JPH08510212A - 鉤虫抗凝固剤 - Google Patents
鉤虫抗凝固剤Info
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- JPH08510212A JPH08510212A JP6524552A JP52455294A JPH08510212A JP H08510212 A JPH08510212 A JP H08510212A JP 6524552 A JP6524552 A JP 6524552A JP 52455294 A JP52455294 A JP 52455294A JP H08510212 A JPH08510212 A JP H08510212A
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Abstract
(57)【要約】
鉤虫属から単離且つ精製される可溶性の抗凝固剤蛋白は、凝固アッセイにおいてプロトロンビン時間及び部分的トロンボプラスチン時間の両者を顕著に延長させる。蛋白は、クニッツタイプセリンプロテアーゼ阻害剤ファミリーにアミノ酸配列の相同性を示す。色素産生ペプチド基質及び凝固時間アッセイは、蛋白が、ヒト凝固カスケードを開始するのに関連のある酵素の外因性経路凝固ファクターVIIa、並びに凝固カスケードの通常の経路のファクターXaを阻害することを示す。
Description
【発明の詳細な説明】
鉤虫抗凝固剤
技術分野
本発明は、鉤虫(hookworm)から単離される抗凝固剤に関する。
背景技術
鉤虫は、世界中で10憶人を超える人々が感染している腸管のネマトーダであ
り、成人より子どもが広く罹患している(Cecil’s Textbook
of Medicine,16版、W.B.Saunders Co.1992
、2010ページに簡単に概説されている)。これらの人々は、粘膜に付着した
成熟した鉤虫により生ずる出血の直接的な結果として、腸管から出血する。鉤虫
の疾患は、熱帯のしかも低開発の国々で最もよくある疾患であり、そこでは高温
、湿分の多い土壌、公共の汚水処理システムの欠如並びに裸足による歩行の習慣
を含む環境上及び社会経済上の条件が、特に伝播を助ける。感染の他の経路例え
ば乳児への幼虫の授乳による伝達並びに土壌のついた寝床及び衣服の使用は良く
知られているが(Hotez、P.J.、Pediatr.Infect.Di
s.J.、8:516−520(1989))、感染は、暴露された皮膚が、生
育可能な幼虫を含む寄生虫の卵により汚染された土壌と数分間接触を維持すると
き、しばしば生ずる。これらは、皮膚に浸透し、そして肺へ移動して成虫になり
、小腸の上部へ移動し、そこでそれらは粘膜に付着する。
鉤虫の疾患は、胃腸の血液の損失及びそれに伴う鉄分の欠乏の貧血を主として
引き起こす。粘膜に付着した成虫は、限局性出血を起こすとともに、摂取した血
液を消化する。それぞれの鉤虫は、毎日0.2mLもの血液を吸うことができる
(Spellman、G.G.及びNossel、H.L.、Amer.J.P
hys.220:922−927(1971))。この劇的な血液の損失は、末
梢ヘモグロビン濃度を3g/100mLもの低い濃度へ減少させる。しかし、さ
らに普通に、血液の損失は潜行性であり、そして慢性の鉄分欠乏貧血を生ずる。
それ故、そのヒトの宿主において、成虫の鉤虫は、腸管中へ血液を空にする導管
として機能し、世界的規模で毎日百五十万人の人々の失血に相当する血液の損失
を生ずる。(Hotez、上記)。鉄分の貯蔵の低さをもたらす共存する条件に
加えて栄養素の欠乏は、罹患率の一因となる。
このように多量の血液の損失を生ずる単一の小さい寄生虫の驚くべき能力は、
有効な抗凝固メカニズムの疑問を生じさせる。胃腸管からの血液の損失は、もし
血液を凝固させる能力が、この寄生虫により感染したヒトで損なわれるならば、
促進されるだろう。本世紀の初めに、研究者は、イヌの鉤虫からの抽出物がヒト
の血液の凝固を遅らせる物質を含むことを観察した(Loeb、L.及びFle
isher,M.S.、J.Infect.Dis.7:625−631(19
10))。約50年後、鈎虫の蛋白は、哺乳動物の血漿に加えられたとき、プロ
トロンビン及び部分的トロンボプラスチンの両者の時間を顕著に延長することが
次に見いだされた(Spellman及びNossel、上記並びにCarro
ll,S.M.ら、Thromb.Haemostas.51:222−227
(1984))。
この効果の或るものは、フィブリノーケンを分解させるフィブリノーケン分解
及びフィブリン分解蛋白分解酵素に起因するが(Hotez、P.J.ら、J.
Biol.Chem.260:7343−7348(1985))、有力な抗凝
固作用が働く凝固カスケードの正確な位置は、決定されていなかった。一人の研
究者は、鉤虫の頭部の腺が、顕著にプロトロビンの時間を延長する一方、sty
pven活性化因子Xの凝固時間に認めることのできる作用を有しないことを報
告し、さらに抗凝固剤は、20000−50000ダルトンの分子量を有する蛋
白と同定されることを報告した(Eiff、J.A.、J.Parasitol
.52:833−843(1966))。一方、他の研究者は、虫全体の抽出物
は、事実Stypven時間を延長することを立証し、因子Xaの阻害剤の存在
に有利になるように論じている(Spellman及びNossel、上記)。
損傷を受けた組織の物質により開始される血液の凝固は、酵素的活性化、伝播
及びコントロール事象の連動するネットワーク、いわゆる凝固カスケードにより
伝播する。これらの複雑な反応は、血液の凝固が迅速に生じそして局在化された
ままであることを確実にする。血液の凝固は、蛋白の足場(scaffoldi
ng)の形成、フィブリンの凝固を生じ、それは、出血をコントロールしそして
次の細胞の内部への成長及び組織の修復のための巣として働く。数日後、フィブ
リンの凝固は分解し、そして結合組織マトリックス分子のさらに永久的な足場に
より置換される。凝固の形成の遅延又は凝固の早すぎる分解を生ずる異常性は、
出血の傾向を伴うことになる。
凝固及びフィブリン分解は、多くの血液血漿蛋白を含み(例えば、上記のCe
cilの表155−1,1000ペーシ参照)、血液凝固メカニズムが一層詳細
に研究されるにつれリストは増える。構造上及び機能性の類似性は、蛋白をグル
ープ付けするのに使用できる。例えば、一つのグループは、セリンプロテアーゼ
の酵素原であり、それ故トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼ、プラスミ
ン及びカテプシンGを含む蛋白のセリンプロテアーゼのファミリーのメンバーで
ある。凝固カスケードにおいて、因子II、VII、IX、X、XI、XII及
び蛋白Cは、セリンプロテアーゼファミリーにある。これらは、グルタミン酸残
基のビタミンK依存翻訳後カルボキシル化により改変され、それは、蛋白をして
カルシウム及びホスホリピドと結合させ、それにより血液の凝固に有効に参加す
る。凝固カスケードにおける組織プラスミノーケン活性削もセリンプロテアーゼ
である。他の蛋白は、セリンプロテアーゼ阻害剤であって、それ故蛋白の「セル
ピン」ファミリーのメンパーであり、アンチトロンビンIII、ヘパリンコファ
クターII及びブラスミノーゲン活性剤を含む。
血液の凝固は、組織ファクター、いわゆる「外在性システム」へ血液を曝すこ
とにより、又は血漿の接触ファクター、いわゆる「内在性システム」の活性化に
より開始できる。これらの開始経路の両者は、通常の経路へ導かれ、それは、主
な凝固酵素であるトロンビンの合成を生ずる。上記の二つの主な凝固テストは、
これらの経路を区別する。プロトロンビン時間(ここではPTとする)テストで
は、組織ファクターは、活性化が外在性経路により進むように、血漿へ加えられ
る。部分的トロンボプラスチン時間(ここではPTTとする)テストでは、血漿
は、内在性経路により活性化される。経路は、幾分関連する。それは、内在性で
しかも通常の経路の因子IXに従うファクターとともに内在性ファクターである
因子IX、並びにIX及びXを活性化する外在性のファクターである因子VII
の欠乏は、すべて出血の傾向と組合わさっているからである。逆に、因子XII
及びXIIを活性化するプレカリクレインの欠乏は、出血の問題を引き起こさな
い。
発明の概要
新しい抗凝固剤を提供するのが本発明の目的である。
多数の血管の障害の治療、並びに鉤虫の感染に対するワクチンの開発及び慢性
の感染の後遺症を減らすための戦略のための治療剤として使用できる抗凝固剤を
提供するのが、本発明の他のそしてさらに詳しい目的である。
これら及び他の目的は、本発明により達成され、それは、Ancylosto
ma特にAncylostoma caninum、鉤虫から単離及び精製され
た可溶性の蛋白抗凝固剤を提供する。凝固アッセイでは、蛋白は、プロトロンビ
ン時間及び部分的トロンボプラスチン時間を延長する。それは、ヒトの凝固カス
ケードを開始するのに関係のある酵素である凝固ファクターVIIa及びXaを
阻害し、それにより通常の経路阻害活性も示される。蛋白は、トロンビン又は凝
固ファクターII及びVを阻害しない。
蛋白は、約16500ダルトンの見かけの分子量を有する。それは、アミノ酸
配列Tyr−Gly−Pro−Cys−Lys並びにTyr−Pro−Glu−
Cys−Gly−Glu−Asn−Cys−Gly−Leuを含み、従ってセリ
ンプロテアーゼ阻害剤のKunitzタイプのファミリーに属するポリペプチド
と配列の相同性を示す。
本発明は、又鉤虫抗凝固剤をエンコードするDNA、DNAからなる生物的に
官能性の円状のプラスミド又はウイルス性DNAベクター、並びに宿主細胞をし
て蛋白を発現させるやり方でベクターにより転換又はトランスフェクシヨンされ
た原核又は真核の宿主細胞例えばE.coliを提供する。
図面の簡単な説明
図1は、0.01単位の精製されたファクターXaによる基質(40μgのC
hromozym X)の色素産生加水分解の鉤虫抽出物による選択的阻害を示
す(白いバー)。等量の鉤虫の蛋白は、精製されたトロンビン対その基質の活性
を阻害しない(Chromozym TH、斜線付きバー)。
図2は、Q−セファロースカラムクロマトグラフィーによる鉤虫阻害剤の一部
精製を示す。100匹の成虫からの鉤虫の抽出物を、重力の流れを使用して1.
7×9cmのQ−セファロースカラムへ加えた。主な蛋白のピーク(−で示す)
を2.0MのNaCl勾配によりカラムから溶離した。個々のカラムフラクショ
ン(約1mL)を集め、色素産生アッセイによりファクターXa阻害活性につい
てアッセイした(−−で示す)。
図3は、プロトロンビン(白丸)及び部分的トロンボプラスチン時間(黒丸)
に対するQ−セファロースカラムフラクションの効果を示す(コントロール時間
、PT=1.0秒、PTT=28.3秒)。抗凝固剤の活性のピーク即ちPT/
PTTの延長は、ファクターXa活性の色素産生アッセイにより観察される阻害
のピークに相当する。
図4は、上記の図1について記述したのに類似の生体外色素産生アッセイを使
用してファクターVIIa(白いバー)並びにXa(斜線付きバー)に対する精
製した鉤虫抗凝固剤の効果を示す。
発明の詳細な説明
本発明は、鉤虫から単離且つ精製された低分子量蛋白が、ヒトの凝固カスケー
ドの開始に関係のある酵素である外在性のファクターVIIa及び通常の経路の
ファクターXaの両者に結合し阻害するという発見に基づく。
「鉤虫」とは、ヒトに感染する主な鉤虫、Ancylostoma duod
enale、Necator americanus、並びにより普通でないが
A.ceylonicum、そして他の動物に感染する鉤虫例えばAncylo
stoma caninum、Bunostomum phlebotomum
、Agriostomum vryburgi、B.trigonocepha
lum、及びGaigeria pachyscelisを含むがこれらに限定
されない小腸から血液を吸う全てのネマトーダを意味する。他の血液を吸うネマ
トーダ例えばHaemonchus種例えばH.contortusも又本発明
により含まれる。Ancylostoma caninumが、一つの態様では
好ましい。
本発明の実施では、可溶性蛋白抗凝固剤は、鉤虫から単離且つ精製される。「
精製]により、本質的に均一で、蛋白を分離するシステムの電気泳動で一つのポ
リペブチドパンドを生ずることを意味し、精製された抗凝固剤は、それ故結合し
た蛋白を含む他の鉤虫成分を実質的に含まない。一般に、調製は、ネマトーダを
ホモゲナイズするか又はリーシスして可溶性の抽出物を得て、そして抽出物から
蛋白を精製することにより行われる。当業者にとり良く知られている任意のタイ
プの蛋白精製スキームが使用でき、例えばアフィニティ、イオン交換、排除、分
配、液体及び/又は気体−液体クロマトグラフィー;ゾーン、紙、薄層、セルロ
ースアセテート膜、アガーゲル、澱粉ゲル、及び/又はアクリルアミドゲル電気
泳動;免疫化学方法;これら相互並びに他の分離技術例えば透析とのこれらの組
み合わせなどがある。
一つの態様では、蛋白は、セファロースイオン交換カラムを使用して鉤虫抽出
物の蛋白を分離することにより、次にアガロース樹脂に結合した精製したヒトフ
ァクターXaからなるアフィニティカラム上の精製並びにセファロースゲルカラ
ムを通るゲル濾過により得られる。
得られた鉤虫抗凝固剤蛋白は、ファクターX(Stypven)凝固時間とと
もに凝固アッセイにおけるプロトロンビン時間及び部分的トロンボプラスチン時
間を延長させる。それは、ヒト凝固カスケードを開始するのに関係のある酵素で
ある外在性ファクターVIIaを阻害する。さらに、それは、又凝固カスケード
の通常の経路でファクターXaにも結合できる。それ自体、それは、凝固カスケ
ードを制御するためにヒトの組織により生成される主な内因性抗凝固剤であるほ
乳動物外在性経路阻害剤(EPI)に極めて類似性を有する。鉤虫抗凝固剤は、
精製したトロンビンの加水分解活性を阻害せず、そして凝固ファクターII及び
Vを阻害しない。
本発明の鉤虫抗凝固剤は、約16500ダルトンの分子量を示す。それは、ア
ミノ酸配列Tyr−Gly−Pro−Cys−Lys並びにTyr−Pro−G
lu−Cys−Gly−Glu−Asn−Cys−Gly−Leuを含み、従っ
てセリンプロテアーゼ阻害剤のKunitzタイプのファミリー又は膵臓トリプ
シンに属するポリペプチドと配列相同性を示す(結晶状の形で単離される初めて
の阻害剤の名をとって命名される、特有の1:1酵素−阻害剤化学量論が決定さ
れた初めてのもの、可逆性が立証された初めてのもの、配列される初めてのもの
そして三次元構造が決定された初めてのもの;Laskowski、M.及びK
ato、I.Ann.Rev.Biochem.49:593−626(198
0))。このポリペプチドファミリーのメンバーは、他の哺乳動物、カタツムリ
及びイソギンチャク、並びに大豆及び蛇毒を含む多くの種に見いだされる。Ku
nitzタイプ阻害剤についてコーディングする遺伝子は、従って非常に古くそ
して非常に広く分布している。
又本発明により含まれるのは、単離され精製された蛋白に類似の活性及び構造
を示す合成鉤虫抗凝固剤である。蛋白が小さいので、それは、任意の化学的手段
を使用してペプチド結合の順次形成によりその成分アミノ酸から製造できる。別
に、アミノ酸配列は、本発明の鉤虫抗凝固剤を規定するクローンされた相補性D
NAを製造するのに使用でき、それは次に標準の手段を使用して蛋白の発現のた
めに宿主細胞を変換又はトランスフェクションするのに使用できる。又、本発明
により包含されるのは、ここで記載された相補性DNAに密接に関連するか又は
相同のDNA配列であり、即ち鉤虫抗凝固剤cDNA及びそれに対応するRNA
へ特に厳重な条件下でハイブリッド形成するDNA配列である。抗凝固剤エンコ
ーディング配列に加えて、本発明により包含されるDNAは、遺伝子の発現を助
けるベクター構造配列に応じて、追加の配列を含むことができる。
遺伝子コードの退縮のために、種々のコドン変化の組み合わせは、本発明の抗
凝固剤蛋白をエンコードするDNAを形成するために選ばれて、蛋白をエンコー
ドするDNAを生ずる全てのヌクレオチドの1種以上の欠失、1種以上の付加、
又は1種以上の点変異は、本発明により包含される。或るコドンは、或るタイプ
の生物におけるポリペプチド発現に一層能率的であるため、本発明の蛋白をコー
ドするDNA物質を生ずる遺伝子改変の選択は、好ましくは、組み換えベクター
の宿主として働くタイブの生物において最も能率的な発現を生ずるものである。
改変されたコドンの選択は、又ベクター構造をどうするかに依存する。
本発明の鉤虫抗凝固剤についてコーディングしたDNAを形成するのに使用さ
れるDNA原料は、天然、組み換え又は合成の何れでもよい。従って、組織又は
組織培養から単離される、従来の方法を使用してオリゴヌクレオチドから構成さ
れる、市販されているものから得られる、又は抗凝固剤蛋白についてコーディン
グしたRNAを単離しそしてこのRNAを使用して対応する二本鎖DNAを合成
するテンプレートとして使用される一本鎖cDNAを合成することにより製造さ
れるDNA原料は、本発明の抗凝固剤をエンコードするDNAを製造するのに使
用できる。
本発明の蛋白をエンコードするDNA、又はそれに相当するRNAは、次にベ
クター、例えばpBR、pUC、pUB又はpETシリーズのプラスミド、並び
に微生物性宿主生物を転換するのに使用される組み換えベクターに挿入される。
本発明で有用な宿主生物は、細菌性(例えばE.coli又はB.subtil
is)、酵母(例えばS.cervisiae)又は哺乳動物性(例えばマウス
線維芽細胞)である。本発明は、従って又標準の手段により生ずる鉤虫抗凝固剤
を記述するRNA及びDNAを配合する、新規な生物学的に官能的なウイルス及
び円状のプラスミドRNA及びDNAベクターを提供する。外因性のベクター含
有DNA又はRNA配列の大きなスケールの発現並びに成長培地、細胞溶解物又
は細胞膜フラクシヨンからの所望のポリペプチドの単離を助ける条件下の上記の
ベクターにより安定に転換又はトランスフエクションされた宿主生物の培養は、
所望の生成物を生ずる。
本発明は、従って、鉤虫抗凝固剤についてコーディングするDNA配列の全部
及び/又は一部の製造を提供し、選択された非哺乳動物宿主による発現について
好ましいコドンの挿入、エンドヌクレアーゼ酵素による制限による開裂の部位の
提供及び容易に発現されるベクターの構成を助ける追加の最初、末端又は中間の
DNA配列の提供のような有利な特徴を含む。それに応じて、本発明は、1個又
はそれ以上のアミノ酸残基の同一性又は位置の点でここに特に記載した形とは異
なりしかもここに記述した鉤虫抗凝固剤の生物学的性質を分かち合う抗凝固剤ア
ナログ(即ち、抗凝固剤について特定される残基を全てより少なく含む欠失アナ
ログ、及び/又は1個又はそれ以上の残基が末端又は中間の部分のポリペプチド
に付加される置換アナログ)の微生物性発現についてコーディングするDNA配
列の製造(並びにcDNA及びケノムDNAの部位特異性変異誘発による発生)
を提供する。
本発明のDNA(及びRNA)配列は、一次構造配座の少なくとも一部を有し
しかも鉤虫抗凝固剤の1種又はそれ以上の生物学的性質を有するポリペプチド生
成物の真核又は原核の宿主細胞における発現を確実にするのに有用である全ての
配列についてコードし、(a)ここに記載したような抗凝固剤蛋白をエンコード
するDNA配列、又は相補性鎖;(b)(a)で規定したDNA配列又はそのフ
ラグメントへ(ハイブリダイゼーション条件下で)ハイブリッドするDNA配列
;並びに(c)遺伝子コードの退縮のためではなく上記の(a)及び(b)に規
定したDNA配列へハイブリッドするDNA配列を包含する。特に包含されるの
は、そこに含まれる抗凝固剤の対立遺伝子変種の形をエンコードするゲノムDN
A、RNAをエンコードする配列、そのフラグメント並びにRNA又はDNA配
列は非脊椎動物宿主のメッセンジャーRNAのRNA複製又は転写を助けるコド
ンを挿入できるアナログである。
本発明により提供される微生物的に発現された蛋白の単離及び精製は、従来の
手段によりなされ、例えば調製クロマトグラフィー分離例えば実施例に示される
もの、並びにモノクローナル及び/又はポリクローナル抗体調製を含む免疫学的
分離を含む。
本発明の鉤虫抗凝固剤蛋白は、多数の望ましい特徴を示す。血液を採る寄生虫
例えばダニOrnithodoros moubata(Waxman、L.ら
、Science248:593−596(1990))、ブユSimuliu
m vittatum(Jacobs、J.W.ら、Thromb.Haemo
st.61:235−238(1989))及びヒルの2種Haementer
i
a officinalis(Nutt、E.ら、J.Biol.Chem.2
63:10162−10167(1988))及びHaementeria g
hilianii(Condra、C.、Thromb.Haemost.61
:437−441(1989))から由来する他の抗凝固剤とは異なり(それら
の殆どは、通常の経路の成分(ファクターXa及びトロンビン)を阻害できる)
、鉤虫抗凝固剤は、ヒト凝固カスケードを開始するのに関係のある酵素である凝
固ファクターVIIaの活性に結合し阻害する。その上、本発明の蛋白は、小さ
く可溶性であり強力である。それ故、それは、末梢血管疾患、卒中、冠性心疾患
、凝固亢進症及び他の凝固障害を含む多数の血管障害の治療のための治療剤とし
て有用性を有する。
鉤虫感染に伴う主な罹患率が、成虫により生ずる胃腸の血液の損失を考慮した
ものであるので、これらの腸の寄生虫の抗凝固メカニズムを阻害することを目指
す介入は、慢性感染の後遺症を顕著に減少させる。従って、鉤虫抗凝固剤の単離
及び精製も、感染中の血液の損失を防ぐための鉤虫の代替の治療を開発する手段
を提供する。鉤虫抗凝固剤の単離及び精製も、診断の目的のためのポリペプチド
マーカーを提供する。
さらに、鉤虫抗凝固剤を目指す免疫反応の増大は、危険に曝されている人々の
鉤虫感染の負担を低減することに集中しているワクチンの開発のための有効な戦
略を示す。鉤虫感染は、最も臨床的に重要な土壌により伝達される寄生虫病の一
つであり、そして第三世界の子どもは、この通常潜行性の出血に殆どかかってい
る(Hotez、上記)。抗原として、本発明の蛋白は、ワクチン化の可能性の
あるものを提供する。
実施例
以下の実施例は、本発明をさらに説明し解説するために提供され、全ての点で
制限するものと受け取ってはならない。
実施例
属Ancylostoma caninumの鉤虫の成虫を、Schad、G
.
A.、Exp.Parasitol.47:246−253(1979)により
記載されたように感染されたイヌの腸から得た。簡単にいえば、感染されたイヌ
は、それらがピークの寄生虫の個体数を示したとき(感染後約22−31日、糞
1g当たりの鉤虫の卵の数を計測することにより決める)、殺した。単離した虫
を−70℃に冷凍保存した。粗製の鉤虫抽出物を、1mLの0.05Mトリス−
HCl緩衝液、pH7.5(以下、「緩衝液」とする)に一度ずつ100匹まで
の成虫を懸濁し、そして氷上で10分間ガラスホモジナイザーですり潰すことに
より製造した。この懸濁物を、次に2分間8000gで遠心分離し、上澄み液を
集めた。抽出物の蛋白含量を次にBradfordの方法を使用して決定し、そ
れは、蛋白へのCoomassieブルーの結合を含み、染料の吸収最大のシフ
トを生ずる(Bradford、M.M.、Anal.Biochem.72:
248−254(1976))。抽出物を−20℃で凍結した。
市販の精製されたヒト凝固ファクターXa並びにベーリンガー・マンハイム(
インディアナポリス)から購入した色素産生基質(Chromozym、N−メ
トキシカルボニル−Nle−Gly−Arg−4−ニトラニリド−アセテート)
を使用する色素産生アッセイを使用して、鉤虫蛋白抽出物の特徴を知りそしてそ
れから次に精製される蛋白を同定した。因子Xaの10μL(0.01単位)を
、20μLの鉤虫抽出物、蛋白又は緩衝液A(0.05Mトリス−HCl、pH
8.2、0.1%ウシ血清アルブミン)とともに20℃で10分間インキュベー
トした。900μLの緩衝液Aを加え、次に20μL(40μg)のChrom
ozym Xを加えた。混合物を6時間反応させ、光学密度を次に405nmで
測定した。精製したファクターXaを欠く負のコントロールは、同じ条件下で最
小の加水分解を示した。
同様な条件は、両者ともベーリンガー・マンハイムから購入した、市販の精製
したヒトトロンビン(0.02単位)により40μgの基質(Chromozy
m TH:トシル−Gly−Pro−Arg−4−ニトラニリド−アセテート)
の色素産生の加水分解に対する鉤虫蛋白の作用を測定するために使用された。
因子Xの凝固時間は、150μLの緩衝液中の50μLの鉤虫抽出物又は蛋白
へ50μLのプールしたヒト血漿を加えることにより決定された。この100μ
Lへ、Bachmann(Bachmann、F.ら、Thromb.Diat
hesis Haem.2:24−38(1958))により記載されたように
、150μLのウシファクターX欠乏血漿(シグマ、セントルイス)、100μ
LのStypven(シグマ、1:10希釈)、セファリン(シグマ)及びCa
Cl2(0.035M)を加えた。凝固する時間を測定し、そして鉤虫蛋白のな
い緩衝液を使用して標準曲線及びコントロールの両者を比較した。
図1に描いたように、ファクターXaの活性は、40μgの粗製可溶性鉤虫蛋
白の存在下で50%低下した。ファクターX凝固時間のハイオアッセイを使用し
て、ファクターX凝固時間は、500μgの粗製鉤虫抽出物の存在下コントロー
ル血漿のみと比較して71%上昇した。
プロトロンビン時間(PT)及び部分的トロンボプラスチン時間(PTT)は
、20℃で鉤虫抽出物又は蛋白を400μLのプールしたヒト血漿に加え、次に
MLA1000自動凝固時間レコーダー(Medical Laborator
y Automation、マウントパーモン、NY)中でそれぞれDade
Thromboplastin C Plus(商標)Dade Actin
FSL(商標)(Baxter Healthcare、マイアミ)を使用して
、PT及びPTTを測定することにより決定した。結果は、緩衝液で鉤虫蛋白を
置換したコントロールと比較して、凝固時間の%増加として示された。これらの
やり方を使用して、0.6mgの粗製可溶性鉤虫蛋白を0.4mLのヒト血漿に
加えて、PTは125%延長し(9.9秒から22.3秒)そしてPTTは57
%延長した(29.2秒から45.9秒)。
可溶性鉤虫蛋白を含む上澄み液を、1.0mMのオルト−フェナンスロリン、
1.0mMのシチオスレイトール、0.1mg/mLの13000−23000
分子量のポリビニルアルコール、及び0.1%のポリオキシエチレン23ラウリ
ルエーテル(30重量%/容量)を含む緩衝液で平衡させた2.7×9cmのQ
−セファロースイオン交換カラム(シグマ、早い流れ、湿潤ビーズサイズ45−
165μ)へ流した。結合した蛋白を、0−2.0MのNaCl勾配により溶離
し、そして上記の色素産生アッセイでファクターXaを阻害できた溶離中のフラ
クション(図2)をプールし、凍結した。
生体外で最も顕著なファクターXa阻害活性を示したカラムフラクションも、
33%ファクターX凝固時間を延長した。フラクションは、又PT及びPTTを
延長するそれらの能力についてアッセイされた。図3に示されるように、ファク
ターXa阻害活性を含んだカラムフラクションは、PT及びPTTの両者を延長
したカラムフラクションと同じであった。どんな他のカラムフラクションも、精
製したファクターXaの活性を阻害しないし、又はPT/PTTの延長も生じさ
せなかった。
ファクターXaの加水分解活性の特定の阻害は、7.75阻害単位(IU)/
mg蛋白から42IU/mg蛋白へ、Q−セファロース後5倍増大した。1IU
は、コントロールに比較して、精製したファクターXaによる色素産生基質加水
分解の速度を1%低下させる鉤虫蛋白の量として規定された。ファクターXaを
阻害するQ−セファロースカラムから得たプールしたフラクションは、0.1M
のNaClを含む緩衝液に対して透析され、そしてアガロース樹脂に結合した精
製したヒトファクターXaからなるアフィニティカラムへ加えた。このファクタ
ーXaに結合した蛋白を、0.17Mの酢酸により溶離した。カラムから溶離し
そしてファクターXa阻害活性を含んだフラクションをプールし、そして緩衝液
を、Centricon 3ミクロ濃縮器(Amicon)を使用して0.1M
のNaClを含む緩衝液へ変化させた。
プールしたフラクションを高速圧力液体クロマトグラフィーを使用して、スー
パーロース(商標)12(Pharmacia)ゲル濾過カラム(24mL)に
加えた。初めの抽出物より100倍阻害力が増大したファクターXa阻害活性を
含むフラクシヨンをプールしそして凍結乾燥した。この点で、蛋白は、変性及び
非変性の条件下でSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動で単一のバンドとし
て観察された。
別に、精製は、Q−セファロースイオン交換カラム、上記のゲル濾過、そして
Vydac(商標)C18カラムを使用する逆相高速液体クロマトグラフィーを
使用して達成された。精製した抗凝固剤蛋白の見かけの分子量は約16500ダ
ルトンである。
精製した抗凝固剤は、代わりにファクターVIIaを使用したことを除いて、
上記の凝固ファクターXaのアッセイについて記述したものに類似のやり方を使
用して、凝固ファクターVIIa(図4)の活性を阻害することを示した。上記
の色素産生アッセイを使用して、蛋白は、凝固カスケードの通常の経路における
他のセリンプロテアーゼである精製したトロンビンの加水分解活性を阻害できる
ようには考えられない。同様に、可溶性の蛋白は、ファクターII及びVに対し
て作用しなかった(上記のプロトロンビン、部分的トロンボプラスチン時間アッ
セイに似た凝固時間アッセイにおいて)。
同様なテストで、トリプシン、キモトリプシン、カリクレイン、プラスミン、
蛋白C、組織プラスミノーゲン活性剤、ウロキナーゼ及びファクターXIIaは
、6.25nMの精製した抗凝固剤の存在下で阻害されなかった。
予備的なアミノ酸配列データは、表I(アイテム6として)で示される、二つ
のペブチドフラグメントTyr−Gly−Pro−Cys−Lys(配列ID
No 6)並びにTyr−Pro−Glu−Cys−Gly−Glu−Asn−
Cys−Gly−Leu(配列ID No 7)を同定した。アミノ酸残基に関
する略称は、以下の通りである。A、Ala;C、Cys;D、Asp;E、G
lu;F、Phe;G、Gly;H、His;I、Ile;K、Lys;L、L
eu;M、Met;N、Asn;P、Pro;Q、Gln;R、Arg;S、S
er;T、Thr;V、Val;W、Trp;及びY、Tyr。(米国特許庁フ
ォーマットを使用する全アミノ酸配列は、本出願の配列リストセクションで以下
に示される。)
1.膵臓トリプシン阻害剤
2.グリーンマンバ毒
3.組織ファクター経路阻害剤、テール(tail)I
4.組織ファクター経路阻害剤、テールII
5.組織ファクター経路阻害剤、テールIII
6.鉤虫抗凝固剤
鉤虫蛋白配列は、膵臓トリプシン阻害剤(アイテム1、配列ID No1)、
グリーンマンバ毒(アイテム2、配列ID No2)、及び組織経路阻害剤(ア
イテム3−5、配列ID No3−5)に相同性を示し、精製した蛋白がこれら
のペプチドとともにKunitzタイプセリンプロテアーゼ阻害剤のファミリー
にあることを示唆している。
成虫Ancylostoma caninum鉤虫によりつくられたcDNA
ライブラリーから単離された2.3キロベースのクローンから予言される配列は
、配列ID No8に示され、停止コドンは、星印の間に示される。配列が多数
のタンダムに整列したKunitzドメインを有することが分かる。
同様な単離のやり方に従って、抗凝固剤は、Necator america
nus鉤虫から単離された。抽出物は、虫を0.05Mのトリス−HCl緩衝液
、pH7.5に懸濁し、氷上のガラスホモシナイザー中ですり潰すことにより調
製した。懸濁物を次に遠心分離し、上澄み液を集めた。市販の精製したヒト凝固
ファクターXa及び色素産生基質Chromozym Xを使用する色素産生ア
ッセイを使用して、蛋白の特性を明らかにし、それから次に精製される蛋白を同
定した。ファクターXa(〜0.01単位)を抽出物とインキュベートし、そし
てファクターX凝固時間を上記のように測定した。このやり方を使用して、ファ
クターXa活性は、Necator単離物により40%低下した。
上記の記述は、当業者にいかに本発明を実施するかを教示する目的のためであ
り、それは、記述を読んで当業者に明らかになるだろうその全ての明白な改変及
び変化を詳述することを目的とするものではない。しかし、全てのこれらの明白
な改変及び変化は、請求の範囲により規定された本発明の範囲内に含まれること
を目的とする。請求の範囲は、内容が逆のことを特に指示していない限り、そこ
において目的としている目標に合致するのに有効な請求の範囲の成分及び任意の
順序の段階をカバーすることを意味する。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
A61K 39/002 AEC 9284−4C A61K 39/002 AEC
C07H 21/04 8615−4C C07H 21/04 B
(C12P 21/02
C12R 1:90)
(72)発明者 ホテズ,ピーター ジェイ
アメリカ合衆国コネチカット州 06410
チエシャー バットンウッド サークル
55
(72)発明者 リチャーズ,フランク イー
アメリカ合衆国コネチカット州 06511
ニュー ハーベン ハンチングトン スト
リート 24
(72)発明者 ホードン,ジョン エム
アメリカ合衆国コネチカット州 06405
ブランフォード フローレンス ロード
91
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.十二指腸鉤虫、セイロン鉤虫、アメリカ鉤虫、並びにイヌ鉤虫からなる群か ら選ばれる鉤虫から単離される精製された可溶性の蛋白を含む抗凝固剤組成物に おいて、該蛋白がプロトロンビン時間及び部分的トロンボプラスチン時間を延長 させる組成物。 2.該蛋白が凝固ファクターVIIa及びXaを阻害する請求項1の組成物。 3.鉤虫から単離される精製された可溶性の蛋白を含み、さらに約16500ダ ルトンの分子量を有する抗凝固剤組成物において、該蛋白が凝固ファクターVII a及びXaを阻害する組成物。 4.該蛋白は、十二指腸鉤虫、セイロン鉤虫、アメリカ鉤虫、並びにイヌ鉤虫か らなる群から選ばれる鉤虫から単離且つ精製される請求項3の組成物。 5.該蛋白は、セリンプロテアーゼ阻害剤のクニッツファミリーへアミノ酸配列 の相同性を示す請求項1〜4のいずれか1つの項の組成物。 6.該蛋白は、アミノ酸配列Tyr−Gly−Pro−Cys−Lys並びにT yr−Pro−Glu−Cys−Gly−Glu−Asn−Cys−Gly−L euを含む請求項1〜4のいずれか1つの項の組成物。 7.該蛋白は、トロンビン又は凝固ファクターII及びVを阻害しない請求項1〜 4のいずれか1つの項の組成物。 8.該蛋白は、イヌ鉤虫から単離且つ精製される請求項1〜4のいずれか1つの 項の組成物。 9.請求項1〜4のいずれか1つの項記載の蛋白をコードするDNA配列を含む 精製且つ単離されたDNA配列。 10.宿主細胞をして該蛋白を発現させるやり方で請求項9記載のDNA配列によ り転換又はトランスフェクションされた原核又は真核の宿主細胞。
Applications Claiming Priority (3)
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| US08/055,988 US5427937A (en) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | Hookworm anticoagulant |
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| A313 | Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313 Effective date: 20040203 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040302 |