JPH0850601A - 治具のレイアウト方法およびその装置 - Google Patents

治具のレイアウト方法およびその装置

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JPH0850601A
JPH0850601A JP6183394A JP18339494A JPH0850601A JP H0850601 A JPH0850601 A JP H0850601A JP 6183394 A JP6183394 A JP 6183394A JP 18339494 A JP18339494 A JP 18339494A JP H0850601 A JPH0850601 A JP H0850601A
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jig
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JP6183394A
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Inventor
Kenji Ishibashi
研二 石橋
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 互いに干渉することなく、複数の治具を配置
することができる治具のレイアウト方法およびその装置
を提供する。 【構成】 初期配置を入力する入出力装置6と、前記初
期配置からの位置変更許容範囲を算出するレイアウト許
容範囲算出部3と、個々の治具を設計するCAD装置1
0と、該CAD装置によって設計した個々の治具を前記
初期配置における位置に配置した際の個々の治具同士の
干渉をチェックする干渉チェック部4と、前記初期配置
から個々の治具を前記許容範囲内において移動させて再
配置する再レイアウト部5と、よりなることを特徴とす
る治具のレイアウト装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工場の自動化ラインな
どに用いられている組み立て治具、例えば加工対象ワー
クや工具などを固定するためのクランプ装置を同一ステ
ージ上に複数台配置する際の治具のレイアウトを自動的
に行うための治具のレイアウト方法およびその装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、CAD技術の発達により、自動化
ラインに用いられている組立治具の設計もCAD・CA
Mなどの設計支援装置によって行われており、加工され
るワークの形状に関する情報を元に、そのワークを加工
するために必要な治具、例えばワークや工具を固定した
り、所定の位置に案内するための治具などを自動設計し
ている。具体的には、CAD装置に治具を構成する様々
な部品の構造や形状に関するデータを記憶したデータベ
ースと、その治具が当接するワークに関する形状や断面
のデータ(これもCADに記憶されている)から、設計
者が各種の設計条件や制約を考慮しつつ、データベース
内を検索して、CAD装置の画面で、その治具を構成す
る部品を接続したり、必要な部品構造のものがデータベ
ース内にない場合にはその部品に付いて設計者が新たに
設計するなどして治具の設計を行っている。また、設計
者の負担をより軽くするために治具設計の自動化を計る
目的で発明されたものが、例えば、特開平2−1159
77号公報、特開平2−115978号公報、特開平2
−115980号公報に開示されている。
【0003】図10は、上記公報記載の自動設計装置の
ブロック図であり、加工対象ワークの加工面に関連する
ワーク加工面データと、治具を構成する部品の可動部分
と非可動部分とからなる構成部品とその機構学的関係を
示す数式モデルなどからなる基礎関係モデルとを出発点
とし、これらから設計対象の治具ユニットを特定する部
品仕様の集合である構造モデルを生成し、この構造モデ
ルから、標準部品データベースの中にある部品構造にあ
うものを選択するための選択条件と、標準部品にはない
部品を設計するための創生条件が導き出されて、選択部
品に付いては、標準部品データベース内から選択された
選択部品仕様が決定され、また創生条件からは創生部品
仕様が決定されて、設計対象治具の作図が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の治具
の自動設計では、設計者が、まず、ステージ上での治具
の配置を任意に決定して、その部分でのワークの形状情
報、主にワークの断面形状のデータから、その部分に当
接する治具を一つずつ自動設計するものである。このた
め、例えば、図11に示すように、治具(図示する場合
にはクランプ装置)20を同一ステージ25上に複数台
配置するような場合には、自動設計された各治具を実際
にステージ25上に配置した際に、治具20同士が干渉
して、うまく配置することができないといった問題があ
った。これは、設計者が指示した治具設置位置ごとに、
指示した部分での最適な形状および構造の治具が一つず
つ別々に設計されるため、個々の治具設計時に他の治具
との配置状態やその大きさまで細部に亘って考慮しなが
ら設計することが難しいために生ずるものである。
【0005】これは前記各公報記載の自動設計装置にお
いても同じであり、ワークと治具との干渉については考
慮されて個々の治具の自動設計が行われているものの、
複数の治具が同一ステージ内に配置される場合の治具同
士の干渉に付いては何等考慮されていないため、同様の
問題がある。
【0006】このように個々の治具を設計した後治具同
士の干渉がある場合には、初めから治具の配置を再検討
したり、個々の治具、少なくとも干渉のある治具の設計
をやり直すなど、多くの時間と労力が必要となる。
【0007】そこで本発明は、複数の治具が配置される
場合において、治具同士の位置関係を考慮し、互いに干
渉することなく、治具を配置することができる治具のレ
イアウト方法およびその装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、複数の治具の初期配置を指定する段階と、
前記初期配置からの位置変更許容範囲を算出する段階
と、前記初期配置での個々の治具の設計データを入手す
る段階と、前記個々の治具を前記初期配置における位置
に配置した際の個々の治具同士の干渉を前記治具の設計
データからチェックする段階と、前記干渉をチェックす
る段階において、干渉がある治具を前記位置変更許容範
囲内で移動させて、干渉がなくなるように再配置する段
階と、よりなることを特徴とする治具のレイアウト方法
である。
【0009】本発明においては、前記位置変更許容範囲
を算出する段階が、前記初期配置における治具の配置状
態での加工対象ワークの加工精度をもとに、前記複数の
治具の内、個々の治具ごとに任意の移動量だけ移動させ
た場合に、前記加工精度を保てる許容範囲内かどうかに
よって判断することを特徴とする治具のレイアウト方法
である。
【0010】上記目的を達成するための本発明は、複数
の治具の初期配置を入力する入力手段と、前記初期配置
からの位置変更許容範囲を算出する許容範囲算出手段
と、前記初期配置における個々の治具を設計する設計手
段と、該設計手段によって設計した個々の治具を前記初
期配置における位置に配置した際の個々の治具同士の干
渉をチェックする干渉チェック手段と、前記初期配置か
ら個々の治具を前記許容範囲算出手段において算出され
た許容範囲内において移動させて再配置する治具再配置
手段と、よりなることを特徴とする治具のレイアウト装
置である。
【0011】また、上記目的を達成するための本発明
は、複数の治具の初期配置を入力する入力手段と、前記
初期配置からの位置変更許容範囲を算出する許容範囲算
出手段と、前記初期配置において配置される個々の治具
の設計データを記憶した設計データ記憶手段と、該設計
データ記憶手段に記憶されている個々の治具の設計デー
タから前記初期配置における位置に配置した際の個々の
治具同士の干渉をチェックする干渉チェック手段と、前
記初期配置から個々の治具を前記許容範囲算出手段にお
いて算出された許容範囲内において移動させて再配置す
る治具再配置手段と、よりなることを特徴とする治具の
レイアウト装置である。
【0012】
【作用】上述のように構成された本発明の治具のレイア
ウト方法は、設計者が任意に指定した初期配置からどの
程度まで個々の治具の位置変更が可能かどうかを、位置
変更許容範囲として算出し、個々の治具の設計データか
ら個々の治具同士の干渉の有無をチェックし、干渉があ
る場合に位置変更許容範囲内で干渉のある治具の位置を
変更することにより、干渉のない複数の治具のレイアウ
トを行うことができる。
【0013】また本発明の治具のレイアウト方法におい
ては、前記位置変更可能範囲を初期配置における加工精
度がどの程度まで各治具を移動させると保てなくなる
か、その加工精度の許容範囲を判断基準として算出する
ことで、各治具のレイアウトを初期配置から変更してレ
イアウトした場合でも、複数の治具全体としてワークの
加工精度を保ったまま各治具が干渉しないレイアウトを
行うことができる。
【0014】また、本発明の治具のレイアウト装置は、
入力手段によって設計者が任意に指定した複数の治具の
初期配置が入力され、許容範囲算出手段によって、初期
配置からどの程度まで個々の治具の位置変更が可能かど
うか、位置変更許容範囲が算出され、また設計手段によ
って、入力された初期配置における個々の治具が設計さ
れる。そして、干渉チェック手段によって、前記設計手
段によって設計された設計データから治具同士の干渉の
有無がチェックされて、治具再配置手段によって、前記
許容範囲算出手段において算出された許容範囲内におい
て干渉のある治具を移動して位置変更することにより、
複数の治具を干渉がないようにレイアウトするものであ
る。
【0015】また、本発明の治具のレイアウト装置は、
入力手段によって設計者が任意に指定した複数の治具の
初期配置が入力され、許容範囲算出手段によって、初期
配置からどの程度まで個々の治具の位置変更が可能かど
うか、位置変更許容範囲が算出される。そして、干渉チ
ェック手段が、設計データ記憶手段から予め設計された
個々の治具の設計データを入手して治具同士の干渉の有
無をチェックし、治具再配置手段によって、前記許容範
囲算出手段において算出された許容範囲内において干渉
のある治具を移動して位置変更することにより、複数の
治具を干渉がないようにレイアウトするものである。
【0016】
【実施例】以下、添付した図面を参照して、本発明の一
実施例を説明する。
【0017】図1は、本発明を適用した治具のレイアウ
ト装置のブロック図である。このレイアウト装置1は、
個々の治具を設計するための設計手段であるCAD装置
10と、治具の干渉チェックや再配置を行うレイアウト
部2よりなり、レイアウト部2内は、許容範囲算出手段
であるレイアウト許容範囲算出部3と、干渉チェック手
段である干渉チェック部4と、治具再配置手段である再
レイアウト部5よりなり、CAD装置10には、初期配
置(初期レイアウト)を入力するための入力手段である
キーボードやマウス、タッチパネルなど入力機器、およ
びモニターやプリンタなどの出力機器よりなる入出力装
置6、ワーク形状などのワークデータが格納されたワー
クデータベース7および治具を設計するための部品デー
タが記憶された治具データベース8が接続されていて、
入力された初期レイアウトと、CAD装置10で設計さ
れた個々の治具の設計データから治具同士が干渉するこ
とのないように、治具のレイアウトを自動的に行うもの
である。
【0018】以下、各部の動作について説明する。レイ
アウト許容範囲算出部3は、入出力装置6より設計者が
入力するワークに対する複数の治具の位置である初期レ
イアウトからどの程度まで配置を移動させてもよいか、
その許容範囲が算出されれる。入力される初期レイアウ
トは、例えばワークを固定するためのクランプ装置の場
合には、図2に示すように、ワーク26の形状に合わせ
て、設計者が最もワークの加工が行い易いように種々の
条件を加味して任意に指定する。図示する場合にはクラ
ンプ装置がP1、P2、…Pmまでのm個である。レイ
アウト許容範囲算出部3は、この初期レイアウトにおけ
る各治具の配置から図3に示すフローチャートのごとく
個々の治具の位置変更許容範囲が算出される。
【0019】まず、各クランプ装置の位置Pn(nは任
意のクランプ装置の番号を表す)を変数Pn´に代入し
(S1)、任意に指定した位置変更量δAをPn´に加
算して、変数Pn´に代入する(S2)。クランプ装置
Pnの位置をPn´に変更して、その他のクランプ装置
は初期レイアウトでの位置P1、P2、…Pmのままと
して、ワークの加工精度がどの様に変化するかシミュレ
ーションを行い、そのシミュレーション結果をαとする
(S3)。シミュレーション結果αとPnを含む全クラ
ンプ装置が加工精度の許容値εより大きくなるまで、す
なわち、加工精度が悪くなるまで前記ステップ2および
3を繰り返して、順次位置変更量δAを増加させて行
き、加工精度αが加工精度εより大きくなった時点で終
了して(S4)、Pnの(+)側の許容量Pn+にその
時のPn´を入れる(S5)。次に、上記と同様にし
て、同じクランプ装置の位置Pnを変数Pn´に代入し
(S6)、任意に指定した位置変更量δAをPn´から
減算して、変数Pn´に代入する(S7)。クランプ装
置Pnの位置をPn´に変更して、その他のクランプ装
置は初期レイアウトでの位置P1、P2、…Pmのまま
として、ワークの加工精度がどの様に変化するかシミュ
レーションを行い、そのシミュレーション結果をαとす
る(S8)。シミュレーション結果αとPnを含む全ク
ランプ装置が初期レイアウト状態の加工精度εより大き
くなるまで前記ステップ2および3を繰り返して、順次
位置変更量δAを増加化させて行き、加工精度αが加工
精度の許容値εより大きくなった時点で終了して(S
9)、Pnの(−)側の許容量Pn−にその時のPn´
を入れる(S10)。これにより一つのクランプ装置の
許容量が決定される。
【0020】これを全てのクランプ装置ごとに順次行っ
て全てのクランプ装置における位置変更許容範囲を算出
する。図4はこの許容量算出の状態を図示したもので、
初期レイアウトでの位置Pnに対して、上記のようにし
て算出された(+)側の許容範囲Pn+と(−)側の許
容範囲Pn−が決定される。なお、図中Aは、許容範囲
内での移動方向を示し、矢印方向が(+)側である。
【0021】次に、干渉チェック部4は、後述するCA
D装置10での個々の治具の設計データを元に、初期レ
イアウトにしたがって各治具を配置した際の干渉の有無
をチェックする。これには、図5に示すように、各治具
の設計データから個々の治具の面分データ、すなわち各
治具の大きさが判別できる外形線のデータをたて、横お
よび奥行き方向の面分として抽出し、各治具の面分線に
交点がないかどうかを判別する。図示するように、交点
がある場合にはその交点Q1およびQ2がある面分デー
タの治具同士が干渉していることが分かる。
【0022】次に再レイアウト部5は、前記干渉チェッ
ク部4において干渉があることが検出された治具につい
て前記位置変更許容範囲内において治具の位置変更を行
うものである。図6および図7は、この位置変更のため
の処理を示すフローチャートであり、図8は、干渉のあ
る治具とその両隣の治具を示す図面である。図8におい
て干渉のある治具はPsとPtであり、Psのとなりに
Pkがあり、PtのとなりにPrがある。干渉している
治具PsとPtは前記干渉チェック部4において干渉あ
りと検出されたものである。
【0023】再レイアウトは、まず、干渉のある治具P
sがPtから遠ざかる方向の単位ベクトルFs(以下単
にFsと称する)を求め(S20)、次にPtがPsか
ら遠ざかる方向の単位ベクトルFt(以下単にFtと称
する)を求めるが、このFtはFsの反対方向であるか
らFt=−Fsである(S21)。
【0024】次に、Psと(Ptを除く)他の治具との
最短距離dsを求める(S22)。図8に示す場合には
Pkとの最短距離を求めることになる。次いで、dsが
0以下でないことを確認して(S23)、もしdsが0
以下となる場合には、エラー処理としてその旨を表示し
(S40)、今回のPsとPtの再レイアウトは終了
し、最短距離dsが0以下となった治具(図8の場合に
はPk)とPsの再レイアウトを実行することになる。
ただし一番初めの段階では、干渉チェック部4において
PsとPkとの干渉は検出していないので、dsは0よ
り大きな値である。したがって、次に、Ptと(Psを
除く)他の治具との最短距離dtを求める(S24)。
図8に示す場合にはPrとの最短距離を求めることにな
る。次いで、dtが0以下でないことを確認して(S2
5)、もしdtが0以下となる場合には、エラー処理と
してその旨を表示し(S41)、今回のPsとPtの再
レイアウトは終了し、最短距離dsが0以下となった治
具(図8の場合にはPr)とPtの再レイアウトを実行
することになる。ただし一番初めの段階では、前記同様
に干渉チェック部4においてPtとPrとの干渉は検出
していないので、dtは0より大きな値である。
【0025】次に、Psを刻み幅βでFs方向に移動さ
せた場合βFsのPsと(Ptを除く)他の治具との最
短距離ds´を求める(S26)。図8に示す場合には
Pkとの最短距離を求めることになる。本実施例ではβ
を5mmとした。なお、この段階では、まだ実際にPs
の移動処理は行わない。次いで、ds´とdsとを比較
して(S27)、ds´≧dsの場合には、PsをβF
sだけ移動する処理を行って(S35)、後述するステ
ップ32(S32)以下の処理を行う。
【0026】ステップ27(S27)において、ds´
≧dsとならない場合には、次に、Ptを刻み幅βでF
t方向に移動させた場合βFtのPtと(Psを除く)
他の治具との最短距離dt´を求める(S28)。図8
に示す場合にはPrとの最短距離を求めることになる。
なお、この段階では、まだ実際にPtの移動処理は行わ
ない。次いで、dt´とdtとを比較して(S29)、
dt´≧dtの場合には、PtをβFtだけ移動する処
理を行って(S36)、後述するステップ32(S3
2)以下の処理を行う。
【0027】ステップ29(S29)において、dt´
≧dtとならない場合には、次に、ds´とdt´とを
比較し(S30)、ds´の方がdt´より大きい場合
にはPsをβFsだけ移動して(S37)、後述するス
テップ32(S32)以下の処理を行い、dt´の方が
ds´より大きい場合にはPtをβFtだけ移動する
(S31)。
【0028】これまでの処理で(エラー処理を除く)、
PsまたはPtのいずれかが移動処理されているので、
次に、Psがその許容範囲Ps−からPs+の間に入っ
ているかどうかを確認して(S32)、許容範囲内にな
い場合にはエラー処理として、再レイアウト不能である
ことを表示し(S42)、処理を終了する。許容範囲内
であれば、次に、Ptがその許容範囲Pt−からPt+
の間に入っているかどうかを確認して(S33)、許容
範囲内にない場合にはエラー処理として、再レイアウト
不能であることを表示し(S43)、処理を終了する。
許容範囲内であれば、PsとPtとの干渉を再び干渉チ
ェック部4においてチェックし(S34)、干渉がなく
なっていれば、処理を終了し、干渉が依然として残って
いる場合には、もう一度ステップ22(S22)へ戻っ
て、上記各処理を実行することになる。
【0029】これにより、徐々に干渉がなくなるまで、
PsまたはPtが移動されてその干渉がなくなるか、ま
たは、PsまたはPtが移動されることにより、他の治
具(PkやPr)との干渉が発生する場合(前記ステッ
プ22(S22)、23(S23)およびステップ24
(S24)、25(S25)によって検出される)に
は、その治具の再レイアウトを行うので、結果的に全て
の治具同士の間で、干渉がなくなるまで再レイアウトが
実行されることになる。なお、ステップ42(S42)
および43(S43)においてエラー処理された場合に
は、治具を移動すると位置変更許容範囲を越えてしまう
ので、加工精度が悪くなることを示しており、設計者
が、初期レイアウトにおける加工精度を変更するか、初
期レイアウトそのものを変更するか、または、個々の治
具の設計自体を変更することになる。以上が再レイアウ
ト部5における再レイアウトの処理動作である。
【0030】本実施例において、個々の治具の設計は、
CAD装置10を用いて従前より行われているように、
治具データベース8に記憶されて治具を構成するための
部品データとワークデータベース7に記憶されているワ
ークの加工形状データから設計者が設計するものとし
た。具体的には、まず治具の初期レイアウトでの個々の
治具の配置部分のワークの加工形状データをワークデー
タベース7から抽出し、その加工形状に適した形状の治
具部品を治具データベース8から抽出して、必要な部品
を接続することによって治具を構成し、ステージからワ
ークまでの高さや位置関係のデータを入力することによ
って、治具を構成する各部品の寸法調節が行われて、個
々の治具の設計、作図が行われる。なお、この個々の治
具の設計については、設計手段として従来の技術で説明
した各公報記載の自動設計装置を用いてもよし、その他
に、設計者が予め設計した治具の設計データをそのまま
用いてもよく、その場合には個々の治具の設計手段であ
るCAD装置10の代わりに、予め設計された個々の治
具の設計データを記憶した設計データ記憶手段をレイア
ウト部2に接続し、レイアウト部2において個々の治具
の形状や大きさなどのデータから前述した干渉チェック
の再に必要な面分データが得られるようにすることで、
本発明を実施することができる。
【0031】ここで、全体を通しての再レイアウト処理
の流れを図9に示すフローチャートにより説明する。
【0032】まず、レイアウト許容範囲算出部3におい
て、前述したようにレイアウト許容範囲が計算され(S
50)、次いで、個々の治具の設計が行われて(S5
1)、干渉チェック部4が設計データから干渉をチェッ
クし(S52)、干渉ありと検知された場合には(S5
3)、再レイアウト部により前述したように治具の再レ
イアウトを行う(S54)。これにより、複数の治具同
士が干渉なくレイアウトされる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の治具のレ
イアウト方法は、任意に指定された初期配置において設
計された個々の治具を干渉の有無をチェックして、干渉
のある治具の位置変更をその位置変更許容範囲内におい
て行うこととしたので、干渉のある治具の設計のやり直
しが少なくなり、設計作業を効率化することが可能とな
る。また前記位置変更許容範囲をワークの加工精度を判
断基準として算出することで、干渉のある治具の位置変
更を行ってもワークの加工精度が保証される。
【0034】また本発明の治具のレイアウト装置は、入
力手段によって設計者が任意に入力した初期配置から許
容範囲算出手段が各治具の位置変更がどの程度可能であ
るかを算出し、設計手段によって設計された個々の治具
の干渉の有無が干渉チェック手段によってチェックされ
て、再配置手段によって、干渉のある治具の位置変更が
なされるので、設計者が設計手段により各治具の干渉の
有無を考慮することなく個々の治具の設計を行うことが
可能となり、設計効率が向上する。
【0035】また本発明の治具のレイアウト装置は、入
力手段によって設計者が任意に入力した初期位置から許
容範囲算出手段が各治具の位置変更がどの程度可能であ
るかを算出し、予め設計されている各治具の設計データ
を設計データ記憶手段から入手して個々の治具の干渉の
有無を干渉チェック手段によってチェックし、再配置手
段によって、干渉のある治具の位置変更がなされるの
で、各治具の設計に当っては、各治具の干渉の有無を考
慮することなく設計することができ、すでに設計を終了
した各治具の設計データがある場合にはこれを設計デー
タ記憶手段に記憶させるのみで、干渉のない治具のレイ
アウトを自動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である治具レイアウト装置
を説明するためのブロック図である。
【図2】 上記実施例において複数の治具の初期レイア
ウトを示す図面である。
【図3】 上記実施例における位置変更許容範囲の算出
の流れを説明ためのフローチャートである。
【図4】 上記実施例における位置変更許容範囲を説明
ための図面である。
【図5】 上記実施例における干渉チェックを説明する
ための治具の面分データの図面である。
【図6】 上記実施例における再レイアウトの流れを説
明ためのフローチャートである。
【図7】 図6に続く再レイアウトの流れを説明ための
フローチャートである。
【図8】 上記実施例における再レイアウトを説明ため
の干渉する治具を示す図面である。
【図9】 上記実施例におけるレイアウト装置全体の動
作を説明ためのフローチャートである。
【図10】 従来の治具の自動設計装置を示すブロック
図である。
【図11】 同一ステージ上に配置された複数の治具
(クランプ装置)を示す鳥観図である。
【符号の説明】
1…レイアウト装置、2…レイアウト部、3…レイアウ
ト許容範囲算出部、4…干渉チェック部、5…再レイア
ウト部、6…入出力装置、7…ワークデータベース、8
…治具データベース、10…CAD装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の治具の初期配置を指定する段階
    と、 前記初期配置からの位置変更許容範囲を算出する段階
    と、 前記初期配置での個々の治具の設計データを入手する段
    階と、 前記個々の治具を前記初期配置における位置に配置した
    際の個々の治具同士の干渉を前記治具の設計データから
    チェックする段階と、 前記干渉をチェックする段階において、干渉がある治具
    を前記位置変更許容範囲内で移動させて、干渉がなくな
    るように再配置する段階と、よりなることを特徴とする
    治具のレイアウト方法。
  2. 【請求項2】 前記位置変更許容範囲を算出する段階
    が、前記初期配置における治具の配置状態での加工対象
    ワークの加工精度をもとに、前記複数の治具の内、個々
    の治具ごとに任意の移動量だけ移動させた場合に、前記
    加工精度を保てる許容範囲内かどうかによって判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の治具のレイアウト方
    法。
  3. 【請求項3】 複数の治具の初期配置を入力する入力手
    段と、 前記初期配置からの位置変更許容範囲を算出する許容範
    囲算出手段と、 前記初期配置における個々の治具を設計する設計手段
    と、 該設計手段によって設計した個々の治具を前記初期配置
    における位置に配置した際の個々の治具同士の干渉をチ
    ェックする干渉チェック手段と、 前記初期配置から個々の治具を前記許容範囲算出手段に
    おいて算出された許容範囲内において移動させて再配置
    する治具再配置手段と、よりなることを特徴とする治具
    のレイアウト装置。
  4. 【請求項4】 複数の治具の初期配置を入力する入力手
    段と、 前記初期配置からの位置変更許容範囲を算出する許容範
    囲算出手段と、 前記初期配置において配置される個々の治具の設計デー
    タを記憶した設計データ記憶手段と、 該設計データ記憶手段に記憶されている個々の治具の設
    計データから前記初期配置における位置に配置した際の
    個々の治具同士の干渉をチェックする干渉チェック手段
    と、 前記初期配置から個々の治具を前記許容範囲算出手段に
    おいて算出された許容範囲内において移動させて再配置
    する治具再配置手段と、よりなることを特徴とする治具
    のレイアウト装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115476349A (zh) * 2021-05-31 2022-12-16 梅卡曼德(北京)机器人科技有限公司 夹具组校验方法、装置、电子设备和存储介质
WO2023054061A1 (ja) * 2021-10-01 2023-04-06 三菱電機株式会社 治具位置算出システム、真空断熱材取り付けシステム、治具位置算出方法、およびプログラム

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