JPH08504333A - 心臓系統のための電極支持スプライン - Google Patents
心臓系統のための電極支持スプラインInfo
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Abstract
(57)【要約】
心室内の心臓診断及び治療に使用される電極支持体であって、該電極支持体は、少なくとも一つの電極(22)を有する少なくとも一つの細長いスプライン(76)を具備している。このスプラインは、長方形の断面を持ち、その幅は厚さよりもかなり長い。スプラインはその縦方向の軸を通る一つの垂直な平面において曲げらることができるように構成されている。スプラインは、該軸を通る他の全ての平面において、ねじれたり曲がったりすることができないように構成されている。
Description
【発明の詳細な説明】
心臓系統のための電極支持スプライン発明の技術分野
本発明は、心臓状態の診断を目的とした、心臓の内部領域をマッピングするた
めの経皮導線とそれに関連したシステム及びその方法に関する。発明の背景
心臓マッピングは心臓内の異常な電気経路及び電流の場所を突きとめるために
使用される。異常な電気経路は心臓の筋肉を収縮させ、特異な、生命を脅かすパ
ターンあるいは律動異常を引き起こす。
心臓内でマッピングを行うには、複数の電極のアレイを心臓内に注意深く配置
しなければならない。これらの複数の電極マッピング・アレイには様々な構成が
開発あるいは提案されてきた。
例えば、ヘス(Hess)の米国特許第4573473号及び4690148
号、並びにデサイ(Desai)の米国特許第4940064号は、一般的な2
次元のマッピング・アレイの使用を開示している。チルソン(Chilson)
の米国特許第4699147号は、3次元のバスケット・マッピング・アレイの
使用を開示している。ゲリナス(Gelinas)の米国特許第4522212
号は、間にばねを使った電極支持フィンガーのアレイを開示している。
使用するマッピング・アレイの種類にかかわらず、医師は様々な方法で心臓内
の電極アレイを遠隔移動させ操作することが求められる。第一に、医師は、この
電極アレイを主要な静脈又は動脈から、ある選択された心室に送らなければなら
ない。第二に、医師は、そのアレイを心内膜の所望の位置に配置しなければなら
ない。次に、医師はその所望の位置でさらにこのアレイを動かし、異常な電気経
路が存在する場合は、それらの位置が全て確実に突き止められるようにしなけれ
ばならない。
従来のマッピング・アレイの開発は、マッピング機能そのものに対する要求を
満たすことに焦点が当てられてきた。従来の開発は、マッピング・アレイを、マ
ッ
ピング動作が機能する以前、以後、及び機能中に継続的かつ様々な方法で移動し
、操作するという重要な必要性を軽視している。発明の概要
本発明は、心室内の心臓診断及び治療に使用される電極支持スプラインを提供
する。
本発明の一態様によると、このスプラインは少なくとも一つの電極を具備して
いる。スプラインの断面は長方形である。その断面は、厚さより幅の方がかなり
長くなっている。このスプラインは、その縦方向の軸を通る一つのスプラインに
対して垂直な平面内で曲げられる構造になっている。そのスプラインは、その軸
を通るその他全ての平面内でのねじれや曲がりに抗することができる。
本発明の別の態様によると、スプラインはメモリ・ワイヤでできており、これ
はある温度において、規定の形状になる。
本発明の更に別の態様によると、スプラインはその縦軸に沿って少なくとも二
つの領域を持ち、それらは異なった屈曲剛性を持っている。図面の簡単な説明
図1は、本発明の特徴を具現化した心内膜のマッピング・システムの斜視図で
ある。
図2は、図1に示されたシステムに連携するプローブの平面図で、操縦機構の
働きを示している。
図3及び図4は、図1に示されたシステムに連携するプローブの側面図で、マ
ッピング・アレイの展開機構の働きを示している。
図5〜図7は、図1に示されたシステムに連携するプローブの側面図で、マッ
ピング・アレイを開いて形作るための機構の働きを示している。
図8は、図1に示されたシステムに連携するプローブの側面図で、マッピング
・アレイの回転機構の働きを示している。
図9は、図1に示されたシステムに連携するプローブの分解側面図である。
図10は、図9に示されたプローブ本体内部の拡大断面図であり、組み立て後
の、カテーテルの近位端がプローブの本体に接合している状態を示している。
図11は、図9に示されたプローブ・ハンドルの先端内部の、組み立て後の拡
大断面図である。
図12は、図1に示されたシステムに連携するマッピング・バスケットの拡大
断面図であり、部分的に分解されたものである。
図13は、図12に示されたマッピング・バスケットが使用することのできる
円筒状の電極支持スプラインの拡大斜視図であり、部分的に分解されたものであ
る。
図14は、図13の線14−14に沿って切断された円筒状電極支持スプライ
ンの超拡大断面図である。
図15は、図12に示されたマッピング・バスケットが使用することのできる
直線状スプラインの拡大斜視図である。
図16は、図15に示された直線状スプラインの、電極が装着される前の斜視
図である。
図17は、図12に示されたマッピング・バスケットが使用することのできる
直線状スプラインの代替実施例の拡大斜視図である。
図18は、図15に示された直線状スプラインの拡大斜視図であり、その複数
の伝導性及び非伝導性の層を示している。
図19は、図18に示された直線状スプラインの複数の導電性及び非導電性の
層の概略分解側面図である。
図20は、図1のマッピング・アセンブリに連携する固体回路チューブと8つ
のマイクロコネクタ・チップの1つを示している、大幅に省略された拡大斜視図
である。
図21は、図20に示されたマイクロコネクタ・チップと固体回路チューブと
の間の電気的接続関係を示す平面図である。
図22は、図1に示されたマッピング・アセンブリに連携する固体回路チュー
ブとマイクロコネクタ・チップの代替実施例の、大幅に省略された拡大斜視図で
ある。
図23は、図20及び21に示されたマイクロコネクタ用の電源と信号制御回
路の概略図である。
図24は、図22に示されたマイクロコネクタ用の代替的な電源及び信号制御
回路の概略図である。
図25は、図1に示されたプローブに連携するステアリング機構の内部の平面
図である。
図26は、代替的なカテーテルの遠位端を示す図で、ステアリング機構の代り
にガイド・ワイヤを使用するマッピング・アセンブリを有している。
図27は、図26に示されたマッピング・アセンブリのエンド・キャップの拡
大図である。
図28及び図29は、膨張式バッグを使用する代替的な展開可能なマッピング
・アセンブリの側断面図である。
図30A及びBは、可撓性の帆体を使用する代替的な展開可能なマッピンク・
アセンブリの側断面図である。
図31A、B及びCは、ランダムに電極支持フィラメントが付けられた中央ス
プラインを使用する代替的な展開可能なマッピング・アセンブリの側断面図であ
る。
図32A及びBは、発泡体を使用する代替的な展開可能なマッピング・アセン
ブリの側断面図である。
図33は、本発明の特徴を具現した動的マッピング・アセンブリの収縮した状
態の基底メンバを示す側断面図である。
図34は、図33に示された基底メンバに連携する動的マッピング・アセンブ
リの収縮した状態を示す側断面図である。
図35は、本発明の特徴を具現化した動的マッピング・アセンブリの広がった
状態の基底メンバを示す側断面図である。
図36は、図35に示された基底メンバに連携する動的マッピング・アセンブ
リの広がった状態を示す側断面図である。発明の詳細な説明
図1は、本発明の特徴を具現化した心内膜のマッピング・システム10を示し
ている。システム10は、手で持たれるプローブ12とそれに連携するコントロ
ーラ14を具備している。
プローブ12はハンドル16と、それに接続した可撓性のカテーテル18を具
備している。カテーテル18は、内腔にマッピング・アセンブリ20をスライド
できるような状態で保持し、該マッピング・アセンブリ20は、カテーテルの遠
位端から延長できるようになっている。
マッピング・アセンブリ20は、電極22からなる3次元アレイを構成してい
る。使用時には、マッピング・アセンブリ20は、心臓の筋肉のポンプ作用を促
す電荷すなわち電位の活性化時間、分布、及び波形を記録する。
導線24はカテーテルの内腔を通り、マッピング・アセンブリ20をコントロ
ーラ14に接続する。コントローラ14は、マッピング・アセンブリ20上の電
極22に生じた電位を受け取り、処理する。付属のCRTディスプレイ26が処
理されたデータを視覚的に表示し、診療中の医師はこれを参照することができる
。コントローラ14はさらにプリンター28を有し、処理されたデータが帯状記
録形式でプリントされる。
医師は、カテーテル18を主要な静脈又は動脈(通常大腿動脈)から、ある選
択された心室に進めてマッピング・アセンブリ20を配置する。このとき、マッ
ピング・アセンブリ20は、カテーテル18の遠位端内に小さくたたまれた状態
で収容されている(図3参照)。医師は、蛍光透視、超音波検査、又は他の類似
の方法でカテーテルの遠位端の進行状態を観察することができる。
医師がカテーテル18の遠位端を所望の心内膜の位置に配置すると、次にプロ
ーブ12の制御機構を操作してマッピング・アセンブリ20を所望の3次元アレ
イ22に展開し、開く(図1参照)。
コントローラ14は電極22から受け取った信号を分析し、正常な心臓のリズ
ムを狂わし、心不整脈を起こしうる組織内の異常な病巣を突きとめる。一旦その
場所が突きとめられると、医師は剥離によりその異常な病巣を取り除くか又は破
壊し、正常な心臓のリズムを回復させる。この目的において、別のラジオ波又は
極超短波剥離プローブ(図省略)を使うことができる。なお、マッピング・アレ
イ22はそれ自体に1つ又はそれ以上の剥離電極を包含することもできる。
本発明の一態様によると、プローブ12は4つの独立した制御機構を具備し、
それにより、医師は上記で概要が述べられたマッピング操作の各ステップを遂行
することができる。これらの制御機構はハンドル16を中心に位置し、カテーテ
ル18とそれに連携するマッピング・アセンブリ20のエラーの伴わない簡潔な
操作性を実現している。
第一の制御機構30はカテーテル18の遠位端を傾かせる(図2参照)。これ
により、医師が遠隔操作して体内でカテーテル18の遠位端をある位置に向け、
操縦することができる。
マッピング・アセンブリ20が展開する際、第一の機構30は、マッピング・
アセンブリ20自体をある位置に向け、操縦することにも使用できる。これによ
り、医師は遠隔操作によりマッピング・アセンブリ20を心内膜の組織に対して
操縦することができる。
第二の機構32は、マッピング・アセンブリ20の展開を制御する。第二の機
構32はマッピング・アセンブリ20の展開を制御し、カテーテル18の遠位端
内で収縮している位置(図3参照)からカテーテルの外の作動位置(図4参照)
へと展開させる。
収縮しているときはマッピング・アセンブリ20は下方の位置を占め、体内で
の操縦を妨げないようになっている。マッピング・アセンブリ20が作動位置に
展開されると、開いて信号マッピング機能を実行することができる。
第三の機構34は、マッピング・アセンブリ20が展開される際に、それを広
げる。第三の機構34はマッピング・アセンブリ20をその完全に閉じて畳まれ
た位置(図4参照)と完全に開いた位置(図5参照)の間で移動させる。
図示された好ましい実施例では、第三の機構34はまた、マッピング・アセン
ブリ20の3次元の形状を制御する。これにおいて、医師は第三の機構34を操
作することにより、遠隔的にマッピング・アセンブリ20の形状を制御すること
ができる。
図示された実施例では、第三の機構34は、マッピング・アセンブリ20の形
状を、引き伸ばされた楕円形(図7参照)からほぼ球形(図5参照)に、そして
さらに環状体(図6参照)へと連続的に変化させる。このように第三の機構34
を使用することで、医師は、マッピング・アセンブリ20の形状を変更し、記録
されるべき特定の心内膜の輪郭により近づくよう調節することができる。
第四の機構36は、マッピング・アセンブリ20の回転位置を、カテーテル1
8の回転とは切り離して制御する(図8参照)。つまり、第四の機構36はカテ
ーテル18を回転させることなくマッピング・アセンブリ20を回転させる。
この第四の機構を使用して、医師は、アクセスしている静脈あるいは動脈内で
カテーテル18を回転させることなく、心臓内でマッピング・アセンブリ20を
回転させることができる。
カテーテル、マッピング・アセンブリ20、及びそれに連携する制御機構30
〜36の構造の特徴は様々に変化できる。これらの特徴は、図示された実施例に
登場する折に、より詳しく説明される。
1.プローブ・ハンドル
図示された実施例において(図9〜11参照)、プローブ・ハンドル16は本
体38、基底部40、及び先端部42を含んでいる。ハンドル16とその構成部
品は、様々な耐久性の金属やプラスチック材料を使用して製造できる。図示され
た実施例では、ハンドル16は、その大部分がモールドされたプラスチックでで
きている。
本体38は内部チャネル44を有している(図10参照)。接合チューブ46
が内部チャネル44内に収められている。一方、カテーテル18の近位端は接着
剤又は類似の方法で接合チューブ46の前方の端に接合している。図10に示さ
れるように、内部チャネル44はまた、その遠位端の近くの、別に型取られた先
端部42が接続する場所に、環状溝48を含んでいる。
ハンドルの基底部40は、本体38のあらかじめモールドされた延長部分であ
る(図9参照)。基底部40は、一般的に平坦で、ステアリング・メンバ50を
載せるている。後に詳細に述べるが、ステアリング・メンバ50は、第一の制御
機構30のためのアクチュエータを収容し、カテーテル18の遠位端をある位置
に向けて操縦する。
ステアリング・メンバ50はさらに、基底部40上の軌道52を端から端まで
移動することができる(図1及び図2も参照のこと)。伸縮軸54がステアリン
グ・メンバ50を接合チューブ46の後部端に接続させている。軌道52上での
ステアリング・メンバ50の前後移動により、伸縮軸52は伸縮する。
ステアリング・メンバ50の前後移動は、後に詳細に述べるが、第三の制御機
構34を付勢させ、マッピング・アセンブリ20を開き、かつ(望ましい実施例
ては)その形を生成する。
ハンドルの先端部42は、本体38の前方から伸びている。先端部42は本体
のチャネル44の環状溝48内に収まるフランジの付いた近位端56を有してい
る(図9及び10参照)。
フランジ端56は環状溝48内で自由に回転する。これにより、ハンドルの先
端部42が本体38とは別に回転することができる。このハンドルの先端部42
と本体38の相関的な回転は、後に詳細に述べるが、第四の制御機構36の基礎
を形成する。
図10に示されるように、ハンドルの先端部42は中央穴58を含み、該中央
穴58は本体38の内部チャネル44と軸方向に並んでいる。キャリッジ60は
、この中央穴58内を移動する。この可動キャリッジ60は、後に詳細に述べる
が、第二の制御機構32を付勢させ、そしてマッピング・アセンブリ20の展開
を制御する。
2.カテーテル
カテーテル18は、内部穴すなわち内腔64を持つ可撓性チューブ62を具備
している(図12参照)。この可撓性チューブ62の近位端は、先端部の中央穴
58を通って本体のチャネル44へ延長し、そこで接合チューブ46に接合され
ている(図10参照)。
可撓性チューブ62は様々な方法により構成できる。例えば、ある長さのステ
ンレス鋼を内部穴64の周りに巻き付けた可撓性ばねとして構成することもでき
る。
図示されている望ましい実施例では、チューブ62はスロットの付いたステン
レス鋼のチューブを構成している。スロット66のアレイはこのチューブに沿っ
て軸と直角に並んでいる。スロット66は、軸の外周より短い長さで、270〜
300度の角度に設けられている。スロット66はまた、約30〜120度ほど
のそれぞれが食い違った位置に付けられていることが望ましい。
スロット66はチューブ62の長さ方向に可撓性を提供している。スロット6
6のパターンと配置は、チューブ62に対して必要な可撓性とトルク伝達能力を
与えている。
スロットの付いたチューブ62の詳細は、1991年2月15日に出願された
係属中のランドクイスト(Lundquist)の米国特許出願第07/657
106号、「トルクのかけられるカテーテルと方法」に開示されている。
カテーテル18はまた、可撓性チューブ62を覆うシース68を有している。
シース68は、ポリオレフィン、ポリウレタン、又はポリジメチルシロキサンな
どのプラスチック材料でできている。シース68はチューブ62の外径より大き
な内径を持っている。これにより、シース68は、第二の制御機構32に応答し
てチューブ62の外側に沿ってスライドし、結合されているマッピング・アセン
ブリ20を選択的に内部に収容したり露出させたりする。
3.マッピング・アセンブリ
マッピング・アセンブリ20は、様々な異なる形状を取ることができる。図1
〜図9に示されている実施例では、マッピング・アセンブリ20は、形状が変化
するバスケット70を構成しており、この詳細については図12に最も良く示さ
れている。
マッピング・バスケット70は可撓性カテーテル・チューブ62の遠位端に接
続されている基底メンバ72を包含している。マッピング・バスケット70はま
た、エンド・キャップ74を有している。複数の可撓性のある電極支持体すなわ
ちスプライン76が、基底メンバ72とエンド・キャップ74との間に、間隔を
おいて円周上に広がっている。複数のスプライン76には、ある一定の間隔をお
いて複数の電極22が担持されている。電極は、エンド・キャップ74に取り付
けることもできる。
基底メンバ72とエンド・キャップ74の外径は、可動シース68の内径より
小さくなっている。(図12は可動シース68と基底メンバ72の関係を正確に
示しているが、エンド・キャップ74はその構造をより詳細にわたって示すため
に拡大されている。)エンド・キャップ74は円形か図に示されているようにド
ーム型に形成されていることが望ましい。これにより、シース68が可撓性チュ
ーブ62の遠位端に向かって移動した際、シース68はマッピング・バスケット
70に近づいてそれらを捕らえ(平らに伸ばされた位置)、ドーム型のエンド・
キャップ74のみが外に露出することになる。反対にシース68が反対方向に移
動した場合は、マッピング・バスケット70を露出させて使用可能状態にする。
スプライン76A上の電極の他に、一つ以上の電極をエンド・キャップ74に取
り付け、より強力な信号計測能力を提供することもできる。
さらに図12に関して、マッピング・アセンブリ70は硬質の制御ワイヤ78
を有している。制御ワイヤ78の遠位端はエンド・キャップ74に接続されてい
る。そこから、制御ワイヤは、基底メンバ72とチューブ62の穴64を通って
後に詳細に述べる第三の制御機構34に接続されている。
第三の制御機構34の付勢に応答して制御ワイヤ78か軸方向に移動し、それ
により、エンド・キャップ74が基底メンバ72に向かって移動されるか又はそ
の反対の方向に移動される。この動きはスプライン76を撓ませ、バスケット7
0の形状を変化させる。
図12に示されたマッピング・バスケット70のスプライン76は、様々な断
面形状を取ることができる。代表的な構造の詳細は次に述べられる。
A.バスケットのスプライン
(i)円筒状スプライン
図13及び14は、円筒状の断面を持つスプライン76Aを示している。スプ
ライン76Aは、複数の感知電極22を含み、それらは軸に沿って一定の間隔で
取り付けられている。(図にはスペースの関係で6つの電極22のみが示されて
いる。)スプライン70Aの近位端には、はと目80があり、これにより基底メ
ンバ72上のピンに接続される。スプラインの遠位端にはフック82があり、こ
れによりエンド・キャップの円周上に一定の間隔で位置する開口部84へ即時に
連結できるようになっている(図12参照)。もちろん、その他の即時連結機構
も使用できる。
円筒状のスプライン76Aは開いた内部通路を有することができ、それにより
感知電極22に接続している個別の信号ワイヤを導くことができる。
しかし、図13及び図14に示される実施例では、円筒状のスプライン76A
の本体は中空ではない。該本体は、図14に示すように、複数の個別層すなわち
基板を包含している。一つ置きの層86は白金などの導電性材料で被覆されてい
る。そして、ポリイミドなどの非導電性の材料でできている層88がで導電性の
層86の間に配置され、これらを分離している。
層86及び88は、例えば、イオン・ビーム・アシスト蒸着、あるいは類似の
蒸着技術にて形成される。図示された実施例では、各層は、約0.0005イン
チ(0.0127mm)〜0.002インチ(0.0508mm)の厚さを持っ
ている。
図13に示すように、個別の信号ワイヤ90が各導電性層86に接続されてい
る。信号ワイヤ90は、スプライン76Aの近位端を抜け、マイクロコネクタ9
2に接続されている。この詳細については後に記述する。
導電性層86の数は、スプライン76Aが担持する電極22の最大数と等しい
。図示の実施例では、各円筒状のスプライン76Aは最大で12個の感知電極を
持つので、12の導電性層86と12本の信号ワイヤが存在することになる。(
図13においては、スペースの関係で電極22と信号ワイヤの一部のみが示され
ている。)
図示の実施例では、各感知電極22は可撓性の基板を包含し、それにはイオン
・ビーム・アシスト蒸着により白金の被覆されたシリコンゴム体などが使用され
る。各感知電極は、スプライン76A上の位置に挿入され、そこで接着剤又は類
似の方法にて固定される。このようにする代りに、このゴム体をスプライン上の
適所にモールドし、その後IBADC(イオン・ビーム・アシスト蒸着)により
導電性の層を被覆することもできる。
導電性材料(白金など)で作られたワイヤ又はピン94が、各電極22を通じ
てスプライン76Aの本体に挿入される。各ピン94は頭の部分と先端とを除き
、絶縁材料で被覆されている。
図14に示すように、ピン94は異なる所定の長さを持ち、先端がそれぞれ異
なる導電性層86に届くようになっている。各ピン94は関連している感知電極
22が受け取った信号を個別に導電性層86に伝える。これにより、各電極22
で感知された信号は、異なる導電性層86によりそれに接続される信号ワイヤ9
0に送られる。
(ii)直線状スプライン
図15はほぼ平坦で直線状の断面を持つ電極支持スプライン76Bを示してい
る。
図13に示された円筒状スプライン76Aと異なり、直線状のスプライン76
Bは異方性の剛性を持つ。スプライン76Bは、縦方向のX軸96に沿った平面
において、(図15で矢印に示されるY軸の方向に)反ったり曲がったりする可
撓性を持っている。しかし、それはその縦方向のX軸96のZ軸の方向への曲が
りやねじれに抗する剛性を持っている。
図15に示すように、直線状の各スプライン76Bは、その縦方向の軸96に
沿って一定の間隔で置かれた感知電極22を担持している。円筒状のスプライン
76Aと同様に、直線状のスプライン76Bの近位端には、はと目80があり、
それによりバスケットの基底メンバ72に接続される。スプライン76Bの遠位
端にはフック82があり、バスケットのエンド・キャップ74の円周に一定の間
隔で位置する開口部84へ即時に接続できるようになっている(図12参照)。
この接続の際、直線状の各スプライン76Bの異方性剛性により、その縦方向
の軸96のねじれを防止する。これにより、バスケット70はねじれに対する剛
性を保持することができる。隣接するスプライン76Bは、円周上で所望の間隔
を保った関係に保持されている。
なお、制御ワイヤ78の軸方向の動きは、直線状の各スプライン76Bをその
縦方向の軸96に沿ってY軸の方向に、制御ワイヤ78を中心として外側に向か
って曲げる。これによって、バスケット70の円周の形状が変化する(図5〜図
77参照)。
隣接するスプライン76Bは、その異方性剛性により、ねじれに対して抵抗力
を有する。そのため、組み立てられたバスケット70もねじれに対して抵抗力を
有し、その縦方向の軸に関して対称な3次元の所望の形状を保つ。
図15に示された実施例では、スプライン76Bは複数の導電性層98を構成
し、それらはその間の非導電性層100により隔てられている(図18及び図1
9に最も良く示されている)。導電性層98は、白金などの電気を伝導する材料
で被覆されて形成されている。導電性層は0.005インチ(0.127mm)
〜0.002インチ(0.0508mm)の厚さであることが好ましい。非導電
性層100は、ポリイミド又は類似の高分子材料でできている。
図18及び図19に示すように、電極ワイヤ102が各導電性層98に溶接さ
れている。一つの導電性層98のための電極ワイヤ102は、その次の導電性層
98のための電極ワイヤ102とある間隔を隔てて位置している。図18及び図
19が示すように、電極ワイヤ102は下方の導電性層98から順次上方の導電
性層98及び非導電性層100のメッキされた貫通開口部102を通り、スプラ
イン76Bの上部表面に抜け出ている(図16も参照)。該上部表面で電極22
が各電極ワイヤ102に溶接されている。
図15、図16、図18及び図19に示すように、それそれの導電性層98及
び非導電性層100の近位端は、階段状に構成されているのが望ましい。これに
より、各導電性層98が露出し、溶接される信号ワイヤ90への接続が容易にな
る。
別の配置では(図17参照)、電極22は直線状のスプライン76Cの表面に
蒸着される。この配置において、スプライン76Cの表面はまた、イオン蒸着又
はエッチングにより形成された固体印刷回路104を有する。この回路104は
、信号をそれぞれの電極22からスプライン76Cの近位端に取り付けられた信
号ワイヤ90に伝える。また、はと目80とフック82とにより、前に述べられ
たように、スプライン76Cがバスケットの基底メンバ72とエンド・キャップ
74の間に即時に取り付けられるようになっている。
B.マイクロコネクタ
感知電極からの複数の信号ワイヤ90は一緒に束ねて一つのワイヤとして可撓
性案内チューブ62の穴64を通り、コントローラ14に接続することができる
。レーザー溶接を使用することにより、電気接続部の断面積を最小にとどめるこ
とができる。
図示された望ましい実施例では、内腔64を通る導電性ワイヤ導管の数は、基
底メンバ72内の固体のマイクロコネクタ92を使用することにより、最小にと
どめられる(図12参照)。図20〜図24はマイクロコネクタ92を詳細に示
している。
図20に示すように、マイクロコネクタ92は、バスケット70内の各電極支
持スプライン76用に一つのマイクロプロセッサ・チップ106を具備している
。図20〜図24はバスケット70上に56個の感知電極が配列されている場合
を想定している。一つ以上の感知電極はまた剥離用の電極としても使用できる。
この配列では、8つのスプライン76が存在し、各スプライン76は7つの感
知電極22を有している。この配置において、マイクロコネクタ92は8つの個
別のチップ106(図12参照)を具備し、各チップ106には7本の電極信号
ワイヤ90が接続されている(図20参照)。
チップ106は、コントローラ14によって制御されるスイッチとしての役目
を果たす。各チップ106は、関連するスプライン76上の各電極22から、そ
れぞれ一つの、つまり合計7つの個別の信号を受け取る。各チップ106は一回
に電極信号の中から選択された一つの信号のみをコントローラ14に送るが、そ
の転送はコントローラ14が生成する切替え信号により制御される。コントロー
ラ14の切替え信号はそれにより、マイクロコネクタ92を介しての電極信号を
多重化する。これにより、内腔64を通る電気通路の数が削減できる。
図20にさらに示すように、各チップ106は入出力(I/O)バス108を
含み、該バスは(+)電力接点110と(−)電力接点112を包含している。
電力接点110と112は、コントローラ14内の電源130から電力を受け取
る。I/Oバス108はまた、入力切替(すなわち制御)接点114を含み、そ
れはコントローラ14内の信号発生回路132からの切替信号を受け取り、サン
プリングする入力信号ワイヤを選択する。制御接点114はまた、信号発生回路
134を通じて電源135からの剥離エネルギを受け取り、それにより組織剥離
のために関連する一つ以上の感知電極を使用することができる。
I/Oバス108はさらに、出力信号接点116を含み、それにより選択さ
れた電極信号をコントローラ14内の信号処理回路134に送る。図23及び2
4は、コントローラ14の構成部品130、132、及び134を図式的に示し
ている。
各チップ106の電力、制御及び出力信号は、チューブ62の内腔64内の導
電性導管118に沿ってバス108へ送られ、またバス108から送られる。導
管118は様々な方法で構成できる。例えば、同軸ケーブルで構成することがで
きる。
図示された実施例では(図21参照)、導管118はマイラー・チューブでで
きている。チューブ118の表面には、イオン蒸着又はエッチングにより形成さ
れた固体印刷回路120が配置されている。
導管118上に形成された回路120は様々な形態を取ることができる。図2
3に示された実施例では、回路120は32の個別の導電経路を有し、それらは
チューブの軸の周りに蒸着された螺旋上のアレイを形成している。図20にさら
に示されるように、このアレイは各チップ106に対して一つの(+)電力線1
22と一つの(−)電力線124を含んでいる(したがって、合計16本の(+
)電力及び(−)電力線)。これらの線はコントローラ14内の電源130に接
続されている。
図20及び23に示されたアレイはまた、各チップ106に対して一つの入力
制御線126と一つの信号出力線128を含む(16本の線が追加され、合計3
2本の導電線)。これらの線126及び128は、コントローラ14の信号多重
通信制御回路132と信号処理回路134にそれそれ接続されている。
図20および21に示すように、ステンレス鋼のフェルール136が回路12
0の各線をマイクロコネクタ92に電気的に相互連結している。このフェルール
136はマイラーチューブ118の遠位端内に位置している。フェルール136
は、32個の尖った先端138の所定のアレイを有している。尖った先端138
は、(+)電力線122及び(−)電力線124、制御入力線126、及び信号
出力線128を、各チップ106のI/Oバス108の各関連接点110、11
2、114、及び116に電気的に相互接続する。
他の配置においては(図22及び図24参照)、チューブ118上の回路12
0は18本の線に削減されている。この回路120はまた、チューブ118の軸
のまわりに形成された螺旋上のアレイを構成している。このアレイは一つの(+
)電力線122と一つの(−)電力線124のみを含み、それらは電源130に
接
続されている。図24に示すように、(+)電力線122と(−)電力線124
の遠位端は、軸に沿ってある一定の間隔で配置されたループ状に、チューブ11
8の遠位端を取り巻いている。
図24に示されたアレイでは、(+)電力線122のループは、(−)電力線
124のループよりもチューブ118の遠位端のより近くに位置している(図2
2も参照)。
チューブ118上のアレイはまた、各チップ106に対して一つの入力制御線
126と一つの信号出力線128を含み、合計で19本の線が存在する。以前に
記述したように、これらの線126及び128は、コントローラ14の多重通信
回路132と信号分析回路134に接続されている(図24参照)。図22に示
すように、線126及び128は、上記の(+)電力のループ122及び(−)
電力のループ124の下方のチューブ118の遠位端で終端している。
この配置において(図22参照)、各チップ106のI/Oバス108の一部
は円周に沿って配置されている。上部の二つの接点110及び112はそれぞれ
(+)電力接点及び(−)電力接点を構成している。これらは通常図22に示す
ように、フェルール136上の尖った先端138により(十)電力のループ12
2と(−)電力のループ124に接続されている。
I/Oバス108の底部の二つの接点114と116は、制御入力及び信号出
力導線を包含している。これらの接点114及び116は、軸上の電力接点11
0及び112の下方の円周に沿って配置されている。図22に示すように、フェ
ルール136上の尖った先端138は、制御入力線126及び信号出力線128
をこれらの円周に沿って配置されたI/Oバス108上の接点114及び116
に適切に接続する。
4.プローブ制御機構
A.操縦制御機構
図1に示された配置において、第一のプローブ制御機構30はステアリング・
メンバ50の内部に内蔵されている。図25はこの構造を詳細に示している。
第一の機構30は、ステアリング・メンバ50内に収められている回転カム車
輪140を具備している。ステアリング・メンバ50の外部のレバー142(図
1参照)は内部のカム車輪140に接続されている。ユーザーがステアリング・
レバー142を動かすことにより、カム車輪140が回転する。
図25に示すように、カム車輪140はその左右の側面の間にファスナ144
を有している。ファスナ144は、その内部に溶接されている左右のプローブの
ステアリング・ワイヤ146及び148の近位端を掴んでいる。
ステアリング・ワイヤ146及び148は、ファスナ144の反対の端からそ
れに連携するカム車輪140の左右の側面に沿って伸びている。ステアリング・
ワイヤ146及び148は、テンション・スクリュー・アセンブリ150の内部
穴を通り、さらに図10に示されるように、伸縮軸54を通り、次に接合チュー
ブ46を通ってステアリング・メンバ50の前面に抜けている。
ステアリング・ワイヤ146及び148は、可撓性の軸穴64内に沿ってさら
に延長している。チューブ62の遠位端の近くでは、ステアリング・ワイヤ14
6及び148が出口穴(図示省略)を通って穴64の外に出ている。図12に示
すように、左側のステアリング・ワイヤ148の端と可撓性のチューブ62の左
側の遠位端とは溶接されている。同様に、右側のステアリング・ワイヤ146の
端と可撓性のチューブ62の右側の遠位端とは溶接されている。
カム車輪140の左回転は左側のステアリング・ワイヤ148を引っ張り、チ
ューブ62の遠位端を左に曲げる。同様に、カム車輪140の右回転は右側のス
テアリング・ワイヤ146を引っ張り、チューブ62の遠位端を右に曲げる。
このようにして、第一の制御機構30は、可撓性のチューブ62の遠位端と、
それに接続されたマッピング・バスケット70とを操縦する(図12参照)。
可撓性のチューブ62を操縦するための内蔵型能動機構を使用する代りに、ワ
イヤを使用して心臓内のチューブ62の遠位端を導き、位置決めすることができ
ることにも留意する必要がある。図26及び図27は、内蔵型操縦機構を使用せ
ず、ワイヤを利用した代替実施例を示している。
図26及び図27に示された実施例では、プローブ10Aは内部案内ワイヤ1
52を具備している。この案内ワイヤ152は、ハンドル(図省略)から可撓性
のチューブ62の穴64を通り、さらにマッピング・バスケット70内の中央案
内チューブ154を通って伸びている。
使用にあたり、医師はまず、案内ワイヤ152を主要な静脈又は動脈からある
選択された心室へと進める。次に医師は、プローブ10Aのチューブ62とそれ
に接続されているマッピング・バスケット70を案内ワイヤ152上に通し、適
所に進める。
この実施例では(図26参照)、プローブ10Aはマッピング・バスケット7
0がワイヤ152上を通って適所に導かれる間(図3及び4参照)、一時的にそ
れを収めるスライド式シース68を具備することが望ましい。
図27に示すように、ワイヤ上のプローブ10Aはまた、案内チューブ154
内に一方通行の環状バルブ156を含むことが望ましい。このバルブ156は、
心室内の血液及びその他の流体がガイドチューブ154及びプローブ10Aの内
部に逆流するのを防ぐ。
B.マッピング・アセンブリ展開機構
図示の実施例では、第二の機構32はプローブのハンドル16の先端部42に
配置されている。図11はこの構造の詳細を示している。
図11に示すように、第二の機構32は、ハンドルの先端部の中央穴58内を
移動するキャリッジ60を具備している。キャリッジ60は、開口部158を含
み、該開口部は可撓性チューブ62が通る中央穴58の軸と同心になっている。
図11に示すように、可撓性チューブ62の外径はキャリッジの開口部158の
内径より小さくなっている。
キャリッジ・メンバ60はハンドルの先端部の細長いスロット162内に延長
している露出したアクチュエータ160を含んでいる(図1及び図2も参照)。
スロット162は中央穴58の軸に沿って延長している。ユーザーがアクチュエ
ータ160を前後に動かすことにより、中央穴58内のキャリッジ・メンバ60
が可撓性チューブ62の軸に沿って移動する。
図11にさらに示すように、スライド式シース68の近位端は接着剤により又
は類似の方法でキャリッジ60に固定されている。上記のようにキャリッジが移
動すると、従って接着されたシース68をも可撓性チューブ62の軸に沿ってス
ライドする。
アクチュエータ160がハンドルの先端部42のスロット162内の最前方の
位置を占める際(図3参照)、シース68の遠位端は通常マッピング・バスケッ
ト70のエンド・キャップ74に隣接している。シース68の遠位端は、従って
閉じて、畳まれた状態のマッピング・バスケット70全体を包含する。
医師が連続的にアクチュエータ160をハンドル先端部42のスロット162
内の最後部まで移動させると(図4参照)、シース68の遠位端はマッピング・
バスケット70の基底メンバ72に隣接する。これにより、マッピング・バスケ
ット70が露出し、使用できる状態になる。このようにして、第二の機構32は
、マッピング・バスケット70を展開させたり、引っ込めたりする。図26に最
も良く示されるように、可撓性チューブ62の遠位端は、一つ以上のO−リング
又はガスケット164を含むことが望ましい。ガスケット164をは可撓性チュ
ーブ62とスライド式シース68の間に防流体シールを形成し、心臓内の血液や
その他の流体がカテーテルのハンドル16に向かって逆流するのを防ぐ。
C.マッピング・アセンブリの形状作成機構
図示された配置において、第三の機構34はハンドルの基底部40に位置して
いる。マッピング・バスケット70の制御ワイヤ78の近位端は、ステアリング
・メンバ50内に接続するための伸縮軸を通っている(図25参照)。制御ワイ
ヤ78の遠位端は、バスケットのエンド・キャップ74に接続されている(図1
2参照)。
ステアリング・メンバ50のトラック52に沿った前後移動は、制御ワイヤ7
8を軸に沿って動かすことにより、エンド・キャップ74を基底メンバ72の方
向にあるいは基底メンバ72から遠ざかる方向に移動させる。これにより、マッ
ピング・バスケット70が膨張したり、畳まれたり、また形状が作成されたりす
る。
ステアリング・メンバ50がトラック52上で最前部の位置にある場合(図7
参照)、エンド・キャップ74は基底メンバ72から最も離れた位置に置かれる
。可撓性の電極支持スプライン78は、基底メンバ72とエンド・キャップ74
との間にほぼ線形関係で位置している。マッピング・バスケット70は図7に示
すように、閉じて畳まれている。
この位置で、シース制御アクチュエータ160をティップ・スロット162内
の最前方へ移動させると、畳まれたマッピング・バスケット70は完全にシース
68内に収められる。畳まれたマッピング・バスケット70は、従って引っ込ん
でいる(図3参照)。
同様に、シース制御アクチュエータ160をティップ・スロット162内の最
後方へ移動させると、シース68は畳まれたマッピング・バスケット70から遠
ざかる。マッピング・バスケット70は、従って展開する(図4参照)。
展開されるとき、ステアリング・メンバ50がトラック52内の最後部へ移動
するにつれ、エンド・キャップ74は基底メンバ72に近づく(図5及び図6参
照)。弾力性がある電極支持スプライン78は連続的に曲り、さらに下方に曲が
った3次元の形状になる。マッピング・バスケット70の形状は、トラック52
内のステアリング・メンバ50の位置により変化する。
ステアリング・メンバ50がトラック52の最前方の位置から中央の位置に移
動するにつれて(図5参照)、マッピング・バスケット70は伸びた楕円形から
球形へと連続的に変化する。ステアリング・メンバ50がトラック52の中央の
位置から最後方の位置にさらに移動するにつれて、マッピング・バスケット70
は球形からドーナツ型すなわち環状体に連続的に変化する。
第三の制御機構34は、外部に止めナット166を有するのが望ましい。止め
ナット166を時計方向へ回転させるとステアリング・メンバ50とハンドルの
基底部40の間の固着力が強まる。時計方向に止めナット166を最後まで回転
させると、トラック52内でステアリング・メンバ50の移動ができないように
なる。このようにして、ユーザはその他の制御あるいはマッピング操作を行う間
、マッピング・バスケット70を所望の形状に固定させることができる。
止めナット166を反時計回りに回転させると、固定力が弱まり、ステアリン
グ・メンバ50はトラック52内で移動できるようになる。このようにして、ユ
ーザは第三の機構34を操作し、マッピング・バスケットを開閉したり、形を作
成したりできる。
D.マッピング・アセンブリ20の回転機構
図示の配置において、第四の機構36はハンドルの基底部40とハンドルの先
端部42の間に回転接合部を構成している。図8に示すように、ユーザーはハン
ドルの先端部42を持って固定することにより、ハンドル16の本体38を先端
部42とは別に回転させることができる。これにより、図10に示すように、ハ
ンドルの本体38内の接合チューブ46に接続している可撓性のチューブ62が
回転する。これにより、可撓性のチューブ62に接続されているマッピング・バ
スケット70が回転する。この際、図11に示すように、ハンドルの先端部42
内のキャリッジ60に接続されているシースは回転しない。このようにして、第
四の制御機構36は外側のシース68を回転させることなく、マッピング・バス
ケット70を回転させる。
4.展開可能な所定形状の電極支持機構
A.展開可能な所定形状のバスケット・アセンブリ
上記のマッピング・アセンブリ20はバスケット70の形状を変化させるため
の制御機構を包含する必要が無いことが認識されなければならない。バスケット
70Aの形状は、外部からの力に応答して折り曲げられたり、外部からの力が取
り除かれると規定された一つの最終形態に変化したりできるように、あらかじめ
設定できる。
この配置において、バスケットのスプライン78は基底メンバ72とエンド・
キャップ74との間に弾力性のある張った状態で接続される。弾力性のあるスプ
ライン78は、外部からの圧縮力に応答して閉じた小さなまとまりに畳められる
。
この実施例において、第二の制御機構32がこの圧縮力をかけて、バスケット
70を圧縮する。ティップ・アクチュエータ160が最前方のスロットの位置に
移動すると、シース68がバスケット70を圧縮して畳み収容する。ティップ・
アクチュエータ160が最後方のスロット位置に移動すると、シース68がバス
ケット70から遠ざかる方向に動く。この移動が圧縮力を取り除き、開放された
スプラインが開いて所定の形状になる。ある望ましい配置では、バスケット70
内の少なくとも数個の個別のスプライン78はその長さに沿って異なる剛性の領
域を持っている。異なる剛性の領域は、圧力がかけられるとそれそれ異なって曲
がる。従って、スプラインは、曲がる際、均一の弧を描くわけではなく、スプラ
インは不統一に曲がり、異なった形状をとることができる。異なる剛性の領域を
持つスプラインをアレイ中の異なる領域に配置することにより、バスケット70
に対して多数の異なる所定の形状を得ることができる。
別の望ましい実施例では、少なくとも数個のスプラインがニチノールのような
所定形状のメモリ・ワイヤでできている。メモリ・ワイヤはその周囲の温度状態
によって異なる形状に変化する。
この実施例では、体外の室温状態では、メモリ・ワイヤからなるスプラインは
ほぼ直線的な形態をとる。このように、スプラインは心室内へ配置するために小
さな形状に畳まれ、シース68内に収まることができる。シース68の外に展開
された状態での心室内の体内温度では、メモリ・ワイヤからなるスプラインが、
その通常の直線的な形態から変化して、別の所定の形状に変わる。
これらの異なるアレイは個別の特殊なカテーテルの遠位端に接続でき、前に記
述したように、ハンドルを搭載した制御機構により展開することができる。
B.展開可能な袋状マッピング・アセンブリ
図28及び29は、別のマッピング・アセンブリ168を示しており、感知電
極の支持体が膨張式の袋170の形状を取っている。膨張式の袋170は基底メ
ンバ172の内部室174に在り、基底メンバ172は案内チューブ62の遠位
端に接続されている。基底メンバ172の遠位端は開いている。図28に示すよ
うに、袋170は、通常カテーテルの遠位端に格納されているか、あるいは収縮
して引っ込められた状態で内部室174に格納されている。
流体圧力導管176が袋170と通じている。この導管は内部室174から可
撓性のチューブ62の穴64を通り、プローブのハンドル16の近隣のポートに
伸びている(図28及び図29には示されていない)。使用の際は、医師がこの
ポートを流体圧力源、例えば加圧二酸化炭素又は液体塩水などに結合させる。
カテーテルの遠位端を心内膜の所望の位置に進めた後、医師は供給用の導管1
76を通じて正の流体圧力を袋170に送る。正の流体圧力は、袋170を広げ
るすなわち膨張させる。
膨張用の袋170は開いた室の端から外側に向かって膨張し、3次元の所定形
状となる(図29参照)。形状は袋の形態により様々に変化できる。図示された
実施例では、袋170は膨張すると、球状のような形になる。袋170は、その
柔軟性により、膨張する際に、マッピングされる心内膜の表面の形状と自然に一
致するようになる。
供給用の導管176を通じて、正の流体圧力を取り除いて負の圧力を送ること
により、袋170から流体を排出することができる。袋は収縮した状態(図28
参照)で再び基底メンバの室174内に畳まれる。袋170は膨張する際にそれ
自身を展開させるので、袋を展開するために別の制御機構を用意する必要はない
。
このようにする代りに、第二の機構32に制御された(前に述べられたように
)可動シース68を使用して、使用前に選択的に袋170を格納したり、使用の
ために袋170を開放したりすることができる。
袋は白金などの電気を伝導する表面を有している。この表面は例えばイオンビ
ーム・アシスト蒸着などの方法で形成される。この導電性の表面は袋170の露
出面全体を覆うこともできる。この場合、袋は、膨張する際、単一の感知電極1
70として機能する。
また、複数の導電性の表面を袋170の円周上に一定の間隔で位置するゾーン
178内に配置することができる(図29参照)。この場合、各ゾーン178は
個別の感知電極として働く。袋170上の一定の間隔の導電性のゾーンは、膨張
する際、共に感知電極のアレイを形成する。袋の表面はまた、蒸着あるいは類似
の技術で形成された固体回路を有している。信号ワイヤ180に接続されたこの
回路は、導電性のゾーンから基底メンバ172内のマイクロプロセッサ92へ信
号を送る。これらの信号は、既に述べられた方法で連携されるカテーテルに沿っ
て伝達される。
C.展開可能な帆形マッピング・アセンブリ
図30A及び図30Bは、マッピング・アセンブリ182の別の実施例を示し
ている。この実施例では、感知電極の支持体が帆のような形の弾力体184とな
っている。帆体184は、弾性ゴム又は弾性材料などでできていることが望まし
い。
アセンブリ182は基底メンバ186を具備し、基底メンバには開いた遠位端
の内部の室188が含まれている。基底メンバ186は、案内チューブ62の遠
位端に接続されている。
制御ワイヤ又は軸190が帆体184の後側に接続されている。制御ワイヤ1
90は、ハンドル搭載の制御機構に応答して案内チューブ62の軸方向に沿って
移動でき、その動きは、図12に示されたような大きさの変化するマッピング・
バスケットに連携した制御ワイヤ78と同様である。図示の実施例では、ハンド
ル搭載の制御機構は、既に記述されたように、ハンドル基底部40上のステアリ
ング・メンバ50の同様の前後移動に影響を及ぼすことができる。
この配置において、ステアリング・メンバ50がトラック52内の最後部の位
置にあるとき、帆体184は基底室188内に引き込まれている(図30B参照
)。この状態では弾性の帆体184の側面は室188の側壁に接触するように曲
がり、そして帆体184は基底室188内で折り曲げられた凹型の形状になる。
マッピング・アセンブリ182はこの状態で引っ込んでいる。
その後、ステアリング・メンバ30がトラック52内で最前部に向かって移動
すると、帆体184が室188の外部に出される。室188から開放された帆体
184の側面は、図30Aに示すように、開いた凸型の形態に弾力的に早変わり
する。マッピング・アセンブリ20はこの状態に展開される。 ステアリング・
メンバ50がトラック52内で最後部に向かって戻ると、帆体184は基底室1
88内に再び収められる。この過程で、帆体184の弾性側面は室188の側壁
に再び接触するように折り曲げられる。
帆体は一つ以上の感知電極192を具備している。電極192は帆体184に
物理的に取り付けることができる。その代りに、電極は、例えばイオンビーム・
アシスト蒸着により付着することもできる。
帆形の電極アレイ182は心内膜のマッピングに理想的に適合する。既に記述
された袋形のアレイ168(図28及び図29参照)のように、変形できる弾性
の帆体184は、マッピングの際に心内膜表面に対して押し付けられ、心内膜表
面と同じ形状に簡単に変化する。
帆体184上の硬質ワイヤ又は固体回路は信号ワイヤ194に接続され、電極
192から基底186内のマイクロコネクタ92に信号が伝達される。これらの
信号はそれにより既に記述された方法でカテーテルに沿って伝達される。
D.展開可能放射体型マッピング・アセンブリ
図31A、図31B及び図31Cはさらに別のマッピング・アセンブリ196
を示している。この実施例において、感知電極の支持体は中央の支柱198を含
み、そこから可撓性の支持フィラメントのアレイが放射状に広がっている。各支
持フィラメントは感知電極202を具備している。
前述のように、アセンブリは開いた遠位端を持つ内部の室206を包含する基
底204を具備している。前述のように、基底204は案内チューブ62の遠位
端に接続されている。
中央の支柱198は、ハンドル搭載の制御機構の操作に応答して、案内チュー
ブ62の軸に沿って移動できる。図示の実施例では、ステアリング・メンバ50
の前後移動は、既に一般的に記述されたように、この制御機構の役割を果たすこ
とができる。
この配置において、ステアリング・メンバ50がトラック52の最後部の位置
に在るとき、図31Aに示すように、マッピング・アセンブリ200は引っ込ん
ており、フィラメントのアレイ196は基底室206内に収められている。この
状態では、各フィラメント200は室206の側壁に対して畳まれている。
次にステアリング・メンバ50がトラック52内の最前部に向かって移動する
と、中央の支柱198が室206の外部に出される。支持フィラメント200は
、室206から開放され、図31Bに示すように、中央の支柱198を囲んで放
射状に開いた3次元のアレイに早変わりする。マッピング・アセンブリ20はこ
の状態で展開される。
ステアリング・メンバ50がトラック52内で最後部に向かって戻ると、中央
の支柱198は基底室206内に再び収められる。この過程で、可撓性のフィラ
メント200は、図31Cに示すように、室206の側壁に対して前方に畳まれ
る。
それぞれ感知電極202を持つフィラメント200の放射状のまとまりは、高
密度のランダム・マッピング・アレイ196を提供している。可撓性のランダム
・アレイ196は心内膜の表面に押し付けられ、簡単にそれと同じ形状に変化す
る。
フィラメント200上の硬質ワイヤ又は固体回路及び中央の支柱198は、個
別の電極202から基底204内のマイクロコネクタ92に信号を伝達する。そ
れにより、これらの信号は上記した方法でカテーテルに沿って伝達される。
E.展開可能発泡ティプ・マッピング・アセンブリ
図32A及び32Bはさらに別の代替マッピング・アセンブリ208を示して
いる。この実施例において、感知電極の支持体は多孔性発泡体210を形成して
いる。
前述のように、アセンブリ208は、開いた遠位端を持つ内部の室214を包
含する基底212を具備している。前述のように、基底部212は案内チューブ
62の遠位端に接続している。
前述の代替実施例のように、発泡体210は内部の室214内から展開する。
発泡体210は通常形状と呼べる形状にモールドされている。図示される実施例
では(図32A参照)、圧縮されていない通常形状は、普通球状になっている。
しかし、圧縮されていない通常形状は、長方形、正方形、楕円形、環状体、又は
実質上どのような形を取ることもできる。
その多孔性のオープン構成により、発泡体210は、外部から圧縮力により損
傷することなく畳まれる。図示された実施例では、圧縮された形状は一般的には
円筒状で、基底室214内に収まる(図32B参照)。しかし、その他の小さな
形状も使用できる。外部からの圧縮力が取り除かれると、その多孔性の発泡体は
通常の形状に戻る。
制御ワイヤすなわち軸216が発砲体210に接続されている。制御ワイヤ2
16は、ハンドル搭載の制御機構の操作に応答して案内チューブ62の軸に沿っ
て移動できる。図示された実施例では、プローブのステアリング・メンバ50が
前後に動くことにより、ワイヤを制御することができる。
この配置において、ステアリング・メンバ50がトラック52内の最後部の位
置にあるとき、図32Bに示すように、発泡体210は基底室214内に収めら
れている。基底室214の側壁は、発泡体210を圧縮し押し込めている。圧縮
されると、発砲体210は基底室214の内部形状と同様な形状となる。マッピ
ング・アセンブリ208は引っ込んでいる。
次にステアリング・メンバ50がトラック52内の最前部に向かって移動する
と、図32Aに示すように、発泡体210が室214の外部に出される。室21
4から開放され、発泡体210は圧縮されていない通常形状に開かれる。マッピ
ング・アセンブリ208はこの状態では展開している。
ステアリング・メンバ50がトラック52内で最後部に向かって戻ると、発泡
体210は基底室214内に再び収められる。発泡体210は、図32Bが示す
ように、再び小さく畳まれた形状に圧縮される。
発泡体210は一つ以上の感知電極218を具備している。電極218は発泡
体210に物理的に取り付けることができる。また、電極218は、例えばイオ
ンビーム・アシスト蒸着により付着することもできる。感知電極218は、高密
度のアレイを構成し、心内膜のマッピングに理想的に適合することができる。
発泡体210上の硬質ワイヤ又は固体回路は電極ゾーン218から基底部21
2内のマイクロコネクタ92に信号を伝達する。それにより、これらの信号は既
に記述された方法でカテーテルに沿って伝達される。
5.動的マッピング・アセンブリ
図33〜図36はマッピング・アセンブリ220を示しているが、これは動的
にその形状を変化させ、それが位置する心室の圧縮に同調して変化するものであ
る。
マッピング・アセンブリ220は基底メンバ222を含み、それは既に説明し
たように(図34参照)、案内チューブ62の遠位端に接続されている。マッピ
ング・アセンブリ220は、弾性の電極支持体224のアレイを構成している。
その近位端には基底部222が接続されており、その遠位端にはエンド・キャッ
プ226が接続されている。
既に記述したように、このマッピング・アセンブリ220は図12に示される
マッピング・アセンブリ20と同様なものである。図12に示されたように、マ
ッピング・アセンブリ220は、可動シース68とそれに連携した制御機構32
を具備し、アセンブリ220を収納したり展開したり交互にする。
心内膜のマッピング中、心臓の筋肉は心臓の鼓動に合わせて連続的に伸縮して
いる。マッピング・アセンブリ220が展開される際、それは従って交互の伸縮
サイクルに支配される。動いている心内膜に対する感知電極228の表面圧力は
したがって常に変化し、電位を正確に記録するという仕事を複雑にしている。電
極はまた、常に動いている心内膜の表面でスリップすることもある。
この現象に対処するために、マッピング・アセンブリ220は、連続的に心内
膜に対して感知電極228を作動させ、心臓の伸縮にかかわらず一定の表面圧力
を維持する手段230を具備している。
この手段230は様々な形態をとることができる。図示の実施例では、基底メ
ンバ222は管状体を具備し、それは前方の可動取付台232と固定された後方
の取付台234を収容している(図33及び図35に最も良く示される)。基底
メンバ222の内部の側壁236は、可動取付台232の軸受面としての役割を
果たす。可動取付台232には、電極支持体224の近位端が接続されている。
ばね238は、前方の取付台232を後方の取付台234に接続する。前方の
取付台232は、電極支持体224が心室内での圧縮に遭遇する際、後方の取付
台に向かって移動する(図33及び図34参照)。電極支持体224が心室内で
の収縮に遭遇すると、その反対の動作が行われる(図35及び36参照)。
前方の取付台232が後方の取付台234に向かって移動すると、ばね238
が圧縮される。しかし圧縮される際、ばね238は前方の取付台232を基底部
22内の遠位の位置に移動するよう促し、ばね238が圧縮されないようにする
。
取付台232及び234並びにばね238は、従って電極支持体224と心内
膜との間に動的な接合部を提供している。マッピング・アセンブリ220を囲む
心室の収縮により、電極支持体224に圧縮力が加わる。前方の取付台232は
、この圧縮に応答して後方の取付台224の方向に移動しようとする。ばね23
8はこの移動を鈍らせ、止める働きをし、電極を心内膜に対して一定に保つ。
心室が膨張する際、ばね238は前方の取付台232を前方に押し出し、電極
支持体224をもとの形状に戻す。
したがって、ばねは、電極支持体224とそれを包囲している動いている心内
膜との接触を維持する。
図示される望ましい実施例では、ばね238は圧縮により変化することのない
一定のばね定数を有している。つまり、ばね238は定荷重ばねである。この定
荷重ばね238は様々な形状を取ることができる。図示された実施例(図33及
び図35に最も良く示される)においては、ばね238は円錐コイルばねとなっ
ている。圧縮されたとき、圧縮の程度にかかわらず、ばねは定荷重を加える。
この定荷重ばね238は、マッピング・アセンブリ220とその周囲の心内膜
との間に一定の表面圧を加え、それを維持する。この確立された動的な接合部は
、周囲の心臓の筋肉の収縮中、常に正確な読取り作業を提供する。この動的な接
合部が様々な大きさと形状のマッピング・アセンブリと連携して使用できること
を、認識すべきであり、図33〜図36に示される特定のバスケット・マッピン
グ・アセンブリ220との使用に限定されるものではない。
6.マッピング領域での洗い流しと凝固制御
本発明の別の態様によると、マッピング・アセンブリは流体をマッピング領域
に送る手段を具備することができる。
この流体は、例えば塩水などであり、それによりマッピング領域を洗い流して
、感知電極に組織や血液が堆積しないようにする。この流体にはまた、ペパリン
やその他の抗凝固剤が使用でき、マッピング作業中の凝結による影響を削減する
。
流体の転送手段は様々である。図12に示された実施例では、マッピング・ア
センブリ20は、制御ワイヤ78を覆う可撓性の中央チューブ240を具備して
いる。このチューブ240は、エンド・キャップ74から基底メンバ72と可撓
性チューブ62の穴を貫通し、流体ポート242(図26参照)に伸びている。
マッピング領域に送られる流体は、圧力が加えられるとポート242から導かれ
る。
エンド・キャップ74は中央チャネル244を具備し、該中央チャンネルはチ
ューブ240の遠位端と接続されている。チューブ240により送られる流体は
、チャネル244を通ってマッピング領域に放出される。
この中央チャネルは、図27に示されるような一方向の環状バルブ246を具
備することが望ましい。バルブ246により、チューブ240を通じて送られる
流体は、チャネル244を通過できるが反対方向に逆流することができないよう
になっている。これにより、バルブ246は心室内の血液やその他の流体がチュ
ーブやカテーテルの内部に進入するのを防いでいる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.心室内の心臓診断及び治療に使用される電極支持体において、 少なくとも一つの電極を有するスプラインであって、厚さよりも幅がかなり長 い長方形の断面を持ち、その縦方向の軸を通る一つの垂直平面において曲げるこ とができるが該軸を通る他の全ての平面ではねじれたり曲げたりすることができ ないスプライン を有することを特徴とする電極支持体。 2.請求項1記載の電極支持体において、前記スプラインの遠位端にスプライン をエンド・キャップの要素に素早く接続するための手段を有しており、前記エン ド・キャップが複数のスプラインの端に接続されて電極アレイを形成しているこ とを特徴とする電極支持体。 3.心室内のマルチ電極心臓診断及び治療に使用される電極アセンブリにおいて 、 それぞれが一定の間隔で位置する複数の電極を保持する複数のスプラインであ って、スプラインのそれそれが厚さよりも幅がかなり長い長方形の断面を持ち、 その縦方向の軸を通る一つの垂直な平面において曲げることができるが該軸を通 る他の全ての平面ではねじれたり曲げたりすることができない複数のスプライン と、 それらのスプラインをカテーテルの遠位端に接続させる手段と を備えていることを特徴とする電極アセンブリ。 4.心室内の心臓診断及び治療に使用される電極支持体において、 少なくとも一つ電極と、厚さよりも幅がかなり長い長方形の断面を持つスプラ インであって、その縦方向の軸を通る一つの垂直な平面において曲げることがで きるが該軸を通る他の全ての平面でねじれたり曲げたりすることができず、ある 温度状態に曝された際、予め定められた形状を取ることができるメモリ・ワイヤ でできているスプライン を有することを特徴とする電極支持体。 5.心室内の心臓診断及び治療に使用される電極支持体において、 少なくとも一つの電極を有するスプラインであって、厚さよりも幅がかなり長 い長方形の断面を持ち、その縦方向の軸を通る一つの垂直な平面において曲げる ことができるが該軸を通る他の全ての平面ではねじれたり曲げたりすることがで きず、その縦方向の軸に沿って、異なる屈曲剛性の領域を少なくとも2つ有する スプライン を備えていることを特徴とする電極支持体。 6.心室内の心臓診断及び治療に使用される電極支持体において、 少なくとも一つの電極を有するスプラインであって、ある温度状態に曝された ときに、予め定められた形状を取ることができるメモリ・ワイヤで構成されてい るスプライン を有することを特徴とする電極支持体。 7.心室内の心臓診断及び治療に使用される電極支持体において、 少なくとも一つの電極を有するスプラインであって、その縦方向の軸に沿って 、それぞれ異なる屈曲剛性の領域を少なくとも2つ有するスプライン を備えていることを特徴とする電極支持体。 8.心室内の多電極心臓診断及び治療に使用される電極支持体において、 それぞれが一定の間隔で位置する複数の電極を有する複数のスプラインであっ て、ある温度状態に曝されたとき、予め定められた形状を取ることができるメモ リ・ワイヤで構成されている複数のスプラインと、 前記スプラインをカテーテルの遠位端に接続する手段と を備えていることを特徴とする電極支持体。 9.心室内のマルチ電極心臓診断及び治療に使用される電極アセンブリにおいて 、 それぞれが、一定の間隔で位置する複数の電極を有し、かつ、その縦方向の軸 に沿って異なる屈曲剛性の領域を有する複数のスプラインと、 前記スプラインをカテーテルの遠位端に接続する手段と を備えていることを特徴とする電極アセンブリ。
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