JPH08500595A - メラニン細胞のメラニン含有量を増加させるためのジアシルグリセロールの使用 - Google Patents

メラニン細胞のメラニン含有量を増加させるためのジアシルグリセロールの使用

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JPH08500595A JP6506555A JP50655594A JPH08500595A JP H08500595 A JPH08500595 A JP H08500595A JP 6506555 A JP6506555 A JP 6506555A JP 50655594 A JP50655594 A JP 50655594A JP H08500595 A JPH08500595 A JP H08500595A
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Abstract

(57)【要約】 メラニン細胞中のメラニン合成を誘導し、これによってメラニン細胞のメラニン含有量を増加させ、その結果色素沈着を増加させる方法、これらの方法によって作成されるメラニン含有量の増加したメラニン細胞、およびこれらの使用。

Description

【発明の詳細な説明】 メラニン細胞のメラニン含有量を増加させるためのジアシルグリセロールの使用明細書 発明の背景 メラニンは、脊椎動物の皮膚、毛、毛皮、および羽毛の主要色素(色)として 機能する構造的に関連のある化合物の1群である。メラニン色素沈着は、皮膚や 毛の正常な発色の主な原因であって、日光やその他の光源による紫外線障害から 生体を保護する働きがある。メラニンは、皮膚や毛穴に見られる「メラニン細胞 」という特殊な細胞だけがこれを合成する。合成されたメラニンは、メラニン細 胞の樹状突起(エクステンション)を経由して、表皮にもっとも多く存在する細 胞型である周囲のケラチノサイトに転送される。メラニン合成速度およびその後 の樹状突起を経由するメラニン細胞によるメラニン転送は、紫外線曝露の影響を 受けるようである。 多くの者にとっては、皮膚の色が濃いほど社会的にも美容的にも好ましいと考 えられる。現在では、自然の日光または特別に設計された紫外線光源(日焼けラ ンプ)を用いる日焼け法が皮膚の色を濃くする手段としてもっとも普通である。 ただし、ヒトの皮膚が紫外線に長期間曝露されると、皮膚ガンや光線老化(長 期的)および疼痛性日焼けや角膜炎(短期的)の危険など長期的および短期的に 健康に悪影響が及ぶことがよく知られている。さらに、色白の者は日光性皮膚ガ ンにかかりやすく、黒色腫(皮膚ガン)のリスクが高く、しわや不規則色素沈着 や肌あれを特徴とする状態である皮膚日光症という光老化現象を引き起こす。色 黒の者でも日光に長期曝露されると、皮膚ガンや老化促進のリスクが高くなる。 白斑、限局性白皮症、アルビノ、およびその他の色素沈着不足障害などの異状 や、ある種の炎症プロセスの結果、正常な色素沈着さえ不可能な者がいる。この ような異状が極端になると、毛と皮膚の両方が完全に脱色してしまう。比較的軽 度の場合は、色素沈着不足障害によって、皮膚や毛に白色のまだら部分ができる 。これらの状態はいずれも、美容的および心理的に重大な問題を引き起こす可能 性がある。 メラニン細胞とメラニン含有量は、毛、毛皮、および羽毛の色素沈着の原因で もある。たとえば、白髪は毛球中に存在するメラニン細胞の数や活性の低下によ るものである。ヒト以外の動物では、メラニン細胞含有量とメラニン合成速度の 変化が、毛、毛皮、ウール、およびその他の種類の動物体毛の色を変化させる。 メラニン合成を増大させることでメラニン細胞のメラニン含有量を増大させる ことができれば、紫外線照射の危険を伴わないで皮膚の色を濃くする新規方法が 提供されるであろう。また、毛のメラニン含有量を増大させると、白髪を黒くす る方法が提供されよう。さらに、メラニン産生を維持することができれば、毛皮 、ウール、羽毛、およびその他の動物毛部分の脱色を最小にでき、目的の色素沈 着レベルを有する毛皮やウールや羽毛を生物学的に操作して製造することができ るようになるであろう。発明の概要 本発明は、メラニン細胞におけるメラニン合成を誘導することによってメラニ ン細胞のメラニン含有量を増大させ、その結果色素沈着を増大させる方法に関す る。本発明の方法においては、メラニン細胞におけるメラニン合成を誘導するジ アシルグリセロールをメラニン細胞と接触させることで、メラニン細胞における メラニン合成を誘導してメラニン細胞のメラニン含有量を増大させる。メラニン 細胞のメラニン含有量が増大すると、メラニン細胞の色素沈着が増大し、色が黒 くなる。ジアシルグリセロールと接触させるメラニン細胞は、脊椎動物の皮膚、 毛、毛皮、または羽毛中に存在していてよい。 本明細書で使用する場合、ジアシルグリセロール、すなわちDAGという用語 は、天然の1,2−ジアシルグリセロルおよび合成のDAGアナログおよび誘導 体を含む。DAGはメラニン合成を誘導することができるので、メラニン細胞増 殖を変化させることなくメラニン細胞のメラニン含有量を増大させることができ る。さらに、DAGはメラニン細胞の樹状突起を増加させないので、生物学的作 用と細胞機能について選択的であり、既存のメラニン細胞内に特異的にメラニン の合成と産生を誘導する能力を有するということに限定されるのが普通である。 本発明の方法においてとくに有用なのは、DAGの水分散性アナログである1− オレオイル−2− アセチル−グリセロールすなわちOAGである。 DAGは、メラニン細胞におけるメラニン産生の低下または完全欠損によって 生じた様々な状態を治療する目的に使用することができる。このような状態とし ては、白斑、でん風(tinea versicolor)、アルビノ、およびその他の色素沈着 不足状態などが挙げられる。DAGは、皮膚を日焼けさせたり毛色を濃くしたり する目的で美容的に使用することもできるし、動物の毛皮、ウール、羽毛、およ びその他の動物体毛部分の脱色を防止する目的にも使用することができる。 好ましい態様においては、メラニン合成を誘導するDAGまたはそのようなD AGを組み合わせたものを、生体適合性のある流動担体と混合して、皮膚のメラ ニン細胞に塗布または接触させることができる局所施用処方を作成し、イン・ビ ボで皮膚のメラニン含有量を増大させ、皮膚の色素沈着を増大させることができ る。本態様は、ヒトの皮膚の美容的日焼け法としてとくに有用である。 別の態様においては、DAGは、メラニン含有量が高くなったメラニン細胞を イン・ビトロで培養するために、従来知られている培地および培養手法と共に使 用することができる。それぞれの場合において、DAGを使用すると、メラニン 細胞内のメラニン合成が増大し、その結果メラニン細胞のメラニン含有量が増大 し、最終的に色素沈着が増大する。 本発明はまた、本明細書で開示する方法によって製造したメラニン含有量を高 めたメラニン細胞に関する。メラニン含有量が高くなったメラニン細胞は、後天 性または先天性の皮 膚白斑に移植する皮膚移植片を作成し、皮膚が正常なかつ均一な着色を獲得でき るようにするうえで、有用でありえる。図面の簡単な説明 付属の図面を参照することによって、本発明の理解が容易かつ完全になる。 図1aおよび1bは、ヒトメラニン細胞の増殖とメラニン含有量に及ぼすジア シルグリセロールの影響を示すグラフである。 図2は、単独で投与した場合とホルボールエステルによる前処理後に投与した 場合のヒトメラニン細胞の増殖に及ぼすジアシルグリセロールの影響を示すグラ フである。 図3は、単独で投与した場合とホルボールエステルによる前処理後に投与した 場合のヒトメラニン細胞によるメラニン産生に及ぼすジアシルグリセロールの影 響を示すグラフである。 図4は、培養中のS91ネズミ黒色腫細胞の増殖に及ぼすジアシルグリセロー ルの影響を示すグラフである。 図5は、培養中のS91ネズミ黒色腫細胞のメラニン含有量に及ぼすジアシル グリセロールの影響を示すグラフである。詳細な説明 本発明は、メラニン細胞におけるメラニン合成を誘導することによりメラニン 細胞のメラニン含有量を増大させ、その結果色素沈着を増大させる方法に関する 。本明細書で使用す る場合、色素沈着という用語は、脊椎動物の皮膚、毛、毛皮、および羽毛にメラ ニン色素が沈着することをいう。 すなわち、メラニン合成を誘導することによりメラニン細胞中のメラニン含有 量を増大させる本発明の方法は、ジアシルグリセロール、すなわちDAGという 化合物の1群の使用に関するものであり、DAGとしては天然のもの、DAGの 合成アナログ、およびDAGの誘導体が含まれる。 メラニン合成の正確な機構については不明であるが、環状3’,5’−アデノ シン1リン酸(cAMP)が媒介する細胞内シグナル導入経路がネズミのメラニ ン形成に存在することを示す多くの証拠がある[コーナーとパウエレック(Korn er, A. and Pawelek, J.M.),Nature 267:44 (1977);ハラバンら(Halaban, R., et al.) J. Cell Biol. 97:480 (1983)]。しかし、ヒトのメラニン形 成におけるcAMPの役割についてはよくわかっていない[フリードマンとギル ヒレスト(Friedmann, P.S. and Gilchrest, B.A.),J.Cell.Physiol. 133:88 (1987) ]。 もう1つの第2の細胞内シグナル導入メッセンジャーはジアシルグリセロール 、すなわちDAGである。特定の剌激物質がホスホリパーゼCを活性化させて、 細胞膜からDAGを遊離させ、これかプロテインキナーゼC(PKC)を活性化 させる[ニシヅカ(Nishizuka, Y.),Science 233:305 (1986)]。本明細書 に示すように、DAGは生物活性を有する強力なメラニン合成刺激物質であるこ と、およびDAGと接触するとメラニン細胞のメラニン含有量が増えることが証 明 されている。ジアシルグリセロールの化学構造と存在状況 天然のジアシルグリセロールは、プロテインキナーゼC(PKC)生理活性化 物質として細胞内シグナル導入経路において極めて重要な役目を果たしている[ ベルリッジ(Berridge, N.J.), Ann. Rev. Biochem. 56:159193 (1987);ニ シヅカ(Nishizuka, Y. ),Science 233:305-312 (1986)]。最近、やはりP KC活性化物質としての生物活性を有する合成DAGアナログが調製された[ガ ノングとベル(Ganong,B.R. and Bell, R.M. ),Meth. Enzymol. 141:313-320 (1987)]。本明細書で使用する場合、DAGという用語は、天然ジアシルグリ セロール、ならびに天然ジアシルグリセロールの合成アナログおよび誘導体を含 む。 DAGアナログは従来の方法で調製することができ、下記化合物A、B、Cの 一般化学構造式を有する。 上記式中、RとR’は炭素含有部分を示す。RとR’は通常、長鎖(炭素原子数 15以上)のカルボン酸であり、1つ以上の炭素間2重結合を有していてもよい 。ほとんどの場合、RとR’は化学組成が互いに異なっている[ガノングとベル (Ganong, B.R. and Bell, R.M. ),Meth. Enzymol. 141:313-320(1987)]。 一方、R”は、グリセロール構造中の隣接炭素原子と炭素エステル結合を形成 しないものであればどのような化学要素であってもよい。すなわち、R”として は、水酸基、リン酸基、イオウ原子、エーテル基、ハロゲン化物、窒素含有要素 、または水素などが挙げられる。[ガノングとベル(Ganong, B.R. and Bell, R .M. ),Meth. Enzymol. 141:313-320(1987)]。本発明の方法において有用なジアシルグリセロール 本発明の方法において有用なジアシルグリセロール(DAG)は、生物活性を 示す(メラニン合成を誘導する)ことでイン・ビボとイン・ビトロの両方または 一方の条件下でメラニン細胞のメラニン含有量を増大させる天然のDAGならび に合成のDAGアナログである。天然DAGはホスファチジルイノシトールの誘 導体であり、グリセロール構造の1位炭素位置にアシル化された長鎖モノ不飽和 脂肪酸を含んでいるのが普通である。また、DAGは、グリセロール構造の2位 炭素位置にアシル化されたアラキドン酸を中心とする高度不飽和脂肪酸を含んで いるのが普通である。 本発明の方法において好ましいDAGの1つは、合成DAGアナログである1 −オレオイル−2−アセチル−グリセロール、すなわちOAGである。OAGは 、水に溶けること、およびメラニン細胞の増殖と成長の両方または一方に影響を 及ぼすことなくメラニン含有量における用量依存的な応答を生じさせる能力があ るという理由でとくに有用である。また、その他の好ましいDAGはグリセロー ル構造の3位炭素位置に遊離水酸基を含んでおり、グリセロールに似た炭素数3 の骨格構造を有する。 生物活性があり、メラニン細胞内のメラニン合成を強力に剌激すると考えられ るDAGとしては下記のものが挙げられるが、これらに限定されない。ジアシルグリセロール アナログ 1,2−ジホルミルグリセロール 1,2−ジアセチルグリセロール 1,2−ジブタノイルグリセロール 1,2−ジヘキサノイルグリセロール 1,2−ジオクタノイルグリセロール 1,2−ジデカノイルグリセロール 1,2−ジドデカノイルグリセロール 1,2−ジテラデカノイルグリセロール 1,2−ジヘキサデコイルグリセロール 1,2−ジオクタデカノイルグリセロール 1,2−ジエイコサノイルグリセロール 1,2−ジドコサノイルグリセロール 1,2−ジテトラコサノイルグリセロール 1,2−ジパルミトイルグリセロール 1,2−ジオレオイルグリセロール 1,2−ジリノレオイルグリセロール 1,2−ジリノレノイルグリセロール 1,2−アラキドノイルグリセロール 1−オクタノイル−2−ホルミル−グリセロール 1−オクタノイル−2−アセチル−グリセロール 1−オクタノイル−2−ブタノイル−グリセロール 1−オクタノイル−2−ヘキサノイル−グリセロール 1−オクタノイル−2−デカノイル−グリセロール 1−オクタノイル−2−ドデカノイル−グリセロール 1−オクタノイル−2−テトラデカノイル−グリセロール 1−オクタノイル−2−ヘキサデカノイル−グリセロール 1−オクタノイル−2−オクタデカノイル−グリセロール 1−オクタノイル−2−エイコサノイル−グリセロール 1−オクタノイル−2−ドコサノイル−グリセロール 1−オクタノイル−2−テトラコサノイル−グリセロール 1−オクタノイル−2−パルミトイル−グリセロール 1−オクタノイル−2−オレオイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−ホルミル−グリセロール 1−パルミトイル−2−アセチル−グリセロール 1−パルミトイル−2−ブタノイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−ヘキサノイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−オクタノイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−デカノイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−ドデカノイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−テトラデカノイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−ヘキサデカノイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−オクタンデカノイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−エイコサノイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−ドドコサノイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−オレオイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−リノレオイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−アラキドノイル−グリセロール 1−オレオイル−2−ホルミル−グリセロール 1−オレオイル−2−アセチル−グリセロール 1−オレオイル−2−ブタノイル−グリセロール 1−オレオイル−2−ヘキサノイル−グリセロール 1−オレオイル−2−オクタノイル−グリセロール 1−オレオイル−2−デカノイル−グリセロール 1−オレオイル−2−ドデカノイル−グリセロール 1−オレオイル−2−テトラデカノイル−グリセロール 1−オレオイル−2−パルミトイル−グリセロール 1−オレオイル−2−リノレオイル−グリセロール 1−オレオイル−2−アラキドノイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−ホルミル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−アセチル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−ブタノイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−オクタノイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−デカノイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−ドデカノイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−テトラデカノイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−ヘキサデカノイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−オクタデカノイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−エイコサノイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−パルミトイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−オレオイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−リノレオイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−アラキドノイル−グリセロールヒトのメラニン細胞に及ぼすジアシルグリセロールの影響 以下の実験で、ヒトメラニン細胞に及ぼすDAGの影響を調べるとともに、D AGとのインキュベーションに先だって行なわれる特定薬剤によるヒトメラニン 細胞の前処理の影響を明らかにする。 第1の実験群は、実施例1で説明するようにして培養したヒトメラニン細胞を 用いて行なった。完全メラニン細胞培地中でヒトメラニン細胞を1−オレオイル −2−アセチル−グリセロール(OAG)と混合し、37℃Cで6日間インキュ ベートした。実施例2に説明するようにして細胞のメラニン含有量を測定した。 結果を図1aと1bにグラフ化している。図から、25〜200uMのOAG濃 度レベル範囲でメラニン含有量増加の用量依存的応答が見られるが、メラニン細 胞 の増殖や成長には有意な影響がないことがわかる。 100uMの濃度でOAGを添加すると、未処理対照(すなわち実施例1で説 明するようにして培養したメラニン細胞を完全メラニン細胞培地と混合し、処理 細胞と同様にインキュベートしたもの)と比べて、メラニン細胞1個あたりのメ ラニン含有量が平均4倍増加した。OAGはヒトメラニン細胞の樹状突起を増加 させず、ヒトメラニン細胞の成長に有意な影響を及ぼさなかったということが重 要である。 第2の実験群は、培養ヒトメラニン細胞を公知のプロテインキナーゼC活性化 物質であるテトラデカノイルホルボール−13−アセテート(TPA)でまず前 処理して行なった。TPAはまずPKC活性を剌激し、続いて長期にわたりPK C活性を強く抑制することが知られている。 はじめに、実施例1に説明したようにしてヒトメラニン細胞を入手、培養した 。続いて、培養したヒトメラニン細胞をメラニン細胞培地中で100nMのTP Aと混合し、37℃で24時間インキュベートした。次いで、OAGを加え、培 養物を再び6日間インキュベートした。次いで、細胞のメラニン含有量を実施例 2に従って評価した。結果をそれぞれ図2と図3にグラフ表示している。 図2は、OAGもTPA前処理も両者を組み合わせたものもヒトメラニン細胞 増殖に実質的に影響を及ぼさないことを示しているが、図3は、OAG処理と組 み合わせたTPA前処理に相関してヒトメラニン細胞1個あたりのメラニン含有 量が有意に増加することを示している。したがって、TPA にあらかじめ曝露させると、メラニン合成に対するOAGの影響が実際に増強さ れたことになる。 以上のことから、メラニン産生を最大にするためには、選んだDAGと接触さ せる前にヒトメラニン細胞を前処理するのが望ましいようである。ヒト以外のメラニン細胞に及ぼすジアシルグリセロールの影響 この実験群は、ヒト以外のソースから得たメラニン細胞に及ぼすDAGの影響 を調べる目的で行なったものである。これらの実験では、ネズミS91黒色腫細 胞を従来法で培養、維持した[フリードマンとギルヒレスト(Friedmann, P.S.a nd Gilchrest,B.A.),J. Cell. Physiol. 133:88-94(1987)]。次いで、S9 1黒色腫細胞を100uMのOAG、またはS91黒色腫細胞におけるcAMP レベルの上昇およびメラニン合成誘導をももたらす3−イソブチル−1−メチル キサンチン(IBMX)100uMと混合した。各化学物質は、2%のFBSを 含むダルベッコ最少イーグル培地中でS91黒色腫細胞と混合し、37℃で7日 間インキュベートした。結果をそれぞれ図4と5にグラフ化している。 図4は、1〜200uMの範囲の濃度のOAGはS91黒色腫細胞の増殖を誘 導しなかったことを示している。IBMXは類似の作用を示し、やはり細胞成長 を引き起こさなかった。一方、図5は、OAGとIBMXではメラニン産生増大 誘導能力が大きく異なることを示している。100uMの濃 度のIBMXは、S91黒色腫細胞におけるメラニン産生を大幅に増大させたこ とが明白である。一方、上記実験条件下でのOAGは対照と比べてメラニン産生 の実質的増大を誘導しなかった。 これらの結果は、DAGの生物学的作用がメラニン細胞の由来元によって選択 的、識別的であることを示唆するものである。すなわち、用いた条件下では、O AGはS91ネズミ黒色腫細胞に対して有意な影響を及ぼさない。一方、OAG をヒトメラニン細胞に接触させると、ヒトメラニン細胞の細胞増殖は引き起こさ れず、メラニン含有量が実質的に増加する。イン・ビボにおけるジアシルグリセロールの作用 イン・ビボにおけるDAGの影響を調べるためにモルモット成獣における実験 も行なった。モルモットは、ヒトの皮膚におけるメラニンの分布と同様に表皮な らびに毛穴にメラニンを含んでいるので、ヒトの色素系の研究のためのモデルと して受入れられている[ボローグニアら(Bolognia, J.L.,et al., ) Pigment Cell Res. 3:150 (1990);イモカワ(Imokawa, G. ),Arch. Dermatol. Res. 278:352 (1986)]。 実施例3で詳細に説明するように、モルモット皮膚のOAG処理部分で色素沈 着の増大が4〜5日目に見られ、約1カ月持続し、その後徐々に消失した。いず れの時点でも、OAG処理部分は対照部分(ビーイクル単独処理部分)より色が 濃かった。 また、最終塗布後7日目(最初の塗布後14日目)にOAG処理皮膚、ビーイ クル処理皮膚、および隣接の未処理皮膚のパンチ生検標本を採取した。やはり実 施例3で説明するようにして、生検標本を処理し、メラニンを黒色に染めること が知られている還元剤を含むフォンターナ−マッソン染色剤で染色して、色素が メラニンであることを確認した。皮膚標本における組織学的色素沈着はOAG処 理皮膚で最大であり、未処理隣接皮膚組織で最小であった。いずれの標本でも、 ベースラインおよび日光曝露誘導日焼け後に正常皮膚で見られるものと全く同じ ように、下層表皮に色素沈着が集中していた。 これらの実験は、OAGは正常な日焼けと臨床的にも組織学的にも同じ形でイ ン・ビボにおける表皮色素沈着を増大させる能力があることを明確に示している 。したがって、これらのデータは、DAGがイン・ビボでメラニン細胞における メラニン形成を誘導する能力があることを確定するものである。ジアシルグリセロールの投与と使用法 DAG、とくにOAGをメラニン細胞と接触させると、メラニン細胞増殖を変 化させることなくメラニン細胞のメラニン含有量を増大させる能力を示す。 DAGは、以下のようにして本発明の方法に使用してもよい。すなわち、イン ・ビトロおよびイン・ビボで皮膚移植片、同種移植片、および自家移植片に色素 を沈着させる(着色 する)方法に使用してもよいし、白斑、アルビノ、限局性白皮症、および炎症後 色素沈着不足などの色素沈着不足障害を治療するために使用してもよいし、日光 に依らないヒト皮膚日焼け剤としてや、自然の日光の存在下での日焼け促進剤と してや、イン・ビボで毛を黒化すなわち色素再沈着させる治療法として使用して もよいし、イン・ビボで白髪(脱色毛)を防止するために使用してもいし、動物 から濃色の毛や毛皮やウールをイン・ビボで得るために使用してもよい。 DAGは、日光の非存在下で皮膚の日焼けを目的としてヒトにおけるメラニン 合成を誘導したり、自然の日光の存在下で皮膚の日焼けを促進したり、白(脱色 )髪を黒くする治療法を提供するうえで、とくに有用である。 本発明の方法のDAGはイン・ビボとイン・ビトロの両方において使用される ものとする。イン・ビボ用途の場合、メラニン細胞との接触は、1種類以上のD AGを個体の皮膚または毛に直接局所塗布することによって行なうのが望ましい 。この目的のためには、DAGはゲル、軟膏、ローション、クリームなどの薬理 学的に許容される局所担体と混合して使用され、水、グリセロール、アルコール 、プロピレングリコール、脂肪アルコール、トリグリセリド、脂肪酸エステル、 鉱油などの担体が例示される。 その他の使用可能な局所担体としては、流動ワセリン、パルミチン酸イソプロ ピル、ポリエチレングリコール、エタノール(95%)、モノラウリン酸ポリオ キシエチレン(5%)水溶液、ラウリル硫酸ナトリウム(5%)水溶液などが挙 げられる。その他、抗酸化剤、湿潤剤、粘性安定剤、および同様の薬物などの物 質を必要に応じて添加してもよい。 また、場合によっては、本明細書で説明するDAGは皮膚の上、中、または下 に置いた器具内に置かれることもある。そのような器具としては、受動的または 能動的放出機構によって皮内にDAGを放出させるパッチ、インプラント、注射 物などが挙げられる。 イン・ビボ用途の場合、流動担体物質中に0.10〜20.0mMの最終濃度 範囲でDAGアナログが含まれているのが好ましいが、投与すべきDAGの実際 に好ましい量は、使用する特定の化合物、処方する特定の組成物、施用方法、お よび治療対象個体の特定の部位に応じて異なる。メラニン合成を増大させること によりメラニン細胞のメラニン含有量を増大させるのに効果的なDAGの濃度は 、従来公知の薬理学的手順を用いて決定することができ、本明細書で説明する細 胞培養法と動物モデルを用いて評価することができる。 あるいは、DAGを実験試薬としてメラニン細胞培養物とともにイン・ビトロ で使用する場合、メラニン合成の誘導により培養メラニン細胞のメラニン含有量 を増大させるのに十分な濃度のDAGを生細胞周囲の培地に直接添加してもよい 。DAGの阻害濃度と毒性濃度の測定も公知の方法を用いて可能であり、本明細 書で説明する手法および当該分野に習熟せる者に知られているその他の方法を用 いて評価することができる。 以下、実施例により本発明をさらに説明するが、これらの 実施例はいかなる意味でも本発明を限定するものではない。実施例1:メラニン細胞の細胞培養 ヒトケラチノサイトおよびメラニン細胞のソースとして、2時間以内の随意環 状切除の際に得た新生児包皮を使用した。0.25%トリプシン中で1晩インキ ュベーシヨンした後、真皮から表皮を分離した。ギルヒレストら(Gilchrest et al.)[J. Invest. Dermatol. 83:370-376 (1984)]の手順に従って調製した 表皮から1次培養メラニン細胞系を樹立した。 手順を簡単にまとめると次のとおりである。まず、手術標本を断片化し、カル シウムを含まないリン酸緩衝食塩水(PBS)ですすぎ、0.25%トリプシン (GIBCO 社)中4℃で1晩インキュベートした。鉗子を用いて真皮から断片の表 皮部分を分離し、0.02%EDTA中37℃で10分間インキュベートし、攪 拌して単一細胞懸濁液を作成し、35mmペトリ皿1枚あたり106個の濃度で メラニン細胞成長培地でインキュベートし、8%二酸化炭素と92%空気の中で 37℃に保った。毎週3回新鮮なメラニン細胞成長培地を培養物に加えた。 メラニン細胞成長培地は、10ng/mlの表皮成長因子、10nMのトリイ オドチリン、10ug/mlのトランスフェリン、10ug/mlのインスリン 、1nMのコレラトキシン、および100ug/mlのウシ視床下部抽出物を添 加した無血清培地である培地199(Medium 199)(GIBCO 社、400−1100)である。実施例2:メラニン細胞のバイオアッセイ 35mmペトリ皿1枚あたり2x104個の割合でメラニン細胞をまき、10 ug/mlのインスリン、10-9Mのトリイオドチリン、10ug/mlのトラ ンスフェリン、1.4x10-6Mのヒドロコーチゾン、10ng/mlの表皮成 長因子、10-9Mのコレラーゲン、2%のFBS、および100ug/mlのB HEを加えたDMEMと混合した。以下、この培地を完全メラニン細胞培地とよ ぶ。37℃で24時間インキュベーションを行なった後、2系列または3系列で メラニン細胞培養物に、フリー完全メラニン細胞培地またはDAGのいずれかを 加えた。次いで、各メラニン細胞培養物を37℃で6〜7日インキュベートした 。 続いて、各メラニン細胞培養物を集め、0.4mMのEDTAのPBS溶液で 洗い、0.13%のトリプシンと0.2mMのEDTAを含む混合物1mlで処 理した後、37℃で約10分間インキュベートし、1mlのPBSを加えた。得 られた各懸濁液の0.5mlづつを、合計容量が10mlになるように等張食塩 水で希釈し、パーティクルカウンター(モデルZM、 Colter Science社)を用 いて計測した。 メラニン含有量を求めるために、残りの懸濁液をマイクロ遠心分離機で5分間 遠心分離した。上清を捨て、得られた細胞ペレットを1MのNaOHの0.1m lに溶かし、続いて0.4mlの水で希釈した。475ナノメートルにおける光 学密度を測定することによってメラニン濃度を計算し、得られた値を14C−DO PAの取り込みおよひチロシナーゼ活性と極めて高い相関性を示すメラニン形成 指標である合成メラニン測定標準曲線と比較することによって外挿した[フリー ドマンとギルヒレスト(Friedmann, P.S. and Gilchrest, B.A. ),J. Cell. P hysiol. 133:88-94(1987)]。メラニン値は、培養物1個あたりのメラニン総 量、細胞1個あたりのメラニン含有量、または未処理対照に対する百分率として 表した。 場合によっては、培養物をリン酸緩衝食塩水で1回洗った後、倒立顕微鏡を用 いて位相差顕微鏡写真を撮った。実施例3:モルモット成獣によるイン・ビボ実験 表皮と毛穴にメラニンを有することが知られている系統のモルモット成獣2匹 を入手した。モルモットの毛を刈り、剃毛して、背部に広い無毛部分を設けた。 適当なベースライン色素沈着を示す2cmx4cmのサイズの部分2個所を選び 、それぞれ(a)50ulのOAGをジメチルスルホキシド(DMSO)に溶か したもの(50mg/ml)または(b)50ulのDMSOだけをビーイクル 対照としたもののいずれかを塗布した。各塗布ごとに10分間動物を拘束し、ケ ージに戻す前に試験溶液を吸収するようにした。塗布は、7日間毎日行なった。 OAG処理部分で色素沈着の増大が見られた。色素沈着は4〜5日目にまず明 らかになり、約1カ月間持続し、その後 徐々に減少した。いずれの時点でも、OAG処理部分の色はビーイクル処理(D MSO)部分より濃かった。OAG処理によって引き起こされた違いと色素沈着 の増大は肉眼でも見ることができた。これらの動物を観察し、結果を永久に記録 するために写真を撮った。写真は、要求があればいつでも提供可能である。 また、最終塗布後7日目(最初の塗布後14日目)にOAG処理皮膚、DMS O処理皮膚、および隣接の未処理皮膚のパンチ生検標本を採取した。生検標本を 処理して厚さ3ミクロンの垂直断面標本を作成した後、メラニンを黒色に染色す ることが知られている還元剤を含む染色剤であるフォンターナ−マッソン染色剤 で染色した。発色原としての鉄色素を排除するためにペルル(Perl)の染色処理 を行なったところ、陰性であったので、染色した材料はメラニンであることがさ らに確認された。いずれの標本でも、ベースラインおよび日光曝露誘導日焼け後 に正常皮膚で見られるものと全く同じように、下層表皮に色素沈着が集中してい る。均等物 当業者であれば、単に常識的実験手法を用いて、ここに述べた発明の具体的態 様に対する多くの均等物を認識し、また確認し得るであろう。これらの均等物は 下記のクレームの範疇に含まれるものである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年9月12日 【補正内容】原文明細書10ページ補正 1−パルミトイル−2−ブタノイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−ヘキサノイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−オクタノイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−デカノイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−ドデカノイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−テトラデカノイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−ヘキサデカノイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−オクタンデカノイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−エイコサノイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−ドコサノイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−オレオイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−リノレオイル−グリセロール 1−パルミトイル−2−アラキドノイル−グリセロール 1−オレオイル−2−ホルミル−グリセロール 1−オレオイル−2−アセチル−グリセロール 1−オレオイル−2−ブタノイル−グリセロール 1−オレオイル−2−ヘキサノイル−グリセロール 1−オレオイル−2−オクタノイル−グリセロール 1−オレオイル−2−デカノイル−グリセロール 1−オレオイル−2−ドデカノイル−グリセロール 1−オレオイル−2−テトラデカノイル−グリセロール 1−オレオイル−2−パルミトイル−グリセロール 1−オレオイル−2−リノレオイル−グリセロール 1−オレオイル−2−アラキドノイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−ホルミル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−アセチル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−ブタノイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−オクタノイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−デカノイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−ドデカノイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−テトラデカノイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−ヘキサデカノイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−オクタデカノイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−エイコサノイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−パルミトイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−オレオイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−リノレオイル−グリセロール 1−ヘキサノイル−2−アラキドノイル−グリセロール原文明細書11ページの補正 ヒトのメラニン細胞に及ぼすジアシルグリセロールの影響 以下の実験で、ヒトメラニン細胞に及ぼすDAGの影響を調べるとともに、D AGとのインキュベーションに先だって行なわれる特定薬剤によるヒトメラニン 細胞の前処理の影響を明らかにする。 第1の実験群は、実施例1で説明するようにして培養したヒトメラニン細胞を 用いて行なった。完全メラニン細胞培地中でヒトメラニン細胞を1−オレオイル −2−アセチル−グリセロール(OAG)と混合し、37℃で6日間インキュベ ートした。実施例2に説明するようにして細胞のメラニン含有量を測定した。結 果を図1aと1bにグラフ化している。図から、25〜200μMのOAG濃度 レベル範囲でメラニン含有量増加の用量依存的応答が見られるが、メラニン細胞 の増殖や成長には有意な影響がないことがわかる。 100μMの濃度でOAGを添加すると、未処理対照(すなわち実施例1で説 明するようにして培養したメラニン細胞を完全メラニン細胞培地と混合し、処理 細胞と同様にインキュベートしたもの)と比べて、メラニン細胞1個あたりのメ ラニン含有量が平均4倍増加した。OAGはヒトメラニン細胞の樹状突起を増加 させず、ヒトメラニン細胞の成長に有意な影響を及ぼさなかったということが重 要である。 第2の実験群は、培養ヒトメラニン細胞を公知のプロテインキナーゼC活性化 物質であるテトラデカノイルホルボール −13−アセテート(TPA)でまず前処理して行なった。TPAはまずPKC 活性を刺激し、続いて長期にわたりPKC活性を強く抑制することが知られてい る。原文明細書13ページの補正 ヒト以外のメラニン細胞に及ぼすジアシルグリセロールの影響 この実験群は、ヒト以外のソースから得たメラニン細胞に及ぼすDAGの影響 を調べる目的で行なったものである。これらの実験では、ネズミS91黒色腫細 胞を従来法で培養、維持した[フリードマンとギルヒレスト(Friedmann, P.S.a nd Gilchrest,B.A. ),J. Cell. Physiol. 133:88-94 (1987)]。次いで、S 91黒色腫細胞を100μMのOAG、またはS91黒色腫細胞におけるcAM Pレベルの上昇およびメラニン合成誘導をももたらす3−イソブチル−1−メチ ルキサンチン(IBMX)100μMと混合した。各化学物質は、2%のFBS を含むダルベッコ最少イーグル培地中でS91黒色腫細胞と混合し、37℃で7 日間インキュベートした。結果をそれぞれ図4と5にグラフ化している。 図4は、1〜200μMの範囲の濃度のOAGはS91黒色腫細胞の増殖を誘 導しなかったことを示している。IBMXは類似の作用を示し、やはり細胞成長 を引き起こさなかった。一方、図5は、OAGとIBMXではメラニン産生増大 誘導能力が大きく異なることを示している。100μMの濃度のIBMXは、S 91黒色腫細胞におけるメラニン産生を大幅に増大させたことが明白である。一 方、上記実験条件下でのOAGは対照と比べてメラニン産生の実質的増大を誘導 しなかった。 これらの結果は、DAGの生物学的作用がメラニン細胞の 由来元によって選択的、識別的であることを示唆するものである。すなわち、用 いた条件下では、OAGはS91ネズミ黒色腫細胞に対して有意な影響を及ぼさ ない。一方、OAGをヒトメラニン細胞に接触させると、ヒトメラニン細胞の細 胞増殖は引き起こされず、メラニン含有量が実質的に増加する。原文明細書18ページの補正 手順を簡単にまとめると次のとおりである。まず、手術標本を断片化し、カル シウムを含まないリン酸緩衝食塩水(PBS)ですすぎ、0.25%トリプシン (GIBCO 社)中4℃で1晩インキュベートした。鉗子を用いて真皮から断片の表 皮部分を分離し、0.02%EDTA中37℃Cで10分間インキュベートし、 攪拌して単一細胞懸濁液を作成し、35mmペトリ皿1枚あたり106個の濃度 でメラニン細胞成長培地でインキュベートし、8%二酸化炭素と92%空気の中 で37℃に保った。毎週3回新鮮なメラニン細胞成長培地を培養物に加えた。 メラニン細胞成長培地は、10ng/mlの表皮成長因子、10nMのトリイ オドチリン、10μg/mlのトランスフェリン、10ug/mlのインスリン 、1nMのコレラトキシン、および100μg/mlのウシ視床下部抽出物を添 加した無血清培地である培地199(Medium 199)(GIBCO社、400−110 0)である。実施例2:メラニン細胞のバイオアッセイ 35mmペトリ皿1枚あたり2x104個の割合でメラニン細胞をまき、10 ug/mlのインスリン、10-9Mのトリイオドチリン、10ug/mlのトラ ンスフェリン、1.4x10-6Mのヒドロコーチゾン、10ng/mlの表皮成 長因子、10-9Mのコレラーゲン、2%のFBS、および100ug/mlのB HEを加えたDMEMと混合した。以下 、この培地を完全メラニン細胞培地とよぶ。37℃で24時間インキュベーショ ンを行なった後、2系列または3系列でメラニン細胞培養物に、フリー完全メラ ニン細胞培地またはDAGのいずれかを加えた。次いで、各メラニン細胞培養物 を37℃で6〜7日インキュベートした。 続いて、各メラニン細胞培養物を集め、0.4mMのEDTAのPBS溶液で 洗い、0.13%のトリプシンと0.2mMのEDTAを含む混合物1mlで処 理した後、37℃で約10分間インキュベートし、1mlのPBSを加えた。得 られた各懸濁液の0.5mlづつを、合計容量が10mlになるように等張食塩 水で希釈し、パーティクルカウンター(モデルZM、Colter Science社)を用い て計測した。請求の範囲 4.ヒトの毛を含む脊椎動物の毛の色素沈着を増加させるための薬剤の製造に おけるジアシルグリセロールの使用。 5.ジアシルグリセロールが1−オレオイル−2−アセチル−グリセロールで ある請求項4記載の使用。 6.脊椎動物の毛孔中に存在するメラニン細胞のメラニン含有量を増加させる ことによる、ヒトの毛を含む脊椎動物の毛の美容的黒色化方法であって、このメ ラニン細胞をメラニン細胞中のメラニン合成を誘導するジアシルグリセロールと 接触させることによりメラニン細胞中のメラニン合成を誘導し、メラニン細胞の メラニン含有量を増加させることを含む美容的黒色化方法。 7.生理学的に許容されうる担体中に含まれるメラニン合成を誘導するジアシ ルグリセロールを含んでなる、脊椎動物の毛穴中に存在するメラニン細胞のメラ ニン含有量を増加させるための組成物であって、その中にはジアシルグリセロー ルがメラニン細胞中のメラニン合成を誘導するに十分な量で存在しているもので ある組成物。 8.ジアシルグリセロールが1−オレオイル−2−アセチル−グリセロールで ある請求項6記載の方法または請求項7 記載の組成物。 9.メラニン合成を誘導するジアシルグリセロールを生理学的に許容されうる 担体中に含んでなる、脊椎動物の毛穴中のメラニン細胞のメラニン含有量を増加 させるための局所処方であって、この中にはジアシルグリセロールがメラニン細 胞中のメラニン合成を誘導するに十分な量で存在し、該ジアシルグリセロールが 、例えば1−オレオイル−2−アセチル−グリセロールである、局部処方。 11.脊椎動物の毛穴中に存在するメラニン細胞のメラニン含有量を増加させ ることによる、ヒトの毛を含む脊椎動物の毛の色素沈着を増加させる方法であっ て、毛に覆われた色素沈着させたい部分を生理学的に許容されうる担体中に有効 量のジアシルグリセロールを含む局所処方と接触させることからなる、該ジアシ ルグリセロールが、例えば1−オレオイル−2−アセチル−グリセロールである 、方法。 12.毛、毛皮、ウール、または羽毛の色素沈着を促進するための色素沈着剤 としてジアシルグリセロールの使用。 13.任意の生理学的に許容されうる担体中の色素沈着有効量のジアシルグリ セロールを毛皮部分、ウール部分または羽毛部分に塗布することを含む、脊椎動 物の毛皮、ウールまたは羽毛の脱色防止方法。 14.該ジアシルグリセロールが以下の化合物からなる群より選択されるもの である、請求項4または請求項12記載の使用、 1,2−ジホルミルグリセロール、 1,2−ジアセチルグリセロール、 1,2−ジブタノイルグリセロール、 1,2−ジヘキサノイルグリセロール、 1,2−ジオクタノイルグリセロール、 1,2−ジデカノイルグリセロール、 1,2−ジドデカノイルグリセロール、 1,2−ジテラデカノイルグリセロール、 1,2−ジヘキサデコイルグリセロール、 1,2−ジオクタデカノイルグリセロール、 1,2−ジエイコサノイルグリセロール、 1,2−ジドコサノイルグリセロール、 1,2−ジテトラコサノイルグリセロール、 1,2−ジパルミトイルグリセロール、 1,2−ジオレオイルグリセロール 1,2−ジリノレオイルグリセロール、 1,2−ジリノレノイルグリセロール、 1,2−アラキドノイルグリセロール、 1−オクタノイル−2−ホルミル−グリセロール、 1−オクタノイル−2−アセチル−グリセロール、 1−オクタノイル−2−ブタノイル−グリセロール、 1−オクタノイル−2−ヘキサノイル−グリセロール、 1−オクタノイル−2−デカノイル−グリセロール、 1−オクタノイル−2−ドデカノイル−グリセロール、 1−オクタノイル−2−テトラデカノイル−グリセロール、 1−オクタノイル−2−ヘキサデカノイル−グリセロール、 1−オクタノイル−2−オクタデカノイル−グリセロール、 1−オクタノイル−2−エイコサノイル−グリセロール、 1−オクタノイル−2−ドコサノイル−グリセロール、 1−オクタノイル−2−テトラコサノイル−グリセロール、 1−オクタノイル−2−パルミトイル−グリセロール、 1−オクタノイル−2−オレオイル−グリセロール、 1−パルミトイル−2−ホルミル−グリセロール、 1−パルミトイル−2−アセチル−グリセロール、 1−パルミトイル−2−ブタノイル−グリセロール、 1−パルミトイル−2−ヘキサノイル−グリセロール、 1−パルミトイル−2−オクタノイル−グリセロール、 1−パルミトイル−2−デカノイル−グリセロール、 1−パルミトイル−2−ドデカノイル−グリセロール、 1−パルミトイル−2−テトラデカノイル−グリセロール、 1−パルミトイル−2−ヘキサデカノイル−グリセロール、 1−パルミトイル−2−オクタデカノイル−グリセロール、 1−パルミトイル−2−エイコサノイル−グリセロール、 1−パルミトイル−2−ドコサノイル−グリセロール、 1−パルミトイル−2−オレオイル−グリセロール、 1−パルミトイル−2−リノレオイル−グリセロール、 1−パルミトイル−2−アラキドノイル−グリセロール、 1−オレオイル−2−ホルミル−グリセロール、 1−オレオイル−2−アセチル−グリセロール、 1−オレオイル−2−ブタノイル−グリセロール、 1−オレオイル−2−ヘキサノイル−グリセロール、 1−オレオイル−2−オクタノイル−グリセロール、 1−オレオイル−2−デカノイル−グリセロール、 1−オレオイル−2−ドデカノイル−グリセロール、 1−オレオイル−2−テトラデカノイル−グリセロール、 1−オレオイル−2−パルミトイル−グリセロール、 1−オレオイル−2−リノレオイル−グリセロール、 1−オレオイル−2−アラキドノイル−グリセロール、 1−ヘキサノイル−2−ホルミル−グリセロール、 1−ヘキサノイル−2−アセチル−グリセロール、 1−ヘキサノイル−2−ブタノイル−グリセロール、 1−ヘキサノイル−2−オクタノイル−グリセロール、 1−ヘキサノイル−2−デカノイル−グリセロール、 1−ヘキサノイル−2−ドデカノイル−グリセロール、 1−ヘキサノイル−2−テトラデカノイル−グリセロール、 1−ヘキサノイル−2−ヘキサデカノイル−グリセロール、 1−ヘキサノイル−2−オクタデカノイル−グリセロール、 1−ヘキサノイル−2−エイコサノイル−グリセロール、 1−ヘキサノイル−2−パルミトイル−グリセロール、 1−ヘキサノイル−2−オレオイル−グリセロール、 1−ヘキサノイル−2−リノレオイル−グリセロール、及び 1−ヘキサノイル−2−アラキドノイル−グリセロール。 15.該ジアシルグリセロールが1−オレオイル−2−アセチル−グリセロー ルである請求項12記載の使用。 16.脊椎動物の毛に覆われた部分を有効量のジアシルグリセロールと接触さ せることを含む、ヒトを含む脊椎動物の該部分を美容的に黒色化する方法。 17.生理学的に許容されうる担体中に含まれる有効量のジアシルグリセロー ルを含んで成る、ヒトを含む脊椎動物の毛の色を黒色化するための組成物。 18.生理学的に許容されうる担体中に含まれる有効量のジアシルグリセロー ルを含んで成る、ヒトを含む脊椎動物の毛の色を黒色化するための局所処方であ って、該ジアシルグリセロールが、例えば1−オレオイル−2−アセチル−グリ セロールである局所処方。 19.毛に覆われた色素沈着させたい部分を、生理学的に許容されうる担体中 に色素沈着有効量のジアシルグリセロールを含有する局所処方と接触させること からなる、ヒトの毛の色素沈着を増加させる方法であって、該ジアシルグリセロ ールが、例えば1−オレオイル−2−アセチル−グリセロールである方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI A61K 31/23 AFK // C07C 69/10 9546−4H 69/18 69/30 69/58 69/587

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.脊椎動物のメラニン細胞を、例えばイン・ビトロにおいてメラニン合成を 誘導するジアシルグリセロールと接触させ、それによりそのメラニン細胞中のメ ラニン合成を誘導し、メラニン細胞のメラニン含有量を増加させることを含む、 脊椎動物のメラニン細胞のメラニン含有量を増加させる方法。 2.ジアシルグリセロールが1−オレオイル−2−アセチル−グリセロールで ある請求項1記載の方法。 3.請求項1の方法により作成された、メラニン含有量の増加した脊椎動物の メラニン細胞。 4.メラニン細胞におけるメラニン合成を誘導するための、例えばヒトの皮膚 またはヒトの毛の色素沈着を増加させるための薬剤の製造におけるジアシルグリ セロールの使用。 5.ジアシルグリセロールが1−オレオイル−2−アセチル−グリセロールで ある請求項4記載の使用。 6.ヒト皮膚中に存在するメラニン細胞のメラニン含有量を増加させることに よるヒト皮膚の美容的日焼け方法であって、メラニン細胞とヒトメラニン細胞中 でメラニン合成を誘 導するジアシルグリセロールとを接触させ、これによりメラニン細胞中のメラニ ン合成を誘導し、メラニン細胞中のメラニン含有量を増加させることからなる方 法。 7.生理学的に許容されうる担体中に含まれるメラニン合成を誘導するジアシ ルグリセロールを含有する、メラニン細胞のメラニン含有量を増加させるための 組成物であって、メラニン細胞中のメラニン合成を誘導するに十分な量のジアシ ルグリセロールが含まれるものである組成物。 8.ジアシルグリセロールが1−オレオイル−2−アセチル−グリセロールで ある請求項6記載の方法または請求項7記載の組成物。 9.メラニン合成を誘導するジアシルグリセロールを生理学的に許容されうる 担体中に含む、メラニン細胞のメラニン含有量を増加させるための局所処方であ って、このジアシルグリセロールが、例えば1−オレオイル−2−アセチル−グ リセロールであり、メラニン細胞中のメラニン合成を誘導するに十分な量で存在 するものである局所処方。 10.ヒト皮膚に存在するメラニン細胞のメラニン含有量を増加させることに よる、ヒト皮膚の美容的日焼け方法であって、皮膚中に存在するメラニン細胞と 請求項9記載の局所処方とを接触させ、これによりメラニン細胞のメラニン含有 量を増加させ、この皮膚を日焼けさせることからなる方法。 11.ヒトの毛の中に存在するメラニン細胞のメラニン含有量を増加させるこ とによるヒトの毛の色素沈着を増加させる方法であって、毛の中のメラニン細胞 を請求項9記載の局所処方と接触させ、これによりメラニン細胞のメラニン含有 量を増加させ、毛の色素を増加させることからなる方法。 12.皮膚、毛、毛皮、ウール、または羽毛の色素沈着に影響を与えるための ジアシルグリセロール、例えば1−オレオイル−2−アセチル−グリセロール。 13.そこに存在するメラニン細胞とジアシルグリセロールとを接触させてメ ラニン合成を誘導し、これによりメラニン細胞のメラニン含有量を増加させるこ とを含む、動物の毛皮、ウールまたは羽毛の脱色を防止する方法。
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