JPH0850157A - 共振周波数測定装置 - Google Patents

共振周波数測定装置

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JPH0850157A
JPH0850157A JP20605594A JP20605594A JPH0850157A JP H0850157 A JPH0850157 A JP H0850157A JP 20605594 A JP20605594 A JP 20605594A JP 20605594 A JP20605594 A JP 20605594A JP H0850157 A JPH0850157 A JP H0850157A
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JP
Japan
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signal
resonance frequency
bandpass filter
reference signal
frequency
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Application number
JP20605594A
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Inventor
Katsuhiko Sato
雄彦 佐藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バンドパスフィルタの共振周波数の補正を容
易にすると共に、精度の向上を図る。 【構成】 基準信号aをバンドパスフィルタと位相比較
回路12内の波形整形回路14とに入力する。そして、
波形整形回路14は基準信号aを方形波信号bに変換
し、フェーズコンパレータ17は波形整形回路14から
の方形波信号bと、基準信号aの入力によりバンドパス
フィルタから出力される通過信号cとの位相差に対応し
たパルス幅をもつパルス信号dを出力する。そして、積
分回路19はフェーズコンパレータ17からのパルス信
号dを積分し、パルス信号dのパルス幅に対応した電圧
を有する直流信号eを出力する。これにより、基準信号
aの周波数がバンドパスフィルタの共振周波数と一致す
る場合に、基準信号aと通過信号cとの位相が等しくな
ることに基づいて、バンドパスフィルタの共振周波数付
近の周波数特性を急峻なカーブ特性を有する電圧変化に
変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バンドパスフィルタの
共振周波数を精密に測定するための共振周波数測定装置
に関し、特に、自動車のノックコントロールシステムの
一部品として用いられるバンドパスフィルタの共振周波
数を精密に測定する共振周波数測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車には、エンジンのノッキ
ングの発生を検知するノックセンサが設けられており、
該ノックセンサからの出力される検出信号に基づいてエ
ンジンのノッキング発生を防止するためのノックコント
ロールシステムが搭載されている。
【0003】ここで、図8は自動車に搭載されたノック
コントロールシステムを示すに、図8中、1はノックセ
ンサを示し、該ノックセンサ1はエンジンのシリンダの
外周壁等に設けられ、エンジンの振動を検知するセンサ
である。即ち、該ノックセンサ1は、高ニッケル合金の
磁歪効果やピエゾ効果を利用してエンジンの駆動時の振
動加速度を電気信号に変換し、エンジンの振動周波数に
対応した周波数を有する検出信号を出力するようになっ
ている。
【0004】2はコントロールユニットを示し、該コン
トロールユニット2にはバンドパスフィルタ3とマイク
ロコンピュータ等が内蔵された処理回路4(以下、「M
PU4」という)が設けられている。そして、該バンド
パスフィルタ3は、例えば図9に示すような電気回路に
よって構成され、ノックセンサ1から出力される検出信
号のうち、ノッキング発生時の周波数のみを通過させる
フィルタである。即ち、ノッキング発生時の振動周波数
は、個々のエンジンによって異なるものの常に一定の周
波数(例えば7kHz)であるため、ノックセンサ1か
ら出力される検出信号のうち、ノッキング発生時の振動
周波数のみを通過させることによってノッキングの発生
をMPU4に伝達するようになっている。
【0005】また、MPU4はノッキング発生時の振動
周波数成分のみを含む信号を受信することによりノッキ
ングの発生を認識し、ノッキングの強度を分析する。ま
た、コントロールユニット2には、所定のタイミングで
燃料に点火を行う点火プラグ等(いずれも図示せず)が
接続されており、該MPU4はノッキングの強度に応じ
て点火プラグの点火タイミングを遅らせる等の制御を行
う。
【0006】このような構成を有するノックコントロー
ルシステムにおいて、エンジンのノッキングを正確に検
出するには、バンドパスフィルタ3の共振周波数を精密
に設定する必要がある。
【0007】そこで、例えば工場でノックコントロール
システムのコントロールユニット2を製造する場合、そ
の製造工程には、コントロールユニット2の部品の実
装,組付け等の工程が終了した後に、調整工程が設けら
れ、この調整工程でバンドパスフィルタ3の共振周波数
の最終的な確定を行うようにしている。即ち、バンドパ
スフィルタ3には、共振周波数を最終的に確定するため
抵抗ターミナル(図示せず)が設けられており、以下に
示すような調整作業によって、前記抵抗ターミナルに最
適な抵抗値の抵抗3Aを挿入することにより共振周波数
の最終的な確定を行うようにしている。
【0008】ここで、バンドパスフィルタ3の共振周波
数の調整作業について図10を参照しつつ説明する。
【0009】まず、コントロールユニット2の入力端
子、即ち、ノックセンサ1が接続されるべき入力端子に
オシレータ5を接続し、バンドパスフィルタ3とMPU
4との間にはモニタ装置6を接続する。そして、前記オ
シレータ5によって設定すべき所定の周波数の基準信号
をバンドパスフィルタ3に入力し、前記モニタ装置6に
よってバンドパスフィルタ3を通過して出力される通過
信号を受信する。ここで、前記モニタ装置6はバンドパ
スフィルタ3から出力される通過信号の電圧を測定する
と共に、通過信号の電圧等に基づいて前記抵抗ターミナ
ルに挿入すべき抵抗3Aの抵抗値を調べる。
【0010】ここで、バンドパスフィルタ3に入力する
基準信号の周波数を変化させ、このときバンドパスフィ
ルタ3から出力される通過信号の電圧変化をグラフに示
すと図11のようになる。即ち、これはバンドパスフィ
ルタ3の周波数特性であり、基準信号の周波数がバンド
パスフィルタ3の共振周波数F0 に近づくに従って出力
信号の電圧(振幅)が大きくなり、入力信号の周波数が
共振周波数F0 と一致した点で出力信号の電圧(振幅)
が最大になる。
【0011】この特性をもとに、前記モニタ装置6によ
って通過信号の電圧(振幅)が最大となる点を見つけ出
すと共に、前記抵抗ターミナルに挿入すべき抵抗3Aの
抵抗値を調べる。そして、その結果に基づく抵抗値の抵
抗3Aを抵抗ターミナルに挿入し、バンドパスフィルタ
3の共振周波数を所定の周波数となるように最終的に確
定する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、バンドパスフィルタ3の共振周波数の最終
的な確定を正確かつ迅速に行うことが難しいという問題
がある。
【0013】即ち、バンドパスフィルタ3の周波数特性
は、図11に示すように、共振周波数F0 付近でなだら
かな円弧を描く特性であり、共振周波数付近における通
過信号の変化の度合いが極めて小さい。例えば、共振周
波数F0 のときの電圧E0 と、共振周波数F0 よりΔf
だけ低い周波数F1 のときの電圧E1 とを比較すると、
電圧E0 と電圧E1 との差異Δeが非常に小さな値とな
る。このため、通過信号の電圧変化を測定することによ
り共振周波数を正確に確定することは実際上容易でな
い。
【0014】この結果、上述したバンドパスフィルタ3
の共振周波数の最終的な確定を行う調整作業において、
図11に示すバンドパスフィルタ3の周波数特性をもと
に前記モニタ装置6によって通過信号の電圧(振幅)が
最大となる点を正確かつ迅速に見つけ出すことが難しい
という問題がある。
【0015】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、バンドパスフィルタの共振周波数の設定
を正確かつ迅速に行うことができる共振周波数測定装置
を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1の発明による共振周波数測定手段は、バ
ンドパスフィルタに交流の基準信号を入力するオシレー
タと、該オシレータからの基準信号に応じてバンドパス
フィルタから出力される通過信号と前記基準信号との位
相差に基づいて該バンドパスフィルタの共振周波数を検
出する共振周波数検出手段とからなる構成を採用してい
る。
【0017】また、請求項2の発明の如く、前記共振周
波数検出手段は、前記基準信号と通過信号との位相差に
対応したパルス幅をもったパルス信号を出力する位相差
検出手段と、該パルス信号をそのパルス幅に対応した電
圧の直流信号に変換する信号変換手段とから構成するの
が望ましい。
【0018】さらに、請求項3の発明の如く、前記信号
変換手段は、前記位相差検出手段から出力されるパルス
信号を積分することにより、該パルス信号をそのパルス
幅に対応した電圧の直流信号に変換する積分回路から構
成するのが望ましい。
【0019】
【作用】請求項1の発明によれば、オシレータからバン
ドパスフィルタに向けて出力される基準信号の周波数
が、バンドパスフィルタの共振周波数に近づくと、バン
ドパスフィルタからは通過信号が出力される。また、基
準信号の周波数がバンドパスフィルタの共振周波数と一
致しない場合は、該基準信号と通過信号との間に位相差
が生じる。一方、基準信号の周波数がバンドパスフィル
タの共振周波数と一致する場合は、該基準信号と通過信
号との位相が等しくなる。さらに、基準信号の周波数の
変化に対して、基準信号と通過信号との位相差の変化は
比較的大きい。従って、共振周波数検出手段は、基準信
号と通過信号との位相差に基づいてバンドパスフィルタ
の共振周波数を正確かつ迅速に検出することができる。
【0020】また、請求項2の発明によれば、位相差検
出手段は、前述したような基準信号と通過信号との位相
差に対応したパルス幅をもったパルス信号を出力し、信
号変換手段は、このパルス信号に対応した電圧の直流信
号を出力する。これにより、信号変換手段から出力され
る直流信号の電圧は、バンドパスフィルタの共振周波数
付近における基準信号の周波数の僅かな変化に対しても
大きく変化するようになり、前記直流信号の電圧が最大
となる点、即ち、バンドパスフィルタの共振周波数を正
確かつ迅速に見つけ出すことができる。
【0021】また、請求項3の発明によれば、位相差検
出手段から出力されるパルス信号は基準信号と通過信号
の位相差に対応してパルス幅が変化する。このパルス信
号を積分回路によって積分することにより、パルス信号
のパルス幅の増減に応じて電圧が変化する直流信号を生
成することができる。これにより、位相差検出手段から
出力されるパルス信号のパルス幅に対応した電圧の直流
信号を得ることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図7に基
づいて説明するに、本実施例では、図8に示す自動車の
ノックコントロールシステムに設けられたバンドパスフ
ィルタ3の共振周波数を設定する場合を例に挙げて説明
する。
【0023】図中、11はコントロールユニット2の入
力端子、即ち、ノックセンサ1が接続されるべき入力端
子に接続された本実施例によるオシレータを示し、該オ
シレータ11はバンドパスフィルタ3に交流の基準信号
aを入力する。ここで、基準信号aとは、図3または図
4に示すように、バンドパスフィルタ3の設定すべき共
振周波数F0 と同一の周波数に設定された正弦波信号で
ある。また、該オシレータ11はバンドパスフィルタ3
の入力側に接続されると共に、後述の位相比較回路12
の入力側にも接続されている。
【0024】12は共振周波数検出手段としての位相比
較回路を示し、該位相比較回路12には、オシレータ1
1から出力される基準信号aと、バンドパスフィルタ3
から出力される通過信号cとの2つの信号が入力され
る。ここで、通過信号cとは、前記基準信号aがバンド
パスフィルタ3を通過することにより出力される信号で
あり、基準信号aの周波数とバンドパスフィルタ3の共
振周波数F0 とが一致するかまたは近似したときに出力
される。また、該位相比較回路12の出力側は従来技術
で述べたモニタ装置6とほぼ同様のモニタ装置13に接
続されている。
【0025】ここで、前記基準信号aと通過信号cと
は、両者の位相に関して下記のような特性がある。
【0026】即ち、基準信号aの周波数とバンドパスフ
ィルタ3の共振周波数F0 とが一致した場合に、通過信
号cと基準信号aとの位相が等しくなり、基準信号aの
周波数とバンドパスフィルタ3の共振周波数F0 とが一
致していない場合には、通過信号cと基準信号aとの間
に位相差が生じるという特性がある。
【0027】そして、該位相比較回路12は上述した基
準信号aと通過信号cとの位相特性を利用して、バンド
パスフィルタ3の共振周波数を測定するものである。こ
れより、位相比較回路12の回路構成について図2を参
照しつつ詳細に説明する。
【0028】図2中、14は波形整形回路を示し、該波
形整形回路14はコンパレータ15から大略構成され、
該コンパレータ15の非反転入力端子にはオシレータ1
1が接続され、基準信号aが入力されるようになってい
る。また、該コンパレータ15の反転入力端子はアース
接続され、出力端子は後述するフェーズコンパレータ1
7に接続されている。さらに、該コンパレータ15の出
力端子はプルアップ抵抗16を介して5Vの直流電源に
接続されている。そして、該波形整形回路14は基準信
号aを方形波信号bに変換してフェーズコンパレータ1
7に入力する機能を有する。
【0029】17は位相差検出手段としてのフェーズコ
ンパレータ17を示し、該フェーズコンパレータ17
は、例えば論理回路等が内蔵された1チップICであ
り、少なくとも2個の入力端子と、1個の出力端子を備
えている。なお、該フェーズコンパレータ17は、例え
ば、製品番号MC14046Bのモトローラ社製の1チ
ップICが用いられる。
【0030】そして、該フェーズコンパレータ17の各
入力端子の一方には前記波形整形回路14の出力側が接
続され、前記方形波信号bが入力されるようになってい
る。また、他方の入力端子はコンデンサ18を介してバ
ンドパスフィルタ3の出力側に接続され、該バンドパス
フィルタ3からの通過信号cが入力されるようになって
いる。さらに、該フェーズコンパレータ17の出力端子
は後述する積分回路19に接続されている。そして、該
フェーズコンパレータ17は方形波信号bと通過信号c
との位相差に対応したパルス幅Wをもったパルス信号d
を出力する。なお、パルス幅Wは、図4に示すように、
パルス信号dの立ち下がりから立ち上がりまでの間であ
る。
【0031】19は信号変換手段としての積分回路を示
し、該積分回路19は、直列に接続された2個の抵抗2
0,21と、並列に接続された2個のコンデンサ22,
23と、出力側に配設されたバッファ24とから大略構
成されている。そして、該積分回路19の入力側にはフ
ェーズコンパレータ17の出力側が接続され、該積分回
路の出力側(バッファ24の出力端子)はモニタ装置1
3に接続されている。そして、該積分回路19は、前記
フェーズコンパレータ17から出力されたパルス信号d
を積分し、パルス信号dのパルス幅Wに対応した電圧の
直流信号eに変換する機能を有する。
【0032】本実施例による共振周波数測定装置は上述
したような構成を有するもので、次にその動作について
図3ないし図5を参照しつつ説明する。
【0033】まず、オシレータ11から基準信号aが出
力され、この基準信号aはバンドパスフィルタ3と位相
比較回路12の波形整形回路14に入力される。
【0034】そして、波形整形回路14では、基準信号
aがコンパレータ15に入力されると、該コンパレータ
15は基準信号aの電位とアース電位(例えば0V)と
を比較して、基準信号aの電位がアース電位より高い場
合は例えば5Vの信号を出力し、低い場合は例えばマイ
ナス5Vの信号を出力し、結果的に方形波信号bを生成
する。このように、基準信号aを方形波信号bに変換す
るのは、基準信号aの電圧(振幅)が小さいため、基準
信号aのままフェーズコンパレータ17に入力したので
はフェーズコンパレータ17内での信号処理が確実に行
われないおそれがあるからである。
【0035】一方、オシレータ11からバンドパスフィ
ルタ3に基準信号aが入力されたことにより、バンドパ
スフィルタ3から通過信号cが出力される。
【0036】そして、フェーズコンパレータ17には、
前記波形整形回路14からの方形波信号bとバンドパス
フィルタ3からの通過信号cとがそれぞれ入力される。
そして、フェーズコンパレータ17は方形波信号bと通
過信号cとの間の位相差に対応したパルス幅Wをもった
パルス信号dを出力する。即ち、フェーズコンパレータ
17は方形波信号bの立ち上がりから通過信号cの立ち
上がりまでの時間に対応したパルス幅Wを有するパルス
信号dを生成する。
【0037】ここで、上述した如く、基準信号aの周波
数とバンドパスフィルタ3の共振周波数F0 とが一致し
た場合に、通過信号cと基準信号aとの位相が等しくな
り、基準信号aの周波数とバンドパスフィルタ3の共振
周波数F0 とが一致していない場合には、通過信号cと
基準信号aとの間に位相差が生じるという特性がある。
【0038】かかる位相特性により、基準信号aとバン
ドパスフィルタ3の共振周波数F0とが一致した場合に
は、図3に示す如く、基準信号a(方形波信号b)と通
過信号cの位相が等しくなるため、パルス信号dのパル
ス幅Wは零となり、パルス信号dは実質的に直流の信号
となって出力される。
【0039】一方、基準信号aとバンドパスフィルタ3
の共振周波数F0 とが近似するが一致しない場合には、
図4に示すように、通過信号cと基準信号aとの間に位
相差が生じるため、パルス幅Wをもったパルス信号d′
が出力される。そして、通過信号cと基準信号aとの位
相差が大きければ、それに対応してパルス信号d′のパ
ルス幅Wは広くなり、通過信号cと基準信号aとの位相
差が小さければ、それに対応してパルス信号d′のパル
ス幅Wは狭くなる。
【0040】そして、フェーズコンパレータ17から出
力されるパルス信号dは積分回路19に入力される。積
分回路19は、抵抗20とコンデンサ22とからなる第
1のCR積分回路と抵抗21とコンデンサ23とからな
る第2のCR積分回路によってパルス信号dを積分し、
バッファ24を介して直流信号eを出力する。即ち、図
3に示す如く、パルス信号dのパルス幅Wが零の場合
は、積分回路19は最大電圧である例えば5Vの直流信
号eを出力する。一方、図4に示す如く、パルス信号
d′がパルス幅Wをもつ場合は、積分回路19は最大電
圧5Vより低い電圧の直流信号e′を出力する。即ち、
積分回路19から出力される直流信号eは、パルス信号
dのパルス幅Wが零のときには最大電圧となり、パルス
信号dのパルス幅Wが大きくなるに従って電圧が低下す
る。そして、積分回路19から出力される直流信号eは
モニタ装置13に入力される。
【0041】以上のように、最終的に位相比較回路12
の積分回路19から出力される直流信号eの電圧は、基
準信号aと通過信号cとの位相差に対応して変化する。
そして、基準信号aと通過信号cとの位相差は、基準信
号aの周波数とバンドパスフィルタ3の共振周波数F0
とのずれに対応したものであるため、結果的に、直流信
号eの電圧は、基準信号aの周波数とバンドパスフィル
タ3の共振周波数F0との周波数のずれに対応して変化
する。
【0042】ここで、基準信号aの周波数をバンドパス
フィルタ3の共振周波数F0 付近で変化させた場合の直
流信号eの電圧変化を図5に示す。これによれば、直流
信号eの電圧は、基準信号aの周波数が共振周波数F0
のときに最大となり、共振周波数F0 を中心として、そ
の周囲の電圧変化が急峻であることがわかる。例えば、
共振周波数F0 のときの電圧E0 と、共振周波数F0 よ
りΔfだけ低い周波数F1 のときの電圧E1 とを比較す
ると、電圧E0 と電圧E1 との差異Δeが大きく表れ
る。そして、このΔeは、従来技術で述べた図11に示
す特性Δeと比較して、非常に大きな値となる。
【0043】さらにここで、本実施例による共振周波数
測定装置を用いてバンドパスフィルタ3の共振周波数F
0 付近における直流電圧eの電圧変化を、実際の試験結
果に基づいて述べる。
【0044】図6は従来技術による図10の回路構成
(以下、これを「従来回路」という)において、バンド
パスフィルタ3に入力する基準信号の周波数を該バンド
パスフィルタ3の共振周波数付近で変化させ、そのとき
にバンドパスフィルタ3から出力される通過信号の電圧
変化をグラフに示したものである。一方、図7は本実施
例による図1の回路構成(以下、これを「実施例回路」
という)において、バンドパスフィルタ3に入力する基
準信号の周波数を該バンドパスフィルタ3の共振周波数
付近で変化させ、そのときにバンドパスフィルタ3から
出力される通過信号を位相比較回路12に入力し、該位
相比較回路12から出力される直流信号の電圧変化をグ
ラフに示したものである。なお、本試験で用いたバンド
パスフィルタ3の共振周波数は14.4kHzであり、
該バンドパスフィルタ3の共振周波数の誤差の許容範囲
は、14.3〜14.5kHzである。
【0045】そして、図6に示す従来回路の結果によれ
ば、周波数誤差の許容範囲における通過信号の電圧変化
は僅かに5mVであるのに対し、図7に示す実施例回路
の結果によれば、周波数誤差の許容範囲における直流信
号の電圧変化は160mVである。この結果より、本実
施例では、バンドパスフィルタ3の共振周波数付近の周
波数特性を大きな電圧変化に変換することができること
がわかる。
【0046】かくして、本実施例によれば、バンドパス
フィルタ3に入力する基準信号aの周波数とバンドパス
フィルタ3の共振周波数F0 とが一致した場合に限り、
バンドパスフィルタ3から出力される通過信号cと基準
信号aとの位相が等しくなることに着目し、位相比較回
路12によって基準信号aと通過信号cとの位相差に対
応する電圧の直流信号eを出力する構成としたから、バ
ンドパスフィルタ3の共振周波数付近の周波数特性を直
流信号eの大きな電圧変化に変換することができバンド
パスフィルタ3の共振周波数F0 を正確かつ迅速に測定
することができる。
【0047】従って、バンドパスフィルタ3の共振周波
数F0 を最終的に確定する調整作業において、本実施例
による共振周波数測定装置を用いれば、直流信号eの電
圧が最大となる点を容易にとらえることができ、抵抗タ
ーミナルに挿入すべき抵抗3Aの抵抗値を正確に調べる
ことができる。従って、バンドパスフィルタ3の共振周
波数F0 の設定を精密に行うことができ、バンドパスフ
ィルタ3の性能を向上させることができると共に、調整
作業の効率を大幅に上げることができる。
【0048】なお、前記実施例では、フェーズコンパレ
ータ17から、パルス信号dの立ち下がりから立ち上が
りまでの間をパルス幅Wとするパルス信号dを出力する
ものとして述べたが、本発明はこれに限らず、パルス信
号の立ち上がりから立ち下がりまでの間のパルス幅が基
準信号a(方形波信号b)と通過信号cとの位相差に対
応するパルス信号を出力するものとしてもよい。
【0049】また、前記実施例では、自動車のノックコ
ントロールシステムに設けられたバンドパスフィルタ3
の共振周波数を補正する場合を例に挙げたが、本発明は
これに限るものでなく、他の用途で使用される種々のバ
ンドパスフィルタの共振周波数の測定や設定に適用する
ことができる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述した通り請求項1の発明によれ
ば、オシレータがバンドパスフィルタに入力する基準信
号とこれに応じてバンドパスフィルタから出力される通
過信号との位相差に基づいてバンドパスフィルタの共振
周波数を検出する構成としたから、バンドパスフィルタ
の共振周波数を正確かつ迅速に測定することができる。
即ち、基準信号の周波数がバンドパスフィルタの共振周
波数と一致したときに該基準信号と通過信号との位相が
等しくなることに基づき、両信号の位相が等しくなる周
波数を見つけ出すことによってバンドパスフィルタの共
振周波数を求めるため、バンドパスフィルタの共振周波
数を精密に測定することができる。
【0051】これにより、例えば、バンドパスフィルタ
を出荷するに際して、バンドパスフィルタの共振周波数
のばらつきを補正するための検査および調整作業等を容
易なものとすることができると共に、バンドパスフィル
タの共振周波数の設定を精密に行うことができる。
【0052】また、請求項2の発明によれば、前記共振
周波数検出手段を、前記基準信号と通過信号との位相差
に対応したパルス幅をもったパルス信号を出力する位相
差検出手段と、該パルス信号をそのパルス幅に対応した
電圧の直流信号に変換する信号変換手段とから構成した
から、基準信号と通過信号との位相差の増減を最終的に
直流信号の電圧の増減に変換することができる。これに
より、バンドパスフィルタの共振周波数付近において前
記基準信号の周波数を変化させた場合でも、前記直流信
号の電圧を大きく変化させることができる。従って、前
記直流信号の電圧に基づいてバンドパスフィルタの共振
周波数を正確かつ迅速に測定することができる。
【0053】また、請求項3の発明によれば、位相差検
出手段から出力されるパルスを積分することにより、該
パルス信号をそのパルス幅に対応した電圧の直流信号に
変換する構成したから、基準信号と通過信号との位相差
の増減を、直流信号の電圧の増減に変換することがで
き、バンドパスフィルタの共振周波数の測定を容易なも
のとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による共振周波数測定装置をノ
ックコントロールシステムに接続した状態を示すブロッ
ク回路図である。
【図2】共振周波数測定装置の位相比較回路を示す電気
回路図である。
【図3】基準信号の周波数とバンドパスフィルタの共振
周波数とが一致した場合の各信号の特性を示す波形図で
ある。
【図4】基準信号の周波数とバンドパスフィルタの共振
周波数とが一致しない場合の各信号の特性を示す波形図
である。
【図5】位相比較回路から出力される直流信号の電圧変
化を示す特性線図である。
【図6】図10に示す従来の回路構成によるバンドパス
フィルタの周波数特性を示す特性線図である。
【図7】図1に示す本実施例による回路構成によりバン
ドパスフィルタの周波数特性を変換した結果を示す特性
線図である。
【図8】従来技術によるノックコントロールシステムを
示すブロック回路図である。
【図9】バンドパスフィルタを示す回路図である。
【図10】ノックコントロールシステムにオシレータお
よびモニタ装置を接続した状態を示すブロック回路図で
ある。
【図11】従来技術によるバンドパスフィルタの周波数
特性を示す特性線図である。
【符号の説明】
11 オシレータ 12 位相比較回路(共振周波数検出手段) 13 モニタ装置 17 フェーズコンパレータ(位相差検出手段) 19 積分回路(信号変換手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンドパスフィルタに交流の基準信号を
    入力するオシレータと、該オシレータからの基準信号に
    応じてバンドパスフィルタから出力される通過信号と前
    記基準信号との位相差に基づいて該バンドパスフィルタ
    の共振周波数を検出する共振周波数検出手段とから構成
    してなる共振周波数測定装置。
  2. 【請求項2】 前記共振周波数検出手段は、前記基準信
    号と通過信号との位相差に対応したパルス幅をもったパ
    ルス信号を出力する位相差検出手段と、該パルス信号を
    そのパルス幅に対応した電圧の直流信号に変換する信号
    変換手段とから構成してなる請求項1記載の共振周波数
    測定装置。
  3. 【請求項3】 前記信号変換手段は、前記位相差検出手
    段から出力されるパルス信号を積分することにより、該
    パルス信号をそのパルス幅に対応した電圧の直流信号に
    変換する積分回路から構成してなる請求項2記載の共振
    周波数測定装置。
JP20605594A 1994-08-08 1994-08-08 共振周波数測定装置 Pending JPH0850157A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100442857B1 (ko) * 1997-11-18 2004-09-18 삼성전자주식회사 구형파 직류변환회로
DE102004032031A1 (de) * 2004-07-02 2006-01-19 Hella Kgaa Hueck & Co. Vorrichtung zum Erfassen der Resonanzfrequenz und Güte eines Schwingkreises in einem Sensor
CN110542792A (zh) * 2019-09-16 2019-12-06 南京海兴电网技术有限公司 一种高精度频率测量电路

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