【発明の詳細な説明】
領域毎に磁化されたキーカードを挿込むことにより
開放される施錠機能を有する錠
本発明は、キーカードが磁気タンブラーピンにより開放されたスライダを帯行
する様式の、領域毎に磁化されたキーカードを挿込むことにより開放される施錠
機能を有する錠に関する。
上記の様式の公知の錠は、磁気タンブラーピンを備えたスライダを備えて構成
されている。タンブラーピンを取付けるためスライダ内に支承切欠きが設けられ
、その際タンブラーピンは相応して分極されたキーカードと協働する。正規のキ
ーカードが挿込まれることにより磁気タンブラーピンはラチェト板を外し、これ
によりキーカードによりスライダ移動が行われる。
本発明の根底をなす課題は、上記の様式の錠にあって製造技術上簡単な方法で
利用機能を補完することにより錠の使用価値を増大することである。
上記の本発明による課題は請求の範囲第1項に記載の発明により解決される。
他の請求の範囲には本発明の構成の他の有利な構成を記載した。
請求の範囲第1項に記載したような構成により、上記の様式の、補完された利
用機能により高い利用価値を有する錠は、鍵の磁気的な領域の一部分がスライダ
の開放位置において錠内に設けられている記憶要素に、データ特にそれぞれキー
挿込み時点の日付或いは時間を呼出し可能に記憶させ、他方錠の利用者にはこの
記憶がここで(この時点で)機能するものであるか否か知られないように構成し
たことによって、得られる。その際記憶要素は多数の、例えば20のキー挿込み
時点を記憶するように構成されている。従って、錠内に導入されるキーカードは
錠に符号する開錠コード−組合せを内容とする磁化された領域を有しているのみ
ならず、これに加えて錠内に設けられている日付/時間−記憶要素を始動させる
ための他の磁化された部分領域を有している。この場合、このキーカードの付加
的なコントロール機能を認めることができないと言うことが有利であることが分
かった。キーの始動する部分領域は光学的に施錠−領域から判別不可能である。
この部分領域は錠の施錠機能を阻害することがなく、従って上記の部分領域はこ
の開錠コード−組合せを有する多数のキーカードにあって異なって磁化可能であ
る。この部分領域はまた錠の内部を認知することなしには局所化は不可能である
。磁化されたキー点の部分領域は付加的に個人利用者コードを具現化可能であり
、この個人利用者コードは記憶要素にその際多数の施錠の権利ある人物のうち誰
がある時間に施錠したかを記憶している。記憶要素の呼び出しの際、この人物は
例えば符号として与えられる。このことは例えばホテルの部屋の錠の際に有利で
あり、その際ホテルの従業員のキーカードは補足的に利用者コードと異なる磁化
された部分領域をマスターキーとして有している。ホテルの客のキーカードがこ
のような磁化された部分領域を有していないことも可能である。記憶要素は錠ハ
ウジング内に設けられているチップの様式で形成されており、このチップは日付
/時間を含んでおり、それに加えてそれぞれ一定数の個々の日付を、これらの個
々の日付の最大数が超過した際に第一の日付が消され、新しいも日付と置き換え
られるように、記憶している。最大の記憶数、例えば20の個々のデータの記憶
数の場合、日付、時間、および場合によってはキーカードが記憶要素に作動契機
を与える磁化された部分領域を有している限り、最後の20のキー挿入時点が記
憶されている。チップ内に記憶された個々のデータは呼出し可能である。これは
例えば、錠のチップが個々のデータを評価する計算ユニットと結合されているか
、或いは結合可能であることによって行われる。これに対して選択的に、データ
を直接錠において部分位置を介して呼出すことも可能である。これは記憶要素の
取
ge-Lieferant)のサービスと異なる位置で行われる。このことは例えば、ホテル
の室で盗難にあった後に記憶要素を取出し、変えることなく客観的な監視の下で
検査し/呼出すことができるので刑事事件の捜査技術にとって有利である。記憶
要素の呼出しは根本的に限られた人間関係にあってしか可能ではない。どんな誤
ったキーの挿入も記憶要素内にとどめられない。何故なら、誤ったキーはスライ
ダを開放位置に持って行くことは出来ないからである。記憶せよとの記憶要素に
対する命令は錠ハウジング内に設けられているセンサ、例えばホールプローブお
よび/または誘導コイルにより行われる。その際、磁化されている部分領域を備
えたキーカードを挿入することにより誘導コイル内に誘導起電力が生じ、この誘
導起電力がチップにより評価される。この際、場合によってはこの自己給電の結
果、記憶要素/レーザのためのバッテリーを必要としない。本発明はコードが変
更可能な錠にも使用可能である。この場合、次のキーはその開錠コード−組合せ
の領域にあって、このキーの挿入の後錠の組合せが変更されるように磁化され、
従って以前通用していた客用キーカードはもはや通用しない開錠コード−組合せ
となるこのような構成は例えばドイツ連邦共和国公開特許第37 28 072
号公報から公知である。この公報に記載の発明にあっては、客用のキーカードも
記憶要素を始動させる、磁化された部分領域を有しており、従って上記のデータ
に付加してキーカード番号も記憶される。こうして錠に高い安全性が与えられる
。選択的に装置は、スライダおよび/またはキーカードを呼出すスイッチ機構を
備えており、このスイッチ機構はスライダが前方に移動した位置にある場合記憶
要素を相当して作動させる。記憶要素は錠内に設けられているバッテリーにより
給電されるか、或いはバッテリーと一つの構造ユニットを形成している。錠ハウ
ジング内において直接部分位置を介してデータの呼出しが組合されている場合は
、錠内でのバッテリーの配設は特に、錠が簡単な方法で扉に固定可能であり、し
かもその際記憶要素への給電のためのおよびデータの呼出しのためのケーブル設
置を行う必要がないと言う利点を有している。従って市販のカードキーを本発明
による制御機能を有しているカードキーと交換できるか、或いは後者のカードキ
ーを類似の様式の錠内に挿入することが可能である。
錠は、所属するハードウエア(記憶要素、レーザ、バッテリー等)を後に組み
込むことが可能であるように、相応するコントロールユニットのための空域を備
えた形でも提供される。この空域は例えば付加部分によって、例えばアングル体
として形成されている付加部分によって形成されている。このアングル体の一方
の脚部はねじ止め面に対して平行に指向して延在しており、場合によっては固定
部として働く。アングル体の他方の脚部は錠の表面を越えてキーカード−挿入ス
リットにまで延在しており、従ってキーカードは挿込みの際このアングル体の脚
部の端面の傍らを通り、その際読取りが行われる。この目的のため、上方の脚部
内に相応するハードウエア(記憶要素、レーザ、読取り装置等)を設けることが
可能である。以下に添付した図面に図示した実施例につき本発明を詳細に説明
する。
第1図は本発明により形成された錠を備えたドアの握り方向で見た図、
第2図は相応して形成されたキーカードの細部の図、
第3図は錠の平面図、
第4図は錠の背面図、
第5図は錠の内部構造の平面図、
第6図は第5図の細部の図、
第7図は第5図の細部の異なった図、
第8図は錠の内部構造の側面図、
第9図は錠の内部構造の背面図、
第10図はスライダが後退−終端位置に存在している場合の錠の縦断面図、
第11図は操作ハンドルと押心棒との結合の下でのキーカードによりスライダ
が前進した状態の第10図に相当する図。
第1図により、本発明により形成された錠1はドア2−例えばホテルの客室の
ドア−に固定されている。錠1はドア外側に設けられている四角の輪郭を有する
錠凾3を備えており、この錠凾はその一端に操作ハンドル4を支承している。こ
の操作ハンドルによりばねかんぬき5が引戻される。これに対してドア2の内側
に設けられている内側回転ハンドル6は直接ばねかんぬき5と結合されており、
従ってドア2のこちら側からは常にドア開錠が可能である。錠凾3は操作ハンド
ル4と相対している端部において、領域毎に磁化されたキーカード8のための挿
入スリット7を備えており、この場合磁化された領域Cは開錠コード−組合せを
内容としており、第二の部分領域Iは錠1内に設けられている記憶要素Sの始動
を行う。更に錠凾3は錠内部構造9を備えている。この錠内部構造は底部10、
中央部分11およびカバー部分12を備えている。半貝殻状の底部10は中央部
分11内にねじ込るれて来るねじ13により底部10と結合されている。この上
記の両部分10と11は前以て一緒に挿入され、その際中央部分11からは底部
10の方向に指向している調心突起14が出ており、この調心突起はそのために
設けられている底部10の凹部15内に係入する。ねじ13は同時にカバー部分
12の固定を行う。このカバー部分からカード挿入方向で指向しているハウジン
グ側壁17が出ており、このハウジング側壁は内方に整向されている支持舌片1
8をカード挿入側の端部において備えている。この支持舌片内にはねじ13が係
入する。カバー部分12の挿込みスリット7に相対している端部は舌片19を備
えており、この舌片はカバー部分12を中央部分11に押込んだ際この中央部分
11の心21の切欠き部20内に係入する。更に、ハウジング側壁17の舌片1
9に相対している端部において背後係合が達せられる。この目的のため、鉤状の
突起22もしくは23が中央部分11とカバー部分12により覆われる。
底部10並びに中央部分11は挿込みスリット7と反対側の端部において、二
つの他のねじ24により接合されて一つのユニットを形成している。底部10並
びに中央部分11にはアルミニウムが使用されているが、カバー部分12は合成
物質から成る。このカバー部分12と中央部分11との間には、同様に合成物質
から造られている板状に形成されているスライダ25が案内されている。このス
ライダ25はその一方の幅広側で中央部分11に載っている。相対している案内
面は真鍮から造られているラチェット板26を形成している。このラチェット板
はカバー部分12内に挿入されており、そこで側方に突出している部分により移
動しないように固定されている。ラチェット板26の孔29は第10に図示した
錠1の施錠位置内で、スライダ25の貫通している孔として形成されている支承
切欠き部30と面を同じする位置にある。上記の支承切欠き部30内には磁化さ
れたタンブラーピン31が入っている。各々の支承切欠き部30内にタンブラー
ピン31が存在していることは必ずしも必要ではない。何故なら、タンブラーピ
ン31の位置と極性とが錠1のその都度の開錠コード−組合に従うからである。
特にキーカード8の始動−領域Iに所属しているスライダ25の領域がタンブラ
ーピン31を有していない。
ラチェット板26の他の側には、同様に真鍮から成る案内板32が存在してお
り、この案内板に相対してアンカー板33が設けられている。このアンカー板は
三つの押えばね34でその位置に保持されている。上記の押えばね34自体はカ
バー部分12に支持されている。
アンカー板33は他の構造部分と異なり強磁性の材料から成る。このアンカー
板33は磁気タンプラーピン31を引付け、これによりタンプラーピンはラチェ
ット板26の孔29内に係入する。この状態でスライダ25は第10図に示した
そ基本位置から摺動脱出しない。何故なら、これを上記のタンプラーピン31の
ハウジングに固定されたラチェット板26内への係入が阻止するからである。ス
ライダ25の支承切欠き30の一部分をスライダ25の図面に図示していない回
転体内に設けることも可能であり、これによりコード変更をこの回転体の回転に
より行うことが可能である。
アンカー板33および案内板32は錠凾3の挿入スリット7に接続している。
アンカー板の前方の四角形縁部32′,33″は反対方向で湾曲しており、挿込
まれるキーカード8のための小間を形成している。その際、案内板32とアンカ
ー板33の相対している幅広面はキーカード−挿入孔35を成している。
戻りばねとして働く引張りばね36はその一端で中央部分11の横ピン37に
固定されている。この横ピン37はスライダ25に相対している中央部分11の
側面から出て底部10の内室内に突出している。引張りばね36の他方の端部は
中央部分11のスリット38を貫通しているスライダ25の突起39に取付いて
おり、これによりこのスライダは当接位置を区画された基本位置内に運動する。
更に、突起39の前方にはスライダ25の二つの傾斜した鼻部40,41が支承
されており、これらは突起39と同様に中央部分11を貫通している。鼻部40
,41の傾斜部分40′、41′は等しく形成されている。これらは弾性材料か
ら成る舌片45のウエッブ44の斜め方向に湾曲されて形成されている部片42
,43に取付いている。その際、この舌片45の中央の切欠き46を鼻部40が
貫通している。
弾性舌部45の挿入側の端部は中央部分11と底部10との間に延在しており
、弾性舌部45の挿入開口を通っているねじ13により其処に固定されている。
弾性舌部45の固定端部に相対している端部48はフオーク状に形成されており
、内歯を形成された結合スリーブ50の環状溝49内に係合する。第10図に示
した解離された状態にあって、結合スリーブ50はピニオン51を備えており、
このピニオンは断面が大きなカラー52と共に底部10の支承開口53内に設け
られている。カラー52内には直径方向のスリット54が形成されており、この
スリット内には押心棒56のハンマーヘッドの形状に形成された端部55が入込
ん
でいる。この押心棒は確実に回転するように内回転ハンドル6と結合されている
。
ピニオン51に相対して歯車57が設けられている。ピニオン51と歯車57
はその歯が等しく形成されており、結合スリーブ50の内歯に適合されている。
歯車57自体は、外回転ハンドル4と結合されている。歯車51,57の位置を
安定させるには、ピニオン51から出ている中央ピン51′が役立ち、この中央
ピンは歯車57の断面が適合されている袋孔57′内に入込んでいる。歯車57
は中央部分11の内室21の内部において延在しており、そこで断面が大きいカ
ラー57′″でもって内室21の支承凹部58内に入込んでいる。解離されて状
態にあって、結合スリーブ50は専らピニオン51を擁しており、従って歯車5
7と係合しない。従って、外回転ハンドル4を回転させてもピニオン51は帯行
されることがなく、従って押心棒56も帯行されない。結合スリーブ50を敢え
てその基本位置から移動させるためには、結合スリーブ50を備えている押えば
ねDが設けられており、この押えばねは一方では内室21の内側に支持されてお
り、他方では結合スリーブ50のカラー50′を負荷している。
スライダ25はそのスライド方向で存在している幅狭な縁部に各々一つの当接
カム59を備えている。これらの当接カムは舌部45の側方のばね部分60と協
働する。上記のばね部分60は係止鼻部60′でもって当接カム59と協働する
。
キーカード8とスライダ25との間において形状一体的な結合を造ることが可
能である。この形状一体的な結合はスライダ25の孔61内に支承されているピ
ン62によって形成される。この孔61はキーカード−挿入孔35の入口側端部
に存在している。ピン62の両端部63,64は円錐形に形成されている。ピン
62のの全長はスライダ25の厚みよりも大きい。中央部分11に向き合ってい
る円錐形の端部64はスライダ25の後退終端位置で錠ハウジングもしくは中央
部分11の円錐形の切欠き65内へ係入する。この切欠き65の深さは円錐形の
端部64の高さよりも小さい。この後退終端位置内において、他方の円錐形の端
部63はスライダ25の他方の幅広面から突出しており、キーカード−挿入孔3
5内に突出しており、従って円錐形の端部63は案内板32の縦スリット66を
貫通してアンカー板33に支持される。ピン62はキーカード8の切欠き67と
協働する。
舌片19に面している領域内において、カバー部分12内の中央に、記憶要素
Sとして働くチップ68が設けられている。このチップは錠凾3内に設けられて
いるが、しかし図面には示さなかったバッテリーを介して給電される。図示した
実施例にあっては、上記のチップ68の前方には、スライダ25の移動方向で見
て、二つの誘導コイル69,70が設けられており、これらの誘導コイルはチッ
プ68と結合されている。この場合このような配設は、誘導コイル69,70が
強磁性のアンカー板33の領域外に存在するように行われる。
以下に本発明による錠の作動態様に関して説明する。
錠1を外から外回転ハンドル4を回転させて作動させる場合、相応する開錠コ
ード−組合せを有する領域Cを備えたキーカード8を挿入スリット7内に導入し
なければならない。その際、キーカードは押えばね34の力によりアンカー板3
3を横方向に移動させる。挿入状態が完了したら、キーカード8はそのその挿入
側端縁8′でカバー部分12の方向を指向しているスライダ当接部25′に突当
たる。この状態で磁性タンブラーピン31はキーカード8の開錠コード−組合せ
を有する領域Cを介して移動され、これによりのタンブラーピンはラチェット板
26の孔29から抜出る。更に、ピン62のキーカード挿入孔35に面している
端部63はキーカード8の切欠き67と同列位置に来る。ここでキーカード8の
運動が更に行われ、その際スライダ25は引張りばね36の力に抗して帯行され
る。この移動の間、切欠き65は円錐形の端部64と共にピン62を制御し、こ
のピンが、第11図に示すように、キーカード8の切欠き67内に進入する。こ
の移動された状態において、ばね部分60の係止鼻部60′はスライダ25の当
接カム59を後方から捉え、これをこの前進移動された状態に保持する。スライ
ダ25の移動と共に、鼻部40の傾斜部40′によりウエッブ44が作用され、
引張りばね45がその固定点を中心にして旋回する。舌片45のフオーク状の自
由端48が結合スリーブ50と係合状態にあるので、この結合スリーブは摺動さ
れ、これによりこの結合スリーブは歯車57と係合する。ここで両歯車51,5
7が結合スリーブ50により捕捉されているので、外回転ハンドル4は錠1が操
作される。図11に示した前進移動状態においてキーカード8の始動領域Iが誘
導コイル69,70の領域内に入り、従ってこれによって条件付けられた変化、
例えば磁場の変化により誘導コイル69,70の起電力が生じる。この起電力は
データの記憶、特に日付および時間、そして場合によっては使用者コードを記憶
要素S内に記憶させる。誘導コイルの代わりに他のセンサ、例えばキーの多数の
磁性の個々の点に応動するホールプローブを使用することも可能である。この際
、記憶要素Sを始動させるために、スライダ25を先ず前進移動させるのが有利
である。錠1に一致しない開錠コード−組合せを有する領域Cを備えたキーカー
ド8はデータの記憶を誘起しない。キーカード8が、錠1内をドアの開錠が如何
なる場合にあっても行われるように移動されて始めて、上記の記憶が可能となる
。この際、例えば20の個々のデータの登録は、この個数を越えた際第一のデー
タが解消され、新しいデータに置換えられるように、行われる。記憶されている
データの呼出しは図示されていない部分位置を介して行われおよび/または記憶
要素の取出しによりもしくは取出し後にのみ行われる。その際、利用されていな
い部分は交換される。
誘導コイル69,70がキーカード−挿入孔35の領域内に存在するように装
置の配設が行われる。この際、この配設に相応して、始動領域Iがキーカードに
位置決めされる。即ち、その際この領域の磁場に記憶要素の接続(誘起)の機能
が更に付加される。錠1の開錠が行い得た場合のみ、登録可能であるようにする
ために、スイッチ機構を錠凾3の挿入スリット7に合い対して要る領域に設ける
ことが可能であり、このスイッチ機構はスライダ25が前進移動された状態にあ
って始めて記憶要素Sをしてデータ記憶を行わせる。
キーカード8を引抜く際、強制的にキーカード8内に入っているピン62を介
してスライダ25が後退終端位置に運動される。スライダはその際、切欠き65
に対して同列位置に達し、これによりキーカード8の完全な引抜きを許容する。
カード引抜き運動の間、当接カム59と弾性舌部45の係止鼻部60′の間の係
止は克服され、これによりあらためて出発状態が形成される。他方の鼻部41が
その傾斜面41′でウエッブ44の片43に作用し、これにより弾性舌部45が
その終端位置に戻ることにより、同様に結合スリーブが後退移動される。
場合によってはキーの挿入時間を確認するために、記憶要素によりキー引抜き
の時点を登録しておくことも可能である。
更に、登録されているキー挿入に続いて行われる外回転ハンドル4の開錠操作
を時間等に従って記憶要素内に記憶させることは、例えばヨーロッパ特許第1,
364,978号に記載されているように、スイッチ機構Schを介して心棒5
6の運動を呼出すことによって可能である。これは、(キーを使用することのな
い)ドア内側の錠操作を不能にすることがないと言う利点を有している。何故な
ら、記憶要素は移動するスライダによっては作動しないからである。
上記の明細書、図面および請求の範囲に開示されている本発明の特徴は単独で
も、また任意に組合わせても本発明を実施するのに重要である。開示されている
すべての特徴は発明にとって重要である。これに関してこの出願に開示されてい
る事柄は、所属する、添付した優先権証明書に開示されていることがらとも完全
に一致している。
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