JPH085073A - グロープラグの発熱体の製造方法およびその発熱体 - Google Patents

グロープラグの発熱体の製造方法およびその発熱体

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JPH085073A
JPH085073A JP13227194A JP13227194A JPH085073A JP H085073 A JPH085073 A JP H085073A JP 13227194 A JP13227194 A JP 13227194A JP 13227194 A JP13227194 A JP 13227194A JP H085073 A JPH085073 A JP H085073A
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JP
Japan
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coil
axis
wire
heating
electric resistance
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JP13227194A
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English (en)
Inventor
Susumu Katsumi
進 勝見
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SANKEI MANIYUFUATETSUKU KK
Original Assignee
SANKEI MANIYUFUATETSUKU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディーゼル機関の始動用グロープラグに備え
られる発熱体を、2種の電気抵抗線によって構成し、こ
れら2種の電気抵抗線を治具を使用せずに容易に接合
し、その接合部が容易に分断されることを防止する。 【構成】 抵抗温度係数が相互に異なる2種の電気抵抗
線がコイル状に巻回され発熱コイルがそれぞれ形成され
る。各発熱コイルの一端部には、鉤状が形成され、各鉤
状の一端部が互いに掛け合わされるように係合され、そ
の係合部付近が溶接によって接合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼル機関の始動
を行うグロープラグの発熱体の製造方法およびその発熱
体に関し、もっと詳しくは、抵抗温度係数の異なる2種
の電気抵抗線の接続方法およびその方法が実施される発
熱体に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的な先行技術のグロープラグの発熱
体は、早期に高温発熱を行うために、抵抗温度係数の異
なる2種の電気抵抗線をコイル状にそれぞれ形成し、接
合して形成する。この接合方法は、特開昭54−109
538号によって開示されているように、前記2種の電
気抵抗線を相互に逆巻きのコイル状に形成し、各電気抵
抗線の一端部同士を当接し、溶接して形成する。他の先
行技術の接合方法は、特開昭62−73016号によっ
て開示されているように前記2種の電気抵抗線を同一の
方向かつ同径に巻回してコイル状に形成し、これらの各
コイルの軸線が一致する状態で遊嵌する治具に収納し、
この治具に設けられる溶接用穴部を介して前記各電気抵
抗線の端部同士を溶接する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような特開昭54
−109538号によって開示されている先行技術で
は、溶接に先だって、溶接しようとする前記各コイルの
一端部同士が当接するように、前記各コイルを配置して
おく必要があり、各電気抵抗線の位置決めが困難であ
る。また特開昭62−73016号によって開示されて
いる他の先行技術では、前述のように特別な治具が必要
であり、しかも溶接用穴部に溶接しようとする前記各一
端部を配置するのが困難であるといった問題点がある。
また、このような方法によって形成される発熱体は、接
合部が係合されておらず、各電気抵抗線が接合部におい
て相互に離脱しやすいといった問題点がある。
【0004】したがって本発明の目的は、2種の電気抵
抗線を治具を使用せずに容易に係合し、かつ容易に接合
できるグロープラグの発熱体の製造方法および接合部が
容易に分断されない発熱体を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、抵抗温度係数
が相互に異なる材料から成る一対の電気抵抗線をコイル
状にそれぞれ形成し、それらの電気抵抗線の各一端部
を、それぞれのコイルの軸線の延長上にほぼ中心がくる
ようにかつその軸線を含む仮想平面内で鉤状に形成し、
それらの鉤状の各一端部を互いに係合し、この係合した
状態で前記各一端部を溶接することを特徴とするグロー
プラグの発熱体の製造方法である。
【0006】また本発明は、抵抗温度係数が相互に異な
る材料から成る一対の電気抵抗線をコイル状にそれぞれ
形成し、これらの電気抵抗線のうち一方の電気抵抗線の
一端部をそのコイルの軸線の延長上に軸線が存在するよ
うにして前記コイルよりも小径の接続コイル部を形成
し、他方の電気抵抗線の一端部をそのコイルの軸線の延
長上に素線軸線が一致するようにコイルの軸線方向外方
に突出する形状に突出部を形成し、前記接続コイル部内
に前記突出部を挿入し、接続コイル部と突出部とを溶接
することを特徴とするグロープラグの発熱体の製造方法
である。
【0007】さらに本発明は、抵抗温度係数が相互に異
なる材料から成る一対の電気抵抗線をコイル状にそれぞ
れ形成し、各電気抵抗線の一端部を各コイルの軸線の延
長上に軸線の存在するように前記コイルよりも小径のコ
イル状に形成して接続コイル部をそれぞれ形成し、各電
気抵抗線の前記各接続コイル部内に、共通の接続線材を
挿入し、各接続コイル部と接続線材とを溶接することを
特徴とするグロープラグの発熱体の製造方法である。
【0008】さらに本発明は、抵抗温度係数が相互に異
なる材料から成る一対の電気抵抗線がコイル状にそれぞ
れ形成され、それらの電気抵抗線の各一端部は、それぞ
れのコイルの軸線の延長上にほぼ中心がくるようにかつ
その軸線を含む仮想平面内で鉤状に形成され、それらの
鉤状の各一端部が互いに係合され、この係合された状態
で各一端部が溶接されることを特徴とするグロープラグ
の発熱体である。
【0009】さらに本発明は、抵抗温度係数が相互に異
なる材料から成る一対の電気抵抗線がコイル状に形成さ
れ、これらの電気抵抗線のうち一方の電気抵抗線の一端
部は、そのコイルの軸線の延長上に軸線が存在する前記
コイルよりも小径の接続コイル部が形成され、他方の電
気抵抗線の一端部は、そのコイルの軸線の延長上に素線
軸線が一致するようにコイルの軸線方向外方に突出する
形状に突出部が形成され、前記接続コイル部内に前記突
出部が挿入され、接続コイル部と突出部とが溶接される
ことを特徴とするグロープラグの発熱体である。
【0010】さらに本発明は、抵抗温度係数が相互に異
なる材料から成る一対の電気抵抗線がコイル状にそれぞ
れ形成され、各電気抵抗線の一端部が各コイルの軸線の
延長上に軸線が存在するように前記コイルよりも小径の
コイル状に形成されて、接続コイル部がそれぞれ形成さ
れ、各電気抵抗線の前記各接続コイル部内に、共通の接
続線材が挿入され、各接続コイル部と接続線材とが溶接
されることを特徴とするグロープラグの発熱体である。
【0011】
【作用】本発明に従えば、2種の電気抵抗線をコイル状
にそれぞれ形成し、各コイルの一端部には、鉤状をそれ
ぞれ形成する。各一端部の鉤状は、前記コイルの軸線の
延長上にほぼ軸線の中心がくるようにかつ軸線を含む仮
想平面内に形成し、これらを係合させて溶接する。各コ
イルの一端部に鉤状を形成することによって、治具を使
用せずに各コイルを相互に容易に係合することができ、
溶接による接合作業を容易化できる。
【0012】また本発明に従えば、2種の電気抵抗線を
コイル状にそれぞれ形成する。これらの2つのコイルの
うち一方のコイルの一端部には、そのコイルの軸線の延
長上に軸線が存在するように前記コイルよりも小径の接
続コイル部を形成し、前記2つのコイルのうち他方の電
気抵抗線の一端部にはそのコイルの軸線の延長上に、そ
の素線の軸線が一致するように突出部を形成する。前記
2つのコイルは、前記一方の接続コイル部に前記他方の
突出部を挿入し、係合させて溶接する。したがって、前
記一方のコイルにのみ接続コイル部を形成することによ
って、治具を使用せずに各コイルの相互の位置決めをす
ることができ、位置決めが容易化でき、接合作業が容易
化できる。
【0013】さらに本発明に従えば、2種の電気抵抗線
をコイル状にそれぞれ形成し、各コイルの一端部には、
前記コイルの軸線の延長上に軸線が一致するように前記
コイルよりも小径の接続コイル部をそれぞれ形成し、こ
れらの接続コイル部に共通の接続線材を挿入し、係合さ
せて溶接する。このように各接続コイル部に接続線材を
挿入し、係合させるようにすることで相互の位置決めが
容易化できる。また、各コイル間の間隔すなわちギャッ
プを容易に設定して、相互の位置決めをすることができ
る。
【0014】さらに本発明に従えば、2種の電気抵抗線
によって形成される2つのコイルの各一端部は、鉤状に
それぞれ形成される。各一端部の鉤状は前記コイルの軸
線の延長上にほぼ中心がくるように、かつその軸線を含
む仮想平面内に形成される。これらの2つのコイルは、
各鉤状を掛け合うように係合されて溶接される。したが
って、それぞれのコイルが相互に離反するような外力を
受けても溶接部分が破壊されることなく係合状態を維持
することができる。
【0015】さらに本発明に従えば、2種の電気抵抗線
によって形成される2つのコイルのうち一方のコイルの
一端部には、そのコイルの軸線の延長上に軸線が存在す
るように前記コイルよりも小径の接続コイル部が形成さ
れ、前記2つのコイルのうち他方のコイルの一端部に
は、そのコイルの軸線の延長上にその電気抵抗線の素線
軸線が一致するように突出部が形成される。これらの2
つのコイルは、前記一方の接続コイル部に前記他方の突
出部が挿入され、係合されて溶接される。したがって、
相互の係合面積を広く得ることができ、接合部の強度化
が図れ、係合状態を長期にわたって維持することができ
る。
【0016】さらに本発明に従えば、2種の電気抵抗線
によって形成される2つのコイルの各一端部には、前記
コイルの軸線の延長上に軸線が一致するように、前記コ
イルよりも小径の接続コイル部がそれぞれ形成される。
前記2つのコイルは、各コイルの接続コイル部に共通の
接続線材が挿入され、溶接される。各接続コイル部に共
通の接続線材を挿入し、係合させることによって、各接
続コイル部と接続線材との係合面積を広く得ることがで
き、接続線材を介して各コイルが相互に強固に接続さ
れ、容易に分断されることがない。
【0017】また、接続線材が介在されるようにするこ
とによって、各電気抵抗線の間隔すなわちギャップを容
易に選定し、かつ接続線材の材質を異なるものに選定す
ることができ、各コイル間のたとえば、熱、電気などの
伝達率を容易に選定することができる。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のグロープラグの
発熱体の製造方法が実施される発熱体1の一部を拡大し
て示す正面図である。本実施例の発熱体1は、抵抗温度
係数が相互に異なる2種の電気抵抗線によってそれぞれ
形成される第1発熱コイル2と、第2発熱コイル3とを
含んで構成される。
【0019】前記第1発熱コイル2の素線の軸直角断面
は、円形である。その第1発熱コイル2を形成する素線
の線径は、D1である。その発熱コイル2の素線は、た
とえば純鉄、純ニッケル、ニッケル合金などの正の抵抗
温度係数の材料から成る電気抵抗線である。第1発熱コ
イル2は、コイル状に巻回される第1発熱コイル部4
と、この第1発熱コイル部4の一端部4aに連なる第1
屈曲部7a、さらに第1縁材部7bに連なって形成され
る、すなわち第1発熱コイル2の一端部に形成される鉤
状の第1鉤状部5とを含む。
【0020】前記第1発熱コイル部4は、前記第1発熱
コイル部4の一端部4aから反時計まわりに旋回しなが
ら第1発熱コイル部4の他端部に向けて進むように巻回
される。この第1発熱コイル部4の内径はL1であり、
ピッチはL2である。
【0021】前記第1鉤状部5は、略U字状である。こ
の第1鉤状部5は、2つの直線部5a,5cと、各直線
部5a,5cを連ねる半円弧状の湾曲部5bとによって
構成される。このような第1鉤状部5は、前記第1発熱
コイル部4の第1コイル軸線6の延長線を含む仮想平面
図(図1の紙面に垂直な仮想平面)内に形成される。
【0022】前記第2発熱コイル3の素線の軸直角断面
は、円形である。その第2発熱コイル3を形成する素線
の線径はD2である。その発熱コイル3の素線は、たと
えば、商品名アルメル,クロメル,パイロマックスなど
の第1発熱コイルに用いた材料よりも小さい正の抵抗温
度係数の材料から成る電気抵抗線である。第2発熱コイ
ル3は、コイル状に巻回された第2発熱コイル部8と、
この第2発熱コイル部8の一端部8aに連なる第2屈曲
部10a、さらに第2縁材部10bに連なって形成され
る、すなわち第2発熱コイル3の一端部に形成される鉤
状の第2鉤状部9とを含む。
【0023】前記第2発熱コイル部8は、前記第2発熱
コイル部8の一端部8aから反時計まわりに旋回しなが
ら第2発熱コイル部8の他端部に向けて進むように巻回
される。この第2発熱コイル部8の内径はL3であり、
ピッチはL4である。
【0024】この第2発熱コイル部8の内径L3は、前
記第1発熱コイル部4の内径L1と同径に、また、第2
発熱コイル部8のピッチL4は、前記第1発熱コイル部
4のピッチL1と等しく選ばれる。
【0025】前記第2鉤状部9は、その中心角がθの円
弧状である。この中心角θは、約270度に選ばれる。
このとき第2鉤状部9の一端部9aが連なる第2縁材部
9bと、第2鉤状部9の他端部9bとの間の間隔はΔL
5であり、第1発熱コイル2の素線の線径D1より小さ
く選ばれる。したがって、間隔ΔL5を有するこの隙間
を介して、第1および第2発熱コイル2,3が相互に離
脱してしまうことが防止される。このような第2鉤状部
9は、前記第2発熱コイル部8の第2コイル軸線11の
延長線を含み、かつ前記第1鉤状部5が形成される仮想
平面に垂直な仮想平面(図1の紙面に平行な仮想平面)
内に形成される。
【0026】このような構成を有する第1および第2発
熱コイル2,3は、前記第1および第2鉤状部5,9が
互いに掛け合わされるように係合され、この係合部付が
近溶接12によって接合され、接続される。この第1お
よび第2発熱コイル2,3は、点Pにおいて接触してお
り、電気的に導通している。
【0027】図2は、図1の切断面線II−IIから見
た断面図であり、図3は、発熱体1を示す斜視図であ
る。
【0028】前記第1発熱コイル部4の一端部4aに連
なる第1屈曲部7aは、前記一端部4aから第1発熱コ
イル部4の半径方向内方に向けて屈曲している。この第
1屈曲部7aの前記第1発熱コイル部4の一端部4aか
ら遠い側の端部は、前記第1縁材部7bの一端部に連な
っている。その第1縁材部7bは、前記第1コイル軸線
6に交差する直線上に存在するようにかつ第1屈曲部7
aから第1発熱コイル部4の外方に延びて形成される。
この第1縁材部7bの他端部に連なって前記第1鉤状部
5が形成される。
【0029】その第1鉤状部5は、前記2つの直線部5
a,5cが、前記第1コイル軸線6に対して平行になる
ようにかつ湾曲した長手方向中央部が第1コイル軸線6
の延長上に存在するように、すなわち前記円弧状の湾曲
部5bの円弧の中心第1コイル軸線6の延長上に存在す
るように形成される。また、前記2つの直線部5a,5
c間の間隔はL6であり、第2発熱コイル3の線径D2
よりも僅かに、たとえば0.2〜0.3mm程度広く形
成される。これによって、この間隔を利用して、第1お
よび第2の発熱コイル3,4を掛け合わせるように相互
に係合させることができる。
【0030】一方、前記第2発熱コイル8の一端部8a
に連なる第2湾曲部10aは、前記第2発熱コイル部8
の半径方向内方に向けて屈曲している。この第2屈曲部
10aの前記第2発熱コイル部8の一端部8aから遠い
側端部は、前記第2縁材部10bの一端部に連なってい
る。この第2縁材部10bは、前記第2コイル軸線11
に交差する直線上に存在するようにかつ第2発熱コイル
部8の外方に延びて形成される。この第2縁材部10b
の他端部に連なって前記第2鉤状部9が形成される。
【0031】その円弧状の第2鉤状部9は、円弧の中心
が、前記第2コイル軸線11の延長上に存在するように
形成される。また、円弧状に形成される第2鉤状部9の
内径はL7であり、第2発熱コイル部2の素線の線径D
1よりも広く形成される。このように、前記第1鉤状部
の2つの直線5a,5cの間の間隔L6を第2発熱コイ
ル2の素線の線径D2とほぼ等しく選び、第2鉤状部の
内径L7を第1発熱コイル2の素線の線径D1よりも広
く選ぶことにより、相互の係合が容易になり、かつ各発
熱コイル2,3が相互にむやみに変位することを防止す
ることができる。
【0032】このようにして第1鉤状部5は、その第1
鉤状部5の湾曲部5bの円弧の中心の第1コイル軸線6
の延長上に存在するように形成され、かつ第2鉤状部9
は、その第2鉤状部9の円弧の中心が第2コイル軸線1
1の延長上に存在するように形成され、さらに第1およ
び第2鉤状部5,9が相互に直交する平面内にそれぞれ
形成されて、前記第1および第2コイル軸線6,11と
前記第1発熱コイルおよび第2発熱コイルの接触する点
Pとが同一の直線上に存在するように形成される。
【0033】このように第1および第2発熱コイル2,
3を第1および第2鉤状部5,9によって相互に離反す
る方向に掛け合わせるようにして係合され接合されるこ
とによって、相互に離反するような外力が作用した場
合、容易に分断されることがない。
【0034】また第1発熱コイル2の抵抗温度係数を、
第2発熱コイル3の抵抗温度係数よりも大きく選ぶこと
により、発熱体1の各発熱コイル2,3の他端部間にす
なわち発熱体1の両端部間に、電位差を生じさせ、電流
を流す場合、まず第2発熱コイル3が早期に赤熱され、
その熱および第1発熱コイルの自家発熱により、第2発
熱コイル3が赤熱される。この第2発熱コイル3の赤熱
によって第2発熱コイルの抵抗値が大きく上昇し、発熱
体1全体の抵抗値が上昇して発熱体1内を流れる電流を
減少させることができ、発熱体1の温度を制御すること
ができる。このように、抵抗温度係数の異なる2種の電
気抵抗線を接続し、発熱体を形成することによって最初
に大電力によって第1発熱コイルを早期に赤熱させるこ
とができ、第2発熱コイルの赤熱による発熱体1の全体
の抵抗値の増加によって発熱体1に要求される温度まで
上昇させた後は、小電力によってその温度を維持するこ
とができる。すなわち無駄な電力消費を避けて早期に発
熱体1を要求される温度まで加熱することができる。こ
の要求される温度とは、発熱体1が備えられるグロープ
ラグによって、そのグロープラグが備えられるディーゼ
ル機関内の燃料を発火させることのできる温度である。
【0035】このような構成を有する発熱体1の製造方
法について説明する。素線の軸直角断面が円形であり、
その素線の線径がD1であるたとえば純鉄、純ニッケ
ル、ニッケル合金などの正の抵抗温度係数の材料から成
る電気抵抗線を、その内径がL1であり、ピッチがL2
であるようなコイル状に巻回して第2発熱コイル部4を
形成する。その巻回方向は、第1発熱コイル部4の一端
部4aから他端部に向けて進むに連れて反時計まわりに
旋回する方向に選ぶ。このように形成する第1発熱コイ
ル部4の一端部4aに連なる部分を、半径方向内方に屈
曲させ、第2屈曲部7aを形成し、この第1屈曲部7a
の第1発熱コイル部4の一端部4aから遠い側端部に連
ねて直線状に第1縁材部7bを形成する。第1縁材部7
bは、第1発熱コイル部4の第1コイル軸線6と交差す
る直線上に存在し、前記第1屈曲部7aから第1発熱コ
イル部4の外方に延びるように形成する。この第1縁材
部7bの他端部に連ねて略U字状の鉤状に第1鉤状部5
を形成する。この第1鉤状部5は、前記第1発熱コイル
部4の第1コイル軸線6と平行な直線上に存在するよう
に一方の直線部5aを形成し、この直線部5aに連なる
部分を半円弧状に屈曲させ、湾曲部5bを形成し、この
湾曲部5bを連ねて他方の直線部5cを前記一方の直線
部5aと平行にすなわち前記第1コイル軸線6と平行
に、かつ各直線部5a,5c間の間隔がL6になるよう
に形成する。このとき、第1鉤状部5は、その長手方向
中央部が前記第1コイル軸線6の延長上に存在するよう
に、すなわち前記湾曲部5bの円弧の中心が第1コイル
軸線の延長上に存在するように形成する。
【0036】このようにして第1発熱コイル部4が、第
1屈曲部7a、第1縁材部7bおよび第1鉤状部5を一
連の電気抵抗線によって形成し、第1発熱コイル2を形
成する。
【0037】一方、素線の軸直角断面が円形であり、そ
の素線の線径が第1発熱コイルの素線の線径D1と同径
のD2であるたとえば商品名アルメル、クロメル、パイ
ロマックスなどの第1発熱コイル2に用いられる材料よ
りも低い正の温度係数の材料から成る電気抵抗線を、そ
の内径L3が第1発熱コイル部4の内径L1と同径にな
るように、またピッチL4が第1発熱コイル部4のピッ
チL2と等しくなるようにコイル状に巻回して、第2発
熱コイル部8を形成する。その巻回方向は、第2発熱コ
イル部8の一端部8aから他端部に向けて進むに連れ反
時計まわりに旋回する方向に選ばれる。このように形成
する第2発熱コイル部8の一端部8aに連なる部分を、
半径方向内方に屈曲させて、第2屈曲部10aを形成
し、この第2屈曲部10aに第2発熱コイル部8の一端
部8aから遠い側端部に連ねて直線状に第2縁材部10
bを形成する。第2縁材部10bは、第2発熱コイル部
8の第2コイル軸線11と交差する直線上に存在し、前
記屈曲部10aから第2発熱コイル部8の外方に延びる
ように形成する。この第2縁材部10bの第2発熱コイ
ル部4の外方側端部に連ねて円弧状の鉤状に第2鉤状部
9を形成する。この第2鉤状部9は、円弧の中心角がθ
である円弧状に湾曲させて形成する。このとき、円弧の
中心角θは、約270度に選ぶ。前記第2縁材部10b
と、第2鉤状部9の他端部9bとの間隔は、ΔL5に選
れる。この間隔ΔL5は、前記第1発熱コイル2の素線
の線径D1よりも狭く選ぶ。このような形状の第2鉤状
部9は、前記第2コイル軸線11を含む仮想平面内にか
つ円弧の中心が第2コイル軸線11の延長上に存在する
ように形成する。このようにして第2コイル部8、第2
屈曲部10a、第2縁材部10bおよび第2鉤状部9を
一連の電気抵抗線によって形成し、第2発熱コイル3を
形成する。
【0038】このようにして、それぞれ形成する第1お
よび第2発熱コイル2,3を、第1および第2鉤状部
5,9を掛け合わせるように係合させる。このとき第2
鉤状部9の他端部9bと前記第2縁材部10bとの間隔
ΔL5の第1発熱コイルと素線の線径D1より狭く選ん
だことによりこの間隔を有する隙間を介して係合させる
ことができないため、前記第1鉤状部5の各直線部5
a,5c間の間隔L6を有する隙間を介して係合させ
る。このように係合させた状態において、第1および第
2発熱コイル2,3を相互に離反させる方向に張力を与
える。各鉤状部5,9の少なくとも各発熱コイル2,3
の外方側端部を前述のように円弧状に形成し、かつその
円弧の中心が各コイル軸線6,11の延長上に存在する
ように形成し、前記張力を与えることによって、第1お
よび第2コイル軸線6,11を同一直線上に存在させる
ことができる。さらに各コイル軸線6,11まわりに各
発熱コイル2,3が角変位可能な状態にすることによっ
て、第1および第2鉤状部5,9が存在する仮想平面が
相互に直交する状態にすることができる。このようにし
て、各発熱コイル2,3の相互の接触点Pを前記各コイ
ル軸線6,11が存在する直線上に存在させて係合し、
たとえばアーク溶接、ガス溶接、電子線溶接、レーザー
ビーム溶接などの溶接によって接合する。
【0039】このように、各発熱コイル2,3に鉤状部
5,9をそれぞれ形成し、掛け合わせて係合するように
したので、相互の係合が容易である。また、相互に角変
位自在に張力を与えるようにすることによって各発熱コ
イル2,3の相互の位置を容易に決定することができ
る。
【0040】図4は、本実施例の発熱体1の備えられる
ディーゼル機関用グロープラグ30を示す断面図であ
る。グロープラグ30は、前述したような発熱体1と、
一方が開放される有底筒状のシース管31と、複数の段
が形成される棒状の中心電極32と、複数の段が形成さ
れる筒状のプラグハウジング33とを含み構成される。
【0041】前記発熱体1は、前述のように抵抗温度係
数の異なる2種の電気抵抗線によってそれぞれ形成され
る各発熱コイル2,3を接合し形成される発熱体であ
る。
【0042】前記シース管31は、底部31aによって
一方が塞がれた筒状である。このシース管31には、前
記発熱体1がこの発熱体1の第2発熱コイル3の他端部
3aを前記底部31aに対向させた状態で収納される。
第2発熱コイル3の他端部3aは、前記底部31aに溶
接によって固着される。このようなシース管31は、た
とえばステンレス鋼などの導電性材料によって形成さ
れ、電極として働く。
【0043】前記中心電極32は、一端部32aから他
端部32bに向かうに従い、径が太くなるようにこの順
番で取付段部32g、小径段部32c、中央段部32d
および大径段部32eが形成される。前記大径段部32
eの前記他端部32b側の部分には、ねじ部32fが形
成される。この中心電極32は、たとえば炭素鋼などの
導電性の材料から成る。
【0044】このような中心電極32は、前記一端部3
2a側から前記シース管31に、小径段部32cが挿入
され、前記取付段部32gに発熱体1の第1発熱コイル
2の他端部2aが溶接によって固着される。このような
状態で、前記シース管31内には、セラミック粉末など
の絶縁粉末24が充填される。このように絶縁粉末24
をシース管31内に充填することによって、前記発熱体
1とシース管とが前記第2発熱コイル3の他端部3aと
シース管の底部31aとの溶接部においてのみ電気的に
導通する。また中心電極32とシース管とは発熱体1を
介してのみ電気的に導通する。
【0045】前記プラグハウジング33は、筒状であ
り、内周面は、一端部33a側から他端部32b側に向
かうに従い、内径が大きくなるようにこの順番で小径内
周面33c、中央内周面33d、大径内周面33eが形
成される。この内周面にほぼ対応するように外周面は、
一端部33a側から他端部32b側に向かうに従い、外
径が大きくなるようにこの順番で小径外周面33f、中
央外周面33g、大径外周面33hが形成される。この
ような、プラグハウジング33は、小径外周面33fに
ねじ部が形成される一端部33iと、大径外周面33h
が軸に垂直な平面における断面外形状が、正六角形にな
るように形成される掛合部33kと、これらのねじ段部
33iと掛合部33kとを連結する中央段部33jから
成る。このプラグハウジング33は、たとえば炭素鋼な
どの導電性材料によって形成される。
【0046】このようなプラグハウジング33には、前
記中心電極32が挿入されたシース管31が挿入されて
シース管31の底部31a側の一部がプラグハウジング
33から突出した状態で圧着される。さらにプラグハウ
ジング33の大径内周面33eと中心電極32の大径段
部32eの外表面との間には、たとえばゴムまたは耐熱
性プラスチックなどの材料から成る絶縁部材35が介在
され、この絶縁部材35によって中心電極32とプラグ
ハウジング33が固定される。このように、発熱体1、
シース管31、中心電極32およびプラグハウジング3
3が配置され、構成されるグロープラグ30において中
心電極32とプラグハウジング33とは、発熱体1およ
びシース管31を介してのみ電気的に導通する。このよ
うなグロープラグ30は、ディーゼル機関の主燃焼室に
通ずる副燃焼室内に前記シース管31の底部31a側の
一部が突出するように掛合部33kにたとえばスパナを
あてがい、プラグハウジング33に形成されるねじ段部
33iによって螺着される。この状態で、中心電極32
のねじ部32fにナット36が螺着され、このナット3
6によって図示しないバッテリからのスイッチを介した
電気ケーブルが装着される。一方、プラグハウジング3
3がアースされた状態になり、電気的に回路が形成され
る。前記スイッチで前記回路が閉じられると、発熱体1
がまず第1発熱コイル2、次に第2発熱コイル3、そし
て第1および第2発熱コイル2,3の全体が赤熱し、そ
の熱によりシース管が赤熱されて副燃焼室内の燃料を発
火させ、ディーゼル機関が始動される。
【0047】またこのようなグロープラグに備えられる
発熱体1の第1および第2発熱コイル2,3の各素線の
線径D1,D2、各コイルの内径L1,L3、各ピッチ
L2,L4および各条数すなわち巻数は、ディーゼル機
関の大きさ、要求される温度まで上昇させるまでの時
間、電気抵抗線のたとえば抵抗値、長さなどの要件によ
り適宜選ばれる。
【0048】図5は、本発明の他の実施例のグロープラ
グの発熱体の製造方法が実施される発熱体40の一部を
拡大して示す正面図である。本実施例の発熱体40は、
抵抗温度係数が相互に異なる2種の電気抵抗線によって
それぞれ形成される第1発熱コイル41と、第2発熱コ
イル42とを含んで構成される。
【0049】前記第1発熱コイル41の素線の断面形状
は、円形である。その素線の線径は、D11である。そ
の発熱コイル41の素線は、たとえば純鉄、純ニッケ
ル、ニッケル合金などの正の抵抗温度係数の材料から成
る電気抵抗線である。第1発熱コイル41は、コイル状
に巻回される第1発熱コイル部43と、この第1発熱コ
イル部43の一端部43aに連なる第1屈曲部45a、
さらに第1縁材部45bに連なって形成される、すなわ
ち第1発熱コイル41の一端部にコイル状に巻回され、
形成される接続コイル部46とを含む。
【0050】前記第1発熱コイル部43は、前記発熱コ
イル部43の一端部43aから反時計まわりに旋回しな
がら第1発熱コイル部43の他端部に向けて進むように
巻回される。この第1発熱コイル部43の内径はL11
であり、ピッチはL12である。
【0051】前記接続コイル部46は、前記第1コイル
部43の内径L11よりも小さい内径L13を有するコ
イル状である。このコイル部46は、その一端部から他
端部に向けて進みながら反時計まわりに旋回するように
巻回される。このように巻回されるそのピッチは、L1
4であり、前記第2発熱コイル42の素線の線径D11
と等しく選ばれる。すなわち隣合う巻線は互いに接した
状態である。また条数、すなわち巻数はNである(本実
施例において、たとえばN=2)。このような接続コイ
ル部46は、その接続コイル軸線47が、前記第1コイ
ル部43の第1発熱コイル軸線48の延長上に存在する
ように形成される。
【0052】前記第2発熱コイル42の素線の軸直角断
面は、円形である。その第2発熱コイル43を形成する
素線の線径はD12である。その第2発熱コイル43の
素線は、たとえば、商品名アルメル,クロメル,パイロ
マックスなどの第2発熱コイル41よりも小さい正の抵
抗温度係数の材料から成る電気抵抗線である。第2発熱
コイル43は、コイル状に巻回された第2発熱コイル部
44、この第2発熱コイル部44の一端部44aに連な
る第2屈曲部49a、さらに第2縁材部49bに連なっ
て形成される。すなわち第2発熱コイル42の一端部に
形成される棒状の突出部50とを含む。
【0053】前記第1発熱コイル部44は、前記第2発
熱コイル部44の一端部44aから反時計まわりに旋回
しながら第2発熱コイル部44の他端部に向けて進むよ
うに巻回される。この第2発熱コイル部44の内径はL
15であり、ピッチはL16である。
【0054】この第2発熱コイル部44の内径L15
は、前記第1発熱コイル部43の内径L11と同径に、
また、第2発熱コイル部44のピッチL16は、前記第
1発熱コイル部43のピッチL12と等しく選ばれる。
【0055】前記突出部46は、素線を延ばして形成さ
れる棒状であり、その長さは、前記接続コイル部の巻数
N×ピッチL15よりも長く選ばれる。この突出部46
は、前記接続コイル部44の第2コイル軸線51の延長
上に素線の軸線が存在するように形成される。
【0056】このような構成を有する第1および第2発
熱コイル部41,42は、前記接続コイル部46に前記
突出部50が挿入され、前記縁材部49bと接続コイル
部46の前記他端部に相当する外方側端部との間に間隔
ΔL19のギャップの設けられた状態で接続コイル部4
6と突出部50とが溶接52によって接合される。この
とき各縁材部45a,45bは、相互に平行な平面にそ
れぞれ形成される。前記間隔ΔL19は、第2発熱コイ
ル部42の素線の熱伝動特性により適宜選ばれる。この
とき第1および第2発熱コイル2,3は接続コイル部4
6と突出部50との螺旋状の線接触により電気的に導通
している。
【0057】図6は、図5の切断面線VI−VIから見
た断面図である。図7は発熱体40を示す斜視図であ
る。
【0058】前記第1発熱コイル部43の一端部43a
に連なる第1屈曲部45aは、前記第1発熱コイル部4
3の一端部43aから第1発熱コイル部43の半径方向
内方に延びて屈曲しており、この第1屈曲部45aの前
記第1発熱コイル部43の一端部43aから遠い側端部
には、前記第1縁材部45bの一端部に連なっている。
前記第1縁材部45bは、図6に示すように第1発熱コ
イル41の一端部側から他端部側を見た状態で、第1縁
材部45bの一端部45cから他端部45dに向かう進
行方向右側に第1コイル軸線48の延長線が存在するよ
うに、かつ第1発熱コイル部43の外方に向けて、まっ
すぐに延びて形成される。この第1縁材部45bの素線
軸線53と第1コイル軸線48の延長線との間隔は、L
18である。前記間隔L18は、各発熱コイル41,4
2の素線の線径D11,D12加算し、2で除した値、
すなわち L18=(D11+D12)/2 …(1) を満足する値に選ばれる。
【0059】このような第1縁材部45bの他端部に連
なって前記接続コイル部46が形成される。この接続コ
イル部46の内径L17は、前記第2発熱コイル42の
素線の線径D12に等しく選ばれる。このように第1縁
材部45bの素線軸線53と第1コイル軸線41の延長
線との距離L18および接続コイル部46の内径L17
は前述のように選ぶことによって、接続コイル軸線42
と第1コイル軸線48とを同一の直線上に存在させるこ
とができる。
【0060】一方、第2発熱コイル部44の一端部44
aに連なる第2屈曲部49aは、第2発熱コイル部44
の一端部44aから第2発熱コイル部44の半径方向内
方に向けて屈曲しており、この第2屈曲部49aに前記
第2発熱コイル部44の一端部44aから遠い側端部
は、前記第2縁材部49bの一端部に連なっている。こ
の第2縁材部49bは、前記第2コイル軸線51と交差
する直線上に存在するように、かつ第2発熱コイル部4
4の外方に延びて形成される。この第2縁材部の他端部
から第2コイル軸線51の延長線上において第2発熱コ
イル部44の外方側にまっすぐに延びて前記突出部50
が形成される。
【0061】このようにそれぞれ形成することで、第1
および第2発熱コイル部41,42は第1および第2コ
イル軸線48,51、接続コイル軸線47、突出部50
の素線軸線を同一直線上に存在させることができる。こ
のように一方の発熱コイル(本実施例において第1発熱
コイル41)に接続コイルを形成し、他方の発熱コイル
(本実施例において第2発熱コイル42)突出部50を
形成することにより相互の係合面積を広く得ることがで
き、接合部の強度化が図れる。
【0062】このような構成を有する発熱体40の製造
方法について説明する。素線の軸直角断面が円形であ
り、素線の線径D11であるたとえば純鉄、純ニッケ
ル、ニッケル合金などの抵抗温度係数の材料から成る電
気抵抗線を、その内径がL11であり、ピッチがL12
であるようなコイル状に巻回して第1発熱コイル43を
形成する。その巻回方向は、第1発熱コイル部43の一
端部43aから他端部に向けて進むに連れ反時計まわり
に旋回する方向に選ぶ。このように形成する第1発熱コ
イル部43の一端部43aに連なる部分を半径方向内方
に屈曲させて第1屈曲部45aを形成する。この屈曲部
45aの第1発熱コイル部43の一端部43aから遠い
側端部に連ねて直線状に第1縁材部45bを形成する。
第1縁材部45bが、図6に示すように第1発熱コイル
41の一端部から他端部側に見た状態で第1縁材部45
bの一端部から他端部に向かう進行方向右側に第1コイ
ル部43の第1コイル軸線48の延長線が存在し、その
延長線との間に前記式1を満足するL18の間隔をあ
け、かつ第1発熱コイル41の外方に向かう方向に延び
るように形成する。この第1縁材部45bの他端部に連
ねて前記第1発熱コイル部43の内径L11よりも小径
であり、その内径がL17になるように反時計まわりに
第1発熱コイル41の外方に向かって進むように巻回し
て接続コイル部を形成する。このとき、接続コイル部の
内径L17は、第2発熱コイルの素線の線径D12と等
しく選ばれる。この接続コイルのL14は、前記第2発
熱コイル部43の素線の線径D12に等しく選ぶ。この
ように巻回し、また接続コイル部48の接続コイル軸線
を同一の直線上に存在するように形成する。このように
して第1発熱コイル部43、第1屈曲部45a、第1縁
材部45bおよび接続コイル部46を一連の電気抵抗線
によって形成し、第1発熱コイル41を形成する。
【0063】一方、素線の直角断面が円形であり、その
素線の線径が第1発熱コイルの素線の線径L11と同径
のD12であるたとえば商品名アルメル、クロメル、バ
イロマックスなどの第1発熱コイル41に用いられる材
料よりも低い正の抵抗温度係数の材料から成る電気抵抗
線を、その内径L15は、第1発熱コイル部43の内径
L11と同径になるように、またピッチL11が第1発
熱コイル部43のピッチL12と等しくなるようにコイ
ル状に巻回して第2発熱コイル部44を形成する。その
巻回方向は、第2発熱コイル部44の一端部44aから
他端部に向けて進むに連れて反時計まわりに旋回する方
向に選ぶ。このように形成する第2発熱コイル部44の
一端部44aに連なる部分を半径方向内方に屈曲させ、
第2屈曲部49aを形成し、この第2屈曲部49aの第
2発熱コイル部44の一端部44aから遠い側端部に連
ねて直線状に第2縁材部49bを形成する。第2縁材部
49bは、第2発熱コイル部44の第2コイル軸線51
と交差する直線上に存在し、かつ前記第2縁材部49b
の一端部が他端部に向けて第2発熱コイル42の外方に
延びるように形成する。この第2縁材部49bの他端部
に連ねて、素線軸線が前記第2コイル軸線の延長線上に
存在するように素線を前記延長線上において第2発熱コ
イル42の外方に延ばして突出部50を形成する。この
突出部50の長さは、前記接続コイル部のピッチL14
と条数すなわち巻数との積よりも長く選ばれる。
【0064】このようにして第2発熱コイル部44、第
2屈曲部49a、第2縁材部49bおよび突出部50の
一連の電気抵抗線によって形成し、第2発熱コイル42
を形成する。
【0065】このようにして、それぞれ形成する第1お
よび第2発熱コイル部44,42を、接続コイル部46
に突出部50を挿入し、係合させる。本実施例において
は、各縁材部45b,49bは抵抗な平面上にそれぞれ
存在するように配置する。このとき第2縁材部49bと
接続コイルの他端部との間に電気抵抗線および係合部
の、熱伝達率によってギャップL17を適宜に設ける。
このような係合状態において接続コイル部46の突出部
50とを、たとえばアーク溶接、ガス溶接、電子線溶
接、レーザービーム溶接などの溶接によって接合する。
【0066】このように、一方の発熱コイル部(本実施
例において第1発熱コイル)に接続コイル部46を、他
方の発熱コイル(本実施例において第2発熱コイル)に
突出部50を形成し、その接続コイル部46のL17を
他方の発熱コイルの素線の線径D12と等しくすること
で、突出部50を接続コイル部に挿入するだけで相互に
係合でき、各発熱コイル41,42のコイル軸線48,
51を同一の直線上に存在させることができる。
【0067】すなわち従来のように各発熱コイル41,
42をコイル軸線48,51まわりに回転させ、各発熱
コイル41,42の一端部同士を予め当接させておく必
要はなく、特別な治具を使用せずに容易に相互の位置決
めを行うことができる。
【0068】このような方法によって製造される発熱体
40は、図1に示した発熱体1と同様にグロープラグに
備えられ、同様の効果を得ることができる。
【0069】図8は、本発明のさらに他の実施例の発熱
体の製造方法が実施される発熱体60の一部を拡大して
示す正面図である。本実施例の発熱体60は、抵抗温度
係数が相互に異なる2種の電気抵抗線によってそれぞれ
形成される第1発熱コイル61と、第2発熱コイル61
とを含んで構成される。
【0070】前記第1発熱コイル61の素線の軸直角断
面は、円形である。その第1発熱コイル61を形成する
素線の線径は、D21である。その発熱コイル61の素
線は、たとえば純鉄、純ニッケル、ニッケル合金などの
正の抵抗温度係数の材料から成る電気抵抗線である。前
記第2発熱コイル62は、素線の軸直角断面は、円形で
ある。その第2発熱コイル62を形成する素線の線径
は、D22である。その第2発熱コイルの素線の線径D
22は、前記第1発熱コイルの素線の線径D21と等し
く選ばれる。また、第2発熱コイルの素線はたとえば商
品名アルメル,クロメル,パイロマックスなどの前記第
1発熱コイル61の材料よりも小さい正の抵抗温度係数
の材料から成る電気抵抗線である。
【0071】これらの2種の電気抵抗線からそれぞれ成
る第1および第2発熱コイル61,62は、コイル状に
それぞれ巻回される第1および第2発熱コイル部63,
64と、これらの各発熱コイル部63,64の各一端部
63a,64aにそれぞれ連なる第1および第2屈曲部
65,66さらに第1および第2縁材部67,68に連
なって形成される、すなわち各発熱コイル61,62の
各一端部にそれぞれ形成されるコイル状に巻回される第
1およ第2接続コイル部69,70と、各接続コイル部
69,70に挿入される棒状の接続線材71とを含む。
【0072】前記各発熱コイル部63,64は、前記各
一端部63a,64aから時計まわりに旋回しながら各
発熱コイル部の他端部に向けて進むようにそれぞれ巻回
される。各発熱コイル部63,64の内径はそれぞれL
21,L22であり、ピッチはそれぞれL23,L24
である。本実施例においてL21とL22とは等しく選
ばれ、またL23とL24とは等しく選ばれる。
【0073】前記各接続コイル部69,70は、前記各
発熱コイル部63,64の内径L21,L22よりも小
さい内径L25,L26を有し、ピッチL27,L28
であるコイル状にそれぞれ巻回される。本実施例におい
てL25とL26とは等しく選ばれ、L27とL28と
は等しく選ばれる。またL27およびL28は、各発熱
コイルの素線の線径D21およびD22よりも大きく選
ばれる(本実施例において2.5倍)。このような各接
続コイル部69,70は、前記縁材部67,68にそれ
ぞれ連なる側の一端部から他端部に向けて進みながら時
計まわりに旋回するように巻回される。また条数すなわ
ち巻数は、nである(本実施例においてたとえばn=
1)。このような各接続コイル部69,70は、各接続
コイル部69,70の接続コイル軸線が前記各発熱コイ
ル部63,64の第1および第2コイル軸線72,73
の延長上にそれぞれ存在するように形成される。
【0074】前記接続線材71は、軸直角断面が円形の
素線から成る。この素線の線径は、D23であり、長さ
はL29である。この接続線材71は、たとえば銅のよ
うな導電性の材料から成る。
【0075】このような構成を有する第1および第2発
熱コイル61,62および接続線材71は、各発熱コイ
ル61,62の第1コイル軸線72,73が同一の直線
上に存在するように、すなわち各接続コイル部69,7
0の接続コイル軸線が同一直線上に存在するように、か
つ一方の接続コイル部69または70の条間の中央に他
方の接続コイル部70または69の素線が存在するよう
に相互にねじ込まれるような形に配置される。この状態
で各接続コイル部69,70に前記接続線材71が挿入
され、各接続コイル部69,70と接続線材71とが溶
接74によって接合されて各発熱コイル61,62が接
続線材71を介して接続され、電気的に導通する。前記
接続線材71の長さL29は、各接続コイル部69,7
0が互いにねじ込まれるように配置され、その接続コイ
ル部69,70内に接触線材が挿入された状態で接続コ
イル部69,70の両側から両端部が突出するように選
ばれる。
【0076】図9は図8の切断面線IX−IXから見た
断面図であり、図10は発熱コイル60を示す斜視図で
ある。
【0077】前記発熱コイル部63,64の一端部63
a,64aに連なる各屈曲部65,66が、各発熱コイ
ル部63,64の半径方向内方に向けて屈曲しており、
これら屈曲部65,66の前記発熱コイル部63,64
の一端部63a,64aから遠い側端部は、前記各縁材
部67,68の一端部に連なっている。前記各縁材部6
7,68は、各発熱コイル61,62の一端部から他端
部をそれぞれ見た状態で、各縁材部67,68より一端
部から他端部に向かう進行方向左側に各コイル軸線7
2,73を含む直線76が存在するように真っすぐに延
び、かつ前記各コイル軸線72,73と平行すなわち図
9の紙面に対して垂直な仮想平面75上に存在するよう
にそれぞれ形成される。前記仮想平面75と直線76と
の間隔は、L30であり、この間隔L30は、発熱コイ
ルの素線の線径D21またはD22と接続線材の素線の
線径D23を加算し、2で除した値と等しく、すなわち L30=(D21+D23)/2 …(2) を満足するような値に選ばれる。
【0078】このような各縁材部67,68に他端部に
連なって、前記接続コイル部69,70は形成される。
各接続コイル部69,70の内径は共にL31であり、
L31は接続線材71の素線の線径D23に等しく選ば
れる。このように形成することで、各接続コイル部6
9,70の軸線と各コイル軸線72,73を同一の直線
上に存在させることができる。
【0079】このように各発熱コイル61,62に接続
コイル部69,70をそれぞれ形成し、接続線材71を
挿入することによって、各接続コイル部69,70と接
続線材71との係合面積を広く得ることができ、この接
続線材71を介して、各発熱コイル61,62を相互に
強固に接続することができ、容易に分断されることを防
止することができる。また、接続線材71が介在される
ようにすることによって各発熱コイル61,62間にギ
ャップを容易に設けることができ、また介在する接続線
材の材質を選定することができ、各発熱コイル61,6
2間の熱、電気などの伝達率を容易に選定することがで
きる。
【0080】このような構成を有する発熱体60の製造
方法について説明する。
【0081】素線の軸直角断面形状が円形であり、その
素線の線径がD21であるたとえば純鉄、純ニッケル、
ニッケル合金などの正の抵抗温度係数を有する材料から
成る電気抵抗線と、素線の軸直角断面が円形であり、そ
の素線の線径が前記D21と同径のD22であるたとえ
ば商品名アルメル、クロメル、パイロマックスなとの前
記純鉄、純ニッケル、ニッケル合金などの材料より小さ
い正の抵抗温度係数を有する材料から成る電気抵抗線と
を、その内径がL21,L22であり、ピッチがL2
3,L24であるようなコイル状にそれぞれ巻回して、
第1および第2発熱コイル61,62をそれぞれ形成す
る。各発熱コイルの内径L21とL22とは等しく選ば
れ、各発熱コイルのピッチL23とL24とは等しく選
ぶ。またコイルの巻回方向は、各発熱コイル部63,6
4の一端部63a,64aから他端部に向けて進むに連
れて時計まわりに旋回する方向に選ぶ。このように形成
する各発熱コイル部63,64の一端部63a,64a
に連なる部分を半径方向内方に屈曲させて第1および第
2屈曲部65,66をそれぞれ形成し、各屈曲部65,
66の各発熱コイル部63,64の一端部63a,64
aから遠い側端部に連ねて直線状に形成して第1および
第2縁材部67,68をそれぞれ形成する。各縁材部6
7,68は各発熱コイル61,62の一端部から他端部
を見た状態で、各縁材部67,68の一端部から他端部
に向かう進行方向左側に各コイル軸線72,73の延長
線が存在し、その延長線と各縁材部67,68の素線の
軸線との間に前記式(2)を満足するような間隔L30
をあけ、かつ各発熱コイル61,62の外方に向けて延
びるように形成する。各縁材部67,68の他端部に連
ねて、前記各発熱コイル部63,64の内径L21,L
22よりも小径の内径L25,L26を有するコイル状
に巻回して第1および第2接続コイル部69,70を形
成する。各接続コイル部69,70の巻回方向は、各縁
材部67,68から各発熱コイル61,62の外方に向
かって進みながら時計まわりに旋回する方向に選ぶ。ま
た、各接続コイル部の内径L25とL26とは等しく、
またピッチL27とL28とは等しく選ぶ。本実施例に
おいて各接続コイル部のピッチL27,L28は、各発
熱コイル61,62の素線の線径D21,D22よりも
大きく選ぶ(本実施例において2.5倍)。また接続コ
イル部69,70は各コイル軸線72,73と各接続コ
イル部69,70の接続コイル軸線とが同一の直線上に
存在するように形成する。
【0082】このようにして各発熱コイル部63,6
4、各屈曲部65,66、各縁材部67,68および各
接続コイル部69,70を一連の電気抵抗線によって形
成し、第1および第2発熱コイル61,62をそれぞれ
形成する。
【0083】一方、接続線材71は、たとえば銅のよう
な導電性の材料から成り、軸直角断面が円形であり、そ
の素線の線径D23である素線によって形成される。そ
の長さは、L29に選ぶ。
【0084】このようにそれぞれ形成する第1および第
2発熱コイル61,62および接続線材71は、各接続
コイル部69,70の接続コイル軸線が同一の直線上に
存在するように、かつ一方の接続コイル部69,70の
条間の中央に他方の接続コイル部70または69の素線
が存在するように各発熱コイル61,62を配置し、接
続コイル部69,70に接続線材71を挿入し、係合さ
せて各接続コイル部69,70と接続線材71との係合
付近をたとえばアーク溶接、ガス溶接、電子線溶接、レ
ーザービーム溶接などの溶接によって接合し、各発熱コ
イル61,62を接続する。このとき、接続線材71の
長さL29は、各接続コイル部69,70の両側へ突出
するように選ぶ。
【0085】このように、各接続コイル部69,70の
内径L25,L26と、接続線材71の素線の線径D2
3とを等しく選ぶことによって、各接続コイル部69,
70に接続線材71を挿入するだけで、各発熱コイル6
1,62に相互の位置を決めることができる。すなわち
従来のように特別な治具を使用せずに、また各発熱コイ
ル61,62を各コイルの軸線まわりに回転させず相互
の位置決めをすることができる。また接続線材71の長
さL29を変えることにより、接続線材71の長手方向
の一端部と他端部とに接続コイル部69,70を離して
配置したり、各接続コイル部のピッチL27,L28を
大きく選んだりすることによってギャップを大きく得る
ことができ、逆に各接続コイル部69,70を当接させ
るようにしてギャップが存在しない状態にすることがで
きる。すなわち、各発熱コイル61,62間にギャップ
を容易に選定することができ、さらに接続線材71の材
質を設定することができる。これらによって各発熱コイ
ル61,62間の熱、電気などの伝達率を選定すること
ができる。
【0086】このような方法によって、製造される発熱
体60は、前述の発熱体1,40と同様にグロープラグ
に備えられ、同様の効果を得ることができる。
【0087】上述の実施例において、各発熱コイル部
4,8,43,44,63,64および各接続コイル部
46,69,70の巻回方向は、実施例において述べた
方向と逆方向にそれぞれ巻回されてもよい。また一方の
発熱コイル2,41,61の各コイル部4,43,6
3,69と他方の発熱コイル3,42,62の各コイル
部8,44,64,70とは相互に異なる方向に巻回さ
れてもよい。さらに、各接続コイル部46,69,70
の巻回方向は、各接続コイル部46,69,70が形成
される各発熱コイル41,61,62の各発熱コイル部
43,63,64の巻回方向とは逆であってもよい。さ
らに各発熱コイル部4,8,43,44,63,64の
コイルの内径L1,L3,L11,L15,L21,L
23およびピッチL2,L4,L12,L16,L2
2,L24ならびに各コイルの素線の線径D1,D2,
D11,D12,D21,D22,D23は、各素線の
材質、またこれらが備えられるグロープラグの形状、寸
法ならびに要求される発熱温度などによって適宜に選定
される。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、各発熱コイルの一端部
には、鉤状をそれぞれ形成し、その鉤状の一端部同士を
掛け合わせるように係合し、その係合部付近の溶接する
ことによって、接合するようにしたので、各発熱コイル
同士を特別な治具を使用せずに容易に係合させることが
でき、接合作業が容易化できる。これによって発熱体の
生産性が向上される。
【0089】また本発明によれば、2つの発熱コイルの
一方の発熱コイルの一端部には、接続コイル部を形成
し、他方の発熱コイルの一端部には、突出部を形成す
る。これらの2つの発熱コイルを一方の発熱コイルの接
続コイル部に他方の発熱コイルの突出部を挿入し、係合
して溶接するようにしたので、一方の発熱コイルにのみ
接続コイル部を形成すれば、各発熱コイルの相互の位置
を治具を使用せずに正確に決定することができる。すな
わち2つの発熱コイルの相互の位置決めが容易であり、
生産性が向上される。また他方の発熱コイルには、素線
を真っすぐに延ばしただけの突出部を形成するたげでよ
く、加工コストを低減させることができる。
【0090】さらに本発明によれば、各発熱コイルの一
端部に接続コイルをそれぞれ形成し、その接続コイル部
に接続線材を挿入して溶接を行うようにするので、位置
決めが容易である。また、発熱コイル間に介在させる接
続線材長さを変えることによって、各コイル間のギャッ
プを選定することができ、また接続線材の材質を選定す
ることができる。これによって、熱、電気などの伝達率
の異なる発熱体を容易に生産することができる。
【0091】さらに本発明によれば、各発熱コイルの一
端部には、鉤状がそれぞれ形成され、その鉤状の形成さ
れる一端部同士が掛け合わされるように係合され、その
係合部付近が溶接されるようにしたので、各発熱コイル
が離反する方向に外力を受けても、容易に分断されるこ
とがなく、耐久性に優れており、グロープラグの耐久性
を向上させることができる。
【0092】さらに本発明によれば、2つの発熱コイル
のうち一方の発熱コイルに接続コイル部が形成され、他
方の発熱コイルに突出部が形成される。これら2つの発
熱コイルは、一方の発熱コイルの接続コイル部に他方の
発熱コイルの突出部が挿入され係合されて溶接されるよ
うにしたので、係合面積を広く得ることができ、強固に
接合されており、グロープラグの耐久性を向上させるこ
とができる。また、高温、振動などのより悪条件下での
使用に絶え得る高性能のグロープラグを製造することが
できる。
【0093】さらに本発明によれば、各発熱コイルの一
端部には、接続コイル部がそれぞれ形成され、その接続
コイル部に接続線材が挿入され、係合されて溶接するよ
うにしたので、係合面積を広く得ることができ、強固に
接合されており、耐久性に優れたグロープラグを製造す
ることができる。また接続線材が介在されるようにした
ので、接続線材の形状、材質を異なるものに変えること
によって、たとえば熱、電気などの伝達率の異なる発熱
体を用いることができ、発熱温度、またその温度に達す
るまでの時間などの性能の異なるグロープラグを容易に
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のグロープラグの発熱体の製
造方法が実施される発熱体1の一部を拡大して示す正面
図である。
【図2】図1の切断面線II−IIから見た断面図であ
る。
【図3】発熱体1を示す斜視図である。
【図4】発熱体1が備えられるグロープラグ30を示す
断面図である。
【図5】本発明の他の実施例のグロープラグの発熱体の
製造方法が実施される発熱体40の一部を拡大して示す
正面図である。
【図6】図5の切断面線VI−VIから見た断面図であ
る。
【図7】発熱体40を示す斜視図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例のグロープラグの発
熱体の製造方法が実施される発熱体60の一部を拡大し
て示す正面図である。
【図9】図8の切断面線IX−IXから見た断面図であ
る。
【図10】発熱体60を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,40,60 発熱体 2,41,61 第1発熱コイル 3,42,62 第2発熱コイル 4,43,63 第1発熱コイル部 5,9 鉤状部 6,48,72 第1コイル軸線 8,44,64 第2発熱コイル部 11,51,73 第2コイル軸線 30 グロープラグ 31 シース管 32 中心電極 33 プラグハウジング 46,69,70 接続コイル部 50 突出部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗温度係数が相互に異なる材料から成
    る一対の電気抵抗線をコイル状にそれぞれ形成し、 それらの電気抵抗線の各一端部を、それぞれのコイルの
    軸線の延長上にほぼ中心がくるようにかつその軸線を含
    む仮想平面内で鉤状に形成し、 それらの鉤状の各一端部を互いに係合し、 この係合した状態で前記各一端部を溶接することを特徴
    とするグロープラグの発熱体の製造方法。
  2. 【請求項2】 抵抗温度係数が相互に異なる材料から成
    る一対の電気抵抗線をコイル状にそれぞれ形成し、 これらの電気抵抗線のうち一方の電気抵抗線の一端部を
    そのコイルの軸線の延長上に軸線が存在するようにして
    前記コイルよりも小径の接続コイル部を形成し、 他方の電気抵抗線の一端部をそのコイルの軸線の延長上
    に素線軸線が一致するようにコイルの軸線方向外方に突
    出する形状に突出部を形成し、 前記接続コイル部内に前記突出部を挿入し、 接続コイル部と突出部とを溶接することを特徴とするグ
    ロープラグの発熱体の製造方法。
  3. 【請求項3】 抵抗温度係数が相互に異なる材料から成
    る一対の電気抵抗線をコイル状にそれぞれ形成し、 各電気抵抗線の一端部を各コイルの軸線の延長上に軸線
    が存在するように前記コイルよりも小径のコイル状に形
    成して接続コイル部をそれぞれ形成し、 各電気抵抗線の前記各接続コイル部内に、共通の接続線
    材を挿入し、 各接続コイル部と接続線材とを溶接することを特徴とす
    るグロープラグの発熱体の製造方法。
  4. 【請求項4】 抵抗温度係数が相互に異なる材料から成
    る一対の電気抵抗線がコイル状にそれぞれ形成され、 それらの電気抵抗線の各一端部は、それぞれのコイルの
    軸線の延長上にほぼ中心がくるようにかつその軸線を含
    む仮想平面内で鉤状に形成され、 それらの鉤状の各一端部が互いに係合され、この係合さ
    れた状態で各一端部が溶接されることを特徴とするグロ
    ープラグの発熱体。
  5. 【請求項5】 抵抗温度係数が相互に異なる材料から成
    る一対の電気抵抗線がコイル状に形成され、 これらの電気抵抗線のうち一方の電気抵抗線の一端部
    は、そのコイルの軸線の延長上に軸線が存在する前記コ
    イルよりも小径の接続コイル部が形成され、 他方の電気抵抗線の一端部は、そのコイルの軸線の延長
    上に素線軸線が一致するようにコイルの軸線方向外方に
    突出する形状に突出部が形成され、 前記接続コイル部内に前記突出部が挿入され、 接続コイル部と突出部とが溶接されることを特徴とする
    グロープラグの発熱体。
  6. 【請求項6】 抵抗温度係数が相互に異なる材料から成
    る一対の電気抵抗線がコイル状にそれぞれ形成され、 各電気抵抗線の一端部が各コイルの軸線の延長上に軸線
    が存在するように前記コイルよりも小径のコイル状に形
    成されて、接続コイル部がそれぞれ形成され、 各電気抵抗線の前記各接続コイル部内に、共通の接続線
    材が挿入され、 各接続コイル部と接続線材とが溶接されることを特徴と
    するグロープラグの発熱体。
JP13227194A 1994-06-14 1994-06-14 グロープラグの発熱体の製造方法およびその発熱体 Pending JPH085073A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7017305B2 (en) 2000-03-22 2006-03-28 Kinugawa Rubber Ind. Co., Ltd. Weather strip
US7319208B2 (en) 2002-05-14 2008-01-15 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Controller and glow plug for controlling energization modes
EP3163170A1 (en) * 2015-10-30 2017-05-03 NGK Spark Plug Co., Ltd. Method of producing glow plug and the glow plug

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