JPH08501246A - 膜 - Google Patents
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- JPH08501246A JPH08501246A JP6503186A JP50318694A JPH08501246A JP H08501246 A JPH08501246 A JP H08501246A JP 6503186 A JP6503186 A JP 6503186A JP 50318694 A JP50318694 A JP 50318694A JP H08501246 A JPH08501246 A JP H08501246A
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、多孔性下層上のゼオライトの連続的気体密封性フィルム、気体密封性ゼオライトフィルムをか焼することによって得られるゼオライト膜、およびこのような気体密封性ゼオライトフィルムを持つモジュールに関し、該モジュールは膜ハウジングおよび支持された膜から成り、膜ハウジングおよび支持された膜の全体は、2つまたはそれ以下の物質から構成される。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の名称
膜
本発明は、ゼオライトを気体密封性(不透過性:gastight)フィルム、ゼオラ
イトを基材とする膜、このような膜を備えたモジュール(module)、このような
膜モジュールを製造する方法、および幾つかの工程のためにこれらを使用するこ
とに関する。
ゼオライトおよび関連する結晶性物質は、気体そして/または液体の分離の分
野および触媒的変換の分野において、それらの性質がよく知られている。商業的
使用に必要な機械的要求のために、膜は特にモジュールの形態でもって、すなわ
ちゼオライト層が適当な支持体に適用される(付けられる)膜ハウジング中で用
いられる。
モジュールの製造のために、異なった変形例が提案されてきた。それらは、全
て補助層そして/または膜、そして/またはモジュールを製造するための複雑な
工程を使用することに基づく。
本発明の底流を成す問題とは、いかに膜そして/またはモジュールを製造する
新規で、かつ簡単な方法を見つけだすかということである。高温での使用におけ
る大きな問題は、これによって供給
体(feed)として透過体(permeate)がお互いに分離されるモジュールの密封性
である。1つの可能性は、密封とそして分離の位置を離すことである。分離層の
部位での温度は所望の値に調節され、一方、モジュールの一部が気体密封性とさ
れる。低温モジュールに対してすでに知られている密封技術が応用できるように
、この一部分上での温度勾配が提供される。この解決法の欠点は、分離装置の異
なった部分が大きく変化する温度に保たれるよう、より複雑なモジュールの設計
が必要とされることである。これは、完全に加熱された装置においては、冷却シ
ステム(たとえば水冷却)を提供することによって可能となる。
別の可能性は、結合技術を利用することである。そこでは、2つの物質の間の
適合性のあまりに大きな相違は(熱膨張係数における相違)、各々の中間層が適
当に適合性があり、そして一方で支持体/膜システムそして他方で、モジュール
ハウジングの間の橋かけをするような異なった中間層を提供することによって、
取り除かれる。このような技術は、Velterop B .V .社(Heerhugowaard,北
オランダ,オランダ国)によって特許とされている。その技術において、セラミ
ック支持体/膜物質(α−アルミナおよび修飾されたτ−アルミ
ナ)と、ステンレス鋼モジュールハウジングの気体密封性連結のためには、5層
のシステムが必要とされる。このような技術は、それ自身極めて優秀なものとし
て完成され、そして原則としては、制限なしに広範囲の物質に適用することがで
きるが、実際には大きなスケールでの適用は困難であるとわかるであろう。これ
に関連して、比較的広い表面の上に幾つものフィルムが非常に均一で、均質な様
式で適用されなければならないということを考慮すべきである。さらに加えて、
このような結合技術はむしろ高価であるだろう、何故ならば違った工程を続いて
行わなければならず、そして工程のうちの1つの誤まりは、分離装置において完
全な機能不全という結果をもたらす。
前記の適合性の問題に関して考慮される代案は、柔軟な(flexible)物質の単
一層を提供することである。しかしながらこの物質は製造条件下において安定で
ある。低い弾性係数を有する物質と、特徴づけられる柔軟な物質は適合しない物
質の間に提供され、そして全てのたまった応力を取り去る緩衝体のようなものと
して機能する。ここにおいて、勿論、幾つかの層を適用することが可能であるが
、このような物質の潜在的なたわみ性の観点から、特に無定形のフィルム(ガラ
ス、釉、エ
ナメル)が好ましい。さらに加えて、このような物質は化学組成に束縛されない
ので、物質の特性を所望の密封性を得るように完全に調節することが可能である
。
しかしながら、上記全ての解決方法は、膜フィルムおよび多孔性支持体を一方
として、そしてモジュールハウジングを他方としてそれぞれの物質が全く異なり
、そして不適合であるという考えに基づいている。これは、現実にしばしばその
ようである、何故ならモジュールハウジングは、ステンレス鋼で作られることが
多いが、セラミック膜のためには、たとえば酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化
ジルコニウム、または酸化チタンのようなセラミック多孔性支持体物質が(熱)
機械的に安定なフィルムを得るためにしばしば要求される。しかしながら、膜合
成のためだけに数々の工程が必要とされ、その中でしばしば、異なった気孔率、
孔直径、そして表面粗さを有する数々の層がお互いの上に提供されることをこれ
は意味する。一方で、所望の孔半径、孔サイズ分布を有する膜フィルムが形成さ
れねばならず、他方では膜フィルムは高温での適用が可能なように、モジュール
中に収容されなれなければならないので、現実には2つの問題が同時に解決され
なければならない。上
記からあきらかなように、膜フィルムそして気体密封性シールの両方として幾つ
もの層を適用することは、特定の工程条件を要求するので、一定の工程ステップ
の順序が取り決められなくてはならない。
本発明の目的は、前記の問題が生じない、あるいはより少ない範囲でしか起こ
らない新規な膜を提供することである。
本発明の第1の側面は、連続的でおよび気体密封性であり、そしてか焼によっ
て熱的に安定な膜(すなわち少なくとも600℃まで安定な)に変換することが
できるゼオライトフィルムに関する。このフィルムは、好ましくは、粗い多孔性
の下層および細かい多孔性の上層から成る多孔性支持体の上に一般的に位置する
。このような組合せの例は、細かく焼結された金属ファイバーの滑らかな層を、
その上につけた焼結された金属の下層によって構成される。金属として用いられ
る物質は、好ましくはステンレス鋼たとえばAISI 316である。しかしな
がら、他の支持体、たとえばシリコンウエハーを用いることも可能である。
この点に関して、「気体密封性」という用語は、層が実質的に気体密封性でな
ければならないことを指すということが観察される。小さな欠陥の可
能性は、完全には除外することができない。しかしながら、気体密封性の度合は
、可能な欠陥を通じてのガスの輸送が、最終的な膜の微細孔を通しての輸送より
かなり少ないことが重要である。さらに、層は連続であることが重要であり、そ
してそれはゼオライト結晶が互い同士に連結し合い、そして他の物質によってお
互い同士分離されていないということを意味する。
本発明の次の側面は、膜そのものと同様にまた、モジュール膜を使用すること
にある。本発明のこれらの側面の変形例は、特許請求の範囲に記載されている。
1つの重要な変形例は、層中のゼオライト結晶の配向性が完全にまたはほとんど
完全に同一であるので、比較的非常に薄いフィルムに閉じ込めることが可能であ
る。適当な数値は、100nm〜200μmの範囲にある。配向の均一度は、X
線回折パターンで決定することができる。図24に示されるように、完全に均質
に配向された物質は、幾つかの高いピークから成り、そして存在する無定形物質
からのシグナルがないパターンを有する。
本発明に従うゼオライトフィルムの重要な点は、それを通して得られる特に高
い流量にある。驚くべきことに、本発明に従う膜を用いると、当業者
がその構造に基づいて予期するより実質的に高い(10〜20倍の)流量が得ら
れることが見い出された。
本発明のさらなる利点は、膜/支持体組合せの高度な耐熱性である。膜を通し
ての損傷または漏れなしに室温から600℃の範囲で、物質を繰返し大きな温度
変化にさらすことが可能である。その原因は、明らかではない。理論的には、支
持体の上層そして/またはゼオライト結晶の構造が柔軟(たわみ可能)であるこ
とが考えられる。別の可能性は、膜の製造中に用いられる反応条件にある。これ
らは、比較的高温度で製造されるので、冷却するにつれてフィルム中圧縮応力が
起こり、物質はそれに対して大変抵抗がある。それで、温度上昇が単に圧縮応力
の減少を導き、そして非常に少ない程度でしか引っ張り応力の減少には導かない
。しかしながら、恐らく良好な特性は、これらの点の組合せに基づくものである
。
本発明に従えば、モジュールの構成に関する問題は、多孔性支持体、そしてモ
ジュールハウジングの両方のために、同一の物質または物質特性に関して少なく
とも適合できる物質を選択することによって簡単に回避される。これは、膜物質
が多孔性支持体物質と適合性がありさえすればよいと
いうことを意味し、そしてそれは原則的にたいして複雑な問題ではない。
本発明の別の側面は、膜物質の選択に関する。ゼオライト(珪酸塩、またはア
ルミノ珪酸塩、たとえばZSM−5)のような結晶微孔性物質または一般的にモ
レキュラーシーブ(たとえばリン酸アルミニウムまたはガリウム)を選択するこ
とによって、所望の孔半径そして孔サイズ分布を有する膜フィルムが、単一の工
程ステップで形成することができる。このような結晶性構造は、通常、比較的強
アルカリ溶媒中水熱反応条件下、合成される。ここで、多孔性支持体物質として
、ステンレス鋼が良好な選択である。金属の多孔性/非多孔性部分は、むしろ容
易に形状化の高い自由度を持って共に結合することができる。このようにして、
比較的大きい比容を有するモジュールを構成することは、セラミック物質に比較
して容易である。また一方、その物質の伸延性は、過激な溶媒および高温での安
定性とともに、使用寿命を長くするのに貢献する。しかしながら一般的には、2
つの物質(支持体および膜フィルム)間の適合性はよくない。
セラミック層を金属表面に適用するにあたり焼き付け(enamelling)が、その
解決法であること
は知られている。ここで、セラミックおよび金属間に化学反応がしばしば起こり
、2つの物質間の結合を促す中間層が形成される。しかしながら、セラミック層
は、熱膨張における違いが僅かであるような組成であるが、このようなフィルム
の機械的安定性はしばしばよくない。不動態化された層(酸化アルミニウム)の
ような金属基板の上のセラミックフィルムの幾つかの例がある。しかしながら、
これらは、数μm以下の厚さを有するごく薄いフィルムであり、さらに加えて不
定形でもある。
金属基板上のゼオライトは、水熱反応条件下、その中で(in situ)成長させ
ることによって安定的に提供されることができることもまた知られている。これ
らもまた、数μm以下の厚さを有する非常に薄いフィルムである。もし、基板が
非常に平坦で、そして好ましくは気密性があるならこのような薄いフィルムは接
続された、すなわち完全に被覆されたフィルムとしてのみ提供され得るというこ
とがあきらかであるだろう。これは、このような複合物がセンサまたは担体触媒
システム(モノリス)として、しばしば引用される応用によっても支持される。
膜適用のためには、定義によって完全に被覆さ
れたフィルムが要求されるが、それは超平坦で、気密性の基板についてさえも今
まで実現されていない。加えて、気密性の基板の上にゼオライトまたはモレキュ
ラーシーブのフィルムを形成した後、支持体は充分な通過流量を許容するように
処理される。もともと、気密性物質のところどころにのみ孔が提供される場合、
非常に薄いフィルムの利点が失われてしまうだろう。実際、自由な膜表面は、存
在する表面のごく一部分であり、そして有効拡散距離は、ゼオライトフィルムの
厚みをもとにして予想されるより何倍も大きいだろう。さらに加えて、このよう
なアプローチは、薄いゼオライトフィルムが非常に容易に傷つけられるため、基
板物質を非常に選択的、かつ適度に制御して取り除くことを要求する。
この点に関して、特に、膜適用は、ほとんど例外なく原動力として圧力差に基
づいているので、支持体なしの薄いゼオライトまたはモレキュラーシーブフィル
ムの(熱)機械的安定性は、恐らくよくないということは観察されている。これ
は、充分に小さい直径を有する中空ファイバーには当てはまらない。しかしなが
ら、モジュール中それ自身の重みと、そして長さの結果から、このような中空フ
ァイバーは、亀裂が非常に起こりやすい
程度に弛みを経験しがちである。さらに加えて、支持されていないゼオライトフ
ィルムは、再び高温モジュールの構成に関する前記の問題に結びつけられる。
上記の記述に従うと、多孔性支持体から直接続く支持されたゼオライトフィル
ムが好ましい。適合性の問題を避けるために、全装置において2物質のみを、す
なわち多孔性/非多孔性支持体物質および分離フィルム、この場合結晶性モレキ
ュラーシーブを用いることが有利である。さらに加えて、分離層の厚みが比較的
大きく(約1000μmまで)なるように、完全な被覆層として非常に薄いフィ
ルムを成長させることは未だ可能でないようである。このようなサイズのゼオラ
イトまたはモレキュラーシーブ結晶の結晶化は、ほんの2〜3の結晶形について
のみ可能であると証明されていることは、一般的によく知られている。特に、Z
SM−5(MFI)形および珪素が豊富なシリカライトに関して、大きな結晶(
500μm以上)が成長され得ることが知られている。加えて、この3次元孔構
造は、フィルムを通じて適度に連結されており、こうしてフィルムを通しての透
過を可能にする孔を有する多結晶性フィルムの成長に非常に適している。このゼ
オライトタイプの欠
点は、大きな結晶がほとんど例外なしに第4級アンモニウムイオン、テトラプロ
ピルアンモニウム、TPAでもって形成され、そしてそれは合成後、結晶構造に
閉じ込められることである。したがって、ZSM−5の孔構造は、他の分子、水
素およびヘリウムにとってさえ完全には接近することができない。
孔構造を開くために、これらのTPA分子を取り除く公知の方法は、しばしば
500℃でか焼することである。小さい結晶(数10μmまで)に対しては、こ
れは一般的に問題を起こさない。しかしながら、大きな結晶についてはか焼工程
においてクラッキング(ひび割れ)が、起こることが知られている。膜の分子ふ
るい効果を強く制限できるメソ孔(mesopores)が、この結果として生成する。
驚くべきことに、水熱反応成長を通じて、適度にステンレス鋼基板に結合され
た長さ約250μmの非常に大きな結晶でさえ、400℃までの温度でのか焼の
間にクラッキングを受けやすくなく、それでもなお孔構造が完全に入手可能であ
るということが、発見された。また、多孔性ステンレス鋼基板上に成長した約6
0〜80μmの厚みを有する連続的なZSM−5フィルムが、安定である
ということも証明される。
このような厚いフィルムについてさえ完全に被覆する層を得ることがむつかし
いと判る。しかしながら、フィルムは焼成する前に気体密封性でなければならな
いので、結晶化方法を適宜チェックすることはZSM−5については、簡単であ
る。もしそうでないか、あるいはそれが不充分な場合、ゼオライト物質はしかし
ながら、洗浄処理によって再び取り除くことができる。たとえば、微孔が詰まっ
たことが判明し、そしてか焼または抽出による再生が改善をもたらさない場合、
または究極的により大きな孔がゼオライトフィルム中に、それにも拘わらず形成
された場合などの膜の機能不全に対して同じことが当てはまる。
金属支持体は、好ましくは、ごくわずかな粗さを有する細かい上層から成る。
膜モジュールのための最適な構成は、細かい金属ファイバーの薄い層が非常に粗
い多孔性支持体にくっつけられた2層支持体から成る。したがって、支持体は非
常に平坦であり、これが連続的ゼオライトフィルムの成長を促進する。こうして
、修飾された支持体は、すばぬけて流れを通すことができる、しかしそれでもな
お、形状化の高い自由量をもって製造することができる。好ましい構成は、前述
の上層を備
えた多孔性金属ワイヤを利用する。反対に、金属ファイバーの同じ上層を備えた
焼結された多孔性ステンレス鋼の単一結晶構造体を、また同様に適用することが
できる。最初の例では、孔がどこでも薄い金属上層の孔よりも大きくないように
モジュールが構成されている。下層は、好ましくは、5〜5000μmの孔を有
し、そして0.5〜10μmの孔を有する上層が設けられており、そしてその上
層は10μmよりも厚くなく、好ましくは10μmよりも厚くはない。
第1の工程で、ゼオライト合成混合物はモジュールの中に入れられ、その中で
は使われるべきフランジのついたジョイントが特に水熱反応条件下、不活性なテ
フロンである。合成の後、連結されたゼオライトフィルムが、形成されたかどう
か漏れテストによってチェックされる。続いて、ゼオライトフィルムは400℃
で少なくとも15時間、1℃/分の加熱および冷却速度でもってか焼される。
合成混合物の組成、速度論、および熱力学に基づいて当業者は、ゼオライト結
晶の配向度を制御することができる。表面上に核が存在する場合、垂直配向がし
ばしば起こる。ゲル層が表面上に用いられる場合、配向は水平である。
実施例1.多孔性ステンレス鋼下層上の大きな結晶の成長
0.6gエアロジル200(Aerosil、Degussa製)溶液、1.2gカ性ソーダ
(Baker製)、8gTPABr(CFZ、Zaltbommel)および30g脱イオン化
した水が混合され、そして室温で5時間ホモジェナイズされた。
粗い多孔性の焼結金属(ステンレス鋼)支持体(Sika R3,Krebsoge,Rade
rvomwald,独製)が35mmlテフロンで被膜されたオートクレーブ中に、合成
混合物とともに置かれ、そして180℃で165時間放置される。オートクレー
ブは、それから冷却そして開口される。金属支持体は水およびエタノールで洗浄
され、そして乾燥される。ZSM−5(MFI)型の大きな結晶が、支持体の上
に成長したことが証明される(写真A1.1)。
支持体は、それから炉の中で400℃で5時間(加熱および冷却速度1℃/分
)か焼される。結晶は、光および電子顕微鏡で傷割れの存在をチェックされ、そ
して完全にひび割れがないことが証明される(図A1.2)。2.ステンレス鋼モジュールの構成
使用する支持体は、金属ウール(Fasern)の薄い上層を備えるKrebsoge(Sika
R/F l)の多孔性2層支持体(直径15mm、厚み3mm)である。この
支持体は、気密性ステンレス鋼シート(直径50mm)中、気密性ステンレス鋼
支持体が400℃に加熱されている間、多孔性シートを液体窒素温度に冷却する
ことによって固定される。両方の部品が実際それぞれの温度を維持している間に
、素早く組立てることによって2つの部品は室温において1つの全体を形成し、
そしてどのような望ましい温度にももってくることができる。
気密性金属シートは、その両側に同心円状のスリットが設けられている。金溶
接によって、パイプソケット(40mm直径)を持つ2つのCF40フランジが
組み立てられる(図22を参照)。3.ステンレス鋼モジュール中ZSM−5(MFI)フィルムの合成
実施例2のモジュールの一方の側の体積は、一片のテフロンで満たされ、そし
てフィットするCF盲フランジ(テフロンリングがフランジジョイントとして働
く)で閉じられる。モジュールの他側面に、先ず、脱イオン水(15ml)が提
供され、そしてモジュールがこの側面でもまたCF盲
フランジおよびテフロンフランジジョイントで閉じられる。モジュールは、18
0℃で10時間放置される。冷却後、下側面がまだ閉じられているままで、上側
面が水でリンスされる。
2.11gTPAOH(40%水中、CFZ、Zaltbommel)、0.33gエア
ロゾル200(Degussa製)、2.22gTPABr(CFZ、Zaltbommel)お
よび12.23gの脱イオン水の混合物が、25℃で5時間ホモジェナイズされ
た。混合物はモジュールの中に注がれ、そして再びCF盲フランジおよびテフロ
ンリングでもって閉じられる。モジュールは、180℃で炉中に45時間置かれ
る。モジュールは冷却され、両側面が開口され、水およびエタノールで洗浄され
、そして室温で乾燥される。モジュールの全内表面上、金属と合成溶液がお互い
に接触していたところにMFIフィルムが結晶化する。
モジュールは、それから両側面にフィッテイングCFフランジを有し、その中
に配置された気体入口と出口を備える炉中に置かれる(図22参照)。銅が、フ
ランジ付きジョイントとして用いられる。一方の側面(給送側)に100%ネオ
ン(全圧1バール)が加圧され、他の側面(透過側)に100%ヘリウム(全圧
1バール)が通される
とき、膜を通しての物質輸送がないことが証明される。移送された物質量の測定
は、2.10-8モル/cm2、S以下の値、すなわち、装置の検知限界以下を与
えた。ゼオライト(MFI)に存在するテンプレート分子(TPA、テトラプロ
ピルアンモニウム)が、完全に微孔を詰まらせる。
続いて、温度を1℃/分で400℃まで昇温し、そしてそれからその温度で1
5時間維持しながら、両側面に窒素/酸素(80:20)を100ml/分で通
過させる。最終的に、混合物は、約2℃/分で室温まで冷却される。4.金属モジュールの再使用
完全に、実施例A3にしたがって合成された膜(か焼ZSM−5(MFI)フ
ィルム)には、下側面にテフロンシリンダーが提供され、そして実施例3に記載
されるように閉じられる。水性2Nカ性カリ溶液(15ml)が添加される、そ
してモジュールは、実施例3に記載されたようにテフロンで閉口され、そして1
80℃で6時間放置される。冷却後、洗浄溶液が取除かれ、そしてモジュールは
水でリンスされる。モジュールは15mlの水で満たされ、そして再び180℃
で放置される。冷却後、膜合成は実施例3に記載されたように、完了する。5.多孔性ステンレス鋼支持体上MFIフィルムの成長
実施例A2に記載された(直径25mm)で別の2層支持体が、テフロン被膜
された35mlをオートクレーブ中に、ZSM−5(MFI)の結晶化のための
合成溶液とともに置かれる。合成溶液は、0.51gエアロジル200(Deguss
a製)、1.11gTPABr(CFZ)、2.12gTPAOH(40%水中
)そして、10.54g脱イオン化水が25℃で3時間ホモジェナイズされたも
のから成る。オートクレーブは180℃で47時間放置され、そしてそれから冷
却される。支持体は水およびエタノールで洗浄され、そして乾燥される。
ZSM−5(MFI)の連続的な多結晶フィルムが、金属支持体の全上側面を
覆う(図A5.1〜3を参照)。図A5.4〜7は、生成物の破断面を示す。約
60μmの連続的なゼオライトフィルムが、適度にステンレス鋼支持体の上面に
結合されている。フィルムはあきらかにともに成長した結晶から成り、接合点な
しにお互いに結合されているように見える。6.ステンレス鋼支持体なしのゼオライト合成
22.9g水、3.53gTPAOH(40%
水中)、3.76gTPABrおよび0.55gエアロジル200の混合物が2
5℃で5時間ホモジェナイズされる。混合物は、テフロン被膜されたオートクレ
ーブ中に置かれ、そして180℃で46時間放置される。合成後、ZSM−5(
MFI)フィルムが水溶液と接触状態にあった全テフロン表面上に形成されたこ
とが判る。フィルムは、機械的に小片の形にされ、それは容易にバラバラになる
ことが判る。さらに加えて、フィルムは大きな孔を含む(図A6.1を参照)。
この場合、均質なフィルムは、形成されない(図A6.2〜3)、しかし、テフ
ロンに面したフィルム側面は、それらの間に開かれたスペースを有する小さい結
晶から成ることが判る。その上に位置するのは、2層のステンレス鋼支持体上の
フィルムに似通ったより連続的なゼオライトフィルムである。支持体なしのゼオ
ライトフィルムの上層は、お互いから別個に成長するような大きな結晶から成る
(図A6.4参照)。本実施例は、ステンレス鋼支持体の存在が均質なZSM−
5フィルムの成長に好ましい影響を与えることを例証する。多分、ステンレス鋼
支持体から金属イオン(クロム、ニッケル、鉄)の僅かな分離の結果として、Z
SM−5(MFI)の核化および成長のために構築要素の
濃度が上昇する。これは、実際に溶液中のどこよりも金属表面において過飽和度
がより高いことを意味する。さらに、正確にステンレス鋼の下層の上に均質なゼ
オライトフィルムが成長されることを本実験は、示している。合成溶液と、テフ
ロンとの接着がステンレス鋼との接着よりあきらかに低いので、水熱反応合成の
間に発生した気泡(TPAの分解生成物に由来する水蒸気、プロピレン)が、金
属基板上において合成溶液により、よく追い出される。7.配向したゼオライトフィルムの製造
実施例3に記載された方法を用いて、しかしながら、TPABrの添加を省略
して、厚さ200nmを有するゼオライトフィルムがシリコンウエハーに適用さ
れた。同封する電子顕微鏡写真図23およびX線回折パターン図24からあきら
かなように、同一方向に全て配向されたゼオライト結晶の層が得られる。8.膜モジュールの使用
図7〜図20は、実施例3に従う幾つかのモジュールの使用の結果を示す。透
過測定は、ヘリウムを担体ガスに用いて(膜のいずれかの側の全圧100kPa
)、Wicke−Kallenbach法にしたがって行った。
図7は、空気中でのか焼、加熱速度1K/分、PKr=20kPa、の間クリプ
トンの透過を示す。
図8は、300Kおよび50kPa給送気体圧において、2つの気体の別々の
透過を示す。
図9および図10は、幾つかの気体について、数々の条件下、膜を通過する流
量を示す。
図11は、300Kにおいて100kPaの給送圧で、それぞれの50:50
の混合物からメタンおよびn−ブタンの分離を示す。
図12は、300K(α=380)で、n−ブタン/メタンの5:95混合物
の分離を示す。
図13は、300K(α=125)で、n−ブタン/メタン(残りヘリウム)
0.05:50の混合物の分離を示す。
図14は、300K(α=1.5)で、イソブタン/メタンの50:50の混
合物の分離を示す。
図15は、300K(α=7)で、ネオンおよびメタンの50:50の混合物
の分離を示す。
図16は、623K(α=1.6)で、n−ブタンおよびメタンの50:50
の混合物の分離を示す。
図17は、623K(α=2.3)で、イソ
ブタンおよびメタンの50:50の混合物の分離を示す。
図18は、温度の関数として、n−ブタンおよびメタンの50:50の混合物
の透過を示す。
図19は、5kPa イソオクタン、25 kPa メタンおよび25 kP
a n−ブタンの透過を示す。P=0でi−オクタンが添加され、t=500で
メタンそしてt=1100でn−ブタンが添加された。
図20は、ゼオライトの幾つかの吸着等温線を示す。
図21は、膜の構造を断面図で大まかに示す。
図22は、膜が設けられたモジュールのモデルを示す。矢印に位置するのは、
膜である。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1994年9月12日
【補正内容】
請求の範囲
1.膜を包含するモジュールであって、該モジュールは多孔性部および壁部を
含んでなる膜ハウジング、および該多孔性部上に支持される膜からなり、さらに
該モジュールは膜ハウジング中で、該多孔性部にゼオライトフイルムのための合
成溶液を適用し、結果として気体密封性ゼオライト層を形成するゼオライト層の
結晶化が続き、そして少なくとも350℃の温度で酸素含有気体を通しながら、
該気体密封性ゼオライト層をか焼することにより得られ、それによって連続ゼオ
ライト層が1つの段階で形成されそして工程中、ゼオライト層の形成を通じて該
モジュールの多孔性部と壁部の間のいかなる開口部も閉じられることを特徴とす
る前記モジュール。
2.膜ハウジングおよび支持された膜の全体が2つまたはそれ以下の物質から
成ることを特徴とする請求項1記載のモジュール。
3.前記多孔性部が少なくとも2層から成り、下層が5〜5000μmの孔を
有し、そして上層が0.5〜10μmの孔を有することを特徴とする請求項1ま
たは2記載のモジュール。
4.前記多孔部が焼結された金属から成る請求項1〜3のいずれかに記載のモ
ジュール。
5.ゼオライト層の結晶の配向が実質的に同一であることを特徴とする請求項
1〜4のいずれかに記載のモジュール。
6.ゼオライト層の厚みが100nm〜200μmの範囲にあることを特徴と
する請求項1〜5のいずれかに記載のモジュール。
7.支持体および膜全体が600℃までの温度において安定であることを特徴
とする請求項1〜6のいずれかに記載のモジュール。
8.輸送が実質的に前記微孔を通して起こることを特徴とする請求項1〜7の
いずれかに記載のモジュール。
9.使用されたゼオライトがZSM−5であることを特徴とする請求項1〜8
のいずれかに記載のモジュール。
10.膜を包含し、多孔性部および壁部を含んでなる膜ハウジングおよび該多孔
性部上に支持される膜からなる膜モジュールの製造方法であって、膜ハウジング
中で、該多孔性部にゼオライトフイルムのための合成溶液を適用すること、結果
として気体密封性ゼオライト層を形成するゼオライト層の結晶化が続くこと、そ
して少なくとも350℃の温度で酸素含有気体を通しながら該気体密封性ゼオラ
イト層をか焼することも続き、それによ
って連続ゼオライト層が1つの段階で形成されそして工程中、ゼオライト層の形
成を通じて該モジュールの多孔性部と壁部の間のいかなる開口部も閉じられるこ
とを特徴とする前記製造方法。
11.気体そしてまたは液体の物理的分離のための、請求項1〜9のいずれかに
記載のモジュールまたは請求項10記載の方法を用いて製造されたモジュールの
使用。
12.触媒反応器としての請求項1〜9のいずれかに記載のモジュールまたは請
求項10記載の方法を用いて製造されたモジュールの使用。
13.分離および触媒反応の組合わせのための多機能膜反応器としての請求項1
〜9のいずれかに記載のモジュールまたは請求項10記載の方法を用いて製造さ
れたモジュールの使用。
14.分離が、分離されるべき気体の吸着そして/または大きさ、そして/また
は移動度の相違に基づくことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のモジ
ュール、または請求項10記載の方法を用いて製造されたモジュールを用いて気
体そして/または液体を分離する方法。
15.請求項1〜9のいずれかに記載のモジュールに使用するのに適した多孔性
下層上のゼオライトの連続的気体密封性フイルム。
16.5〜5000μmの孔を有し、0.5〜10μmの孔を有する上層を備え
、該上層が500μmより厚くなく、そして好ましくは10μmよりも厚くない
ことを特徴とする請求項15記載の多孔性下層の上の気体密封性フィルム。
17.ゼオライト層の結晶の配向が実質的に同一であることを特徴とする請求項
15または16記載の気体密封性フイルム。
18.ゼオライト層の厚みが100nm〜200μmの範囲にあることを特徴と
する請求項17記載の気体密封性フイルム。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY,
CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H
U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN
,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,
SD,SE,SK,UA,US,VN
(72)発明者 ムリン,ヤーコプ アドリアーン
オランダ国 2517 ハーベー’エス―グラ
ベンハーゲ スヴェーリンクシュトラート
144
(72)発明者 ヴァン ベックム,ヘルマン
オランダ国 3136 アーペー ヴラールデ
ィンゲン ヴィレム デ ツヴィガーラー
ン 11
(72)発明者 ヤンセン,ヤコブス コルネーリス
オランダ国 2625 エルエル デルフト
グラービンホフ 1
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.多孔性下層上のゼオライトの連続的気体密封性フィルム。 2.前記フィルムの上層がより細かい多孔性物質から成ることを特徴とする請 求項1記載の多孔性下層上の気体密封性フィルム。 3.5〜5000μmの孔を有し、0.5〜10μmの孔を有する上層を備え 、該上層が500μmより厚くなく、そして好ましくは10μmよりも厚くない ことを特徴とする請求項1または2に記載の多孔性下層上の気体密封性フィルム 。 4.下層が焼結された金属から成ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか に記載の気体密封性フィルム。 5.ゼオライト層の結晶の配向が、実質的に同一であることを特徴とする請求 項1〜4のいずれかに記載の気体密封性フィルム。 6.ゼオライト層の厚みが、100nm〜200μmの範囲にあることを特徴 とする請求項5記載の気体密封性フィルム。 7.膜を通しての輸送が、きれいにされたゼオライトの微孔をとおして起こる ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の連続的ゼオライトフィルムの か焼によって得られることを特徴と する触媒活性を有するか、または有しない膜。 8.支持体と膜の全体が熱的に安定であり、好ましくは600℃までの温度で 安定であることを特徴とする請求項7記載の膜。 9.輸送が、実質的に前記微孔を通して起こることを特徴とする請求項8記載 の膜。 10.使用されたゼオライトが、ZSM−5であることを特徴とする請求項7〜 9のいずれかに記載の膜。 11.モジュールが膜ハウジングおよび支持された膜から成り、膜ハウジングお よび支持された膜の全体が2つまたはそれ以下の物質から構成されることを特徴 とする請求項1〜6のいずれかに記載の気体密封性フィルム、または請求項7〜 10のいずれかに記載の膜を包含するモジュール。 12.適当な多孔性下層にゼオライトフィルムのための合成溶液をモジュール中 で適用し、そこでゼオライト層の結晶化が起こり、望ましくは続いて少なくとも 350℃の温度で酸素含有気体を通しながらか焼することを特徴とする請求項1 〜6のいずれかに記載の気体密封性フィルムかまたは請求項7〜10のいずれか に記載の膜を備える膜モジュールの製造方法。 13.連続的ゼオライト層を備えるモジュールが、 1段階で形成されることを特徴とする請求項12記載の方法。 14.ゼオライト層の形成を通じて、モジュールの多孔性部と壁部との間のいか なる開口部も閉じられていることを特徴とする請求項12記載の方法。 15.気体そして/または液体の物理的分離のために、請求項11記載のモジュ ール、または請求項12〜14のいずれかに記載の方法を用いて製造されたモジ ュールの使用。 14.触媒反応器としての請求項9記載のモジュールまたは請求項10〜12の いずれかに記載の方法を用いて製造されたモジュールの使用。 15.分離および触媒反応の組合せのための多機能膜反応器としての請求項11 記載のモジュールまたは請求項12〜14のいずれかに記載の方法を用いて製造 されたモジュールの使用。 16.分離が、分離されるべき気体の吸着そして/または大きさ、そして/また は移動度の相違に基づくことを特徴とする請求項11記載の膜、または請求項1 2〜14のいずれかに記載の方法を用いて製造された膜を用いて気体そして/ま たは液体を分離する方法。
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