JPH08502726A - 3分枝性クラスタグリコシドの調製およびその用途 - Google Patents

3分枝性クラスタグリコシドの調製およびその用途

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JPH08502726A JP6506123A JP50612394A JPH08502726A JP H08502726 A JPH08502726 A JP H08502726A JP 6506123 A JP6506123 A JP 6506123A JP 50612394 A JP50612394 A JP 50612394A JP H08502726 A JPH08502726 A JP H08502726A
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アンナ レオナルドゥス ビーセン,エリクス
ベルケル,テオドルス ヨセフス コルネリス ヴァン
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Abstract

(57)【要約】 各グリコシド残基が、鎖中に少なくとも4つの原子を有する可変性、親水性長鎖のスペーサによってクラスタの分岐点に付加される3分枝性クラスタグリコシド。グリコシドスペーサは、好適には少なくとも2つの親水性基を含む。3分枝性クラスタグリコシドの製薬剤における用途は、たとえば低脂質血症剤である。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 3分枝性クラスタグリコシドの調製およびその用途 発明の分野 本発明は、3分枝性クラスタグリコシド、すなわち、3つの糖類のクラスタを 含み、したがってヒトまたは動物の肝に存在する受容体によって認識することが できる化合物に関する。 このような3分枝性クラスタダリコシドは、種々の目的のために利用すること ができ、たとえば、コレストロール残基、または選択的親和性基を含む場合であ れば、高脂血症の治療の枠内にある、血液から肝へのリポたんぱくおよび脂質胞 の生体内伝達のために使用することができる。 先行技術 一つには、薬剤を特に肝に向ける輸送賦形剤を作るために、また他方において は、血流からアテローム発生低比重リポたんぱく(LDL)を取除くために、リ ポたんぱくや脂質胞を適切な経路を介して肝に導く方法についての研究がこれま で行われてきた。 肝実質細胞上の無唾液糖たんぱく受容体を介した、肝の脂質胞またはリポたん ぱくの摂取を誘発するために、たとえばコレステリルグリコシド(参考文献1〜 4)、ラクトシルセレブロシド、ガングリオシド(参考文献5〜9)や化学的に 変性させたリン脂質(参考文献10〜11)のような糖脂質が開発されてきた。 しかしながら、リポたんばく/細胞内脂肪粒子に会合させる場合、これらの周 知の化合物は、薬剤−ターゲットにおいて、これらの化合物の利用が可能な用途 を妨害する肝クッペル細胞上の同様にガラクトースを認識するフコース/ガラク トース受容体による摂取の方を優先することを示している。フコース/ガラクト ース受容体は糖類、糖たんぱく質および粒子を結合し、高比重の末端ガラクトー ス基を露出する(参考文献22)。おそらく、高親和性結合は本質的にはグリコ シドの2、3、4分枝性を必要としない。 上述の糖脂質は、肝実質細胞上の無唾液たんぱく受容体によって認識される配 位子を含んでいる。該受容体は高能力の摂取系統と肝実質細胞上における独特の 局在化を示す。該受容体は末端ガラクトース基を持つ糖たんばく質および糖類を 認識することができ、オリゴ分枝糖類の方を明らかに好 む。 さらにまた上述の化合物は、脂質胞またはリポたんぱくと配位子との会合に備 えた構造を有している。その目的のために、これらの物質には脂質胞またはリポ たんぱく質と自発的に会合する脂質部が与えられている。 これらの周知の糖脂質の欠点は特に、それらは水溶性ではないという点であり 、それがこれらの物質の生体内での利用を困難にしている。 こういったことから、水溶性クラスタガラクトソ脂質、すなわち式22のトリ −ガラクトース−コレステロール(tris−gal−chol)(参考文献1 2〜15および26)についての研究が行われてきている。これらの研究によっ て該化合物は血流から不可逆的にコレステロールを取り除き、肝によるコレステ ロール摂取を誘発することができることが実証された。 しかしながら、種々の欠点は低脂質血症作用剤としてtris−gal−ch olを使用することに関係がある。まず第1に、その効力が低いということであ る。すなわち血流のLDLレベルを有意に低下させるには、tris−gal− cholの投与量を高くすることが必要である(参考文献15)。さらにまた、 tris−gal−c holの注入後、LDLは肝細胞上の無唾液糖たんぱく受容体を介してではなく 、肝クッペル細胞上のフコース/ガラクトース受容体を介して除去される。最初 に述べたタイプの細胞による除去の方が後に述べたタイプの細胞による除去より もずっと好ましく、これは肝細胞だけがLDLから胆汁酸にコレステロールを転 換し、これらを胆汁の中に分泌することができるからである。 tris−gal−cholは、肝実質細胞に対して(リポ)たんぱく質を向 ける特異性が低いということ、および低コレステリン血症への効能が低いという ことのどちらも、無唾液糖たんぱく受容体に対するグリコシドの特異性および親 和性が低いことに関係していたといえる。無唾液糖たんぱく受容体に対する親和 性および特異性に関して、tris−gal−cholからのクラスタグリコシ ドを最適化することが必要であった。 これまでに、Leeらは無唾液糖たんぱく質受容体による高親和性認識の必要 条件についての研究を報告している(参考文献24)。さらに詳細には、3種の クラスタグリコシドの親和性についての研究が報告されている:(1)合成分枝 オリゴ糖構造;(2)末端の糖成分がクラスタグリコシドの分枝点に直接付加さ れているトリ−ガラク トース/トリ−ラクトースデンドライトおよびそのオリゴマ;および(3)グリ コペプチド誘導体。Fisher−Hirschfelder−Taylorモ デルを用いた結合に関する研究やモデル化についての研究から、無唾液糖たんぱ く受容体の親和性決定因子として、クラスタガラクトシドの原子価の他に他の決 定因子があるということが分かった。原子価を一定と仮定した場合、ガラクトー ス間の空間的な最大距離と分枝点においてガラクトース残基をつないでいる腕の 自由度もこの受容体の親和性に影響を及ぼしていた。 こういった基本的な規則を適用して上記の化合物、特に3価、4価および6価 のグリコシドを合成し、これらのクラスタグリコシドの親和性を決定した。 しかしながら、このどちらかといえば理論的な研究の結果のいくつかはかなり 疑わしいものである。まず第1に、ガラクトース残基の“最大”空間距離につい ては第1の兆候しか得られていない。これは使用されたモデルが、試験される構 造体に疎水性や水和作用、立体障害などの物理的作用によって課せられる拘束を 考慮していないからである。 第2に、たとえば、どちらかいえば疎水性のあ るアミノヘキシル鎖の分岐点に糖の一部を結合している提案されている腕の可変 性が非常に過大評価されている。疎水性のスペーサは他の疎水性構造体と、もし くは内部的に凝集する傾向がある。さらに、水環境中において分離した疎水性ス ペーサは、該スペーサの可変性を制限する比較的剛性のある水構造体によって取 り囲まれている。 被試験体であるクラスタグリコシドの親和性測定のために用いられる結合試験 において、Leeらは非現実的なほど高い親和性を見いだしている。たとえば、 4配位子、すなわちASOR、Lac40BSA、tris(gal) AHT、 およびAsp(tris(Lac)AHT)2についてそれぞれ0.5、0.2 5、8,000および45nMの親和性を見いだしている。上記の4配位子につ いてはまた他の者によっても試験された(参考文献23,25)。該他者および 本発明の発明者によって測定された親和性はそれぞれおよそ5、15、400, 000および6,500nMが一般的であった。これらのより現実的な値はLe eらが述べた値の少なくとも10〜50倍はあり、すなわちこれは該受容体につ いての現実の親和性は少なくとも10〜50倍低いということを意昧している。 こういった事実に基づけば、絶対的親和性の比較の代わりに、ASORまたは tris(gal)AHT(参考文献23のtris(gal)単量体、または 本明細書のTG(4Å))に対するクラスタグリコシドの親和性の相対的増加を 比較することは正当化される。Leeらが述べた結果は、tris(gal)と 比較した場合、3価のクラスタガラクトシドについては約80〜160倍また6 価のクラスタガラクトシドについては約600倍の親和性の増加に相当し、これ はTG(4Å)に非常に類似しており、およびMaryらによって開発された1 価のクラスタグリコシド(参考文献23)と同一である。 本発明に従えば、親和性の最大増加および、特に、3価のクラスタグリコシド についてLeeらによって得られたような無唾液糖たんぱく受容体に対する特異 性はまださらにかなり改良することが可能であるということが分かった。これは コレステロールを低下させ、および/または肝親和性薬剤−ターゲットを目的と した用途という観点においては非常に望ましいものである。 発明の要約 本発明は、3分枝性または3価のクラスタグリ コシドにおける、クラスタグリコシドの糖類を該クラスタの分岐点に結合してい る、可変性と疎水性を有し、かつしばしば水和可能である長鎖またはスペーサの 導入に関する。末端ガラクトース基を有するクラスタグリコシドの場合、このよ うな鎖を導入することは著しく親和性を高めることになり、さらにもっと重大な ことは、肝実質細胞上の無唾液糖たんばく受容体に関して著しく特異性を高める ことになる。 本明細書において、「長い」とは少なくとも10Åのスペーサを指し、好適に は20Åまたはそれ以上のスペーサを指している。「親水性」スペーサとは、分 岐したまたは直鎖のC1〜C4アルキレン基、特にエチレン基、プロピレン基から 成り、これらは2つの親水性基たとえばオキソ、チオ、アミノ、アミドまたはウ レイド基の間に配置されている。このようなスペーサはたとえば、−[−HG− Alk−]e−と表してもよく、該式においてHG基は独立して親水性基を表し 、Alk基は独立して前述のアルキレン基を表し、およびeは通常1〜8となり 、好適には1〜4である。可変性鎖は好適には2重結合および3重結合を含まず 、好適には親水性である。最後に、「水和性」基は一般には水素結合供与体およ び受容体の両方 を含んでいる。このような基は該鎖のまわりに水分子を集めることができる。 図に示したように、3分枝性ガラクトシドについてのたとえばオリゴエチレン グリコール単位から成る、本発明に従った可変性のある親水性および水和性鎖が 3.7から19.5Åに伸びると、無唾液糖たんぱく受容体の親和性は2,00 0倍高くなる。他方、クッペル細胞上のフコース/ガラクトースの親和性は、該 鎖が3.7から19.5Åに伸びても一定のままである。 無唾液糖たんぱく受容体についての親和性と特異性が高くなったクラスタグリ コシドは、脂質と結合し、糖脂質を形成した後に、実質肝細胞によるリポたんぱ くと脂質胞の摂取を高めさせるために利用することができる。したがってこれは 効果的な低脂質血症剤と肝実質細胞固有担体の両方の開発に有望なものである。 発明の詳細な説明 本発明は、3分枝性クラスタグリコシドを提供するもので、該3分枝性クラス タグリコシドにおいて各グリコシド残基は、炭素原子やその他の適切な原子また は糖類のような基とすることができるクラスタの分岐点に、少なくとも鎖長が4 原子 を有する可変で親水性があり、および/または水和性の長スペーサを介して付加 されている。 より詳細には、本発明に従ったクラスタグリコシドは式1によって表すことが でき、該式においてGOはグリコシド基を示し、X1は可変性のある親水性スペ ーサであり、Aは炭素原子や糖の一部のような分岐点であり、Zは末端基であり 、X2は結合基または末端基スペーサを表している。 さらに本発明は、該新規化合物、すなわち本発明に従った3分枝性クラスタグ リコシドを含む薬剤、ならびに製薬的に受け入れ可能な担体の用途を提供する。 好適には、グリコシドスペーサの鎖長は鎖中の4原子よりも長く、鎖中の8原 子またはそれ以上であり、または10原子またはそれ以上である。ここにおいて 、グリコシドスペーサの鎖は少なくとも2つの親水性基を有することが好ましい 。原則的には親水性基であればよいが、該親水性基は好ましくは−O−,−CO −,−NH−,−CONH−,−NHCO−,−S−,−N(CH3)CO,お よびCON(CH3)−から選択される。−OCO−および−COO−基を使用 してもよいが、これらの基は加水分解に対するその感度のために好適度は劣る。 本発明に従った3分枝性化合 物の生物学的安定性はメチルアセタール(O−C−O)をメチルチオアセタール またはエチレングリコールエーテルで置換することによって、アミドをメチルア ミドで置換することによって、およびエステルをチオエステル、チオエーテルま たはエーテルで置換することによって著しく改善することができる。 非常に適しているのはグリコシドスペーサが式2を満たす3分枝性クラスター グリコシドであり、該式においてR1,R2,R3はそれぞれ水素原子または1〜 4の炭素原子を持つアルキル基を示し、pおよびqはそれぞれ1〜6の整数であ り、nおよびrは0〜6の整数である。 式2のR1,R2,R3は水素原子であり、nは0〜4の整数、pは2〜3の整 数、qは1〜3の整数、rは1〜5の整数であることが望ましい。 グリコシド残基(糖残基)は原則的には自由に選択することができるが、好適 には無唾液たんぱく受容体に対して非常に高い固有の親和性を有する、β−D− ガラクトシル、2−アセトアミド−2−デオキシ−ガラクトピラノシル,β−D −ラクトシル、1−フェニル−β−D−ガラクトシル、1−プロピル−β−D− ガラクトシル、または1−ブチル−β−D−ガラクトシルから成る単糖類 から選択される。 本発明に従った3分枝性クラスタグリコシドの個々の実施例においては、鎖中 の少なくとも4原子の鎖長を有する末端基スペーサがクラスタの分岐点である炭 素原子に付加される。 また、好ましくは鎖長は鎖中の4原子よりも長く、少なくとも6原子であり、 少なくとも8原子または10原子またはそれ以上であっても好ましい。末端基ス ペーサの鎖は少なくとも1つのアルキレン基と少なくとも2つの親水性基を有し ていることが好ましく、この場合親水性基は好ましくは、−O−、−CO−、− NH−、S、−CONH−、NHCO−、−C(O)S−、−CON(CH3) −、および−N(CH3)CO−から選択される。 非常に適切であるのは末端基スペーサが式3を満たしている3分技性クラスタ グリコシドであり、該式においてR4,R5およびR6はそれぞれ水素原子または 1〜4個の炭素原子を持つアルキル基であり、s,t,uはそれぞれ1〜6の整 数であり、vおよびwはそれぞれ0〜4である。 式3のR4,R5,R6はそれぞれ水素原子を表しており、vは1〜2の整数で あり、Wは0〜2の整数であり、s,t,uはそれぞれ1〜4の 整数であることが好ましい。 本発明に従った3分枝性クラスタグリコシドの特に好ましい実施例においては 、末端基スペーサはそれに付加された末端基を有しており、該末端基は選択的に 防御される反応基または親油基、薬剤残基および薬剤担体残基から選択される。 好適には、末端基は水酸基、1〜4の炭素原子を有するアルコキシ基、アミノ基 、3β−コレステロール残基、Nα,Nε−ジオレオイルリシン残基、5β−コ ラン酸−3α−オールオレート残基、5−コレイン酸−3β−オールオレート残 基、5β−コラン酸−3α、12α−ジオールジオレート残基、またはリポたん ばく残基を有しており、とりわけコレステロール残基を有している。 本発明に従った適切な3分枝性クラスタグリコシドは式1で表すことができ、 該式においてGO−はグリコシド残基であり、X1はグリコシドスペーサであり 、X2は末端基スペーサであり、Zは末端基である。 分岐点Aは炭素原子である必要はない。該分岐点はグルコース基のような糖類 などの基であってもよい。 本発明に従った特に好ましい3分枝性クラスタグリコシドは式4を満たし、該 式においてqは1 〜3の整数であり、GO−はガラクトース残基であり、−Ocholはコレステ ロール残基である。 本発明に従ったクラスタグリコシドは可変性のある親水性鎖(X1)を介して クラスタの分岐点に糖類が付加されるという特異性によって、周知のクラスタグ リコシドとは異なっており、該可変性のある親水性鎖(X1)はエチレングリコ ールやプロピレングリコールの単位のオリゴマ鎖により伸ばされても、伸ばされ なくてもどちらでもよいアルキレンジオールから成るものとすることができる。 引き続いて該分岐点は、好適には10〜15Å長さのペプチドのような鎖(X2 )を介して末端基zに付加され、該末端基zの組成は意図されている最終用途に 依存している。 糖類は好適にはガラクトシル、2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D−ガ ラクトピラノシル、1−フェニル−ガラクトピラノシル、1−プロピル−ガラク トピラノシル、1ブチル−ガラクトピラノシル、またはラクトシル基から成る。 これらのガラクトシル単位は無唾液たんばく受容体上のガラクトース結合部位に 対して固有の高い親相性を示す。上述の該クラスタガラクトシドは、従来のtr is−gal−cholのクラスタグリコシド成分よりも、無唾液糖たんぱく受 容体に対す る新和性および特異性がずっと高いという利点がある(2,000倍まで)。 19.5Å(少なくとも4炭素原子の)の可変性のある親水性鎖を用いてスペ ーサを引き延ばすことによって誘発された、本発明に従ったクラスタグリコシド である(図15aおよび実施例参照)TG(20Å)(図15Aおよび実施例参 照)の親和性の増加は、TG(4Å)=トリ(ガラクトース)[tris(ga l)]に比較して2,000倍あることが観察されたが、これはtris(ga l)と比較したasp(tris(Lac)AHT)2についてLeeら(参考 文献24)によって実現されたもの(170〜670倍)よりもかなり大きい。 これは1つには、デンドライトの分岐点とグリコシドを連結しているTG(20 Å)のスペーサは高度に可変性と親水性があるという事実に起因している。この ようなスペーサの高い親水性によって水溶液中でのスペーサの最適の可変性と水 和性が得られる。Leeら(参考文献24)およびMaryら(参考文献23) はスペーサを伸ばすために疎水性ヘキジル部を利用しているが、これは水溶液中 での3分枝性構造の広がりと可変性を次善のものとしかしない。 高い低脂質血症効力を持つ糖脂質を考える場合、 末端基Zは3β−コレステロール、Nα,Nε−ジオレオイルリシン、5β−コ ラン酸−3α−オールオレート、5−コレイン酸−3β−オールオレート、5β コラン酸−3α、12α−ジオールジオレートのような親油性の強い基を有して いる。無唾液糖たんぱく受容体に関してクラスタグリコシド成分が高い親和性を 持つ結果として、この糖脂質の低脂質血症効力は非常に高く、肝実質絹胞による リポたんぱくまたは脂質胞の摂取が強く促進される。 肝実質細胞に抗感作DNAを向けるためにクラスタグリコシド構造体を使用す ることが意図されている場合には、末端基Zは酸と不安定なフェノールとのエス テルまたはフォスファミドバンドを介した5′末端の遊離リン酸塩基を介してク ラスタグリコシドのX2基に結合されているオリゴ核酸塩鎖を有している。肝に 抗感作DNAを向けることによって、所望でない遺伝子生成物の生合成を抑制す ることが可能となる。 高度にアテローム、を形成するリポたんぱく(a)[lp(a)]の合成の抗 感作抑制が意図されている場合には、末端基Zは塩基対配列5′−CGTCGT GGACTGTTTCGを含んでもよい。この配列はlp(a)のたんぱく質成 分であ る、アポリポたんぱく(a)について遺伝情報を指定するmRNA(メッセンジ ャRNA)に特に結び付いている。 B型肝ウイルスの複製の抗感作抑制が目的とされている場合には、末端基Zは 塩基対配列5′−GTTCTCCATGTTCGGを有している。この配列はB 型肝ウイルス抗原について遺伝情報を指定するmRNAを特に認識する(参考文 献21)。 肝に抗ウイルス剤を向けるために、より詳細には肝実質細胞に抗ウイルス剤を 向けるために使用できるクラスタグリコシド構造を意図する場合には、末端基Z は抗ウイルス作用を有する化合物を含む。基X2に抗ウイルス治療剤を結合させ ることは、酸−不安定フォスファミドバンドを介して実行することができる。 クラスタグリコシドとの誘導体に好適の抗ウイルス剤としては:5−(2−ブ ロモフェニル)−2′−デオキシウリジンと2′−フルオロアラビノフラノシル −5−ヨウドシトシンとがあり、これらはいずれもB型肝DNAポリメラーゼの 効力のある抑制剤である。これらの化合物は、リン酸化の後、チロシン(X2) の水酸基またはリジン(X2)の遊離ε−アミノ基に結合させることが できる。 リンシュマニア症に対する治療剤として、プリマキンを考えることができるが 、プリマキンは、その作用に本質的なものではない遊離カルボキシル基を介して 、グリコシドのX2に簡単に結合させることができる。 本発明による3分枝性クラスタグリコシドはそれ自体として周知の方法によっ て調製することができる。新しい3分枝性クラスタグリコシドの調製は本発明に よって含まれる主題である。 本発明は、たとえば、式5の3分枝性クラスタグリコシドの調製のための方法 を提供するものであり、該式においてGO−はグリコシド残基であり、X2は末 端スペーサであり、Zは末端基であり、R1〜R3はそれぞれ水素原子または1〜 4の炭素原子を持つアルキル基であり、pとqはそれぞれ1〜6の整数であり、 nとrは0〜6の整数をであり、該方法においては、G′O−が防御グリコシド 残基である式6の化合物が式7の化合物と反応し、該式7においてZ′は末端基 Z、または該末端基Zによって置き換えられべき基を表しており、該基Z′は得 られた化合物であり、該基Z′が末端基Zによって置き換えられるべき基である 場合には、該基Z′は基Zによって置き換 えられ、予めまたは引き続いて、得られた化合物のグリコシド残基は脱防御され る。 式7の化合物と式6の化合物の反応は、好適にはN−ヨウドコハク酸イミドと トリフルオロメタンスルフォン酸の存在下で実施される。 反応中、グリコシド残基は、たとえば第3ブチル酸カリウムの処理によって後 に取り除くことができる水酸基防御ベンゾイル基によって防御される。 この方法においては、式7のZ′はたとえば防御反応性基であってもよく、該 防御反応性基は、脱防御の後、親油性基、薬剤残基および薬剤担体残基から選択 された末端基Zによって置き換えられる。 本発明はまた、式8の3分枝性クラスタグリコシドを調製するための方法を提 供するもので、該式8においてGO−はグリコシド残基であり、Zは末端基であ り、R1〜R3はそれぞれ水素原子または1〜4の炭素原子を持つアルキル基であ り、pとqはそれぞれ1〜6の整数であり、nとrは0〜6の整数であり、X3 は末端基スペーサであり、 該方法においては、G′O−が防御グリコシド残基である式6の化合物は、Q がアミノ防御基で ある式9の化合物と反応し、得られた化合物のアミノ基は脱防御され、およびそ れによって得られた遊離アミノ基は−NH−X3−Z基に転換され、予めまたは 引き続いて、得られた化合物のグリコシド残基が脱防御される。 これらの方法で出発材料として使用される式6の化合物は、好適には式11の 化合物と式10の化合物を反応させることによって調製される。 式11の化合物と式10の化合物の反応は、好適にはN−ヨードコハク酸イミ ドおよびトリフルオロメタンスルフォン酸の存在下で実施される。 本発明に従った方法の実施例は以下のステップを有する方法である: a)1−メチル−6−コハク酸イミジルアジペート(式12)がN,N′−ジ シクロヘキシルカルボジイミドの存在下でN−ヒドロキシコハク酸イミドとの反 応によって1メチルアジピン酸からそれ自体において周知である方法によって調 製される。 b)N−(2−ヒドロキシ−1,1−ビス(ヒドロキシメチル)エチル)−グ ルシンアミド(式13、式においてR=H、Q1=H)がN,N′−ジシクロヘ キシルカルボジイミドの存在下でベンジルオキジカルボニルグリシンと2−アミ ノ− 2−ヒドロキシ−メチル−1,3−プロパンジオールとの反応によってそれ自体 において周知である方法で調製され、その後、防御ベンジルオキシカルボニル基 が、触媒としてのパラジウム/炭素の存在下でH2との反応によってそれ自体に おいて周知である方法で取り除かれる。 c)N−(2−ヒドロキシ−1,1−ビス(ヒドロキジメチル)エチル)−N α(1−6−メチル)アジピル)グリシンアミド(式13、式においてR=H、 Q1=−CO(CH24COOCH3)が(a)で得られた1−メチル−6−コハ ク酸イミジルアジテートと(b)において得られた化合物との反応によってそれ 自体において周知の方法で調製される。 d)N−[トリ[[(メチルチオメチル)オキシ]メチル]メチル]−Nα− (1−(6−メチル)アジピル)グリシンアミド(式13、式においてR=−C H2SCH3、Q1=−CO(CH24COOCH3)が過酸化ベンゾイルの存在下 でジメチルスルフィドと(c)で得られた化合物との反応によってそれ自体にお いて周知である方法で調製される。 e)エチル2,3,4,6−テトラ−O−ベンゾイル−1−チオ−β−D−ガ ラクトピラノシド (式14、式においてR′=ベンゾイル,R″=−SC25)が、順に、塩化錫 (IV)、第3ブチル酸カリウム、最後にベンゾイルクロリドの存在下でエタノ ールエチオールと反応することによって、1,2,3,4,6−ペンタ−O−ア セチル−β−D−ガラクトピラノシドからそれ自体において周知の方法で調製さ れる。 f)2−ヒドロキシエチル2,3,4,6−テトラ−O−ベンゾイル−β−D −ガラクトピラノシド(式14の化合物14b、式においてR′=ベンゾイル( Bzl)およびR″=−O(CH22OH)、3−ヒドロキシプロビル2,3, 4,6−テトラ−O−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシド(式14の化合 物14c、式においてR′=BzlおよびR″=−O(CH23)OH)、5− ヒドロキシ−3−オキサペンタン2,3,4,6−テトラ−O−ベンゾイルーβ −D−ガラクトピラノシド(式14の化合物14d、式においてR′=Bzlお よびR″=−O[(CH22O]2H)および11−ヒドロキシ−3,6,9− トリオキサウンデカン2,3,4,6−テトラ−O−ベンゾイル−β−D−ガラ クトピラノシド(式14の化合物14e、式においてR′=BzlおよびR″= −O[(CH22O]4H)がN −ヨウドコハク酸イミドおよびトリフルオロメタンスルフォン酸の存在下におい てエチレングリコール、プロパンジオール、ジエチレングリコールまたはテトラ エチレングリコールとの(e)において得られた化合物との反応によってそれ自 体において周知である方法において調製される。 g)N−[トリ−O−(オリゴ−オキサアルキル−β−D−ガラクトピラノシ ル)メトキシメチル]メチル−Nα−(1−(6−メチル)アジピル)グリシン アミド(式15b〜15e)がトリフルオロメタンスルフォン酸およびN−ヨウ ドコハク酸イミドとの存在下で(d)で得られた化合物と化合物14b〜14e のどれか1つとを結合させ、それに続いて第3ブチル酸カリウムで該生成物を処 理することによってそれ自体において周知の方法において調製される。 グリコシドとクラスタの分岐点の間に延長された可変性のある親水性鎖を有す るクラスタグリコシドを調製するための本発明に従った方法の第2実施例は以下 のようなステップを有する方法である: a)1−ニトロ4−ヒドロキシ−1,1−ビス(ヒドロキシプロピル)ブタン (式16,式においてR=H、R′=NO2)が1−アミノ4−ヒ ドロキシ−1,1−ビス(ヒドロキシプロピル)ブタン(式16、式においてR =H、R′=NH2)に、Zn/HClまたはLiAlH4によって、それ自体に おいて周知の方法で還元される。この化合物のアミノ基は等価量のジイソプロピ ルエタノールアミンの存在下でトリフルオロ酢酸アンヒドリドとの反応によって 、トリフルオロアセチル基によりそれ自体において周知の方法において防御され 、1−N−(4−ヒドロキシ−1,1−ビス(ヒドロキシプロピル)ブチル)ト リフルオロアセトアミド(式16、式においてR=H、R′=−NHCOCF3 )を形成する。 b)N−[トリ[[(メチルチオメチル)オキシ]プロピル]メチル]−2, 2,2−トリフルオロアセトアミド(式16、式においてR=−CH2SCH3、 R′=−NHCOCF3)が過酸化ベンゾイルの存在下においてジメチルスルフ ィドと(a)で得られた化合物との反応によって、それ自体において周知の方法 により調製される。 c)アルカノール11−ヒドロキシ−3,6,9−トリオキサウンデカン2, 3,4,6−テトラ−O−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシド(化合物1 4e)と(b)で得られた化合物の誘導体がN−ヨウドコハク酸イミドとトリフ ルオ ロメタンスルフォン酸の存在下での反応により、それ自体において周知である方 法において生じる。第3ブチル酸カリウムによる処理による形成された生成物の 脱ベンゾイル化により式17の化合物を生じる。式においてR=H、Q3=−C OCF3である。 d)(c)において得られた化合物を水溶液中にてピペリジンで処理して防御 トリフルオロアセチル基を除去した後、脱防御アミノ基を10〜15Åの長さの オリゴペプチド様スペーサX3を介して末端基Zと共に誘導することができる。 グリコシドとクラスタの分岐点の間に延長された可変性、親水性スペーサを有 するクラスタグリコシドの調製のための本発明に従った方法の第3実施例は以下 のようなステップを含む: a)1−O−メチル−2,3,4−トリアリル−β−D−グリコピラノシル− 6−フェナセチルエステルがフェナセチルクロライドとの反応およびそれに続く 2,3,4水酸基のアリルブロミドとの反応によりピリジン中で1−O−メチル β−D−グルコース酸から調製される。 b)1−O−メチル−2,3,4−トリ(プロピル2−アミノエチルスルフィ ド)−β−D−グルコピラノース−6−フェナセチルエステルが3 −アミノ1−プロパンチオールの存在下で該化合物の光活性化により1−O−メ チル−2,3,4−トリアリル−β−D−グルコピラノース−6−フェナセチル エステルから調製された。 c)1−O−メチル−2,3,4−トリ(プロピル2−(N−エチルチオウレ イド−N′−[p−(β−D−ガラクトピラノシル)フェニレン)]スルフィド )−β−Dグルコピラノース6−フェナセチルエステルが1−フェニル−(β− D−ガラクトピラノシル)4−イソチオシアネートの1,5等価物と1−O−メ チル2,3,4−トリ(プロピル2−アミノエチルスルフィド)β−D−グルコ ピラノース6−フェナセチルエステルとの反応によって合成される。 d)1−O−メチル−2,3,4−トリ(プロピル2−(N−エチルチオウレ イド−N′−[p−(β−D−ガラクトピラノシル)フェニレン)]スルフィド )−β−D−グルコピラノース(式23)がフェニルアセチルエステラーゼを用 いた37℃における酵素消化により1−O−メチル2,3,4−トリ(プロピル 2−)N−エチルチオウレイド−N′−[p−(β−D−ガラクトピラノシル) フェニレン)]スルフィド)−β−D−グルコピラノース6−フェナセチルエス テルから調 製される。 本発明を以下の実施例を用いてさらに詳細に説明する。 実施例1 これらの化合物が以下のステップにより調製された(上述の出発材料はそれぞ れ平均的な品質の市販品である): A)1−メチル−6−コハク酸イミジルアジペート(式12)。 100mlアセトン中1.6g(100mmol)1−メチルアジペート溶液 に11.6g(100mmol)N−ヒドロキシコハク酸イミドを添加した。次 に、100mlアセトン中22.8g(110mmol)N,N′−ジシクロヘ キシルカルボジイミドを添加することによってカップリングを開始させた。20 ℃にて2時間撹拌した後、濾過により沈殿を除去した。濾液を蒸発乾燥させ、溶 離液としてジクロロメタン中5%のメタノールを用いて、150ml硅酸ゲルカ ラムに通してクロマトグラフィにより分析した。目的としている生成物を含む留 分を集め、溶剤を除去した。収率:24.3gの純1−メチル−6−コハク酸イ ミジルアジペート(94mmol:94%)。 b)N−(ヒドロキシ−1,1−ビス(ヒドロキ シメチル)エチル)−Nα−(ベンジルオキシ−カルボニル)グリシンアミド( 式13、式においてR=H、Q1=BOC)。 50mlジメチルフォルムアミド中1.8g(トリ−O−ヒドロキシメチル) アミノメタン(15mmol)および3.15g(15mmol)N−ベンジル オキシカルボニルグリシンを含む溶液に、3.7g(17mmol)N,N′− ジシクロヘキシルカルボジイミドを添加し、該懸濁液を2日間20℃にて撹拌し た。反応後、該懸濁液を濾過し、溶剤を蒸発除去させた。硅酸ゲルカラム(15 0g)にて残留物を溶離液としてジクロロメタン中10%のメタノールを用いて 、硅酸ゲルカラム(150g)により残留物の精製を行った後、表題の化合物の 白色結晶2.25g(7.1mmol、47%)を得た。 c)N−(2−ヒドロキシ−1,1−ビス(ヒドロキシメチル)エチル)Nα− (1−(6−メチル)アジピル)グリシンアミド(式13の化合物、式において R=H、Q1=−CO(CH24COOCH3)。 (b)にて得られた化合物の防御N−ベンジルオキシカルボニル基を還元加水 素分解によって除去した。該目的のために、(b)で得られた化合 物15.6g(50mmol)をエタノール/メタノール混合物(1/1,v/ v)200ml中にて溶解させ、および該溶液をN2と共に分散させた。次に、 200mgPd/Cを添加し、該溶液に20℃にて2時間、大気圧において水素 を充分含ませた。還元した後、パラジウム/炭素を濾過し、溶剤を蒸発させた。 粗反応性生成物(式13、式においてR=Q1=H)を式12と誘導体生成の ために直接用いた。式12および13の化合物のうち12.4g(50mmol )を100mlジメチルホルムアミドに溶解させ、3時間20℃にて保温し、そ の後該懸濁液を18時間4℃にて保管した。沈殿物を濾過によって取り除き、濾 液を蒸発させた。残留物をジクロロメタン中20%のメタノールにより硅酸ゲル カラム(200g)で精製した。Nヒドロキシコハク酸イミジルがピークに達し た後すぐにカラムから生成物を抽出した。溶剤を除去した後、12.8gの白色 、非晶質粉末(40mmol、80%)が残った。 d)N−[トリ[[(メチルチオ−メチル)オキジ]メチル]メチル]−Nα− (1−(6−メチル)アジピル)グリシンアミド(式13、式においてR=−C H2SCH3、Q1=−CO(CH24 COOCH3)へのトリオールのチオメチル化。 チオメチル化はMedinaら(参考文献16)の方法に従って行われた。氷 のように冷たい20mlアセトニトリルに溶解させた(C)にて得られた0.9 6g(3mmol)の化合物に、4.6ml(54mmol)ジメチルスルフィ ドと6.5g(27mmol)過酸化ベンゾイルを添加した。3時間0℃にて保 温した浚、20mlエチルアセテートを添加し、該溶液を25m10.1NNa OHにより2度抽出した。この有機相を捕集し、MgSO4で乾燥させ脱水した 。該生成物をLH2Oカラム(70×2.5cm)によるクロマトグラフィおよ び硅酸ゲルカラム(200g)によるクロマトグラフィによって溶離液としてジ クロルメタンを用いて分析した。エーテル/石油エーテル(60゜〜40゜)か らの結晶化により1.03g白色結晶(2.0mmol、67%)が得られた。 e)エチル2,3,4,6−テトラ−O−ベンゾイル−1−チオ−β−D−ガラ クトピラノシド(式14、式においてR′=BzlおよびR″=−SC25)。 β−D−ガラクトピラノシルペンタアセテートから7.8gを50mlジクロ ロエタンに溶解さ せた。溶剤を取り除き、残渣を75mlジクロロエタンに加え、1.63ml( 22mmol)のエタンチオールを添加した。該溶液を氷の上に置き0.35m l(3mmol)塩化錫(IV)を滴下した。該溶液を1時間保温した。完全に 反応させた後、該保温された物を順次、50ml1Mのフッ化カリウムを2回と 10%(v/v)NaHCO3水とを用いて抽出した。該有機相をMgSO4を用 いて乾燥させ、引き続いて脱水した。次に残渣に0.5gブチル酸カリウムが添 加された100mlのメタノールに溶解させた。該懸濁液を1時間20℃にて撹 拌し、ダウエックス/ピリジンを添加して中和した。ダウエックスによる濾過の 後、溶剤を蒸発させた。残渣を50mlピリジン中に加え、12.5ml(12 0mmol)ベンゾイルクロリドを添加してアクリル化を開始させた。1時間、 20℃にて反応させた後、余分のベンゾイルクロリドをH2Oを添加して不活性 化させ、その後溶剤を蒸発させた。油性の残渣は50mlジクロロメタンで溶解 させた後、50mlH2Oおよび50ml10%(v/v)NaHCO3水にて洗 浄した。該有機相をMgSO4により濾過し、蒸発させ、10.3g(16mm ol;81%)エチル−2,3,4,6−テトラ− O−ベンゾイル−1−チオ−β−D−ガラクトピラノシドを得た。 f)エチル−2,3,4,6−テトラ−O−ベンゾイル−1−チオ−β−D−ガ ラクトピラノシドへのアルキレンジオールの連結。 1−O−(2,3,4,6−テトラ−O−ベンゾイル−β−D−ガラクトビラ ノシル)−2−エタノール(80%、化合物14b)、 1−O−(2,3,4,6−テトラ−O−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラ ノシル)−3−プロパノール(83%、化合物14c)、 1−O−(2,3,4,6−テトラ−O−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラ ノシル)−3−オキサペンタン−5−オール(90%、化合物14d)および 1−O−(2,3,4,6−テトラ−O−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラ ノシル)−3,6,9−トリオキサンウンデカン−11−オール(93%、化合 物14e) を形成するためのアルキレンジオール(エチレングリコール、プロパンジオール 、ジエチレングリコールおよびテトラエチレングリコール)とe)で得られた化 合物の誘導体形成がFluegeliらの方法(参考文献18)に従って実施さ れた。 g)β−D−ガラクトシル誘導体のN−[トリ[[[(メチルチオメチル)オキ シ]メチル]メチル]−Nα−(1−(6−メチル)アジピル)グリジンアミド への連結。 (d)で得られた化合物100mg(0.2mmol)と(f)で得られた化合 物の内の1つの化合物0.72mmolとを4mlジクロロエタン/テトラヒド ロフラン(1/1、v/v)に溶解させた。分子ふるい(4Å)を添加し、懸濁 液にN2を通しながら15分間撹拌した。170mg(0.75mmol)N− ヨウドコハク酸イミドおよび12mg(0.075mmol)トリフルオロメタ ンスルフォン酸を溶解させた8.5mlジクロロエタン/テトラヒドロフランを 添加し反応を開始させた。この反応の後、ピリジンを添加し、該溶液を濾過し、 25ml 1M Na223および10%(v/v)NaHCO3水によって抽 出した。生成物をLH2Oカラム、次に硅酸ゲルカラムを使ったゲル排除により 単離させた。収率:種々のω−ヒドロキシ−アルキル2,3,4,6−テトラ− O−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシドのについて24〜53%。 防御クラスタグリコシドの脱ベンゾイル化は以下のように行われた。10ml メタノール/1, 4−ジオキサン(3/1)中の該クラスタグリコシド50μmolに、60mg ブチル酸カリウムを添加した。該溶液を4時間20℃にて撹拌した。反応後、該 溶液をダウエックスピリジンによって中和し、該有機相を蒸発させた。残渣を水 に加え凍結乾燥させた。S100カラムによるゲル排除を行い、式15bから1 5eの純粋生成物を単離させた。 実施例2 このように調製された化合物の最適の分子構造を最小−機械エネルギ計算によ って計算することができる。これによって問題をクラスタグリコシド内の隣合っ ている糖類の空間距離を計算することが可能となる。調製されたクラスタグリコ シドのこのような計算の結果を下の表に挙げた: *)最大鎖長さ。糖のアノマ中心とクラスタグリコシドの分岐点の間の距離と して定義される。 **)クラスタ糖分子内の隣り合った2つの糖類間の距離。 表Iから明らかなようにクラスタ内の隣あった2つの糖類間の認識可能な最大 距離は、クラスタグリコシドの分岐点に糖類が固定されている鎖の長さの増加に つれて増加する。また特に最大鎖長(TG(13Å)およびTG20Å)の場合 、該鎖の可変性は非常に大きく、その結果糖類は空間内の理論的に許容可能な位 置を占めることができると思われる。以下の実施例3に示されるように、このこ とは無唾液たんぱく受容体とクラスタグリコシドの最適の結合を実現するために 非常に重要なことである。 実施例3 クラスタグリコシドの親和性は結合の研究によって実証することができる。こ れらの研究の中では、これまでに述べられた手順に従ってラットの肝から単離し た実質細胞にラジオアイソトープによる標識無唾液オロソムコイドが結合するこ とを該化合物はどの程度抑制することができるのかということが研究されている (参考文献17)。抑制が生じる糖濃度が親和性を判断する1つの目安 となる。 肝実質細胞上の無唾液糖たんぱくについてのクラスタグリコシドの特異性に関 する考えは肝クッペル細胞上の同様にガラクトースを認識するフコース/ガラク トース受容体についての親和性と該受容体の親和性を比較することによって得る ことができる。肝クッペル細胞上のガラクトース認識フコース/ガラクトース受 容体の親和性は、クッペル細胞(1〜1.5×106cells/ml)とラク トース化されたラジオアイソトープ標識低濃度リポたんぱく(125I−Lac− LDL)との結合を該化合物がどの程度阻止するかということを調べている結合 の研究によって決定することができる。その目的のために、2%BSAおよび2 mMCaCl2が補足されたDMEM培養液中のクッペル細胞を1nM〜300 μMの範囲の濃度において、3μg/ml125I−Lac−LDLによって、化 合物の存在または不存在下で、2時間4℃にて培養した。培養後、肝実質細胞に 対する125I−ASORの結合についての方法と同じ方法で、クッペル細胞に対 する125I−Lac−LDLの結合を測定した。 表2:肝実質細胞上の無唾液糖たんぱく受容体に対する種々のクラスタグリコ シドの親和性 親和性は抑制定数Kiの逆数として定義される。 図1から明らかなようにグリコシドスペーサの長さが増大すると、その結果変 位曲線は左側(低濃度)に著しくずれることになる。これは無唾液糖たんぱく受 容体(ASGPr)からの無唾液オロソムコイドをクラスタグリコシドが変位す ることができる能力の著しい増大を示している。言い換えれば:抑制定数Kiの 逆数として表される親和性は著しく増大するということである(表2)。このよ うに、19.5Åの鎖長を有するTG(20Å)は3.7Åの鎖長を有するTG (4Å)(tris−gal−cholのクラスタグリコシド部)よりも無唾液 糖たんぱく受容体に関する親和性が2,000倍の大きさとなる。さらにまた表 2から、鎖長は無唾液糖たんぱく受容体の親和 性を決定する唯一のパラメータではないと結論付けることができる。TG(10 Å)はTG(13Å)よりもいくらか僅かにその親和性が高い。より疎水性の高 い基がガラクトース基の直接的な環境に位置する場合には、無唾液糖たんぱく受 容体の親和性はより高くなるものと思われる。Connollyらの研究はこれ を確認していると思われる(参考文献20)。 図2から分かるように、鎖の長さの増加がクッペル細胞上の肝フコース/ガラ クトース受容体の親和性を著しく変化させることにはならない。このことは親和 性と同時に、鎖長の増大とともに、実質細胞上の受容体についての特異性も増大 するということを意昧している。 無唾液糖たんばく受容体によるクラスタグリコシドの認識を最適化したLee ら(24)や、Maryら(23)とは反対に、我々は無唾液糖たんぱく受容体 について最適の選択性を有するクラスタグリコシドを作り出すことを試みた。こ のことは、(疎水性スペーサ分子を有する)オリゴマtris(gal)化合物 、またはその他の高原子価のクラスタにおけるように、お互いから余り離れてい ないところに位置している高密度のガラクトース単位を有するクラスタグリコシ ドは避け るべきであるということを示唆している。これらの化合物はクッペル細胞上のフ コース/ガラクトース受容体について高い親和性を示しており、したがって無唾 液糖たんぱく受容体に対して低特異性を示している(参考文献22)。 特に実質細胞を(リポ)たんぱくまたは細胞内脂肪粒子誘導薬剤担体の標的と する場合に、クラスタグリコシドを適用することを目的とする場合には、これは 重要である。 最も長いスペーサTG(20Å)を有するクラスタグリコシドは、肝実質細胞 上の無唾液糖たんぱく受容体についての高い親和性と特異性に鑑み、低脂質血症 治療薬または肝薬剤担体に機能化するための有望なリガンドである。 実施例4 クラスタグリコシドTG(20Å)から出発する糖脂質の調製: a)N−[トリ−O−(3,6,9−トリオキサンウンデカニル−β−D−ガラ クトピラノシル)メチル)メチル−Nα−1−(アジピル)グリシンアミド(式 18)。 500mg(0.35mmol)TG(20Å)(式15e)を9.75ml 、1,3−ジオキサン:水混合物(77:23)に溶解させ、0. 25ml4N水酸化ナトリウムを添加した。該溶液を15分間室温にて撹拌し、 その後該塩基性溶液を酢酸で中和した。次に、溶剤を蒸発させ、残渣をSeph acryl S100−HiLoadカラムを使ってクロマト分析を行った。収 率:340mg(72%)。 b)グリシン−(5−コレステン−3β−イリスタ)−ヒドロトリフルオロアセ テート(式19)。 3.87g(10mmol)コレステロールを100mlジクロロエタン中で 890mg(5mmol)N−ベンジルオキシカルボニルグリシンおよび1.0 3g(5mmol)N,N−ジクロロヘキシルカルボジイミドを含む溶液に添加 した。120mg(1mmol)N,N−ジメチルアミノピリジンを触媒量添加 し反応を開始させた。50℃にて3時間の保温を行った後、沈殿をろ過し、ろ液 を100ml10%NaHCO3水溶液を順次2回用いて抽出した。該有機相を 硫酸ナトリウム上で乾燥させ溶剤を除去した。次に残渣を硅酸ゲル60カラムを 用いて溶離液としてジクロロメタン中20%メタノールによりクロマトグラフ分 析にかけた。生成物は最終的にエーテル/水から結晶化させた。収率:2.23 g(82%)N−ベンジルオキシカルボニル−グリシン−(5−コ レステン−3β−イリスタ)。この化合物(0.55g;1mmol)のベンジ ルオキシカルボニル基は30分間20℃にてジクロロメタン中10ml20%ト リフルオロ酢酸による処理によって取り除かれた。脱防御の後、トルエンを添加 し、溶媒を蒸発させた。純粋な生成物をエタノール./ジクロロメタン混合物か らトリフルオロアセテート塩として結晶化させた。収率:式19の化合物520 mg(92%)。 c)N−N−[トリ−O−(3,6,9−トリオキサウンデカニル−β−D−ガ ラクトピラノシル)メチル)メチル−Nα−(1−(6−(5−コレステン−3 β−イロキシ)グリシル)アジピル)グリシンアミド(式20)。 式18の化合物340mg(0.24mmol)、80μl(0.5mmol )ジイソプロピルエチルアミン(0.5mmol、80μl)および式19の化 合物230mg(0.5mmol)を7mlジメチルアセトアミドに溶解させた 。100mg(0.25mmol)BOP試薬を添加し、結合を開始させた。3 0分間20℃にて保温した後、溶剤を蒸発させ、残渣を水に加え溶液を凍結乾燥 させた。粗生成物を溶離液としてメタノールを使いLH20カラムにより、また 次に溶離 液としてメタノールを用い硅酸ゲル60カラムによりクロマトグラフ分析を行い 精製した。収率:式20の化合物201mg(46%;TG(20Å)−コレス テロール)。 実施例5 このようにして調製された化合物TG(20Å)−コレステロール(式20) を用いて血清コレステロールレベルを低下させることができる。 このことは次のように実証された。雄のラット(250〜300g)にエーテ ルを用いて麻酔をかけた。次いで0.56mg、0.18mg、0.056mg または0mgのTG(20Å)−コレステロール(式20)または0.56mg トリ−グルコース−コレステロール(式21)が溶解している500μlPBS をペニス静脈内に注入した。図3に示した時間において、300μlの血液試料 を眼窩穿剌により採取した。この血液試料を遠心分離器にかけ(5分;1,50 0g)、血清をBoehringer Mannheim社のCHOD−PAP キットによるコレステロール試験に用いた。注入24時間後にラットから採血し 、該採血を遠心分離器にかけ、その後血清をピペットで採取した。次に、該血清 を密度勾配超遠心分離にかけ、種々のリポたんぱく画分を単離し た:HDL(1.21<d<1.05),LDL(1.050<d<1.019 )、IDL(1.019<d<1.006)、VLDL(d<1.006)。最 後にこれらのリポたんぱく画分の全コレステロール濃度をCHOD−PAPキッ トを用いて試験した。 図3は血清コレステロールの全レベルがTG(20Å)−コレステロールを注 入した結果として低下していることを示している。この低下は投与量に依存して いる。偽薬を注入された対照ラットの血清中の全コレステロール含有量は測定さ れた時間にわたって一定である。tris−glu−chol(式21)の注入 は血清からコレステロールを除去するガラクトース−特異性を示すコレステロー ルレベルの変化にはつながっていない。これまでに開発されたtris−gal −chol(式22)と比較した場合、その効力は少なくとも25倍増加した( 参考文献15)。 さらに、コレステロールレベルの縦続的低下は注目に値する。0.56mgT G(20Å)−cholを一度投与した後24時間経過しても、コレステロール レベルは対照値には戻ってはいない。 24時間後に見られた全コレステロールレベルの低下が血清HDLレベルの低 下に反映されてい る(図4参照)。HDLレベルは投与量に依存して低下し、TG(20Å)−c holの注入後著しく低下している。LDLレベルも同様にTG(20Å)Cを 投与した後この時間に低下している。他のリポたんぱくの濃度はTG(20Å) −cholによって有意に影響されていない。しかしながらこれらのデータを内 挿していく場合、試験時間は最適ではなく、HDLはラットの中の最も主要なリ ポたんぱくであり(65〜70%)、したがってTG(20Å)−cholの蓄 積は特にHDL中で発生するという事実を考慮しておくべきである。 12指腸、胆管および心臓静脈にカテーテルが装備されたラットにTG(20 Å)C(0.56mg、リン酸緩衝溶液(PBS)に溶解されている)も胆管流 を離れる肝からの胆汁酸の胆管分泌、および一定不変のコレステロールの胆管分 泌を増大させる。おそらく、リポたんぱく誘導コレステロール摂取についてのT G(20Å)C−誘発増加は、ラットの胆汁酸分泌と有効に結び付いていると思 われる。このことは低コレステロール血症治療薬として、TG(20Å)Cを適 用できる可能性と重大な関係があると思われる。(図5参照) 実施例6 このようにして調製された化合物TG(20Å)−chol(式20)を肝実 質細胞にLDLを向けるために用いることもできる。 これを実証するために、単離させた低密度リポたんぱくにそれ自体において周 知である方法に従ってTG(20Å)−cholを負荷し、粒子の生体内挙動を 調べた。PBS中のLDL(50μg)を、0、5、15、および50μgTG (20Å)−cholとともに30分間20℃にて保温した。これによってラッ トに静脈注射した後のLDLの挙動が変化することになった。これは図6に示さ れている。LDLが負荷されていない粒子(125Iで識別)は静脈注射後血粒か らゆっくりとしか消退していかず、肝によって摂取されるのは非常にごく僅かの 量だけであるのに対し、TG(20Å)−cholが負荷された粒子は取り除か れ、非常に速く肝内に取り込まれる。TG(20Å)−cholの高い親水性の ために、この化合物の交換は、LDLと他のリポたんぱくおよび皮質部分との間 で非常に早く起こる。これは数分後の血流のLDLレベルの安定化につながるも のである。 次に、TG(20Å)−cholのLDLにお ける蓄積により、LDLの生理学的割合を変化させる。この複合体はガラクトー ス特有の経路を介して肝によって摂取される。しかしながら肝は2つのガラクト ース特有の状態をもっている。ここで、この複合体は肝の実質細胞によって摂取 されるのか、それともクッペル細胞によって摂取されるのかを立証することがで きる。図7は、TG(20Å)−cholを負荷した結果として肝によって摂取 されたLDLが実質細胞にかなり配置されていることを示している。TG(20 Å)−cholが負荷されていない肝によって摂取されたLDLは主にクッペル 細胞中にある。TG(20Å)−chol/LDL複合体を注入する1分前に、 50mg/kg無唾液フェチュインを予め注入することによる無唾液糖たんぱく 受容体の遮断は、肝実質細胞による摂取を著しく阻害することになる。これは、 この複合体を負荷することが実質細胞中の無唾液糖たんぱく受容体を介する肝摂 取につながるということを示している。 このことは、TG(20Å)(式15e)またはTG(20Å)−chol( 式20)の低脂質血症治療剤としての、または肝実質細胞に薬剤担体を向ける作 用物質としての利用の可能性にとって非常に重要なものである。 実施例7 リポたんぱく(a)(lp(a))の生体内における挙動に対するTG(20 Å)Cの影響。 このようにして調製されたTG(20Å)−chol(式20)は、肝実質細 胞にapo(a)を向けるために使用することができる。高レベルのlp(a) は肝に関係する疾病や血管に関係する疾病の発生と相関関係がある。今日までの ところ、発病を低下させる充分な臨床的治療法を適用することはできない。TG (20Å)Cを肝摂取およびlp(a)の処理を剌激するために用いることがで きるかどうかを調べるために、単離されたlp(a)にそれ自体において周知で ある方法に従ってTG(20Å)−cholを負荷し、該粒子の生体内挙動を調 べた。PBS中のlp(a)(50μg)を0、5、15、50μgTG(20 Å)(−chol)とともに30分間20℃にて保温した。この負荷がラットに 静脈注射を行った後のapo(a)の挙動の変化を導いた。これは、図8に示さ れている。負荷されていないapo(a)粒子(125Iで標識化されている)が 静脈投与後、血流から非常にゆっくりとしか消失せず、ごくわずかの程度にしか 肝によって摂取されないのに対し、TG(20Å)−cholを負 荷された粒子は浄化され、負荷されていない粒子の場合よりもずっと早く肝内に 摂取される。TG(20Å)−cholの親水性が非常に高いために、この化合 物の交換はlp(a)とその他のリポんぱくおよび脂質分との間で非常に速やか に行われる。これによって数分後に血流中のlp(a)レベルの安定化が図られ る。 次に、lp(a)中のTG(20Å)−cholの蓄積によってlp(a)の 生理学的挙動が変化する。該複合体はガラクトース特有の経路を介して肝によっ て摂取される。しかしながら肝は2つのガラクトース特有の受容体を有している 。該複合体は、肝上の実質細胞によって摂取されるのか、それともクッペル細胞 によって摂取されるのかを実証することができる。表3は、TG(20Å)−c holを負荷した結果として、肝によって摂取されたlp(a)が実質細胞内で ほとんど回収される(54±11%)ことを示している。TG(4Å)Cが負荷 されたlp(a)は肝によって摂取され、主にクッペル細胞内にある。このこと は、TG(4Å)Cとは対照的に、TG(20Å)Cは肝実質細胞にlp(a) を向けることに、より効果的であることを示唆している。125I−lp(a)の TG(20Å)C誘発肝摂取は、 150mgのN−アセチル−ガラクトースアミンをラットに予め注入することに よって阻止することができるので(データは示されていない)、このことは該化 合物の負荷が実質細胞内の無唾液糖たんぱく受容体を介した肝摂取につながると いうことを示している。 これは、lp(a)を低下させる治療薬としてのTG(20Å)(式15e) またはTG(20Å)−Chol(式20)の適用の可能性にとって非常に重要 なことである。 表3:種々の量のTG(20Å)CまたはTG(4Å)Cを負荷されたlp( a)の肝会合に対する種々のタイプの細胞の寄与。 125I−Lp(a)(50μg)を50μgのTG(20Å)CまたはTG( 4Å)Cと500μlPBS中で混合した。室温にて30分放置した後、該肝混 合物をラットに体重1kgあたり50μgのアポリポたんばく投与量にて注射し た。注射後10分で実質細胞、内皮細胞およびクッペル細胞を肝から単離し、放 射能数値を測定した。数値は、細胞たんぱく1mgあたりの注入投与量の10- 3.%として表し、3回の実験の平均±s.e.mである。 参考文献 1)Chabala and Shen,Carbohydr.Res.67:55-63(1978). 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【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年9月7日 【補正内容】 (1994年9月7日付補正の英文明細書第7頁初め〜第9a頁最後までの 翻訳文) すなわち本発明に従った3分枝性クラスタグリコシドを含む薬剤、ならびに製薬 的に受け入れ可能な担体の用途を提供する。 好適には、グリコシドスペーサの鎖長は鎖中の4原子よりも長く、鎖中の8原 子またはそれ以上であり、または10原子またはそれ以上である。ここにおいて 、グリコシドスペーサの鎖は少なくとも2つの親水性基を有することが好ましい 。原則的には親水性基であればよいが、該親水性基は好ましくは−O−,−CO −,−NH−,−CONH−,−NHCO−,−S−,−N(CH3)CO、お よびCON(CH3)−から選択される。−OCO、および−COO−基を使用 してもよいが、これらの基は加水分解に対するその感度のために好適度は劣る。 本発明に従った3分枝性化合物の生物学的安定性はメチルアセタール(O−C− O)をメチルチオアセタールまたはエチレングリコールエーテルで置換すること によって、アミドをメチルアミドで置換することによって、およびエステルをチ オエステル、チオエーテルまたはエーテルで置換することによって著しく改善す る ことができる。 非常に適しているのはグリコシドスペーサが式2: −(CHR1n[0(CHR2prOCH2O(CHR3q− ・・・(2) を満たす3分枝性クラスターグリコシドであり、該式においてR1,R2,R3は それぞれ水素原子またはメチル基を示し、pおよびqはそれぞれ1〜4の整数で あり、nおよびrは0〜6の整数である。 R1,R2,R3はそれぞれ水素原子であり、nは0〜4の整数、pは2〜3の 整数、qは1〜3の整数、rは1〜5の整数であることが望ましい。 グリコシド残基(糖残基)は原則的には自由に選択することができるが、好適 には無唾液たんぱく受容体に対して非常に高い固有の親和性を有する、β−D− ガラクトシル、2−アセトアミド−2−デオキシ−ガラクトピラノシル,β−D −ラクトシル、1−フェニル−β−D−ガラクトシル、1−プロピル−β−D− ガラクトシル、または1−ブチル−β−D−ガラクトシルから成る単糖類から選 択される。 本発明に従った3分枝性クラスタグリコシドの個々の実施例においては、鎖中 の少なくとも4原子の鎖長を有する末端基スペーサがクラスタの分 岐点である炭素原子に付加される。 また、好ましくは鎖長は鎖中の4原子よりも長く、少なくとも6原子であり、 少なくとも8原子または10原子またはそれ以上であっても好ましい。末端基ス ペーサの鎖は少なくとも1つのアルキレン基と少なくとも2つの親水性基を有し ていることが好ましく、この場合親水性基は好ましくは、−O−、−CO−、− NH−、S、−CONH−、NHCO−、−C(O)S−、−CON(CH3) −、および−N(CH3)CO−から選択される。 非常に適切であるのは末端基スペーサが式3: −NH[CO(CHR4sNH]vCO(CHR5)、tCO[NH(CHR6uCO]w− ・・・(3) を満たしている3分枝性クラスタグリコシドであり、該式においてR4,R5およ びR6はそれぞれ水素原子または1〜4個の炭素原子を持つアルキル基であり、 s,t,uはそれぞれ1〜4の整数であり、vおよびwはそれぞれ0〜4である 。 R4,R5,R6はそれぞれ水素原子を表しており、vは1〜2の整数であり、 Wは0〜2の整数であり、s,t,uはそれぞれ1〜4の整数であることが好ま しい。 本発明に従った3分枝性クラスタグリコシドの 特に好ましい実施例においては、末端基スペーサはそれに付加された末端基を有 しており、該末端基は選択的に防御される反応基または親油基、薬剤残基および 薬剤担体残基から選択される。好適には、末端基は水酸基、1〜4の炭素原子を 有するアルコキシ基、アミノ基、3β−コレステロール残基、Nα,Nε−ジオ レオイルリシン残基、5β−コラン酸−3α−オールオレート残基、5−コレイ ン酸−3β−オールオレート残基、5β−コラン酸−3α、12α−ジオールジ オレート残基、またはリポたんぱく残基を有しており、とりわけコレステロール 残基を有している。 本発明に従った適切な3分枝性クラスタグリコシドは式1: [GO−X1−]3A−X2−Z ・・・(1) で表すことができ、該式においてGO−はグリコシド残基であり、X1はグリコ シドスペーサであり、X2は末端基スペーサであり、Zは末端基である。 分岐点Aは炭素原子である必要はない。該分岐点はグルコース基のような糖類 などの基であってもよい。 本発明に従った特に好ましい3分枝性クラスタグリコシドは式4: [GO−(CH2CH2O)4CH2O(CH2q−]3 CNHCOCH2NHCO(CH2),CONHCH2CO−Ochol ・・・(4) を満たし、該式においてqは1〜3の整数であり、GO−はガラクトース残基で あり、−Ocholはコレステロール残基である。 本発明に従ったクラスタグリコジドは可変性のある親水性鎖(X1)を介して クラスタの分岐点に糖類が付加されるという特異性によって、周知のクラスタグ リコシドとは異なっており、該可変性のある親水性鎖(X1)はエチレングリコ ールやプロピレングリコールの単位のオリゴマ鎖により伸ばされても、伸ばされ なくてもどちらでもよいアルキレンジオールから成るものとすることができる。 引き続いて該分岐点は、好適には10〜15Å長さのペプチドのような鎖(X2 )を介して末端基zに付加され、該末端基zの組成は意図されている最終用途に 依存している。 糖類は好適にはガラクトシル、2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D−ガ ラクトピラノシル、1−フェニル−ガラクトビラノシル、1−プロピル−ガラク トピラノシル、1ブチル−ガラクトピラノシル、またはラクトシル基から成る。 これらのガラクトシル単位は無唾液たんぱく受容体上のガラクトース結合部位に 対して固有の高い親和性 を示す。上述の該クラスタガラクトシドは、従来のtris−gal−chol のクラスタグリコシド成分よりも、無唾液糖たんぱく受容体に対する新和性およ び特異性がずっと高いという利点がある(2,000倍まで)。 19.5Å(少なくとも4炭素原子の)の可変性のある親水性鎖を用いてスペ ーサを引き延ばすことによって誘発された、本発明に従ったクラスタグリコシド である(図15e: および実施例参照)TG(20Å)の親和性の増加は、TG(4Å)=〔tri s(gal)〕に比較して2,000倍あることが観察されたが、これはtri s(gal)と比較したasp(tris(Lac)AHT)2についてLee ら(参考文献24)によって実現されたもの(170〜670倍)よりもかなり 大きい。これは1つには、デンドライトの分岐点とグリコシドを連結しているT G(20Å)のスペーサは高度に可変性と親水性があるという事実に起因してい る。このようなスペーサの高い親水性によって水溶液中で のスペーサの最適の可変性と水和性が得られる。Leeら(参考文献24)およ びMaryら(参考文献23)はスペーサを伸ばすために疎水性ヘキシル部を利 用しているが、これは水溶液中での3分枝性構造の広がりと可変性を次善のもの としかしない。 高い低脂質血症効力を持つ糖脂質を考える場合、末端基Zは3β−コレステロ ール、Nα,Nε−ジオレオイルリジン、5β−コラン酸−3α−オールオレー ト、5−コレイン酸−3β−オールオレート、5βコラン酸−3α、12α−ジ オールジオレートのような親油性の強い基を有している。無唾液糖たんぱく受容 体に関してクラスタグリコシド成分が高い親和性を持つ結果として、この糖脂質 の低脂質血症効力は非常に高く、肝実質細胞によるリポたんぱくまたは脂質胞の 摂取が強く促進される。 (1994年9月7日付補正の英文明細書第11頁初め〜第17d頁最後までの 翻訳文) その作用に本質的なものではない遊離カルボキシル基を介して、グリコシドのX2 に簡単に結合させることができる。 本発明による3分枝性クラスタグリコシドはそれ自体として周知の方法によっ て調製することができる。新しい3分枝性クラスタグリコシドの調製は本発明に よって含まれる主題である。 本発明は、たとえば、式5: [GO−(CHR1n[O(CHR2prOCH2O(CHR3q−]3C−X2−Z ・・・(5) の3分枝性クラスタグリコシドの調製のための方法を提供するものであり、該式 においてGO−はグリコシド残基であり、X2は末端スペーサであり、Zは末端 基であり、R1〜R3はそれぞれ水素原子または1〜4の炭素原子を持つアルキル 基であり、pとqはそれぞれ1〜4の整数であり、nとrは0〜6の整数をであ り、該方法においては、G′O−が防御グリコシド残基である式6: G′O−(CHR1n[O(CHR2prOH ・・・(6) の化合物が式7: [CH3SCH2O(CHR3q3C−X2−Z′ ・・・(7) の化合物と反応し、該式7においてZ′は末端基Z、または該末端基Zによって 置き換えられべき基を表しており、該基Z′は得られた化合物であり、該基Z’ が末端基Zによって置き換えられるべき基である場合には、該基Z′は基Zによ って置き換えられ、予めまたは引き続いて、得られた化合物のグリコシド残基は 脱防御される。 式6: G′O−(CHR1n[O(CHR2prOH ・・・(6) の化合物と式7: [CH3SCH2O(CHR3q3C−X2−Z′ ・・・(7) との化合物の反応は、好適にはN−ヨウドコハク酸イミドとトリフルオロメタン スルフォン酸の存在下で実施される。 反応中、グリコシド残基は、たとえば第3ブチル酸カリウムの処理によって後 に取り除くことができる水酸基防御ベンゾイル基によって防御される。 この方法においては、式7: [CH3SCH2O(CHR3q3C−X2−Z′ ・・・(7) のZ′はたとえば防御反応性基であってもよく、該防御反応性基は、脱防御の後 、親油性基、薬剤残基および薬剤担体残基から選択された末端基Zによって置き 換えられる。 本発明はまた、式8: [GO−(CHR1n[O(CHR2prOCH2O(CHR3q−]3C−NH−X3−Z ・・・(8) の3分枝性クラスタグリコシドを調製するための方法を提供するもので、該式8 においてGO−はグリコシド残基であり、Zは末端基であり、R1〜R3はそれぞ れ水素原子または1〜4の炭素原子を持つアルキル基であり、pとqはそれぞれ 1〜4の整数であり、nとrは0〜6の整数であり、X3は末端基スペーサであ り、 該方法においては、G′O−が防御グリコシド残基である式6: G′O−(CHR1n[O(CHR2prOH ・・・(6) の化合物は、Qがアミノ防御基である式9: [CH3SCH2O(CHR3q−]3C−NHQ ・・・(9) の化合物と反応し、得られた化合物のアミノ基は脱防御され、およびそれによっ て得られた遊離アミノ基は−NH−X3−Z基に転換され、予めまたは引き続い て、得られた化合物のグリコシド残基か脱防御される。 これらの方法で出発材料として使用される式6: G′O−(CHR1n[O(CHR2prOH ・・・(6) の化合物は、好適には式10: G′SC2H5 ・・・(10) の化合物と式11: HO(CHR1n[O(CHR2prOH ・・・(11) との化合物を反応させることによって調製される。 式10: G′SC2H5 ・・・(10) の化合物と式11: HO(CHR1n[O(CHR2prOH ・・・(11) との化合物の反応は、好適にはN−ヨードコハク酸イミドおよびトリフルオロメ タンスルフォン酸の存在下で実施される。 本発明に従った方法の実施例は以下のステップを有する方法である: a)1−メチル−6−コハク酸イミジルアジペート(式12): がN,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミドの存在下でN−ヒドロキシコハク 酸イミドとの反応によって1メチルアジピン酸からそれ自体において周知である 方法によって調製される。 b)N−(2−ヒドロキシ−1,1−ビス(ヒドロキシメチル)エチル)−グ ルシンアミド(式 13、 (ROCH2−)3C−NHCOCH2NHQ1 ・・・(13) 式においてR=H、Q1=H)がN,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミドの 存在下でベンジルオキシカルボニルグリシンと2−アミノ−2−ヒドロキシ−メ チル−1,3−プロパンジオールとの反応によってそれ自体において周知である 方法で調製され、その後、防御ベンジルオキシカルボニル基が、触媒としてのパ ラジウム/炭素の存在下でH2との反応によってそれ自体において周知である方 法で取り除かれる。 c)N−(2−ヒドロキシ−1,1−ビス(ヒドロキシメチル)エチル)−Nα (1−6−メチル)アジピル)グリシンアミド(式13、 (ROCH2−)3C−NHCOCH2NHQ1 式においてR=H、Q1=−CO(CH24COOCH3)が(a)で得られた1 −メチル−6−コハク酸イミジルアジテートと(b)において得られた化合物と の反応によってそれ自体において周知の方法で調製される。 d)N−[トリ[[(メチルチオメチル)オキシ]メチル]メチル]−Nα− (1−(6−メチル)アジピル)グリシンアミド(式13、 (ROCH2−)3C−NHCOCH2NHQ1 式においてR=−CH2SCH3、Q1=−CO(CH24COOCH3)が過酸化 ベンゾイルの存在下でジメチルスルフィドと(c)で得られた化合物との反応に よってそれ自体において周知である方法で調製される。 e)エチル2,3,4,6−テトラ−O−ベンゾイル−1−チオ−β−D−ガ ラクトピラノシド(式14: 式においてR′=ベンゾイル,R″=−SC25)が、順に、塩化錫(IV)、 第3ブチル酸カリウム、最後にベンゾイルクロリドの存在下でエタノールエチオ ールと反応することによって、1,2,3,4,6−ペンタ−O−アセチル−β −D−ガラクトピラノシドからそれ自体において周知の方法で調製される。 f)2−ヒドロキシエチル2,3,4,6−テトラ−O−ベンゾイル−β−D −ガラクトピラノシド(式14: を有する化合物14b、式においてR′=ベンゾイル(Bzl)およびR″=− O(CH23OH)、3−ヒドロキシプロピル2,3,4,6−テトラ−O−ベ ンゾイル−β−D−ガラクトピラノシド(式14: を有する化合物14c、式においてR′=BzlおよびR″=−O(CH23O H)、5−ヒドロキシ−3−オキサペンタン2,3,4,6−テトラ−O−ベン ゾイル−β−D−ガラクトピラノシド(式14: を有する化合物14d、式においてR′=BzlおよびR″=−O[(CH23 O]2H)および 11−ヒドロキシ−3,6,9−トリオキサウンデカン2,3,4,6−テトラ −O−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシド(式14: を有する化合物14e、式においてR′=BzlおよびR″=−O[(CH22 O]4H)がN−ヨウドコハク酸イミドおよびトリフルオロメタンスルフォン酸 の存在下においてエチレングリコール、プロパンジオール、ジエチレングリコー ルまたはテトラエチレングリコールとの(e)において得られた化合物との反応 によってそれ自体において周知である方法において調製される。 g)N−[トリ−O−(オリゴ−オキサアルキル−β−D−ガラクトピラノシ ル)メトキシメチル]メチル−Nα−(1−(6−メチル)アジピル)グリシン アミド(式15b〜15e): がトリフルオロメタンスルフォン酸およびN−ヨウドコハク酸イミドとの存在下 で(d)で得られた化合物と化合物14b〜14eのどれか1つとを結合させ、 それに続いて第3ブチル酸カリウムで該生成物を処理することによってそれ自体 において周知の方法において調製される。 グリコシドとクラスタの分岐点の間に延長された可変性のある親水性鎖を有す るクラスタグリコ シドを調製するための本発明に従った方法の第2実施例は以下のようなステップ を有する方法である: a)1−ニトロ4−ヒドロキシ−1,1−ビス(ヒドロキシプロピル)ブタン (式16,式においてR=H、R′=NO2)が1−アミノ4−ヒドロキシ−1 ,1−ビス(ヒドロキシプロピル)ブタン(式16: [RO(CH23−]3C−R′ …(16) 式においてR=H、R′=NH2)に、Zn/HClまたはLiAlH4によって 、それ自体において周知の方法で還元される。この化合物のアミノ基は等価量の ジイソプロピルエタノールアミンの存在下でトリフルオロ酢酸アンヒドリドとの 反応によって、トリフルオロアセチル基によりそれ自体において周知の方法にお いて防御され、1−N−(4−ヒドロキシ−1,1−ビス(ヒドロキシプロピル )ブチル)トリフルオロアセトアミド(式16: [RO(CH23−]3C−R′ 式においてR=H、R′=−NHCOCF3)を形成する。 b)N−[トリ[[(メチルチオメチル)オキシ]プロピル]メチル]−2, 2,2−トリフル オロアセトアミド(式16: [RO(CH23−]3C−R′ 式においてR=−CH2SCH3、R′=−NHCOCF3)が過酸化ベンゾイル の存在下においてジメチルスルフィドと(a)で得られた化合物との反応によっ て、それ自体において周知の方法により調製される。 c)アルカノール11−ヒドロキシ−3,6,9−トリオキサウンデカン2, 3,4,6−テトラ−O−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシド(化合物1 4e)と(b)で得られた化合物の誘導体がN−ヨウドコハク酸イミドとトリフ ルオロメタンスルフォン酸の存在下での反応により、それ自体において周知であ る方法において生じる。第3ブチル酸カリウムによる処理による形成された生成 物の脱ベンゾイル化により式17の化合物を生じる。式においてR=H、Q1= −COCF3である。 d)(c)において得られた化合物を水溶液中にてピペリジンで処理して防御 トリフルオロアセチル基を除去した後、脱防御アミノ基を10〜15Åの長さの オリゴペプチド様スペーサX3を介して末端基Zと共に誘導することができる。 グリコシドとクラスタの分岐点の問に延長され た可変性、親水性スペーサを有するクラスタグリコシドの調製のための本発明に 従った方法の第3実施例は以下のようなステップを含む: a)1−O−メチル−2,3,4−トリアリル−β−D−グリコピラノシル− 6−フェナセチルエステルがフェナセチルクロライドとの反応およびそれに続く 2,3,4水酸基のアリルブロミドとの反応によりピリジン中で1−O−メチル β−D−グルコース酸から調製される。 b)1−O−メチル1−2,3,4−トリ(プロピル2−アミノエチルスルフ ィド)−β−D−グルコピラノース−6−フェナセチルエステルが3−アミノ1 −プロパンチオールの存在下で該化合物の光活性化により1−O−メチル−2, 3,4−トリアリル−β−D−グルコピラノース−6−フェナセチルエステルか ら調製された。 c)1−O−メチル−2,3,4−トリ(プロピル2−(N−エチルチオウレ イド−N′−[p−(β−D−ガラクトピラノシル)フェニレン)]スルフィド )−β−Dグルコピラノース6−フェナセチルエステルが1−フェニル−(β− D−ガラクトピラノシル)4−イソチオシアネートの1,5等価物と1−O−メ チル2,3,4−トリ(プロピル2−アミノエチルスルフィド)β−D −グルコピラノース6−フェナセチルエステルとの反応によって合成される。 d)1−O−メチル−2,3,4−トリ(プロピル2−(N−エチルチオウレ イド−N′−[p−β−D−ガラクトピラノシル)フェニレン)]スルフィド) −β−D−グルコピラノース(式23): がフェニルアセチルエステラーゼを用いた37℃における酵素消化により1−O −メチル2,3,4−トリ(プロピル2−)N−エチルチオウレイド−N′−[ p−(β−D−ガラクトピラノシル)フェニレン)]スルフィド)−β−D−グ ルコピラノース6−フェナセチルエステルから調製される。 本発明を以下の実施例を用いてさらに詳細に説 明する。 実施例1 これらの化合物が以下のステップにより調製された(上述の出発材料はそれぞ れ平均的な品質の市販品である): a)1−メチル−6−コハク酸イミジルアジペート(式12): 100mlアセトン中1.6g(100mmol)1−メチルアジペート溶液 に11.6g(100mmol)N−ヒドロキシコハク酸イミドを添加した。次 に、100mlアセトン中22.8g(110mmol)N,N′−ジシクロヘ キシルカルボジイミドを添加することによってカップリングを開始させた。20 ℃にて2時間撹拌した後、濾過により沈殿を除去した。濾液を蒸発乾燥させ、溶 離液としてジクロロメタン中5%のメタノールを用いて、150ml硅酸ゲルカ ラムに通してクロマトグラフィにより分析した。目的としている生成物を含む留 分を集め、溶剤を除去した。収率:24.3gの純1−メチル−6−コハク酸イ ミジルアジペート(94mmol;94%)。 b)N−(ヒドロキシ−1,1−ビス(ヒドロキシメチル)エチル)−Nα−( ベンジルオキシ−カルボニル)グリシンアミド(式13: (ROCH2−)3C−NHCOCH2NHQ1 式においてR=H、Q11=BOC)。 50mlジメチルフォルムアミド中1.8g(トリ−O−ヒドロキシメチル) アミノメタン(15mmol)および3.15g(15mmol)N−ベンジル オキシカルボニルグリシンを含む溶液に、3.7g(17mmol)N,N′− ジシクロヘキシルカルボジイミドを添加し、該懸濁液を2日間20℃にて撹拌し た。反応後、該懸濁液を濾過し、溶剤を蒸発除去させた。硅酸ゲルカラム(15 0g)にて残留物を溶離液としてジクロロメタン中10%のメタノールを用いて 、硅酸ゲルカラム(150g)により残留物の精製を行った後、表題の化合物の 白色結晶2.25g(7.1mmol、47%)を得た。 c)N−(2−ヒドロキシ−1,1−ビス(ヒドロキシメチル)エチル)Nα− 1−(6−メチル)アジピル)グリシンアミド(式13 (ROCH2−)3C−NHCOCH2NHQ1 の化合物、式においてR=H、Q1=−CO(CH24COOCH3)。 (b)にて得られた化合物の防御N−ベンジルオキシカルボニル基を還元加水 素分解によって除去した。該目的のために、(b)で得られた化合物15.6g (50mmol)をエタノール/メタノール混合物(1/1,v/v)200m l中にて溶解させ、および該溶液をN2と共に分散させた。次に、200mgP d/Cを添加し、該溶液に20℃にて2時間、大気圧において水素を充分含ませ た。還元した後、パラジウム/炭素を濾過し、溶剤を蒸発させた。 粗反応性生成物(式13: (ROCH2−)3C−NHCOCH2NHQ1 式においてR=Q1=H)を式12: との誘導体生成のために直接用いた。式12および13の化合物のうち12.4 g(50mmol)を100mlジメチルホルムアミドに溶解させ、3時間20 ℃にて保温し、その後該懸濁液を18時間4℃にて保管した。沈殿物を濾過によ って取り除き、濾液を蒸発させた。残留物をジクロロメタン中20%のメタノー ルにより硅酸ゲルカラム(200g)で精製した。Nヒドロキシコハク酸 イミジルがピークに達した後すぐにカラムから生成物を抽出した。溶剤を除去し た後、12.8gの白色、非晶質粉末(40mmol、80%)が残った。 d)N−[トリ[[(メチルチオ−メチル)オキシ]メチル]メチル]Nα−( 1−(6−メチル)アジピル)グリシンアミド(式13、 (ROCH2−)3C−NHCOCH2NHQ1 式においてR=−CH2SCH3、Q1=−CO(CH24COOCH3)へのトリ オールのチオメチル化。 チオメチル化はMedinaら(参考文献16)の方法に従って行われた。氷 のように冷たい20mlアセトニトリルに溶解させた(C)にて得られた0.9 6g(3mmol)の化合物に、4.6ml(54mmol)ジメチルスルフィ ドと6.5g(27mmol)過酸化ベンゾイルを添加した。3時間0℃にて保 温した後、20mlエチルアセテートを添加し、該溶液を25ml0.1NNa OHにより2度抽出した。この有機相を捕集し、MgSO4で乾燥させ脱水した 。該生成物をLH2Oカラム(70×2.5cm)によるクロマトグラフィおよ び硅酸ゲルカラム(200g)によるクロマトグラフィによって溶離液としてジ クロルメタンを用いて分析した。エーテル/石油エーテル(60゜〜40゜)か らの結晶化により1.03g白色結晶(2.0mmol、67%)が得られた。 e)エチル2,3,4,6−テトラ−O−ベンゾイル−1−チオ−β−D−ガラ クトピラノシド(式14: 式においてR′=BzlおよびR″=−SC25)。 β−D−ガラクトピラノジルペンタアセテートから7.8gを50mlジクロ ロエタンに溶解させた。溶剤を取り除き、残渣を75mlジクロロエタンに加え 、1.63ml(22mmol)のエタンチオールを添加した。該溶液を氷の上 に置き0.35ml(3mmol)塩化錫(IV)を滴下した。該溶液を1時間 保温した。完全に反応させた後、該保温された物を順次、50ml1Mのフッ化 カリウムを2回と10%(v/v)NaHCO3水とを用いて抽出した。該有機 相をMgSO4を用いて乾燥させ、引き続いて (1994年9月7日付補正の英文明細書第25頁初め〜第28c頁最後までの 翻訳文) 式18の化合物340mg(0.24mmol)、80μl(0.5mmol )ジイソプロピルエチルアミン(0.5mmol、80μl)および式19の化 合物230mg(0.5mmol)を7mlジメチルアセトアミドに溶解させた 。100mg(0.25mmol)BOP試薬を添加し、結合を開始させた。3 0分間20℃にて保温した後、溶剤を蒸発させ、残渣を水に加え溶液を凍結乾燥 させた。粗生成物を溶離液としてメタノールを使いLH2Oカラムにより、また 次に溶離液としてメタノールを用い硅酸ゲル60カラムによりクロマトグラフ分 析を行い精製した。収率:式20の化合物201mg(46%;TG(20Å) −コレステロール)。 実施例5 このようにして調製された化合物TG(20Å)−コレステロール(式20) : を用いて血清コレステロールレベルを低下させることができる。 このことは次のように実証された。雄のラット(250〜300g)にエーテ ルを用いて麻酔をかけた。次いで0.56mg、または0.18mg、0.05 6mgまたは0mgのTG(20Å)−コレステロール(式20)または0.5 6mg tris−glu−chol(式21) が溶解している500μlPBSをペニス静脈内に注入した。図3に示した時間 において、300μlの血液試料を眼窩穿剌により採取した。この血液試料を遠 心分離器にかけ(5分;1,500g)、血清をBoehringer Man nheim社のCHOD−PAPキットによるコレステロール試験に用いた。注 入24時間後にラットから採血し、該採血を遠心分離器にかけ、その後血清をピ ペットで採取した。次に、該血清を密度 勾配超遠心分離にかけ、種々のリポたんばく画分を単離した:HDL(1.21 <d<1.05),LDL(1.050<d<1.019)、IDL(1.01 9<d<1.006)、VLDL(d〈1.006)。最後にこれらのリポたん ぱく画分の全コレステロール濃度をCHOD−PAPキットを用いて試験した。 図3は血清コレステロールの全レベルがTG(20Å)−コレステロールを注 入した結果として低下していることを示している。この低下は投与量に依存して いる。偽薬を注入された対照ラットの血清中の全コレステロール含有量は測定さ れた時間にわたって一定である。tris−glu−chol(式21): の注入は血清からコレステロールを除去するガラクトース−特異性を示すコレス テロールレベルの変化にはつながっていない。これまでに開発されたtris− gal−chol(式22): と比較した場合、その効力は少なくとも25倍増加した(参考文献15)。 さらに、コレステロールレベルの継続的低下は注目に値する。0.56mgT G(20Å)−cholを一度投与した後24時間経過しても、コレステロール レベルは対照値には戻ってはいない。 24時問後に見られた全コレステロールレベルの低下が血清HDLレベルの低 下に反映されている(図4参照)。HDLレベルは投与量に依存して低下し、T G(20Å)−cholの注入後著しく低下している。LDLレベルも同様にT G(20Å)Cを投与した後この時間に低下している。他のリポたんぱくの濃度 はTG(20Å)−cholによって有意に影響されていない。しかしながらこ れらのデータを内挿していく場合、試験時間は最適ではなく、HDLはラットの 中の最も主要なリポたんぱくであり(65〜70%)、したがってTG(20Å )−cholの蓄積は特にH DL中で発生するという事実を考慮しておくへきである。 12指腸、胆管および心臓静脈にカテーテルが装備されたラットにTG(20 Å)C(0.56mg、リン酸緩衝溶液(PBS)に溶解されている)も胆汁流 を離れる肝からの胆汁酸の胆管分泌、および一定不変のコレステロールの胆管分 泌を増大させる。おそらく、リポたんぱく誘導コレステロール摂取についてのT G(20Å)C−誘発増加は、ラットの胆汁酸分泌と有効に結び付いていると思 われる。このことは低コレステロール血症治療薬として、TG(20Å)Cを適 用できる可能性と重大な関係があると思われる。(図5参照) 実施例6 このようにして調製された化合物TG(20Å)−chol(式20): を肝実質細胞にLDLを向けるために用いること もできる。 これを実証するために、単離させた低密度リポたんぱ<にそれ自体において周 知である方法に従ってTG(20Å)−cholを負荷し、粒子の生体内挙動を 調べた。PBS中のLDL(50μg)を、0、5、15、および50μgTG (20Å)−cholとともに30分間20℃にて保温した。これによってラッ トに静脈注射した後のLDLの挙動が変化することになった。これは図6に示さ れている。LDLが負荷されていない粒子(125Iで識別)は静脈注射後血粒か らゆっくりとしか消退していかす、肝によって摂取されるのは非常にごく僅かの 量だけであるのに対し、TG(20Å)−cholが負荷された粒子は取り除か れ、非常に速く肝内に取り込まれる。TG(20Å)−cholの高い親水性の ために、この化合物の交換は、LDLと他のリポたんぱくおよび皮質部分との間 で非常に早く起こる。これは数分後の血流のLDLレベルの安定化につながるも のである。 次に、TG(20Å)−cholのLDLにおける蓄積により、LDLの生理 学的割合を変化させる。この複合体はガラクトース特有の経路を介して肝によっ て摂取される。しかしながら肝は2 つのガラクトース特有の状態をもっている。ここで、この複合体は肝の実質細胞 によって摂取されるのか、それともクッペル細胞によって摂取されるのかを立証 することができる。図7は、TG(20Å)−cholを負荷した結果として肝 によって摂取されたLDLが実質細胞にかなり配置されていることを示している 。TG(20Å)−cholが負荷されていない肝によって摂取されたLDLは 主にクッペル細胞中にある。TG(20Å)−chol/LDL複合体を注入す る1分前に、50mg/kg無唾液フェチュインを予め注入することによる無唾 液糖たんぱく受容体の遮断は、肝実質細胞による摂取を著しく阻害することにな る。これは、この複合体を負荷することが実質細胞中の無唾液糖たんぱく受容体 を介する肝摂取につながるということを示している。 このことは、TG(20Å)(式15e)またはTG(20Å)−chol( 式20): の低脂質血症治療剤としての、または肝実質細胞に薬剤担体を向ける作用物質と しての利用の可能性にとって非常に重要なものである。 実施例7 リポたんぱく(a)(lp(a))の生体内における挙動に対するTG(20 Å)Cの影響。 このようにして調製されたTG(20Å)−chol(式20): は、肝実質細胞にapo(a)を向けるために使用することができる。高レベル のlp(a)は肝に関係する疾病や血管に関係する疾病の発生と相関関係がある 。今日までのところ、発病を低下させる充分な臨床的治療法を適用することはで きない。TG(20Å)Cを肝摂取およびlp(a)の処理を剌激するために用 いることができるかどうかを調べるために、単離されたlp(a)にそれ自体に おいて周知である方法に従ってTG(20Å)−cholを負荷し、該粒子の生 体内挙動 を調べた。PBS中のlp(a)(50μg)を0、5、15、50μgTG( 20Å)(−chol)とともに30分間20℃にて保温した。この負荷がラッ トに静脈注射を行った後のapo(a)の挙動の変化を導いた。これは、図8に 示されている。負荷されていないapo(a)粒子(125Iで標識化されている )が静脈投与後、血流から非常にゆっくりとしか消失せず、ごくわずかの程度に しか肝によって摂取されないのに対し、TG(20Å)−cholを負荷された 粒子は浄化され、負荷されていない粒子の場合よりもずっと早く肝内に摂取され る。TG(20Å)−cholの親水性が非常に高いために、この化合物の交換 はlp(a)とその池のリポんぱくおよび脂質分との間で非常に速やかに行われ る。これによって数分後に血流中のlp(a)レベルの安定化が図られる。 次に、lp(a)中のTG(20Å)−cholの蓄積によってlp(a)の 生理学的挙動が変化する。該複合体はガラクトース特有の経路を介して肝によっ て摂取される。しかしながら肝は2つのガラクトース特有の受容体を有している 。該複合体は、肝上の実質細胞によって摂取されるのか、それともクッペル細胞 によって摂取されるの かを実証することができる。表3は、TG(20Å)−cholを負荷した結果 として、肝によって摂取されたlp(a)が実質細胞内でほとんど回収される( 54+11%)ことを示している。TG(4Å)Cが負荷されたlp(a)は肝 によって摂取され、主にクッペル細胞内にある。このことは、TG(4Å)Cと は対照的に、TG(20Å)Cは肝実質細胞にlp(a)を向けることに、より 効果的であることを示唆している。125I−lp(a)のTG(20Å)C誘発 肝摂取は、150mgのN−アセチル−ガラクトースアミンをラットに予め注入 することによって阻止することができるので(データは示されていない)、この ことは該化合物の負荷が実質細胞内の無唾液糖たんぱく受容体を介した肝摂取に つながるということを示している。 これは、lp(a)を低下させる治療薬としての、式15e: を有する化合物TG(20Å)、またはTG(20Å)−chol(式20): の適用の可能性にとって非常に重要なことである。 表3:種々の量のTG(20Å)CまたはTG(4Å)Cを負荷されたlp( a)の肝会合に対する種々のタイプの細胞の寄与。 125I−Lp(a)(50μg)を50μgのTG(20Å)CまたはTG( 4Å)Cと500μlPBS中で混合した。室温にて30分放置した後、該肝混 合物をラットに体重1kgあたり50μgのアポリポたんぱく投与量にて注射し た。注射後10分で実質細胞、内皮細胞およびクッペル細胞を肝から単離し、放 射能数値を測定した。数値は、細胞たんぱく1mgあたりの注入投与量の10− 3,%として表し、3回の実験の平均±s.e.mである。 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年11月10日 【補正内容】 請求の範囲 1.式1: [GO−X1−]3A−XZ−Z …(1) を有する3分枝性クラスタグリコシドであって、該式において各グリコシドGO は長い可変性、親水性スペーサX1によって分岐点Aに付加され、該スペーサX1 は鎖中で少なくとも4原子を有し、本質的に、2つの親水性基の間に配置される 分岐した、または直鎖のC1〜C4のアルキレン基の単位からなり、式: −[HG−Alk−]e− で表され、該式においてHG基は独立して親水性基を表し、Alk基は独立して 分岐した、または直鎖の炭素数C1〜C4のアルキレン基を表し、eは1〜8で変 化し、X2は鎖中の少なくとも4原子の長さの鎖長の末端スペーサであり、Zは 、テトラキス−O−(3−カルボキシ−プロピオニル)ペンタエリトリトールテ トラキス−(1,2,3,4−テトラ−O−ベンジル−α−D−グルコピラノシ ド−6−イル)テトラエステルとテトラキス−O−(3−カルボキシ−プロピオ ニル)ペンタエリトリトールテトラキス−(α−D−グルコピラノシド−6−イ ル)テトラエステルを除く、選択的な防御反応基、親油基、薬剤残基、薬剤担 体残基から選ばれた末端基であることを特徴とする3分枝クラスタグリコシド。 2.グリコシドスペーサ1の鎖は、少なくとも2つの親水性基HGを含むこと を特徴とする請求項1記載の3分枝性クラスタグリコシド。 3.親水性基HGは、−O−,−CO−,−NH−,−CONH−,NHCO −,OCO、および−COO−から選択されることを特徴とする請求項1または 2記載の3分枝性クラスタグリコシド。 4.グリコシドスペーサ1が、R1,R2,R3がそれぞれ水素原子またはメチル 基であり、pおよびqがそれぞれ1〜4の整数であり、nおよびrが0〜6の整 数である式2: −(CHR1n[O(CHR2prOCH2O(CHR3q− …(2) を満たすことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の3分枝性クラスタグ リコシド。 5.R1,R2,R3はそれぞれ水素原子であることを特徴とする請求項4記載 の3分枝性クラスタグリコシド。 6.nは2〜4の整数であり、pは2〜3の整数であり、qは1〜3の整数で あり、rは1〜5の整数であることを特徴とする請求項4または5記載の3分枝 性クラスタグリコシド。 7.グリコシド残基がβ−D−ガラクトシル、2−アセトアミド−2−デオキ シ−ガラクトピラノシル、β−D ラクトシル、1−フェニル−β−D−ガラク トシル、1−プロピル−β−D−ガラクトシルおよび1−ブチル−β−D−ガラ クトシルから選択されることを特徴とする請求項1〜6の1つまたは複数の請求 項に記載の3分枝性クラスタグリコシド。 8.クラスタの分岐点Aが炭素原子または糖類であることを特徴とする請求項 1〜7の1つまたは複数の請求項に記載の3分枝性クラスタグリコシド。 9.末端基スペーサの鎖が少な<とも1つのアルキレン基および少なくとも1 つの親水性基を有することを特徴とする請求項8記載の3分枝性クラスタグリコ シド。 10.親水性基が−O−,−CO−,−NH−,−CONH−,−NHCO−, −OCO、および−COO−から選択されることを特徴とする請求項9記載の3 分枝性クラスタグリコシド。 11.末端基スペーサが、R4,R5,R6がそれぞれ水素原子、または炭素原子 数が1〜4であるアルキル基であり、s、t、uがそれぞれ1〜4の整数であり 、vおよびwがそれぞれ0〜4の整 数である式3: −NH[CO(CHR4sNH]vCO(CHR5tCO[NH(CHR6uCO]w− …(3) を満たすことを特徴とする請求項10記載の3分枝性クラスタグリコシド。 12.R4,R5,R6がそれぞれ水素原子であることを特徴とする請求項11記 載の3分枝性クラスタグリコシド。 13.vは1〜2の整数であり、wは0〜2の整数であり、s,t,uはそれぞ れ1〜4の整数であることを特徴とする請求項11または12記載の3分枝性ク ラスタグリコシド。 14.末端基が水酸基、炭素数1〜4のアルコキシ基、アミノ基、3β−コレス テロール−残基、Nα,Nε−ジオレオイルリシン残基、5β−コラン酸−3α −オールオレイン酸塩、5−コラン酸−3β−オールオレイン酸塩残基、5β− コラン酸−3α,12α−ジオールジオレート残基またはリポたんばく残基を含 むことを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の3分枝性クラスタグリコシド 。 15.末端基がコレステロール残基を含むことを特徴とする請求項14記載の3 分枝性クラスタグリコシド。 16.qが1〜3の整数、GOがガラクトース残基を表し、−Ocholがコレ ステロール残基を表す式4: [GO−(CH2CH2O)4CH2O(CH2q−]3 CNHCOCH2NHCO(CH24CONHCH2CO−Ochol …(4) を満たしている、請求項1記載の3分枝性クラスタグリコシド。 17.請求項1〜16の1つまたは複数個の請求項に記載の3分枝性クラスタグ リコシド、ならびに少なくとも1つの薬学的に受容可能な担体を有する薬剤の調 製。 18.GO−がグリコシド残基であり、X2が末端スペーサであり、Zが末端基 であり、R1〜R3がそれぞれ水素原子、または炭素原子数が1〜4のアルキル基 であり、pおよびqがそれぞれ1〜4の整数であり、nおよびrは0〜6の整数 である式5: [GO−(CHR1n[O(CHR2prOCH2O(CHR3q−]3C−X2−Z …(5) の3分枝性クラスタグリコシドを調製する方法であって、G′O−が防御グリコ シドの残基を表している式6: G′O−(CHR1n[O(CHR2prOH …(6) の化合物が、Z′が末端基Zまたは末端基Zによ って置き換えられるべき基を表し、得られた化合物中の基Z′が、末端基Zによ って置き換えられるべき基を表している場合には、末端基Zによって置き換えら れる式7: [CH3SCH2O(CHR3q3C−X2−Z′ …(7) の化合物と反応させられ、予めまたは引き続いて、得られた化合物のグリコシド 残基が脱防御されることを特徴とする方法。 19.式6: G′O−(CHR1n[O(CHR2prOH …(6) の化合物と式7: [CH3SCH2O(CHR3q3C−X2−Z′ …(7) の化合物との反応がN−ヨードコハク酸イミドおよびトリフルオロメタンスルホ ン酸の存在下で行われることを特徴とする請求項18記載の方法。 20.グリコシド残基G′Oが水酸基防御ベンゾイル基によって防御され、該ベ ンゾイル基は後に第3ブチル酸カリウムによる処理によって取り除かれることを 特徴とする請求項18または19記載の方法。 21.Z′が防御反応基であり、該防御反応基は脱防御の後、親油基、薬剤残基 およひ薬剤担体残基から選択される末端基Zによって置き換えられることを特徴 とする請求項18〜20の1つまた は複数の請求項記載の方法。 22.GO−がグリコシド残基であり、Zが末端基であり、R1〜R3がそれぞれ 水素原子、または炭素原子数1〜4のアルキル基であり、n,p,およびqがそ れぞれ1−6の整数であり、rが0〜6の整数であり、X3が末端スペーサであ る式8: [GO−(CHR1n[O(CHR2prOCH2O(CHR3q−]3C−NH−X3−Z …(8) の3分枝性クラスタグリコシドを調製する方法であって、G′O−が防御グリコ シドの残基である式6: G′O−(CHR1n[O(CHR2)prOH …(6) の化合物が、Qがアミノ防御基である式9: [CH3SCH2O(CHR3q−]3C−NHQ …(9) の化合物と反応し、得られた化合物中のアミノ基は脱防御され、このようにして 得られた自由なアミノ基が−NH−X3−Z基に転換され、予めまたは引き続い て得られる該化合物のグリコシド残基が脱防御されることを特徴とする3分枝性 クラスタグリコシドを調製する方法。 23.式6: G′O−(CHR1n[O(CHR2prOH …(6) の化合物が、式10: G′SC2H5 …(10) の化合物と式11: HO(CHR1n[O(CHR2prOH …(11) の化合物とを反応させることによって調製されることを特徴とする請求項18〜 22の1つまたは複数の請求項に記載の方法。 24.式10: G′SC2H5 …(10) の化合物と式11: HO(CHR1n[O(CHR2prOH …(11) の化合物との反応がNヨードコハク酸イミドおよびトリフルオロメタンスルホン 酸の存在下で行われることを特徴とする請求項23記載の方法。 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年11月30日 【補正内容】 (1994年11月30日付補正の英文明細書第6頁の翻訳文) 脂質と結合し、糖脂質を形成した後に、実質肝細胞によるリポたんばくと脂質胞 の摂取を高めさせるために利用することができる。したがってこれは効果的な低 脂質血症剤と肝実質細胞固有担体の両方の開発に有望なものである。 発明の詳細な説明 本発明は、式1: [GO−X1−]3A−XZ−Z …(1) を有する3分枝性クラスタグリコシドを提供するもので、該式において各グリコ シドGOは長い可変性、親水性スペーサX1によって分岐点Aに付加され、該ス ペーサX1は鎖中で少なくとも4原子を有し、本質的に、2つの親水性基の間に 配置される分岐した、または直鎖のC1〜C4のアルキレン基の単位からなり、式 : −[HG−Alk−]e− で表され、該式においてHG基は独立して親水性基を表し、Alk基は独立して 分岐した、または直鎖の炭素数C1〜C4のアルキレン基を表し、eは1〜8で変 化し、X2は鎖中の少なくとも4原 子の長さの鎖長の末端スペーサであり、Zは、テトラキス−O−(3−カルボキ シ−プロピオニル)ペンタエリトリトールテトラキス−(1,2,3,4−テト ラ−O−ベンジル−α−D−グルコピラノシド−6−イル)テトラエステルとテ トラキス−O−(3−カルボキシ−プロピオニル)ペンタエリトリトールテトラ キス−(α−D−グルコピラノシド−6−イル)テトラエステルを除く、選択的 な防御反応基、親油基、薬剤残基、薬剤担体残基から選ばれた末端基である。 さらに本発明は、該新規化合物、すなわち本発明に従った3分枝性クラスタグ リコシドを含む薬剤、ならびに製薬的に受け入れ可能な担体の用途を提供する。 (1994年11月30日付補正の英文明細書第23頁初め〜第24頁最後まで の翻訳文) 実施例4 クラスタグリコジドTG(20Å)から出発する糖脂質の調製: a)N−[トリ−O−(3,6,9−トリオキサウンデカニル−β−D−ガラト フェラノシル)メトキシメチル]メチル−Nα−1−(アジピル)グリシンアミ ド(式18): 式15e を有する化合物500mg(0.35mmol)TG(20Å)(式15e)を 9.75ml、1,4−ジオキサン:水混合物(77:23)に溶解させ、0. 25ml4N水酸化ナトリウムを添加した。該溶液を15分間室温にて撹拌し、 その後 該塩基性溶液を酢酸で中和した。次に、溶剤を蒸発させ、残渣をSephacr ylS100−HiLoadカラムを使ってクロマト分析を行った。収率:34 0mg(72%)。 b)グリシン−(5−コレステン−3β−アイリスタ)−ヒドロトリフルオロア セテート(式19): 3.87g(10mmol)コレステロールを100mlジクロロエタン中8 90mg(5mmol)N−ベンジルオキシカルボニルグリシンおよび1.03 g(5mmol)N,N−ジクロロヘキシルカルボジイミドを含む溶液に添加し た。120mg(1mmol)N,N−ジメチルアミノピリジンを触媒量添加し 反応を開始させた。50℃にて3時間の保温を行った後、沈殿をろ過し、ろ液を 100ml10%NaHCO3水溶液を順次2回用いて抽出した。該有機相を硫 酸ナトリウム上で乾燥させ溶剤を除去した。次に残渣を硅酸ゲル60カラムを用 いて溶離液としてジクロロメタン中20%メタノールによりクロマトグラフ分析 にかけた。生成物は最終的にエーテル/水から 結晶化させた。収率:2.23g(82%)N−ベンジルオキシカルボニル−グ リシン−(5−コレステン−3β−イリスタ)。この化合物(0.55g;1m molのベンジルオキシカルボニル基は30分間20℃にてジクロロメタン中1 0m120%トリフルオロ酢酸による処理によって取り除かれた。脱防御の後、 トルエンを添加し、溶媒を蒸発させた。純粋な生成物をエタノール/ジクロロメ タン混合物からトリフルオロアセテート塩として結晶化させた。収率:式19: の化合物520mg(92%)。 c)N−N−[トリ−O−(3,6,9−トリオキサウンデカニル−β−D−ガ ラクトピラノシル)メトキジメチル]メチル−Nα−(1−(6−(5−コレス テン−3β−イロキシ)グリシル)アジピル)グリシンアミド(式20):
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴァン ベルケル,テオドルス ヨセフス コルネリス オランダ国 2024 デーペー ハールレム ヴァン ネシュトラート 44 (72)発明者 ヴァン ボーム,ヤコブス フベルトゥス オランダ国 2253 エルデー ヴォールス コーテン ヘット ヴェデ 107

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.3分枝性クラスタグリコシドであり、各グリコシド残基が、鎖中に少なく とも4つの原子を有する可変性、親水性長鎖のスペーサによってクラスタの分岐 点に付加されることを特徴とする3分枝性クラスタグリコジド。 2.グリコシドスペーサの鎖は、少なくとも2つの親水性基を含むことを特徴 とする請求項1記載の3分枝性クラスタグリコシド。 3.親水性基は、−O−,−CO−,−NH−,−CONH−,NHCO−, −OCO−en−COO−から選択されることを特徴とする請求項2記載の3分 枝性クラスタグリコシド。 4.グリコシドスペーサが、R1,R2,R3がそれぞれ水素原子または炭素原 子数が1〜4のアルキル基であり、pおよびqがそれぞれ1〜6の整数であり、 nおよびrが0〜6の整数である式2を満たすことを特徴とする請求項3記載の 3分枝性クラスタグリコシド。 5.式2中のR1,R2,R3はそれぞれ水素原子であることを特徴とする請求 項4記載の3分枝性クラスタグリコシド。 6.式2において、nは2〜4の整数であり、pは2〜3の整数であり、qは 1〜3の整数であ り、rは1〜5の整数であることを特徴とする請求項4または5記載の3分枝性 クラスタグリコシド。 7.グリコシド残基がβ−D−ガラクトシル、2−アセトアミド−2−デオキ シ−ガラクトピラノシル、β−D−ラクトシル、1−フェニル−β−D−ガラク トシル、1−プロビル−β−D−ガラクトシル−Dおよび1−ブチル−β−D− ガラクトシルから選択されることを特徴とする請求項1〜6の1つまたは複数の 請求項に記載の3分枝性クラスタグリコシド。 8.鎖中に少なくとも4個の原子をもつ鎖長の末端基スペーサがクラスタの分 岐点である炭素原子に付加されることを特徴とする請求項1〜7の1つまたは複 数の請求項に記載の3分枝性クラスタグリコシド。 9.末端基スペーサの鎖が少なくとも1つのアルキレン基および少なくとも1 つの親水性基を有することを特徴とする請求項8記載の3分枝性クラスタグリコ シド。 10.親水性基が−O−、−CO−、−NH−、−CONH−、NHCO−、− OCO−en−COO−から選択されることを特徴とする請求項9記載の3分枝 性クラスタグリコシド。 11.末端基スペーサが、R4,R5,R6がそれぞれ水素原子/または炭素原子 数が1〜4であるアルキル基であり、S、、t、uがそれぞれ1〜6の整数であ り、vおよびwがそれぞれ0〜4の整数である式3を満たすことを特徴とする請 求項10記載の3分枝性クラスタグリコシド。 12.式3のR4,R5,R6がそれぞれ水素原子であることを特徴とする請求項 11記載の3分枝性クラスタグリコシド。 13.式3においてvは1〜2の整数であり、wは0〜2の整数であり、s,t ,uはそれぞれ1〜4の整数であることを特徴とする請求項11または12記載 の3分枝性クラスタグリコシド。 14.末端基が末端基スペーサに付加され、この末端基は選択的に防御された反 応基、親油基、薬剤残基および薬剤担体残基から選択されることを特徴とする請 求項8〜13の1つまたは複数の請求項に記載の3分枝性クラスタグリコシド。 15.末端基が水酸基、炭素数1〜4のアルコキシ基、アミノ基、3β−コレス テロール−残基、Nα,Nε−ジオレオイルリシン残基、5β−コラン酸−3α −オールオレート残基、5−コラン酸−3β−オールオレート残基、5β−コラ ン酸−3α,12α−ジオールジオレート残基または リポたんぱく残基を含むことを特徴とする請求項14記載の3分枝性クラスタグ リコシド。 16.末端基がコレステロール残基を含むことを特徴とする請求項15記載の3 分枝性クラスタグリコシド。 17.GO−がグリコシド残基を表し、Aが分岐基を表し、X1がグリコシドス ペーサを表し、X2が末端基スペーサを表し、Zが末端基を表している式1を満 たす、請求項1〜16の1つまたは複数の請求項記載の3分枝性クラスタグリコ シド。 18.qが1〜3の整数、GOがガラクトース残基を表し、−Ocholがコレ ステロール残基を表す式4を満たしている、請求項17記載の3分枝性クラスタ グリコシド。 19.請求項1〜18の1つまたは複数個の請求項に記載の3分枝性クラスタグ リコシド、ならびに少なくとも1つの薬学的に受容可能な担体を有する薬剤の調 製。 20.GO−がグリコシド残基であり、X2が末端スペーサであり、Zが末端基 であり、R1〜R3がそれぞれ水素原子/または炭素原子数が1〜4のアルキル基 であり、pおよびqがそれぞれ1〜6の整数であり、nおよびrは0〜6の整数 である式5の3分枝性クラスタグリコシドを調製する 方法であって、G’O−が防御グリコシドの残基を表している式6の化合物が、 Z’が末端基Zまたは末端基Zによって置き換えられるべき基を表し、得られた 化合物中の基Z’が、末端基Zによって置き換えられるべき基を表している場合 には、末端基Zによって置き換えられる式7の化合物と反応され、予めまたは引 き続いて、得られた化合物のグリコシド残基が脱防御されることを特徴とする方 法。 21.式7の化合物と式6の化合物との反応がN−ヨードコハク酸イミドおよび トリフルオロメタンスルホン酸の存在下で行われることを特徴とする請求項20 記載の方法。 22.グリコシド残基が水酸基防御ベンゾイル基によって防御され、該ベンゾイ ル基は後に第3ブチル酸カリウムによる処理によって取り除かれることを特徴と する請求項20または21記載の方法。 23.式7におけるZ’が防御反応基であり、該防御反応基は脱防御の後、親油 基、薬剤残基および薬剤担体残基から選択される末端基Zによって置き換えられ ることを特徴とする請求項20〜22の1つまたは複数の請求項記載の方法。 24.GO−がグリコシド残基であり、Zが末端 基であり、R1−R3がそれぞれ水素原子または炭素原子数1〜4のアルキル基で あり、n、p、およびqがそれぞれ1−6の整数であり、rが0−6の整数であ り、Xが末端スペーサ3である式8の3分枝性クラスタグリコシドを調製する方 法であって、G’O−が防御グリコシドの残基である式6の化合物が、Qがアミ ノ防御基である式9の化合物と反応し、得られた化合物中のアミノ基は脱防御さ れ、このようにして得られた自由なアミノ基が−NH−X3−Z基に転換され、 予めまたは引き続いて得られる該化合物のグリコシド残基が脱防御されることを 特徴とする3分枝性クラスタグリコシドを調製する方法。 25.式6の化合物が、式11の化合物と式10の化合物とを反応させることに よって調製されることを特徴とする請求項20〜24の1つまたは複数の請求項 に記載の方法。 26.式11の化合物と式10の化合物との反応がNヨードコハク酸イミドおよ びトリフルオロメタンスルホン酸の存在下で行われることを特徴とする請求項2 5記載の方法。
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