JPH08505288A - 炭酸ガス飽和に関する改良 - Google Patents
炭酸ガス飽和に関する改良Info
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Abstract
(57)【要約】
容器に、二酸化炭素ガスを発生することができる無菌物質を適量添加し、その容器を密閉することを含む、容器中の滅菌生成物を炭酸ガス飽和する方法が開示されている。
Description
【発明の詳細な説明】
炭酸ガス飽和に関する改良発明の分野
本発明は、生成物を炭酸ガス飽和をする方法及びその方法により製造される炭
酸ガス飽和生成物に関する。本発明は、水、ソフトドリンク及びアルコール飲料
飲料を含む飲料のような液体生成物に関連する特定の用途を見出だしたものであ
る。発明の背景
飲料のような生成物を炭酸ガス飽和する最近の方法は、圧力下で気体の二酸化
炭素で処理し、適する容器に得られた炭酸ガス飽和生成物を入れることに関する
ものである。
しかし、そのような技術は、生成物が滅菌条件下でパッケージすべきものであ
る場合(例えば、その生成物が保存剤を含まない場合)には容易に用いられるも
のではない。
現在まで、炭酸ガス飽和生成物を無菌的に充填する容器の問題に対する便利な
解決法は開示されていない。発明の概要
第一の面において、本発明は、容器に二酸化炭素ガスを発生することができる
無菌物質を適量、容器に添加し、その容器を密閉することを含む、容器における
滅菌した生成物を炭酸ガス飽和する方法を提供する。
無菌であること(生存能力がある微生物が完全に無であること)は、達成する
ことが困難であり、評価するのが困難であり、さらに厳密には必要ではないこと
は当業者に認識されている。微生物の生存能力を有する数が特定の数未満に低減
している限りその生成物は害されるものではなく、その保存期間内に危険なまで
に汚染されはしない。従って、本明細書で用いられる用語「無菌の」は「効果的
に無菌の」を意味することを意図し、生存能力のある微生物の数及びタイプは重
要ではない条件をいうと当業者には理解される。例えば、従来の牛乳の低温殺菌
は牛乳を滅菌する(すなわち、生存する能力を有する微生物数を0にする)もの
ではなく、その製品を安全にし、害する速度を非常に低減させるものである。基
準として、ソフトドリンクの微生物混入の容認できる上限は、典型的には、製品
の25m/s当りおよそ1酵母又は糸状菌コロニー形成単位そしてml当りおよそ10
0細菌胞子である。
炭酸ガス飽和される生成物は、通常、液体形態である。従って、本発明の方法
は、炭酸ガス飽和された飲料の生成において特定の用途を見出だしたことである
。
一般的に、炭酸ガス飽和される生成物は「瞬間殺菌」(例えば75℃で30秒間)
により滅菌される。その代わりに、その生成物の性質によって、その生成物をフ
ィルター滅菌(filter sterilise)することが可能である。二酸化炭素(CO2
)を発生することができる無菌物質は、望ましくない風味又は他の特徴を生成物
に付与しないことが好ましい。
二酸化炭素ガスを発生することができる最も好ましい物質は固体の二酸化炭素
である。
しかし、その他の物質は当業者には明らかである。例えば、炭酸ガス飽和され
る生成物は作用物質(作用物質I)を含有する。従って、二酸化炭素ガスを発生
することができる物質は、作用物質Iと反応する場合に二酸化炭素ガスを生じる
、適量の他の作用物質(作用物質II)であり得る。例えば、作用物質Iは酸であ
り、作用物質IIは炭酸塩である(又はその逆でもよい)。クエン酸と炭酸アンモ
ニウムは特に適する物質であると考える。
明らかに、気体の二酸化炭素を発生することができる物質の添加後に、実質的
に気密であるように、容器を密閉する必要がある。このことは、二酸化炭素が溶
液から出ることを防ぎ、容器が滅菌条件からとり除かれたときに生成物の無菌性
を保持する。
例えば、固体の二酸化炭素を気体の二酸化炭素を発生させることができる物質
として用いる場合に気体の二酸化炭素を生成する速度が非常に速いことは当業者
に評価される。固体の二酸化炭素を生成物に添加すると、固体の二酸化炭素は昇
華し始める。しかし、その昇華の速度は、生成物中にその気体が溶解する速度よ
りもずっと大きい。このことは、容器内の二酸化炭素の非常に高い圧力をもたら
し、このことは、容器の一体化を損なってしまう。
従って、二酸化炭素ガスを発生することができる物質の添加の前に、炭酸ガス
飽和を2工程で達成するように生成物を部分的に炭酸ガス飽和することが本発明
の非常に好ましい特徴である。最初の部分的炭酸ガス飽和は、滅菌後に単純な従
来の方法を用いて(例えば、わずかに高圧で気体の二酸化炭素を用いて)都合よ
く行われる。典型的には、その生成物はその飽和レベル近くまで最初に炭酸ガス
飽和されるが、66乃至100%飽和のいずれかに炭酸ガス飽和され得る。従って、
この最初の炭酸ガス飽和は、実質的に要求される気体の二酸化炭素の量を低減し
、その生成物に望ましい最終的な炭酸ガス飽和レベルをもたらす。
従って、好ましい態様において、本発明は、生成物を滅菌し、滅菌条件下で生
成物の最初の炭酸ガス飽和を達成し、容器にその生成物を無菌的に充填し、第二
炭酸ガス飽和を達成するように、二酸化炭素ガスを発生することができる適量の
無菌物質をその容器に添加し、その容器を密封することを含む、生成物を炭酸ガ
ス飽和する方法を提供する。
二酸化炭素が液体にされるときに、その液体が二酸化炭素で飽和されるまで、
いくらかの二酸化炭素は溶解する。その時点の後に、圧力下で余分の二酸化炭素
が液体にされる。この余分の二酸化炭素は溶解しないが、液体の分子間に「閉じ
込められる」。
炭酸ガス飽和された生成物における「閉じ込められた」二酸化炭素の量は、炭
酸ガス飽和の程度に依存して生成物中に実際に溶解された二酸化炭素の量より多
いか、少ないか又はおよそ同じ量である。
生成物に溶解されたそして閉じ込められた二酸化炭素の量は、当業者によく知
られた方法によって決定される。それは、その生成物をじょう乱して(例えば生
成物を振盪して)閉じ込められた二酸化炭素を出させる(force out)ことによ
り都合よく達成される。次に、出された(forced out)閉じ込められた二酸化炭
素の量を測定し、単純な計算により溶解された二酸化炭素の量を出す。例えば、
二酸化炭素の2lを1lの生成物から回収したら、その生成物は「2容量」に炭
酸ガス飽和されていたという。
望ましい程度の炭酸ガス飽和を達成するのに必要な「過圧」は、二酸化炭素を
溶解する(液体における気体の二酸化炭素の溶解度は、低温において増加する)
液体の温度によって変化する。一般的に、二酸化炭素の1乃至4バールの過圧は
、約1℃乃至10℃の範囲の温度において二酸化炭素の1容量の炭酸ガス飽和を達
成するのに十分である。
生成物が少なくとも部分的に炭酸ガス飽和されたなら、炭酸ガス飽和が起きた
温度と同じか又はそれより低い温度に保たなくてはならない。このことは、もし
温度を上げると、二酸化炭素ガスは生成物から出てしまう傾向があるからである
。
生成物をその炭酸ガス飽和の最終レベルにするのに必要な二酸化炭素の量は、
当然、最終的な炭酸ガス飽和が起こる条件によりそして最初の炭酸ガス飽和中に
達成される飽和の程度に依存する。
典型的には、約1.5容量の二酸化炭素を最初の炭酸ガス飽和において溶解させ
、さらにおよそ1容量の二酸化炭素を容器における最終的な炭酸ガス飽和におい
て添加する。従って、一般的に、容器における最終生成物の炭酸ガス飽和度は、
二酸化炭素の1.5乃至5.0容量の範囲である。従って、各容器に添加される気体の
二酸化炭素を発生することができる物質の量は最終的な炭酸ガス飽和の望ましい
レベルをもたらすように調整され得る。
最近、飲料のような炭酸ガス飽和された生成物は、ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)を含むボトルで販売され、一度使用したら、廃棄される(「使い捨
て」ボトル)か又は、通常「PRBs」(PET返還ボトル)として知られてい
る再充填可能な/再使用可能なボトルである。非常に軽くかなり丈夫であるが、
この物質は二酸化炭素のかなりの内圧にさらされたときに変形してしまう可能性
がある。容器内での炭酸ガス飽和に必要な二酸化炭素の圧力を低減するので、好
ましい最初の炭酸ガス飽和工程に対する1つの理由である。
固体の二酸化炭素が、気体の二酸化炭素を発生することができる物質として用
いられる場合に、ポリエチレンテレフタレートの使用によって他の問題がもたら
される。固体の二酸化炭素を生成物に添加する場合、ボトルの底に沈んでしまう
傾向があり、冷凍生成物に囲まれてしまう。直接この二酸化炭素/氷と接触する
この領域を、非常に低い温度にするが、このことがポリエチレンテレフタレート
のような物質の応力亀裂をもたらす。
従って、ポリエチレンテレフタレートの容器を用いるときに、特に、二酸化炭
素を発生することができる物質の添加及び密封の後に、容器を逆さにすることは
本発明の好ましい特徴である。
好ましくは、その容器を2乃至10回逆さにしなくてはならない。ボトルの部分
が余り長い間、低温にさらされるのを防ぐのと同様に、この逆位は、気体の二酸
化炭素の溶解を助ける利点を有する。
容器を逆さにする装置は、関連する工業において、すでに広く用いられている
。数回、容器を逆さにするために、もし必要なら容易に改変することができる。
異なる製造業者により製造された異なるポリエチレンテレフタレートボトルが
異なる特徴を有するのに従って好ましい詳細な条件を変化させることができる。
その結果、特定の基準(例えば炭酸ガス飽和度)の最適なそして/又は最高の値
を当業者にとって予測できる方法で変化させることができる。
その他の面において、本発明は、上記の方法により製造された、滅菌炭酸ガス
飽和生成物を含有する容器を提供する。
本発明を、下記の例示的な実施例によりさらに記載する。実施例
一回分の鉱水をフラッシュ低温殺菌をし、続いて滅菌条件下で維持した。その
水を2℃に冷却し、2バールの過圧で気体の二酸化炭素を1.6容量の二酸化炭素
に炭酸ガス飽和した。次に、最初に炭酸ガス飽和した水を用いて、この工程及び
次の最終的な炭酸ガス飽和を通じて2℃に温度を維持して、1.5l容の使い捨ての
ポリエチレンテレフタレートボトル及びウエルスター(Wellstar)により供給さ
れた(同様に適するボトルは幾つかの他の製造業者からも入手できる)1.5l容の
再充填可能なポリエチレンテレフタレートボトルに充填した。次に、約2.7gの
固体の二酸化炭素を各々の容器に添加して、そのボトルをできるだけ迅速に栓を
した。2.7gの固体の二酸化炭素は0.9容量に匹敵した。従って、固体の二酸化炭
素の溶解時に、最終生成物を炭酸ガス飽和させて約2.5容量にした。そのボトル
を逆位にすることが、低温によるボトルの応力亀裂を防ぐことに役立つた。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
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RO,RU,SD,SE,SK,UA,UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.二酸化炭素ガスを発生することができる無菌物質の適量を容器に添加し、そ の容器を密閉することを含む、容器中の無菌生成物を炭酸ガス飽和する方法。 2.生成物を滅菌し、生成物の最初の炭酸ガス飽和を滅菌条件下で行い、容器に その生成物を無菌的に充填し、二酸化炭素ガスを発生することができる無菌物質 の適量をその容器に添加し第二の炭酸ガス飽和を達成しそして、容器を密閉する ことを含む、生成物を炭酸ガス飽和する方法。 3.生成物が、66乃至100%の飽和まで最初に部分的に炭酸ガス飽和される、請 求項2に記載の方法。 4.生成物に添加される、二酸化炭素ガスを発生することができる無菌物質の量 は、約1容量の二酸化炭素を発生するのに十分な量である、請求項2又は請求項 3に記載の方法。 5.二酸化炭素ガスを発生することができる無菌物質が、固体の二酸化炭素であ る、請求項1乃至4のいずれか1請求項に記載の方法。 6.容器がポリエチレンテレフタレートを含む、請求項1乃至5のいずれか1請 求項に記載の方法。 7.二酸化炭素ガスを発生することができる物質の添加の後に、容器を逆位にす る、請求項1乃至6のいずれか1請求項に記載の方法。 8.最終生成物を1.5乃至5.0容量の二酸化炭素に炭酸ガス飽和する、請求項1乃 至7のいずれか1請求項に記載の方法。 9.1つ以上の工程を1乃至10℃の温度で行う、請求項1乃至8のいずれか1請 求項に記載の方法。 10.請求項1乃至9のいずれか1請求項に記載の方法により製造された無菌の炭 酸ガス飽和生成物を含む容器。
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