JPH08502019A - サルモネラ菌抑制のためのプロバイオテック - Google Patents
サルモネラ菌抑制のためのプロバイオテックInfo
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- JPH08502019A JPH08502019A JP5512652A JP51265293A JPH08502019A JP H08502019 A JPH08502019 A JP H08502019A JP 5512652 A JP5512652 A JP 5512652A JP 51265293 A JP51265293 A JP 51265293A JP H08502019 A JPH08502019 A JP H08502019A
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Abstract
(57)【要約】
家禽類のサルモネラ菌コロニー形成は、嫌気性バクテリアの特定の組成物(すなわちプロバイオテック)を用いて効果的に制御あるいは抑制できる。このプロバイオオテックは、乳酸を発酵させて酢酸、プロピオン酸、および/または酪酸を含む揮発性の有機酸を生成するのに有効な、十分に純粋な嫌気性バクテリアの第1の培養物を含む。炭水化物を発酵させて乳酸を生成するために有効な、少なくとも1種類の嫌気性バクテリアの第2の培養物もまた、上記第1の培養物に組み合わせて用いられる。第1の培養物に用いられる適切な有機体は、Veillonella属バクテリア、Megasphaera属バクテリア、およびこれらの混合バクテリアを含む。これら第1および第2の培養物は、サルモネラ菌のコロニー形成を抑制するのに有効な分量だけ、家禽類被験体に投与される。実施例においては、上記プロバイオテックを従来の飼料に混合して新規の飼料を生成し、家禽類に経口的に摂取させてもよい。
Description
【発明の詳細な説明】
サルモネラ菌抑制のためのプロバイオテック発明の背景 発明分野
本発明は、家禽類、特に鶏におけるサルモネラ菌のコロニー形成抑制のための
特定のプロバイオテックに関する。
研究者や公共の保健機関の研究にもかかわらず、過去20年にわたって人間の
サルモネラ症の発病率は増加している。このようなサルモネラ菌の人体への感染
症は、報告されている数だけで年間4万件を越えるが、伝染病センターは、米国
での実際のサルモネラ感染症の発生率は年間200万〜400万件にも昇ると見
ている。鶏肉などの動物性の食品は依然として、人間へのサルモネラ菌の主要な
感染源である。従来の技術
環境中の広範囲にわたるサルモネラ菌の存在を考えると、家禽類の食肉はサル
モネラ菌から完全に保護されるとは思われない。それゆえ研究者たちは、サルモ
ネラ菌にさらされた家禽類のコロニー形成に抗する、増強された抵抗手段の研究
を継続してきた。このような研究では、ワクチンの評価や、正常な腸内寄生フロ
ーラの定着、サルモネラ菌の成長およびコロニー形成を抑制する食品添加物の発
見などに焦点がおかれてきた。サルモネラ菌に対するホストの免疫の役割は明確
ではなく、免疫反応の刺激が効果的にコロニー形成に対する抵抗を強化するかど
うかも定かではない。また、試験的なワクチンが確実に効果的であるとは、まだ
証明されていない。
正常な腸内寄生ミクロフローラが、サルモネラ菌のコロニー形成に対する抵抗
力を増加することは、十分に報告されている。若鳥に、成長した鶏の盲腸内容物
または糞便から生成した、嫌気性バクテリア培養物のミクロフローラを経口接種
すると、サルモネラ菌のコロニー形成が著しく低減されることも証明されている
(Snoeyenbos et al.,Avian Dis.,23:904-913,(1979),Schneitz et al.,Ac
ta Pathol.Microbiol.Scand.Sect.B.,89:109-116,(1981),and Stavric e
t al.,J.Food Prot.,48:778-782,(1985))。このような嫌気性バクテリアの
培養物はプロバイオテックとして知られ、プロバイオテックとは、それを投与し
た動物に有益な効果をもたらすバクテリア培養物と定義される。これとは逆に、
このような盲腸の嫌気菌で鶏のコロニー形成を防止する養鶏方法では、サルモネ
ラ菌のコロニー形成に対する影響力を高めるという報告もある(Pivnick et al.
,J.Food Prot.,44:909-916,(1981))。これらのプロバイオテックは、以下
のようにして腸内でのサルモネラ菌のコロニー形成を低減することができる。す
なわち、若鳥の腸管に、腸病原の成長を抑制する静菌性または殺菌性の揮発性短
鎖脂肪酸を迅速にコロニー形成させる(Pivnick et al.,ibid)か、腸壁への付
着部位を競合させる(Snoeyenbos et al.,ibid)か、あるいは生成する(Barne
set al.,J.Hyg.Camb.,82:263-283,(1979) and Am.J.Clin.Nutr.,33:24
26-2433,(1980),Corrier et al.,Avian Dis.,34:668-676,(1990) and Avia
n Dis.,34:617-625,(1990),and Hinton et al.,Avian Dis.,34:626-633,(
1990))。
しかしながら、数百種類の異なる微生物の混合集団を含む正常ミクロフローラ
の培養物のみがサルモネラ菌の成長を効果的に抑制することが証明され、ヨーロ
ッパのいくつかの国では、サルモネラ菌のコロニー形成を抑制するために、微生
物の混合培養物を用いて生後1日のひよこに正常な腸内フローラを定着させるこ
とが広く行われてきた。しかし、混合培養物の中には不特定の数および種類の微
生物が存在するので、このシステムは合衆国では広く受け入れられなかった。こ
の方法を広範囲に使用することの失点は、生成物の組成を規格化できず、したが
って、組成と効果を一定に維持したまま大量に保存生成できない点にある。また
、スタート物質は常に成長した家禽類の腸管内容物なので、病原性のウィルスや
バクテリア、寄生体などを含み、鶏にとって有害となる可能性もある。さらに近
年では、不特定の培養物はすべて米国食品医薬品局(FDA)に承認されねばな
らないことになった。
養鶏用の飼料または水にラクトースやその他の乳糖が添加されるとサルモネラ
菌のコロニー形成に対する抵抗が強化されることも最近報告された(Oyofo et a
l.,Avian Dis.,33:531-534,(1989) and Poultry Sci.,68:1357-1360,(1989
),Corrier et al.,ibid,and Hinton et al.,ibid.)。食用ラクトースは盲
腸の内容物を活性化させ、正常腸内ミクロフローラの培養、発酵生成物に作用す
る。ラクトース添加飼料はまた、酢酸、プロピオン酸、酪酸など、正常腸内バク
テリアによって生成される揮発性短鎖脂肪酸の細菌増殖抑制作用を増大させるこ
とによって、サルモネラ菌コロニー形成抵抗を強める(Corrier et al.,ibid,
Hinton et al.,ibid)。
また、食用ラクトースと、肉汁混合ラクトース中で培養された盲腸嫌気菌の培
養物との混合物をひよこに与えることによっても、サルモネラ菌コロニー形成に
対する抵抗力は増大される(Corrier et al.,ibid,Hinton et al.,ibid)。発明の概要
本発明において、家禽類のサルモネラ菌のコロニー形成の制御または抑制に効
果的な特定のプロバイオテック(または嫌気性バクテリアの組み合わせ)を発見
した。このプロバイオテックは、乳酸を発酵させて酢酸、プロピオン酸、および
/または酪酸を含む揮発性の有機酸を生成するのに有効な、十分に純粋な嫌気性
バクテリアの第1の培養物を含む。炭水化物を発酵させて乳酸を生成するために
有効な、少なくとも1種類の嫌気性バクテリアの第2の培養物も、上記第1の培
養物に組み合わせて用いられる。第1の培養物で用いられる適切な有機体は、V
eillonella属バクテリア、Megasphaera属バクテリア、お
よびこれらの混合バクテリアを含む。これら第1および第2の培養物は、家禽類
のサルモネラ菌のコロニー形成を抑制するのに効果的な分量だけ、家禽類被検体
に投与される。実施例においては、上記プロバイオテックを従来の飼料に混合し
て新規の飼料を生成し、家禽類に経口的に摂取させてもよい。
この発見にしたがって、本発明の目的は、家禽類におけるサルモネラ菌のコロ
ニー形成を抑制するための改善された方法および組成物を提供することにある。
本発明の別の目的は、家禽類のサルモネラ菌のコロニー形成を抑制するための
、規格化が容易な、嫌気性バクテリアの特定の培養物を提供することにある。
本発明のその他の目的および効果は、以下の実証的な記載から明白になるであ
ろう。発明の詳細な説明
本発明によれば、乳酸を発酵させて酢酸、プロピオン酸、および/または酪酸
を含む揮発性の有機酸を生成するのに有効な、十分に純粋な嫌気性バクテリアの
第1の培養物を含むプロバイオテックが提供される。この第1の培養物は、炭水
化物を発酵させて乳酸を生成するのに有効な少なくとも1種類の嫌気性バクテリ
アの第2の培養物と組み合わせられる。このプロバイオテックは、家禽類に投与
されると、サルモネラ菌のコロニー形成を抑制する効果を発揮する。本発明は、
鶏、七面鳥、あひる、うずら、がちょうなどの食用飼鳥類を含む(が、これらに
限定されない)あらゆる種類の家禽類に実施可能である。
このプロバイオテックの第1の培養物に用いられる適切な有機体は、ヴェイロ
ネラ(Veillonella)属バクテリア、メガスファーラ(Megasp
haera)属バクテリア、およびこれらの混合バクテリアを含む。このような
バクテリアは、酢酸、プロピオン酸、および/または酪酸を含む揮発性の有機酸
を生成するのに有効である。用いられるバクテリアは、体内管から家禽類に入っ
た公知のVeillonella菌株やMegasphaera菌株から得られ
るが、実施例では、成長した家禽類の糞便または盲腸の内容物から従来の方法で
分離する。こうして得られたバクテリアは、その採集源に関係なく嫌気性の培養
物によって増殖され、上述の揮発性有機酸の1種類または全種類を生成する能力
に応じて選択される。このような有機酸生成能力に関しては、Hinton et al.(
J.Food Prot.,Vol.54,No.7.pages 496-501,(July 1991),関連文献とし
て記載)に記載される。特に、第1の培養物に使用される良好な嫌気性細菌は、
ヴェイロネラ パーヴェラ(Veillonella parvula)とメガスファーラ エルス
デニイ(Megasphaera elsdenii)である。
プロバイオテックの第2の培養物は、炭水化物を発酵させて乳酸を生成するの
に有効である。これら第2の培養物のバクテリアは、そのままの形態または混合
した形態で用いてもよいが、実施例では、プロバイオテックの規格化を容易にす
るために十分に純粋な培養を用いる。第1の培養物と同様に、第2の培養物で用
いられるバクテリアも、体内管から家禽類に入った公知の嫌気性バクテリアの細
菌株から得られるが、好ましい実施例では、これらのバクテリアを成長した家禽
類の糞便または盲腸の内容物から従来の方法で分離する。第2の培養物でも、バ
クテリアは嫌気性の培養物によって増殖され、Hinton et al.(1991 ibid)に
記載されるように、炭水化物を発酵して乳酸を生成する能力に応じて選択される
。第2の培養物に使用される良好なバクテリアは、ストレプトコッカス(Strept
ococcus)属、エンターコッカス(Enterococcus)属、ラクトバシルス(Lactoba
cillus)属であり、特に、ストレプトコッカス インターメディウム(Streptoc
occus intermedius)、ストレプトコッカス モービリウム(Streptococcus mor
billum)、エンターコッカス ディランス(Enterococcus durans)、ラクトバ
シルス アシドフィウス(Lactobacillus acidophilus)が好ましいが、もちろ
んこれらだけに限定されるものではない。また、これらのバクテリアのうちの1
種類だけがプロバイオテックの第2の培養物で使用されてもよいが、サルモネラ
菌のコロニー形成の抑制を強化するために、上述の細菌株の少なくとも2、3種
類、特に全種類を使用するのが好ましい。
本発明のバクテリア細菌株の数種類または全種類が、Nurmi et al.の米国特許
第4,689,226号(関連文献として記載)に開示される方法にしたがって
、家禽類消化管の上皮細胞への付着能力に応じて任意に選択されてもよい。
本発明のプロバイオテックは、従来の嫌気菌培養方法を用いて、適切な培養基
中で第1および第2の培養物のバクテリアを培養することによって得られる。バ
クテリアを混合培養基中で培養してもよいが、規格化を容易にするために、好ま
しくは単独の培養基で培養する。混合前の各バクテリアの最終濃度は、108 〜
109 organisms/mlである。実施例では、第1の培養物に対する第2の培養物の
比率が体積比で1:1〜1:10-8のとき、特に1:10-2のときにサルモネラ
菌のコロニー形成の抑制が強化されることを発見した。しかしながら当業者にと
っては、この体積比は使用する培養基、培養物の相対年数および生存力によって
変化することは自明である。
この培養の後、第1および第2の培養物を単独または混合して家禽類被検体に
投与する。任意で、この培養物をラクトースやスキムミルク(脱脂乳)などの適
切なキャリアと調整、または少量の飼料と混合して、プレミックスとして用いて
もよい。また、保存や取扱いが容易となるようにフリーズドライ加工してもよい
。このようなフリーズドライ培養物を、直接家禽類に投与してもよいし、投与前
にもとに戻して使用してもよい。特に注記したいのは、バクテリアのうちの1種
類または全種類、特に第1の培養物は、従来の方法でアルギン塩酸ゲルなど(こ
れに限定されない)のカプセルに包んでもよい。理論に縛られたくはないが、こ
のようなカプセル化によって第1の培養物内のバクテリアが上部腸管で乳酸濃度
を好ましくないレベルに低減するのを防ぐと考えられる。また、バクテリアを保
護し、第1の培養物による乳酸の使用が望まれる盲腸へ無事に到達させる役割を
果たす。
本発明のプロバイオテックを、既存の(または公知の)アジュバント(補助剤
)と組み合わせて家禽類の治療や、特に腸病原菌の抑制に使用してもよい。適切
なアジュバントとしては、モネンシンなどの、グラム陽性の有機物やラクトース
に対して効力を示さないコクシジウム抑制剤がある。
本発明のプロバイオテックが家禽類の飼料または水に混合されて口から摂取さ
れ、食管に導かれることを考えると、胃腸管に直接注入、または肛門から投与で
き得る。後者の方法としては、プロバイオテックを直接家禽類の肛門にスプレー
するか、養鶏舎の床わらに撒いて家禽類の通常の行動を通じて排泄部に接触させ
る。プロバイオテックは家禽類の排泄部に接触すると、逆蠕(ぜん)動によって
排泄腔に入る。
プロバイオテックの投与は家禽類の生存期間どの時期に行ってもよいが、生後
1〜14日のふ化したばかりのヒナに行うのが好ましい。
プロバイオテックは、投与されない家禽類に比べてサルモネラ菌のコロニー形
成が十分に抑制される分量が投与される。適切な量は熟練の養鶏者なら容易に決
定することができ、動物の大きさによって異なる。
以下の例は本発明をさらに詳しく説明するためのものであり、請求の範囲に定
義される本発明の主題の範囲を限定するものではない。
例1 バクテリアの分離
成長したブロイラーから盲腸の内容物を採集し、Hinton et al.(Avian Dis.,
34:626-633,(1990)、関連文献として記載)に開示されるように、−70℃で保
存する。解凍した盲腸内容物2mlに、200mlの調整Viande Lev
ure(VL)肉汁を加える。肉汁の組成は、10g/lのトリプトース(Di
fco Laboratories,ミシガン州デトロイト)と、5g/lのイ
ーストエキス(Difco)と、5g/lの塩化ナトリウム(J.T.Bake
r,ニュージャージー州フィリップスバーグ)と、2.4g/lのビーフエキス
(Difco)と、0.4g/lのLシステイン塩酸塩(Sigma Chem
ical Co.,ミズーリ州セントルイス)と、2.5g/lのブドウ糖(I
CN Biochemicals,オハイオ州クリーブランド)と、0.6g/
lのBacto 寒天(Difco)である。調整VL寒天は、寒天濃度を1.
2%まで高めることによって作られる。
こうして植え付けを行った肉汁を18〜24時間、嫌気性チャンバー(Coy
Laboratory Products,ミネソタ州アンアルバー)内で、
37℃で定温培養した。この肉汁の連続希釈液をVL寒天上で培養し、再度嫌気
的に37℃で18〜24時間定温培養することによってバクテリアを分離した。
分離したバクテリアを、強化クロストリジウム菌媒体(RCM)(Unipat
h Co., Oxoid部、ニューヨーク州オグデンズバーグ)のチューブに
植え付け、嫌気的に37℃で18〜24時間定温培養した。培養物を1〜2週間
の間隔で新鮮なRCMに移し、定温培養し、嫌気性チャンバー内で室温で保存す
ることによって保持した。乳酸生成バクテリア
調整VL肉汁を入れた別のチューブに分離バクテリアを植え付けた。植え付け
したチューブを、嫌気的に37℃で18〜24時間定温培養した。定温培養のあ
と、培養した媒体をSimadzu Gas Chromatograph G
C−9A(Shimadzu Corp.,メリーランド州コロンビア)を用い
て気体色層分析によって分析し、Hinton et al.(1990,ibid)の方法で生成し
た乳酸のレベルを検出した。最大濃度の乳酸を生成する2種類の分離菌を保持し
た。
同様の方法で、乳酸を生成するその他の分離菌を再度取り出した。ただし、分
離媒体はラクトースの代わりにグルコースを含む調整VL肉汁であり、媒体のp
Hを4.0に調節した。揮発性有機酸生成バクテリア
乳酸を揮発性有機酸に転化できるバクテリアを選出するために、調整VL肉汁
中のデクストロースを0.25%L−乳酸とリチウム塩(Sigma)に変えて
、乳酸ベースの媒体を用意した。この媒体のチューブに、上述の処理過程で得ら
れた各分離菌を植え付け、チューブを嫌気的に37℃で18〜24時間定温培養
した。定温培養の後、これらの分離細菌の培養媒体をガスクロマトグラフィーで
分析した。揮発性有機酸(酢酸およびプロビオン酸)を最も多量に生成した分離
菌を確保した。乳酸生成および澱粉加水分解バクテリア
乳酸の生成および澱粉の加水分解に有効な4番目のバクテリアを分離する。調
整VL肉汁中で定温培養した盲腸内容物の連続希釈物を、調整VL寒天のデクス
トロースの代わりに0.3%の水溶性スターチ(Sigma)を用いて0.5%
のK2 HPO4 を添加した澱粉ベースの寒天に植え付けた。RCMチューブと新
たな澱粉媒体のプレートに、定温培養プレートから取り出した組織的に異なる分
離菌をそれぞれ植え付けた。このチューブとプレートを定温培養した後、プレー
トにグラムヨード溶液(Difco)を注いだ。ヨード液を満たしたプレートの
寒天上のコロニー周辺のクリアリングゾーンを調べて、澱粉を加水分解した分離
菌を選出し、1種類の澱粉加水分解バクテリアを分離した。このバクテリアを嫌
気性チャンバー内で、10g/lのトリプトン(Difco)と、10g/lの
イーストエキス(Difco)と、5g/lのK2 HPO4 (Sigma)と、
3g/lの水溶性スターチ(Difco)とを含む澱粉媒体で培養し、保存した
。
さらに、この澱粉加水分解バクテリアを上記同様、乳酸生成能力を検出するため
に分析した。分離菌の識別
すべての分離菌のグラム反応と酸素必要条件を検出し、さらに、BBL Mini
tek Numerical Identification System,Anaerobe II(Becton Dickinson Micro
biology System,メリーランド州Cockeysville)と、Microrings A
N antibiotic discs(Medical Wire & Equiment Co., ニュージャージー州ビク
トリアガーデン)を用いて、すべての分離菌の識別を行った。バクテリアのその
他の発酵生成物も、分離菌を0.1%グルコースを含むポリペプトンイーストエ
キス媒体で嫌気的に37℃で48時間定温培養した後、ガスクロマトグラフィー
で分析することによって識別した(Association of Official Analytical Chemi
st,1976,Bacteriological Analytical Manual,ワシントンDC)。
結果として、乳酸生成分離菌は、Entercococcus durans(細胞株CA240)
と、Lactobacillus acidophilus(細胞株CA255)と、Streptococcus morbi
llum (細胞株CA331)、澱粉加水分解乳酸生成分離菌は、Streptococcusin
termedius (細胞株CA502)、揮発性有機酸生成分離菌は、Veillonellapar
vula (細胞株CA126)であると識別された。
例2 Salmonella typhimurium(サルモネラ タイフィムリウ ム)の盲腸でのコロニー形成の低減
上述のようにして識別した乳酸生成分離菌L.acidophilus, E
.durans, S.intermedius, S.morbillumを
、強化clostridial 寒天(Unipath)を含むペトリ皿で、嫌
気性チャンバー(Coy)内で37℃で18〜24時間、培養した。揮発性有機
酸生成分離菌V. parvulaを、調整VL寒天を含み、13g/lのナト
リウム乳酸(Sigma)を添加したペトリ皿で培養した。媒体のpHを、1.
0Nの水酸化ナトリウムで7.2に調整し、この媒体をオートクレーブ(加圧減
菌)
処理した。この媒体でV.parvulaを、嫌気性チャンバー(Coy)内で
37度℃で48時間培養した。
0.85%の塩化ナトリウム水溶液(J.T.Baker)と0.6%のBa
cto 寒天(Difco)を用いて、プレートからバクテリアを採取した。す
なわち、4mlの塩化ナトリウム水溶液をバクテリアの培養面に注ぎ、ガラス棒
で寒天からバクテリアを掻きとった。V.parvulaの懸濁液を、塩化ナト
リウム寒天液で100倍に薄めた。この希釈V.parvula懸濁液と、希釈
していないL.acidophilus, E.durans, S.morb
illum, S.intermediusの懸濁液を同量ずつ含む混合液とを
、嫌気性チャンバー内で表1に示される体積比で混合した。こうして混合したバ
クテリア懸濁液の一部に、20%スキムミルク(Difco)の無菌溶液を混合
した。バクテリア−スキンミルク混合液を凍結乾燥ボトルに移し、−70℃で約
1時間凍らせ、フリーズドライにした。
フリーズドライの培養物1gを999gの養鶏飼料に加え、完全に混ぜ合わせ
た。72羽のヒナを12羽ずつ、表1に示されるように6つのグループに分け、
第1日目に混合飼料を与えた。2日目に104 S.typhimuriumを
投与し、8日目にヒナを検査処分した。ヒナの盲腸内容物に含まれるS.typ
himuriumの濃度を、Ziprin et al.(Avian Diseases,34:749-753,(1
990))(関連文献として記載)の方法で検出した。検出結果を表1に示す。
例3Salmonella typhimuriumの盲腸でのコロニー形成の低減
例2の処理プロセスを、新たにふ化した別のヒナ集団に対しても行った。その
結果を表2に示す。
表1および2の結果から、どのプロバイオテック投与実験においてもヒナのサ
ルモネラ菌コロニー形成の抑制が効果的であることがわかる。特に、第1の培養
物に対する第2の培養物の比率が体積比で1:10-2であるプロバイオテックを
用いた実験番号3では効力を発揮し、感染したヒナの数とS.typhimur
iumの平均濃度を4 logs(対数)以下に、著しく低減した。
上記の詳細な説明は例として示されただけであり、本発明の原理と範囲から外
れることなく多様な変形が可能であることに留意されたい。
★各処理グループのLABとヴェイロネラ(Veillonella)との比率は、下記
のとおりである。
(1) コントロール
(2) LABとヴェイロネラとの比率(1:1)
(3) LABとヴェイロネラとの比率(1:10-2)
(4) LABとヴェイロネラとの比率(1:10-4)
(5) LABとヴェイロネラとの比率(1:10-6)
(6) LABとヴェイロネラとの比率(1:10-8)
なお、上記LABは、L.acidophilus,E.durans,S.morbillumとS.interme dius
である。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項
【提出日】1993年12月15日
【補正内容】
請求の範囲
1.下記(a)、(b)を含む、家禽類のサルモネラ菌コロニー形成を抑制する
ための組成物。
(a)乳酸を発酵させて、酢酸、プロピオン酸、酪酸を含む揮発性の有機酸を生
成するのに有効な、十分に純粋なヴェイロネラの培養物
(b)炭水化物を発酵させて乳酸を生成するのに有効な少なくとも2種類の嫌気
性バクテリア細菌株の培養物であって、前記乳酸を生成するのに有効な嫌気性バ
クテリアの細菌株は、ストレプトコッカス インターメディウム、ストレプトコ
ッカス モービリウム、エンターコッカス ディランス、ラクトバシルス アシ
ドフィウスの中から選択される、乳酸生成バクテリアの培養物
2.請求項1に記載の組成物において、前記ヴェイロネラは、ヴェイロネラ パ
ーヴェラである、サルモネラ菌コロニー形成抑制のための組成物。
3.請求項1に記載の組成物において、前記乳酸を生成するのに有効な嫌気性バ
クテリアのうち少なくとも3種類を含む、サルモネラ菌コロニー形成抑制のため
の組成物。
4.請求項1に記載の組成物において、前記乳酸を生成するのに有効な嫌気性バ
クテリアの全種類含む、サルモネラ閑コロニー形成抑制のための組成物。
5.請求項4に記載の組成物において、前記乳酸を発酵させて揮発性有機酸を生
成するのに有効な嫌気性バクテリアは、メガスファーラとヴェイロネラとの混合
菌である、サルモネラ菌コロニー形成抑制のための組成物。
6.請求項1に記載の組成物において、さらにラクトースを含む、サルモネラ菌
コロニー形成抑制のための組成物。
7.請求項1に記載の組成物において、さらにグラム陽性のバクテリアに対して
不活性なコクジウム抑制薬を含む、サルモネラ菌コロニー形成抑制のための組成
物。
8.請求項1に記載の組成物において、さらにキャリアを含む、サルモネラ菌コ
ロニー形成抑制のための組成物。
9.請求項1に記載の組成物において、前記ヴェイロネラはカプセルで包まれる
、サルモネラ菌コロニー形成抑制のための組成物。
10.請求項1に記載の組成物において、乳酸を生成する嫌気性バクテリアの培
養物と前記ヴェイロネラの培養物との比率は、1:1〜1:10-8の間である、
サルモネラ菌コロニー形成抑制のための組成物。
11.請求項9に記載の組成物において、前記比率はおよそ1:10-2である、
サルモネラ菌コロニー形成抑制のための組成物。
12.動物の飼料に請求項1に記載の組成物を組み合わせた飼料製品。
13.下記(a)、(b)の物質を家禽類に投与して、家禽類のサルモネラ菌コ
ロニー形成を抑制するための方法。
(a)乳酸を発酵させて、酢酸、プロピオン酸、酪酸を含む揮発性の有機酸を生
成するのに有効な、十分に純粋なヴェイロネラの培養物
(b)炭水化物を発酵させて乳酸を生成するのに有効な少なくとも2種類の嫌気
性バクテリア細菌株の培養物であって、前記乳酸を生成するのに有効な嫌気性バ
クテリアの細菌株は、ストレプトコッカス、エンターコッカス、ラクトバシルス
の中から選択される、家禽類の腸のサルモネラ菌コロニー形成を抑制するのに効
果的な量の培養物
14.請求項12に記載の方法において、前記家禽類は飼鳥類である、サルモネ
ラ菌コロニー形成抑制方法。
15.請求項13に記載の方法において、前記飼鳥類は、鶏、七面鳥、あひる、
うずら、がちょうの中から選択される、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。
16.請求項14に記載の方法において、前記飼鳥類は、生後14日以内のヒナ
である、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。
17.請求項12に記載の方法において、前記ヴェイロネラは、ヴェイロネラパ
ーヴェラである、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。
18.請求項12に記載の方法において、前記乳酸を生成するのに有効な嫌気性
バクテリアは、ストレプトコッカス インターメディウム、ストレプトコッカス
モービリウム、エンターコッカス ディランス、ラクトバシルス アシドフィ
ウスの中から選択される、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。
19.請求項17に記載の方法において、前記乳酸を生成するのに有効な嫌気性
バクテリアのうち少なくとも3種類を家禽類に投与する、サルモネラ菌コロニー
形成抑制方法。
20.請求項17に記載の方法において、前記乳酸を生成するのに有効な嫌気性
バクテリアの全種類を家禽類に投与する、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。
21.請求項20に記載の方法において、前記乳酸を発酵させて揮発性有機酸を
生成する嫌気性バクテリアは、メガスファーラとヴェイロネラとの混合菌である
、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。
22.請求項12に記載の方法において、さらに前記家禽類へのラクトースの投
与を含む、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。
23.請求項12に記載の方法において、さらに、グラム陽性のバクテリアに対
して十分に活性ではないコクジウム抑制薬の投与を含む、サルモネラ菌コロニー
形成抑制方法。
24.請求項12に記載の方法において、前記培養物はキャリアと共に投与され
る、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。
25.請求項12に記載の方法において、前記ヴェイロネラは、カプセルに包ま
れる、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。
26.請求項12に記載の方法において、乳酸を生成する嫌気性バクテリアの培
養物と前記ヴェイロネラの培養物との比率は、1:1〜1:10-8の間である、
サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。
27.請求項24に記載の方法において、前記比率は1:10-2である、サルモ
ネラ菌コロニー形成抑制方法。
28.請求項12に記載の方法において、前記培養物投与のステップは、家禽類
への経口的な投与を含む、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。
29.請求項26に記載の方法において、前記培養物投与のステップは、前記培
養物を家禽類の飼料に混合した投与を含む、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法
。
30.請求項26に記載の方法において、前記培養物投与のステップは、前記培
養物を家禽類の飲料水に混合した投与を含む、サルモネラ菌コロニー形成抑制方
法。
31.請求項12に記載の方法において、前記培養物投与のステップは、前記家
禽類の排泄部に前記培養物を接触させるステップを含む、サルモネラ菌コロニー
形成抑制方法。
32.請求項1に記載の組成物においてさらに、乳酸を発酵させて酢酸、プロピ
オン酸、酪酸を含む有機酸を生成するのに有効な、十分に純粋なメガスファーラ
の培養物を含む、サルモネラ菌コロニー形成抑制のための組成物。
33.請求項32に記載の組成物において、前記メガスファーラは、メガスファ
ーラ エルスデニイである、サルモネラ菌コロニー形成抑制のための組成物。
34.請求項4に記載の組成物においてさらに、乳酸を発酵させて酢酸、プロピ
オン酸、酪酸を含む有機酸を生成するのに有効な、十分に純粋なメガスファーラ
の培養物を含む、サルモネラ菌コロニー形成抑制のための組成物。
35.請求項34に記載の組成物において、前記メガスファーラは、メガスファ
ーラ エルスデニイである、サルモネラ菌コロニー形成抑制のための組成物。
36.請求項13に記載の方法においてさらに、乳酸を発酵させて酢酸、プロピ
オン酸、酪酸を含む有機酸を生成するのに有効な、十分に純粋なメガスファーラ
の培養物の投与を含む、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。
37.請求項36に記載の方法において、前記メガスファーラは、メガスファー
ラ エルスデニイである、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。
38.請求項13に記載の方法において、前記ヴェイロネラと、前記乳酸を生成
するのに有効なバクテリアは、成長した家禽類の糞便または盲腸内容物から分離
される、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。
39.請求項20に記載の方法においてさらに、乳酸を発酵させて酢酸、プロピ
オン酸、酪酸を含む有機酸を生成するのに有効な、十分に純粋なメガスファーラ
の培養物の投与を含む、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。
40.請求項39に記載の方法において、前記メガスファーラは、メガスファー
ラ エルスデニイである、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。
41.(a)乳酸を発酵させて酢酸、プロピオン酸、酪酸を含む有機酸を生成す
るのに有効な、十分に純粋なヴェイロネラの培養物、と
(b)炭水化物を発酵させて乳酸を生成するのに有効な少なくとも2種類の嫌気
性バクテリア細菌株の培養物であって、前記乳酸を生成するのに有効な嫌気性バ
クテリアの細菌株は、ストレプトコッカス、エンターコッカス、ラクトバシルス
の中から選択される、乳酸生成バクテリアの培養物と、
を含む、家禽類のサルモネラ菌コロニー形成抑制のための組成物であって、前
記ヴェイロネラおよび乳酸を生成するのに有効なバクテリアは、成長した家禽類
の糞便または盲腸内容物から分離される、サルモネラ菌コロニー形成抑制のため
の組成物。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.下記(a)、(b)を含む、サルモネラ菌のコロニー形成を抑制するための 組成物。 (a)乳酸を発酵させて、酢酸、プロピオン酸、酪酸を含む揮発性の有機酸を生 成するのに有効な、十分に純粋な嫌気性のバクテリアの培養物であって、前記乳 酸を発酵させて有機酸を生成するのに有効な嫌気性のバクテリアは、ヴェイロネ ラ、メガスファーラ、およびこれらの混合菌のなかから選択される、バクテリア の培養物 (b)炭水化物を発酵させて乳酸を生成するのに有効な少なくとも一種類の嫌気 性バクテリアの培養物 2.請求項1に記載の組成物において、前記乳酸を発酵させて揮発性の有機酸を 生成するのに有効な嫌気性のバクテリアは、ヴェイロネラ パーヴェラ、メガス ファーラ エルスデニイ、およびこれらの混合菌の中から選択される、サルモネ ラ菌コロニー形成抑制のための組成物。 3.請求項1に記載の組成物において、前記乳酸を生成するのに有効な嫌気性の バクテリアは、ストレプトコッカス インターメディウム、ストレプトコッカス モービリウム、エンターコッカス ディランス、ラクトバシルス アシドフィ ウスの中から選択される、サルモネラ菌コロニー形成抑制のための組成物。 4.請求項3に記載の組成物であって、前記乳酸を発酵させるのに有効な嫌気性 バクテリアのうち少なくとも2種類含む、サルモネラ菌コロニー形成を抑制する 組成物。 5.請求項3に記載の組成物であって、前記乳酸を発酵させるのに有効な嫌気性 バクテリアのうち少なくとも3種類含む、サルモネラ菌コロニー形成抑制のため の組成物。 6.請求項3に記載の組成物であって、前記乳酸を発酵させるのに有効な嫌気性 バクテリアを全種類含む、サルモネラ菌コロニー形成抑制のための組成物。 7.請求項6に記載の組成物において、前記乳酸を発酵させて揮発性有機酸を生 成するのに有効な嫌気性バクテリアは、メガスファーラとヴェイロネラとの混合 菌である、サルモネラ菌コロニー形成抑制のための組成物。 8.請求項1に記載の組成物において、さらにラクトースを含む、サルモネラ菌 コロニー形成抑制のための組成物。 9.請求項1に記載の組成物において、さらにグラム陽性のバクテリアに対して 活性ではないコクジウム抑制薬を含む、サルモネラ菌コロニー形成抑制のための 組成物。 10.請求項1に記載の組成物において、さらにキャリアを含む、サルモネラ菌 コロニー形成抑制のための組成物。 11.請求項1に記載の組成物において、前記乳酸を発酵させて揮発性有機酸を 生成する嫌気性バクテリアはカプセルで包まれる、サルモネラ菌コロニー形成抑 制のための組成物。 12.請求項1に記載の組成物において、乳酸を生成する嫌気性バクテリアの培 養物と乳酸を発酵させて揮発性有機酸を生成する嫌気性バクテリアの培養物との 比率は、1:1〜1:10~ 8の間である、サルモネラ菌コロニー形成抑制のた めの組成物。 13.請求項11に記載の組成物において、前記比率はおよそ1:10~ 2であ る、サルモネラ菌コロニー形成抑制のための組成物。 14.動物の飼料に請求項1に記載の組成物を組み合わせた飼料製品。 15.下記(a)、(b)の物質を、家禽類の腸のサルモネラ菌コロニー形成を 抑制するのに効果的な分量だけ家禽類に投与して、家禽類のサルモネラ菌コロニ ー形成を抑制するための方法。 (a)乳酸を発酵させて、酢酸、プロピオン酸、酪酸を含む揮発性の有機酸を生 成するのに有効な、十分に純粋な嫌気性のバクテリアの培養物であって、前記乳 酸を発酵させて有機酸を生成するのに有効な嫌気性のバクテリアは、ヴェイロネ ラ、メガスファーラ、およびこれらの混合菌のなかから選択される、バクテリア の培養物 (b)炭水化物を発酵させて乳酸を生成するのに有効な少なくとも一種類の嫌気 性バクテリアの培養物 16.請求項14に記載の方法において、前記家禽類は飼鳥類である、サルモネ ラ菌コロニー形成抑制方法。 17.請求項15に記載の方法において、前記飼鳥類は、鶏、七面鳥、あひる、 うずら、がちょうからなる群から選択される、サルモネラ菌コロニー形成抑制方 法。 18.請求項16に記載の方法において、前記飼鳥類は、生後14日以内のヒナ である、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。 19.請求項14に記載の方法において、前記乳酸を発酵させて揮発性の有機酸 を生成する嫌気性バクテリアは、ヴェイロネラ パーヴェラ、メガスファーラエ ルスデニイ、およびこれらの混合菌の中から選択される、サルモネラ菌コロニー 形成抑制方法。 20.請求項14に記載の方法において、前記乳酸を生成する嫌気性バクテリア は、ストレプトコッカス インターメディウム、ストレプトコッカス モービリ ウム、エンターコッカス ディランス、ラクトバシルス アシドフィウスの中か ら選択される、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。 21.請求項19に記載の方法において、前記乳酸を生成する嫌気性バクテリア のうち少なくとも2種類を家禽類に投与する、サルモネラ菌コロニー形成抑制方 法。 22.請求項19に記載の方法において、前記乳酸を生成する嫌気性バクテリア のうち少なくとも3種類を家禽類に投与する、サルモネラ菌コロニー形成抑制方 法。 23.請求項19に記載の方法において、前記乳酸を生成する嫌気性バクテリア のうち全種類を家禽類に投与する、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。 24.請求項23に記載の方法において、前記乳酸を発酵させて揮発性有機酸を 生成する嫌気性バクテリアは、メガスファーラとヴェイロネラとの混合菌である 、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。 25.請求項14に記載の方法において、さらに前記家禽類へのラクトースの投 与を含む、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。 26.請求項14に記載の方法において、さらに、グラム陽性のバクテリアに対 して十分に活性ではないコクジウム抑制薬の投与を含む、サルモネラ菌コロニー 形成抑制方法。 27.請求項14に記載の方法において、前記嫌気性バクテリアの培養物はキャ リアと共に投与される、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。 28.請求項14に記載の方法において、前記乳酸を発酵させて揮発性有機酸を 生成する嫌気性バクテリアは、カプセルに包まれる、サルモネラ菌コロニー形成 抑制方法。 29.請求項14に記載の方法において、乳酸を生成する嫌気性バクテリアの培 養物と乳酸を発酵させて揮発性有機酸を生成する嫌気性バクテリアの培養物との 比率は、1:1〜1:10~8の間である、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法 。 30.請求項27に記載の方法において、前記比率は1:10~ 2である、サル モネラ菌コロニー形成抑制方法。 31.請求項14に記載の方法において、前記培養物投与のステップは、家禽類 への経口的な投与を含む、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法。 32.請求項29に記載の方法において、前記培養物投与のステップは、前記培 養物を家禽類の飼料に混合した投与を含む、サルモネラ菌コロニー形成抑制方法 。 33.請求項29に記載の方法において、前記培養物投与のステップは、前記培 養物を家禽類の飲料水に混合した投与を含む、サルモネラ菌コロニー形成抑制方 法。 34.請求項14に記載の方法において、前記培養物投与のステップは、前記家 禽類の排泄部に前記培養物を接触させるステップを含む、サルモネラ菌コロニー 形成抑制方法。
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