JPH08506904A - 空輸計器の位置および速度を追跡する方法および装置 - Google Patents
空輸計器の位置および速度を追跡する方法および装置Info
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Abstract
(57)【要約】
信号のコード・シーケンスが未知である複数の衛星から送出される広帯域スペクトル拡散信号を受信することにより、地上の処理局から航空機に搭載される気象計器(20)の如き少なくとも1つの運動物体の位置を追跡する方法および装置が、受信した広帯域信号を狭帯域へ圧縮し、周波数オフセット値を有する基準発振器(12)により周波数バイアスを除去し、狭アナログベースバンド(9)を形成して、スペクトル線が生成され、合成スペクトル値と比較して各衛星の同一性を決定する運動物体における受信機回路を含み、基準発振器のオフセット値が推定され、運動物体の速度が決定される。
Description
【発明の詳細な説明】
空輸計器の位置および速度を追跡する方法および装置
関連出願への参照
本願は、本発明の譲受人に譲渡された1992年6月15日出願のP.F.M
acDoran等の米国特許出願第898,948号「空輸計器の位置および速
度を追跡する方法および装置」の一部継続出願である。
付属マイクロフィッシュへの参照
P.F.MacDoran等の「空輸計器の位置および速度を追跡する方法お
よび装置」なる名称の付属マイクロフィッシュを参照する。技術分野
本発明は、運動物体の位置および速度を追跡する新規な改善された方法および
装置に関し、特に、空輪される天候計測器の如き空輸される装置の位置および速
度をかかる装置から遠く隔てた処理ステーションから追跡する新規な改善された
方法および装置に関する。
発明の背景および分野
米国空軍のNAVSTAR大域位置決めシステムは、予め定めたコード、即ち
、B.W.ParkinsonおよびS.W.Gilbertの「NAVSTA
R:大域位置決めシステム−10年後」(Proc.IEEE、第71号、19
83年10月)に従って分散スペクトル信号を送出する複数の地球を周回する信
号伝送衛星からなっている。MacDoran等の米国特許第4,797,67
7号には、信号により運ばれる変調コード・シーケンスを知ることなく疑似レン
ジを獲得するシステムが開示されている。しかし、この考案されたシステムは、
衛星のコード・シーケンスを知ることなく運動物体の速度と位置の両方を追跡す
る問題に関するものではなかった。例えば、消耗品の内蔵された大域位置決めシ
ステム受信機を用いて気象気球の速度を計測できること、およびGPS衛星によ
り
使用される疑似ランダム・ノイズ・コードを知ることなく地上局で信号を処理で
きること、更に追跡されるべき物体が、衛星から信号を受信でき、かつ単独であ
るいは中央処理局に対する他のデータと組合わせて送信できる安価な受信機を含
み得ることが非常に望ましい。特に、消耗品の受信機ボード上の非常に安価な基
準発振器、あるいは換言すれば、必ずしも正確あるいは非常に安定したものでは
ない発振器を採用出来ることが望ましい。これと関連して、特定のGPSへのド
ップラー・シフト査察を結果として生じる個々のGPS衛星に対する視線への受
信機の瞬時速度ベクトル射影の影響を管理し、かつ更に受信機が異なる場所間で
移動する時幾何学的位置の変化により誘起されるスペクトル拡散信号の変化を結
果として生じる受信機の動力学的性状の影響を管理することが重要である。
前記の米国特許第4,797,677号では、スペクトル拡散信号について非
線形演算から得る圧縮スペクトルのベースバンドへの最終ダウン・コンバージョ
ンを行うため用いられる基準発振器の精度および安定性に関する明示的および黙
示的な前提があった。用いられた発振器は、比較的高価なものであり、これら発
振器は、例えば、消耗品の空輸気象計器の一部として使用することの如き空輸用
あるいは他の消耗性受信機において使用するためには不適当なものにする。更に
また、より高価な発振器の重量および電力要件は、これら発振器を軽量受信機で
の打ち上げには完全に不適当なものにする。
従って、発振器の精度および安定性が0.001%(10PPM)程度となる
場合でさえ、軽量の低コスト発振器が消耗性受信機へ組込まれるシステムを提供
することが重要である。このことは、デコーダ10.2298MHzの基準周波
数において、生成される実際の周波数の誤差が約100Hzとなることを示唆す
る。最終的に速度および位置決め情報へ処理されるべき観察結果を含むベースバ
ンド信号帯域幅が、10.23MHzのチッピング・コード周波数を有するPチ
ャンネルを探査する静止した地上における観測者にとって、実質的に±27Hz
の範囲内に含まれる。しかし、200m/秒までの速度で運動しつつある移動物
体あるいは受信機を追跡することが任務である場合、受信機あるいはスペクトル
圧
縮器における遅延操作および多くの操作から得られるスペクトル線は、多くの生
じ得るスペクトル位置にあり得る。基準周波数が100Hzも外れる場合は、視
覚において各衛星から結果として生じるスペクトル線の集合(ensemble
)は、100Hzも上方あるいは下方の周波数へシフトし得る。更なる考察は、
スペクトル線位置におけるシフト、例えば、特定の衛星へ直接向かう、あるいは
この衛星から遠去かる受信機の200m/秒の運動が、6.8Hzまでの付加的
なドップラー・シフトを生じることになり、これが衛星に対する視線に課される
ことになることである。更に他の考察は、処理ステーションから遠去かる受信機
の距離である。例えば、GPSに対する10.23MHzのPチャンネル・チッ
ピング周波数の場合、位置の変化に対する感度はKm当たり5ミリにもなり、こ
れが200kmの隔たりの場合、スペクトル線を1.0Hzだけのシフトを生じ
ることがある。
上記のことから、GPS受信機において用いられるダウン・コンバージョン周
波数を決定するための根拠を確立することが可能である。即ち、公称10MHz
における10PPMのクリスタル発振器のオフセットは100Hzであり、GP
S/受信機経路に沿った公称ドップラー・シフトは±27Hzとなり、(200
m/秒より小さい)受信機の風速が誘起するドップラー・シフトは6.8Hzで
あり、(200kmより小さい距離の)受信機位置の感度は1.0Hzとなる。
チッピング・周波数スペクトル線位置に対する最たる影響は、受信機における1
0MHzの水晶発振器からのものであり、これに次いでGPS衛星および風速か
らのドップラー効果の組合わせがあり、最も弱い影響効果は受信機の実際の位置
からのものである。これら公差の最悪ケースの組合わせの合計は、134.0H
zである。更に他の要件は、スペクトル線が処理の容易なゼロ周波数と同じ側に
止まることである。圧縮ベースバンドの中心周波数は200Hzになり、134
Hzの負の公差が、66Hz乃至334Hzまで延びる帯域を処理することを必要
にする。10PPMの発振器は、100Hz以上にならないように指定すること
ができ、従って、周波数の指定は10.2298MHzでなければず、これが、
発振器がオフセットを持たないものとして、200Hzの中心周波数にスペクト
ル線を置く結果になる。
発明の概要
従って、本発明の目的は、2つ以上の静止物体あるいは運動物体の位置および
速度を追跡する新規な改善された方法および装置の提供にある。
本発明の別の目的は、衛星により使用されるコード・シーケンスを知ることな
く、複数の地球を周回する衛星からスペクトル拡散信号を受取るため、安価な消
耗性受信機を用いて運動物体の位置および速度を追跡することにある。
本発明の更に他の目的は、先に述べた形式のシステムにおいて、高速度で運動
する物体を追跡することができる、即ち、衛星のコードを知ることなく、低コス
トの基準発振器を内蔵する消耗性受信機から送出された交差リンク無線信号から
、かつ運動物体から受信した信号のダウン・コンバージョン周波数における実質
的なシフトを許容することが可能である中央処理局の提供にある。
本発明によれば、衛星のコード・シーケンスを知ることなく、各運動物体にお
ける受信機が水平線より上を通過する複数の衛星から送出された広帯域の拡散ス
ペクトル信号を受取る、処理局から少なくとも1つの運動物体の位置を追跡する
方法が具現され、この方法は、少なくとも100:1の比で衛星から受信した広
帯域信号を狭帯域へ圧縮するステップと、広帯域が負の周波数スペースへ通過す
ることを阻止する周波数オフセット値を持つ基準発振器を用いて周波数バイアス
を除去するステップと、正弦波の重なりからなる狭いアナログ・ベースバンドを
形成するステップと、このベースバンドを処理局へ送出して処理局で正弦波の重
なりのディジタル表示を生成するステップと、このディジタル表示を処理して、
振幅、周波数および位相値からなるスペクトル線を生成するステップと、衛星の
近似的な場所と速度に基く基準発振器の周波数オフセット値と対応する周波数オ
フセット値を含む合成スペクトルを生成するステップと、スペクトルを表わすデ
ィジタル合成値へ変換して、このスペクトル線をディジタル合成スペクトルと比
較して各スペクトル線と対応する各衛星の同一性を決定するステップと、基準発
振器の周波数オフセット値を推定し、次いで各運動物体の場所および速度を決定
するステップとを含む。
本発明の望ましい実施例は、更に、同位相信号および遅延経路信号を乗じて、
中心周波数を10.23MHzとして信号の帯域を70Hzの幅へ圧縮することを
特徴とし、基準発振器が10.2298MHzの水晶発振器である。従って、合
成スペクトルの周波数オフセット値は、基準発振器のそれと対応し、スペクトル
線をディジタル合成スペクトル値と比較する際、基準発振器の周波数オフセット
値の実際のダウン・コンバージョンが決定される。
本発明の上記および他の目的については、添付図面と共に望ましい実施例の以
降の詳細な記述を考察することから更に容易に理解されるであろう。
図面の簡単な説明
図1は、ラジオゾンデ気象計器に組込まれた受信回路の望ましい形態の概略図
、
図2は、図1のラジオゾンデから受信される信号を処理する地上処理局の望ま
しい形態のブロック図、および
図3は、図2の地上処理局において用いられるソフトウエアのフローチャート
である。
好適実施例の詳細な説明
図1において、水平線上方にあるGPS衛星からのスペクトル拡散信号は、R
で示される消耗品の受信機を含む空輸される気象計器におけるGPSゾンデのL
−バンドのマイクロストリップ・パッチ・アンテナ1に到達する。気象計器の望
ましい形態は、米国コロラド州のBoulderのA.I.R.社により製造さ
れ販売される、以下本文においてGPSゾンデと呼ばれる、受信機回路Rに加え
て、図2に示される如き、以下本文で述べる地上処理局へ気象データを送信する
のに必要な計器を含むラジオゾンデ・モデル20である。このマイクロストリッ
プ・パッチの選択は、その製造における低コストとその固有の狭帯域通過特性、
典型的にはR.F.周波数(1575.42MHzのL1周波数において15.
7MHz)の1%の特性とが動機とされる。アンテナ1は、右旋楕円偏波(RH
CP)に対して構成され、大きな利得がない(0dB)ものとする。システムの
要素2は、20dBの利得と、ノイズ温度で122ケルビンと等価である1.5
dBのノイズ数字(N.F.)とを持つ低ノイズ増幅器(LNA)である。8d
Bの変換利得を持つ能動2重平衡型ミクサ3が、1555MHz±1MHzで動作
する第1の自由動作型局部発振器4によって駆動される。理想的には、局部発振
器4は、以降の中間周波段が20.46MHzとなるように1554.96MHz
となるが、望ましい実施例が低コストの第1の局部発振器4を使用するが、依然
として1555MHzにおいて1MHzの周波数精度を保持するため、発振器の固
有精度が1MHzに過ぎない場合に、10KHzの精度を持つ第1の局部発振器周
波数を指定することは合理的ではない。第1の局部発振器4に対する安定性要件
は、GPS衛星からのスペクトル拡散信号電力の大部分が受信機Rの最初の中間
増幅器の帯域通過5以内で到達するという要件からのものである。Pチャンネル
のスペクトル拡散信号の幅は、第1のナル間の20.46MHzである。ミクサ
3の後段には、20.42MHzの中心周波数の第1の中間周波増幅器5がある
。この第1の中間周波数の帯域幅は、スペクトル拡散の完全な中心ローブを通す
ように20MHzである。第1の中間周波増幅器5の出力は電力分配器6へ入力
され、この分配器は等量の中間周波数電力を能動型ミクサ8に至る2つの経路に
沿って供給する。電力分配器6より上方の図は、20.46MHzの幅で20.
42MHzを中心とする信号スペクトル形状を示している。
第1の中間周波数の中心周波数の選択は、任意のものではなく、GPS信号の
分散スペクトルを生成するため用いられる10.23MHzのチッピング速度を
回復するため用いられる遅延および倍増技術によって要求される。このチッピン
グ周波数信号の回復を最大化するためには、Pチャンネルのチップ周期、即ち4
9ナノ秒の半分に等しい時間量だけ、遅延回路7により示される如き1つの信号
経路を遅らせることが必要である。図1には1ブロックの遅延要素7が示される
が、ケーブルの0.7の速度定数を前提として、長さ10メートルの同軸ケーブ
ルもまた同じ機能を供することができ、あるいは誘導子およびコンデンサの受動
型要素からなるフィルタもまたこの機能を行うことができる。49ナノ秒の周期
と対応する周波数は、20.42MHzである。このため、遅延要素7を通る時
間遅延経路は、第1のI.F.増幅器の周波数20.42MHzで完全な1波長
だけ位相シフトされる。
能動型ミクサ8は、同位相信号および遅延経路信号を乗じ、このミクサがスペ
クトルを10.23MHzの中心周波数で70Hzの幅へ圧縮する効果を有する。
この動作の圧縮特性の論議は、前掲の米国特許第4,797,677号において
示される。この10.23MHz信号の制御は、GPS衛星内部の原子発振器に
よって支配され、消耗品の受信機内部の第1の局部発振器周波数の関数ではない
。先に述べたように、各衛星によって唯一つのスペクトル線が生成されるが、こ
れは衛星間の非常に低い交差相関積を持ち、これにより変調間積が存在しない疑
似ランダム・ノイズ(PRN)信号の最大長さコード構造の故である。J.J.
Spilker著「GPS信号構造と性能特性(GPS Signal Str
ucture and Performance Character−ist
ics)」(Navigation,Institute of Naviga
tion、ISBN 0−0936406−00−3、第2巻、1978年夏季
)。
ミクサ8の後段には、第2の中間周波増幅器9があり、その出力は、問題とな
る物理的帯域が70Hz幅である過ぎないが20KHzの帯域幅を持つ10.23
MHzの中心周波数へ同調される水晶・フィルタ10へ送られる。コストと性能
の要件に応じて、水晶・フィルタ10の代わりに、より簡単なブロック要素フィ
ルタを用いることができる。能動型ミクサ11が、10.2298MHzの周波
数で10PPMの精度を持つ水晶基準発振器12によって駆動される。第2の局
部発振器12は、この第2の局部発振器が実際に動作しつつある周波数が、通常
は地上に配置される中央処理サブシステムにより行われる最終的な推定手順にお
けるそのために解明されたパラメータとなる点において重要である。この第2の
局部発振器の主機能は、物理的情報を持たない周波数バイアスを除去して小さな
帯域幅70Hzのみを中央サイトのプロセッサへ送らせるままにすることである
。
基準発振器12がその10PPMの限度(100Hz)までドリフトする可能
性の故に、スペクトル線が負の周波数空間へ進むことを阻止するように200H
zのバイアスが選定される。能動型フィルタが、約350Hzより高い周波数に対
するカットオフを提供して、200±150Hzの帯域を増幅する。能動型フィ
ルタ13の出力は、+13dBm(50オームで1Vrms)のレベルにあって
、図のブロック15におけるセンサからの通常の気象データと共に、1680M
Hzにある。
図2において、GPSゾンデ20が、その圧縮帯域GPS信号を地上セグメン
ト・プロセッサへ送出する状態で示される。気象受信機21が、交差リンク信号
からGPSベースバンド・データ(200±150Hz)を取出す。例えば、受
信機21は、米国コロラド州BoulderのA.I R.社により製造販売さ
れる変更仕様の403MHz受信機でよい。このデータ処理機能は、特に構成さ
れた:80386/80387コンピュータ・アーキテクチャによって行われる
。
地上セグメントにおいて、処理は、819.2Hzの速度で波形の12ビット
のサンプリングを行うアナログ/ディジタル・コンバータ(AD/C)要素22
に対する入力で開始する。819.2Hzの選択は、GPSゾンデ20から35
0Hzの物理的帯域を充分にサンプルする必要により支配される。819.2Hz
の速度は、ナイキスト・サンプリング基準の700Hzの最小速度より17%高
い。8192サンプルの容量を持つ先入れ先出し(FIFO)バッファ23が、
AD/C22からの出力の10秒を保持する。5秒毎に、バッファ23の内容が
、10秒の時間を表わす8192サンプル点について働く高速フーリエ変換(F
FT)プロセッサ24へ送られる。FFT段24の出力は、GPSゾンデから受
信したチャンネルの350Hzの全帯域幅に対する振幅、周波数および位相の諸
値からなる個々の周波数スペクトルである。FFT24は、ソフトウエアあるい
はファームウエアで実現することができ、直角位相振幅により除した同位相比に
ついての逆正接演算からその位相情報を得る。バッファがその内容を5秒毎に伝
送するので、FFT24は前のバッファ内容と50%の重なりを生じ、バッファ
間隔間の位相接続を許容し、周波数測定精度の可能性を著しく高める。
一例として、個々のFFT24の10秒の間隔内では、結果として生じる周波
数ビン分解能は0.1Hzである。以下に述べるように、10秒の間隔71にわ
たり接続された位相アルゴリズムを用いることにより、入力信号の実際の周波数
を0.004Hzの精度まで推定することが可能である。このFFTは、5秒毎
に動作して、0.004Hzの個々のスペクトル線に対する周波数の確度が与え
られ、位相は5秒×0.004サイクル/秒=0.02サイクルだけ不確定とな
る。この位相は、隣接時系列間隔と重複時系列との間の位相接続を実施するため
に必要な0.16サイクル基準内に充分に収まる。振幅、周波数および位相の1
2FFTの推定が毎分与えられると、位相データに適合する少なくとも2次、あ
るいは必要に応じてそれ以上の次位の幕乗を、GPSゾンデの飛行セグメントに
おける発振器12の周波数ドリフトを勘定に入れる予め定めた速度で行うことが
できる。4のFFT信号検出閾値が与えられると、相等する位相ノイズは0.2
5ラジアン(0.04サイクル)となる。1分の間隔にわたる周波数測定の全精
度は、速度測定精度において0.04サイクル/60秒=7×10-4Hz=2c
m/秒となる。
本発明の重要な特徴は、明白なコードを使用しないGPSゾンデの場所に到達
する個々の衛星信号の各々を識別する能力である。しかし、更に広範なGPS情
報、例えば衛星軌道が要求される場合は、従来のGPS受信機26bが提供され
る。受信機の1つの適当な形態は、それ自体のGPSアンテナを持つ、米国カル
フォルニア州SunnyvaleのTrimble Navigation社に
より製造販売される、Trimble Trimpack部番13498である
。このC/A受信機は、中央処理システムへ3つの情報成分、即ち、(1)地上
セグメント・プロセッサの要素27の緯度、経度および高度からなる場所、(2
)暦および高精度要素が出力されるGPS衛星軌道要素28、および(3)宇宙
時と相関し、かつGPSゾンデとプロセッサ・サイト間の200kmの隔たりに
対して10メートルの差の位置決め精度の要求を満たすため僅かに0.1秒の精
度に必要な近似エポック・タイム(epoch time)29を提供する。シ
ステムに対するリアルタイム・クロックを確立して特別な周波数を同期させるた
めに、基準発振器30が提供される。この基準発振器30は、1MHzの出力を
有
し、1PPM程度あるいはGPSゾンデ20に搭載される低コストの発振器より
も優れた精度で更に正確である。この基準の1MHzは、アナログ/ディジタル
・コンバータ22のサンプリング周波数として用いられる2つの出力、819.
2Hzと、FFTプロセッサ24に対してFIFOバッファ23の内容を伝送す
る5秒に1回のパルスとを生成する周波数シンセサイザ31に対する入力として
用いられる。この1MHzの基準発振器信号はまた、システムのリアルタイム・
クロック32をも駆動する。エポック・タイム29は、このシステム・クロック
32をセットするために用いられる。
どの衛星が受信されつつあるかを識別し続けるためには、種々の入力情報を要
求する合成スペクトル33を生成することが必要である。この要求される入力は
、GPSゾンデを発射する地上セグメント27、おそらくは24のあり得るGP
S衛星のどれがゾンデの視野に入る可能性があるかを予期するGPS衛星軌道要
素28、および32により供給されるシステム時間(UTC)の近似的な標定で
ある。要素33のソフトウエアは、最初はゼロである速度の推定値を入力する。
スペクトルの近似値が一旦得られると、全ての可能な衛星のどれが、図3に含ま
れるサブルーチン55乃至57および60乃至70において行われるGPSゾン
デの場所で実際に受信されつつあるかを確証するモジュール34内部で比較が行
われる。振幅、周波数および位相モジュール35による特定の衛星との各スペク
トル線間の一義的な対応を有する1組の観測ベクトルを形成することが現在可能
である。モジュール35の内容は、ハウスホールダ変換(Householde
r Transformation)の如き、GPSゾンデ20における水晶基
準発振器12の速度成分および周波数オフセットを推定する同時推定プロセッサ
36である最終的演算のための生の観察を形成する。
GPSゾンデ20に対する典型的なダウン・リンクは、約403MHzのVH
F周波数と1680MHzのL−バンド周波数である。図3に示されるように、
このダウン・リンクは、瞬時周波数へのコヒーレント・ヘテロダイン変換を行う
AIR気象データ受信機50によって受信される。この瞬時周波数段には、電子
カウンタ58を用いてキャリヤ周波数を測定することを可能にするフェーズ・ロ
ッ
ク・ループがある。GPSゾンデからのダウン・リンク周波数がGPSゾンデに
おける10.2298MHzの基準発振器で合成することができるので、キャリ
ヤ周波数の測定が、10.2298MHzのGPSゾンデ発振器が動作するその
時の実際の周波数の直接的な測定を生じる。
また、GPSを変調させ得る基準発振器から得るサブキャリヤ信号を生成する
ことも可能である(即ち、10,000で除すことにより、1022.98Hz
を生じる)。1KHzのサブキャリヤを取出して実際の周波数を0.001Hzの
精度内で計測することにより、図3の58で示される1PPMの精度でGPSゾ
ンデの基準周波数を決定することも可能である。
気象受信機からのアナログ・データ・チャンネル出力は、消耗品の受信機から
圧縮された帯域データからなるGPSチャンネルを含む。先に述べたように、ゾ
ンデのアナログ信号は、819.2Hzの速度でサンプルされるアナログ/ディ
ジタル・コンバータ22へ入力される。結果として得るディジタル・データ・ス
トリームは、10秒の時系列を形成して5秒毎に送られる8192サンプルのブ
ロックにおいてバッファされる。このデータは、先入れ先出し(FIFO)記憶
バッファ23から高速フーリエ変換プロセッサ24へ5秒毎に送られる10秒の
ブロック単位で処理される。このように、時系列の各10秒ブロックは、前の1
0秒時系列に新たなデータの5秒時系列を加えたものの最後の5秒からなってな
り、時系列全体にわたる位相の連続を保証する。再び、FFTプロセッサ24の
出力は、各周波数ビン位置毎の振幅および位相からなる周波数空間における数値
列である。この列における振幅の相対的ピークの検出は、ある周波数の場所即ち
ビン54における信号対雑音比の閾値を越えることによって決定される。ある状
況においては、ピークは、これらの周波数における電力の拡散によって隣接周波
数ビンに生じることがある。これが生じると、ブロック55および56に示され
るように、全ての隣接ピークの最大の信号対雑音比を表わすピークが保持されて
、隣接ビンの値は無視される。結果として得る列は、GPS衛星の観察ドップラ
・シフト周波数を表わす観察された各スペクトル線信号に対するピーク振幅と周
波数を含んでいる。この情報は、GPSゾンデの速度と位置の以降の計算のため
の
基礎を形成する。
観察された各周波数ピークは、スペクトル線信号がそのソースである個々のG
PS衛星に対して整合されねばならない。従って、GPSゾンデ20と目に見え
るGPS衛星の相対的形状を知ることが要求される。GPSゾンデに対する事前
の位置および速度の情報の近似化は、世界的大域システム(World Geo
detic System)WGS−84の座標系における緯度、経度および高
度の座標から得られる。(D.Well等の「GPS標定へのガイド(Guid
e to GPS Positioning)」(Canadian GPS
Associates,Fredericton,New Brunswick
,Canada、1987年5月)、GPSゾンデ発射サイトにおける従来のG
PS C/Aコード相関受信機26から得られる)。これらの大域データは、図
3のブロック80で示される如きX、YおよびZのデカルト座標へ転回される。
次いで、位置の更新60が、前の速度の測定85を積分することにより行われる
。
各衛星のデカルト座標における状態のベクトル、位置および速度が次に計算さ
れる。地上セグメント75における従来のC/Aコード相関GPS受信機が、各
衛星により放送される50ビット/秒の遠隔測定メッセージを取出す。特に関心
のあるのは、GPS衛星軌道要素28、相関宇宙時間29、およびGPSゾンデ
がおそらくは発射される地上セグメント・プロセッサ27のサイトである。これ
らの各量の精度について、次に調べる。
UTCエポック・タイムが知られる精度はそれほど厳しくない。例えば、ゾン
デ20の速度を1海里/時(50cm/秒)の精度で測定することが望ましけれ
ば、視線上に投射される個々の衛星のドップラー周波数シフトを正しく推定する
ためには、衛星軌道要素を推定する時間を知ることが要求される。ドップラー・
シフトの最大変化率が、受信機に対する衛星の最大接近時に生じる。この事象の
間に、Pチャンネルのチッピング周波数が6.5MHz/秒の変化率を有する。
波長でスケールされる速度に対する周波数の等価が存在する。10.23MHz
のPチャンネル・チッピング周波数に対しては、相等波長は29.3メートルで
あり、これは1Hz当たり29.3m/s、即ち、MHz当たり2.93cm/秒
に対応する。エポック・タイムの誤差に対する速度測定精度の感度は、6.5M
Hz/秒×2.9cm/秒/MHz=エポック・タイム誤差1秒当たり19cm/
秒となる。プロセッサ・サイトにおける0.1秒の時間よりはるかに優れた合成
を達成することはむしろ容易であるため、衛星の誤差を生じるドップラー・シフ
トは、2cm/秒よりはるかに小さいと推定され、50cm/秒の精度の速度測
定の目標に対する小さな誤差に寄与する。
衛星軌道を知らねばならない精度もまた、このような誤差がドップラー・シフ
トの最大変化率に対する影響によって得ることができる。GPSの円形軌道の周
期は略々12時間であり、この軌道の半径は26,500kmである。従って、
GPS衛星の追従トラック速度は3.86km/秒である。従って、3.8km
に等しい軌道誤差は、19cm/秒の速度誤差に寄与することが判った1秒のタ
イミング誤差に等価である。全許容誤差範囲の軌道部分が30cm/秒であった
ならば、許容軌道誤差は6kmとなる。これは、最大感度値であり、これが非常
に劣った精度に対する幾何学的希釈(GDOP)条件を示唆するため、全ての衛
星は最大感度を生じる幾何学的形状にない。現在では、放送される軌道の品質は
10m乃至20mである。しかし、100メートル2−dRMSの精度の標定を
支持する政府のDOD選択的か可用度(SA)政策を遵守する条件下では、軌道
精度は約120メートルである(連邦無線航法計画BOD−4650.4、BO
T−TSC−RSPA−84−8(運輸省、1984年))。GPS暦クラスの
真のケプラー軌道要素は、数日以後でも数kmの精度である。
発射大域位置の精度もまたそれほど厳密ではない。位置に対する測定ドップラ
ー周波数の部分導出感度は、15cm/秒/kmに等しい5MHz/kmの最大
値を有する。このため、2kmの大域誤差は、最大で30cm/秒を有する。通
常の地図は、GPSゾンデ法を支持するに必要な精度を供給することができる。
米国測地の1:20,000尺度の方形地図は、1mmの地図位置精度で発射サ
イトの20mの所与の識別までの標定を提供し得る。
衛星群に対する軌道要素28が一旦得られると、0°より大きい水平角度で見
える可能性のある衛星が識別される。これらの衛星に対する全ての座標は、この
時、慣性のJ000システム(A.Lieck著「GPS衛星の探索公社(GP
S Satellite Surveying Inc.)」(Don Wil
ey & son社、1990年発行))から地上に固定した特定測定点のWG
S−84基準フレームへ転回される。受信機および衛星の位置についての情報か
ら、ブロック79で示される如く、GPSゾンデと各GPS衛星間の方向ベクト
ルが計算される。
観察信号のピークをそれらの各衛星ソースに整合する手順は、下記のステップ
からなる。即ち、GPSゾンデに対する衛星の予期される幾何学的位置に基いて
、視線速度、従って、予期されるドップラー・シフトが計算される。この予期さ
れる消耗性の基準発振器の周波数オフセットは、交差リンク・キャリヤ58、6
2の測定オフセットからか、あるいは合成スペクトル63を計算するためブロッ
ク85で推定される入力の前のパラメータの解から得られる。この計算は、見え
る可能性のある各衛星に対する合成スペクトル63における周波数位置に対する
予期される合成ピーク指定を結果として得る。各ピークは、受信信号の予期され
るドップラー・シフト周波数を表わす。FFTプロセッサ24から得られる如き
観察周波数は、観察し得る差の表57に対する基礎である。この表は、基準とし
て信号対雑音比に関する最も強い観察ピーク55を用いて、冗長ピーク56を排
除しながら、このピークと他の全ての観察ピークとの間の周波数空間の差を計算
して形成される。同様な差のセットが、差のセット64を形成する基準として更
に各ピークを用いて合成スペクトル63について計算される。目に見える可能性
のある衛星については、(n−1)の差を持つnセット64が存在することにな
る。最後に、各セット64はセット57と比較される。観察値に対する最大の整
合を呈するセット64が、ブロック65〜68において計算される如き適正なス
ペクトルを示す。これは、実質的に、ブロック69の如き最有力関数である。こ
の整合プロセスにおける最後のステップは、観察された各ピークをブロック70
で示される如き衛星に対して指定する。これは、観察された差と整合する表64
の要素を生成するため用いられる衛星の個々の基準識別を復元することにより行
われ
る。時に、GPSゾンデで示される如く異なるGPS衛星に対する類似のドップ
ラー・シフトによって、重ならなくとも整合するピークが近くに標定される。こ
のドップラー衝合は、衝合する2つの衛星を一時的に削除するか、あるいはより
大きな周波数分解能を持つ更に複雑な信号検出アルゴリズムを用いることによっ
て、65あるいは66において対処される。このような大分解能法は、0.1H
zの周波数ビン幅を達成するFFT法の10秒より長い間隔にわたって延長する
間隔にわたり信号を位相追跡することによって達成可能である。0.01サイク
ルの位相ノイズで100秒の間隔にわたって個々の衛星を5秒毎に位相追跡する
ことにより、ドップラー衝合問題を基本的に排除する0.1MHzの相等ビン幅
を得ることが可能である。
衛星が一旦観察周波数に適正に整合されると、方程式のシステム73を解くた
め充分な数の観察が行われることを検証するため前記の結果列がテストされる。
この方程式システムは、下記の周波数関係から得られる。即ち、FFTで得られ
る各スペクトル線が、未知であり推定されることになる共通の中心周波数からオ
フセットされる。このオフセットは、(1)あたかも受信機が静止しているかの
ようにGPS衛星の視線速度、(2)衛星に対する視線に沿ったGPSゾンデの
速度、および(3)オンボードの消耗性基準発振器の周波数オフセット、による
受信信号におけるドップラー・シフトからなっている。
予測された衛星のドップラー項は、GPSゾンデに対する公称瞬時位置と、ゼ
ロのGPSゾンデ速度の初期条件とから得られる。別のドップラー項は、GPS
ゾンデ自体の視線速度から結果として得る。これらのドップラー項は、地表特定
点基準フレーム81で、南と東と垂直との成分に分解される。これら3つの項は
、方程式システムに対する3つの未知数を含む。4番目の未知数は、消耗性基準
発振器のオフセットである。各観察信号ソースは、これら未知数を含む1つの式
を提供する。従って、2次元測定のためには最小限3回の観察が、また3次元に
対しては4回の観察が要求される。不充分な観察がある場合は、アルゴリズムは
73で行われる測定のこの特定セットに対する値を計算しない。
各エポックに存在する幾何学的形態に対する「精度の希釈(Dilution
of Precision)」の計算は、ブロック80で行われる。次いで、ハ
ウスホールダ転回および再代入を用いて、観察マトリックスを三角数化して74
における如き方程式を解く。これは、数学的にカールマン・フィルタ更新と等し
いが、数値的に更に安定していることが示された。G.J.Bierman著「
離散逐次推定のための因数化法(Factorization Methods
for Discrete Sequential Estimation)
」(第128巻、Academic Press、1977年)。この解ベクト
ルは、単位がヘルツである。速度と対応するこの解ベクトル成分は、真の速度測
定を得るためには受信したP−コード波長(29.3052256m)で乗じら
れねばならない。全てのデータの取得にわたって、所与の特定の公差内で次の周
波数オフセット値を予測するためには、前の値84との周波数オフセット項の連
続的な比較が存在する。計算されたオフセットがこの設定公差と異なるならば、
対応する速度データは不満足であるとして82でフラッグされる。この手順は、
水晶発振器のドリフトが平滑な関数になり易いこと、および周波数における急激
な変化(即ち、5秒に0.1Hz)が生じにくいことの前提に基いている。従っ
て、このような周波数のジャンプは測定の問題を表わす筈であり、このエポック
からの計算値が削除される。
周波数のオフセット値が設定公差以内にあるならば、速度は速度平均の計算8
4へ入力され、平均間隔は所定の値へセットすることができる、84。しかし、
受信した衛星の実際のセットに基く対応するGDOP推定が指定された限度内に
該当しなければ(即ち、<3)、この1分の平均は更新されず、次のデータ・セ
ットGDOP推定が83で処理される。
この処理中に得た情報が、コンピュータの大容量記憶装置へ到達され、同時に
ユーザに対するモニター上に表示される。このモニター出力は、全ての潜在的に
見える衛星の方位、高度および衛星体の数を示す。実際に受信された衛星はハイ
ライト表示され、GPSゾンデに対する衛星の相対的位置、その時観察された幾
何学的形状の測定精度の希釈、ドップラー・衝合に関するエラー・メッセージ(
各衛星を個々に識別するには衛星のドップラー値が近すぎる、即ち、0.8Hz
)、
発振器オフセットの不正挙動、南と東と垂直方向の速度、設定時間間隔における
速度および方向および平均速度を含む、観察された信号対雑音比が表示される。
プログラム・メモリーに駐在する部分を含む、C言語およびフォートラン言語
で書かれたコンピュータ・プログラム・コードは、37C.F.R.§1.96
に関して米国特許商標庁で預託されており、参考のため本文に援用される。図3
において、コンピュータの機能ステップがブロックあるいは方形内に示され、論
理的ステップまたは判断は四辺形内に示される。一旦付勢されると、図3のフロ
ーチャートに表わされる如きプログラムは、クロック29の制御下で連続的かつ
自動的に実行する。
本発明の望ましい実施例について特にNAVSTAR大域標定システムと関連
して記載したが、以前のソ連邦の大域航法衛星(N.E.IvanovおよびV
.Salistchev著「GLONASSおよびGPS:協力のための展望(
GLONASS and GPS:Prospects for a Part
nership)」(出版照会、GPS World)第2巻、第4部、199
1年))の如き他の地球を周回する信号伝送衛星に使用されるように容易に適合
することが可能である。
従って、方法および装置の望ましい形態について本文に記載したが、請求の範
囲およびその妥当な相等技術により規定される如き本発明の趣旨および範囲から
逸脱することなく、種々の変更および改変が可能であることが理解されよう。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ゴールド,ケネス・エル
アメリカ合衆国コロラド州81025,ブーン,
チェリー・レーン 58501
(72)発明者 シュレイナー,ウィリアム・エス
アメリカ合衆国コロラド州80302,ボール
ダー,ジュニパー 2666
(72)発明者 ズィール,フレッド・エイ
アメリカ合衆国コロラド州80304,ボール
ダー,アーボグレン・プレイス 2734
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.運動物体の各々における受信機が、水平線上方を通過する複数の衛星から送 出される広帯域スペクトル拡散信号を受止める処理局から、少なくとも1つの運 動物体の位置を追跡する方法において、 (a)前記広帯域信号のコード・シーケンスを知ることなく、前記各衛星から 受信した前記広帯域信号を少なくとも100:1の比で狭帯域へ圧縮するステッ プと、 (b)周波数オフセット値を有する基準発振器により周波数バイアスを除去す ることにより、負の周波数空間へ通過することのない狭ベースバンドを生じるス テップと、 (c)正弦波の重複からなるように前記狭ベースバンドを形成するステップと 、 (d)前記処理局に対して前記ベースバンドを送出して、該処理局で前記正弦 波重複のディジタル表示を生じるステップと、 (e)前記ディジタル表示を処理して、振幅と周波数と位相の諸値からなるス ペクトル線を生じるステップと、 (f)前記衛星の近似的な場所および速度に基く前記基準発振器の周波数オフ セット値と対応する周波数オフセット値を含む合成スペクトルを生成し、前記ス ペクトルを表わすディジタル合成スペクトル値へ変換するステップと、 (g)前記スペクトル線を前記ディジタル合成スペクトル値と比較して、前記 各スペクトル線と対応する前記各衛星の同一性を決定するステップと、 (h)基準発振器の周波数オフセット値を推定して、前記各運動物体の場所お よび速度を決定するステップと を含む方法。 2.ステップ(a)が、同位相信号および遅延経路信号の帯域を10.23MH zの中心周波数を持つ70Hzの幅へ圧縮する際に、前記信号を乗じることを更に 特徴とする請求項1記載の方法。 3.ステップ(c)が、前記基準発振器が10.2298MHzの水晶発振器で あることを特徴とする請求項1記載の方法。 4.ステップ(f)における前記周波数オフセット値が、前記基準発振器の推定 された実際の周波数オフセット値と対応する請求項1記載の方法。 5.ステップ(e)が、前記スペクトル線を再現するため前記ディジタル表示を 処理する高速フーリエ変換を更に特徴とする請求項1記載の方法。 6.前記基準発振器の実際のダウン・コンバージョン発振器周波数オフセットを 決定することによるステップ(g)を更に特徴とする請求項1記載の方法。 7.航空機に搭載される気象計器における受信機が水平線上方の衛星から送出さ れる広帯域スペクトル拡散信号を受信する、前記計器から遠く離れた処理局から の前記計器の位置および速度を追跡する方法において、 (a)前記衛星から受信する前記広帯域スペクトル信号を、10.23MHz を中心とする70Hzの程度の狭帯域へ圧縮するステップと、 (b)基準発振器により周波数バイアスを除去することにより、負の周波数空 間へ通過することのない狭帯域を生じるステップと、 (c)正弦波の重複からなる200±150Hzの前記狭ベースバンドを形成 するステップと、 (d)前記ベースバンドを前記処理局に対して送出し、該処理局において前記 正弦波重複のディジタル表示を生じるステップと、 (e)前記ディジタル表示を処理して、振幅と周波数と位相の諸値からなるス ペクトル線を生じるステップと、 (f)前記の目に見える衛星の近似的な場所と速度に基く前記基準発振器の周 波数オフセット値と対応する周波数オフセット値を含む合成スペクトルを生成し 、前記スペクトルを表わすディジタル値へ変換するステップと、 (g)前記スペクトル線を前記ディジタル値と比較して、前記計器の場所を決 定するステップと を含む方法。 8.ステップ(a)が、同位相信号および遅延経路信号を含む前記帯域を特徴と し、かつ前記同位相信号および遅延経路信号の帯域を10.23MHzの中心周 波数を持つ70Hzの幅へ圧縮する際に、該信号を乗じるステップを特徴とする 請求項7記載の方法。 9.ステップ(b)が、標準的な気象の無線送信を介して他の気象データと共に 前記ベースバンドを送出するステップを含む請求項7記載の方法。 10.前記基準発振器が10.2298MHzの水晶発振器である請求項7記載 の方法。 11.ステップ(e)が、前記ディジタル表示を処理して前記スペクトル線を再 現する高速フーリエ変換のステップを含む請求項7記載の方法。 12.前記発振器が、近似的な予め定めた発振器周波数オフセット値を持ち、ス テップ(g)が、前記基準発振器の実際のダウン・コンバージョン発振器周波数 オフセット値を決定するステップを含む請求項10記載の方法。 13.前記スペクトル拡散信号のコード・シーケンスが既知でない複数の衛星か ら送出される広帯域スペクトル拡散信号を受信することにより、処理局において 運動物体を追跡する装置における、前記運動物体における受信回路において、 (a)前記各衛星から受信する前記広帯域信号を狭帯域へ圧縮する、前記スペ クトル拡散拡散信号から同位相信号および遅延経路信号を生じる手段を含む信号 圧縮手段を備え、該信号圧縮手段が、前記同位相信号および遅延経路信号を乗じ ることにより、前記スペクトル拡散信号を10.23MHzの中心周波数を持つ 70Hzの幅へ圧縮する手段を含み、 (b)前記狭帯域から正弦波重複からなる狭アナログベースバンドを形成する ベースバンド手段と、 (c)前記信号圧縮手段に存在する周波数バイアスを除去する基準発振器手段 と、 (d)周波数バイアスが除去された後に、前記受信回路から前記ベースバンド を送出する手段と を備える装置。 14.前記乗算手段が能動型ミクサを含む請求項13記載の装置。 15.処理局が、前記ディジタル表示を処理して、振幅と周波数と位相の諸値か らなるスペクトル線を生じる手段を含む請求項13記載の装置。 16.前記処理手段が、前記ディジタル表示を処理して前記スペクトル線を再現 する高速フーリエ変換を含む請求項15記載の装置。 17.前記衛星の近似的な場所および速度に基く前記基準発振器の周波数オフセ ット値と対応する周波数オフセット値を有する合成スペクトルを生成する手段を 含む請求項15記載の装置。 18.前記スペクトル線を前記ディジタル合成スペクトル値と比較して、前記各 スペクトル線と対応する前記各衛星の同一性を決定する手段と、基準発振器の周 波数オフセット値を推定して前記各運動物体の場所および速度を決定する手段と を含む請求項17記載の装置。 19.航空機に搭載される気象計器が気象データを前記処理局に対して送出し、 該計器が、前記スペクトル拡散信号のコード・シーケンスが既知でない水平線上 方を通過する複数の衛星から送出される広帯域スペクトル拡散信号を受信する受 信回路を含む、地上の処理局から前記計器の位置を追跡する装置において、 前記受信回路が、前記各衛星から受信する信号の帯域を狭帯域へ圧縮する信号 圧縮手段と、前記狭帯域からの正弦波重複からなる狭アナログ・ベースバンドを 形成するベースバンド手段と、安定度が10ppm程度である基準発振器を含む 、前記圧縮手段に存在する周波数バイアスを除去する基準発振器手段と、周波数 バイアスが除去された後に前記受信回路から前記ベースバンドを送出する手段と を含み、 前記処理局が、前記気象データおよび前記ベースバンドを含む前記計器から送 出される信号を受信する手段と、前記ベースバンドにおける前記正弦波重複のデ ィジタル表示を生じる手段と、前記ディジタル表示を処理して、振幅と周波数と 位 相の諸値からなるスペクトル線を生じる手段と、前記計器の場所および速度を決 定する際に、前記基準発振器の周波数オフセット値を0.001ppm程度の精 度で推定する手段とを含む 装置。 20.前記基準発振器の周波数オフセット値と対応する周波数オフセット値を含 む合成スペクトルを生成する手段と、前記スペクトル線を前記ディジタル合成ス ペクトル値に比較して、前記各スペクトル線に対応する前記各衛星の同一性を決 定する手段とが備えられる請求項19記載の装置。
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