JPH08510445A - G−タンパク質機能の阻害および増殖性疾患の治療に有用な三環式スルホンアミド化合物 - Google Patents
G−タンパク質機能の阻害および増殖性疾患の治療に有用な三環式スルホンアミド化合物Info
- Publication number
- JPH08510445A JPH08510445A JP6518410A JP51841094A JPH08510445A JP H08510445 A JPH08510445 A JP H08510445A JP 6518410 A JP6518410 A JP 6518410A JP 51841094 A JP51841094 A JP 51841094A JP H08510445 A JPH08510445 A JP H08510445A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alkyl
- compound
- substituted
- formula
- aryl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D401/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
- C07D401/02—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
- C07D401/04—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings directly linked by a ring-member-to-ring-member bond
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
- A61P35/02—Antineoplastic agents specific for leukemia
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D221/00—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom, not provided for by groups C07D211/00 - C07D219/00
- C07D221/02—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom, not provided for by groups C07D211/00 - C07D219/00 condensed with carbocyclic rings or ring systems
- C07D221/04—Ortho- or peri-condensed ring systems
- C07D221/06—Ring systems of three rings
- C07D221/16—Ring systems of three rings containing carbocyclic rings other than six-membered
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D409/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms
- C07D409/14—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms containing three or more hetero rings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D417/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00
- C07D417/14—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00 containing three or more hetero rings
Landscapes
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Public Health (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Hematology (AREA)
- Oncology (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Other In-Based Heterocyclic Compounds (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
式4.0の化合物:
Description
【発明の詳細な説明】
G−タンパク質機能の阻害および増殖性疾患の治療に有用な
三環式スルホンアミド化合物背景
1992年7月9日に刊行された国際公開WO92/11034号は、抗腫瘍剤と以下の式で
表される増強剤とを同時に投与することにより、抗腫瘍剤に対して耐性である腫
瘍の抗腫瘍剤に対する感受性を増大させる方法を開示している:
ここで、破線は、任意の二重結合を表し;X'は、水素またはハロであり;そして
、Y'は、水素、置換カルボキシレートまたは置換スルホニルである。例えば、Y'
は、特に、-COOR'(ここで、R'は、C1-C6アルキルまたは置換アルキル、フェニ
ル、置換フェニル、C7-C12アラルキルまたは置換アラルキル、もしくは-2、-3、
または-4ピペリジルあるいはN-置換ピペリジルである)であり得る。Y'はまた、
特に、SO2R'(ここで、R'は、C1-C6アルキル、フェニル、置換フェニル、C7-C12
アラルキル、または置換アラルキルである)であり得る。このような増強剤の具
体例としては、ロラタジンのような11-(4-ピペリジリデン)-5H-ベンゾ[5,6]
シクロヘプタ[1,2-b]ピリジンが挙げられる。
オンコジーンは、細胞増殖および有糸分裂誘発の剌激を導くシグナル変換経路
のタンパク質要素をしばしばコードする。培養細胞中でのオンコジーン発現は、
軟寒天における細胞の増殖能力、および非形質転換細胞により示される接触阻害
を欠いている密なフォーカスとしての細胞の増殖により特徴づけられる、細胞形
質転換を導く。特定のオンコジーンの変異および/または過発現は、ヒトの癌に
関連している場合が多い。
形質転換ポテンシャルを得るために、Ras癌タンパク質の前駆体は、カルボキ
シル末端テトラペプチドに位置するシステイン残基のファルネシル化(farnesyl
ation)に供されなければならない。そのため、この改変を触媒する酵素である
ファルネシル(farnesyl)タンパク質トランスフェラーゼのインヒビターは、Ra
sが形質転換に寄与する腫瘍に対する抗ガン剤として提案されている。変異した
、オンコジーン形態のrasは、多くのヒトの癌においてしばしば見出され、最も
顕著には、50%を超える結腸および膵臓癌において見出される(Kohlら、Scienc
e,第260巻、1834-1837,1993)。
ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼのインヒビターについての最近の
目的の観点から、ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼの阻害に有用な化
合物が、当該分野で望まれている。本発明により、このような化合物が提供され
る。発明の要旨
本発明の三環式化合物によるファルネシルタンパク質トランスフェラーゼの阻
害は、以前には報告されていない。従って、本発明は、本発明の三環式化合物を
用いてファルネシルタンパク質トランスフェラーゼを阻害する方法を提供する。
この化合物は、(i)インビトロで、ファルネシルタンパク質トランスフェラー
ゼを潜在的に阻害するが、ゲラニルゲラニルタンパク質トランスフェラーゼIは
阻害しない;(ii)ファルネシル受容体であるトランスフォーミングRasの形態
により誘導される表現型変化をブロックするが、ゲラニルゲラニル受容体に設計
されたトランスフォーミングRasの形態によるものはブロックしない;(iii)フ
ァルネシル受容体であるRasの細胞内プロセッシングをブロックするが、ゲラニ
ルゲラニル受容体に設計されたRasはブロックしない;そして(iv)トランスフ
ォーミングRasにより誘導される培地中での異常な細胞増殖をブロックする。本
発明に
おいて開示される1つの化合物は、動物モデルにおいて抗腫瘍活性を有すること
が示されている。
本発明は、有効量の本発明の化合物を投与することにより、細胞(形質転換細
胞を含む)の異常な増殖を阻害する方法を提供する。細胞の異常な増殖とは、正
常の調節メカニズムとは独立した細胞増殖(例えば、接触阻害の損失)を意味す
る。これは、以下の異常な増殖を含む:(1)活性化Rasオンコジーンを発現する
腫瘍細胞(腫瘍);(2)他の遺伝子におけるオンコジーンの変異の結果としてR
asタンパク質が活性化されている腫瘍細胞;および(3)異常Ras活性化が起こる
他の増殖性疾患の良性および悪性細胞。
本発明に有用な化合物は、式1.0で表される化合物、あるいはそれらの薬学的
に受容可能な塩または溶媒和物である:
ここで、
a、b、c、およびdのうちの1つは、NまたはNR9を表し、ここでR9は、O-
、-CH3または-(CH2)nCO2H(ここでnは、1〜3である)であり、そして、残
りのa、b、c、およびd基は、CR1またはCR2を表し;
R1およびR2は同一または異なり、そして各々が、独立して、H、ハロ、ベンゾ
トリアゾール-1イルオキシ、-CF3、-OR10、-COR10、-SR10、-S(O)tR11(ここ
でtは、0、1、または2である)、-N(R10)2、-NO2、-OC(O)R10、-CO2R10
、-OCO2R11、-CN、-NR10COOR11、アルキニル、アルケニル、またはアルキルであ
り、このアルキルまたはアルケニル基は、ハロ、-OR10、または-CO2R10で置換さ
れ得;
R3およびR4は同一または異なり、そして各々が、独立して、R1およびR2の置換
基のいずれかを表し、あるいは、R3およびR4は共に、ベンゼン環に縮合した飽和
または不飽和のC5-C7環(環III)を表し;
R5、R6、R7、およびR8は、各々独立して、H、-CF3、-COR10、アルキルまたは
アリールであり、このアルキルまたはアリールは、-OR10、-SR10、-S(O)tR11
、-NR10COOR11、-N(R10)2、-NO2、-COR10、-OCOR10、-OCO2R11、-CO2R10、-OP
O3R10で置換され得るか、あるいは、R5、R6、R7、およびR8のうちの1つは、以
下で定義されるRと一緒になって-(CH2)r-(ここで、rは1〜4である)を表
し、このRは、低級アルキル、低級アルコキシ、-CF3、またはアリールで置換さ
れ得;
R10は、H、アルキルまたはアリールを表し;
R11は、アルキルまたはアリールを表し;
Xは、NまたはCを表し、Cは炭素原子11個までの二重結合を任意に含み得;
破線は、任意の二重結合を表し;
5位の炭素原子と6位の炭素原子との間の破線は、任意の二重結合を表し、二
重結合が存在する場合には、AおよびBは、独立して、-R10、-OR11、-OCO2R11
または-OC(O)R10を表し、5位の炭素原子と6位の炭素原子との間に二重結合
が存在しない場合には、AおよびBは、各々独立して、H2、-(OR11)2、Hおよ
びハロ、ジハロ、アルキルおよびH、(アルキル)2、-Hおよび-OC(O)R10、H
および-OR10、=O、アリールおよびH、=NOR10または-O-(CH2)p-O-(ここでp
は、2、3または4である)を表し;
Rは、以下からなる群から選択され:
(1)C1-C4アルキル(例えば、メチル、エチル、およびブチル);
(2)R1、R2またはC(O)OR20から選択される1〜3個の置換基で置換
されたフェニル、ここでR20は、C1-C6アルキル(例えば、メチル)およびHでな
る群から選択される;
(3)5〜10個の炭素原子を有する架橋多環式炭化水素(例えば、アダ
マンチル、ノルボルニル、ノルカンフォリル--すなわち、2-ノルボルナンオンお
よび2-ノルボラノールから形成されるラジカル);
(4)置換された架橋多環式炭化水素、ここで、非置換の架橋多環式炭
化
水素は5〜10個の炭素原子を含み、置換基はC1-C6アルキル(例えば、メチル)
でなる群から選択され、該架橋多環式炭化水素は1〜8個の置換基を有し、2つ
の置換基を有するものが好ましく、そして、各々の置換基は同一または異なって
いる(同一が好ましい);
(5)-CH2R21、ここでR21は、アリール(例えば、フェニルまたは置換
フェニル--すなわち、ハロ、アルキル、ハロアルキル、またはアルコキシから選
択される1〜3個(好ましくは1個)の基で置換されているフェニル)、ヘテロ
アリール(例えば、チオフェン、チアゾール、ピリジル(例えば、3-または4-ピ
リジル)、またはピリジルN-オキシド(例えば、3-または4-ピリジルN-オキシド
))、2-、3-または4-ピペリジルまたはN-置換ピペリジル(ここで、該N-置換ピ
ペリジルの置換基は、C1-C4アルキル、アルキルカルボニルまたは-C(O)NH(R1 0
)(ここで、R10は、Hまたはアルキルである)、架橋多環式炭化水素、または
上記の置換架橋多環式炭化水素、例えば、
であり);
(6)ヘテロアリール(例えば、チオフェン、チアゾール、ピリジル(
例えば、3-または4-ピリジル)、またはピリジルN-オキシド(例えば、3-または
4-ピリジルN-オキシド));
(7)置換ヘテロアリール、ここで該置換基は、C1-C6アルキル(例えば
、メチル)および-NHC(O)R22(ここでR22は、C1-C6アルキル(例えば、メチル
)である)からなる群から選択され、例えば、
であり;
(8)C2-C6アルケニル(例えば、-CH=CH2);
(9)ベンジル;および
(10)-N(R23)2、ここで各々のR23は、独立して、C1-C6アルキル、H
、アリール(例えば、フェニルまたは置換フェニル)、2-、3-または4-ピペリジ
ルまたはN-置換ピペリジル(ここで、該N-置換ピペリジルの置換基は、C1-C4ア
ルキル、アルキルカルボニルまたは-C(O)NH(R10)(ここで、R10は、Hまた
はアルキルである))(好ましくは、3-または4-N-置換ピペリジル(ここで窒素
上の置換基は、C1-C4アルキル(最も好ましくはメチル)である)である)、ヘ
テロアリール(例えば、ピリジル(例えば、3-または4-ピリジル、または3-また
は4-ピリジルN-オキシド))であり、好ましくは、各々のR23は、窒素に結合し
た水素が1つを超えないで存在するように(すなわち、好ましくは、窒素に結合
した水素が0または1個存在するように)選択され、最も好ましくは、2つのR2 3
置換基のうちの1つはHであり、さらに好ましくは、2つのR23置換基のうちの
1つはHであり他のR23置換基はH以外である。
当業者は、
部分が以下のようにも表され得ることを認めるであろう:
本発明はまた、本明細書に記載されるように、このような治療を必要とする哺
乳類(例えば、ヒト)に有効量の三環式化合物を投与することにより、腫瘍の増
殖を阻害する方法を提供する。特に、本発明は、有効量の上記化合物を投与する
ことにより、活性化Rasオンコジーンを発現する腫瘍の増殖を阻害する方法を提
供する。阻害され得る腫瘍の例としては、これらに限定されないが、肺癌(例え
ば、肺アデノカルシノーマ)、膵臓癌(例えば、膵臓外分泌カルシノーマのよう
な膵臓カルシノーマ)、結腸癌(例えば、結腸アデノカルシノーマおよび結腸ア
デノーマのような結腸直腸カルシノーマ)、骨髄性白血病(例えば、急性骨髄性
白血病(AML))、甲状腺濾胞癌、骨髄形成異常症候群(MDS)、膀胱カルシノー
マおよび表皮カルシノーマが挙げられる。
本発明はまた、他の遺伝子におけるオンコジーン変異の結果としてRasタンパ
ク質が異常に活性化されている--すなわち、Ras遺伝子自体は変異によりオンコ
ジーン形態に活性化されていない--、増殖性疾患(良性および悪性の両方)を阻
害する方法を提供すると考えられる。この阻害は、このような治療を必要とする
哺乳類(例えば、ヒト)に、本明細書に記載される三環式化合物の有効量を投与
することにより達成される。例えば、良性の増殖性疾患である神経線維腫症、ま
たはチロシンキナーゼオンコジーン(例えば、neu,src,abl,lck,lyn,およびfyn
)の変異または過発現によりRasが活性化される腫瘍が、本明細書に記載される
三環式化合物により阻害され得る。
本発明の化合物は、ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼおよびオンコ
ジーンタンパク質Rasのファルネシル化を阻害する。本発明はさらに、上述の三
環式化合物の有効量を投与することにより、哺乳類(特に、ヒト)においてras
ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼを阻害する方法を提供する。ファル
ネシルタンパク質トランスフェラーゼを阻害するための本発明の化合物の患者へ
の投与は、上述の癌の治療に有用である。
本発明は、式4.0の化合物あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒
和物を提供する:
ここで、
a、b、c、d、A、B、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8およびXは、式1.
0について定義した通りであり;そして
R30は、以下を表す:
(1)C(O)OR31基で置換されたフェニル、ここでR31は、C1-C6アルキ
ル(例えば、メチル)およびHからなる群から選択される;
(2)5〜10個の炭素原子を有する架橋多環式炭化水素(例えば、アダ
マンチル、ノルボルニル、ノルカンフォリル--すなわち、2-ノルボルナンオンお
よび2-ノルボラノールから形成されるラジカル);
(3)置換された架橋多環式炭化水素、ここで、非置換の架橋多環式炭
化水素は5〜10個の炭素原子を含み、置換基はC1-C6アルキル(例えば、メチル
)でなる群から選択され、該置換架橋多環式炭化水素は1〜8個の置換基を有し
、2つの置換基を有するものが好ましく、そして、各々の置換基は同一または異
なっている(同一が好ましい);
(4)-CH2R32(ここで、R32はアリール(例えば、フェニルまたは置換
フェニル--すなわち、ハロ、アルキル、ハロアルキルまたはアルコキシから選択
される1〜3個(好ましくは1個)の基で置換されているフェニル)、ヘテロア
リー
ル(例えば、チオフェン、チアゾール、ピリジル(例えば、3-または4-ピリジル
)、またはピリジルN-オキシド(例えば、3-または4-ピリジルN-オキシド))、
2-、3-または4-ピペリジルまたはN-置換ピペリジル(ここで、該N-置換ピペリジ
ルの置換基は、C1-C4アルキル、アルキルカルボニルまたは-C(O)NH(R10)(
ここで、R10は、Hまたはアルキルである)、架橋多環式炭化水素、または上記
の置換架橋多環式炭化水素、例えば、
であり);
(5)ヘテロアリール(例えば、チオフェン、チアゾール、ピリジル(
例えば、3-または4-ピリジル)、またはピリジルN-オキシド(例えば、3-または
4-ピリジルN-オキシド));
(6)置換ヘテロアリール、ここで該置換基は、C1-C6アルキル(例えば
、メチル)および-NHC(O)R22(ここでR22は、C1-C6アルキル(例えば、メチル
)である)からなる群から選択され、例えば、
であり;
(7)C2-C6アルケニル(例えば、-CH=CH2);および
(8)-N(R40)2、ここで各々のR40は、独立して、H、アリール(例え
ば、フェニルまたは置換フェニル)、2-、3-または4-ピペリジルまたはN-置換ピ
ペリジル(ここで、該N-置換ピペリジルの置換基は、C1-C4アルキル、アルキル
カルボニルまたは-C(O)NH(R10)(ここで、R10は、Hまたはアルキルである
))、および
ヘテロアリール(例えば、ピリジル(例えば、3-または4-ピリジル、または3-ま
たは4-ピリジルN-オキシド)であり、好ましくは、各々のR40は、窒素に結合し
た水素が1つを超えないで存在するように(すなわち、好ましくは、窒素に結合
した水素が0または1個存在するように)選択され、最も好ましくは、2つのR4 0
置換基のうちの1つはHであり、さらに好ましくは、2つのR40置換基のうちの
1つはHであり、他のR40置換基はH以外であり;そして
ただし、Rが-CH2R32(ここで、R32はアリールである)を表し、そして
、R1およびR2がHである場合には、R4は、C-8位置でClである。
本発明の方法に有用な三環式化合物は、細胞の増殖を阻害する。理論に束縛さ
れるものではないが、これらの化合物は、G-タンパク質機能の阻害(例えば、ra
s p21イソプレニル化)を介して機能し得、従って、増殖性疾患(例えば、腫瘍
の増殖および癌)の治療に有用になり得ると考えられる。理論に束縛されるもの
ではないが、これらの化合物は、rasファルネシルタンパク質トランスフェラー
ゼを阻害し、従って、ras形質転換細胞に対して抗増殖活性を示すと考えられる
。
本発明の方法に有用な三環式化合物は、(1)米国特許第4,282,233号に記載さ
れており、その開示は本明細書に参考として援用されている。
本発明はまた、3-ニトロ置換化合物の製造プロセスを提供する。このプロセス
は、以下の式
(ここで、R1、R2、R3、R4、A、B、a、b、d、および破線は、式1.0につい
て定義した通りであり;そしてR65は、Hまたは-OR66(ここでR66は、アルキル
(例えば、C1-C4アルキル、好ましくはエチル))を表す)
の化合物1モル当量を、1モル当量のニトロ化剤(ここで、ニトロ化剤は、低温
(例えば、0℃)で等モルの硝酸テトラブチルアンモニウムとトリフルオロ酢酸
無水物とを混合することにより予め形成(すなわち、最初に調製)されている)
と反応させること;
ニトロ化剤と式1.0gの化合物との反応が、適切な非プロトン性溶媒(例えば、
塩化メチレン、クロロホルム、トルエンまたはテトラヒドロフラン)中で起こる
こと;
該ニトロ化剤との反応を、反応が適切な速度で進行するに十分な温度および時
間で行い--すなわち、式1.0gの化合物と該ニトロ化剤との反応を初期温度0℃で
行った後、反応温度を反応期間の間、約25℃に加温して--、所望の最終3-ニトロ
化合物(式1.0h(下記))を得ること;
を包含する。この反応は、通常、一晩進行して完了する(すなわち、この反応は
、通常、約16時間進行する)。この反応は、0℃〜約25℃の温度で、約10〜約24
時間の間行われ得る。好ましくは、この反応は、最初0℃で行われ、そして温度
が25℃まで加温される。この反応により、以下の3-ニトロ化合物が得られる:
次いで、式1.0hの化合物は、当業者に周知の方法により、他の3-置換生成物に
転換され得る。例えば、3-ニトロ化合物は、3-アミノ、3-ハロ、3-シアノ、3-ア
ルキル、3-アリール、3-チオ、3-アリールアルキル、3-ヒドロキシル、および3-
OR67(ここでR67は、アルキルまたはアリールである)に転換され得る。次いで
、3-置換化合物は、本明細書に記載の手順により最終生成物に転換され得る。
本発明はまた、上記のように式1.0gの化合物から式1.0hの化合物を生成し;次
いで、式1.0hの化合物を十分な量の濃酸(例えば、濃HClまたは硫酸水溶液)に
溶解して加水分解し;そして、得られる混合物を、-C(O)R65置換基を除去(加
水分解)するに十分な温度まで加熱する(例えば、加熱還流するか約100℃の温
度まで加熱する)ことにより、以下の式の3-ニトロ化合物を製造するプロセスを
提供する:
この加水分解プロセスは、調製例28に例示されている。
次いで、式1.0iの化合物は、式1.0hの化合物について上述したようにして、他
の3-置換化合物に転換され得る。次いで、式1.0iの化合物は、本明細書に記載の
方法により本発明の化合物に転換され得る。
本発明はまた、以下の式の化合物を製造するプロセスを提供する:
このプロセスは、以下の式
の化合物1モル当量を、1モル当量のニトロ化剤(ここで、該ニトロ化剤は、低
温(例えば、0℃)で等モル量の硝酸テトラブチルアンモニウムとトリフルオロ
酢酸無水物とを混合することにより予め形成(すなわち、最初に調製)されてい
る)と反応させること;
ニトロ化剤と式1.0kの化合物との反応が、適切な非プロトン性溶媒(例えば、
塩化メチレン、クロロホルム、トルエンまたはテトラヒドロフラン)中で起こる
こと;
該ニトロ化剤との反応を、反応が適切な速度で進行するに十分な温度および時
間で行い--すなわち、式1.0kの化合物と該ニトロ化剤との反応を初期温度0℃で
行った後、反応温度を反応期間の間約25℃に加温して--、所望の最終3-ニトロ化
合物(式1.0j)を得ること;
を包含する。この反応は、通常、一晩進行して完了する(すなわち、この反応は
、通常、約16時間進行する)。この反応は、0℃〜約25℃の温度で、約10〜約24
時間の間行われ得る。好ましくは、この反応は、最初0℃で行われ、そして温度
が25℃まで加温される。式1.0jおよび1.0kにおいて、R1、R2、R3、R4、A、B、
a、b、d、および破線は、式1.0について定義した通りである。
式1.0jの化合物は、下記の方法により式1.0hの化合物に転換され得る。また、
化合物1.0hについて先に議論したようにして、式1.0jの化合物は、他の3-置換化
合物(ここで、置換基は、式1.0hについて先に議論した通りである)に転換され
得る。
式1.0jの化合物は、式1.0mの化合物に転換され得る:
ここで、R68は、Hまたは-COORa(ここでRaは、C1-C3アルキル基(好ましくは、
RaはH)である)である。反応手順は以下の通りである:式1.0jの化合物を、適
切な溶媒(例えば、エタノールまたはメタノール)中、反応が適切な速度で進行
するに適切な温度(例えば、0〜約25℃)にて、適切な還元剤(例えば、水素化
ホウ素ナトリウム)で還元し;得られる生成物(=Oが-OHに還元されている式1.0
jの化合物)を、適切な有機溶媒(例えば、ベンゼン、トルエンまたはピリジン
)中、反応が適切な速度で進行するに適切な温度(例えば、約−20〜約20℃、好
ましくは−15℃)で、塩素化剤(例えば、塩化チオニル)と反応させ、式1.0nの
化合物を生成する:
そして、式1.0nの化合物を、適切な塩基(例えば、トリエチルアミンまたはN-メ
チルモルホリン)を含有する適切な有機溶媒(例えば、テトラヒドロフランまた
はトルエン)中、反応が適切な速度で進行するに適切な温度(例えば、25〜約12
0℃)で、以下の式の化合物と反応させる:
ここで、R68は先に定義した通りであり、好ましくはHである。
式1.0mの化合物は、本明細書に開示される方法により本発明の化合物に転換さ
れ得る。また、式1.0hの化合物について先に議論したようにして、式1.0mの化合
物は、他の3-置換化合物(ここで、置換基は、式1.0hについて先に議論した通り
である)に転換され得る。
本発明はまた、以下の式を有する新規な化合物(本発明の化合物の中間体とし
て、先に議論したプロセスにより製造される)を提供する:
ここで、すべての置換基は、本明細書で定義した通りである。
好ましくは、本発明のプロセスの中間体化合物について、R1およびR2はHであ
り;R3はハロ、最も好ましくはC-8位置でのClであり;R4はHであり;そして、C
-5とC-6との間に二重結合が存在する場合には、AおよびBはHであり、C-5とC-
6との間の結合が単結合である場合には(最も好ましくは、C-5とC-6との間の結
合は単結合である)、AおよびBはH2である。当業者は、環I、IIおよび/また
はIIIが、本明細書に記載されるようにさらに置換され得、所望の本発明の化合
物を生成し得ることを認めるであろう。
このような新規な中間体化合物の例としては、以下の化合物が挙げられる:
発明の詳細な説明
本明細書で用いられる場合に、他に明記しなければ、以下の用語は次のように
定義される:
M+は、質量スペクトルにおける、分子の分子イオンを表す;
MH+は、質量スペクトルにおける、分子の分子イオンおよび水素を表す;
アルキル(アルコキシ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノのアルキル部
分を含む)は、直鎖状または分岐状の炭素鎖を表し、1〜20個の炭素原子、好ま
しくは1〜6個の炭素原子を含む;
アルカンジイル(alkanediyl)は、1〜20個の炭素原子、好ましくは1〜6個
の炭素原子を有する、2価の、直鎖状または分岐状の炭化水素鎖を表し、2つの
利
用可能な結合は、同一のまたは異なる炭素原子由来であり、例えば、メチレン、
エチレン、エチリデン、-CH2CH2CH2-、-CH2CHCH3、-CHCH2CH3などが挙げられる
;
アルケニルは、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を有し、2〜12個の炭素
原子、好ましくは2〜6個の炭素原子を含む直鎖状または分岐状の炭素鎖を表す
;
アルキニルは、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を有し、2〜12個の炭素
原子、好ましくは2〜6個の炭素原子を含む直鎖状または分岐状の炭素鎖を表す
;
アリール(アリールオキシのアリール部分を含む)は、6〜15個の炭素原子を
含み、少なくとも1つの芳香族環(例えば、アリールはフェニル環である)を有
する環状炭素基を表し、環状炭素基の置換可能で利用可能な炭素原子のすべては
、可能な結合点として意図され、この環状炭素基は、1つ以上のハロ、アルキル
、ヒドロキシ、アルコキシ、フェノキシ、CF3、アミノ、アルキルアミノ、ジア
ルキルアミノ-COOR10または-NO2で任意に置換される;
シクロアルキルは、3〜20個の炭素原子、好ましくは3〜7個の炭素原子の分
岐したまたは分岐していない飽和環状炭素基を表す;
ハロは、フロロ、クロロ、ブロモおよびヨードを表す;
ヘテロシクロアルキルは、3〜15個の炭素原子、好ましくは4〜6個の炭素原
子を含む、分岐したまたは分岐していない飽和環状炭素環を表し、この環状炭素
環は、-O-、-S-または-NR10-から選択される1〜3個のヘテロ基が介在している
(適切なヘテロシクロアルキル基は、2-または3-テトラヒドロフラニル、2-また
は3-テトラヒドロチエニル、2-、3-または4-ピペリジニル(piperidinyl)、2-
または3-ピロリジニル、2-または3-ピペリジニル(piperizinyl)、2-または4-
ジオキサニルなどを含む);
ヘテロアリールは、O、SまたはNから選択される少なくとも1つのヘテロ原
子を有する、任意にR3およびR4で置換されている環状基を表し、このヘテロ原子
は環状炭素環構造に介在し、芳香族性を提供するに十分な数の非局在化したπ電
子を有し、この芳香族ヘテロ環基は、好ましくは2〜14個の炭素原子を含有し、
例えば、2-、3-または4-ピリジル(任意にR3およびR4で置換される)、ピリジル
N-オキシド:
(例えば、2-、3-または4-ピリジルN-オキシド(任意にR3およびR4で置換される
))が挙げられる;そして
低級アルキルは、直鎖状または分岐状の炭素鎖を表し、1〜5個の炭素原子を
含む。
例えば、環IおよびIIIの置換基の位置については、番号を付した以下の環構造
に基づいている:
例えば、式1.0において、R1はC-3位置であり得、R2はC-4またはC-2位置であり得
る。また、例えば、R4はC-8位置であり得、R3はC-9位置であり得る。
環系に引かれた線は、示された結合が置換可能な環の炭素原子のいずれにも結
合し得ることを示している。
本発明の特定の化合物は、異なる異性体(例えば、鏡像異性体およびジアステ
レオ異性体)の形態で存在し得る。本発明は、純粋な形態および混合形態(ラセ
ミ混合物を含む)の両方のこのような異性体すべてを意図している。エノール形
もまた含まれる。
本発明の特定の化合物は、非溶媒和物および溶媒和物(水和物を含む、例えば
、半水和物)の形態で存在し得る。一般に、薬学的に受容可能な溶媒(例えば、
水、エタノールなど)による溶媒和形態は、本発明の目的において非溶媒和形態
と同等である。
特定の三環式化合物は、本来、酸性である(例えば、カルボキシル基またはフ
ェノール性水酸基を有する化合物)。これらの化合物は、薬学的に受容可能な塩
を形成し得る。このような塩の例は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アル
ミニウム、金および銀塩を包含し得る。薬学的に受容可能なアミン(例えば、ア
ンモニア、アルキルアミン、ヒドロキシアルキルアミン、N-メチルグルカミンな
ど)で形成される塩もまた意図される。
特定の塩基性三環式化合物もまた、薬学的に受容可能な塩(例えば、酸付加塩
)を形成する。例えば、ピリド窒素原子は強酸と塩を形成し得、塩基性置換基(
例えは、アミノ基)を有する化合物もまた弱酸と塩を形成し得る。塩を形成する
に適切な酸の例としては、塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、クエン酸、シュウ酸、マ
ロン酸、サリチル酸、リンゴ酸、フマル酸、コハク酸、アスコルビン酸、マレイ
ン酸、メタンスルホン酸、および当業者に周知の他の鉱酸およびカルボン酸が挙
げられる。塩は、通常の方法で、遊離塩基形態と塩を形成するに十分な量の所望
の酸とを接触させることにより調製される。遊離塩基形態は、適切な希釈塩基水
溶液(例えば、希水性水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、アンモニアおよび重炭
酸ナトリウム)で塩を処理することにより再生され得る。遊離塩基形態は、それ
ぞれの塩形態と特定の物理的特性(例えば、極性溶媒中の溶解性)において幾分
異なるが、その他の点では、酸および塩基の塩は、本発明の目的においてそれぞ
れの遊離塩基形態と同等である。
すべてのこのような酸および塩基の塩は、本発明の範囲内で薬学的に受容可能
な塩であることが意図され、そして、すべての酸および塩基の塩は、本発明の目
的において、対応する化合物の遊離形態と同等であると考えられる。
式1.0の化合物は、式1.1〜1.4の化合物を含む:
ここで、置換基は上記の定義の通りである。
式1.0の化合物は、以下の化合物を含む:位置"a"に窒素が位置し;R5、R6、R7
およびR8がHであり;AおよびBが共にH2であり;5位と6位との間の結合が単
結合であり;そして、ピペリジル環とシクロヘプチル環との間の結合が二重結合
である--すなわち、C-11とXとの間の結合が二重結合である--。
式1.0の化合物はまた、以下の化合物を含む:b、cおよびdがCであり;a
がNであり;R1およびR2が、各々独立して、H、ベンゾトリアゾール1-イルオキ
シ、C1-C4アルキル(例えば、CH3)、またはハロであり(好ましくは、R1は、C-
3位置でハロまたはC1-C4であり、そして、R2は、C-4位置でH、ベンゾトリアゾ
ール1-イルオキシ、またはハロであり;最も好ましくは、R1は、C-3位置でハロ
ま
たはC1-C4アルキルであり、そして、R2は、C-4位置でハロである);R3およびR4
が、独立して、Hまたはハロであり(好ましくは、R4は、C-8位置でハロであり
、そして、R3はHであり;最も好ましくは、R4は、C-8位置でClである);5位
と6位との間の破線が存在せず(すなわち、C-5とC-6との間に単結合が存在し)
、そしてAおよびBが共にH2であるか、あるいは5位と6位との間の破線が存在
し(すなわち、C-5とC-6との間に二重結合が存在し)、そしてAおよびBが共に
Hであり;R5、R6、R7およびR8の各々がHを表し;XがCを表し、Xに引かれた
破線が二重結合を表すか、あるいはXがCまたはNを表し、破線が存在せず--す
なわち、C-11と炭素または窒素との間に単結合が存在し--;そして、Rが-CH2R2 1
を表し、ここでR21は、アリール(例えば、フェニルまたは置換フェニル--すな
わち、ハロ、アルキル、ハロアルキルまたはアルコキシから選択される1〜3個
(好ましくは1個)の基で置換されているフェニル)、ヘテロアリール(例えば
、チオフェン、チアゾール、ピリジル(例えば、3-または4-ピリジル)、または
ピリジルN-オキシド(例えば、3-または4-ピリジルN-オキシド))、2-、3-また
は4-ピペリジルまたはN-置換ピペリジル(ここで、該N-置換ピペリジルの置換基
は、C1-C4アルキル、アルキルカルボニルまたは-C(O)NH(R10)(ここで、R10
は、Hまたはアルキルである)である(好ましくは、3-または4-N-置換ピペリジ
ルであり、ここで窒素上の置換基はC1-C4アルキル(さらに好ましくはメチル)
である)。
本発明に有用な好ましい化合物は、式1.5で表される:
ここで、置換基は上記で定義した通りである。
本発明に有用な式1.0の化合物は、式2.0で表される:
ここで、Rは上記で定義した通りである。
本発明に有用な化合物の例としては、以下が挙げられる(ただし、これらに限
定されない):
ここで、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R30、X、a、AおよびBは、式4.0
について先に定義した通りである。
好ましくは、式4.0の化合物について、aはNであり;R1およびR2は、各々独
立して、H、ベンゾトリアゾール-1イルオキシ、C1-C4アルキル、またはハロか
ら選択され、最も好ましくは、R1はC-3位置でハロ(例えば、ClまたはBr)また
はC1-C4アルキル(より好ましくはメチル)であり、R2はC-4位置にあり、さらに
好ましくは、R1はC-3位置でハロ(例えば、ClまたはBr)またはC1-C4アルキル(
より好ましくはメチル)であり、R2はC-4位置でハロ(例えば、ClまたはBr)で
あり;R3およびR4は、各々独立して、Hまたはハロから選択され、最も好ましく
は、R3はHであり、R4はハロであり、さらに好ましくは、R3はHであり、R4はC-
8位置でハロであり、そしてとりわけ好ましくは、R3はHであり、R4はC-8位
置でClであり;R5、R6、R7、およびR8は各々Hであり;AおよびBは、C-5とC-6
との間に二重結合が存在する場合には各々Hであり;AおよびBは、C-5とC-6と
の間の結合が単結合である場合には各々H2であり;そして、R30は-CH2R32を表し
、ここで、R32はアリール(例えば、フェニルまたは置換フェニル--すなわち、
ハロ、アルキル、ハロアルキルまたはアルコキシから選択される1〜3個(好ま
しくは1個)の基で置換されているフェニル)、ヘテロアリール(例えば、チオ
フェン、チアゾール、ピリジル(例えば、3-または4-ピリジル)、またはピリジ
ルN-オキシド(例えば、3-または4-ピリジルN-オキシド))、3-または4-ピペリ
ジルまたはN-置換ピペリジル(ここで、該N-置換ピペリジルの置換基は、C1-C4
アルキル、アルキルカルボニルまたは-C(O)NH(R10)(ここで、R10は、Hま
たはアルキルである)(好ましくは、窒素上の置換基がC1-C4アルキル(さらに
好ましくはメチル)である3-または4-N-置換ピペリジル)であり、最も好ましく
は、R32は、3-または4-ピリジル、3-または4-ピリジルN-オキシド、あるいは3-
または4-N-置換ピペリジル(ここで、該N-置換ピペリジルの窒素上の置換基は、
C1-C4アルキル(さらに好ましくはメチル)である)である。
式4.0の化合物はまた、以下の化合物を含む:
ここで、置換基は上記で定義した通りである。
式4.0の化合物は、さらに以下の化合物を含む:
ここで、R30は上記で定義した通りである。
式4.1の化合物の例としては、以下が挙げられる(ただし、これらに限定され
ない):
本発明はまた、以下の化合物を提供する:
本発明の化合物はまた、以下の化合物を含む:
ここで、R44は、H、アルキル(例えば、メチル)、アルキルカルボニル(例え
ば、CH3C(O)-)、アルコキシカルボニル(例えば、CH3OC(O)-)または-C(O
)NHR10(ここでR10は、Hまたはアルキルである)であり、最も好ましくは、R4 4
はアルキルであり、さらに好ましくは、R44はメチルである。
式400.00の化合物を生成するために、以下のプロセスが採用され得る。
当業者は、式400.00の化合物の製造について記載されるプロセスが、式1.0およ
び4.0の化合物について適用可能であることを認めるであろう。
A.式405.00の化合物は、塩基の存在下で式410.00の化合物と反応し、式400.
00の化合物を生成し得る:
適切な塩基の代表例は、ピリジンおよびトリエチルアミン、あるいは炭酸ナトリ
ウムのような無機塩基である。スルホニルクロライドとして上述した化合物410.
00はまた、スルホニルハライドまたはスルホン酸無水物(R-SO2OSO2R)であり得
る。
式410.00(ここでRはR42であり、R42は、8.13、8.14、8.22または8.23を表す
)の化合物は、溶媒(例えば、塩化メチレンまたはクロロホルム)中、塩基(例
えば、ピリジンまたはトリエチルアミン)の存在下、0〜25℃の温度で、1
モル当量のメタンスルホニルクロライドを用いて、アルコール(R42OH)をメシ
レート(R42OSO2CH3)に転換することにより調製され得る。メシレートは、溶媒
(例えば、メタノールまたはエタノール)中、0〜50℃の温度で、NaSHと反応さ
せることにより、チオール(R42SH)に転換され得る。チオールは、酸化剤(例
えば、KMnO4または酢酸中のH2O2)によりスルホン酸R42SO3Hに酸化され得る。ス
ルホン酸は、PCl5と反応させることにより、スルホニルクロライド(R42SO2Cl)
に転換され得る。
式410.00(ここでRはR42であり、R42は、8.18または8.19を表す)の化合物は
、溶媒(例えば、塩化メチレンまたはクロロホルム)中、塩基(例えば、ピリジ
ンまたはトリエチルアミン)の存在下、0〜25℃の温度で、アミン(R42NH2)と
SO2Cl2とを反応させることにより調製され得る。
式405.00の化合物は、例えば、酸加水分解(例えは、HCl)または塩基加水分
解(例えば、KOH)を経て、対応するカルバメート415.00からCOORa基を開裂させ
ることにより調製され得る:
ここで、Raは、開裂反応を阻止しない基であり、例えば、Raは、任意に置換され
るアルキル(例えば、エチル)である。
あるいは、Raの性質に依存して、当業者により決定されるように、化合物415.
00は、有機金属試薬(例えば、CH3Li)、還元剤(例えば、酸中のZn)などによ
り処理され、式405.00の化合物を形成し得る。
化合物415.00は、米国特許第4,282,233号および第4,335,036号に開示される方
法により、以下の式420.00で示されるようなN-アルキル化合物から調製され得る
。
化合物420.00を化合物405.00に転換する他の方法が存在することもまた、当業
者に明らかである。例えば、化合物420.00をフォンブラウン反応条件を経てBrCN
で処理することによって、ニトリル420.00aが得られる。次いで、ニトリルを、
水性塩基性条件または水性酸性条件下のいすれかで加水分解することにより、化
合物405.00が生成される。ピペリジンまたはピペラジン環が置換されている場合
には、この方法が好ましい。
単結合化合物の調製
式400.00の化合物(ここで、Xは炭素であり、そして炭素11(C-11)との結合
は単結合である)は、テトラヒドロフラン中で式405.00の化合物(ここで、Xは
炭素であり、そしてC-11との結合は二重結合である)を水素化リチウムアルミニ
ウムで還元することによって調製され得る。最終生成物への転換は、式405.00の
化合物を式400.00の化合物に転換するための上記のプロセスに従って行われ得る
。
二重結合化合物の調製
式400.00の化合物(ここで、Xは、炭素11との環外二重結合を有する炭素原子
である)は、上記の化合物420.00から調製され得る。式420.00の化合物は、米国
特許第3,326,924号に一般的に開示されている方法によって生成され得るか、あ
るいは、閉環反応(ここで、所望のシクロヘプテン環は、化合物425.00を超酸で
処理することによって形成される)によって調製され得る。この目的に適切な超
酸は、例えば、HF/BF3、CF3SO3H(トリフリック酸(triflic acid))、CF3SO3H
/BF3などを包含する。この反応は、CH2Cl2のような不活性共溶媒の非存在下また
は存在下で行われ得る。反応温度および反応時間は、用いられる酸によって変化
する。例えば、超酸系としてHF/BF3を用いた場合、温度は、環外二重結合へのHF
付加のような副反応を最小化するように制御され得る。このため、温度は、一般
に約+5℃〜-50℃の範囲である。超酸系としてCF3SO3Hを用いる場合、反応は、高
温(例えば、約25℃〜約150℃)および低温(ただし、このとき反応は完了まで
長時間かかる)で行われ得る。
一般に超酸は、過剰に、好ましくは約1.5〜約30当量の量で用いられる。
式425.00のケトン化合物は、430.00の加水分解によって、例えば、式430.00の
グリニャール中間体を酸水溶液(例えば、HCl水溶液)と反応させることによっ
て形成され得る。式430.00のIaは、クロロ、ブロモ、またはヨードを表す。
グリニャール中間体430.00は、シアノ化合物435.00と1-アルキル-4-ハロピペ
リジンから調製された適切なグリニャール試薬440.00との反応によって形成され
る。反応は、一般に、エーテル、トルエン、またはテトラヒドロフランのような
不活性溶媒中で、一般的なグリニャール条件(例えば、約0℃〜約75℃の温度)
下で行われる。あるいは、1-アルキル-4-ハロピペリジンの他の有機金属誘導体
が用いられ得る。
式435.00のシアノ化合物は、式445.00の第3級ブチルアミドを適切な脱水剤
(例えば、POCl3、SOCl2、P2O5、ピリジン中のトルエンスルホニルクロライド、
ピリジン中のオキサリルクロライドなど)で転換することによって生成される。
この反応は、キシレンのような共溶媒の非存在下または存在下で行われ得る。
POCl3のような脱水剤は、当量またはそれ以上の量、好ましくは約2〜約15当
量の量で用いられる。あらゆる適切な温度および時間が、反応を実行するのに用
いられ得るが、一般に熱を加えると、反応は速められる。好ましくは、反応は、
還流またはその付近で行われる。
式445.00のtert-ブチルアミドは、塩基の存在下で、式450.00aと450.00bとの
反応によって生成され、ここで、Gはクロロ、ブロモ、またはヨードである。
式450.00aの化合物は、対応するニトリルの加水分解によって形成され得、こ
こで、2-シアノ-3-ピリジンのような適切なシアノメチルピリジンは、濃硫酸ま
たは氷酢酸中の濃硫酸のような酸の中で第3級ブチル化合物と反応される。適切
な第3級ブチル化合物は、t-ブチルアルコール、塩化t-ブチル、臭化t-ブチル、
ヨウ化t-ブチル、イソブチレン、または加水分解条件下でシアノ化合物と反応し
てt-ブチルカルボキサミドを形成するあらゆる他の化合物を包含するが、これら
には限定されない。反応温度は、反応物に依存して変化するが、一般に反応は、
t-ブチルアルコールを用いて約50℃〜約100℃の範囲で行われ得る。反応は、不
活性溶媒を用いて行われ得るが、通常はニート(neat)で行われる。
式400.00aの化合物を形成するための別のプロセスは、下記に示すように化合
物455.00を直接環化することを含み得る。中間体400.00aおよび455.00は、中間
体415.00の405.00への転換と同様に、405.00に転換され得る。
シクロヘプテン環を形成するための環化は、強酸(例えば、トリフリック酸、
ポリリン酸、HF/BF3)を用いて成し遂げられ得、そしてエーテル、トルエンまた
はTHFのような不活性溶媒中で行われ得る。温度および時間は、上記のプロセス
Aにおいて記載したように、用いられる酸によって変化し得る。
式455.00の化合物は、式425.00の化合物を適切なクロロホルメート(例えばエ
チルクロロホルメート)で処理することによって調製され得る。最も好ましくは
、この反応は、トルエン、ジオキサンまたはキシレンのような適切な溶媒中、塩
基(例えば、ピリジンまたはトリエチルアミン)存在下で、50〜150℃、好まし
くは100〜120℃の温度範囲で行われる。
式455.00の化合物を調製する第2の方法は、適切な溶媒(例えばジクロロメタ
ン)中、ピリジンまたはトリエチルアミンのような塩基存在下で、式460.00の未
置換ピペリジリデン化合物を適切なクロロホルメート(例えば、エチルクロロホ
ルメート)と反応させることを含む。
式460.00の化合物は、例えば塩酸水溶液を用いる酸加水分解により、または例
えば水酸化カリウムを用いる塩基加水分解により、対応する式465.00のカルバメ
ートから生成され得る。あるいは、いくつかの化合物は、Ra基の性質に依存して
、カルバメート(式465.00)を有機金属試薬(例えば、メチルリチウム)または
還元試薬(例えば、酸中の亜鉛)などで処理することによって調製され得る。例
えば、Raが単純なアルキル基である場合、CO2Raは、100℃でアルカリ性加水
分解によって切断され得る。
式465.00のカルバメート化合物は、クロロホルメートを用いて、好ましくはト
ルエンのような不活性溶媒中で約80℃まで加温することと共に処理することによ
って、式425.00の適切なアルキル化合物から調製され得る。他の別の方法も、上
に記載したように、425.00の455.00への転換のために利用可能である(例えば、
Von Braun反応条件)。式425.00の化合物は、上記のように調製され得る。
ピリジン環上の置換
種々の方法が、WO88/03138号に記載されるように使用されて、ピリジン環上(
すなわち、三環式系の2-、3-および/または4-位の位置)で置換される化合物を
提供し得る。例えば、WO88/03138号の20-30頁に記載される環化方法によって、
すでに、適切な置換基をピリジン環の適切な位置にすることが可能である。種々
の置換ピリジンが文献において知られており、そしてこれらの合成に用いられ得
る。あるいは、式XIXのアザケトン(WO88/03138号の27頁より)
(ここで、R1およびR2は両方ともHである)は、適切に置換されたアザケトン
(ここでR1およびR2は両方ともHでない置換基である)に転換され得る。R1
およびR2両方ともHでない置換基であることが所望される場合には、この手順
が繰り返される。
従って、アザケトンは、メタ-クロロペルオキシ安息香酸(MCPBA)または過酸
化水素のような酸化剤と反応されて、ピリジン環の窒素がN-オキシドである対
応する化合物を生成する:
ここで、a'、b'、c'またはd'の1つは、N→Oであり、そしてその他はCH
またはCR1またはCR2である。この反応は、通常、-15℃から還流までの温度
で、より典型的には約0℃で行われる。反応は、好ましくは、MCPBAについては
塩化メチレンのような不活性溶媒中、または過酸化水素については酢酸中で行わ
れる。
次いで式470.00aのアザケトンN-オキシドは、SO2Cl2またはSOCl2のような塩
素化剤と反応されて、式470.00の化合物を形成する。典型的には、この反応は、
環のN原子に対してオルト位またはパラ位におけるClのモノ置換を生じる。
ジ置換生成物を得るためには、上記の工程1および工程2を繰り返す。
典型的に、得られるジ置換化合物は、ピリジン環のN原子に対して、オルトおよ
びパラのClを有する。
上記の式470.00bおよび式470.00cのモノまたはジ置換化合物は、アルコキシド
、アミン、アミン、チオールなどのような種々の求核試薬と反応され得る。これ
は、1つまたは両方のCl置換基が求核試薬により置換される化合物を生じて、式
470.00dの化合物、または容易に式470.00dに転換される化合物を与える。
次いで式470.00の置換ケトンは、上記およびWO88/03138号および米国特許第3,
326,924号に記載される方法によって所望の化合物に転換される。
あるいは、上記の式470.00bまたは式470.00cのCl置換アザケトンは、上記と同
様な方法によって、対応する上記の式405.00の誘導体(ここでR1および/また
はR2はClである)に転換され得る。この時点で、(単数または複数の)Cl置換
基は、適切な求核試薬によって置換されて、所望の置換基を与え得る。適切な求
核試薬は、アルコキシド、アミン、チオールなどを包含する。この反応は、通常
、上記ケトン470.00dを生成する置換反応よりも高い温度(例えば、約100℃〜約
200℃)を必要とする。これはまた、通常、密封容器にて不活性溶媒中で行われ
る。次いで、式405.00の化合物は、上記のように式400.00の化合物に転換される
。
C5-C6-エン誘導体の調製
C-5とC-6との間に二重結合を有する式400.00の化合物は、式470.00hの化合物
をSeO2と共に酢酸中で加熱して、式470.00iの化合物を生成させることによって
調製され得る。式470.00iの化合物は、すでに記載した方法に従って、最終生成
物に転換され得る。
ピペラジン類似物の調製
三環式核のC-11と結合したピペラジン環(すなわち、式1.0、ここでXはNで
ある)を有する化合物は、適切に置換された式700.00のピペラジン化合物を式70
5.00の化合物でアルキル化することによって最適合成される。式705.00の化合物
は、適切に置換されたハライド(例えば、Cl、Br、またはI)または他の類似の
脱離基(例えば、トシロキシまたはメシロキシ)を含む。反応は、通常、THFま
たはトルエンのような不活性溶媒中で、必要に応じてトリエチルアミンまたは炭
酸カリウムのような塩基を用いて、典型的には室温から還流の温度範囲で行われ
、式710.00の化合物を生成する。
この反応において、RgはHまたはCO2Ra(ここでRaはC1〜C4アルキル基で
ある)である。化合物705.00(ここでLはClである)の調製は、米国特許第3,
409,621号に記載の手順と類似している。当該分野で公知の方法によって、式710
.00の化合物(ここで、RgはCO2Raである)は、米国特許第4,826,853号に記
載されるような酸または塩基加水分解によって、式710.00(ここで、RgはHで
ある)に転換され得る。式710.00の化合物(ここで、RgはHである)は、式405
.00を式400.00に転換するために使用したプロセスによって、式400.00の化合物
に転換され得る。式410.00の化合物(ここで、Rは3-ピリジロキシである)は、
トルエン/ジクロロメタン中0℃でピリジンのような塩基の存在下で、3-ヒドロ
キシピリジンを過剰のホスゲンと反応させることによって調製され得る。
式710.00の化合物を生成させるための別なルートは、アザケトン715.00のピペ
ラジン700.00による還元的アミノ化によるものである。
反応は、典型的は、メタノールまたはエタノールのような極性溶媒中、必要に
応じて3Åモレキュラーシーブのような脱水剤の存在下で行われる。中間体シッ
フ塩基は、種々の還元剤(例えば、NaCNBH3)、または触媒的水素化(例えば、P
d/C上の水素)を用いることによって、式710.00の化合物に還元され得る。
RgがC(Z)Rである場合には、これらは、本発明の化合物である。
式1.0のピリジン環IのC-3位の置換基を導入する別のプロセスは、塩化メチレ
ン中0℃から室温(約25℃)の温度で、式415.00の化合物(ここでXが窒素であ
る場合を除く)または式470.00dの化合物を硝酸テトラブチルアンモニウム−無
水トリフルオロ酢酸でニトロ化することを含む。次いで、ニトロ基は、エタノー
ル中の鉄粉(iron filing)、またはTHF水溶液中の粉末亜鉛−酢酸を用いて、対
応するアミンに還元され得る。当業者に公知の方法によって、アミン基は、種々
の置換基、例えば、ハロ、シアノ、チオ、ヒドロキシル、アルキル、アルケニル
、アルキニル、およびハロアルキルに転換され得る。
式4.0の化合物(ここで、R30はピリジルN-オキシドを表す)は、式4.0の化
合物(ここで、R30はピリジルである)を1モル当量の酸化剤(例えば、オキソ
ン(oxone))と反応させることによって生成され得る。
種々の求電子種もまた、対応するハロ置換ピリジン(式405.00、ここでR1は
ハロ、好ましくはブロモまたはヨードである)からのピリジン環に付加され得る
。アルキルリチウム(例えば、n-BuLi)を用いるハロ誘導体の金属交換反応によ
って、リチウム(lithio)誘導体が提供され、これは、次いで適切な求電子試薬
(例えば、R1Lなど)でクエンチされ得る。
上記のプロセスにおいて、反応の際に、特定のR1、R2、R3、およびR4など
の基を保護することが、ときどき、所望および/または必要とされる。通常の保
護基は、Greene,T.W.、「Protective Groups In Organic Synthesis」、John W
ileyおよびSons、New York、1981に記載されるように使用可能である。例えば、
表1の第1欄に列挙される基が、この表の第2欄に示されるように保護され得る
。
当該分野で周知の他の保護基もまた使用され得る。1つまたは複数の反応の後
、保護基は標準的な手法によって除去され得る。
本発明において有用な化合物を以下の調製例において例示するが、これらは開
示範囲を限定することを意図していない。本発明の範囲内の別の機械論的経路(
mechanistic pathway)および類似構造は、当業者には自明であり得る。
調製例1
A.N-(1,1-ジメチルエチル)-3-メチル-2-ピリジンカルボキサミド
2-シアノ-3-メチルピリジン(400g)をt-ブタノール(800mL)中に懸濁し、そ
して70℃に加熱する。濃硫酸(400mL)を45分間かけて滴下する。反応が完了す
るまで温度を75℃に維持し、さらに30分間維持する。この混合物を水(400mL)
で希釈し、トルエン(600mL)を加え、そして濃アンモニア水でpHを10まで上げ
る。作業の間、温度を50〜55℃に維持する。トルエン相を分離し、そして水層を
再抽出する。トルエン相を合わせ、そして水で洗浄する。トルエンを除去すると
、表題化合物N-(1,1-ジメチルエチル)-3-メチル-2-ピリジンカルボキサミドが
オイルとして得られ、ここから固体生成物を結晶化する。(収率97%、ガスクロ
マトグラフィーによる内部標準アッセイによって測定)。
B.3-[2-(3-クロロフェニル)エチル]-N-(1,1-ジメチルエチル)-2-ピリ ジンカルボキサミド
調製例1Aの表題化合物N-(1,1-ジメチルエチル)-3-メチル-2-ピリジンカル
ボキサミド(31.5g)をテトラヒドロフラン(600mL)中に溶解し、そして得られ
る溶液を-40℃まで冷却する。温度を-40℃に維持しながら、ヘキサン中のn-ブチ
ルリチウム(2当量)を添加する。溶液は深紫赤色になる。臭化ナトリウム(1.
6g)を加え、そして混合物を撹拌する。温度を-40℃に維持しながら、m-クロロ
ベンジルクロライド(26.5g、0.174モル)のテトラヒドロフラン(125mL)溶液
を加える。反応の完了が薄層クロマトグラフィーによって確認されるまで、反応
混合物を撹拌する。色が消えるまで反応に水を加える。反応混合物を酢酸エチル
で抽出し、水で洗浄し、そして濃縮すると、残渣が表題化合物である。(収率92
%、クロマトグラフィーによって示される)。
C.3-[2-(3-クロロフェニル)エチル]-2-ピリジン-カルボニトリル
調製例1Bの表題化合物である3-[2-(3-クロロフェニル)エチル]-N-(1,1
-ジメチルエチル)-2-ピリジンカルボキサミド(175g、0.554モル)のオキシ塩
化リン(525mL、863g、5.63モル)溶液を加熱し、そして3時間、還流する。反
応の完了を薄層クロマトグラフィーで確認する。減圧下で過剰のオキシ塩化リン
をすべて除去し、そして水とイソプロパノールとの混合物によって反応をクエン
チさせる。温度を30℃より低く保ちながら、50%水酸化ナトリウム水溶液を添加
することによってpHを5〜7に上げる。粗生成物の結晶状スラリーを濾過し、そ
して水で洗浄する。湿潤ケークを熱イソプロパノール中にスラリー化し、そして
0〜5℃に冷却することによって、粗生成物を精製する。生成物を濾過し、ヘキ
サンで洗浄し、そして50℃より低い温度で乾燥して、表題化合物を得る。(収量
:118g(HPLC純度95.7%)、融点72℃〜73℃、理論値の89.4%)。
D.1-(メチル-4-ピペリジニル)[3-(2-(3-クロロフェニル)エチル)-2- ピリジニル]メタノン塩酸塩
調製例1Cの表題化合物(118g、0.487モル)を乾燥テトラヒドロフラン(1.2
L)に溶解し、そしてN-メチル-ピペリジルマグネシウムクロライド(395mL、2.4
8モル/リットル、0.585モル、1.2当量)を15分間かけて加える。必要に応じて水
で冷却することによって、30分間、温度を40℃〜50℃に維持する。反応の完了を
薄層クロマトグラフィーによって確認する。2NのHClでpHを2より低くすること
によって反応をクエンチし、そして得られる溶液を25℃で1時間撹拌する。蒸留
によってテトラヒドロフランの大部分(bulk)を除去し、そして得られる溶液の
pHを水酸化ナトリウム水溶液を添加することによって3.5に調節する。0〜5℃
まで冷却し、そして結晶性塩酸塩の生成物を濾別する。氷冷水によって洗浄し、
恒量になるまで60℃で乾燥して、表題化合物を得る。(収量:168.2g(HPLC純度
94%)、融点183〜185℃、理論値の89%)。
E.8-クロロ−11-(1-メチル-4-ピペリジリデン)-6,11-ジヒドロ-5H-ベンゾ [5,6]シクロヘプタ[1,2-b]ピリジン
上記調製例1Dの表題化合物(59g、0.15モル)を-35℃でフッ化水素酸(120m
L、120g、6.0モル)に溶解し、そして1時間かけて、三フッ化ホウ素(44.3g、0
.66モ
ル)を加える。反応の完了を薄層クロマトグラフィーによって確認する。氷、水
、および水酸化カリウムを用いて、溶液の最終pHを10まで上げることによって反
応をクエンチする。生成物をトルエンで抽出し、そして水およびブラインで洗浄
する。残渣が得られるまでこのトルエン溶液を濃縮し、そして熱ヘキサン中に溶
解する。不溶分を濾過によって除去し、そして濾液を濃縮して、表題化合物をオ
フホワイトの粉末として得る。(収量:45.7g(HPLC純度:95%)、理論値の92
%)。
別工程E:8-クロロ−11-(1-メチル-4-ピペリジリデン)-6,11-ジヒドロ-5H- ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2-b]ピリジン
上記調製例1Dの表題化合物(177g、0.49モル)をトリフルオロメタンスルホ
ン酸(480ml、814.1g、5.31モル)中で、窒素下、90〜95℃で18時間反応させる
。反応の完了を薄層クロマトグラフィーによって確認する。氷水によって反応を
冷却かつクエンチし、炭酸バリウムによってpH6に調節する。生成物を塩化メチ
レンで抽出し、そして減圧下で約1リットルまで濃縮する。水で洗浄し、そして
生成物を1N HCl中に抽出し、これを30gの活性炭で処理し、そしてセライトを通
して濾過する。水酸化ナトリウム水溶液(50%)で濾液のpHを10に調節し、生成
物を塩化メチレン中に抽出し、そして減圧下で除去して残渣を形成する。残渣を
熱ヘキサンに溶解し、そして濾過して不溶分を除去する。濾液を濃縮して、表題
化合物をベージュ色の粉末として得る。(収量:126g(HPLC純度80%)、理論値
の65%)。
F.8-クロロ-11-(1-エトキシカルボニル-4-ピペリジリデン)-6,11-ジヒド ロ-5H-ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[l,2-b]ピリジン
上記調製例1Eの表題化合物(45.6g、0.141モル)を80℃でトルエン(320mL
)に溶解し、そしてそこにエチルクロロホルメート(40.4mL、45.9g、0.423モル
)を
徐々に添加する。添加が完了した後、温度80℃で1時間維持し、次いでジイソプ
ロピルエチルアミン(2.7mL、2.00g、0.016モル)および更なるエチルクロロホ
ルメート(4.1mL、4.65g、0.0429モル)を加える。反応の完了を薄層クロマトグ
ラフィーによってモニターする。完了したら反応を室温まで冷却し、そしてこの
トルエン溶液を水で洗浄する。残渣が得られるまで有機層を濃縮し、そして熱ア
セトニトリル(320mL)に溶解する。14gの活性炭によって溶液を脱色する。濾過
によって活性炭を除去し、そして結晶のスラリーになるまで濾液を濃縮する。こ
の混合物を0〜5℃に冷却し、そして濾過によって生成物を単離する。冷アセト
ニトリルによって洗浄し、そして70℃より下で生成物を乾燥して、表題化合物を
得る。(収量:42.4g(HPLC純度97.4%)、理論値の80%)。
G.8-クロロ-11-(4-ピペリジリデン)-6,11-ジヒドロ-5H-ベンゾ[5,6]シ クロヘプタ[1,2-b]ピリジン
調製例1Fの表題化合物、8-クロロ-11-(1-エトキシカルボニル-4-ピペリジ
リデン)-6,11-ジヒドロ-5H-ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2-b]ピリジン(39
g、0.101モル)をエタノール(305mL)中のKOH(50g)および水(270mL)によっ
て加水分解し、そしてアルゴン雰囲気下、64時間還流する。エタノールの一部を
留去して残渣をブラインで希釈し、そして酢酸エチルで3回抽出する。合わせた
有機相を水で洗浄し、そしてNa2SO4で乾燥する。溶媒を除去すると固体が得られ
、これはトルエンから再結晶され得、白色固体として表題化合物が得られる。(
収量:24.5g、77%、融点154〜155℃)。
調製例2 8-クロロ-6,11-ジヒドロ-11-(4-ピペリジニル)-5H-ベンゾ[5,6]シクロヘプ タ[1,2-b]ピリジン(生成物A)および6,11-ジヒドロ-11-(4-ピペリジニル) -5H-ベンゾ[5,6]-シクロヘプタ[1,2-b]ピリジン(生成物B)
66.27g(0.21モル)の4-(8-クロロ-5,6-ジヒドロ-11H-ベンゾ[5,6]シクロ
ヘプタ([1,2-b]ピリジン-11-イリデン)-ピペリジン(調製例1の工程Gの生
成物)のTHF(1L)溶液に、水素化リチウムアルミニウム(24.32g、0.64モル)
を加え、そしてこの反応混合物を一晩、加熱還流した。次いで反応混合物を室温
に冷却し、約3Lのジエチルエーテルを加え、次に、灰白色の沈澱が形成するまで
飽和硫酸ナトリウムを滴下した。次いで、分離した有機層に硫酸マグネシウムを
加え、そして30分間撹拌した。次いで揮発分をすべて除去し、そして得られた粗
混合物を、クロマトグラフにかけた(シリカゲルカラム、アンモニアで飽和した
メタノールを10%含む塩化メチレンで溶出)。得られた物質は、所望の化合物と
脱クロロ化合物の両方を含んでいた。HPLCで逆相カラムを用いて40%メタノール
−水で溶出して分離すると白色固体として所望の化合物が得られた(生成物Aの
融点=95.2〜96.1℃、生成物Bの融点=145.1〜145.7℃)。
調製例3 エチル4-(8-クロロ-6,11-ジヒドロ-5H-ベンゾ[5,6]シクロヘプタ([1,2-b] ピリジン-11-イル)-1-ピペリジン-カルボキシレート
8-クロロ-6,11-ジヒドロ-11-(4-ピペリジニル)-5H-ベンゾ[5,6]シクロヘ
プタ[1,2-b]ピリジン(調製例2の生成物)(4.18g、13mmo1)をトルエン(17
5mL)に溶解した。次いでエチルクロロホルメート(11.6g、110mmol、10.2mL)
を加え、そしてこの反応混合物を約120℃まで一晩加熱した。揮発分をすべてス
トリップして除き、そして粗生成物をシリカゲルカラムで50%酢酸エチル−ヘキ
サンで溶出して精製し、表題化合物を白色固体(MH+385)として得た。
調製例4
A.4-(8-クロロ-3-ニトロ-5,6-ジヒドロ-11H-ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[ 1,2-b]ピリジン-11-イリデン)-1-ピペリジン-1-カルボン酸エチルエステル
硝酸テトラブチルアンモニウム(4.98g、16.3mmol)をジクロロメタン(20mL
)に溶解し、そして次に無水トリフルオロ酢酸(3.12g、14.9mmol、2.1mL)を加
えた。この溶液を0℃に冷却し、そして次に、これもまた0℃に冷却した4-(8-
クロロ-5,6-ジヒドロ-11H-ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2-b]ピリジン-11-イ
リデン)-1-ピペリジン-1-カルボン酸エチルエステル(5.69g、14.9mmol)の塩
化メチレン(35m
L)溶液に、(カニューレによって(by cannulation))添加した。この反応混
合物を0℃で3時間撹拌し、そして次に、一晩室温(25℃)に置いた。次いでこ
の反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム(60mL)で抽出し、硫酸マグネシウムで乾
燥し、そして濃縮して半固体の物質を得た。これをシリカゲルでクロマトグラフ
にかけ、最初に10%の酢酸エチル−ヘキサン、次に20%の酢酸エチル−ヘキサン
で溶出した。有機溶媒を除去し、表題化合物を収率44%で淡黄色固体として得た
。融点=90.4〜91.0℃、MH+428。
B.4-(8-クロロ-3-アミノ-5,6-ジヒドロ-11H-ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[ 1,2-b]ピリジン-11-イリデン)-1-ピペリジン-1-カルボン酸エチルエステル
調製例4Aの表題化合物(5.99g、14mmol)を85%エタノール水溶液に溶解し
た。この溶液に、鉄粉(7.01g、125.57mmol)および塩化カルシウム(0.69g、6.
29mmol)を加え、そしてこの反応混合物を16時間還流した。この反応混合物をセ
ライト床を通して熱時濾過し、そしてセライトを熱エタノール(700mL)で洗浄
した。このエタノール溶液を活性炭(2.4g)で脱色し、そして次にセライトを通
して濾過した。次いでエタノールをロータリーエバポレーターで除去し、表題化
合物を収率100%でオフホワイトの固体として得た。融点=102.4〜103.1℃、MH+
398。
C.4-(8-クロロ-3-ブロモ-5,6-ジヒドロ-11H-ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[ 1,2-b]ピリジン-11-イリデン)-1-ピペリジン-1-カルボン酸エチルエステル
調製例4Bの表題化合物(3.00g、7.60mmol)を臭化水素酸(48%、30mL)に
溶解した。この反応混合物を-5℃に冷却し(氷-エチレングリコール浴)、そし
て臭素(2mL)を滴下した。反応混合物を-5℃で15分間撹拌した。水(15mL)に
溶解した亜硝酸ナトリウム(1.57g、22.8mmol)を反応混合物にゆっくりと加え
た。次いで反応混合物を45分間撹拌し、そして40%NaOHでpH約10まで上げてクエ
ンチした。次いで水相を酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた酢酸エ
チル画分を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして次に濃縮して表題化合物を収率83%
で淡褐色固体として得た。融点=146〜148℃、MH+463。
調製例5
4-(8-クロロ-3-ニトロ-5,6-ジヒドロ-11-(4-ピペリジリデン)-11H-ベンゾ [5,6]シクロヘプタ[1,2-b]ピリジン
調製例4Aの表題化合物(10.0g、mmol)を、濃HCl(250mL)に溶解し、100℃
で16時間加熱することによって加水分解した。冷却した酸性混合物を1M NaOH(9
50mL)で中和した。この混合物を塩化メチレンで抽出した。後者を硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。濾過および濃縮によって表題化合物が収率99%の固体として得
られた。MH+358。
実施例1
4−[8-クロロ-5,6-ジヒドロ-11H-ベンゾ-[5,6]-シクロヘプタ-[1,2-b]- ピリジン-11-イリデン]-1-[フェニルメチルスルホニル]-ピペリジン
0.8g(5.79mmol)の無水炭酸カリウムを20mLのトルエンに懸濁し、そして0.5g
(1.61mmol)の4-[8-クロロ-5,6-ジヒドロ-11H-ベンゾ-[5,6]-シクロペンタ
[1,2-b]-ピリジン-11-イリデン]-ピペリジン(405.10)および0.31g(1.62m
mol)のベンジルスルホニルクロライドを加える。この混合物を25℃で2日間撹
拌し、次いで固形分を濾過した。濾過ケークをジクロロメタンで洗浄し、そして
次に濾液を飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾
燥し、濾過し、そしてこの濾液を減圧下で濃縮した。得られる残渣をメタノール
、およびアンモニアで飽和したジクロロメタン(8:92)を用いてシリカゲルでク
ロマトグラフにかけ、表題化合物を白色固体として得る。マススペクトルM+=46
5。
化合物405.10は化合物405.00についての上記の手順に従って、得られ得る。
実施例1と同様の方法で、表2の化合物を調製する。表2のR欄のかっこ内の
番号は、特定のRについて生成された化合物2.0を意味する。
実施例2 4-[8-クロロ-5,6-ジヒドロ-11H-ベンゾ-[5,6]-シクロヘプタ-[1,2-b]-ピリ ジン-11-イリデン]-1-[2-カルボキシフェニルスルホニル]-ピペリジン
0.065g(0.013mmol)の化合物2.5(表2)を5mLのメタノールに溶解し、30μ
L(2.5等量)の1N水酸化ナトリウム溶液を加え、そして4時間撹拌する。減圧
下で濃縮し、残渣を5mLのメタノールと混合し、そして濾過する。濾液を減圧下
で濃縮し、そして残渣を10mLの酢酸エチルと混合する。濾過して濾液を減圧下で
濃縮して、白色固体として表題の化合物のナトリウム塩を得る。融点=100〜104
℃、マススペクトル、M+=517。
実施例3 (+)4-[8-クロロ-5,6-ジヒドロ-11H-ベンゾ-[5,6]-シクロヘプタ-[1,2-b] -ピリジン-11-イリデン]-1-[[7,7-ジメチル5-エンド-ヒドロキシル]ビシク ロ[2.2.1]ヘプト-4-メチルスルホニル]-ピペリジン
表2の化合物2.6の0.2g(0.38mmol)を5mLのメタノールに溶解し、0.144g(3
.81mmol)の水素化ホウ素ナトリウムを加える。6時間撹拌し、そして減圧下で
濃縮する。残渣を50mLの酢酸エチルに溶解し、そして50mLの水で洗浄する。50mL
の酢酸エチルで2回水層を再抽出する。有機層を合わせ、重炭酸ナトリウム溶液
で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濾過する。濾液を減圧下で濃縮し、
残渣をアンモニアで飽和した5%メタノール、95%ジクロロメタンを用いてシリ
カゲルでクロマトグラフを行い、白色固体として表題の化合物を得た。融点=13
6〜139℃、マススペクトル、M+=527。
実施例4
上記の式8.0〜8.11の化合物(ここでR42は8.12、8.13、8.14、8.17、8.18、8.
19、8.22、または8.23から選択される置換基である)を、式405.00の化合物を式
8.0〜8.11の化合物に対応する置換基と反応させた場合に、本質的に実施例1に
記載されたのと同じ手順によりR42SO2Clを用いて調製し得た。
化合物R42SO2Cl(ここでR42は8.13、8.14、8.22、または8.23を表す)を、0
〜25℃の温度にて溶媒(例えば、塩化メチレンまたはクロロホルム)中で、塩基
(例えば、ピリジンまたはトリエチルアミン)の存在下、1モル等量のメタンス
ルホニルクロリドを用いて、アルコールR42OHをメシレートR42OSO2CH3に変換す
ることにより調製し得た。メシレートを、0〜50℃の温度にて溶媒(例えば、メ
タノールまたはエタノール)中で、このメシレートをNaSHと反応させることによ
り、チオールR42SHに変換し得た。このチオールを、酸化剤(例えば、KMNO4また
は酢酸中のH2O2)により、スルホン酸R42SO3Hに酸化し得た。このスルホン酸を
、PCl5と反応させることにより、スルホニルクロリドR42SO2Clに変換し得た。
化合物R42SO2Cl(ここでR42は8.18または8.19を表す)を、0〜25℃の温度に
て溶媒(例えば、塩化メチレンまたはクロロホルム)中で、塩基(例えば、ピリ
ジンまたはトリエチルアミン)の存在下、アミンR42NH2をSO2Cl2と反応させるこ
とにより調製し得た。
実施例5
上記の式8.0〜8.11の化合物(ここでR42は8.15、8.16、8.20、または8.21から
選択される置換基である)を、式8.0〜8.11の化合物(ここで、R42は8.13、8.14
、8.18、または8.19から選択される置換基である)を1モル等量のオキソンと反
応させた場合に調製し得た。
当業者は、開始反応物RSO2Clが公知の方法により得られ得ることを理解する。
本発明に有用な他の化合物が、実施例1〜5の手順に従って生成され得ることも
また理解される。アッセイ
1.インビトロ酵素アッセイ:ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼお
よびゲラニルゲラニルタンパク質トランスフェラーゼの阻害。
ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ(FPT)およびゲラニルゲラニル
タンパク質トランスフェラーゼ(GGPT)Iの両方を、本質的にYokoyamaらにより
記載されたように、硫酸アンモニウム分画、次いでQ-Sepharose(Pharmacia,In
c.)陰イオン交換クロマトグラフィーにより、ラット脳から部分生成した(Yoko
yama,K.ら、(1991)、ウシ脳由来のタンパク質ゲラニルゲラニルトランスフェ
ラーゼ:タンパク質のプレニル化特異性についての関連、Proc.Natl.Acad.Sc
i USA88:5302-5306、その開示は本明細書中に参考として援用される)。val12-
Ha-Rasタンパク質の2つの形態(カルボキシ末端配列が異なる)を、これらの酵
素の基質として調製した。1つの形態は、システイン−バリン−ロイシン−セリ
ン(Ras-CVLS)の末端であり、他の形態は、システイン−バリン−ロイシン−ロ
イシン(Ras-CVLL)の末端であった。Ras-CVLSは、ファルネシルタンパク質トラ
ンスフェラーゼの基質であり、その一方、Ras-CVLLは、ゲラニルゲラニルタンパ
ク質トランスフェラーゼIの基質である。これらのタンパク質をコードするcDNA
を、タンパク質が6ヒスチジン残基のアミノ末端伸長を含むように構築した。両
タンパク質をEscherichia coliで発現させ、そして金属キレートアフィニティー
クロマトグラフィーを用いて精製した。放射標識イソプレニルピロホスフェート
基質である[3H]ファルネシルピロホスフェートおよび[3H]ゲラニルゲラニル
ピロホスフェートをDuPont/New England Nuclearから購入した。
ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ活性を測定するためのいくつかの
方法が記載されている(Reissら1990、Cell62:81;Schaberら1990、J.Biol.C
hem.265:14701;Manneら1990、PNAS87:7541;およびBarbacidおよびManne199
3、米国特許第5,185,248号)。活性を、Reissら1990(Cell62: 81)に記載され
ているのと同様の条件を用いて、[3H]ファルネシルピロホスフェートからRas-
CVLSへの[3H]ファルネシルの転移を測定することによりアッセイした。反応混
合物は、40mM Hepes、pH7.5;20mM塩化マグネシウム;5mMジチオトレイトール
;0.25μM[3H]ファルネシルピロホスフェート;10μl Q-Sepharose精製ファル
ネシルタンパク質トランスフェラーゼ;所定の濃度の三環式化合物またはジメチ
ルスルホキシド(DMSO)の媒体コントロール(最終5%DMSO);および5μM Ra
s-CVLSを、全量100μl中に含んでいた。反応を、室温で30分間行い、次いで0.5m
lの4%ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)続いて0.5mlの冷30%トリクロロ酢酸(T
CA)を用いて停止した。サンプルを氷上に45分間置いてRasタンパク
質を沈降させ、次いでBrandel細胞回収機を用いてGF/Cフィルター紙マット上に
回収した。フィルターマットを6%TCA、2%SDSで1回洗浄し、そして放射活性
をWallac 1204 Betaplate BS液体シンチレーションカウンターで測定した。阻害
の割合をDMSO媒体コントロールに対して算出した。
ゲラニルゲラニルタンパク質トランスフェラーゼIアッセイは、上記のファル
ネシルタンパク質トランスフェラーゼアッセイと以下の2つ以外は本質的に同一
であった:[3H]ゲラニルゲラニルピロホスフェートが、イソプレノイド供与体
としてのファルネシルピロホスフェートを置き換え、そしてRas-CVLLがタンパク
質受容体であった。これは、Caseyらにより報告されたアッセイと同様である(C
asey,P.J.ら、(1991)、ゲラニルゲラニルイソプレノイドを用いるタンパク質
の酵素的改変、Proc.Natl.Acad.Sci,USA88:8631-8635、その開示は本明細
書中に参考として援用されている)。
2.細胞ベースのアッセイ:COSサル腎臓細胞におけるval12-Ha-Ras-CVLSおよ
びval12-Ha-Ras-CVLLの一時的発現:ファルネシルタンパク質トランスフェラー
ゼインヒビターのRasプロセシングへの影響およびトランスフォーミングRasによ
り誘導された障害を受けた細胞の増殖への影響。
COSサル腎臓細胞を、Ras-CVLSまたはRas-CVLLのいずれかをコードするcDNAイ
ンサートを含むプラスミドpSV-SPORT(Gibco/BRL)を用いてエレクトロポレーシ
ョンによりトランスフェクトし、ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼま
たはゲラニルゲラニルタンパク質トランスフェラーゼIのいずれかに対するRas
基質の一時的過剰発現をそれぞれ引き起こした(上記を参照のこと)。
エレクトロポレーション後、細胞を10%胎児ウシ血清および適当なファルネシ
ルタンパク質トランスフェラーゼインヒビターを加えた1.5mlのダルベッコの改
変イーグル培地(GIBCO,Inc.)を含む6-ウエル組織培養皿中に播いた。24時間
後、培地を取り出し、適当な薬物を含む新鮮な培地を再添加した。
エレクトロポレーションの48時間後、細胞をトランスフォーミングRasにより
誘導された障害を受けた細胞の増殖をモニターするために顕微鏡下で検査した。
トランスフォーミングRasを発現する細胞はより丸くかつ屈折性になり、そして
形質転換した表現型を記憶して単層を超えて増殖する。次いで細胞を写真に撮り
、
1mlの冷リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)で2回洗浄し、そして皿からゴムポリ
スマンを用いてかきとることにより、25mM Tris、pH8.0;1mM エチレンジアミ
ン四酢酸;1mM フェニルメチルスルホニルフルオリド;50μM ロイペプチン;
および0.1μM ペプスタチンを含む1mlの緩衝液中に取り出した。細胞をホモジ
ナイゼーションにより溶解し、そして細胞デブリを2000×gにて10分間遠心分離
することにより除去した。
細胞性タンパク質を氷冷トリクロロ酢酸の添加により沈澱させ、100μlのSDS-
電気泳動サンプル緩衝液に再溶解した。サンプル(5〜10μl)を14%ポリアク
リルアミドミニゲル(Novex,Inc.)上に載せ、トラッキング色素がゲルの底部
近くになるまで電気泳動した。ゲル上で分離したタンパク質を、免疫検出のため
にニトロセルロース膜上にエレクトロブロットした。
膜を、2.5%のドライミルクおよび0.5%のTween-20を含むPBSで4℃にて一晩
インキュベーションすることによりブロックし、次いで、Ras特異的モノクロー
ナル抗体Y13-259(Furth,M.E.ら、(1982)、Harveyネズミ肉腫ウイルスのトラ
ンスフォーミング遺伝子のp21産物および細胞性ras遺伝子ファミリーのp21産物
に対するモノクローナル抗体、J.Virol.43:294-304)とともに、1%胎児ウ
シ血清を含むPBS中、室温で1時間インキュベートした。洗浄後、膜を1:5000希
釈の二次抗体(西洋ワサビペルオキシダーゼと結合したウサギ抗ラットIgG)と
ともに、1%胎児ウシ血清を含むPBS中、室温で1時間インキュベートした。プ
ロセスされたおよびプロセスされていないRas-CVLSまたはRas-CVLLの存在を、製
造者(Bio-Rad)の記載のように、比色用ペルオキシダーゼ試薬(4-クロロ-1-ナ
フトール)を用いて検出した。
3.細胞マット(Mat)アッセイ:
正常ヒトHEPM繊維芽細胞を、2mlの増殖培地中5×104細胞/皿の密度で3.5cm
皿に播種し、そしてコンフルエンスになるまで3〜5日間インキュベートした。
培地を各ディッシュから吸引し、そして指標の腫瘍細胞であるT24-BAG4ヒト膀胱
癌細胞(活性化H-ras遺伝子を発現する)を、2mlの増殖培地中2×103細胞/皿
の密度で繊維芽細胞単層の上部に播種し、そして一晩付着させた。化合物で誘導
したコロニー阻害を、腫瘍細胞播種の24時間後に系列希釈の化合物を増殖培地
に直接添加することによりアッセイし、そしてさらに14日間細胞をインキュベー
トしてコロニー形成させた。アッセイを、リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)で単
層を2回すすぎ、1%グルタルアルデヒドのPBS溶液で単層を固定し、次いてX-G
alで染色することにより腫瘍細胞を可視化することにより終了した(Price,J.
ら、レトロウイルス媒介遺伝子転移による脊椎動物神経系における系統分析、Pr
oc.Natl.Acad.Sci.84、156-160(1987))。コロニー阻害アッセイにおいて
、化合物を2つのIC50値に基づいて評価した:腫瘍細胞数における増加を50%抑
制するために必要な薬物濃度(tIC50)、および細胞マットを含む細胞の密度を5
0%減少させるために必要な薬物濃度(mIC50)。両IC50値を、腫瘍細胞の密度を
測定することにより、そしてマット細胞を目視検査によりそしてコロニー当たり
の細胞の計数およびコロニー数を顕微鏡下で得た。化合物の治療指数を、腫瘍標
的特異性を指示する1より大きい値を用いて、mIC50/tIC50の比として定量的に
表した。アッセイデータ
:
表3に挙げた化合物は、式2.0の化合物に関する:
は10〜100μMのFPT IC50を有した。
結果
1.酵素学
データは、本発明の化合物が部分精製したラット脳ファルネシルタンパク質ト
ランスフェラーゼ(FPT)によるRas-CVLSファルネシル化のインヒビターである
ことを示す。データはまた、部分精製したラット脳ファルネシルタンパク質トラ
ンスフェラーゼ(FPT)によるRas-CVLSファルネシル化の強力な(IC50<10μM)
インヒビターと考えられ得る本発明の化合物が存在することも示す。表3を参照
のこと。
データはまた、本発明の化合物がイソプレノイド受容体としてRas-CVLLを用い
てアッセイされるゲラニルゲラニルタンパク質トランスフェラーゼ(GGPT)の弱
いインヒビターであることも示す。表4を参照のこと。テストした化合物は20μ
g/mlでゲラニルゲラニルトランスフェラーゼを弱く阻害した。化合物2.1は、51
μMでGGPTを38%阻害し、そしてFPT阻害に対して少なくとも27倍選択的である。
化合物2.12は、42μMでGGPTを14%阻害し、そしてFPT阻害に対して少なくとも32
倍選択的である。化合物2.13は、48μMでGGPTを23%阻害し、そしてFPT阻害に対
して少なくとも25倍選択的である。この選択性は、本発明の方法で用いられる化
合物の治療可能性に重要であり、そしてこれらの化合物がRas形質転換された細
胞に対して選択的増殖阻害特性を有する可能性を増加させる。
2.細胞をベースにした:COS細胞および細胞マットアッセイ
RasトランスフェクトしたCOS細胞で発現されるRasタンパク質の免疫ブロット
分析は、化合物2.9がRas-CVLSプロセシングを阻害し、プロセスされていないRas
の蓄積を引き起こすことを示した。表6を参照のこと。この化合物は0.01〜10μ
MのIC50で阻害した。化合物2.1および2.13は、より低い活性であった。これらの
結果は、化合物がインタクトの細胞におけるファルネシルタンパク質トランスフ
ェラーゼを阻害し得ることを示し、そして活性化Ras癌遺伝子による細胞性形質
転換をブロックするこれらの化合物の可能性を示す。
化合物2.9もまた、MatアッセイにおけるRas形質転換した腫瘍細胞の増殖を、6
.3μMのIC50値で阻害した。この化合物のみが、より高濃度で正常細胞の単層に
対して細胞障害活性を示した(25μMのIC50)。このアッセイでテストした化合
物2.1および2.12は、Ras形質転換した細胞に対して弱い抗増殖活性のみを有して
いた。表5を参照のこと。インビボ抗腫瘍研究
:
腫瘍細胞(5×105〜8×106のA431[ヒト表皮癌]またはSW620[ヒト結腸腺
癌(リンパ節転移)])を、5〜6週齢の無胸腺nu/nu雌マウスの脇腹の皮下に
接種する。C-f-1[c-fos癌遺伝子で形質転換したマウス繊維芽細胞]腫瘍モデル
について、2mm3腫瘍フラグメントを5〜6週齢の無胸腺nu/nu雌マウスの脇腹の
皮下に移植する。腫瘍が樹立されると、腫瘍を有する動物を選択しランダムにす
る。動物を、媒体(βシクロデキストリンについては腹腔内、またはコーン油
については経口)のみ、あるいは媒体中の化合物で、1日2回(BID)を週に5
(1〜5)日間で2(×2)または4(×4)週間処理する。媒体コントロール
に対する腫瘍増殖の阻害の割合は、腫瘍の測定により決定される。結果を表7に
報告する。
本発明に記載の化合物からの薬学的組成物の調製について、不活性な、薬学的
に受容可能なキャリアは、固体または液体のいずれかであり得る。固体形態の製
剤には、散剤、錠剤、分散性顆粒剤、カプセル剤、カシェ剤、および坐剤が挙げ
られる。散剤および錠剤は、約5%から約70%までの活性成分を含み得る。適切
な固体キャリアは当該分野で公知であり、例えば、炭酸マグネシウム、ステアリ
ン酸マグネシウム、タルク、糖、ラクトースである。錠剤、散剤、カシェ剤、お
よびカプセル剤は、経口投与に適切な固体投与形態として用いられ得る。
坐剤の調製については、脂肪酸グリセリドまたはココアバターの混合物のよう
な低融点ワックスを最初に溶かし、そして活性成分を撹拌しながらその中に均一
に分散させる。次いで、溶けた均一混合物を都合のよいサイズの鋳型に注入し、
冷却して固化させる。
液体形態の製剤には、溶液、懸濁液、および乳濁液が挙げられる。例としては
、非経口注射用の水溶液または水−プロピレングリコール溶液が挙げられ得る。
液体形態の製剤には、鼻内投与用の溶液も挙げられ得る。
吸入に適切なエアロゾル製剤には、溶液および粉末形態の固体が挙げられ得、
不活性圧縮ガスのような薬学的に受容可能なキャリアとの組み合わせであり得る
。
固体形態の製剤はまた、使用直前に、経口または非経口投与用の液体形態の製
剤に変換されることも意図する。このような液体形態の製剤には、溶液、懸濁液
、および乳濁液が挙げられる。
本発明の化合物はまた、経皮的に送達可能であり得る。経皮用組成物は、クリ
ーム、ローション、エアロゾル、および/または乳濁剤の形態をとり得、そして
この目的のために当該分野で通常のマトリックスまたは貯蔵型の経皮パッチに含
有され得る。
好適には、化合物は経口投与される。
好適には、薬学的製剤は単位用量形態である。このような形態では、製剤は活
性成分の適切な量(例えば、所望の目的を達成するために効果的な量)を含む単
位用量に分割される。
製剤の単位用量中の活性化合物の量は、特定の適用に従って、約0.1mgから100
0mgまで、より好適には約1mgから300mgまで変化または調整され得る。
用いられる実際の用量は、患者の要求および治療される状態の重篤度によって
変化し得る。特定の状況についての適切な用量の決定は当該技術の範囲内である
。一般に、治療は化合物の最適量よりも低い、より少ない用量で開始される。そ
の後、用量は、環境下で最適な効果が達成されるまで少しずつ増加される。便宜
上、1日投与量の合計は分割され、所望であれば1日の間に数回で投与され得る
。
本発明の化合物および薬学的に受容可能なその塩の投与量および投与頻度は、
患者の年齢、状態、およびサイズ、ならびに治療される徴候の重篤度のような因
子を考慮して主治医の判断に従って調節される。代表的な推奨投与法は、腫瘍増
殖をブロックするために2〜4回に分割した用量で、10mgから2000mg/日、好適
には10から1000mg/日の経口投与である。化合物はこの用量の範囲内で投与され
る場合は非毒性である。
以下は、本発明の化合物を含む薬学的用量形態の例である。その薬学的組成物
の局面における本発明の範囲は、提供される実施例により限定されるべきではな
い。
薬学的剤型の実施例
実施例A
錠剤
製造方法
項目番号1および2を適切なミキサー中で10〜15分間混合する。この混合物を
項目番号3とともに造粒する。必要に応じて粗スクリーン(例えば、1/4インチ
、0.63cm)を通して湿顆粒を製粉する。この湿顆粒を乾燥させる。必要に応じて
この乾燥させた顆粒をスクリーンに通し、そして項目番号4と混合し、10〜15分
間混合する。項目番号5を加え、そして1〜3分間混合する。この混合物を、適
切な錠剤機で適切なサイズおよび重量に打錠する。
実施例B
カプセル剤
製造方法
項目番号1、2、および3を適切なブレンダー中で10〜15分間混合する。項目
番号4を加え、そして1〜3分間混合する。この混合物を、適切なカプセル化機
で適切な2個の硬ゼラチンカプセル中に充填する。
本発明は、上記の特定の実施態様とともに記載されているが、その多くの代替
、改変、および変更は、当業者には明らかである。このような全ての代替、改変
、および変更は、本発明の精神および範囲内にあることが意図される。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
C07D 409/14 211 9159−4C C07D 409/14 211
417/14 211 9159−4C 417/14 211
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM,
AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,E
E,FI,GE,HU,JP,KG,KR,KZ,LK
,LR,LT,LV,MD,MG,MN,NO,NZ,
PL,RO,RU,SI,SK,TJ,TT,UA,U
Z,VN
(72)発明者 マラムス,アラン ケイ.
アメリカ合衆国 ニュージャージー
07840,ハケッツタウン,キングス ハイ
ウェイ 147
(72)発明者 ヌジョルジ,エフ.ジョージ
アメリカ合衆国 ニュージャージー
07083,ユニオン,ジュリアット プレイ
ス 2597
(72)発明者 ペットリン,ジョアンヌ エム.
アメリカ合衆国 ニュージャージー
07009,セダー グローブ,アンダーソン
パークウェイ 27
(72)発明者 ピウィンスキー,ジョーン ジェイ.
アメリカ合衆国 ニュージャージー
08833,レバノン,サドル リッジ ドラ
イブ 6
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.式4.0の化合物: ここで、 a、b、c、およびdのうちの1つは、NまたはNR9を表し、ここでR9は、O- 、-CH3または-(CH2)nCO2H(ここでnは、1〜3である)であり、そして、残 りのa、b、c、およびd基は、CR1またはCR2を表し; R1およびR2は同一または異なり、そして各々が、独立して、H、ベンゾトリア ゾール-1イルオキシ、ハロ、-CF3、-OR10、-COR10、-SR10、-S(O)tR11(ここ でtは、0、1、または2である)、-N(R10)2、-NO2、-OC(O)R10、-CO2R10 、-OCO2R11、-CN、-NR10COOR11、アルキニル、アルケニルまたはアルキルであり 、該アルキルまたはアルケニル基は、ハロ、-OR10または-CO2R10で置換され得; R3およびR4は同一または異なり、そして各々が、独立して、R1およびR2の置換 基のいずれかを表し、あるいは、R3およびR4は共に、ベンゼン環に縮合した飽和 または不飽和のC5-C7環を表し; R5、R6、R7、およびR8は、各々独立して、H、-CF3、-COR10、アルキルまたは アリールであり、該アルキルまたはアリールは、-OR10、-SR10、-S(O)tR11、- NR10COOR11、-N(R10)2、-NO2、-COR10、-OCOR10、-OCO2R11、-CO2R10、-OPO3R10 で置換され得るか、あるいは、R5、R6、R7、およびR8のうちの1つは、以下で 定義されるRと一緒になって-(CH2)r-(ここで、rは1〜4である)を表し、 該Rは、低級ア ルキル、低級アルコキシ、-CF3、またはアリールで置換され得; R10は、H、アルキルまたはアリールを表し; R11は、アルキルまたはアリールを表し; Xは、NまたはCを表し、Cは炭素原子11個までの二重結合を任意に含み得; 破線は、任意の二重結合を表し; 5位の炭素原子と6位の炭素原子との間の破線は、任意の二重結合を表し、二 重結合が存在する場合には、AおよびBは、独立して、-R10、-OR11、-OC(O)R11 または-OC(O)R10を表し、5位の炭素原子と6位の炭素原子との間に二重結 合が存在しない場合には、AおよびBは、各々独立して、H2、-(OR11)2、Hお よびハロ、ジハロ、アルキルおよびH、(アルキル)2、-Hおよび-OC(O)R10、 Hおよび-OR10、=O、アリールおよびH、=NOR10または-O-(CH2)p-O-(ここで pは、2、3または4である)を表し; R30は、以下を表し: (1)C(O)OR31基で置換されたフェニル、ここでR31は、C1-C6アルキ ルおよびHからなる群から選択される; (2)5〜10個の炭素原子を有する架橋多環式炭化水素; (3)置換された架橋多環式炭化水素、ここで、非置換の架橋多環式炭 化水素は5〜10個の炭素原子を含み、置換基はC1-C6アルキルでなる群から選択 され、該置換架橋多環式炭化水素は1〜8個の置換基を有し、2つの置換基を有 するものが好ましく、そして、各々の置換基は同一または異なっており(同一が 好ましく); (4)-CH2R32(ここで、R32はアリール、ヘテロアリール、2-、3-また は4-ピペリジルまたはN-置換ピペリジルであり)、ここで、該N-置換ピペリジル の置換基は、C1-C4アルキル、アルキルカルボニルまたは-C(O)NH(R10)(こ こで、R10は、Hまたはアルキルであり)、架橋多環式炭化水素、または上記の 置換架橋多環式炭化水素であり; (5)ヘテロアリール; (6)置換ヘテロアリール、ここで該置換基は、C1-C6アルキルおよび-N HC(O)R22(ここでR22は、C1-C6アルキルである)からなる群から選択され; (7)C2-C6アルケニル(例えば、-CH=CH2);および (8)-N(R40)2、ここで各々のR40は、独立して、H、アリール、ヘテ ロアリール、および2-、3-または4-ピペリジルまたはN-置換ピペリジル(ここで 、該N-置換ピペリジルの置換基は、C1-C4アルキル、アルキルカルボニルまたは- C(O)NH(R10)(ここで、R10は、Hまたはアルキルである)である)であり; ただし、Rが-CH2R32(ここで、R32はアリールである)を表し、そして 、R1およびR2がHである場合には、R4は、C-8位置でClである。 2.R1およびR2が、独立して、H、C1-C4アルキル、ベンゾトリアゾール-1イ ルオキシ、またはハロから選択され;R4がClであり;R3がHであり;そして、R3 0 が、-N(R40)2、C1-C4アルキル、C2-C6アルケニル、-CH2R32(ここでR32は、 アリール、ヘテロアリール、3-または4-ピペリジルまたはN-置換ピペリジル(該 N-置換ピペリジルの置換基は、C1-C4アルキル、アルキルカルボニルまたは-C(O )NH(R10)(ここで、R10は、Hまたはアルキルである)である)である)を 表す、請求項1に記載の化合物。 3.以下の化学式、あるいは、2.4、2.5、2.6、2.8、2.9、2.12、8.0、8.1、8 .2、8.3、8.4、8.5、8.6、8.7、8.8、8.9、8.10または8.11(ここでR42は、以下 の構造の置換基から選択される:8.12、8.13、8.14、8.15、8.16、8.17、8.18、 8.19、8.20、8.21、8.22または8.23)から選択される構造を有する、化合物: 4.細胞の異常増殖を阻害する薬学的組成物であって、有効量の請求項1に記 載の化合物と、薬学的に受容可能なキャリアとを組み合わせて含有する、薬学的 組成物。 5.有効量の請求項1に記載の化合物と、薬学的に受容可能なキャリアとを組 み合わせて含有する、薬学的組成物。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US13785693A | 1993-10-15 | 1993-10-15 | |
| US08/137,856 | 1993-10-15 | ||
| US137,856 | 1993-10-15 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08510445A true JPH08510445A (ja) | 1996-11-05 |
| JP2875392B2 JP2875392B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=22479346
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6518410A Expired - Fee Related JP2875392B2 (ja) | 1993-10-15 | 1994-10-12 | G−タンパク質機能の阻害および増殖性疾患の治療に有用な三環式スルホンアミド化合物 |
Country Status (16)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0723539B1 (ja) |
| JP (1) | JP2875392B2 (ja) |
| AT (1) | ATE210653T1 (ja) |
| AU (1) | AU698960B2 (ja) |
| CA (1) | CA2173963C (ja) |
| DE (1) | DE69429440T2 (ja) |
| ES (1) | ES2164717T3 (ja) |
| HU (1) | HUT76057A (ja) |
| IL (1) | IL111257A0 (ja) |
| MA (1) | MA23355A1 (ja) |
| MY (1) | MY134819A (ja) |
| NZ (1) | NZ275646A (ja) |
| SG (1) | SG43768A1 (ja) |
| TN (1) | TNSN94105A1 (ja) |
| WO (1) | WO1995010514A1 (ja) |
| ZA (1) | ZA947969B (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002507192A (ja) * | 1997-06-17 | 2002-03-05 | シェーリング コーポレイション | ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼの新規三環式スルホンアミドインヒビター |
| JP2023500493A (ja) * | 2019-10-31 | 2023-01-06 | ジェイディ・バイオサイエンス・インコーポレイテッド | 三環式化合物およびその薬学的使用 |
Families Citing this family (100)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1995000497A1 (en) * | 1993-06-18 | 1995-01-05 | Merck & Co., Inc. | Inhibitors of farnesyl-protein transferase |
| US5856326A (en) * | 1995-03-29 | 1999-01-05 | Merck & Co., Inc. | Inhibitors of farnesyl-protein transferase |
| IL117798A (en) * | 1995-04-07 | 2001-11-25 | Schering Plough Corp | Tricyclic compounds useful for inhibiting the function of protein - G and for the treatment of malignant diseases, and pharmaceutical preparations containing them |
| US5801175A (en) | 1995-04-07 | 1998-09-01 | Schering Corporation | Tricyclic compounds useful for inhibition of G-protein function and for treatment of proliferative diseases |
| US5712280A (en) * | 1995-04-07 | 1998-01-27 | Schering Corporation | Tricyclic compounds useful for inhibition of G-protein function and for treatment of proliferative diseases |
| IL117797A0 (en) * | 1995-04-07 | 1996-08-04 | Pharmacopeia Inc | Tricyclic compounds useful for inhibition of G-protein function and for treatment of proliferative diseases |
| WO1997002817A1 (en) * | 1995-07-13 | 1997-01-30 | University Of Cincinnati | Compounds useful in the treatment of neurofibromatosis |
| PE69598A1 (es) * | 1996-06-07 | 1998-11-14 | Hoffmann La Roche | Derivados de dibenzo-oxazepina y dioxepina |
| DE19624659A1 (de) | 1996-06-20 | 1998-01-08 | Klinge Co Chem Pharm Fab | Neue Pyridylalken- und Pyridylalkinsäureamide |
| US6451816B1 (en) | 1997-06-20 | 2002-09-17 | Klinge Pharma Gmbh | Use of pyridyl alkane, pyridyl alkene and/or pyridyl alkine acid amides in the treatment of tumors or for immunosuppression |
| DE19624704A1 (de) | 1996-06-20 | 1998-01-08 | Klinge Co Chem Pharm Fab | Neue Pyridylalkansäureamide |
| ES2169420T3 (es) * | 1996-09-13 | 2002-07-01 | Schering Corp | Compuestos triciclicos utiles para inhibir la funcion de la proteina g y para tratar enfermedades proliferativas. |
| US5985879A (en) * | 1996-09-13 | 1999-11-16 | Schering Corporation | Compounds useful for inhibition of farnesyl protein transferase |
| US6071907A (en) * | 1996-09-13 | 2000-06-06 | Schering Corporation | Tricyclic compounds useful as FPT inhibitors |
| US6030982A (en) * | 1996-09-13 | 2000-02-29 | Schering Corporationm | Compounds useful for inhibition of farnesyl protein transferase |
| ES2234036T3 (es) * | 1996-09-13 | 2005-06-16 | Schering Corporation | Compuestos utiles para inhibir la farnesil-protein-transferasa. |
| US5958890A (en) * | 1996-09-13 | 1999-09-28 | Schering Corporation | Tricyclic compounds useful for inhibition of G-protein function and for treatment of proliferative diseases |
| BR9712831A (pt) * | 1996-09-13 | 1999-11-16 | Schering Corp | Inibidores tricìclicos de farnesil proteìna transferase |
| JP2002515052A (ja) * | 1996-09-13 | 2002-05-21 | シェーリング コーポレイション | ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼの阻害に有用な化合物 |
| DE69724130T2 (de) * | 1996-09-13 | 2004-06-03 | Schering Corp. | Substituierte benzocycloheptapyridine derivate verwendbar als farnesyl protein transferase inhibitoren |
| US5861395A (en) * | 1996-09-13 | 1999-01-19 | Schering Corporation | Compounds useful for inhibition of farnesyl proteins transferase |
| US5945429A (en) * | 1996-09-13 | 1999-08-31 | Schering Corporation | Compounds useful for inhibition of farnesyl protein transferase |
| US20030060434A1 (en) | 1997-02-18 | 2003-03-27 | Loretta Nielsen | Combined tumor suppressor gene therapy and chemotherapy in the treatment of neoplasms |
| HUP0004326A3 (en) * | 1997-02-18 | 2003-07-28 | Canji Inc San Diego | Combined tumor suppressor gene therapy and chemotherapy in the treatment of neoplasms |
| US5877177A (en) * | 1997-06-17 | 1999-03-02 | Schering Corporation | Carboxy piperidylacetamide tricyclic compounds useful for inhibition of G-protein function and for treatment of proliferative diseases |
| WO1998057950A1 (en) * | 1997-06-17 | 1998-12-23 | Schering Corporation | Novel phenyl-substituted tricyclic inhibitors of farnesyl-protein transferase |
| US6426352B1 (en) | 1997-06-17 | 2002-07-30 | Schering Corporation | Sulfonamide inhibitors of farnesyl-protein transferase |
| US6689789B2 (en) | 1997-06-17 | 2004-02-10 | Schering Corporation | Compounds useful for inhibition of farnesyl protein transferase |
| US6218401B1 (en) | 1997-06-17 | 2001-04-17 | Schering Corporation | Phenyl-substituted tricyclic inhibitors of farnesyl-protein transferase |
| US6903118B1 (en) | 1997-12-17 | 2005-06-07 | Klinge Pharma Gmbh | Piperazinyl-substituted pyridylalkane, alkene and alkine carboxamides |
| DE19756212A1 (de) * | 1997-12-17 | 1999-07-01 | Klinge Co Chem Pharm Fab | Neue, mit einem cyclischen Imid substituierte Pyridylalkan-, alken- und -alkincarbonsäureamide |
| DE19756235A1 (de) | 1997-12-17 | 1999-07-01 | Klinge Co Chem Pharm Fab | Neue piperidinylsubstituierte Pyridylalkan- alken- und -alkincarbonsäureamide |
| DE19756261A1 (de) | 1997-12-17 | 1999-07-01 | Klinge Co Chem Pharm Fab | Neue arylsubstituierte Pyridylalkan-, alken- und alkincarbonsäureamide |
| WO2000001382A1 (en) * | 1998-07-02 | 2000-01-13 | Merck & Co., Inc. | Inhibitors of prenyl-protein transferase |
| EP1031564A1 (en) | 1999-02-26 | 2000-08-30 | Klinge Pharma GmbH | Inhibitors of cellular nicotinamide mononucleotide formation and their use in cancer therapy |
| CN1198816C (zh) * | 2000-11-29 | 2005-04-27 | 先灵公司 | 新的法尼基蛋白转移酶抑制剂 |
| US7074921B2 (en) | 2001-11-13 | 2006-07-11 | Bristol Myers Squibb Company | Process for the preparation of 3,7-disubstituted-2,3,4,5-tetrahydro-1H-1,4-benzodiazepine compounds |
| CA2499125C (en) * | 2002-09-24 | 2010-12-14 | Morepen Laboratories Limited | An improved process for the production of desloratadine |
| US7417026B2 (en) | 2003-08-13 | 2008-08-26 | Children's Hospital Medical Center | Mobilization of hematopoietic cells |
| US8362075B2 (en) | 2005-05-17 | 2013-01-29 | Merck Sharp & Dohme Corp. | Cyclohexyl sulphones for treatment of cancer |
| TW200804345A (en) | 2005-08-30 | 2008-01-16 | Novartis Ag | Substituted benzimidazoles and methods of preparation |
| GB0603041D0 (en) | 2006-02-15 | 2006-03-29 | Angeletti P Ist Richerche Bio | Therapeutic compounds |
| DK2010528T3 (en) | 2006-04-19 | 2018-01-15 | Novartis Ag | 6-O-Substituted Benzoxazole and Benzothiazole Compounds and Methods for Inhibiting CSF-1R Signaling |
| US8173629B2 (en) | 2006-09-22 | 2012-05-08 | Merck Sharp & Dohme Corp. | Method of treatment using fatty acid synthesis inhibitors |
| US20110218176A1 (en) | 2006-11-01 | 2011-09-08 | Barbara Brooke Jennings-Spring | Compounds, methods, and treatments for abnormal signaling pathways for prenatal and postnatal development |
| EA016079B1 (ru) | 2007-01-10 | 2012-01-30 | Институто Ди Ричерке Ди Биолоджиа Молеколаре П. Анджелетти Спа | Амидзамещенные индазолы в качестве ингибиторов поли(adp-рибоза)полимеразы (parp) |
| ES2431163T3 (es) | 2007-03-01 | 2013-11-25 | Novartis Ag | Inhibidores de PIM quinasa y métodos para su uso |
| BRPI0812159A2 (pt) | 2007-05-21 | 2017-05-02 | Novartis Ag | inibidores de csf-1r, composições e métodos de uso |
| AU2008269154B2 (en) | 2007-06-27 | 2014-06-12 | Merck Sharp & Dohme Llc | 4-carboxybenzylamino derivatives as histone deacetylase inhibitors |
| WO2010114780A1 (en) | 2009-04-01 | 2010-10-07 | Merck Sharp & Dohme Corp. | Inhibitors of akt activity |
| EP2440058A4 (en) | 2009-06-12 | 2012-11-21 | Dana Farber Cancer Inst Inc | MELTED HETEROCYCLIC COMPOUNDS AND APPLICATIONS THEREOF |
| JP5099731B1 (ja) | 2009-10-14 | 2012-12-19 | メルク・シャープ・アンド・ドーム・コーポレーション | p53活性を増大する置換ピペリジン及びその使用 |
| EP2937345B1 (en) | 2009-12-29 | 2018-03-21 | Dana-Farber Cancer Institute, Inc. | Type ii raf kinase inhibitors |
| BR112012023021A2 (pt) | 2010-03-16 | 2016-05-31 | Dana Farber Cancer Inst Inc | compostos de indazol e seus usos |
| EP2584903B1 (en) | 2010-06-24 | 2018-10-24 | Merck Sharp & Dohme Corp. | Novel heterocyclic compounds as erk inhibitors |
| AU2011285909B2 (en) | 2010-08-02 | 2016-11-10 | Sirna Therapeutics, Inc. | RNA interference mediated inhibition of catenin (cadherin-associated protein), beta 1 (CTNNB1) gene expression using short interfering nucleic acid (siNA) |
| EP2606134B1 (en) | 2010-08-17 | 2019-04-10 | Sirna Therapeutics, Inc. | RNA INTERFERENCE MEDIATED INHIBITION OF HEPATITIS B VIRUS (HBV) GENE EXPRESSION USING SHORT INTERFERING NUCLEIC ACID (siNA) |
| US8883801B2 (en) | 2010-08-23 | 2014-11-11 | Merck Sharp & Dohme Corp. | Substituted pyrazolo[1,5-a]pyrimidines as mTOR inhibitors |
| EP2613782B1 (en) | 2010-09-01 | 2016-11-02 | Merck Sharp & Dohme Corp. | Indazole derivatives useful as erk inhibitors |
| US9242981B2 (en) | 2010-09-16 | 2016-01-26 | Merck Sharp & Dohme Corp. | Fused pyrazole derivatives as novel ERK inhibitors |
| EP3766975A1 (en) | 2010-10-29 | 2021-01-20 | Sirna Therapeutics, Inc. | Rna interference mediated inhibition of gene expression using short interfering nucleic acid (sina) |
| EP2654748B1 (en) | 2010-12-21 | 2016-07-27 | Merck Sharp & Dohme Corp. | Indazole derivatives useful as erk inhibitors |
| EP2699567A1 (en) | 2011-04-21 | 2014-02-26 | Merck Sharp & Dohme Corp. | Insulin-like growth factor-1 receptor inhibitors |
| WO2013063214A1 (en) | 2011-10-27 | 2013-05-02 | Merck Sharp & Dohme Corp. | Novel compounds that are erk inhibitors |
| WO2013074986A1 (en) | 2011-11-17 | 2013-05-23 | Dana-Farber Cancer Institute, Inc. | Inhibitors of c-jun-n-terminal kinase (jnk) |
| EP3358013B1 (en) | 2012-05-02 | 2020-06-24 | Sirna Therapeutics, Inc. | Short interfering nucleic acid (sina) compositions |
| KR20150060724A (ko) | 2012-09-28 | 2015-06-03 | 머크 샤프 앤드 돔 코포레이션 | Erk 억제제인 신규 화합물 |
| US10112927B2 (en) | 2012-10-18 | 2018-10-30 | Dana-Farber Cancer Institute, Inc. | Inhibitors of cyclin-dependent kinase 7 (CDK7) |
| US10000483B2 (en) | 2012-10-19 | 2018-06-19 | Dana-Farber Cancer Institute, Inc. | Bone marrow on X chromosome kinase (BMX) inhibitors and uses thereof |
| US9758522B2 (en) | 2012-10-19 | 2017-09-12 | Dana-Farber Cancer Institute, Inc. | Hydrophobically tagged small molecules as inducers of protein degradation |
| CN102924430B (zh) * | 2012-10-31 | 2014-10-15 | 天津药物研究院 | 地氯雷他定衍生物及其制备方法和用途 |
| DK2925888T3 (en) | 2012-11-28 | 2017-12-18 | Merck Sharp & Dohme | COMPOSITIONS AND METHODS OF CANCER TREATMENT |
| EP2935263B1 (en) | 2012-12-20 | 2018-12-05 | Merck Sharp & Dohme Corp. | Substituted imidazopyridines as hdm2 inhibitors |
| US9540377B2 (en) | 2013-01-30 | 2017-01-10 | Merck Sharp & Dohme Corp. | 2,6,7,8 substituted purines as HDM2 inhibitors |
| WO2015034925A1 (en) | 2013-09-03 | 2015-03-12 | Moderna Therapeutics, Inc. | Circular polynucleotides |
| WO2015058140A1 (en) | 2013-10-18 | 2015-04-23 | Dana-Farber Cancer Institute, Inc. | Polycyclic inhibitors of cyclin-dependent kinase 7 (cdk7) |
| WO2015058126A1 (en) | 2013-10-18 | 2015-04-23 | Syros Pharmaceuticals, Inc. | Heteroaromatic compounds useful for the treatment of prolferative diseases |
| WO2015164604A1 (en) | 2014-04-23 | 2015-10-29 | Dana-Farber Cancer Institute, Inc. | Hydrophobically tagged janus kinase inhibitors and uses thereof |
| US10017477B2 (en) | 2014-04-23 | 2018-07-10 | Dana-Farber Cancer Institute, Inc. | Janus kinase inhibitors and uses thereof |
| JO3589B1 (ar) | 2014-08-06 | 2020-07-05 | Novartis Ag | مثبطات كيناز البروتين c وطرق استخداماتها |
| AU2015371251B2 (en) | 2014-12-23 | 2020-06-11 | Dana-Farber Cancer Institute, Inc. | Inhibitors of cyclin-dependent kinase 7 (CDK7) |
| CN107427521B (zh) | 2015-03-27 | 2021-08-03 | 达纳-法伯癌症研究所股份有限公司 | 细胞周期蛋白依赖性激酶的抑制剂 |
| EP3307728A4 (en) | 2015-06-12 | 2019-07-17 | Dana Farber Cancer Institute, Inc. | COMBINATION THERAPY OF TRANSCRIPTION INHIBITORS AND CHINESE INHIBITORS |
| JP7028766B2 (ja) | 2015-09-09 | 2022-03-02 | ダナ-ファーバー キャンサー インスティテュート, インコーポレイテッド | サイクリン依存性キナーゼの阻害剤 |
| JOP20190055A1 (ar) | 2016-09-26 | 2019-03-24 | Merck Sharp & Dohme | أجسام مضادة ضد cd27 |
| WO2018071283A1 (en) | 2016-10-12 | 2018-04-19 | Merck Sharp & Dohme Corp. | Kdm5 inhibitors |
| WO2018190719A2 (en) | 2017-04-13 | 2018-10-18 | Aduro Biotech Holdings, Europe B.V. | Anti-sirp alpha antibodies |
| US11098059B2 (en) | 2017-11-08 | 2021-08-24 | Merck Sharp & Dohme Corp. | PRMT5 inhibitors |
| WO2019094311A1 (en) | 2017-11-08 | 2019-05-16 | Merck Sharp & Dohme Corp. | Prmt5 inhibitors |
| WO2019148412A1 (en) | 2018-02-01 | 2019-08-08 | Merck Sharp & Dohme Corp. | Anti-pd-1/lag3 bispecific antibodies |
| JP7590185B2 (ja) | 2018-06-25 | 2024-11-26 | ダナ-ファーバー キャンサー インスティテュート, インコーポレイテッド | Taireファミリーキナーゼインヒビターおよびそれらの使用 |
| EP3833668B1 (en) | 2018-08-07 | 2025-03-19 | Merck Sharp & Dohme LLC | Prmt5 inhibitors |
| WO2020033285A1 (en) | 2018-08-07 | 2020-02-13 | Merck Sharp & Dohme Corp. | Prmt5 inhibitors |
| EP3833667B1 (en) | 2018-08-07 | 2024-03-13 | Merck Sharp & Dohme LLC | Prmt5 inhibitors |
| BR112021002267A8 (pt) | 2018-08-07 | 2023-02-07 | Merck Sharp & Dohme | Inibidores de prmt5 |
| WO2020140098A1 (en) | 2018-12-28 | 2020-07-02 | Dana-Farber Cancer Institute, Inc. | Inhibitors of cyclin-dependent kinase 7 and uses thereof |
| EP4076460B1 (en) | 2019-12-17 | 2026-01-21 | Merck Sharp & Dohme LLC | 1,4-dihydro-2h-spiro[isoquinoline-3,4'-piperidine derivatives as prmt5 inhibitors for the treatment of cancer |
| BR112022012015A2 (pt) | 2019-12-17 | 2022-08-30 | Merck Sharp & Dohme Llc | Inibidores de prmt5 |
| JP2026509792A (ja) | 2023-03-02 | 2026-03-25 | カルツィムン ビオテック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | がん及び/又は急性炎症性疾患を診断するための手段及び方法 |
| WO2026027944A1 (en) | 2024-07-30 | 2026-02-05 | Sairopa B.V. | Anti-sirp alpha antibody formulations and uses thereof |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4282233B1 (en) * | 1980-06-19 | 2000-09-05 | Schering Corp | Antihistaminic 11-(4-piperidylidene)-5h-benzoÄ5,6Ü-cyclohepta-Ä1,2Ü-pyridines |
| DE69120430D1 (de) * | 1990-12-18 | 1996-07-25 | Wellcome Found | Mittel zur verstaerkung der wirkung von antitumoralen mittel und zur widerstandsbekaempfung von vielfachdrogen |
| SG48750A1 (en) | 1993-10-15 | 1998-05-18 | Schering Corp | Tricyclic carbonate compounds useful for inhabition of g-protein function for treatment of proliferative diseases |
-
1994
- 1994-10-12 EP EP94930649A patent/EP0723539B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-10-12 HU HU9600957A patent/HUT76057A/hu unknown
- 1994-10-12 WO PCT/US1994/011390 patent/WO1995010514A1/en not_active Ceased
- 1994-10-12 SG SG1996000718A patent/SG43768A1/en unknown
- 1994-10-12 AT AT94930649T patent/ATE210653T1/de not_active IP Right Cessation
- 1994-10-12 ZA ZA947969A patent/ZA947969B/xx unknown
- 1994-10-12 ES ES94930649T patent/ES2164717T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1994-10-12 MY MYPI94002712A patent/MY134819A/en unknown
- 1994-10-12 DE DE69429440T patent/DE69429440T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-10-12 AU AU79702/94A patent/AU698960B2/en not_active Ceased
- 1994-10-12 JP JP6518410A patent/JP2875392B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1994-10-12 NZ NZ275646A patent/NZ275646A/en unknown
- 1994-10-12 CA CA002173963A patent/CA2173963C/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-10-12 IL IL11125794A patent/IL111257A0/xx unknown
- 1994-10-14 TN TNTNSN94105A patent/TNSN94105A1/fr unknown
- 1994-10-14 MA MA23677A patent/MA23355A1/fr unknown
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002507192A (ja) * | 1997-06-17 | 2002-03-05 | シェーリング コーポレイション | ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼの新規三環式スルホンアミドインヒビター |
| JP2023500493A (ja) * | 2019-10-31 | 2023-01-06 | ジェイディ・バイオサイエンス・インコーポレイテッド | 三環式化合物およびその薬学的使用 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| ZA947969B (en) | 1996-07-12 |
| JP2875392B2 (ja) | 1999-03-31 |
| MY134819A (en) | 2007-12-31 |
| MA23355A1 (fr) | 1995-07-01 |
| ES2164717T3 (es) | 2002-03-01 |
| EP0723539A1 (en) | 1996-07-31 |
| HUT76057A (en) | 1997-06-30 |
| IL111257A0 (en) | 1994-12-29 |
| CA2173963C (en) | 2002-03-19 |
| DE69429440D1 (de) | 2002-01-24 |
| DE69429440T2 (de) | 2002-08-08 |
| EP0723539B1 (en) | 2001-12-12 |
| HU9600957D0 (en) | 1996-06-28 |
| CA2173963A1 (en) | 1995-04-20 |
| NZ275646A (en) | 1998-02-26 |
| ATE210653T1 (de) | 2001-12-15 |
| WO1995010514A1 (en) | 1995-04-20 |
| TNSN94105A1 (fr) | 1995-09-21 |
| SG43768A1 (en) | 1997-11-14 |
| AU7970294A (en) | 1995-05-04 |
| AU698960B2 (en) | 1998-11-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2875392B2 (ja) | G−タンパク質機能の阻害および増殖性疾患の治療に有用な三環式スルホンアミド化合物 | |
| US5661152A (en) | Tricyclic sulfonamide compounds useful for inhibition of G-protein function and for treatment of proliferative diseases | |
| JP2875393B2 (ja) | G−タンパク質機能の阻害および増殖性疾患の治療に有用な三環式カルバメート化合物 | |
| US5977128A (en) | Tricyclic carbamate compounds useful for inhibition of G-protein function and for treatment of proliferative diseases | |
| US6492381B1 (en) | Tricyclic carbamate compounds useful for inhibition of G-protein function and for treatment of proliferative diseases | |
| EP1123931B1 (en) | Tricylic amide and urea compounds useful for inhibition of G-protein function and for treatment of proliferative diseases | |
| EP0815099B1 (en) | Tricyclic amide compounds useful for inhibition of g-protein function and for treatment of proliferative diseases | |
| JP3368905B2 (ja) | G−タンパク質機能の阻害および増殖性疾患の処置に有用な三環式アミドおよび三環式尿素化合物 | |
| US6365588B1 (en) | Tricyclic amide and urea compounds useful for inhibition of G-protein function and for treatment of proliferative diseases | |
| JP2001505189A (ja) | Ras―FPTインヒビターとしての活性を有する三環式化合物 | |
| KR20010013826A (ko) | 신규한 파네실-단백질 트랜스퍼라제의 트리사이클릭설폰아미드 억제제 | |
| AU7815398A (en) | Benzo(5,6)cyclohepta(1,2B)pyridine derivatives useful for inhibition of farnesyl protein transferase |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |