JPH08501871A - 廃棄物焼却炉及び廃棄物を流体燃料に転換する方法 - Google Patents
廃棄物焼却炉及び廃棄物を流体燃料に転換する方法Info
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- JPH08501871A JPH08501871A JP6524333A JP52433394A JPH08501871A JP H08501871 A JPH08501871 A JP H08501871A JP 6524333 A JP6524333 A JP 6524333A JP 52433394 A JP52433394 A JP 52433394A JP H08501871 A JPH08501871 A JP H08501871A
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Abstract
(57)【要約】
毒性材料を含有する多種類の有機廃棄物は、化学還元雰囲気内での蒸気の存在下、材料を1200℃以上まで加熱することにより、合成ガスすなわち分子状水素又はメタノール及び無機物固体残渣に転換される。ガス化された廃棄物は、密封された反応容器(12)内での垂直流路に沿って移動する。該流路に沿う下方領域及び上方領域のいずれの位置にもある垂直方向に延びる復熱式ヒーター(24)により、熱が負荷され、流路に沿って一回通過する間に廃棄物を熱分解するために十分な長さの高温ゾーンが提供される。灰除去装置(31)は、反応により生成された粒子状固体残渣の定期的な除去を可能とする。廃棄物が反応チャンバ内に入る前に、汚れている及び/又は汚染されている液体水を廃棄物内に混合することにより蒸気が与えられてもよく、したがって、外部ボイラー及び純水の必要性を排除できる。該装置によれば、非常に高い処理量が認められ、且つ大気中、地中及び水中にいかなる汚染物をも放出しない。
Description
【発明の詳細な説明】廃棄物焼却炉及び廃棄物を流体燃料に転換する方法 技術分野
本発明は、廃棄物材料の処理に関し、特に廃棄物を含有する炭素を有用な流体
燃料及び無機物残渣に転換する方法及び装置に関する。発明の背景
近代の技術及び人口の増加により、廃棄物材料が非常に多量に産出されるよう
になった。該材料の多くは、有機物すなわち炭素質物質からなり、自然処理工程
によっては迅速に分解されないものである。成長する廃棄物材料の蓄積は、非常
に重大な問題を引き起こしている。
現存する埋め立て地あるいはごみ処理場は、すぐに満たされてしまう。新規な
ごみ処理場の造成は、好ましくは別の使用目的に供されるべきかあるいは自然状
態のまま保護されるべきである追加の土地を要求することになる。環境を考慮す
れば、さらに問題は複雑となる。ごみ処理場及び廃棄物処理は、大気汚染及び水
質汚染の主原因となり得る。いくつかの廃棄物は、有毒であったりあるいは感染
性であったりするので、他の廃物と同じ態様では廃棄することができない。
コスト的な問題は、多くの自治体での人口増加のニーズに合致する汚物処理施
設の更新及び拡大を妨げている。これは、多くの地域において、深刻な健康被害
を生み出している。
いくつかの廃棄物材料は燃焼させることが可能であるが、この場合にも放出さ
れる前に焼却産物が慎重に除去されているにもかかわらず、汚染物質を大気中に
放出する。
いくつかの有機材料は、公知のガス化工程により分解して有用な合成ガスに転
換することができる。例えば、石炭は非空気接触で加熱されると、コークスとし
て知られる安定な固体残渣及び石炭ガスを主成分とする揮発性材料に分解される
。コークス残渣は、蒸気内でガス化されて水性ガスを生じる。石炭ガス及び石炭
ガ
スと水性ガスとの混合物は、公共燃料または産業用燃料として広範囲に使用され
ている。発生炉ガスとして知られている低級ガスは、空気あるいは空気と蒸気と
の混合物を石炭の深型ホットベッドを貫通してブローすることにより作ることが
できる。
上述の公知の方法による有機物材料のガス化は、汚染物質を生成し且つ放出す
る。さらに、かような多くの方法は、合成ガスの質を低下させ、またガスを生成
するために用いられる装置を汚すタール及び他の望ましくない揮発性物質を生成
する。該方法では、供給原料内の炭素の多くが不燃性の二酸化炭素に酸化するの
で、合成ガスのエネルギー容量を低下させる。
従来の方法により生成された合成ガスは、公知技術により、可燃性流体燃料で
あるメタノールに転換することができる。従来の方法により生成されたメタノー
ルは、ガス中の不純物に起因する水を含有してしまう傾向にある。
種々の有機廃棄物材料は汚染物質の生成なしに分解できること、及び高いエネ
ルギー容量の燃料ガスは高温、化学還元雰囲気でのガス化工程により処理するこ
とで生成可能であることが既に認められている。反応チャンバは密封されて空気
を締め出すので、反応過熱蒸気からの遊離酸素がチャンバ内へ注入される。大気
中等での化学的要素は、ガス化の初期形態にて生じる酸化工程とは対照的に、低
酸素状態まで還元される。毒性物質を含有する供給原料内の有機化合物は分解さ
れる。反応生成物は、非常に高品質の合成ガス及び無機塩の残渣である。
還元雰囲気で作用する廃棄物予ガス化は、生産物を種々に制限し、あるいは結
果的に望ましくない高い処理コストを生じさせる。材料を完全に分解させるため
に、高温ゾーンを通る廃棄物材料の還流路が必要となる場合もある。また電気ヒ
ータを作動させる目的で、外部源からの電気エネルギーの高入力を必要とする場
合もある。多種の異なる廃棄物材料の処置に適合させることが容易ではない場合
もある。廃棄物の予ガス化は、反応チャンバに蒸気を供給するボイラー用の多量
の水を必要とする。こうして、多容量の廃棄物処理装置内には、過容量の湯垢が
生成することになり、実際問題として、従来技術を用いるかような廃棄物処理装
置には、コストが高い蒸留水すなわちイオン除去された水を準備することが必要
となる。
本発明は、上述の問題の1以上を解決することを目的とする。発明の概要
1つの特徴として、本発明は、炭素質廃棄物材料を可燃性ガス及び無機物残渣
に転換することにより分解する装置を提供する。該装置は、垂直方向に延びる流
路を形成し且つ供給原料入口ポート及びガス出口ポートを有する内部反応チャン
バを具備する反応容器を含む。さらなる構成要素として、廃棄物材料の流れを該
チャンバ内に向ける手段、酸素ガスの侵入を阻止することにより該反応チャンバ
内に化学還元雰囲気を作り出す手段、及び該チャンバ内の含有物を加熱する手段
を含む。該加熱手段は、燃焼する燃料の燃焼生成物を反応チャンバの外側位置で
排出する複数の復熱式燃料燃焼ヒーターを含む。該ヒーターは、流路にて、反応
チャンバ内に位置付けられている熱交換表面を有する。該熱交換表面は、流路に
沿う複数の位置にて、反応容器の含有物に熱を伝達して、反応容器内に垂直方向
に延びる高温廃棄物分解ゾーンを提供する。
本発明の別の特徴において、炭素質廃棄物材料を可燃性ガス及び無機物残渣に
転換することにより分解する装置は、廃棄物材料流路を形成し且つ供給原料入り
口ポート及びガス出口ポートを有する内部反応チャンバを具備する反応容器を含
む。さらなる構成要素として、廃棄物材料の流れを該入り口ポートを通して反応
チャンバ内に向ける手段、該チャンバ内への酸素ガスの侵入を阻止する手段及び
蒸気の存在下にてチャンバの含有物を加熱する加熱手段を含む。さらに該装置は
、廃棄物材料が反応チャンバ内に入る前に、廃棄物材料内に液体水の流れを注入
することにより、蒸気を生成する手段を含む。
別の特徴において、炭素質廃棄物材料を可燃性ガス及び無機物残渣に転換する
方法は、蒸気の存在下にて高温の化学還元雰囲気に材料の流れをさらしながら、
密封されたチャンバ内の垂直流路に沿って材料の流れを向ける工程を含む。さら
なる工程として、反応チャンバ内の復熱式燃料バーナー内にて燃料を燃焼させて
、燃焼中の燃料からの廃棄物材料及び燃料を燃焼させることにより生成した燃焼
生成物を分離しながら、高温を作り出す工程を含む。燃料を燃焼させることによ
り生成された熱は、流路の下方領域及び上方領域にてチャンバ内での廃棄物材料
の
流れに直接伝達されて、該流路に沿った廃棄物分解ゾーンを提供する。該廃棄物
分解ゾーンは、材料が流路に沿って一回だけ通過する間に材料を分解するために
十分な長さである。
さらに本発明の別の特徴において、炭素質廃棄物材料を可燃性ガス及び無機物
残渣に転換する方法は、蒸気の存在下にて高温の化学還元雰囲気に廃棄物材料の
流れをさらしながら、密封された反応チャンバ内での流路に沿って廃棄物材料の
流れを向ける工程を含む。該蒸気は、廃棄物材料が反応チャンバ内に入る前に、
廃棄物材料を液体水と混合することにより生成される。
本発明は、コスト的に効果的な態様にて且つ大気中、地中あるいは水中にいか
なる汚染物質をも放出することなく、多種類の有機廃棄物を迅速に且つ効果的に
分解する。反応のただ一つの産物は、高品質の可燃性ガスすなわち液体燃料及び
粒子化された無機塩の小さな残渣である。復熱式ヒーターが反応容器内に位置付
けられており、廃棄物材料を一回だけ通過させることで、該材料の十分な分解を
引き起こすために十分な長さを有する熱分解ゾーンを作り出すよう配列されてい
るので、廃棄物材料の連続流を反応容器内に供給することもでき、還流なしに材
料の分解を生じさせることもできる。本発明の好ましい態様において、反応容器
により生成されたガスの一部は、ヒーターに燃料を供給するために用いられる。
よって、作用温度まで反応チャンバを初期加熱した後で、ヒーターを作動させる
ために、外部源からエネルギーを供給する必要はない。反応のために必要とされ
る蒸気は、廃棄物材料が高温反応ゾーンに侵入する前に、液体水を廃棄物材料の
流れに注入することにより生成できる。よって、外部ボイラーは必要でなく、汚
れたあるいは不純物で汚染された水を用いることもできる。該装置は、処理条件
の連続モニタリングを可能とするキー位置にて、温度センサ及び圧力センサ並び
にガス成分検知器を具備することが好ましい。これにより、異なる供給原料及び
異なる操作条件に適合させ、あるいは産出ガス成分を変えるために、流速、温度
等の調節を可能とする。装置のモニタリング及び調節は、オンラインデジタルコ
ンピュータにより制御することもできる。
以下の記載及び添付図面を参照することで、さらなる特徴及び利点とともに、
本発明はさらに理解されるであろう。図面の簡単な説明
図1は、本発明を具現化する廃棄物焼却炉の反応容器の部分的に断面で示した
立面図である。
図2は、図1の線2−2に沿った反応容器の横断面図である。
図3は、廃棄物焼却炉の灰除去装置構成要素の破断立面図である。
図4は、図3の線4−4に沿った横断面図である。
図5は、反応容器内の処理工程条件をモニターする温度、圧力及びガス成分セ
ンサープローブの軸方向断面図である。
図6は、廃棄物焼却炉装置の他の構成要素を備えた反応容器の概略説明図であ
る。
図7は、図1〜図6の廃棄物焼却炉装置の制御装置構成の概略図である。
図8は、特に液体廃棄物を多量に処理するべく改良された反応容器の下部領域
の破断立面図である。
図9は、合成ガスを高純度メタノールに転換するために用いることができる追
加の構成要素を示す概略図である。好ましい実施態様の詳細な説明
最初に、図面の図1及び図2を参照すれば、廃棄物焼却炉11は、頂部のガス
出口ポート14及び基部の灰出口ポート16の間に垂直方向に延びる内部反応チ
ャンバ13を有する反応容器12を含む。容器12は、スチール製の外殻17及
び耐火性材料の厚い内側ライニング18を有していてもよい。耐火性材料の分割
された構造物は熱的に引き起こされるストレスによるクラッキングの影響を受け
にくいので、ライニング18は、耐火性材料の個々のブロック19で形成されて
いることが好ましい。
処理されるべき廃棄物の固体成分は、反応容器12に入れられる前に、典型的
には2インチ以下の直径を有する小さなピースに裁断される。廃棄物供給原料は
、チャンバ13の基部の上の離隔された位置にて容器12の側壁の下部分にある
供給原料入り口ポート21を通ってチャンバ13に入る。供給原料の固体ピース
は、
炉格子22に向かって下降し、処理工程の間にガス化される。供給原料の固体ピ
ース残余は、チャンバ13の基部にて多孔性の炉格子22上に保持され、且つ後
述する構成要素により生成される熱及び蒸気により迅速にガス化される。
供給原料のガス化は、チャンバ13内の含有物を加熱する加熱手段23により
達成される。該加熱手段23は、ガス燃焼式である複数のヒーター24を含む。
こうして、容器自身の含有物を加熱するために、反応容器13の燃料ガス産出物
の一部を使用することができる。さらにヒーター24は、ガス不透過性のハウジ
ング26の軸に沿って延びる細長いバーナー要素25を有し、且つ燃焼した燃料
の燃焼生成物を加熱された領域に放出しない復熱式であってもよい。かような燃
焼生成物は、排気ダクト27を通じて容器13の外側の位置にて排出される。燃
料及び空気入り口28及び29は、それぞれハウジング26の端部に連結し、容
器13の外側表面から突出する。この種の復熱式ヒーターは、当該技術分野では
公知であり、商業的に入手可能である。
ヒーターハウジング26は、細長い円筒状の形状を有しており、また本発明の
装置においては、ヒーターはチャンバ13の側壁と平行関係に垂直方向に延びる
。6個のヒーター24からなる上部ヒーター群は、容器12の頂部から下降して
チャンバ13の上部領域内に延びており、またそれぞれ離隔して且つ容器の垂直
方向中心線の回りに等間隔に位置付けられている。6個のヒーター24からなる
下部ヒーター群は、容器13の底部から上方にチャンバ13の下部領域内に延び
ており、また各ヒーターは上部ヒーター群の一つのヒーターと整合されて且つ離
隔されている。
熱分解及び供給原料のガス化により生成されたガスは、出口ポート14内に延
びる垂直方向に方向付けられた通路に沿って上方向に流れる。ヒーターハウジン
グ26の外部表面は、チャンバ13の含有物を加熱する熱伝導表面である。上述
のヒーターにより、熱は、ガス流路に沿った複数の位置にて上昇するガスに伝達
される。こうして、ガス流路内に、垂直方向に十分に広い最大温度ゾーンが提供
されて、上昇する物質が流路に沿って1回通過する間に、該上昇する物質を所望
の燃料ガス及び残渣塩に完全に転換することが可能となる。
1200℃以上の温度で所望の化学反応が非常に早い速度で生じるので、ヒー
ター24は、広範囲の最大温度ゾーン内で、少なくとも1200℃の温度を維持
するために十分な容量を有することが好ましい。
灰除去装置31は、処理工程中にチャンバ13内に大気中の酸素を流入させる
ことなく、反応により生成された粒状の固体残渣を定期的に除去することを可能
とする。さて、図3を参照すれば、灰除去装置は、残渣を受け入れ一時的に貯蔵
する内部チャンバ33を備える第1のハウジング32を有する。ハウジング32
は、その頂部に入り口開口34を有する。該開口34は、上部バルブ36及びテ
ーパード灰導管37を通して、容器12の灰出口ポート16と連通している。ハ
ウジング32の基部の灰出口開口38は、下部バルブ41及びパイプ42を通し
て、灰除去ポンプ39と連通している。水供給源43からの水は、通常は閉鎖さ
れている第1の水バルブ44を通して、灰導管37の上端部領域内に向けられて
もよく、また通常は閉鎖されている第2の水バルブ46を開放することによりハ
ウジング32の上部領域内に向けられてもよい。
離れた位置にあるコントロールセンターから灰除去装置31の制御を可能とす
るために、水バルブ44及び46は、電気信号により賦活されるソレノイドバル
ブ等の公知のタイプとする。図3及び図4を結合的に参照すれば、上部バルブ3
6及び下部バルブ41は、電気信号に応答する公知のタイプのアクチュエータ4
7を有するゲートバルブである。
作動中、上部バルブ36は当初、開放されており、下部バルブ41は閉鎖され
ている。ハウジング32及び灰導管37の下部領域は、一時的にバルブ44及び
46を開放することにより、水で充填される。灰導管37の壁にある水センサー
48は、水がセンサーレベルまで上昇した時にコントロールセンターに信号を転
送し、バルブ44及び46が水を該レベルに維持すべく調節される。廃棄物焼却
炉11の次の操作の間、反応の固体残渣は、灰除去ハウジング32内に落下する
。
灰センサー49は、ハウジング32が多量の残渣で充填された時にコントロー
ルセンターに電気信号を転送する。センサー49は、ハウジング32の上部部分
に固定されているサブハウジング51を有する。該サブハウジング51は、強磁
性材料で形成されている上端部53と、ハウジング32の内側に開くスリーブ5
6内に延びる下端部54と、を有するスライド可能なプランジャ52を含有する
。プランジャ52の通常の位置では、プランジャの上端部53のわずかな部分が
、サブハウジング51内の電気ソレノイドコイル57の上端部内に延びる。プラ
ンジャ52は、プランジャの中心域にてフランジ59を押圧する螺旋圧縮バネ5
8により通常の位置に偏倚されている。
コイル57は、廃棄物焼却炉11の作動中に定期的に活発化されて、プランジ
ャ52の上端部53をさらにコイル内に引く。こうして、プランジャ52の下端
部54のハウジング32の内側への定期的な挿入が引き起こされる。一対の電気
接点61は、導電性板バネ62に備えられており、次いでプランジャフランジ5
9に固定される。プランジャ52がハウジング32内の最大挿入地点まで到達し
たときに、接点61は一対の電気ターミナル63に接触し且つ電気的に連結する
。ターミナル63は、後述するコントロールセンターに電気的に連結されており
、プランジャ52がハウジング32内の最大挿入地点に到達したときに、信号が
コントロールセンターに転送される。
ハウジング32内の残渣の堆積が、プランジャ52の挿入を完全に阻止するレ
ベルまで上昇する場合には、信号は転送されない。信号の不在に応答して、上部
バルブ36が閉鎖され、下部バルブ41が開放され、灰除去ポンプ39が賦活さ
れ、水バルブ46が一時的に開放されて、チャンバ32の含有物をスラリー状に
してポンプ内に洗い流す。ハウジング32を空にするに十分な時間が経過した後
、バルブ41は閉鎖され、ポンプ39は不活化され、バルブ36は再度開放され
る。チャンバ33及び導管37の下部領域は、再度水で充填され、こうして灰除
去装置31は操作の次のサイクルのために状態が整えられる。反応容器12内で
の化学反応は、残渣除去操作の間、中断されない。
図6を参照すれば、処理されるべき廃棄物材料すなわち供給原料は、必要であ
れば、前述の態様のように裁断されてもよく、次いでホッパー64内に導入され
てもよい。ホッパー64からの供給原料は、電気的に賦活されたフローコントロ
ールバルブ66及び流れ導管67を通して、液体/固体混合物を組み上げる公知
のタイプのスラリーポンプ66の取り入れ口に運ばれる。
反応容器12内で反応を進めるために必要とされる蒸気を準備するために、制
御された液体水流は、流れ導管67を貫通して移送するにつれ、供給原料と相互
に混合される。この目的のために、供給源43からの水は、ポンプ68により加
圧され、且つ別の電気的に賦活されたフローコントロールバルブ69を通して導
管67に運ばれる。蒸気を生成するために外部ボイラーを用いる一般的なタイプ
の従来の廃棄物焼却炉と比較すれば、水を蒸留あるいは脱イオン化する必要はな
く、事実、汚れた水あるいは汚染された水を用いることもできる。必要とされる
水の量は、供給原料の成分に依存し、且つ経験的に決定することができる。
スラリーポンプ66は、供給原料の流れを第1の熱交換器71を通して反応容
器12の入り口ポート21まで運ぶ。該第1の熱交換器71は、反応容器に材料
を入れる前に、例えば材料を約500℃まで予熱する。熱は、交換器を通して前
述の復熱式ヒーター24からの熱い排気ガスを向けることにより、交換器71に
供給される。この高温度にて、反応容器位置口ポート21内への供給原料流れの
流入に先立ち、ガス化工程が開始される。水含有量及び反応容器12内の圧力の
微調整は、別のフローコントロールバルブ72により規定され、該バルブを通し
てポンプ86からの加圧された水を供給原料入り口ポート21内に入れることも
できる。
前述の反応容器12の基部での灰流れ導管37内の水は、ガス化処理工程のた
めの第2の蒸気源を提供する。こうして、容器12内で新規に生成した合成ガス
の上昇流が、容器の下部領域における、特に炉格子22における水分子と供給原
料の表面との接触を妨げることができるので、処理効率を大幅に増加することが
できる。再度、図1を参照すれば、この水源はまた、灰除去装置31及び容器1
2の底部領域、すなわち炉格子22の下部を冷却するべく作用する。
再度、図6を参照すれば、反応容器12内で生成される可燃性ガスは、ダクト
73内に流れ、次いで第2の熱交換器47を通して流れ、ここでヒーター24に
供給される空気を加熱するために最初に利用される。かような加熱は、ヒーター
の効率を増長する。第1のブロワー76は、反応容器12の頂部内に延びるヒー
ター24に空気を供給し、第2のブロワー77は、反応容器の底部内に上に延び
るヒーターに空気を供給する。空気の所望の加熱を効果的にするために、両方の
ブロワー76及び77の産出空気導管78は、第2の熱交換器74内に延びる。
廃棄物焼却炉11により生成される可燃性ガスの一部は、ヒーター24に燃料
を供給するために用いられる。この目的のために、別の電気的に賦活されるフロ
ーコントロールバルブ79が用いられて、ダクト73から反応容器12の頂部に
あるヒーター24の燃料入り口までガスを転送する。さらに別のかようなフロー
コントロールバルブ81が、ダクトから反応容器の底部にあるヒーターまでガス
を転送する。
装置の始動時にガスをヒーター24に提供するために、操作の前段階で生成さ
れているガスが加圧されたタンク82内に貯蔵され、別のフローコントロールバ
ルブ83を通して頂部のヒーター群24に、あるいは追加のフローコントロール
バルブ84を通して底部のヒーター群に、選択的に運ばれてもよい。装置の初期
始動を可能とするために、バルブ83及び84を閉鎖することにより、また三方
バルブ80をセットして実用天然ガスライン82aあるいはプロパンガス貯蔵タ
ンク82bからのガスを導入することにより、タンク82を外部源からの燃料ガ
スで充満してもよい。あるいは、タンクの入り口/出口ポートにて別のバルブ8
5を閉鎖することにより、貯蔵タンク82をバルブ83及び84から一時的に分
離させてもよいし、また三方バルブ80を調節して、バルブ83及び84を通し
て天然ガス若しくはプロパンのいずれかを直接バーナー24に供給してもよい。
分離している個々のバルブ79及び81並びに分離している個々のブロワー7
6及び77が設けられ、後述する目的のために、反応容器12の頂部及び底部で
のヒーター24への空気流及び燃料流を制御して、容器の上部領域及び下部領域
での独立した温度変化を可能とする。
第2の熱変換器74からの燃料ガス流は、第3の熱交換器86を貫通する通路
により冷却され、次いで該流中に残っているであろう粒子を除去するサイクロン
分離器87を通過する。分離器87からの生産物は、通例の目的のために用いら
れるであろう高品質燃料ガスである。
圧力超過あるいは他の潜在的に危険な機械の機能不全が起こったとしても、ガ
スを着火させ、燃焼させまた放出するために、反応容器12からのガス出口ダク
ト73は、公知の設計の安全炎88と連通される。
さらに論じると、該装置の作動の幾つかのモードは、燃料ガス流出物への添加
剤の添加を要求するかもしれない。かような添加剤を第2の熱交換器74の頂部
にスプレーしてもよい。この目的のために、別のポンプ89は、供給リザーバ9
1からの添加剤を吸引し、添加剤を導管92を通して交換器74内に向ける。い
くつかの添加剤は、灰または粒子状残渣を生成する。ロータリー型灰ロック93
は、第2及び第3の熱交換器74及び86の基部と連通され、交換器からガスを
放出することなくあるいは交換器内にガスを流入することなく公知の態様にて、
かような灰を除去する。
廃棄物焼却炉11の効率的な制御は、装置内のあるキーポイントでの温度、圧
力及びガス成分のモニタリングを要求する。かようなモニタリングもまた、装置
制御を自動的調節可能とし、異なる供給原料成分及び異なる作動条件に適合させ
ることもできる。再度、図1を参照すれば、4個の垂直方向に離隔したセンサー
プローブ94は、反応容器12の側壁を貫通して延び、且つガス流路の4つの異
なるレベルのそれぞれにて、温度及びガス成分をモニタする。図5を参照すれば
、かようなセンサープローブ94のそれぞれは、容器12の側壁に適合する通路
を貫通して延びるセラミックチューブ96と、容器の外部にて該チューブの端部
に固定される円形ハウジング97と、を有する。ハウジング97内の温度センサ
ー98は、レンズ99及び該レンズの焦点に位置決めされた不透明盤102の中
央孔101を通して、反応容器12の内部を観測する。センサー98は、フォト
トランジスター103等に衝突する赤外線エネルギー強度を検知し、且つ赤外線
強度に比例する電圧を転送する公知のタイプのものでよい。
チューブ96内の小さなガスパイプ104は、容器13の内部からのガス流を
ガスクロマトグラフ105まで運ぶ。該ガスクロマトグラフは、ガスの化学成分
を分析し、かような組成を示す電気信号を発生する公知のタイプのものでよい。
さらに、パイプ104の少なくとも1つが、容器13内の圧力を検知し該圧力を
示す電圧を転送する圧力センサー106に連通されている。
再度、図6を参照すれば、条件の変化に応答する反応容器の効率的な制御は、
さらに、装置のさらに別のポイントでの温度、圧力及び/又はガス成分を検知す
ることによって、与えられる。センサープローブ107は、ガス出口ダクト73
内の温度、圧力及びガス成分をモニタする。センサープローブ108は、第2の
熱交換器74の燃料ガス入り口での温度及びガス成分をモニタし、追加のセンサ
ープローブ109及び111は、交換器74の出口及び第3の熱交換器86の出
口において同様に作用する。装置の産出ガスの温度及び圧力は、サイクロン分離
器87の出口にて、さらに別のセンサープローブ112によりモニタされる。
一列の熱電対113は、装置内の別の若干のポイントにおいてのみ、温度をモ
ニタする。かようなポイントは、ヒーター排気ガスが貫通して流れる第1の熱交
換器71の入り口及び出口、灰除去装置31のハウジング32、ブロワー76及
び93からの空気流が貫通して第2の熱交換器74を去る出口、及び第3の熱交
換器86の水入り口及び水出口を含む。
温度信号を発生する熱電対114の列は、外表面の回りに配置された離隔した
位置にて、反応容器13の外表面の温度をモニタする。こうして、近接する熱電
対114により検知されたホットスポットに生じるクラッキング等の容器の耐火
性内側ライニングのクラッキングあるいは他の欠陥の検出を可能とする。
さて図7を参照すれば、上述のセンサーにより発生する電気信号は、ダイヤル
インジケータ117等及びガス成分ディスプレイスクリーン118を有する中央
コントロールセンターすなわちコンソール116まで転送されてもよく、該コン
ソール116にて、検知された処理工程条件がオペレータにより観測される。コ
ントロールコンソール116は、前述の電気的に制御されたポンプ、バルブ等を
賦活しまた調節するために、コントロールノブ119及びスイッチ121を含ん
でいてもよい。
上述の中央コントロールセンターにてモニタリング装置により与えられる情報
は、温度、圧力、水レベル、灰レベル及びガス成分を連続的にモニタし、また異
なる供給原料を供給したりあるいは処理工程条件を変化させたりするために、必
要に応じて電気制御信号を賦活し、不活化しあるいは調節するようプログラム可
能なデジタルコンピュータ122により制御されるべき装置の作動を可能とする
。この目的のために、スイッチの第1列123が閉じられて、アウトプット信号
をマルチチャンネルアナログ−デジタル信号変換器(multi-channel analog to
digital signal converter)124を通して、モニタリング装置からコンピュー
タ122まで転送することもできる。スイッチの第2列126が閉じられて、コ
ンピュ
ータ122により決定された制御信号を種々の電気的に制御されたポンプ、バル
ブ等に転送することもできる。コンピュータ122により発生されたデジタル制
御信号は、マルチチャンネルデジタル−アナログ信号変換器127により、制御
電圧に変換されてもよい。装置がコンピュータ制御下にある場合に、追加のスイ
ッチの列128が開かれて、ポンプ、バルブ等を手動制御から分離させることも
できる。
再度、図6を参照すれば、反応容器12内で起こっている第1の化学反応は、
いわゆる「水性ガス反応」であり、以下の化学式で表される:
[I] C+H2O=CO+H2
一酸化炭素における炭素−酸素の化学結合の強さは、炭素−水素結合あるいは
炭素−炭素結合もしくは酸素−水素結合の強さの3倍以上である。結果的に、該
反応は、約1200℃以上の温度で、非常に高い反応達成率且つ非常に早い反応
速度で進行する。約1400℃以上の温度では、理論は別として実際には触媒の
有無にかかわらず反応が進む。反応速度は、炭素(石炭、コークス又は木炭等)
のブロックの表面上の各炭素原子が、過熱された蒸気の雰囲気中に100分の1
秒未満の間、存続する程度である。上述のように小さなピースに裁断されている
供給原料のほとんどは、1、2秒間で完全にガスに変化する。同様の化学作用が
、例えば木、紙及びほとんどの食料等の炭化水素タイプの材料に適用される。
こうして、供給原料の高速連続消費及び高速度での高品質の燃料ガスの生成を
可能とする。高さ8フィート、外径5フィー卜の反応容器12を有する廃棄物焼
却炉11は、供給原料の成分に依存するが、24時間で約50トン〜約150ト
ンの供給原料材料の処理が可能である。
化学還元雰囲気は、供給原料中に存在するであろう多くの他の化学元素を還元
し、反応が進むにつれ該供給原料から有毒材料を除去する。例えば、硫黄、二酸
化硫黄(及び亜硫酸塩)及び三酸化硫黄(及び硫酸塩)は、硫化物に還元される
。鉄は、供給原料中に存在しているか、あるいは添加されてもよいが、還元雰囲
気において硫化物と反応して硫化鉄を形成する。水銀が存在していれば、硫化物
と反応して硫化水銀を形成する。よって、二酸化硫黄、三酸化硫黄及び多くの他
の環境にとって好ましくない物質は形成されない。供給原料中の他の化学元素の
存
在に起因する他の無機物固体と共に、硫化鉄及び硫化水銀は、灰除去装置31に
より除去される粒状の残渣を形成する。所望であれば、これらの残渣を公知の技
術により処理して、例えば金属等有用な成分を回収することもできる。
上述の化学反応の生産物は、当該分野で水性ガス、合成ガス及びシンガス(sy
ngas)の名称で知られている一酸化炭素及び水素ガスの混合物である。かような
ガスの生成の間、上部及び下部ヒーター群24は、反応チャンバ13の上部領域
及び下部領域で同じ温度を作り出すように調節されることが好ましい。こうして
、ガスの還流なしに所望の反応を完遂することを可能とするために、ガス流路に
沿う広範囲の等温ゾーンが提供される。さらに、上部及び下部ヒーター群24に
は、分離している個々のエアブロワー76及び77、分離している個々の燃料コ
ントロールバルブ79及び81により空気及び燃料が供給されるので、ガス流路
に沿う温度差を確立することも可能である。これは、処理工程の幾つかのバリエ
ーションにとって、利点とすることができる。例えば、下記式[II]で表される
さらなる反応を開始させることによって、ピュアな水素を生成することが可能と
なる:
[II] CO+H2O=CO2+H2
この工程において、反応容器12内で上部ヒーター群24により作り出される温
度は、反応チャンバの下部領域にて下部ヒーター群により作り出される温度に比
例して低下する。ポンプ89は、水をスプレーするために用いられ、該水中にて
CaO(ライム)は、第2の熱交換器74内に溶解される。こうして、さらに温
度を低下させ且つ蒸気圧を増加させることにより、所望の反応を促進する。ライ
ムは、二酸化炭素を除去し、廃棄物焼却炉からの排出流は、合成ガスよりもむし
ろ分子状の水素ガスになる。酸化カルシウム及び炭酸カルシウムの固体残渣は、
サイクロン分離器87の基部の第3の灰ロックを含む灰ロック93を通して生成
され且つ除去される。炭酸カルシウムは不溶性であるので、第2の熱交換器74
を通して再循環するために、CaOを残渣から容易に回収することができるであ
ろう。
例えば、スラッジオイルの処理工程でのように、供給原料が完全に液状になる
場合に、スプレー状あるいはミストの形態にて、反応容器12内に供給原料を注
入することにより、産出量を増加させることができる。図8を参照すれば、これ
は、第1の熱交換器71からの加圧された供給原料流を受け入れる1以上のスプ
レーノズル131あるいはアトマイザーを有する前述の供給原料入り口ポートを
配置することにより達成できるであろう。
当該分野で知られているように、以下の化学反応[III]を開始させることに
より、合成ガスをメタノールに転換することができる:
メタノールは、ガソリンエンジンにより作り出される汚染物質を減少させること
に関して非常に興味がもたれているクリーンな燃焼燃料である。99.85%の
純度を有するメタノールは、85%メタノール:15%ガソリンの割合でガソリ
ンと混合することができ、得られた混合物はガソリンと置換して用いることがで
きる。あるいは、ガソリンに添加されるメチル−ターシャリー−ブチル−エーテ
ル(MTBE)を生成する供給原料として用いることができる。
この化学反応によるメタノールの商業的製造において、水汚染は大きな問題と
なっている。合成ガス源として記述されているタイプの廃棄物焼却炉11により
製造することができるガス自身の純度ゆえに、該焼却炉を用いることにより実質
的に純度の高いメタノールを生成することができる。
この目的のために、図9を参照すれば、第3の熱交換器86を通る冷却水の流
れは、フローコントロールバルブ132により調節され、サイクロン分離器87
からのガス排出流の温度をメタノール生成工程に適する値、例えば約700℃、
にする。コンプレッサー133はガス流を加圧して、例えば約2気圧の圧力とす
る。熱い加圧されたガス流は、次いで、銅製コイルチューブ134を通過する等
して金属銅に暴露され、上記反応IIIによるメタノール生成を生じる。チューブ
134の出口での可変性の流れ制限136は、チューブ内の圧力の調節を可能と
する。
さらに、該装置により効果的に分解される材料の例としては、ゴム製タイア、
ベビーおむつを含むポリビニルクロライド等の有機プラスチック、ピュアなある
いは希釈されたPCB等のほとんどの炭素質毒性材料、溶剤及びオイルの混合物
、農薬及びオレンジ剤(枯葉剤)等の除草剤、医療廃棄物及び下水スラッジを挙
げ
ることができる。廃棄物焼却炉11は、未処理下水処置プラントとして作用する
こともできる。
本発明は、一つ実施態様について例示の目的で記載されているが、多くの改良
変更及びバリエーションは可能であり、請求の範囲に記載された発明を制限する
ものではない。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
C01B 3/34 9261−4G
C07C 1/00 9546−4H
31/04 9155−4H
C10G 1/00 B 2115−4H
1/10 2115−4H
C10J 3/00 A 6958−4H
(72)発明者 グウィン,ウィリアム・ディー
アメリカ合衆国カリフォルニア州94530,
エル・チェリト,テラス・ドライブ
88506
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.炭素質廃棄物材料を可燃性ガス及び無機物残渣に転換することにより、該廃 棄物材料を分解するための装置において、該装置は、垂直方向に延びるガス流路 を形成し且つ供給原料入り口ポート及びガス出口ポートを有する内部反応チャン バを備える反応容器と、該廃棄物材料の流れを該反応チャンバ内に向ける手段と 、該反応チャンバ内への酸素ガスの流入を阻止することにより該反応チャンバ内 に化学還元雰囲気を作り出す手段と、該チャンバ内の含有物を加熱する加熱手段 と、を有しており、 該加熱手段は、内部反応チャンバの外側に燃焼した燃料の燃焼生成物を排出す る複数の復熱式燃料燃焼ヒーターを有し、該ヒーターは、該ガス流路にて該反応 チャンバ内に位置決めされており且つ該ガス流路に沿う複数の位置にて反応容器 の含有物に熱を伝達するために位置決めされている熱交換表面を有し、該反応容 器内に垂直方向に延びる高温廃棄物材料分解ゾーンを提供する、ことを特徴とす る廃棄物材料を分解するための装置。 2.請求項1の装置であって、前記ヒーターが、前記流路に沿う第1の位置に位 置決めされた少なくとも1つの下部ヒーターと、前記流路に沿う第2の離隔され た高い位置に位置決めされた少なくとも1つの上部ヒーターと、を含むことを特 徴とする装置。 3.請求項2の装置であって、さらに、前記下部ヒーターの熱出力とは独立に、 前記上部ヒーターの熱出力を変化させる手段を含む、ことを特徴とする装置。 4.請求項2の装置であって、さらに、前記上部ヒーターの熱出力とは独立に、 前記下部ヒーターの熱出力を変化させる手段を含む、ことを特徴とする装置。 5.請求項1の装置であって、前記ヒーターが、細長い形状であり、且つ前記ガ ス流路と平行関係に延びる、ことを特徴とする装置。 6.請求項1の装置であって、前記内部反応チャンバが、下部領域及び上部領域 を有し、該両方の領域を通して前記ガス流路が延び、該領域にて前記加熱手段が 該反応チャンバの下部領域に延びる第1の複数の復熱式ヒーター及び該反応チャ ンバの上部領域に延びる第2の複数の復熱式ヒーターを含み、該第1の複数のヒ ーターのそれぞれは互いに等間隔に離隔されており且つ該ガス流路の中心から等 間隔に離隔されており、該第2の複数のヒーターのそれぞれは互いに等間隔に離 隔されており且つ該ガス流路の中心から等間隔に離隔されている、ことを特徴と する装置。 7.請求項6の装置であって、前記第1及び第2の複数のヒーターのそれぞれが 、垂直方向に細長く且つ互いに離隔されている、ことを特徴とする装置。 8.請求項6の装置であって、前記反応容器が、前記反応チャンバと境界をなす 円筒状側壁を有し、また前記第1の複数のヒーターのそれぞれが該側壁から等間 隔に離隔されており、前記第2の複数のヒーターのそれぞれもまた該側壁から等 間隔に離隔されている、ことを特徴とする装置。 9.請求項6の装置であって、前記ガス出口ポートが、前記反応チャンバの頂部 及び前記ガス流路の中心に位置決めされている、ことを特徴とする装置。 10.請求項1の装置であって、さらに、複数のセンサープローブ及びガス成分 を分析する手段を含み、該プローブのそれぞれは前記反応容器内に延びており且 つ前記ガス流路内に位置決めされている第1の端部及び該反応容器の外側からア クセス可能な第2の端部を有しており、また該装置は該センサープローブの該端 部の間に延びるガス抽出通路を有し、該センサープローブの第1の端部は垂直方 向に離隔されており、該ガス成分を分析する手段は、該通路を通って抽出される ガスを分析する、ことを特徴とする装置。 11.請求項10の装置であって、前記センサープローブのそれぞれは、さらに 、前記センサーの第1の端部の近隣にあるガスの温度を検知する手段を含む、こ とを特徴とする装置。 12.請求項1の装置であって、さらに、前記反応容器内に延び且つ前記流路に 沿う垂直方向に離隔した位置に位置付けられている第1の端部を有する複数のセ ンサープローブを含み、各センサープローブは該第1の端部から第2の端部まで 延びる管状部材を有し、該センサープローブのそれぞれは、該管状部材の第1の 端部に入る赤外線エネルギーの通路に位置付けられた光感応性成分を有する赤外 線エネルギー検出器と、赤外線エネルギーを該光感応性成分に向かって焦点決め するために位置付けられた該管状部材内の赤外線透過性レンズと、さらに該管状 部材内で第1の端部及び該レンズの間の位置で横断方向に延びる盤と、を有し、 該盤は赤外線不透過性材料から形成されており且つ赤外線透過性孔を有し、該盤 は該レンズに向かって方向づけられてる赤外線エネルギーを除く赤外線エネルギ ーの通過を阻止するために位置決めされている、ことを特徴とする装置。 13.請求項1の装置であって、さらに、前記ガス出口ポートに結合された産出 ガスダクトを含み、該ダクトにおいて前記復熱式ヒーターのそれぞれは燃料入り 口及び空気入り口を有し、さらに空気流を各空気入り口に供給するための手段及 び該産出ガスから該空気流へ熱を伝達する手段を含む、ことを特徴とする装置。 14.請求項13の装置であって、前記反応チャンバの下部領域に位置決めされ た前記復熱式ヒーターの第1の群及び前記反応チャンバの上部領域に位置決めさ れた前記復熱式ヒーターの第2の群を含み、さらに該ヒーターの第1及び第2の 群への前記空気流を互いに独立に変化させる手段を含む、ことを特徴とする装置 。 15.請求項1の装置であって、さらに、前記廃棄物材料が前記供給原料入り口 ポートに入る前に、液体水及び該廃棄物材料を混合させる第1の手段を含む、こ とを特徴とする装置。 16.請求項15の装置であって、さらに、前記第1の手段とは独立に、前記供 給原料入り口ポート内に追加の水を向ける第2の手段を含む、ことを特徴とする 装置。 17.請求項15の装置であって、さらに、前記廃棄物産物及び混合水が前記供 給原料入り口ポートに入る前に、前記復熱式ヒーターの前記燃焼生成物からの熱 を該廃棄物産物及び混合水に伝達する手段を含む、ことを特徴とする装置。 18.請求項1の装置であって、さらに、廃棄物材料ポンプ、該ポンプから前記 供給原料入り口ポートまで廃棄物材料流路を形成し且つ該廃棄物材料流路に復熱 式ヒーターの燃焼生成物から熱を伝達する第1の熱交換器、該復熱式ヒーターに 加圧された空気流を向ける手段、前記反応容器内で生成されるガスの産出ガス流 路を形成し且つ該産出ガスから該加圧された空気流に熱を伝達する第2の熱交換 器を含む、ことを特徴とする装置。 19.請求項18の装置であって、さらに、前記第2の熱交換器内で化学反応剤 を前記産出ガスに注入する手段及び該第2の熱交換器から固体残渣を除去する手 段を含む、ことを特徴とする装置。 20.請求項18の装置であって、さらに、該装置内の所定の位置で流速を変化 させる制御手段、ガス成分及び装置内の所定位置での圧力及び温度を表す電気信 号を受け入れる手段と該制御手段に電気制御信号を転送する手段とを有するコン トロールセンター、前記反応チャンバ内で複数の垂直方向に離隔する位置でのガ ス成分及び温度を検出するための検出手段、及び該ガス成分及び温度を表す電気 信号を該コントロールセンターに転送する手段を含む、ことを特徴とする装置。 21.請求項1の装置であって、前記反応容器は、外殻及び耐火性材料の内側ラ イニングを有し、さらに該容器の該外殻に配設された離隔している温度検知デバ イスの列を含む、ことを特徴とする装置。 22.請求項1の装置であって、前記復熱式ヒーターは燃料入り口を有し、さら に、前記反応チャンバ内で生成された可燃性ガスの一部を該復熱式ヒーターの燃 料入り口まで運ぶ手段を含む、ことを特徴とする装置。 23.請求項22の装置であって、さらに、ガス貯蔵部、該貯蔵部内に前記可燃 性ガスの一部を貯蔵する手段、及び該貯蔵されたガスを前記復熱式ヒーターの燃 料入り口まで、該装置の始動時の間中、引き続き運ぶ手段を含む、ことを特徴と する装置。 24.請求項1の装置であって、前記反応容器が多孔性炉格子を備える底部領域 を有し、該炉格子は、前記供給原料入り口ポートから落下する前記廃棄物材料の 流れ内の固体を途中で捕らえ且つ支持するために適当な該供給原料入り口ポート の下側にあり、さらに、該炉格子の下の位置で該反応容器内に蒸気を導入するた めの手段を含む、ことを特徴とする装置。 25.請求項1の装置であって、前記反応容器が基部に該反応容器からの無機物 残渣を除去するための灰出口ポートを有し、さらに、該灰出口ポートの下部に配 設され且つ灰貯蔵チャンバを備えるハウジングと該貯蔵チャンバの頂部に灰入り 口と該貯蔵チャンバの底部に排出口とを有する灰除去装置、該貯蔵チャンバの灰 入り口及び該反応容器の灰出口ポートとの間に位置付けられた第1のバルブ、該 灰出口ポートから該第1のバルブに至る灰流路を形成する灰導管、該貯蔵チャン バの灰排出口の下部に位置付けられており且つ両者を連通させるための第2のバ ルブ、一時的に該第1のバルブを閉鎖し且つ一時的に該第2のバルブを開放する 制御手段、該第2のバルブが閉鎖される際に該灰導管を水で少なくとも部分的に 充填するための第1の水注入手段、及び該第2のバルブが開放される際に該貯蔵 チャンバ内に水流を向けて該貯蔵チャンバの含有物を水洗いするための第2の水 注入手段を含む、ことを特徴とする装置。 26.請求項25の装置であって、さらに、前記灰除去装置に固定されたサブハ ウジングであって、前記灰貯蔵チャンバの上部領域と連通する下方向に向けられ た通路を有するサブハウジングを有する灰センサー、前記ハウジング内のプラン ジャであって、該通路に沿って該プランジャが該貯蔵チャンバから突出する第1 の位置及び該プランジャが該貯蔵チャンバ内に延びる第2の位置の間をスライド 可能であるプランジャ、該プランジャを該第1の位置に偏倚させる手段、該プラ ンジャを定期的に該第2の位置にスライドさせる手段、及び該プランジャが該第 2の位置に到達した際に信号を発生させ転送する手段を含む、ことを特徴とする 装置。 27.請求項26の装置であって、前記プランジャを第1の位置に偏倚させる手 段が、該プランジャに作動するスプリングを含み、前記プランジャを定期的に第 2の位置にスライドさせる手段が、電気ソレノイドコイルを含み、また前記信号 を発生させ転送する手段が、該プランジャに具備された電気接点及び該プランジ ャが第2の位置にアプローチするにつれ、該接点により接触されるべく位置付け られている電気ターミナルを含む、ことを特徴とする装置。 28.請求項1の装置であって、前記廃棄物材料の流れを前記反応容器内に向け る手段が、該廃棄物材料の液体成分を該反応容器内にスプレーする、ことを特徴 とする装置。 29.請求項1の装置であって、さらに、前記可燃性ガスをメタノールに転換す る手段を含む、ことを特徴とする装置。 30.請求項29の装置であって、前記可燃性ガスをメタノールに転換する手段 が、熱い加圧されたガス流を向けて金属銅と接触させる、ことを特徴とする装置 。 31.炭素質廃棄物材料を合成ガス及び無機物残渣に転換することにより、該材 料を分解するための装置において、該装置は、廃棄物材料流路を形成し且つ供給 原料入り口ポート及びガス出口ポートを有する内部チャンバを備える反応容器と 、該供給原料入り口ポートを通して該廃棄物材料の流れを該チャンバ内に向ける ための手段と、該チャンバ内への酸素ガスの流入を阻止する手段と、該チャンバ の含有物を蒸気の存在下にて加熱する加熱手段と、を有し、 該廃棄物材料を該反応チャンバ内に入れる前に、液体水の流れを該廃棄物材料 に注入することにより、該蒸気を生成する手段を備える、ことを特徴とする装置 。 32.炭素質廃棄物材料を可燃性ガス及び無機物残渣に転換する方法において、 該方法が、該廃棄物材料の流れを蒸気の存在下にて高温化学還元雰囲気に曝しな がら、該流れを密封されたチャンバ内で垂直流路に沿って向ける工程を含み、 該廃棄物材料の流れを燃焼中の燃料の燃焼生成物から分離しながら、該チャン バ内で燃料を燃焼させて、該高温を作り出し、 該流路の下部領域及び上部領域にて、燃焼中のガスにより生成される熱を該チ ャンバ内の該廃棄物材料の流れに直接伝達して、垂直流路に沿う廃棄物分解ゾー ンであって、該ゾーンを廃棄物材料を一回通過させるだけで完全に分解するため に十分な長さを有する廃棄物分解ゾーンを提供する、ことを特徴とする方法。 33.請求項32の方法であって、さらに、前記流路の下部領域及び上部領域に て、温度を独立に制御する工程を含む、ことを特徴とする方法。 34.請求項32の方法であって、さらに、前記廃棄物材料を前記チャンバ内に 入れる前に、該廃棄物材料と液体水とを混合させることにより、蒸気を生成する 工程を含む、ことを特徴とする方法。 35.請求項32の方法であって、さらに、前記廃棄物材料を前記チャンバ内に 入れる前に、該廃棄物材料を加熱するために前記燃焼生成物を用いる工程を含む 、ことを特徴とする方法。 36.請求項32の方法であって、さらに、前記燃焼中の燃料にその燃焼を支持 するため空気流を提供する工程と、前記可燃性ガスから該空気流に熱を伝達する 工程と、を含むことを特徴とする方法。 37.請求項36の方法であって、さらに、前記流路の下部領域及び上部領域に て、別々の空気流を燃焼中の燃料に供給する工程と、該流路の上部領域及び下部 領域での燃焼中の燃料への空気の流速を別々に変化させて両者の間に温度差を作 り出す工程と、を含むことを特徴とする方法。 38.請求項32の方法であって、さらに、前記燃料として、前記可燃性ガスの 一部を用いる工程を含む、ことを特徴とする方法。 39.請求項32の方法であって、さらに、前記チャンバ内で複数の垂直方向に 離隔した位置にて、温度及びガス成分をモニタして、異なる廃棄物材料成分に適 合するよう処理工程条件の調節を可能とする工程を含む、ことを特徴とする方法 。 40.請求項32の方法であって、さらに、前記廃棄物分解ゾーンの下にある位 置にて、蒸気を前記密封されたチャンバ内に導入する工程を含む、ことを特徴と する方法。 41.請求項32の方法であって、さらに、前記廃棄物材料の液体成分をスプレ ー形態にて、前記密封されたチャンバ内に放出する工程を含む、ことを特徴とす る方法。 42.請求項32の方法であって、さらに、前記方法により生成された合成ガス をメタノールに転換する工程を含む、ことを特徴とする方法。 43.炭素質廃棄物材料を可燃性ガス及び無機物残渣に転換する方法において、 該方法が、蒸気の存在下にて、高温化学還元雰囲気に廃棄物材料の流れをさらし ながら、該流れを密封されたチャンバ内の流路に沿って方向づける工程を含み、 該チャンバ内に該廃棄物材料の流れを入れる前に、該廃棄物材料を液体水と混 合させることにより、該蒸気を生成する工程を備える、ことを特徴とする方法。
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