JPH08512271A - 横糸供給機 - Google Patents
横糸供給機Info
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
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- D03D47/00—Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
特に横糸をグリッパ、又は射出型織機に供給するためのヤーン供給機であって、横糸がドラム上に巻き付けられた横糸のリザーブから、横糸供給機の出口の端まで「抜き取って」巻き出される。その出口の端で、出口ヤーン・ガイドの上流にあるヤーン制動装置が作動される。ドラム軸を中心に設置され、ドラムに沿って調節可能なヤーン制動装置は、連続的表面と可変の可撓性を有する円錐台形制動要素を含む。前記円錐台形制動要素は特にその母線に沿って可変の可撓性を有し、前記制動要素が大きい方の円周に近い部分でそれが固定されている剛性のリング支持体に担持されている。次に前記支持体もまたヤーン供給機のブラケット上に固定され、前記支持体の位置はドラム軸に沿って調節可能である。
Description
【発明の詳細な説明】
ヤーン供給機
本発明は、ヤーンを用いる機械にそれを供給するための装置に関し、特に、改
良された特性を有するグリッパ、又は射出型織機(projectile looms)の横糸供給
機に関する。
ヤーンを、供給機、又はヤーン供給機によって、それを利用する機械に供給す
ること、特に横糸を織機に供給することは、技術的によく知られている。こうし
た装置はスプールと織機の間に設置されて一時的に横糸を蓄え、その横糸をスプ
ールから巻き出すことを容易にし、その後それを織機の挿入部材に、最適な所定
のヤーン張力値で供給する。
こうした供給装置に現在、一般に採用されている構造タイプは、電子モータで
駆動される巻き付けアームによって、静止状態に保たれているドラムの周りに、
連続的にヤーンを巻き付けるものを含んでいる。巻き付けドラム上の現在のヤー
ンの量、又はリザーブを検出する手段は、できる限り均一な速度でスプールから
ヤーンを巻き出そうとするために、織機に引き入れられるヤーンの量に従って、
供給装置のモータの駆動、及び回転スピードを制御することが多い。
ヤーン供給機がグリッパ、又は射出型織機で使用される場合、それらは、それ
らの出口の端で、リザーブの巻き付けドラムの下流に
位置し、ヤーンを特定の望ましい張力で織機に供給する、ヤーン制動手段を含む
。周知のヤーン制動手段の多くは、ドラムの出口の端
ことを保証するため、供給機の出口ヤーン・ガイドの上流に位置づけられる。大
部分のヤーン供給機は、多くの天然、又は人工の剛毛から成る制動装置を使用し
ており、その剛毛は、ブラケットによってヤーン供給機の主軸に沿って移動可能
な、閉じたリングの形の支持部に固定される。また前記剛毛の当接は、ヤーン供
給機のリザーブの巻き付けドラムの外周の上に、前記ブラケットの軸上の位置を
調整することによって事前に設定されることが多い可変の圧力で固定される。や
はり広く用いられている他のヤーン制動装置は、可変の可撓性を有し、円錐台(f
rustoconical)表面上に並べて位置決めされる、多くの薄いストリップから成る
制動要素を用いて、供給機のドラムの出口の端に直接作用する。この制動要素は
底面の開放されたカップ型支持体に据え付けられ、この支持体はヤーン供給機の
ブラケットによって担持され、かつその位置がドラムの軸に沿って調節可能であ
る。
前述の制動装置を採用するヤーン供給機においては、織機への横糸挿入条件が
改善されているとしても、織機に供給されている横糸の張力の最適制御に関する
問題を、完全にかつ効果的に解決することは不可能であった。
この問題は特に、横糸挿入口の中央で横糸の交換を行うグリッパ織機の横糸挿
入サイクルにおいて現れる。この時、ヤーンの張力は、
横糸挿入口の入り口で、担持グリッパによってヤーンが掴まれた瞬間、及びヤー
ンの先端を横糸挿入口の中央で担持グリッパから引っ張りグリッパに交換する瞬
間において、高レベルを維持する必要がある。
ここで、従来考えられてきた周知の制動装置を採用するヤーン供給機の欠点は
、横糸の交換が行われる時に、前記供給機がヤーンの張力を要求レベル以下に下
げてしまう傾向にあることである。事前に設定される張力の値を増やすことによ
って、この欠点を克服する試みがなされてきたが、これは残念ながら、横糸の交
換の前後においてグリッパの加速度が最大となった瞬間に、制動を行うことによ
って生じる事前に設定された張力に対して、ヤーンの慣性によって生じる張力が
加えられた場合に、張力の最高値を引き上げてしまうことになる。
上述の状況によって決定されるこの張力のピークは、それらが横糸に高い緊張
を与え、簡単に破断を発生するという点において明らかに好ましくない。
従って、織機の効率的な動作のために、供給されるヤーンの張力をできる限り
低く維持しながら、有害なヤーンの張力ピーク(及び、勿論同様に有害な張力の
低下)を除去すると同時に、横糸を掴み、交換する時に、最良の動作条件を保証
するヤーン供給機に対する需要がある。
この目的のために、本出願人は、制動要素の特殊なタイプを採用したヤーン制
動装置を既に考案している。これはその弾力特性によ
って、及びその支持体の特殊な構成によって可能となった自己調整動作のおかげ
で、横糸の挿入時に有害なピークを生じず、従って横糸挿入処理において良好な
結果が得られる、ヤーンの張力の傾向を保証するように位置づけられることが証
明されている。これらの装置は同一出願人によるイタリア国特許出願番号MI92A
002544、及びMI92A 002678の対象物を形成している。
制動において、いかなる張力のピーク、又は低下もなしに信頼性を保証する張
力ダイアグラムは、ここで、本発明に従うヤーン供給機において、ヤーン制動装
置を用いることによって得られる。このヤーン制動装置の制動要素は前述の特許
出願の制動要素より構造が単純で、ヤーン供給機上に取り付けることがより容易
にでき、また、その滑らかで連続的な表面を有する特殊な形状のおかげで、高速
なヤーンの巻き出しにより生ずる、緩んだ繊維を保持することがないという利点
も提供する。
より詳細には、本発明は、ヤーンを用いる機械にそれを供給するための装置に
関し、特に、グリッパ、又は射出型織機の横糸供給機に関する。このタイプの横
糸供給機では、前記織機に供給されている横糸が、ドラム上に巻き付けられた横
糸のリザーブから、横糸供給機の出口の端まで「抜き取って」巻き出される。そ
の出口の端では、第1のヤーンの偏移が起こり、そこにおいて出口ヤーン・ガイ
ドの上流にある、ヤーン制動装置が動作される。その出口ヤーン・ガイドの上流
で第2のヤーンの偏移が起こる。この横糸供給機の特徴は、ドラム軸に中心を置
いて設置され、ドラムに沿って調節可能
なヤーン制動装置が、連続的表面、及び可変の可撓性を有する円錐台形制動要素
を含み、前記制動要素が大きい方の円周に近い部分でそれが固定されている剛性
のリング支持体に担持され、次に前記支持体もまたヤーン供給機のブラケット上
に固定され、前記支持体の位置はドラム軸に沿って調節可能なことである。この
円錐台形制動要素は、特にその母線に沿って可変の可撓性を有している。
前記円錐台形制動要素は、その小さい方の円周の近くに、完全に連続した耐摩
擦性の内表面を有する、弾性のある環状薄膜という形で好適に構成される。
前記ヤーン供給装置において、出口ヤーン・ガイドは、巻き出される横糸が小
さい方の円周に対応する制動要素の端に係合することなくドラムを離れる、ある
いは、上記ヤーンが前記端にしっかり係合することによってドラムを離れるよう
に、ドラムの出口の端からある距離をおいて、ドラム軸に沿って設置される。第
2のケースでは中間的な偏移が前記第1、及び第2の偏移の間に付け加えられ、
調節可能な力を用いてヤーンを前記端にしっかり係合させることが更に提供され
うる。
本発明はここで、以下の添付図面に示された本発明の好適実施例に関し、単に
例を用いて、更に詳細に説明する。
図1は、本発明に従うヤーン供給機の側面組立図である。
図2は、図1に示されたヤーン供給機のヤーン制動装置の第1の実施例の部分断
面詳細側面図である。
図3、及び図4は、図2のヤーン制動装置の更なる2つの実施例を
示す図である。
図1は本発明に従うヤーン供給機ATを示しており、スプールBからヤーンFが
供給され、前記ヤーンを横糸Tとしてグリッパ、又は射出型織機(図示せず)に
供給する。
本体1と本体から突き出たアーム1Aを含む前記ヤーン供給機において、公知の
方法でヤーンFのリザーブRが、巻き付け要素2によってドラム3の周りに巻き
付けられる。ドラム3は静止状態に保たれて、その軸はアーム1Aと平行である。
横糸Tは、前記リザーブRから「抜き取って」巻き出され、ドラム3の出口の
端に対応して制動された後で、出口ヤーン・ガイド4によって案内される。ヤー
ン・ガイド4は、ドラム3の下流でドラム3の軸を中心として、アーム1Aによっ
て担持され、位置を前記アームに沿って調節可能なスライド5から突出している
ブラケット4Aによって担持されている。リザーブRの巻き付け密度は巻き付け要
素2のスピード、及び動作時間を変化させることによって調整可能である。
上述のヤーン供給機において、ドラム3の出口での横糸Tの制動は、制動装置
FRによって得られ、制動装置FRは前記スライド5によって担持され、ヤーンを制
動するためにドラム3の周辺端に対して接線方向で、公知の方法でスライド5の
位置をアーム1Aに沿って調整することによって可変とされる力でもって係合する
円錐台表面6を有する制動要素を含む。
本発明に従うヤーン供給機の制動要素6は、弾性材料でできた円
錐台形の環状薄膜から成り、これは典型的にはゴムであり、前記制動要素の大き
い方の円周に対応して、剛性のリング支持体7に固定され、次にそれがスライド
5によって担持されている。本発明に従えば、円錐台形の制動要素6を形成する
薄膜は、特にその母線に沿って可変の可撓性を有する。
図2の実施例は、スクリュー9によって円錐台の大きい方の円周に対応して剛
性のリング支持体7に固定された、厳密に円錐台形のゴム薄膜8を使用している
。前記薄膜8の内表面には小さい方の円周に対応して環状の補強バンド10が備え
られる。このバンド10は好適には絞り加工によって得られるような薄い金属製の
バンドであるが、ゴム薄膜8に接着されていることが好ましい。図を見て明らか
なように、横糸Tがドラムから巻き出される時にそれを制動するために、完全に
連続した耐摩擦性表面を有するバンド10を用いて、制動要素6はドラム3の端に
対して押しつけられる。
この実施例では薄膜8の可撓性は薄膜の特性に依存し、バンド10の存在に影響
される。そのバンドは又、望むとおりに前記可撓性を変化させることができ、特
に、円錐台の母線に沿って変化させることができ、前記薄膜はその母線に従って
形成される。
図3の実施例は代わりに、小さい方の円周にもっとも近い部分11Aでのみ厳密
に円錐台形の表面を有する薄膜11を採用し、一方大きい方の円周、及びリング支
持体7と接続された領域に近い部分では、前記薄膜の円錐台形表面には円錐台の
準線と重複する波形12が備えられ、薄膜11はその準線に従って形成される。薄膜
11はその厚くな
った端11Bを、支持体7に形成された適当な、対応する形状の座に装着すること
によって前記支持体に固定される。前記薄膜11はその部分11Aで直接ドラム3の
端に圧接するが、これは別途の環状バンドなしで示されている。しかし、このケ
ースでも薄膜の部分11Aの表面は耐摩擦性であり、完全に連続した面である。
この実施例では薄膜11の可撓性は、薄膜を形成する材料の特性だけでなく、大
きい方の円周に近い薄膜の部分の波形12の存在にも依存する。これらの波形は広
範囲にわたって可変の可撓性、特に、薄膜11によって形成された円錐台形制動要
素の母線に沿って変化するそれを保証する。
図4の実施例は、制動要素6を形成する薄膜13の構成のために、図3の実施例
に関して修正が施されたものであり、この薄膜13は前述の実施例の薄膜11の構成
とは基本的に異なる。この実施例において、更に詳細には、この制動要素はその
特徴的な全体的に環状の円錐台形状を有しているわけではなく、実質的に平面の
ディスク14は、大きい方の円周にもっとも近い部分で波形が付けられ、小さい円
周に近い部分で円錐台形の平面端15に丸みが与えられた、より複雑な形状を有す
る。
本発明のヤーン制動装置の3つの実施例(図2、3、4)すべてにおいて、(
実線で示された)ヤーン・ガイド4が、巻き出される横糸Tが制動要素6の自由
端に係合することなくドラムを離れるように、ドラム3の出口の端からある距離
をおいて位置づけられている。
しかし代替的に、ヤーン・ガイド4は、巻き出される横糸Tが制動要素6の自
由端の輪郭に係合されるように、図3の点線で示されるように、ドラム3の出口
の端から別の距離を置いたところにも位置づけられうる。
これらの構成上の選択は、勿論設計者に任されており、織物を織る要件と経験
による。
更に、ヤーン・ガイド4の位置はドラム3に関して、及びその軸に沿って調節
可能でもある。このことはヤーン・ガイド4のブラケット4Aをスライド5に関し
て移動可能とし、かくしてスライド5に固定されている制動要素6の剛性のリン
グ支持体7に関しても移動可能とすることによって可能となる。これは例えば図
3に示すように、点線内にある位置から実線内にある位置に向かって、あるいは
その逆へと、ドラム3の軸方向に沿って適当にブラケット4Aを移動させることに
よって実現可能である。
本発明に従うヤーン制動装置は、非常に単純な構成ながらも、可変の可撓性を
有した円錐台形の環状ゴム薄膜として形成される制動要素の構成によって、制動
部分、及び弾性反発力を提供する部分を1つの部品に結合し、それを簡単に取り
付け、交換できるために、供給されるヤーンに極めて良好な張力の傾向を与える
。この装置は実際、有害な張力のピークを防止するだけでなく、ヤーンを利用す
る機械に、供給されるヤーンに対する要件に関して最適なレベルにヤーンの張力
を保持する。良好なヤーンの張力は特に、グリッパ、又は射出型織機の横糸挿入
部材によって、横糸が掴まれ、交換され、
解放される時に達成される。
勿論、前述の実施例とは異なる、本発明の他の実現可能な実施例が提供されう
る。それらの修正は特に、可変の可撓性を備えた円錐台形の制動要素を形成する
環状の薄膜に使用される材料に関する(即ち、ゴムの代わりにプラスチック材料
が使用されうる)。また、それらの修正は、前記薄膜の構造、及び/又は構成、
前記薄膜をリング支持体に固定する方法と手段、完全に連続した耐摩擦性の内表
面を前記薄膜上に形成し又は適用する方法と手段、及び前記表面に使用される材
料に関する(絞り加工によって得られた薄い金属性バンドの代わりに、樹脂で接
着された布から成るバンドを適用するか、又は抵抗力の高い繊維を、薄膜を形成
する材料の周囲のバンドに組み入れうる)。こうした全ての修正、及び必要とさ
れる他の修正は、本発明の保護範囲の中に含まれる。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1994年12月19日
【補正内容】
明細書
横糸供給機
本発明は、改良された特性を有するグリッパ、又は射出型織機(projectile lo
oms)の横糸供給機に関する。
ヤーンを、供給機、又はヤーン供給機によって、それを利用する機械に供給す
ること、特に横糸を織機に供給することは、技術的によく知られている。こうし
た装置はスプールと織機の間に設置されて一時的に横糸を蓄え、その横糸をスプ
ールから巻き出すことを容易にし、その後それを織機の挿入部材に、最適な所定
のヤーン張力値で供給する。
こうした供給装置に現在、一般に採用されている構造タイプは、電子モータで
駆動される巻き付けアームによって、静止状態に保たれているドラムの周りに、
連続的にヤーンを巻き付けるものを含んでいる。巻き付けドラム上の現在のヤー
ンの量、又はリザーブを検出する手段は、できる限り均一な速度でスプールから
ヤーンを巻き出そうとするために、織機に引き入れられるヤーンの量に従って、
供給装置のモータの駆動、及び回転スピードを制御することが多い。
横糸供給機がグリッパ、又は射出型織機で使用される場合、それらは、それら
の出口の端で、リザーブの巻き付けドラムの下流に位置し、ヤーンを特定の望ま
しい張力で織機に供給する、ヤーン制動
手段を含む。周知のヤーン制動手段の多くは、ドラムの出口の端で
とを保証するため、供給機の出口ヤーン・ガイドの上流に位置づけられる。大部
分の横糸供給機は、多くの天然、又は人工の剛毛から成る制動装置を使用してお
り、その剛毛は、ブラケットによって横糸供給機の主軸に沿って移動可能な、閉
じたリングの形の支持部に固定される。また前記剛毛の当接は、横糸供給機のリ
ザーブの巻き付けドラムの外周の上に、前記ブラケットの軸上の位置を調整する
ことによって事前に設定されることが多い可変の圧力で固定される。やはり広く
用いられている他の横糸制動装置は、可変の可撓性を有し、円錐台(frustoconic
al)表面上に並べて位置決めされる、多くの薄いストリップから成る制動要素を
用いて、供給機のドラムの出口の端に直接作用する。この制動要素は底面の開放
されたカップ型支持体に据え付けられ、この支持体はヤーン供給機のブラケット
によって担持され、かつその位置がドラムの軸に沿って調節可能である。
前述の制動装置を採用する横糸供給機においては、織機への横糸挿入条件が改
善されているとしても、織機に供給されている横糸の張力の最適制御に関する問
題を、完全にかつ効果的に解決することは不可能であった。
この問題は特に、横糸挿入口の中央で横糸の交換を行うグリッパ織機の横糸挿
入サイクルにおいて現れる。この時、ヤーンの張力は、横糸挿入口の入り口で、
担持グリッパによってヤーンが掴まれた瞬間、及びヤーンの先端を横糸挿入口の
中央で担持グリッパから引っ
張りグリッパに交換する瞬間において、高レベルを維持する必要がある。
ここで、従来考えられてきた周知の制動装置を採用する横糸供給機の欠点は、
横糸の交換が行われる時に、前記供給機がヤーンの張力を要求レベル以下に下げ
てしまう傾向にあることである。事前に設定される張力の値を増やすことによっ
て、この欠点を克服する試みがなされてきたが、これは残念ながら、横糸の交換
の前後においてグリッパの加速度が最大となった瞬間に、制動を行うことによっ
て生じる事前に設定された張力に対して、ヤーンの慣性によって生じる張力が加
えられた場合に、張力の最高値を引き上げてしまうことになる。
上述の状況によって決定されるこの張力のピークは、それらが横糸に高い緊張
を与え、簡単に破断を発生するという点において明らかに好ましくない。
従って、織機の効率的な動作のために、供給される横糸の張力をできる限り低
く維持しながら、有害なヤーンの張力ピーク(及び、勿論同様に有害な張力の低
下)を除去すると同時に、横糸を掴み、交換する時に、最良の動作条件を保証す
る横糸供給機に対する需要がある。
この横糸制動装置は、特許出願EP-246182、又はEP-330951による横糸供給機に
適用されるような他の周知の制動装置とも異なる。これらの出願にある横糸供給
機は、実際には、不連続な方法で横糸を制動し、その制動要素の別個の薄板、又
は突縁を用いてそのヤーンに作用する横糸制動装置を使用する。
完全に連続した耐摩擦性の内表面。
前記横糸供給装置において、出口ヤーン・ガイドは、巻き出される横糸が小さ
い方の円周に対応する制動要素の端に係合することなくドラムを離れる、あるい
は、上記ヤーンが前記端にしっかり係合することによってドラムを離れるように
、ドラムの出口の端からある距離をおいて、ドラム軸に沿って設置される。第2
のケースでは中間的な偏移が前記第1、及び第2の偏移の間に付け加えられ、調
節可能な力を用いてヤーンを前記端にしっかり係合させることが更に提供されう
る。
本発明はここで、以下の添付図面に示された本発明の好適実施例に関し、単に
例を用いて、更に詳細に説明する。
図1は、本発明に従う横糸供給機の側面組立図である。
図2は、図1に示された横糸供給機のヤーン制動装置の第1の実施例の部分断面
詳細側面図である。
図3、及び図4は、図2のヤーン制動装置の更なる2つの実施例を示す図である
。
図1は本発明に従う横糸供給機ATを示しており、スプールBからヤーンFが供
給され、前記ヤーンを横糸Tとしてグリッパ、又は射出型織機(図示せず)に供
給する。
本体1と本体から突き出たアーム1Aを含む前記横糸供給機において、公知の方
法で横糸FのリザーブRが、巻き付け要素2によってドラム3の周りに巻き付け
られる。ドラム3は静止状態に保たれて、その軸はアーム1Aと平行である。
横糸Tは、前記リザーブRから「抜き取って」巻き出され、ドラム3の出口の
端に対応して制動された後で、出口ヤーン・ガイド4によって案内される。横糸
ガイド4は、ドラム3の下流でドラム3の軸を中心として、アーム1Aによって担
持され、位置を前記アームに沿って調節可能なスライド5から突出しているブラ
ケット4Aによって担持されている。リザーブRの巻き付け密度は巻き付け要素2
のスピード、及び動作時間を変化させることによって調整可能である。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1995年1月10日
【補正内容】
この目的のために、本出願人は、制動要素の特殊なタイプを採用した横糸制動
装置を既に考案している。これはその弾力特性によって、及びその支持体の特殊
な構成によって可能となった自己調整動作のおかげで、横糸の挿入時に有害なピ
ークを生じず、従って横糸挿入処理において良好な結果が得られる、横糸の張力
の傾向を保証するように位置づけられることが証明されている。これらの装置は
同一出願人による特許出願WO-94/10075、及びWO-94/12420の対象物を形成してい
る。
制動において、いかなる張力のピーク、又は低下もなしに信頼性を保証する張
力ダイアグラムは、ここで、本発明に従う横糸供給機において、横糸制動装置を
用いることによって得られる。この横糸制動装置の制動要素は前述の特許出願の
制動要素より構造が単純で、ヤーン供給機上に取り付けることがより容易にでき
、また、その滑らかで連続的な表面を有する特殊な形状のおかげで、高速なヤー
ンの巻き出しにより生ずる、緩んだ繊維を保持することがないという利点も提供
する。
実際、本発明は、グリッパ、又は射出型織機の横糸供給機に関する。このタイ
プの横糸供給機では、織機に供給されている横糸が、横糸供給機のドラム上に巻
き付けられた横糸のリザーブから、横糸供給機の出口の端まで「抜き取って」巻
き出される。その出口の端では、第1のヤーンの偏移が起こり、そこにおいて横
糸供給機の出口ヤーン・ガイドの上流にある、横糸供給機のヤーン制動装置が動
作される。その横糸供給機の出口ヤーン・ガイドの上流で第2のヤ
ーンの偏移が起こる。この横糸供給機の特徴は、ドラム軸に中心を置いて設置さ
れ、横糸供給機のドラムに沿って調節可能なヤーン制動装置が、連続的表面、及
び可変の可撓性を有する円錐台形制動要素を含み、前記制動要素が大きい方の円
周に近い部分でそれが固定されている横糸供給機の剛性のリング支持体に担持さ
れ、次に前記支持体もまた横糸供給機のスライド上に固定され、前記支持体の位
置はドラム軸に沿って調節可能なことである。この円錐台形制動要素は、特にそ
の母線に沿って可変の可撓性を有している。
前記円錐台形制動要素は、その小さい方の円周の近くに、有する、弾性のある
環状薄膜という形で好適に構成される。
請求の範囲
1.グリッパ、又は射出型織機の横糸供給機に関する。このタイプの横糸供給機
では、織機に供給されている横糸(T)が、横糸供給機(AT)のドラム(3)上に巻き付
けられた横糸のリザーブ(R)から、横糸供給機の出口の端まで「抜き取って」巻
き出される。その出口の端では第1のヤーンの偏移が起こり、そこにおいて横糸
供給機(AT)の出口ヤーン・ガイド(4)の上流にある、横糸供給機(AT)のヤーン制
動装置(FR)が動作される。その横糸供給機(AT)の出口ヤーン・ガイド(4)の上流
で第2のヤーンの偏移が起こる。この横糸供給機が、ドラム軸を中心に設置され
、横糸供給機(AT)のドラム(3)に沿って調節可能なヤーン制動装置(FR)が、連続
的表面、及び可変の可撓性を有する円錐台形制動要素(6)を含み、前記制動要素
が大きい方の円周に近い部分でそれが固定されている前記横糸供給機(AT)の剛性
のリング支持体(7)に担持され、次に前記支持体(7)もまた横糸供給機(AT)のスラ
イド(5)上に固定され、前記支持体の位置はドラム軸に沿って調節可能であるこ
とを特徴とする、前記横糸供給機。
2.前記円錐台形の制動要素(6)が、特にその母線に沿った可変の可撓性を有し
ていることを特徴とする、請求項1に記載の横糸供給機。
3.前記円錐台形の制動要素(6)が、その小さい方の円周の近くに完全に連続し
た耐摩擦性の内表面を有する、弾性環状薄膜(11)の形状であることを特徴とする
、請求項1、又は請求項2に記載の横糸供給機。
4.円錐台形制動要素(6)を形成する環状薄膜(11)の前記耐摩擦性の表面が、前
記弾性薄膜(11)の内部に、完全に連続した表面を有する環状円錐台形の補強バン
ド(10)を適用することによって得られることを特徴とする、請求項3に記載の横
糸供給機。
5.前記円錐台形の制動要素(6)が、完全に連続した表面を有することを特徴と
した、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の横糸供給機。
6.前記円錐台形の制動要素(6)が、小さい方の円周に最も近い部分に、完全に
連続した表面(11A)を有し、かつ制動要素(6)が支持体(7)に連結されている大き
い方の円周に近い部分に、前記表面の準線と重複する1つ以上の波形(12)を有す
ることを特徴とした、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の横糸供給機。
7.ヤーン・ガイド(4)が、巻き出された横糸(T)が小さい方の円周に対応する制
動要素(6)の端に係合することなしにドラム(3)を離れるように、横糸供給機(AT)
のドラム(3)の出口の端からある距離をおいてあることを特徴とする、請求項1
ないし請求項6のいずれかに記載の横糸供給機。
8.ヤーン・ガイド(4)が、巻き出された横糸(T)が小さい方の円周に対応する制
動要素(6)の端に明確に係合することによってドラム(3)を離れるように、横糸供
給機(AT)のドラム(3)の出口の端からある距離をおいてあることを特徴とする、
請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の横糸供給機。
9.ヤーン・ガイド(4)が、巻き出された横糸と小さい方の円周に対
応する制動要素(6)の端の間の係合の強さを変化させるために、横糸供給機(AT)
のドラム(3)の出口の端から調節可能な距離をおいてあることを特徴とする、請
求項8に記載の横糸供給機。
10.制動要素(6)がゴム、又はゴムに似たプラスチック材料から成る環状薄膜(11
)であることを特徴とする、請求項3に記載の横糸供給機。
11.可撓性を有する環状の円錐台形補強バンド(10)が、制動要素(6)の内壁表面
に接着され、その制動表面が前記バンド(10)上に提供されていることを特徴とす
る、請求項4に記載の横糸供給機。
12.可撓性を有する環状の円錐台形補強バンド(10)か、金属製の薄いバンド、又
は金属合金から成り、絞り加工によって円錐台形に形成されることを特徴とする
、請求項4に記載の横糸供給機。
13.可撓性を有する環状の円錐台形補強バンド(10)が、樹脂で接着された布から
成ることを特徴とする、請求項4に記載の横糸供給機。
14.円錐台形のバンド(10)の小さい方の直径が、制動要素(6)の小さい方の直径
の端から内側に小さく射出を行うことを特徴とする、請求項4に記載の横糸供給
機。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
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TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA,
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Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.ヤーンを用いる機械にそれを供給するための装置であって、特に、グリッパ 、又は射出型織機の横糸供給機に関する。このタイプの横糸供給機では、前記織 機に供給されている横糸が、ドラム上に巻き付けられた横糸のリザーブから、横 糸供給機の出口の端まで「抜き取って」巻き出される。その出口の端では第1の ヤーンの偏移が起こり、そこにおいて出口ヤーン・ガイドの上流にある、ヤーン 制動装置が動作される。その出口ヤーン・ガイドの上流で第2のヤーンの偏移が 起こる。この横糸供給機が、ドラム軸を中心に設置され、ドラムに沿って調節可 能なヤーン制動装置が、連続的表面、及び可変の可撓性を有する円錐台形制動要 素を含み、前記制動要素が大きい方の円周に近い部分でそれが固定されている剛 性のリング支持体に担持され、次に前記支持体もまたヤーン供給機のブラケット 上に固定され、前記支持体の位置はドラム軸に沿って調節可能であることを特徴 とする、前記横糸供給機。 2.前記円錐台形の制動要素が、特にその母線に沿った可変の可撓性を有してい ることを特徴とする、請求項1に記載の横糸供給機。 3.前記円錐台形の制動要素が、その小さい方の円周の近くに完全に連続した耐 摩擦性の内表面を有する、弾性環状薄膜の形状であることを特徴とする、請求項 1、又は請求項2に記載の横糸供給機。 4.円錐台形制動要素を形成する環状薄膜の前記耐摩擦性の表面が、前記弾性薄 膜の内部に、完全に連続した表面を有する環状円錐台形 の補強バンドを適用することによって得られることを特徴とする、請求項3に記 載の横糸供給機。 5.前記円錐台形の制動要素が、完全に連続した表面を有することを特徴とした 、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の横糸供給機。 6.前記円錐台形の制動要素が、小さい方の円周に最も近い部分に、完全に連続 した表面を有し、かつ制動要素が支持体に連結されている大きい方の円周に近い 部分に、前記表面の準線と重複する1つ以上の波形を有することを特徴とした、 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の横糸供給機。 7.ヤーン・ガイドが、巻き出された横糸が小さい方の円周に対応する制動要素 の端に係合することなしにドラムを離れるように、ドラムの出口の端からある距 離をおいてあることを特徴とする、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の 横糸供給機。 8.ヤーン・ガイドが、巻き出された横糸が小さい方の円周に対応する制動要素 の端に明確に係合することによってドラムを離れるように、ドラムの出口の端か らある距離をおいてあることを特徴とする、請求項1ないし請求項6のいずれか に記載の横糸供給機。 9.ヤーン・ガイドが、巻き出された横糸と小さい方の円周に対応する制動要素 の端の間の係合の強さを変化させるために、ドラムの出口の端から調節可能な距 離をおいてあることを特徴とする、請求項8に記載の横糸供給機。 10.制動要素がゴム、又はゴムに似たプラスチック材料から成る環 状薄膜であることを特徴とする、請求項3に記載の横糸供給機。 11.可撓性を有する環状の円錐台形補強バンドが、制動要素の内壁表面に接着さ れ、その制動表面が前記バンド上に提供されていることを特徴とする、請求項4 に記載の横糸供給機。 12.可撓性を有する環状の円錐台形補強バンドが、金属製の薄いバンド、又は金 属合金から成り、絞り加工によって円錐台形に形成されることを特徴とする、請 求項4に記載の横糸供給機。 13.可撓性を有する環状の円錐台形補強バンドが、樹脂で接着された布から成る ことを特徴とする、請求項4に記載の横糸供給機。 14.円錐台形のバンドの小さい方の直径が、制動要素の小さい方の直径の端から 内側に小さく射出を行うことを特徴とする、請求項4に記載の横糸供給機。
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