JPH08505016A - 画像シーケンスの運動を階層的に予測する装置 - Google Patents
画像シーケンスの運動を階層的に予測する装置Info
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Abstract
(57)【要約】
装置は階層レベルにしたがって編成されている一連のマクロモジュール(1、2、3)を含んでいる。各マクロモジュールは現行画像を階層レベルに対応した所定サイズのマクロブロックに分割して、運動ベクトル・フィールドを後続のブロックに伝送するような構造とされており、かつビデオ画像のピクセルの輝度の値および現行画像に先行または後続する各画像の変位ベクトルに基づいて、変位した画像間差DFDiおよび階調を計算する第1回路(5、6)と、変位した画像間差のブロックごとの合計を行う第2回路(5、6)と、画像の変位ベクトルの補正を行う第3回路とを備えている。用途。ディジタル画像伝送チェイン。
Description
【発明の詳細な説明】
画像シーケンスの運動を階層的に予測する装置
本発明は画像のシーケンスを階層的に予測する装置に関する。
本発明は詳細には、伝送される情報のビット・レートを低減させる観点から画
像伝送チェインを作成することに適用される。
画像シーケンスの運動の予測および階層化コーディングを行う方法および装置
は、THOMSON CONSUMER ELECTRONICSの名義で出願されたフランス国特許願第89
11328号から周知である。この方法は数レベルの処理にしたがって実行され
る。この方法は第1レベルによれば、現行画像を2P+1・2P+1ピクセルのマクロ
ブロックに分割することと、先行画像について予測した運動ベクトルによって初
期化した反復再帰予測アルゴリズムを使用して、このマクロブロック分割に関連
する第1運動ベクトル・フィールドを決定することとからなっている。第2レベ
ルによれば、マクロブロックの各々をクアドラントに分割することと、これによ
ってもたらされるブロックについて、同じ予測アルゴリズムであるが、先行レベ
ルで予測された運動フィールドからのベクトルによって初期化されたアルゴリズ
ムを使用して第2の運動ベクトル・フィールドを決定することとから
なっている。i番目のレベルにおいて、レベルi−1で検討したブロックの各々
をクアドラントに分割することと、これによってもたらされるブロックについて
、先行レベルで予測された運動フィールドからのベクトルによって初期化された
同じ予測アルゴリズムを使用してi番目の運動フィールドを決定することとから
なっている。最小サイズのブロックは2l+1・2l+1ピクセルのブロックである。
最後に、対応するブロックに関連した運動ベクトルが、予測した変位ベクトルに
より連続した画像で互いに対応しているブロックの間の輝度の相違を示す基準を
最低限のものとする最低レベルの分割を選択することによって、得られる運動ベ
クトル・フィールドから最終運動ベクトル・フィールドを決定することからなっ
ている。
この方法は使用される再帰運動予測アルゴリズムの収束を向上させることがで
き、かつ得られる運動フィールドをコーディングするためにその後使用される「
クアドツリー」タイプのコーディングに、運動予測アルゴリズムを好適に適用で
きるようにするものである。しかしながら、アルゴリズムの暫定ループを実行す
ることによって、計算に長い時間がかかるようになり、しかも、HD.MACコ
ーダにこれを実施するのには、このタ
イプのコーダに簡単に統合し得ないような数の電子部品の数が必要となる。
本発明の目的は、上述の欠点を軽減することである。
このため、本発明の主題とするところは、画像のシーケンスの運動を階層的に
予測するための装置において、カスケード接続され、階層レベルにしたがって編
成されている一連のマクロモジュールを含んでおり、各マクロモジュールが現行
画像を階層レベルに対応した所定サイズのマクロブロックに分割して、運動ベク
トル・フィールドを後続のブロックに伝送するような構造とされており、かつビ
デオ画像のピクセルの輝度の値および現行画像に先行または後続する各画像の変
位ベクトルに基づいて、変位した画像間差DFDiおよび階調を計算する第1回
路と、変位した画像間差のブロックごとの合計を行う第2回路と、画像の変位ベ
クトルの補正を行う第3回路とを備えていることを特徴とする装置である。
本発明の主な利点は、従来技術の装置よりも製造が容易であるとともに、処理
レベルの数が大幅に少なくなり、しかも計算時間がはるかに短いハードウェア・
アーキテクチャのモデルを提供することである。
本発明の他の特徴および利点は添付図面に即して行われる以下の説明から明ら
かとなろう。
第1図は、本発明による運動の階層予測を行う装置の実施例の図である。
第2図は、第1図に示した処理モジュールの実施例の図である。
第1図に示したアーキテクチャはHD.MACコーダの階層再帰ブロックHR
Bから周知である。これは画像のブロックの区画の大きさによって規定された4
つの階層レベル(128、64、32および16)と、レベルあたり4つの予測
器を含んでいる。このアーキテクチャはモジュールであり、レベルの数を結果の
精度とハードウェアの規模の間の所望の妥協に応じて多くすることも、少なくす
ることもできる。図示の装置はそれぞれ1ないし4で表される4つ1組の処理マ
クロモジュールを含んでいる。各マクロモジュールは階層レベルの処理を行う。
これらの各々は3つのモジュール、すなわち2つの処理モジュール5、6と1つ
の判断モジュール7を含んでいる。遅延モジュール8、9、10はそれぞれマク
ロモジュール2、3、4に接続されている。処理モジュールの各々は2つの予測
器の補正
を並列に行う。レベルあたりの予測器の数は、もっと多くのあるいはもっと少な
い数のこれらのモジュールを使用することによって変更することができる。たと
えば、4つの予測器を含んでいるHD.MACコーダの場合、必要な処理モジュ
ールは2つだけである。各処理モジュールは、第2図に示すような態様で、3つ
1組のメモリ・ブロック11、12、13、変位された画像間差を計算するため
のブロック14、15、ならびに予測器を補正するための計算ブロック16を含
んでいる。第2図に示すように、画像シーケンスは3つのメモリ11、12およ
び13に格納され、該メモリは、時間t+1で示される次画像、時間tで示され
る現行画像、および時間t−1で示される先行画像をそれぞれ含んでおり、また
メモリ11の出力における次画像の変位したピクセルを包囲する4つのピクセル
の輝度値l1(t+1)、l2(t+1)、l3(t+1)、l4(t+1)、メモ
リ12の出力における現行点zの輝度値i(t)=i(z,t)、ならびに時間
t−1における先行画像の変位したピクセルを包囲する4つのピクセルの輝度値
l1(t−1)、l2(t−1)、l3(t−1)、l4(t−1)を含んでいる。
第1の点ごとの計算ステップはメモリからの輝度値
および初期変位ベクトルに基づいて、時間t−1における先行画像および時間t
+1における次画像に関して、変位されたフレーム間差DFDi-1(t+1)お
よび階調GRADx i-1、GRADy i-1(t+1)の値をもたらす。詳細にいえば
、ブロック14は下記の値を計算する。
ブロック15は下記の値を計算する。
ただし、DFDi-1=I(z,t)−I(z−Di-1,t−1)である。
変位ベクトルDi-1は次の反復式にしたがってブロック16で計算される。
ただし、D’xおよびD’yならびにDx i-1およびDy j-1はそれぞれ、レベルnの
対応するブロックのセットに対して差C−AおよびB−Dの部分和を計算した後
のそれぞれ反復iおよび先行反復i−1におけるピクセルのブロックに対する運
動ベクトルDiおよびDi-1の水平および垂直成分である。
各現行ブロックに対するN個の初期値(Nはしたがって、一般に4に等しくな
るように選ばれる)がこの現行ブロックに隣接しているが、異なるレベルにある
ブロック、すなわち1つ大きいブロック、に対応しており、このブロックに対す
る4種類の運動予測値を初期化することができ、アルゴリズムの反復式が収束す
るときに、先行レベルのベクトルの値を補う更新された運動ベクトルの4つの独
立した値を与えることができる場合、更新に使用される中間フレーム間差DFD
の平方値が計算され、メモリに記憶され、ブロック全体に加えられて、4回の計
算の完了時に各ブロックに対して、4つの更新された新しい変位ベクトルから「
最良」の変位、すなわち、このブロックに関する平方フレーム間差の合計Siが
最小となる変位を選択する。この最良ベクトルは次いで、レベルnで計算され、
反復レベルに応じてDV128またはDV64またはDV32またはDV
16で表される運動フィールドのベクトルの1つを構成する。
ブロック16を演繹計算を行うように編成することもできる。この場合、ブロ
ック16はDFD計算を使用し、かつ最小のDFDを与えるものをベクトルとし
て選択することによって、各現行ブロックに対して使用されるN個の初期値に判
断基準を直接適用する。上記の反復値を有する変位ベクトルDi xおよびDi yの
成分を得るような態様で、この選択したベクトルに補正を行う。合計の計算は現
行ブロックの8×8のブロックに対して行われ、次いで、現行ブロックに対する
合計が次の関係にしたがって行われる。
(DFDi-1はGradi-1に関してベクトルDi-1で計算したDFDである。
)
ブロック16は次に、現行ブロックに対する合計の計算、ならびにDi xおよ
びDi yの計算、すなわち予測Di-1の補正値の計算を行う。
この運動予測フェーズが完了すると、各レベル、すなわち各ブロック・サイズ
に対応する別の運動ベクトル・フィールドが
得られ、「クアドツリー」タイプのコーディング・ツリーなどのコーディング・
ツリーの構成に適応される最終運動フィールドが決定される。
4つの運動フィールドが決定されると、収束ステップは第1図の17で示され
ているブロックで、運動の最終フィールドを決定することとなる。運動の最終フ
ィールドの決定は、最小サイズの各ブロック、すなわち図示の実施例では16×
16ピクセルのサイズの各ブロックに対して、分割の各レベルで確立された様々
な運動ベクトルDVIを吟味することによって行われる。したがって、最小サイ
ズの各ブロックについて、手順を初期化したとき、すなわちレベル1で確立され
たDFD128を与えるベクトルDV128、レベル2で確立されたDFD64
を与えるベクトルDV64、レベル3で確立されたDFD32を与えるDV32
、およびレベル4で確立されたDFD16を与えるDV16が得られる。したが
って、これら4つのベクトルについて、ブロック17はそのDFDを比較し、も
っとも小さいDFDiを与えるベクトルDVIを、最終運動ベクトル・フィール
ドの最小サイズのこのブロックに割り当てられるベクトルとして選択する。同じ
選択がマクロブロックの16×16
のサイズのすべてのブロックに対して行われる。
各種の処理モジュールを3種類のASIC、すなわちビデオ信号の相互変位差
DFDおよび階調を計算するASIC、変位した画像間差の合計をブロックごと
に行う第2のASIC、ならびに予測器の補正に不可欠な高精度の除算を行う第
3のASICの助けを借りて作成することができる。この分割の利点はタイプ1
および3のASICに必要なメモリがきわめてわずかであるが、タイプ2には大
量のメモリが必要なことである。生産、設計、テストおよび電力消費の問題は、
有利に分割されることになる。しかしながら、近い将来、これら3つのタイプが
1つに組み合わされるということが考えられる。このきわめて反復性の高い部分
の容積が減少することは、デバイス全体を小さくするのに些末なものではない。
きわめて多くのメモリを必要とする操作であるDFDおよび階調の計算に関す
る先行および後続画像のピクセルの値のランダム・アクセスを避けるために、第
1の解決策はスポット周波数におけるグリッド・セルのピクセルの4つの値をも
たらす4つの単純な回路を使用することからなる。これによって、予測器ごとに
チャネルを1つだけ設けることが可能となり、各チャ
ネルは並列に作動する。改善策も予測器がポイントするウィンドウの数個の点を
、それ故、1回につき数個のグリッドをもたらす回路を使用することができる。
1回にN個の点(N個のDFDとN個の階調をもたらす)を処理することにより
、N−1個の他の予測器に同じ回路を使用できるようになる。すなわち、メモリ
をあまり必要としないというこの改善によって、数個の予測器のランダム・アク
セスを並列ではなく、直列に行うことができ、容積を大幅に減らすことができる
。
本アーキテクチャには、マクロブロックのサイズが16×16の各ブロックに
対して計算された128、64、32、および16というレベルiに応じて、変
位された画像間差の合計が計算されるという他の利点がある。事実、演繹計算の
場合、合計S(i−1)、すなわち予測器に対して計算されたDFDjの合計を
比較することによって、判断が下され、収束の場合には、合計S(i)、すなわ
ち階層レベルを問わず、サイズが16×16のブロックについて合計したベクト
ルについて計算したDFDiの合計を比較することによって、判断が下される。
ベクトルから合計S(i)を再計算しないために、本装置ではレベルi−1のベ
クトルに基づいて、各レベルiの予
測器を定義することが可能となる。それ故、何らかのi、すなわち、予測器に対
する変位された画像間差DFDiのサイズが16×16のブロックに対して合計
をとることによって、きわめてわずかなハードウェア・コストでレベルi−1の
収束に対して利用される合計を直接計算することができる。HD.MACに利用
した場合、合計S(i)128がレベル64で計算され、合計S(i)64がレ
ベル32で計算され、合計S(i)32がレベル16で計算され、合計S(i−
1)16が第1図の参照符号18で表される他の処理モジュールによって計算さ
れ、該モジュールの1つのチャネルだけが用いられる。処理モジュールから出る
情報を受け取るのが判断モジュールであるとすると、後続レベルの予測を生成し
、収束時に、iのベクトルと合計S(i=1)をもたらすことの両方に、これを
使用するのが好ましい。遅延モジュール8、9および10は本質的に、ビデオ信
号を補償する遅延を発生して、これを位相を合わせて各種の階層レベルに渡すメ
モリからなっている。これらのモジュールをカスケード接続し、単一の階層レベ
ルでの遅延補償を行うことができる。さらに、遅延モジュール19は処理モジュ
ール1の先頭に配置されて、システムの先頭で、ビデオ
・ラインの期間を倍にし、それ故、HD.MACにおけるように運動フィールド
が1つおきの画像で計算されるだけの場合にフレームの期間を倍にすることから
なる拡張を行う。この拡張は装置の他の部分全体の処理周波数を半分にすること
ができる。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1995年1月20日
【補正内容】
請求の範囲
1.画像のシーケンスの運動を階層的に予測するための装置において、カスケー
ド接続され、階層レベルにしたがって編成されている一連のマクロモジュール(
1、2、3)を含んでおり、各マクロモジュールが現行画像を階層レベルに対応
した所定サイズのマクロブロックに分割して、運動ベクトル・フィールドを次の
階層レベルのブロックにもたらすような構造とされており、かっビデオ画像のピ
クセルの輝度の値および現行画像に先行および後続する各画像の変位ベクトルに
基づいて、変位した画像間差DFDiおよび階調を計算する第1回路(5、6、
14、15)と、変位した画像間差のブロックごとの合計を行う第2回路(5、
6、16)と、画像の変位ベクトルの補正を行う第3回路(16)とを備えてい
ることを特徴とする装置。
2.各マクロモジュール(1、2、3)が判断モジュール(7)に結合された少
なくとも1つの処理モジュール(5、6)を含んでいることを特徴とする、請求
項1に記載の装置。
3.各処理モジュール(5、6)が少なくとも2つの予測器の補正を行うことを
特徴とする、請求項2に記載の装置。
4.各マクロモジュールがある階層レベルの各種の変位された画像間差の合計を
発生して、これらを下位の階層レベルのマクロモジュールへ伝送することを特徴
とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
5.マクロモジュール(1、2、3、4)が先行画像および後続画像の各種の予
測器のグリッド化されたブロックに対するランダム・アクセスを、グリッド・セ
ルのみへのアクセスと並列に、あるいはより大きなウィンドウへのアクセスと直
列に行うことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
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フロントページの続き
(72)発明者 ギヨテル,フイリツプ
フランス国、エフ―92402・クルブボワ・
セデツクス、ブワツト・ポスタル・329、
トムソン―セエスエフ・エス・セ・ペー・
イー(番地なし)
(72)発明者 オビ,ジヤン−イブ
フランス国、エフ―92402・クルブボワ・
セデツクス、ブワツト・ポスタル・329、
トムソン―セエスエフ・エス・セ・ペー・
イー(番地なし)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.画像のシーケンスの運動を階層的に予測するための装置において、カスケー ド接続され、階層レベルにしたがって編成されている一連のマクロモジュール( 1、2、3)を含んでおり、各マクロモジュールが現行画像を階層レベルに対応 した所定サイズのマクロブロックに分割して、運動ベクトル・フィールドを後続 のブロックに伝送するような構造とされており、かつビデオ画像のピクセルの輝 度の値および現行画像に先行または後続する各画像の変位ベクトルに基づいて、 変位した画像間差DFDiおよび階調を計算する第1回路(5、6、14、15 )と、変位した画像間差のブロックごとの合計を行う第2回路(5、6、16) と、画像の変位ベクトルの補正を行う第3回路(16)とを備えていることを特 徴とする装置。 2.各マクロモジュール(1、2、3)が判断モジュール(7)に結合された少 なくとも1つの処理モジュール(5、6)を含んでいることを特徴とする、請求 項1に記載の装置。 3.各処理モジュール(5、6)が少なくとも2つの予測器の補正を行うことを 特徴とする、請求項2に記載の装置。 4.各マクロモジュールがある階層レベルの各種の変位された画像間差の合計を 発生して、これらを下位の階層レベルのマクロモジュールへ伝送することを特徴 とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。 5.マクロモジュール(1、2、3、4)が先行画像および後続画像の各種の予 測器のグリッド化されたブロックに対するランダム・アクセスを、グリッド・セ ルのみへのアクセスと並列に、あるいはより大きなウィンドウへのアクセスと直 列に行うことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
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