【発明の詳細な説明】
電力メータ発明の分野
この発明は電力の測定のための計測装置、ならびに、このような装置内でゼロ
電流またはゼロ電圧に対応して基準値を連続的に発生しかつ更新するための方法
および装置に関する。発明の背景
典型的には交流電源である電源からの電力消費を確かめるために、電圧に対応
する信号と電流に対応する信号とを発生し、2つの信号の積を生成し、ある期間
にわたってその結果を積分することで電圧および電流を測定することが知られて
いる。
近年、計算のいくらかを行なうための固体装置を組入れたメータが専ら開発さ
れてきた。おそらく、このような装置はメータの古い電気機械設計よりも正確な
測定をもたらし、また、より容易に遠隔読出をこのようなメータに組入れること
を可能にするであろう。
この発明の目的は、このようなメータによって必要とされる1つまたは2つ以
上のゼロ電流基準値またはゼロ電圧基準値が発生できる方法および装置を提供す
ることである。発明の概要
交流電源電圧と、そこに接続された負荷を介して流れる交流電流との積に比例
する出力信号を生成するようにされた電力測定装置であって、第1の信号が前記
電源電圧に比
例して引出され、第2の信号が前記負荷の電流に比例して引出されて、積信号が
電力に対応してマイクロプロセッサにより生成でき、ここで、それぞれ前記第1
および第2の信号を用いて2つの定周波数搬送波信号の周期を変調することで第
3および第4の信号が生成され、前記第3および第4の信号が、乗算のためにマ
イクロプロセッサへ供給されて電力積出力信号を生成する電力測定装置における
この発明のある局面によると、前記第3および第4の信号のうち少なくとも1つ
は信号処理手段によって平均され、ゼロ電圧またはゼロ電流または両方に対応し
て装置のために少なくとも1つの基準値を提供する。
電圧の値および電流の値が乗算されるべきであり、どちらか一方がゼロである
ならば積がゼロになるであろうから、必要なのは、電力が引出されていないとき
に計算された値のうち1つを確かにゼロに戻すことだけである。
(半波整流回路のような)ある負荷が存在すると電流波形は非常に非対称にな
り得るので、好ましくは、平均化は前記第3の信号(すなわち電圧に関連する信
号)のみに適用される。
この発明の利点は、時間と温度の変化とについての優れた正確性および安定性
である。
都合の良いことに、平均値は電圧関連周期が変化する信号のパルスと電流関連
周期が変化する信号のパルスとを比較的長い期間にわたって累積し、累積された
値を平均電圧
(または電流)周期値に対応する基準値を制御するために用いることで獲得され
る。正弦波形の場合、シヌソイドの正方向への偏位の各々によって引き起こされ
る平均周期値からの周期変動が、負方向への偏位の各々によって引き起こされる
平均周期値からの周期変動と一致すべきであるので、変調シヌソイド(この各々
の間、シヌソイドを説明するパルスの周期はPから(P+P)へ変化し、Pへ戻
り、(P−P)へ下降してPへ戻る)のN個の周期の後で、累積されたパルスの
全体の数はNPであろう。したがって、この値を同様の数の周期にわたって繰り
返して累積することでNの値は一定であるとみなすことができ、累積された値は
各々の場合にPに比例し、このPはゼロ電圧(または電流)に対応する周期であ
る。
都合の良いことに、この発明は周期変調された電圧に関連する信号の平均をゼ
ロに維持し、乗算ステップに用いられる信号を提供するために、平均値から電圧
に関連する信号の瞬間値を演算することで実行される。
この目的のために、好ましい配置において、周期変調された電圧に関連する信
号の継続的な値が累積され、累積された値は周期的に、たとえば20ミリ秒ごと
にラッチされて比較器に与えられ、比較器は継続的にラッチされた値を比較し、
出力を演算装置に供給し、この演算装置は、前記出力を第2のラッチに記憶され
ている値に加算し、または、この値から減算し、後者の値は演算装置から獲得さ
れる先
行する出力で決定される。
この過程は連続的であり、第2のラッチは20ミリ秒の時間軸の周期に従って
更新されることが認識されるであろう。
電圧に関連する第3の信号のための基準値として用いられるのは、第2のラッ
チによって提供される、絶えず更新される平均電圧に関連する周期である。
代わりにまたは付加的に、変更された回路が用いられ、基準となる第4の信号
の平均値をゼロに維持してもよい。
それゆえ、この発明の別の局面に従って、前述のような計測装置は、
(a) 測定シーケンスの間、電圧関連周期が変化する信号パルスを受信およ
び累積するようにされた付加的なパルスカウンタ手段と、
(b) 測定シーケンスの各々の初めで、付加的なパルスカウンタをプリセッ
ト値にリセットするための手段と、
(c) 測定シーケンスの各々の持続期間を決定する(これによって、その間
パルスが累積されるべきである交流電圧波形の周期Nの数を決定する)ためのタ
イマ手段と、
(d) 測定シーケンスの各々の終わりで、前記付加的なパルスカウンタから
、累積されたパルスカウントをラッチするためのラッチ手段とを含み得る。
この発明の別の局面に従って、前述のような計測装置は、 (a) 測定シー
ケンスの間、電流関連周期が変化する
信号パルスを受信および累積するようにされた、さらなるパルスカウンタ手段と
、
(b) 測定シーケンスの各々の初めで、前記さらなるパルスカウンタをプリ
セット値にリセットするための手段と、
(c) 測定シーケンスの各々の持続期間を決定する(これによって、その間
パルスが累積されるべきである交流波形の周期Nの数を決定する)ためのさらな
るタイマ手段と、
(d) 測定シーケンスの各々の終わりで、前記さらなるパルスカウンタから
、累積されたパルスカウントをラッチするためのさらなるラッチ手段とを含み得
る。
この発明の好ましい特徴によると、メータが動作している間、前記付加的なパ
ルスカウンタは連続的に動作するようにでき、平均電源電圧に対応する連続的に
更新される周期値を提供する。
この発明の別の好ましい特徴によると、前記さらなるカウンタは、メータが電
源電圧と、そこから負荷へ送られる、電流波形が本質的に正弦であるように選択
された電流とを測定するよう設定されるときに、製造中または製造後に一度だけ
動作することができ、一度限りの測定シーケンスの終わりで、ラッチされた電流
値はゼロ電流に対応する基準周期値として使われるためにメータ内に永続的に記
憶される。
この発明による計測装置は、前記付加的なカウンタおよび前記さらなるカウン
タ、ならびに関係のあるタイマおよびラッチを含んでもよい。
電圧関連周期が変化する信号と電流関連周期が変化する信号との両方に同じ測
定周期が適応されるべきである場合、共通のタイマが用いられてもよい。典型的
なタイミング周期は20ミリ秒である。
信号は2値の形をとるので、電気分離装置を介して送信可能であり、ユーザア
クセス可能なポートを計測装置に組合せ可能にする。典型的にはオプトアイソレ
ータが用いられる。
前述のような電力測定装置において、前記第3および第4の信号はオプトアイ
ソレータのような電気分離装置を介してマイクロプロセッサに送信できる。しか
しながら、第3および第4の信号からのマイクロプロセッサのこのような分離は
あらゆる場合において任意であり、必須でないことが理解されるべきである。
第1および第2の信号は好ましくはアナログ電圧の形をとっており、既知の方
法で電位分割器およびシャントを用いて引出され得る。信号は電源線からの電気
的な分離なしで獲得できるが、所望であれば、1つ以上の変圧器を用いて分離す
ることもできる。
第1および第2の信号のうち1つまたは両方が電流である場合、第1および第
2の信号の両方が電圧の形をとるよ
うに、電流は好ましくは何らかの都合のよい方法で電圧に変換される。
信号から周期への変換は、各パルス発生器からのパルスの間の瞬間的な周期が
それぞれ第1および第2の信号電圧のうちひとつの瞬間的な値によって制御され
る、電圧制御パルス発生器を用いて最も簡単に行なわれる。
電力信号を獲得するための、第3および第4の周期が変化する信号の処理は、
1.前記第3および第4の信号の平均周期より何倍も小さい周期を有する定周
波数クロック信号を発生するステップと、
2.前記クロックのパルスを2つのカウンタに連続的に入れるステップと、
3.前記第3の信号を構成するパルスの各々の初めに一方のカウンタの値を獲
得し、同様に、前記第4の信号を構成するパルスの各々の初めに他方のカウンタ
の値を獲得するステップと、
4.各カウンタから引出された、新しく獲得された値から先に獲得された値を
減算し、第3および第4の差信号を形成するステップと、
5.第3および第4の差信号から、それぞれ前記第3および第4の信号の各々
の平均周期に等しい周期を減算し、第5および第6の信号を形成するステップと
、
6.第5および第6の信号をカドラチュア(quadratu
re)乗算装置に供給し、その出力を電力信号として供給するステップとを含み得
る。
電圧および電流信号の、信号から周期への変換が誤りなく動作するならば、第
3および第4の差信号から減算されるべき周期値は、電源が一般に正弦波形を有
する交流電源である場合、ゼロ電圧およびゼロ電流に対応する周期の値に等しい
固定された周期である。
この発明はまた、電源の電圧と、そこに接続された負荷を介して流れる電流と
に比例する信号の積を生成すべき電力測定方法において使われるためのゼロ電圧
およびゼロ電流に対応する基準周期値を発生する方法であって、電力測定方法は
、前記電源電圧に比例する第1の信号を引出すステップと、前記負荷の電流に比
例する第2の信号を引出すステップと、前記第1および第2の信号で2つの定周
波数搬送波信号の周期を変調し、それぞれ第3および第4の信号を生成するステ
ップと、第3および第4の信号をゼロ電圧およびゼロ電流に対応する基準周期に
対して正規化するステップと、2つの正規化された第3および第4の信号を乗算
し、電源に接続された負荷によって吸収される電力に比例する積信号を形成する
ステップとを含み、ここで、前記第3および第4の信号のうち少なくとも1つの
周期は各々平均され、平均値は前述のように、基準周期値のゼロ電圧基準信号お
よびゼロ電流基準信号として用いられる、方法に関する。
この発明はまた、前述の第3および第4の信号を処理するための装置であって
、
1.第3および第4の信号の平均周期の何倍もの周期を有するクロックパルス
信号を生成するためのクロックパルス発生器と、
2.クロックパルスが連続的に供給される2つのカウンタと、
3.各カウンタの値を獲得するための回路手段と、
4.前記第3および第4の信号に応答して、前記第3および第4の信号にそれ
ぞれ現れるパルスの各々の初めにカウンタの値を獲得するよう獲得手段を制御す
るための回路手段と、
5.獲得された値の各々を記憶するための手段と、
6.新しく獲得された値が記憶手段に挿入される前に、新しく獲得された値か
ら記憶されている獲得された値を減算して第3および第4の差信号を形成するた
めの手段と、
7.前記第3および第4の信号の平均周期を引出すための手段と、
8.2つの差信号から前記平均の値を減算し、第5および第6の信号を形成す
るための回路手段と、
9.前記第5および第6の信号を受け、前記電源に接続された負荷によって吸
収される電力に対応する出力信号を生成するカドラチュア乗算手段と、
10.第3および第4の信号をある期間にわたって平均
し、装置のための自動的なゼロ電力校正を提供するための回路手段とを含む、装
置に関する。
好ましくは、マイクロプロセッサは第5および第6の信号の乗算を行なうため
に用いられ、プロセッサはそこから、皮相電力だけでなく、皮相瞬時電力、実エ
ネルギ、実電力、ならびに、負荷に供給される無効エネルギおよび無効電力をも
計算するようプログラムされる。
この発明を実施する電力測定装置は単相または多相の電源測定に等しく適用可
能である。単相測定に必要なのは1つのラインにおいて電流を測定することだけ
であるが、多相電源には各位相において少なくとも電流を、そしてもし適切であ
れば、各位相に関連する電圧を測定することが、多相電源のための全電力信号を
生成するために合計しなければならない3つの電力信号を生成するためにもちろ
ん必要である。
前述のような装置はいずれも、コイン不要の機構またはカードリーダと組合さ
れて、電気料の前納に用いることができる。
同様に、前述のような装置はいずれも、何らかの遠隔技術の方法または電源線
信号変調技術によって、メータの遠隔読出および遠隔制御のための手段に組合せ
可能であり、メータはしたがって、メータに送信されるデータをデコードするた
め、また、たとえばメータによって測定された累積した電力に関連して、メータ
に含まれたレジスタからの
データの送信のために搬送波を適切に変調するための受信機および/または送信
機手段を含んでもよい。
前述のような装置のいずれもがメータから負荷への電流の供給を遮断するため
のスイッチ手段を含んでもよい。スイッチ手段は遠隔測定(たとえば電源線信号
送信)によって遠隔的に制御可能である。受信機手段が前記遠隔制御に含まれる
場合、受信機は適切なコマンド信号の受信およびデコードに応答して、スイッチ
手段をオンまたはオフに動作するための制御信号を発生するようにされるであろ
う。スイッチ手段の局部動作のための方策が取られてもよい。
前述のような装置のいずれもか、メータによって測定された、累積された電力
をアルファベット数字式の文字で表示するためのLCD表示装置などのような表
示手段を含んでもよい。
電圧から周期への変換は、周期P(Pは発振電流電源の周波数より著しく小さ
い)のパルスを生成するよう設定された自走発振器の周期を制御することで達成
され、こうして、電源の瞬間的な電圧が1サイクルの間に、ゼロから正のピーク
まで増加し、次にゼロを経て負のピークまで減少し、再びゼロに戻ると、パルス
間のパルス周期がゼロ電圧の周期から負の最大値まで減少し、次に増加して正の
最大値に届くまで減少し続け、その後、各サイクルの最後にゼロ電圧のパルス周
期へ再び減少する。
電源電圧の極性(または、発振器のパルス周期制御端子
に与えられる電源電圧の割合)を逆転することで、周期は各サイクルの間、逆の
向きに変更可能であり、まず(電源電圧が増加すると)増加し、次に(電源電圧
が衰えて極性を逆転すると)減少し、最後に、電源電圧がもう一度ゼロに向かっ
て増加すると再び増加してサイクルを完了する。
その弛緩周期が2本のピンの間の電位差によって少なくとも一部分制御される
集積回路タイミング装置が用いられてもよい。
このような装置はタイプ550タイマを含む。
このような装置のパルス間の平均周期(すなわち、ゼロ電圧が前記2本のピン
の間に現れるとき)は外部のコンポーネントによって決定され、電源周期が50
Hzであれば0.5ミリ秒の典型的な平均周期が用いられる。
この発明は次に添付の図面を参照して例によって説明されるであろう。
図1は、電力測定メータの単純化された回路ブロック図である。
図2は、図1で用いられたプロセッサを構成する素子の回路ブロック図であり
、この発明によって必要とされる付加的なカウンタおよびラッチを示す。
図3は、図1の電圧−周期変換器および電流−周期変換器の回路ブロック図を
含む。
図4は、電圧から周期への回路、および電流から周期への回路からプロセッサ
のオプトアイソレーションが必要と
されない、図1に基づいたメータの単純化された形状を例示する。
図5は、2つ以上のメータが同時校正のためにいわゆる準標準的なメータにど
のように接続され得るかを例示する。
図6は、保護ハウジング内にある、カードで制御されたメータを例示する。
図7は、フロントハウジングカバーおよびカードリーダが取外されたメータの
内部の斜視図である。
図8は、一方の側面からのカードリーダの斜視図である。
図9は、他方の側面からのカードリーダの同様の図である。
図10は、コンタクタおよび電流シャントを示すためにpcbおよびカードリ
ーダが取外された、メータハウジングの後部の斜視図である。
図1を参照すると、幹線電源の瞬間電位は家庭電源の活線3および中性線11
の間で測定される。電圧は、電位変動の極性および振幅に依存して周期が上また
はFに変調される、おおよそ0.5ミリ秒の自走周期を有する、電圧−周期変換
器5によってパルス列に変換される。典型的には、基本周期は電源電圧波形信号
によって変調され、プラスまたはマイナス0.05ミリ秒の偏移を有する、周期
変調された信号を生成する。偏移は波形の瞬間電位に比例する。電圧−周期変換
器5によって生成されたパルス列は、オプトアイソレータ7を介してプロセッサ
8の入力1に結合さ
れる。
流れる瞬間電流は、消費者への供給源である活線3と直列に接続されたシャン
ト抵抗器2で生じる電位を測定することによって測定される。この電圧は、これ
もまた、おおよそ0.5ミリ秒の周期で動作する自走発振器を有する、電圧−周
期変換器4によってパルス列に変換される。この基本周期は電源電流波形信号に
よって変調され、フルスケールでプラスまたはマイナス0.05ミリ秒の偏移を
有する周波数変調された信号を生成する。偏移は消費者へ流れる瞬間電流に比例
し、パルス列はオプトアイソレータ6を介してプロセッサ8の第2の入力に結合
される。
プロセッサ8は表示装置106(典型的に液晶表示装置)を駆動するための信
号を提供し、通常動作では、(図2を参照してより詳細に説明されるように)メ
ータによって測定される電力単位の累積された数値を示す。
同様に、コンタクタ108はプロセッサからの出力信号によって制御され得る
。
コンタクタは好ましくは、はねまたは永久磁石またはその両方によって、その
最後に切換えられた状態に保持される、パルスで動作される装置である。
コンタクタが必要とされるのは、コインまたはカードで制御されるメータ、ま
たは電源線変調によって電力供給機関から遠隔的に制御されるメータ等で、消費
者/負荷への電源のオン/オフ制御が必要な場合のみである。
受信機または送信機/受信機112に信号を出す電源線が設けられている場合
には、これはプロセッサのための制御信号を提供し、また、たとえば、メータま
たはリレイにおける故障状態を機関に示すためには、測定された電力の累積され
た値を供給機関へ送信するためにプロセッサからのデータを受信する。
カードリーダ114は同様にプロセッサからの信号によって制御可能であり、
これはプロセッサへの信号入力となる電気信号を生成する。こうして、プロセッ
サはカードリーダが、読出された後でカード上のデータを取消し、挿入された前
納式カードから読出されたデータを受信してカードを確認し、次のカードの挿入
を求める前にあといくつの単位が許容されるかをプロセッサに示すことを可能に
する信号を生成する。
電圧/電流−周期変換器回路4および5と、オプトアイソレータの駆動素子と
のためのDC電力は、ダイオード116および蓄積/平滑コンデンサ118から
なる半波整流回路から引出される。典型的には、DC電圧要求は数ボルト、たと
えば5−15ボルトのオーダであり、ac電源電圧が通常は240ボルトRMS
などであろうことから、変圧器124の1次巻線122のタップ120は、整流
回路116/118への入力として必要とされる低いac電圧を提供可能である
。
(ユーザアクセス可能なポートがメートに備えられてい
る場合には必須であるように)プロセッサの分離が必要である場合、プロセッサ
(さらに当てはまる場合には、表示装置、カードリーダ、電源線通信受信機/送
信機、コンタクタなど)のためのdc電力は、変圧器124の2次巻線126か
ら供給されてダイオード128および平滑/蓄積コンデンサ130を含む第2の
整流回路から引出される。
プロセッサは図2のあらゆる機能を行なうことが可能である集積回路、または
集合的に前記機能を行なうことが可能である一連の装置であってもよい。
電圧および電流の値を獲得するために、プロセッサはパルス間の時間を測定し
なければならない。図示されている例では、これは電流および電圧の両方につい
て同じ方法によって達成されており、図2を参照して説明されるであろう。
簡略化するため、プロセッサは単一の集積回路、すなわち特注のマイクロプロ
セッサチップであると仮定する。
これもまた簡略化のため、図2の特注の装置の制御(中央処理)素子は図示さ
れず、それと個々の処理素子との間の信号経路が図2には示されない。
16ビットカウンタ40は、5MHzで動く、水晶制御発振器12によって連
続的にクロックされる。
カウンタの出力は2つの16ビットのラッチ14および15の入力に並列に接
続される。ラッチ14は電圧に関連し、ラッチ15は電流に関連する。
それぞれのラッチのクロック入力にはそれぞれライン9および10のパルス列
が与えられる。
ライン10のパルスの正の端縁で、カウンタ40の値はラッチ14に記憶され
る。パルス間の周期を示す数を獲得するために、先のカウントの値が新しくカウ
ントされた値から減算器20において減算される。これは項目21において値P
ERvを生成する。
長期的な誤差の影響に対処するために、項目13、16、17、18、19、
22、および34は信号38の平均値をゼロに維持するよう機能する。信号38
の継続的な値は13に累積される。累積された値は20ミリ秒の時間軸34によ
ってラッチ16へラッチされる。次に、このラッチされた値は13に新しく累積
された値と17で比較され、この比較の結果は加算/減算素子18へ与えられる
。18はこの値をラッチ19に記憶された値に(から)加算する(減算する)。
18の結果はラッチ19へ送られる。この過程は連続的であるが、ラッチ19に
保持された値が20ミリ秒の時間軸34によって更新されるにすぎない。次に、
この平均電圧に関連する周期は22によって瞬間電圧に関連する周期から減算さ
れ、瞬間電圧に比例する出力数値38で与える。
第2のチャネルはライン9に沿う電流を示す信号を受け、信号38が電圧に対
応して生成されたのと全く同じ方法で、瞬間電流に比例する値39を生成する。
電流値チャネルは電圧チャネルと同様の配置を有し、電流に関連する周期の平
均値を生成するが、典型的には、これは、製造中に一度校正の間に行なわれるに
すぎない。関係のある項目は35内に含まれる。平均またはベース電流に関連し
た周期値は、使用中に起こる瞬間電流周波数の値から減算され、信号39として
供給される瞬間電流に比例する周期値を与える。
2つの信号38および39は4カドラント乗算器26への入力である。これら
2つの信号は非同期であるので、乗算は、たとえば500マイクロ秒だけずれた
規則正しい時間間隔で生じるようにされる。適当なタイミングまたは割込回路2
7は乗算器のために必要な制御信号を生成する。後者は各瞬間に38および39
に存在する入力信号を用い、次に、結果の各々は、消費された電力の総計を保持
する累算器28にわたされる。累算器における運転合計は比較器29で、1キロ
ワット時の1/1000と均等な、レジスタ30からの数と比較される。この値
を達成するか、または、それを超えると、電流パルスが発生されてキロワット時
レジスタ33を1だけ増分し、所望であれば、フロントパネルの発光ダイオード
(LED)37が光るようにトリガされ得る。30における値はまた、カウント
パルスの発生に応答してレジスタ(累算器)28から減算される。
レジスタ28の値が30からの値より大きければ、超過量はレジスタ28に残
り、レジスタにおいて新しく累積す
る値に向かってカウントされることに注意されたい。これは、測定技術の正確さ
を著しく改良する。なぜなら、乗算器26によって計算された電力信号のいずれ
の部分もこのように失われず、また、累算器レジスタ28に残されたオーバフロ
ー量が(実際に)無視されたとすれば、長い間にはキロワット時レジスタ33に
おける不足は相当な量になるからである。
1キロワット時の1/1000を示すために用いられる数は、標準に対しての
メータの校正を可能にするよう少なくとも最初は調整可能である。これは、製造
中に、また必要であれば、その後に起こるいずれの改修の後でも、メータの校正
のための方法を提供する。
プロセッサ8は、1つ以上のプログラムまたは命令を記憶可能であり、適切な
割込および/または入力信号に応答して、再生のためにプロセッサに図2を参照
して説明された機能を行なわせるメモリ手段(図示せず)を含んでもよい。
図3は、図1の電源電圧および負荷電流の瞬間値に対応する、2つの周期変調
された信号を提供するための好ましい回路を例示する。
いくつかのコンポーネントおよび接続は図1の素子と共通であり、この目的の
ために、同じ参照番号が用いられている。
シャントは可能な最小の電位差v1を生じさせるべきで
ある。この目的のために、タイプ555タイマ88のピン5への供給のための大
きい信号V1を発生するために差動増幅器86が用いられる。
平均周期制御回路素子90および94はピン2および6に電位を供給し、充電
/放電コンデンサ94は(これもまたピン6に接続される)ピン2および活線の
間に接続される。ピン3は、P1出力信号を提供し、これは(図4に示されるよ
うに)プロセッサ8に直接的に、または、図1に示されるようにオプトアイソレ
ータ6を介して供給される。
第2の550タイマ96は電源電圧−周期変換器5のベースを形成する。(LI
VE線3およびNEUTRAL線11の間の)電源電圧の小さい部分は、抵抗器84およ
び98からなる電位分割器によって生成される。所望される小さい部分は抵抗器
98に現れる。この電位差は96のピン1および3の間に現れる。上述のとおり
、96の動作の平均周波数は回路素子100および104によって制御されてお
り、典型的に、これらは5の周期が4の周期と同じにできるように調整可能にさ
れてもよい(代わりに、またはさらに、素子90または94またはその両方が調
整可能にされてもよい)。
上述のとおり、Pv信号は555装置のピン3から引出され、(図4に示され
るように)直接的に、または、図1に示されるようにオプトアイソレータ7を介
してプロセッサ8の第2の入力へ供給される。
図4は図表によって、表示装置と、電源の局部または遠隔ON/OFF制御の
ためのコンタクタとを備えただけの、またはコンタクタも備えていない、(コイ
ン不要の機構またはカードリーダのようなユーザアクセス可能なポートのない)
簡単なメータにおいて、いかにオプトアイソレータの必要性が取除かれるかとい
うことを示すにすぎない。この目的のために、プロセッサ8はLIVEレール極
性にあり、備えられるのであれば、表示装置106とコンタクタ108のアクチ
ュエータコイルとも結果としてその極性にある。後者が備えられる場合、LOA
D端子はコンタクト110を介して図4の端子Aに接続される。コンタクト11
0は、ばねおよび/または永久磁石で支えられたコンタクタを利するものであっ
て、それを開閉する動作のために必要なのは正および負のパルスのみである。
コンタクタが必要とされない場合、負荷は端子Aに直接接続される。
校正は大抵、被検査メータによって測定された電力を、同じ期間にわたって同
じ電圧および電流のパラメータを測定するよう設定された“標準メータ”によっ
て測定された電力と比較することで行なわれる。いわゆる標準品質メータが理想
的には用いられるが、実際には、標準品質を完全には満たさないメータが基準と
して用いられることもあり、このようなメータは通常、準標準的なメータと称さ
れる。
このようなメータはLandisおよびGyrによって
コードTVE102/1のもとで生産されている。これらのメータは、メータが
1キロワット時の1/500,000を測定するごとに電気パルスを送る。この
ようなパルスの各々は単位出力パルスと呼ばれる。
図2を参照して説明されるように、(1キロワット時の1/1000がいつメ
ータによって記録されたかを決定すために)28で記録されている累積された値
と比較すべき数値は校正の目的のために調整され得る。この数値はレジスタ30
に保持される。
被検査メータによって累積されるべきパルスは1/1000キロワット時に対
応するはずなので、分割器装置(図示せず)、典型的には500:1の割合を提
供するよう接続されたCMOS タイプ CD 4510Bを含むインタフェー
ス74が備えられ、“標準”メータ50から500パルスが受取られるたびに1
つの値がインタフェースによって送られる。
レジスタ30のための永続的な値は、光ポート32を経てパルスをインタフェ
ース74からカウンタ41へ与えることで達成される。カウンタ41の値はライ
ン44のリセットパルスによって最初はゼロに設定される。このリセットパルス
は、準標準的なメートまたは特別に発生されたリセットパルスからの連続したパ
ルスのうち最初に届くものであろう。レジスタ累算器28における増分する値も
また、ライン44の同じリセットパルスによってゼロにリセット
される。(配置されているように)両メータが同じ電圧および電流を測定するよ
う設定されているならば、インタフェース74およびポート32を経て準標準的
なメータから届くパルスはカウンタ41を増分し、同様の方法で、図2を参照し
て説明されるように、レジスタ累算器28の数値は被検査メータの電力測定回路
の作用によって増分される。
カウンタ41は、N個のパルスがインタフェース74から受取られると出力パ
ルスを発生するように設定され、このトリガは分割器42へ供給され、累算器レ
ジスタ28に累積された数値を値Nで分割し、レジスタ30にラッチするための
数値を生成する。
分割ステップを簡略化し、準標準的なメータの出力を1つまたはそれ以上の被
検査メータと比較するのに比較的長い時間を確保するために、Nの値は256で
あってもよい。この目的のために、257番目のパルスの到着は、ライン45に
沿って分割器命令パルスを発生するためのトリガとして働くように用いられ得る
。
しかしながら、数値Nは完全に任意であること、またレジスタ30に挿入する
ためにNによって分割した後にも正確な値を確保できるよう十分な単位出力パル
スを確実に受取るのに十分大きければ、どのような値も選択され得るということ
が理解されるべきである。
比較器レジスタ30がラッチされた後、この比較器レジスタは好ましくは、メ
ータの認められない再校正を防ぐた
めにいずれかの既知の方法で書込が禁止される。
図5に示されるように、準標準的なメータ50は電源52のLおよびN端子の
間に接続可能であり、電流変圧器54の2次側の端子68、70から電流を受取
る。
電流変圧器の2次側の1つの端子70は準標準的なメータ50のL端子に接続
されており、あらゆるメータの電流測定回路を同じ電流が通過することを確かに
するために、準標準的なメータのLOAD端子56は第1の被検査メータ58の
LIVE端子60に接続され、そのメータのLOAD端子62は次の被検査メー
タ66のLIVE端子64に接続され、LOAD端子が負荷の端子68に接続さ
れ、連鎖中の最後のメータまでこの接続は続く。
図5において、検査中として示されているのはメータ2つのみなので、負荷端
子68に接続されるのは、第2のメータ66のLOAD端子72である。
単位出力パルスを準標準的なメータ50から多数の被検査メータ58および6
6などに運ぶために、インタフェース装置74のパルスは一連のLED76、7
8などを駆動し、LEDがそれに同期して光るようにさせる。LED76、78
などの各々を被検査メータの光通信ポート80、82のそれぞれと対向して位置
決めすることにより、準標準的なメータ50からの単位出力パルスから引出され
たパルスは連鎖するあらゆるメータを校正するのに使用可能である。
図1および2の組立てられたメータは図6において、ベースユニット132お
よびフロントカバー134を含む2部分のハウジング内に示される。フロントカ
バーはパネルまたは壁に装着されるように適合され、表示装置106が可視であ
る観察窓136を有するパネルを含む。カードリーダ106のスロットは138
で図示されており、LED146および感光性トランジスタ148を含む光通信
ポート144によって適切な命令が入力された後に、指で操作可能な制御ボタン
140および142によりメータをプログラムすることができる。
単位出力パルスが発生すると発光するLED37も窓150を通して可視であ
る。
フロントカバーおよびカードリーダを取外すと、図7に示されるようにメータ
の内部が見られる。ここで表示装置106は、光通信ポート144の受信機およ
び送信機装置146、148と、図6におけるプレスパッド140および142
によって操作可能なスイッチ152および154と、(図2の)LED37とを
も支える小さいpcb156上に装着されて示される。小さいpcb156は、
中央処理チップ164および関連した電源およびバッファ回路素子と、オプトア
イソレータと、555タイマ装置88、96と、差動増幅器86ならびに関連し
た減結合および信号結合の経路および装置とが装着された主要なpcb162か
らの絶縁体158および160によって装着される。
スロット166が設けられ、そこにカードリーダのボード側の端が入れられ、位
置付けられる。
ケーブル接続は、Live、Neutral In、Neutral Out
、およびLoad(すなわち、たとえば家庭電源の活性バスバー)を接続するた
めに168、170、172、および174で提供される。
図8および9は、一方の端でスロット138を規定し、一方の面に噛み合い駆
動180によってカードを引入れかつ引出すようにされたDCモータ178を有
し、他方の面に、カード(図示せず)の逆の移動の間、モータドライブの作用の
もとでカード上の磁気ストライプに接触して、移動してカードに記憶された磁気
データを消去する永久磁石184を保つ軸支アーム182を含む消去装置を有す
る、浅いボックスのような素子176を含むカードリーダを示す。
これもまたボックス176の一方の面に装着された読出/書込ヘッド(図示せ
ず)から、信号を受信し、かつ、そこへ信号を供給するための読出および書込制
御回路も、ボックス176によって支えられる。
図10に示されるように、主要なpcb162の下方に、コンタクタの1つの
端子167と、図7のケーブルコネクタ168などのうち1つとの間に接続され
た(図1の)シャント2自体を便宜上支えるコンタクタ186が設置される。
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(72)発明者 ワトソン,デイビッド・アレクサンダー
イギリス、シィ・ビィ・6 1・キュー・
エフ ケンブリッジシャー、エリィ、リト
ルポート、ステイション・ロード、39・エ
イ
(72)発明者 キング,ロジャー・ヘンリー
イギリス、ピィ・イー・10 0・エイチ・
ティー リンカーンシャー、サルビィ・ニ
アー・ボーン、ノーソープ、ウッドサイ
ド・イースト、70