【発明の詳細な説明】ヘリコバクターにより惹起された疾病を処置するための置換アゾロン誘導体
本発明は、強力な抗ヘリコバクター(Helicobacter)剤でありそしてヘリコバ
クター・ピロリ(Helicobacter pylori)及び関連の菌種の根絶における単独治
療に使用することができる、置換アゾロン誘導体に関する。
米国特許第4,791,111号明細書は[[4-[4-(4-フェニル-1-ピペラジニル)フ
ェノキシメチル]-1,3-ジオキソラン-2-イル]メチル]-1H-イミダゾール及びIH
-1,2,4-トリアゾールの製造における中間体である4-(4-フェニル-1-ピペラジニ
ル)フェノール類について公表している。米国特許第4,931,444号には、5-リポ
キシゲナーゼ阻害作用をもつ4-(4-フェニル-1-ピペラジニル)フェノール類に
ついて記載されている。本発明の化合物はそれらの有用な抗ヘリコバクター活性
の点で前記の化合物と異なっている。
胃腸管の疾患は広域にはびこっている。現代医学はまだそれらの多くを、特に
ヘリコバクター菌の胃粘膜中の存在に関連した疾患、例えば慢性胃炎、十二指腸
潰瘍及び再発性十二指腸潰瘍、を治癒させることができない。ヘリコバクターの
根絶における、2種の抗生物質の別々の投与からなる二剤併用治療は、以下の理
由:低い根絶率、多種の副作用及びヘリコバクターによる耐性の出現、のうちの
1種以上の理由のために、今日まで満足なものでなかった。2種の抗生物質及び
1種類のビスマス化合物の投与からなる三剤併用治療が有効であることが示され
たが、患
者に対して負担が大きく、そして又副作用により複雑化される。
本発明は、ヘリコバクター(Helicobacter)関連の疾病の処置用の薬剤製造の
ための、式
式中、
X及びYはそれぞれ独立してCH又はNであり;
R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素又はC1-4アルキルであり;
R4及びR5はそれぞれ独立して水素、ハロ、C1-4アルキル、C1ー4アルキルオ
キシ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメチルオキシ又はジフル
オロメチルオキシであり;
ZはC=O又はCHOHであり;そして
Arは、場合によっては、ヒドロキシ、C1-4アルキル、C1-4アルキルオキシ
、ハロ、トリフルオロメチル、トリC1ー4アルキルシリルオキシ、ニトロ、アミ
ノ及びシアノから選ばれる3個までの置換基で置換されていてもよいフェニル、
あるいはヒドロキシ又はC1ー4アルキルオキシで置換されているピリジニルであ
り;そして
の基である
の化合物、薬学的に許容されるその酸付加塩、及びその立体化学異性体形の使用
に関する。
本発明は又、ヘリコバクター関連疾患に悩む患者を処置する方法に関するもの
であり、前記方法は、前記患者に、有効な抗ヘリコバクター作用を示す量の、式
(I)の化合物を投与することからなる。
更に、本発明は薬学的に許容性のあるデリバリー担体及び、活性成分として有
効量の、式(I)
義されたとおりであるが、
には、Arが4-ヒドロキシフェニル、3-C1ー4アルキル-4-ヒドロキシフェニル、
又は3,5-ジC1-4アルキル-4-ヒドロキシフェニル以外のものである
をもつ化合物、薬学的に許容性のあるその酸付加塩又はその立体化学異性体形を
含んでなる、薬学的組成物に関する。
本発明は又、式(I)
義されたとおりであるが、
には、Arが4-ヒドロキシフェニル、3-C1ー4アルキル-4-ヒドロキシフェニル、
3,5-ジC1ー4アルキル-4-ヒドロキシフェニル又は4-メトキ
シフェニル以外のものである
をもつ化合物、薬学的に受容されるその酸付加塩又はその立体化学異性体形に関
する。
前述の定義で使用されたハロはフルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードを表し;
C1ー4アルキルは例えばメチル、エチル、プロピル、1-メチルエチル、ブチル、1
-メチルプロピル、2-メチルプロピル及び1,1-ジメチルエチルのような、1から
4個の炭素原子をもつ、直鎖状の及び分枝されている飽和炭化水素の基を表す。
前述で使用された薬学的に許容される酸付加塩の語は、式(I)の化合物が生
成することができる、非毒性の、治療的に活性な酸付加塩形態を表す。塩基性を
もつ式(I)の化合物は、遊離塩基形態を、常法により適量の適切な酸で処理す
ることにより、対応する、治療的に活性な、非毒性の酸付加塩に転化することが
できる。適切な酸の例には、ハロゲン化水素酸(すなわち、塩酸、臭化水素酸等
)、硫酸、硝酸、リン酸等のような無機酸;又は、例えば酢酸、プロパン酸、ヒ
ドロキシ酢酸、2-ヒドロキシプロパン酸、2-オキソプロパン酸、エタンジオン酸
、プロパンジオン酸、ブタンジオン酸、(Z)-2-ブテンジオン酸、(E)-2-ブテ
ンジオン酸、2-ヒドロキシブタンジオン酸、2,3-ジヒドロキシブタンジオン酸、
2-ヒドロキシ-1,2,3-プロパントリカルボン酸、メタンスルホン酸、エタンスル
ホン酸、ベンゼンスルホン酸、4-メチルベンゼンスルホン酸、シクロヘキサンス
ルファミン酸、2-ヒドロキシ安息香酸、4-アミノ-2-ヒドロキシ安息香酸等のよ
うな有機酸がある。薬学的に許容される酸付加塩の語は又、式(I)の化合物が
生成することができる溶媒和物、例えば水和物、アルコラート等を含んでなる。
前記で使用されたような立体化学的異性体形態の語は、式(I)の化合物がも
つことができる異なった異性体ならびに立体配座形態を表す。特に記述もしくは
明示されない時は、化合物の化学名はすべての可能な立体化学的及び立体配座異
性体形態の混合物を表し、従って前記の混合物は基本的分子構造のすべてのジア
ステレオマー、エナンチオマー及び/又は配座異性体を含む。式(I)の化合物
のすべての立体化学的異性体形態が、純粋な形態でもあるいはそれぞれの混合物
中でも、本発明の範囲内に包含されることが意図されている。各々のキラル中心
の絶対配置はR及びSの立体化学記号により示すことができる。
本発明のいくつかの化合物は異なった互変異性体形態で存在することができ、
そしてすべてのこのような互変異性体形態が本発明の範囲内に包含されることが
意図されている。
具体的な化合物は、式(I)
式中、
R4及びR5がそれぞれ独立して水素又はハロであり、そして
Arが、ヒドロキシ、C1-4アルキル及びC1-4アルキルオキシから選ばれる3
個までの置換基で置換されているフェニル、あるいはヒドロキシ又はC1ー4アル
キルオキシで置換されているピリジニルである
の化合物である。
興味深い化合物の第1の群は、式(I)
式中、
Arが式
ここで、
R6、R7、R10、R11、R12及びR13はそれぞれ独立してヒドロキシ又はC1-4
アルキルオキシであり;そしてR8及びR9はC1-4アルキルである
の基である
のこれらの化合物である。
興味深い化合物の第2の群は、式(I)(式中、XがNである)のこれらの化
合物である。
-1)、(a-2)又は(a-3)の基である]のこれらの化合物である。
興味深い化合物の第4の群は、式(I)(式中、YがNであり、そしてR1が
水素である)のこれらの化合物である。
興味深い化合物の第5の群は、式(I)(式中、R2がエチルであり、そして
R3が水素である)のこれらの化合物である。
興味深い化合物の第6の群は、式(I)(式中、R4がパラ位置で置換されて
いるハロであり、そしてR5が水素である)のこれらの化合物である。
好適な化合物は式(I)
式中、R2がC1-4アルキルであり;R4がパラ位置で置換されているハロであ
り;そして R1、R2及びR3が水素である
のこれらの化合物である。
より興味深い化合物は、Arがヒドロキシフェニル、メトキシフェニル、ジメ
トキシフェニル、C1ー4アルキルフェニル、ジC1ー4アルキルフェ
又は(a-3)の基である、これらの好適な化合物である。
最も好適な化合物は、
[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-2,4-ジヒドロ-4-[6-[4-(4-メトキシ
フェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン
;
2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-2,4-ジヒドロ-4-[6-[4-(3-ヒドロ
キシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-
オン;
2-[1-(4-クロロフェニル)ヒドロキシメチル]プロピル]-2,4-ジヒドロ-4-[
6-[4-(3-ヒドロキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-3H-1,2,4-
トリアゾール-3-オン;
2-[1-(4-クロロフェニル)ヒドロキシメチル]プロピル]-2,4-ジヒドロ-4-[
4-[4-(6-メトキシ-3-ピリジニル)-1-ピペラジニル]フェニル]-3H-1,2,4-ト
リアゾール-3-オン;
2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-4-[6-[4-(3-メトキシフェニル)-
1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-2,4-ジヒドロ-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オ
ン;
2-[1-(4-クロロフェニル)ヒドロキシメチル]プロピル]-2,4-ジヒドロ-
4-[6-[4-(3-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-3H-1,2,
4-トリアゾール-3-オン;
2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-4-[6-[4-(3,4-ジメトキシフェニ
ル)-1-ピペリジニル]-3-ピリジニル]-2,4-ジヒドロ-3H-1,2,4-トリアゾール-
3-オン;
2-[1-(4-クロロフェニル)ヒドロキシメチル]プロピル]-2,4-ジヒドロ-4[4
-[4-(6-メトキシ-2-ピリジニル)-1-ピペラジニル]フェニル]-3H-1,2,4-ト
リアゾール-3-オン;
2-[1-(4-クロロフェニル)ヒドロキシメチル]プロピル]-4-[6-[4-(3,4-
ジメトキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-2,4-ジヒドロ-3H-1,2
,4-トリアゾール-3-オン;及び
2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-4-[6-[4-(3,4-ジメトキシフェニ
ル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-2,4-ジヒドロ-3H-1,2,4-トリアゾール-
3-オン、
薬学的に許容性のあるそれらの酸付加塩及びそれらの立体化学異性体形態である
。
本発明の式(I)の化合物のような化合物の製造方法は、米国特許第4,791,11
1号及び同第4,931,444号明細書に記載されている。
具体的には、式(I)の化合物は式(II)の中間体を式(III)の試薬によりN
アルキル化することにより製造することができる。
(II)の(III)とのNアルキル化反応は、適切な塩基の存在下で、適切な溶
媒中で試薬の混合物を撹拌及び加熱することにより都合よく実施することができ
る。適切な溶媒は、例えば極性非プロトン性溶媒(例えばN,N-ジメチルホルムア
ミド、N,N-ジメチルアセトアミド、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン);芳香族
溶媒(例えばベンゼン、メチルベンゼン);エーテル(例えば1,1'-オキシビスエ
タン、テトラヒドロフラン);ハロゲン化炭化水素(例えばジクロロメタン、ト
リクロロメタン);又はそれらの溶媒の混合物である。
適切な塩基は、例えばナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド、アルカリ
金属及びアルカリ土類金属炭酸塩又は炭酸水素塩(例えば炭酸ナトリウム又は炭
酸カリウム);あるいは有機塩基(例えばトリエチルアミン等)である。
式(I)の化合物は又、官能基置換の常法によりたがいに転化されることがで
きる。
例えば、ZがC=Oを表す、式(I)の化合物は、常法によりZがCHOHを
表す式(I)の化合物に転化することができる。例えば、前記還元は、水、1-メ
チルピロリジノン、アルコール溶媒(例えばメタノール、エタノール)又はエー
テル(例えばテトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン);あるいはこれらの溶媒の
混合物中で、金属水素化物もしくは錯金属水素化物(例えばホウ水素化ナトリウ
ム、シアノホウ水素化ナトリウム等)と反応させることにより都合よく実施する
ことができる。
前記の還元は、代替的に、反応に不活性な溶媒、例えばテトラヒドロフラン中
でトリス(1-メチルエトキシ)-ヒドロホウ素化カリウムと反応させることによ
り実施することができる。
更に、Arが少なくとも1個のヒドロキシで置換されている式(I)の化合物
は、適切な脱アルキル化反応により、例えばトリフルオロ酢酸、あるいは具体的
には、濃厚ハロゲン化水素酸(例えば、臭化水素酸、ヨー化水素酸)のような鉱
酸を使用して、場合によっては、臭化水素酸の飽和氷酢酸溶液;反応不活性溶媒
(例えば、ジクロロメタン)中のルイス酸(例えば、三フッ化ホウ素)と混合し
て、対応するC1-4アルキルオキシ誘導体から製造することができる。臭化水素
酸が使用される場合は、例えば亜硫酸ナトリウム又は亜硫酸水素塩のような臭素
スカベンジャーの存在下で前記の脱アルキル化反応を実施するのが好都合であろ
う。
反対に、Arが少なくとも1個のC1ー4アルキルオキシで置換されている式
(I)の化合物は、適切なアルキル化剤(例えば、硫酸ジメチル等)により、対
応するヒドロキシ誘導体をアルキル化することにより製造することができる。場
合によっては、該アルキル化は相間移動触媒反応の既知の条件を利用することに
より実施することができる。該条件は、反応物を、適切な相間移動触媒(例えば
、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム等)の存在下で、反応に不活性な溶媒(
例えば、ジクロロメタン)中で、適切な塩基(例えば、水酸化ナトリウム)とと
もに撹拌することを含んでなる。
Arがヒドロキシ基で置換されている式(I)の化合物は、反応不活性の溶媒
(例えば、ピリジン、ジクロロメタン)中で、トリC1ー4アルキル-Si-L7[こ
こで、L7は反応性の遊離基(例えば、ハロ)である]と反応させることにより
、対応するトリC1-4アルキルシリルオキシ化合物に転化することができる。
反対に、ArがトリC1-4アルキルシリルオキシ基で置換されている
式(I)の化合物は、反応不活性溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、ジクロロ
メタン)中で、(n-C4H9)4N+F-のようなフッ化物と反応させることにより
、対応するヒドロキシ化合物に転化させることができる。
最後に、式(I)の化合物の純粋な異性体形態は常法の分離方法により混合物
から分離することができる。具体的にはエナンチオマーは適切に被覆されたセル
ロース[例えばトリ(ジメチルカルバモイル)セルロース[キラルセル(Chiral
cel)OD(商)]]等のようなキラール固定相を使用するカラムクロマトグラ
フィーにより分離することができる。
すべての前記の及び以下の製造方法において、反応生成物は当該技術分野で一
般的に知られている方法により、反応混合物から単離され、そしてもし必要なら
、更に精製されることができる。
前記の製造方法におけるいくつかの中間体及び出発物質は既知の化合物であり
、前記のもしくは同様な化合物を製造する既知の方法により製造することができ
る。
式(II)の中間体は、式(IV)の中間体を、式(V)の試薬もしくはその誘導
体とともに環化することにより製造することができる。
上記の環状化反応のための適切な反応不活性の溶媒は、例えば極性非プロトン
性溶媒(例えば、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等)又はア
ルコール(例えば、エタノール、1−ブタノール等)である。
式(IV)の中間体は、反応不活性の溶媒(例えば、1,4-ジオキサン等)中で式
(VI)の中間体をヒドラジンもしくはその誘導体と反応させることにより製造す
ることができる。
式(VI)の中間体は、例えば極性非プロトン性溶媒(例えば、N,N-ジメチルホ
ルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド)、芳香族溶媒(例えば、ピリジン)、
又はハロゲン化炭化水素(例えば、ジクロロメタン等)、あるいはこれらの溶媒
の混合物のような反応不活性な溶媒中で、式(VII)の中間体をクロロギ酸フェ
ニルと反応させることにより製造することができる。
式(VII)の中間体は常法により、式(VIII)の対応するニトロ化合物を還元
することにより製造することができる。
適切な既知の還元方法は例えば、適切な溶媒(例えば、メタノール、テトラヒ
ドロフラン、N,N-ジメチルホルムアミド)中で、水素及び適切な触媒(例えば
、パラジウム−炭、ラネーニッケル等)の存在下での、場合によってはチオフェ
ンの存在下での触媒水素化である。
代替的には、式(VII)の中間体は、反応不活性の溶媒(例えば、メタノール
)中で、触媒(例えば、ラネーニッケル)の存在下で、式(VIII)の化合物をヒ
ドラジンもしくはその誘導体と反応させることにより製造することができる。
次の反応手順により、式(IX)の中間体もしくはその誘導体を反応させることに
より製造することができる。
前記の式(X)の中間体の製造は、反応不活性の溶媒(例えば、1-プロパノー
ル、メタノール又はそれらの混合物)中で、好適には塩基(例えば、ナトリウム
メトキシド)の存在下で好都合に実施される。中間体(X)からの中間体(VII-
a)の製造は塩基(例えば水酸化ナトリウム等)の存在下で実施することができ
る。
式(VIII)の中間体は、反応不活性の溶媒[例えば、N,N-ジメチルアセトアミ
ド、ジメチルスルホキシド、N,N-ジメチルホルムアミド、ビス(2-メトキシエチ
ル)エーテル、3-メトキシ-1-プロパノール等]中で、好適には塩基(例えば、
炭酸カリウム等)の存在下で、式(XI)の中間体を式(XII)(式中、Lはハロ
のような、反応性の遊離基である)の試薬と反応させることにより製造すること
ができる。
XがNである、式(XI)の中間体[この中間体は式(XI-a)で表される]は、
反応不活性の溶媒(例えば、1-ブタノール、ヘキサノール等)中で、好適には塩
基(例えば、炭酸カリウム)の存在下で、場合によっては少量のヨウ化カリウム
の存在下で、式(XIII)の中間体を、式(XIV)(ここでLl及びL2はハロのよ
うな反応性遊離基である)の試薬と反応させることにより製造することができる
。
場合によっては、前記反応はN保護されている中間体(XIV)(例えばそのト
シル誘導体)を用いて実施することができる。中間体(XIII)との反応後、その
保護基は希釈酸(例えば希硫酸)による処理により除去することができる。
代替的に、Arがメトキシで置換されている、式(XI-a)の中間体は下記の反
応手順により製造することができる。
前記で使用されたAr1はピリジニルのフェニルを表し、P1は保護基(例えば
、C1-4アルキルオキシカルボニル)を表し、X1はハロ、なかんずくブロモもし
くはヨードを表し、そしてL3は反応性遊離基(例えばハロ)を表す。式(XVI
)の中間体の製造は、好適には反応不活性の溶媒(例えば二硫化炭素)中で実施
される。式(XVI)の中間体の保護基は酸(例えば臭化水素酸)と処理すること
によって除去することができる。式(XVIII)の中間体の製造は、好適には反応
不活性の溶媒(例えばジメチルベンゼン)中で、場合によっては塩基(例えば炭
酸水素ナトリウム)の存在下で実施される。更に、前記の式(XIX)の中間体の
製造は、場合によっては触媒[例えば、ヨウ化銅(I)等]の存在下で、場合に
よっては窒素雰囲気下で実施することができる。最後に式(XIX)の中間体にお
けるベンジル基は、常法による触媒水素化により除去することができる。別法と
して、式(XVI)の中間体は、常法により対応するアニリン化合物から製造する
ことができる。
式(II)の中間体を製造するために、反応不活性の溶媒(例えば1,4-ジオキサ
ン等)中で、式(VI)の中間体を、式(XX)(ここでL4及びL5は
C1-4アルキルオキシのような反応性遊離基である)の試薬と反応させて、式(
XXI)の中間体を生成することができる。次いで後者の中間体を酸(例えば塩酸
)と処理することにより環化することができる。
その他の代替法として、式(II)の中間体は、最初に式(VI)の中間体を、反
応不活性の溶媒(例えば1,4-ジオキサン)中で、場合によっては塩基(例えばN,N
-ジメチル-4-ピリジンアミン)の存在下で、式(XXII)の試薬もしくはその誘
導体と反応させ、式(XXIII)の中間体を生成することによって製造すること
ができる。次いで後者の中間体は酸(例えばギ酸)と処理することにより環化す
ることができる。
式(II)の中間体は又、反応不活性の溶媒(例えば、テトラヒドロチオフェン
1,1-二酸化物等)中で、式(VII)の中間体を、式(XXIV)[ここでR6はC1ー6
アルキル(例えば、メチル又はエチル)であり、そしてL6
は例えばC1-6アルキルオキシ又はジ(C1-6アルキル)アミノ(例えば、メトキ
シ、エトキシもしくはジメチルアミノ)のような反応性遊離基を表す]の試薬と
反応させることにより製造することができる。
式(I)の化合物、薬学的に許容性のあるそれらの酸付加塩及びそれらの立体
化学異性体形はヘリコバクター菌種;例えばヘリコバクター・ピロリ(Helicoba cter pylori
)、ヘリコバクター・ムステレ(Helicobacter mustelae)、ヘリコ
バクター・フェリス(Helicobacter felis)等、なかんずくヘリコバクター・ピ
ロリに対して有効な薬理学的活性を示す。
この関連で特に重要なものは、本発明の化合物が前述のバクテリアに対する抗
バクテリア活性のみならずヘリコバクターの生育に対して抑制的活性を示すとい
う所見である。ヘリコバクターに対する殺バクテリア効果はAntimicrob.Agents
Chemother.,1991,vol.35,pp.869-872中に記載された方法により懸濁培養液で測
定された。
本発明の化合物の興味深い特徴は、それらの、ヘリコバクターに対する著しく
特異的な活性に関する。式(I)の化合物は、10-5Mまでの濃度でテストされ
ると、以下の種:カンピロバクター・ジェジュニ(Campylobactor jejuni)、カ
ンピロバクター・コリ(Campylobacter coli)、カンピロバクター・フェトス(Campylobacter fetus
)、カンピロバクター・スプトルム(Campylobacter sputo rum
)、ビブリオエスピーピー(Vibrio spp.)、黄色ブドウ球菌[スタフィロコ
ッカス・アウレウス
(Staphylococcus aureus)]及び大腸菌[エシェリキア・コリ(Escherichiaco li
)]のいずれに対しても阻害活性を示さないことが見いだされた。
本発明の化合物の重要な特質は、通常の中性のpHより低いpHでの、ヘリコ
バクター・ピロリに対するそれらの継続的な活性である。試験管内での低pHで
の活性は、化合物が生体内で胃の酸性環境により、悪影響を受けないことを示す
ことができる。
結論として、本発明の化合物はヘリコバクター関連の疾患もしくは苦痛をもつ
温血動物、なかんずくヒトを処置する、価値ある治療剤であると考えられる。前
記の疾患もしくは苦痛の例は胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍及び胃癌である。
それらの有効な抗ヘリコバクター性を考慮すると、本発明の化合物は投与の目
的のための種々の薬剤形態に製剤化することができる。本発明の製薬組成物を製
造するために、活性成分として、塩基又は酸付加塩形態の、有効量の具体的な化
合物が、投与に望ましい剤形により多種の形態を採ることができる、薬学的許容
されるデリバリー担体と、均質な混合物に混合される。これらの製薬組成物は、
好適には経口、直腸内又は非経口注入による投与に適した単位投与形態にあるこ
とが望ましい。例えば、経口投与の形態の組成物の製造の場合には、経口流体製
剤(例えば懸濁液、シロップ剤、エリキシル剤及び液剤)の場合には水、グリコ
ール、油、アルコール等:散剤、丸薬、カプセル及び錠剤の場合には固体輸送担
体(例えば、澱粉、砂糖、カオリン、滑沢剤、結合剤、崩壊剤等)のような、通
常の製剤用構成素材のいずれをも使用することがてきる。投与の容易性のために
、明らかに固体の製剤用デリバリー担体が使用される、錠剤及びカプセルが最も
都合の良い経口投与用の単位形態を
表す。非経口投与用組成物に対しては、そのデリバリー担体は、通常、例えば溶
解度を増強するためにその他の成分を含有することが出来るが、少なくとも大部
分は滅菌水からなるであろう。例えば、注射液は、そのデリバリー担体が食塩水
、グルコース溶液又は食塩及びグルコース溶液の混合液からなるように製造する
ことができる。注射用懸濁液も又、適切な流体用デリバリー担体、懸濁剤等を使
用することができるように製造することができる。
製薬組成物が水溶液の形態を採る場合には、低い溶解度を示す式(I)の化合
物は、塩の形態として製剤されるか、あるいは水に混合可能で生理学的に許容さ
れる補助溶媒(例えばジメチルスルホキシド等)を添加することができるか、あ
るいは式(I)の化合物を適切なデリバリー担体[例えばシクロデキストリン(
CD)又は中でも、米国特許第3,459,731号明細書、欧州特許出願公開第149,197
号パンフレット(1985年7月24日)、同第197,571号パンフレット(1986年10月15
日)、米国特許第4,535,152号明細書又は国際公開第90/12035号パンフレット(1
990年10月18日)記載のシクロデキストリン誘導体のような、シクロデキストリ
ン誘導体]により可溶化することができる。典型的には、これらの誘導体は、そ
れらの1個以上のヒドロキシル基がC1-6アルキル、なかんずくメチル、エチル
又はイソプロピル;ヒドロキシC1-6アルキル、なかんずくヒドロキシエチル、
ヒドロキシプロピル又はヒドロキシブチル;カルボキシC1-6アルキル、なかん
ずくカルボキシメチル又はカルボキシエチル;C1-6アルキルカルボニル、なか
んずくアセチル;C1-6アルキルオキシカルボニルC1-6アルキル;カルボキシC1-6
アルキルオキシC1-6アルキル、なかんずくカルボキシメトキシプロピル又は
カルボキシエトキシ
プロピルあるいはC1-6アルキルカルボニルオキシC1-6アルキル、なかんずく2-
アセチルオキシプロピルで置換されていてもよい、α-,β-又はγ-CDを含んで
なる。複合体形成剤(complexants)及び/又は可溶化剤として特に注目すべきも
のはβ-CD、2,6-ジメチル-β-CD及びなかんずく2-ヒドロキシプロピル-β-
CD、2-ヒドロキシエチル-β-CD,2-ヒドロキシエチル-γ-CD、2-ヒドロキ
シプロピル-γ-CD及び(2-カルボキシメトキシ)プロピル-β-CDである。前
述のシクロデキストリン誘導体の中で、DS[置換度(degree of substitution
)、すなわち、グルコース単位当たりの置換されたヒドロキシ基の平均数]は好
適には0.125から3の範囲にあり、具体的には0.2から2、あるいは0.
2から1.5の範囲にある。より好適にはDSは約0.2から約0.7の範囲に
あり、具体的には約0.35から約0.5の範囲にあり、そして最も具体的には
約0.4である。MS[モルの置換度(molar degree of subustitution)、す
なわちグルコース単位当たりの置換される薬剤の平均モル数]は0.125から
10の範囲に、具体的には0.3から3の範囲に、又は0.3から1.5の範囲
にある。より好適にはMSは約0.3から約0.8の範囲に、具体的には約0.
35から約0.5の範囲にあり、そして最も具体的には約0.4である。本発明
の組成物の使用に最も好適なシクロデキストリン誘導体は、0.35から0.5
0の範囲のM.S.をもち、1.5%未満の置換されていないβ-シクロデキス
トリンを含有するヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンである。最終組成
物中のシクロデキストリン又はそのエーテル誘導体の量は概括的に約1%から4
0%の範囲にあり、具体的には2.5%から25%の範囲内にそしてより具体的
には5%から20%の範囲内にある。
前記の製薬組成物を、投与が容易で投与量の均一な投与単位形態に製剤するこ
とは特に好都合である。本明細書及び特許請求の範囲に使用される投与単位形態
は、単位投与量として適切な、物理的に分割された単位を表し、各単位は必要な
製剤輸送担体とともに、望ましい治療効果をもたらすと計算された、前以て決定
された量の活性成分を含有する。これらの投与単位形態の例は錠剤(刻み目をつ
けた素錠もしくはコーティング錠を含む)、カプセル剤、丸剤、散剤包、ウェフ
ァース、注射用溶液もしくは懸濁液等、及びそれらの分離された複合剤である。
ヘリコバクター関連の疾患の処置における、本発明の化合物の有用性に関連し
て、本発明は、ヘリコバクター関連の疾患をもつ温血動物、なかんずくヒトの処
置方法を提供することは明らかであり、その方法は製剤用デリバリー担体と混合
して、薬学的に有効量の、式(I)の化合物、薬学的に許容されるその酸付加塩
又はその立体化学的異性体形、の全身的投与を含んでなる。概括的に1日の有効
量は体重の0.05mg/kgから20mg/kgであり、好適には体重の0.1mg/kgか
ら10mg/kgであり、より好適には体重の0.5mg/kgから5mg/kgであろうと考
えられる。前記の1日有効量は処置された患者の反応及び/又は本発明の化合物
を処方する医師の評価により減少されたり増加されたりすることができる。従っ
て上述の1日有効量は単なる指針であり、そして本発明の範囲又は使用方法をい
かなる程度にも制限することは意図されていない。
場合によっては、ヘリコバクターの根絶に使用される他の活性な化合物が本発
明の化合物と併用して投与されることができる。その投与は別々に[すなわち、
同時に又は連続的に]実施されてもよいし、あるいは異なった薬剤を1種類の投
与形態に混合することもできる。併用治療に
好適な化合物はビスマス化合物(例えば酸化クエン酸ビスマス、酸化サリチル酸
ビスマス、等)及びプロトンポンプ阻害剤(例えばオメプラゾール、ランソプラ
ゾール、等)である。実験の部 A.中間体の製造 実施例1
a)N,N-ジメチルホルムアミド(100ml)中の1-(4-メトキシフェニル)ピペ
ラジン二塩酸塩(0.050モル)、1-クロロ-4-ニトロベンゼン(0.050
モル)及び炭酸カリウム(10.0g)の混合物を一晩撹拌、還流した。該反応
混合物を水で希釈し、トリクロロメタンで2回抽出した。その有機層を混合し、
乾燥し(MgSO4)、濾過しそして真空蒸発させた。残渣を連続的に4-メチル-
2-ペンタノン中に研磨し、1,4-ジオキサンから再結晶させた。生成物を濾取、乾
燥すると、1-(4-メトキシフェニル)-4-(4-ニトロフェニル)-ピペラジン;m
p.195.1℃(中間体1)10.5g(67%)が得られた。
b)メタノール(250ml)及びテトラヒドロフラン(250ml)中の中間体(
1)(0.038モル)の混合物を常圧、室温下で、触媒としてパラジウム担体
活性炭10%(2g)で水素化した。水素(3等量)の取り込み後、その触媒を
濾去し、N,N-ジメチルアセトアミドで洗浄した。混合された濾液を水に注入した
。沈澱物を濾取し、1-ブタノールから再結晶させた。生成物を濾取、乾燥すると
、4-[4-(4-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]ベンゼンアミン;mp.1
91.8℃(中間体2)8g(74%)が得られた。
c)ピリジン(75ml)及びジクロロメタン(75ml)中の中間体(2)
(0.021モル)及びクロロギ酸フェニル(0.023モル)の混合物を完全
に溶解するまで撹拌、加熱した。撹拌は室温で30分間継続した。反応混合物を
水500ml及び2,2'-オキシビスプロパン300mlの混合液に注入した。撹拌後
、沈澱物を濾取、乾燥しそして1-ブタノールから再結晶した。生成物を濾取、乾
燥すると、[4-[4-(4-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]フェニル]カル
バミン酸フェニル;mp.204.5℃(中間体3)5.2g(61%)が得ら
れた。
d)ヒドラジン一水和物(50ml)及び1,4-ジオキサン(100ml)中の中間体
(3)(0.008モル)の混合物を3時間撹拌、還流した。冷却後、反応混合
物を水に注入した。沈澱物を濾取し、N,N-ジメチルホルムアミドから再結晶した
。生成物を濾取、乾燥するとN-[4-[4-(4-メトキシフェニル)-1-ピペラジニ
ル]フェニル]ヒドラジンカルボキシアミド;mp.>300℃(中間体4)1
.7g(62%)が得られた。
e)ジメチルスルホキシド(10ml)中の中間体(4)(0.001モル)及び
酢酸メタンイミドアミド(0.029モル)の混合物を2時間160℃で加熱し
た。冷却後、反応混合物を4-メチル-2-ペンタノン及び2,2'-オキシビスプロパン
の混合物に注入した。沈澱物を濾取し、N,N-ジメチルホルムアミド中の活性炭で
処理した。濾過後、生成物を放置結晶化させた。生成物を濾取、乾燥すると2,4-
ジヒドロ-4-[4-[4-(4-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]フェニル]-3H-
1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.>300℃(中間体5)1g(28%)が得
られた。実施例2
N,N-ジメチルホルムアミド(150ml)中の中間体(4)(0.15モル)及
びエタンイミドアミド塩酸塩(0.56モル)の混合物を
130℃で3時間撹拌した。冷却後、反応混合物を水に注入した。沈澱物を濾取
し、水とCH3OHで洗浄し、N,N-ジメチルホルムアミドから結晶化させた。生
成物を濾取し、1,4-ジオキサンから再結晶すると、2,4-ジヒドロ-4-[4-[4-(4
-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]フェニル]-5-メチル-3H-1,2,4-トリア
ゾール-4-オン;mp.298.4℃(中間体6)19.5g(33.3%)が得
られた。実施例3
a)中間体(3)10g、2,2-ジメトキシエタンアミン3g及び1,4-ジオキサン1
00mlの混合物を6時間撹拌、還流した。反応混合物を冷却した。沈澱生成物を
濾取し、1,4-ジオキサンで洗浄し、そして溶剤としてトリクロロメタン及びメタ
ノールの混合物(99:1)を用いたシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィ
ーにより精製した。純粋な画分を回収し、溶剤を蒸発させた。残渣を1,4-ジオキ
サンから結晶化すると、N-(2,2-ジメトキシエチル)-N'-[4-[4-(4-メトキシ
フェニル)-1-ピペラジニル]フェニル]尿素;mp.225℃(中間体7)3
.9gが得られた。
b)中間体(7)を70g、濃厚塩酸84g、水300ml及びメタノール350ml
の混合物を80℃で30分間撹拌、加熱した。反応混合物を室温に放置冷却し、
その間に生成物を結晶化させた。濾取し、水で洗浄しそして乾燥すると、1,3-ジ
ヒドロ-1-[4-[4-(4-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]フェニル]-2H-イ
ミダゾール-2-オン一塩酸塩一水和物;mp.256.2℃(中間体8)24.
5g(37%)が得られた。実施例4
a)中間体(3)4.4g、2-アミノメチル-2-メチル-1,3-ジオキソラン一水和
物1.6g、1,4-ジオキサン100ml、N,N-ジメチル-4-ピリジ
ンアミン1g及びN,N-ジエチルエタンアミン4gの混合物を3時間撹拌、還流した
。水を添加し、混合物を冷却し放置結晶化させた。生成物を濾取し、水及び2-プ
ロパノールで洗浄し、乾燥すると、N-[4-[4-(4-メトキシフェニル)-1-ピペ
ラジニル]フェニル]-N'-[(2-メチル-1,3-ジオキソラン-2-イル)メチル)尿
素(中間体9)3.8g(89.1%)が得られた。
b)中間体(9)を3.3g及びギ酸100mlの混合物を70℃で1時間撹拌し
た。反応混合物を蒸発させ残渣を炭酸水素ナトリウム溶液で中和した。4-メチル
-2-ペンタノンを添加した。全体を撹拌し、生成物を濾取した。残渣を水及び4-
メチル-2-ペンタノンで洗浄した。生成物をN,N-ジメチルホルムアミドから再結
晶させると、1,3-ジヒドロ-1-[4-[4-(4-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル
]-フェニル]-5-メチル-2H-イミダゾール-2-オン;mp.>300℃(中間体
10)2.0g(71.3%)が得られた。実施例5
a)4-(2-ピリジニル)-1-ピペラジンカルボン酸エチル150g及び硫化炭素1
535mlの撹拌及び冷却(<10℃)混合物に臭素32.8mlを滴加した。完了
後、18時間撹拌を継続し、その間に混合物は室温に達した。20℃未満の温度
で、水300ml中、10Nの水酸化ナトリウム溶液70gの水溶液を添加した。
室温で3時間撹拌後、層を分離した。水性層をトリクロロメタンで2回抽出した
。混合した有機層は水で洗浄し、乾燥し、濾取し、そして蒸発させた。残渣にベ
ンゼン46mlを添加し、全体を再度蒸発させた。48時間静置後、生成物を固体
化させた。油状層はデカントし、固体生成物を10℃で2,2'-オキシビスブロパ
ン
から2回結晶化させた。それを濾取、乾燥すると、4-(5-ブロモ-2-ピリジニル
)-1-ピペラジンカルボン酸エチル;mp.68℃(中間体11)100gが得ら
れた。
b)中間体(11)18g及び48%臭化水素酸水溶液50mlの混合物を2時間
撹拌、還流した。反応混合物を冷却し、蒸発させた。固体残渣を水に溶解し、そ
してその溶液を20℃未満の温度で10Nの水酸化ナトリウム溶液でアルカリ化
した。生成物をトリクロロメタンで2回抽出した。混合した抽出物を水で洗浄し
、乾燥し、濾取しそして蒸発させた。固体残渣を室温で空気乾燥すると、1-(5-
ブロモ-2-ピリジニル)ピペラジン;mp.70.6℃(中間体12)12.3g
が得られた。
c)中間体(12)9.7g、炭酸水素ナトリウム3.7g及びジメチルベンゼン
40mlの混合物を撹拌しそして還流加熱した。次いで還流下で、ジメチルベンゼ
ン10ml中(ブロモメチル)ベンゼン4.8mlの溶液を滴加した。完了後、還流
下撹拌を4時間継続した。反応混合物を室温に冷却し、水75mlを添加しそして
層に分離した。水性層はトリクロロメタンで抽出された。混合有機層を乾燥、濾
取しそして真空蒸発させた。残渣を4℃で2,2'-オキシビスプロパンから結晶化
させた。生成物を吸引、乾燥すると1-(5-ブロモ-2-ピリジニル)-4-(フェニル
メチル)ピペラジン;mp.100℃(中間体13)6.5gが得られた。
d)ナトリウム(0.6モル)を、撹拌しながらメタノール(500ml)に分割
して添加しそして混合物をすべての生成物が反応するまで撹拌した。中間体(1
3)(0.15モル)、ヨウ化第一銅(0.15モル)及びN,N-ジメチルホルム
アミド(500ml)を添加しそして混合物を48時間撹拌、還流した。混合物を
濾過し、蒸発させた。残渣をシリカ
ゲル上(溶剤:EtOAc/ヘキサン/CH2Cl2 1/1/2)でのカラムクロマト
フラフィーにより精製した。純粋な画分を回収し、蒸発させると、1-(5-メトキ
シ-2-ピリジニル)-4-(フェニルメチル)ピペラジン(中間体14)33.5g
(79%)が得られた。
e)メタノール(250ml)中の中間体(14)(0.11モル)を50℃で、
触媒としてパラジウム担体活性炭(10%)(7g)により水素化した。水素(
2等量)の取り込み後、触媒を濾去し、濾液を蒸発させると1-(5-メトキシ-2-
ピリジニル)ピペラジン(中間体15)19.3g(88%)が得られた。
f)炭酸カリウム(100ml)中の中間体(15)(0.094モル)及びN,N-
ジメチルアセトアミド(0.15モル)の混合物を室温で撹拌した。1-フルオロ
-4-ニトロベンゼン(0.12モル)を滴加しそして混合物を一晩室温で撹拌し
た。混合物を水に注入し、沈澱物を濾取し、乾燥すると、生成物20.6g(7
0%)が得られた。サンプル(1g)を2-プロパノールから結晶化し、シリカゲ
ル上(溶剤:CH2Cl2/CH3CN/CH3OH 97/2/0.25)でのカラムクロマ
トグラフィーにより精製した。純粋な画分を回収し蒸発させた。残渣(0.8g
)を2,2'-オキシビスプロパン中に研磨すると、1-(5-メトキシ-2-ピリジニル)
-4-(4-ニトロフェニル)ピペラジン;mp.160.2℃(中間体16)0.
8gが得られた。
g)N,N-ジメチルホルムアミド(500ml)中の中間体(16)(0.062モ
ル)を一晩50℃で、触媒としてラネーニッケル(6g)により水素化した。水
素(3等量)取り込み後、触媒を濾去し、濾液を蒸発させた。残渣を更に精製す
ることなしに、使用すると、4-[4-(5-メ
トキシ-2-ピリジニル)-1-ピペラジニル]ベンゼンアミン(中間体17)17.
6g(100%)が得られた。
h)N,N-ジメチルホルムアミド(100ml)中の中間体(17)(0.062モ
ル)の撹拌混合物に水浴上でクロロギ酸フェニル(0.11モル)を滴加しそし
て混合物を一晩撹拌した。水を添加し、沈澱物を濾取し、乾燥すると、4-[4-(
5-メトキシ-2-ピリジニル)-1-ピペラジニル]フェニル]カルバミン酸フェニル
(中間体18)25g(99%)が得られた。
i)1,4-ジオキサン(500ml)中の中間体(18)(0.062モル)及びヒ
ドラジン一水和物(0.62モル)の混合物を50℃で48時間撹拌した。混合
物を水に注入し、沈澱物を濾取し、乾燥すると、N-[4-[4-(5-メトキシ-2-ピ
リジニル)-1-ピペラジニル]フェニル]ヒドラジンカルボキシアミド(中間体
19)15g(71%)が得られた。
j)1-ブタノール(300ml)中の中間体(19)(0.044モル)及び酢酸
メタンイミドアミド(0.22モル)の混合物を一晩撹拌、還流した。混合物を
水に注入し、CH2Cl2で抽出した。有機層を乾燥、濾取し、蒸発させた。残渣
をシリカゲル上(溶剤:CH2Cl2/CH3OH 95/5)でのカラムクロマトグラ
フィーにより精製した。純粋な画分を回収して蒸発させると、2,4-ジヒドロ-4-
[4-[4-(5-メトキシ-2-ピリジニル)-1-ピペラジニル]フェニル]-3H-1,2,4-
トリアゾール-3-オン(中間体20)3.2gが得られた。実施例6
a)1-(4-メトキシフェニル)ピペラジン二塩酸塩36g、2-クロロ-5-ニトロピ
リジン22g、炭酸カリウム58g及びジメチルスルホキシド
227mlの混合物を140℃で一晩撹拌した。反応混合物を冷却し、水に注入し
た。沈澱生成物を濾取し、水で洗浄し、そしてジクロロメタンに溶解した。その
溶液を活性炭で処理した。後者を濾去し、濾液を蒸発させた。残渣を2-プロパノ
ール中に研磨した。生成物を濾取し、1-ブタノールから結晶化すると、1-(4-メ
トキシフェニル)-4-(5-ニトロ-2-ピリジニル)ピペラジン;mp.170℃(
中間体21)を24.5gが得られた。
b)ヒドラジン一水和物36ml,ラネーニッケル4.0g及び還流メタノール1
000mlの混合物に、25分間にわたり、中間体(21)35.0gを分割添加
した。還流温度で35分間撹拌後、更にヒドラジン一水和物11mlを添加した。
還流を10分間継続した。更にラネーニッケル0.5gを添加し、そして混合物
を15分間還流した。反応混合物を冷却し、触媒を濾去し、濾液を蒸発させると
、粗生成物として6-[4-(4-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジン
アミン;mp.144−147℃(中間体22)を33.57gが得られた。
c)中間体(22)を31.21g、(1-エトキシエチリデン)ヒドラジンカル
ボン酸エチルエステル38.40g及びテトラヒドロチオフェン1,1-二酸化物1
0mlの混合物を154−158℃の油浴上で17時間加熱した。冷却後、2-プロ
パノール150mlを添加しそして混合物を濾過した。残渣をアセトニトリル及びN
,N-ジメチルホルムアミド(90/10)の混合物から再結晶させた。残渣をフラッ
シュクロマトグラフィー(溶剤;CH2Cl2/CH3OH(NH4OH 10%)98:
2→96:4)により精製した。希望の画分の溶剤を蒸発させ、残渣をN,N-ジメチル
ホルムアミド及びアセトニトリルの混合物から再結晶させると、2,4-ジヒドロ-4
-[6
-[4-(4-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-5-メチル-3H-
1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.251−252℃(中間体23)が得られ
た。実施例7
a)1-プロパノール200ml中の4-(4-メトキシフェニル)-1-ピペラジンカル
ボキシイミドアミド20g及びN-[3-(ジメチルアミノ)メチレン]アミノ]-2-
プロペニリデン]-N-メチルメタンアミニウム過塩素酸塩21gの混合物にナトリ
ウムメトキシドのメタノール溶液(1M)70mlを滴加した。2時間の撹拌後、
再度ナトリウムメトキシドのメタノール溶液(1M)70mlを滴加した。次いで
その混合物を2時間撹拌、還流した。冷却後、反応混合物を蒸発させ、残渣をカ
ラムクロマトグラフィー(溶剤:CH2Cl2/CH3OH 97:3)により精製した
。希望の画分の溶剤を蒸発させると、N-[(ジメチルアミノ)メチレン]-2-[4
-(4-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]-5-ピリミジンアミン(中間体24
)15g(62.5%)が得られた。
b)中間体(24)10g及び硫酸(0.2M)150mlの混合物を4時間撹拌
、還流した。冷却後、混合物を炭酸カリウムの水溶液で中和した。生成物をジク
ロロメタンで抽出し、抽出物を水で洗浄し、乾燥、濾過しそして蒸発させた。残
渣をカラムクロマトグラフィー(溶剤:CH2Cl2/CH3OH 98:2)により精
製した。希望の画分の溶剤を蒸発させ、残渣を酢酸エチルから結晶化させた。生
成物を濾取し50℃で真空乾燥すると、2-[4-(4-メトキシフェニル)-1-ピペ
ラジニル]-5-ピリミジンアミン;mp.157.1℃(中間体25)3.5g(
40.9%)が得られた。
c)氷浴上のN,N-ジメチルアセトアミド100ml中の中間体(25)10gの撹
拌混合物に、クロロギ酸フェニル4.8mlを滴加した。室温で2時間撹拌後、反
応混合物を氷水中に注入した。沈澱物を濾取し50℃で真空乾燥すると、[2-[
4-(4-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]-5-ピリミジニル]カルバミン酸フ
ェニル(中間体26)7.7g(54.3%)が得られた。
d)中間体(26)7.7g、ヒドラジン一水和物10ml及び1,4-ジオキサン6
0mlの混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を水に注入し、沈澱物を濾取し
、そしてメタノールで洗浄した。生成物をカラムクロマトグラフィー(溶剤:C
H2Cl2/CH3OH 96:4)により精製した。希望の画分の溶剤を蒸発させ、残
渣をメタノール中で撹拌し、濾取し75℃で真空乾燥すると、N-[2-[4-(4-メ
トキシフェニル)-1-ピペラジニル]-5-ピリジニル]ヒドラジンカルボキシアミ
ド;mp.>300℃(融解)(中間体27)1.5g(23.0%)が得られ
た。
e)中間体(27)3g、酢酸メタンイミドアミド3.7g及び1-ブタノール35
mlの混合物を一晩撹拌及び還流した。反応混合物を冷却し、沈澱物を濾過し、2,
2'-オキシビスプロパンで洗浄しそして70℃で真空乾燥すると、2,4-ジヒドロ-
4-[2-[4-(4-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]-5-ピリミジニル]-3H-1,
2,4-トリアゾール-3-オン;mp.272.5℃(中間体28)を2.0g(62
.9%)が得られた。実施例8
a)2-ブタノール(500ml)中の6-メトキシ-3-ピリジンアミン(0.2モル
)及び2-クロロ-N-(2-クロロエチル)-エタンアミン塩酸塩(0.3モル)の混
合物を撹拌、還流した。炭酸カリウム(0.7モル)
を少量ずつ添加し(20g/h)、混合物を48時間還流し、更に炭酸カリウム(
30g)を添加しそして混合物を48時間撹拌した。混合物を水に注入し、CH2
Cl2で抽出、分離した。有機層を乾燥、濾過及び蒸発させると、1-(6-メトキ
シ-3-ピリジニル)ピペラジン(中間体29)38g(98%)が得られた。
b)N,N-ジメチルアセトアミド(500ml)中の中間体(29)(0.2モル)
及び炭酸カリウム(0.5モル)の混合物を室温で撹拌した。1-フルオロ-4-ニ
トロベンゼン(0.24モル)を滴加しそして混合物を一晩撹拌した。混合物を
水に注入しそして沈澱物を濾取すると、1-(6-メトキシ-3-ピリジニル)-4-(4-
ニトロフェニル)ピペラジン(中間体30)16.3g(30%)が得られた。
同様な方法で、しかし溶媒としてビス(2-メトキシエチル)エーテルを使用し
て、次の化合物が製造された:すなわち
1-(3-メトキシフェニル)-4-(5-ニトロ-2-ピリジニル)ピペラジン(中間体3
1);
2-[4-(3-メトキシフェニル)-1-ピペリジニル]-5-ニトロピリジン;mp.1
47.3℃(中間体32);及び
1-(2-メトキシフェニル)-4-(5-ニトロ-2-ピリジニル)ピペラジン;mp.1
30.8℃(中間体33)。
c)N,N-ジメチルホルムアミド(500ml)中の中間体(30)(0.042モ
ル)を一晩50℃で触媒としてラネーニッケル(6g)により水素化した。水素
(3等量)の取り込み後、触媒を濾去し、濾液を蒸発させた。残渣を2,2'-オキ
シビスプロパン中に研磨すると、生成物11.5g(96%)が得られた。サン
プル(0.5g)を2,2'-オキシ
ビスプロパンから再結晶させると、4-[4-(6-メトキシ-3-ピリジニル)-1-ピペ
ラジニル]ベンゼンアミン;mp.150.5℃(中間体34)0.3gが得ら
れた。
同様な方法で次の化合物が製造された:すなわち
6-[4-(3-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジンアミン;mp.1
10.6℃(中間体35);
6-[4-(3-メトキシフェニル)-1-ピペリジニル]-3-ピリジンアミン;mp.1
24.9℃(中間体36);及び
6-[4-(2-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジンアミン(中間体3
7)。
d)テトラヒドロチオフェン1,1-二酸化物(10ml)中の中間体(34)(0.
025モル)及び2-[(ジメチルアミノ)メチレン]-ヒドラジンカルボン酸エ
チル(0.075モル)の混合物を5時間150℃で撹拌した。2-プロパノール
/2,2'-オキシビスプロパン50/50の混合物を添加した。沈澱物を濾取、洗浄しそ
して乾燥させると、2,4-ジヒドロ-4-[4-[4-(6-メトキシ-3-ピリジニル)-1-
ピペラジニル]フェニル]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン(中間体38)6.
5g(74%)が得られた。
同様な方法で、次の化合物が製造された:すなわち
2,4-ジヒドロ-4-[6-[4-(3-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジ
ニル]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.242.6℃(中間体39);
2,4-ジヒドロ-4-[6-[4-(3-メトキシフェニル)-1-ピペリジニル]-3-ピリジ
ニル]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン(中間体40);及び
2,4-ジヒドロ-4-[6-[4-(2-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリ
ジニル]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン(中間体41)。実施例9
a)4-メトキシ-3,5-ジメチルベンゼンアミン塩酸塩10g、N,N-ビス(2-クロロ
エチル)-4-メチルベンゼンスルホンアミド19.9g、炭酸ナトリウム16.8
g、ヨウ化カリウム0.5g及びシクロヘキサノール100mlの混合物を150−
160℃で一晩撹拌した。冷却後、反応混合物を水に注入した。生成物をジクロ
ロメタンで抽出した。抽出物を水で洗浄、乾燥、濾取しそして蒸発させた。残渣
を、溶剤としてトリクロロメタンを使用したシリカゲル上でのカラムクロマログ
ラフィーにより精製した。純粋な画分を回収しそして溶媒を蒸発させた。残渣を
1-ブタノールから結晶化させると、4-(4-メトキシ-3,5-ジメチルフェニル)-1-
[(4-メチルフェニル)スルホニル]ピペラジン;mp.174.2℃(中間体
42)を10g(50.4%)が得られた。
b)中間体(42)を77.6g、濃硫酸121.2ml及び水140mlの混合物
を一晩撹拌、還流した。更に濃硫酸30.4gを添加し、そして還流下撹拌を一
晩継続した。反応混合物を冷却しそして水酸化ナトリウムで処理した。生成物を
ジクロロメタンで抽出した。抽出物を水で洗浄、乾燥、濾過しそして蒸発させた
。残渣を2-プロパノール及び2,2'-オキシビスプロパン中で塩酸塩に転化させた
。その塩を濾取し、2-プロパノールから結晶化すると、1-(4-メトキシ-3,5-ジ
メチルフェニル)ピペラジン二塩酸塩(中間体43)18.5gが得られた。
c)1-フルオロ-4-ニトロベンゼン14.1g、中間体(43)26g、炭酸ナト
リウム15g及びジメチルスルホキシド272.7mlの混合物を60℃で4時間
撹拌した。反応混合物を冷却し、水に注入した。生成
物をメチルベンゼンで抽出した。抽出物を水で洗浄、乾燥、濾過しそして蒸発さ
せた。残渣を2,2-オキシビスプロパン中に研磨した。生成物を濾取し、2-プロパ
ノールから結晶化すると、1-(4-メトキシ-3,5-ジメチルフェニル)-4-(4-ニト
ロフェニル)ピペラジン;mp.135.3℃(中間体44)17.5g(64
.1%)が得られた。
d)中間体(44)15g、チオフェンのメタノール溶液(4%)1ml及びメタ
ノール202.5mlの混合物をパラジウム−炭触媒(10%)2gにより常圧で
50℃で水素化した。計算量の水素が取り込まれた後、触媒を濾去し、濾液を蒸
発させた。残渣を2-プロパノール中で塩酸塩に転化させた。その塩を濾取し、乾
燥すると、4-[4-(4-メトキシ-3,5-ジメチルフェニル)-1-ピペラジニル]ベン
ゼンアミン二塩酸塩;mp.289.5℃(中間体45)の15.7g(92.
8%)が得られた。
e)中間体(45)65g、(1-エトキシエチリデン)ヒドラジンカルボン酸エ
チルエステル39.3g及びテトラヒドロチオフェン1,1-二酸化物100mlの混
合物を窒素雰囲気下で120℃で3時間撹拌した。混合物を冷却し、2-プロパノ
ールを添加した。得られた沈澱物を濾取、乾燥した。残渣をカラムクロマトグラ
フィー(溶剤:CHCl3/CH3OH 99:1)により精製した。希望の画分の溶
剤を蒸発させ、残渣を1,4-ジオキサンから結晶化すると、2,4-ジヒドロ-4-[4-
[4-[4-メトキシ-3,5-ジメチルフェニル)-1-ピペラジニル]フェニル]-5-メ
チル-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.280.1℃(中間体46)36
.75g(44.9%)が得られた。B.最終化合物の製造 実施例10
メチルベンゼン(30ml)及びN,N-ジメチルホルムアミド(70ml)中の2,4-
ジヒドロ-4-[6-[4-(4-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル
]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン(0.014モル)及び炭酸ナトリウム(0
.06モル)の混合物を撹拌、還流した。トリクロロメタン(20ml)中の2-ブ
ロモ-1-(4-クロロフェニル)-1-ブタノン(0.015モル)を滴加し、その混
合物を1時間、水分離器で撹拌、還流した。この混合物を暖めながら濾過し、濾
液を蒸発させた。残渣をシリカゲル上(溶剤:CH2Cl2/CH3OH 98/2)で
のカラムクロマトグラフィーにより精製した。純粋な画分を回収し、蒸発させた
。残渣を2-プロパノールから結晶化させると、(±)-2-[1-(4-クロロベンゾ
イル)プロピル]-2,4-ジヒドロ-4-[6-[4-(4-メトキシフェニル)-1-ピペラ
ジニル]-3-ピリジニル]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.142.4℃
(化合物1)6g(80%)が得られた。
同様な方法で以下の化合物が製造された:すなわち
(±)-2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-2,4-ジヒドロ-4-[5-[4-(4
-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]-2-ピリジニル]-3H-1,2,4-トリアゾー
ル-3-オン;mp.127.2℃(化合物2);
(±)-2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-2,4-ジヒドロ-4-[4-[4-(5
-メトキシ-2-ピリジニル)-1-ピペラジニル]フェニル]-3H-1,2,4-トリアゾー
ル-3-オン;mp.165.1℃(化合物3);
(±)-2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-4-[6-[4-(3-メトキシフェ
ニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-2,4-ジヒドロ-3H-1,2,4-トリアゾー
ル-3-オン;mp.128.3℃(化合物4);
(±)-2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-2,4-ジヒドロ-4-[6-[4-(2
-
メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-3H-1,2,4-トリアゾール
-3-オン;mp.195.6℃(化合物5);
(±)-2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-2,4-ジヒドロ-4-[4-[4-(6
-メトキシ-3-ピリジニル)-1-ピペラジニル]フェニル]-3H-1,2,4-トリアゾー
ル-3-オン;mp.188.4℃(化合物6);
(±)-2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-2,4-ジヒドロ-4-[6-[4-(3
-メトキシフェニル)-1-ピペリジニル]-3-ピリジニル]-3H-1,2,4-トリアゾー
ル-3-オン;mp.125.7℃(化合物7);
(±)-2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-2,4-ジヒドロ-4-[6-[4-(5
-メトキシ-2-ピリジニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-3H-1,2,4-トリア
ゾール-3-オン;mp.145.9℃(化合物37);
(±)-2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-2,4-ジヒドロ-4-[4-(4-フ
ェニル-1-ピペラジニル]フェニル]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.1
80.7℃(化合物39);
(±)-2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-4-[6-[4-(2-クロロフェニ
ル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-2,4-ジヒドロ-3H-1,2,4-トリアゾール-
3-オン(化合物41);
(±)-2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-2,4-ジヒドロ-4-[6-[4-[
3-(トリフルオロメチル)フェニル]-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-3H-1,
2,4-トリアゾール-3-オン;mp.126.7℃(化合物42);
(±)-2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-4-[6-[4-(3,5-ジメチルフ
ェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-2,4-ジヒドロ-3H-1,2,4-トリアゾ
ール-3-オン二塩酸塩(化合物43);
(±)-2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-4-[6-[4-(3-エチルフェニ
ル)
-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-2,4-ジヒドロ-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オ
ン二塩酸塩(化合物44);
(±)-2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-4-[6-[4-(3,4-ジメトキシ
フェニル)-1-ピペリジニル]-3-ピリジニル]-2,4-ジヒドロ-3H-1,2,4-トリア
ゾール-3-オン;107.7℃(化合物45);及び
(±)-2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-4-[6-[4-(3,4-ジメトキシ
フェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-2,4-ジヒドロ-3H-1,2,4-トリア
ゾール-3-オン二塩酸塩;197.3℃(化合物48)。実施例11
2,4-ジヒドロ-4-[2-[4-(4-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]-5-ピリ
ミジニル]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン(0.019モル)及びN,N-ジメチ
ルホルムアミド(200ml)を撹拌した。テトラヒドロフラン(1M)(21ml
)中のナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液をN2下で滴加し、そ
の混合物を室温で30分間撹拌した。少量のN,N-ジメチルホルムアミドに溶解し
た2-ブロモ-1-(4-クロロフェニル)-1-ブタノン(0.021モル)を滴加し、
その混合物を室温で3時間撹拌した。混合物を水に注入し、ジクロロメタンで抽
出した。その有機層を水で洗浄し、乾燥し、蒸発させた。残渣を1-プロパノール
から結晶化させた。沈澱物を濾取し75℃で真空乾燥すると、(±)-2-[1-(4
-クロロベンゾイル)プロピル]-2,4-ジヒドロ-4-[2-[4-(4-メトキシフェニ
ル)-1-ピペラジニル]-5-ピリミジニル]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;m
p.184.6℃(化合物8)6g(60%)が得られた。実施例12
テトラヒドロフラン500ml中の1-[1-(4-ブロモベンゾイル)エチル]
-1,3-ジヒドロ-3-[4-[4-(4-ヒドロキシフェニル)-1-ピペラジニル]フェニ
ル]-2H-イミダゾール-2-オン5.4gの冷却溶液(温度−5℃)にテトラヒドロ
フラン1M中のトリス(1-メチルエトキシ)-水素化ホウ素カリウムの溶液20m
lを滴加した。室温で2時間撹拌後、反応混合物を水1500mlで希釈し、撹拌
を2時間継続した。沈澱物を濾取し、水で洗浄し、乾燥させた。生成物を1,4-ジ
オキサンから再結晶させた。生成物を濾取し、真空乾燥すると、[A]+[B]-1
-[2-(4-ブロモフェニル)-2-ヒドロキシ-1-メチルエチル]-1,3-ジヒドロ-3-
[4-[4-(4-ヒドロキシフェニル)-1-ピペラジニル]フェニル]-2H-イミダゾ
ール-2-オン;mp.253.8℃(化合物9);3.4部(64.5%)が得
られた。
同様な方法で以下の化合物が製造された:
(±)-(R*,R*)-2-[2-(3,4-ジクロロフェニル)-2-ヒドロキシ-1-メチルエ
チル]-2,4-ジヒドロ-4-[4-[4-(4-ヒドロキシ-3,5-ジメチルフェニル)-1-ピ
ペラジニル]フェニル]-5-メチル-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン半水和物;m
p.184.9℃(化合物10);
1-[2-(4-クロロフェニル)-2-ヒドロキシ-1-メチルエチル]-1,3-ジヒドロ-3-
[4-[4-(4-ヒドロキシフェニル)-1-ピペラジニル]フェニル]-4-メチル-2H-
イミダゾール-2-オン;mp.245.7℃(化合物11)
1-[2-(4-クロロフェニル)-2-ヒドロキシ-1-メチルエチル]-1,3-ジヒドロ-3-
[4-[4-(4-ヒドロキシフェニル)-1-ピペラジニル]フェニル]-2H-イミダゾ
ール-2-オン;mp.252.8℃(化合物12);
(±)-2-[1-(4-ブロモフェニル)ヒドロキシメチル]-1-メチルプロピル]-2
,4-ジヒドロ-4-[4-[4-(4-ヒドロキシフェニル)-1-ピペラジニル]フェニル
]-5-メチル-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.215.1
℃(化合物13);
(±)-2-[1-(4-クロロフェニル)ヒドロキシメチル]プロピル]-2,4-ジヒド
ロ-4-[6-[4-(4-ヒドロキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-3H
-1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.231.7℃(化合物14);
(±)-(RR,SS)-2-[1-(4-クロロフェニル)ヒドロキシメチル]プロピル]-
2,4-ジヒドロ-4-[4-[4-(5-メトキシ-2-ピリジニル)-1-ピペラジニル]フェ
ニル-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.208.5℃(化合物15);
(±)-(R*,R*)-2-[1-(4-クロロフェニル)ヒドロキシメチル]プロピル]-
2,4-ジヒドロ-4-[6-[4-(3-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジ
ニル]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.203.8℃(化合物16);
(±)-(R*,R*)-2-[1-(4-クロロフェニル)ヒドロキシメチル]プロピル]-
2,4-ジヒドロ-4-[6-[4-(2-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジ
ニル]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.199.3℃(化合物17);
(±)-(R*,R*)-2-[1-(4-クロロフェニル)ヒドロキシメチル]プロピル]-
2,4-ジヒドロ-4-[6-[4-(3-ヒドロキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリ
ジニル]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.240.8℃(化合物18)
;
(±)-(R*,R*)-2-[1-(4-クロロフェニル)ヒドロキシメチル]プロピル]-
2,4-ジヒドロ-4-[6-[4-(2-ヒドロキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリ
ジニル]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.221.6℃(化
合物19);
(±)-(R*,R*)-2-[1-(4-クロロフェニル)ヒドロキシメチル]プロピル]-
2,4-ジヒドロ-4-[4-[4-(6-メトキシ-3-ピリジニル)-1-ピペラジニル]フェ
ニル]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.209.5℃(化合物20);
(±)-(R*,R*)-1-[1-(4-クロロフェニル)ヒドロキシメチル]プロピル]-
1,3-ジヒドロ-3-[6-[4-(4-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジ
ニル]-2H-イミダゾール-2-オン;mp.192.0℃(化合物38);及び
(±)-(R*,R*)-2-[1-(4-クロロフェニル)ヒドロキシメチル]プロピル]-
2,4-ジヒドロ-4-[4-[4-(6-メトキシ-2-ピリジニル)-1-ピペラジニル]フェ
ニル]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.180.8℃(化合物46)。実施例13
1,4-ジオキサン(100ml)、メタノール(30ml)及び水(50ml)中の2-
[2-(4-ブロモフェニル)-1,1-ジメチル-2-オキソエチル]-2,4-ジヒドロ-4-[
4-[4-(4-ヒドロキシフェニル)-1-ピペラジニル]フェニル]-3H-1,2,4-トリ
アゾール-3-オン(0.009モル)及びテトラヒドロホウ酸ナトリウム(0.
025モル)の混合物を一晩撹拌した。酢酸(5ml)を添加し、次いで水(50
0ml)を添加した。結晶化が起こった。反応混合物を室温で4時間撹拌した。沈
澱物を吸引濾過(ブフナー)し、そして固体を1-ブタノールから結晶化した。沈
澱物を濾取し乾燥すると、(±)-2-[2-(4-ブロモフェニル)-2-ヒドロキシ-1
,1-ジメチルエチル]-2,4-ジヒドロ-4-[4-[4-(4-ヒドロキシフェニル)-1-ピ
ペラジニル]フェニル]
-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.224.5℃(化合物21)を4.4g
(87%)が得られた。
同様な方法で以下の化合物が製造された:
(±)-2-[2-(4-ブロモフェニル)-2-ヒドロキシ-1,1-ジメチルエチル]-2,4-
ジヒドロ-4-[4-[4-(4-ヒドロキシフェニル)-1-ピペラジニル]フェニル]-5
-メチル-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.>300℃(化合物22);
2,4-ジヒドロ-2-[2-ヒドロキシ-1-メチル-2-(4-メチルフェニル)エチル]-4-
[4-[4-(4-ヒドロキシフェニル)-1-ピペラジニル]フェニル]-3H-1,2,4-ト
リアゾール-3-オン;mp.259.8℃(化合物33);
(±)-(R*,R*)-2-[2-(4-ブロモフェニル)-2-ヒドロキシ-1-メチルエチル
]-4-[4-[4-[4-[[(1,1-ジメチルエチル)ジメチルシリル]オキシ]フェ
ニル]-1-ピペラジニル]フェニル]-2,4-ジヒドロ-3H-1,2,4-トリアゾール-3-
オン;mp.241.3℃(化合物34);
(±)-(R*,R*)-2-[1-(4-クロロフェニル)ヒドロキシメチル]ブチル]-2,
4-ジヒドロ-4-[6-[4-(3-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジニ
ル]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.202.4℃(化合物40);及
び
(±)-(R*,R*)-2-[1-(4-クロロフェニル)ヒドロキシメチル]プロピル]-
4-[6-[4-(3,4-ジメトキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-2,4
-ジヒドロ-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン(化合物49)。
同様な方法であるが、1,4-ジオキサンの代わりに1-メチル-2-ピロリジノンの
存在下で、以下の化合物が製造された:
2-[2-(4-ブロモフェニル)-2-ヒドロキシ-1-メチルエチル]-2,4-ジヒド
ロ-4-[6-[4-(4-ヒドロキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-5-
メチル-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.195.1℃(化合物23)。実施例14
亜硫酸ナトリウム(数粒の結晶)を臭化水素酸水溶液48%(100ml)に無
色になるまで添加した。(±)-2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-2,4-
ジヒドロ-4-[5-[4-(4-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]-2-ピリジニル
]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン(0.0047モル)を添加しそしてその混
合物を2時間撹拌、還流した。その混合物を水に注入し、NH4OHで中和した
。沈澱物を濾取し、乾燥させた。残渣をシリカゲル上(溶剤:CH2Cl2/CH3
OH 98/2)でのカラムクロマトグラフィーにより精製した。純粋な画分を回収
し蒸発させると生成物2.2g(90%)が得られた。そのサンプル(1g)をC4
H9OHから結晶化させると、(±)-2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル
]-2,4-ジヒドロ-4-[5-[4-(4-ヒドロキシフェニル)-1-ピペラジニル]-2-ピ
リジニル]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.185.6℃(化合物24
)0.7gが得られた。
同様な方法で以下の化合物が製造された:
(±)-2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-2,4-ジヒドロ-4-[6-[4-(4
-ヒドロキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-3H-1,2,4-トリアゾ
ール-3-オン;mp.185.2℃(化合物25)
(±)-2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-2,4-ジヒドロ-4-[2-[4-(4
-ヒドロキシフェニル)-1-ピペラジニル]-5-ピリミジニル]-3H-1,2,4-トリア
ゾール-3-オン;mp.195.3℃(化合物26);
(±)-2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-2,4-ジヒドロ-4-[4-[4-(5
-ヒドロキシ-2-ピリジニル)-1-ピペラジニル]フェニル]-3H-1,2,4-トリアゾ
ール-3-オン;mp.193.3℃(化合物27);
(±)-2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-2,4-ジヒドロ-4-[6-[4-(3
-ヒドロキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-3H-1,2,4-トリアゾ
ール-3-オン;mp.103.1℃(化合物28);及び
(±)-2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-2,4-ジヒドロ-4-[6-[4-(2
-ヒドロキシフェニル)-1-ピペラジニル]-3-ピリジニル]-3H-1,2,4-トリアゾ
ール-3-オン(化合物29)。実施例15
三臭化ホウ素25g及びジクロロメタン100mlの混合物に、ジクロロメタン
200ml中の1-[1-(4-クロロベンゾイル)エチル]-1,3-ジヒドロ-3-[4-[4-
(4-メトキシフェニル)-1-ピペラジニル]フェニル]-4-メチル-2H-イミダゾー
ル-2-オンの溶液6.1gを滴加した(温度<10℃)。2時間撹拌後、反応混合
物をNH4OH及び氷の混合物中に注入した。次いでジクロロメタン300mlを
添加し、そして全体を1時間撹拌した。有機層を分離、乾燥、濾取しそして蒸発
させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;CH2Cl2/CH3O
H 99:1)により精製した。希望の画分の溶剤を蒸発させ、残渣をメタノール中
に研磨した。生成物を濾取、乾燥すると、1-[1-(4-クロロベンゾイル)エチル
]-1,3-ジヒドロ-3-[4-[4-(4-ヒドロキシフェニル)-1-ピペラジニル]フェ
ニル]-4-メチル-2H-イミダゾール-2-オン;mp.229.7℃(化合物30)
4.3g(72.3%)が得られた。
同様な方法で以下の化合物が製造された:
2,4-ジヒドロ-4-[4-[4-(4-ヒドロキシフェニル)-1-ピペラジニル]フェニル
]-2-[1-(4-メトキシベンゾイル)エチル]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;
mp.204.5℃(化合物35)実施例16
ジクロロメタン(150ml)中の2-[1-(4-クロロベンゾイル)プロピル]-2
,4-ジヒドロ-4-[4-[4-(4-ヒドロキシフェニル)-1-ピペラジニル]フェニル
]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン(0.009モル)及び塩化ベンジルトリエ
チルアンモニウム(0.25g)の混合物を撹拌した。25%水酸化ナトリウム
(50ml)を添加し、そして混合物を10分間撹拌した。硫酸ジメチル(0.0
15モル)を添加し、混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を水(100ml)
で希釈し分離した。有機層を水で洗浄し、乾燥させた。残渣をシリカゲル上での
カラムクロマトグラフィー(溶剤:CH2Cl2/CH3OH 98/2)により精製し
た。純粋な画分を回収し蒸発させると生成物4.3gが得られた。この画分をカ
ラムクロマトグラフィーCHIRACEL OD(商)(1kg)(溶剤:C2H5OH)によ
り精製した。純粋な画分を回収、蒸発させると、(+)-(A)-2-[1-(4-クロロ
ベンゾイル)プロピル]-2,4-ジヒドロ-4-[4-[4-(4-メトキシフェニル)-1-
ピペラジニル]フェニル]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.199.6
℃;[α]20 D=163.01°(化合物31)0.9gが得られた。実施例17
(±)-(R*,R*)-2-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-ヒドロキシ-1-メチル
エチル]-2,4-ジヒドロ-4-[4-[4-(4-ヒドロキシ-3,5-ジメチルフェニル)-1-
ピペラジニル]フェニル]-5-メチル-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン
一水和物(1.5g)をカラムクロマトグラフィーCHIRACEL OD(商)(1kg)(
溶剤:nヘキサン/2−プロパノール80:20)により精製した。純粋な画分を回
収、蒸発させた。残渣を2-プロパノールから結晶化させると、(+)-(R*,R*)-
2-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-2-ヒドロキシ-1-メチルエチル]-2,4-ジヒド
ロ-4-[4-[4-(4-ヒドロキシ-3,5-ジメチルフェニル)-1-ピペラジニル]フェ
ニル]-5-メチル-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン二水和物;mp.123.5℃
;[α]20 D=+28.2°(化合物32)0.5gが得られた。実施例18
(±)-4-[4-[4-[4-[[1,1-ジメチルエチル)ジメチルシリル]オキシ]
フェニル]-1-ピペラジニル]フェニル]-2,4-ジヒドロ-2-[2-ヒドロキシ-2-[
4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル]-5-メチル-3H-1,2,4-トリアゾ
ール-3-オン(0.0043モル)の混合物を撹拌しながらジクロロメタン(1
00ml)に溶解した。テトラヒドロフラン中のフッ化テトラブチルアンモニウム
の溶液(0.0045モル)を添加し、混合物を室温で15分間撹拌した。水を
添加し混合物を30分間撹拌した。沈澱物を濾取、乾燥しn-ブタノールから結晶
化させると、(±)-2,4-ジヒドロ-4-[4-[4-(4-ヒドロキシフェニル)-1-ピ
ペラジニル]フェニル]-2-[2-ヒドロキシ-2-[4-(トリフルオロメトキシ)-
フェニル]エチル]-5-メチル-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.230.
6℃;(化合物36)1.1g(58.2%)が得られた。実施例19
ジクロロメタン(20ml)中の2-(クロロジメチルシリル)-2-メチルプロパ
ン(0.011モル)の溶液をピリジン(20ml)中の2-[1-(4-
ブロモベンゾイル)エチル]-2,4-ジヒドロ-4-[4-[4-(4-ヒドロキシフェニル
)-1-ピペラジニル]フェニル]-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン(0.009モ
ル)の撹拌溶液に、窒素雰囲気下で添加した。撹拌は室温で1週間継続した。反
応混合物を蒸発させ残渣をジクロロメタンに溶解した。この溶液をガラスの濾過
器(溶剤:ジクロロメタン)のシリカゲル上で精製した。純粋な画分を回収し溶
媒を蒸発させた。残渣(3.5g)を酢酸エチルから再結晶させた。生成物を濾
過、乾燥させると、2-[1-(4-ブロモベンゾイル)エチル]-4-[4-[4-[4-[
[(1,1-ジメチルエチル)ジメチルシリル]オキシ]フェニル]-1-ピペラジニ
ル]フェニル]-2,4-ジヒドロ-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン;mp.177.
8℃;(化合物47)2.7g(45%)が得られた。C.薬理学的実験
本発明の化合物の抗ヘリコバクター活性は、下記の試験管内テスト法により測
定された。ヘリコバクターに対するテスト化合物の活性
ヘリコバクター・ピロリに対するテスト化合物の活性は臨床的材料から得られ
た5種のヘリコバクター・ピロリ株の標準セットに対して測定された。最小阻止
濃度(MIC)は、バクテリアの生育培養菌を抗微生物剤で処理後、ヘリコバク
ター・ピロリのウレアーゼ活性を測定することにより算定された。
テスト化合物は10-3Mの濃度でDMSOに溶解された。DMSOの10-4M
の希釈液も生成された。これらの溶液の10μl量をレプリ皿(Sterilin(商)
)の凹みにピペットで添加した。DMSOのみ含有の凹みが各々のレプリ皿のコ
ントロールとして包含された。テストの各バッ
チにつきアンピシリン((+)-6-[2-アミノ-2-フェニルアセチル)アミノ]-3,
3-ジメチル-7-オキソ-4-チア-1-アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン-2-カルボン酸
三水和物)及びメトロニダゾール(2-メチル-5-ニトロ-1H-イミダゾール-1-エタ
ノール)を比較化合物として包含した。(これらの化合物は10-5、10-6、1
0-7及び10-8Mの最終濃度でテストされた。)テスト皿は使用されるまで4℃
で保存された。ヘリコバクター・ピロリの5種の抽出物は2日から3日毎の10
%の血液寒天上の継代培養により維持された。バクテリアは酸素5%、CO21
0%及び窒素85%含有の雰囲気下で37℃で培養された。接種原としてヘリコ
バクター・ピロリの懸濁液を脳−心臓輸液肉汁中で製造し、吸光度を530nM
で1.5±0.3に調整した。
45℃で保存された新鮮な10%血液寒天をテスト皿の凹みに1ml添加し、そ
れによりテスト化合物を10-5Mから10-6Mに希釈した。培地を放置冷却し、
次いでバクテリアの懸濁液10μl量を寒天の表面にピペットで添加した。皿を
、前述の微好気性雰囲気下で37℃で48h、培養した。皿の読み取りを容易に
し、そして培地上の生育が真にヘリコバクター・ピロリであることを確証するた
めに、この菌種に独特な著しく強力なウレアーゼ活性を利用した。48hの培養
後、ウレアーゼ肉汁1ml量を各レプリ皿の凹みに穏やかに添加し、その皿を37
℃で2h培養した。次いで各凹みからの流体サンプル100μlを96カ所の微
量希釈皿の凹みにピペットで添加した。紫色をヘリコバクター・ピロリの生育の
、そして黄橙色をその非生育の指標とした。この方法により、明確な終点が得ら
れ、それにより抑制効果を算定することができた。テストされた2種の濃度のど
ちらかで活性を示したすべての化合物は、MIC
を確定するために包含された、それ以上の希釈液につき、そして標的の微生物と
してより広範なスペクトルのバクテリアの菌種につき再度テストされた。
表1は、本発明の化合物の小クループにつき、前述の方法により測定されたM
ICの値を要約している。
D.組成物製造例
これらの実施例を通じて使用される「活性成分」(A.I.)は、式(I)の化合
物、その薬学的に許容性のある酸付加塩又は立体化学的異性体形態に関する。実施例20:経口滴剤
A.I.の500グラムを60〜80℃で2-ヒドロキシプロパン酸0.5l及びポ
リエチレングリコール1.5lに溶解させた。30〜40℃に冷却後、ポリエチ
レングリコール35lを添加し、その混合物を十分撹拌した。次いで精製水2.
5l中サッカリンナトリウム1750グラムの溶液を添加し、撹拌しながらココ
アフレーバ−2.5l及びポリエチレングリコールを50lになるまで添加する
と、A.I.を10mg/ml含有する経口滴剤溶液が得られた。製造された溶液を適切
な容器に充填した。実施例21:カプセル剤
A.I.の20グラム、ラウリル硫酸ナトリウム6グラム、でんぷん56グラム、
ラクトース56グラム、コロイド状二酸化ケイ素0.8グラム、及びステアリン
酸マグネシウム1.2グラムを合わせて激しく撹拌した。次いで得られた混合物
を、各々活性成分20mgを含有する、1000個の適切な硬いゼラチンカプセル
に充填した。実施例22:フィルムコーティング錠 錠剤核の製造
A.I.を100グラム、ラクトース570グラム及びでんぷん200グラムの混
合物を十分撹拌し、次いで、水約200ml中のドデシル硫酸ナトリウム5グラム
及びポリビニルピロリドン10グラムの溶液で湿潤化させた。湿った粉末の混合
物をふるい、乾燥しそして再度ふるった。次
いで微細結晶のセルロース100グラム及び水素添加植物油15グラムを添加し
た。全体を十分混合し錠剤に圧縮すると、各々活性成分を10mg含有する、10
,000個の錠剤が得られた。コーティング
変性エタノール75ml中メチルセルロース10グラムの溶液に、ジクロロメタ
ン150ml中エチルセルロース5グラムの溶液を添加した。次いでジクロロメタ
ン75ml及び1,2,3-プロパントリオール2.5mlを添加した。ポリエチレングリ
コール10グラムを溶解し、ジクロロメタン75mlに溶解した。後者の溶液を前
者に添加し、次いでオクタデカン酸マグネシウム2.5グラム、ポリビニルピロ
リドン5グラム及び濃厚色素懸濁液30mlを添加して全体を均質化した。錠剤の
核をコーティング装置により、こうして得られた混合物でコーティングした。実施例23:注射液
4-ヒドロキシ安息香酸メチル1.8グラム及び4-ヒドロキシ安息香酸プロピル
0.2グラムを注射用沸騰水約0.5lに溶解した。約50℃に冷却後、乳酸4
グラム、プロピレングリコール0.05グラム及びA.I.4グラムを撹拌しながら
添加した。その溶液を室温に冷却し、そして1lになるまで注射用水で補充する
と、A.I.を4mg/mlを含んでなる溶液が得られた。その溶液は濾過により滅菌さ
れ滅菌容器に充填された。実施例24:座剤
A.I.3グラムをポリエチレングリコール400の25ml中の2,3-ジヒドロキシ
ブタンジオン酸3グラムの溶液に溶解した。界面活性剤12グラム及び全体が3
00グラムまで添加されたトリグリセリドを併せて溶解した。後者の混合物を前
者の溶液と十分混合した。こうして得られた
混合物を37−38℃の温度で型に注入すると、各々A.I.を30mg/ml含有する
座剤100個が製造された。実施例25:シクロデキストリン含有剤
プロピレングリコール100mlを濃厚HClの3.76mlで処理し、撹拌しそ
して僅かに加熱する。A.I.10gを添加し、均質になるまで撹拌を継続する。別
の容器に、ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン400gを蒸留水400m
lに溶解する。活性成分の溶液を撹拌しながらシクロデキストリン溶液にゆっく
り添加する。ソルビトール溶液(190ml)を添加しそして均一になるまで撹拌
する。サッカリンナトリウム(0.6g)を蒸留水50mlに溶解し、そしてその
混合物に添加する。フレーバーを添加し、混合物のpH(約1.7)を10Nの
NaOH溶液でpH2.0±0.1に調整する。生成される溶液を最終容量が1
リットルになるまで蒸留水で希釈する。前述の溶液を濾過し、適切な容器中、例
えばネジ蓋の付いた100ml用ガラスびん中に充填することにより製薬学的投与
形態が得られる。
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
C07D 401/04 233 7602−4C
249 7602−4C
401/12 249 7602−4C
401/14 249 7602−4C
403/04 239 7602−4C
C07F 7/18 U 9450−4H
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA,
CN,CZ,FI,HU,JP,KP,KR,LK,L
V,MG,MN,MW,NO,NZ,PL,RO,RU
,SD,SK,UA,US
(72)発明者 バン・デル・エイケン, リユク・アルフ
オンス・レオ
ベルギー国ビー―2350フオセラール・モー
リス ポツタースストラート12
(72)発明者 オツズ,フランク・クリストフアー
ベルギー国ビー―2970シルデ・ローゼンラ
ーン52
(72)発明者 ストクブレクス,レイモンド・アントワー
ヌ
ベルギー国ビー―2340ビールセ・ロデクル
イスストラート17
(72)発明者 バン・デル・アー,マルセル・ジヨゼフ・
マリア
ベルギー国ビー―2300トウルンホウト・パ
テルスストラート 155ブス1