JPH08500397A - カーペットの染色方法及び同装置 - Google Patents
カーペットの染色方法及び同装置Info
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- JPH08500397A JPH08500397A JP5514037A JP51403792A JPH08500397A JP H08500397 A JPH08500397 A JP H08500397A JP 5514037 A JP5514037 A JP 5514037A JP 51403792 A JP51403792 A JP 51403792A JP H08500397 A JPH08500397 A JP H08500397A
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Abstract
(57)【要約】
カーペットを染色するための革新的な染色溶液を利用している、方法及び装置であり、染色溶液は水の沸点よりも高い温度に加熱され、蒸気固着を必要としないで、カーペットに染料を固着できる。
Description
【発明の詳細な説明】
カーぺットの染色方法及び同装置発明の背景 発明の分野
本発明はカーペットの染色に関する。更に詳細には、カーペットを染色する方
法及び装置に関するものであり、水よりもずっと高い沸点をもつ染料槽の使用に
よって、染料をカーペットに固着又は固定するためにカーペットを蒸す必要がな
い方法及び装置に関する。従来技術
現在知られかつ用いられているカーペットを染色する方法及び装置は、染料を
カーペットに塗布した後に、その染料をカーペットに固着又は固定するためにカ
ーペットを蒸すことが必要である。例えば、典型的なカーペットの染色方法及び
装置は、カーペットのパイル(綿)表面に染料を塗布し、蒸気によってカーペッ
トのパイルに染料を固着し、次に、カーペットを乾燥する前に種々の上記以外の
仕上げ工程をカーペットに遂行する工程を含んでいる。
そのような従来のカーペット染色工程はUS特許No.4,101,270に
開示されている。この特許はカーペットを染色する方法を開示しており、その染
色方法は連続した織物ウエブを防縮ステーションを通過させるステップと、織物
ウエブを湿らすステップと、塗布ロール及び/又は染料塗布器を用いて前記の織
物ウエブを染色するステップと、及び、例えば蒸気を含んだチャンバーを通過さ
せて織物ウエブに染料を固着するステップとを含んでいる。この基礎的な方法は
、一般に、従来技術のカーペット染色システムに対する基礎を形成しており、当
業者に周知である。
同様に、蒸気固着器を用いるカーペット染色方法の第2の例がUS特許No.
4,771,497に開示されている。この特許は織物ウエブ材料を連続処理す
るプロセスを開示しており、このプロセスはカーペットのパイル表面に染料を塗
布工程、及び蒸気によってパイル表面に染料固着を開始する工程を含んでいる。
前述した2つの特許ように先行特許の多くは、前記のような蒸気固着プロセスを
含んでおり、この基本的染色技術に追加された種々の付加的、選択的プロセスに
よって互いに区別される。
ワルタに特許されたUS特許No.2387200は材料の染色する方法を開
示及びクレームしている。その方法は密閉されたチャンバー、即ち圧縮空気と飽
和蒸気を内部に含んでいる閉じられたチャンバーで実行される。上記特許の方法
は実質的に212°F以上の温度でかつ圧力下で行われる。従って、この方法は
本来的に蒸気固着の工程を含んでいて、それは、実質的に212°F以上に加熱
された染料槽から材料が出されたときに、圧縮空気と加圧飽和蒸気に出会う。こ
のことは、蒸気固着工程と等価である。
本発明の装置は閉じられた又は密閉されたチャンバーではなく大気圧に解放さ
れており、水性染料槽又は蒸気を使用していない。従って、むらのある染色と染
料のにじみの原因となる蒸気固着工程を省くことができる。更に、解放チャンバ
ーと全般的により低い温度、即ち、典型的には212゜Fと240°Fの間の温
度の使用は本発明を、エネルギーコストと装置材料のコストの面で大幅に経済的
なものとしている。
前記の特許No.’200で開示されている方法は分離した、独立の材料予熱
工程を含んでもいないし、また、そのような予熱工程を実行する手段も備えてい
ない。
上記の方法で染色される材料は圧力チャンバーに入れられて、そして、ほとん
ど直後に、染料槽に浸される。染色される材料は圧力チャンバーに入れられたと
きに高温にさらされるけれども、予熱工程又は予熱手段を構成する特殊な制御や
方法は存在していない。
本発明においては、分離した独立の予熱手段によって、染色する材料を主染料
槽に入れる前に、その材料は分離した独立の予熱工程が実施される。この被染色
材料を前記染料槽の温度またはその近くの温度に予熱制御することは染料の染色
時間を減少させ、染色プロセスにおいて被染色材料を染料槽の温度にまで加熱す
る必要がある場合には、染料槽からの熱損失を減少させるのに役立つ。
染料槽と同じ熱源を利用する、前記のような分離した独立の予熱工程及び手段
は、例えば前記特許No.’200に開示されている従来技術のプロセスに比べ
て、経済的特徴をもっている。
エルツ等の特許、US特許No.3986831は材料を染色するための高温
、高圧バッチプロセスを開示しており、そのプロセスは高圧容器と高圧蒸気固着
を含んでいる。前記特許No.’831の装置及び方法は基本的に空気のない環
境の中で操作される。更に上記特許で開示されている染料固着は、約255°F
以上の温度で起こり、重大なエネルギーの入力の必要性を作り出しいている。同
様に、ブロウントの特許、US特許No.3,418,065は高温高圧のバッ
チプロセスを開示及びクレームしている。そのプロセスは、大気圧に開放された
チャンバーではなく密閉された圧カチャンバーで実行され、蒸気固着工程を含ん
でいる。
反対に、本発明のプロセス及び装置は大気圧に開放されており、蒸気の使用ま
たは蒸気固着を含んでいない。本発明のプロセスは連続操業装置で実行される連
続プロセスである。
さらに、本発明の全プロセスは212°Fと約240°Fの間の温度で起きるの
で、エネルギーコストと装置のコストを著しく減少させる。
従来の蒸気固着のプロセスを含むカーペットの染色法及び装置の欠点は蒸気固
着が必要であるという点にある。蒸気固着は種々の欠点をもっており、例えば、
蒸気を加熱するために必要な莫大なエネルギーの必要性と、蒸気が凝縮して水に
なり、染料とまざる際に染料が薄められることと、カーペット染色プロセス中の
蒸気固着工程に必要とされる材料と時間の両方における装置のコストである。更
に、もう1つの欠点は蒸気固着工程を含むカーペット染色プロセスは、カーペッ
トの染色を小さなバッチで操作するときには不経済である。
大気圧に開放したプロセスと装置の発展は、また、非常に低いエネルギーコス
トで、高い安全性で材料を染色することを可能にしている。過熱される材料もな
く、圧力を作り出す必要もないときは、より少ないエネルギーで十分である。大
気圧に開放されている容器は圧力容器に必要される補強が必要でないので材料コ
ストは減縮される。
最後に、圧力操業は本来的に、同様な大気圧操業よりも危険である。発明の概要
本発明によれば、更に効率的で、更にコストの少ないカーペットの染色法と装
置が開示されている。この発明は、全てのタイプの糸、繊維、綿織物、ニツト及
び他の織物タイプの材料、例えば、ナイロン、ポリエステル、ウール、コトン、
レーヨン及びアクリル製の織物材料は勿論、カーペットを染色するために使用す
ることができる。この発明は所定の温度、所定の速度で塗布器に供給されたカー
ペットを、蒸気で蒸さないで、高温染料槽の使用により連続的に染めるものであ
る。塗布器のレベルと染料の温度は制御されている。
この発明は革新な染料槽塗布器を具備しており、この塗布器は、高温染料混合
物を利用して、カーペットの染色工程と固定工程に影響を及ぼしている。染料混
合物の温度は水の沸点よりも高温である。
本発明の装置は大気に開放されており、従来技術の染色装置に開示されている
ような圧力容器は構成要素としていない。圧力容器型のカップリングや材料の必
要性を省いているので、本発明による装置はコストが安く、操作が安全である。
本発明による装置は一般的に、予熱工程で効果を及ぼす予熱器、染料と化学物質
の加熱工程に効果を及ぼす加熱混合タンク、染料が塗布器に入る前の染料の加熱
工程に効果を及ぼす熱交換器、過剰の染料の回収しそれを熱交換器に戻す工程に
効果を及ぼす真空抽出器及び、カーペットのpHを中性化し、染色段階に入る前
にカーペットを洗浄する工程に効果を及ぼすオーバフローを備えた洗浄ボックス
とを具備している。
本発明は、染料を水の沸点以上の温度に予熱し、かつそれを予熱された繊維ウ
エブに塗布することにより、蒸気固着器の必要性を省いている。化学物質の特異
な混合により、本発明においては、染料を水の沸点以上の温度に加熱が可能とな
り、染料は染色工程の間にカーペットのパイルに固着される。従って、染料塗布
工程の後に蒸気固着器の必要性がない。
本発明の革新的な方法及び装置には数多くの利点がある。その利点のいくつか
は、染料固着工程における蒸気の必要性の除去、ガム又は沈降濃縮装置の必要性
の除去、ディフオマーの除去及び装置から生じる汚染物質の量の減少である。
他の利点は、染料又は化学物質の廃物の除去、化学物質及び染料正味量の非増
加、水がリサイクルされるシステムにおける水処理量が少なくなることである。
本発明の更に別の利点はカーペットを端から端まで均一に染料を塗布できること
、カーペットの範囲が広いこと、染料機械が安価になること及び染料塗布器に必
要な染色空間が少なくてもよいことである。
多くの従来の染料塗布器又は染色機械は本発明による方法及び装置に安価に転
換できる。更に、本発明による方法及び装置はカーペット糸の単一ストランド、
又は12フィート巾又はそれ以上に巾広いカーペット或いは任意のカーペットサ
イズの中間物をレベル構成で染色できる。また、本発明は、従来の技術に比べて
、染料のベック(beck)時間が著しく減少されるので、本発明における小さ
な染色ロットを染色するためには経済的である。更に、本発明で使用される予熱
器は染料槽塗布器に使用される加熱装置によって加熱され、従って装置全体を通
じて加熱コストを著しく節約できる。
更に、本発明の目的は蒸気固着装置及び工程の必要性を省略したカーペット染
色方法及び装置を提供することである。
本発明の別の目的は、低い動カコスト、低い機械コスト、低い材料コスト、低
い操作コストを含めて、従来のカーぺット染色方法及び装置より低コストのカー
ペット染色方法及び装置を提供することである。本発明の更に別の目的はガム、
沈降濃縮装置及びデフオマーの必要性を除去したカーペットの染色方法及び装置
を提供することである。もう1つの別の目的は染料又は化学物質の廃物のないか
っ化学物質及び染料の正味量を増加しないカーペット染色方法及び装置を提供す
ることである。
更に別の目的はカーペットの端から端までより均一な染料塗布ができ、広範囲
のカーペットに利用できるカーペット染色方法及び装置を提供することである。
本発明の別の目的は、安価な染色機械を利用し、染料塗布器のための床面積が狭
く、水使用量が少なく、かつその水をリサイクルするカーペット染色方法及び装
置を提供することである。別の目的はカーペット糸の単一ストランドから12フ
ィート又はそれ以上の巾広のカーペットを染色でき、染色ロッドが少ないときで
も経済的なカーペット染色方法及び装置を提供することである。更に別の目的は
、予熱器が染料槽塗布器の加熱に使用される加熱器により、加熱するカーペット
の染色方法及び装置を提供することである。本発明のもう1つの目的は、水の沸
点以上の温度に加熱ができ蒸気固着をしないでも、繊維ウエブに固着できる特異
な染料溶液を提供することである。
本発明のこれらの目的及び他の目的は、添付図と関連して本発明の以下の詳細
な説明を読むことにより、当業者には明らかになるであろう。図面の簡単な説明
図1は本願発明の方法及び装置の概略図である。実施例の詳細な説明
図1は、本発明の方法と装置の一般的概略図であり、本方法を実行するために
必要な種々の構成要素を示している。一般的に、この発明は、染料と染色助剤及
び水のような種々の化学物質を含む新しい染料溶液を使用しており、水よりもき
わめて高い沸点をもつ染料溶液を利用している。この高度の沸点の染料溶液はカ
ーペットを染色するための槽として使用される。この槽が、本発明を従来のカー
ペット染色法から異なるものとしている主要観点である。『カーペット』という
言葉は、ここでは、全ての織地、糸及び布地のウエブを含むものであり、当該技
術で知られている従来のカーペットに制限されるものではない。
本発明において、カーペットは、高い沸点の溶液中で染料によって着色される
。高い沸点の染料溶液は、その工程で、染料をカーペットに固着させ、従って蒸
気固着器の必要性を省いている。更に、この高沸点溶液は従来の染料溶液の加熱
方法に比べて漸進的で、特異な方法で加熱される。例えば、溶液は電気コイル又
は電気要素によって或いは閉じられた蒸気システムを用いて、水の沸点よりも高
い温度、従来のシステムでは得られなかった温度に加熱される。
本方法の加熱法は、また、より直接的な加熱源を提供している。蒸気固着器の
存在が染料溶液の希釈を起こす。従って、蒸気固着工程の除去は本発明にとって
重要である。何故ならば、染料溶液は所定濃度の染料と、化学物質と、水を含ん
でおり、この溶液の希釈はカーペットの染色と水の沸点以上に加熱される染料の
能力の両方に影響するからである。カーペットが染料槽を出るときに、カーペッ
トは余分な染料を除去するために圧搾され、その染料は染料槽にリサイクルされ
る。次に、カーペットは冷水槽に入り、そこで染色プロセスは停止又は固着され
る。染料が一旦固着されると、蒸気固着工程による連続染色の場合と同様に、カ
ーペットの色の正常の変化は全体にわたって生じない。次に、カーペットは1又
は2以上のオーバフローしている洗浄ボックスですすがれる。
図1を参照して、この発明に使用される染料溶液が、染料タンク26に貯蔵さ
れている。本発明に使用される染料溶液は所定の染料、化学物質及び水の特異な
混合物である。一般に、染料溶液は染料槽18で用いられる水の一部分に染料を
溶解することにより作られる。次に染色助剤及び染料溶液のpHを制御するため
酸が、染料槽18で使用される水と釣り合うように溶解される。溶解された染料
及び染色助剤及び酸は、次に、大量のグリコールと化合及び混合される。グリコ
ールは染料溶液の沸点を水の沸点以上の温度に高める。この染料溶液はその沸点
の僅か下の温度にまで加熱される。この温度は、染料溶液中の成分の混合のため
、水の沸点よりも高い。染料溶液は、以下に詳細に述べるように、染料溶液染色
ユニット17の中で、カーペット10に塗布される。
所望の染料に従って、染料、化学物質及び水の多種類の混合物を作ることもで
きる。有用な染料には、例えば、酸性染料、分散染料、直接染料、基本染料、建
染め染料、繊維反応染料及び生地に高温塗布可能な他の染料がある。
2つの代表的な染料溶液を以下に示す。
[例1]
上記したように、選択された酸性染料はその染料を溶かすに十分な量の水31
6.00g(又は316ml)の一部に最初に溶解する。
例えば、ベンジルアルコール及びフルーゲンSDMのような染色助剤と例えば
スルファミン酸のようなpHを制御する酸が、次に、染料/水の混合溶液に加え
られる。次に、これらはジエチレングリコール又は他のグリコールと結合及び混
合されて、染料溶液となる。上記のグリコールは予め、316.00gの水の残
りと混合されている。この所定の染料溶液の沸点は約228°F〜230°Fで
ある。この染料溶液はナイロンがふさ状になっているカーペット又は他のナイロ
ン織物に特に有効である。
[例2]
例1と同じように、染料は最初に、染料を溶かすに十分な量の一部の水に溶かさ
れる。この仕様の染料を溶かす水は温湯にすべきで、一般的にはフルポンGPの
ような分散染料が完全な溶解の補助のために必要とされる。
フルパルMEのような均染剤とスルファミン酸のようなpHを制御する酸が、
次に、染料/水の混合液に加えられる。この溶液はグリコールと、化合及び混合
して、染料溶液の沸点を高める。グリコールは予め残りの水と混合されている。
この仕様の染料溶液の沸点は約228〜230°Fである。この仕様の染料溶液
はポリエステルのカーペットまたは他の織物に特に有効である。
染料溶解のためには熱伝達を行うグリコールが適している。繊維の染色を完全
にするために適切な染色補助剤が選択される。即ち、従来技術で知られているよ
うに、ある染色補助剤が用いられるとある繊維はより良く染色する。陰イオン剤
、非イオン剤、陽イオン剤、浸潤剤、均染剤及び抑制剤は全て染色される繊維に
従って選択される適切な染色補助剤である。殆どすべての酸が染料溶液に加えら
れるには適切であるけれども、最も適切な酸は酸ジェネレータの他に蟻酸、スル
ファミン酸、クエン酸、酢酸及びリン酸がある。
カーペットロール10によって一般的に指示されているカーペットが染料溶液
染色ユニット17に入る前に、予熱器14に入る。予熱器14は、一般的には染
料溶液染色ユニット17の延長であり、入口ドア12、予熱室13及び移送ロー
ラ16からなる。入口ドア12は、一般的には、ばね荷重されたドアであって、
予熱室13からドア12を通って大気に逃げる熱損失を最小にするために、予熱
器の内部室13に向かって開く、一方向にヒンジされたドアである。予熱器14
は染料溶液染色ユニット17と同様に大気に対して開放されている。ドア12は
ばね荷重されたドアで、出口ローラ34は装置を通じてカーペット10を移動す
るためのもので、圧カシールを作り出していない。
さらに、染料溶液染色ユニット17は、現今のカーペット染色装置と同様に、
圧力容器の中に入れられていない。カーペット10は予熱器14を通過するとき
にローラ16によって支持されている。ローラ16の目的は、カーペット10を
支持することと、染料溶液染色ユニット17に入るときにカーペット10を拡げ
てしわをなくし、不均衡な染色を防止するためである。
予熱器14の目的は、カーprット10が、染料溶液染色ユニット17に入る
前にカーペット10を加熱することである。カーペット10の予熱は染料槽18
が冷されるのを防止し、カーペット10が染料溶液染色器19の染料を直ちに受
け取るようにするために、カーペット10の染料用地を開けておくのに役立つ。
予熱器14と予熱室13は染料溶液染色ユニット17を加熱していると同じ加
熱システムによって加熱される。加熱システム30は、電気コイルシステム又は
閉じられた蒸気システムのような従来の加熱システムであってもよい。予熱器1
4はカーペット10を約220°Fまでの選択された温度にまで加熱する。
カーペット10は予熱室14を出て、染料溶液染色ユニット17に入る。染料
溶液染色ユニット17は、一般的に、染料槽18、染料塗布器19a,19b,
19c、染料入口ポート22、圧搾ローラ32、及び出口ローラ34からなる。
染料溶液は染料溶液入口ポート22をとおって染料槽塗布ユニット17に供給
される。染料溶液は染料タンク26を去って、供給管28を通して熱交換器20
に導入される。熱交換器20は、従来の熱交換器でもよく、染料溶液が染料槽1
8及び染料槽塗布器19a,19b,19cに入る前に、染料を高温に、一般に
は約240°F以下の任意温度に加熱するのに使用される。流量計(図示してい
ない)が、熱交換器20と染料槽塗布ユニット7の間に配設されており、染料槽
18の水位を一定に保つために、染料槽18への染料溶液の流量を制御するため
に設けられている。
染料槽塗布ユニット17では、カーペット10は、カーペットに染料溶液を塗
布する高温染料槽塗布器19a,19b,19cを通過する。染料槽塗布ユニッ
ト17において、染料は約160°Fと約240°Fの間の温度に更に加熱され
る。
カーペット10と染料槽塗布器19a,19b 19cは、カーペット10に
染料のむらのない塗布を容易するために染料槽18の中に浸たされている。カー
ペット10は、平らなかつ完全な染料塗布を確実にするため、第1塗布器ローラ
19aの下方と、第2塗布器ローラ19bの上方及び第3塗布器ローラ19cの
下方を通り抜けて進む。
染料槽塗布ユニット17において、カーペット10は塗布ローラ19a,19
b,19cの各々の下方、上方及び下方を通過するときに染料槽18の中に浸た
されている。
染料溶液がカーペット10に塗布された後、カーペット10は染料槽18を去
って、過剰の染料溶液を除去するために、圧搾ローラ32を通過する。圧搾ロー
ラ32は、カーペット10から圧搾された過剰の染料溶液が染料槽18に落ちて
、リサイクルする様に、染料槽18の上方に配置されている。過剰の染料溶液が
カーペット10から圧搾ローラ32によってしぼり出された後に、染色されたカ
ーペットは、出口ローラ34を通って染料槽塗布器ユニット17から出る。出口
ローラ34は過剰の染料溶液を除去し、染料槽塗布器ユニット17からの熱損失
を防止するのに役立っている。圧搾ローラ32は染色されたカーペット10から
余分な染料を除去する働きをし、染料槽塗布ユニット17の拡張部の内に配置さ
れている。出口ローラ34は典型的には一定速度で動くローラであり、本方法を
実行する装置を通って所定の速度でカーペットを連続的に移動させる働きをして
いる。ローラ34とカーペット10の性質は、このタイプのローラ34が拡張さ
れた染料槽塗布ユニット17内で圧カシールを作り出す程度にまでカーペット1
0を圧搾していない。
任意の巾のカーペット10が本方法を用いた本装置で染色ができ、ローラ34
は一定の巾であるので、典型的には、カーペット10の両端とローラ34の両端
の間にはスペースがあり、染料槽塗布ユニット17はこちら側のスペースと向側
のスペースを介して大気に開放されている。従って、染料槽塗布ユニット17内
の圧力上昇は阻止されている。
染色されたカーペット10は、まだ染料塗布プロセスからの余分な染料溶液を
含んでいるかも知れず、次に真空脱水器36を通過する。真空脱水器36は、真
空手段によって、染色されたカーペット10から余分な染料溶液を更に除去する
従来の装置である。カーペット10から除去された余分な染料溶液はリサイクル
管38を通って熱交換器に戻される。従って、余分な染料溶液は、再びカーペッ
トを染色するために染料槽塗布ユニット17にリサイクルされる。
染色されたカーペットは真空脱水器36から1または2以上の洗浄ボックス4
0に向かって通過する。洗浄ボックス40の目的は余分な染料溶液と科学物質を
洗い落とし、染料プロセスの間に付着したかも知れない他の異物からカーペット
をきれいにすることである。洗浄ボックス40は洗浄目的のための中性pHの冷
水槽を使用する。冷水槽のもう1つの効果は、染色工程を停止させ、カーペット
10の表面上に染料を固着させるのを助成することである。
運転中、カーペット10は、カーペットが冷水槽にある時間を増すために、洗
浄ボックス40の中の1または2以上のローラの間を移動する。洗浄ボックス4
0を出ると、スプレイ洗浄器46を通過する。スプレイ洗浄器46は洗浄ボック
ス40への水導入装置として作用する。スプレイ洗浄器46によって冷水を散布
された後、カーペット10は余分な水を除去するために圧搾ローラ48を通過す
る。ある塗布においては、互いに等しい複数の洗浄ボックス40を設けることが
有利の場合もある。各洗浄ボックス40はボックス内の水位を一定に維持するた
めオーバーフロー42が設けられている。洗浄ボックス40を出た後、カーペッ
トは通常のカーペット乾燥装置を用いて、通常の方法で乾燥される。
適切な装置を用いて塗布した時に、上記のプロセスは、酸性染料、分散染料、
直接染料及び基本的なクラスの染料を利用して、ナイロン、ポリエステル、綿、
ウール及び他の繊維を染色する。
上記のプロセスは、適切な装置を利用すれば、現在の許容できる固着と色落ち
の性能レベルを蒸気ユニットを用いないで達成する。
さらに、本発明のプロセスは、適切な装置が利用された場合は、染料溶液のほ
ぼ100%の完全消耗を達成し、染色プロセスにおけるおびただしい消耗を約7
5%減少させ、既存の装置を改良して適用可能である。カーペット10が染料槽
18から出てきたときに、色むらは十分に発達しており、それ以上は発達し続け
ない。
さらに、洗浄ボックス40に使用される水は簡単な給排水付加装置を用いてリ
サイクル可能である。
本発明による装置は、連続的な変更範囲をもつ殆どの既存のカーペット染色装
置に後から取り付けることが可能である。主要な変化は、既存装置のラインに染
料槽塗布器17を設置することであろう。既存の蒸し器はもはや必要がないので
、既存の設備から除去され、その場所に染料槽塗布器17を設置することもでき
る。 代わりに、染料槽塗布器17を既存の蒸し器のすぐ前に配置して、カーペ
ット10が最初に染料槽塗布器17を通過して移動し、次に蒸し器を通過し、次
にカーペット洗浄装置へ入るようにしてもよい。もし、この選択が利用できるな
らば、既存の蒸し器は、不必要であるので、作動させる必要はない。同様に、染
料槽塗布器17は既存の蒸し器の直後に配置しても類似の結果が得られる。
本発明はカーペット染色のための全ての連続的な染め色(染料)範囲に適用で
き、また、例えば縦糸、かせ及びKDS(ニットーデニット スペース)染めの
ような全ての糸染めに適用できる。本発明は連続的な染め色範囲で優れた全幅に
わたる色の釣り合いを生じさせ、改良されたふさの定義やサクソニー及びべルベ
ット・カットの綿毛構造の改良された手法を生み出す。更に、本発明は装置の速
度制限以外の速度について実用的な制限はない。
本発明の方法及び装置によって染色されるカーペットは従来の染色表情や連続
範囲と比較すると優れた色特性を示す。
当業者にとって、クレームによって定義されている範囲から出ることなしに、
本発明の最良の実施を説明するために選ばれた実施例に種々の変更を加えること
ができることは明らかである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),AU,CA,CS,FI,H
U,JP,KR,NO,PL,RO,RU
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.織物に染料を蒸し固着する必要のない、織物材料を染色するための装置であ って、 a.染料を入れる染料槽手段と、 b.標準温度及び標準圧力で、212°F以上の高温に染料を加熱する加熱手段 と、 c.織物材料に染料を塗布するための染色手段と、 d,前記織物材料から余分の染料を除去するための除去手段と、 e.前記織物材料からの染料の過剰分を回収するための回収手段と、 f.染色プロセスを停止させ、織物上の染料の固着を促進する染料プロセス停止 手段と、 を具備し、前記染料槽手段、前記染色手段、前記除去手段、前記回収手段及び前 記染色プロセス停止手段は大気に開放されていることを特徴とする前記織物染色 装置。 2.織物に染料を蒸し固着する必要のない、織物材料を染色するための装置であ って、 a.212°F以上の沸点をもつ染料を入れる染料槽手段と、 b.標準温度及び標準圧力で、前記染料槽手段内の染料を212゜F以上の温度 に加熱する、前記染料槽手段に隣接した加熱手段と、 c.織物材料に染料を塗布するために、前記染料槽手段内の染料に浸たされてい る染色手段と、 d.前記織物材料から余分の染料を除去する除去手段と、 e.前記織物材料からの余分な染料を回収するための回収手段と、 f.前記織物材料を約220°Fの温度まで予熱する手段であって、前記染料槽 手段の前であって、織物材料に隣接して配置されている予熱手段と、 g.染色プロセスを停止させ、織物に染料固着を促進する染色プロセス停止手段 とを具備し、 前記染料槽手段、前記染色手段、前記除去手段、前記回収手段、前記予熱手段 及び前記染色停止手段は大気に開放されていることを特徴とする織物染色装置。 3.前記染色装置は、更に、染料混合手段を具備し、前記混合手段は前記染料槽 手段に染料が導入される前に染料を加熱する手段と、前記染料槽手段に染料を導 入する手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。 4.前記染色装置は、更に、織物材料からの過剰な染料を除去する手段であって 、前記染色手段の下流に配置される除去手段を具備することを特徴とする請求項 3に記載の装置。 5.前記染色装置は、更に織物材料を洗浄するための装置であって、前記除去手 段の下流に配置されている洗浄装置を具備することを特徴とする請求項4に記載 の装置。 6.前記染色装置は、更に、織物材料から余分な染料を回収するための真空手段 であって、前記回収装置の下流に配置されている真空手段を具備することを特徴 とする請求項5に記載の染色装置。 7.前記染色装置は、更に、前記回収した余分な染料を前記混合手段にリサイク ルするためのリサイクル手段を具備することを特徴とする、請求項6に記載の装 置。 8.前記染料は、染料、染色助剤、酸及び水からなる染料溶液であり、前記染料 は酸性染料からなるグループから選択され、前記染色助剤はアルコール、グリコ ール、グセリン及びインオ界面活性剤からなるグループ及びココナット凝縮液か ら選択され、前記酸はサルファミン酸であることを特徴とする請求項1に記載の 染色装置。 9.前記予熱手段は、前記加熱手段と同一空間を占めていることを特徴とする請 求項2記載の染色装置。 10.前記予熱手段は、前記加熱手段から分離していることを特徴とする請求項 2記載の染色装置。 11.前記染色装置は、更に、前記染料槽手段の前に配置された織物材料予熱帯 を具備し、前記織物材料は前記予熱帯で、前記予熱手段によって予熱されること を特徴とする請求項2記載の染色装置。 12.前記回収手段は、前記染料槽手段と関連している前記除去手段の次に配置 されていることを特徴とする請求項2記載の染色装置。 13.前記染料は、染料、染色助剤、酸及び水からなる染料溶液であり、前記染 料は酸性染料からなるグループから選択され、前記染色助剤はアルコール、グリ コール、グセリン及びインオ界面活性剤からなるグループ及びココナット凝縮液 から選択され、前記酸はサルファミン酸であることを特徴とする請求項2に記載 の染色装置。 14.大気の条件下で実行される連続的に織物を染色する方法であって、 a.標準温度及び圧力で約212度゜Fの沸点をもつ染料溶液を供給するステッ プと、 b.織物材料を供給するステップと、 c.標準温度及び圧力で前記染料溶液を約212°F以上に加熱するステップと 、 d.前記織物材料に前記加熱された染料溶液を塗布するステップと、 e.前記織物材料に、蒸し固着を必要としないで、染料を固着するステップとか らなることを特徴とする前記染色方法。 15.前記染色方法は、更に、ステップdの前に、前記加熱された染料溶液の温 度まで前記織物材料を予熱するステップを含むことを特徴とする請求項14に記 載の染色方法。 16.前記織物材料は、標準温度及び標準圧力で212°Fである水の沸点温度 以上の温度に加熱することを特徴とする請求項15に記載の染色方法。 17.前記染色方法は更に、ステップCの前に前記染料溶液を予熱するステップ を含むことを特徴とする請求項14に記載の染色方法。 18.前記染料溶液は、標準温度及び圧力で212°Fである水の沸点より高い 温度に加熱されることを特徴とする請求項17に記載の染色方法。 19.前記染色方法は、更に、ステップCの次に、前記織物材料から過剰な染料 溶液を除去するステップを含むことを特徴とする請求項14に記載の染色方法。 20.前記染色方法は、更に、前記過剰な染料溶液をリサイクルするステップを 含むことを特徴とする請求項19に記載の染色方法。 21.前記染色方法は、更に、ステップdの次に、前記織物を洗浄するステップ を含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。 22.前記染色方法は、更に、ステップdの次に、前記染料溶液と前記織物材料 のpHを中性化するステップを含むことを特徴とする請求項14に記載の染色方 法。 23.前記染色方法は、更に、ステップdの次に、前記織物材料を乾燥するステ ップを含むことを特徴とする請求項14に記載の染色方法。 24.染料、染色助剤と酸と水を含むことを特徴とする染料溶液。 25.前記染料は、酸性染料からなるグループから選択され、前記染色助剤はア ルコール、グリコール、グリセリン及びイオン界面活性剤からなるグループ及び ココナット凝縮液から選択され、前記酸はサルフアミン酸であることを特徴とす る請求項24に記載の染料溶液。
Applications Claiming Priority (5)
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|---|---|---|---|
| US07/837,651 US5201959A (en) | 1990-08-01 | 1992-02-14 | Apparatus for dyeing carpet |
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Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
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Family
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP5514037A Pending JPH08500397A (ja) | 1992-02-14 | 1992-12-01 | カーペットの染色方法及び同装置 |
Country Status (6)
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-
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