶体を形成できる着色物質と混合する。 黒白複写においては、着色剤は通常無機顔料、好ましくはカーボンブラックで ある、しかし例えば黒色酸化鉄(III )も同様に含まれる。無機着色顔料には、例えば酸化銅(II)及び酸化クロム( III)粉末、ミロリーブルー、ウルトラマリンコバルトブルー及び過マンガン酸 バリウムがある。 カーボンブラックの例にはランプブラック、チャンネルブラック及びファーネ スブラックがあり、例えばSPEZIALSCHWARZ IV(ドイツ国、フ ランクフルト・アム・マインのDegussaの商標)及びVULCANXC 72及 びCABOT REGAL 400(米国ボストンのCabot Corp 標)がある。 好ましいカーボンブラックの特性を下表2に示す。 磁性を有するトナー粒子を得るため、微粒子化状態での磁性材料又は磁化性材 料をトナー製造中に加える。 前記用途に好適な材料には、鉄、コバルト、ニッケル及び各種磁化しうる酸化 物を含む磁化性金属、例えばへマタイト(Fe)、マグネタイト(Fe)、Cr O及び磁性フェライト、例えば亜鉛、カドミウム、バリウム及びマンガンから 誘導されるものがある。同様に各種磁性合金例えばパーマロイ及びコバルトーリ ン、コバルトニッケル等又はこれらの混合物を使用できる。 カラー像の製造のためのトナーは、フタロシアニン染料、キナクリドン染料、 トリアリールメタン染料、硫化染料、アクリジン染料、アゾ染料及び蛍光染料の 群の有機染料及び顔料を含有できる。 これらの染料の調査は、米国ニューヨークのElsevierPublishing Company Inc .1950年発行、Paul Karrer著、Organic Chemistry に見出すとができる。 同様に次の公開されたヨーロッパ特許出願(EP−A)0384040、03 93252、0400706、0384990及び0394563に記載されて いる染料を使用できる。 特に好適な有機染料の例を、それらの色、黄、マゼンタ又はシアンに従って下 表3に示し、又その名前及びカラー−インデックスNo.(C.I.No.)もそ の製造業者も参照しながら表3に示す。 着色剤のスペクトル吸収帯域で充分な光学濃度を有するトナー粒子を得るため 、全トナー組成物に対して、少なくとも1重量%の量でその中に存在させるのが 好ましく、1〜10重量%の量が更に好ましい。 トナー粒子の流動性を改良するため、スペーシング粒子をその中に混入できる 。前記スペーシング粒子はトナー粒子の表面に埋め込むか又はそこから突出され る。これらの流れ改良添加剤は、その一次(非クラスター)粒度が50nm未満 である極度に微粒子化された無機又は有機材料であるのが好ましい。この点から 広く使用されるのは、親水性又は疎水性表面を有する例えばシリカ(SiO) 、アルミナ(Al)、酸化ジルコニウム、及び二酸化チタン又はそれらの 混合物から選択した金属酸化物群のヒュームド無機物である。 ヒュームド金属酸化物は、ヒュームドAlの製造の例で示すと下記反応 式により相当する蒸気化しうる塩化物の高温加水分解によって作られる: ヒュームド金属酸化物粒子は滑らかな実質的に球形の面を有し、トナー材料中 に混入する前に、例えばアルキル化により又は有機弗素化合物での処理により形 成した疎水性層で被覆するのが好ましい。それらの比表面積は40〜400m /gの範囲であるのが好ましい。 好ましい例において、シリカ(SiO)及びアルミナ(Al)の如き ヒュームド金属酸化物は、トナー粒子材料に対して0.1〜10重量%の範囲の 量でトナー粒 子の粒子組成物に混入する。 ヒュームドシリカ粒子は、ドイツ国、フランクフルト・アム・マインのDeguss aの商標であるAEROSIL及び米国マサチューセッツ州、ポストンの Cabot Corp. Oxides Division の商標であるCAB−O−Silの名で市場で入手しう る。例えばAEROSIL R972(商標)を使用する、これは110m/ gの比表面積(BET値)を有するヒュームド疎水性シリカである。比表面積は 、Analytical Chemistry Vol. 30、No. 9(195年)の1387〜1390 頁に Determination of SurfaceArea Adsorption measuremnts by continuous Flow Methodl Adsorptionの題でEggertsenによって発表された方法によって測 定できる。 ヒュームド金属酸化物の外に、金属石けん、例えばステアリン酸亜鉛をトナー 粒子組成物中に存在させることができる。 トナー粒子組成物の樹脂材料中で流れ改良添加剤を分散又は溶解する代りに、 それらはトナー粒子と混合してもよい、即ちトナー粒子のバルクと混合物の形で 使用する。そのためステアリン酸亜鉛が英国特許NO. 1379252に記載され ており、この中で流れ改良剤としてサブミクロンサイズの弗素含有重合体粒子の 使用も挙げている。トナー粒子との組合せで使用するための有機弗素化合物で処 理により疎水性にされたシリカ粒子はEP−A467439に記載されている。 本発明のトナー組成物は多くの既知の方法で作ることが できる。例えばトナー成分を溶融混合し、溶融物を冷却して固体塊にし、これを 破砕し、微粒子化し、続いて級別工程をして、所望の粒度選択をする。溶融混合 においては混練機を使用するのが好ましい。混練される材料は、90〜140℃ の範囲の温度を有するのが好ましく、105〜120℃の範囲が更に好ましい。 冷却後、固化した塊体は、例えばハンマーミルで破砕し、得られた粗い粒子は例 えばジェットミルで更に破砕して充分に小さな粒子を得、そこから、篩分け、ウ インドシフト、サイクロン分離又は他の級別法によって所望の画分を分離するこ とができる。実際に使用するトナー粒子は、3〜20μmの平均体積直径を有す るのが好ましく、5〜10μmが更に好ましい、これは英国の Bedfordshire Lu ton、Northwell DriveのCOULTER ELECTRONICS Corp. によ って市販されている狭い孔中で電解質置換の原理により操作さするCOULTE R COUNTER(登録商標)ModolTA II粒度分析器で測定する。 好適なミリング及び空気級別は、ミリング装置としてAlpine Fkliessbeth - G egenstrahlmuhle(A.G.F.)type 100及び空気級別装置としてAlp ine Turboplex Windsichter(A.T.P.)type 50G.Sの如き組合せ装置 を使用したとき得ることができる、これらの装置は英国 Cheshire Runcorn の A lpine ProcessTrchnology Ltd. から入手できる。前記目的のために別の有用な 装置には、これも上記会社から入手できる AlpineMultiplex Zick - zack Sicht erがある。 本発明による組成のトナー粒子を作るための別の方法には、例えば噴霧乾燥、 分散重合及び懸濁重合がある。一つの分散重合法においては、樹脂粒子、着色剤 顔料粒子、及び前記抵抗率低下物質(2)の如き添加剤の溶媒分散液を制御され た条件の下に噴霧乾燥し、所望の生成物を生ぜしめる。 得られたトナー材料に、高速攪拌機、例えばドイツ国KasselのThyssen Hensch elのHENSCHEL FM4を用いて流れ改良剤を加えることができる。 前述した如く、トナー粒子中に含有される樹脂の種類及びトナー粒子との関連 において使用する摩擦電気パートナーの表面は、トナー粒子によって得られる正 昧の電荷信号を決定する。本発明による現像剤組成物で使用するためにキャリヤ ー粒子は摩擦電気帯電において、トナー粒子に正電荷を与えるように選択しなけ ればならない。 カスケード及び磁気ブラシ現像に使用するのに好適なキャリヤー粒子は英国特 許MO. 1438110に記載されている。磁気ブラシ現像のため、キャリヤー粒 子は強磁性材料例えば鋼、ニッケル、鉄ビーズ、フェライト等又はそれらの混合 物を基本にするとよい。強磁性粒子は、例えばUS−P4600675に記載さ れている如く樹脂結合剤材料中に存在させるか又は樹脂包囲体で被覆できる。キ ャリヤー粒子の平均粒度は、20〜300μmの範囲であのが好ましく、50〜 300μmの範囲が更に好ましい。キャリヤー粒子は、現像工程中に静電荷像に 接着するのを避けるのに充分な密度及び慣性を有する。キャリヤー粒子は種 々の割合でトナー粒子と混合でき、最良の結果は、キャリヤー約10〜200重 量部と、トナー約1重量部を混合したときに得られる。キャリヤー粒子の形、そ れらの表面被覆及びそれらの密度はそれらの流れ特性を決定する。球形を有する 容易に流れるキャリヤー粒子は、英国特許No.1174571に記載された方法 により製造できる。 本発明により作ったトナー粒子は、既知の加熱定着又は、加熱−加圧定着装置 で、それらの最終基体に定着させることができる。例えば放射線加熱により、最 良の定着結果を得るためには、それらの溶融粘度を、樹脂結合剤の種類及びその 中に分散又は溶解する材料例えば前述した充填剤として加える流れ剤によって制 御できる。 下記実施例は本発明を説明するが、これらに限定するものではない。部、比及 び百分率は他に特記せぬ限り重量による。 実施例 1 本発明でない比較トナーAの製造 体積抵抗率3.2×1016Ω−cmを有する表1のターポリマーNo.1の97 部を、Cu−フタロシアニン顔料(カラーインデックスPB15:3)の3部と 、研究室混練機で110℃で30分間溶融混合した。 冷却後固化した塊を破砕し、ALPINE Fliessbettgegnstrahlmuehle typ e 100AFG(商標)を用いて微粉砕し、更にALPINE Multiplex zig - zag級別機type 100MZR(商標)を用いて級別した。Coulter Counter Mo del Multisizer(商標)で測定した分 離した粒子の得られた粒度分布は、数で平均6.3μmそして体積で平均8.2 μmであることが判った。トナー材料の流動性を改良するため、トナー粒子を0 .5%の疎水性コロイドシリカ粒子(BET値130m/g)と混合した。 4%比で前記トナー粒子とコロイドシリカの混合物を、25〜75μmの範囲 の直径を有する樹脂被覆、磁鉄鉱キャリヤー粒子と混合して静電写真現像剤を作 った。 トナー−キャリヤー混合物の摩擦電気帯電を、X−35(アグファ・ゲヴェル ト・エヌ・ヴイの商標)電子写真コピー機で行い、直接現像モード(ポリーポジ )で現像のため操作した。 摩擦電気的に帯電した現像剤を含有する装置から前述したq−メーターで電荷 測定するため試料を抽出した。 0.30の変動係数を有する+13.6fC/10μmの中央q/d値が見出 された。形成されたq/d分布を第2図の曲線1に示す。 露光に当ってグラフィックアート原画を用い、前記X−35装置で前記の本発 明でない比較トナーAでのトナー現像は、僅か1.00のみの最高光学濃度を有 する青色像を生じた。コピーは背景かぶりを含まなかった。 本発明トナーBの製造 溶融混合工程でトナー組成物に、抵抗率低下物質として後で規定する構造式を 有するオニウム塩Kを結合剤に関して1%を加えたこと以外はトナーAの製造を 繰返した。 前記試験Rにより、5%の前記オニウム塩Kと混合する ことにより適用した結合剤樹脂の体積抵抗率は5×1014Ω−cmに低下したが 、これは高い抵抗率低下能力(低下倍率64)を証明している。 トナーAについて述べた如く、摩擦電気的に帯電した卜ナー−キャリヤー混合 物から、前述したq−メーターでの電荷測定のため試料を抽出した。 0.18の変動係数を有する+6.9fC/10μmの中央q/d値が見出さ れた。得られたq/d分布は第2図に曲線2で示す。 露光に当り、グラフィックアート原画を用い、前記X−35装置で本発明トナ ーBを用いたトナー現像は、1.5の最高光学濃度を有する青色像を生じた。コ ピーは背景かぶりを含まなかった。 本発明トナーCの製造 本発明トナーBの製造は、溶融混合工程でトナー組成物中に、前記オニウム塩 Kの濃度を、結合剤に対して2%に増大させて繰返した。 前述した如く摩擦電気的に帯電したトナー−キャリヤー混合物から、前述した q−メーターで電荷測定するため試料を抽出した。0.24の変動係数を有する +5.3fC/10μmの中央q/d値が見出された。 露光に当りグラフィックアート原画を用い、前記X−35装置で本発明トナー Bを用いたトナー現像は、1.6の最高光学濃度を有する青色像を生じた。コピ ーは背景かぶりを含まなかった。得られたq/d分布の第2図の曲線3に示す。 オニウム塩K 実施例 2(比較実施例) 一連の試験において、トナーのための樹脂結合剤Xとして、強い正帯電能力を 有する表1のターポリマ−No.1を、前記ターポリマーNo.1と同じ組成を有する がアミノ基を含まない実質的にゼロの帯電性共重合体Yの量を増大させて部分的 に置換させた。 樹脂結合剤混合物(後掲の表4参照)を、実施例1に記載した如く着色剤と溶 融混合した。 かくして作ったトナーを、共重合体Yが前記キャリヤーと実際上摩擦電気帯電 を示さないという理由のため、樹脂被覆磁鉄鉱キャリヤーを選択使用して摩擦電 気的に帯電させた。 第3図のq/d分布曲線から、前記非帯電性共重合体Yのトナー組成物での使 用により、q/d分布曲線値の拡がりが急激に増大すること、及び低帯電トナー 粒子のかなりの画分が得られることを知ることができる。 前述したX−35静電写真複写機で上述した如く作ったトナーを用いて作った コピーは、1より大なる光学濃度が、トナーの中央q/d値が10fC/10μ mより小さい ときにのみ得られること、及び同時にかかる低電荷トナーの変動係数(υ)は0 .33より大でないのが良く、さもなければ許容し得ない背景かぶりが形成され ることを示す。 実施例 3(本発明実施例) オニウム塩Kを使用する代りに後述する構造式を有するオニウム塩Lを結合剤 樹脂に対して2%の量で使用した以外は実施例1の(トナーC)を繰返した。 前述の試験Rによって、前記オニウム化合物Lの5%と混合して用いた結合剤 樹脂の体積抵抗率は11.5倍まで低下したことが判った。 かくして作ったトナーの前述のように測定した中央q/d値は+9.8fC/ 10μmであり、変動係数は0.24であった。 かくして作ったトナーを用いると背景かぶりの全くない1.35の最大光学濃 度を有するプリントが得られた。 オニウム塩L 実施例 4(本発明実施例) 前記オニウム塩Kを使用する代りに(CF)−(CF−SO ・L iのアニオン界面活性剤を結合剤樹鮨に対して1%の量で使用した以外は実施 例1(トナーB)を繰返した。 前述の試験Rによって、前記アニオン界面活性剤の5%と混台して用いた結合 剤の体積抵抗率は75倍まで低下したことが判った。 かくして作ったトナーの前述のように測定した中央q/d値は+7.1fC/ 10μmであり、変動係数は0.30であった。 かくして作ったトナーを用いると背景かぶりの全くない1.50の最大光学濃 度を有するプリントが得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 8305−2H G03G 9/08 365 (72)発明者 オプ ド ベーク,ヴェルネル ジョゼフ ベルギー,ベ―2640 モートゼール,セプ テストラート 27,ディエ 3800 アグフ ァ―ゲヴェルト ナームロゼ ベンノート チャップ内 (72)発明者 ジェキエール,ジャン−ピエール アルベ ール ベルギー,ベ―2640 モートゼール,セプ テストラート 27,ディエ 3800 アグフ ァ―ゲヴェルト ナームロゼ ベンノート チャップ内 (72)発明者 ヴァン タンデロー,グスターフ ソフィ ー ベルギー,ベ―2640 モートゼール,セプ テストラート 27,ディエ 3800 アグフ ァ―ゲヴェルト ナームロゼ ベンノート チャップ内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. トナー粒子が、摩擦電気的に正に帯電され、静電荷パターンの現像に好 適である乾燥トナー粉末において、前記トナー粒子が、 (1) 少なくとも1013Ω−cmの体積抵抗率を有する結合剤として作用す る摩擦電気的に正に帯電しうる熱可塑性樹脂の1種以上、及び (2) 前記結合剤の体積抵抗率より小さい体積抵抗率を有する物質の1種以 上 を含有し、前記物質(2)は、5重量%の濃度で前記結合剤中に存在させたとき 少なくとも3.3の倍率で前記結台剤の体積抵抗率を低下し、そして 摩擦電気帯電条件下に、前記成分(1)及び(2)の混合物を含む粒子を含有 する前記トナ-粉末が、10fC/10μmより小さいが1fC/10μmより 小さくない絶対中央(q/d)電荷/直径値(x)を得ることができ、同じ摩擦 電気帯電条件下であるが前記物質(2)を含有しない前記トナー粉末が、このと き前記物質(2)が存在するときよりも少なくとも50%大である絶対中央(q /d)値(x)を有し、 個々のトナー粒子の電荷/直径値の分布が変動係数υ≦0.33によって特徴 づけられる乾燥トナー粉末。 2.前記樹脂が少なくとも1015Ω−cmの体積抵抗率を有する請求の範囲第 1項記載の乾燥トナー粉末。 3.前記トナー粒子がアミノ基を含有する樹脂又はアミノ基が全体的に又は部 分的に有機カチオン基であるオニウ ム基に変換されているかかる樹脂を結台剤として含有する請求の範囲第1項記載 の乾燥トナー粉末。 4.前記抵抗率低下物質(2)が下記群の化合物の範囲内の物質である請求の 範囲第1項〜第3項のいずれか記載の乾燥トナー粉末: − オニウム化合物、 − 比較的大きい(嵩高の)アニオン基を含有する金属塩、 − ベタイン、 − アミノ酸、 − 金属錯化合物、 − 重合体鎖がアニオン基を担持するイオン導電性重合体、 − 電子的に導電性の重合体 5.前記抵抗率低下物質が下記一般式(A)又は(B)の一つに相当するオニ ウム化合物である請求の範囲第1項〜第4項のいずれか記載の乾燥トナー粉末: 式中、Yは窒素又はリンを表し、R1,R2.R3及び R4のそれぞれは独立して脂肪族基、シクロアルキル基、アラルキル基又は芳香 族基(置換された形のものも含む)を表し、又はR1及び R2及び/又はR3及 びR4はともに複素環式窒素−又はリン−含有芳香族環を閉環するのに必要な原 子を表し、そしてR1,R2,R3及びR4の多くても三つが水素を表し、Qは置換 又は置換されていない芳香族窒素含有単環式環又は多環式環系を閉環するのに必 要な原子を表し、そしてX-はアニオンを表す。 6. 前記一般式(B)において、Qはピリジニウム環を閉環するのに必要な 原子を表す請求の範囲第5項記載の乾燥トナー粉末。 7.前記抵抗率低下物質(2)が下記一般式の一つに相当するアニオン化合物 である請求の範囲第1項〜第4項のいずれか記載の乾燥トナー粉末: 式中、Rは有機基であり、M+はカチオンであり、そしてnは原子価数1であ り、この場合組合されたアニオン基の負電荷と電荷当量を満足するために整数に よって必ず乗ぜられる。 8. Rが過フッ素化アルキル基であり、かつM+はLi+である請求の範囲第 7項記載の乾燥トナー粉末。 9. 前記抵抗率減少化合物が下記一般式による非イオン帯電防止ポリエーテ ル化合物である請求の範囲第1項〜第 4項のいずれか記載の乾燥トナー粉末: 式中R1及びR2のそれぞれは同じであっても異なってもよく、水素又は有機基 を表し、nは少なくとも2の正の整数であり、mは少なくとも20の正の整数で ある。 10.前記非イオン帯電防止ポリエーテル化合物がリチウム塩化合物と組合さ れて存在する請求の範囲第9項記載の乾燥トナー粉末。 11.前記抵抗率減少物質(2)が結台剤材料に対して5重量%の濃度で存在 させたとき、少なくとも10倍まで結合剤の前記体積抵抗率を低下させることが できる請求の範囲第1項〜第10項のいずれか記載の乾燥トナー粉末。 12. 前記トナー粒子が無色又は着色である請求の範囲第1項〜第11項の いずれか記載の乾燥トナー粉末。 13.前記トナー粒子がそれらに摩擦電気帯電により正電荷を与えるキャリヤ ー粒子と混台されている請求の範囲第1項〜第12項のいずれか記載の乾燥トナ ー粉末。
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