JPH08500587A - 高脂血症の治療のためのアンジオテンシン▲ii▼拮抗剤の使用 - Google Patents

高脂血症の治療のためのアンジオテンシン▲ii▼拮抗剤の使用

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JPH08500587A JP6506093A JP50609394A JPH08500587A JP H08500587 A JPH08500587 A JP H08500587A JP 6506093 A JP6506093 A JP 6506093A JP 50609394 A JP50609394 A JP 50609394A JP H08500587 A JPH08500587 A JP H08500587A
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実 大塚
酒井  茂
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藤沢薬品工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 アンジオテンシンII拮抗剤を有効成分として含有する脂質低下剤。

Description

【発明の詳細な説明】 高脂血症の治療のためのアンジオテンシンII拮抗剤の使用 技術分野 この発明はアンジオテンシンII拮抗作用を有する化合物の新規な用途に関する 。 より詳しくは、この発明は、生体内の脂質を低下させるためのアンジオテンシ ンII拮抗作用を有する化合物(以下「アンジオテンシンII拮抗剤」と称する)の 新規な用途に関する。 発明の開示 従って、この発明の一つの目的は、有効成分としてアンジオテンシンII拮抗剤 を含有する脂質低下剤を提供することである。 この発明の他の目的は、脂質低下剤としてアンジオテンシンII拮抗剤の新規な 用途を提供することである。 この発明のさらなる目的は、高コレステロール血症、高脂質血症、高脂血症、 高リポ蛋白血症、アテローム性動脈硬化症などの脂質関連の疾患および症状を治 療または予防する医薬品を製造するために、アンジオテンシンII拮抗剤の新規な 用途を提供することである。 この発明のなおもさらなる目的は、ヒトを含む動物などの宿主に、有効な分量 のアンジオテンシンII拮抗剤を投与することからなる上記の脂質関連の疾患およ び症状を治療または予防する方法を提供することである。 動物の生体に存在する一種のホルモンであり、アンジオテンシンIからアンジ オテンシンII変換酵素により主として製造されるアンジオテンシンIIは、副腎皮 質からのアルドステロンに対して強力な血管収縮作用および弛緩作用を有する。 従って、アンジオテンシンII拮抗剤は血管拡張作用を示し、高血圧症およびいく つかの心臓疾患の治療に有用である。 この発明の発明者は、アンジオテンシンII拮抗剤の種々の効果を広範囲に調査 し、その調査中に、アンジオテンシンII拮抗剤が、動物の生体、特に血液に脂質 低下作用をさらに示すという発見が為された。この発見は全く新規であり、当業 者には全く予想できないものである。 この発明において、いわゆる「脂質」は、種々のコレステロール、特に高およ び低密度リポ蛋白コレステロール(たとえばHDL−C、LDL−C)、リン脂 質、中性脂肪(たとえば脂肪酸のトリグリセリドなど)などを含む。従って、こ の発明によれば、いかなるアンジオテンシンII拮抗剤も、動物の生体内に上記の 脂質、特にヒトの血清内の全コレステロール量、LDL−Cおよびリン脂質を含 む種々の脂質のレベルを低下させることができる。 この発明に使用されるアンジオテンシンII拮抗剤は、限定されず、アンジオテ ンシンII拮抗作用を示す化合物、特に非ペプチドアンジオテンシンII拮抗剤を含 む。 この発明のアンジオテンシンII拮抗剤の好ましい実施態様は、下記の一般式で 表すことができ、 [式中、R1は水素、ハロゲン、ニトロ基、低級アルキル基、低級アルコキシ基 、アミノ基またはアシルアミノ基、 R2は下記の部分式の基、 (式中、R3およびR4は、それぞれ水素またはイミノ保護基、 R5、R6およびR7は、それぞれ水素、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、低級 アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキルチオ基、モノまたはジまたはトリ ハロ(低級)アルキル基、オキソ(低級)アルキル基、ヒドロキシ(低級)アル キ ル基または任意にエステル化されたカルボキシ基;または R5およびR6は、共に結合され、1,3−ブタジエニレンを形成し、 XはNまたはCH、さらに YはNH、OまたはS、 をそれぞれ示す。) Aは低級アルキレン基、さらに いイミダゾリル基、 をそれぞれ意味する。] で表されるものまたは医薬として許容されるその塩である。 この発明に使用されるアンジオテンシンII拮抗剤の他の実施態様は、下記の式 [式中、Zは2−低級アルキル−4−ハロ−5−ヒドロキシ(低級)−アルキル イミダゾール−1−イル;2−低級アルキルキノリン−4−イルオキシ;2−低 級アルコキシ−7−カルボキシ(またはエステル化されたカルボキシ)−1H− ベンズイミダゾール−1−イル;または2−または2,7−ジまたは2,5,7 −トリ(低級)アルキル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル; R2 aは下記の式の基、 Zは2−または2,7−ジまたは2,5,7−トリ(低級)アルキル−3H− イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル;2−低級アルコキシ−7−カルボ キシ(またはエステル化されたカルボキシ)−1H−ベンズイミダゾール−1− イル;または2−低級アルコキシ−5,7−ジ(低級)アルキル−3H−イミダ ゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル、 R2 aは下記の式の基、 (式中、R5、R6およびR7は、それぞれ前記定義のであり、または Zは2−(低級)アルキル−5−カルボキシ(またはエステル化されたカルボ キシ)−4−ハロイミダゾール−1−イル、 R2 aは隣接ベンゼン環と結合し、下記の式の基を形成し、 をそれぞれ示す。)で表される基、 をそれぞれ意味する。] で表される化合物または医薬として許容されるその塩。 式[II]の化合物のなかで、下記の一般式の化合物が特に好ましく、 [式中、Zaは2−低級アルキル−4−ハロ−5−ヒドロキシ(低級)アルキル イミダゾール−1−イル;2−低級アルキルキノリン−4−イルオキシ;2−低 級 アルコキシ−7−カルボキシ(またはエステル化されたカルボキシ)−1H−ベ ンズイミダゾール−1−イル;または2−または2,7−ジまたは2,5,7− トリ(低級)アルキル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル; R2 bは、下記の式の基、 Zaは2−または2,7−ジまたは2,5,7−トリ(低級)アルキル−3H −イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル;2−低級アルコキシ−7−カル ボキシ(またはエステル化されたカルボキシ)−1H−ベンズイミダゾール−1 −イル;または2−低級アルコキシ−5,7−ジ(低級)アルキル−3H−イミ ダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル、 R2 bは、下記の式の基、 (式中、R5、R6およびR7は、それぞれ前記定義の通りである。)をそれぞれ 意味する。] で表される化合物または医薬として許容されるその塩。 式[I]、[II]および[III]の化合物において、これらの化合物の好 適な医薬として許容される塩としては、有機または無機酸との酸付加塩(たとえ ば塩酸塩、硫酸塩または蟻酸塩、酢酸塩など)などの慣用のもの、またはアルカ リ金属塩(たとえばナトリウム塩、カリウム塩など)、アルカリ土類金属塩(た とえばカルシウム塩など)、有機塩基塩(たとえばシクロヘキシルアミン塩など ) などの塩基との塩、などを挙げることができる。 この発明に使用されるアンジオテンシンII拮抗剤の最も好ましい実施態様とし ては、下記のものがある。 −2−ブチル−4−クロロ−5−ヒドロキシメチル−1−[[2’−(1H− テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]イミダゾールまたは そのアルカリ金属塩(たとえばナトリウム塩またはカリウム塩); −2−エチル−4−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル −4−イル]メトキシ]キノリンまたはその酸付加塩(たとえば塩酸塩など)ま たはそのアルカリ金属塩(たとえばナトリウム塩またはカリウム塩など); −2−エトキシ−1−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニ ル−4−イル]メチル]−1H−ベンズイミダゾール−7−カルボン酸またはそ のアルカリ金属塩(たとえばナトリウム塩、ジナトリウム塩またはカリウム塩な ど)またはそのエステル[たとえば1−(シクロヘキシルオキシカルボニルオキ シ)エチルエステルなど]; −2−ブチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル −4−イル]メチル]−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンまたはその酸付 加塩(たとえば塩酸塩など)またはそのアルカリ金属塩(たとえばナトリウム塩 、カリウム塩); −2−ブチル−5−カルボキシ−4−クロロ−1−[3−ブロモ−2−[2− (1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]ベンゾフラン−5−イルメチル] イミダゾールまたはそのアルカリ金属塩(たとえばナトリウム塩、カリウム塩) ; −2−プロピル−7−メチル−3−[4−[2−メチル−5−(1H−テトラ ゾール−5−イル)ピロール−1−イル]ベンジル]−3H−イミダゾ[4,5 −b]ピリジンまたはその酸付加塩(たとえば塩酸塩など)またはそのアルカリ 金属塩(たとえばナトリウム塩、カリウム塩); −2−エチル−5,7−ジメチル−3−[4−[1−エチル−5−メチル−3 −(1H−テトラゾール−5−イル)ピロール−2−イル]ベンジル]−3H− イミダゾ[4,5−b]ピリジンまたはその酸付加塩(たとえば塩酸塩など)ま たはそのアルカリ金属塩(たとえばナトリウム塩、カリウム塩); −2−エトキシ−1−[4−[4−メチル−2−(1H−テトラゾール−5− イル)−1−ピローリル]ベンジル]−7−ベンズイミダゾールカルボン酸また はそのアルカリ金属塩(たとえばナトリウム塩、カリウム塩など)またはそのエ ステル[たとえば1−(プロピオニルオキシ)エチルエステルなど]; −2−エトキシ−5,7−ジメチル−3−[4−[1−エチル−5−メチル− 3−(1H−テトラゾール−5−イル)ピロール−2−イル]ベンジル]−3H −イミダゾ[4,5−b]ピリジンまたはその酸付加塩(たとえば塩酸塩など) またはそのアルカリ金属塩(たとえばナトリウム塩、カリウム塩など)。 一 般式[I]、[II]および[III]の化合物および上記の特定の化合物は新 規または既知の化合物であり、それらの製造方法は、たとえば下記の公報に記載 されており、もしくは、それらは慣用の方法により製造できる。 ヨーロッパ特許公報 0399731A ヨーロッパ特許公報 0399732A ヨーロッパ特許公報 0426021A ヨーロッパ特許公報 0434249A ヨーロッパ特許公報 0459136A ヨーロッパ特許公報 0480204A 日本特許公報 23868/1988 日本特許公報 169863/1991 式[I]、[II]および[III]の化合物に使用される種々の定義の好適 な例および実例を次に詳細に説明する。 「低級」とは、特記ない限り、炭素原子数1ないし6、好ましくは1ないし4 を意味する。 「低級アルキルチオ基」の好適な「低級アルキル」および低級アルキル基とし ては、炭素原子1ないし6個を有する直鎖または分岐のもの、たとえばメチル、 エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第三級ブチル、ペンチル、ヘキシル を挙げることができ、より好ましくは炭素原子1ないし5個を有するものなどを 挙げることができる。 好適な「低級アルケニル基」としては、ビニル、1−プロペニル、アリル、1 −ブテニル、2−ブテニル、2−ペンテニルなどを挙げることができ、より好ま しいものとしては、炭素原子2ないし4個を有するものを挙げることができ、最 も好ましいものとしてはビニルを挙げることができる。 好適な「低級アルキレン基」としては、炭素原子1ないし6個を有するもので 、メチレン、エチレン、トリメチレン、プロピレン、テトラメチレン、メチルト リメチレン、ジメチルエチレン、ヘキサメチレンなどを挙げることができ、より 好ましいものとしてはメチレンを挙げることができる。 好適な「ハロゲン」および「ハロ」は、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を意 味する。 好適な「低級アルコキシ基」としては、直鎖または分岐のもの、たとえばメト キシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、第三 級ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシなどを挙げることができ、より好 ましいものとしてはC1−C4アルコキシを挙げることができる。 「アシルアミノ基」の好適なアシル基としては、カルバモイル、チオカルバモ イル、スルファモイル、脂肪族アシル、芳香族アシル、複素環アシルを挙げるこ とができ、より好ましいものとしては、脂肪族アシル、たとえば低級アルカノイ ル(たとえばホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、ヘキサノイルなど )を挙げることができる。 好適な「モノまたはジまたはトリハロ(低級)アルキル基」としては、クロロ メチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、トリフルオロメ チル、トリフルオロメチルプロピルなどを挙げることができる。 好適な「ヒドロキシ(低級)アルキル基」としては、ヒドロキシメチル、ヒド ロキシエチルなどを挙げることができる。 好適な「オキソ(低級)アルキル基」としては、ホルミル、ホルミルメチル、 ホルミルエチルなどを挙げることができる。 「エステル化されたカルボキシ基」の好適な「エステル部分」としては、医薬 として許容され、容易に脱離可能なもの、たとえば低級アルキルエステル(たと えばメチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、イソプロピルエステ ル、ブチルエステル、イソブチルエステル、第三級ブチルエステル、ペンチルエ ステル、第三級ペンチルエステル、ヘキシルエステルなど)、低級アルケニルエ ステル(たとえばビニルエステル、アリルエステルなど)、低級アルキニルエス テル(たとえばエチニルエステル、プロピニルエステルなど)、低級アルコキシ (低級)アルキルエステル(たとえばメトキシメチルエステル、エトキシメチル エステル、イソプロポキシメチルエステル、1−メトキシエチルエステル、1− エトキシエチルエステルなど)、低級アルキルチオ(低級)アルキルエステル( たとえばメチルチオメチルエステル、エチルチオメチルエステル、エチルチオエ チルエステル、イソプロピルチオメチルエステルなど)、カルボキシ置換低級ア ルキルエステル(たとえばカルボキシメチルエステル、2−カルボキシエチルエ ステル、3−カルボキシプロピルエステルなど)、低級アルコキシカルボニル置 換低級アルキルエステル(たとえばメトキシカルボニルメチルエステル、第三級 ブトキシカルボニルメチルエステル、2−第三級ブトキシカルボニルエチルエス テル、3−第三級ブトキシカルボニルプロピルエステルなど)などの保護された カルボキシ置換低級アルキルエステル、低級アルコキシカルボニル置換低級アル ケニルエステル(たとえば2−イソブトキシカルボニル−2−ペンテニルエステ ルなど)の保護されたカルボキシ置換低級アルケニルエステル、モノ(またはジ またはトリ)ハロ(低級)アルキルエステル(たとえば2−ヨードエチルエステ ル、2,2 2−トリクロロエチルエステルなど)、低級アルカノイルオキシ( 低級)アルキルエステル[たとえばアセトキシメチルエステル、プロピオニルオ キシメチルエステル、ブチリルオキシメチルエステル、バレリルオキシメチルエ ステル、ピバロイルオキシメチルエステル、ヘキサノイルオキシメチルエステル 、1(または2)−アセトキシエチルエステル、1(または2または3)−アセ トキシプロピルエステル、1(または2または3または4)−アセトキシブチル エステル、1(または2)−プロピオニルオキシエチルエステル、1(または2 または3)−プロピオニルオキシプロピルエステル、1(または2)ブチリルオ キシエチルエステル、1(または2)−イソブチリルオキシエチルエステル、1 (または2)−ピバロイルオキシエチルエステル、1(または2)−ヘキサノイ ルオキシエチルエステル、イソブチリルオキシメチルエステル、2−エチルブ チリルオキシメチルエステル、3,3−ジメチルブチリルオキシメチルエステル 、1(または2)−ペンタノイルオキシエチルエステルなど]、高級アルカノイ ルオキシ(低級)アルキルエステル[たとえばヘプタノイルオキシメチルエステ ル、オクタノイルオキシメチルエステル、ノナノイルオキシメチルエステル、デ カノイルオキシメチルエステル、ウンデカノイルオキシメチルエステル、ラウロ イルオキシメチルエステル、トリデカノイルオキシメチルエステル、ミリストイ ルオキシメチルエステル、ペンタデカノイルオキシメチルエステル、パルミトイ ルオキシメチルエステル、ヘプタデカノイルオキシメチルエステル、ステアロイ ルオキシメチルエステル、ノナデカノイルオキシメチルエステル、エイコサノイ ルオキシメチルエステル、1(または2)−ヘプタノイルオキシエチルエステル 、1(または2)−オクタノイルオキシエチルエステル、1(または2)−ノナ ノイルオキシエチルエステル、1(または2)−デカノイルオキシエチルエステ ル、1(または2)−ウンデカノイルオキシエチルエステル、1(または2)− ラウロイルオキシエチルエステル、1(または2)−トリデカノイルオキシエチ ルエステル、1(または2)−ミリストイルオキシエチルエステル、1(または 2)−ペンタデカノイルオキシエチルエステル、1(または2)−パルミトイル オキシエチルエステル、1(または2)−ヘプタデカニルオキシエチルエステル 、1(または2)−ステアロイルオキシエチルエステル、1(または2)−ノナ デカノイルオキシエチルエステル、1(または2)−エイコサノイルオキシエチ ルエステルなど]、シクロアルキルカルボニルオキシ(低級)アルキルエステル [たとえばシクロヘキシルカルボニルオキシメチルエステル、1(または2)− シクロペンチルカルボニルオキシエチルエステル、1(または2)−シクロヘキ シルカルボニルオキシエチルエステルなど]、ベンゾイルオキシ(低級)アルキ ルエステル[たとえば1(または2)−ベンゾイルオキシエチルエステルなど] などのアロイルオキシ(低級)アルキルエステル、低級アルキルピペリジルカル ボニルオキシ(低級)アルキルエステル[たとえば1(または2)−(1−メチ ルピペリジル)カルボニルオキシエチルなど]などの複素環カルボニルオキシ( 低級)アルキルエステル、低級アルコキシ基カルボニルオキシ(低級)アルキル エステル[たとえばメトキシカルボニルオキシメチルエステル、エトキシカルボ ニルオ キシメチルエステル、プロポキシカルボニルオキシメチルエステル、イソプロポ キシカルボニルオキシメチルエステル、第三級ブトキシカルボニルオキシメチル エステル、1(または2)−メトキシカルボニルオキシエチルエステル、1(ま たは2)−エトキシカルボニルオキシエチルエステル、1(または2)−プロポ キシカルボニルオキシエチルエステル、1(または2)−イソプロポキシカルボ ニルオキシエチルエステル、1(または2)−ブトキシカルボニルオキシエチル エステル、1(または2)−イソブトキシカルボニルオキシエチルエステル、1 (または2)−第三級ブトキシカルボニルオキシエチルエステル、1(または2 )−ヘキシルオキシカルボニルオキシエチルエステル、1(または2または3) −メトキシカルボニルオキシプロピルエステル、1(または2または3)−エト キシカルボニルオキシプロピルエステル、1(または2または3)−イソプロポ キシカルボニルオキシプロピルエステル、1(または2または3または4)−エ トキシカルボニルオキシブチルエステル、1(または2または3または4)−ブ トキシカルボニルオキシブチルエステル、1(または2または3または4または 5)−ペンチルオキシカルボニルオキシペンチルエステル、1(または2または 3または4または5)−ネオペンチルオキシカルボニルオキシペンチルエステル 、1(または2または3または4または5または6)エトキシカルボニルオキシ ヘキシルエステルなど]、シクロアルキルオキシカルボニルオキシ(低級)アル キルエステル[たとえばシクロヘキシルオキシカルボニルオキシメチルエステル 、1(または2)−シクロペンチルオキシカルボニルオキシエチルエステルなど ]、(5−低級アルキル−2−オキソ−1,3−ジオキソル−4−イル)(低級 )アルキルエステル[たとえば(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソル −4−イル)メチルエステル、(5−エチル−2−オキソ−1,3−ジオキソル −4−イル)メチルエステル、(5−プロピル−2−オキソ−1,3 −ジオキ ソル−4−イル)エチルエステルなど]、(5−低級アルキル−2−オキソ−1 ,3−ジオキソレン−4−イル)(低級)アルキルエステル[たとえば(5−メ チル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルエステル、(5− 第三級ブチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルエステル など]、(5−フェニル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)(低 級)アル キルエステル[たとえば(5−フェニル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン− 4−イル)メチルエステルなど]などの(5−アリール−2−オキソ−1,3− ジオキソレン−4−イル)(低級)アルキルエステル、低級アルカンスルホニル (低級)アルキルエステル(たとえばメシルメチルエステル、2−メシルエチル エステルなど)、1個以上の適当な置換基を有していてもよいモノ−(またはジ またはトリ)フェニル(低級)アルキルエステル(たとえばベンジルエステル、 4−メトキシベンジルエステル、4−ニトロベンジルエステル、フェネチルエス テル、ベンズヒドリルエステル、トリチルエステル、ビス(メトキシフェニル) メチルエステル、3,4−ジメトキシベンジルエステル、4−ヒドロキシ−3, 5−ジ−第三級ブチルベンジルエステルなど)などの、1個以上の置換基を有し ていてもよいアル(低級)アルキルエステル、1個以上の適当な置換基を有して いてもよいアリールエステル(たとえばフェニルエステル、トリルエステル、第 三級ブチルフェニルエステル、キシレイルエステル、メシチルエステル、クメニ ルエステル、サリチルエステルなど)、複素環エステル(たとえばフタリジルエ ステル、1(または2)−フタリド−3−イリデンエチルエステルなど)などを 挙げることができる。 好適な「イミノ保護基」としては、慣用のものを挙げることができ、その好ま しい例としては、モノ(またはジまたはトリ)フェニル(低級)アルキル(たと えばベンジル、ベンズヒドリル、トリチルなど)などのアル(低級)アルキル、 低級アルコキシカルボニル(たとえば第三級ブトキシカルボニルなど)などのア シル、低級アルカンスルホニル(たとえばメシルなど)、アレーンスルホニル( たとえばトシルなど)などを挙げることができ、最も好ましいものとしてはトリ チルを挙げることができる。 「縮合されたまたは縮合されないイミダゾリル基」は、芳香族または複素環で 縮合されていてもよい1H−イミダゾール−1−イルを意味し、該基としては、 ベンゼン、ナフタレン、窒素原子1ないし2個を有する5または6員の芳香族複 素単環基(たとえばピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピリジン、ピリミジ ンなど)などの5または6員の芳香族複素単環基、酸素原子1個を有する5また は6員の芳香族複素単環基(たとえばフランなど)、硫黄原子1個を有する5ま たは6員の芳香族複素単環基(たとえばチオフェンなど)などを挙げることがで きる。 「適当な置換基を有していてもよい縮合されたまたは縮合されないイミダゾリ ル基」における好適な置換基は、医薬分野で使用される慣用のものであり、それ ぞれが前に説明された低級アルキル基、ハロゲン、低級アルコキシ基、ヒドロキ シ(低級)アルキル基;前に説明されたカルボキシ基およびエステル化されたカ ルボキシ基などの任意にエステル化されたカルボキシ基などを挙げることができ る。 2−低級アルキル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル(たと えば2−エチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル、2−プロ ピル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル、2−ブチル−3H− イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イルなど);2,7−ジ(低級)アルキ ル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル(たとえば2−エチル− 7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル、7−メチル− 2プロピル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル、2−ブチル− 7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イルなど)、2,5 ,7−トリ(低級)アルキル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イ ル(たとえば2−エチル−5,7−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピ リジン−3−イル、5,7−ジメチル−2−プロピル−3H−イミダゾ[4,5 −b]ピリジン−3−イルなど);5−ハロ−2−低級アルキル−3H−イミダ ゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル(たとえば2−ブチル−5−クロロ−3H −イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イルなど)、5−低級アルコキシ−2 −低級アルキル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル(たとえば 2−ブチル−5−メトキシ−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル など)、6−低級アルコキシカルボニル−2−低級アルキル−1H−ベンズイミ ダゾール−1−イル(たとえば2−ブチル−6−エトキシカルボニル−1H−ベ ンズイミダゾール−1−イルなど)、2−低級アルキル−3H−イミダゾ[4, 5 −d]ピリミジン−3−イル(たとえば2−ブチル−3H−イミダゾ[4,5− d]ピリミジン−3−イルなど)、2−低級アルキル−1H−チエノ[3,4− d]イミダゾール−1−イル(たとえば2−ブチル−1H−チエノ[3,4−d ]イミダゾール−1−イルなど)、2−低級アルキル−4−ハロ−5−ヒドロキ シ(低級)アルキル−1H−イミダゾール−1−イル(たとえば2−ブチル−4 −クロロ−5−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾール−1−イルなど)、2− 低級アルコキシ−7−低級アルカノイルオキシ(低級)アルコキシカルボニル− 1H−ベンズイミダゾール−1−イル(たとえば2−エトキシ−7−[1−(プ ロピオニルオキシ)エトキシカルボニル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イ ルなど)、2−低級アルコキシ−5,7−ジ(低級)アルキル−3H−イミダゾ [4,5−b]ピリジン−3−イル(たとえば2−エトキシ−5,7−ジメチル −3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イルなど)より好ましくは2− 低級アルキル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル、2,7−ジ (低級)アルキル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル、2,5 ,7−トリ(低級)アルキル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イ ル、2−低級アルコキシ−7−低級アルカノイルオキシ(低級)アルコキシカル ボニル−1H−ベンズイミダゾール−1−イル、および2−低級アルコキシ−5 ,7−ジ(低級)アルキル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル 。 治療または予防のために投与する場合、この発明の脂質低下剤を、アンジオテ ンシンII拮抗剤を有効成分として、経口および非経口投与ならびに外用に適した 有機または無機固体または液体賦形剤などの医薬として許容される担体との混合 物として含有する慣用の医薬製剤の形で用いる。前記医薬製剤は、錠剤、顆粒、 散剤、カプセル剤などの固形状であってもよく、液剤、懸濁液、シロップ、乳剤 、レモナーデ剤などの液状であってもよい。 必要ならば、上記製剤に、補助剤、安定化剤、湿潤剤、その他の常用添加剤、 たとえば乳糖、クエン酸、酒石酸、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、 白土、蔗糖、トウモロコシ澱粉、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、落花生油 、オリーブ油、カカオ脂、エチレングリコールなどを配合してもよい。 アンジオテンシンII拮抗剤の用量は、患者の年令および症状または病気の種類 、 適用せんとするアンジオテンシンII拮抗剤の種類などによっても変動するが、一 般には、1日当たり0.01mgないし約500mgまたはそれ以上の量を患者 一人当たりに投与すればよい。アンジオテンシンII拮抗剤の平均1回量を、約0 .05mg、0.1mg、0.25mg、0.5mg、1mg、20mg、50 mg、100mg、200mgまたは300mgとして、身体の脂質を低下する ことに用いればよい。 この発明のアンジオテンシンII拮抗剤の新規な脂質低下作用に加えて、一般式 [II]の化合物、特に式[III]の化合物は、心臓、肝臓および腎臓の重量 の異常な増加、腎機能疾患および腎動脈の炎症に対して抑制効果を示し、ならび に利尿効果を示す。これらの付加的効果のためには、上記と同様の製剤および用 量を適用できる。 この発明の有用性を示すために、以下の例を示す。例1 血清LDL−Cおよびリン脂質に対する脂質低下作用 [試験方法] 成長した雄性自然発生高血圧ラット(SHR、生後16週間)をこの試験に使 用した。各試験化合物の10mg/kg/日を餌に混合することにより20週間 投与した。薬剤投与期間の終わりに、胸部大動脈から血液試料を採集し、EDT Aを含む血清の一定量を血清脂質の分析に用いた。 [試験化合物] 2−ブチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル− 4−イル]メチル]−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンのナトリウム塩[ 以下、化合物Aと称する。] [試験結果] 例2 心臓および肝臓の重量の異常な増加に対する抑制効果 [試験方法] 上記の例1のSHRから血液試料を採集した後、心臓および肝臓を除去し、タ イロード液で洗浄した。各組織の重量を測定した。 [試験化合物] 化合物A [試験結果] 例3 腎機能疾患および腎動脈の炎症に対する抑制効果 [試験方法] 上記の例1のSHRから採集した血液試料を尿素窒素(BUN)の分析に用い た。BUNを慣用の方法で測定した。 さらに、薬剤投与期間の終わりに、試験したSHRから腎臓を除去し、病理学 分析を行なった。 [試験化合物] 化合物A [試験結果] (1) BUN (2)病理学分析 対照: 腎動脈の炎症が観察された。 化合物A:腎動脈の炎症が観察されなかった。例4 利尿効果 [試験方法] 成長した雄性自然発生高血圧ラット(SHR、生後16週間)をこの試験に使 用した。各試験化合物の10mg/kg/日を餌に混入することにより19週間 投与した。薬剤投与期間後6時間、尿試料を採集し、尿の量を測定した。 [試験化合物] 化合物A [試験結果] 例1の試験結果から明らかなように、アンジオテンシンII拮抗剤は、コレステ ロール、リン脂質、中性脂肪などの脂質、特に全コレステロール量、LDL−C およびリン脂質の強力な低下作用を示し、そのため、高コレステロール血症、高 脂質血症、高脂血症、高リポ蛋白血症、アテローム性動脈硬化症などの、脂質関 連の疾患および症状を治療または予防することに非常に有用である。 さらに、例2ないし4の試験結果から、式[II]の化合物のアンジオテンシ ンII拮抗剤、特に式[III]の化合物は、心臓肥大症、腎機能疾患および腎障 害(たとえば腎不全、腎動脈の炎症など)、肝障害(たとえば肝不全、肝肥大症 など)などの治療に有用であり、さらには利尿剤としても有用であると考えられ る。 さらに、R2 aが下記の式の基 である式[II]の化合物は、鬱血性心不全、細胞内ホメオスタシスの障害、高 尿酸血症、糖尿病性腎障害、糖尿病性神経障害などの治療に有用である。参考実施例 2−エチル−5,7−ジメチル−3−[4−[1−エチル−5−メチル−3− (1H−テトラゾール−5−イル)ピロール−2−イル]ベンジル]−3H−イ ミダゾ[4,5−b]ピリジン(3.54g)とエタノール(18ml)の混合 物に、12N塩酸(0.8ml)を加え、反応混合物を煮沸槽内で数分間加熱す る。生じた溶液から真空中で溶媒を留去し、残留物を1N塩酸とエタノールの混 合物から結晶化して、2−エチル−5,7−ジメチル−3−[4−[1−エチル −5−メチル−3−(1H−テトラゾール−5−イル)ピロール−2−イル]ベ ンジル]−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン塩酸塩(2.38g)を得る 。 m.p.246−248℃

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.アンジオテンシンII拮抗剤を有効成分として含有する脂質低下剤。 2.アンジオテンシンII拮抗剤の脂質低下剤としての用途。 3.アンジオテンシンII拮抗剤の、脂質関連の疾患および症状を治療または予防 するための医薬の製造への利用。 4.アンジオテンシンII拮抗剤の有効量を宿主に投与することからなる脂質関連 の疾患および症状を治療または予防する方法。
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