JPH08512200A - クローニング、発現およびトキソプラズマ・ゴンヂのペプチド抗原に対応するワクチン組成物 - Google Patents

クローニング、発現およびトキソプラズマ・ゴンヂのペプチド抗原に対応するワクチン組成物

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JPH08512200A
JPH08512200A JP6523864A JP52386494A JPH08512200A JP H08512200 A JPH08512200 A JP H08512200A JP 6523864 A JP6523864 A JP 6523864A JP 52386494 A JP52386494 A JP 52386494A JP H08512200 A JPH08512200 A JP H08512200A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、アミノ酸配列TDPGDVVIEELFNRIPETSVを有するティー・ゴンヂ(T.gondii)の54kDa抗原の残基197〜216に対応するポリペプチドを提供する。また、宿主細胞、例えばワクシニアウイルスよりなる宿主細胞またはCHO細胞からの発現による、ティー・ゴンヂ(T.gondii)の54KD抗原またはその残基197〜216に対応するポリペプチドの製造法も本発明の範囲内である。

Description

【発明の詳細な説明】 クローニング、発現およびトキソプラズマ・ゴンヂのペプチド抗原に対応するワ クチン組成物 WO92/11366にて同定および記載されている54kDaの抗原は、ある 個体におけるトキソプラズマ症の発症の原因となる寄生虫であるトキソプラズマ ・ゴンヂ(Toxoplasma gondii)による感染症に対する潜在的防御剤を構成する 。WO92/11366において、ティー・ゴンヂ(T.gondii)に特異的なヒ トT細胞クローンが得られており、そのうちの1つであるT細胞クローン32( TCC32)と称されるものを用いて54kDaの抗原(Tg34としても公知で ある)が同定された。 該54KD抗原の同定は重要な進歩を示すが、依然として、天然の経路に可能 な限り近い方法でこの抗原を免疫系に提示することが必要とされている。1つの 態様において、本発明は該54KD抗原についての発現系に関する。もう1つの 態様においては、本発明は、TCC32により認識される該54KD抗原上のエ ピトープの同定、およびこのエピトープに対応するポリペプチドの合成に関する 。もう1つの態様においては、本発明は、上記エピトープを取り込んだ化学コン ジュゲートまたは融合組換えタンパク質に関する。 Tリンパ球は細胞内病原体に対する防御免疫応答において主要な役割を果たし ているため、T細胞受容体により認識されるタンパク質の領域を同定するために かなりの労力が注がれている。合成ワクチンを設計するためのアプローチには、 免疫優性T細胞エピトープを含有するペプチドの適切な選択および生産を必要と する。一次配列からかかる抗原セグメントを予想するために幾つかのモデルが工 夫されている。 本発明をするために、本発明者らは、ヒトT細胞クローン32により認識され るエピトープを含有するトキソプラズマ・ゴンヂ(Toxoplasma gondii)(7)のク ローン化Tg34タンパク質の領域を決定するために3個の予想モデルを適用し た。以下、詳細に説明するように(実施例1参照)、上記エピトープはWO92 /11366に記載されているティー・ゴンヂ(T.gondii)の54KD抗原の アミノ酸197〜216に対応することが判明した。 したがって、第1の態様において、本発明はティー・ゴンヂ(T.gondii)5 4KD抗原の残基197〜216に対応するポリペプチド(「T細胞エピトープ」) を提供する。 これと関連する態様において、本発明は、アミノ酸配列TDPGDVVIEELFNRIPETSV (ここで、文字はアミノ酸の標準的な略語を表す)を有するポリペプチドを提供 する。これはティー・ゴンヂ(T.gondii)の54KD抗原中のアミノ酸197 〜216の配列に対応する(WO92/11366参照)。 好ましくは、該ポリペプチドは精製形態、好ましくは60%以上の純度、より 好ましくは75%以上の純度であること、また90%以上、例えば95〜100 %以上の純度であることが有利である。 好ましい態様においては、該ポリペプチド(T細胞エピトープ)は実質的に純 粋形態である。 該ポリペプチドは通常の技術、例えばメリフィールド固相法により合成しても よい。 本発明者らにより同定されたエピトープは、ティー・ゴンヂ(T.gondii)感 染症に対する免疫を付与し得る免疫原性分子を形成し得る。1つの態様において は、かかる分子はエピトープを免疫系に正しい方法で「提示」する化学コンジュ ゲートであってもよい。 したがって、別の態様において、本発明は、異種分子に化学的に結合しており ヒトまたは動物への体内投与後にティー・ゴンヂ(T.gondii)に対する抗体を 形成する能力を有する本発明のポリペプチドよりなる化合物を提供する。 かかる化学コンジュゲートは、よく知られた技術、例えばカーレント・プロト コールズ・イン・イムノロジー(Current Protocols in Immunology)(1991; ワイリー・インターサイエンシーズ(Wiley Intersciences)、ニューヨーク)によ り形成させてもよい。 もう1つの態様においては、組換えDNA技術により、本明細書中に記載のT 細胞エピトープを取り込んだハイブリッド分子を形成させることが可能である。 文献(マーチノー(Martineau)ら(1991)、バイオ/テクノロジー(Bio/Technol ogy)9,170-179;ルトガーズ(Rutgers)ら(1988)、バイオ/テクノロジー(Bio/ Technology)6,1065-1070参照)に既に記載されているのと類似した技術を用い て、ティー・ゴンヂ(T.gondii)エピトープを免疫系に有効に提示するように 粒子状でかかる分子を発現させてもよい。 したがって、本発明は、異種抗原と融合した本発明のポリペプチドよりなり、 適当な宿主中での発現に際して粒子を形成する能力を有する組換えタンパク質を も提供する。 好ましくは、該宿主は酵母、特にサッカロミセス・セリビサエ(Saccharomyces cerivisae)である。 特に好ましい態様においては、該異種抗原はB型肝炎表面抗原由来である。 B型肝炎表面抗原は、所望によりプレS配列が存在する226個のアミノ酸の Sタンパク質を意味する(B型肝炎表面抗原の性質についての議論は、ガネム, ディー(Ganem,D)およびバルムス,エイチ・イー(Varmus,H.E.)(1987)Ann Rev.B iochem,55,651-693)。 本発明の個々の具体例において、開始メチオニンから続く配列TDPGDVVIEELFNR IPETSV、HBsAgのプレS2領域からの13個のアミノ酸および主HBsAgコー ディング領域(Sタンパク質)からの226個のアミノ酸よりなる組換えタンパク 質が提供される。 また、医薬上許容される担体と混合された免疫学的に有効量の本発明のいずれ かの化合物よりなるワクチン組成物が提供される。 「免疫防御」なる語は、疾患を防ぐまたは軽減し該疾患の伝播を阻止または遅 延させるようにティー・ゴンヂ(T.gondii)攻撃に対する免疫応答を誘導する のに必要な量を意味する。 ワクチン製造は、一般に、ニュー・トレンズ・アンド・デベロプメンツ・イン ・ワクチンズ(New Trends and Developments invaccines),ボラー(Voller)ら (編)、ユニバーシティー・パーク・プレス(University park Press),メリー ランド州ボルチモア,1978に記載されている。 各ワクチン用量中に存在する本発明のタンパク質の量は、典型的なワクチン中 で有意な不利な副作用なしに免疫防御応答を誘導する量として選択される。 かかる量は、どの特異的免疫原を用いるかおよび該ワクチンがアジュバント化 されているか否かに応じて変化する。一般に、各用量は1〜1000μg、好ま しくは1〜200μgのタンパク質よりなると予想される。個々のワクチンにつ いての最適量は、対象における抗体力価および他の応答の観察を含む標準的研究 により確認することができる。好ましくは、最初のワクチン化の後、対象は約4 週間後にブーストを受け、ついで感染の危険が存在する間6カ月毎に反復ブース トを受ける。 また、本発明は、ティー・ゴンヂ(T.gondii)感染症を予防する必要のある ヒトまたは動物に免疫学的に有効量の本発明のワクチン組成物を投与することに よるヒトまたは動物におけるティー・ゴンヂ(T.gondii)感染症を予防する方 法を提供する。 以下の実施例でさらに記載するとおり、本発明者らは驚くべきことに、WO9 2/11366中に記載されていない宿主中で本明細書に記載のとおりティー・ ゴンヂ(T.gondii)の54KD抗原またはそのT細胞エピトープを発現させる ことが有利であることを見いだした。個々の宿主としては、ワクシニアウイルス およびエム・ボビス(M.bovis)−BCGなどが挙げられる。これらは生ワクチ ン化ベヒクルであるという利点を有する。また、宿主細胞としてCHO細胞を用 いるのが有利であるかもしれない。これらは安定な形質転換体を与えるという利 点を有する。 したがって、さらに別の態様において、本発明は、ティー・ゴンヂ(T.gondii )の54KD抗原またはそのT細胞エピトープ(アミノ酸197〜216)をワ クシニアウイルスまたはエム・ボビス(M.bovis)−BCGよりなる宿主細胞か ら発現させ、ついで該生成物を通常の技術により精製することによる、ティー・ ゴンヂ(T.gondii)の54KD抗原またはそのT細胞エピトープ(アミノ酸1 9 7〜216)の製造法を提供する。 貫膜ドメインを除くために、生成された抗原を処理してもよい。これは、該タ ンパク質が培養上清中に分泌されるという利点を有する。完全長タンパク質また は切形誘導体を酵母中で生成させてもよい。典型的には、貫膜ドメインの除去に は、残基464〜485の大部分の除去が含まれる。 関連する態様において、本発明は、ワクシニア感染細胞、またはティー・ゴン ヂ(T.gondii)の54KD抗原またはそのT細胞エピトープ(アミノ酸197 〜216)の54KD抗原をコードするDNAよりなるベクターでトランスフェ クションまたは形質転換されたエム・ボビス(M.bovis)−BCG宿主細胞を提 供する。下記の、この目的のための個々のベクターも本発明の一部を形成する。 以下、実施例および図面(以下に説明する)により本発明を例示説明する。実 施例のあとに参考文献を掲げる。 実施例1:ヒトT細胞クローン32により認識されるTg34エピトープの同 定 両親媒性ヘリックスモデルと称されるベルゾフスキー(Berzofsky)ら(1)の方 法は、ヘルパーT細胞抗原性とα−ヘリックス両親媒性との間に認められる深い 相互関係に基づく。このモデルでは、抗原性部位は極性が優勢な一つの面(これ はT細胞受容体により認識される)および無極性が優勢な反対面(提示細胞の表 面上の主要組織適合遺伝子複合体のクラスIまたはクラスII分子に結合している )とらせん状になっていると仮定される。 ロスバードら(2)の方法は、大部分のヘルパーおよび細胞障害性決定基が、荷 電残基またはグリシン(このあと2個または3個の疎水性残基が続き、極性残基 またはグリシンで終了する)よりなる直線形態を含有するという観察に基づく。 自己ペプチド性モデル(self peptidic model)と称されるコウリルスキーら( 3) の方法は、得られる配列データバンクから評価される、希有テトラペプチドの クラスターから構成されるT免疫原性ペプチドの統計学的に有意な傾向に基づく 。 方法および結果 1.T細胞エピトープの予想 ベルゾフスキーのアルゴリズムは、本発明者らのコンピューターに適応性のあ るいくらかの変化によりスパウジ(Spouge)ら(1)の刊行物から再構成された。 該プログラムの一般的体系は、まず、該アミノ酸配列を疎水性価(hydrophobici ty value)の配列に変換する。第2に、疎水性配列を重なり部分(7〜11残基 長)に分割する。第3に、各部分において、規則的な両親媒性ヘリックス構造と 一致した疎水性の周期性を調べる。第4に、安定な両親媒性ヘリックス断片と不 安定な両親媒性ヘリックス断片を識別する。実際は、もとのプログラムにより、 それぞれ7〜11残基の窓を選ぶことにより分析を行える可能性が示された。本 発明者らは、両窓を連続使用し、両窓により予想される領域を、唯一の窓により 予想される領域から、および11残基の窓により予想されるが低い両親媒性得点 を有する領域から識別するために異なる記号を用いることにより一次配列に基づ いて一列に並んだ両親媒性断片を表す可能性を加えた。 ロスバードのアルゴリズムは、提案されている形態を構成する4組のアミノ酸 が定義されている上記(2)の刊行物から推定された。本発明者らは該モチーフ を含有する公知エピトープを報告する表中に、4残基または5残基のいずれかの モチーフの最終位にTyrが存在し得ることを観察したため、極性残基を含有する 第4の組にチロシンを加えた。 コウリルスキーのアルゴリズムを実行するために、本発明者らはまず、すべて の免疫系関連多形タンパク質配列が除外されている(すなわち免疫グロブリン、 T細胞受容体、MHC分子)ヒト配列のみを含有するタンパク質配列データバン クSWISSPROTのサブセットを作った。第2の段階で、ヒト種の体細胞自己カタロ グを表すこのデータバンクサブセットを4個の残基の窓を通して読み取り、4次 元マトリックスを用いてすべての可能なテトラペプチド配列についての出現数を 記録した。最後に、タンパク質配列をこのプログラムにサブミットすることによ り、この配列中に見いだされる各テトラペプチドに、該マトリックスにより報告 される対応する値を与えた。 しかしながら、定められたタンパク質の異なる領域が各モデルにより選択され るかもしれないため、本発明者らは関心のある一次配列のもとで、各予想法から 得られた一連の結果を実行するプログラムを書いた。このアプローチは、T細胞 決定基の同定の可能性を増加させ、異なるアルゴリズムにより適合して予想され るそれらの抗原断片に焦点を合わせるのに用いられている。 上記のすべてのコンピュータープログラムは、有力な科学プログラム言語であ るフォートラン(FORTRAN)で書かれている。 Tg34タンパク質の一次配列を3個のプログラムのこの組にサブミットし、 得られた分析に基づき、本発明者らは10個の予想断片のうちの3個のペプチド を化学合成することを選択した。 - 断片197〜216は、7個の残基の窓について23.9および11個の残基 の窓について28.9の両親媒性得点を有する両方の窓により予想される両親媒 性α−ヘリックスを含有する。また、それはロスバードの2個の隣接モチーフ( 下線部)を含有し、第一のものは五量体、第二のものは四量体である。 - 断片303〜410は、8.6および4.3の両親媒性得点を有する11個の 残基の窓により予想される2個の重複した予想両親媒性α−ヘリックスを含有す る。また、それはロスバードの2個の非隣接モチーフ(下線部)、およびテトラ ペプチドの自己ペプチドヒト組においてゼロ発生の3個の連続テトラペプチドを 含有する。 - 断片501〜524は、7個の残基の窓について47.4、11個の残基の窓 について54.7の両親媒性得点を有する両方の窓により予想される両親媒性α −ヘリックスを含有する。また、それはロスバードの3個のモチーフ(下線部) をも含有し、それらの2個は隣接していて、第一のものは五量体であり第二のも のは四量体である。さらに、この断片のアミノ末端部は、ヒトサブセットデータ バンク中の低出現値のテトラペプチドを与える。 2.ペプチドおよびコンジュゲートの合成 完全自動ペプチド合成装置(ABIモデル430A、カルフォルニア州フォス ターシティー(Foster City))を用いてメリフィールド固相法(4)により、tert −ブチルオキシカルボニル/トリフルオロ酢酸(tBoc/TFA)戦略に従いペプチド を合成した。該tBoc-N-a保護アミノ酸を、tBoc-Ala-OCH2-フェニルアセトアミド メチル(Pam)樹脂、tBoc-VAl-OCH2-Pam樹脂およびtBoc-トシル-Arg-OCH2-Pam樹 脂に順次カップリングさせた。三官能基性アミノ酸を以下のとおり保護した:Ar g(トシル),AspおよびGlu(ベンジルエステル),SerおよびThr(ベンジルエーテル), Lys(2-クロロベンジルオキシカルボニル),Tyr(ジ-クロロ-ベンジル),Trp(ホルミ ル),Cys(メチルベンジル)およびHis(ジニトロフェニル)。合成の終了時に、開裂 および脱保護(「低−高(low-high)」フッ化水素法による)の前にチオーリシス によりHis残基の保護基を除去した。粗製ペプチドをTSKHW40s(メルク(Me rck)、ニュージャージー州ラーウェイ(Rahway))上のゲル濾過およびヌクレオジ ル(Nucleosil)C18上の逆相HPLCにより精製した。ついで、バイダック(Vyda C)C18上のRP−HPLCおよび薄層クロマトグラフィーにより等質性について 、および完全酸加水分解後にアミノ酸分析により同一性についてペプチドを調べ た。 ペプチド197〜216、393〜410および501〜524は、それぞれ 、ジメチルスベルイミダート、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチル カルボジイミドおよびグルタルアルデヒド(5)によりウシ血清アルブミン(BSA )に共有結合している。いずれかのカップリングしていないペプチドを除くため に透析した後、ペプチド/担体の割合を決定するために該コンジュゲートを特徴 づけした。バイオ−ラッド・プロテイン・アッセイ(Bio-Rad Protein Assay)に よりタンパク質の量を評価した。ペプチド合成の間、本発明者らは、該精製コン ジュゲートの全放射活性を測定することにより結合ペプチドの数を決定するため に、3H−標識Boc-Leu(ドュポン(Dupont)、NENリサーチ・プロダクツ(Resear ch Products)、マサチューセッツ州ボストン)を使用した。 3.T細胞増殖検定 記載のとおり(6)、同種異系の照射PBMC、フィトヘマグルチニン(PHA) および組換えIL−2の存在下、2〜3週間毎に刺激することにより、ヒトT細 胞クローン32を培養中に維持した。増殖検定のために、抗原提示細胞(6)とし てのオートロガスBリンパ芽球細胞系の凍結保存細胞の存在下、適当な濃度の抗 原と共にT細胞をインキュベートした。3日後、既に記載されている(6)とおり に[3H]チミジン取り込みにより増殖を評価した。 図1は、3個のペプチドで得られたT細胞クローン32の用量−反応曲線を示 す。それに示されるとおり、残基197〜216に対応するペプチドにより有意 な増殖が検出され、10-2〜3×10-2μg/mlの最大反応が得られた。他の2 個のペプチドでは全く反応が観察されなかった。画分F3またはTg34溶原菌( 陽性対照)の抽出物の存在下にて有意な増殖が観察され、野生ラムダgt11溶原 菌(陰性対照)の抽出物では有意な増殖が全く観察されなかった。また、該増殖検 定において該コンジュゲートも試験した。本発明者らは、ペプチド197〜21 6のみに対応するコンジュゲートの存在下にて反応を観察した(データは示して いない)。 Tg34タンパク質のアミノ酸配列197〜216はT細胞クローン32によ り認識されるエピトープを含有すると結論づけることができる。 実施例2 完全またはT細胞エピトープ(アミノ酸(aa)197-216)に制限された54kDa抗 原(Tg34)を保持する組換えベクターの構築 A.ワクシニアウイルスへの転移のためのベクターの構築 54kDa抗原(pNIV3401)をコードする±1800塩基対のEcoRI DNA断片を 保持するpブルースクリプト(pBluscript)KS+ベクターがWO92/11366 の実施例5に記載されている。 そこから、抗原についてのコーディング配列のほとんどを包囲する1556塩 基対のNheI-NcoI DNA断片を回収し、Tg34DNA配列の5'末端をコー ドする59塩基対のBglII-NheI合成二本鎖オリゴヌクレオチド(OL1)(図 2A)と共に、多目的クローニングビークルpJRD184(ヒュータースプリュ ート(Heuterspreute)ら、ジーン(Gene)59,299-304、1980)のBglII-NcoI 部 位に連結した。ついで、得られた中間構築物をEcoRVおよびNcoIで切断して 、EcoRV(5'-末端)およびNcoI(3'-末端)に隣接しTg34DNA配列の3' −末端をコードする第二の33塩基対の合成二本鎖オリゴヌクレオチド(OL2) (図2A)を挿入した。したがって、最終構築物pNIV3404は、5'開始共通 配列(コザック,エム(Kozak,M),Cell 44,283-292,1986)、ATG開始コドン および停止コドン(図2B)を含む54kDa抗原についてのコーディング配列を保 持する。 ついで、最終的にワクシニア転移プラスミドpULB5213(標準的ワクシニ アベクターpSC11の誘導体;チャクラバチ(Chakrabati)ら,Mol.Cell.Biolog y 5,3404-3409,1985)中にクローニングされる54kDa抗原をコードする164 8塩基対のDNAモジュルを回収するために、BglIIおよびEcoRVでpNIV 3404を切断した。得られたプラスミドpNIV3402を図2Cに示す。そ れはP7.5ワクシニアプロモーターの制御下、Tg34抗原についての配列を保持 する。 B.マイコバクテリウムボビス−BCG中への発現のための転移プラスミドの 構築 1.出発物質の調製 a)プラスミドpNIV2229 pRIB1000(ソール(Thole)ら、Infection and Immunity 50,800-806,1 985)から763塩基対のMluI-BamHI断片を単離した。それは、P64(HS P60)マイコバクテリウムの抗原の推定プロモーターを含有する。それをpUC 19プラスミドのHincII部位中にクローニングしてpNIV2229を得た。 b)プラスミドpNIV3403 pUC19のBamHI部位とHincII部位との間にpNIV3404からTg3 4の完全コーディング配列を1600塩基対のBglII−EcoRV断片として転 移させてpNIV3403を得た。 2.pNIV3406の構築 PstI−MscIDNA断片をpNIV2229から単離した。それは翻訳開始 ATGの後の最初の塩基(B)までのP64プロモーターを含有する。それをpN IV3403のEcoRI部位とNheI部位との間で、Tg34の最初のアミノ酸 をコードする合成DNAアダプター(NATBCG1/NATBCG2,図3A)と連結した。つ いで、Tn903(ファルマシア(Pharmacia))からのKanR遺伝子を含有する13 00塩基対のDNAを、得られたプラスミド(pNIV3405)の唯一のPstI 部位に挿入してpNIV3406を得た。以下の図面(図3B)にこの構築物を 記載する。 3.pNIV3407の構築 テンペレートマイコバクテリオファージFRAT1(本発明者らの研究室で以 前単離されたもの、ハエセレー(Haeseleer)、チム(Timm)およびジャコブス(Jaco bs),1989,Acta Leprologica 7(前掲1)252-253)由来の1500塩基対の平 滑化BamHI断片のpNIV3406の唯一のSmaI部位に挿入することにより 、プラスミドpNIV3407が得られる。 C.Tg34T細胞エピトープ(aa197〜216)とB型肝炎ウイルス(HSV )のプレS2−S抗原との融合により得られる粒子としての酵母中で発現させる ためのベクターの構築 Tg34T細胞エピトープの免疫系に対する提示のための担体としてHBsAg 粒子を使用するために、Tg34T細胞エピトープ(aa196〜216)をコード する配列をプレS2遺伝子(aa135〜145)をコードするDNAの上流および HBVのSタンパク質についての完全配列(aa175〜400)と融合させた(図 4A)。プレS2タンパク質のアミノ酸残基133〜145およびHBVのSタ ンパク質のアミノ酸残基175〜400に対応する722塩基対のDNA断片を 回収するために、プラスミドTCR50(pRIT13220)をBamHIおよびEcoR Iで消化した(カベゾン(Cabezon)ら、Vaccines 90,199-203,1990)。Tg 34T細胞エピトープについての配列(aa196〜216)をコードするDNA 配列を再構築し、上記で得られた断片とNcoIおよびEcoRIにより切断された プラスミドFF6(pRIT13717)との間の結合を与えるために、合成オ リゴヌクレオチド(64マー)を使用した。該pRIT13717ベクターは、A RG3転写ターミネーターを保持する酵母DNA断片に続く酵母グリセルアルデ ヒド−3P−デヒドロゲナーゼ(TDH3)プロモーター断片を含有する(図4 B)。該2980塩基対の発現カセットをBglII−SalI断片として切り出し 、酵母シャトルベクターOJ10(pRIT12741)に挿入してpNIV34 09を得た(図4C)。該pRIT12741ベクターは酵母2−ミクロンDN Aおよび酵母における選択マーカーとしての酵母LEU2よりなる(ハーフォー ドら、Postgrad.Med.J.63,65-70,1987)。pNIV3409に挿入されてい るカセットは260個のアミノ酸のタンパク質を発現すると予想される。該ハイ ブリッドタンパク質は、開始メチオニンから始まるTg34T−細胞エピトープ の20個のアミノ酸、プレS2領域からの13個のアミノ酸および主HBsAgコ ーディング領域からの226個のアミノ酸よりなる。 D.CHO細胞における発現のためのベクター構築 a)54KDa抗原 プラスミドpNIV3404(実施例2A参照)から始め、消化により164 8塩基対のHindIII−EcoRV DNA断片を回収し、HindIIIおよびSm aIで切断されたpEE14(コケット(Cockett)ら、1990,Bio/Technology,8, 662-667)由来のpRIT14073真核発現ベクターに挿入した。得られた発現 プラスミドpNIV3412(図5)は、ヒトサイトメガロウイルス(hCMV− MIE)の主要即時型プロモーターの制御下、実施例2Aに記載されている54 KDaの抗原をコードする配列を含有する。 b)切形54KDa抗原 54KDa抗原のアミノ酸配列は、残基464〜485に及ぶ推定膜−足場ド メインを含有し、これは宿主細胞による組換えタンパク質の分泌を抑制するかも しれない。本発明者らは、残基464〜485に対応する配列が欠失している切 形型の54KDa抗原をコードするDNAを構築した。その構築は以下のとおり 行った。1356塩基対のHindIII−SfcI DNA断片をプラスミドpNI V3402(実施例2A参照)から回収し、49塩基対のSfcI−SmaI合成D NA断片(図6a)と共に、HindIIIおよびSmaIで切断されたpRIT14 073発現ベクターに導入して即時構築物を得た。ついでこの構築物をSmaIで 消化して、ポリメラーゼ連鎖反応(プライマー1および2、鋳型としてのpNI V3402のDNA、図6b)により得た151塩基対のHpaI−EcoRI DN A断片をこの部位に、連結させることにより収容した。最終構築物pNIV34 14は、hCMVプロモーターの制御下、残基464〜485を欠く切形型の5 4KDaの抗原をコードする(図6c)。 実施例3 宿主細胞における完全なまたはT細胞エピトープ(aa197〜216)に制限 された54kDa抗原の発現 A.ワクシニアウイルス組換え体を経由する真核細胞における発現 組換え転移プラスミドpNIV3402をワクシニア−感染CV−1細胞にト ランスフェクションし、ブロモ−ウリジン選択およびX−ガルの存在下の青色に 基づくプラーク精製の後、組換えウイルスを単離した。それらはVV3402と 称される。プラーク検定にはヒトH143繊維芽細胞TK株を使用するのが好ま しい。細胞に感染させるのに使用したワクシニアウイルスはWR型のもの(起源 :ボリシーウィクズ(Borysiewicz)、英国)であった。その操作はワクシニア ウイルス組換え体の取得について既に記載されている方法(マケット エム(Mac kett M)およびスミス ジー・エル(Smith G.L.),J.Gen.Virology 67,2067- 2082,1986;マケット エム(Mackett M)、スミス ジー・エル(Smith G.L.) およびモス ビー(Moss B.)、J.Virology 49,857-864,1984)に従った。 組換えワクシニアウイルスVV3402を使用して、感染多重度1の培養中で CV−1細胞に感染させた。感染の18〜48時間後、感染細胞(約3.105/ 検定)および消費培地(約2ml)を集めた。12%ドデシル硫酸ナトリウムの存 在下のポリアクリルアミドゲル電気泳動によりタンパク質を分離し、ニトロセル ロース膜に移し、イムノディテクションに付した後に、54kDa抗原の存在を確 認した。これらの手法の詳細はWO92/11366に記載されている。 B.エム ボビス(M.bovis)−BCGにおける発現 プラスミドpNIV3406およびpNIV3407をエム ボビス(M.bovis ) −BCG中にエレクトロポレーションした。その第一のプラスミドはその直線形 態として使用し(ScaI消化を介する)、第二のプラスミドは環状分子として使 用した。WO92/11366のサブタイトルA13およびA15に記載されて いるイムノディテクション法で発現させるために、形質転換操作から回収したエ ム ボビス(M.bovis)−BCG組換え体を分析した。 C.酵母における発現 1.プラスミドpNIV3409を使用して、エス・セレビシアエ(S.cerevi siae)株DC5(his3−5、leu2−3、leu2−112、can1−11cir°、 ハーフォード(Harford)およびピーターズ(Peeters)、Curr.Genet.11:315 -319,1987)をLeu+表現型に形質転換した。該形質転換体をY420と命名した 。それらのうちの1つを2%グルコースを炭素源とする40mlの酵母窒素基礎最 小培地中で中指数的成長相まで増殖させた。細胞を洗浄し、遠心分離により収集 し、300mlのトリス−HCl 25mM pH8、4mM EDTA、1%ツイーン (Tween)20、4mMフェニルメチルスルホニルフルオリド、10%プロパノー ル−2中でガラスビーズで粉砕した。該ホモジネートを30,000×gで30分 間遠心分離して粗製抽出物を得た。上清(全タンパク質の±50μg)を12.5 %SDS−ポリアクリルアミドゲル上で分析した。ついで、分離されたタンパク 質をニトロセルロース(タウビン(Towbin)ら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 7 6:4350-4354,1979)上にブロッティングし、HBsAg(mAb HBS1、スミ スクライン・ビーチャム(SmithKline Beecham))またはプレS2領域(mAb S2.5、スミスクライン・ビーチャム(SmithKline Beecham))に対して向け られたモノクローナル抗体と共に該シートをインキュベートした。一次抗体の検 出はアルカリホスファターゼ法により行った。アルカリホスファターゼとコンジ ュゲートした抗IgG第二抗体をNBT(ニトロブルーテトラゾリウム)および BCIP(5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリルホスファート)により検出 した。陰性対照(Y1017)中に存在しない約28kDaのタンパク質がmAbの HBSIおよびS2.5と共に出現した。これらの結果から、酵母株Y420は 、開始メチオニンから始まるTg34T細胞エピトープの20個のアミノ酸、プ レ S2領域からのアミノ酸133〜145および主HBsAgコーディング領域から の226個のアミノ酸よりなる分子量28kDaの融合タンパク質を発現する。 2)粒子の形成 選択培地(800ml+80μg/mlヒスチジン)中で後期対数期まで株Y42 0を増殖させた。遠心分離で細胞を集め、冷PBSで洗浄し、5mlの50mMリ ン酸ナトリウム緩衝液(pH8.1)、4mM EDTA(エチレンジアミンテトラ 酢酸および二ナトリウム塩)、1%ツイーン(Tween)20(ポリオキシエチレ ン ソルビタン モノラウラート)、4mM PMSF(フェニルメチルスルホニル フルオリド)および10%イソプロパノール中に再懸濁した。フレンチプレッシ ャーセルに20,000psiで2度通過させることにより細胞を分離した。該懸濁 液を30,000×gで30分間遠心分離した。上清液の全タンパク質濃度をブラ ッドフォード色素-結合法(Bradford dye-binding procedure)(ブラッドフォード ,エム(Bradford M.)(1976)Anal.Biochem.72,248)に基づくバイオ−ラッ ドプロテインアッセイ(Bio-Rad protein assay)(n°500−0001)により測 定した。ベーリングヴェルケ(Behringwerke)(ドイツ マールブルグ(Marburg)) より商業的に入手可能なELISAキット(エンザイグノスト−HBsAgミクロ (Enzygnost-HBsAg micro))を使用してHBsAgの存在を検定した。 粗製細胞抽出物の7mlを、ベックマン(Beckman)60Tiローター中、1.5 M CsCl、25mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.4)中、40,000×gで 68時間、平衡になるまで遠心分離した。集めた画分を上記のELISA法によ りHBsAgの存在について検定した。HBsAgは1.22g/cm3まで平衡化する ことが判明した。勾配画分のイムノブロット分析によりELISAの結果が確認 された(図7A)。 PBSに対して透析したCsCl最大画分からの0.5mlの物質を、SW40ロ ーター中、38,000gで13時間、速度ショ糖勾配に付した。ELISA(エ ンザイグノスト−HBsAgミクロ(Enzygnost-HBsAg micro))およびmAb HBS 1でのイムノブロットにより、それぞれ、HBsAg抗原性およびハイブリッドタ ンパク質の存在について各画分を分析した(図7B)。結果は、ハイブリッドタ ンパク質がリポタンパク質粒子に集合することを示した。 C.酵母中の発現 3)プラスミドpNIV3417、pNIV3421およびpNIV3423を 用いてエス・セレビシエ(S.cerevisiae)株DC5をLeu+表現型に形質転換した 。該形質転換体をそれぞれYN479、YN478およびYN481と命名した 。培養および粗製抽出物の分析を上記のとおり行った。培地中のタンパク質をT CA(トリクロロ酢酸)により沈殿させた。 D.CHO細胞(安定形質転換体)中での発現 a)54kDa抗原 1.25×106細胞につき20μgのDNAを使用して、プラスミドpNIV3 412をリン酸カルシウム共沈殿によりCHO−K1細胞中にトランスフェクシ ョンした。該CHO−K1細胞をGMEM−S培地(ギブコ(Gibco))中で増殖 させた。トランスフェクションの2日後、25μMメチオニンスルホキシミンを 加えることによりトランスフェクタントを選択した。10〜14日後、耐性コロ ニーを拾い上げ、96ウェルの平板、ついで24ウェルの平板、ついで80cm2 フラスコへ移した。細胞が約80%密集に達した時に54KDa抗原についてG Sトランスフェクタントを検定した。コケット(Cockett)ら、バイオ/テクノ ロジー(Bio/Technology)8,662-667(1990)に記載されている方法に従った。 b)切形54KDa抗原 切形54KDa抗原の発現の方法は上記の方法に従った。 E.酵母における54KD抗原の発現のためのベクター構築 pNIV3402から1648塩基対HindIII−BglII DNA断片を回 収し、発現ベクターpRIT13145(TCM97)の平滑末端にされたBam HI部位に、発現のために正しい配向で平滑末端で導入した(図7)。得られた プラスミドpNIV3417は、ARG3プロモーターの制御下、実施例2Aに 記載の54KD抗原をコードする配列を含有する。 酵母エス・セレビシエ(S.cerevisiae)からのそれ自身のシグナル配列による 異種タンパク質の分泌が、いくつかの場合(すべての場合というわけではない) に 観察された。しかし、酵母分泌タンパク質のシグナル配列を外来タンパク質のコ ーディング領域に融合することにより、その分泌は最もよく達成された(ロマノ ス(Romanos)ら(1992)Yeast 8:423-488)。酵母フェロモンMFα−1 のシグナル配列はこの点で特に生産的であることを証明した(ブレイク(Brake)( 1989)、Yeast Genetic Engineering 269-280参照)。 このようにして、本発明者らは、Tg54のアミノ酸残基28〜538へ続く MFα−1のシグナル配列をコードするDNAを構築した。該構築は以下のとお り行った。プラスミドpNIV3402をRsalおよびSal1で消化して470塩 基対のDNA断片を回収した。MFα−1(19アミノ酸)のシグナル配列をコ ードするDNA配列を再構成し上記で得られた断片とHindIII−Sal1によ り切断されたプラスミドpUC19との間の結合を付与するために、合成オリゴ ヌクレオチド(65マー)を使用した(図8a)。ついで、pNIV3402から のSall−BglII DNA断片を挿入するために、得られた中間構築物をSall およびBamHIで切断してpNIV3416を得た(図8b)。これをHindII IおよびEcoRIにより切断して1626塩基対のDNA断片を回収し、平滑末 端化し、pRIT13145(TCM97)の平滑末端化BamHI部位に導入し た。したがって、最終構築物pNIV3421は、ARG3プロモーターの制御 下、54KD抗原の残基28〜538に融合したMFα−1のシグナル配列をコ ードする(図8c)。 54KD抗原の推定膜−足場ドメイン(残基464〜485)は組換えタンパ ク質の分泌を抑制するため、本発明者らは、Tg54抗原の残基464〜485 に対応する配列が欠失している切形型のMFα−1−Tg54抗原をコードする DNAを構築した。このようにして、pNIV3414からのSal1−BglII DNA断片を、Sal1およびBamHIで切断されたpNIV3415に導入してp NIV3422を得た(図9a)。ついで、得られたプラスミドをHindIIIお よびEcoRIにより消化して1400塩基対のDNA断片を回収し、平滑末端化 し、pRIT13145(TCM97)の平滑末端化されたBamHI部位に導入 した。得られた発現プラスミドpNIV3423は、ARG3プロモーターの制 御下、54KD抗原の残基28〜465および486〜538へ続くMFα−1 のシグナル配列をコードする配列を含有する(図9b)。 参考文献 1.マーガリト エイチ(Margalit H.)、スパウジ ジェイ・エル(Spouge J. L.)、コルネッテ ジェイ・エル(Cornette J.L.)、シース ケイ・ビー(Cease K.B.)、デリシ シー(Delisi C.)およびベルゾフスキー ジェイ・エイ(Ber zofsky J.A.)(1987)一次配列からの免疫優性ヘルパーT細胞抗原性部位の予 想(Prediction of immunodominant helper T cell antigenic sites from the primary sequence)J.Immunol.138,pp 2213-2229. 2.ロースバード ジェイ・ビー(Rothbard J.B.)およびテイラー ダブリュ ー・アール(Taylor W.R.)(1988)T細胞エピトープに共通な配列パターン(As equence pattern common to T cell epitopes)EMBO J.,7,pp 93-100. 3.クラベリー ジェイ・エム(Claverie J-M.)、コウリルスキー ピー(Kou rilsky P.)、ラングレイド−デモイエン ピー(Langlade-Demoyen P.)、チャ ルフォー−プロチニカ エイ(Chalufour-Prochinicka A.)、ダダグリオ ジー( Dadaglio G.)、テカイア エフ(Tekaia F.)、プレイタ エフ(Plata F.)およ びボーグエアレット エル(Bouguerlet L.)(1988) T免疫原性ペプチドは希有配 列パターンよりなる.ヒト免疫不全ウイルスgagタンパク質中のTエピトープの 同定における使用(T-immunogenic peptides are constituted of rare sequence patterns.Use in the indentification of T epitopes in the human imunode ficiency virus gag protein)Eur.J.Immunol.18,pp 1547-1553). 4.ケント エス・ビー(Kent S.B.)(1988)ペプチドおよびタンパク質の化学 合成(Chemical synthesis of peptides and proteins)Annu.Rev.Biochem., 57,pp 957-985. 5.バン・レゲンモーテル エム・エイチ・ブイ(Van Regenmortel M.H.V.) 、ブライアンド ジェイ・ピー(Briand J.P.)、ミューラー・エス(Muller S. )およびプローエス(Plaue S.)(1988)抗原としての合成ポリペプチド(Synt hetic polypeptides as antigens)、エルセビアー(Elsevier)編、pp 95-130. 1991)トキソプラズマ・ゴンヂに対するヒトT細胞クローン:インターフェロン −ガンマ、インターロイキン2の産生および株交差反応性(Human T-cell clones against Toxoplasma gondii:production of interferon-gamma,interleukin 2,and strain cross-reactivity)Parasitol.Res.,77,379-385. 7.サーベドラ アール(Saarvedra R.)、デ・モーター エフ(De Meuter F.)、 トT細胞クローンは、イー・コリ中でクローニングされ発現されたトキソプラズ マ・ゴンヂの潜在的に保護的な54キロダルトンのタンパク質抗原を同定する( Human T-cell clone identifies a potentially protective 54-kilodalton pro tein antigen of Toxoplasma gondii cloned and expressed in E.coli.)J.Im munol.147,1975-1982(1991).
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C12N 1/19 8828−4B C12N 1/19 5/10 9637−4B C12P 21/02 C C12P 21/02 9281−4B C12N 5/00 B //(C12N 1/19 C12R 1:865) (C12P 21/02 C12R 1:91) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),JP,US (72)発明者 ボラン,アレックス ベルギー国ベー―1440ニーベル、リュ・デ ュ・ランディストリ24番、セルヴィス・デ ュ・ジェネティク・アプリケ、ファキュル テ・デ・スィヤンス、ユニベルシテ・リブ レ・デュ・ブリュッセル (72)発明者 ジャコブ,ポール ベルギー国ベー―1440ニーベル、リュ・デ ュ・ランディストリ24番、セルヴィス・デ ュ・ジェネティク・アプリケ、ファキュル テ・デ・スィヤンス、ユニベルシテ・リブ レ・デュ・ブリュッセル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ティー・ゴンヂ(T.gondii)の54KD抗原の残基197〜216に対 応するポリペプチド。 2.配列TDPGDVVIEELFNRIPETSVを有するポリペプチド。 3.実質的に精製形態である請求項1または請求項2記載のポリペプチド。 4.貫膜ドメインを欠くことを特徴とするティー・ゴンヂ(T.gondii)の5 4KD抗原に対応するポリペプチド。 5.異種分子に化学結合しておりヒトまたは動物への体内投与後にティー・ゴ ンヂ(T.gondii)に対する抗体を形成する能力を有する請求項1〜3のいずれ か1項に記載のポリペプチドよりなる化合物。 6.異種抗原と融合した請求項1、2、3または4記載のポリペプチドよりな り、適当な宿主中での発現に際して粒子を形成する能力を有する組換えタンパク 質。 7.異種抗原がB型肝炎表面抗原由来である請求項6記載の組換えタンパク質 。 8.酵母中で発現される請求項6または請求項7記載の組換えタンパク質。 9.開始メチオニンから続く請求項2記載の配列、HBsAgのプレS2領域か らの13個のアミノ酸および主HBsAgコーディング領域からの226個のアミ ノ酸よりなる請求項8記載の組換えタンパク質。 10.医薬上許容される担体と混合された免疫学的に有効量の請求項1〜9の いずれか1項に記載の化合物よりなるワクチン組成物。 11.ティー・ゴンヂ(T.gondii)感染症を予防する必要のあるヒトまたは 動物に免疫学的に有効量の請求項10記載のワクチン組成物を投与することによ るヒトまたは動物におけるティー・ゴンヂ(T.gondii)感染を予防する方法。 12.ティー・ゴンヂ(T.gondii)の54KD抗原またはそのT細胞エピト ープ(アミノ酸197〜216)をワクシニアウイルスまたはエム・ボビス(M .bovis)−BCGよりなる宿主細胞から発現させ、ついで該生成物を通常の技 術により精製することによる、ティー・ゴンヂ(T.gondii)の54KD抗原ま た はそのT細胞エピトープ(アミノ酸197〜216)の製造法。 13.ティー・ゴンヂ(T.gondii)の54KD抗原またはそのT細胞エピト ープ(アミノ酸197〜216)をコードするDNAよりなるベクターでトラン スフェクションまたは形質転換されたワクシニア感染細胞またはエム・ボビス( M.bovis)−BCG宿主細胞。 14.ティー・ゴンヂ(T.gondii)の54KDa抗原またはその切形形態をC HO宿主細胞から発現させ、ついで該生成物を通常の技術により精製することに よるティー・ゴンヂ(T.gondii)の54KDa抗原またはその切形形態の製造法 。 15.ティー・ゴンヂ(T.gondii)の54KDa抗原またはその切形形態をコ ードするDNAよりなるベクターでトランスフェクションされたCHO細胞。 16.ティー・ゴンヂ(T.gondii)の54KDa抗原またはその切形形態をコ ードするベクターでトランスフェクションされた酵母細胞。
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GB9027728D0 (en) * 1990-12-20 1991-02-13 Smithkline Beecham Biolog Novel protein
IT1256575B (it) * 1992-12-10 1995-12-11 Cesalpino Andrea Fond Procedimento per la preparazione di immunogeni costituiti da antigeni esogeni capaci di generare non solo la risposta immune dei linfociti t helper,ma anche una efficace risposta dei linfociti t citotossici; e immunogeni cosi' ottenibili.

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EP0695356A1 (en) 1996-02-07
WO1994025594A3 (en) 1995-06-01
WO1994025594A2 (en) 1994-11-10

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