JPH08505499A - 周波数およびタイミング制御を有するデジタル復調器 - Google Patents

周波数およびタイミング制御を有するデジタル復調器

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Abstract

(57)【要約】 PSK信号が受信され、リミッタ(26)でデジタル化されて信号の振幅特性を実質的に除去する。位相検出器(44)はデジタルデータを受信、ハイ状態とロー状態との間のデータの遷移に基づいて、位相評価を与える。位相評価はデータデコーダ(50)によって送信されたシンボルを表わす2進データに変換され、PSK信号を形成する。位相評価を決定するために多くのデジタルデータのオーバラッピングウィンドウが使用される。独自ワード検出器(52)はデータデコーダ(50)から2進データを受信し、相関技術を使用して、復調器の受信されたPSK信号との同期を実質的に最大にするウィンドウの1つの組を識別する。同期ウィンドウか識別された後、自動周波数コントローラ(46)はPSK信号のいかなるドリフトをもモニタし、位相評価を修正する。

Description

【発明の詳細な説明】 周波数およびタイミング制御を有するデジタル復調器 関連出願への相互参照 この発明は、この出願と同じ譲受人に譲渡され、引用によりここに援用される 、1993年2月4日出願の同時係属出願連続番号第08/013,625号に 関連する。 発明の分野 この発明は一般的にデジタル信号の復調に関連し、より特定的には直角位相シ フトキーイング(QPSK)される信号の復調に関連する。 発明の背景 現在、商業的なコードレス電話システムの設計は主にアナログ信号処理および 伝送技術に基づく。他の伝送システムにおけるデジタル技術の利用は、デジタル 技術を利用して達成される信号干渉およびノイズの低減によってシステム性能が 向上する結果となった。ゆえに、次世代のコードレス電話にデジタル信号処理お よびデジタル伝送技術を組入れることが望ましい。 このようなコードレス電話システムは典型的にはバッテリで電力供給されるポ ータブルステーション(ハンドセット)と基地局とを含む。基地局は他の通信網 に最適に接続される。この発明は任意のデジタル伝送システムにおいてもちいら れてもよいが、ここではその使用はデジタルコードレス電話(DCT)システム における適用のために記載される。 DCTシステムにおけるハンドセットと基地局との間の通信チャネルは、周知 のTDMA(時分割多重接続)技術であるスロットアロハ(slotted AL0HA)を 用いて与えられてもよい。DCTシステムはたとえば、ハンドセットと基地局と の間で情報を転送するためにTDD(時分割二重化)を用いて通信してもよい。 このようなシステムにおいては、バーストモードおよび連続モードの両方で動作 するのが典型的である。バーストモードは一般的には、メッセージをブロードキ ャストし、制御情報を送信するために、つまり基地局と特定のハンドセットとの 間でリンクを準備するために用いられる。リンクを準備するために制御機能のす べてが実行されると、データつまり音声データは連続モードと呼ばれる一連の連 続バーストを用いて送信されるだろう。 デジタル通信の広く用いられる形式は、位相シフトキーイング(PSK)とし て公知のデジタル変調技術を利用する。PSKにおいて、搬送信号の位相は通信 されるべき情報を表わす二進データに応答して2つ以上の値の間で切換えられる 。送信位相が2つだけ与えられる場合には、各位相は単一の二進数字を表わす。 たとえば、搬送信号は、二進数字の「1」に応答してその位相が180°になる よう切換えられ、二進数字の「0」に応答して0°に切換えられてもよい。この 技術は位相反転キーイング(PRK)として公知である。PRK波形は、 φ1(t)=A sin(ωct) (1) φ2(t)=−A sin(ωct) (2) と書き表わすことができ、ここでωcは搬送波の角周波数であり、φ1およびφ2 はPRK信号の位相である。等式(1)および(2)に従うPRK波形は図1に 示される。 帯域幅の効率性(時間単位につき送信されるビットの数)を増すために、直角 PSK(QPSK)として公知である技術が用いられる。QPSKにおいて、各 送信位相は2ビットのデータを表わし、それによって、各位相区間にわたって送 信され得るデータ量を増大させる。QPSK変調の利点は、QPSK信号を形成 するために搬送信号の同相(I)部分と直角(Q)部分とが変調され組合され得 るという点である。たとえば、図2aは搬送信号の変調されないフェーザを示す 。図2bおよび図2cは搬送信号の各IおよびQ部分の変調された搬送波をそれ ぞれ示す。QPSK信号は以下のように表わすことができる。 φ1=A cos(ωct) (3) φ2=−A sin(ωct) (4) φ3=−A cos(ωct) (5) φ4=A sin(ωct) (6) 図2dに示されるフェーザ図は、搬送信号のIおよびQ部分の組合せの結果であ る。 図3は先行技術のコヒーレントQPSK復調器のブロック図である。図示され るように、QPSK搬送波信号は受 信されて帯域フィルタ500によってフィルタリングされる。フィルタ500は 望ましくない隣接するチャネル干渉および熱ノイズを除去する。典型的には、自 動利得制御(AGC)502は、受信された信号のエネルギレベルを調整するた めに用いられる。TDMAシステムにおいては、大気による減衰、距離、および 散乱のためにダウンリンクフェージングから生ずる大きなバースト対バーストの レベルの差は有意にばらつき得る。したがってAGC502は受信された信号の ピーク電力を検出して、受信された信号の強さに従ってレシーバの増幅器レベル が調整され得るようレシーバにフィードバックを与える。電力分配器504は、 搬送波位相回復回路506およびビットタイミング回復回路508における電力 レベル差をそれぞれ補償するために設けられる。 搬送波位相回復回路506は受信されたPSK信号からI信号成分およびQ信 号成分を抽出する。90°ハイブリッド回路510はIおよびQ信号を分離する ために用いられる。このためには、I信号はcos(ωct)と、Q信号はsi n(ωct)と、ミキサ514および512によってそれぞれ混合される。積分 器518および516は、以下の周知の関係に従って、各時間区間にわたるダウ ンコンバートされた信号のエネルギを検出するのに用いられる。 ここで、f(t)は信号であり(つまり、理想的には区間 t1からt2までにわたってf(t)=φ1、φ2、φ3、またはφ4)、Eは 時間区間t1からt2までにわたる信号のエネルギである。IおよびQ信号の各 々に対して2つの送信位相が存在し、かつそれらは180°位相シフトによって 分離されるため、所与の時間区間にわたる信号の位相は図4に示されるように+ Eまたは−Eである。 図4は、同相信号の検出されたエネルギが−Eであるときは、受信された信号 が送信位相φ2(等式4)に対応する確立が最も高く、同相信号の検出されたエ ネルギが+Eであるときは、受信された信号は送信位相φ4(等式6)に対応す る確立かもっとも高いことを示す。同様に図4は、直角信号の検出されたエネル ギが−Eであるときは、受信された信号がφ3(等式5)に対応する確立が最も 高く、直角信号の検出されたエネルギが+Eであるときは、受信された信号はφ 1(等式3)に対応する確立が最も高いことを示す。 再び図3を参照すると、IおよびQ判断回路520および522は受信された 信号の送信位相を判断して送信データ、つまり信号の位相によって表現される二 進データを再構成する。再構成された二進データは判断回路520および522 から出力し、次いで並直列変換器524によって二進データの単一の直列ストリ ームに組合される。 DCTシステムを含む大抵の伝送システムにおいては、受信側ユニットと送信 側ユニットとの間の通信はバースト 同期を必要とする。そのような同期は典型的には、予め定義されるプリアンプル のような既知のパターンを検出する相関器に、復調された二進データを与えるこ とによって達成される。プリアンブルまたは他の既知のパターンの検出によって 、復調器はそれのタイミングを受信されたPSK信号と同期させて、受取られた シンボルをデコードすることができる。 システム性能を最適化し、エラーを低減するために、連続モードにおける動作 中に復調器のタイミングを受取られたシンボルに微同調させることは周知である 。このような微同調は、図3に示されるシンボルタイミング回復回路508によ って与えられてもよい。典型的なシンボルタイミング回復回路は、エネルギの最 大量がどの時間区間内に受取られるかを判断する。これらの区間は受信された信 号のシンボル区間と対応するはずである。したがって、その判断が1つのシンボ ルにのみ対応するよう、シンボルタイミング回復回路508は判断回路520お よび522に受信された信号の位相を判断させる。 図3のアナログ復調器は積分および判断機能をデジタル化することによって単 純化され得ることがわかっている。図5はそのようなデジタル復調器のブロック 図である。 ミキサ530を用いて受信された信号を復調した後、PSK信号は、ナイキス トレートがダウンコンバートされたPSK信号の最大周波数であるナイキスト周 波数の2倍よ りも大きい周波数でサンプリングされる。時間に関する信号のゼロ交差を判断し 、そのゼロ交差を基準送信位相と照らし合せることによって、受信された信号の 位相が判断され得ることがわかっている。波形デジタイザ532は図5において 一般的に536で表わされるダウンコンバータ信号をサンプリングする。ゼロ交 差デジタル信号プロセッサ(DSP)534は、サンプリングされた波形のゼロ 交差を評価し、次いでそれらを可能な送信波形の各々のゼロ交差と比較して、受 信された信号の位相を判断する。 しかしながら、この技術は、受信された信号の位相を判断するのに必要な、三 角関数のための反復する曲線のあてはめのために非常に複雑なものとなり得る。 さらに、ノイズ、シンボル間の干渉、およびタイミングの不一致が受信された信 号を劣化させるので、曲線そのものというよりもむしろ最善の曲線しか識別され 得ない。 これらの問題を回避するために、位相進行デジタル化技術が提案された。この 技術は、信号位相を直接デジタル化することによって、波形デジタイザ532お よび複雑なゼロ交差DSP534をバイパスする。この技術は、上方交差または 下方交差上の、受信されたPSK信号の各サイクルを計数するためのカウンタを 用いる。固定されるサンプルレートは変調のナイキストレートに少なくとも等し い、つまりシンボルレートの少なくとも2倍になるよう選択される。最適には、 多数のサイクルがサンプル間で生ずる。 サンプルは事象、つまり上方交差または下方交差を、時間でマークする。したが って、受信された信号の位相は、事象が各シンボル周期において生ずる時間を比 較することによって判断される。 たとえば、図6に示される位相進行グラフを考えられたい。この位相進行グラ フは事象を時間の関数として表わす。PSK信号はグラフの下に示される。サン プルまたは事象は各事象の時間と同様数えられる。各シンボルの位相を判断する ための曲線あてはめは、各線が可能な送信位相の1つと対応する平行線系となる 。この技術を用いると、すべての振幅情報は放棄され、三角法による曲線あては めを回避することができる。 残念なことに、この技術にもいくつかの限界がある。特定的には、このような スキームにおけるサンプリング周波数は、サンプルが上方ゼロ交差または下方ゼ ロ交差上で生じなければならないため、信号周波数とクリティカルに結び付いて いる。したかって、信号が、通信システムにおいて生ずることが周知である周波 数表漂動または他の理由による周波数の変化を経験するときには必ず、そのよう な周波数の変化を把握するためにサンプルレートは一定の調整を必要とする。 したがって、比較的高価でなくかつ実現が容易な、受信されたPSK信号の周 波数変化および漂動にかかわらず受信された信号の位相を検出し得るデジタル復 調器に対する 要求が以前として存在する。 発明の概要 この発明はデジタル復調器およびデジタルデータを復調するための方法を提供 することによってこの要求を満足させる。この発明に従うと、デジタル復調器は 、受信されたアナログPSK信号をサンプリングすることによって形成されるデ ジタルデータの入力を受入れて、そのデジタルデータにおける遷移に基づいてそ のデジタルデータを位相評価に変換する位相検出器を含む。位相評価は次いで、 データデコーダによって、送信される情報を示す位相データに変換される。 好ましい実施例においては、デジタルデータはデータのオーバラッピングウィ ンドウに分けられる。この好ましい実施例に従うデジタル復調器は、独自ワード 検出器、タイミング回復制御装置、および周波数制御装置を含む。デコードされ たデータは、それを予め定められる独自ワードと相関させる独自ワード検出器に 出力される。独自ワードが検出されると、重複するウィンドウのいずれの内で独 自ワードが検出されたかを示す信号を独自ワード検出器は出力する。 周波数制御装置は位相エラーを判断するために、データデコーダによって与え られた位相評価をモニタし、それらを可能な送信位相に最も近いものと比較する 。シンボル区間にわたる位相エラーの変化は周波数漂動を示すため、周 波数制御装置は、受信されたPSK信号の周波数を把握するために、その時々で 周波数オフセットを判断する。 タイミング回復制御装置は周波数オフセットを用いて、各シンボル周期後に判 断された位相エラーを調整する。復調器のシンボルのタイミングが受取られたシ ンボルのタイミングと同期されていれば、位相エラーは0に近づく。しかしなが ら、位相エラーが何らかの予め定められたしきい値よりも大きい場合には、復調 器のタイミングは受取られたシンボルのタイミングと同期するよう早められるか または遅延されなければならない。タイミング回復制御装置は、初期ウィンドウ および後期ウィンドウの位相エラーに関連するカウントをそれぞれ維持するため の初期および後期カウンタを含む。初期カウンタの位相エラーが後期カウンタの 位相エラーより大きい場合には復調器のタイミングは早められ、後期カウンタの 位相エラーが初期カウンタの位相エラーよりも大きい場合には復調器のタイミン グは遅延される。 さらなる好ましい実施例においては、位相検出器は、瞬時位相デコーダと、瞬 時位相評価器と、もし送信される信号が差分的にエンコードされる場合には差分 デコーダとを含む。瞬時位相デコーダは、デジタルデータにおいて遷移がいつ生 ずるかを識別する。瞬時位相評価器は、いつ遷移が生じるかに基づいて、受信さ れた信号の瞬時位相を評価し、多数の瞬時位相評価を平均する。差分デコーダは 、同 じタイミングを有するウィンドウに対応する位相評価に基づいて、逐次受取られ るシンボル間の位相差を計算する。 さらに別の好ましい実施例においては、デジタルデータは、受信されるアナロ グ信号を限定し、その限定された信号をサンプリングすることによって形成され 、それにより受信されたPSK信号からすべての振幅特性を復調前に実質的に取 除く。 図面の簡単な説明 以下の図面と関連させてこの発明の以下の詳細な説明を参照することにより、 この発明はよりよく理解され、かつその数多くの目的および利点は明らかとなる 。 図1はPRK波形をグラフで表現している。 図2はQPSK信号のフェーザ図を示す。 図3は先行技術に従うQPSK復調器のブロック図である。 図4はQPSKシンボルのエネルギ検出エンベロープを示す。 図5は先行技術のデジタルPSK復調器のブロック図である。 図6はPSK波形の位相進行グラフである。 図7はこの発明に従うデジタル復調器のブロック図である。 図8はリミッタ増幅器への信号入力およびそれからの信号出力を示す。 図9は1シンボル周期につき4つのウィンドウを用いるウィンドウ/シンボル タイミングの例である。 図10は復調器同期を微同調するための所望されるタイミング調整を示すタイ ミング図である。 図11はこの発明に従う位相検出器の好ましい実施例のブロック図である。 図12は瞬時位相デコーダの好ましい実施例のブロック図である。 図13はこの発明に従う瞬時位相評価器の好ましい実施例のブロック図である 。 図14はこの発明に従う差分位相検出器の好ましい実施例のブロック図である 。 図15はこの発明に従う瞬時位相評価器と差分検出器とデータデコーダとの好 ましい実現例のブロック図である。 図16はこの発明に従う同期するウィンドウに関する360°に近いシンボル 位相シフトをグラフで示す。 図17は、デジタルデータの例示的シーケンスを示し、かつそのシーケンス内 に生ずる遷移を示す。 図18はこの発明に従うπ/4のQPSK信号に対する四分円および八分円マ ッピングをグラフで示す。 図19はこの発明に従う自動周波数制御装置の好ましい実施例のブロック図で ある。 図20はこの発明に従う自動周波数制御装置の好ましい実現例のブロック図で ある。 図21はこの発明に従う自動タイミング回復制御装置の好ましい実施例のブロ ック図である。 図22Aはこの発明に従うAFCおよびATRCソフトウェアルーチンのフロ ーチャートである。 図22Bはこの発明に従うATRCソフトウェアルーチンのフローチャートで ある。 図23はこの発明に従う独自ワード検出器の好ましい実施例のブロック図であ る。 詳細な説明 図7は、この発明に従って構成されるデジタル復調器を含む、20で包括的に 示される無線周波数(RF)レシーバ/信号プロセッサの一部のブロック図であ る。このようなレシーバは、低コストで、それほど複雑でなく、かつ電力消費が 小さいという利点を有する。レシーバの全体的な機能は、アナログ入力信号(I F IN)からデジタルデータを回復してそのようなデジタルデータを中央プロ セッサ22に送ることである。IF INは好ましい実施例においては、アナロ グ形式の、π/4で差分的にコード化される、直角位相シフトキーイングされる (DQPSK)信号である。IF INはさまざまな位相で表わされるシンボル を表わすアナログ送信である。IF INは所与のシンボルレートで送信される 。各位相シンボルは1セットのデジタルデータ、つまり特定のビットシーケンス を表わす。図7に示される構成は組合せのアナログ/デジタル装置で あるが、これは集積回路の実現例にも可能である。 レシーバ20はダウンコンバータモジュール24とリミッタモジュール26と 復調器モジュール28とを一般的に含んで図示される。ダウンコンバータ24は IF INを約250MHzの受信された周波数から約1.152MHZの低い IF信号へダウンコンバートするように働く。リミッタ26は、低いIF信号ま たはダウンコンバートされた信号を制限することと、ダウンコンバートされた信 号の少なくともナイキストレートであるサンプルレートで信号をサンプリングす ることの両方を行なうよう働く。 復調器モジュール28はリミッタ26によって発生されたサンプルから差分位 相信号を回復する。このような回復は、差分位相信号からの位相情報の検出を最 適化するよう、周波数および位相エラーを除去することによって生ずる。差分位 相情報がダウンコンバートされた信号から回復されると、位相シンボルが判断さ れプロセッサ22への実際のデジタルデータ出力に変換され得る。 ダウンコンバータモジュール24は帯域フィルタ30、32および34ならび にミキサ36および38を含んで図示される。フィルタ30は、偽の混合イメー ジおよびもしあれば他のチャネル送信を含む帯域外信号を除去し、ノイズを低減 して、所望される信号を整形する。フィルタ30は、送信前に用いられるフィル タに、最適な「マッチングされる」フィルタをおおよそ近似する応答を表わす。 IF INのダウンコンバートはミキサ36および38を通して信号を送るこ とによって達成されることが理解される。ミキサ36および38に与えられる第 1および第2の信号のために選択される実際の周波数はそれぞれ必要なダウンコ ンバートを達成する任意の周波数であってもよいが、一定の周波数がその非干渉 特性のゆえに好ましい。選択される周波数のより詳細な説明およびそのような選 択に関連する考察は、1993年2月4日出願の同時係属出願連続番号08/0 13,625に見られるだろう。好ましい実施例においては、ミキサ36はIF INを約10.7MHzにダウンコンバートする。 フィルタ32はフィルタ30と同じ機能、つまりイメージ除去とノイズ除去と 信号整形とを行なう。ミキサ38はIF INの約1.152MHzへの最終ダ ウンコンバートを与える。フィルタ34は、ダウンコンバートプロセス中に生ず る混合積を主に除去する離散型インダクターキャパシタ(LC)フィルタである 。 リミッタ26の主な機能は、フィルタ34から出力された、ダウンコンバート されかつフィルタリングされたIF INアナログ信号を、AD変換器を用いる ことなくデジタル信号に変換することである。リミッタ26によって発生された デジタル信号はこの後さらなる処理のために復調器モジュール28へ与えられる 。 図7に示されるように、リミッタ26は増幅器40およ びサンプラ42を含む。好ましい実施例においては増幅器40は、任意の正の入 力は上限を有する出力を発生し、任意の負の入力は下限を有する出力を発生する ような、高利得増幅器である。増幅器40はダウンコンバータされた信号を、す べての正のアナログ入力に対してはAの値を有し、すべての負のアナログ入力に 対してはBの値を有する、離散的信号に変換する。増幅器40の出力の例は図8 に示される。 サンプラ42は増幅器40から出力された離散的信号をサンプリングして、そ れによりデジタル出力信号を与える。好ましくは、リミッタ26におけるサンプ ルレートおよびIF INの周期は、シンボル周期の相対的な素整数デジタル倍 である。さらに、サンプルレートはこの時点ではIF INの周波数に相対的に 近いことが好ましい(ただしサンプリングレートは少なくともダウンコンバート された信号のナイキストレートでなければならない)。好ましい実施例において は、サンプリングレートは約19.2MHZである。リミッタ26によって発生 されるデジタル信号はIF IN信号の振幅(つまり、受信されたDQPSK信 号の大きさ)に関する情報を含まないことが注目される。デジタル出力はダウン コンバートされた信号がいつ正から負へおよび負から正へ遷移するかを表わすの で(ゼロ交差)、ダウンコンバートされた信号の位相および周波数に関する情報 は復調器28によって判断され、それによって 元の送信された位相シンボルの回復が可能となって、それが次いで元のデジタル データの回復を可能にする。 図7に示されるように、復調器28は、位相検出器44、自動周波数制御装置 (AFC)46、自動タイミング回復制御装置(ATRC)48、データデコー ダ50、独自ワード検出器52、およびインタフェース制御装置54を含む。プ ロセッサ22はインタフェース制御装置54を介して復調器モジュール28に結 合される。 位相検出器44はリミッタ26から出力されたデジタル信号を分析して、1つ 以上の時間区間中のIF INの瞬時位相の評価を発生する。時間区間は、シン ボルレートが好ましくは192Ksps(1秒につき何千ものシンボル)である 、受信されたPSK信号のシンボル区間と最適に同期される。AFC46は瞬時 位相評価に基づいて周波数データを発生するよう機能し、その周波数データはデ ータバス56を介してプロセッサ22へ与えられる。周波数データは、周波数オ フセットつまりIF INの周波数エラーを判断して、位相検出器44によって 発生された瞬時位相評価の位相を修正するために、プロセッサ22によって用い られる。プロセッサ22による位相評価の修正は周波数オフセットに基づく。 プロセッサ22によって発生される、修正された位相評価はATRC48およ びデータデコーダ50へ入力として与えられる。データデコーダ50は、正しい 位相情報を、 送信されるデジタルデータのビットシーケンスを表わすシンボルに変換して、独 自ワード検出器52に二進出力を与える。好ましい実施例では、復調器28は少 なくとも2つのモード、つまりバーストモードおよび連続モードで動作可能であ る。このような実施例では、位相検出器44は、Nは整数1、2、3・・・である 、シンボルレートのN倍で位相評価を与える。位相検出器44は「ウィンドウ」 を定義する予め定められる数のサンプルにわたって位相評価を与え、ここでN個 の異なるウィンドウはシンボルレート、つまりシンボル周期または区間内で生ず る。位相検出器44が各シンボル区間に対してN個のオーバラッピングウィンド ウを定義することは特に好ましい。このような実施例では、検出器44は各ウィ ンドウに対する平均位相を計算し、その結果1シンボル周期についてのN個の平 均位相評価を与える。 図9は、シンボル区間ごとのオーバラッピングウィンドウの概念をグラフで示 す。この図においては、シンボル区間ごとに4つのウィンドウが定義されている 。各ウィンドウはシンボル区間の2分の1の長さを有する。その結果、位相評価 はシンボル区間の4分の1ごとに計算される。4つのシンボル区間は、t0から t1、t1からt2、t2からt3、およびt3からt4と示される。1つのシンボル φ0、φ1、φ2またはφ3は各シンボル区間中にそれぞれ送信される。ウィンドウ WA、WB、WcおよびWD の組は、すべてのウィンドウがウィンドウWA、WB、WCおよびWDの1つのタイ ミングを有する状態で、オーバラップして示される(これ以降ウィンドウ手段の 組と呼ぶ)。 復調器28のタイミングを受信信号、IF INと同期するために、復調器2 8は各シンボル区間におけるNのウィンドウのうちどれが最も中心に位置付けら れているか、すなわち図9におけるWAを決定する。このウィンドウは、同期ウ ィンドウと称される。バーストモードでは、独自ワード検出器52が、Nのウィ ンドウのうち最も中心にあるものを検出し、選択されたウィンドウと関連付けて タイミング調整が行なわれる。連続モードでは、ATRC48およびAFC46 が発生したタイミングおよび周波数データが用いられ、位相エラーを調整し、タ イミングを調整する、すなわちタイミングおよび周波数データが用いられて、そ のウィンドウのサンプルを遅らせるかまたは進めることにより、同期ウィンドウ に調整を行なう。 図10は、連続モードでの同期化を示す。ウィンドウWAは、所与のシンボル 区間においてほぼ中心となるように示される。このウィンドウは同期ウィンドウ として選択されるだろうが、同期ウィンドウを中心に置くことが所望されるため 、微調整が行なわれる。同期ウィンドウを中心に置くことには、シンボル間の干 渉を排除するという利点がある。ウィンドウWAを実質的に中心に置くためには 、点 線WA′により示されるように、2つのサンプル分遅延させなければならない。 上記より認識されるように、IF INに採用されるデータフォーマットは、 いかなるデータフィールドにも先行して独自ワードまたはプリアンブルを利用す ることが好ましいであろう。復調器28のデータ回復プロセスにおいて、利用さ れた独自ワードまたはプリアンブルはプロセッサ22にストアされるだろう。こ の独自ワードはプロセッサ22により独自ワード検出器52に与えられるだろう 。データデコーダ50は、独自ワードに対応する予め定められた数のビットを蓄 積し、このビットの蓄積を独自ワード検出器52に与える。独自ワード検出器5 2は次に、蓄積されたビットのシーケンスを独自ワードに相関させる。相関させ た結果に基づき、独自ワード検出器52は、検出信号をプロセッサ22に送信し 、同期ウィンドウを識別する。 ATRC48は、AFC46からの修正された位相評価を用いて、タイミング データを発生し、このタイミングデータをプロセッサ22に与える。プロセッサ 22はこのタイミングデータを用いて、位相評価に関してデジタルサンプルを遅 らせるかまたは進めることにより、すなわち同期ウィンドウを進めるかまたは遅 らせることにより、位相検出器22により与えられた位相評価のタイミングを調 整する。 次に復調器28の構成部分についてより詳細に考察する。 リミッタ26が発生したデジタル信号、すなわちレベルAまたはレベルBのいず れかである2つの値からなる信号が位相検出器44に与えられることが想起され るだろう。位相検出器44の好ましい実施例は図11に示される。位相検出器4 4は瞬時位相デコーダ58および瞬時位相評価器60を含む。もし差分的にコー ド化された位相シフトキーイング(DPSK)が送信信号を生成するために用い られれは、位相検出器44はまた差分検出器62を含まねばならない。 位相デコーダ58は、図7のリミッタモジュール26からデジタルサンプルの 入力を受信し、各デジタルサンプルを直前のサンプルと比較する。たとえば値A が「1」であり、値「B」が「0」であると仮定する。位相デコーダ58への入 力は、「1」と「0」のシーケンスであろう。入力に対し可能な値は2つしかな いため、連続するデジタルデータの組合せに可能なものとしては4つ(すなわち 00、01、10、11)しかあり得ない。位相デコーダ58は、リミッタ26 から受信した信号の連続する値に変化があるかどうかを示す出力を与え、もし変 化が発生していればデータにおいてその変化を識別するように機能する。好まし い実施例では、位相デコーダ58は、以下の表1に記載される真理値表に従い動 作する。 その他のデコード方式を使用して同じ情報を提供することも可能であることが容 易に理解されるだろう。 瞬時位相デコーダ58の好ましい実施例は図12に示される。シンプルなレジ スタまたはバッファを含むことが可能であるサンプル遅延64は、リミッタモジ ュールから次のサンプルが受信されるまで各サンプルをストアする働きをする。 次のサンプルが受信されたとき、ストアされたサンプルの値は、減算器66によ り次のサンプルの値から減算される。したがって、連続するサンプルが同一のと き、デコードされた出力は「0」である。表1に示されるとおり、次のサンプル がローからハイへ変化するときデコードされた出力は「+1」であり、ハイから ローへ変化したときデコードされた出力は「−1」である。 好ましい実施例においては、デコーダ58の出力は、表2に示される情報を表 す2つのビット、B0およびB1を含む。このようにして、B0は直前の2つのサ ンプルの間で遷移が発生したかどうかを示し、B1はもし発生したと すれば、どのような遷移かを示すだろう。 瞬時位相評価器60は位相デコーダ58の出力を用いて受信信号の瞬時の位相 を決定する。図13は、瞬時位相評価器60の機能ブロック図である。位相デコ ーダ58の出力は、ABSブロック68で抽出された絶対値を最初に決定するこ とにより処理される。デコードされた出力が遷移があったということを示せば、 すなわちB0=1であれば、ブロック70は、エッジが立上がるとき、すなわち B1=1のとき「0」の出力を与え、エッジが立下がるとき、すなわちB1=0の とき「π」の出力を与える。 上記のように、従来のPSK復調器は受信したPSK信号のゼロ交差点を検出 し、各ゼロの交差点において信号が立上がっているかまたは立下がっているかを 決定する。ゼロ交差点のロケーションは、受信したPSK信号と同じ周波数を有 する基準信号のロケーシヨンと比較される。基準信号および信号発生のために必 要とされる関連の複雑かつコストのかかるハードウェアの使用を排除するために 、位 相ランプ発生器72が用いられて時間の関数として瞬時位相評価をもたらす。 位相ランプ発生器72は、ウィンドウの区間の長さと等しい周期を有するラン プ信号を与える。連続するサンプルの各組に対し、ブロック70の出力、すなわ ち値「0」または「π」が、リミッタ信号のエッジがそれぞれ立上がっているか 立下がっているかに従い、加算器72によりランプ信号の現在の値に加算される 。結果として生じる総和は、瞬時位相評価である。2つの連続するサンプルの間 で遷移が発生するとき、ABSブロック68は「1」の出力を与える。2つの連 続するサンプルの間に遷移がないとき、すなわちB0=0のとき、ABSブロッ ク68は「0」を与える。ABSブロック68の出力は、乗算器74において加 算器73の出力、すなわち瞬時位相評価により乗算される。この態様で、遷移が 発生しなかったときは位相評価器からの出力は効果的にキャンセルされる。 瞬時位相評価の各々は、乗算器74から平均化装置76へ与えられる。平均化 装置76は、予め定められたウィンドウ区間の各々に対する瞬時位相評価を蓄積 し、各ウィンドウ区間に対する平均化された位相評価を与えるために平均化装置 76が使用するタイミング入力78、つまりSYMBOL TIMING信号を 有する。SYMBOL TIMING信号78は、プロセッサ22により生成さ れ、シンボルレートと等しいクロックレータを有する信号を与 える。 もし送信された信号が差分的にコード化されていれば、位相検出器44は好ま しくは差分検出器62を含むであろう。差分検出器62のブロック図は、図14 に示される。図9に示されるように、シンボル周期または区間につき、4つのオ ーバラッピングウィンドウが使用されると仮定する。平均化装置76からの各平 均位相評価は、後続の平均位相評価の4番目から減算器80により減算され、対 応する連続するウィンドウからの平均差分位相シフトを決定する。 言い換えれば、各シンボル区間の間に、ウィンドウWA、WB、Wc、およびWD の各々に対し平均位相評価が決定される。時間の区間t0からt0の間にウィンド ウWAに対して生成される平均位相評価は、図14に示されるように、区間t1か らt2の間に生成された平均位相評価が平均化装置76により与えられるまで、 シンボル遅延ブロック82により遅延される。区間t0からt1からの平均位相評 価は次に、減算器80により区間t1からt2の平均評価から減算され、結果とし てシンボルφ0とφ1との間の平均差分位相となる。したがって、シンボル遅延ブ ロック82は、4つのウィンドウの各々に対したとえば一連の記憶レジスタに平 均化された評価をストアし、各平均化された評価に対し出力を与え、対応するウ ィンドウの次の平均評価、すなわちこの例では後続の4番目のウィンドウと ともに減算されるようにしなければならない。 QPSKにおいて、1つのシンボルが0°と90°との間の位相に対応し、第 2のシンボルが90°と180°との間の位相に対応し、第3のシンボルが18 0°と27°との間の位相に対応し、4番目のシンボルが270°と360°と の間の位相に対応するようにシンボルは選択されるため、瞬時位相評価器60、 差分検出器62、およびデータデコーダ50は好ましくは、図15に示されるよ うに実現される。 位相カウンタ84は、ウィンドウ開始信号により各ウィンドウ周期の始めに実 質的に0に初期化される、すなわちカウンタ84はシンボル区間の各4分の1に 対し繰返しカウントを行なう。位相カウンタ84は、好ましくはリミッタ26の サンプリングレートに対応する各クロック信号fsで増分される。 プロセッサ86は、5つのエッジをカウントするためのエッジカウンタとして 機能するように適応する。エッジカウントが5よりも小さいかまたは5に等しい 間、プロセッサ86はANDゲート88に論理ハイ出力を与える。遷移が検出さ れるたびに、すなわちB0=1のとき、ANDゲート88の出力は論理ハイとな り、したがってアキュムレータ90を可能化する。エッジカウントが5を超える とき、ANDゲート88へのプロセッサ86の出力は論理ローとなり、したがっ てアキュムレータ90を不能化する。この ようにして、DETECT信号、すなわち位相デコーダ58の出力のビットB0 で示されるように、エッジが検出されるごとに、アキュムレータ90は位相カウ ンタ84の現在の値を入力し、プロセッサ86により5つのエッジが検出される までこれら値を蓄積し、その際アキュムレータ90は不能化される。 もしベースバンド信号の周波数が、ウィンドウ区間の4分の1の間に5つの遷 移のみが発生し得るというようなものであったなら、アキュムレータの内容は各 4分の1のシンボル区間の始めで出力できるため、プロセッサ86およびゲート 88はアキュムレータ90を可能化/不能化する必要はないであろうことが注目 される。 蓄積されたカウンタの値は好ましくは遅延メンバ92および加算器94に出力 される。連続する4分の1のシンボル周期のうち2つごとに対するカウンタの値 の蓄積は、加算器94により加算され、結果として各ウィンドウに対する位相の 値となる。 DPSKが用いられるとき、各位相の値は同じウィンドウ(たとえばWA、WB 、WC、またはWD)に対応する次の位相の値から減算される。したがって、いか なる2つの位相の値の間の差も360°に対応する数を超えてはならない。この ような動作は、差分デコーダ96およびフォーマットコンバータ98により効果 的に達成される。差分デコーダ96は平均差分評価を発生し、コンバータ98は 平均差分評価を、差分位相の四分円、いかなるエラーの符号、およびいかなるエ ラーの量も表わすデータフォーマットに変換する。差分デコーダ96およびコン バータ98の動作をより十分に認識するために、復調器28に関連する何らかの 位相シフトイベントを考慮する必要がある。 完全360°位相シフトに対するアキュムレータ90の範囲は、結果として同 じ位相評価となる蓄積における最大の差を調べることにより計算された。図16 の上部側の波形に示されるように、始めに検出されたエッジは所与のウィンドウ 周期のちょうどカウント0で立上がる。この特定的な検出は、アキュムレータ9 0において累算総和82(カウンタ84により与えられる0+8+16+25+ 33)を与えるだろう。立上がりエッジが下側の波形に示されるようにカウント 0の前無限小の時間で発生すれば、最初に検出されたエッジはカウンタ84のカ ウント8で立下がり、蓄積総和123(8+16+25+33+42)を与える 。これら蓄積総和を等しくするために、42のオフセットが最初の総和に加算さ れねばならない。好ましい実施例の文脈において、このようなオフセットはπラ ジアンの位相シフトを加算することに対応する。したがって、2πまたは360 °の位相シフトは84カウント離れている。したがって、アキュムレータ90に おいて蓄積されたカウンタの値は、受信したPSK信号がどの位相四分円の中に あるか、およびもしあれば受信したPSK信号に関連する エラーの量を示す情報を発生するのに用いられることができる。 たとえば、図17に示されるデジタルデータのシーケンスを考慮し、カウンタ 84がサンプラ42のサンプリングレートでカウントしている、つまりクロック fsのパルスレートがサンプリングレートと等しいと仮定する。もしこのデータ がリミッタモジュール26から出力され、第1のビットがウィンドウの境界に対 応すれば、5つの遷移が、3、11、20、28および36のカウンタの値でそ れぞれ発生する。これら5つの数の総和は98である。このデータは図9のシン ボルφ1とウィンドウWAのタイミングとに対応し、次の1/4のシンボル区間( すなわちWcの最初の半分)の間に同じデータが発生すると仮定する。これらの 仮定の観点から見れば、加算器94は次に1/4のシンボル区間両方に対して蓄 積されたカウンタの値をともに加算し、196の平均位相評価に達する。 差分デコーダ96(図15)は次にWAのタイミングに対応する先行するシン ボルφ0の平均位相評価から196を減算する。もしWAに対応するφ0に対する 平均位相評価が280であったなら、シンボルφ0とφ1との差は84または2π であろう。サンプラ42のサンプリングレートは好ましくは19.2Mhzであ るため、1.152Mhzのベースバンドデータ信号のサイクルにつきおよそ1 6.67サンプルがあり、アキュムレータ90は5の遷移 ごとに不能化されるため、10(ウィンドウの各半分から5)の遷移は、およそ 84のサンプルを必要とするだろう。したがって、位相カウンタ84はウィンド ウ周期の各半分ごとに0から41に増分されねばならない。 各平均位相評価は、ウィンドウの同じ組に対応する直前の平均位相評価から減 算されるため、各立下がりエッジ、すなわち前述のとおりB1が0のとき、この 立下がりエッジに対しπを加算する必要はない。もし第1のエッジが立上がりで あれば、エッジのシーケンスは立上がり、立下がり、立上がり、立下がり、立上 がりとなるだろう。理論的には、πは各立下がりエッジに対し一度、二度のみ加 算されねばならない。もし第1のエッジが立下がりであれば、5つのエッジのシ ーケンスは、立下がり、立上がり、立下がり、立上がり、立下がりとなるであろ う、そして3πが蓄積されたカウンタの値に加算されねばならない。これらは、 5つの連続するエッジに対するシナリオでしかないため、差分デコーダ96によ り先行する値から1つの蓄積された値が減算されるとき、少なくとも2πがキャ ンセルされるだろう。したがって、各立下がりエッジに対しπを加算する必要は ない。 しかしながら、一方の蓄積されたカウンタの値が最初に立下がり第1エッジを 有する遷移のシーケンスに対応し、他方の蓄積されたカウンタの値が立上がり第 1エッジを有する遷移のシーケンスに対応する場合、2つの蓄積された カウンタの値の差は一定のバイアスπを含むであろう。したがって、好ましい実 施例では、もし対応する遷移のシーケンスが立下がりエッジで開始するならば、 πに対応する42の値が、平均位相評価に加算される。この特徴は、図15に示 されるように、第1に検出された遷移が立下がりエッジであるイベントにおいて は加算器94に42の出力を与えるプロセッサ86により実現されてもよい。 ウィンドウの組における連続するウィンドウに対応する平均位相評価の間の差 は、1つのシンボルから次のシンボルへのPSK信号の位相四分円を決定するた めに用いられる。四分円は以下の表3に従って規定されてもよい。 したがって、もしウィンドウWAに対応するシンボルφ1およびφ0に対する平均 位相評価間の差が24ならば、φ1で表わされる平均差分位相は第2の四分円、 すなわちビットシーケンス「01」にあるであろう。 さらなる好ましい実施例において、送信された信号の位相は、各四分円におい て中心的に、すなわち10、31、 52および73に位置付けられる。つまり24の差分位相は第2の四分円の位相 の値よりも7小さい。この実施例では、フォーマットコンバータ98は、平均差 分評価を、差分位相の四分円、エラーの符号およびエラーの量を表わすデータフ ォーマットに変換できる。 四分円および八分円(すなわちエラーの符号)は、図18にグラフ形式で示さ れる。四分円は八分円にさらに分割されている。たとえば、上記の例のように平 均差分位相評価が24の場合、フォーマットコンバータ98の出力は、0110 111であろう。最初の2つのビット「01」は第2の四分円を示す。3番目の ビット「1」は、図18に示されるようにエラーが第2の四分円の第1の八分円 内にあることを示し、残余の4つのビット「0111」は、エラーが7またはお よそ30°であることを示す。好ましい実施例では、各カウントはおよそ4.3 °を表わす。 さらに好ましい実施例において、プロセッサ86は、第3および第4の検出さ れたエッジに対応するカウンタの値の間の差を計算する。計算された差および4 番目のエッジに対応するカウンタの値はプロセッサ86のメモリにストアされる 。もし5番目のエッジがカウント84のときまたはその前にプロセッサ86のエ ッジカウンタ部分により検出されなければ、計算された差は4番目のカウンタの 値に加算され、この補間された値は加算器94に与えられる。したかって、もし 5番目のエッジが検出されなければ、位 相評価器はそのエッジに対して補間し、平均位相評価を生成することができる。 図7に示されるように、平均位相評価または平均差分位相評価は、位相検出器 44からAFC46に出力される。AFC46の詳細なブロック図は図19に示 される。AFC46は100として包括的に設計されたハードウェアおよび10 2として包括的に設計されたソフトウェア両方を含む。好ましくは、AFCソフ トウェア102はプロセッサ22内に存在する。前記のとおり、AFC46が発 生した周波数データは、レシーバ20が連続モードで動作しているとき、および 独自ワードが検出された後、各時間の周期の間にプロセッサ22によりプロセッ サにストアされる。プロセッサ22はこのデータを用いて各ウィンドウ区間の間 にリミッタモジュール26の出力の周波数エラー(周波数オフセット)を決定す る。 周波数オフセットは、AFCソフトウェア102により修正周波数記憶装置1 04でストアされ、位相検出器44が与えた各平均または差分位相評価に、加算 器106により加算される。以下により詳細に述べるように、この加算は結果と して修正された位相となる。修正された位相は、ATRC48およびデータデコ ーダ50への入力として与えられる。 修正された位相はまた、位相エラー検出回路108に与えられる。シンボルタ イミング入力は、プロセッサ22に より位相エラー検出回路108に与えられる。シンボルタイミングが用いられて 、独自ワードの検出後独自ワード検出器52により識別された同期ウィンドウに 対応する修正された位相入力、たとえばウィンドウWAに対応する修正された位 相入力を選択する。 位相エラー検出器108は、選択されたウィンドウの修正された位相をストア し、各位相を起こり得る送信されたシンボルと比較する。たとえば、π/4QP SK変調システムにおいて、送信されたシンボルの組は、45°、135°、2 25°、および315°を含んでもよい。したがって、もし選択されたウィンド ウの修正された位相が35°であれば、位相エラー検出器108は45°の送信 位相を最も近い位相として識別し、この差を−10゜と計算するだろう。 正/負しきい値検出器110および112は、修正された位相と選択された送 信位相との間の計算された差が、予め定められた正のしきい値よりも大きいか、 または予め定められた負のしきい値よりも小さいかをそれぞれ決定する。好まし い実施例では、各検出器110および112に対するしきい値は、それぞれ2お よび−2であり、およそ±8.6°に対応する。もし位相エラーが正のしきい値 よりも大きければ、正のカウンタ114が増分される。もし位相エラーが負のし きい値よりも小さいければ、負のカウンタ116が増分される。各スロットの最 後に(好ましい実施例 では各バーストは5つのスロットを含む)、カウンタ114および116の内容 は、処理のためにAFCソフトウエア102に出力される。 周波数は、以下の関係により位相に関連する。 f(t)=dφ(t)/dt (8) そのためこの式においてf(t)はPSK信号の周波数の関数であり、φ(t) はPSK信号の位相の関数である。したがって、以下の等式より周波数エラーが 決定できる。 n+1−tnはスロット周期であり、Δfはその区間の間の周波数オフセットであ り、φe(tn)はそれらそれぞれの時間での位相エラーである。したがって、受 信信号の周波数オフセットは、負のカウンタ116により保持される負の位相エ ラーを正のカウンタ114により保持される正の位相エラーから減算することに より、各スロットの最後に容易に計算できる。もし周波数が一定のままであれば 、これは理想的だが、スロット周期の間の信号の位相エラーは、一定のままのは ずである。したがって、φe(tn+1)−φ(tn)=0となる。周波数は雑音お よびその他のファクタが原因でドリフトするため、Δfは各スロット区間に対す る平均オフセット周波数を表わす。 各スロットの最後で、周波数アキュムレータ118は、減算器120で決定さ れた累積位相エラーで更新される (すなわち正のカウンタ85の値マイナス負のカウンタ86の値)。更新された 蓄積位相エラーは次に112で予め定められたしきい値と比較される。しかしな がら、各スロットの後そのような比較を行う必要はなく、むしろいくつかのスロ ットからの累積位相エラーが値をしきい値と比較する前に蓄積されてもよい。も し蓄積された位相エラーがしきい値よりも大きければ、104で新しいオフセッ ト周波数が生成され、プロセッサ22によりストアされる。新しいオフセット周 波数は次に、AFC46への位相評価入力の位相エラーの修正のために用いられ る。カウンタ114と116との総和は、位相の分散に比例する。結果として、 この総和はロックインジケータおよび信号品質評価器として有効である。この総 和は加算器124により生成され、指数フィルタ126を通して送られる。フィ ルタ126の出力は、長期信号品質の評価として使用できる。 特に好ましい実施例において、AFCハードウェア100(加算器106と位 相エラー検出器108とを除く)は、図20に示されるブロック図に従って実現 される。位相エラー検出器108からの修正された位相エラービット出力は、し きい値検出器130への入力として与えられる。好ましくは、しきい値は2に設 定される。もし位相エラーが2よりも大きければ、しきい値検出器130は論理 ハイ信号を出力し、もし位相エラーが2よりも小さければ、しきい値検出器13 0は論理ロー信号を出力する。エラーが識 別された四分円のどの八分円にあるかを示すビット(コンバータ98による第3 のビット出力)は、ANDゲート132および134に入力される。位相エラー がしきい値を超え、位相エラーは第1の八分円にあったとき、すなわち符号ビッ トが「1」のとき、ANDゲート132の出力は、後期カウンタ136を増分す るだろう。しかしながら、位相エラーが第2の八分円にあるとき、すなわち符号 ビット=「0」のとき、入力138でANDゲート134に反転される。AND ゲート134はその後出力を与え、初期カウンタ140を増分する。 前記のとおり、修正された位相は、AFC46から各ウィンドウ区間に対応す るATRC48へ出力される。図21で、ATRC48の機能ブロック図が示さ れる。ATRC48は、ハードウェア142およびソフトウェア144を含むよ うに示される。ATRC48は独自ワードが検出された後にタイミングのトラッ キングを開始するため、同期ウィンドウの前のウィンドウおよび同期ウィンドウ の後のウィンドウが識別できる。 同期ウィンドウの前の1つのウィンドウからの修正された位相は、絶対(AB S)初期エラー検出器146に入力され、同期ウィンドウに続く1つのウィンド ウからの修正された位相は、ABS後期エラー検出器148に入力される。AB S初期エラー検出器146およびABS後期エラー検出器148は、好ましくは 修正された位相にラッチし、 その値に基づいて、起こり得る送信された位相のどれがその値に最も近いかを決 定する。最も近い送信位相と修正された位相の値との差は、初期または後期エラ ーのいずれかを規定する。 同期されたウィンドウは送信されたデータの検出、復調およびデコードに関連 するエラーを最小限にするためにシンボル区間内で最適に中心決めされるので、 初期エラーおよび後期エラーは最適には等しい、つまり同期されたウィンドウが シンボル区間内で適切に中心決めされていることを示す。したがって、初期エラ ーは減算器150によって後期エラーから減算され、同期されたウィンドウのウ ィンドウオフセットエラーを与える。このウィンドウオフセットエラーは正しき い値検出器152および負しきい値検出器154によって正のしきい値および負 のしきい値と比較される。ウィンドウオフセットエラーが正のしきい値より大き ければ、正しきい値検出器152は初期カウンタ156をインクリメントする。 ウィンドウオフセットエラーが負のしきい値より小さければ、負しきい値検出器 154は後期カウンタ158をインクリメントする。 1スロットの間にデータのすべてが受信されてしまうと、初期カウンタ156 および後期カウンタ158はそれぞれのカウンタの現在値をATRCソフトウェ ア144に出力する。後期カウンタの値は減算器160によって初期カウンタの 値から減算され、結果として生じる差はタイミング アキュムレータ162に与えられる。タイミングアキュムレータ162は、デー タの数個のスロットの間に、そこに蓄積されたウィンドウタイミングエラーをし きい値コンパレータ164に与える。しきい値コンパレータ164はウィンドウ タイミングエラーを予め定められたしきい値と比較する。ウィンドウタイミング エラーがしきい値より大きければ、ATRCソフトウェア144はそれによって ウィンドウタイミングを調整して、同期ウィンドウをより正確に中心決めするた めのサンプルの数を計算する。 たとえば図10に示されるウィンドウシンボルタイミング図を参照して、WA は同期ウィンドウであるとする。ATRC48はWAは2サンプル分遅いと判断 し、タイミング調整信号を与えて、位相検出器44にウィンドウタイミングを2 サンプル分遅延させる。 カウンタ156および158の和もまた位相の分散に比例する。その結果とし て、この和はロックインジケータおよび信号品質評価器として有用である。この 和は加算器166によって発生され、指数フィルタ168を通される。フィルタ 168の出力は長期信号品質の評価として使用できる。 AFCソフトウェア102およびATRCソフトウェア144は、図22Aお よび図22Bに示されるフローチャートに従って実現される。図7の汎用プロセ ッサ22は好ましくは受信器に結合され、202で示されるようにいつ バーストが受信されるかを示す入力を受信する(図7にはインタフェースは示さ れていないことに注意されたい)。その後、プロセッサ22は204で示される ようにバーストの終了を待つ。バーストの終了は中断または受信器によってプロ セッサ22に与えられた他の信号によって、または各バーストが既知の持続時間 の間続く場合には、バーストが始まった時間およびその既知の持続時間に基づい てバーストが終了する時間を計算することによって判断され得る。 連続モードでバーストを受信した後、プロセッサ22は206で示されるよう にAFCカウンタおよびATRCカウンタを読む。バーストの間の周波数オフセ ットは負カウンタに記憶された値からAFC正カウンタに記憶された値を減算す ることによって208で計算される。この周波数の差はその後210で、もしあ れば、蓄積された周波数差に加えられる。この蓄積された周波数差は、212で 示されるように、好ましくは10に設定されるしきい値と比較される。212で この蓄積された周波数差の絶対値がしきい値より大きければ、AFCソフトウェ アは214で蓄積された差が正であるか負であるかを判断する。もしこの差が正 であれば、周波数オフセットは1サンプル分インクリメントされる。好ましい実 施例ではサンプル速度は19.2MHzであり、1シンボル区間当りのサンプル の数は84であるので、1サンプル分のインクリメントは2.28 5KHz(19.2MHz/84)の周波数調整と等価になる。蓄積された差が 負であれば、周波数オフセットは好ましい実施例では1サンプル分つまり2.2 85KHzデクリメントされる。周波数オフセットが216が218のいずれか で調整された後、蓄積された周波数差は220でゼロにクリアされる。その後、 周波数オフセットは上述のようにプロセッサ22からAFCおよびATRCハー ドウェアに出力される。 ATRCソフトウェアは図22Bのステップ224から238に従って実行さ れる。タイミングオフセットはATRC初期カウンタをATRC後期カウンタか ら減算することによって224で決定される。各バーストごとのタイミングオフ セットは226で蓄積される。この蓄積されたタイミングオフセットの絶対値は 、好ましくは4に設定される予め定められたしきい値と228で比較される。蓄 積されたタイミングオフセットの絶対値が4より大きければ、ウィンドウ同期は 調整を必要とする。この調整は、プロセッサ22がプロセッサのビットタイミン グ機構をインクリメントし、それによって蓄積されたタイミングオフセットが正 である場合にはいつでもプロセッサ22からのSYMBOL TIMING信号 出力を遅延させることによって実現される(図22の230および234に示さ れる)。同様に、蓄積されたタイミングオフセットが負であれば、プロセッサの ビットタイミングクロックはデクリメントさ れ(230および232で示される)、プロセッサ22からのSYMBOL T IMING信号出力を進める。ビットタイミングクロックに対する調整が実現さ れた後、蓄積されたタイミングオフセットは236でクリアされる。 プロセッサのビットタイミングクロックに対する調整は各バースト後にATR Cソフトウェアから出力される。228で判断された際に何も調整が必要でなけ れば、238でゼロが出力される。230から234で判断されるようにビット タイミングがインクリメントまたはデクリメントされる場合には、適切な調整量 が238で出力される。 前に示したように、データ検出器50は修正された位相をその対応の2進シン ボル表示に変換する。同期ウィンドウが識別される前に、多数のシンボルが蓄積 され、独自ワード検出器52によって独自のワードと比較される2進データのシ ーケンスを形成する。シンボル境界は演鐸的にわからないので、ウィンドウの各 々に対応するシーケンスを発生しなければならない。たとえば、図9を参照して 、もしφ0=π/4、φ1=−π/4、φ2=−3π/4、およびφ3=3π/4で あれば、それぞれのシンボルは「00」、「10」、「11」および「01」と なり、結果として「00101101」の2進シーケンスを生じる。 各ウィンドウWA、WB、WCおよびWDは受信されたPSK信号の位相評価を計 算するために使用されるので、2進データのシーケンスは各ウィンドウごとに発 生される。 シンボル間干渉のために、各ウィンドウWAからの位相評価だけが正確にデコー ドされやすいであろう。したがって、データデコーダ50は各位相評価をデコー ドして、独自のワードに長さが等価のデータのシーケンス(たとえば独自のワー ドが1シンボル当り2ビットを有する3つのシンボルを有する場合には、長さは 6ビットである)を、独自ワード検出器52に与えなければならない。さらに、 独自のワードがいつ受信されたかは演繹的にわからないので、Nのウィンドウの 各々に対して1シンボル分シーケンスを進めなければならない。たとえば、上述 のシンボルのシーケンスを使用して、データデコーダ50は記載される順序で以 下のものを独自ワード検出器に送信する。 WB=001011(無視してよいシンボル間干渉およびノイズを仮定して) WA=001011(無視してよいノイズを仮定して) Wc=001011(無視してよいシンボル間干渉およびノイズを仮定して) WD=??????(シンボル境界上) WB=101101(無視してよいシンボル間干渉およびノイズを仮定して) WA=101101(無視してよいノイズを仮定して) WC=101101(無視してよいシンボル間干渉およびノイズを仮定して) WD=??????(シンボル境界上) WB=1101・・・ 独自のワードが独自ワード検出器52によって検出された後は、同期ウィンド ウからのデータしかデコードされない。デコードされたデータはその後データ処 理のためにプロセッサ22に出力される。 独自ワード検出器52のブロック図は図23に示される。相関器170はデー タデコーダ50からの2進データの入力を受信し、かつプロセッサ22からの予 め定められた独自のワードの入力を受信する。相関器170は、デコードされた データのシンボルシーケンスの、独自のワードのシンボルに対するシンボル対シ ンボル比較を実行する。たとえば、上述の例を使用して、独自のワードが3つの シンボル、「10」、「11」および「01」を含んでいれば、ウィンドウWA は1:1の相関で(つまりすべての3つのシンボルが一致する)独自のワードに 一致する。ウィンドウWBおよびWCからのデータがシンボル間干渉によって影響 されると仮定すれば、それぞれの相関関係は悪くなるかもしれない(つまり、一 致シンボルの数が僅か1または2に減るかもしれない)。 独自ワード検出器52は、一致シンボルの数を予め定められたしきい値と比較 するしきい値コンパレータ172を使用し、シーケンスと独自ワードとの間の相 関の基準を規定する。一致の数がしきい値以上であれば、検出論理174は検出 信号を発生する。上に示したように、ウィンドウ のうちの1つより多いウィンドウが独自のワードが受信されたときにしきい値を 超えるシーケンスを与えることが可能である。好ましい実施例では、予め定めら れたしきい値は、周知のように、誤ったアラームの確率を最小限にし、かつ検出 の確率を最大限にするように、たとえばプロセッサ22を経て調整可能である。 最良のウィンドウの選択は、3つの連続シーケンス(たとえばウィンドウWB 、WAおよびWCに対応するシーケンス)の相関結果を合計して、累積相関値を形 成することによって、およびその後3つの連続ウィンドウ(たとえばWA、WCお よびWD)のちょうど次の組合せを加えて、別の累積相関値を形成することによ って、独自ワード検出器52で行なわれる。第2の累積相関値が第1の累積相関 値より小さければ、第1の累積相関値はシンボル境界に対して最も中心決めされ たウィンドウに対応し、3つのウィンドウのうちの第2のウィンドウは同期ウィ ンドウとして指定されなければならない。 この方法は、相関器170によって決定された相関の各基準(つまり一致の数 )を2つの区間の間遅らせることによって、独自ワード検出器52で実現される 。たとえば、図9に示される4ウィンドウの例を使用して、平均位相評価は4つ のウィンドウに対応する1/4シンボル周期ごとに発生される。応じて、2進デ ータのシーケンスはシンボル区間の4倍の速度で独自ワード検出器に与えられる 。し たがって、相関の各基準は遅延176によって1/4シンボル時間遅延させられ 、その後遅延178によって第2の1/4のシンボル時間遅延させられなければ ならない。相関の現在の基準、ならびに1/4および1/2シンボル時間遅延さ れた基準が加算器180によって合計され、累積相関値となる。この累積相関値 は遅延182によって1/4シンボル時間遅延され、その後コンパレータ184 によって次の累積相関値と比較される。後続の累積相関値が前のものより小さく 、かつ独自のワードが検出された場合に、検出論理174はまたどのウィンドウ が同期ウィンドウであるかを示す出力を与える。プロセッサ22はこの情報を使 用して、復調器タイミング、つまりAFC46、ATRC48およびデータデコ ーダ50によって使用されるSYMBOL TIMING信号を制御する。独自 ワード検出器の上述の動作はソフトウエアでも同様に実現され得ることが理解さ れなければならない。 この発明を具体的な実施例を参照して説明しかつ例示したが、当業者は、ここ に記載されかつ添付の請求の範囲に記載されたこの発明の原理から逸脱すること なく修正および変更が行なわれることを理解するであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA, CZ,FI,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,L V,MG,MN,MW,NO,NZ,PL,RO,RU ,SD,SK,UA,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.アナログ位相シフトキーイングされた(PSK)信号の形態で情報を送信 するための送信器と、前記PSK信号を受信するための受信器とを有するデジタ ル通信システムにおける復調器であって、前記PSK信号は振幅と、周波数と、 位相特性とを有し、前記位相特性の少なくともいくつかはそのように送信された 情報に関連し、前記復調器は そのように受信された前記アナログPSK信号を表わすデジタルデータの入力 を受信し、前記デジタルデータの遷移に基づいて前記PSK信号の位相評価を表 わす連続出力を与える位相検出器と、 前記位相検出器に結合された入力を有し前記位相評価の入力を受信するデータ デコーダとを含み、前記データデコーダは前記位相評価を前記送信された情報を 示す位相データに変換する、復調器。 2.前記デジタルデータはオーバラッピングウィンドウにグループ分けされた 複数のサンプルを含み、連続サンプル間の時間はサンプリング周期を規定し、復 調器はさらに 前記位相検出器に結合され、前記位相評価に関連する入力を有し、i)前記ウ ィンドウを少なくとも1つのサンプリング周期進める、およびii)前記ウィン ドウを少なくとも1つのサンプリング周期を遅らせるうちの一方によって、前記 ウィンドウを調整する量を表わす出力を与えるよ うに動作可能なタイミング回復コントローラを含む、請求項1に記載の復調器。 3.前記位相検出器に結合され、前記位相評価を受入れるための入力を有し、 それに入力された各位相評価に対応する修正された位相を表わす出力を与える周 波数コントローラをさらに含む、請求項1に記載の復調器。 4.前記デジタルデータはサンプリング周期を規定する連続サンプル間の時間 であるオーバラッピングウィンドウにグループ分けされた複数のサンプルを含み 、 前記周波数コントローラに結合され、各ウィンドウの間に受信された前記修正 された位相評価の入力を有し、i)少なくとも1つのサンプリング周期分前記ウ ィンドウを進める、およびii)少なくとも1つのサンプリング周期分前記ウィ ンドウを遅らせるうちの一方によって前記ウィンドウを調整するための量を表わ す出力を与えるタイミング回復コントローラをさらに含む、請求項3に記載の復 調器。 5.前記PSK信号は独自のワードを規定する既知のデータのシーケンスを含 み、前記復調器はさらに 前記位相データを受信するための入力を有する独自ワード検出器をさらに含み 、前記独自ワード検出器は前記独自のワードが前記位相データに基づいて検出さ れたことを判断し、前記独自のワードがそのように検出される前記ウィンドウの 組を識別し、前記ウィンドウの組を同期ウィンドウとして規定し、さらに前記同 期ウィンドウを識別する出 力を与え、 前記データデコーダはさらに独自ワード検出器に結合され、前記同期ウィンド ウを識別する前記出力を受信し、前記データデコーダは前記同期ウィンドウと関 連する前記位相データの出力を与える、請求項4に記載の復調器。 6.前記PSK信号は独自のワードを形成する既知のデータのシーケンスを含 み、復調器はさらに 前記データデコーダに結合され、前記位相データを受信するための入力を有す る独自ワード検出器を含み、前記独自ワード検出器は前記位相データに基づいて 前記独自のワードが検出されたことを判断し、かつそれを表わす出力を与える、 請求項1に記載の復調器。 7.前記デジタルデータは連続デジタルサンプルのシーケンスを含み、各サン プルはハイレベルおよびローレベルのうちの一方に関連する値を有し、位相検出 器は 前記デジタルデータの入力を有する瞬時位相デコーダを含み、前記瞬時位相検 出器は連続デジタルサンプル間の遷移が、1)1つのサンプルが前記ハイレベル に関連する値を有し、後続のデジタルサンプルが前記ローレベルに関連する値を 有する、および2)1つのサンプルが前記ローレベルに関連する値を有し、後続 のデジタルサンプルが前記ハイレベルに関連する値を有するうちの一方になるよ うに発生したかどうかを判断し、そのように判断された少なくとも前記遷移を表 わすデコードされた出力を与え、位相検 出器はさらに 前記瞬時位相デコーダに結合され、前記デコードされた出力を受信する入力を 有する瞬時位相評価器を含み、前記瞬時位相評価器は前記遷移に基づいて平均位 相評価値を表わす出力を与える、請求項1に記載の復調器。 8.前記PSK信号は既知のデータシンボルのシーケンスを表わし、各シンボ ルは前記PSK信号の位相特性と関連し、前記瞬時位相評価器は 前記PSK信号の瞬時位相に関連するカウンタ値をインクリメントするための カウンタと、さらに 前記カウンタの出力に結合された第1の入力と、前記瞬時位相デコーダに結合 された第2の入力とを有するアキュムレータとを含み、前記アキュムレータは遷 移が発生したという各判断時に前記カウンタの前記カウンタ値を蓄積する、請求 項7に記載の復調器。 9.前記PSK信号は既知のデータシンボルのシーケンスを表わし、各シンボ ルは前記PSK信号の位相と関連し、位相検出器はさらに 前記瞬時位相評価器に結合された入力を有する差分位相検出器を含み、前記差 分位相検出器は各平均位相評価と前の平均位相評価との間の差を表わす出力を発 生する、請求項7に記載の復調器。 10.実質的にすべての振幅特性は前記デジタルデータが前記位相検出器によ って受信される前に前記デジタルデ ータから除去される、請求項1に記載のシステム。 11.シンボルのシーケンスを有する位相シフトキーイングされた(PSK) 信号を復調するための方法であって、各シンボルは可能な送信された位相の既知 の組の1つに基づき、前記シンボルは受信器によって連続して受信され、 受信器によって受信されたシンボルを示すアナログ信号を発生し、アナログ信 号を前記PSK信号として規定するステップと、 前記PSK信号をデジタル化して、受信された前記PSK信号を表わすデジタ ルデータサンプルのシーケンスを与えるステップとを含み、各デジタルデータサ ンプルはハイレベルおよびローレベルのうちの1つと関連する値を有し、 連続するデジタルデータサンプル間で前記ハイレベルから前記ローレベルへの 遷移および前記ローレベルから前記ハイレベルへの遷移を識別するステップと、 そのように識別された前記遷移に基づいて位相評価を発生するステップと、 各位相評価をデコードして、受信された前記シンボルを表わす2進データを与 え、前記データをデコードされたデータとして規定するステップとを含む、位相 シフトキーイングされた信号を復調するための方法。 12.2進データのシーケンスを蓄積するステップと、 前記2進データのシーケンスを2進データの独自のシーケンスに相関させるス テップと、 前記相関関係の基準を与えるステップと、 前記基準が予め定められたしきい値を超える場合には検出信号を発生するステ ップとをさらに含む、請求項11に記載の方法。 13.2進データの後続のシーケンスを蓄積するステップと、 2進データの各後続のシーケンスを2進データの前記独自のシーケンスに相関 させるステップと、 前記相関関係の基準を各後続の相関関係に与えるステップと、 最も高い相関関係の基準を有する2進データの1つのシーケンスを選択するス テップと、 前記選択されたシーケンスを識別する出力を与えるステップとをさらに含む、 請求項12に記載の方法。 14.最も高い相関関係の基準を有する前記2進データのシーケンスを選択す る前記ステップは 多数の連続する相関関係の基準を合計して、2進データの各シーケンスごとの 累積相関値を結果として生じるステップと、 現在の累積相関値が直前の相関値より小さくなるまで各累積相関値を直前の累 積相関値と比較し、直前の累積相関値を最も高い累積相関として規定するステッ プと、さらに 合計された多数の相関関係の基準の最後に対応する2進データの1つのシーケ ンスを規定し、2進データの選択さ れたシーケンスとして最も高い累積相関を形成するステップとを含む、請求項1 3に記載の方法。 15.前記PSK信号をデジタル化するステップは 前記PSK信号を表わすアナログ信号を制限して、離散信号を与え、前記アナ ログ信号がゼロより大きい振幅を有する場合には、前記離散信号が第1の予め定 められたレベルに対応する振幅を有するようにし、前記アナログ信号がゼロより 小さい振幅を有する場合には、前記離散信号が第2の予め定められたレベルに対 応する振幅を有するようにするステップと、 前記離散信号をサンプリングし、それによって前記デジタルデータサンプルを 形成するステップとを含む、請求項11に記載の方法。 16.各位相評価を前の位相評価と比較し、各2つの連続する送信された位相 間の差を決定するステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。 17.各シンボルはシンボル区間を規定する時間期間の間送信され、前記方法 はさらに 各シンボル区間の間多数の位相評価を発生するステップと、 ウィンドウを規定する時間期間の間の前記多数の位相評価を平均し、前記平均 された位相評価を与えるステップとを含む、請求項11に記載の方法。 18.多数のオーバラッピングウィンドウを規定するス テップをさらに含む、請求項17に記載の方法。 19.前記ウィンドウの長さはシンボル区間より小さい、請求項17に記載の 方法。 20.各シンボルはシンボル区間を規定する時間期間の間送信され、前記方法 はさらに 各シンボル区間の間多数の前記位相評価を発生するステップと、 多数のウィンドウを規定するステップとを含み、各ウィンドウは前記シンボル 区間より小さい長さを有し、 各ウィンドウに対応する平均位相評価を発生するステップと、 平均位相評価間の差を表わす周波数オフセットを発生するステップと、 前記周波数オフセット分前記平均位相評価を調整することによって前記平均位 相評価を修正するステップとを含む、請求項11に記載の方法。 21.各前記ウィンドウの前記シンボル区間に対する時間の相対基準に基づい て前記ウィンドウを組にグループ分けするステップと、 デコードされたデータの各前記組が前記ウィンドウの組のウィンドウに対応す るようにデコードされたデータの組を蓄積するステップと、 デコードされたデータの各組を既知のデータのシーケンスと比較するステップ と、 前記デコードされたデータが前記既知のデータのシーケンスと実質的に同じで ある場合に検出信号を発生するステップと、 前記デコードされたデータの組が前記既知のデータのシーケンスと実質的に同 じである場合に、前記デコードされたデータの組に対応する前記ウィンドウの組 として同期ウィンドウの組を規定するステップとをさらに含む、請求項20に記 載の方法。 22.前記同期ウィンドウの各々の前のウィンドウを初期ウィンドウとして規 定するステップと、 前記同期ウィンドウの各々の後のウィンドウを後期ウィンドウとして規定する ステップと、 前記初期ウィンドウおよび後期ウィンドウの各々毎に位相オフセットを決定す るステップと、 前記初期ウィンドウに対応する前記位相オフセットと、前記後期ウィンドウに 対応する前記位相オフセットとを比較するステップとを含み、前記比較によりタ イミングオフセットを表わす、前記2つの位相オフセット間の差が生じ、 前記タイミングオフセットに基づいて、前記シンボル区間に対して前記同期ウ ィンドウのタイミングを調整するステップをさらに含む、請求項21に記載の方 法。
JP51611594A 1992-12-31 1993-12-30 周波数およびタイミング制御を有するデジタル復調器 Expired - Lifetime JP3803705B2 (ja)

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