JPH08503414A - 強化樹脂マトリックスによる基材被覆装置 - Google Patents

強化樹脂マトリックスによる基材被覆装置

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JPH08503414A JP6512486A JP51248694A JPH08503414A JP H08503414 A JPH08503414 A JP H08503414A JP 6512486 A JP6512486 A JP 6512486A JP 51248694 A JP51248694 A JP 51248694A JP H08503414 A JPH08503414 A JP H08503414A
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Abstract

(57)【要約】 液状樹脂、及び強化材料を含有する強化樹脂マトリックスによる基材の被覆が、液状樹脂と強化材料が装置の外部で、基材に接触する前に混合される装置によって行われる。液状樹脂はシリンダー(12)を通過し、その後ノズル(1)のオリフィス(7)を通過して噴出され、同時に強化材料はシリンダー12の回りにあるキャビティー(13)を通過するガス流により輸送される。強化材料は、ノズル(1)を通過する際に液状樹脂に導入される。液状樹脂流の周囲における強化材料に応じて、強化材料は基材に接触する前に実質的に液状樹脂によって均一に濡らされる。

Description

【発明の詳細な説明】 強化樹脂マトリックスによる基材被覆装置 技術分野 本発明は、基材を被覆するための方法及びその装置に関するものであり、より 具体的には強化材料を含有する樹脂溶液による基材の被覆方法及びその装置に関 するものである。 発明の背景 例えばファイバー、ガラス微粒子、又はその他の強化材料で強化した液状樹脂 等の強化樹脂マトリックスによる基材の被覆は、従来では液状の樹脂と強化材料 を混合し、その後に前記混合物を基材上に塗布、スプレーするか、又は前記混合 物中に基材をディップすることが必要であった。前記基材の一部分の塗布が必要 な場合には、精密な制御が必要とされるために一般的にはスプレーコーティング 法が使用される。スプレーコーティング方法はしかしながら、一般に高粘度な液 状樹脂のスプレー能力が低いこと、達成できる膜厚が制限されてしまうこと、及 び大量の廃棄材料が発生してしまうことなどから限界が有った。 スプレーコーティング法においては、粘度が約20,000センチポイズ(c entipoise)cps以上の種々の液状の樹脂が使用される。このような 高粘度においては、前記液状の樹脂をスプレーコーティング装置の配管やノズル を通過させて送液すること は、困難であり、また極めて多大なエネルギーを消費する。要求されるエネルギ ーを低減しスプレーコーティング方法をより簡単にするため、液状樹脂の粘度は 多くの場合、前記樹脂に溶媒を混合して約2,000cpsにまで低下される。 しかし、一般的にスプレーコーティング方法において有用な溶媒は、通常では環 境を害するものである。このためスプレーコーティング法により廃棄された材料 は有害な廃棄物となる。 通常のスプレーコーティング方法では、液状樹脂、溶媒、強化材料、及びその 他の、例えば硬化剤、殺菌剤等といった通常の構成成分がバット中で混合されて 混合物が形成される。この混合物は、前記のバットから配管を通って気化が行わ れるノズルへとポンプで輸送され、基材上にスプレーされる。前記混合物を基材 上に塗布した後、揮発性気体を自然放出させるか、又は溶媒の放出を速めるため 前記混合物を加熱するかして溶媒が除去される。 溶媒が放出される間、基材表面近傍の溶媒は、被覆基材中にマイグレートする 。溶媒のマイグレートにともない液状樹脂も基材表面に侵入する。その結果被膜 中で樹脂が欠乏した領域が形成される。このように樹脂が欠乏した領域は被膜と 基材との間の接着力を弱め、潜在的に被膜欠陥を生じさせる点となる。かかる溶 媒のマイグレーションの効果は、基材に対して約0.04インチ未満の薄い被膜 を形成することで低減される。しかしながらまた、基材の熱的な保護を達成をす るためには約0.25インチから約0.50インチ以上の厚い被覆が要求される 場合がある。 かかる被覆工程の別の欠陥は、系が目詰まりを起こすことである。 すべての被膜構成成分がバット中で混合されるため、その全てが前記コーティン グ装置中に単一の混合物としてポンプで供給される。ポンプで供給する間に、液 状樹脂は系中で硬化し始めるため、ノズルやラインを目詰まりさせてしまうこと になる。さらに、強化材料が、配管中又はノズルに蓄積してそれらを目詰まりさ せてしまうことになる。 すなわち当業界においては、廃材や、系の目詰まりを軽減し同時に厚い被膜を 構造的に堆積させることができる改善されたスプレーコーティング装置が要求さ れていた。 発明の開示 本発明は、基材に強化樹脂マトリックスをコーティングするための装置に関す る。本発明の装置は前記基材に向けて液状の樹脂を噴出させるためのスプレーノ ズルを有する。このノズルにはノズルの実質的な中心に設置されたオリフィス、 該オリフィスの周囲を取り囲むようにして配設された平面上の噴霧口、及び前記 噴霧口よりもオリフィスから遠くに、前記オリフィスを取り囲むようにシェーピ ング(shaping)ホールが配設されている。本ノズルはノズルに液状樹脂 を導入するための手段の第1の端部に取り付けられている。液状樹脂を導入する ための手段は第1の端部、第2の端部及び第1と第2の端部とが交差した軸を有 する。外部ハウジングは液状樹脂の導入手段の周囲に同軸、かつその周囲を取り 囲むように配設されていて、それらの間でキャビティーを形成する。本ハウジン グは開口端と閉鎖された端部を有しており、外側ハウジングの開口 端部は液状樹脂を導入するための手段の第1の端部の近傍に配設されている。 本発明はさらに、強化樹脂マトリックスによる基材のコーティング方法に関す るものである。本方法は前記の液状樹脂導入手段に液状樹脂を導入し、前記液状 樹脂をオリフィスを通過させて液状樹脂を噴霧し、液状樹脂の形状を整えること からなるものである。強化材料はキャビティー中に導入され、導入された液状樹 脂が実質上均一に前記手段の周囲に分布される。強化材料は、前記のキャビティ ー及び前記ノズルを通過してきた気体流によって輸送され、前記液状樹脂中に導 入された後、混合流を形成する。基材は前記混合流で接触する。 本発明はまた、ノズルに関するものである。 このノズルはノズルの実質的な中心に設置されたオリフィスを有し、該オリフ ィスの周囲を取り囲むようにして配設された平面上の噴霧口、及び前記の噴霧口 よりもオリフィスから離されれて、前記オリフィスを取り囲むようにシェーピン グ(shaping)ホールが配設されている。本ノズルはまた、第1のガス配 管と第2のガス配管を有しており、第1のガス配管は噴霧口に取り付けられてお り、第2のガス配管はシェーピングホールに取り付けられ、このため異なった圧 力のガスを噴霧口とシェーピングホールを通過させることができる。 以下、本発明の上述した特徴、他の特徴及び効果については、後述する記載及 び図面によってより明確とされる。 図面の簡単な説明 図1は、本発明のスプレーコーティング装置の1態様を示したものである。 図2は、本発明のスプレーコーティング装置を示した部分断面図図である。 上述の図は、本発明をより明確に示し、かつ本発明を説明するためのものであ り、本発明の範囲を限定するものではない。 発明の最良の実施態様 本発明は、スプレーコーティング法を廃棄物を低減し、目詰まり等の装置場の 問題を減少することによって改良することを目的とする。廃棄材料の量は、液状 樹脂を他の液状樹脂や、他の通常の組成物をスプレーノズルの直前で混合したり 、環境を害する溶剤のかわりに加熱することによって液状樹脂の粘度を低下させ ることによって低減することができる。ノズルの直前で混合することによって、 スプレー工程中に樹脂混合物で装置及び配管が詰まることが低減できる。加えて 、配管中での樹脂混合物の移動量を短くするすることによって、配管中や装置中 での目詰まりの原因となる液状樹脂の硬化も発生しにくくなる。同時に前記液状 樹脂の粘度を低減する手段として加熱を使用することで、バット中で溶媒と液状 樹脂を混合する必要がなくなり、かつこのため液状樹脂が迅速にスプレーコーテ ィング装置に輸送され、ノズル直前で構成成分が混合できる。したがって、前記 本発明のスプレーコーティング方法は典型的には通常のスプレーコーティング方 法よりも約10分の1程度の廃棄材料を 生じるにすぎないものである。 装置の目詰まりの問題は、さらにスプレーコーティング装置の外部で液状樹脂 を強化材料と混合することによっても解決できる。液状樹脂と強化材料の双方が 、液状樹脂を取り囲むようにして強化材料が周囲に平行に配列された状態で前記 基材に噴出される。一度液状樹脂がスプレーコーティング装置のノズルを通過す れば、強化材料は液状樹脂中に導入される。本装置の構成及び方法によればは、 強化材料で引き起こされる目詰まりと言った問題を排除することができる。 上述したことが達成できる装置は、シリンダーの周囲を取り囲み、かつ同軸に 配設された外部ハウジングを有し、これによってシリンダーと前記他のハウジン グの間でシリンダーの一方の端部に取り付けられた液体用オリフィス、噴霧口、 シェーピングホールを有するキャビティーが形成されたものを挙げることができ る。シリンダー12は、液状樹脂をノズル1に導入するための手段として機能し 、また、第1の端部12a及び第2の端部12bを有し、12aの第1の端部が ノズル1に取り付けられており、液状樹脂をノズル1に輸送できる手段であれば 導管、パイプ、又はその他のいかなる従来のものであってもよい。 同様にノズルはブリンクス(Brinks)、フランクリンパーク(Fran klin Park)、イリノイ(Illinois)、ガラコ(Graco) 、デトロイト(Detroit)、ミシガン(Michigan)等によって製 造されている通常のノズルを使用することができ、シリンダー12から液状樹脂 が流出されるオ リフィス7、オリフィス7を通過した液状樹脂を噴霧するための複数の噴霧口6 、及び所望のスプレー幅の扇形を形成させ液状樹脂のスプレー領域を制御するた めのシェーピングホール8を有している。 オリフィス7は、通常実質的にノズル1の中心に設置されている。このオリフ ィス7は、単一のホールであっても複数のホールを有するものであってもよく、 液状樹脂をノズル1から基材上に噴出させるためのものであり、また所望の液状 樹脂流量を維持するものであればいかなる形状、大きさであってもよい。 一般には、本オリフィス7は、粘度が約1,000cpsから約5,000c psの液状樹脂のほとんどの物については、直径約0.020インチから0.5 インチ、約0.100インチから約0.2インチであることが好ましい。 噴霧口6は、オリフィス7の周囲を取り囲むようにして配設されている。上記 の噴霧口6の特性値は、当業者により容易に決定することができ、噴霧される液 状樹脂の種類、噴霧に使用される圧力及び噴霧された液状樹脂のサイズ等、系に 依存する。強化材料が液状樹脂中に噴出された際に強化材料の濡れ性を良くする ためには液滴サイズをできるだけ小さくすることが好ましい(下記に記載する) 。強化材料を十分に濡れさせることによって、構造に欠陥のない安定な、特性及 び表面仕上がりが改善された被膜を製造することができる。液滴のサイズを減少 させるには、噴霧口6直前の気体の圧力を増加するか、又は噴霧口6の直径を減 少すればよい。例えば、コルクを強化材料として使用したエポキシコート系では 、約15psigから45psigの気体圧を使用し、約0.030インチから 約 0.100インチの直径を有するオリフィス7を、液状樹脂が約50psigか ら約125psigの圧力で通過させる際には、好適な噴霧口の直径は約0.0 10インチから約0.030インチである。 噴霧口6とともに、シェーピングホール8が、同様にオリフィス7の周囲に配 設されているが、通常オリフィス7から噴霧口6よりも離れたところに配設され ている。これは、液状樹脂の液状樹脂流が形成された後の噴霧化によって、基材 の望ましくない領域に液状樹脂が塗布されることがないように液状樹脂流の流れ 形状を制御及び減少させることができるようにするためである。上述したシェピ ングホール8は、液状樹脂流のスプレー領域を制御し、通常本質的に楕円の周囲 形状をとる扇形の流れを形成して、該樹脂が基材の所定の領域にスプレーされる 。所望の扇の幅に応じて、液状樹脂の種類、シェーピングホールのサイズ及び数 、及び液状樹脂流の軸とシェーピングホールとの角度、シェーピングホールに入 る際のガス圧が調節される。 基材の塗布されるべき領域が対称的であるとは限らないため、液状樹脂の扇形 の幅をコーティング工程中にシェーピングホール8への気体圧を変更して調節す ることもできる。シェーピングホール8への気体の圧力を増加することは、扇形 の幅を減少させ、シェーピングホール8への気体圧を減少させることは扇の幅を 増加することになる。不都合なことには、従来のノズルは噴霧口6とシェーピン グホール8の双方に共通した圧力制御を使用していたため、シェーピングホール 8へのガス圧の範囲は、液状樹脂を噴霧させるのに要 求される最低圧力に依存したものとなっていた。このため、前記液状樹脂を連続 的に噴霧しつつ、広範な圧力範囲にわたってシェーピングホール8への圧力を調 節するには、噴霧口6とシェーピングホール8で独立した圧力調節が要求される 。従って、圧力制御、及びガス供給ラインが、噴霧口6及びシェーピングホール 8で独立していることが好ましい。 一般に、シェーピングホール8と液状樹脂流の軸とがなす角度は約5゜から約 85゜であり、約20゜から約45゜であることが好ましい。気体が流入する角 度が約20゜から約45゜の、直径が約0.01インチから約0.2インチのシ ェーピングホール8の圧力としては、約10psigから約70psigの範囲 であることが好ましい。直径が0.03インチから約0.15インチを有するホ ールである場合には、約15psigから30psigの圧力であることが好適 である。シェーピングホールの数が少ない場合や、角度が約45゜よりも大きい か、又は約20゜未満のシェーピングホールでは異なった圧力であることが好ま しい。 シリンダー12を通過する液状樹脂の流れ、オリフィス7を通過する前記液状 樹脂の流れ、液状樹脂の噴霧、とそのシェーピングが合流して、強化材料がガス 流で前記シリンダー12を取り囲むキャビティー13を通じて輸送され、ノズル 1を通過して液状樹脂中に強化材料が混合されて実質的に均質な混合流が形成さ れる。前記キャビティー13は、シリンダー12の回りを取り囲む同軸に配設さ れた外部ハウジング14と、シリンダー12の第1の端部12a近傍に配設され た開口端14a、シリンダー12の第2の端部12b 近傍に配設された閉鎖された端部14bによって形成される。本キャビティー1 3は、強化材料の流れを制御する様に機能すると同時に、キャビティー13を通 過するガス流の流れに強化材料を浮遊させる。またガス流によって該強化材料は キャビティー13を通過して輸送され、強化材料の流れがシリンダー軸に平行と なり、これによって液状樹脂の流れと平行にされる。 強化材料が液状樹脂に不均等に導入されると、強化材料と液状樹脂が完全に混 合されず、これにより強化材料の濡れ性を低下し、被膜の構造的無欠陥性が低下 することになる。強化材料が単に、液状樹脂中にシリンダー12の周囲にある数 点から導入された場合、得られる被膜に、強化材料が樹脂に浸されずに樹脂が欠 乏した領域が形成される。本領域は被膜にクラックや基材からのはがれが発生し やすい欠陥部位となる。強化材料の濡れ性は、実質的に均一に強化材料をシリン ダー12の回りに分布させ、より均一に強化材料を液状樹脂中に導入することで 改善される。シリンダー12を取り囲んだ実質的に均一な強化材料の分布は、強 化材料を輸送するガス流を形成するエアディスク22と、強化材料をキャビティ ー13に導入する導管16との組み合わせによって達成される。エアディスク2 2は、外部ハウジング14を仕切る端部を形成し、シリンダー12を取り囲むガ ス流を形成するための複数のホール18を有する。前記ホール18のサイズと数 、及びこれらを通過するガスの流速は、ガス流中に強化材料を浮遊させ、強化材 料を基材に向かって輸送し、強化材料の流れをシリンダーの軸に対して平行とし 、かつ液状樹脂の流れに強化材料をほぼ均一に導入するに十分であるようにされ る。 上記の特性値は、当業者によって容易に決定されるが、直接的には使用される樹 脂の種類によって決定され、また所望のガス圧及び所望のホールサイズに依存し て変化させることができる。 強化材料としてコルクや、ガラス微粒子を使用する系では、直径約0.062 インチから0.125インチを有する8から約32個のホールをほぼ等距離に離 し、かつ実質的にシリンダー12と外部ハウジング14との間の等距離に設ける ことが好ましい。また、約25psig(ポンドパースクエアインチ単位)から 約40psigのガスフロー圧が、コルクや、ガラス微粒子の系については好ま しく、またガス圧としては、約28psigから約35psigであることが特 に好ましい。 導管16は、強化材料をキャビティー13に導入するためのものであり、エア ディスク22とホール18とが組み合わされて、確実に前記強化材料をシリンダ ー12の回りに均等に分布させ、かつ実質的に均等にキャビティー13から噴出 させるためのものである。この導管16は、一般にはシリンダー12の軸に対し て垂直に配設されており、また、一般的には外部ハウジング14から、ホール1 8を通過してから噴出される。導管16をかかる配置とすることで、ホール18 を通過するガスが、キャビティー13から強化材料を担持する前にキャビティー 13を通過しまうことがないようにしている。これによりシリンダー12の回り に強化材料を均一に分布させることが妨げられることが無くなる。しかしながら 本導管16の配置は、シリンダー12の回りに強化材料を十分均一に分布させる ことができればどのような角度であってもよい。導管16がホール1 8にまで突き出している際には、導管16の背後にホール18の少なくとも1個 を配設し、導管16とエアディスク22の間での傍流の形成を防止することが好 ましい。この傍流は強化材料を巻き込み、シリンダー12の回りに均一に分布さ せることの障害となる。 強化材料は、導管16から通常の強化材料導入手段20によって導入される。 使用される手段としては、自然落下供給機、コークスクリュー供給機(cork screw feeder)、ベルト供給機、加圧供給機、振動供給機、及び その他の従来の供給機を挙げることができる。かかる供給機としては、シェンク 社(フェアフィールド(Fairfield)、ニュージャージー州)製の重量 損失型振動供給機を挙げることができる。この供給機は、強化材料の所定量を導 管16に連続的に導入することができ、実質的に均等量の強化材料を液状樹脂に 導入することができかつ、強化材料の濡れ性をを改善することができることから 好適である。 さらに液状樹脂により強化材料全てが確実に濡らされるようにするため、強化 材料の流速を調節することができる。供給速度が大きすぎる場合には強化材料が 、樹脂が濡れさせる以上に液状樹脂に添加され、樹脂が欠乏した領域を有する被 膜が得られることが確実であり、同時に強化材料の流速が低すぎる場合には、強 化材料の量が被膜強化として利用するには十分ではなくなってしまうことになる 。強化材料と液状樹脂双方の好適な流速は、特定の強化材料と液状樹脂に応じて 当業者により容易に決定される。一般に、エポキシ液状樹脂/コルク被覆系では 強化材料が約50g/min(グラムパーミニッツ)から200g/minで供 給されることが好適である。 しかしながらこの速度は系及び所望の被覆における強化材料の量に応じて変化さ せることができる。 強化材料の濡れ性はさらに、液状樹脂の濡れ性を改善し、また液状樹脂の噴霧 性を改善することによってもさらに改善される。液状樹脂の粘度を低下させると 、コーティング系を通過する液状樹脂の流動性が改善され、またより微小な液滴 とする噴霧特性が改善される。一般には、液状樹脂は約20,000cps以上 の高い粘度を有し、約2,000cpsの粘度であることが好ましく、2216 A&B液状樹脂系では、約900cpsから約1,500cpsの粘度にあるこ とが特に好ましい。 液状樹脂の粘度は、液状樹脂がシリンダー12へと向かう配管15にある液状 樹脂供給機24,26(図1参照)中で、又はシリンダー12の中でのいずれで 過熱することによっても調節される。液状樹脂が十分に加熱されて、液状樹脂の 粘度が約2,000cps以下、好ましくは未然に硬化することなく約1,00 0未満にまで低下させ、劣化する事がないようにされる。液状樹脂を加熱するた めの適切な温度は、当業者によって容易に決定され、液状樹脂自体の特性に依存 するものである。2216A&B液状樹脂系は、3M社(セントポール、ミネソ タ州、(St.Paul,Minnesota)製のエポキシ樹脂と加速剤であ り、約20,000cpsから約1,000cpsにまで粘度を低下させるため に約110゜Fから約145゜Fにまでエポキシ樹脂と加速剤を加熱することが 好ましく、液状樹脂が噴霧できる流速が得られる。これより高い温度では、エポ キシ樹脂の硬化が早く、スプレーコート装置を目詰ま りさせがちであり、同時にそれよりも低い温度では、エポキシ樹脂の粘度を十分 に下げることができない。 強化材料が液状樹脂中に混合されて、濡らされてしまえば、混合流はその後基 材上に接触される。ノズル1と基材の距離は、通常スタンドオフ(stand− off)距離として知られており、混合流の飛跡によって決定される。スタンド オフ距離は、混合流の飛跡が重力の影響を受けて下方に弧状となる距離よりも短 い距離であることが好ましい。一般に、スタンドオフ距離は約5インチから約3 0インチの範囲、約8インチから約15インチであることが、ほとんどのコルク /ガラス/エポキシ液状樹脂コーティングでは好ましい。被覆された基材は、そ の後に通常の方法によって硬化されて被覆された製品が形成される。 複数の液状樹脂が望ましい場合又は、通常の硬化剤、抗菌剤、等の他の構成成 分が使用される場合には、混合手段が使用できる。本混合手段は、シリンダー1 2の中のノズル1の手前にあって、液状樹脂、硬化剤、抗菌剤、及び他の構成成 分をノズルに入る直前で混合して樹脂混合物を形成する。ノズル1のそばに本混 合機を配設するのは、混合機からノズル1までの配管を長くしないようにするた めである。樹脂混合物が移動しなければならない距離を短くすることで、液状樹 脂を混合してから樹脂混合物が基材上にスプレーされるまでの時間が短縮でき、 このことが配管や装置が目詰まりする可能性を低下させている。加えて、移動距 離を低下させることは、コーティング工程が完了した際に、配管中の余分な樹脂 混合物の量を低減させることができ、このため廃棄される材料を減少させること ができる。使用できる混合手段としては、通常の混合機、具体的にはスタティッ クミキサー、ダイナミックミキサーやその他の通常の手段と言った従来の混合機 を使用することができる。ダイナミックミキサーが、最も小さな長さですむため 好適である。スプレーコート装置を操作している間、液状樹脂はシリンダー12 を通過してノズル1のオリフィス7の外部へと通過し、同時に強化材料が同時に ガス流によりキャビティー13、及びノズル1を通過して輸送される。1度液状 樹脂がオリフィス7から流出すると、噴霧口6を通ったガスによって噴霧され、 シェーピングホール8によって扇形の形状に成形されると同時に、強化材料が液 状樹脂中に混合される。混合された流れは、その後に基材と接触する。 従って、2種の強化材料と高粘度の2種の液状樹脂を含有する4種の材料から なるコーティングでの基材の被覆は、次のようにして行われる。液状樹脂A及び Bが加熱され約1,000cpsに粘度が低下されて、別々に液状樹脂供給源2 4,25からそれぞれ第2の端部12bと通過してシリンダー12の中に輸送さ れる。そこで、これらが定法に従って混合され、樹脂混合物が形成される。この 樹脂混合物は、ノズル1から導入され、オリフィス7を通過して、直径約75μ mから約100μmの直径の微細な液滴として10個の噴霧口6を通過してくる ガスによって噴霧される。 その間に2種の強化材料は導管16を通過してキャビティー13に輸送され、 エアディスク22のホール18を通過してくるガスによって基材に向けて保持、 輸送される。強化材料がノズル1を通過した後、樹脂混合物中に混合され、濡ら されて、混合された流れを 形成する。かかる混合流は基材に向けて進行し、被膜を形成する。 被膜の膜圧は、ノズル1と基材の間の運動速度を変更することによって変化さ せることができる。相対的な運動速度が減少すると膜圧は増加する。加えて、転 換効率、液滴サイズ、及び液状樹脂の流速は所望の膜密度及び強度を達成するよ うに調節される。強化材料の流速を増加すると、被膜密度が減少し、強化材料の 流れを増加させると被膜強度が増加する。 本発明のスプレーコーティング装置及び方法は通常の自動化技術とコンピュー ター、計量装置、圧力制御装置や他の通常の装置を使用して容易に自動化するこ とができる 本発明を後述する代表的な実施例によって説明する。本実施例は、本発明のス プレーコーティング装置を使用した基材のコーティング方法を示したものである 。しかしながらこれは、本発明の概略的な広い範囲を制限することを意味するも のでない。 実施例 液状の2216エポキシ樹脂、コルク、及びガラス微小粒子の0.50厚の被 膜を被膜を有する基材上に製造するため、次の工程を使用した。 1.5ガロンの2216液状樹脂(部材B)及び5ガロンの硬化剤(部材A、末 端アミンポリマー)を別々に110゜Fに加熱し、225グラムパーミニンツ( g/min)(200ミリリットルパーミニンツ(ml/min))の速度でシ リンダー12に送液し、樹脂混合物を形成した。 2.かかる樹脂混合物をその後、ノズル1中のオリフィス7を通過させて直径が 0.015インチから0.030インチの10個の噴霧口6によって25psi gのエアで噴霧した。 3.噴霧された樹脂混合物を、その後4つのシェーピングホール8から15ps igのエアを噴出させることによって形状を整え、8インチの扇形状を形成させ た。 これらのシェーピングホール8は、樹脂材料の流れる軸に対して20゜の角度で 配設されている。 4.この液状樹脂流、100g/min(700ml/min)のコルク,及び 100g/min(400ml/min)のガラス微粒子を20psigで合流 させ、キャビティー13にステンレス製の3ft3の容器から重量減少制御系と 導管16を通じてキャビテイー13に導入した。 5.コルクとガラスは、その後に直径0.080インチを有する8つのホール1 8を通過して90゜で通過するエアで保持され基材に向かってシリンダー12を 取り囲むようにして輸送される。 6.シリンダー12の端部で、コルクとガラスは樹脂混合物に混合され、濡らし 、混合流を形成させた。 7.基材から10インチのスタンドオフ距離に保持されているノズル1により、 前記の混合流は0.5インチの被膜を垂直にされている基材上に4パスして形成 した。 上述した実施例の被膜は均一であり、密度が約25lbs/ft3(ポンドパー キュービックフィート)から30lbs /ft3の範囲の軽量のコルク/ガラス被膜であり、平面的引っ張りに対する接 着力は約100lbs/in2から約300lbs/in2であった。本被膜は断 熱材や航空機装置の摩耗性被膜に使用される。 本発明は、無駄がなく、低コストであり、補修が容易で、簡略化された系であ り、強化材料の濡れ性が向上され、スプレー性能が改善され、ポットライフの問 題がなく、良好な接着性を有する均一な厚い被膜を形成することができるという 効果を有する。水平面に対しては、膜厚に対する制限はない。垂直面に対しては 、初期工程で1インチ以上の被膜が得られると同時に、約1インチ毎に被膜を乾 燥させる場合には、約4インチの被膜を得ることができる。 液状樹脂は、スプレーコーティング装置中では強化材料と混合されず、また該 液状樹脂はノズルの直前まで添加される液状樹脂や他の成分と混合されないため 、液状樹脂量、廃材として捨てられる強化材料と液状樹脂の混合物の量が最小と され、目詰まりの問題が事実上排除できる。 一般には、従来のスプレーコーティング方法は、液状樹脂と溶媒をバット中で 混合することによって粘度を低下させて被覆用混合物を製造し、その後に該混合 物を配管を通じてノズルへと輸送し、該混合物を基材上にスプレーするものであ る。すべての混合工程が工程の初期になされるため、余剰の混合物が配管中で硬 化し始めて系を目詰まりさせることから、全体の系を清掃する必要が生じる。加 えて、多くの余剰混合物が製造され、そして前記溶媒が一般には 環境を害する物質であるため、余剰の全混合物が有害であり、従って廃棄コスト 及び環境汚染を増大させることになる。 スプレー性能の向上は、また本発明においては加熱することによって液状樹脂 の粘度を低下させることによって達成されている。粘度の低減は、流動性を改善 し、このために液状樹脂のスプレー性能が、環境を害する溶媒の使用をせずに改 善される。 本発明はスプレー性能を改善し、余剰材料を軽減し、さらに有害な廃材を出さ ずに粘度を軽減させることによる流動性の改善を図るものであって、従来のスプ レーコーティング技術を全てにわたって改善したものと言える。 本発明について詳細な実施例をもって開示し及び記載を行ったが、その本発明 の請求にかかわる要旨の範囲内でなされる形態および細部の種々の変更は、当業 者によって容易である。 次について請求する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.a. i.ノズルの実質的な中心部に設けられたオリフィスを有し、 ii.前記オリフィスを取り囲んだ周囲に複数の噴霧口が配設され、 iii.前記オリフィスに対して、前記噴霧口より外側に前記オリフィスを 取り囲むように周囲に配設された複数のシェーピングホールを有する基材に対し て液状樹脂を噴出するためのスプレーノズル、 b.前記液状樹脂をノズルへ導入するための手段を有し、前記液状樹脂を導 入するための手段が、第1の端部と第2の端部、及び前記第1の端部と第2の端 部と交差するを有し、前記ノズルが上記第1の端部に結合されており、 c.前記液状樹脂を導入するための手段の周囲を取り囲むように同軸に配設 され、これらの間でキャビティーを形成するための外部ハウジングを有し、該外 部ハウジングが、開口端及び閉鎖された端部を有し、外部ハウジングの開口端に 液状樹脂を導入するための前記第1の手段の端部が配設され、 前記外部ハウジングよって液状樹脂が前記ノズルを通過した後に該液状 樹脂に対して該強化材料を供給させることを特徴とする、基材に対する強化樹脂 マトリッ クス被膜塗布装置。 2.さらに液状樹脂を導入するための前記手段の第2の端部においてキャビティ ーを仕切るように前記外部ハウジングの閉鎖された端部に形成されたエアディス クを有し、前記エアディスクが、前記のキャビティーに十分なガスを導入して、 強化材料を保持し、かつ基材に向かってノズルを通じて前記強化材料を輸送し、 液状樹脂を導入するための手段の軸に対してフロー経路を平行にするためのガス ホールを有することを特徴とする請求項1に記載の装置。 3.独立したガス供給配管が前記噴霧口及び前記シェーピングホールに連結され た、複数のガス供給配管をさらに有することを特徴とする、請求項1に記載の装 置。 4.液状樹脂を導入するために前記手段に連結された、液状樹脂の粘度を減少さ せるための加熱手段を有した液状樹脂供給手段をさらに有することを特徴とする 、請求項1に記載の装置。 5.液状樹脂を導入するための手段中に配設された混合手段を有することを特徴 とする、請求項1に記載の装置。 6.a. i.ノズルの実質的な中心部に設けられたオリフィスを有し、 ii.前記オリフィスを取り囲んで周囲に複数の噴霧口が配設され、 iii.前記オリフィスに対して前記噴霧口より外側に、前記オリフィスを 取り囲む周囲に配設された複数のシェーピングホールを有し、独立したガス配管 が噴霧口と前記シェーピングホールに連結された基材に対して液状樹脂を噴出す るためのスプレーノズル、 b.前記液状樹脂をノズルへ導入するための手段を有し、前記液状樹脂を導 入するための手段が、第1の端部と第2の端部、及び前記第1の端部と第2の端 部と交差する軸を有し、前記ノズルが導入用前記手段の上記第1の端部に連結さ れており、 c.液状樹脂を導入するための前記手段に同軸にかつこれを取り囲むように して周囲に配設した外部ハウジングが液状樹脂を導入するための手段と前記外部 ハウジングとの間でキャビティーを形成し、前記ハウジングが、開口端と閉鎖さ れた端部を有し、前記外部ハウジングの開口部が液状樹脂を導入するための手段 の第1の端部の近傍に配設されており、液状樹脂が前記ノズルを通じてた後に前 記外部ハウジングによって強化材料が前記液状樹脂に導入され、 d.外部ハウジングの閉鎖された端部に形成され、液状樹 脂を導入する前記手段の第2の端部を仕切る前記のエアディスクが、前記キャビ ティーに十分なガスを導入して、強化材料を保持し、かつ基材に向かってノズル ごしに前記強化材料を輸送し、液状樹脂を導入するための手段の軸に対するフロ ー経路を平行にするためのガスホールを有することを特徴とする基材への強化樹 脂マトリックス塗布装置。 7.前記液状樹脂の粘度を低下させるための加熱手段をさらに有する、請求項6 記載の装置。 8.混合手段が液状樹脂を導入するための手段にさらに配設されていることを特 徴とする請求項7に記載の装置。 9.a.液状樹脂を、オリフィス、複数の噴霧口、及び複数のシエーピングホー ルを有するノズルに液状樹脂を導入するための手段へ導入し、 b.液状樹脂を前記オリフィスを通過させ、 c.前記液状樹脂を噴霧し、 d.前記液状樹脂の形状を整え、 e.液状樹脂を導入するための手段の周囲を取り囲むように同軸に配設され た外部ハウジングによって形成されたキャビティーへ強化材料を導入し、 f.前記強化材料を液状樹脂を導入するための手段の回り に実質的に均一に分布させ、 g.前記強化材料をキャビティーを通過させたガス流によって輸送して、前 記ノズルを通過させた後、前記材料を液状樹脂に導入して混合流を形成させ、 h.前記混合流を前記基材に接触させる工程を有する強化樹脂マトリックス による基材の被覆方法。 10.前記液状樹脂を加熱して前記液状樹脂の粘度を約2,000cps未満に まで減少させる工程を有すること特徴とする請求項9に記載の被覆方法。 11.前記ノズルを通過する前に第2の液体を前記液状樹脂に混合する工程を有 すること特徴とする、請求請9に記載の基材の被覆方法。 12.前記第2の液体が助材である液状樹脂、硬化剤、抗菌剤、又は、それらの 混合物であること特徴とする請求項11に記載の基材の被覆方法。
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