JPH08510566A - 雑音整形のための能動制御装置 - Google Patents

雑音整形のための能動制御装置

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Abstract

(57)【要約】 外乱の周波数又は高調波スペクトルを変える方法と装置が第1の入力信号に応答して整形された制御信号を作るように共同する出力発生装置(26)及び応答発生装置(24)によって特徴づけられている。

Description

【発明の詳細な説明】 雑音整形のための能動制御装置 背景 自動車用の排気消音器又はマフラーにおいて、残留騒音の質又は音色は、総合 パワレベルと同じくらいに重要なことが多い。騒音は、エンジンの回転速度に関 係する基本周期によって特徴づけられるので、周波数スペクトルは基本周波数の 倍数のところで最大値を持っている。この周波数はエンジンの速度が変るにつれ て変る。騒音の周波数スペクトルは受動消音器の設計によって変えることができ るが、騒音の質は受動消音器によって制御できない騒音内の種々の高調波の相対 レベルに関係している。 能動騒音消去技術が自動車の排気に適用されたことがる。これらの技術は振幅 が等しいが位相が反対の騒音を加えることによって排気騒音を小さくしようとし ている。この装置は拡声器又は流れ変調器などの作動装置、残差騒音を監視する センサ及び作動装置に必要な駆動信号を定めるための電子制御装置を備えている 。この制御装置への入力は、回転計からの周波数又は位相の信号であってもよい し、又は入力は排気管内の音圧に応答するセンサからのものであってもよく、又 はその入力は残差センサそれ自体からのものであってもよい(又はそれはこれら の組合せからのものであってもよい)。 能動騒音消去技術ができるだけ多くの耳障りな騒音を、消去しようにしている 。残差騒音は予測できない質を持っており、全パワを下げるが、残差騒音は元の 騒音より本質的に悪いことがある。 自動車のマフラー又は消音器の場合には、排気騒音の質が自動車の特徴に影響 を与えるので完全に静かな排気を持つことが望ましくないことが多い。 騒音の周波数又は高調波含有量を調節することが有益であると考えられる多く の他の用途がある。これらは航空機や車両の客室内の騒音を含んでいる。従って 騒音の質又は形を制御できることが望まれている。 幾らかの制御技術が飛行管制及びプロセス制御の領域において広く用いられて いた。そのような技術の一つはモデル規範形制御の技術である。この方法におい ては、入力(指令)信号とシステム応答との間の所望の関係が予め知られている (この関係が「モデル」である)。この形式の装置の1例が図1に示されている 。入力信号1は物理的装置20(調整器4を介して)及びモデル装置21の両方 に加えられる。所望の応答6と実際の物理的応答3との間の差は誤差信号22を 発生するのに用いられる。誤差信号と入力信号は調整器4を調節するために適用 装置7において用いられる。(アストロム及びヴィテンマルク(Astroma nd Wittenmark)著「適応制御」、アジソン・ウエズレー出版社( Addison−Wesley Publishing Company)、1 989年発行のセクション1.2、例えば、特に図1.2を参照のこと)これら の方法は物理的装置の有効応答を変えるように設計されているが、本発明の雑音 整形制御装置は、外乱の特性を変えるように設計されている(図1には外乱が示 されていないが、この様式の制御装置は通常どんな外乱にも感じないように設計 される)。 騒音の質は周波数スペクトルの形によって最もよく特徴づけられる。周波数領 域法を用いて騒音を消去する幾つかの技術が知られている。 一つのアプローチが図2に示されている。基準入力信号1がフイルタ4に入力 されて出力信号2を発生する。装置の性能に関する誤差信号3が前進変換モジュ ール6の中で変換されて誤差信号11の周波数スペクトルを与える。入力信号1 は前進変換モジュール9の中で変換されて周波数スペクトル12を与える。周波 数信号11及び12は、フィルタ応答13の変換を評価するために用いられる。 逆変換がモジュール5において新しいフィルタ特性を与えるために適用される。 別のアプローチが図3に示されている。この構成はフィルタリングがやはり周 波数領域において行われることを除いて同じである。入力信号の変換12は所望 の出力信号の変換10を計算するために周波数領域フィルタ4と一緒に用いられ る。次に逆変換が最終出力信号2を発生するために5において適用される。 このアプローチの変形が図4に示されている。周期的騒音を消去するために設 計されているこのアプローチは、チャップリン(Chaplin)ほかの米国特 許第4,490,841号に開示されている。5及び6の周波数変換は騒音源の 周波数8に同期させられている。これは変換モジュール6の出力が残差信号3の 高調波成分の複素振幅を与えることを意味する。このアプローチは周波数信号が 回転計信号によって与えられる場合にマフラーの騒音消去に適用されて成功した 。 この方式は単一高調波スペクトルを持った入力信号を用いることと等価である 。基準入力1は他のスキームに比較するために示されている。それは物理的入力 ではない。 この技術は騒音の選択された高調波を消去する手段を与えるが、消去の程度を 決めるか制御する機構は存在しない。 適応モジュールにおいて用いられる共通適応アルゴリズムの一つがろ波された 入力(フィルタド−X)LMSアルゴリズム(ウィドロウ(Widrow)及び ストーンズ(Stearns)著「適応信号処理」、プレンティス・ホール(P rentice Hall)」1985年発行、288〜294頁)である。こ のアルゴリズムの一つの特徴は、適応速度が入力信号のレベルと周波数含有量に 依存することである。シヨーステン(Sjosten)ほかに(スウェーデン、 ゴザンボーグ、199年発行、プロシ−デイングス・オブ・インタノイズ90、 1251〜1254頁)よって開示されたアプローチにおいて、入力信号はエン ジンの周波数に同期させられたシヌソイドの和である。これらの入力信号相対レ ベルを調節することによって、高調波の適応の相対速度を変えることができる。 このアプローチは適応速度だけが残差騒音のレベルを決めないので限られた用途 を持っている。 他のアプローチにおいては、高調波は別々の制御されるので、異なる適応ステ ップサイズを適応の相対速度を制御するために各高調波に用いることができる。 しかし、これらのアプローチのどちらも高調波の消去の量を直接に左右しない 。例えば、定常信号に対してはそれらはなお騒音のすべてを消去しようとするで あろうし、過渡信号に対しては、減少は騒音の変化の割合によって変るであろう 。 残差騒音のレベルを変えるもう一つのアプローチが所望の残差信号が予め知ら れていることを要求する。この方法は同期的又は広帯域騒音に用いることができ る。所望の信号を適応アルゴリズムにおいて用いられる前に残差信号から差引く ことができる。しかし、所望の信号を動作条件の全範囲に対して供給することは 実際的でない。 発明の目的 本発明の一つの目的は外乱の周波数含有量を能動制御装置を用いて調節する装 置と方法を提供することである。 本発明のもう一つの目的は外乱の各周波数成分の消去の量を成分の相対レベル に影響を与えるように独立に制御する装置と方法を提供することである。 本発明のもう一つの目的は外乱の高調波の相対振幅を制御する装置と方法を提 供することである。 本発明のもう一つの目的は音響装置の周波数応答を変える能動制御のためのモ デル規範形制御装置を提供することである。 本発明のなおもう一つの目的は音響装置の高調波応答を制御する能動制御のた めのモデル規範形制御装置を提供することである。 本発明のもう一つの目的は高調波の消去の量を左右する方法と装置を提供する ことである。 発明のこれら及びその他の目的は以下の図面を参照するとき明らかになるであ ろう。 図面の簡単な説明 図1は公知のモデル規範形制御装置の線図である。 図2は周波数領域適応を持った第1の周知の制御装置の線図である。 図3は周波数領域適応とフィルタリングを持った第2の公知の制御装置の線図 である。 図4は周期的騒音を消去する公知の特許された制御装置の線図である。 図5は本発明の周波数整形制御装置の線図である。 図6は適応フィルタを用いる本発明の周波数整形制御装置の線図である。 図7は適応フィルタの変換領域適応を用いる本発明の周波数整形制御装置の線 図である。 図8は周波数領域適応フィルタを用いる本発明の周波数整形制御装置の線図で ある。 図9は波形発生器及び高調波変換を用いる本発明の周波数整形制御装置の線図 である。 発明の概要 この発明は外乱の周波数又は高調波スペクトルを変える制御装置に関する。基 本装置の線図が図5に示されている。それは制御用外乱を与える少なくとも一つ の作動装置21、制御された外乱に応答して第1の入力信号23を発生する少な くとも一つのセンサ22を備えている。これらの第1の信号はまた残差信号と呼 ばれる。この装置にはまた所望の外乱を特徴づける第2の信号25を発生する応 答発生装置24及び前記第1の信号及び前記第2の信号に応答するのに適応され 前記作動装置に用いる駆動信号27を発生する出力発生装置26がある。 外乱は音、振動又は電気信号を含むが、それらに限定されない様々な形をとる ことができる。制御装置は異なる形式の外乱を同時に制御するように構成するこ とができる。作動装置として拡声器、加振機及び電気回路などがある。センサの 例にはマイクロホン、加速度計、力センサなどがある。 公知の出力発生装置の例にはアナログ及びデジタルフィルタ、波形合成器及び ニュートラルネットワークがある。 応答発生装置24は本発明の一部分を構成する。それは第1(センサ)信号及 び作動装置駆動信号から導出される信号に応答し、目標又は所望の外乱を特徴づ ける第2の信号を発生する。 出力発生装置26は制御された外乱に所望又は目標外乱に近い特性を持たせる 作動装置駆動信号を発生するように構成されている。 発明の詳細な説明 本発明の幾つかの面を次にマルチチャンネル制御装置に対してさらに詳しく説 明する。この制御装置の動作を周波数領域においてより平易に説明するが、実際 の実現は周波数領域又は時間領域にあることがある。 残差センサの各々からの残差信号及び入力信号の各々を多数の技術によって周 波数領域に変換できる。周波数分解能をフーリエ変換におけるように又は米国特 許第4,490,841号におけるように又はイートウエル(Eatwell) のPCT出願番号PCT/US92/05228におけるよう固定でき、周波数 分解能を外乱の基本周波数によって定めることができる。以後固定周波数におけ るフーリエ変換を「周波数変換」と呼び外乱の周波数によって決まる周波数にお ける変換を「高調波変換」と呼ぶことにする。 各周波数において入力及び残差センサからの成分を複素値のそれぞれのベクト ルu及びeとして簡潔に書くことができる。これらの値は対応する周波数におけ る出力又は駆動信号xの複素周波数成分及び関係 (ここでmはセンサの数、lは作動装置の数、fは周波数そしてkは周波数(高 調波)番号とする)による元の(制御されない)騒音の成分に関係する。Lは作 動装置の合計数であり、Aは適当な周波数fにおける物理的装置の前進変換関数 行列である。 出力発生装置 「出力発生装置」の機能は駆動信号のベクトルxを発生することである。駆動 信号は米国特許第4,153,815号にあるように記憶された波形をトリガす ることによるか又は (こゝで、nは基準信号の番号、Nは基準番号の総数である)となるように複素 行列Cを基準信号の変換に乗ずることによって得ることができる。行列乗算は時 間領域内の1組のたたみ込みに相当する。 基準信号uは一定振幅又は一定周波数又は高調波変換の値を持った正弦信号で あってもよい。これらの実施例のどちらにおいても、出力発生装置は「波形発生 装置」として知られている。代りに、一つ以上の基準センサを入力信号を与える ために用いてもよい。1組の基準センサからの変換信号wを として書くことができ、ここで伝達関数行列Dは作動装置から基準センサへの帰 還(もしあるとしても)を表し、uは元の外乱による信号の部分を表している。 基準信号を入力信号wと出力信号xから を用いて推定でき、ここでDは伝達関数行列Dの推定値である。これらの基準信 号が位相及び振幅において被制御騒音に関係するとき、出力発生装置を「フィル タ」という。 残差センサのあるものを基準信号として同時に用いることができる(帰還制御 装置におけるように)か又は追加のセンサを基準信号を与えるのに使用できる( 又は残差及び追加センサの両方の組合せを用いることができる)。例えば、追加 のセンサを外乱についての事前情報を与えるように置くことができる。 出力発生装置の適応 能動消去スキームにおいては、残差の2乗の和を小さくすることが通常望まれ ている。性能はスカラー費用関数 によって測定され、ここで上付きの星印は複素ベクトルの共役配置行列を表す。 この費用関数は、残差信号のレベルにだけ左右される。 この制御装置は決して完全ではないので、常に幾らかの残差騒音が存在する。 多くの用途において、この残差騒音の特性は重要である。例えば、周期的信号の 最低トーナル成分が消去されるとき、次のトーンが大きくなるように思われるこ とが多い。 本発明の一つの面は、制御装置が残差騒音をある所望のレベルYdに駆動する ように構成されている。この所望のレベルは「応答発生装置」によって決められ る。通常の費用関数は、既知の信号、すなわち基準信号、残差信号及び出力信号 に左右されるさらに一般的な費用関数によって置換えられる。特に、好ましい実 施例においては、費用周波数は出力信号xの2乗の重み付き和及び実際の残差と 所望の残差の間の差によって与えられる。この費用関数は であり、ここで所望の残差信号Yd(u、y、e)は誤差センサにおける元の信 号Y及び基準信号uに左右される。パラメータλは最小化制約条件である。 この費用関数を最小にする作動装置駆動信号を単一の測定値から計算でき、そ れらは によって与えられ、こゝで である。これらの駆動信号を用いるとき、センサにおける残差は、 である。これは所望の残差がAB=I(単位行列)のとき達成されるだけである ことを表している。 しかし、制御出力がないときを除いて元の信号及び基準信号を直接には測定で きない。代りに、所望の出力は、 統計的に定常な騒音の場合、最適周波数領域フィルタは によって与えられ、ここで角付き括弧は期待される値を有し、QはQ=<uu-1 によって与えられる入力の逆自己関数である。最適時間領域フィルタは因果関 係制約条件に従うが、入力及び所望の残差に関すると同様に計算できる。 これは と所望の信号Ydの間の差に応じて適応させられる。 式(12)を元の外乱の推定値に置換えるのに用いることができ、これは更新 方程式の別の形 を与え、ここでIは単位行列であり、行列リークΛは によって与えられる。この形の更新方程式においては、残差信号と所望の信号の 間の差に応じて出力発生装置を適応させる。 この形式の制御装置の1例が図6に示されている。基準センサ28が入力信号 29を与える。基準信号31は制御用外乱による信号の推定値32を差引くこと によって得られる。これらの推定値は駆動信号27に装置帰還(伝達関数Dを持 っている)のモデル33を通過させることよって得られる。適応フイルタ26を 所望の信号25と測定残差信号23との間の差に応じて適応させる。所望の信号 は残差信号23基準信号31及び推定された元の信号34に応ずる応答発生装置 24によって作られる。推定された元の信号は残差信号からの制御用外乱による 信号の推定値35を差引くことよって作られる。これらの推定値は装置の帰還( 伝達関数Aを持っている)のモデル36を通して駆動信号27を通過させること よって得られる。帰還方式の場合、センサ28及び22は同じであり、信号31 及び34は同じなのでそれらは一度計算されればよい。 式(14)によって与えられる周波数領域更新を用いる制御装置の線図が図7 に示されている。残差信号23は変換モジュール40において変換されて変換残 の制御用外乱による信号の変換された推定値43を差引くことによって作られる 。 デル44を通すことによって得られる。変換駆動信号は作動装置駆動信号27を を前進変換モジュール48を通すことによって作られる。基準信号31は前進変 換モジュール49を通されて変換基準信号50を作る。信号41と42は変換基 準信号50と共に応答発生装置24において用いられて所望の外乱45の変換を 定める。信号45と信号42の間の差は逆伝達関数モデル46(B)を通過させ られて適応モジュール47において用いられフイルタ係数51の変換を調節する 。これらの係数の逆変換は52において計算されてフイルタ26の係数を更新す る めに用いられる。この逆変換はフイルタについての因果関係制約条件及び円形た たみ込みの効果を考慮に入れる必要がある。 代りに、フイルタ自身も周波数領域において性能を発揮させることができる。 この形式の装置の一つの実施例の線図が図8に示されている。基準信号50の変 換は入力信号29に変換モジュール49を通過させて制御用外乱による信号53 の変換を差引くことによって得られる。これらの信号は駆動信号38の変換に装 置の帰還(伝達関数Dをもっている)の周波数モデル54を通過させることによ って作られる。変換駆動信号は変換基準信号50に周波数フイルタ55を通過さ せることによって得られる。 波形発生装置 入力として同期信号又は回転計信号を用いる波形発生形装置の場合、入力をす べての周波数において1であるように仮定できる。この場合には上述の各式を更 に簡潔に書くことができる。最適出力信号を誤差信号に関して として書くことができる。これは 及び を含む若干の適応式を生じさせ、ここで 式(18)によって与えられる制御装置の線図が図7に示されている。この実 施例においては、出力発生装置は周波数信号30に同期をとられた波形発生装置 37である。波形発生装置が周波数領域において実現されるとき、出力は実際に は、駆動信号の高調波係数38(x)の逆変換である。代りに、波形発生装置は 正弦基準信号をろ波することによって実現されてもよい。残差信号23は変換モ ジュール40において変換されて変換残差信号41(e)を作る。推定された元 値43を差引くことによって作られる。これらの推定値43は装置帰還(伝達関 得られる。信号41、42は周波数信号30と共に応答発生装置24において用 いられる所望の外乱45の変換を定める。信号45と信号42の間の差は逆伝達 るために適応モジュール47において用いられる。 応答発生装置 説明のために、次に応答発生装置のある例を説明する。 1.モデル規範装置 幾つかの装置の場合、誤差センサにおける元の信号は入力信号に によって入力信号に関係づけられ、ここでPは伝達関数であり、nは追加の関連 のない騒音である。 幾つかの用途においては所望の残差信号は の形をとる。所望の装置応答を固定してもよいし、又はそれは駆動信号もしくは 残差信号に左右されてもよい。 次に最適フィルタは であり、更新方程式を利用できる信号(式(15)を用いて)に関して と書くことができる。 2.スペクトル整形 幾つかの用途においては、残差信号のパワスペクトルを整形することが望ま しい。残差信号のレベルは一つの特定の高調波(例えば内燃機関の点火周波数に 対応するような)におけるレベルに関して設定される。所望の信号の大きさは によって与えられ、あるnに対してα(n)=0であり、ここでα(k)は正の 定数であり、kは高調波又は周波数の番号である。残差信号の位相を を与えるように保持できる。対応する更新方程式は であり、ここで である。μ′(k)=μ(1−β(k))及びΛ(k)=Λ/(1−β(k)) と書くと、 を与え、これは標準の形になっているが周波数と残差信号に左右されるパラメー タを持っている。 3.予め定めた減少 他の用途においては、幾つかの周波数又は高調波における騒音のある割合を 消去すること及び他の周波数又は高調波における騒音を大きくすることが望まし い。このとき所望の信号は によって消去されない信号に関係し、ここでγは増加又は減少の量を定めた定数 である。この形式の制御には例えば騒音のすべてを消去するには不十分な作動装 置のパワがあるときに必要になることがある。その場合には、定数γは出力信号 のレベルに基づいてオンラインで調節される。更新方程式は と又は等価的に となる。この式はまたμ′(k)=μ(1−γ(k))及び Λ′(k)=Λ(k)+Iγ(k)/(1−γ(k))と書くことによって標準 の形にすることができる。これは を与える。式(30)における形は、それがΛを計算するための必要性をなくし 、収束ステップサイズの範囲がγから独立しているので、一般に好まれる。 4.高調波応答の制御 この例では、物理的装置が指定された応答を持つことが望まれる場合を考え る。例えば、受動装置においては、目標周波数応答を指定してもよい。能動装置 においては、所望の高調波応答もまた指定されてもよい。この場合には装置伝達 関数Hを周波数fの関数及び高調波番号k(例えばエンジンの順序)として指定 することができる。 装置からの所望の出力は によって入力に関係づけられる。これは入力信号wと出力信号xによって左右さ れる。それはさらに周波数と高調波番号の両方に左右される。 最適フィルタ(式から)は によって与えられ、対応する適応式は である。 応答発生装置の特定の形は用途によって変る。幾つかの用途においては、所望 の応答は速度、負荷又は自動車のエンジンのスロットルの位置などの追加のパラ メータによって変ることがある。これらは本明細書に記載された制御装置に容易 に含めることができる。 この形式の制御装置に対するもう一つの用途は音響装置にある。多くの音響装 置において、拡声器からの音楽出力の知覚されるスペクトルは入力信号の大きさ によって変る。これは一部分は再生装置における非線形性により、一部分は聴取 者によって知覚された音量による。多くの装置は使用者に装置の種々の部分をブ ースト又は減衰できるようにする図形等化器を供給されるが、音量レベルを変え る度に等化器を調節することは不便である。この形式の制御装置を音の知覚され たスペクトルが入力信号に対して所望の関係を持つように拡声器によって作られ た音を監視して入力信号を調節するように構成できる。 本発明の好ましい実施例を説明したが、多くの変化態様、代用態様及び変更態 様を添付請求の範囲からそれることなく作ることのできることは当業者に明らか なはずである。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項 【提出日】1995年3月20日 【補正内容】 請求の範囲(補正) 1.所望の周波数又は高調波スペクトルを持った所望の外乱を発生するよう に元の外乱の周波数又は高調波を変える制御装置であり、前記装置は、 制御用外乱を発生する少なくとも一つの作動装置と、 制御された外乱に応じて第1の入力信号を発生する少なくとも一つのセ ンサ装置と、 前記第1の信号に応じて前記作動装置に用いる駆動信号を作る出力発生 装置と、 指定周波数又は高調波スペクトルを持つ所望の純制御外乱を特徴づける 第2の信号を作るように構成された応答発生装置とを備え、 前記出力発生装置が前記制御された外乱を所望の周波数又は高調波スペ クトルに整形するように前記第1の信号及び前記第2の信号に応答することを特 徴とする制御装置。 4.前記応答発生装置が前記第1の信号と前記駆動信号に応答することをさ らに特徴とする請求項1に記載の制御装置。 5.前記出力発生装置が前記第2の信号と前記第1の信号の間の差に応答し て調節される請求項1に記載の制御装置。 6.前記出力発生装置が制御されていない元の外乱による前記第1の信号の 成分の推定値と前記第2の信号との間の差に応答して調節される請求項1に記載 の制御装置。 7.前記応答発生装置が前記第1の信号の周波数変換及び駆動信号の周波数 変換から導出された信号に応答する請求項1に記載の制御装置。 8.前記出力発生装置が前記第1の信号及び前記第2の信号の周波数又は高 調波変換に応答して調節される適応フィルタ装置を備える請求項1に記載の制御 装置。 9.前記第2の信号が所望の外乱の周波数変換を特徴づける請求項1に記載 の制御装置。 10.各周波数又は高調波における前記所望の外乱の変換が予め選択された周 波数又は高調波における対応する第1の信号の変換の振幅に比例させられている 請求項1に記載の制御装置。 11.各周波数又は高調波における前記所望の外乱の変換が同じ周波数又は高 調波における対応する残差信号の変換と同じ位相を持たされている請求項1に記 載の制御装置。 12.各周波数又は高調波における前記所望の外乱の変換が制御を受けない対 応する推定された元の外乱の変換に正比例させられている請求項1に記載の制御 装置。 13.各第2の信号が対応する第1の信号をろ波することによって得られる請 求項1に記載の制御装置。 14.前記第2の信号が元の外乱による第1の信号の成分の推定値をろ波する ことによって得られる請求項1に記載の制御装置。 15.前記出力発生装置が制御を受けない元の外乱による第1の信号の成分の 推定値に応答する適応フィルタ装置を備える請求項1に記載の制御装置。 16.前記出力発生装置が制御を受けない前記元の外乱による前記第1の信号 の成分の推定値に応答する適応フィルタ装置と、 少なくとも一部分前記元の外乱に関連する第3の入力信号を作る追加の センサ装置を備え、 前記適応フィルタ装置が前記第3の入力信号に応答することを特徴とす る請求項1に記載の制御装置。 18.前記適応フィルタ装置が前記第3の信号の周波数又は高調波変換に応答 し、前記駆動信号が前記適応フィルタ装置の出力の逆周波数変換又は逆高調波変 換によって得られる請求項16に記載の制御装置。 19.前記制御装置が元の外乱の周波数に関連する一つ以上の同期信号を与え る周波数測定装置をさらに備え、 前記出力発生装置が前記同期信号に同期させられていることをさらに特 徴とする事実上周期的外乱を制御するための請求項1と同様の制御装置。 20.前記応答発生装置が前記第1の信号の高調波変換及び前記駆動信号の高 調波変換から導出された信号に応答し、前記高調波変換が前記同期信号に同期さ せられている請求項19に記載の制御装置。 21.前記第2の信号が所望の信号の高調波変換を特徴づけている請求項19 に記載の制御装置。 22.元の外乱が機械の排気管又は吸込口からの騒音からなる請求項1に記載 の制御装置。 23.元の外乱が車両の客室内の騒音からなる請求項1に記載の制御装置。 24.非線形装置に加えられる入力電子信号の周波数スペクトルを変えて前記 非線形装置の出力の周波数スペクトルを前記入力電子信号に対して好ましい関係 に維持するように構成された請求項1に記載の制御装置。 25.制御された外乱の周波数又は高調波スペクトルを変える方法において、 前記制御された外乱に応答する第1の組の信号を作る段階と、 前記制御された外乱を減衰させるように逆カウンタ外乱を作るように構 成された作動装置のための駆動装置を作る段階と、 前記制御された外乱を所望の周波数又は高調波スペクトル整形する段階 と、 前記制御された外乱を所望の指定周波数又は高調波スペクトルを表す第 2の信号を前記第1の信号及び前記駆動信号に応じて作る段階を備え、前記所望 の指定周波数又は高調波スペクトルの前記整形段階が前記第1の信号及び前記駆 動信号によって影響される、 制御された外乱の周波数又は高調波スペクトルを変える方法。 28.前記第1の信号を前記第2の信号を得るためにろ波する段階を含む請求 項25に記載の方法。 29.前記元の外乱の周波数を測定する段階と、前記外乱の周波数に関連した 同期信号を与える段階を含む請求項25に記載の方法。 30.前記第1の信号及び前記駆動信号に応答して前記第2の信号を与える段 階と、 前記第2の信号と前記第1の信号の間の差を少なくするために前記駆動 信号を絶えず調節する段階を含む請求項25に記載の方法。 31.前記第1の信号と前記駆動信号に応答して前記第2の信号を与える段階 と、 制御されない元の外乱による前記第1の信号の成分の推定値を与える段 階と、 前記制御された外乱を整形するように前記第2の信号と前記推定値との 間の差に応答して前記駆動信号を調節する段階を含む請求項25に記載の方法。 32.前記駆動信号の周波数変換と前記第1の信号の周波数変換に応答して前 記第2の信号を作る段階を含む請求項25に記載の方法。 33.前記第1の信号と前記駆動信号をろ波することによって前記第2の信号 を作る段階と、 一部分前記制御された外乱に応答して入力信号を作る段階と、 前記駆動信号を作るために前記入力信号をろ波する段階を含む請求項2 5に記載の方法。 34.前記ろ波する段階が前記第1の信号、前記第2の信号及び前記第3の信 号からの信号に応答して適応させられている請求項33に記載の方法。 35.前記ろ波を適応させる前記応答が前記第3の信号の周波数又は高調波変 換及び前記ろ波段階出力の逆周波数又は高調波変換に起因している請求項34に 記載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.制御された外乱の周波数又は高調波スペクトルを変える制御装置であり 、前記装置は 制御用外乱を発生する少なくとも一つの作動装置と、 制御された外乱に応じて第1の入力信号を発生する少なくとも一つのセ ンサ装置と、 前記第1の信号に応じて前記作動装置に用いる駆動信号を作る出力発生 装置とを備え、 前記出力発生装置が前記制御された外乱を所望の周波数又は高調波スペ クトルに整形するように構成されていることを特徴とする制御装置。 2.前記所望の周波数又は高調波スペクトルが前記第1の信号及び前記駆動 信号から導出された信号によって左右されることをさらに特徴とする請求項1に 記載の制御装置。 3.所望の外乱を特徴づける第2の信号を作るように構成された応答発生装 置をさらに備え、 前記出力発生装置が前記第1の信号と前記第2の信号に応答することを 特徴とする請求項1に記載の制御装置。 4.前記応答発生装置が前記第1の信号と前記第2の信号に応答することを さらに特徴とする請求項3に記載の制御装置。 5.前記出力発生装置が前記第2の信号と前記第1の信号の間の差に応答し て調節される請求項3に記載の制御装置。 6.前記出力発生装置が制御されていない元の外乱による前記第1の信号の 成分の推定値と前記第2の信号との間の差に応答して調節される請求項3に記載 の制御装置。 7.前記応答発生装置が前記第1の信号の周波数変換及び駆動信号の周波数 変換から導出された信号に応答する請求項3に記載の制御装置。 8.前記出力発生装置が前記第1の信号及び前記第2の信号の周波数又は高 調波変換に応答して調節される適応フィルタ装置を備える請求項3に記載の制御 装置。 9.前記第2の信号が所望の信号の周波数変換を特徴づける請求項3に記載 の制御装置。 10.各周波数又は高調波における各所望の信号の変換が予め選択された周波 数又は高調波における対応する残差信号の変換の振幅に比例している請求項3に 記載の制御装置。 11.各周波数又は高調波における各所望の信号の変換が同じ周波数又は高調 波における対応する残差信号の変換と同じ位相を持っている請求項3に記載の制 御装置。 12.各周波数又は高調波における各所望の信号の変換が対応する推定された 元の信号の変換に正比例する請求項3に記載の制御装置。 13.各第2の信号が対応する第1の信号をろ波することによって得られる請 求項3に記載の制御装置。 14.前記第2の信号が元の外乱による第1の信号の成分の推定値をろ波する ことによって得られる請求項3に記載の制御装置。 15.前記出力発生装置が適応フィルタ装置を備える請求項1に記載の制御装 置。 16.少なくとも一部分前記外乱に関連する第3の入力信号を作る追加のセン サ装置を備え、 前記適応フィルタ装置が前記第3の入力信号に応答することを特徴とす る請求項15に記載の制御装置。 17.所望の外乱を特徴づける第2の信号を作る応答発生装置を備え、 前記適応フィルタ装置が前記第1の信号、前記第2の信号及び第3の信 号から導出される信号に応答して調節されることを特徴とする請求項16に記載 の制御装置。 18.前記適応フィルタ装置が前記第3の信号の周波数又は高調波変換に応答 し、前記駆動信号が前記適応フィルタ装置の出力の逆周波数変換又は逆高調波変 換によって得られる請求項16に記載の制御装置。 19.前記制御装置が外乱の周波数に関連する一つ以上の同期信号を与える周 波数測定装置をさらに備え、 前記出力発生装置が前記同期信号に同期させられていることをさらに特 徴とする事実上周期的外乱を制御するための請求項1と同様の制御装置。 20.前記応答発生装置が前記第1の信号の高調波変換及び前記駆動信号の高 調波変換から導出された信号に応答し、前記高調波変換が前記同期信号に同期さ せられている請求項19に記載の制御装置。 21.前記第2の信号が所望の信号の高調波変換を特徴づけている請求項19 に記載の制御装置。 22.機械の排気管又は吸込口からの騒音の周波数又は高調波スペクトルを変 えるように構成された請求項1に記載の制御装置。 23.車両の客室内の騒音の周波数又は高調波スペクトルを変えるように構成 された請求項1に記載の制御装置。 24.非線形装置に加えられる入力電子信号の周波数スペクトルを変えて前記 非線形装置の出力の周波数スペクトルを前記入力電子信号に対して好ましい関係 に維持するように構成された請求項1に記載の制御装置。 25.制御された外乱の周波数又は高調波スペクトルを変える方法において、 前記制御された外乱に応答する第1の組の信号を作る段階と、 前記制御された外乱を減衰させるように逆カウンタ外乱を作るように構 成された作動装置のための駆動装置を作る段階と、 前記制御された外乱を所望の周波数又は高調波スペクトルに整形する段 階を備える方法。 26.所望の周波数又は高調波スペクトルに整形する前記段階が前記第1の信 号と前記駆動信号によって影響される請求項25に記載の方法。 27.前記所望の周波数又は高調波スペクトルを表す第2の信号を前記第1の 信号及び前記駆動信号に応答して作る追加の段階を含む請求項26に記載の方法 。 28.前記第1の信号を前記第2の信号を得るためにろ波する段階を含む請求 項25に記載の方法。 29.前記外乱の周波数を測定する段階と、前記外乱の周波数に関連した同期 信号を与える段階を含む請求項25に記載の方法。 30.前記第1の信号及び前記駆動信号に応答して第2の信号を与える段階と 、 前記第2の信号と前記第1の信号の間の差を少なくするために前記駆動 信号を絶えず調節する段階を含む請求項25に記載の方法。 31.前記第1の信号と前記駆動信号に応答して第2の信号を与える段階と、 制御されない外乱による前記第1の信号の成分の推定値を与える段階と 、 前記制御された外乱信号を整形するように前記第2の信号と前記推定値 との間の差に応答して前記駆動信号を調節する段階を含む請求項25に記載の方 法。 32.前記駆動信号の周波数変換と前記第1の信号の周波数変換に応答して第 2の信号を作る段階を含む請求項25に記載の方法。 33.前記第1の信号と前記駆動信号をろ波することによって第2の信号を作 る段階と、 一部分前記外乱に応答して入力信号を作る段階と、 前記駆動信号を作るために前記入力信号をろ波する段階を含む請求項2 5に記載の方法。 34.前記ろ波する段階が前記第1の信号、前記第2の信号及び前記第3の信 号からの信号に応答して適応させられている請求項33に記載の方法。 35.前記ろ波を適応させる前記応答が前記第3の信号の周波数又は高調波変 換及び前記ろ波段階出力の逆周波数又は高調波変換に起因している請求項34に 記載の方法。
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