JPH08511686A - 殺虫活性に関連するタンパク質をコードする遺伝子を支持するClostridiumbifermentansのDNAフラグメント - Google Patents
殺虫活性に関連するタンパク質をコードする遺伝子を支持するClostridiumbifermentansのDNAフラグメントInfo
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- JPH08511686A JPH08511686A JP7502527A JP50252794A JPH08511686A JP H08511686 A JPH08511686 A JP H08511686A JP 7502527 A JP7502527 A JP 7502527A JP 50252794 A JP50252794 A JP 50252794A JP H08511686 A JPH08511686 A JP H08511686A
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Abstract
(57)【要約】
I−1317の番号で1993年6月15日付けでCNCMに寄託されたプラスミドpCBM1から得られるような、図4Aに示される7kbのDNAフラグメントXbaIの全部又は一部分を含むこと;緊縮性条件下で、オリゴヌクレオチドプローブ18A(TGTGAA GTI AAT TGT GA)及び/又はオリゴヌクレオチドプローブ16A(TTT CAT ATI GAA GCI GTI AAT GAA GG)及び/又は、プローブ66A(ATG AAT ACI AAT ATI TTT TCI ACI AA)又は66B(TC IGG TTC ICC ATAIAT CCA TTC ATC)のうちの少なくとも1つとハイブリッド形成すること;及び双翅目の幼虫、特にカ科又はブユ科の幼虫に対する7kbのフラグメントXbaIの発現産物の有毒活性に関与することができるタンパク質、ポリペプチド又はペプチドをコードすること、といった特性を有するヌクレオチド配列。この配列によりコードされるポリペプチド及び殺幼虫組成物におけるその利用も同様に開示されている。
Description
【発明の詳細な説明】
殺虫活性に関連するタンパク質をコードする遺伝子を
支持するClostridium bifermentansのDNAフラグメント
本発明は、Clostridium bifermentans(クロストリジウム・バイファーメンタ
ンス)種の嫌気細菌株から分離された新しい毒素に関する。Clostridium biferm entans
血液型亜型malaysia(Cbm)の菌株CH18については、H.de Barjac
及びM.SebaldによりC.R.Acad.Sci.Paris t.310,シリーズIII,p383-387
,1990により記述されている。
この菌株は、節足動物の幼虫、特に昆虫、とりわけ双翅目の幼虫、例えばカ科
又はブユ科の幼虫に対して殺幼虫能を有する毒素を介して、胞子形成段階中に有
毒活性を示す。これらの特定の双翅目は病気の媒介体であるか又は公害をひき起
こす。
今日までに、昆虫病原性活性及び特にカの幼虫に対する有毒活性のため、Baci llus thuringensis
(バシラス・スリンジエンシス)種又はBacillus sphaericus
(バシラス・スフェリカス)種の細菌に特異的な毒素が知られてきた。(Nicola
s(1992),Pes.agropec.bras.,Brasilia,abr.1992,27,37-46)。昆虫、
特に昆虫の幼虫を撲滅するためにこれらのバシラスの毒素が明らかに利点を示し
ているにもかかわらず、特に、殺幼虫活性をもつこれらの産物に対する耐性の発
生を防ぐ手段を提供する目的で、或る種の昆虫に対する新しい活性毒素の研究が
重要であることがわかった。このような状況の下で、本発明者らは、Clostridiu m bifermentans
種の細菌において、殺幼虫活性が存在することを立証した。この
点において、本
発明は、節足動物、特に双翅目タイプの昆虫に対する有毒活性、特に殺幼虫活性
を有する可能性のある、嫌気細菌中に存在する毒素を初めて提案している。利用
されているClostridium bifermentans血液型亜型malaysiaの菌株は、試験対象と
なった哺乳類及び魚類に対する、並びにCbmの殺幼虫活性の天然の標的以外の
あらゆる水性生物に対する無害性を示す(Thiery et al.(1992)J.econ.Ent
omol.85(5),1618-1623)。Cbmの殺幼虫活性の存在はすでに、先行技術に
おいて胞子形成細胞で観察され、これと関連づけされている(Charles et al.
(1990)Res.Microbiol.141,721d-733)。同様に、この活性が、細胞プロテ
アーゼによる不活化を原因として細胞溶解の後きわめて激しく減少するというこ
とも指摘された(Nicolas et al.(1990).Appl.Microbiol.Biotechnol.34,
36-41)。
したがって、本発明は、節足動物の幼虫、特に昆虫の幼虫、なかでもカ科又は
ブユ科といった双翅目に対する有毒活性に関与することのできるポリペプチドに
ついてコードするヌクレオチド配列を目的とする。
本発明は、また、これらのポリペプチド並びに、その発現を可能にする条件下
で本発明に基づくヌクレオチド配列及びヌクレオチドフラグメントを含む組換え
型細胞をも目的としている。
同様に本出願の枠内に入るのは、本発明のポリペプチドを認識する抗体並びに
殺幼虫活性をもつ組成物である。
本発明のヌクレオチド配列は、以下の特性によって特徴づけられる:
− I−1317という番号で1993年6月15日付でCNCMに寄託された
プラスミドpCBM1から得られるような、図4Aに表された7kbのDNAフラ
グメントXbaIの全部又は一部分を含むこと、
− 実験の部分で記述されているような緊縮条件下で、オリゴヌクレオチドプロ
ーブ18A(TGA GAA GTI AAT TGT GA)と、及び/又はオリゴヌクレオチドプロ
ーブ16A(TTT CAT ATI GAA GCI GTI AAT GAA GG)と、及び/又はプローブ6
6A(ATG AAT ACI AAT ATI TTT TCI ACI AA)又は66B(TC IGG TTC ICC ATA
IAT CCA TTC ATC)のうちの少なくとも1つと、ハイブリッド形成することと、
− 双翅目幼虫、特にカ科又はブユ科の幼虫に対する7kbのフラグメントXba
Iの発現産物の有毒活性に関与する能力をもつタンパク質、ポリペプチド又はペ
プチドについてコードすること。
本発明における有毒活性は、この活性を得たい「標的」との関係において定義
づけられる。この「標的」は一般的に言うと節足動物、より特定的には昆虫、特
に双翅目、例えばカ科又はブユ科の幼虫である。
本発明の枠内では、1つのヌクレオチド配列、I−1317という番号でCN
CMに寄託されたプラスミドpCBM1の内部でのその欠失又は変性が、例えばClostridium bifermentans
の細胞といった天然に殺幼虫活性をもたない組換え型
細胞内にこのプラスミドが導入された時点で確認される双翅目の幼虫、特にカ科
又はブユ科の幼虫に対する有毒活性の減少又は抑制をひき起こすかぎりにおい
て、このプラスミドの中に含まれる7kbのフラグメントXbaIの発現産物の有
毒活性に関与する能力をもつタンパク質又はポリペプチドについてコードする、
と考えられるものとする。
よって記述されているもののようなその他の組換え細胞も、使用することができ
る。
双翅目の幼虫に対する有毒活性に関する指摘は、いかなる形であれ、本発明の
手段の作用スペクトルに関し制限的な意味をもつものとみなされてはならない。
これは、単に、本発明の産物の活性の評価のための1つの参考にしかすぎないも
のである。
有毒活性は、LC50(昆虫つまり更に一般的に言うと有毒活性の評価対象であ
る「標的」の50%についての致死用量)を測定することによって評価できる。
毒素を産生しうる細菌株の殺幼虫活性を検出するため、先行技術においてすで
に様々な試験が提案された。この点に関し、Thiery,I.et al.(1992)Journa
l of American Mosquito Control Association,第8巻,No.3.272-276を参照
することができる。
上で示された定義づけの枠内で、本発明に従ったヌクレオチド配列は、殺幼虫
活性の導入に必要なタンパク質、ポリペプチド又はペプチドについてコードする
ことができ、又は/かつ、一定の与えられた標的に対する毒性の発現レベルに影
響を及ぼすタンパク質、ポリペプチド又はペプチドについてコードすることがで
きる。上述の通り、本発明に従ったヌクレオチド配列により発現されたタンパク
質又はその一部分の殺幼虫活性をテストするための比較の基礎として、挿入され
たDNAフラグメント内に含まれる遺伝子の発現を可能にする条件下でプラスミ
ドpCBM1により形質転換された、天然に殺幼虫活性を備えていない組換え型
細胞を用いて行われる試験を利用することが可能である。
本出願の枠内では、「タンパク質」「ポリペプチド」及び「ペプチド」という
語は、非タンパク質性の基によって更に修正されうるあらゆるアミノ酸配列のこ
とを言う。文書作成の便宜上、これらのタンパク質、ポリペプチド及びペプチド
を「ポリペプチド」という表現でまとめることができるだろう。
本発明の1つの有利な実施形態に従うと、特定の一ヌクレオチド配列は、それ
が緊縮性条件下で4つのプローブ16A、18A、66A及び66Bとハイブリ
ッド形成することを特徴としている。ここで問題となっている緊縮性条件につい
ては、本出願の実験部分の中で詳しく記述する。
本発明のもう1つの実施態様に従うと、特定の一配列は、非緊縮性条件下で(
緊縮性条件として以下で記されている条件に比べて緊縮性度が低い)4つのブロ
ープ16A、18A、66A及び66Bとハイブリッド形成することを特徴とす
る。
本発明は、特に、I−1317という番号でCNCMに寄託されたプラスミド
pCBM1の7kbのフラグメントXbaIであることを特徴とするヌクレオチド
配列に関する。
特定の一実施形態に従うと、本発明は、図6に表されている表現Seq1、S
eq2.1、Seq2.2又はSeq3により呼称さ
れる連鎖の中から選ばれたヌクレオチド配列を目的としている。
本発明は、また、上述の配列の1つとハイブリッド形成すること、Clostridiu m bifermentans
種の細菌のDNA内に存在すること及び、双翅目の幼虫特にカ科
又はブユ科の幼虫に対する有毒活性に関与する能力をもつタンパク質、ポリペプ
チド、ペプチドについてコードすることを特徴とするヌクレオチド配列をも目的
としている。
本発明のヌクレオチド配列は、例えばClostridium bifermentans種の嫌気細菌
から、特にClostridium bifermentans malaysiaから分離することができる。同
様に本発明のヌクレオチド配列は、従来の技術に従って化学的に合成することも
できる。
なおこれらのヌクレオチド配列は、1本鎖又は2本鎖のDNAによって、cD
NAによって、また、更にはRNAによって構成される可能性がある。
本発明は同様に、特定の一実施態様に従うと、
MNTNIFSTNL及び/又は
NNDEWIYGEPDSSNI及び/又は
MNN(X)CEVNCE(X)T及び/又は
NASLTWGK及び/又は
FEL及び/又は
QWVK及び/又は
ENTASGTE及び/又は
IEYHNNLR及び/又は
AY(R)QWVKFHIEAVNEGLKI及び/又は
DIPISPEDISK.
というアミノ酸配列についてコードするフラグメントを含むことを特徴とするヌ
クレオチド配列をも目的としている。
アミノ酸配列の同定は、アミノ酸の呼称のための1つの文字を含むコードを用
いて行われる。
本発明は、同様に、上述の配列の1つの中に含まれ、
− 図4Aに表され、I−1317という番号でCNCMに寄託されたプラスミ
ドpCBM1内に含まれた7kbのフラグメントXbaIのフラグメントXbaI
−EcoRVを含むこと、
− 約1.8kbのサイズを有し、66kDaの分子量をもつタンパク質についてコ
ードすること、
という特性を特徴とするヌクレオチドフラグメントにも関する。
66kDaのタンパク質をコードする好ましいヌクレオチドのフラグメントは、
その末端NH2においてアミノ酸連鎖MNTNIFSTNLをコードする配列を、また内部
フラグメントとしてアミノ酸連鎖NNDEWIYGEPDSSNIをコードする配列を含むこと
を特徴とする。
上述の配列のうちの1つの中に含まれる本発明に従ったもう1つのヌクレオチ
ドフラグメントは、以下の特性によって特徴づけられる:
− プローブ16Aと緊縮性条件下でハイブリッドを形成すること、
− 図4Aに示され、I−1317という番号でCNCMに寄託されたプラスミ
ドpCMB1中に含まれている7kbのフラグメントXbaIの中に存在すること
;
− 約0.5kbのサイズを有すること;
− 約16kDaの分子量をもつタンパク質P16をコードすること。
約16kDaの分子量をもつタンパク質(タンパク質P16)をコードする好ま
しいフラグメントは更に、その末端NH2のアミノ酸連鎖AY(R)QWVKFHIEAVNEGLKI
をコードする配列を、また内部フラグメントとしてアミノ酸連鎖DIPISPEDISKを
コードする配列を含むことを特徴とする。
上述の配列の1つに含まれている本発明に従ったもう1つのヌクレオチドフラ
グメントは、約20kDaという分子量をもつタンパク質P20についてコードし
、C.bifermentans種、特にCbmの細菌の胞子形成段階中にタンパク質P16
、P20の前駆物質が合成されることを特徴とする。
本発明は同様に
− プローブ18Aと緊縮性条件下でハイブリッドを形成すること;
− 図4Aに示され、I−1317という番号でCNCMに寄託されたプラスミ
ドpCMB1中に含まれている7kbのフラグメントXbaIの中に存在すること
;
− 約0.55kbというサイズを有すること;
− 約18kDaの分子量をもつタンパク質P18をコードすること、
といった特性を特徴とする、前述の配列の内の1つの中に含まれたヌクレオチド
フラグメントをも目的とする。
かかるフラグメントは、好ましくは、約18kDaの分子量をもつタンパク質を
コードすること、及びその末端NH2におけるアミノ酸連鎖MNN(X)CEVNCE(X)Tを
コードする配列を、また内部フラグメントとしてアミノ酸連鎖NASLTWGK,FEL,Q
WVK,ENTASGTE,及びIEYHNNLRをコードする配列を含んでいることを特徴とするこ
とができる。
同様に本発明の一部を成しているのは、自らの複製にとって不可欠ではない部
位に挿入されている上述の定義を満たすヌクレオチド配列又はヌクレオチドフラ
グメントを含むことを特徴とする組換え型ベクターである。有利には、これらの
ベクターはプラスミドである。
特定のベクターは、I−1317という番号でCNCMに寄託されているプラ
スミドpCBM1であることを特徴とする。
本発明に従ったもう1つの組換え型ベクターは、B.thuringiensisの細胞溶解
素のプロモーター(Ward et Ellar,1986,J.Mol.Biol.,191:1-11)を含む
0.5kbのフラグメントBamHI−EcoRI(Nicolas et al(1993)FEMS
Microbiol.Letter 106,275-280)をプラスミドpHT315(Arantes et Ler
eclus,1991,Gene,108:115-119)の中に導入した結果として得られるプラス
ミドpHT315である。
有利にも、プラスミドpHT316は、昆虫に対して有毒なCbmのタンパク
質をBt内で過剰産生させることを可能にする。
本発明は同様に、上述の定義のうちの1つを満たす配列又はフラ
グメント、更には、本発明に従ったベクターを、この配列又はフラグメントのク
ローニング及び/又は発現を可能にする条件下で含むことを特徴とする、原核細
胞又は真核細胞の組換え型宿主細胞をも目的とする。
特定の宿主は、例えばClostidium bifermentans株、Bacillus thuringiensis
株又はBacillus sphaericus(バシラス・スフェリカス)株といった細菌細胞で
あり得る。
B.thuringiensisに関しては、B.thuringiensisの形質転換技術(Bt内への
毒素遺伝子の導入による)が記述されているLereclus D.et al(1989),FEMS M
icrobiology Letters 60,211-218の刊行物を参照されたい。
B.sphaericusに関しては、例えばTaylor L.D.etal(1990)の刊行物、FEMS M
icrobiology Letters 66,125-128を参照されたい。
本発明に従ったもう1つの細胞は、例えば植物細胞といった真核細胞でもあり
得る。
本発明は同様に、上述のヌクレオチド配列又はヌクレオチドフラグメントによ
りコードされることを特徴とする、ポリペプチド又はポリペプチド組成物をも目
的とする。
本発明に従った特定のポリペプチドは、双翅目の幼虫、特にカ科又はブユ科の
幼虫に対する殺幼虫活性に関与し、以下の特性を特徴とする:
− Clostridium bifermentans種の嫌気細胞の特徴であること;
− B.thuringiensis israelensis又はB.sphaericusの結晶の
タンパク質に対して導かれた血清との免疫学的反応を生起しないこと。
本発明のポリペプチドは、特に約16kDaの分子量を有すること、及び緊縮性
条件下でオリゴヌクレオチド16Aとハイブリッドを形成するヌクレオチドフラ
グメントの組換え型細胞内での発現の産物であり、このフラグメントはI−13
17という番号でCNCMに寄託されたプラスミドpCMB1内に含まれたフラ
グメントXbaIの配列NsiI−XbaIの中に含まれていることを特徴とす
る第1のタンパク質を含んでいる。
本発明のもう1つのタンパク質は、約18kDaの分子量を有すること及び、緊
縮性条件下でオリゴヌクレオチド18Aとハイブリッド形成するヌクレオチドフ
ラグメントの組換え型細胞内での発現の産物であり、このフラグメントはI−1
317という番号でCNCMに寄託されているプラスミドpCMB1内に含まれ
図4Aに記されているフラグメントXbaIの配列EcoRI−XbaIの中に
含まれていることを特徴とする。
本発明に従った第3のタンパク質は、約66kDaの分子量を有すること及び、
緊縮性条件下でオリゴヌクレオチド66A及び/又は66Bとハイブリッド形成
するヌクレオチドフラグメントの組換え型細胞内での発現の産物であり、このフ
ラグメントは、I−1317という番号でCNCMに寄託されたプラスミドpC
MB1内に含まれたフラグメントXbaIの配列XbaI−EcoRIの中に含
まれていることを特徴とする。
本発明は同様に、双翅目、特にカ科又はブユ科の幼虫に対する殺
幼虫活性に関与するかぎりにおいて、タンパク質P16、P18又はP66のポ
リペプチドフラグメント又は上述のタンパク質から得られるようなあらゆるフラ
グメントにも関する。
特に本発明の枠内に入るのは、ヌクレオチド配列Seq1、Seq2.1、S
eq2.2、Seq3又はSeq4によりコードされるポリペプチド配列である
。
もう1つの有利な配列は、図6に示されているような遺伝子cbm11に対応
するアミノ酸配列である。
本発明のもう1つの実施形態に従うと、本発明のポリペプチドは、タンパク質
P16に対して導かれた抗体によって及び/又はタンパク質P18に対して導か
れた抗体によって及び/又はタンパク質P66に対して導かれた抗体によって認
識されることを特徴とする。
本発明の特定のポリペプチドは、例えば連鎖Seq1、Seq2.1、Seq
2.2又はSeq3のうちの1つによってコードされる、アミノ酸配列を含み、
配列Seq1、Seq2.1又はSeq2.2のうちの少なくとも1つを含むポ
リペプチドについては抗タンパク質P66抗体によってまた配列Seq3を含む
ポリペプチドについては抗タンパク質P16又は抗タンパク質P18抗体によっ
てそれぞれ認識されるポリペプチドである。
本出願は同様に、双翅目の幼虫、特にカ科又はブユ科の幼虫に対する有毒活性
に介入する対応する未修正ポリペプチドの能力を保存するかぎりにおいて、アミ
ノ酸の付加、欠失、置換によって修正されることを特徴とするポリペプチドにも
関する。
本発明はまた、例えばタンパク質P16及びタンパク質P18を含むこと、又
はタンパク質P16、P18及びP66を含むことを特徴とするポリペプチド組
成物にも関する。
これらのタンパク質は、好ましくは、菌株からの分離の後か又は組換え型細胞
宿主の中での発現の後に精製された、又は場合によって同時精製された形をして
いる。
本発明は同様に、
− 5%のH2、5%のCO2及び90%のN2を含む気体流の下で培地TYG中
の嫌気生活状態でのClostridium bifermentansの培養、
− 約16時間後の、胞子形成終了時の培養物の回収、
− NaCl 1Mでの培養物の洗浄、
− 緩衝液TEで2回の洗い流し、
− 抽出物を構成する沈渣の回収、
によって得られるような、双翅目の幼虫、特にカ科又はブユ科の幼虫に対する殺
幼虫活性をもつタンパク質抽出物にも関する。
本発明に従ったポリペプチドの特定の組成物は同様に、上述のような粗抽出物
の殺幼虫活性を有することを特徴とするものであってもよい。
本出願は同様に、上述の定義に従ったタンパク質に対して導かれたモノクロー
ナル抗体をも目的とする。
本出願はまた、本発明のタンパク質に対して、又はこれらのタンパク質の組成
物に対して、更には上述のような抽出物に対して誘導されることを特徴とするポ
リクローナル抗血清にも関する。
本発明に従ったヌクレオチド配列又はフラグメントは同様に、上述のフラグメ
ント又は配列の従来の技術に従った標識づけにより得られるヌクレオチドプロー
ブの調製をも可能にしている。
同様に本発明の枠内に入るのは、有効成分として、前述の定義のいずれか1つ
に記載の単数又は複数のポリペプチドを含む、殺幼虫活性をもつ組成物である。
本発明に従った殺幼虫活性をもつその他の組成物は、同様に、有効成分として
、上述の定義を満たす組換え型細胞を含んでいることを特徴とする可能性がある
。
かかる組成物は、更にB.thuringiensis及び/又はB.sphaericusの殺幼虫活
性をもつ単数又は複数のポリペプチドをコードする配列によって修正された組換
え型細胞を含むことができる。
同様に本発明に従うと、上述の定義を満たすタンパク質をコードする遺伝子又
はヌクレオチド配列又はフラグメントを同時に含み、かつ更にB.thuringiensis
及び/又はB.sphaericusの殺幼虫活性をもつ配列を含む、組換え型細胞を調製
することも考えることができる。
本発明のその他の特徴及び利点は、以下の例及び図の中で明らかになる。
図1〜3:免疫学的関係、P16、P18及びP16の合成の分布及び動態
図1:Cbmの有毒抽出物のSDS−PAGE。標準的タンパク質分子量が右
欄外に示されている(kDa単位)。
図2:Cbm及び非毒性C.bifermentans菌株内のタンパク質P66、P18
及びP16の検出。胞子形成した培養物100μlの試料をポリアクリルアミド
ゲル上電気泳動(SDS−PAGE)に付し、ニトロセルロース膜上に移し、P
66(A66)、P18(A18)又はP16(A16)に対して導かれた親和
力精製済みのIgGでの免疫検出に付した。ウエルa、Cbm;ウエルb、AT
CC638菌株;ウエルc、菌株744−83;ウエルd、菌株VPI4407
;ウエルe、菌株VPI4413A。
図3:嫌気性条件下で34℃(高)又は42℃(低)での、Cbmの胞子形成
中のP66、P18及びP16の合成動態。培養物の100μlのアリコートを
ポリアクリルアミドゲル上電気泳動(SDS−PEGE)に付し、ニトロセルロ
ース膜上に移し、P66(A66)、P18(A18)又はP16(A16)に
対して導かれた親和力精製済みのIgGでの免疫検出に付した。時間単位での培
養時間;a、4.5;b、6(胞子形成toに対応する);c、7. 5;d、
9;e、10.5;f、13;g、30。標準タンパク質分子量が欄外に示され
ている(kDa単位)。
図4A及び4B:プラスミドpCBM1の構造及びフラグメントXbaIの制
限地図。
フラグメントXbaI:Bg:BglII;N:NsiI;P:PvuII;R:Eco
I;Rv:EcoRV;X:XbaI
クローニング部位:
H:HindIII;S:SphI;Ps:PstI;Sal:SalI;Bm
:BamHI;Sm:SmaI;K:KpnI;
Sst:SstI;R:EcoRI。
フラグメントXbaIの左右の斜線入り部分は、pHT304ベ
Gene,108,P.115-119)。
オリゴヌクレオチドプローブがハイブリッド形成するフラグメントは、フラグ
メントXbaIの下で斜線で表されている。
矢印は、プローブ16Aとハイブリッド形成するP16の遺伝子の5′末端に
対応する。
フラグメントXbaI内に制限部位をもたない酵素:
BamHI、HindIII、PstI、SstI、SalI、SmaI。
図5:読みとられた配列の配列決定のために利用されるオリゴヌクレオチドの
位置決定。
利用されるオリゴヌクレオチド配列:
16A′:16A相補的::acc cat tgt cta tat gc
16B″:非縮退オリゴン16B:ggagat atc gga atg tc
16B′:16B′*相補的:ccg ata tct cct gaa ga
18B* :非縮退オリゴ18B:tct gta ccg gaa gca gt
18B′:18b*相補的:gct tcc ggt aca gaa gg
66C−R:aac cct aca tct gtt aa
66D−A:tac tac cat agt ttc ca
66E−A:tgc aaa gcc aag ttg at
凡例
CbmのDNA由来の挿入されたフラグンメントXba
「逆」プライマーR−48
「万能」プライマー−40
pUC19のポリリンカー
合成ヌクレオチドプライマー(*)
シャトルベクターpHT304
図6:読みとられたヌクレオチド配列
6A:逆プライマーR−48を用いて読みとられたSeq1
6B:プライマー66C−Rを用いて読みとられたSeq2.1。
6C及び6D:プライマー66B、66D−A及び66E−Aを用いて読みと
られたSeq2.2。
6E〜6G:さまざまなプライマー「16及び18」で読みとられた遺伝子C
bm。
6H及び6J:万能プライマーR−40で読みとられたSEq4。
図7:遺伝子Cbm11に対応するアミノ酸配列及びタンパク質P18及び/
又はP16の末端NH2配列及び内部配列の位置決定。
図8:フラグメントXbaI上のcbm11のコピーの位置決定。
図9A及び9B:常在性プラスミド上のフラグメントXbaIの位置決定。
ライン1:16〜2.06kbのサイズ標識CCC
ライン2:未変性CbmプラスミドCH18の調製
ライン3:Xbaによりハイブリッド形成されたCbmプラスミドCH18の
調製。
利用プローブ:pCBM1
図10:E.coliにおけるpCBM1内に導入された遺伝子の発現
ライン1:E.coli+pHT304(利用したシャトルベクター)。
ライン2:E.coli+pCBM1
利用プローブ:完全抗Cbm抗体。
図11A、11B及び11C:データバンクSwissprot内に記されているタン
パク質とタンパク質Cbm11の間に見られる配列相同性。
材料と方法
抽出物の調製
5%のH2、5%のCO2及び90%のN2を含む気体流の存在下で、16リッ
トル容量の発酵装置の中で、TYG培地(バイオトリプカーゼ3%、酵母エキス
2%、グルコース0.5〜1%、塩酸システイン0.05%をベースとする)内
嫌気生活状態で34℃にて行われたCbm培養物から、抽出物を調製した。胞子
形成段階の終りで、16時間後に、胞子形成細菌培養物を収獲した。次に1Mの
NaClで培養を洗浄し、20mMのトリスHCl、5mMのEDTA、pH8(緩衝
液TE)で2度洗い流し、利用まで−70℃で保存した。凍結した沈渣を解凍し
、水上で15秒の実際音波処理時間を含め合計1分間音波処理装置内で処理され
たTE緩衝液の中
で再懸濁させ(Branson音波処理装置、大プローブ、出力スケール40%、音波
処理サイクル時間(「デューティサイクル」:25%)、15分間5,000g
で遠心分離した。結果として得られた上清(タンパク質粗抽出物に対応する)を
収集した。
タンパク質の分析
標準としてウシ血清アルブミンを用いてBioradタンパク質試験を利用して、抽
出物のタンパク質濃度を決定した。13%のポリアクリルアミドゲル上で、Laem
mli,U.K.(1970)(Nature 227,680-685)の技術に従って、ポリアクリルア
ミドゲル上の電気泳動を行った。変性条件下のSDS−PAGEによるこのタン
パク質分解において利用された分子量標識は、ホスホリラーゼB(分子質量94
,000ダルトン)、アルブミン(67,000),オバルミン(43,000
)、アンヒドラーゼ(30,000)、トリプシン阻害物質(20,100)及
びアルファラクタルブミン(14,000)といったタンパク質を含む、タンパ
ク質電気泳動用のPharmacia社のキット(LMW Ref.17-0446-01)のものである。
Cbmタンパク質に対する抗血清の調製
3週間の間隔で完全フロイントアジュバント中で乳化させた500μgのタン
パク質の10〜15回の皮内マイクロインジェクションを2続き行った後、ウサ
ギにおいてCbmタンパク質の粗抽出物に対するポリクローナル抗血清を得た。
ウサギは、3週間後フロイントアジュバント無しでの追加用量の皮下注射を受け
た。硫酸アンモニウムでの沈降及びDEAE−52カラム(Whatmann)上で
のクロマトグラフィにより血清からIgGを精製し、次に4℃で保存した。
変性された個別化ポリペプチドP66、P18及びP16に対するポリクロー
ナル抗血清を以下の要領でウサギにおいて産生させた:SDS−PAGE標準電
気泳動によって3つのタンパク質を分離し、KCl1M検出した。ゲル上でバン
ドを切断し、切断したアクリルアミドバンドを脱イオン水で洗い流し、次に水中
に浸漬させ、完全フロイントアジュバントで乳化させ、前述の技術に従ってウサ
ギに注射した。抗血清の回収後、Burke et al(1982),EMBO J.1,1621-1628
の技術に従って、ウサギに注射するのに利用したポリペプチドを含むニトロセル
ロースバンド上で、IgGを親和力により精製した。
Cbm抽出物の酵素的加水分解
抽出物の毒性を研究するため、抽出物(400μg)のアリコート500μl
を各々、プロテイナーゼK(EC 3.4.21.14,Boehringer,40μg/ml)、リボヌク
レアーゼI−A型(EC 3.1.27.5,Sigma,100 μg/ml)及びデオキシリボヌクレ
ーアゼI(EC 3.1.21.1,Boehringer,100μg/ml)といった酵素の1つを用いて
37℃で2時間処理した。
第3幼生期のAnopheles stephansiの幼虫について、殺幼虫活性をテストした
。
タンパク質抽出物の分画
0.45μmの孔を含むフィルターHA−Millex(Millipore)上でタン
パク質の粗抽出物をろ過し、高分解能の液体
平衡化したカラムMono Q HR 10/10上でイオン交換クロマトグラフィを実施した
。0〜1MのNaClを含む多段勾配で、タンパク質を溶出させた。150mMの
NaClを含むTE緩衝液(TES緩衝液)の中でSuperdex 200 HiLoad 16/60
カラム上でゲルろ過を行った。10%の三塩化酢酸を用いたタンパク質の沈降後
、電気泳動(SDS−PAGE)により分固を分析した。
中和及び免疫沈降試験
次の方法により、抽出物の殺幼虫活性を阻害するさまざまな抗血清の能力につ
いてテストした:すなわち、まず1時間20℃でTE緩衝液中の抗抽出物IgG
を一定量用いて、抽出物の段階希釈物をインキュベートした。A.stephensiの幼
虫を用いて、試料及び未処理の対照試料の毒性をテストした。変性タンパク質P
66、P18又はP16に対して導かれた、親和力精製済みの抗血清又は抗体を
用いて、同じ条件下で中和試験も同様に実施した。担体としてプロテインAセフ
ァロース(Sigma)の球を利用して、抽出物に対してか又はHowe et al.((1982
).Mol.Gen.Genat.186,525-530)により変性された個別化タンパク質P66
、P18又はP16に対して導かれた抗血清を用いて、タンパク質を抽出物から
免疫沈降させた。
P66、P18及びP16の合成動態
Cbmは、34℃又は42℃での穏やかな磁気撹拌を伴って、TYG液体培地
800mlを含んだ1リットル入りの封印されたフラスコの中で成長した。ゴム栓
を通しての穿刺により気体含有量を更
新することなく90分の間隔で30mlの試料を回収した。試料を遠心分離し、前
述の通り洗い流し、遠心分離沈渣を、殺幼虫活性及びタンパク質含有量の電気泳
動SDS−PAGEによる分析まで、
ランスファの後に、免疫検出実験を行った。各タンパク質に対して導かれた親和
力精製済みのIgG(A66、A18及びA16)で、P66、P18及びP1
6を検出し、ウエスタンブロット検出システムECLR(Amersham)を用いて視
覚化した。比較のため、培養を、気体交換が可能であったフラスコ内で、34℃
及び42℃で実施した。
非殺幼虫性のC.bifermentans菌株上でのP66、P18及びP16のスクリ ーニング
P66、P18及びP16の存在を探究するため免疫検出により、C.biferme ntans
の非殺幼虫性菌株(菌株型ATCC638、744−83、VPI440
7及びVPI4413A)をスクリーニングした。これらの菌株並びに菌株Cb m
を、34℃で、TYG培地50mlを含む封印されたフラスコ内で培養させ、1
5時間後胞子形成が完全に終結した時点で、ただし細胞溶解の前に、これを回収
した。
カの幼虫に対する生物検定
細菌培養試料又はタンパク質抽出物を、容量6mlのプラスチック製ペトリケー
スの中の第4幼生期のCulex pipiensの幼虫及び/又は第3幼生期のA.stephens i
の幼虫20匹についてテストした。露呈から24時間後及び48時間後に、死
亡率を記録した。
バシラスの毒素との免疫学的関係
B.thuringiensis血液型亜型israelensis1884、B.thuringiensis血液型
亜型aizawai7.29、B.thuringiensis血液型亜型thuringiensis1715及びB.thuringiensis
血液型亜型entomocidusHD9の結晶に対して導かれた抗血清
、並びにB.sphaericus2362の42及び52kDaの結晶タンパク質に対する抗
血清を用いてCbmの粗抽出物をテストした。
結果と考察
Cbm抽出物は、P66、P18及びP16という略号で表される見かけ分子
量66、18及び16kDaの3つの主要タンパク質並びにタンパク質の性質をも
つ異なる副タンパク質を含んでいた(図1〜3)。
1.タンパク質P66、P18及びP16の特徴づけ
得られた抽出物は、カ科Culexpipiens,Anopheles stephensi及びAedes aegyp ti
の幼虫に対し有毒である。
第3幼生期のA.stephensiに対するその48時間後のLC50は、50μg/mlで
あった。抽出物の殺幼虫活性は、プロテイナーゼKでの37℃で2時間のインキ
ュベーショの後失われていた。反対に、DNase及びRNaseでは、いかな
る不活化も得られなかった。その上、殺幼虫活性は、全抽出物に対して導かれた
IgGによって、完全に阻害されていた。したがって、殺幼虫活性はまさに、少
なくとも部分的にタンパク質の性質をもつ毒素によるものである。
B.thuringiensis又はB.sphaericusの昆虫病原性の結晶のタン
パク質に対して誘導された抗血清は、Cbm抽出物のタンパク質との交叉反応を
起こさず、このことは、Cbm毒素が新しいクラスの殺虫毒素に属することを表
していた。
P66、P18及びP16は、Cbmの有毒抽出物の主要成分である。
P66、P18及びP16は、免疫学的に共通点をもっていない(図2、ライ
ンa)。P18及びP16はCbm中のみに存在しているのに対し、CbmのP
66に免疫学的に共通点をもつ66kDaのタンパク質は、テスト対象となった非
昆虫病原性のC.bifermentansの4つの菌株の中で検出された(図2、ラインb
〜e)。
34℃で実施された培養においてP18及びP16の合成は、Cbmの胞子形
成(図3)及び殺幼虫活性の出現と同時に起こった。P16は、細胞溶解の際に
16kDaのポリペプチドに漸進的に変換された20kDaの前駆物質(P20)の形
で合成された(図3)。
P18及び/又はP20/P16は、殺幼虫活性の備わっていないC.biferme ntans
菌株の中で免疫学的に検出されない(図2)。
P18及びP20/P16は、細菌が有毒でない条件下で、42℃で培養され
たCbm中できわめてわずかに検出される(図3)。
P66は、増殖段階中及び胞子形成中のCbmの細胞の中で検出された。胞子
形成細胞の中では、P66と免疫学的に共通点をもつ
その他のポリペプチドが、25kDa〜66kDaまでで、検出された(図3);これ
らのポリペプチドは、P66の分解産物でありうる。
Cbmの培養は、気体交換なしで42℃で成長した。この培養物は有毒でなく
、微量のP18及びP16しか含んでいなかった。この培養物中で、P66も同
様に増殖段階中に合成されたが、それより小さい分子量のタンパク質は全く検出
されなかった(図3)。気体交換を伴う培養においては、34℃又は42℃で行
った培養物の間で、殺幼虫活性、P66、P18及びP16の合成及び胞子嚢の
溶解に関する差異は読みとられなかった。
各タンパク質の精製試験により以下の事実が確認できた:すなわち、ろ過され
た抽出物及びろ過されない抽出物が同じタンパク質プロフィールを有していたも
のの、ろ過後でクロマトグラフィFPL
る。このことは、殺幼虫活性がタンパク質凝集物又は粒子の存在に結びつけられ
る可能性があるということを示唆している。このことは同様に、溶液状態よりも
凝集物の形の方がはるかに活性の高いものであるBti又はB.sphaericusの毒
素についても観察された(Schnell et al.(1984),Science 223,1191-1193
及びNicolas et al.(1993),FEMS Lett.106,275-280)。その上、イオン交
換カラム上か又はゲルろ過によるクロマトグラフィFPLCによると、3つのポ
リペプチドP66、P18及びP16は異なる点で同時溶出した。免疫沈降試験
は、P66、P18又はP16に対して導かれた個々の抗血清の各々が、粗抽出
物に対して調製された抗体
が行ったのと同様に3つの産物を一緒に沈降させることができる、ということを
示した。クロマトグラフィ及び免疫沈降試験は、P66、P18及びP16が1
つの複合体の形に組立てられることを示唆した。
変性されたタンパク質P66、P18及び/又はP16に対して導かれたIg
Gは毒性を中和しなかった;逆に抽出物の粗分固に対する抗体は毒性を中和した
。変性されたタンパク質に対して導かれたIgGが、複合体P66−P18−P
16を認識できたものの、殺幼虫活性に関与するエピトープ又はドメインを認識
しなかったということは考えられる。
これらの実験により、殺幼虫活性へのP18及びP16の関与が明らかになっ
た。実際、34℃で実施されたCbm培養においては、2つのタンパク質は、殺
幼虫活性の出現と同時に合成される。これらのタンパク質はC.bifermentansの
無毒性菌株には不在であり、42℃で培養されたCbmの無毒性細胞の中では非
常に低いレベルで存在する。42℃でのCbmの殺幼虫活性は、嫌気性気体混合
物と培養の間の気体交換条件によって加減される。気体交換無しでの封印された
フラスコ内の殺幼虫活性の不在は、P18及びP20/P16のわずかな合成及
び/又は急速な分解と相関関係をもつ。
2.P66、P18及びP16をコードする遺伝子のクローニング
P66、P18及びP16のアミノ酸の部分的配列を、マイクロ配列決定によ
って決定した。
タンパク質P66、P18及びP16のアミノ酸配列
これらの配列は、マイクロ配列決定の実験室が一般に実践している技術に従っ
て、マイクロ配列決定によって得られた。各々のタンパク質について、i)末端
NH2配列及びii)タンパク質のトリプシン加水分解によって得られた内部フラ
グメントの単数又は複数の配列が実現された。SDS−PAGE上で分離されP
VDF Immobilon膜(Millipore)上に移送されたタンパク質から、シーケンサA
pplied Biosystems 470を用いて、配列を決定した。
P66
− 末端NH2配列 MNTNIFSTNL
− 内部1 NNDEWIYGEPDSSNI
P18
− 末端NH2配列 MNN(X)CEVNCE(X)T
− 内部1 NASLTWGK
− 内部2 FEL
− 内部3 QWVK
− 内部4 ENTASGTE
− 内部25 IEYHNNLR
P16
− 末端NH2配列 AY(R)QWVKFHIEAVNEGLKI
− 内部1 DIPISPEDISK
(X):不定
オリゴヌクレオチドプローブは、下線付き配列から作った。
これらの情報に基づいて、オリゴヌクレオチドプローブを合成し、シャトルプ
ラスミドpHT304の中で構築された酵素XbaIにより加水分解されたCb m
の全DNAバンクをスクリー
1991.108: 115-119)。
プラスミドpCBM1の選択
E.coli及びグラム陽性菌の中で複製することのできるB.thuringiensis
pHT1030及びpUC19の常在性プラスミド
クターpHT304の中で、DNAバンクを構築した。Cbmの全DNAをXb a
Iにより加水分解させ、アガロースゲル上の電気泳動の後、Hybond Nt膜(Ame
rsham)上に移送し、以下のハイブリダイゼーション及び緊縮性条件下で供給業
者により推奨されたプロト
コルに従ってフルオレセインにより3′末端で標識づけされた合成プローブの各
々とハイブリッド形成させた(「キットECLTM3′オリゴ標識づけ及び検出シ
ステム」、Amersham):
ハイブリダイゼーション条件:1mlあたり5〜10ngのプローブで、ハイブリ
ダイゼーションオーブンHYBAID(Cera-Labo)で15時間、42℃。
ハイブリグイゼーション後の洗浄:5×SSC、0.1%SDS中で大気温で
5分を2回、次に1×SSC、0.1%SDSで15分を2回。
E.coliTG1菌株中で構築されたCbmのゲノミックDNAバンクを、
フルオレセインにより3′末端で標識づけされたオリゴヌクレオチド16A(E
CL3′オリゴ標識づけシステム、Amersham)を用いてコロニー上でハイブリッ
ド形成することによって、スクリーニングした。このスクリーニングにより、オ
リゴヌクレオチド16Aのみならずオリゴヌクレオチド66A、66B及び18
Aともハイブリッド形成する組換え型プラスミドpCBM1を分離することがで
きた。
P16の末端NH2に対応するプローブ(プローブ16A)により、XbaI
で加水分解されたDNA上に7kbの唯一つのバンドが検出された。プローブ18
A及び66Aで、このフラグメント上には弱い反応も検出された。したがって、
Prep-A-Gene(Biorad)上で溶出された約7.5kbのサイズのDNAフラグメン
トXbaIを用いてE.coliTG1内でバンクが構築された。オリゴヌクレ
オチド16AとのフィルターHybond Nt上のコロニーのハイブリダイ
ゼーションによるバンクのスクリーニング(400クローン)は、10個の陽性
クローンを明らかにした(上述のものと同じ緊縮性条件)、複数の制限酵素によ
る10個の組換え型プラスミドの分析は、それら全てが類似していることを示し
た。プラスミドのうちの1つ(pCBM1、13.5kb)が選択された。
プラスミドpCBM1は13.5kbのサイズをもち、したがってpHT304
(6.5kb)のクローニング部位XbaIでの7kbのCbmのDNAのXbaI
フラグメントの挿入の結果としてもたらされる。
pCBM1の制限地図を決定した(図4A及び4B)。
上述のプローブがハイブリッド形成する領域は、4つのプローブについて異な
る制限酵素により加水分解されたプラスミドpCBM1上で、サザンブロット法
により決定された。その上、プライマーとして万能プライマー及びオリゴヌクレ
オチド16Aを用いたPCR技術は、フラグメントXbaIの3′末端から2kb
のところに16Aのハイブリダイゼーション領域を位置決定することを可能にし
た(図4A)。これらの結果から、P66、P20/16及びP18をコードす
る3つの遺伝子が7kbのフラグメントXbaI中に含まれているという結論を下
すことができる。
フラグメントXbaI上でのP16をコードする遺伝子の5′末端のPCRに よる位置決定
Taqポリメラーゼ及びプライマーとしてのオリゴヌクレオチド16A及び万
能プライマー(M13万能配列決定プライマー、Pharmacia)、そしてマトリク
スとしてのプラスミドpCBM1を用
いて、以下のサイクルでPCRを行った。:
1サイクルの変性: 95℃ 10分
25サイクルのハイブリダイゼーション:42℃ 1分
伸長:72℃ 2分
変性:95℃ 1分
1サイクルのハイブリダイゼーション: 42℃ 3分
伸長:72℃ 4分
3.ヌクレオチド配列の決定
利用された配列決定戦略は、「フラグメント上のラン」戦略であった。配列は
、プローブでの変性により一本鎖にされたプラスミドpCBM1について、Sung
er技法(Sunger et al.,1977,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,74:5463-5467)
に従って実現された。伸長は、万能及び逆プライマー又は、タンパク質P66、
P18及びP16のアミノ酸配列又は読みとられたヌクレオチド配列から演繹さ
れた配列に対応するオリゴヌクレオチドから行われた。利用されたオリゴヌクレ
オチド全体及びDNAフラグメント上でのそれらの位置決定が、図5に示されて
いる。
合計1,800bpが読みとられ、図6に示されている。決定されたヌクレオチ
ド配列(SeqLSeq2、Seq3及びSeq4)並びに配列Seq3から導
かれたアミノ酸配列は、図6に示されている。
66kDaのタンパク質をコードする遺伝子の配列の中に含まれる制限部位を決
定することによって、フラグメントXbaI上の遺伝子66kDaの始めの位置を
精確に位置決定することができた。遺伝
子の約95%が、クローニングされたフラグメント上に存在している。
配列Seq3を分析し、タンパク質16kDa及び18kDaの末端及び内部アミノ
配列(図6に言及する)と比較することによって、遺伝子16kDa及び18kDaが
全く異なるものではなく実際に同じ遺伝子を表していることがわかった。11kD
aの(計算上の分子質量)のタンパク質についてコードすることのできる唯一の
読取り枠が発見された;対応する遺伝子は遺伝子CBM11と呼称された。11
kDaの計算上の分子質量は、18kDaというタンパク質の分子質量に対応すること
になる。配列によると、16kDaのタンパク質は実際には8.9kDaという計算上
の分子質量をもつタンパク質となる;このタンパク質は、17の末端NH2アミ
ノ酸の分割によりタンパク質11kDaから結果として得られる可能性がある。
配列Seq3とその他のタンパク質間でのアミノ酸レベルの相同性の研究が行
われた。データバンク内では、非常に制限された相同性を示す3つのタンパク質
(そのうちの1つはもう1つのClostridium種により産生されたものである)だ
けが発見された。
2つのタンパク質についてコードする唯一の遺伝子の存在は、これらのタンパ
ク質の間での免疫学的共通点の不在に関する以前に発見された結果と見かけ上矛
盾している。したがって、異なるタンパク質についてコードする遺伝子CBM1
1の複数のコピーの存在について研究した。
4.遺伝子CBM11のコピー数
図5に記述されている異なるプライマーの組合せを用いてプラスミドpCBM
1について実施されたPCR実験は、クローニングされた7kbのフラグメントX
baI上の遺伝子Cbm11の2つのコピーの存在を立証した。これら2つのコ
ピーは類似したサイズをもち、約200bpだけ離隔して直接配向状態にある(図
8)。
Cbmの全DNA上で行われた類似の実験により、逆配向でのこのDNA上の
少なくとも1つの補足的コピーの存在を立証することができた。
5.66kDa、18kDa及び16kDaのタンパク質をコードする遺伝子の位置決 定
プローブとして7kbのフラグメントXbaIを用いて、プラスミドDNAとC
bmの全DNAについて平行してハイブリダイゼーション実験を行った。これら
の実験は、供給業者の指示に従って、低温プローブの「直接核酸標識づけシステ
ム」ECL(Amersham)技術を用いて行われた。得られた結果により、約13kb
の常在性プラスミド上にこのフラグメントを位置決定することができた(図9A
及び9B)。
6.E.coliにおける66kDa、18kDa及び16kDaのタンパク質の遺伝 子発現
低温プローブを用いた実験検定により、E.coliにおいて、プラスミドp
CMB1内でのクローニングされた遺伝子の発現について調査を行った。E.c oli
の抽出物を、以下の要領で調製した。すなわち、LB培地内でクローンT
G1(pHT304)及びTG1(pCBM1)を培養した。この実験により、
抗タンパク質
18kDa抗体と特異的に反応する20kDaの唯一のタンパク質の、この組換え体に
おける合成が立証された(図10)。遺伝子66kDaの発現に対応するいかなる
産物も視覚化され得なかった。
Anopheles stephensi Listonについて行われた生物学的試験により、この組換
え型クローンが、Cbmタンパク質と免疫学的に共通点をもつタンパク質を合成
するものの、高い濃度でさえいかなる毒性も示さない、ということが立証されて
いる。このことは、E.coliにおいて発現された20kDaのタンパク質がC
bmの毒性の原因である唯一の要素ではないことを示唆し、Cbmによって産生
された異なるタンパク質の間の相乗作用現象に関して得られた結果を確証してい
る。
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
C07K 7/06 C07K 7/06
7/08 7/08
14/33 8517−4H 14/33
16/12 16/12
C12N 1/21 8828−4B C12N 1/21
C12P 21/02 9452−4B C12P 21/02 C
//(C12N 15/09 ZNA
C12R 1:145)
(C12N 1/21
C12R 1:19)
(C12P 21/02
C12R 1:19)
(72)発明者 デルクリューズ,アルメル
フランス国、エフ―60520 ティエール―
シュール―テヴ、リュ・ドゥ・サンリス、
10
(72)発明者 バルロワ,フレデリック
フランス国、エフ―75015 パリ、リュ・
ルイ―ヴィカ、10
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.− I−1317という番号で1993年6月15日付でCNCMに寄託 されたプラスミドpCBM1から得られるような、図4Aに示された7kbのDN AフラグメントXbaIの全部又は一部分を含むこと; − 緊縮性条件下で、オリゴヌクレオチドプローブ18A(TGT GAA GTI AAT TG T GA)と、及び/又はオリゴヌクレオチドプローブ16A(TTT CAT ATI GAA GC I GTI AAT GAA GG)と、及び/又はプローブ66A(ATG AAT ACI AAT ATI TTT TCI ACI AA)又は66B(TC IGG TTC ICC ATA IAT CCA TTC ATC)のうちの少な くとも1つと、ハイブリッド形成すること; − 双翅目幼虫、特にカ科又はブユ科の幼虫に対する7kbのフラグメントXba I の発現産物の有毒活性に関与する能力をもつタンパク質、ポリペプチド又はペ プチドをコードすること、 といった特性を特徴とするヌクレオチド配列。 2.緊縮性条件の下で、又は非緊縮性条件下で4つのプローブ16A、18A 、66A及び66Bとハイブリッド形成することを特徴とする、請求の範囲第1 項に記載のヌクレオチド配列。 3.I−1317という番号でCNCMに寄託されたプラスミドpCMB1の 7kbのフラグメントXbaIであることを特徴とする、請求の範囲第1項又は第 2項に記載のヌクレオチド配列。 4.請求の範囲第1項〜第3項のいずれか一項に記載のヌクレオチド配列とハ イブリッド形成すること、Clostridium bifermentans(クロストリジウム・バイ ファーメンタンス)種の細菌のDNAの 中に存在すること、及び、双翅目の幼虫、特にカ科又はブユ科の幼虫に対する有 毒活性に関与する能力をもつタンパク質、ポリペプチド又はペプチドについてコ ードすることを特徴とする、ヌクレオチド配列。 5.MNTNIFSTNL及び/又は NNDEWIYGEPDSSNI及び/又は MNN(X)CEVNCE(X)T及び/又は NASLTWGK及び/又は FEL及び/又は QWVK及び/又は ENTASGTE及び/又は IEYHNNLR及び/又は AY(R)QWVKFHIEAVNEGLKI及び/又は DIPISPEDISK. というアミノ酸配列をコードするフラグメントを含むことを特徴とする、請求の 範囲第1項〜第4項のいずれか一項に記載のヌクレオチド配列。 6.− 図4Aに示され、I−1317という番号でCNCMに寄託されたプ ラスミドpCMB1内に含まれた7kbのフラグメントXbaIのフラグメントX ba I−EcoRVを含むこと; − 約1.8kbのサイズを有し、66kDaの分子量をもつタンパク質をコードす ること、 という特性を特徴とする、請求の範囲第1項〜第5項のいずれか一項に記載の配 列の中に含まれているヌクレオチドフラグメント。 7.約66kDaの分子量をもつタンパク質P66をコードすること、及びその 末端NH2においてアミノ酸連鎖MNTNIFSTNLをコードする配列を、また、内部フ ラグメントとしてアミノ酸連鎖NNDEWIYGEPDSSNIをコードする配列を含むことを 特徴とする、請求の範囲第6項に記載のヌクレオチドフラグメント。 8.図6に示されている連鎖Seq1、Seq2.1又はSeq2.2のうち の1つに対応すること、又はこれらの連鎖のうちの少なくとも1つを含んでいる ことを特徴とする、請求の範囲第1項〜第7項のいずれか一項に記載の配列の中 に含まれているヌクレオチドフラグメント。 9.− プローブ16Aと緊縮性条件下でハイブリッド形成すること; − 図4Aに示され、I−1317という番号でCNCMに寄託されたプラスミ ドpCMB1の中に含まれている7kbのフラグメントXbaIの中に存在するこ と; − 約0.5kbのサイズを有すること; − 約16kDaの分子量を有するタンパク質P16をコードすること、 といった特性を特徴とする、請求の範囲第1項〜第5項のいずれか一項に記載の 配列中に含まれているヌクレオチドフラグメント。 10.約16kDaの分子量を有するタンパク質P16をコードすること、及びそ の末端NH2のアミノ酸連鎖AY(R)QWVKFHIEAVNEGLKIをコードする配列を、また、 内部フラグメントとしてアミノ酸連鎖DIPISPEDISKをコードする配列を含 むことを特徴とする、請求の範囲第9項に記載のヌクレオチドフラグメント。 11.図6に表された連鎖Seq3に対応するか又は連鎖Seq3を含むことを 特徴とする、請求の範囲第1項〜第5項又は第9項及び第10項のいずれか一項 に記載のヌクレオチドフラグメント。 12.約20kDaという分子量をもつタンパク質P20をコードし、C.bifermen tans 種の細菌の胞子形成段階中にタンパク質P16、P20の前駆物質が合成さ れることを特徴とする、請求の範囲第1項〜第5項のいずれか一項に記載の配列 の中に含まれているヌクレオチドフラグメント。 13.− プローブ18Aと緊縮性条件下でハイブリッド形成すること; − 図4Aに示され、I−1317という番号でCNCMに寄託されたプラスミ ドpCMB1の中に含まれている7kbのフラグメントXbaIの中に存在するこ と; − 約0.55kbというサイズを有すること; − 約18kDaの分子量を有するタンパク質P18をコードすること、 といった特性を特徴とする、請求の範囲第1項〜第5項のいずれか一項に記載の 配列中に含まれているヌクレオチドフラグメント。 14.約18kDaの分子量を有するタンパク質をコードすること、及びその末端 NH2においてアミノ酸連鎖MNN(X)CEVNCE(X)Tをコードする配列を、また、内部 フラグメントとしてアミノ酸連鎖NASLTWGK,FEL,QWVK,ENTASGTE,及びIEYHNNLR についてコードする 配列を含んでいることを特徴とする、請求の範囲第13項に記載のヌクレオチド フラグメント。 15.自らの複製にとって可欠な部位において請求の範囲第1項〜第14項のい ずれか一項に記載の配列又はフラグメントを含むことを特徴とする、組換え型ベ クター。 16.I−1317という番号でCNCMに寄託されたプラスミドpCBM1で あることを特徴とする、請求の範囲第15項に記載のベクター。 17.請求の範囲第1項〜第14項のいずれか一項に記載のヌクレオチド配列又 はヌクレオチドフラグメントによって修正されたプラスミドpHT816である ことを特徴とする、請求の範囲第15項に記載のベクター。 18.そのクローニング及び/又はその発現を可能にする条件下で、請求の範囲 第1項〜第14項のいずれか一項に記載の配列又はフラグメント又は請求の範囲 第15項又は第17項のいずれか一項に記載のベクターを含むことを特徴とする 、原核細胞又は真核細胞の組換え型細胞宿主。 19.例えば、C.bifermentans株、B.thuringiensis株又はB.sphaericusとい った細菌であることを特徴とする、請求の範囲第18項に記載の細胞宿主。 20.例えば植物細胞のような真核細胞であることを特徴とする、請求の範囲第 18項に記載の細胞宿主。 21.請求の範囲第1項〜第14項のいずれか一項に記載のヌクレオチド配列又 はヌクレオチドフラグメントによってコードされるこ とを特徴とする、ポリペプチド又はポリペプチド組成物。 22.双翅目の幼虫、特にカ科又はブユ科の幼虫に対する殺幼虫活性に関与する ポリペプチドにおいて、 − Clostridium bifermentans種の嫌気細胞の特徴であること; − B.thuringiensis israelensis又はB.sphaericusの結晶のタンパク質に対 して導かれた血清との免疫学的反応を生起しないこと、 といった特性を特徴とするポリペプチド。 23.約16kDaの分子量を有すること、及び緊縮条件下でオリゴヌクレオチド 16Aとハイブリッド形成するヌクレオチドフラグメントの組換え型細胞内で発 現の産物であり、このフラグメントはI−1317という番号でCNCMに寄託 されたプラスミドpCMB1内に含まれたフラグメントXbaIの配列NsiI −XbaIの中に含まれていることを特徴とする、請求の範囲第22項に記載の ポリペプチド。 24.約18kDaの分子量を有すること及び、緊縮性条件下でオリゴヌクレオチ ド18Aとハイブリッド形成するヌクレオチドフラグメントの組換え型細胞内で の発現の産物であり、このフラグメントがI−1317という番号でCNCMに 寄託されているプラスミドpCMB1内に含まれたフラグメントXbaIの配列Eco RI−XbaIの中に含まれていることを特徴とする、請求の範囲第22 項に記載のポリペプチド。 25.約66kDaの分子量を有すること及び、緊縮性条件下でオリゴヌクレオチ ド66A及び/又は66Bとハイブリッド形成するヌ クレオチドフラグメントの組換え型細胞内での発現の産物であり、このフラグメ ントが、I−1317という番号でCNCMに寄託されたプラスミドpCMB1 内に含まれたフラグメントXbaIの配列XbaI−EcoRIの中に含まれて いることを特徴とする、請求の範囲第22項に記載のポリペプチド。 26.双翅目の幼虫、特にカ科又はブユ科の幼虫に対する殺幼虫活性に関与して いることを特徴とする、請求の範囲第22項〜第25項のいずれか一項に記載の タンパク質のポリペプチドフラグメント。 27.請求の範囲第23項に記載のタンパク質P16に対して導かれた抗体及び /又は請求の範囲第24項に記載のタンパク質P18に対して導かれた抗体及び /又は請求の範囲第25項に記載のタンパク質P66に対して導かれた抗体によ って認識されることを特徴とする、請求の範囲第22項又は第26項のいずれか 一項に記載のポリペプチド。 28.連鎖Seq1、Seq2.1、Seq2.2のうちの少なくとも1つによ ってコードされ、抗タンパク質P66抗体によって認識されるか又は連鎖Seq 3によってコードされ抗タンパク質P16抗体又は抗タンパク質P18抗体によ り認識されるアミノ酸配列を含んでいることを特徴とする、請求の範囲第21項 〜第27項のいずれか一項に記載のポリペプチド。 29.双翅目の幼虫、特にカ科又はブユ科の幼虫に対する有毒活性に介入する対 応する未修正ポリペプチドの能力を保存するかぎりにおいて、アミノ酸の付加、 欠失、置換によって修正されることを特 徴とする、請求の範囲第22項〜第27項のいずれか一項に記載のポリペプチド 。 30.請求の範囲第23項に記載のタンパク質P16及び請求の範囲第24項に 記載のタンパク質P18を含んで成ることを特徴とするポリペプチド組成物。 31.更に請求の範囲第25項に記載のタンパク質P66を含むことを特徴とす る、請求の範囲第30項に記載のポリペプチド組成物。 32.− 5%のH2、5%のCO2及び90%のN2を含む気体流の下で培地T YG中の嫌気生活状態での34℃でのClostridium bifermentansの培養、 − 約16時間後の、胞子形成終了時の培養物の回収、 − NaCl 1Mでの培養物の洗浄、 − 緩衝液TEで2回の洗い流し、 − 抽出物を構成する沈渣の回収、 によって得られるような、双翅目の幼虫、特にカ科又はブユ科の幼虫に対する殺 幼虫活性を有するタンパク質抽出物。 33.請求の範囲第32項に記載の粗抽出物の殺幼虫活性を有することを特徴と する、請求の範囲第30項又は第31項のいずれか一項に記載のポリペプチド組 成物。 34.請求の範囲第21項〜第29項のいずれか一項に記載のポリペプチドに対 して導かれたことを特徴とするモノクローナル抗体。 35.請求の範囲第21項〜第29項のいずれか一項に記載のポリペプチド、又 は請求の範囲第30項、31項又は33項のいずれか 一項に記載の組成物又は請求の範囲第32項に記載の抽出物に対して導かれたこ とを特徴とする、ポリクローナル抗血清。 36.請求の範囲第1項〜第6項のいずれか一項に記載のヌクレオチド配列又は 請求の範囲第7項〜第14項のいずれか一項に記載のヌクレオチドフラグメント を含むことを特徴とする、ヌクレオチドプローブ。 37.有効成分として、請求の範囲第32項〜第33項のいずれか一項に記載の 単数又は複数のポリペプチドを含むことを特徴とする、殺幼虫活性を有する組成 物。 38.有効成分として、請求の範囲第18項〜第20項のいずれか一項に記載の 組換え型細胞を含むことを特徴とする、殺幼虫活性を有する組成物。 39.B.thuringiensis及び/又はB.sphaericusの殺幼虫活性を有するポリペ プチドについてコードする配列を含む組換え型細胞を更に含むことを特徴とする 、請求の範囲第38項に記載の殺幼虫活性を有する組成物。 40.有効成分として、請求の範囲第1項〜第14項のいずれか一項に記載の配 列又はフラグメントによってか又は請求の範囲第15項又は第16項のいずれか 一項に記載のベクターによって修正された組換え型細胞を含み、この細胞は、更 にB.thuringiensis及び/又はB.sphaericusの殺幼虫活性を有する配列によっ て修正されることを特徴とする、殺幼虫活性を有する組成物。
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