JPH08511783A - N−置換アザ複素環式カルボン酸類とそのエステル類 - Google Patents

N−置換アザ複素環式カルボン酸類とそのエステル類

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JPH08511783A JP7502353A JP50235394A JPH08511783A JP H08511783 A JPH08511783 A JP H08511783A JP 7502353 A JP7502353 A JP 7502353A JP 50235394 A JP50235394 A JP 50235394A JP H08511783 A JPH08511783 A JP H08511783A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は式Iの治療的に活性なアザ複素環式化合物(ここでAは(a),(b)又は(c)である)、その調製方法及びこの化合物を含んで成る薬理組成物に関する。この新規化合物はGABA取り込みに関連する中枢神経系の病気の処置において有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 N−置換アザ複素環式カルボン酸類とそのエステル類 発明の分野 この発明は、置換されたアルキル連鎖がN−置換基の一部を形成する新規なN −置換アザ複素環式カルボン酸類、およびそのエステル類、およびその塩類;そ の製造方法;これらの化合物を含有する組成物;ならびにγ−アミノ酪酸の神経 伝達系の異常機能の臨床治療に用いるこれら化合物の用途に関する。 発明の背景 近年、γ−アミノ酪酸(以後GABAと呼称する)(哺乳類の中枢神経系における 抑制性神経伝達物質)に関する多くの薬理学的研究が行われている。 GABAの取り込みが阻害されると、シナプス間隙におけるこの抑制性神経伝達物 質の利用効率が高まり、その結果GABA作動性活性(GABA'ergic activity)が増 大する。増大したGABA作動性活性は例えば不安、痛みおよびてんかんならびに筋 肉と運動の障害の治療に有用である(例えば、P.Krogs-gaard-Larsenら、Progre ss in Medical Chemistry,22巻、68〜112頁、1985年参照)。 シナプス間隙からシナプス前神経末端とグリア細胞へのGABAの取り込みの公知 の強力な阻害剤としては例えば3−ピペリジンカルボン酸(ニペコチン酸)があ る。しかし3−ピペリジンカルボン酸自体は、比較的極性の化合物であるから、 血液脳関門を横切ることができないので医薬としての実用性は見出されていない 。 米国特許第4,383,999号および同第4,514,414号ならびにヨーロ ッパ特許第236342号および同第231996号には、N−(4,4−ジ置換−3−ブテ ニル)アザ複素環式カルボン酸類のいくつかの誘導体が、GABA取り込みの阻害剤 として特許請求がなされている。ヨーロッパ特許第342635号および同第374801号 には、オキシムエーテル基とビニルエーテル基がそれぞれN−置換基の一部を形 成しているN−置換アザ複素環式カルボン酸類が、GABA取り込みの阻害剤として 特許請求がなされている。さらに国際特許願公開第WO 9107389号および同第WO 9 220658号には、N−置換アザ環式カルボン酸類がGABA取り込みの阻害剤として特 許が請求されている。ヨーロッパ特許第221572号では、1−アリール−オキシア ルキルピリジン−3−カルボン酸類がGABA取り込みの阻害剤として特許請求がな されている。 Yunger,L.M.ら、J.Pharm.Exp.Ther.,228巻、109頁、1984年によれば、N− (4,4−ジフェニル−3−ブテニル−1−イル)ニペコチン酸(SK&F89976Aと 命名);N−4,4−ジフェニル−3−ブテニ−1−イル)グバシン〔N−4, 4−diphenyl−3−buten−1−yl)guvacine〕(SK&F100330Aと命名);N−( 4,4−ジフェニル−3−ブテニ−1−イル)−ホモ−β−プロリン(SK&F1005 61と命名)およびN−(4−フェニル−4−(2−チエニル)−3−ブテニ−1 −イル)ニペコチン酸(SK&F100604Jと命名)はGABA取り込みの経口で有効な阻 害剤とされている。これらのデータは、Krogs-gaard-Larsen,P.ら、Epilespy R es.,1巻、77〜93頁、1987年に要約されている。 発明の要約 本発明は、下記の式(I) で表わされる新規なN−置換アザ複素環式カルボン酸類及びそのエステル又はそ の薬理学的に許容される塩に関する (式中、Aは、 であり、 ここで、 R1は1もしくは2個ハロゲン、直鎖もしくは枝分れしたC1-4アルキル、フェ ニル、フェニルにより置換されたC1-4アルキル又はフェニルにより置換された C2-4アルケニルにより任意的に置換された飽和又は不飽和の5又は6員環炭素 環であり、ここでフェニル基は任意的にハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコ キシ又はトリフルオロメチルにより置換されていてよく、そしてここでこの飽和 又は不飽和の5又は6員環炭素環は任意的にベンゼン環と縮合していてよい; R2は水素、直鎖又は枝分れC1-8アルキル、直鎖又は枝分れC2-8アルケニル 、フェニル、フェニルにより置換されたC1-4アルキル又はフェニルにより置換 されたC2-4アルケニルであり、ここでフェニル基は任意的にハロゲン、C1-4ア ルキル、C1-4アルコキシ又はトリフルオロメチルにより置換されていてよい; R3及びR4はそれぞれ水素であるか、又は一緒になって結合を 表していてよく; Xはヒドロキシ又はC1-4アルコキシであり; nは0,1又は2であり; mは2,3又は4であり; ただしR1及びR2は、Aが であるとき、同時にハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ又はトリフル オロメチルにより任意的に置換されたフェニルでない)。 式Iの化合物は幾何異性体および光学異性体として存在する場合があるが、こ れらのすべての異性体およびその混合物はこの発明に含まれる。これらの異性体 は、クロマトグラフィー法または適切な塩の分別結晶法のような標準の方法で分 離することができる。 この発明の化合物は、医薬として許容される酸付加塩として任意に存在し、ま たはそのカルボン酸基がエステル化されていないときに医薬として許容される金 属塩もしくは任意にアルキル化されたアンモニウム塩として存在する。 このような塩の例としては、無機および有機の酸付加塩、例えば塩酸塩、臭酸 塩、硫酸塩、リン酸塩、酢酸塩、フタル酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、クエ ン酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、シュウ酸塩または類似の医薬として許容される無機 もしくは有機の酸付加塩があり、そしてJournal of Pharmaceutical Science,6 6巻、2頁、1977年に列挙されている医薬として許容される塩類がありこれは本 明細書に援用するものである。 この発明の好ましい実施態様では、R1とR2は独立してメチル 、エチル、n−プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、シクロプロピル 、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンテニルまたはシクロヘキセニル であり、そしてXはメトキシ、エトキシ、イソプロポキシまたはn−プロポキシ であり、そしてnは2または3である。 式Iの化合物は親油性が高いので、脳に対する利用効率が高く、かつN−置換 基がない親化合物(例えばニペコチン酸およびグバシン)より、GABA取り込み部 位に対する親和性がはるかに高い。 シナプス間隙からのGABAの取り込みを阻害する式Iで表される新規な化合物は 、GABA作動性活性の選択的強化を行う点で、中枢神経系で有用な薬理特性をもっ ているということが証明されたのである。式Iの化合物は例えば痛み、不安、錐 体外路性ジスキネジー、てんかんおよび特定の筋肉障害と運動障害を治療するの に用いることができる。またこれらの化合物は鎮静薬、催眠薬および抗うつ薬と しても有用である。 式Iの化合物は下記の方法で製造される。A法 A,n及びmが前記定義と同じである式IIの化合物は、R3,R4およびXが前 記定義と同じであり、Yがハロゲン、p−トルエンスルホン酸基またはメタンス ルホン酸基(mesylate)のような適切 な離核基である式IIIの化合物と反応することができる。このアルキル化反応は 、例えばアセトン、ジブチルエーテル、2−ブタノン、テトラヒドロフラン、メ チルイソブチルケトン、酢酸イソプロピルまたはトルエンのような適切な溶媒中 、例えば炭酸カリウムのような塩基およびアルカリ金属ヨウ化物のような触媒の 存在下、使用される溶媒の還流温度までの温度で例えば1〜200時間行われる。B法 Aとnが前記定義と同じである式IVの化合物は、R3,R4,mおよびXが前記 定義と同じであり、そしてZがハロゲン、p−トルエンスルホン酸基またはメタ ンスルホン酸基のような適切な離核基である式Vの化合物と反応させることがで きる。このアルキル化反応は、ジブチルエーテル、2−ブタノン、テトラヒドロ フラン、メチルイソブチルケトンまたはトルエンのような溶媒中、炭酸カリウム また水素化ナトリウムのような塩基の存在下、使用される溶媒の還流温度までの 温度で例えば1〜200時間行われる。 式II,III及びIVおよびVIIの化合物は当該技術分野の当業者に知られている方 法で容易に製造することができる。式IIIの化合物はヨーロッパ特許第374801号 に記載の方法によって製造することができる。 特定の環境下で、上記方法で使用される中間体を保護する必要があるときがあ る。例えば式III又はVの化合物を適切な保護基で保 護することがある。カルボン酸基は例えばエステル化される。このような基の導 入と除去については、T.W.GreeneとP.G.M.Wats著“Protective Groups in Organ ic Synthesis”第2版(John.Wiley社、1991年)に記載されている。薬理学的方法 この発明の化合物の、〔3H〕−GABA取り込みの生体外阻害性の値は、特にFjal landの方法(Acta Pharmacol.Toxicol.,42巻,73〜76頁、1978年)によって検 定した。 雄のウイスターラットの皮質組織を、10倍容積の0.32Mスクロース中、ガラス /PTFEホモジナイザーを用いて手動でゆるやかにホモジナイズした。120nMのNaC l、9.2nMのKCl、4mMのMgSO4、2.3nMのCaCl2および10mMのグルコースを含有する 40mMトリスHCl緩衝液(30℃でpH 7.5)中、30℃で60分間インキュベートした。 いくつかの代表的化合物のGABA取り込み阻害性の値を表1に記録してある。 前記の適応症の場合、投与量は使用される式Iの化合物、投与方法および所望 の治療法によって変わる。しかし、便宜上1日当り1〜5回で任意に徐放形で、 約0.5mg〜約1000mg、好ましくは約1mg〜約500mgの式Iの化合物を投与すること によって一般に満足すべき結果が得られる。経口投与に適した剤形は通常、医薬 の担体または希釈剤と混合して式Iの化合物を約0.5mg〜約1000mg、好ましくは 約1mg〜約500mg含有している。 式Iの化合物は、医薬として許容される酸付加塩の形態で、または可能な場合 には金属塩もしくは低級アルキルアンモニウム塩として投与することができる。 またこの発明は、式Iの化合物またはその医薬として許容される塩を含有する 医薬組成物に関し、そして通常このような組成物は医薬の担体または希釈剤も含 有している。この発明の化合物を含有す る組成物は通常の方法で製造することができ、在来の形態例えばカプセル剤、錠 剤、液剤または懸濁剤の形態で登場させることができる。 使用される医薬担体は従来の固体または液体の担体でもよい。固体担体の例は 、ラクトース、白土、スクロース、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、アラビ アゴム、ステアリン酸マグネシウムおよびステアリン酸である。液体の担体の例 は、シロップ、落花生油、オリーブ油および水である。 同様に、担体または希釈剤は、当該技術分野で公知の時間遅延剤、例えばグリ セリンモノステアレートまたはグリセリンジステアレートを単独またはワックス と混合して含有させてもよい。 経口投与用の固体担体が用いられる場合、その製剤は錠剤にしてもよく、粉末 もしくはペレットの形態で硬質ゼラチンのカプセル中に入れてもよく、またはト ローチ もしくは口中錠の形態でもよい。固体担体の量は広範囲にわたって変化 するが通常約25mg〜約1gである。液体の担体が用いられる場合、その製剤は、 シロップ剤、乳剤、軟質ゼラチンカプセル剤、または水性もしくは非水性の液体 の懸濁剤もしくは液剤のような注射用滅菌液体の形態である。 一般に、この発明の化合物は、1回服用量として50〜200mgの有効成分を医薬 として許容される担体中またはこの担体とともに含有する1回服用剤形で投与さ れる。 この発明の化合物の投与量は、患者、例えばヒトに医薬として投与する場合、 1〜500mg/日であり、例えば1回投与当り約100mgである。 従来の錠剤化法で製造される一般的な錠剤は以下の成分を含有している。コア : 有効化合物(遊離化合物またはその塩として) 100mg コロイド二酸化ケイ素〔Aerosil(登録商標)〕 1.5mg 微結晶性セルロース〔Avicel(登録商標)〕 70mg 改質セルロースガム〔Ac-Di-Sol(登録商標)〕 7.5mg ステアリン酸マグネシウムコーティング : HPMC 約9mg* Mywacett(登録商標)9-40T 約0.9mg* フィルムコーティング用に可塑剤として用いられるアシル化モノグリセリド。 投与経路は、有効化合物を適正なまたは望ましい作用部位に有効に輸送する任 意の経路であり、例えば、経口もしくは非経口の例えば直腸、経皮、皮下、静脈 内、筋肉内もしくは鼻腔内の経路があるが、経口経路が好ましい。実施例 式Iの化合物の製造方法を以下の実施例でさらに説明するが、この発明を限定 するものではない。 以後、TLCは薄層クロマトグラフィーを意味し、THFはテトラヒドロフランを、 CDCl3はジュウテリオクロロホルムを、そしてDMSO-d6はヘキサジュウテリオジメ チルスルホキシドを意味する。実施例化合物の構造は元素分析またはNMRで確認 する。NMRのピークは適切な場合、標題の化合物の特性プロトンに帰属させる。N MRのシフト(δ)はPart per million(ppm)で示してある。m.p.は融点であり ℃で示す。カラムクロマトグラフィーは、Merkシリカゲル60(製品番号9385)を 用い、W.C.Stillら、J.Org.Chem.,43巻、2923〜2925頁、1978年に記載されてい る方法にしたがって実施した。出発物質として用いられる化合物は、公知の化合 物であるか、または それ自体公知の方法で容易に製造できる化合物である。 実施例1 1−(2−(3−フェニル−1−プロピルオキシ)エチル)−3−ピペリジンカ ルボン酸塩酸塩 水素化ナトリウム(1.5g、37mmol、60%の油分散体)を、窒素の雰囲気下に 置かれた3−フェニル−1−プロパノール(5.0g、37mmol)の撹拌トルエン溶 液(25ml)に小分けして加えた。その混合物を室温で30分撹拌し、次いで45分間 還流加熱した。その反応混合物を冷却し、そして更に水素化ナトリウム(1.5g 、37mmol、60%の油分散体)を加え、次いでトルエン(25ml)を加えた。その懸 濁物を15分間還流加熱し、そして冷却した。温度を40℃以下に保ちながら、1− (2−ブロモエチル)−3−ピペリジンカルボン酸エチルエステル臭酸塩(12.6 g、37mmol、欧州特許出願第374,801号)を小分けして加えた。その反応混合物 を3日間撹拌し、次いで3週間放置した。その混合物を水(200ml)に注ぎ入れ 、そして酢酸エチル(100ml)で抽出した。相分離させ、そして有機相を5%の クエン酸溶液で抽出した(3×100ml)。合わせた酸性有機相を酢酸エチル(100 ml)で抽出し、それは廃棄した。その水性相に4Nの水酸化ナトリウムをpHが8 となるまで加え、そしてそれを酢酸エチルで抽出した(2×100ml)。合わせた 有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗い、そして乾かした(Na2SO4)。その 溶媒を真空でエバポレートし、油としての3.2gの1−(2−(3−フェニル− 1−プロピルオキシ)エチル)−3−ピペリジンカルボン酸エチルエステルが得 られた。 上記のエステル(3.2g、10mmol)をエタノール(10ml)に溶かし、そして12 Nの水酸化ナトリウム(2.5ml)を加えた。その混合物を室温で3h撹拌した。 過剰の濃塩酸を加え、次いでジクロロメタン (300ml)を加えた。その混合物を乾かし(Na2SO4)、そしてその溶媒を真空で エバポレートし、それをアセトンで2回再エバポレートした。アセトン及び酢酸 エチルの混合物からの残渣の結晶化、それに続くアセトンからの再結晶化は固体 としての1.1gの表題の化合物をもたらした。 m.p.115-117℃。C17H25NO3.HCl.1/2H2Oについての計算値: C,60.6%;H,8.1%;N,4.2%;実測値: C,60.7%;H,8.1%;N,3.9%。 実施例2 (R)−1−(2−(2−ベンジルベンジルオキシ)エチル)−3−ピペリジン カルボン酸塩酸塩 水素化ナトリウム(2.1g、53mmol、60%の油分散体)を、窒素の雰囲気下に 置かれた2−ベンジルベンジルアルコール(5.0g、25mmol)の撹拌THF溶液(25 ml)に小分けして加えた。その混合物を1時間還流加熱し、次いで30分以内に室 温になるように冷却した。(R)−1−(2−ブロモエチル)−3−ピペリジン カルボン酸エチルエステル臭酸塩(8.6g、25mmol、欧州特許出願第374,801号) を加え、そしてその混合物を室温で2日間撹拌した。その反応混合物をTHF(100 ml)で希釈し、そして濾過した。その溶媒を真空でエバポレートして油状の残渣 を得、そしてカラムクロマトグラフィー(700g、ヘプタン/酢酸エチル=1/ 1)で精製して、油としての0.8gの(R)−1−(2−(2−ベンジルベンジ ルオキシ)エチル)−3−ピペリジンカルボン酸エチルエステルを得た。 上記のエステル(0.8g、2.1mmol)をエタノール(10ml)に溶かし、そして2 Nの水酸化ナトリウム(3.1ml)を加えた。その混合物を室温で一夜撹拌した。 過剰の濃塩酸を加え、次いでジクロロメタンを加えた。その混合物を真空で濃縮 し、そして水及びジクロロメタ ンを加えた。相分離させ、そして有機相を乾かした(MgSO4)。その溶媒を真空 でエバポレートして泡状の残渣を得、それをジクロロメタンで再エバポレートし て、アモルファス状の固体としての0.65gの表題の化合物を得た。 1H NMR(DMSO-d6)δ3.83(brs,2H);4.03(s,2H);4.53(s,2H)。 C22H27NO3.HClについての計算値: C,67.8%;H,7.2%;N,3.6%;実測値: C,68.2%;H,7.5%;N,3.4%。 実施例3 (R)−1−(2−((1−フェニル−2−ナフチル)メトキシ)エチル)−3 −ピペリジンカルボン酸塩酸塩 水素化リチウムアルミニウムの1.0MのTHF溶液(10ml、10mmol)を窒素の雰囲 気下に置き、そして1−フェニル−2−ナフタレンカルボン酸(2.4g、10mmol 、Synthesis 1983,105)のドライTHF(10ml)溶液を滴下した。添加が終了した ら、その混合物を室温で30分撹拌し、次いで30分還流させた。その反応混合物を 冷却し、そして慎重に水(0.4ml)、4Nの水酸化ナトリウム(0.4ml)、次いで 水(1.2ml)を順に加えた。この混合物を室温で30分撹拌し、ジエチルエーテル で希釈し、そして濾過した。その溶媒を真空でエバポレートし、そしてその残渣 をトルエンに溶かした。乾燥(MgSO4)後、その溶媒を真空でエバポレートして 、2.3gの粗(1−フェニル−2−ナフチル)メタノールを得た。 上記のアルコール(2.3g)をトルエン(10ml)に溶かし、そして臭化チオニ ル(1.0ml)を加えた。その混合物を室温で1h撹拌し、10分間還流加熱し、そ して最後に室温で30分撹拌した。その反応混合物をトルエン(75ml)で希釈し、 10%の炭酸水素ナトリウム溶液 で洗い、そして乾かした(MgSO4)。その溶媒を真空でエバポレートし、粗(1 −フェニル−2−ナフチル)メチルブロミドを得た。 ドライエチレングリコール(20ml)を窒素雰囲気下の氷浴に置き、そしてn− ブチルリチウムの2.5Mのヘキサン溶液(6ml)を滴下した。添加が完了したら 、その混合物を15分撹拌し、そしてシクロヘキサン(5ml)に溶かした上記の粗 ブロミドを加えた。その反応混合物を室温で2日間撹拌し、水(50ml)で希釈し 、そしてジエチルエーテル(100ml)で抽出した。その有機相を水で洗い、乾か し(MgSO4)、そして溶媒を真空でエバポレートした。その残渣をシリカゲルで のカラムクロマトグラフィー(100g、ヘプタン/酢酸エチル=3/2)により 精製して、油としての2.3gの2−((1−フェニル−2−ナフチル)メトキシ )エタノールを得た。 上記のアルコール(2.3g、8.3mmol)の撹拌ドライジエチルエーテル溶液(50 ml)にトリエチルアミン(2.9ml)を加えた。メタンスルホニルクロリド(0.96m l)のドライジエチルエーテル溶液(10ml)を滴下した。添加が完了したら、そ の混合物を90分撹拌し、そして水(20ml)を加えた。相分離させ、そして有機相 を乾かした。その溶媒を真空でエバポレートして粗メシレート(mesylate)を得 、それをアセトン(50ml)に溶かした。(R)−3−ピペリジンカルボン酸エチ ルエステル酒石酸塩(3.8g、12.4mmol)及び炭酸カリウム(2.9g、21mmol)を 加え、そしてその反応混合物を4日間還流加熱した。冷却した混合物を濾過し、 そしてその溶媒を真空でエバポレートして残渣を得、それをシリカゲルでのカラ ムクロマトグラフィー(150g、ヘプタン/酢酸エチル=1/1)により精製し た。これは油としての3.0gの(R)−1−(2−((1−フェニル−2−ナフ チル)メトキシ)エチル)−3−ピペリジンカルボン酸エチルエステルをもたら した。 上記のエステル(3.0g、7.2mmol)をエタノール(20ml)に溶かし、そして4 Nの水酸化ナトリウム(5.4ml)を加えた。その混合物を室温で3h撹拌した。 濃塩酸(2.4ml)を加え、次いでジクロロメタン(300ml)を加え、そして相分離 させた。有機相を水(20ml)で洗い、乾かし(MgSO4)、そしてその溶媒を真空 でエバポレートした。その残渣をアセトンで再エバポレートし、固体としての2. 5gの表題の化合物を得た。 m.p.153-155℃。C25H27NO3.HClについての計算値: C,70.5%;H,6.6%;N,3.3%;実測値: C,70.1%;H,6.7%;N,3.1%。 実施例4 (R)−1−(2−(2−フェニルベンジルオキシ)エチル)−3−ピペリジン カルボン酸塩酸塩 窒素の雰囲気下に置かれた水素化リチウムアルミニウム(1.0g、25mmol)の ドライTHF(25ml)の混合物に、2−ビフェニルカルボン酸(5.0g、25mmol)を 小分けして加えた。添加が完了したら、その混合物を室温で30分撹拌し、次いで 30分還流した。その反応混合物を冷却し、そして慎重に水(1.0ml)、4Nの水 酸化ナトリウム(1.0ml)、次いで水(3.0ml)を順に加えた。その混合物をジエ チルエーテル(50ml)で希釈し、そして相分離させた。その有機素を乾かし(Mg SO4)、溶媒を真空でエバポレートし、次いでその残渣をトルエンで再エバポレ ートした。その油状の残渣に塩化チオニル(5ml)を慎重に加え、そしてその混 合物を真空で除去して残渣を得、それをトルエンに溶解した。その有機溶液を10 %の炭酸水素ナトリウムで洗い、そして乾かした。その溶媒を真空でエバポレー トし、4.0gの粗2−ビフェニルメチルクロリドを得た。 n−ブチルリチウムの2.5Mのヘキサン溶液(10ml)を窒素雰囲 気下の氷浴上に置かれたドライエチレングリコール(20ml)に滴下した。添加が 完了したら、その混合物を30分撹拌し、そして上記の粗クロリドを加えた。その 反応混合物を室温で4日間撹拌し、水(100ml)で希釈し、そしてジエチルエー テルで抽出した。その有機相を水で洗い、そして乾かし(MgSO4)、そして溶媒 を真空でエバポレートした。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィ ー(200g、ヘプタン/酢酸エチル=3/2)により精製し、油としての2.2gの 2−(2−フェニルベンジルオキシ)エタノールを得た。 上記のアルコール(2.2g、10mmol)のドライTHF(20ml)溶液を窒素雰囲気下 の氷浴に入れた。n−ブチルリチウムの2.5Mのヘキサン溶液(4.0ml、10mmol) を滴下し、そして添加が完了したら、その混合物を15分間撹拌した。メタンスル ホニルクロリド(1.1g、10mmol)を加え、氷浴から取外し、そしてその混合物 を室温で2h撹拌した。その揮発性物を真空でエバポレートし、そしてアセトン (50ml)、(R)−3−ピペリジンカルボン酸エチルエステル酒石酸塩(4.6g 、15mmol)及び炭酸カリウム(3.5g、25mmol)を加えた。その混合物を6日間 還流加熱し、冷却し、そして濾過した。その溶媒を真空でエバポレートして残渣 を得、それをシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(200g、ヘプタン/酢 酸エチル=3/2)により精製した。これにより、油としての1.9の(R)−1 −(2−(2−フェニルベンジルオキシ)エチル)−3−ピペリジンカルボン酸 エチルエステルが得られた。 上記のエステル(1.9g、5.2mmol)をエタノール(15ml)に溶かし、そして4 Nの水酸化ナトリウム(3.9ml)を加えた。その混合物を室温で2h撹拌した。 濃塩酸(2ml)を加え、次いでジクロロメタン(250ml)を加え、そして相分離 させた。その有機相を水(5ml)で洗い、乾かし(MgSO4)、そしてその溶媒を 真空でエバポレートし た。その残渣をアセトンで再エバポレートし、それに続くアセトンからの結晶化 は固体としての1.3gの表題の化合物をもたらした。 m.p.148-149℃。C21H25NO3.HClについての計算値: C,67.1%;H,7.0%;N,3.7%;実測値: C,67.2%;H,7.0%;N,3.4%。 実施例5 E−(R)−1−(2−((2,3−ジフェニル−2−プロペン−1−イル)オ キシ)エチル)−3−ピペリジンカルボン酸塩酸塩 1,2−ジフェニル−1−プロペン(9.7g、50mmol)、N−ブロモスクシニ ミド(8.9g、50mmol)、ジベンゾイルペルオキシド(0.1g)及びテトラクロロ メタン(50ml)の混合物を21h還流加熱した。その混合物を低温濾過し、そして その濾液から溶媒を真空でエバポレートし、E/Z異性体混合物としての13.1g の3−ブロモ−1,2−ジフェニル−1−プロペンが得られた。 不活性雰囲気下のエチレングリコール(40ml)を氷浴で冷やし、そしてn−ブ チルリチウムの2.5Mのヘキサン溶液(23ml、58mmol)を慎重に加えた。室温で2 0分撹拌後、少量のシクロヘキサンに溶かした上記のブロミドを加えた。その反 応混合物の上に窒素を流すことによりヘキサンを除去した後、撹拌を5h続けた 。水(75ml)を加え、そしてその混合物を酢酸エチルで抽出した(3×75ml)。 合わせた有機相を水(25ml)で洗い、そして乾かした(Na2SO4)。その溶媒を真 空でエバポレートし、そしてその残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィ ー(300g、n−ヘプタン/酢酸エチル=7/3)により精製し、6.2gのZ−2 −((2,3−ジフェニル−2−プロペン−1−イル)オキシ)エタノール及び 2.7gのE−2−((2,3−ジフェニル−2−プロペン−1−イル)オキシ) エタノールを得た。 上記のE−アルコール(2.5g、10mmol)の無水テトラヒドロフラン溶液に、 n−ブチルリチウムの2.5Mのヘキサン溶液(4.0ml、10mmol)を0℃において加 えた。この混合物を0℃で10分撹拌し、そして4−メチル−ベンゼンスルホニル クロリド(1.9g、10mmol)を加え、そしてその混合物を室温で1h撹拌した。 その溶媒を真空でエバポレート後、その残渣をアセトン(25ml)に溶かし、そし て(R)−3−ピペリジン−カルボン酸エチルエステル(2.4g、15mmol)及び 炭酸カリウム(2.5g、18mmol)を加えた。この混合物を室温で7日間撹拌し、 濾過し、そしてその濾液から溶媒を真空でエバポレートした。その残渣をトルエ ン(30ml)に溶かし、そしてその溶液を1Nの塩酸で抽出した。その水性相を酢 酸エチル(10ml)で洗い、固形炭酸カリウムでpHを10に調整し、そして酢酸エチ ルで抽出した(3×50ml)。合わせた酢酸エチル相を乾かし(Na2SO4)、そしそ の溶媒を真空でエバポレートして1.0gの粗エステルを得た。そのトルエン相を1 0%の炭酸カリウムで中和し、そして有機相を乾かした(Na2SO4)。その溶媒を 真空でエバポレートして更に4.3gの粗エステルを得た。合わせた粗生成物をシ リカゲルでのカラムクロマトグラフィー(150g、n−ヘプタン/酢酸エチル= 1/1)により精製して、1.48gのE−(R)−1−(2−((2,3−ジフェ ニル−2−プロペン−1−イル)オキシ)エチル)−3−ピペリジンカルボン酸 エチルエステルを得た。 上記のエステル(1.45g、3.7mmol)を無水エタノール(15ml)に溶かし、そ して4Nの水酸化ナトリウム(1.9ml)を加えた。室温で4h撹拌後、この混合 物をジクロロメタン(300ml)で希釈し、0℃に冷やし、そして4Nの塩酸(4m l)を加えた。その混合物を乾かし(Na2SO4)、そしてその溶媒を真空でエバポ レートした。その残渣をアセトンで再エバポレートし、アセトン(10ml)に懸濁 し、そ してその沈渣を集め、そして風乾した。これは固体としての1.2gの表題の化合 物をもたらした。 m.p.214-215℃。C23H27NO3.HClについての計算値: C,68.7%;H,7.0%;N,3.5%;実測値: C,68.7%;H,7.3%;N,3.6%。 1H-NMR(DMSO-d6)δ4.36(s,2H);6.73(s,1H)。 実施例6 Z−(R)−1−(2−((2,3−ジフェニル−2−プロペン−1−イル)オ キシ)エチル)−3−ピペリジンカルボン酸塩酸塩 無水THF中の活性な雰囲気下で、Z−2−((2,3−ジフェニル−2−プロ ペン−1−イル)オキシ)エタノール(6.0g、24mmol、実施例5に従って調製 )の溶液にn−ブチルリチウムの2.5Mのヘキサン溶液(10.0ml、24mmol)を0 ℃において滴下した。その混合物を0℃で10分撹拌し、次いで4−メチルベンゼ ンスルホニルクロリド(4.5g、24mmol)を加え、そして室温で1h撹拌し続け た。その溶媒を真空でエバポレートし、その残渣をアセトン(50ml)に溶かし、 そして(R)−3−ピペリジンカルボン酸エチルエステル(5.6g、35mmol)及 び炭酸カリウム(5.9g、43mmol)を加えた。その混合物を室温で7日間撹拌し 、濾過し、そしてその濾液から溶媒を真空でエバポレートした。その残渣をトル エン(70ml)に溶かし、そしてこの溶液を1Nの塩酸(70ml)で抽出した。その 水性相を酢酸エチル(20ml)で洗い、pHを固形の炭酸カリウムで10に調整し、そ して酢酸エチルで抽出した(3×100ml)。その有機相を乾かし(Na2SO4)、そ してその溶媒を真空でエバポレートして3.2gの粗エステルを得た。トルエン相 を10%の炭酸カリウムで中和し、そしてその有機相を乾かした(Na2SO4)。その 溶媒を真空でエバポレートして更に12.3gの粗エステルを得た。合わせた粗生成 物をシリカゲ ルでのカラムクロマトグラフィー(300g、n−ヘプタン/酢酸エチル=1/1 )により精製し、5.7gのZ−(R)−1−(2−((2,3−ジフェニル−2 −プロペン−1−イル)オキシ)エチル)−3−ピペリジンカルボン酸エチルエ ステルを得た。 上記のエステル(3.15g、8mmol)を無水エタノール(15ml)に溶かし、そし て4Nの水酸化ナトリウム(4.0ml)を加えた。室温で4.5h撹拌後、この混合物 をジクロロメタン(400ml)で希釈し、0℃に冷やし、そして4Nの塩酸(7.5ml )を加えた。その混合物を乾かし(Na2SO4)、そしてその溶媒を真空でエバポレ ートした。その残渣をアセトンで再びエバポレートし、ジエチルエーテルに懸濁 し、そして21日間撹拌してアモルファス状の固体を得、それを無水ジエチルエー テルで粉砕した。これはアモルファス固体としての2.1gの表題の化合物をもた らした。 C23H27NO3.HClについての計算値: C,68.7%;H,7.0%;N,3.5%;実測値: C,68.1%;H,7.1%;N,3.6%。 1H-NMR(DMSO-d6)δ4.52(s,2H);7.23(s,1H)。 実施例7 (R)−1−(2−(2−(N−(2−メチル−1−プロピル)−N−フェニル アミノ)エトキシ)エチル)−3−ピペリジンカルボン酸塩酸塩 N−(2−メチル−1−プロピル)−N−フェニルアミン(14.9g、100mmol )、クロロ酢酸無水物(19.0g、111mmol)及び水(100ml)の混合物を70℃で1 h加熱した。その反応混合物を氷冷水(300ml)に注ぎ入れ、そして水性相のpH を濃塩酸で2に調整した。沈殿させた化合物を集め、そして真空で乾かし、11.3 gの2−クロロ−N−(2−メチル−1−プロピル)−N−フェニルアセトアミ ドが得 られた。 エチレングリコール(12.4g、200mmol)のDMF溶液(50ml)に、その温度を70 ℃以下に保ちながらカリウムtert−ブトキシド(16.8g、150mmol)を慎重に加 えた。得られる混合物を室温で30分撹拌し、次いで上記のアセトアミド(11.3g 、50mmol)のDMF溶液(5ml)を一度に加え、そしてその混合物を室温で1.5h撹 拌した。その反応混合物を氷冷水(400ml)に注ぎ入れ、そしてジクロロメタン で抽出した(2×50ml)。合わせた有機相を乾かし(MgSO4)、そしてその溶媒 を真空でエバポレートして12.5gの2−(2−ヒドロキシエトキシ)−N−(2 −メチル−1−プロピル)−N−フェニルアセトアミドを得た。 水素化リチウムアルミニウム(2.8g、75mmol)の無水トルエン(16ml)の懸 濁物に無水THF(20ml)を滴下した。上記のヒドロキシエチルアセトアミド(12. 5g、50mmol)の無水トルエン溶液(5ml)を、その温度を75℃以下に保ちなが ら滴下した。添加が完了したら、その混合物を室温で1h撹拌した。水(10ml) を慎重に加え、そして最初の発熱反応が収まったら、炭酸カリウム(10g)を一 度に加えた。その混合物を15分撹拌し、次いで濾過した。その濾過物をジクロロ メタンで洗い(2×100ml)、そして濾液の中の相を分離させた。その有機相を 乾かし(MgSO4)、そしてその溶媒を真空でエバポレートして、10.6gの2−( 2−(N−(2−メチル−1−プロピル)−N−フェニルアミノ)エトキシ)エ タノールを得た。 上記のアルコール(10.6g、45mmol)、トリエチルアミン(7.3ml、53mmol) 及びジクロロメタン(100ml)の混合物を−10℃に冷やし、そしてメタンスルホ ニルクロリド(3.3ml、42mmol)を滴下、その際、温度は−5℃以下に保ってお いた。添加が完了したら、その混合物を0℃で1h、次いで室温で30分撹拌した 。その反応混合物を 0.1Nの塩酸(2×50ml)、水(50ml)及びブライン(10ml)で洗った。その有 機相を乾かし(MgSO4)、そして溶媒を真空でエバポレートして13.4gの2−( 2−(N−(2−メチル−1−プロピル)−N−フェニルアミノ)エトキシ)エ チルメタンスルホネートを得た。 上記のメタンスルホネート(13.4g、43mmol)、(R)−3−ピペリジンカル ボン酸エチルエステル(10.0g、64mmol)、炭酸リチウム(3.1g、43mmol)及 び酢酸イソプロピル(100ml)の混合物を室温で16h撹拌し、次いで24h還流し た。その反応混合物を濾過し、そしてその濾液から溶媒を真空で除去した。その 残渣をジクロロメタン(100ml)に溶かし、乾かし(MgSO4)、そしてシリカゲル でのカラムクロマトグラフィー(100g、n−ヘプタン/酢酸エチル=4/1) により精製して、8.0gの(R)−1−(2−(2−(N−(2−メチル−1− プロピル)−N−フェニルアミノ)エトキシ)エチル)−3−ピペリジノカルボ ン酸エチルエステルを得た。 上記のエステル(8.0g、21mmol)の無水トルエン(30ml)溶液にクロロトリ メチルシラン(4.6g、42mmol)の無水トルエン溶液(10ml)を加えた。メタノ ール(1.7ml、42mmol)を慎重に加え、そして得られる混合物を結晶化のために 放置して6.2gの(R)−1−(2−(2−(N−(2−メチル−1−プロピル )−N−フェニルアミノ)エトキシ)エチル)−3−ピペリジノカルボン酸エチ ルエステル二塩酸塩を得た。 上記のエステル二塩酸塩を水(20ml)に懸濁し、そして水性相のpHを9Nの水 酸化ナトリウムで14に調整した。その混合物を30分還流加熱し、次いで室温に冷 やし、そしてpHを濃塩酸で0に調整した。その水性相をn−ヘプタン(50ml)で 洗い、次いで真空でエバポレートした。その残渣をジクロロメタン(2×50ml) で抽出し、そ してその溶媒を真空でエバポレートした。これは泡状の1.2gの表題の化合物を もたらした。 1H NMR(DMSO-d6)δ3.75(m,4H)。 実施例8 (R)−1−(2−(2−(N−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−N− (2−メチル−1−プロピル)アミノ)エトキシ)エチル)−3−ピペリジノカ ルボン酸塩酸塩 N−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)アセトアミド(25.0g、133mmol )、濃塩酸(25ml)及びエタノール(50ml)の混合物を3h還流加熱した。その 混合物を0℃に冷やし、そして結晶化のために放置した。その沈渣を集め、そし て真空で乾かし、20.0gの2−クロロ−4−フルオロフェニルアンモニウムクロ リドを得た。 上記のアンモニウムクロリド(20.0g、11mmol)を水(250ml)に溶かし、そ して水性相のpHを9Nの水酸化ナトリウムで7.5に調整し、そして2−メチルプ ロピオン酸無水物を加えた。その混合物を45分還流加熱し、次いで氷浴で冷却し た。沈殿生成物を集め、そしてエタノール/水(1/1)から再結晶化させて21 .0gのN−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−メチルプロパンアミド を得た。 上記のプロパンアミド(19.9g、92mmol)のTHF(200ml)の懸濁物を氷浴で冷 やした。ボランの1MのTHF溶液(100ml、100mmol)を加え、そしてその混合物 を室温で16h撹拌した。メタノール(50ml)、次いで1Nの塩酸(50ml)を慎重 に加えた。その容量を真空で50mlにまで濃縮し、水(200ml)を加え、そして水 性相のpHを2Nの水酸化ナトリウムで10に調整した。その混合物をジクロロメタ ン(3×100ml)で抽出し、そして合わせた有機相を4Nの塩酸で抽出した。相 分離させ、水性のpHを6Nの水酸化ナトリウムで10に調整し 、そしてジクロロメタン(2×100ml)で抽出した。その有機相を水(50ml)で 洗い、そして乾かした(MgSO4)。その溶媒を真空でエバポレートし、15.0gの N−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−メチル−1−プロピル )アミンを得た。 上記のアミン(15.0g、74mmol)及びトリエチルアミン(12.0g、119mmol) のジクロロメタン(200ml)溶液を−10℃に冷やし、そしてクロロアセチルクロ リド(11.3g、113mmol)を慎重に加え、その際温度は10℃未満に保っておいた 。その混合物を室温で1時間撹拌した。その反応混合物を水(200ml)に注ぎ入 れ、そしてジクロロメタン(2×100ml)で抽出した。その有機相を4Nの塩酸 (2×50ml)、水(100ml)及び飽和水性炭酸水素ナトリウム(50ml)で洗い、 そして乾かした(MgSO4)。その溶媒を真空でエバポレートし、13.6gの2−ク ロロ−N−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−メチル−1−プ ロピル)アセトアミドを得た。 tert−ブトキシドカリウム(11.6g、104mmol)及びエチレングリコール(140 ml)の混合物を0.5h撹拌し、そして上記のアミド(13.6g、52mmol)を加え、 そしてその混合物を90℃で2h加熱した。水(100ml)を加え、そして得られる 混合物を酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。合わせた有機相を水(3×50ml )及びブライン(10ml)で洗い、そして乾かした(MgSO4)。その溶媒を真空で エバポレートして17.4gのN−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−( 2−メチル−1−プロピル)−2−(2−ヒドロキシエトキシ)アセトアミドを 得た。 上記のアシルアミド(17.2g、57mmol)の無水T肝溶液(150ml)を不活性雰囲 気下で−5℃に冷やし、そして硼水素化ナトリウム(1.63g、43mmol)を加え、 そして得られる混合物を5分撹拌した。次いでボロントリフルオリドジエチルエ テラート(8.1g、57mmol) を、温度を0℃以下に保ちながら慎重に加えた。その混合物を0℃で1、次いで 室温で16h撹拌し、そして最後に50℃で1h加熱した。硼水素化ナトリウム(1. 63g、43mmol)を室温で加え、そしてボロントリフルオリドジエチルエテラート (7.08g、63mmol)を温度を30℃以下に保ちながら慎重に加えた。その混合物を 室温で1時間撹拌し、次いで50℃で30分加熱した。メタノール(20ml)、水(20 ml)及び酢酸エチル(100ml)を加え、そして相分離させた。その水性相を酢酸 エチル(2×50ml)で抽出し、そして合わせた有機相を乾かした(MgSO4)。そ の溶媒を真空でエバポレート、そしてその残渣をシリカゲルでのカラムクロマト グラフィー(150g、n−ヘプタン/酢酸エチル;勾配9/1〜1/1)により 精製して、10.0gの2−(2−(N−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)− N−(2−メチル−1−プロピル)アミノ)エトキシ)エタノールを得た。 上記のアルコール(9.7g、34mmol)、トリエチルアミン(5.6ml、41mmol)及 びジクロロメタン(100ml)の混合物を−30℃に冷やし、そしてメタンスルホニ ルクロリド(4.2g、37mmol)の無水ジクロロメタン溶液(10ml)を、温度を−1 5℃以下に保ちながら滴下した。添加が完了したら、その混合物を室温に温め、 そして水(50ml)を加えた。その有機相を水(50ml)、0.2Nの塩酸(2×25ml )、水(2×25ml)及びブライン(10ml)で洗い、そして乾かした(MgSO4)。 その溶媒を真空でエバポレートして12.5gの2−(2−(N−(2−クロロ−4 −フルオロフェニル)−N−(2−メチル−1−プロピル)アミノ)エトキシ) エチルブタンスルホネートを得た。 上記のメタンスルホネート(12.5g、34mmol)、(R)−3−ピペリジンカル ボン酸エチルエステル(+)−酒石酸塩(13.8g、45mmol)、炭酸リチウム(10 .0g、135mmol)及び酢酸イソプロピル(1 50ml)の混合物を4日間還流加熱した。その反応混合物を濾過し、そして濾過物 を酢酸エチルで洗った。合わせた有機相を水(50ml)及び飽和水性塩化アンモニ ウム(50ml)で洗った。その溶媒を真空でエバポレートして、13.1gの(R)− 1−(2−(2−(N−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−メ チル−1−プロピル)アミノ)エトキシ)エチル)−3−ピペリジンカルボン酸 エチルエステルを得た。 上記のエステル(13.1g、31mmol)をエタノール(50ml)に溶かし、2Nの水 酸化ナトリウム(50ml)を加え、そしてその混合物を1h還流加熱した。室温に 冷却後、pHを濃塩酸で0に調整した。得られる混合物をジクロロメタン(2×10 0ml)で洗い、そして水性相のpHを1Nの水酸化ナトリウムで2.5に調整した。そ の混合物をジクロロメタン(100ml)で抽出し、そして有機相から溶媒を真空で エバポレートした。その残渣にアセトン(50ml)及びジエチルエチル(50ml)を 加え、そしてその混合物を結晶化のために放置した。これは5.8gの表題の化合 物をもたらした。 1H NMR(DMSO-d6)δ3.75(2H,dd)。 実施例9 (R)−1−(2−(2−(2−ベンジルフェニル)エトキシ)エチル)−3− ピペリジンカルボン酸塩酸塩 2−ベンジルフェニル酢酸(5.5g、24mmol、J.Am.Chem.Soc.1955,77,5078 )のTHF(100ml)溶液に、水素化リチウムアルミニウムのTHF溶液(24ml、24mmo l、1M)を氷浴上で滴下した。添加が完了したら、その混合物を室温で1h撹 拌した。水(1ml)、4Nの水酸化ナトリウム(2ml)及び水(4ml)を順に加 えた。その混合物を濾過し、そしてその濾液をジエチルエーテル(250ml)で希 釈した。相分離させ、そしてその有機相を飽和塩化アンモニウム溶液( 3×100ml))で洗い、そして乾かした(MgSO4)。その溶媒を真空でエバポレー トして、油としての4.8gの粗2−(2−ベンジルフェニル)エタノールを得た 。 上記で調製したアルコール(4.8g、23mmol)、2−ブロモエチルテトラヒド ロ−2−ピラニルエーテル(9.6g、46mmol)及びジメチルスルホキシド(100ml )の混合物に水酸化カリウム(2.6g、46mmol)を加えた。その反応混合物を室 温で20h撹拌し、次いで100℃で3h加熱した。その反応混合物を冷やし、氷冷 水(200ml)に注ぎ入れ、そしてジエチルエーテル(2×150ml)で抽出した。合 わせた有機抽出物を乾かし(MgSO4)、そして溶媒を真空でエバポレートして4.6 gの油状残渣を得た。この油を、ヘプタンと酢酸エチルとの(1/4)混合物を 溶出液として用いるシリカゲル(3×40cm)のカラムクロマトグラフィーにかけ た。これは油としての1.3gの2−(2−(2−ベンジルフェニル)エトキシ) エタノールをもたらした。 上記のアルコール(1.3g、6.1mmol)をジクロロメタン(50ml)に溶かし、そ してトリエチルアミン(10ml)を加えた。メタンスルホニルクロリド(0.77g、 6.7mmol)を室温で滴下した。添加が完了したら、その反応混合物をジクロロメ タン(100ml)で希釈し、水(3×50ml)で洗い、そして乾かした(MgSO4)。そ の溶媒を真空でエバポレートして残渣を得、それをアセトン(100ml)に溶かし た。この溶液に、(R)−3−ピペリジンカルボン酸エチルエステル酒石酸塩( 2.8g、9.5mmol)及び炭酸カリウム(2.1g、15.3mmol)を加え、そしてその混 合物を72h還流加熱した。追加の(R)−3−ピペリジンカルボン酸エチルエス テル酒石酸塩(1.4g、4.8mmol)を更に加え、そして加熱を更に24h続けた。そ の混合物を冷却し、そして濾過した。その溶媒を真空でエバポレートして残渣を 得、それを溶出 液としてヘプタンと酢酸エチルとの勾配(1/1〜3/7)を用いるシリカゲル (3×30cm)のカラムクロマトグラフィーにかけた。これは油としての0.9gの (R)−1−(2−(2−(2−ベンジルフェニル)エトキシ)エチル)−3− ピペリジンカルボン酸エチルエステルをもたらした。 上記のエステル(0.8g、2mmol)をエタノール(10ml)に溶かし、そして2 Nの水酸化ナトリウム(2ml)を加えた。この混合物を室温で20h撹拌し、そし てエタノールを真空でエバポレートした。その残渣を水(5ml)で希釈し、そし てジエチルエーテルで洗った。濃塩酸をアルカリ性の水性相に強酸反応体となる まで加えた。得られる混合物をジクロロメタン(3×100ml))で抽出し、そし て合わせた有機抽出物を乾かした(MgSO4)。その溶媒を真空でエバポレートし て泡状の残渣を得、それをアセトンから結晶化させた。これは固体としての0.52 gの表題の化合物をもたらした。 m.p.144−145℃。C23H29NO3.HClについての計算値: C,68.4%;H,7.5%;N,3.5%;実測値: C,68.1%;H,7.7%;N,3.1%。 実施例10 (R)−1−(2−(3−ベンジルベンジルオキシ)エチル)−3−ピペリジン カルボン酸塩酸塩 3−ベンジル安息香酸(15g、70mmol)のTHF懸濁物(100ml)に、水素化リチ ウムアルミニウムのTHF溶液(80ml、80mmol、1M)を滴下した。添加が完了し たら、その混合物を室温で30分撹拌し、次いで40分還流加熱した。その反応混合 物を冷やし、そして水(3ml)、ジエチルエーテル(100ml)、4Nの水酸化ナ トリウム(6ml)及び水(12ml)を順に加えた。その混合物を30分撹拌し、濾過 し、そして溶媒を真空でエバポレートした。その残渣をトルエン(200 ml)に溶かし、そして一夜乾かした(MgSO4)。その溶媒を真空でエバポレート して、油としての11.9gの粗3−ベンジルベンジルアルコールが得られた。 トルエン(50ml)中の上記のアルコール(11.9g、60mmol)に臭化チオニル( 16.2g、80mmol)を滴下した。添加が完了したら、その混合物を室温で1h撹拌 し、次いで15分間還流加熱した。その反応混合物を室温にまで冷やし、次いでト ルエン(400ml)で希釈した。得られる混合物を5%の炭酸水素ナトリウム(2 ×150ml)、水(150ml)で洗い、そして乾かした(MgSO4)。その溶媒を真空で エバポレートして15.3gの3−ベンジルベンジルブロミド含有油状残渣を得た。 n−ブチルリチウムの2.5Mのヘキサン(36ml)溶液を、窒素雰囲気下で、氷浴 に置かれたドライエチレングリコール(120ml)に滴下した。添加が完了したら 、その混合物を30分撹拌し、次いで上記のベンジルブロミドを一度に加え、次い ですすぎ用のシクロヘキサン(30ml)を加え、そしてその反応混合物を室温で72 時間撹拌した。水(200ml)を加え、そして得られる混合物をジエチルエーテル (2×150ml)で抽出した。合わせた有機抽出物を乾かし(MgSO4)、そして溶媒 を真空でエバポレートして残渣を得、これを溶出液としてヘプタンと酢酸エチル との混合物(3/2)を用いるシリカゲル(600ml)でのカラムクロマトグラフ ィーにかけた。これは8.0gの2−(3−ベンジルベンジルオキシ)エタノール をもたらした。 上記のアルコール(5.0g、21mmol)をドライジエチルエーテル(100ml)に溶 かし、そしてトリエチルアミン(7.3ml)を加えた。ドライジエチルエーテル(2 0ml)に溶かしたメタンスルホニルクロリド(3.5g、31mmol)を室温で滴下した 。添加が完了したら、その反応混合物を一夜放置した。水(50ml)を加え、そし てその混合物を10分撹拌した。相分離させ、その有機相を乾かし(MgSO4)、そ して溶 媒を真空でエバポレートして残渣を得、それをアセトン(150ml)に溶かした。 この溶液に、(R)−3−ピペリジンカルボン酸エチルエステル酒石酸塩(9.5 g、31mmol)及び炭酸カリウム(7.3g、53mmol)を加え、そしてその混合物を9 6h還流加熱した。その混合物を冷やし、アセトン(150ml)で希釈し、そして濾 過した。その溶媒を真空でエバポレートして残渣を得、それを溶出液としてヘプ タンと酢酸エチルとの混合物(1/1)を用いるシリカゲル(500ml)でのカラ ムクロマトグラフィーにかけた。これは油としての4.3gの(R)−1−(2− (3−ベンジルベンジルオキシ)エチル)−3−ピペリジンカルボン酸エチルエ ステルをもたらした。 上記のエステル(4.2g、11mmol)をエタノール(20ml)に溶かし、そして2 Nの水酸化ナトリウム(16.3ml)を加えた。その混合物を室温で16h撹拌し、そ してエタノールを真空でエバポレートした。その残渣を水(20ml)で希釈し、そ して濃塩酸を酸性反応(pH2)となるまで加えた。得られる混合物をジクロロメ タン(2×100ml)で抽出し、そして合せた有機抽出物を乾かした(MgSO4)。そ の溶媒を真空でエバポレートして泡状の残渣を得、これをアセトンから結晶化さ せた。これは固形物としての2.7gの表題の化合物をもたらした。 m.p.135-137℃。C22H27NO3.HClについての計算値: C,67.8%;H,7.2%;N,3.6%;実測値: C,68.0%;H,7.4%;N,3.3%。 実施例11 (R)−1−(2−(2−(ビフェニル−2−イル)エトキシ)エチル)−3− ピペリジンカルボン酸塩酸塩 THF(85ml)中の2−ブロモビフェニルをマグネシウム(2.1g、86mmol)の還 流中のTHF(15ml)懸濁物に加えた。その反応混合物を18 h還流させ、そして2−ブロモビフェニルの追加のバッチ(2.0g、8.6mmol)を 加えた。その反応混合物を2h還流し、そし氷浴上で0℃に冷やした。エチレン オキシド(14.0g、0.32mmol)を加えた。その反応混合物を18h還流し、0℃に 冷やし、そして飽和塩化アンモニウム溶液(100ml)をこの温度で滴下した。そ の反応混合物をジエチルエーテル(100ml)で希釈し、そして濃塩酸をpH2とな るまで加えた。その有機相を分離させ、乾かし(MgSO4)、そして真空で濃縮し た。その残渣を溶出液としてヘプタンと酢酸エチルと(7:3)を用いるシリカ ゲル(800ml)でのカラムクロマトグラフィーにかけ、油としての8.5gの2−( ビフェニル−2−イル)エタノールを得た。 上記で調製したアルコール(8.5g、43mmol)、2−ブロモエチルテトラヒド ロ−2−ピラニルエーテル(17.9g、86mmol)及び水酸化カリウム(9.6g、171 mmol)のジメチルスルホキシド(100ml)混合物を室温で72時間撹拌した。2− ブロモエチルテトラヒドロ−2−ピラニルエーテルの追加のバッチ(3.6g、17m mol)を加え、そしてこの混合物を室温で48h撹拌した。水(350ml)を加え、そ してその混合物をジエチルエーテル(2×250ml)で抽出した。その有機相を合 わせ、水(100ml)で洗い、乾かし(MgSO4)、そして真空で濃縮した。その残渣 を溶出液としてヘプタンと酢酸エチル(3:2)とを用いるシリカゲル(400ml )でのカラムクロマトグラフィーにかけ、油としての6.6gの2−(2−(ビフ ェニル−2−イル)エトキシ)エタノールを得た。 ドライジエチルエーテル(20ml)中のメタンスルホニルクロリド(4.7g、41m mol)を上記で調製したアルコール(6.6g、27mmol)及びトリエチルアミン(6. 9g、 67mmol)のドライジエチルエーテル(80ml)溶液に加えた。この反応混合 物を室温で3h撹拌し、そして ジエチルエーテル(50ml)で希釈した。水(100ml)を加え、そして有機相を水 (50ml)で洗い、乾かし(MgSO4)、そして真空で濃縮した。その残渣をアセト ン(150ml)に溶かし、そして(R)−3−ピペリジンカルボン酸エチルエステ ル酒石酸塩(12.6g、41mmol)を炭酸カリウム(9.4g、68mmol)と一緒に加え た。その反応混合物を6日間還流し、アセトン(100ml)で希釈し、濾過し、そ して真空で濃縮した。その残渣を溶出液としてヘプタンと酢酸エチル(1:3) とを用いるシリカゲル(500ml)でのカラムクロマトグラフィーにかけ、油とし ての6.0gの(R)−1−(2−(2−(ビフェニル−2−イル)エトキシ)エ チル)−3−ピペリジンカルボン酸エチルエステルを得た。 上記のエステル(6.0g、16mmol)をエタノール(30ml)に溶かし、そして2 Nの水酸化ナトリウム(1.3ml)を加えた。その混合物を室温で18h撹拌し、そ してエタノールを真空で除去した。その残渣を濃塩酸(6ml)でpH2に調整し、 そしてジクロロメタン(2×150ml)で抽出した。その有機相を合わせ、乾かし (MgSO4)、そして真空で濃縮した。その残渣をアセトン(30ml)から結晶化さ せて白色固体としての4.7gの表題の化合物を得た。 m.p.122-124℃。C22H27N1O3.HClについての計算値: C,67.8%;H,7.2%;N,3.6%;実測値: C,67.9%;H,7.3%;N,3.5%。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV ,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT, RO,RU,SD,SE,SK,UA,UZ,VN (72)発明者 アンデルセン,クヌート エリック デンマーク国,デーコー―2765 スメル ム,ネーデルデン 122 (72)発明者 セレンセン,ペル オラフ デンマーク国,デーコー―2000 フレデリ クスベルウ,ホビツバイ 15 (72)発明者 ルント,ベーレン フリードリヒ デンマーク国,デーコー―2980 コッケダ ル,ローゼンハーベン 118

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記の式(I)の化合物又は薬理学的に許容されるその塩 (式中、Aは、 であり、 ここで、 R1は1もしくは2個ハロゲン、直鎖もしくは枝分れしたC1-4アルキル、フェ ニル、フェニルにより置換されたC1-4アルキル又はフェニルにより置換された C2-4アルケニルにより任意的に置換された飽和又は不飽和の5又は6員環炭素 環であり、ここでフェニル基は任意的にハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコ キシ又はトリフルオロメチルにより置換されていてよく、そしてここでこの飽和 又は不飽和の5又は6員環炭素環は任意的にベンゼン環と縮合していてよい; R2は水素、直鎖又は枝分れC1-8アルキル、直鎖又は枝分れC2-8アルケニル 、フェニル、フェニルにより置換されたC1-4アルキル又はフェニルにより置換 されたC2-4アルケニルであり、ここでフェニル基は任意的にハロゲン、C1-4ア ルキル、C1-4アルコキシ又はトリフルオロメチルにより置換されていてよい; R3及びR4はそれぞれ水素であるか、又は一緒になって結合を表していてよく ; Xはヒドロキシ又はC1-4アルコキシであり; nは0,1又は2であり; mは2,3又は4であり; ただしR1及びR2は、Aが であるとき、同時にハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ又はトリフル オロメチルにより任意的に置換されたフェニルでない)。 2.下記の請求項1記載の化合物 1−(2−(3−フェニル−1−プロピルオキシ)エチル)−3−ピペリジンカ ルボン酸; (R)−1−(2−(2−ベンジルベンジルオキシ)エチル)−3−ピペリジン カルボン酸; (R)−1−(2−((1−フェニル−2−ナフチル)メトキシ)エチル)−3 −ピペリジンカルボン酸; (R)−1−(2−(2−フェニルベンジルオキシ)エチル)−3−ピペリジン カルボン酸; E−(R)−1−(2−((2,3−ジフェニル−2−プロペン−1−イル)オ キシ)エチル)−3−ピペリジンカルボン酸; Z−(R)−1−(2−((2,3−ジフェニル−2−プロペン−1−イル)オ キシ)エチル)−3−ピペリジンカルボン酸; (R)−1−(2−((2−(N−(2−メチル−1−プロピル)−N−フェニ ルアミノ)エチルオキシ)エチル)−3−ピペリジンカ ルボン酸; (R)−1−(2−(2−((N−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−N −(2−メチル−1−プロピル)アミノ)エチル)オキシ)エチル)−3−ピペ リジンカルボン酸; (R)−1−(2−(2−(2−ベンジルフェニル)エトキシ)エチル)−3− ピペリジンカルボン酸; (R)−1−(2−(3−ベンジルベンジルオキシ)エチル)−3−ピペリジン カルボン酸; (R)−1−(2−(2−(ビフェニル−2−イル)エトキシ)エチル)−3− ピペリジンカルボン酸; 又はその薬理学的に許容される塩。 3.請求項1記載の化合物を調製する方法であって a)式IIの化合物 A−(CH2)n−O−(CH2)m−Y (II) (式中、A,n及びmは前記の通りであり、そしてYは離核基である)を式II Iの化合物 (式中、R3,R4及びXは前記の通りである)と反応させる;又は b)式IVの化合物 A−(CH2)n−OH (IV) (式中、A及びnは前記の通りである)を次Vの化合物 (式中、R3,R4,X及びnは前記の通りであり、そしてZは離核基である) と反応させる;又は c)式Iの化合物 (式中、A,R3,R4,n及びmは前記の通りであり、そしてXはC1-4アル コキシである)を加水分解して、A,R3,R4,n及びmが前記の通りであり、 そしてXがOHである式Iの化合物にする; ことを特徴とする方法。 4.活性成分としての請求項1記載の化合物と、薬理学的に許容される担体又 は希釈剤とを含んで成る、薬理組成物。 5.GABAの取り込みに関連する中枢神経系の病気を処置するのに適当な薬理組 成物であって、有効な量の請求項1記載の化合物と、薬理学的に許容される担体 又は希釈剤とを含んで成る薬理組成物。 6.0.5mg〜1000mgの請求項1記載の化合物を単位投与当り含んで成る、請求 項4又は5記載の薬理組成物。 7.GABAの取り込みに関連する中枢神経系の病気の処置を必要とする対象者の かかる病気を処置する方法であって、有効な量の請求項1記載の化合物を前記対 象者に投与することを含んで成る方法。 8.GABAの取り込みに関連する中枢神経系の病気の処置を必要とする対象者の かかる病気を処置する方法であって、請求項5記載の 組成物を前記対象者に投与することを含んで成る方法。 9.GABAの取り込みに関連する中枢神経系の病気の処置のための医薬の調製の ための請求項1記載の化合物の利用。
JP7502353A 1993-06-23 1994-06-22 N−置換アザ複素環式カルボン酸類とそのエステル類 Pending JPH08511783A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

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DK0746/93 1993-06-23
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