JPH08505668A - 流体含有層からガスを産出する方法 - Google Patents
流体含有層からガスを産出する方法Info
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Abstract
(57)【要約】
少なくとも1つのガス吸収地層(19)を有する流体含有層(18)からガスを産出する方法は、流体含有層(18)を、流体含有層(18)の中において、又は、流体含有層(18)に接触している媒体の中においての、いずれか一方において、振動源(20)によって発生させられる弾性振動にさらし、ガス吸収地層(19)からガスを移動させ、振動源(20)の振動周波数が、最小値から最大値まで、及び、その逆に、操作の間、周波数の範囲が0.1ヘルツから350ヘルツの間で、好ましくは、1ヘルツから30ヘルツの間で、変化させられる。振動周波数の変化は、調和振動の法則による単調な方法と不連続な方法との少なくともいずれか一方によりなされる。さらに加えて、流体含有層(18)の中の、又は、流体含有層(18)の一部の圧力が減じられる。追加の発振源(2、4)が用られる。周期的な発振が、複数のパルスとパルスの束と波動の列との少なくともいずれか一方によって達成される。流体が、流体含有層からポンプによってくみ出され、地表に運ばれ、熱を作るために用いられ、そして、その後、流体が流体含有層(18)に再びポンプによって送られ、同時に、流体含有層(18)を弾性振動にさらす。振動を流体含有層に伝達させるために、集信機を有する導波管が用いられる。
Description
【発明の詳細な説明】
流体含有層からガスを産出する方法
発 明 の 背 景
発明の技術分野
本発明は、流体含有層から、ガス及び炭化水素を産出する方法に関する。
従来技術の説明
ガスが、ガス鉱床、液化ガス鉱床、液化石油ガス鉱床、及び、ガス含水鉱床か
ら産出されることは、周知の事柄である。すでに形成されたガス鉱床のそばに、
十分なガス資源が帯水層の中に溶解されて含まれ、レンズ型となって分散され又
は単離されている。坑井に水を入れることによってガスの産出が終わっている先
に開発された鉱床の中にも、前記の型の十分なガスが大量に含まれている。
石油・天然ガス埋蔵の地質構造であるところのトラップ(trap、column)(レ
ンズ)型のガス相は、本質的な層圧力を有する地層の中、及び、枯渇地層の中の
、いずれの中にも存在できる。
層流体をポンプでくみ出すことによって、流体含有層からガスを産出する、多
数の方法が知られている。かくして、層流体といっしょに地表にガスを運搬し、
その後にガスを分離する、ガス産出の方法が知られている(「ガス産出の参考書
」(Reference Book on Gas Production)、モスクワ、ネドラ(Nedra)、19
74年、511〜512ページ参照)。
帯水層の領域に1以上の坑井を掘り、層流体の一部をポンプによってくみ出す
ことによって層の圧力を減少させ、そして、放出されたガスを抽出することによ
り、帯水層からの天然ガスの回収を増大させる他の方法が知られている(米国特
許第4,040,487号参照)。この設計は、地表においてのガスの分離を避
け
ることができる。
トラップの周りで、かつ、トラップの下方境界の下にある点まで坑井を掘る点
で先の方法と異なっている、トラップを有する帯水層から天然ガスの回収を増大
させる方法も知られている。トラップを、ガスの蓄積のための中間貯留層とする
この方法の利用が、層からのガスの一様でない移動を補償することを可能とする
(米国特許第4,116,276号参照)。
適当な発振源によって、層に接触する媒体の中にと、層の中に直接にとの、少
なくともいずれか一方に発生させられる弾性圧縮波によって層を刺激し、かつ、
層への影響を強めることによって、流体炭化水素の産出における利用が、さらに
、知られている。
既知の方法においては、地震の振動周波数の範囲が0.1ヘルツから500ヘル
ツで発生させられる低振幅の弾性振動が利用され(米国特許第4,417,62
1号参照)、ガス(二酸化炭素、CO2)を、層にポンプで注入している。また
、坑井の中に配置されている放電装置によるパルスの影響も用いられている(米
国特許第4,169,503号及び米国特許第5,004,050号)。
そのうえ、地震の振動の利用が、層を通してガスの流れを剌激する。
発振源によって、層の中に直接にと、層に接触する媒体の中にとの、少なくと
もいずれか一方に発生させられる弾性振動によって、層に影響を及ぼし、トラッ
プからガスを移動させることにより、少なくとも1つのガストラップを有する流
体含有層からガスを産出する方法が知られている(PCT/RU 92/000
25)。
弾性振動による流体含有層への影響と、トラップをガス抜きするときに放出さ
れるガスの蓄積とを結合する前記の技術的な解決が、低い層圧力を有する多量の
水があふれている地層(flooded formations)の工業的規模における利用の可能
性を与え、そして、また、ガスを含有する帯水層からのガスの抽出も提供する。
発明の概要
本発明の目的は、層の中に散らされている炭化水素を有し、及び、不十分に満
たされているガストラップを有するガス含有層からの、ガスを産出する効率及び
大きさを増大させることにある。
本発明の利用の結果、帯水層からのガスの産出の量及びその強度が上げられる
。
この目的が、発振源によって、層の中に直接にと、層に接触する媒体の中にと
の、少なくともいずれか一方に発生させられる弾性振動によって、層に影響を及
ぼし、そして、トラップからのガスを移動させることから成る、少なくとも1つ
のガストラップを有する流体含有層からガスを産出する方法を供給することによ
って達成され、その中で、影響を及ぼす間の発振源の振動周波数が、周波数の範
囲が0.1ヘルツから350ヘルツの間で最小値から最大値まで、及び、その逆に
変化させられる。
本発明の方法は、それに本質を変えない方法を追加する多種の実施例を与える
ことができる。
1つの可能な実施例においては、層の中の、又は、層の一部の、追加の圧力減
少を用いる。
トラップが高い層圧力において形成されたときに、圧力の減少が有利に利用さ
れる。
あるいは、振動の発振源は、調和振動の発振源とすることができる。
あるいは、発振源の振動周波数が、周波数の範囲が、最小値から最大値まで、
及び、その逆に、好ましくは、1ヘルツから30ヘルツの間で、変化させられる
ことができる。
あるいは、発振源の振動周波数は、単調な方法と不連続な方法との少なくとも
いずれか一方で変化させられることができる。
あるいは、不連続な周波数の振動は、振動の振幅を上げることに付随させられ
ることができる。
あるいは、発振源の振動周波数は、調和振動の法則に従って変化させられるこ
とができる。
あるいは、少なくとも1つの追加の発振源が用いられることができる。
あるいは、追加の発振源は、調和振動の発振源とすることができる。
あるいは、発振源は、同位相で、又は、位相を異にして作動させることができ
る。
あるいは、少なくとも2つの発振源を、周波数変動が反対のモードで作動させ
ることができる。
あるいは、追加の発振源は、パルス振動の発振源とすることができる。
あるいは、層が、複数のパルスと波動の列との少なくともいずれか一方によっ
て、追加して影響を及ぼされることができる。
あるいは、層が、パルスの一群によって、追加的に影響を及ぼされることがで
きる。
あるいは、パルスの影響が、トラップの領域において層を通過する弾性波が散
逸される半周期の間に及ぼされることができる。
あるいは、振動が、層の中に配置される集信機から成る導波管によって層に伝
達されることができる。
あるいは、最も強い影響が圧力の減少の最初の段階で及ぼされ、圧力の減少の
速度が最も早い速度に設定されることができる。
あるいは、トラップ領域における層の中の圧力が、飽和状態の圧力よりも低い
値に達するまで減じられることができる。
あるいは、層の中の圧力、又は、層の一部の中の圧力が、層から層流体をポン
プによってくみ出すことによって減じられることができる。
あるいは、層流体は、周期的にポンプによってくみ出されることができる。
あるいは、層流体は、トラップの周りにあって、トラップの低い境界の深さを
超える深さまで掘られた坑井から、ポンプによってくみ出されることができる。
あるいは、層流体は、1つの層から他の層の中に、ポンプによってくみ出され
ることができる。
あるいは、層流体は、下にある層から、トラップを有する上にある層に、ポン
プによってくみ出されることができる。
あるいは、層流体は、地表に移動させられ、流体の熱が利用され、人工的に制
御された多量の水のあふれ(flooding)によって、冷却された流体が再度ポンプ
によって層に送られる。
すべての上述の実施例は、その本質を変更することなく、ガストラップを有す
る流体含有層からガスを産出する本発明の方法を補う。
層に影響を及ぼすことが、層からのガスの放出を剌激し、かつ、強めるために
なし遂げられる。しかしながら、このことは、また、層の蓄積能力の改善、層と
層との間の流体力学の伝達などのような、いくつかの追加の目的にも役に立つこ
とができる。
層に影響を与えるときに、トラップの中に集められた遊離ガス領域を増大させ
るガスの放出が始まる。
この明細書に用いられるかぎりにおいては、「層(bed、stratum)」の用語は
、ガスを含有する帯水層を、第一に意味する。しかしながら、例えば、石油を含
有する層の中のような、ガストラップの体積の増大が必要な場所においても、同
様な方法が適用される。
この影響は、その周波数が変化させられる弾性振動によって有利に及ぼされる
。
トラップ領域における低い層圧力においては、層流体の移動は要しない。層を
、追加のガス抜きすれば十分である。層の中の圧力は、トラップからのガスの移
動によって減じられる。
振動を発生させる種々のモードについてのテストが、影響の最も有効な結果が
、発振源の振動周波数の、最小値から最大値まで、及び、その逆の変化から成る
方法によって与えられることを示している。
振動周波数は、単調な方法と不連続な方法との少なくともいずれか一方で、変
化させられることができる。不連続な(間欠的な)周波数の変化は、振動の振幅
を上げることに付随させられる。
また、振動周波数は、調和振動の法則に従って変化させられる。
周期的な振動は、複数のパルスとパルスの一群と波動の列との少なくともいず
れか一方による影響に付随させられる。パルスの影響は、トラップの領域におい
て層を通過する弾性波が散逸される半周期の間に、有利に及ぼされる。
上述したモードは、強いガスの放出、多孔性の媒体を通してのガスの濾過、層
からのガスの最も完全な回収を与え、そして、上述したモードが、本発明の目的
を達成する最も有利なモードである。さらに、このような影響が、層のより良い
浸透性を確実にする。
ガスの放出過程をより強くし、及び、開発された坑井から水を引き出すために
、最も強い影響が、圧力を減じる速度が最も高速に設定され、圧力減少の最初の
段階において及ぼされる。
振動周波数は、0.1へルツから350ヘルツまで、及び、350ヘルツから0.1
ヘルツまで、好ましくは、1ヘルツから30ヘルツまで、及び、30ヘルツから
1ヘルツまで変化させられる。
振動が、調和振動の振動源から、層に伝達させられることができる。前記の周
波数変動の範囲は、坑井からの影響が及ぼされたときに、地表から十分な深さに
おいての、及び、層のかなりの範囲においての影響に有効である。
鉱床のより多くの領域及び大きさを包含するために、影響が、2以上の振動発
生源によって及ぼされる。最も有利、かつ、有効な影響のモードを達成させるた
めに、例えば、同相振動のような加重効果を考慮することも認められる。この場
合、複数の振動発生源の利用が、各振動発生源の影響の効果を単に加えたことに
よって定められたものではない質的に新しい効果をもたらす。この影響は、地表
から及び坑井からの、両方から及ぼされることができる。振動は、例えば、振動
集信機より成る導波管によって、地表から層に伝達させられることができる。こ
のことが、直接に層の中における影響の効率の大きさを上げることを進める。
層の中の圧力を、飽和した圧力の水準よりも低く減じることは、賢明なことで
ある。このことが、そのうえの圧力の減少なしに、振動の影響の効率の本質的な
増加を与える。
層の中の圧力を減じる最も簡単な方法は、層から層流体をポンプによってくみ
出すことである。層からの水は、地表にも、及び、他の層にも、どちらにもポン
プによってくみ出されることができる。
例えば、水は、より高い圧力及びより高い温度を持っている、下にある層から
、トラップを含む層に、ポンプによってくみ出される。圧力の場の変更、及び、
温度の特性の変更が、水からガスを放出させ、トラップの体積を広げる結果をも
た
らす。この過程における振動の影響が、ガス抜き過程を本質的に加速し、ガス抜
き過程をより効果的にする。特別に整えられた振動の影響のモードが、開発され
た坑井から水を出させることによって、ガスの移転を進めるだけでなく、好まし
くは、トラップにガスを運ぶ。
下にある層から上にある層に送り、その後、下にある層に再びポンプによって
送る、層流体の循環を与えることが可能である。
水が地表にポンプによってくみ出され、水の熱が種々の工業的必要性及び商業
的必要性から利用され、そして、調節された人工的な多量の水のあふれによって
、冷却された水が層に再度ポンプによって送られる。このことが、層からのガス
の置き換えの増大を進め、ガスの産出量の上昇を進める。
多くの場合、層からの水のポンプによるくみ出しは、要しない。このようなポ
ンプによるくみ出しがなし遂げられるときは、自然な圧力(natural head)のあ
る間だけ続けるのが賢明である。しかしながら、ある環境においては、経済的に
正当とされるとき、層流体が強制的に移動させられることがある。
エネルギの消費を減じ、及び、環境への影響を減じるために、層水は、定期的
にポンプによってくみ出される。このようなポンプによるくみ出しの頻度は、帯
水層からの放出ガスの効率によって定められる。
本発明の方法の利点は、商業的な尺度において、レンズ(トラップ)を含む鉱
床で、残余のガスを含む低い層圧力で多量の水があふれている鉱床を開発するこ
とを可能にすることにある。
行われたテストが、弾性波によって影響されているときに、流体の濾過、そし
て、最初にガス相の濾過が、圧力の勾配が与えられていないときでさえ可能であ
ることを示している。本発明の方法が、従来の方法と比較して、本質的に縮めら
れた期間に、帯水層からの最も完全なガス放出のときに生ずるガス産出高を増す
ことを確実とする。本発明の方法は、水をポンプによってくみ出すことを要せず
、また、このようなポンプによるくみ出しは、本質的に減じられた量で、定期的
でなく、かつ、より短い期間になし遂げられる。
炭化水素の鉱床を形成する仕組みは、帯水層に影響を与える自然の地震の過程
と、密接に関連付けられている。これらの過程は、帯水層からガスの放出を剌激
し、そして、そのガスを上にある層に送ることを剌激する。この流れの熱力学の
条件の(圧力の、温度の、及び、特定の体積の)変更が、相の平衡を転換し、そ
して、ガスからガスの中に溶解された炭化水素を放出する結果となり、最終的な
結果として、石油鉱床を形成する。原則として、ガス溶解物質からの炭化水素の
放出は、各ガス気泡において起こり得る。その後は、弾性波が、また、ガス気泡
であっても石油滴であっても、分散させられた分子の凝集を進め、層におけるそ
れらの蓄積を進め、層を通してのそれらの移動を進め、重力による分離(gravit
ational segregation)を進め、そして、最終的には、遊離ガス及び石油の蓄積
を進める。この過程の持続期間は、例えば、この領域における地震の影響が現れ
る可能性、地震の一連の条件の水準、層における熱力学の特質、流体の構成等の
多くの要因に左右され、そして、最終的には、地質学上の期間によって定められ
る。本発明の方法が、少なくともその土地の領域だけにおいて、炭化水素の鉱床
を形成するに至るまでのこの過程の本質的な活動を提供する。
各十分なガス鉱床又は石油鉱床が、その形成に貢献する静水圧システムと発生
的に関連づけられていることが知られている。本発明の方法が、この関連を動的
に発展させることを可能とし、鉱床の形成の過程を加速して、少ないガス体積を
含む沢山のトラップを含む鉱床の商業的な開発を可能とし、ガス及び炭化水素の
産出高を増大させる。
本発明の上述の利点と特色が、添付図面を参照した本発明を実行する最良の態
様を表す、好ましい実施例の以下に示す詳細な説明によって、明らかとなるであ
ろう。
図面の簡単な説明
図1は、層流体をポンプによってくみ出すことを伴わない、本発明の方法の条
件を満足させる概略図である。
図2は、下にある層からトラップを含む層に層流体をポンプによってくみ出す
ことを伴う、本発明の方法の条件を満足させる概略図である。
図3は、閉じたサイクルにおける、本発明の方法の条件を満足させる概略図で
ある。
発明の好ましい実施例の説明
本発明を実施する実施例1
図1に図示された実施例において、表面波によるエネルギ損失を避けるために
、土の中に埋められた振動発振源2が、ガストラップ1のある領域の中に配置さ
れる。放電動作をするパルス影響発振源4が、坑井3の中に配置されている。前
記発振源は、例えば、衝撃動作をする機械的な発振源のような他の種類の発振源
であってもよい。また、電磁ハンマ5が、地表に取付けられている。発振源2が
、弾性波によって層6に影響を及ぼし、その周波数が、1つの発振源において、
1ヘルツから20ヘルツまで、及び、20ヘルツから1ヘルツまで、3ヘルツ乃
至5ヘルツの間隔の不連続な方法で変えられ、同時に、振幅が、間欠的な周波数
変化の各点において増大させられ、そして、他の発振源によって、0.1ヘルツか
ら30ヘルツまで、及び、30ヘルツから0.1ヘルツまで、周波数を調和法則に
よる単調な方法で変える。複数の発振源は、同位相で作動することもでき、位相
を異にして作動することもできる。一方の発振源が振動周波数が増大する波動を
起こすと、その時、他方の発振源が振動周波数が減少する波動を起こす。発振源
によって発生させられた長波は、かなりの深さにおいて帯水層に影響を与えるこ
とを可能にする。発振源5が、地表からもまた、一群のパルスによって影響を及
ぼす。発振源4が、直接に層の中にパルスの影響を及ぼす。
ここに開示した操作方法が、ガス移動、帯水層のガス抜き、ガス気泡の凝集、
そして、トラップ1へのそれらの移動の、最も効果的な加速を与える。ガスが、
坑井7を通してトラップ1から移動させられる。弾性波による層に対する影響が
、応力の再配分、アコースティク・エミッション(acoustic emission)等によ
るような、層における二次的な効果となる。これは、層における追加の動的攪乱
と、本質的なあとの活動を伴う「音」を必然的に伴う。この場合、層は、ガス抜
き過程の周波数スペクトルに重なるのに十分な、周波数の広いスペクトルを発す
る。
この故に、振動発振源の連続的な操作は要せず、影響は周期的に及ぼされる。
本発明を実施する実施例2
図2に図示された実施例2において、地表に、調和振動の発振源2が配置され
、さらに、坑井8の中のパイプストリングが導波管の役に立つように、坑井8の
上に電磁ハンマ5が配置されている。帯水層の中に配置された導波管の尾部は、
集信機の形に製造されている。導波管の尾部が、層に直接に影響を及ぼす強度を
上げることを可能とする。水が、層9から坑井10を通って、トラップ12を含
む層11の中に、ポンプによってくみ出される。圧力の減少及び温度の減少のた
めに、層9からポンプによってくみ出された水のガス抜きが、層11の中で始ま
り、そして、トラップ12への放出ガスの導入も始まる。同様に、水が、層11
から坑井10及び13を通って、上にある層14に、ポンプによってくみ出され
、その中で、トラップ15が、同様な仕組みに従って、放出ガスによって満たさ
れる。水をポンプによってくみ出すことにより生じた層11の中の圧力の低下が
、ガスのいっそうの放出を導き、そして、トラップ12を満たす。しかしながら
、溶解物質からのガスの放出、及び、さらにそのうえの圧力の低下は、多孔性媒
体の中にあるトラップへの多少の活発なガスの流れを保証するものではない。発
振源2及び5からの弾性波の影響に関するかぎりでは、これは、溶解物質からの
ガスの放出を進めるだけでなく、トラップ12及び15を満たす過程を、本質的
に加速する。この過程は、同時に起こる圧力の低下と、1ヘルツから150ヘル
ツ乃至200ヘルツの範囲における、最低周波数レベルから最大周波数レベルま
で、及び、この逆に変わる振動による影響、及び、発振源5からの連続したパル
スによっておこる追加の影響において、最も有効である。
トラップ12及び15が満たされると、坑井16及び17を通して、ガスが移
動させられる。流体をポンプによってくみ出すこと、及び、そのことの影響の結
果として、層9の中にガスで満たされた空洞が出現すると、ガスが、また、その
空洞から同様に移動させられる。
本発明を実施する実施例3
図3に示すように、振動の発振源20が、トラップ19を含む層18の上に配
置されている。層21からの水が、坑井22を通して、層18に移動させられる
。ガスを含む水の状態の熱力学的特質の変化が、層18の中のガスの放出という
結果となる。トラップ19の付近でその下の点まで掘られた坑井23を通して層
18から地表にポンプによってくみ出された水が、層18の中の圧力低下と、層
流体のよりいっそうのガス抜きをもたらす。周波数を変えること、かつ、好まし
くは、波動の列又は複数のパルスによるその影響を互い違いにするか又は組合せ
ることによる発振源20の調和振動による影響が、ガス抜き、及び、層の中に散
在させられているガス気泡の凝集を本質的に加速し、トラップ19へのそれらの
濾過を活性化する。また、抽出されたガスの体積も増大する。トラップ19から
のガスの移動が、坑井24を通してなされる。坑井23を通して地表にポンプに
よってくみ出された層流体が、例えば、電力を発生させるような、種々の技術的
要求及び商業的要求に対する熱の利用にかなうステーション25に供給される。
使われた冷やされた水は、層21へ再度ポンプによって送られ、そしてそれから
、層18へ送られ、そこから流体の追加の置換とガスの放出を進める。前記サイ
クルが、本発明の方法の利点の総合的な利用を提供し、かつ、環境への影響は最
少である。
振動の影響に伴うガス抜きされた層へ冷却された水を再度ポンプにより送り込
むことは、人工的に調節された多量の水のあふれのために、帯水層からのガスの
回収の効率を上げることについて、質的に新しい効果を達成させる。
弾性振動の影響が、層の中にポンプで送られた水によるガスの遮断を防ぐよう
になっている。
弾性振動の影響が、また、層を通して冷たい水を含浸させ、かつ、動かす速度
を上げ、さらに、熱い流体と冷たい流体との間の熱交換の速度を上げる。弾性振
動の影響が、大きな層流体の量のより早い冷却を進め、そして、ここで、その熱
力学状態の特性の変化と、溶解物質からガスの追加の部分を放出する。弾性波が
、
移動前面に影響を与え、保持されているガスの形成を妨げ、そして、もし形成さ
れているときは、低い周波数スペクトル及びパルスにおける影響が、前面の進行
の速度を超える速度で動くことを強要する(すなわち、移動前面を通してガスの
付加的な濾過が現れ、移動前面がより早く動くことを強要する)。それから、ガ
スの移動の完了及び速度が、ガス−炭化水素領域の層圧力の低下(好ましくは、
連続的な)に依存して、よりいっそう高められる。
産業上の利用可能性
ガストラップを有する流体含有層からガスを産出する特許請求の範囲に記載さ
れた方法が、ガスが溶解して存在し、レンズ形で分散、又は、分離されている、
ガスを含む帯水層からのガスの回収において、最もうまく利用されることができ
る。
低い濾過及び吸収能力を有する層へ層流体を再度ポンプにより送ることを利用
する本発明の実施例が、特に効果的である。
影響の効果は、丁度多量の水があふれるときよりも高く、かつ、多量の水があ
ふれないときに比べて本質的に高い平均圧力によって、大容量のガスが層から移
動されることにおいても表されている。ゆえに、水が再びポンプで送られたとき
にガスでトラップを満たす方法、及び、振動の影響が、より効率的に効果をもた
らし、これによって、付加的なガスの産出、及び、残りのガスによる層飽和の本
質的な減少を確実にする。
同時に、本発明の方法は、海洋にある鉱床に対しても、適用することができる
。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AU,BG,BR,CA,CZ,FI,
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A,US
【要約の続き】
(18)に再びポンプによって送られ、同時に、流体含
有層(18)を弾性振動にさらす。振動を流体含有層に
伝達させるために、集信機を有する導波管が用いられ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.少なくとも1つのガストラップを有する流体含有層からガスを産出する方法 であって、発振源によって、層の中にと、層に接触する媒体の中にとの、少なく ともいずれか一方に発生させられる弾性振動によって、層に影響を及ぼし、そし て、トラップからのガスの移動を含む、ガスを産出する方法において、影響を及 ぼす間、発振源の振動周波数が、周波数の範囲が0.1へルツから350へルツの 間で、最小値から最大値まで、及び、その逆に変化させられることを特徴とする 、ガスを産出する方法。 2.さらに、層の中の、又は、層の一部の圧力が減少させられることを特徴とす る、請求の範囲第1項に記載のガスを産出する方法。 3.振動の発振源は、調和振動の発振源であることを特徴とする、請求の範囲第 1項に記載のガスを産出する方法。 4.発振源の振動周波数は、好ましくは、周波数の範囲が1ヘルツから30ヘル ツの間で、最小値から最大値まで、及び、その逆に変化させられることを特徴と する、請求の範囲第1項に記載のガスを産出する方法。 5.発振源の振動周波数は、単調な方法と不連続な方法との少なくともいずれか 一方で変化させられることを特徴とする、請求の範囲第3項に記載のガスを産出 する方法。 6.不連続な周波数の振動は、振動の振幅を上げることに付随させられることを 特徴とする、請求の範囲第5項に記載のガスを産出する方法。 7.発振源の振動周波数は、調和振動の法則に従って変化させられることを特徴 とする、請求の範囲第3項に記載のガスを産出する方法。 8.少なくとも1つの追加の発振源が用いられることを特徴とする、請求の範囲 第1項に記載のガスを産出する方法。 9.追加の発振源は、調和振動の発振源とすることを特徴とする、請求の範囲第 8項に記載の流体含有層からガスを産出する方法。 10.発振源は、同位相で、又は、位相を異にして作動させることを特徴とする、 請求の範囲第9項に記載のガスを産出する方法。 11.少なくとも2つの発振源を、周波数の変動が反対のモードによって作動させ ることを特徴とする、請求の範囲第9項に記載のガスを産出する方法。 12.追加の発振源は、パルス振動の発振源とすることを特徴とする、請求の範囲 第8項に記載のガスを産出する方法。 13.層が、複数のパルスと波動の列との少なくともいずれか一方によって、追加 的に影響を及ぼされることを特徴とする、請求の範囲第12項に記載のガスを産 出する方法。 14.層が、パルスの一群によって、追加的に影響を及ぼされることを特徴とする 、請求の範囲第12項に記載のガスを産出する方法。 15.パルスの影響が、トラップの領域において層を通過する弾性波が散逸される 半周期の間に及ぼされることを特徴とする、請求の範囲第13項に記載のガスを 産出する方法。 16.振動が、層に配置した集信機から成る導波管によって層に伝達させられるこ とを特徴とする、請求の範囲第1項に記載のガスを産出する方法。 17.最も強い影響が圧力の減少の最初の段階で及ぼされ、圧力の減少の速度が最 も早い速度に設定されることを特徴とする、請求の範囲第2項に記載のガスを産 出する方法。 18.トラップ領域における層の中の圧力が、飽和状態の圧力よりも低い値に達す るまで減じられることを特徴とする、請求の範囲第17項に記載のガスを産出す る方法。 19.層又は層の一部の圧力が、層から層流体をポンプによってくみ出すことによ って減じることを特徴とする、請求の範囲第2項に記載のガスを産出する方法。 20.層流体が、層から周期的にポンプによってくみ出されることを特徴とする、 請求の範囲第19項に記載のガスを産出する方法。 21.層流体が、トラップの周りにあって、トラップの低い境界の深さを超える深 さまで掘られた坑井から、ポンプによってくみ出されることを特徴とする、請求 の範囲第19項に記載のガスを産出する方法。 22.層流体が、ひとつの層から他の層の中に、ポンプによってくみ出されること を特徴とする、請求の範囲第19項に記載のガスを産出する方法。 23.層流体が、下にある層から、トラップを有する上にある層に、ポンプによっ てくみ出されることを特徴とする、請求の範囲第22項に記載のガスを産出する 方法。 24.層流体が地表に移動させられ、流体の熱が利用され、層における人工的に制 御された多量の水のあふれによって、冷却された流体が再びポンプによって層に 送られることを特徴とする、請求の範囲第19項に記載のガスを産出する方法。
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