JPH08510056A - 温度補償付きの電気交流量の測定方法および装置 - Google Patents

温度補償付きの電気交流量の測定方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 センサ要素(3)において偏光した測定光(L)の偏光が交流量(X)に関係して変更される。センサ要素(3)の通過後に測定光(L)が2つの相い異なって直線偏光した光部分信号(LS1、LS2)に分割され、これらの光部分信号が電気強度信号S1およびS2に変換される。次いで強度正規化ざれた信号P=(S1−S2)/(S1+S2)が形成される。この強度正規化された信号Pの交流信号成分PACおよび直流信号成分PDCから温度補償された測定信号S=(a*PAC+b*)/(c*PDC+d*1)が導き出される。それによって温度感度が係数10だけ滅ぜられ得る。

Description

【発明の詳細な説明】 温度補償付きの電気交流量の測定方法および装置 本発明は電気交流量の測定のための方法および装置に関する。ここで電気交流 量とは交流電流、交流電圧または交流磁界を指している。 電流、電圧または磁界のような電気量を測定するための光学的な測定方法およ び測定装置であって、電気量に関係しての偏光した測定光の偏光の変化が評価さ れる測定方法および測定装置は知られている。その際に電流を測定するためには 磁気光学的ファラデー効果が利用され、それに対して電圧および磁界を測定する ためには電気光学的ポッケルス効果が利用される。 ファラデー効果とは磁界に関係しての直線偏光した光の偏光面の回転をいう。 その際に回転角度は、ベルデ定数を比例定数として、光が進んだ行程に沿う磁界 の行程積分に比例している。ベルデ定数は光がそのなかを伝播する材料と光の波 長とに関係している。ファラデー効果を利用して導体内の電流を測定するために は電流導体の近くに、光学的に透過性の材料、一般にガラスから成るファラデー 効果素子が配置される。ファラデー効果素子を通して直線偏光した光が送られる 。電流により発生された磁界がファラデー効果素子素子中の光の偏光面を回転角 度だけ回転させ、この回転が評価ユニットにより磁界の強さ、従ってまた電流の 強さの尺度として評価され得る。一般にファラデー効果素子は、偏光した光が電 流導体をほぼ閉じられた行路で巡るように、電流導体を包囲している。この場合 、偏光回転角度の大きさは良好な近似で測定電流の振幅に直接に比例している。 国際特許出願公開第91/01501号明細書から公知の電流を測定するための光学的 測定装置の実施態様では、ファラデー効果素子が電流導体を測定巻線の形態で包 囲する光学的モノモードファイバの一部として構成されている。従って偏光した 測定光は、測定巻線の巻数をNとすると、電流導体を1回の通過の際にN回巡る 。いわゆる透過形式では測定光は測定巻線を1回だけ通過する。それに対して、 反射形式ではファイバの他方の端が鏡面にされているので、測定光は最初の通過 の後に逆向きに測定巻線を第2回の通過をする。従って、ファラデー効果の非相 反 性のゆえに、反射形式の際の回転角度は、測定巻線が等しい際に、透過形式の際 の回転角度の2倍の大きさである。 ヨーロッパ特許第0088419号明細書から、電流を測定するための光学的測定装 置であって、ファラデー効果素子が電流導体の周りの中実のガラスリングとして 構成されている測定装置は公知である。光源の光が偏光子により直線偏光され、 ファラデー効果素子に入結合される。直線偏光された光はファラデー効果素子を 一回通過し、次いで偏光性ビームスプリッタとしてのウォラストンプリズムによ り互いに直交する偏光面を有する2つの直線偏光する光部分信号AおよびBに分 割される。これらの両光信号AおよびBは付属の光学的伝送ファイバを経て付属 の光検出器に伝送され、また相応の電気信号PAおよびPBに変換される。これ らの両信号PAおよびPBから計算ユニット内で強度正規化された測定信号M= (PA−PB)/(PA+PB)が形成される。この測定信号Mは光源の強度変 動および光路中の滅衰に無関係である。 電気光学的ポッケルス効果とは、ポッケルス効果を有する材料内で偏光する測 定光の、材料内に誘導される直線複屈折の結果としての偏光の変化を指し、この 直線複屈折は電気光学係数を介して材料を貫く電界に直線的に関係している。電 界を測定するためには、ポッケルス効果を示す材料から成るポッケルス効果素子 が電界内に配置される。電圧を測定するためには、測定すべき電圧がポッケルス 効果素子に付設されている2つの電極に与えられ、また相応の与えられている電 界が測定される。ポッケルス効果素子を通して偏光する測定光が送られ、また偏 光する測定光の偏光の、測定すべき電圧または測定すべき電界に関係しての変化 が偏光検光子により評価される。 ドイツ特許第3404608号明細書から、電界の強さを測定するためのこのような 測定装置が知られている。測定すべき電界中に配置されたセンサ装置が第1の光 導波路を介して光源と、また2つの別の光導波路を介して測定装置と光学的に接 続されている。センサ装置は第1のレンズ、偏光子、四分の一波長板(λ/4板 )、ポッケルス効果素子、検光子としての偏光性ビームスプリッタの光学的直列 回路から、またさらに検光子に付設されてている2つの別のレンズから成ってい る。光源の光は第1の光導波路および第1のレンズを経て偏光子に供給され、ま た偏 光子により直線偏光させられる。直線偏光した光は次いで構成要素のλ/4板で π/2だけの位相シフトを受け、またそれにより円偏光させられる。この円偏光 した光はポッケルス効果素子に入結合され、また電界により一般に楕円偏光させ られる。この楕円偏光した光は検光子内で一般に互いに直交する偏光面を有する 2つの直線偏光した光部分ビームAおよびBに分割される。これらの両光部分信 号AおよびBの各々は別の2つのレンズのうちの1つを介して別の2つの光導波 路のうちの1つに入結合され、測定装置内の付設の光電変換器に伝達され、また そこでそれぞれ電気信号PAおよびPBに変換される。両電気信号PAおよびP Bから続いて測定装置の計算機により強度正規化された測定信号M=(PA−P B)/(PA+PB)が導き出される。この強度正規化された測定信号Mは一方 では電界の強さに対する尺度としての変調度に比例しており、また他方では伝送 路上の強度損失または光源の強度変動にほとんど無関係である。その際に変調度 はポッケルス効果素子の信号出力値と休止出力値との比として定義されている。 ポッケルス効果素子としては、光学的活性(内因性の円複屈折)を示さず、また ごく低い温度感度しか有していないB14Ge312またはBi4Si312から成 る結晶が使用される。 偏光する測定光の偏光が測定量の影響下にあるセンサ要素内で変化することを 測定効果として利用するすべての光学的な測定方法および測定装置における問題 は、センサ要素および光学的伝送路の光学的材料内での追加的な直線複屈折によ る有害な影響である。このような追加的な直線複屈折はたとえば曲げまたは振動 に起因する機械的応力により、または温度変化により惹起され得る。この有害な 影響により惹起された直線複屈折は動作点および測定感度の望ましくない変化に 通ずる。 温度の影響を補償するために既に種々の温度補償方法が知られている。 光ファイバセンサ会議論文集OFS1988、ニュー‐オルレアンス、第28 8〜291頁およびこれに関連する米国特許第4755665号明細書には、交流電流 を測定するための磁気光学的測定装置に対する温度補償方法が提案される。この 方法では前記のヨーロッパ特許第0088419号明細書から公知の測定装置と類似し て得られる電気信号PAおよびPBがそれぞれフィルタ内でそれらの直流電流成 分PA(DC)またはPB(DC)およびそれらの交流電流成分PA(AC)ま たはPB(AC)に分解される。交流電流成分PA(AC)またはPB(AC) および直流電流成分PA(DC)またはPB(DC)から各信号PAおよびPB に対して光信号AおよびBに対する両伝送路内の相い異なる強度変動をも補償す るために比QA=PA(AC)/PA(DC)またはQB=PB(AC)/PB (DC)がその交流電流成分PA(AC)またはPB(AC)およびその直流電 流成分PA(DC)またはPB(DC)から形成される。これらの両比QAおよ びQBの各々から時間的平均値MW(QA)およびMW(QB)が形成され、ま たこれらの両平均値MW(QA)およびMW(QB)から最後に比Q=MW(Q A)/MW(QB)が形成される。反復法の範囲内で、値表(ルックアップテー ブル)に記憶されている較正された値との比較により、求められた比Qに対する 補正係数Kが得られる。この補正係数Kだけ補正された値Q*Kは測定すべき電 気交流量に対する温度補償された測定値として利用される。この方法により温度 感度が約1/50に滅ぜられ得る。 ヨーロッパ特許第0557090号明細書から、交流磁界を測定するための光学的測 定装置であって、ファラデー効果を利用し、従って交流電流の測定にも適してい る光学的測定装置に対する別の温度補償方法が知られている。この公知の方法で は、直線偏光した測定光はファラデー効果素子の通過後に検光子内で2つの相い 異なって直線偏光した光部分信号AおよびBに分割され、また両方の付属の電気 信号PAおよびPBの各々に対する強度正規化のために別々に比QA=PA(A C)/PA(DC)またはQB=PB(AC)/PB(DC)がその付属の交流 成分PA(AC)またはPB(AC)およびその付属の直流成分PA(DC)ま たはPB(DC)から形成される。両比QAおよびQBから計算ユニット内で測 定信号M=1/((α/QA)−(β/QB))が形成される。ここでαおよび βは関係式α+β=1を満足する実の定数である。この測定信号Mはベルデ定数 およびファラデー効果素子内の円複屈折の温度変化により惹起される変化にほぼ 無関係と記載されている。温度により誘導される直線複屈折の補償に関しては述 べられていない。 ヨーロッパ特許出願公開第0486226号明細書から温度補償を有する電気交流量 の測定のための光学的測定装置は公知である。偏光子、λ/4板、ポッケルス効 果素子および検光子としての偏光性ビームスプリッタから成る光学的直列回路が 光学的に光源と評価ユニットとの間に接続されている。光学的直列回路における λ/4板およびポッケルス効果素子の順序は入れ換えてもよい。光源の測定光は 偏光子内で直線偏光され、またポッケルス効果素子の通過後に検光子内で相い異 なる偏光面を有する2つの光部分信号AおよびBに分割される。これらの光部分 信号AおよびBの各々は相応の電気強度信号PAまたはPBに変換される。次い で両方の付属の電気信号PAおよびPBの各々に対する強度正規化のために別々 に比QA=PA(AC)/PA(DC)またはQB=PB(AC)/PB(DC )がその付属の交流成分PA(AC)またはPB(AC)およびその付属の直流 成分PA(DC)またはPB(DC)から形成される。両比QAおよびQBから 計算ユニットにおいて測定信号M=1/((α/QA)−(β/QB))が形成 される。ここでαおよびβは実の定数である。これらの定数αおよびβのマッチ ングにより測定信号Mはλ/4板内の温度変化により惹起される直線複屈折にほ ぼ無関係になる。 温度補償のための前記の公知の方法により両信号PAおよびPBをそれらの直 流成分および交流成分に分離することによる強度変動の補償は、測定すべき電気 交流量の周波数帯域幅が制限されるという欠点を有する。すなわち、両信号PA およびPBのフィルタリングの際に交流量に関する情報を喪失しないためには、 直流成分と交流成分との間の分離周波数が、通常50Hz、米国では60Hzの 交流量の基本周波数よりも低くなければならない。しかし、たとえば振動により 惹起される強度変動はこれらの周波数に近い周波数範囲内にあり、従って公知の 方法により消去することはできない。さらに、50Hzよりも低い周波数を有す る交流電流または交流電圧を測定しようとすると、有害な振動の影響が周波数が 低いほど大きくなる。このことは特に重畳された交流信号(オフセット‐トラン ジェント)、すなわち直流信号成分を有する交流信号の検出の際に問題となる。 本発明の課題は、電気交流量の測定のための方法および装置であって、測定信 号への温度変化および強度変動の影響がほぼ補償される方法および装置を提供す ることにある。 この課題は、本発明によれば、請求項1または請求項13の特徴により解決さ れる。電気交流量の影響下にある光学的センサ要素に偏光した測定光が入結合さ れる。センサ要素の通過の際に測定光の偏光が電気交流量に関係して変更される 。センサ要素の少なくとも1回の通過後に測定光が相い異なる偏光面を有する2 つの直線偏光する光部分信号に分割される。続いて、これらの両光部分信号がそ れぞれ電気強度信号に変換される。これらの両電気強度信号から、強度正規化さ れた信号Pとして、両強度信号の差および和の比に相当する信号Pまたは光源ま たは測定光に対する伝送路において強度変動を取り除かれている信号Pが形成さ れる。この強度正規化された信号Pがいま交流信号成分PACおよび直流信号成 分PDCに分解される。強度正規化された信号Pの形成により既にすべての強度 変動がほぼ補償されているので、交流信号成分PACと直流信号成分PDCとの 間の分離周波数は非常に小さく選ばれ得る。測定すべき電気交流量の周波数に対 する帯域幅はそれによって原理的に下方に制限されない。こうして、たとえば振 動により惹起され得る低周波数の強度変動も補償され得る。強度正規化された信 号Pの交流信号成分PACおよびその直流信号成分PDCから電気交流量に対す るほぼ温度補償された測定信号Sが導き出される。 その際本発明は、交流信号成分PACが電気交流量に関する情報を含んでおり 、それに対して直流信号成分PDCは温度に関する情報を含んでいるという認識 に基づいている。交流量および温度に関するこれらの情報はこうして適当な信号 評価により温度補償された測定信号Sを導き出すために利用され得る。 本発明による測定方法および測定装置の有利な実施態様はそれぞれ従属請求項 にあげられている。 第1の有利な実施態様では、測定信号Sが計算ユニットにより規則 S=(a*PAC+b*)/(c*PDC+d*) ここでa、b、cおよびdは実の係数であり、a≠0、c≠0かつd≠0 であり、または両強度信号の1つが消滅するときの強度正規化された信号Pに 等しい単位信号である に従って導き出される。交流信号成分PACまたはその直流信号成分PDCの2 つの直線関数のこの比形成により、温度の影響が強度正規化された信号Pに比較 して明らかに減ぜられている測定信号Sが得られる。 他の実施態様では、測定信号Sが強度正規化された信号Pの交流信号成分PA Cおよび直流信号成分PDCから予め求められた値表または較正関数を用いて導 き出される。 以下、図面を参照して本発明を説明する。 図1は電気交流量を測定するための装置の原理的構成、 図2はこのような測定装置に対する正規化ユニットの実施例、 図3はこのような測定装置に対するフィルタの実施例、 図4および図5はこのような測定装置に対する温度補償のための計算ユニット の実施例、 図6はファラデー効果素子を有する電気交流量の測定のための装置の実施例、 図7はポッケルス効果素子を有する電気交流量の測定のための装置の実施例、 また 図8は温度補償有りおよび無しの測定誤差のダイアグラムの概要を示す図であ る。互いに対応する部分には同一の符号が付されている。 図1は電気交流量Xを測定するための測定装置の実施例の原理的構成を示す。 センサ要素3が設けられており、電気交流量Xの影響のもとにセンサ要素3に入 射した偏光した測定光の偏光状態が電気交流量Xに関係して変化する。センサ要 素3は磁気光学的ファラデー効果を利用して交流電流を測定するためのファラデ ー効果素子であってもよいし、また電気光学的ポッケルス効果を利用して交流電 圧または交流電界を測定するためのポッケルス効果素子であってもよい。センサ 要素3には偏光する測定光Lが入結合される。この偏光する測定光Lを発生する ため光源4およびそれに付設されている(図示されていない)偏光手段が設けら れていてもよいし、それ自体が偏光する光源4、たとえばレーザーダイオードお よび場合によっては追加的な(図示されていない)偏光手段が設けられていても よい。偏光する測定光Lはセンサ要素3を少なくとも一回通過し、その際に電気 交流量Xに関係してその偏光状態を変化する。センサ要素3の通過後に測定光L は検光子7に供給され、また検光子7において互いに異なった偏光面を有する2 つの直線偏光する光部分信号LS1およびLS2に分解される。好ましくは両光 部分信号LS1およびLS2は互いに垂直に向けられている(直交分解)。検光 子7としては偏光性ビームスプリッタ、たとえばウォラストンプリズムが設けら れていてもよいし、相応の角度、好ましくは90°だけ交叉した2つの偏光フィ ルタと部分透過性の鏡を有する簡単なビームスプリッタとが設けられていてもよ い。センサ要素3および検光子7はフリービーム装置を介して、または偏光維持 性の光導波路、好ましくはたとえばHiBi(高複屈折)ファイバまたは偏光中 立性のLoBi(低複屈折)ファイバのようなモノモード光ファイバを介して光 学的に互いに接続されていてもよい。 両光部分信号LS1およびLS2は次いでそれぞれ光電変換器12または22 に供給される。検光子7からそれぞれ付設の変換器12または22への両光部分 信号LS1およびLS2の伝達はフリービーム装置を介して、またはそれぞれ光 導波路を介して行われ得る。変換器12および22において両光部分信号LS1 およびLS2はそれぞれ、付設の光部分信号LS1またはLS2の強度に対する 尺度である電気強度信号S1またはS2に変換される。これらの両強度信号S1 またはS2は正規化ユニット30の入力端に供給される。正規化ユニット30は 両電気強度信号S1およびS2から、両強度信号S1およびS2の差と和との比 に相当する強度正規化された信号 P=(S1−S2)/(S1−S2) を形成する。この強度正規化された信号Pは光源4の強度変動または伝送路内の 強度損失にほぼ無関係である。強度正規化された信号Pは好ましくはアナログの 算術構成要素により形成されるが、それはディジタルに計算されてもよいし、ま たは記憶されている値表から求められてもよい。 しかし、いま、温度の変化が光学的測定装置、特にセンサ要素3の光学的材料 中の温度により惹起される直線複屈折およびそれと結び付けられる動作点のずれ および測定装置の測定感度の変化に基づいて問題となる。この温度により惹起さ れる測定誤差はフィルタ40および計算ユニット50を用いての下記の温度補償 方法によりほぼ補償される。 正規化ユニット30の出力端に生じている強度正規化された信号Pがそのため にフィルタ40の入力端に供給される。フィルタ40は強度正規化された信号P をその交流信号成分PACおよびその直流信号成分PDCに分解し、これらの信 号成分がそれぞれフィルタ40の出力端に与えられる。 この交流信号成分PACおよびこの直流信号成分PDCはそれぞれ計算ユニッ ト50の入力端に供給される。計算ユニット50は交流信号成分PACおよび直 流信号成分PDCから測定信号Sを規則 S=(a*PAC+b*)/(c*PDC+d*) (1) ここでa、b、cおよびdは実の係数であり、a≠0、c≠0かつd≠0 であり、または値P=1に相当する単位信号である に従って形成する。この測定信号Sにより、ファラデー効果素子を用いての電気 交流量Xとしての交流電流の測定の際にも、ポッケルス効果素子を用いての電気 交流量Xとしての交流磁界または交流電圧の測定の際にも、光源および光学的伝 送路内の強度変動に対しても温度変化の際のその動作点に関してもほぼ安定な測 定信号が相応の電気交流量Xに対して得られることが示されている。係数a、b 、cおよびdは測定信号Sの温度非依存性を最適化するために実験的に求められ 得る。式(1)による測定信号Sの算術的導出は好ましくは実行すべき算術演算 に対する適切なアナログ構成要素を用いて行われる。この実施例では温度補償は 実時間で可能である。しかし、測定信号Sはマイクロプロセッサまたは計算機を 用いてディジタルに計算されてもよいし、記憶されている値表を用いて求められ てもよい。測定信号Sの温度感度は補償されていない信号Pの温度感度よりも明 らかに小さい。測定誤差はその際に約10の係数だけ滅ぜられ得る。 図2は正規化ユニット30の実施例を示す。滅算器31、加算器32および除 算器33が設けられている。減算器31および加算器32のそれぞれ2つの入力 端に両電気強度信号S1およびS2が与えられる。減算器31の出力端に生ずる 差信号S1−S2と加算器32の出力端に生ずる和信号S1+S2とは除算器3 3の2つの入力端に供給される。次いで除算器33の出力端に強度正規化された 信号P=(S1−S2)/(S1+S2)が生ずる。この実施例は、アナログ形 式の構成要素が使用されるならば、強度正規化が実時間で行われ得るという利点 を有する。 図3には、強度正規化された信号Pをその交流信号成分PACおよびその直流 信号成分PDCに分解するためのフィルタ40の実施例が示されている。フィル タ40は低域通過フィルタ47および減算器41を含んでいる。強度正規化され た信号Pは低域通過フィルタ47の入力端に与えられる。次いで低域通過フィル タ47の出力端に、低域通過フィルタ47の予め定められた分離周波数の下側に 位置する強度正規化された信号Pの周波数成分に相当する直流信号成分PDCが 生ずる。低域通過フィルタ47のこの分離周波数は低く設定され得る。なぜなら ば、強度変動が既に正規化ユニット30での先行の強度正規化の際に消去されて おり、またそれによってたとえば振動の結果としての有害なより高い周波数の強 度変動がもはや交流信号成分PACに有害に作用し得ないからである。交流信号 成分PACは簡単に滅算器41を用いて全信号Pから直流信号成分PDCを減算 することにより形成される。そのために滅算器41の2つの入力端に強度正規化 された信号Pとその直流成分PDCとが与えられる。 図3に示されているフィルタ40の実施例の代わりに、もちろん高域通過フィ ルタおよび低域通過フィルタが交流信号成分PACまたは直流信号成分PDCの フィルタリングのために設けられていてもよいし、または交流信号成分PACの フィルタリングのための高域通過フィルタと全信号Pから交流信号成分PACを 減算して直流信号成分PDCを導き出すための減算器とが設けられていてもよい 。 図4および図5は計算ユニット50およびこの計算ユニット50で実行される 測定信号Sの計算の2つの特に簡単な実施例を示す。 図4による実施例では計算ユニット50は加算器52および除算器53を含ん でいる。加算器52は強度正規化された信号Pの直流信号成分PDCと予め定め られた実の補正係数K′を乗算された単位信号上とから和信号PDC+K′* を形成する。そのために加算器52に直流信号成分PDCと補正係数K′を乗算 された単位信号とが入力信号として供給される。その際に単位信号は、両強 度信号S1またはS2の1つが消滅するときに生ずる強度正規化された信号P= ±1に量的に相当する。それはたとえば、S2=0かつS1≠0の場合である。 こうして加算器52の出力端に直流信号成分PDCと補正係数K′を乗算された 単位信号との和信号PDC+K′*が生ずる。除算器53により交流信号成 分PACおよび和信号PDC+K′*から比PAC/(PDC+K′*)が 形成される。そのために除算器53の第1の入力端に交流信号成分PACが、ま た除算器53の第2の入力端に加算器52からの和信号PDC+K′*が与え られる。除算器53の出力端に生ずる比は電気交流量Xに対する測定信号 S=PAC/(PDC+K′*) (2) として利用される。実験的に求め得る適当な補正係数K′の選択により測定信号 Sの温度依存性が最小化され得る。 図5に示されている計算ユニット50の実施例では、加算器52の代わりに増 幅器54および加算器55が設けられており、これらが実の補正係数Kを乗算さ れた直流信号成分PDCと単位信号とから和信号K*PDC+を発生するた めの手段を形成する。そのために直流信号成分PDCは増幅器54に入力信号と して供給され、また増幅器54で補正係数Kに設定された増幅器54の増幅係数 を乗算される。増幅器54の出力信号K*PDCは第1の入力信号として加算器 55の一方の入力端に供給される。加算器55の別の入力橋には第2の入力信号 として単位信号が供給される。こうして加算器55の出力端に和信号K*PD C+が生ずる。除算器57の第1の入力端には再び図4の場合のように交流信 号成分PACが与えられ、他方において除算器57の第2の入力端は加算器55 の出力端と接続されている。こうして除算器57の出力端に交流信号成分PAC および和信号K*PDC+の比PAC/(K*PDC+)が生ずる。この比 がいま電気交流量Xに対する測定信号 S=PAC/(K*PDC+) (3) として利用される。この測定信号Sは図4による測定信号Sおよび式(2)と同 じく温度変化に関しても強度変化に関しても安定である。 補正係数Kは好ましくは、測定信号Sの温度依存性が少なくとも近似的に最小 であるように設定される。 計算ユニット50はアナログの構成要素により実現され得るので、測定信号S の計算はすべての実施例において実時間で行われ得る。 図6には、電流導体2内の交流電流Iを、電流導体2に付設されているセンサ 要素としてのファラデー効果素子3′により測定するための測定装置の実施例が 示されている。 直線偏光光源4の直線偏光した測定光Lが好ましくは偏光維持性光導波路34 を経てファラデー効果素子3′に入結合され、ファラデー効果素子3′を少なく とも1回通過した後にファラデー効果素子3′から再び出結合され、また好まし くは偏光維持性光導波路37を経て検光子7に供給される。しかしファラデー効 果素子3′から検光子7への出結合された測定光の伝送はフリービーム装置を経 ても行われ得る。出結合された測定光はファラデー効果に基づいて図示されてい ない測定角度αだけ回転された偏光を有する。その際に測定角度αは電流導体2 内の交流電流Iに関係している。 図6に示されている実施例ではファラデー効果素子3′は、少なくとも1ター ンの巻線を有する測定巻線において電流導体2を包囲する光導波路、好ましくは 光ファイバにより形成される。ファラデー効果素子3′の光導波路は測定光Lの 供給のための光導波路34および測定光Lの導出のための光導波路37と好まし くはそれぞれスプライス38または39を介して接続されている。 しかし、ファラデー効果素子3′として、ファラデー効果を示す材料から成り 、好ましくは電流導体2を包囲する光路を形成する1つまたはそれ以上の中実な ブロック、好ましくはガラスリングが設けられていてもよい。ファラデー効果素 子3′は必ずしも電流導体2を閉じた光路のなかに包囲する必要はなく、電流導 体2と並んで空間的に近くに配置されているだけでもよい。さらに、測定光がフ ァラデー効果素子3′を一方向にのみ通過する通過形式の図示されている実施例 とならんで、測定光Lがファラデー効果素子3′を最初に通過した後に反射され て、2回目にはファラデー効果素子3′を逆方向に通過する反射形式の実施例も 可能である。 ファラデー効果素子3′から出結合した光は検光子7により互いに異なる向き の偏光面、好ましくは直交する偏光面を有する2つの直線偏光した光信号LS1 およびLS2に分割される。そのために検光子7として好ましくはたとえばウォ ラストンプリズムのような偏光性ビームスプリッタが設けられている。しかしな がら、この機能に対して、相応の角度、好ましくは90°だけ交叉した2つの偏 光フィルタおよび簡単なビームスプリッタが設けられていてもよい。 両光信号LS1およびLS2は次いで、それらに付設されており好ましくは増 幅器回路に接続されているホトダイオードを設けられている光電変換器12また は22において、そのつどの光信号LS1またはLS2の光強度に対する尺度で ある電気強度信号S1またはS2に変換される。 電気強度信号S1およびS2は、好ましくは図2中に示されているように構成 されている正規化ユニット30に供給される。正規化ユニット30の出力端に強 度正規化された信号P=(S1−S2)/(S1+S2)が生ずる。この強度正 規化された信号Pは強度変動補償されている。すなわち、振動またはその他の機 械的作用の結果としての光導波路内の微小曲げ損失による光強度の変動、または 光源4の強度の変動による光強度の変動は実際上消去されている。 温度補償をも行うため、フィルタ40からの強度正規化された信号Pがその交 流信号成分PACおよびその直流信号成分PDCに分解される。そのために再び 図3による実施例中のように低域通過フィルタ47および滅算器41が設けられ ている。もちろんフィルタ40の他の実施例も使用され得る。 交流信号成分PACおよび直流信号成分PDCは計算ユニット50に供給され る。図示されている計算ユニット50は図5による有利な実施例および式(3) に相応するが、この実施例に制限されてはおらず、たとえば図4および式(2) により、または測定信号Sを導き出すために式(1)により構成されていてもよ い。交流電流Iに対する測定信号Sとして、図示されている実施例では、こうし て比PAC/(K*PDC+)が利用される。 測定信号Sの温度依存性は補正係数Kの適当な選択により最小化され得る。特 別な実施例では、そのために、ファラデー効果素子3′に入結合された直線偏光 する測定光Lとファラデー効果素子3′の直線複屈折率の固有軸線との間の図示 されていない入結合角ηと、直線複屈折率のこの固有軸線と検光子7の固有軸線 との間の同じく図示されていない出結合角θと、補正係数Kとが少なくとも近似 的に下記の条件 cos(2θ+2η)=−2/(3K) (4a) sin(2θ−2η)=1 (4b) が満足されるように設定される。 その際に複屈折材料の固有軸線は、材料を不変に再び去る偏光状態により定義 されている。上記の式(4a)および(4b)を解くための可能な角度値はたと えばK−2に対してη=10.45°およびθ=55.45°である。上記の条 件式(4a)および(4b)を正確に満足する角度値からの偏差は特にファラデ ー効果素子3′内の大きい複屈折の際には可能であり、また約5°までの偏差が 許される。 このように補正係数Kに関係して選ばれた入結合角度ηおよび出結合角度θに おいて測定信号Sはファラデー回転角度または測定角度αと特に簡単な関係を有 することが計算により示される。すなわち、良好な近似で関係式 S=sin(2α) (5) が成り立つ。 この測定信号Sは複屈折効果なしの測定信号αに対する理論的な測定信号に相 当する。それにより評価方法が特に簡単である。予め定められた入結合および出 結合角度ηまたはθにおいて、補正係数Kは、測定装置の測定信号Sが複屈折の 不存在の際の測定信号に相当するように設定すべきである。この補正係数Kによ り測定装置はその後に最小の温度ドリフトに調整されている。 それに対して、測定信号Sの計算をたとえば図4による計算ユニット50によ り実行し得る式(2)による規則S=PAC/(PDC+K′*)に基づいて 行うならば、補正係数K′と入結合角度ηまたは出結合角度θとの間の関係は下 記のように表される。 cos(2θ+2η)=−(2/3)K′ (6a) sin(2θ−2η)=1 (6b) これらの式(6a)および(6b)により設定された角度ηおよびθにより補 正係数K′に関係して測定信号として S=(1/K′) ・sin(2α) (7) が得られる。この測定信号は、係数1/K′によるスケーリングを別として、複 屈折なしの理論的な測定信号sin(2α)に相当する。 上記の式(6a)および(6b)の解としての可能な角度値はたとえばK′= 1に対してη=10.45°およびθ=55.45°である。条件(6a)およ び(6h)を正確に満足する角度値からの偏差は特にファラデー効果素子3内の 大きい直線複屈折および/または円複屈折の際に可能であり、また約5°までの 値であり得る。 図7はポッケルス効果素子3′′により交流量Xとして交流電圧Uを測定する ための装置の実施例を示す。測定すべき交流電圧Uは2つの電極35および36 を介してポッケルス効果素子3′′に与えられる。ポッケルス効果素子3′′に 偏光した測定光Lが入結合される。この測定光Lはポッケルス効果素子3′′を 通過し、またその際に与えられた交流電圧Uに関係してその偏光状態に変化を受 ける。交流電圧Uは、図示されている実施例では、測定光Lの光伝播方向に対し て垂直に与えられる(横方向実施例)が、光伝播方向に対して平行にも与えられ 得る(縦方向実施例)。ポッケルス効果素子3′′に測定光Lを入結合させるた めの手段としては光源4たとえば発光ダイオードと、光源4の光を直線偏光させ るための偏光子5とが設けられている。光源4および偏光子5は好ましくは光導 波路43たとえば多モード光ファイバを介して光学的に互いに接続されているが 、フリービーム結合により互いに結合されていてもよい。光導波路43からの光 を偏光子5に入結合させるため、好ましくは、コリメータレンズ(グリンレンズ )25が設けられている。偏光子5から、直線偏光した測定光Lがポッケルス効 果素子3′′に入結合される。ポッケルス効果素子3′′の通過後に測定光Lは λ/4板6を介して検光子7に供給される。検光子7において測定光Lは互いに 異なる向きの偏光面を有する2つの直線偏光した光部分信号LS1およびLS2 に分割される。好ましくは両光部分信号LS1およびLS2の偏光面は互いに垂 直に向けられている(直交分解)。検光子7としてはたとえばウォラストンプリ ズムのような偏光性ビームスプリッタが設けられていてもよいし、相応の角度好 ましくは90°だけ交叉した2つの偏光フィルタおよび簡単なビームスプリッタ が設けられていてもよい。 両光部分信号LS1およびLS2は好ましくはそれぞれコリメータレンズ11 または21を介してそれぞれ光導波路10または20に入結合され、またこの光 導波路10または20を経てそれぞれ付設の光電変換器12または22に供給さ れる。変換器12および22において両光部分信号LS1およびLS2は、付設 の光部分信号LS1またはLS2の強度に対する尺度である電気強度信号S1ま たはS2にそれぞれ変換される。これらの両強度信号S1またはS2は正規化ユ ニット30の入力端に供給される。正規化ユニット30は両電気強度信号S1お よびS2から、両強度信号S1およびS2の差と和との比に相当する強度正規化 された信号P=(S1−S2)/(S1+S2)を形成する。この強度正規化さ れた信号Pは光源4の強度の変動または伝送路内の損失の変動にほぼ無関係であ る。 測定装置の動作点は好ましくは、ポッケルス効果素子3′′に電界が与えられ ていないときに検光子7に円偏光した測定光が与えられるように設定される。ポ ッケルス効果素子3′′内の直線複屈折の両固有軸線は、この場合、測定光Lに より“均等照射”される。このことは、両固有軸線上に投影される測定光Lの成 分がそれぞれ等しい強度を有することを意味する。一般にその場合に両光部分信 号LS1およびLS2は同じく等しい強度を有し、また強度正規化された信号P はU=0Vに対して零に等しい。ポッケルス効果素子3′′に交流電圧U≠0V が与えられると、ポッケルス効果素子3′′の直線複屈折の電気光学的に能動的 な固有軸線に沿う測定光Lの成分はその強度を交流電圧Uに関係して変化される 。 しかし測定光Lのこのような変化はポッケルス効果素子3′′またはλ/4板 6内の温度の変化およびそれに伴う温度依存性の直線複屈折の変化によっても惹 起される。温度変化はこうして測定装置の動作点のずれに通ずる。この温度に関 係する動作点のドリフトはフィルタ40および計算ユニット50を用いての前記 の温度補償方法によりほぼ補償される。 正規化ユニット30の出力端に生ずる強度正規化された信号Pはそのためにフ ィルタ40の入力端に供給される。フィルタ40は強度正規化された信号Pを、 それぞれフィルタ40の出力端に生ずるその交流信号成分PACおよびその直流 信号成分PDCに分解する。この交流信号成分PACおよびこの直流信号成分P DCは計算ユニット50のそれぞれ入力端に供給される。計算ユニット50は交 流信号成分PACおよび直流信号成分PDCから測定信号Sを規則 S=(a*PAC+b*)/(c*PDC+d*) ここでa、b、cおよびdは実の係数であり、a≠0、c≠0かつd≠0 であり、または値P=1に相当する単位信号である に従って形成する。 正規化ユニット30内での強度正規化と、それに続いてのフィルタ40および 計算ユニット50を用いての温度補償とにより、こうして強度変動の影響も温度 変動の影響もほぼ補償されている交流電圧Uに対する測定信号Sが得られる。 図7中に示されている偏光子5、ポッケルス効果素子3′′、λ/4板6およ び検光子7の光学的直列回路の代わりに、偏光子5、λ/4板6、ポッケルス効 果素子3′′および検光子7から成る光学的直列回路が設けられていてもよい。 すなわちλ/4板6とポッケルス効果素子3′′との順序は交換されていてもよ い。この場合、測定光Lはポッケルス効果素子3′′への入結合の前に円偏光さ せられる。 さらに、光源4および偏光子5の代わりに、偏光した測定光Lをポッケルス効 果素子3′′またはλ/4板6へ入結合させるためにたとえばレーザーダイオー ドのような直線偏光した光を送り出すための光源が設けられていてもよい。光導 波路43はその場合には好ましくは偏光保持性の光導波路である。 光部分信号LS1またはLS2の伝送はさらにフリービーム装置においても行 われ得る。検光子7はさらにλ/4板6またはポッケルス効果素子3′′と偏光 保持性の光導波路を介して接続されていてよい。 図8は測定信号Sおよび補償されていない信号Pの温度依存性を測定した結果 を示す。測定誤差ε=ε(T)が温度Tの関数として示されている。個々の点は 測定された値に相応する。εPを付されている曲線はまだ温度補償されていない 信号Pにおける温度に関係する測定誤差に相応する。温度の上昇と共に測定誤差 が近似的に直線的に増大することがわかる。εSを付されている曲線は温度補償 されている測定信号Sにおける温度に関係する測定誤差に相応する。それによれ ば測定誤差はある温度範囲にわたりほぼ一定である。示されている測定値は交流 電流を測定するための図6による装置により測定された。 測定信号Sは式(1)、(2)または(3)の1つを用いるほかに、図示され ていない実施例では、予め求められて少なくとも1つのメモリに記憶されている 値表を用いても、または予め求められて記憶されている較正関数を用いても、強 度正規化された信号Pの交流信号成分PACおよび直流信号成分PDCから導き 出され得る。交流信号成分PACおよび直流信号成分PDCに対する各々の値対 に値表または較正関数を用いて測定信号Sが交流信号成分PACおよび直流信号 成分PDCの関数F(PAC,PDC)として対応付けられる。記憶されている 値の間に位置する現在の信号PACおよびPDCに対してはその際に従来の仕方 で内挿が行われる。付属の関数F(PAC,PDC)は実験的に求められてもよ いし、理論的に近似されてもよい。 特別な実施例では測定信号Sに対する関数F(PAC,PDC)として交流信 号成分PACと直流信号成分PDCのみの関数f(PDC)との積PAC*f( PDC)が使用される。関数f(PDC)はその際に必要な較正測定の数を滅ず るために相応に適合された係数を有するフィット関数として直流信号成分PDC の直線的または二乗関数によっても近似され得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 P4426137.3 (32)優先日 1994年7月22日 (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),CA,JP,KR,NO,U S (72)発明者 ニーウイツシユ、ヨアヒム ドイツ連邦共和国 デー‐90425 ニユル ンベルク シユトラールズンダー シユト ラーセ 14

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.電気交流量(X)を測定するための方法において、 a)偏光した測定光(L)が電気交流量(X)の影響下にあるセンサ要素(3) に入結合され,また測定光(L)の偏光がセンサ要素(3)の通過の際に電気交 流量(X)に関係して変更され、 b)測定光(L)の偏光がセンサ要素(3)の通過後に相い異なる偏光面を有す る2つの直線偏光する光部分信号(LS1およびLS2)に分割され、 c)両光部分信号(LS1およびLS2)がそれぞれ電気強度信号S1またはS 2に変換され、 d)これらの両電気強度信号S1およびS2から強度正規化された信号 P=(S1−S2)/(S1+S2) が導き出され、 e)この強度正規化された信号Pがその交流信号成分PACおよびその直流信号 成分PDCに分解され、 f)強度正規化された信号Pの交流信号成分PACおよびその直流信号成分PD Cから電気交流量(X)に対するほぼ温度補償された測定信号Sが導き出される ことを特徴とする電気交流量の測定方法。 2.測定信号Sが強度正規化された信号Pの交流信号成分PACおよびその直流 信号成分PDCから規則 S=(a*PAC+b*)/(c*PDC+d*) ここでa、b、cおよびdは実の係数であり、a≠0、c≠0かつd≠0 であり、または両強度信号S1またはS2の1つが消滅するときの強度正規化 された信号Pに等しい絶対値を有する単位信号である に従って導き出されることを特徴とする請求項1記載の方法。 3.係数a、b、cおよびdが、測定信号Sの温度依存性が少なくとも近似的に 最小であるように設定されることを特徴とする請求項2記載の方法。 4.係数a、b、cおよびdが主として規則 a=1、b=0、c=Kおよびd=1 ここでKは実の補正係数 により設定されることを特徴とする請求項2または3記載の方法。 5.係数a、b、cおよびdが規則 a=1、b=0、c=1およびd=K′ ここでK′は実の補正係数 により設定されることを特徴とする請求項2または3記載の方法。 6.測定信号Sが強度正規化された信号Pの交流信号成分PACおよび直流信号 成分PDCから予め求められた値表または較正関数を用いて導き出されることを 特徴とする請求項1記載の方法。 7.交流電圧(U)または交流磁界を測定するため、センサ要素としてポッケル ス効果素子(3′′)が使用されることを特徴とする請求項1ないし6の1つに 記載の方法。 8.電流導体(2)中の交流電流(I)を測定するため、センサ要素として電流 導体(2)に付設されているファラデー効果素子(3′)が使用されることを特 徴とする請求項1ないし6の1つに記載の方法。 9.直線偏光した測定光(L)が使用されることを特徴とする請求項1ないし8 の1つに記載の方法。 10.円偏光した測定光(L)が使用されることを特徴とする請求項1ないし7 の1つに記載の方法。 11.補正係数Kと、ファラデー効果素子(3′)に入結合した測定光(L)の 偏光面とファラデー効果素子(3′)内の直線複屈折の固有軸線との間の入結合 角ηと、直線複屈折のこの固有軸線と測定光(L)を両光部分信号(LS1およ びLS2)に分割するために設けられている検光子(7)の固有軸線との間の出 結合角θとが少なくとも近似的に下記の条件 cos(2θ+2η)=−2/(3K) sin(2θ−2η)=1 を満足するように設定されることを特徴とする請求項4、8および9の1つに記 載の方法。 12.補正係数K′と、ファラデー効果素子(3′)に入結合した測定光(L) の偏光面とファラデー効果素子(3′)内の直線複屈折の固有軸線との間の入結 合角ηと、直線複屈折のこの固有軸線と測定光(L)を両光部分信号(LS1お よびLS2)に分割するために設けられている検光子(7)の固有軸線との間の 出結合角θとが少なくとも近似的に下記の条件 cos(2θ+2η)=−(2/3)・K′ sin(2θ−2η)=1 を満足するように設定されることを特徴とする請求項5、8および9の1つに記 載の方法。 13.電気交流量(X)を測定するための装置において、 a)偏光した測定光(L)を電気交流量(X)の影響下にあるセンサ要素(3) に入結合させるための手段(4、5)が設けられており、センサ要素(3)内で 測定光(L)の偏光が電気交流量(X)に関係して変更され、また b)測定光(L)の偏光をセンサ要素(3)の通過後に相い異なる偏光面を有す る2つの直線偏光する光部分信号(LS1およびLS2)に分割するための手段 (7)が設けられており、 c)両光部分信号(LS1およびLS2)をそれぞれ電気強度信号S1またはS 2に変換するための手段(12および13)が設けられており、 d)これらの両電気強度信号S1およびS2から強度正規化された信号P=(S 1−S2)/(S1+S2)を導き出すための手段(30)が設けられており、 e)この強度正規化された信号Pをその交流信号成分PACおよびその直流信号 成分PDCに分解するための手段(40)が設けられており、 f)強度正規化された信号Pの交流信号成分PACおよびその直流信号成分PD Cから電気交流量(X)に対するほぼ温度補償された測定信号Sを導き出すため の手段(50)が設けられている ことを特徴とする電気交流量の測定装置。 14.強度正規化された信号Pの交流信号成分PACおよび直流信号成分PDC から測定信号Sを導き出すための手段が、測定信号Sを規則 S=(a*PAC+b*)/(c*PDC+d*) ここでa、b、cおよびdは実の係数であり、a≠0、c≠0かつd≠0 であり、または、両強度信号S1またはS2の1つが消滅するときに、強度正 規化された信号Pの絶対値に等しい絶対値を有する値P=1に相当する単位信号 である に従って求める計算ユニット(50)を含んでいることを特徴とする請求項13 記載の装置。 15.係数a、b、cおよびdが、測定信号Sの温度依存性が少なくとも近似的 に最小であるように設定されていることを特徴とする請求項14記載の装置。 16.係数a、b、cおよびdが規則 a=1、b=0、c=Kおよびd=1 ここでKは実の補正係数 により設定されていることを特徴とする請求項14または15記載の装置。 17.係数a、b、cおよびdが規則 a=1、b=0、c=1およびd=K′ ここでK′は実の補正係数 により設定されていることを特徴とする請求項14または15記載の装置。 18.交流電圧(U)または交流電界を測定するため、センサ要素としてポッケ ルス効果素子(3′′)が設けられていることを特徴とする請求項13ないし1 7の1つに記載の装置。 19.交流電流(I)を測定するため、センサ要素としてファラデー効果素子( 3′′)が設けられていることを特徴とする請求項13ないし17の1つに記載 の装置。 20.円偏光した測定光(L)をセンサ要素(3)に入結合させるための手段( 4、5、6)が設けられていることを特徴とする請求項13ないし18の1つに 記載の装置。 21.直線偏光した測定光(L)をセンサ要素(3)に入結合させるための手段 (4、5)が設けられていることを特徴とする請求項13ないし19の1つに記 載の装置。 22.補正係数Kと、ファラデー効果素子(3′)に入結合した測定光(L)の 偏光面とファラデー効果素子(3′)内の直線複屈折の固有軸線との間の入結合 角ηと、直線複屈折のこの固有軸線と測定光(L)を両光部分信号(LS1およ びLS2)に分割するために設けられている検光子(7)の固有軸線との間の出 結合角θとが少なくとも近似的に下記の条件 cos(2θ+2η)=−2/(3K) sin(2θ−2η)=1 を満足するように設定されることを特徴とする請求項16、19および21の1 つに記載の装置。 23.補正係数K′と、ファラデー効果素子(3′)に入結合した測定光(L) の偏光面とファラデー効果素子(3′)内の直線複屈折の固有軸線との間の入結 合角ηと、直線複屈折のこの固有軸線と測定光(L)を両光部分信号(LS1お よびLS2)に分割するために設けられている検光子(7)の固有軸線との間の 出結合角θとが少なくとも近似的に下記の条件 cos(2θ+2η)=−(2/3)・K′ sin(2θ−2η)=1 を満足するように設定されることを特徴とする請求項17、19および21の1 つに記載の装置。 24.強度正規化された信号Pの交流信号成分PACおよび直流信号成分PDC から測定信号Sを導き出すための手段が予め求められた値表または較正関数を記 憶するための少なくとも1つのメモリを含んでいることを特徴とする請求項13 記載の装置。
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