JPH08511342A - マルチコンポーネンツ・コロイド類の粒子のサイズおよび電荷の測定 - Google Patents

マルチコンポーネンツ・コロイド類の粒子のサイズおよび電荷の測定

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JPH08511342A JP7501108A JP50110895A JPH08511342A JP H08511342 A JPH08511342 A JP H08511342A JP 7501108 A JP7501108 A JP 7501108A JP 50110895 A JP50110895 A JP 50110895A JP H08511342 A JPH08511342 A JP H08511342A
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Abstract

(57)【要約】 方法とデバイスとがコロイドシステムにおける電荷とサイズの分布を決定することについて記載されている。記載されたアレンジメントは、均質でないコロイドにおけるこれらの特性を測定するのに適している。コロイドは、安定した、または、ゆっくり変化する力に付され、この力は、粒子の半径または電荷によるレートで該粒子を動かし、これによって、懸濁液内に空間的に非均質なものがセットアップされ、そして、安定でない機械力または安定でない電気的力に付され、結果としての電気的または音響的イフェクトが検知される。これらの特性を時間をもってモニターし、これに伴う計算で、存在する各スピシーズについての電荷とサイズ分布とが決定される。

Description

【発明の詳細な説明】 名称 マルチコンポーネンツ・コロイド類の粒子のサイズおよび電荷の測定 発明の分野 本発明は、コロイド系における粒子のサイズと電荷の分布とを決定す る方法と手段とに関するものである。 背景の技術 コロイドは、流体にサスペンドした小さい粒子のサスペンション(浮 遊物)である。流体は、気体または液体であるが、本発明は、液体内の粒子のサ スペンションに関するものである。該粒子は、固体であるか、または、エルジョ ンの小滴である。コロイドの特性のさらに詳細には、R.J.Hunter(オ クスフォード。プレス1987)によるテキスト(ファンデーションズ・オブ・ コロイド・サイエンス”を参照されたい。 コトイド状粒子は、ほぼすべてが電荷をもつ。通常、該粒子表面にあ る電荷は、表面の酸性基または塩基性基の解離を含む多数のメカニズムまたはま わりの液体からイオンを吸着することに起因する。この電荷は、液体中の等しい 電荷および反対の電荷によってバランスされている。これらの逆の電荷は、粒子 まわりに拡散した雲を形成する。粒子表面と、この雲の外側の液体との間の電圧 低下は、記号ζで示される”ツエータ・ポテンシャル”とよばれる。記載した発 明は、該ζを計算しようとするものであり、その量から表面電荷が計算できる( 例えば、アカデミックプレス1981年,R.J.Hunterによる”ツエータ・ ポテンシャル・イン・コロイド・サイエンス”2章参照)。 コロイド類は、コーティングスおよびセラミックスから薬品尾および 食品加工にわたる産業に広い用途を有している。これらの用途の多くでは、プロ セスの効率または最終製品の品質がコロイド状粒子のζポテンシャルとサイズに よるところ大である。 粒子のサイズを決定する既知の方法は、電子顕微鏡、クールター計数 器、遠心分離およびダイナミック光散乱デバイスを含む。これらの機器のそれぞ れは、それらが均一の組成をもつ粒子の懸濁液を処理することができるのみであ るという欠点をもつ。 このように、それらは、例えば、チタニアとシリカ粒子とが混合したコロイド内 の個々のサイズ分布を決定しようとしても不可能なものである。 これらの技術は、また、粒子のζポテンシャルを決定できないという 欠点をもつ。 本出願人への米国特許第5,059,909号”粒径と電荷の決定” においては、”電気音響”測定、即ち、加えられた電界によって発生される音波 の測定、または、該コロイドにおける加えられた音波によって発生する電圧と電 流の測定からサイズとζポテンシャルの両者を決定する方法が記載されている。 この特許による分析においては、懸濁液は、巨視的には、均質であるとされてお り、この技術は、均一な組成の粒子に限られている。また、それは、粒子は、す べて同じζポテンシャルを有するものとの含みによっている。記載された技術は 、印加された電界において、少なくとも二つの異なった周波数の使用に限定され ている。 加えられた(アプライされた)電界による音波発生の現象は、”エロ クトロキネティック・ソニック・アンプリチュード(界面動電音響振幅)(ES A)効果”といわれ、Oja他に対する米国特許第4,497,208号に記載 されている。アプライされた音波により発生する電界の逆の効果は、”コロイド ・バイブレーション・ポテンシャル”またはCVPといわれ、科学文献(例えば 、モダン・アスペクツ・ブ・エレクトロケミストリ、14巻、プレナムにおける Zana R.およびYaeger E.B.のリビュウ記事”ウルトラソニッ ク・バイブレーション・ポテンシャルズ”を参照)に記載されている。上記され た技術すべては、均一のコンポジションの粒子に限られる。 本発明の目的は、少なくとも稀釈された混合粒子コロイドにおけるサ イズと電荷両者の分布を測定できる方法とデバイスを提供することにある。 発明の概要 一つのアスペクトによれば、本発明は、液体媒体に懸濁している粒子 の粒子電荷とサイズとの分布を決定する法をを提供するもので、前記粒子は、少 なくとも二つの異なるスピシーズに属していて、該方法は、以下のステップから なるものである: 該懸濁液に、該粒子の半径または電荷に依存するレートで粒子 を動かし、それによって、該懸濁液における空間的な非均質性を生じさせる力で ある少なくとも一つの安定した力、または、変化が緩慢な力を該懸濁液へ加える こと; 少なくとも一つの安定していない電界と、安定していない機械 的力を該懸濁液に与えて、粒子を加速させること; 安定していない電界を加えた結果として粒子により発生された 結果としての音波、または、安定していない機械力を加えた結果として粒子によ り発生された結果としての電気リスポンスを測定すること; 着実に、または、ゆっくりと変化する加えられた力による、こ れらの測定における、時間での変化をモニターすること;そして、 粒子のサイズおよび/または該粒子に対する電荷分布を計算す ること。他のアスペクトによれば、本発明は、流体媒体中にサスペンドしている 粒子の粒子電荷と粒子サイズ分布を決定する方法を提供するもので、この方法は 、以下のことからなる: 該懸濁液に、該粒子の半径または電荷に依存するレートで粒子 を動かし、それによって、該懸濁液における空間的な非均質性を生じさせる力で ある少なくとも一つの安定した力、または、変化が緩慢な力を該懸濁液へ加える こと; 少なくとも一つの安定していない電界と、安定していない機械 的力を該懸濁液に与えて、粒子を加速させること; 安定していない電界を加えた結果として粒子により発生された 結果としての音波、または、安定していない機械力を加えた結果として粒子によ り発生された結果としての電気リスポンスを測定すること; 懸濁液における空間的に非同質のものの放出による、これらの 測定における、時間での変化をモニターすること;そして、 粒子のサイズおよび/または該粒子に対する電荷分布を計算す ること。 発明は、さらに、上記した方法を実施する装置を囲むものである。 本発明は、出願人のさきの特許、米国5059909に記載された方 法のモディフィケーションに関するもので、その記載をここに参考として組み入 れるものである。本発明は、異なった密度とζポテンシャルをもった粒子の混合 体を含む稀釈懸濁液におけるサイズ分布と電荷分布とを決定するものである。 出願人のさきの特許において観察されるような同質の懸濁液に電気音 響測定を行う代わりに、本発明は、空間的に同質でない懸濁液の測定を含む。本 技術は、出願人のさきの特許におけるような、加えられた電界において2または 2以上の周波数を使用することを必要とするものではない。非同質性は、重力に よるか、または、遠心フィールドにおいての粒子の沈殿により、ステディなアプ ライされた電界における粒子の電気泳動モージョンにより、または、ζポテンシ ャルまたはサイズによって粒子を分離させようとする作用により引き起こすこと ができる。加えられたフィールドによって、粒子の空間的分布は、時間とともに 変化し、そして、測定された電気音響シグナルにおいて対応する変化となる。本 発明は、時間で展開する電気音響シグナルを分析して、そこから異なる粒子のツ エータポテンシャル分布とサイズ分布を抽出する方法と手段とを提供するもので ある。 図面の簡単な記述 図1は、適切な測定セルを略図的に示す; 図2は、サンプル計算における値の間の関係を示すアルガン図形であ り;そして、 図3は、モディファイされた電極アレンジメントを略図的に示す。 詳細な記述 便宜的に、本発明を、ESAが測定された電気音響効果である場合に ついて記載する。他の電気音響測定についてのモディフィケーションは、このセ クションの終わりに記載する。以下に記載するように、発明のゼネラルな範囲内 での他の実行が可能であることは明らかである。特に、必要に応じて、他の測定 技術を利用できる。さらに理論的説明は正確であるが、本発明は、なされた理論 的説明の正確さに拘束されるものではない。 ここに記載の方法は、任意のデバイス構造に適用できるものであるが 、ここでは、図1に示すような、電界が二つの水平な電極を横断する単純なケー スでの方法を図解する。図解の測定セル1において、ESAは、シグナル・ゼネ レータ21からの単一周波電圧のパルスで発生される。トップ電極12が固体遅 延線路18の底部に取り付けられている。遅延線路18は、電圧パルスの印加と 、遅延線路18のトップにある検知トランスデューサ15へのESAシグナルの 到着との間に遅延をもたらすように設計されている。このようにして、印加され た電圧からなんらの干渉もなしに、ESAを検知できる。これは、パルス−エコ ー超音波のスタンダードな技術(例えば、Oja他の米国特許第4497208 号を参照)であることを理解されたい。検知トランスデューサは、どのような適 切なタイプのものでもよく、例えば、リチウム・ニオベート・クリスタルのよう なピエゾエレクトリック・マテリアルからつくられたものでよい。該インスツル メントを固定の周波数で動作させる必要があれば、該クリスタルを該周波数で共 鳴するような厚さにカットすればよく、それによって、該トランスデューサの感 受性を高めることができる。このパラレルなプレート構造に対し、印加された電 圧は、ギャップを横切る空間的に均一な電界に通じる。該ギャップにおける粒子 分布は、時間とともに変化するが、印加された電圧パルスの寿命は、粒子分布が 顕著に変化する時間よりも、はるかに短いものと思われる。かくして、アプライ されたパルスによって発生のESA効果を計算するするとき、粒子分布を該パル スのピリオッドの間、固定したものとしてよい。粒子分布に生ずる変化でESA シグナルは、印加されたパルスごとに変化するが、これは、より長い時間スケー ルにわたり生ずるものである。印加の電圧パルスに対する時間としては、10μ sが代表的なものであるが、思っている空間的変化は、セコンドまたはセコンド 以上のタイムスケールで生ずるのが普通である。 まず第一に、均一な組成とサイズの粒子の懸濁液の場合について考え る。オブライエンの記事(1990年212,81のジャーナル・オブ・フルイ ド・メカニックスの”ザ・エレクトロアコースチック・イクエイション・フォー ・ア・コロイダル・サスペンション”)において与えられたESA音波フィール ドに対する微分方程式を解くことによって、印加電圧パルスがトップ電極におい て、以下の方程式による音波圧力を発生することが分かった: ここでAは、装置定数、Δρは、該液体の密度をひいた粒子密度、そ して、 Φ(x)は、トップ電極から下の距離xにおける粒子ヴォリュウムフラクション (即ち、懸濁液の単位容積あたりの粒子の容積)である。量uは、印加された電 界による粒子の速度である。電界は、空間的に均一であるから、この速度は、い かなる場合でも、ギャップにおけるすべての粒子に対し同じである。式(1)か ら、粒子濃度Φにおける空間勾配により該圧力が発生されるのが分かる。前記電 極から下の距離xにおける粒子からの圧力への貢献は、速度u(t−x/c)、 即ち、時間x/c早い速度を含む。量cは、該液体における音の速度である。電 極から下の距離xにある粒子からの音波圧力フィールドが音速で電極へ伝播する ことで、時間遅延x/cが生じ、そして、x/cは、音波がトップ電極へ到達す るに要する時間である。 ESA音波は、図1に示すように、電極12を通過し、遅延線路18 へ入る。実用のデバイスにおいては、この圧力波は、トランスデューサ15によ り検知されるのが好ましい。音波がトランスデューサ15をたたくと、電圧信号 が発生し、これで圧力シグナルp(t)の手段が与えられる。検知されたシグナ ルは、前置増幅器19で増幅され、シグナルプロセッサーでプロセスされる。こ れは、パルス・エコー・ウルトラソニックスにおける普通のアレンジメントであ るから、該技術は、当業者によく理解されるもので、コンポーネンツの詳細な説 明は、省略する。 粒子が沈殿するにつれ、液体のクリアーな層22がトップ電極12に 近接して生じ、その下にコロイド層13が生じる。まず第一に懸濁液が均一であ れば、液体層の下の粒子もまた空間的に均一である。このように、Φの空間的導 関数は、これらの領域ではゼロで、圧力シグナルについて式(1)になんら貢献 しない。しかしながらコロイド層13のトップにおいては、ゼロ濃度から均一の 値へジャンプする。かくして、この領域のΦの空間的導関数は、極めて大きく、 そして、圧力シグナルが発生する。この故に、ESA音波がクリアーな液体22 との間のインターフェース部分から発散する。音波は、また、ボトム電極11に おける濃度勾配によっても発生する。この第2のシグナルは、第1の時間よりも 遅い時間D/cでトランスデューサ15へ到達するもので、Dは、図1に示す、 ボトム電極11からクリアーな液体層22の底までの距離である。分析を簡単に するために、印加電圧パルスの寿命をこの遅延時間よりも短いものとする。かく して、二つのパルスが早晩分けられる。10μsパルスの場合、遅延D/cが1 0μsより長ければ、この場合のケースである。水ベースの懸濁液に対しては、 音の速度は、約1500ms-1であり、セルの底の上のクリアーな液体層の高さ Dは、二つのパルスが時間で分けられれば1.5cm以上でなければならない。 かくして、セルの高さが10cmであれば、二つのシグンアルは、懸濁液が8. 5cmの距離に沈殿するまでに、早かれおそかれ分離される。以下の記述におい ては、懸濁液とクリアーな液体層との間の境界から起こる第1のパルスに焦点を 合わせる。 懸濁液が沈殿するにつれ、印加された電圧パルスとトランスデューサ のシグナルとの間の遅延が粒子の沈殿速度Vに比例したレートで増大する。かく して、沈殿速度は時間の関数として、この遅延を測定することで決定できる。つ いで粒子の半径が沈殿速度から計算できる。例えば、重力による沈殿の場合、該 半径は、以下によって与えられるものである(例えば、1987年オクスフォー ド、カレンドン・プレス、R.J.ハンターによる”ファンデーションズ・オブ ・コロイド・サイエンス”の135頁の式(3.5.3)参照): ここで、ρとνは、それぞれ、液体の密度と動粘性度であり、gは、重力加速度 である。しかしながら、該シグナルにおける遅延からVを計算する代わりに、コ ンプリケートな懸濁液の場合、シグナルp(t)のフーリエ変換からVを決定す るほうが簡便である。このフーリエ変換は、P(ω)で示され、以下の式で定義 される複素量である: どのパルスp(t)も”ハーモニックス”の和(または、より正確に は、積)、即ち、時間でシヌソイドに変化するシグナルとして示すことができる ことがよく知られている。量P(ω)は、周波数ωをもつp(t)のハーモニッ クなコンポネントを表す。p(t)よりも、フーリエ変換のタームP(ω)での ワーキングの有利さは、ESAシグナルの分析のセオリーがシヌソイド変化とな り、その結果、我々の問題へ該セオリーを応用することは、フーリエ変換でのワ ークの場合、より明瞭になることである。シグナルのフーリエ変換を決定するシ グナル・プロセッシング回路は、スタンダードなもので、ここには記載しない。 式(1)の両側にe-iwtを掛け、そして、tについて積分すると、E SAパルスのフーリエ変換は、次によって与えられる; ここでΦは、クリアーな液体層の下の粒子の密度であり、U(ω)は、印加され た電圧パルスによる粒子速度のフーリエ変換である。かくして、U(ω)は、周 波数ωにおける粒子速度のシヌソイダルコンポネントである。このコンポネント は、該周波数における印加された電界のコンポネントE(ω)に比例することが 示され、即ち、 U(ω)=μD(ω)E(ω) (5) 比例定数μDは、”周波数−依存電気泳動易動度”または、もっと単純に”動的 易動度”と名付けられる。この定義から、動的易動度は、交流電界の場合におけ る単位電界当たりの粒子速度であることが分かる。 動的易動度は、次式(オブライエン1988イクエーション6.11 )により粒子のサイズとツエータポテンシャルとに関連している: ここで、 そして、εは、懸濁液体の誘電率である。上記し、ここに参考文献として組み入 れた出願人のさきの特許において、粒子の動的易動度から半径とζポテンシャル を決定するために、この式をどのように使うことはできるかが示されている。 P(ω)に対しての式(4)から、ESAのフーリエ変換が懸濁液の 沈殿につれて、tとともにシヌソイドに変化することが分かる。このシヌソイダ ル変化の周波数は(ωV)/cである。かくして、該沈殿速度は、この周波数を 測定することで決定でき、これから粒子サイズを確かめることができる。この周 波数にサイズのあるアイデアを与えるため、水中における密度が2gm/ccの 半径1μmの粒子の重力沈殿速度は、2μm/sである。かくして、フーリエ変 換周波数ωが2πx106s-1(代表的値)であれば、 ”沈殿”周波数ωV/cは、0.01s-1となる。かくして、沈殿によるESA シグナルの変化は、さきに述べたように、印加されたパルスの寿命よりもはるか に長い時間スウールで生ずる。シヌソイダル変化の周波数ωV/cを得るために は、この場合、約100sにわたり、ESAシグナルをモニターする必要がある 。 サイズ分布を有しているが、密度とζポテンシャルとが均一な粒子の さらに複雑な懸濁液について考察する。この場合、異なるサイズの粒子は、異な るレートで落下する。各サイズの範囲に対し、インターフェースが形成され、E SAシグナルが発生する。ESAシグナルのトータルは、各サイズ範囲の粒子か らのシグナルの和によって得られるもので: ここで下に書かれたjは、サイズ範囲jの粒子に関する。連続した分布の場合、 この式の合計は、積分に置き換えられる。 式(8)から、P(ω)がそれぞれの量が時間とともにシヌソイドに 変化する量の和からなるものであることが分かる。各種のコンポネンツの周波数 と振幅Φj(Δρ)μDj時間の関数としてのPに対するシグナルのスタンダードな フーリエ変換から決定できる。各コンポネントの周波数から沈殿速度とサイズと が決定できる。 サイズが分かっているから、各サイズについての、μDに対する式( 7)における量Gを評価できる。かくして、測定された振幅から各コンポネント に対するζΦjを決定できる。粒子のトータルヴォリュウムフラクションが分か っていれば、ついで、次の事実を使用して、ζとΦj'sのすべてを決定できる: かくして、サイズ分布とζポテンシャルとが、均一な組成の粒子の懸濁液につい ての電気音響測定から決定できる。 組成が均一でない粒子の懸濁液へのアプリケーションを説明するため に、二つのタイプの粒状マター、即ち、一方が密度ρ1、他方が密度ρ2であるも のの懸濁液の場合を考察しよう。二つのスピシーズのζポテンシャルは、それぞ れζ1とζ2である。 この場合のシグナルのフーリエ変換は、つぎのフォルムをもつ: ここでは、同じ沈殿速度の二つのスピシーズのコンポーネンツからの貢献度を一 緒にまとめている。これらのスピシーズは、異なる密度と同じ沈殿速度をもつか ら、それらは、異なる半径をもつ。シグナルのフーリエ分析によって、前記のよ うに、各種のコンポネンツの周波数と振幅とが分かり、周波数から沈殿速度を決 定する。各スピシーズの密度が分かっているから、合計した各コンポネントの半 径を決定でき、この故に、(10)におけるコンポネンツそれぞれのG因子を計 算できる。この方法で、量Sjを決定できるもので、ここで 各コンポネントjに対し、G1とG2は、沈殿速度Vjに相当する半径で式(7) を用いて計算されたG因子である。 量G1と量G2とは、複素数であるが、係数Δρ1ζ1Φ1とΔρ2ζ2Φ2 は、実数である。原則としては、コンプレックス量Sjからこれら二つの係数が 決定できるべきであるが、実際には、粒子間の密度における相違が実質的なもの でなければ、このことは難しい。この点を説明するために、タイプ1の粒子の密 度2g/CC、タイプ2の粒子の密度3g/ccの場合を考察し、沈殿速度が2 μm/sである、これらの粒子についての量Sjの測定からΔρζΦを決定してみ よう。式(2)から、この沈殿速度がタイプ1の粒子について粒子の半径が1μ mであるものに相当し、タイプ2の粒子について粒子の半径が0.707μmである ものに相当することが分かる。式(7)を使用して、これらの粒子についてのG1 とG2とを計算すると、これら二つの量の偏角が一度しか違わないことが分かる 。 量G1、G2、およびSjは、図2に示されているアルガン図表に図解されている 。 SjがG1に平行ならば、ζ2Φ2は、ゼロでなければならないが、Sj がG2に平行の場合、ζ1Φ1は、ゼロである。このように、Sjにおける実験上の 小さな誤りがζ1Φ1とζ2Φ2との計算された値に大きな誤りを引き起こすことが ありうる。実験上のエラーに対する、この敏感度は、粒子の密度の相違がサブス タンシャル(実質的)なものである場合、問題になるものでもあるが、粒子 は、小さいため、量G1とG2とは、ほぼ一致している。これら両場合においては 、粒子スピシーズのツエータポテンシャルが著しく異なっている場合であれば、 以下の手順で個々のサイズ分布を決定することが可能でもある。 この手順によれば、上記した沈殿測定が繰り返されるが、この場合、 ESA測定を始める前に、ステディな、または、ゆっくり変化する電界を懸濁液 に作用させ、粒子を余分に移動させる。この電界と、ESAパルスをドライブす る電界との混同を避けるために、前者をDC電界とし、後者をESA電界とする 。ツエータポテンシャルが同じスピシーズ(通常の場合)のすべての粒子につい て同じとすれば、同じスピシーズのすべての粒子は、DC電界にあっては、同じ アマウントだけ移動する。タイプ1の粒子の移動をd1と表示し、タイプ2の粒 子の移動をd2と表示する。ついで、DC電界をターンオフし、ESA測定を上 記のように行う。沈殿速度Vjのそれらの粒子からのESAに対する貢献度は、 Sj'で表示され、そこでは、 そして、 式(12)における指数ファクターは、異なったアマウントだけ、ベ クトルG1とG2とを回転させ、その結果、それらが最初に平行なものであれば、 この第2の実験にはいない。かくして、式(12)は、移動量djが分かってい れば、Φjの値を正確に決定するために使用されることができる。 これらの移動は、次式により粒子ζポテンシャルに関連される: ここで、Eは、平均DC電界強度、tは、該電界が印加される時間である。該移 動について、この式を誘導するのに、DC電気泳動易動度に対するスモルコフス キー・フォーミュラ(例えば、1987年オクスフォード、クラレンドン・プレ ス、R.J.ハンターによる”ファウンデーションズ・オブ・コロイド・サイエ ンス”第2巻557頁式(9.11.9)参照)を使用する: 電荷とサイズとについての、この問題解決の第1ステップは、ツエー タポテンシャルの計算である。これらの量を決定するために、まず第1に式(1 1)(12)のそれぞれをG1で割り、すべての沈殿速度jに足した。 この方法で、次式を得る: そして、 ここで、 そして 式(15)と式(16)で知られていないものは、ζ12およびXである。二 つの式からXを引くと、 式(20)の左側のマグニチュードが1である事実を使用して、シングルの未知 のζ1を含む式を得る: ここで、Φ=arg(σ)およびΦ’=arg(σ')である。式(21)は、ニュー トン法(例えば、1975年ニューヨーク、カンタム・パブリッシャーズ・インク. ,”ヌメリカル・メソード”第5章参照のようなスタンダードな数理根解析技術 の一つでζ1について解くことができる。ζ1を知れば、ζ2は、式(20)から 決定できる。ついでΦ1 jとΦ2 jとのサイズ分布は、Sjに対する式(12)から 決定できる。 この方法は、(12)におけるファクターexp(-δj)がGベクトル を回転し、その結果該ベクトルがほぼ平行でなくなる場合にのみワークする。必 要とされる回転量は、ESA測定の正確さによる。該測定が1%の精度でなされ れば、Gベクトルにおける回転は、10度で十分である。かくして、δファクタ ーは、約0.1だけ異なればよい。ESAシグナルが1MHzで測定されれば、 粒子の移動が25μm以上異なることで、この条件は、満たされ、式(13)を 用いて、δjからの移動を計算する。粒子スピシーズが25mVと50mVとの ツエータポテンシャルをもっていれば、時間が約1秒で、1000V/mのDC 電界のもとで、そのような移動がおきるもので、そこでは、スモルコフスキー・ フォーミュラ(15)を使用して、粒子の電気泳動速度を計算した。 電極への電解質チャージダウンをドライブする電界に対し、そのよう な電界をかけることで実際上問題が生ずるもので、拡散層を形成したり、電極を シールドしたり、懸濁液における印加電界をゼロに落としたりしてしまう。この 作用がサブタンシャルになるのに要する時間は、電極のスペーシングおよびサー フェースエリアによる。分極が生ずるのに要する時間を増やすスタンダードな一 つの方法は、プラチナ黒電極を使用することで、これは、該電極が非常に大きな サーフェースエリアをもつラフな表面をもつからである(例えば、1961年ニュー ヨーク、ドーバーパブリケーション、ダンカン A.マックランによる”ザ・プ リンシプルズ・オブ・エレクトロケミストリー”43頁参照)。この作用を克服 する他の方法は、図3に示すような電極配列を使用することである。 トップ電極11とボトム電極12は、DC電界とESA電圧パルスを かけるために使用されるもので、図1におけるものとファンクションは、同じで ある。セルの両側における縦点線は、セルの各サイドにおける小さなプレート状 の電極16,17を示す。まず最初、電界は、トップ電極とボトム電極へかけら れて、上記したように、粒子を移動させる。 このスイテージの間、サイドの電極は、導通されていない。分極が問 題になるや、トップ電極とボトム電極は、アース接続され、これと同時に、電極 A,A’および電極Z,Z’は、印加電圧源(反対極性の電圧をもつ)に接続さ れ、その結果、トップ電極から電極A−A’へ電流が流れ、ボトム電極から電極 Z−Z’へ電流が流れる。ついで、これらの電極と近傍の電極B−B’および電 極Y−Y’がターンオンする。この方法で、分極チャージがトップ電極とボトム 電極とから除かれ、サイドの電極を通過し、正と負の電荷が電極の中央ポイント で出会い、キャンセルされる。印加電圧とディスチャージのこのサイクルは、リ ピートされて、サイズとツエータ決定に必要な粒子の移動を引起こす。 粒子が一つのタイプであるが、ζポテンシャルが該粒子の半径に依存する場合 は、サイズとζ分布は、DC電界移動を伴う、および、伴わないESAスペクト ル測定によって決定することができる。DC電界なしのESA測定から各サイズ グループjに対するζjΦjを得る。ついで、電界をかけた後のjth ESAコン ポネントのフェーズにおける変化から、ζjを与えるファクターδjを得て、そこ で、Φjを決定できる。 上記のディスカッションにおいて、懸濁液は、ただ二つのピシーズで ある粒子を含むものとした。二つのスピシーズ以上である場合は、DC電界を一 度以上かけて、コントロールされた異なる移動をさせる必要がある。電界の各印 加とその後のESA測定によって、他の式が与えられ、他の未知のサイズとツエ ータ分布とが決定できる。 電気音響測定から粒子サイズとζポテンシャルとを決定する、この方 法を記述するにおいて、平行なプレートESA装置の例を示した。該方法は、ま た、他の電気音響作用を用い、種々のデバイス機構を用いて行うことができる。 他の電気音響測定の可能性を示すには、図1に示すような形式の平行なプレート のデバイスを組み立て、ESAよりもCVPを測定することを想像すればよい。 この場合、電圧パルスは、電極をアクロスするよりもトップブロックのトランス デューサーにかけられる。これによって、トランスデューサーがブロックを伝わ って懸濁液へ達する音波パルスを発生する。該音波がクリアーな液体と懸濁液と の間のインターフェースを通過するとき、二つの電極の間に電圧を発生させる。 この電圧がCVPである。オブライエンの1990年の文献(ジャーナル・オブ・フ ルイード・メカニックス、212,81)において導かれた電気音響イクエーシ ョンの解答から、CVPパルスのフーリエ変換が次式によって得られることが分 かった; シングルコンポネント単分散懸濁液の場合において。ここで、Bは、デバイス定 数、K’は、懸濁液体のコンプレックス導通度、および、Pa(ω)は、加えた 圧力パルスのフーリエ変換である。この式と、ESAに対する相当する式(4) とを比べると、両シグナルともに完全に同じように、ダイナミック・モビリティ と沈殿速度とに依存していることが分かる。このように、ESAについて記載し た解析は、そのまま直接にCVPケースへ応用できる。 測定した電気音響シグナルからサイズ分布とζポテンシャルを抽出す る上記の手順は、シグナルのフーリエ解析を含み、即ち、時間のファンクション として、ESAシグナルのハーモニック・コンポネンツのそれぞれを決定するス テップを含む。しかしながら、これは、サイズ情報を抽出する唯一の方法ではな い。 可能性のある他の手順を示すために、まず最初、粒子サイブに幅のあ るシングルスピシーズの懸濁液の場合を考えてみよう。そのような場合、シング ナルP(ω)は、式(8)により時間とともに変化する。このシグナルをそれぞれ の場合、周波数のレンジにわたって測定すると、結果としての”電気音響スペク トル”(即ち、加えた周波数を越えるP値のセット)を使用して、出願人のさき の特許(上記した)に記載のように、ζとサイズ分布に関するインフォーメーシ ョンを得ることができる。しかしながら、二つのスピシーズの懸濁液の場合には 、該シグナルは、式(10)で与えられ、さらに、個々のサイズ分布とζポテン シャルを決定するには、あまりにも多くの未知のものが今や存在する。しかしな がら、加えた力(重力のような)の結果として、時間で変動する電気音響スペク トルを測定すれば、セパレートのスピシーズについてのζ'sとサイズ分布を抽出 するのに使用することができる追加インフォーメーションを得るものである。要 点は、各測定が未知のものを導入することなしに追加インフォーメーションを与 える点であって、それは、各粒子サイズグループからのシグナルが時間と共に知 られた態様で変化するからである。このように、たとえば100等間隔タイムイ ンターバルでの該スペクトルが測定でき、そして、コンピュータを用いて、未知 の量ζ1Φj 1Δρ1およびζ2Φj 2Δρ2をアジャストし、測定された電気音響スペ クトルと式(6),(7)および式(10)を用いて得られた理論的スペクトル との間のトータルなスクエアー誤差をなくすことができる。 バリエーションと追加とが発明のスピリットとスコープ内で可能であ ることを察知される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AM,AT,AU,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,F I,GB,GE,HU,JP,KG,KP,KR,KZ ,LK,LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S I,SK,TJ,TT,UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 以下からなる流体媒体に懸濁した粒子の粒子電荷とサイズ分布とを決 定する方法: (1) 該粒子の半径または電荷に依存するレートで粒子を動か し、それによって、該懸濁液における空間的な非均質性を生じさせる力である、 少なくとも一つの安定した力、または、緩慢に変化する力を該懸濁液へ加えるこ と; (2) 少なくとも一つの安定していない電界と、安定していな い機械的力を該懸濁液に与えて、粒子を加速させること; (3) 安定していない電界を加えた結果として粒子により発生 された結果としての音波、または、安定していない機械力を加えた結果として粒 子により発生された結果としての電気リスポンスを測定すること; (4) 懸濁液における空間的に非同質のものを放出することに よる、これらの測定における、時間での変化をモニターすること;そして、 (5) 粒子のサイズおよび/または該粒子に対する電荷分布を 計算すること。 2. 以下のステップからなる、流体媒体中にサスペンドしている粒子の粒 子電荷と粒子サイズ分布を決定する方法: (1) 該粒子の半径または電荷に依存するレートで粒子を動か し、それによって、該懸濁液における空間的な非均質性を生じさせる力である、 少なくとも一つの安定した力、または、緩慢に変化する力を該懸濁液へ加えるこ と; (2) 少なくとも一つの安定していない電界と、安定していな い機械的力を該懸濁液に与えて、粒子を加速させること; (3) 安定していない電界を加えた結果として粒子により発生 された結果としての音波、または、安定していない機械力を加えた結果として粒 子により発生された結果としての電気リスポンスを測定すること; (4) 懸濁液における空間的に非同質のものを放出することに よる、これらの測定における、時間での変化をモニターすること;そして、 (5) 各スピシーズについての粒子のサイズおよび/または電 荷分布を計算すること。 3. ステップ(1)における安定した力は、重力である請求の範囲1また は請求の範囲2による方法。 4. ステップ(5)における方法は、同じモーションである粒子の各グル ープから測定された音波または電気的リスポンスへの貢献度を決定し、各グルー プの測定された音波および電気的リスポンスから粒子サイズ分布を決定すること を含むものである、請求の範囲1から請求の範囲3のいずれか一つによる方法。 5. 以下のことからなる、粒子が少なくとも二つのスピシーズに属する、 流体媒体に懸濁している粒子の粒子電荷とサイズ分布とを決定する装置: 測定のための、懸濁液サンプルを受ける容器; 該粒子の半径または電荷に依存するレートで粒子を動か し、それによって、該懸濁液における空間的な非均質性を生じさせる力である、 少なくとも一つの安定した力、または、緩慢に変化する力を該懸濁液へ加える手 段; 少なくとも一つの安定していない電界と、安定していな い機械的力を該懸濁液に与えて、粒子を加速させる手段; 安定していない電界を加えた結果として粒子により発生 された結果としての音波、または、安定していない機械力を加えた結果として粒 子により発生された結果としての電気リスポンスを測定するセンサー手段; 懸濁液における空間的に非同質のものを放出することに よる、これらの測定における、時間での変化をモニターする手段;および 各スピシーズについての粒子のサイズおよび/または電 荷分布を計算するプロセス手段。 6. 以下のことからなる、流体媒体に懸濁している粒子の粒子電荷とサイ ズ分布とを決定する装置: 測定のための、懸濁液サンプルを受ける容器; 該粒子の半径または電荷に依存するレートで粒子を動か し、それによって、該懸濁液における空間的な非均質性を生じさせる力である、 少なくとも一つの安定した力、または、緩慢に変化する力を該懸濁液へ加える手 段; 少なくとも一つの安定していない電界と、安定していな い機械的力を該懸濁液に与えて、粒子を加速させる手段; 安定していない電界を加えた結果として粒子により発生 された結果としての音波、または、安定していない機械力を加えた結果として粒 子により発生された結果としての電気リスポンスを測定するセンサー手段; 懸濁液における空間的に非同質のものを放出することに よる、これらの測定における、時間での変化をモニターする手段;および 粒子についての粒子のサイズおよび/または電荷分布を 計算するプロセス手段。 7. 力を与える手段が、重力で粒子が沈殿する構成からなる請求の範囲5 または請求の範囲6によるデバイス。 8. 前記プロセス手段が、安定した、または、ゆっくり変化する力の作用 で、同じモーションである粒子の各グループから測定された音波または電気的リ スポンスへの貢献度を決定するに適していて、各グループの測定された音波およ び電気的リスポンスから粒子サイズ分布を決定するに適しているものである、請 求の範囲5から請求の範囲7のいずれか一つによるデバイス。
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