JPH0850768A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH0850768A
JPH0850768A JP6187092A JP18709294A JPH0850768A JP H0850768 A JPH0850768 A JP H0850768A JP 6187092 A JP6187092 A JP 6187092A JP 18709294 A JP18709294 A JP 18709294A JP H0850768 A JPH0850768 A JP H0850768A
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acceleration
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慎吾 濱口
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    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head
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    • GPHYSICS
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    • G11B7/08517Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head with tracking pull-in only

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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ビームの照射位置を光ディスクの一回転毎
に相隣する記録トラックにジャンプさせるジャンプ制御
を行うように構成された光ディスク装置に関する。アク
チュエータの挙動特性の個体差、動作中の誤差要因によ
るジャンプ制御の不確実さを、高い加工精度及び組み立
て精度を要求されることなく解消し、生産性の向上と低
コスト化とを達成する。 【構成】 渦巻き状の記録トラックを有する光ディスク
Dに光ビームを照射する光ヘッド1に、前記光ディスク
Dの一回転毎にジャンプ信号を与え、前記光ビームの照
射位置を内側に相隣する記録トラックにジャンプさせる
光ディスク装置において、前記光ヘッド1を加速する加
速信号と、該加速信号に対応する減速信号と、両信号間
の休止時間とを含むジャンプ信号を発生する手段と、該
ジャンプ信号に応じて生じる前記照射位置の移動を検出
するジャンプ検出部3と、該ジャンプ検出部3の検出結
果に基づいて前記加速信号及び前記減速信号を補正する
ジャンプ制御部2とを備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ビームの照射位置を
光ディスクの一回転毎に相隣する記録トラックにジャン
プさせるジャンプ制御を行うように構成された光ディス
ク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの記録トラックに、レーザビ
ーム等の光ビームを照射し、記録トラックからの反射光
を捉えることにより情報の記録又は再生行う光ディスク
装置においては、前記光ビームの照射位置を所定の記録
トラック上に止めるオントラック制御と、記録トラック
上に焦点を合わせるフォーカス制御とが行われ、記録又
は再生時には、オントラック制御により維持された現状
の記録トラックから所望の記録トラックにまで照射位置
を移動させるシーク制御が行われている。
【0003】オントラック制御及びシーク制御において
は、光ビームの照射位置を光ディスクの半径方向に移動
させる必要がある。光ビームの出射端となる光ヘッド
は、半径方向への照射位置の移動手段として、光ディス
クに対面する対物レンズの位置を変えるアクチュエータ
と、光学系全体を光ディスクの半径方向に移動させるア
クチュエータとを備えており、微小な距離の移動に限定
されるオントラック制御においては前者が、複数の記録
トラックを横切る長距離の移動を含むシーク制御におい
ては後者が夫々用いられている。
【0004】ところが、一般的な光ディスクの記録トラ
ックは、半径方向の内側から外側に向かう渦巻き状をな
しており、このような記録トラックに対して前記オント
ラック制御を実施した場合、光ディスクの回転に伴って
光ビームの照射位置が徐々に外側に移行する不都合があ
り、また一方、情報の記録又は再生動作は、光ディスク
の記録面上の限られた範囲にて行われる場合が多く、各
動作時における光ヘッドのアクセス時間を短縮するため
には、光ビームの照射位置を現状位置の近傍に止めてお
くのが望ましい。
【0005】これらの事情により光ディスク装置におい
ては、従来から、記録又は再生動作の間の待機時間中
に、光ディスクの一回転毎に光ビームの照射位置を内側
に相隣する記録トラックにジャンプさせるジャンプ制御
が行われている。このジャンプ制御は、記録トラック間
での照射位置の移動をを含むことから前記シーク制御の
一種であるが、ジャンプ距離が相隣する記録トラック間
に限定され、またジャンプ制御の実施に際してオントラ
ック制御は当然解除されることから、オントラック制御
のためのアクチュエータが用いられている。
【0006】なお、記録可能な光ディスク装置において
は、記録内容の確認のための再生動作に際し、光ビーム
の照射位置を先の記録トラックに戻す動作が必要であ
り、この場合においても前記ジャンプ制御が実施されて
いる。
【0007】図10は、光ヘッドの対物レンズ駆動機構の
構成を示す模式図である。図示の如く光ヘッドの対物レ
ンズ10は、支軸11にその一部を嵌挿してなるレンズホル
ダ12に取り付けてある。支軸11は、これの上部の図示し
ない光ディスクの記録面に略直交する軸心を有してお
り、該支軸11へのレンズホルダ12の嵌挿は、軸長方向へ
の摺動と軸心回りの回動とが可能になされ、該レンズホ
ルダ12への対物レンズ10の取り付けは、前記支軸11の軸
心と平行をなす光軸、即ち、光ディスクの記録面と直交
する光軸を有するようになされている。
【0008】対物レンズ10の下位置には、立ち上げミラ
ー13が配してある。この立ち上げミラー13は、図示しな
い固定光学系から出射される光ビームを対物レンズ10の
光軸に沿う方向に反射して光ディスクに導くと共に、光
ディスクにより反射されて対物レンズ10の光軸に沿って
戻る光ビームを逆方向に反射して前記固定光学系に導く
作用をなすものであり、情報の再生又は記録は、前記光
ビームを媒介として行われる。
【0009】レンズホルダ12の外側には、前記フォーカ
ス制御に用いられるフォーカスアクチュエータ14と、前
記オントラック制御及び前記ジャンプ制御に用いられる
トラックアクチュエータ15とが構成されている。
【0010】フォーカスアクチュエータ14は、支軸11の
軸長方向に並ぶNS一対の永久磁石と、これらの内側の
駆動コイルとを備えてなり、該駆動コイルへの通電がな
された場合、レンズホルダ12には、前記永久磁石が形成
する磁界中において支軸11の軸長方向の力が作用し、該
レンズホルダ12に取り付けられた対物レンズ10が光ディ
スクに対して接離する方向に変位し、該光ビームの焦点
を光ディスクの記録トラック上に合わせることが可能と
なる。前記フォーカス制御は、フォーカスアクチュエー
タ14への通電制御により行われる。
【0011】一方トラックアクチュエータ15は、支軸11
の軸長方向と直交して並ぶNS一対の永久磁石と、これ
らの内側の駆動コイルとを備えてなり、該駆動コイルへ
の通電がなされた場合、レンズホルダ12には、前記永久
磁石が形成する磁界中において支軸11の接線方向の力が
作用し、この作用力によりレンズホルダ12は、支軸11の
軸心回りに回動せしめられ、該レンズホルダ12に取り付
けられた対物レンズ10は、光ディスクの記録面と略平行
をなす面内にて変位する。前記オントラック制御及び前
記ジャンプ制御は、トラックアクチュエータ15への通電
制御により対物レンズ10を変位させ、光ディスク上での
光ビームの照射位置を半径方向に移動せしめて行われ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】さて、従来のジャンプ
制御は、一般的には、相隣する記録トラック間の既知の
距離の移動を可能とすべく、光ヘッドの加速時間と、こ
れと同等の減速時間とを予め設定しておき、夫々の設定
時間に相当する加速信号と減速信号とからなるジャンプ
信号を、光ディスクの一回転毎に前記トラックアクチュ
エータ15に与える手順により行われている。
【0013】ところがこの方法は、前記ジャンプ信号に
対するトラックアクチュエータ15の挙動が一定であるこ
とを前提としているのに対し、実際のトラックアクチュ
エータ15の動作に際しては、例えば、支軸11とレンズホ
ルダ12との嵌合部における摩擦抵抗、駆動コイルへの通
電のための引き出し線による抵抗が不安定な外力として
作用する上、レンズホルダ12の重心位置、駆動コイルの
巻線抵抗、駆動コイル及び永久磁石の取り付け位置等に
機構的なばらつきが存在し、トラックアクチュエータ15
の挙動特性に個体差が生じることは避けられない。
【0014】そこで従来においては、各部の加工精度及
び組み立て精度を高めて機構的なばらつきを可及的に低
減すると共に、最終的に残るばらつきは、ジャンプ制御
の制御系において、前記加速及び減速信号の継続時間を
個々に初期調整することにより吸収し、前記ジャンプ制
御の確実化を図っているが、これらのことが、光ディス
ク装置の生産性の低下を招き、また低価格化を阻害する
要因となっている。
【0015】また、このような対策を施した場合におい
ても、トラックアクチュエータ15の挙動特性は、実際の
使用時における周辺環境の変化及び電源電圧の変化等の
外的要因によって変化し、更に、経時的にも変化するた
め、適正なジャンプ制御の実施を長期間に亘って維持す
ることは難しい。
【0016】特開平3-173939号公報には、加速信号に応
じたジャンプ動作中に移動前後のトラック間の中点の通
過を検出し、この検出に応じて減速信号に切り換えるよ
うにしたジャンプ制御方法が開示されている。この方法
は、トラックアクチュエータ15の実動作に基づいてジャ
ンプ状態を変化させることにより、機構的なばらつきを
吸収し、外的要因による挙動特性の変化、又は経時的な
挙動特性の変化に対応しようとしたものであるが、実際
には、減速終了後の停止位置には、減速信号の立ち上が
りの遅れ、及び切り換え前の速度に起因する誤差が発生
するという不都合がある。
【0017】前記特開平3-173939号公報中には、減速動
作中に目標トラックへの到達を検出し、この検出に応じ
て減速信号の発生を中断する構成もまた開示されている
が、このことは、前述した停止誤差の存在を示すもので
あり、目標トラックへの到達に応じて停止信号を中断し
たとしても停止誤差は残り、正確なジャンプ制御が可能
となるものではない。
【0018】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、アクチュエータの挙動特性の個体差、動作中の
誤差要因によるジャンプ制御の不確実さを、高い加工精
度及び組み立て精度を要求されることなく解消し、生産
性の向上と低コスト化とを達成し得る光ディスク装置を
提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ディスク
装置は、渦巻き状の記録トラックを有する光ディスクに
光ビームを照射する光ヘッドに、前記光ディスクの一回
転毎にジャンプ信号を与え、前記光ビームの照射位置を
内側に相隣する記録トラックにジャンプさせる光ディス
ク装置において、前記光ヘッドを加速する加速信号と、
該加速信号に対応する減速信号と、両信号間の休止時間
とを含むジャンプ信号を発生する手段と、該ジャンプ信
号に応じて生じる前記照射位置の移動を検出するジャン
プ検出手段と、該ジャンプ検出手段の検出結果に基づい
て前記加速信号及び前記減速信号を補正するジャンプ制
御部とを具備することを特徴とする。
【0020】更に加えて、前記ジャンプ制御部による補
正は、前記加速信号及び前記減速信号の出力時間を対象
とすることを特徴とする。
【0021】また前記ジャンプ検出手段は、ジャンプの
前後の記録トラック間の略中点位置の通過速度を検出対
象とし、前記ジャンプ制御部は、ジャンプ検出手段によ
る検出速度を所定速度に維持すべく前記補正を行うこ
と、又は、前記ジャンプ検出手段は、ジャンプの前後の
記録トラック間の中点位置の通過速度を検出対象とし、
前記ジャンプ制御部は、ジャンプ検出手段の検出結果と
前記加速信号の出力時間とに基づいて前記中点位置の通
過速度を演算する手段を備え、この演算速度を所定速度
に維持すべく前記補正を行うことを夫々特徴とする。
【0022】更に、前記休止時間に所定の基準値を設定
し、前記補正によって定まる休止時間が前記基準値を下
回る場合、該基準値を満たすべく前記補正に用いる所定
速度を減じることを特徴とする。
【0023】
【作用】本発明においては、ジャンプ制御部が出力する
ジャンプ信号による光ヘッドの動作中に、光ディスク上
での光ビームの照射位置の移動をジャンプ検出手段によ
り検出し、この検出結果に基づいて加速信号及び減速信
号を補正して、次回のジャンプ動作に際し、補正された
加速信号及び減速信号を休止時間を挾んで出力して光ヘ
ッドを動作させる。
【0024】ジャンプ制御部による補正は、ジャンプの
前後の記録トラック間の中点位置の通過速度を所定の目
標速度に一致させるべく、望ましくは、加速信号及び減
速信号の出力時間を対象として行う。補正に用いる通過
速度は、ジャンプ検出手段により検出してジャンプ制御
部に与えるか、又はジャンプ検出手段による通過の検出
と、加速信号の出力時間とを用いてジャンプ制御部にて
演算する。
【0025】また前記補正の結果、加速信号と減速信号
との間の休止時間が所定の基準値を下回る場合、補正に
用いる目標速度を減じて十分な休止時間を確保し、減速
信号による減速を常に定速度下にて開始させ、停止誤差
の発生を防ぐ。
【0026】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て詳述する。図1は本発明に係る光ディスク装置の全体
構成を示すブロック図である。図示の如く本発明に係る
光ディスク装置は、モータMにより回転駆動される光デ
ィスクDと、該光ディスクDの記録面に対向する光ヘッ
ド1とを備えている。
【0027】光ヘッド1は、光ビームの発光部及び受光
部を含む光学系を内蔵し、光ディスクDの回転域を外し
て固設された固定光学系1aと、前記図10に示す如く構成
された対物レンズ10の駆動機構(フォーカスアクチュエ
ータ14及びトラックアクチュエータ15)を備え、光ディ
スクDの記録面に沿って半径方向に移動自在に配された
可動光学系1bとを備えてなる。
【0028】以上の如き光ディスク装置による情報の再
生(又は記録)は、固定光学系1aの発光部が発する光ビ
ームを、可動光学系1bの対物レンズ10を経て光ディスク
Dの記録面に照射し、該記録面からの反射光を可動光学
系1bの対物レンズ10を経て固定光学系1aに導き、前記受
光部に受光せしめて行われる。このとき、光ディスクD
に対する対物レンズ10の対向位置が、可動光学系1bの移
動により半径方向に、またモータMの回転に伴う光ディ
スクDの回転より周方向に夫々定められ、記録面の全面
に亘って再生(又は記録)が行われる。
【0029】この間、対物レンズ10から出射される光ビ
ームの焦点位置は、前記図10に示す如く構成されたフォ
ーカスアクチュエータ14の動作により、光ディスクDの
記録面上に合致するように制御(フォーカス制御)さ
れ、また、前記光ビームの照射位置は、同じく図10に示
す如く構成されたトラックアクチュエータ15の動作によ
り、前記記録面上に渦巻き状をなして形成された記録ト
ラック上に合致するように制御(オントラック制御)さ
れる。また、再生(又は記録)のための所望の記録トラ
ック上への移動は、可動光学系1bを半径方向に移動させ
るべく設けられた図示しないアクチュエータの動作によ
り変更制御(シーク制御)される。
【0030】図示の光ディスク装置は、以上の如き各制
御のための図示しない制御部を備えると共に、本発明の
特徴たるジャンプ制御部2とジャンプ検出部3とを備え
ている。ジャンプ制御部2は、再生(又は記録)動作の
待機期間中における前記オントラック制御の実施によ
り、光ビームの照射位置が徐々に外側に移行することを
防止するため、光ビームの照射位置を光ディスクDの一
回転毎に内側に相隣する記録トラックに移動せしめる制
御動作をなすものである。
【0031】ジャンプ制御部2の入力側には、ジャンプ
検出部3の出力信号と、光ディスクDの駆動用モータM
に付設された回転検出器4の出力信号とが与えられ、ま
たジャンプ制御部2の出力は、光ヘッド1の可動光学系
1bに付設されたトラックアクチュエータ15に与えられて
いる。ジャンプ検出部3は、固定光学系1aに備えられた
光センサ16の出力信号を処理し、ジャンプ制御部2の動
作に伴って生じる光ビームの照射位置の移動を検出する
動作をなす。
【0032】光センサ16は、固定光学系1aの内部に光デ
ィスクDからの反射光路の末端に界面を整合させて配さ
れた一対の光検出器を備え、前述したオントラック制御
及びシーク制御において、夫々の検出光量の差により記
録トラックの中央に対する光ビームの照射位置の位置ず
れ量を示すトラックエラー信号(TES)を得るべく用
いられている公知のセンサである。
【0033】図2は、ジャンプ制御部2とジャンプ検出
部3との一実施例を示すブロック図である。図示の如く
ジャンプ検出部3は、前記光センサ16から与えられるT
ESを所定の基準電圧Vg と比較する比較器30と、該比
較器30の出力側に配され切換スイッチ及びNOT回路と
からなる反転回路31とを備えると共に、これらに並設さ
れた微分回路32とを備えてなり、ジャンプ制御部2に
は、比較器30によるTESの2値化出力と、微分回路32
によるTESの微分出力とが与えられている。
【0034】図3は、光ディスクDの相隣する記録トラ
ックT1 ,T2 間の照射位置の移動に伴うジャンプ検出
部3の入力及び出力の変化の様子を示す図である。図示
の如く光ディスクDの記録トラックT1 ,T2 は、所定
深さの凹溝Gにより隔絶された凸部として形成されてお
り、光ディスクDに照射される光ビームは、前記フォー
カス制御により記録トラックT1 ,T2 の表面に焦点を
有するように調整されているから、光センサ16における
前記一対の光検出器の受光量は、光ビームの照射位置が
記録トラックT1 ,T2 上にある場合に最大となり、同
じく凹溝G上にある場合に最小となる。
【0035】従って、両者の差信号であるTESは、図
3(a)に示す如く、光ビームの照射位置が記録トラッ
クT1 (又はT2 )の中央あるときゼロレベルとなり、
他方の記録トラックT2 (又はT1 )への照射位置の移
動に伴って増大(又は減少)し、記録トラックT1 (又
はT2 )と凹溝Gとの境界部分において最大(又は最
小)となり、その後は前記移動に伴って減少(又は増
大)して前記凹溝Gの中央においてゼロクロスし、それ
以前と逆向きに変化して、他方の記録トラックT2(又
はT1 )の中央に達して再度ゼロレベルとなる変化状態
を示す。
【0036】比較器30における基準電圧Vg は、前記T
ESのゼロレベルを基準として設定されており、比較器
30の出力は、図3(b)に示す如く、凹溝Gの中央、即
ち、相隣する記録トラックT1 ,T2 の中点において生
じるゼロクロス点に立ち上がり(又は立ち下がり)を有
する2値化信号となる。
【0037】比較器30の出力側に配した反転回路31は、
両方向の移動が行われる前記シーク制御において、ゼロ
クロス点を常に立ち上がり点として取り扱うために必要
な回路であり、照射位置の移動が常に一方向(外側から
内側)に生じるジャンプ制御においては本来不要なもの
である。シーク制御においては、移動方向に応じてジャ
ンプ制御部2から発せられる切換信号により反転回路31
の切換スイッチを動作させ、比較器30の出力をそのま
ま、又はNOT回路により反転して出力し、記録トラッ
クT1 ,T2 間の中点の通過が、常に立ち上がり点(又
は立ち下がり点)として取扱われるようにする。
【0038】ジャンプ検出部3の他の出力である微分回
路32の出力信号は、前記TESの微分値として、図3
(c)に示す如く、前記ゼロクロス点にピークを有する
信号として得られ、このピーク値は、ゼロクロス点にお
けるTESの傾き、即ち、光ビームの照射位置が記録ト
ラックT1 ,T2 間の中点を通過する際の移動速度(中
点通過速度)に対応する。
【0039】これらの出力信号が与えられるジャンプ制
御部2は、トラックアクチュエータ15にジャンプ信号を
与えて対物レンズ10を変位させ、光ディスクDの記録面
上における光ビームの照射位置を移動せしめる動作をな
すものであり、マイクロプロセッサを用いてなる演算制
御部20と、これの入力側のカウンタ21及びA/D変換器
22と、同じく出力側のD/A変換器23とを備えてなる。
【0040】演算制御部20は、前記ジャンプ信号を発生
する主要部分であり、ジャンプ検出部3の一方の出力で
ある比較器30(反転回路31)の出力信号は、カウンタ21
を経て演算制御部20に与えられている。前述の如く比較
器30の出力は、相隣する記録トラックT1 ,T2 の中点
に立ち上がり(又は立ち下がり)を有する2値化信号で
あり、カウンタ21は、この立ち上がり(又は立ち下が
り)をカウントし、この結果を演算制御部20に与える動
作をなす。即ち演算制御部20は、カウンタ21からの入力
により移動中に横切った記録トラック数を認識すること
ができる。
【0041】前記カウンタ21は、複数のトラック間にて
照射位置を移動させるシーク制御を併せて行わせる場合
に必要なものであり、前述したジャンプ制御のみを目的
としてジャンプ制御部2を構成する場合、該カウンタ21
を省略し、前記比較器30の出力信号を演算制御部20に直
接与え、該信号のレベル変化により相隣する記録トラッ
クT1 ,T2 の中点位置の通過を認識するようにしても
よい。
【0042】また、ジャンプ検出部3の他方の出力であ
る微分回路32の出力信号は、A/D変換器22を経て演算
制御部20に与えられている。微分回路32の出力は、前述
の如く、記録トラックT1 ,T2 間での光ビームの照射
位置の移動に伴って変化するTESを微分したものであ
り、A/D変換器22は、この出力信号を演算制御部20で
の取り扱いが可能なディジタル信号に変換する作用をな
し、A/D変換器22からの入力は、演算制御部20におい
て、記録トラックT1 ,T2 の中点位置を通過する際の
光ビーム照射位置の移動速度(中点通過速度)を示すも
のとして用いられる。
【0043】演算制御部20の出力側のD/A変換器23
は、演算制御部20での後述する演算によりディジタル信
号として発せられるジャンプ信号を、トラックアクチュ
エータ15の動作に必要なアナログ信号に変換する動作を
なすものであり、ジャンプ制御は、前記ジャンプ信号に
応じたトラックアクチュエータ15の動作により対物レン
ズ10を変位させ、光ディスク上での光ビームの照射位置
を、光ディスクDの一回転毎に内側に相隣する記録トラ
ックに移動せしめて行われる。
【0044】ジャンプ制御部2には、光ディスクDの駆
動用モータMに付設された回転検出器4の出力信号が与
えられており、ジャンプ制御部2は、この信号により光
ディスクDの回転位置を認識し、光ディスクDの一回転
毎に所定のジャンプ信号を発すると共に、このジャンプ
信号に応じた照射位置の移動の様子をジャンプ検出部3
からの入力により認識し、この結果に基づいて前記ジャ
ンプ信号を補正する動作をなす。
【0045】図4は、ジャンプ制御部2が発するジャン
プ信号と、これに応じた光ビームの照射位置の移動速度
の変化の様子を示す図である。前記ジャンプ信号は、予
め設定された各所定時間の加速信号及び減速信号と、両
者間の休止時間とを含むものであり、記録トラックT1
上にある光ビームの照射位置は、前記加速信号による光
ヘッド1の加速により移動を開始し、この加速後の速度
を休止時間中に維持して、前記減速信号により減速され
て相隣する記録トラックT2 上に整定する。
【0046】以上の如き照射位置の移動(ジャンプ)
は、加速信号及び減速信号の出力時間を、両者間の休止
時間を含めた移動距離が前記記録トラックT1 ,T2
の既知の距離と等しくなるように設定することにより達
成されるが、実際には、照射位置の移動を司るトラック
アクチュエータ15の特性にばらつきが存在し、またこの
特性が経時的に変化することから、一意的に決定された
ジャンプ信号により正確なジャンプを行わせることはで
きない。
【0047】ジャンプ制御部2によるジャンプ信号の補
正は、加速信号及び減速信号の出力時間を変更し、前記
特性のばらつきを吸収して常に正確なジャンプを行わせ
るべく必要なものである。図5は、ジャンプ制御部2の
動作内容、より具体的には、演算制御部20の動作内容を
示すフローチャートである。
【0048】このフローチャートに従う動作は、再生又
は記録動作の間の待機時間中に回転検出器4からの入力
により認識される光ディスクDの一回転毎に行われ、演
算制御部20は、まず、光ビームの照射位置を記録トラッ
ク上に止めるためのオントラック制御を解除し(ステッ
プ1)、次いで時間xの加速信号を出力する(ステップ
2)。この出力を終えた後、内蔵タイマの計時により時
間経過を監視しつつジャンプ検出部3の比較器30の出力
を取り込み、記録トラックT1 ,T2 の中点に達したか
否かの判定を行う(ステップ3)。
【0049】ステップ3での判定の結果、中点に到達し
たと判定された場合、演算制御部20は、ジャンプ検出部
3の微分回路32の出力を取り込み(ステップ4)、加速
信号の出力停止時点からこの判定時点までの経過時間
y、即ち、前記内蔵タイマの計時時間と等しい時間が経
過するまで待機し(ステップ5)、その後、加速信号と
等しい時間xの減速信号を出力し(ステップ6)、オン
トラック制御を再開させる(ステップ7)。
【0050】以上の動作によりジャンプ制御部2は、2
yなる休止時間を挾んで各x時間の加速及び減速信号を
含むジャンプ信号を出力し、このジャンプ信号に応じた
トラックアクチュエータ15の動作により光ビームの照射
位置が移動することになる。この間の移動距離は、図4
(b)にハッチングを施して示す面積に相当し、加速終
了後の一定速度域での移動速度、即ち、前記中点通過速
度Vを予め設定された目標速度V0 に一致せしめること
により正確に管理することができる。
【0051】前記ステップ4において取り込まれる微分
回路32の出力は、中点通過速度Vを示しており、ステッ
プ7までの動作終了後演算制御部20は、この動作により
得られる中点通過速度Vを目標速度V0 に一致させるた
めに必要な最適加速時間x0を次式により演算し(ステ
ップ8)、得られた加速時間x0 を次回のジャンプ制御
における加速時間(及び減速時間)として用いるべく、
加速信号及び減速信号の出力時間xを前記x0 に更新し
(ステップ9)、一連の動作を終える。
【0052】x0 =(V0 /V)x …(1)
【0053】以上の如く更新された出力時間xは、次な
るジャンプ動作に際し、前記ステップ2及びステップ6
において発せられる加速信号及び減速信号の出力時間と
して用いられ、この結果、前記目標速度V0 に略等しい
中点通過速度Vが得られ、トラックアクチュエータ15の
特性の如何に拘わらず、相隣する記録トラックT1 ,T
2 間での正確なジャンプが行われる。更に、ステップ8
及びステップ9による最適化演算がジャンプ動作毎に行
われることから、トラックアクチュエータ15の経時的な
特性変化の影響も排除できる。
【0054】図6は、ジャンプ制御部2とジャンプ検出
部3との他の実施例を示すブロック図である。この実施
例に示すジャンプ検出部3は、光センサ16から与えられ
るTESを所定の基準電圧Vg と比較する比較器30と、
該比較器30の出力側に配され切換スイッチ及びNOT回
路とからなる反転回路31とを備え、図2に示す微分回路
32が省略されており、ジャンプ制御部2には、比較器30
によるTESの2値化出力と共に、TESがそのまま与
えられている。
【0055】これらの出力信号が与えられるジャンプ制
御部2は、マイクロプロセッサを用いてなる演算制御部
20と、これの入力側のカウンタ21及びA/D変換器22
と、同じく出力側のD/A変換器23とを備えてなり、ジ
ャンプ検出部3の一方の出力である比較器30からの出力
信号は、カウンタ21を経て演算制御部20に与えられ、他
方の出力であるTESは、A/D変換器22によりディジ
タル変換されて演算制御部20に与えられている。
【0056】比較器30からの出力信号は、演算制御部20
において、前述の如く、記録トラックT1 ,T2 の中点
位置の通過を認識すべく用いられており、TESは、中
点通過速度Vの演算に用いられている。この演算制御部
20の動作は、図7に示すフローチャートに従って行われ
る。
【0057】このフローチャートに従う動作は、再生又
は記録動作の間の待機時間中に光ディスクDの一回転毎
に行われ、演算制御部20は、まず、光ビームの照射位置
を記録トラック上に止めるためのオントラック制御を解
除し(ステップ11)、次いで時間xの加速信号を出力す
る(ステップ12)。この出力を終えた後、ジャンプ検出
部3から与えられる比較器30からの出力信号とTESと
を取り込み、後者を第1のレジスタに格納し(ステップ
13)、前者により記録トラックT1 ,T2 の中点に達し
たか否かを判定する(ステップ14)手順を繰り返す。
【0058】ステップ14での判定の結果、中点に到達し
たと判定された場合、演算制御部20は、判定直後にジャ
ンプ検出部3から与えられるTESとを取り込み、これ
を第2のレジスタに格納し(ステップ15)、加速信号の
出力停止時点からこの判定時点までの経過時間yだけ待
機し(ステップ16)、その後、加速信号と等しい時間x
の減速信号を出力し(ステップ17)、オントラック制御
を再開させる(ステップ18)。
【0059】以上の動作を終えた後、演算制御部20は、
第1,第2のレジスタの格納値A,Bを用いて中点通過
速度Vを次式により求める(ステップ19)。
【0060】V=(B−A)/Δt …(2)
【0061】第1,第2のレジスタの格納値A,Bは、
前述した如く得られたものであり、記録トラックT1
2 の中点を通過する直前及び直後のTESのレベルに
対応する。(2)式中のΔtは、TESのサンプリング
周期であり、(2)式の右辺の演算結果は、TESのゼ
ロクロス点における傾き、即ち、中点通過速度Vを示す
ものとなる。
【0062】このようにして求められた中点通過速度V
は、前記(1)式による最適加速時間x0 の演算に用い
られ(ステップ20)、得られた加速時間x0 を次回のジ
ャンプ制御における加速時間(及び減速時間)として用
いるべく、加速信号及び減速信号の出力時間xをx0
更新し(ステップ21)、一連の動作を終える。
【0063】即ち、この実施例においては、ジャンプ検
出部3における微分回路32を省略して同様の効果が得ら
れ、ジャンプ検出部3の構成を簡素化することができ
る。
【0064】更に、中点通過速度Vの演算は、TESを
用いることなく、比較器30からの出力信号による中点通
過のタイミングの情報のみを用いて行える。次にこの方
法について述べる。
【0065】前述の如く、x時間の加速による中点の通
過が、加速終了後y時間の経過後に検出された場合、こ
の間における光ビーム照射位置は、図4(b)に示す速
度パターンを有して変化する。従って、中点までの移動
距離Lは、図4(b)中にハッチングを施して示す部分
の面積に相当し、中点通過速度Vを含む(3)式により
表され、中点通過速度Vは、(4)式により表される。
【0066】L=0.5Vx+Vy …(3) V=2L/(x+2y) …(4)
【0067】これらの式中のxは、加速信号の出力時間
として既知であり、またyは、比較器30からの出力信号
により得られる。更に、中点までの移動距離Lは、相隣
する記録トラックT1 ,T2 間の距離の半分として既知
であり、これらを(4)式に代入することにより中点通
過速度Vが演算される。
【0068】即ちこの場合、ジャンプ制御部2へのTE
Sの入力を省略して同様の効果が得られ、TESの変換
のためのA/D変換器22が不要となり、ジャンプ制御部
2の構成を簡素化することができる。
【0069】加速終了後から減速開始前までの待機時間
2yは、加速側から減速側への駆動電流の転換の遅れを
補償するために必要なものであるが、前述した如く、目
標速度V0 を得るべく最適加速時間x0 を定めた場合、
加速性能に優れたトラックアクチュエータ15が用いられ
ているとき、加速終了前に中点に到達し、待機時間を確
保し得ない場合が生じる。
【0070】このような不都合を解消するため、必要最
小限の待機時間y1 とこれに対応する上限加速時間x1
とを予め定めておき、図5に示すフローチャートにおけ
るステップ8、図7に示すフローチャートにおけるステ
ップ20、即ち、最適加速時間x0 の演算の後、求められ
たx0 が前記x1 を上回る場合、次式を用いて最適加速
時間x0 ′の修正演算を行う。
【0071】
【数1】
【0072】なお、(5)式中のαは、加速時間中の平
均加速度(=V/x)であり、前記上限加速時間x
1 は、前記(3)式のyをy1 に、VをV0 を置き換え
て変形してなる次式により求められる
【0073】x1 =2L/V0 −y1 …(6)
【0074】図8は、図7に示す第2実施例のフローチ
ャートに以上の修正演算を追加したフローチャートであ
る。なおこの図においては、図7におけるステップ11か
らステップ18までの動作内容をジャンプ制御動作として
まとめて示してある。
【0075】本図に示す如く、ステップ20において最適
加速時間x0 を得た後、ステップ22において上限加速時
間x1 との比較が行われ、この比較の結果、x0 がx1
以下である場合にはステップ23に進み、加速信号及び減
速信号の出力時間xをx0 に更新する一方、x0 がx1
を上回り、下限待機時間y1 の確保ができない場合には
ステップ24に進み、前記(5)式により最適加速時間x
0 ′を演算して、加速信号及び減速信号の出力時間xを
0 ′に更新する(ステップ25)。なおこの修正演算
は、図5に示す第1実施例のフローチャートにもそのま
ま適用できる。
【0076】以上の実施例においては、目標速度V0
速やかに一致させるべく最適加速時間x0 を求めている
が、各ステップでの演算量が多くなる。図9は、演算量
の削減を図った加速時間補正の手順を示すフローチャー
トである。
【0077】このフローチャートにおいては、最適速度
0 を得るために必要な加速及び待機時間の最適値zを
予め定めておき、この最適値zと現状の加速時間x及び
待機時間yとの比較結果に基づいて加速時間xを段階的
に増減する手順により、最適加速時間x0 への収束を図
る。なお前記最適値zは、(4)式のVに目標値V0
代入して求まる(x+2y)に対する最適値である。
【0078】図9においても図8の場合と同様、図7に
おけるステップ11からステップ18までの動作内容をジャ
ンプ制御動作としてまとめて示してあり、この動作終了
後、まず現状の待機時間yと前記下限待機時間y1 とが
比較され(ステップ30)、この比較の結果、y<y1
あり、下限待機時間y1 が確保されていない場合、待機
時間を増すべく、現状の加速時間xから単位時間だけ減
じた値を新たな加速時間xとする(ステップ31)。
【0079】ステップ30での比較の結果、y≧y1 であ
る場合、次に先のジャンプ動作における加速時間xと待
機時間yとを用いて得られる(x+2y)と前記最適値
zとの大小関係を調べ(ステップ32,33)、これらが所
定の誤差範囲内にて略等しい場合には加速時間xをその
まま保ち、両者が等しくない場合、(x+2y)が最適
値zを上回るときには、前記ステップ31に進み、逆に下
回るときにはステップ34に進み、前者の場合には、現状
の加速時間xから単位時間だけ減じた値を新たな加速時
間xとし、後者の場合には、逆に、現状の加速時間xに
単位時間を加えて値を新たな加速時間xとして一連の動
作を終える。
【0080】即ちこの手順においては、ジャンプ動作中
に得られる加速時間xと待機時間yのみを用い、これら
を最適値zと比較する動作が行われるのみであり、中点
通過速度の演算、最適加速時間x0 の修正演算等の複雑
な演算が不要であって、加速時間xは、ステップ34及び
ステップ31での単位時間の加減により段階的に変更され
る。なおこの手順による場合、光ビームの照射位置は、
光ディスクDの一回転毎に行われる複数回の補正演算を
経て所定の最適値に達することになるが、光ディスクD
の回転速度は、一般的に3600 rpmであることから、一秒
間に60回の補正演算が行われ、最適値への収束は1秒以
内に生じる。
【0081】なお以上の実施例においては、ジャンプ制
御部2による補正が、ジャンプ信号中の加速信号及び減
速信号の出力時間を対象として行われているが、加速信
号及び減速信号のレベルを補正対象とすることも可能で
ある。
【0082】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明の光ディスク装
置においては、光ディスク上での光ビームの照射位置の
移動をジャンプ検出手段により検出し、この検出結果に
基づいて加速信号及び減速信号を補正して、次回のジャ
ンプ動作に際し、補正された加速信号及び減速信号を間
に休止時間を挾んで出力して光ヘッドを動作させるか
ら、光ヘッドの特性の個体差、又は特性の経時的な変化
を吸収して正確なジャンプ動作を行わせることができ、
この結果、前記特性のばらつきをなくすべく高い加工精
度及び高い組み立て精度が要求されることがなく、生産
性の向上が図れ、安価な光ディスク装置を提供できるよ
うになる。
【0083】また、加速信号及び減速信号の補正は、こ
れらの出力時間を対象とし、ジャンプの前後の記録トラ
ック間の中点位置の通過速度を所定の目標速度に一致さ
せるべく行われ、またこのとき用いる中点通過速度は、
ジャンプ検出手段により検出してジャンプ制御部に与え
るか、又は、ジャンプ検出手段による通過の検出と、加
速信号の出力時間とを用いてジャンプ制御部にて演算さ
れるから、特別な検出及び複雑な演算を要することなく
適正な補正が行われる。
【0084】更にまた、前記補正により休止時間が所定
の基準値を下回る場合、補正に用いる目標速度を減じて
十分な休止時間を確保するようにしたから、減速信号に
よる減速が常に定速度下にて開始されるようになり、減
速完了後における停止位置のずれを効果的に防ぐことが
できる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置の全体構成を示すブロ
ック図である。
【図2】ジャンプ制御部とジャンプ検出部との第1実施
例を示すブロック図である。
【図3】光ビーム照射位置の移動に伴うジャンプ検出部
の入力及び出力の変化の様子を示す図である。
【図4】ジャンプ信号に応じた光ビームの移動速度の変
化の様子を示す図である。
【図5】第1実施例に示すジャンプ制御部の動作内容を
示すフローチャートである。
【図6】ジャンプ制御部とジャンプ検出部との第2実施
例を示すブロック図である。
【図7】第2実施例に示すジャンプ制御部の動作内容を
示すフローチャートである。
【図8】最適加速時間の修正演算の手順を示すフローチ
ャートである。
【図9】演算量の削減を図った加速時間補正の手順を示
すフローチャートである。
【図10】光ヘッドの対物レンズ駆動機構の構成を示す
模式図である。
【符号の説明】 1 光ヘッド 2 ジャンプ制御部 3 ジャンプ検出部 15 トラックアクチュエータ 20 演算制御部 30 比較器 32 微分回路 D 光ディスク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 渦巻き状の記録トラックを有する光ディ
    スクに光ビームを照射する光ヘッドに、前記光ディスク
    の一回転毎にジャンプ信号を与え、前記光ビームの照射
    位置を内側に相隣する記録トラックにジャンプさせる光
    ディスク装置において、前記光ヘッドを加速する加速信
    号と、該加速信号に対応する減速信号と、両信号間の休
    止時間とを含むジャンプ信号を発生する手段と、該ジャ
    ンプ信号に応じて生じる前記照射位置の移動を検出する
    ジャンプ検出手段と、該ジャンプ検出手段の検出結果に
    基づいて前記加速信号及び前記減速信号を補正するジャ
    ンプ制御部とを具備することを特徴とする光ディスク装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ジャンプ制御部による補正は、前記
    加速信号及び前記減速信号の出力時間を対象とする請求
    項1記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記ジャンプ検出手段は、ジャンプの前
    後の記録トラック間の略中点位置の通過速度を検出対象
    とし、前記ジャンプ制御部は、ジャンプ検出手段による
    検出速度を所定速度に維持すべく前記補正を行う請求項
    1又は請求項2記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記ジャンプ検出手段は、ジャンプの前
    後の記録トラック間の中点位置の通過を検出対象とし、
    前記ジャンプ制御部は、ジャンプ検出手段の検出結果と
    前記加速信号の出力時間とに基づいて前記中点位置の通
    過速度を演算する手段を備え、この演算速度を所定速度
    に維持すべく前記補正を行う請求項1又は請求項2記載
    の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記休止時間に所定の基準値を設定し、
    前記補正によって定まる休止時間が前記基準値を下回る
    場合、該基準値を満たすべく前記補正に用いる所定速度
    を減じる請求項3又は請求項4記載の光ディスク装置。
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