JPH0851564A - 目標追尾装置 - Google Patents
目標追尾装置Info
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- JPH0851564A JPH0851564A JP7151025A JP15102595A JPH0851564A JP H0851564 A JPH0851564 A JP H0851564A JP 7151025 A JP7151025 A JP 7151025A JP 15102595 A JP15102595 A JP 15102595A JP H0851564 A JPH0851564 A JP H0851564A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、目標追尾装置において、目標に似て
いるものや輝度変化、形の違うものの影響による誤判定
を有効に除去して、一段と安定に目標を追尾する。 【構成】目標の特徴設定時のR−Y信号とB−Y信号の
各々を輝度によつてモデル化することで、輝度変化に対
する色相の変化を気にすることなく特徴を捕えることが
でき、またR−Y信号とB−Y信号を直接モデル化する
ことで、色相に捕われないために無彩色の被写体につい
ても、同様の方法で特徴を捕えることができ、許容誤差
に関してもモデル化することでパラメータの調整を厳し
く行なう必要がないことから、輝度変化に対して安定に
目標追尾をすることができる。
いるものや輝度変化、形の違うものの影響による誤判定
を有効に除去して、一段と安定に目標を追尾する。 【構成】目標の特徴設定時のR−Y信号とB−Y信号の
各々を輝度によつてモデル化することで、輝度変化に対
する色相の変化を気にすることなく特徴を捕えることが
でき、またR−Y信号とB−Y信号を直接モデル化する
ことで、色相に捕われないために無彩色の被写体につい
ても、同様の方法で特徴を捕えることができ、許容誤差
に関してもモデル化することでパラメータの調整を厳し
く行なう必要がないことから、輝度変化に対して安定に
目標追尾をすることができる。
Description
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 (1)第1実施例(図1〜図8) (1−1)システム構成 (1−2)目標追尾処理 (1−2−1)概要 (1−2−2)各部での処理 (1−2−2−1)被写体の特徴量抽出処理 (1−2−2−2)被写体の位置検出処理 (1−3)効果 (2)第2実施例(図9) (2−1)目標追尾処理 (2−2)効果 (3)第3実施例(図10〜図13) (3−1)目標追尾処理 (3−2)効果 (4)第4実施例(図14〜図17) (4−1)システム構成 (4−2)目標追尾処理 (4−3)効果 (5)第5実施例(図18〜図20) (5−1)システム構成 (5−2)目標追尾処理及び枠合成処理 (5−3)効果 (6)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は目標追尾装置に関する。
例えば目標物の移動に伴つてテレビジヨンカメラの撮影
方向を自動的に追従させるものに適用し得る。
例えば目標物の移動に伴つてテレビジヨンカメラの撮影
方向を自動的に追従させるものに適用し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の目標追尾装置において
は、テレビジヨンカメラで撮影した画像より目標物の動
きを検出することによつて撮像方向の自動追従を実現し
ている。この動き検出にはブロツクマツチングの手法が
一般的に用いられている。ここでブロツクマツチングと
は目標物の周辺画像又は特徴部分の画像によつて定義し
たオリジナルブロツクに対して相関が最大になるブロツ
クを撮像画像中から検出する手法であり、オリジナルブ
ロツクの各画素と画素同士の差の絶対値和が最小になる
ブロツクの位置を目標物の位置として検出するものであ
る。
は、テレビジヨンカメラで撮影した画像より目標物の動
きを検出することによつて撮像方向の自動追従を実現し
ている。この動き検出にはブロツクマツチングの手法が
一般的に用いられている。ここでブロツクマツチングと
は目標物の周辺画像又は特徴部分の画像によつて定義し
たオリジナルブロツクに対して相関が最大になるブロツ
クを撮像画像中から検出する手法であり、オリジナルブ
ロツクの各画素と画素同士の差の絶対値和が最小になる
ブロツクの位置を目標物の位置として検出するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのブロツク
マツチングの手法を用いた目標追尾装置の場合、目標物
の位置はオリジナルブロツクに含まれる形の情報に依存
して決定する。このため目標物自体が変形した場合や目
標物の大きさが変化した場合には、追尾が困難になる問
題があつた。また撮像画像内のブロツクとオリジナルブ
ロツクとの画素同士の差の絶対値和を計算する処理は計
算量が多いため回路構成が複雑になつたり、マイクロコ
ンピユータでの実現が困難になる問題があつた。
マツチングの手法を用いた目標追尾装置の場合、目標物
の位置はオリジナルブロツクに含まれる形の情報に依存
して決定する。このため目標物自体が変形した場合や目
標物の大きさが変化した場合には、追尾が困難になる問
題があつた。また撮像画像内のブロツクとオリジナルブ
ロツクとの画素同士の差の絶対値和を計算する処理は計
算量が多いため回路構成が複雑になつたり、マイクロコ
ンピユータでの実現が困難になる問題があつた。
【0005】そこで目標物の形情報に加えてカラー画像
信号のもつ色情報を用いて目標物を追尾する目標追尾装
置が提案されている(特願平5-61060 号)。この目標追
尾装置は、ある固定の色を特徴量として記憶し、その色
に基づいて色画像を水平方向及び垂直方向の各々の方向
に積分することにより得られる画像の時間連続性、すな
わち前回検出された領域に接している領域を目標物とし
て目標を追尾するようになされている。
信号のもつ色情報を用いて目標物を追尾する目標追尾装
置が提案されている(特願平5-61060 号)。この目標追
尾装置は、ある固定の色を特徴量として記憶し、その色
に基づいて色画像を水平方向及び垂直方向の各々の方向
に積分することにより得られる画像の時間連続性、すな
わち前回検出された領域に接している領域を目標物とし
て目標を追尾するようになされている。
【0006】また同様に色情報を用いて目標物を追尾す
る目標追尾装置として次のようなものも提案されている
(特願平5-261678号)。この目標追尾装置は、目標物の
色差信号(すなわちR−Y信号及びB−Y信号)から目
標物の色を1次関数でモデル化する手段と、目標物の輝
度Y及び彩度Sを1次関数でモデル化する手段とによつ
て構成され、2つの手段から得られる予想係数を特徴量
とする。
る目標追尾装置として次のようなものも提案されている
(特願平5-261678号)。この目標追尾装置は、目標物の
色差信号(すなわちR−Y信号及びB−Y信号)から目
標物の色を1次関数でモデル化する手段と、目標物の輝
度Y及び彩度Sを1次関数でモデル化する手段とによつ
て構成され、2つの手段から得られる予想係数を特徴量
とする。
【0007】そしてこの目標追尾装置では、予想係数か
ら算出されるデータと実際のデータとの誤差から水平方
向及び垂直方向の各々の方向について評価関数を作成
し、この評価関数に基づいて目標物を追尾するようにな
されている。ところがこの目標追尾装置の場合、目標物
の色を1次関数で近似しているため輝度変化に伴う色相
のずれに基づいてモデル誤差が大きくなり易く、特徴量
の検出が難しい場合があつた。
ら算出されるデータと実際のデータとの誤差から水平方
向及び垂直方向の各々の方向について評価関数を作成
し、この評価関数に基づいて目標物を追尾するようにな
されている。ところがこの目標追尾装置の場合、目標物
の色を1次関数で近似しているため輝度変化に伴う色相
のずれに基づいてモデル誤差が大きくなり易く、特徴量
の検出が難しい場合があつた。
【0008】そこで上述の目標追尾装置のうち目標物の
輝度Y及び彩度Sを1次関数でモデル化する手段の部分
を2次関数でモデル化する手段に置き換えた装置が上述
の方法に比較して対象色のモデル化精度を高めることが
でき、かつ目標物の追尾能力を向上させることができる
装置として提案されている。ところがこのようにすると
色の設定が厳密にすぎ、安定した目標物の識別が困難に
なることがある。そこでモデルに対してある程度の誤差
を見込むことになるが誤差量の設定が難しく誤差量を大
きくとりすぎると目標物と背景の色との区別がつかなく
なる等の問題があつた。また無彩色の目標物については
識別できなかつた。
輝度Y及び彩度Sを1次関数でモデル化する手段の部分
を2次関数でモデル化する手段に置き換えた装置が上述
の方法に比較して対象色のモデル化精度を高めることが
でき、かつ目標物の追尾能力を向上させることができる
装置として提案されている。ところがこのようにすると
色の設定が厳密にすぎ、安定した目標物の識別が困難に
なることがある。そこでモデルに対してある程度の誤差
を見込むことになるが誤差量の設定が難しく誤差量を大
きくとりすぎると目標物と背景の色との区別がつかなく
なる等の問題があつた。また無彩色の目標物については
識別できなかつた。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、目標物の移動に伴う輝度変化等の影響によらず一段
と高精度で目標物を追尾することができる目標追尾装置
を提案しようとするものである。
で、目標物の移動に伴う輝度変化等の影響によらず一段
と高精度で目標物を追尾することができる目標追尾装置
を提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、色予測関数決定手段を用いて、入
力カラー画像信号のうち注目領域内に含まれる第1及び
第2の色差信号によつて目標物の色相を判断し、当該色
相に応じて第1及び第2の色差信号を輝度を変数とする
色予測関数でモデル化する。さらに許容誤差モデル決定
手段によつて、第1の色差信号に対応する第1の色予測
関数と第2の色差信号に対応する第2の色予測関数のそ
れぞれに対して許容誤差モデルを算出し、この許容誤差
モデルと入力カラー画像信号とを比較することにより許
容誤差モデルに適合する領域を抽出する。そしてこれら
領域の画素値として求めた基準特徴平面と、上記基準特
徴平面の設定後に入力される入力カラー画像信号につい
て求めた特徴平面との相関が最大となる位置を目標物の
存在する位置として決定するようにする。
め本発明においては、色予測関数決定手段を用いて、入
力カラー画像信号のうち注目領域内に含まれる第1及び
第2の色差信号によつて目標物の色相を判断し、当該色
相に応じて第1及び第2の色差信号を輝度を変数とする
色予測関数でモデル化する。さらに許容誤差モデル決定
手段によつて、第1の色差信号に対応する第1の色予測
関数と第2の色差信号に対応する第2の色予測関数のそ
れぞれに対して許容誤差モデルを算出し、この許容誤差
モデルと入力カラー画像信号とを比較することにより許
容誤差モデルに適合する領域を抽出する。そしてこれら
領域の画素値として求めた基準特徴平面と、上記基準特
徴平面の設定後に入力される入力カラー画像信号につい
て求めた特徴平面との相関が最大となる位置を目標物の
存在する位置として決定するようにする。
【0011】
【作用】目標物の特徴設定の際、目標物を撮像した第1
及び第2の色差信号をそれぞれ輝度を変数とした色予測
関数でモデル化することにより、輝度変化に対する色相
の変化を気にすることなく特徴を捕らえることができ
る。また第1及び第2の色差信号を直接モデル化したこ
とにより、色相に捕らわれずに目標物の検出ができる。
これにより無彩色の目標物についても特徴を捕らえるこ
とができる。さらに第1及び第2の色差信号に対して許
容誤差モデルを設定することにより、目標物の特徴設定
の際におけるパラメータの調整を厳密にしなくても良く
なり、輝度変化に対しても安定した追尾動作が実現でき
る。
及び第2の色差信号をそれぞれ輝度を変数とした色予測
関数でモデル化することにより、輝度変化に対する色相
の変化を気にすることなく特徴を捕らえることができ
る。また第1及び第2の色差信号を直接モデル化したこ
とにより、色相に捕らわれずに目標物の検出ができる。
これにより無彩色の目標物についても特徴を捕らえるこ
とができる。さらに第1及び第2の色差信号に対して許
容誤差モデルを設定することにより、目標物の特徴設定
の際におけるパラメータの調整を厳密にしなくても良く
なり、輝度変化に対しても安定した追尾動作が実現でき
る。
【0012】
【0013】(1)第1実施例 ここでは目標物である被写体について得られる各色信
号、すなわちR−Y信号及びB−Y信号をそれぞれ輝度
Yによつて表される2次関数にモデル化し、さらにこの
2次関数モデルに対して許容できる誤差範囲を許容誤差
モデルとして定めたことにより、画面上から被写体を確
実に識別できるようにした目標追尾装置を説明する。
号、すなわちR−Y信号及びB−Y信号をそれぞれ輝度
Yによつて表される2次関数にモデル化し、さらにこの
2次関数モデルに対して許容できる誤差範囲を許容誤差
モデルとして定めたことにより、画面上から被写体を確
実に識別できるようにした目標追尾装置を説明する。
【0014】(1−1)システム構成 図1に目標追尾装置1のシステム構成を示す。因にこの
実施例では、メモリ内に格納された画像のうち水平方向
にj番目、垂直方向にi番目に位置する画素値(Y、R
−Y、B−Y)をそれぞれYij、Rij、Bijとして表す
ことにする。
実施例では、メモリ内に格納された画像のうち水平方向
にj番目、垂直方向にi番目に位置する画素値(Y、R
−Y、B−Y)をそれぞれYij、Rij、Bijとして表す
ことにする。
【0015】撮像装置2は目標物である被写体の撮像に
用いられ、テレビジヨンカメラ等で構成されている。こ
の撮像装置2において撮影された被写体のカラー画像信
号TV1はY/C分離及びA/D変換回路3に出力され
る。Y/C分離及びA/D変換回路3は入力されたカラ
ー画像信号TV1を輝度信号Y、R−Y信号及びB−Y
信号にY/C分離し、これら各信号を独立にA/D変換
して画像メモリ4に出力するようになされている。
用いられ、テレビジヨンカメラ等で構成されている。こ
の撮像装置2において撮影された被写体のカラー画像信
号TV1はY/C分離及びA/D変換回路3に出力され
る。Y/C分離及びA/D変換回路3は入力されたカラ
ー画像信号TV1を輝度信号Y、R−Y信号及びB−Y
信号にY/C分離し、これら各信号を独立にA/D変換
して画像メモリ4に出力するようになされている。
【0016】画像メモリ4は、撮像装置2によつて順次
撮像され取り込まれる画像の輝度信号Y、R−Y信号及
びB−Y信号を格納するのに用いられ、メモリ制御回路
5の制御に基づいて画像データを適宜更新するようにな
されている。メモリ制御回路5はメモリ制御信号MCに
よつて画像メモリ4の状態を制御する。
撮像され取り込まれる画像の輝度信号Y、R−Y信号及
びB−Y信号を格納するのに用いられ、メモリ制御回路
5の制御に基づいて画像データを適宜更新するようにな
されている。メモリ制御回路5はメモリ制御信号MCに
よつて画像メモリ4の状態を制御する。
【0017】ここでメモリ制御回路5はメモリ制御信号
MCによつて画像メモリ4への画像データの書き込みが
完了したことを識別すると、マイクロコンピユータ部
(以下、MPU部という)6に割り込み信号INTを出
力し、画像メモリ4の画像データにアクセスが可能とな
つたことを知らせるようになされている。
MCによつて画像メモリ4への画像データの書き込みが
完了したことを識別すると、マイクロコンピユータ部
(以下、MPU部という)6に割り込み信号INTを出
力し、画像メモリ4の画像データにアクセスが可能とな
つたことを知らせるようになされている。
【0018】またメモリ制御回路5はMPU部6が新た
に取り込まれた画像データについての処理を開始したこ
とを書き込み禁止信号PRTより識別すると、メモリ制
御信号MCによつて画像メモリ4に対する画像データの
書き込みを禁止しデータを保護する。またその反対にメ
モリ制御回路5はMPU部6が現在取り込まれている画
像データについての処理が終了したことを書き込み禁止
信号PRTより識別すると、メモリ制御信号MCによつ
て画像メモリ4における画像データの保護を解除する。
に取り込まれた画像データについての処理を開始したこ
とを書き込み禁止信号PRTより識別すると、メモリ制
御信号MCによつて画像メモリ4に対する画像データの
書き込みを禁止しデータを保護する。またその反対にメ
モリ制御回路5はMPU部6が現在取り込まれている画
像データについての処理が終了したことを書き込み禁止
信号PRTより識別すると、メモリ制御信号MCによつ
て画像メモリ4における画像データの保護を解除する。
【0019】さてMPU部6は画像メモリ4から読み出
した画像データに基づいて目標物の特徴量を設定画面か
ら取り込む他、取り込み後に撮像される全ての画面につ
いて目標物を探すのに用いられる信号処理部である。M
PU部6における目標物の設定処理は水平/垂直駆動装
置7に設けられているスイツチ8が押されたとき出力さ
れる設定開始信号Sonが入力されたときであり、画面中
央に位置する物体を目標物と識別して特徴量を抽出する
ようになされている。
した画像データに基づいて目標物の特徴量を設定画面か
ら取り込む他、取り込み後に撮像される全ての画面につ
いて目標物を探すのに用いられる信号処理部である。M
PU部6における目標物の設定処理は水平/垂直駆動装
置7に設けられているスイツチ8が押されたとき出力さ
れる設定開始信号Sonが入力されたときであり、画面中
央に位置する物体を目標物と識別して特徴量を抽出する
ようになされている。
【0020】そしてMPU部6は新たな目標物が再設定
されるまで、撮像装置2から取り込まれる撮像画像から
特徴量と一致する物体の探知動作を継続し、目標物を追
尾するよう動作する。またMPU部6は目標物が常に撮
像画面の中央に位置するように、撮像画像から探知した
目標物の移動方向及び移動量を基に水平/垂直駆動装置
7にモータ駆動信号MDを出力し、撮像装置2の撮像方
向を水平方向及び垂直方向に移動させるようになされて
いる。
されるまで、撮像装置2から取り込まれる撮像画像から
特徴量と一致する物体の探知動作を継続し、目標物を追
尾するよう動作する。またMPU部6は目標物が常に撮
像画面の中央に位置するように、撮像画像から探知した
目標物の移動方向及び移動量を基に水平/垂直駆動装置
7にモータ駆動信号MDを出力し、撮像装置2の撮像方
向を水平方向及び垂直方向に移動させるようになされて
いる。
【0021】(1−2)目標追尾処理 (1−2−1)概要 続いてMPU部6において実行される詳細な処理手順を
説明する。この目標追尾処理の概略を図2に示す。目標
追尾処理はステツプSP2に示す被写体の設定処理と、
ステツプSP3に示す被写体の追尾処理に大別すること
ができる。ステツプSP2及びSP3において実行され
る詳細な処理手順を図3及び図4に示す。
説明する。この目標追尾処理の概略を図2に示す。目標
追尾処理はステツプSP2に示す被写体の設定処理と、
ステツプSP3に示す被写体の追尾処理に大別すること
ができる。ステツプSP2及びSP3において実行され
る詳細な処理手順を図3及び図4に示す。
【0022】まず図3を用いて被写体の設定処理手順の
概要を説明する。MPU部6のマイクロプロセツサはス
テツプSP11から内部処理を開始すると、次のステツ
プSP11において一連の処理動作を終了するのか否か
を判定する。ここで肯定結果が得られると、MPU部6
のマイクロプロセツサはステツプSP12に移つて目標
追尾処理を終了する。
概要を説明する。MPU部6のマイクロプロセツサはス
テツプSP11から内部処理を開始すると、次のステツ
プSP11において一連の処理動作を終了するのか否か
を判定する。ここで肯定結果が得られると、MPU部6
のマイクロプロセツサはステツプSP12に移つて目標
追尾処理を終了する。
【0023】これに対して否定結果が得られると、マイ
クロプロセツサはステツプSP13に移つて画像メモリ
4の書き込み禁止を解除し、撮像装置2によつて撮像さ
れている画像を画像メモリ4に取り込ませる。そしてマ
イクロプロセツサは次のステツプSP14においてメモ
リ制御回路5から割り込み信号INTが入力されるのを
待ち受ける。
クロプロセツサはステツプSP13に移つて画像メモリ
4の書き込み禁止を解除し、撮像装置2によつて撮像さ
れている画像を画像メモリ4に取り込ませる。そしてマ
イクロプロセツサは次のステツプSP14においてメモ
リ制御回路5から割り込み信号INTが入力されるのを
待ち受ける。
【0024】やがて新たな撮像画像の取り込みが終了す
ると、MPU部6のマイクロプロセツサはステツプSP
15に移り、メモリ制御回路5に対して書き込み禁止信
号PRTを出力し、メモリ内容を保持するよう指示す
る。この後、マイクロプロセツサはステツプSP16に
おいて、目標物である被写体の特徴量を抽出する処理に
移る。このステツプ16の処理において、マイクロプロ
セツサは被写体から抽出された色信号について2次関数
モデルを作成し、加えて許容誤差モデルを生成するので
ある。
ると、MPU部6のマイクロプロセツサはステツプSP
15に移り、メモリ制御回路5に対して書き込み禁止信
号PRTを出力し、メモリ内容を保持するよう指示す
る。この後、マイクロプロセツサはステツプSP16に
おいて、目標物である被写体の特徴量を抽出する処理に
移る。このステツプ16の処理において、マイクロプロ
セツサは被写体から抽出された色信号について2次関数
モデルを作成し、加えて許容誤差モデルを生成するので
ある。
【0025】この特徴量の設定が終了すると、マイクロ
プロセツサはステツプSP17に示す処理に移り、被写
体の追尾を開始するか否かの判定処理に移る。そして否
定結果が得られている間は、このステツプSP17から
ステツプSP11に戻り、一連の動作を繰り返す。さて
ステツプSP17において肯定結果が得られると、マイ
クロプロセツサは図4に示すステツプSP18、SP1
9及びSP20において、新たな撮像画像を画像メモリ
4に取り込むよう指示する。
プロセツサはステツプSP17に示す処理に移り、被写
体の追尾を開始するか否かの判定処理に移る。そして否
定結果が得られている間は、このステツプSP17から
ステツプSP11に戻り、一連の動作を繰り返す。さて
ステツプSP17において肯定結果が得られると、マイ
クロプロセツサは図4に示すステツプSP18、SP1
9及びSP20において、新たな撮像画像を画像メモリ
4に取り込むよう指示する。
【0026】これらの処理により新たな画像データが画
像メモリ4に格納されると、マイクロプロセツサはステ
ツプSP21において被写体の特徴量とほぼ同じ特徴量
をもつ領域を画面上から抽出する。続いてマイクロプロ
セツサはステツプSP22に移り、これら抽出された領
域の中から目標物の位置を検出する。
像メモリ4に格納されると、マイクロプロセツサはステ
ツプSP21において被写体の特徴量とほぼ同じ特徴量
をもつ領域を画面上から抽出する。続いてマイクロプロ
セツサはステツプSP22に移り、これら抽出された領
域の中から目標物の位置を検出する。
【0027】かかる後、マイクロプロセツサはステツプ
SP23において、これら位置に基づいて周辺機器を制
御する。因にこの実施例の場合、周辺機器は水平/垂直
駆動装置7である。この後、マイクロプロセツサの処理
はステツプSP17に戻り、被写体追尾の終了が指示さ
れるまでこれら処理が繰り返される。
SP23において、これら位置に基づいて周辺機器を制
御する。因にこの実施例の場合、周辺機器は水平/垂直
駆動装置7である。この後、マイクロプロセツサの処理
はステツプSP17に戻り、被写体追尾の終了が指示さ
れるまでこれら処理が繰り返される。
【0028】(1−2−2)各部での処理 以上が目標追尾処理の概要であるが、これらのうち被写
体の特徴量抽出処理SP16と被写体の位置検出処理S
P22において実行されるより詳細な処理手順を説明す
る。
体の特徴量抽出処理SP16と被写体の位置検出処理S
P22において実行されるより詳細な処理手順を説明す
る。
【0029】(1−2−2−1)被写体の特徴量抽出処
理 図5にステツプSP16の詳細な処理手順を示す。まず
マイクロプロセツサはステツプSP16−1から処理を
開始する。マイクロプロセツサは被写体は画面中央に位
置しているという条件からステツプSP16−2におい
て画面中央を中心とする領域D(例えば5×5のブロツ
ク)の色相を決定する。
理 図5にステツプSP16の詳細な処理手順を示す。まず
マイクロプロセツサはステツプSP16−1から処理を
開始する。マイクロプロセツサは被写体は画面中央に位
置しているという条件からステツプSP16−2におい
て画面中央を中心とする領域D(例えば5×5のブロツ
ク)の色相を決定する。
【0030】このときマイクロプロセツサは、領域D内
の画素値(Yij,Rij,Bij)の組合わせについて平均
値(Yave 、Rave 、Bave )を求め、平均色信号R
ave 及びRave の比を算出することにより色相に相当す
るθを決定する。またこのステツプSP16−2におい
て、マイクロプロセツサはR−Y信号及びB−Y信号を
輝度を変数とする2次関数で近似するのに必要なパラメ
ータをROMから読み出す。
の画素値(Yij,Rij,Bij)の組合わせについて平均
値(Yave 、Rave 、Bave )を求め、平均色信号R
ave 及びRave の比を算出することにより色相に相当す
るθを決定する。またこのステツプSP16−2におい
て、マイクロプロセツサはR−Y信号及びB−Y信号を
輝度を変数とする2次関数で近似するのに必要なパラメ
ータをROMから読み出す。
【0031】ここで読み出されるパラメータは、R−Y
信号の値が0になる輝度値Rlo、Rhi及びB−Y信号の
値が0になる輝度値Blo、Bhiの他、R−Y信号とB−
Y信号の値が取り得る最大値Rmax 、Bmax と最小値R
min 、Bmin である。ここで輝度値Rlo、Rhiは色信号
予測関数である2次関数モデルの端点である。ここで図
6はR−Y信号について求める色信号予測関数Fr (Y)
の例である。因にマイクロプロセツサは無彩色の判定も
このステツプSP16−2にて実行し、2次関数ができ
るだけ鈍つた形になるように端点を決定する。ここで無
彩色と判定するのは平均値Rave 及びBave が共に一定
値以下である場合である。
信号の値が0になる輝度値Rlo、Rhi及びB−Y信号の
値が0になる輝度値Blo、Bhiの他、R−Y信号とB−
Y信号の値が取り得る最大値Rmax 、Bmax と最小値R
min 、Bmin である。ここで輝度値Rlo、Rhiは色信号
予測関数である2次関数モデルの端点である。ここで図
6はR−Y信号について求める色信号予測関数Fr (Y)
の例である。因にマイクロプロセツサは無彩色の判定も
このステツプSP16−2にて実行し、2次関数ができ
るだけ鈍つた形になるように端点を決定する。ここで無
彩色と判定するのは平均値Rave 及びBave が共に一定
値以下である場合である。
【0032】これらステツプSP16−2の処理が終了
すると、マイクロプロセツサの処理はステツプSP16
−3に移る。ここでは前ステツプSP16−2において
求めたパラメータ及び領域Dの画素値(Yij、Rij、B
ij)に基づいて、次式
すると、マイクロプロセツサの処理はステツプSP16
−3に移る。ここでは前ステツプSP16−2において
求めたパラメータ及び領域Dの画素値(Yij、Rij、B
ij)に基づいて、次式
【数1】 及び
【数2】 で与えられる2次関数モデルFr (Y) 、Fb (Y) の係数
a0 、a1 を最小二乗近似により求める。これによつて
R−Y信号及びB−Y信号の色予測関数Fr (Y)及びF
b (Y)を決定する。
a0 、a1 を最小二乗近似により求める。これによつて
R−Y信号及びB−Y信号の色予測関数Fr (Y)及びF
b (Y)を決定する。
【0033】このように被写体についての色予測関数F
r (Y)及びFb (Y)が設定されると、マイクロプロセツ
サの処理はステツプSP16−4の処理に移る。このス
テツプSP16−4において、マイクロプロセツサは色
信号許容関数についての誤差テーブルを作成する。色信
号許容関数と誤差テーブルとの関係を図7に示す。さて
マイクロプロセツサは領域DijのR−Y信号及びB−Y
信号に誤差が含まれると仮定し、R−Y信号及びB−Y
信号のそれぞれについて上限誤差テーブルHr (Y)及び
Hb (Y)と、下限誤差テーブルLr (Y)及びLb (Y)を
算出し、許容誤差範囲を決定する。因に輝度Yは0〜2
55の整数値を取るので予め誤差テーブルを作成してお
けば、毎回、(1)式及び(2)式を計算する時間を削
減することができる。
r (Y)及びFb (Y)が設定されると、マイクロプロセツ
サの処理はステツプSP16−4の処理に移る。このス
テツプSP16−4において、マイクロプロセツサは色
信号許容関数についての誤差テーブルを作成する。色信
号許容関数と誤差テーブルとの関係を図7に示す。さて
マイクロプロセツサは領域DijのR−Y信号及びB−Y
信号に誤差が含まれると仮定し、R−Y信号及びB−Y
信号のそれぞれについて上限誤差テーブルHr (Y)及び
Hb (Y)と、下限誤差テーブルLr (Y)及びLb (Y)を
算出し、許容誤差範囲を決定する。因に輝度Yは0〜2
55の整数値を取るので予め誤差テーブルを作成してお
けば、毎回、(1)式及び(2)式を計算する時間を削
減することができる。
【0034】さて誤差を例えば10〔%〕とすると、上限
誤差テーブルHr (Y)及び下限誤差テーブルLr (Y)は
次のようにして決定する。例えばR−Y信号が正の値な
らば(1)式の係数a0 を1.1倍することにより上限
誤差テーブルHr (Y)を設定し、また(1)式の係数a
0 を0.9倍することにより下限誤差テーブルLr (Y)
を設定する。一方、Rが負の値ならば(1)式の係数a
0 を0.9倍することにより上限誤差テーブルHr (Y)
を設定し、また(1)式の係数a0 を1.1倍すること
により下限誤差テーブルLr (Y)を設定する。なおB−
Y信号についての上限誤差テーブルHr (Y)及び下限誤
差テーブルLr (Y)についても同様に算出する。
誤差テーブルHr (Y)及び下限誤差テーブルLr (Y)は
次のようにして決定する。例えばR−Y信号が正の値な
らば(1)式の係数a0 を1.1倍することにより上限
誤差テーブルHr (Y)を設定し、また(1)式の係数a
0 を0.9倍することにより下限誤差テーブルLr (Y)
を設定する。一方、Rが負の値ならば(1)式の係数a
0 を0.9倍することにより上限誤差テーブルHr (Y)
を設定し、また(1)式の係数a0 を1.1倍すること
により下限誤差テーブルLr (Y)を設定する。なおB−
Y信号についての上限誤差テーブルHr (Y)及び下限誤
差テーブルLr (Y)についても同様に算出する。
【0035】このように被写体についての色信号予測関
数及び誤差テーブルの算出が終了すると、マイクロプロ
セツサはステツプSP16−5の処理に移り、被写体の
特徴量抽出処理に移る。まずマイクロプロセツサは領域
D内の各点(Yij、Rij、Bij)に対して、次式
数及び誤差テーブルの算出が終了すると、マイクロプロ
セツサはステツプSP16−5の処理に移り、被写体の
特徴量抽出処理に移る。まずマイクロプロセツサは領域
D内の各点(Yij、Rij、Bij)に対して、次式
【数3】 及び
【数4】 の関係を満足する位置(i,j)を抽出し、抽出された位
置(i,j)について特徴量C(i,j)を設定する。
置(i,j)について特徴量C(i,j)を設定する。
【0036】ここで特徴量C(i,j)は、次式
【数5】 や
【数6】 等が考えられる。この実施例では(6)式を特徴量C
(i,j)とし、抽出されなかつた位置の特徴量C(i,
j)については値を0とする。
(i,j)とし、抽出されなかつた位置の特徴量C(i,
j)については値を0とする。
【0037】さてこのように特徴量C(i,j)の抽出処
理が終了すると、マイクロプロセツサはステツプSP1
6−6に移り、領域D内において(3)式及び(4)式
を満たす位置(i,j)の輝度Y(i,j)を基準特徴量R
(i,j)として記憶する。このとき記憶された基準特徴
量R(i,j)は、後述する被写体の位置検出の際におい
てブロツクマツチングのためのリフアレンスブロツクと
なる。以上の処理が被写体の設定処理におけるステツプ
SP16で実行される。
理が終了すると、マイクロプロセツサはステツプSP1
6−6に移り、領域D内において(3)式及び(4)式
を満たす位置(i,j)の輝度Y(i,j)を基準特徴量R
(i,j)として記憶する。このとき記憶された基準特徴
量R(i,j)は、後述する被写体の位置検出の際におい
てブロツクマツチングのためのリフアレンスブロツクと
なる。以上の処理が被写体の設定処理におけるステツプ
SP16で実行される。
【0038】(1−2−2−2)被写体の位置検出処理 続いて被写体の追尾処理のステツプSP22で実行され
る詳細な処理手順を図8を用いて説明する。なおマイク
ロプロセツサは前ステツプSP21において、前項のス
テツプSP16−5と同様の処理により(3)式及び
(4)式を満たす位置(i,j)を画面全体について求
め、これら位置(i,j)についての特徴量C(i,j)を
輝度Y(i,j)として特徴平面PC(i,j)を設定して
あるものとする。
る詳細な処理手順を図8を用いて説明する。なおマイク
ロプロセツサは前ステツプSP21において、前項のス
テツプSP16−5と同様の処理により(3)式及び
(4)式を満たす位置(i,j)を画面全体について求
め、これら位置(i,j)についての特徴量C(i,j)を
輝度Y(i,j)として特徴平面PC(i,j)を設定して
あるものとする。
【0039】ステツプSP22−2に移つたマイクロプ
ロセツサは、特徴平面PC(i,j)と基準特徴量R(i,
j)との相関値MSijを、次式
ロセツサは、特徴平面PC(i,j)と基準特徴量R(i,
j)との相関値MSijを、次式
【数7】 に基づいて算出する。この式の場合、最も相関の高い位
置が最小の相関値MSijとして得られる。このように基
準特徴量R(i,j)を特徴平面PC(i,j)内でずら
し、各点の相関値MSijを算出する処理がブロツクマツ
チングである。このブロツクマツチングの終了後、マイ
クロプロセツサは相関値MSijの最小値MSmin と、こ
の値が得られる位置(xmin,ymin)を求め、次のステ
ツプSP22−3に移る。
置が最小の相関値MSijとして得られる。このように基
準特徴量R(i,j)を特徴平面PC(i,j)内でずら
し、各点の相関値MSijを算出する処理がブロツクマツ
チングである。このブロツクマツチングの終了後、マイ
クロプロセツサは相関値MSijの最小値MSmin と、こ
の値が得られる位置(xmin,ymin)を求め、次のステ
ツプSP22−3に移る。
【0040】マイクロプロセツサはステツプSP22−
3に移ると、最も相関の高いとされらた像が目標とする
被写体として有効かどうかを判別するため、相関値MS
ijを予め設定しておいたしきい値THMSと比較する。こ
のとき相関値MSijがしきい値THMS以下である場合に
は、検出された位置(xmin ,ymin )を被写体の位置
とし、存在/非存在フラグを”1”にセツトする。これ
に対して相関値MSijがしきい値THMSより大きい場合
には、検出された位置(xmin ,ymin )が被写体以外
の同色領域を示しているとして存在/非存在フラグを”
0”にセツトする。
3に移ると、最も相関の高いとされらた像が目標とする
被写体として有効かどうかを判別するため、相関値MS
ijを予め設定しておいたしきい値THMSと比較する。こ
のとき相関値MSijがしきい値THMS以下である場合に
は、検出された位置(xmin ,ymin )を被写体の位置
とし、存在/非存在フラグを”1”にセツトする。これ
に対して相関値MSijがしきい値THMSより大きい場合
には、検出された位置(xmin ,ymin )が被写体以外
の同色領域を示しているとして存在/非存在フラグを”
0”にセツトする。
【0041】この被写体の存在についての判別処理が終
了すると、マイクロプロセツサはステツプSP22−4
の処理に移り、存在/非存在フラグが”1”の場合にの
み検出された位置(xmin ,ymin )を中心とする領域
について基準特徴量R(i,j)を求め、この値を従来ま
で記憶されていた基準特徴量R(i,j)に代えて記憶す
る。これにより移動に伴う形状の変化にも対応できる。
因にマイクロプロセツサはこれらの処理で算出された位
置(i,j)と、目標の存在/非存在の判断結果から図1
に示されている水平/垂直駆動装置7のモータを制御
し、撮像装置2の撮影方向を移動させ、目標物である被
写体が常に画面内に収まるように被写体を自動追尾させ
る。
了すると、マイクロプロセツサはステツプSP22−4
の処理に移り、存在/非存在フラグが”1”の場合にの
み検出された位置(xmin ,ymin )を中心とする領域
について基準特徴量R(i,j)を求め、この値を従来ま
で記憶されていた基準特徴量R(i,j)に代えて記憶す
る。これにより移動に伴う形状の変化にも対応できる。
因にマイクロプロセツサはこれらの処理で算出された位
置(i,j)と、目標の存在/非存在の判断結果から図1
に示されている水平/垂直駆動装置7のモータを制御
し、撮像装置2の撮影方向を移動させ、目標物である被
写体が常に画面内に収まるように被写体を自動追尾させ
る。
【0042】(1−3)効果 以上の構成によれば、被写体の各色信号、すなわちR−
Y信号及びB−Y信号をそれぞれ輝度Yによつて表され
る2次関数Fr (Y)及びFb (Y)にモデル化し、さらに
この2次関数モデルに対して許容できる誤差範囲を許容
誤差モデルHr(Y)、Lr (Y)及びHb (Y)、Lb (Y)
として定めたことにより、無彩色の被写体についても確
実に追尾することができる目標追尾装置を実現すること
ができる。
Y信号及びB−Y信号をそれぞれ輝度Yによつて表され
る2次関数Fr (Y)及びFb (Y)にモデル化し、さらに
この2次関数モデルに対して許容できる誤差範囲を許容
誤差モデルHr(Y)、Lr (Y)及びHb (Y)、Lb (Y)
として定めたことにより、無彩色の被写体についても確
実に追尾することができる目標追尾装置を実現すること
ができる。
【0043】また以上の構成によれば、照明状況の変化
による特徴量C(i,j)の変化を吸収し、照明変化によ
らず正確に特徴量を抽出することができる目標追尾装置
を実現することができる。さらにまたブロツクマツチン
グの際、特徴平面PC(i,j)上の領域と基準特徴量R
(i,j)とをマツチング処理するようにしたことにより
形の情報も被写体の識別に利用でき、色情報の似た周辺
の物体との誤認識を避けることができる目標追尾装置を
実現できる。
による特徴量C(i,j)の変化を吸収し、照明変化によ
らず正確に特徴量を抽出することができる目標追尾装置
を実現することができる。さらにまたブロツクマツチン
グの際、特徴平面PC(i,j)上の領域と基準特徴量R
(i,j)とをマツチング処理するようにしたことにより
形の情報も被写体の識別に利用でき、色情報の似た周辺
の物体との誤認識を避けることができる目標追尾装置を
実現できる。
【0044】(2)第2実施例 この実施例では、被写体の設定処理の終了後に実行され
る被写体の追尾処理において、色信号予測関数及び許容
誤差モデルに基づいて画面中から抽出される領域近傍の
画素値を再評価し、被写体と同色と判定すべき領域を拡
張してからブロツクマツチング処理に移るようにするこ
とにより、誤差評価を厳しくした場合でも安定した追尾
動作を実現できる目標追尾装置について説明する。
る被写体の追尾処理において、色信号予測関数及び許容
誤差モデルに基づいて画面中から抽出される領域近傍の
画素値を再評価し、被写体と同色と判定すべき領域を拡
張してからブロツクマツチング処理に移るようにするこ
とにより、誤差評価を厳しくした場合でも安定した追尾
動作を実現できる目標追尾装置について説明する。
【0045】(2−1)目標追尾処理 この実施例の場合、被写体の設定処理は図3の処理手順
と同様であるため、第1実施例と異なる処理を含む被写
体の追尾処理についてのみ説明する。この実施例におけ
る被写体の追尾処理を図9に示す。因に図9において、
図4及び図8との処理と同じ処理部分には同一符号を付
してある。従つてステツプSP20とステツプSP22
−2との間に挿入されているステツプSP31、ステツ
プSP32及びステツプSP33の処理がこの実施例に
固有の処理である。以下、このステツプSP31〜SP
33の処理を中心に説明する。
と同様であるため、第1実施例と異なる処理を含む被写
体の追尾処理についてのみ説明する。この実施例におけ
る被写体の追尾処理を図9に示す。因に図9において、
図4及び図8との処理と同じ処理部分には同一符号を付
してある。従つてステツプSP20とステツプSP22
−2との間に挿入されているステツプSP31、ステツ
プSP32及びステツプSP33の処理がこの実施例に
固有の処理である。以下、このステツプSP31〜SP
33の処理を中心に説明する。
【0046】さてマイクロプロセツサはステツプSP3
1において、(3)式及び(4)式を満たす画素値を有
する位置(i,j)を画面全体について求め、2式を満た
す位置(i,j)の特徴量C(i,j)を”0”とおき、2
式を満たさない位置(i,j)の特徴量C(i,j)を”
1”とおくことにより、特徴平面PC(i,j)を設定し
ている。
1において、(3)式及び(4)式を満たす画素値を有
する位置(i,j)を画面全体について求め、2式を満た
す位置(i,j)の特徴量C(i,j)を”0”とおき、2
式を満たさない位置(i,j)の特徴量C(i,j)を”
1”とおくことにより、特徴平面PC(i,j)を設定し
ている。
【0047】ステツプSP31において画面全体を領域
とする特徴平面PC(i,j)の算出処理が終了すると、
マイクロプロセツサはステツプSP32の処理に移り、
特徴量C(i,j)が”0”と判定された領域近傍の画素
について色を再評価する。例えば特徴量C(i,j−1)
が”0”であり、かつ特徴量C(i,j)が”1”である
位置について色を再評価する。ここで再評価は、位置
(i,j)における画素値RijとBijが予め設定した許容
値THに対して、次式
とする特徴平面PC(i,j)の算出処理が終了すると、
マイクロプロセツサはステツプSP32の処理に移り、
特徴量C(i,j)が”0”と判定された領域近傍の画素
について色を再評価する。例えば特徴量C(i,j−1)
が”0”であり、かつ特徴量C(i,j)が”1”である
位置について色を再評価する。ここで再評価は、位置
(i,j)における画素値RijとBijが予め設定した許容
値THに対して、次式
【数8】
【数9】 を満たすか否か確認することによつて実行する。
【0048】ここで(8)式及び(9)式が共に満たさ
れる場合には、マイクロプロセツサは位置(i,j)の特
徴量C(i,j)を”0”に再評価し、さらに同様の再評
価処理を続ける。上述の再評価処理は、水平方向に左か
ら右の画素への再評価であるが、同様にして右から左の
画素への再評価、垂直方向に上から下の画素への再評価
及び下から上の画素への再評価に関しても順次実行す
る。これら4方向への処理終了後、被写体と同色とみな
される領域の拡張処理が完了し、マイクロプロセツサは
ステツプSP33の処理に移る。
れる場合には、マイクロプロセツサは位置(i,j)の特
徴量C(i,j)を”0”に再評価し、さらに同様の再評
価処理を続ける。上述の再評価処理は、水平方向に左か
ら右の画素への再評価であるが、同様にして右から左の
画素への再評価、垂直方向に上から下の画素への再評価
及び下から上の画素への再評価に関しても順次実行す
る。これら4方向への処理終了後、被写体と同色とみな
される領域の拡張処理が完了し、マイクロプロセツサは
ステツプSP33の処理に移る。
【0049】さてステツプSP33に移ると、マイクロ
プロセツサは特徴量C(i,j)が”0”の位置(i,j)
については輝度Yijを割当て、特徴量C(i,j)が”
1”の位置(i,j)については固定値THY を割当てる
ことにより特徴平面PC(i,j)を設定する。因に固定
値THY は予め設定しておく値であり、被写体と同じ色
でないことを示すための意味を持つ。例えば輝度Yが8
ビツトならば固定値THY として”256”や”0”等
の値を設定する。これ以降の処理は第1実施例の場合と
同様であり、説明を省略する。
プロセツサは特徴量C(i,j)が”0”の位置(i,j)
については輝度Yijを割当て、特徴量C(i,j)が”
1”の位置(i,j)については固定値THY を割当てる
ことにより特徴平面PC(i,j)を設定する。因に固定
値THY は予め設定しておく値であり、被写体と同じ色
でないことを示すための意味を持つ。例えば輝度Yが8
ビツトならば固定値THY として”256”や”0”等
の値を設定する。これ以降の処理は第1実施例の場合と
同様であり、説明を省略する。
【0050】(2−2)効果 以上の構成によれば、色信号予測関数及び許容誤差モデ
ルに基づいて画面中から抽出される領域近傍の画素値を
再評価し、被写体と同色と判定すべき領域を拡張してか
らこれら領域と基準特徴量R(i,j)とのブロツクマツ
チング処理に移るようにしたことにより、誤差評価を厳
しくしたために許容誤差範囲外となつた領域についても
被写体の存在を確認できるため従来に比して安定した追
尾動作が可能な目標追尾装置を実現できる。
ルに基づいて画面中から抽出される領域近傍の画素値を
再評価し、被写体と同色と判定すべき領域を拡張してか
らこれら領域と基準特徴量R(i,j)とのブロツクマツ
チング処理に移るようにしたことにより、誤差評価を厳
しくしたために許容誤差範囲外となつた領域についても
被写体の存在を確認できるため従来に比して安定した追
尾動作が可能な目標追尾装置を実現できる。
【0051】(3)第3実施例 この実施例では被写体を画面内から探知するとき、探知
領域を撮像画面の全体ではなく一部の特定領域に限定す
ることにより、被写体と近似した色の物体に対する被写
体の識別力を向上させた目標追尾装置について説明す
る。
領域を撮像画面の全体ではなく一部の特定領域に限定す
ることにより、被写体と近似した色の物体に対する被写
体の識別力を向上させた目標追尾装置について説明す
る。
【0052】(3−1)目標追尾処理 図3との対応部分に同一符号を付して示す図10に本実
施例の目標追尾装置で使用される被写体の設定処理手順
を示す。また図4との対応部分に同一符号を付して示す
図11に本実施例の目標追尾装置で使用される被写体の
追尾処理手順を示す。
施例の目標追尾装置で使用される被写体の設定処理手順
を示す。また図4との対応部分に同一符号を付して示す
図11に本実施例の目標追尾装置で使用される被写体の
追尾処理手順を示す。
【0053】図10及び図11から分かるように、この
実施例の処理手順の場合、ステツプSP4、SP19の
後に画面全体から特定領域を切り出すためのステツプS
P41、SP42を設けた点と、ステツプSP22の後
に特定領域を切り出す位置を再設定するためのステツプ
SP43を設けた点とを除いて図3の処理手順と同様の
処理手順によつて構成されている。
実施例の処理手順の場合、ステツプSP4、SP19の
後に画面全体から特定領域を切り出すためのステツプS
P41、SP42を設けた点と、ステツプSP22の後
に特定領域を切り出す位置を再設定するためのステツプ
SP43を設けた点とを除いて図3の処理手順と同様の
処理手順によつて構成されている。
【0054】ただしステツプSP16、SP17及びス
テツプSP21、SP22の処理は、画面全体から切り
出した特定領域のみを処理対象とする点が図3の場合と
異なつている。因にこの実施例では、図12に示すよう
に、画像全体のサイズを128×128画素とし、特定
領域として切り出すサイズは64×64画素であるもの
とする。
テツプSP21、SP22の処理は、画面全体から切り
出した特定領域のみを処理対象とする点が図3の場合と
異なつている。因にこの実施例では、図12に示すよう
に、画像全体のサイズを128×128画素とし、特定
領域として切り出すサイズは64×64画素であるもの
とする。
【0055】まず被写体の設定時、MPU部6のマイク
ロプロセツサはステツプSP4において割り込み信号I
NTが確認され、画像メモリ4へのアクセスが可能にな
つたことを確認すると、ステツプSP41の処理に移
り、画面の中心位置(x,y)を中心とする64×64
画素を特定領域Aとして切り出し開始位置(x start,
y start) を算出する。かかる後、マイクロプロセツサ
はステツプSP15に移つて画像メモリ4に書き込まれ
ている全画素データの書き換えを禁止する。
ロプロセツサはステツプSP4において割り込み信号I
NTが確認され、画像メモリ4へのアクセスが可能にな
つたことを確認すると、ステツプSP41の処理に移
り、画面の中心位置(x,y)を中心とする64×64
画素を特定領域Aとして切り出し開始位置(x start,
y start) を算出する。かかる後、マイクロプロセツサ
はステツプSP15に移つて画像メモリ4に書き込まれ
ている全画素データの書き換えを禁止する。
【0056】さらにマイクロプロセツサは次のステツプ
SP16において切り出された特定領域Aのみを対象と
する被写体の特徴量抽出処理に移り、被写体の色を特定
する色予測関数とその許容誤差テーブルとを作成して特
徴量C(i,j)を求める。さてこのように被写体につい
ての特徴量C(i,j)が求められると、マイクロプロセ
ツサはステツプSP17からステツプSP18の処理に
移り、被写体の追尾処理を開始する。
SP16において切り出された特定領域Aのみを対象と
する被写体の特徴量抽出処理に移り、被写体の色を特定
する色予測関数とその許容誤差テーブルとを作成して特
徴量C(i,j)を求める。さてこのように被写体につい
ての特徴量C(i,j)が求められると、マイクロプロセ
ツサはステツプSP17からステツプSP18の処理に
移り、被写体の追尾処理を開始する。
【0057】追尾処理を開始したマイクロプロセツサ
は、ステツプSP18及びSP19において新たな画像
データの取り込みを確認すると、ステツプSP42に示
す処理によつて特定領域Aを与える指定位置に基づいて
切り出し開始位置(x start,y start) を算出する。
因に追尾処理を開始した直後の場合における特定領域A
の指定位置と画面の中心位置は一致している。
は、ステツプSP18及びSP19において新たな画像
データの取り込みを確認すると、ステツプSP42に示
す処理によつて特定領域Aを与える指定位置に基づいて
切り出し開始位置(x start,y start) を算出する。
因に追尾処理を開始した直後の場合における特定領域A
の指定位置と画面の中心位置は一致している。
【0058】このように特定領域Aが定まると、マイク
ロプロセツサは被写体の特徴量C(i,j)と同色の領域
を特定領域Aから抽出する処理に移り、64×64画素
で与えられる特定領域Aから特徴平面PC(i,j)が求
められ、被写体の位置が検出される。さてこのようにス
テツプSP21及びSP22において被写体の位置が検
出されると、ステツプSP43において次回の処理で用
いる特定領域Aの切り出し位置を検出する処理に移る。
ロプロセツサは被写体の特徴量C(i,j)と同色の領域
を特定領域Aから抽出する処理に移り、64×64画素
で与えられる特定領域Aから特徴平面PC(i,j)が求
められ、被写体の位置が検出される。さてこのようにス
テツプSP21及びSP22において被写体の位置が検
出されると、ステツプSP43において次回の処理で用
いる特定領域Aの切り出し位置を検出する処理に移る。
【0059】ここでマイクロプロセツサは、被写体が特
定領域A内に存在する場合、すなわち有効/無効フラグ
が”1”であつて検出された位置が有効な場合、求めら
れた位置を中心とする領域を切り出すため指定位置に被
写体の位置を代入する。これに対して被写体が特定領域
A内に存在しない場合、マイクロプロセツサは次式
定領域A内に存在する場合、すなわち有効/無効フラグ
が”1”であつて検出された位置が有効な場合、求めら
れた位置を中心とする領域を切り出すため指定位置に被
写体の位置を代入する。これに対して被写体が特定領域
A内に存在しない場合、マイクロプロセツサは次式
【数10】 に示すように被写体が発見されるまで特定領域Aの切り
出し位置を順番に切り換える。
出し位置を順番に切り換える。
【0060】すなわち有効/無効フラグが”0”であつ
て検出された位置が無効な場合、マイクロプロセツサは
128×128画像内で切り出し開始位置(x start,
y start) を図13に示すように点(x0,y0)から(x
1,y1)、(x2,y2)、(x3,y3)、(x4,y4)まで順番
に切り換える。このときマイクロプロセツサは被写体が
無効と判断された回数tに従つて順番に切り換える。た
だし回数tがT5を越えた場合には回数tを”0”に戻
して再度点(x0,y0)から探索作業を再開するようにな
されている。このようにこの目標追尾装置は有効な位置
が検出されるまで被写体の検出用である特定領域Aを切
り換えるようになされている。
て検出された位置が無効な場合、マイクロプロセツサは
128×128画像内で切り出し開始位置(x start,
y start) を図13に示すように点(x0,y0)から(x
1,y1)、(x2,y2)、(x3,y3)、(x4,y4)まで順番
に切り換える。このときマイクロプロセツサは被写体が
無効と判断された回数tに従つて順番に切り換える。た
だし回数tがT5を越えた場合には回数tを”0”に戻
して再度点(x0,y0)から探索作業を再開するようにな
されている。このようにこの目標追尾装置は有効な位置
が検出されるまで被写体の検出用である特定領域Aを切
り換えるようになされている。
【0061】因にこの実施例の場合、ステツプSP43
の処理中に被写体の位置が算出された場合であつても、
算出された位置が時間連続的に存在し得ない位置の場合
には検出された位置が無効であると判断して回数tに応
じた処理を続行するようになされている。一方、同一領
域で連続的に位置が検出された場合には検出された位置
を有効であると判定し、次回の画像切り出しの際に用い
るようにする。これらの判定処理により検出された被写
体の位置についての信頼性を高めることができる。
の処理中に被写体の位置が算出された場合であつても、
算出された位置が時間連続的に存在し得ない位置の場合
には検出された位置が無効であると判断して回数tに応
じた処理を続行するようになされている。一方、同一領
域で連続的に位置が検出された場合には検出された位置
を有効であると判定し、次回の画像切り出しの際に用い
るようにする。これらの判定処理により検出された被写
体の位置についての信頼性を高めることができる。
【0062】(3−2)効果 以上の構成によれば、被写体の設定時及び画面内からの
追尾処理時において、被写体の探知に用いる領域を直前
まで被写体の存在する可能性の高い特定領域A内に限定
したことにより、背景等の色が被写体と近似した色を多
く含む場合にも被写体の識別力を向上させることがで
き、画像内から被写体を効率良く検出できる目標追尾装
置を実現することができる。
追尾処理時において、被写体の探知に用いる領域を直前
まで被写体の存在する可能性の高い特定領域A内に限定
したことにより、背景等の色が被写体と近似した色を多
く含む場合にも被写体の識別力を向上させることがで
き、画像内から被写体を効率良く検出できる目標追尾装
置を実現することができる。
【0063】また被写体を見失つた場合にも特定領域A
として切り出す画面上の領域を順番に切り換えながら被
写体の検出処理を継続できるようにし、さらに検出され
た被写体の位置に時間連続性が認められない場合にはこ
れを有効な位置と認識しないようにしたことにより、検
出精度の高い目標追尾装置を実現することができる。
として切り出す画面上の領域を順番に切り換えながら被
写体の検出処理を継続できるようにし、さらに検出され
た被写体の位置に時間連続性が認められない場合にはこ
れを有効な位置と認識しないようにしたことにより、検
出精度の高い目標追尾装置を実現することができる。
【0064】(4)第4実施例 上述の目標追尾処理では主に画像面内の方向に移動する
被写体を追尾する目標追尾装置について述べたが、本実
施例では撮像装置2のズームレンズ制御により遠近方向
に移動する被写体の画面上での大きさがほぼ一定になる
ように追尾する目標追尾装置を説明する。
被写体を追尾する目標追尾装置について述べたが、本実
施例では撮像装置2のズームレンズ制御により遠近方向
に移動する被写体の画面上での大きさがほぼ一定になる
ように追尾する目標追尾装置を説明する。
【0065】(4−1)システム構成 図1との対応部分に同一符号を付して示す図14の目標
追尾装置11はMPU部6の制御により撮像装置2のズ
ームレンズ12を制御するようにしていることを除いて
同様のシステム構成を有している。因にこの実施例には
撮像装置2の撮影方向を水平方向及び垂直方向に移動さ
せる水平/垂直駆動装置7が含まれていないが、実施例
のシステムに水平/垂直駆動装置7を付加したシステム
についても適用し得る。
追尾装置11はMPU部6の制御により撮像装置2のズ
ームレンズ12を制御するようにしていることを除いて
同様のシステム構成を有している。因にこの実施例には
撮像装置2の撮影方向を水平方向及び垂直方向に移動さ
せる水平/垂直駆動装置7が含まれていないが、実施例
のシステムに水平/垂直駆動装置7を付加したシステム
についても適用し得る。
【0066】またこの実施例の場合、MPU部6のマイ
クロプロセツサは撮像画像から抽出した特徴平面PC
(i,j)に基づいて被写体の面積を算出し、算出結果に
基づいてズームレンズ12を制御するようになされてい
る。次にMPU部6内において実行される処理手順につ
いて説明する。
クロプロセツサは撮像画像から抽出した特徴平面PC
(i,j)に基づいて被写体の面積を算出し、算出結果に
基づいてズームレンズ12を制御するようになされてい
る。次にMPU部6内において実行される処理手順につ
いて説明する。
【0067】(4−2)目標追尾処理 この実施例の場合、被写体の設定処理については第1実
施例にて説明した図3の処理手順と同じであるため、被
写体の追尾処理手順についてのみ説明する。この実施例
における追尾処理手順を図15に示す。因に図15にお
ける処理手順において図4と対応部分の処理については
同一符号を付して示す。
施例にて説明した図3の処理手順と同じであるため、被
写体の追尾処理手順についてのみ説明する。この実施例
における追尾処理手順を図15に示す。因に図15にお
ける処理手順において図4と対応部分の処理については
同一符号を付して示す。
【0068】図15から分かるように、この処理手順は
撮像画面について得られる特徴平面PC(i,j)から被
写体の位置を検出するステツプSP22の後に、2つの
処理を設けたことを除いて図4の処理手順と同様の処理
手順で構成されている。新たに加わつた2つの処理と
は、ステツプSP51の一次元特徴量導出処理と、ステ
ツプSP52の面積算出処理である。
撮像画面について得られる特徴平面PC(i,j)から被
写体の位置を検出するステツプSP22の後に、2つの
処理を設けたことを除いて図4の処理手順と同様の処理
手順で構成されている。新たに加わつた2つの処理と
は、ステツプSP51の一次元特徴量導出処理と、ステ
ツプSP52の面積算出処理である。
【0069】ここでステツプSP51は、前ステツプS
P22において算出された被写体の位置と特徴平面PC
(i,j)から被写体の水平方向の長さ及び垂直方向の長
さを求める処理であり、ステツプSP52は水平方向及
び垂直方向の長さから面積を求める処理である。
P22において算出された被写体の位置と特徴平面PC
(i,j)から被写体の水平方向の長さ及び垂直方向の長
さを求める処理であり、ステツプSP52は水平方向及
び垂直方向の長さから面積を求める処理である。
【0070】続いて2つのステツプSP51及びSP5
2において実行される具体的な処理内容を図16及び図
17を用いて説明する。MPU部6のマイクロプロセツ
サはステツプSP22までの一連の処理により上述の実
施例と同様、使用者の設定した被写体の色について色予
測関数を作成し、色予測関数等を使つて特徴平面PC
(i,j)の他、被写体の存在の有無及び被写体の位置
(x,y) を算出している。
2において実行される具体的な処理内容を図16及び図
17を用いて説明する。MPU部6のマイクロプロセツ
サはステツプSP22までの一連の処理により上述の実
施例と同様、使用者の設定した被写体の色について色予
測関数を作成し、色予測関数等を使つて特徴平面PC
(i,j)の他、被写体の存在の有無及び被写体の位置
(x,y) を算出している。
【0071】この状態で、マイクロプロセツサはステツ
プSP51の処理に移ると、特徴平面PC(i,j)を垂
直方向に一次元化することにより得られる信号列HOR
j と、水平方向に一次元化することにより得られる信号
列VERi を作成する。ここで信号列VERiの作成例
を図16に示す。また信号列HORj についても同様に
作成することができる。
プSP51の処理に移ると、特徴平面PC(i,j)を垂
直方向に一次元化することにより得られる信号列HOR
j と、水平方向に一次元化することにより得られる信号
列VERi を作成する。ここで信号列VERiの作成例
を図16に示す。また信号列HORj についても同様に
作成することができる。
【0072】ところで図16中の信号列VERiにはそ
れぞれある数値が書き込まれているが、これら数値は特
徴平面PC(i,j)上のk列目にある特徴量C(k,j)を
用いて次のように算出している。まずk列目にある特徴
量C(k,j)の各点(k,j) について、被写体と同色と判定
された点と、被写体の位置(x,y) との距離LをL=
|k−x|として求める。そしてこれらk列上で求めた
被写体と同色の位置までの距離のち最小となる値Lmin
をVERk の値として算出するようになされている。
れぞれある数値が書き込まれているが、これら数値は特
徴平面PC(i,j)上のk列目にある特徴量C(k,j)を
用いて次のように算出している。まずk列目にある特徴
量C(k,j)の各点(k,j) について、被写体と同色と判定
された点と、被写体の位置(x,y) との距離LをL=
|k−x|として求める。そしてこれらk列上で求めた
被写体と同色の位置までの距離のち最小となる値Lmin
をVERk の値として算出するようになされている。
【0073】図16の場合、中ぐらいの大きさの果実が
被写体であり、最上列にある小さい果実の特徴量C(k,
j)までの距離Lは4であることにより、VER0の値は
4と算出されている。ただしその列に被写体と同色がな
い場合は、色がなかつたことが分かるように、設定値V
MAX を代入するものとする。これらの処理を信号列HO
Rj についても実行するのがステツプSP51での処理
である。
被写体であり、最上列にある小さい果実の特徴量C(k,
j)までの距離Lは4であることにより、VER0の値は
4と算出されている。ただしその列に被写体と同色がな
い場合は、色がなかつたことが分かるように、設定値V
MAX を代入するものとする。これらの処理を信号列HO
Rj についても実行するのがステツプSP51での処理
である。
【0074】さてこのように水平方向及び垂直方向のそ
れぞれについて信号列VERi 及びHORj が求められ
ると、マイクロプロセツサの処理は続くステツプSP5
2に移り、被写体の水平方向及び垂直方向それぞれの方
向に対する長さLHOL 及びLVER の算出に移り、その積
LHOL ×LVER に基づいて被写体の面積を求める処理に
移る。
れぞれについて信号列VERi 及びHORj が求められ
ると、マイクロプロセツサの処理は続くステツプSP5
2に移り、被写体の水平方向及び垂直方向それぞれの方
向に対する長さLHOL 及びLVER の算出に移り、その積
LHOL ×LVER に基づいて被写体の面積を求める処理に
移る。
【0075】水平方向及び垂直方向に関する各長さL
HOL 及びLVER の求め方を図17を用いて説明する。因
に図17は水平方向への距離LHOL についてであるが垂
直方向への距離LVER についても同様に算出することが
できる。さてステツプSP51の処理が終了すると、マ
イクロプロセツサは、先に検出されている被写体の位置
(x,y) について座標値xより右側と左側のそれぞれ
に分けて端点m及びnを探索する。
HOL 及びLVER の求め方を図17を用いて説明する。因
に図17は水平方向への距離LHOL についてであるが垂
直方向への距離LVER についても同様に算出することが
できる。さてステツプSP51の処理が終了すると、マ
イクロプロセツサは、先に検出されている被写体の位置
(x,y) について座標値xより右側と左側のそれぞれ
に分けて端点m及びnを探索する。
【0076】例えば座標値xから右側に位置する端点m
は、予め設定したしきい値THHOL以上となる信号列H
OLm の位置を探知することにより求める。また座標値
xから左側に位置する端点nの場合も同様に予め設定し
たしきい値THHOL 以上となる信号列HOLm の位置を
探知することにより求める。そしてこのように求めた2
つの位置の差分を水平方向の距離LHOL =m−nとす
る。垂直方向の距離に関しても同様に算出できるため、
2つの長さより被写体の面積を求めることができる。
は、予め設定したしきい値THHOL以上となる信号列H
OLm の位置を探知することにより求める。また座標値
xから左側に位置する端点nの場合も同様に予め設定し
たしきい値THHOL 以上となる信号列HOLm の位置を
探知することにより求める。そしてこのように求めた2
つの位置の差分を水平方向の距離LHOL =m−nとす
る。垂直方向の距離に関しても同様に算出できるため、
2つの長さより被写体の面積を求めることができる。
【0077】これらステツプSP52における被写体の
面積設定処理が終了すると、マイクロプロセツサはステ
ツプSP23に移り、算出された面積と、予め設定した
おいた被写体の面積とを比較することによりズームレン
ズ12を前後させるモータを制御する。因に被写体の面
積には被写体追尾設定時の面積や各種スイツチで指定さ
れる面積を用いることにする。
面積設定処理が終了すると、マイクロプロセツサはステ
ツプSP23に移り、算出された面積と、予め設定した
おいた被写体の面積とを比較することによりズームレン
ズ12を前後させるモータを制御する。因に被写体の面
積には被写体追尾設定時の面積や各種スイツチで指定さ
れる面積を用いることにする。
【0078】実際の制御は、算出された面積と設定され
た面積の差分dSの正負によつてズームレンズ12を動
かす方向(遠方側か近写側か)を決め、|dS|によつて
ズームレンズ12を動かす速度を決定する。ズームレン
ズ12を動かしたことによる面積の変動が次の面積抽出
処理に影響し、所定の面積になるまでズームレンズ1は
動かされることになる。
た面積の差分dSの正負によつてズームレンズ12を動
かす方向(遠方側か近写側か)を決め、|dS|によつて
ズームレンズ12を動かす速度を決定する。ズームレン
ズ12を動かしたことによる面積の変動が次の面積抽出
処理に影響し、所定の面積になるまでズームレンズ1は
動かされることになる。
【0079】(4−3)効果 以上の構成によれば、被写体のR−Y信号及びB−Y信
号をそれぞれ輝度Yによつて表される2次関数Fr (Y)
及びFb (Y)にモデル化し、この2次関数モデルに対し
て許容できる誤差範囲を許容誤差モデルHr (Y)、Lr
(Y)及びHb (Y)、Lb (Y)として求めた特徴平面PC
(i,j)から被写体の形状を検出し、この検出結果に基
づいてズームレンズ12の位置を制御するようにしたこ
とにより、被写体の面積が常に一定になるようにズーム
撮影することができる目標追尾装置を実現することがで
きる。
号をそれぞれ輝度Yによつて表される2次関数Fr (Y)
及びFb (Y)にモデル化し、この2次関数モデルに対し
て許容できる誤差範囲を許容誤差モデルHr (Y)、Lr
(Y)及びHb (Y)、Lb (Y)として求めた特徴平面PC
(i,j)から被写体の形状を検出し、この検出結果に基
づいてズームレンズ12の位置を制御するようにしたこ
とにより、被写体の面積が常に一定になるようにズーム
撮影することができる目標追尾装置を実現することがで
きる。
【0080】(5)第5実施例 この実施例では前実施例で説明した被写体の面積検出機
能を用いて被写体の大きさに応じた枠を発生し、画面上
の被写体に重ねて表示することができる目標追尾装置を
説明する。
能を用いて被写体の大きさに応じた枠を発生し、画面上
の被写体に重ねて表示することができる目標追尾装置を
説明する。
【0081】(5−1)システム構成 図1との対応部分に同一符号を付して示す図18にこの
実施例で説明する目標追尾装置21のシステム構成を示
す。この目標追尾装置21はMPU部6において検出さ
れた被写体の位置及び面積情報POSに基づいてカラー
画像信号TV1に枠Wを表示するための枠画像合成装置
22を有することを除いて同様の構成を有している。因
にこの実施例では枠画像合成装置22の出力を表示装置
23の画面上に表示させている。
実施例で説明する目標追尾装置21のシステム構成を示
す。この目標追尾装置21はMPU部6において検出さ
れた被写体の位置及び面積情報POSに基づいてカラー
画像信号TV1に枠Wを表示するための枠画像合成装置
22を有することを除いて同様の構成を有している。因
にこの実施例では枠画像合成装置22の出力を表示装置
23の画面上に表示させている。
【0082】(5−2)目標追尾処理及び枠合成処理 この実施例の場合、MPU部6において実行される被写
体の設定処理手順は図3の場合と同じであるため、被写
体の追尾処理手順及び枠合成処理手順についてのみ説明
する。この実施例における追尾処理手順を図19及び図
20に示す。因に図19における処理手順において図1
5と対応する部分の処理については同一符号を付して示
す。
体の設定処理手順は図3の場合と同じであるため、被写
体の追尾処理手順及び枠合成処理手順についてのみ説明
する。この実施例における追尾処理手順を図19及び図
20に示す。因に図19における処理手順において図1
5と対応する部分の処理については同一符号を付して示
す。
【0083】図19から分かるように、この処理手順は
ステツプSP52にて示す面積算出処理以降の処理を除
いて第4の実施例の場合と同じである。従つてステツプ
SP61及びSP62についてのみ説明する。さてステ
ツプSP61は前ステツプまでに検出された被写体の位
置と、被写体の有無、及び各方向についての長さから枠
Wの4隅の位置データを算出する処理である。
ステツプSP52にて示す面積算出処理以降の処理を除
いて第4の実施例の場合と同じである。従つてステツプ
SP61及びSP62についてのみ説明する。さてステ
ツプSP61は前ステツプまでに検出された被写体の位
置と、被写体の有無、及び各方向についての長さから枠
Wの4隅の位置データを算出する処理である。
【0084】このステツプSP61の内容を図20に示
す。マイクロプロセツサは被写体の存在に応じて処理を
分岐し、被写体が存在しない場合にはステツプSP16
−2からステツプSP16−3に移り、枠位置を算出す
るようになされている。ここでマイクロプロセツサは水
平方向についての両端点x0 とx1 を被写体の位置xと
水平方向の長さLHOL から次式
す。マイクロプロセツサは被写体の存在に応じて処理を
分岐し、被写体が存在しない場合にはステツプSP16
−2からステツプSP16−3に移り、枠位置を算出す
るようになされている。ここでマイクロプロセツサは水
平方向についての両端点x0 とx1 を被写体の位置xと
水平方向の長さLHOL から次式
【数11】 のように計算し、また垂直方向についての両端点y0 と
y1 を被写体の位置yと垂直方向の長さLVER から次式
y1 を被写体の位置yと垂直方向の長さLVER から次式
【数12】 のように計算する。これにより被写体についての4隅の
枠データ(x0 ,y0 )、(x0 ,y1 ) 、(x1 ,y
0 ) 、(x1 ,y1 )を出力する。
枠データ(x0 ,y0 )、(x0 ,y1 ) 、(x1 ,y
0 ) 、(x1 ,y1 )を出力する。
【0085】一方、被写体が見失われている場合にはス
テツプSP16−2からステツプSP16−4に移り、
表示装置23の画面上に枠Wが表示されないように、表
示画面の外側の位置を枠位置として出力したり、枠Wが
1点になるように4隅の位置を枠位置として出力するよ
うになされている。そしてステツプSP62において、
これら枠位置で与えられる枠を画面上に表示することに
より被写体の大きさや位置、また被写体の移動によらず
常に周囲を取り囲むような枠Wを重ねて表示させるので
ある。
テツプSP16−2からステツプSP16−4に移り、
表示装置23の画面上に枠Wが表示されないように、表
示画面の外側の位置を枠位置として出力したり、枠Wが
1点になるように4隅の位置を枠位置として出力するよ
うになされている。そしてステツプSP62において、
これら枠位置で与えられる枠を画面上に表示することに
より被写体の大きさや位置、また被写体の移動によらず
常に周囲を取り囲むような枠Wを重ねて表示させるので
ある。
【0086】(5−3)効果 以上の構成によれば、被写体のR−Y信号及びB−Y信
号をそれぞれ輝度Yによつて表される2次関数Fr (Y)
及びFb (Y)にモデル化し、この2次関数モデルに対し
て許容できる誤差範囲を許容誤差モデルHr (Y)、Lr
(Y)及びHb (Y)、Lb (Y)として求めた特徴平面PC
(i,j)から被写体の形状を検出し、この検出結果に基
づいて被写体の面積及び位置に応じた大きさの枠Wを発
生するようにしたことにより、常に被写体の周囲を枠W
で取り囲むことができる機能を備えた目標追尾装置を実
現することができる。
号をそれぞれ輝度Yによつて表される2次関数Fr (Y)
及びFb (Y)にモデル化し、この2次関数モデルに対し
て許容できる誤差範囲を許容誤差モデルHr (Y)、Lr
(Y)及びHb (Y)、Lb (Y)として求めた特徴平面PC
(i,j)から被写体の形状を検出し、この検出結果に基
づいて被写体の面積及び位置に応じた大きさの枠Wを発
生するようにしたことにより、常に被写体の周囲を枠W
で取り囲むことができる機能を備えた目標追尾装置を実
現することができる。
【0087】(6)他の実施例 なお上述の実施例においては、色信号予測関数を輝度Y
によつて表される2次関数Fr (Y)及びFb (Y)でモデ
ル化し、この2次関数モデルより求めた許容誤差モデル
Hr (Y)、Lr (Y)及びHb (Y)、Lb (Y)より得られ
る特徴平面PC(i,j)を用いて被写体の位置を検出す
る場合について述べたが、本発明はこれに限らず、被写
体と思われる位置近辺の輝度の平均値を毎回算出し、輝
度の平均値が一定となるようにアイリスを制御しても良
い。このような手法を用いてオートアイリス機能を備え
た目標追尾装置を実現しても良い。
によつて表される2次関数Fr (Y)及びFb (Y)でモデ
ル化し、この2次関数モデルより求めた許容誤差モデル
Hr (Y)、Lr (Y)及びHb (Y)、Lb (Y)より得られ
る特徴平面PC(i,j)を用いて被写体の位置を検出す
る場合について述べたが、本発明はこれに限らず、被写
体と思われる位置近辺の輝度の平均値を毎回算出し、輝
度の平均値が一定となるようにアイリスを制御しても良
い。このような手法を用いてオートアイリス機能を備え
た目標追尾装置を実現しても良い。
【0088】また被写体の位置近辺の輝度の周波数成分
を検出してフオーカス制御に用いることによりオートフ
オーカス機能を備えた目標追尾装置を実現しても良い。
さらに検出された被写体の位置が常に画面中央になるよ
うに姿勢を制御する機能を手ぶれ補正に応用しても良
い。また上述の実施例においては、画像内にある被写体
を追尾する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、画像内にある自分の手や顔の位置を追尾させること
によりゲーム機やコンピユータ等におけるマウス等と同
様なポインテイングデバイスを実現することができる。
を検出してフオーカス制御に用いることによりオートフ
オーカス機能を備えた目標追尾装置を実現しても良い。
さらに検出された被写体の位置が常に画面中央になるよ
うに姿勢を制御する機能を手ぶれ補正に応用しても良
い。また上述の実施例においては、画像内にある被写体
を追尾する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、画像内にある自分の手や顔の位置を追尾させること
によりゲーム機やコンピユータ等におけるマウス等と同
様なポインテイングデバイスを実現することができる。
【0089】また上述の実施例においては、撮像装置2
から入力されたカラー画像信号TV1に基づいて目標を
追尾する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、ビデオテープレコーダやコンピユータ、ゲーム機等
で再生された画像信号等を入力信号とし、これら画像信
号中に設定した目標を追尾させるようにしても良い。
から入力されたカラー画像信号TV1に基づいて目標を
追尾する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、ビデオテープレコーダやコンピユータ、ゲーム機等
で再生された画像信号等を入力信号とし、これら画像信
号中に設定した目標を追尾させるようにしても良い。
【0090】さらに上述の実施例においては、目標追尾
装置の基本システムについて述べたが、本発明の目標追
尾装置はTV電話システムやセキユリテイシステムに応
用することもできる。またマルチメデイアシステム等の
ようにテレビジヨンカメラで被写体を目標追尾するもの
にも適用できる。
装置の基本システムについて述べたが、本発明の目標追
尾装置はTV電話システムやセキユリテイシステムに応
用することもできる。またマルチメデイアシステム等の
ようにテレビジヨンカメラで被写体を目標追尾するもの
にも適用できる。
【0091】また上述の実施例においては、色信号予測
関数として二次関数を用いたが、本発明はこれに限ら
ず、一次関数、指数関数、対数関数、三角関数、楕円関
数などの他の関数によつて色を予測するようにしても良
い。さらに上述の実施例においては、色領域を拡張する
際、1次元的に拡張する方法について述べたが、本発明
はこれに限らず、2次元的に拡張する方法についても応
用できる。
関数として二次関数を用いたが、本発明はこれに限ら
ず、一次関数、指数関数、対数関数、三角関数、楕円関
数などの他の関数によつて色を予測するようにしても良
い。さらに上述の実施例においては、色領域を拡張する
際、1次元的に拡張する方法について述べたが、本発明
はこれに限らず、2次元的に拡張する方法についても応
用できる。
【0092】また上述の実施例においては、面積算出処
理によつて得た被写体の面積を用いてズームレンズ12
を制御する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、被写体抽出型のアイリス制御/フオーカス制御等の
カメラ制御に適用することができる。またこれに限ら
ず、面積の増加/減少に応じて前進後退する玩具や、領
域内の情報量を画面内の他の領域の情報量より多く割り
当てる適応量子化を行なう画像符号化装置等にも応用す
ることができる。
理によつて得た被写体の面積を用いてズームレンズ12
を制御する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、被写体抽出型のアイリス制御/フオーカス制御等の
カメラ制御に適用することができる。またこれに限ら
ず、面積の増加/減少に応じて前進後退する玩具や、領
域内の情報量を画面内の他の領域の情報量より多く割り
当てる適応量子化を行なう画像符号化装置等にも応用す
ることができる。
【0093】さらに上述の実施例においては、被写体の
位置と距離に基づいて面積を算出する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、領域内の被写体と同色の
点の個数を算出することにより求めるようにしても良
い。また上述の実施例においては、枠画像合成部22に
おいて枠Wを発生し、これを画面上に表示する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、キヤラクタの表
示や領域全体の塗りつぶし等にも用いることができる。
位置と距離に基づいて面積を算出する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、領域内の被写体と同色の
点の個数を算出することにより求めるようにしても良
い。また上述の実施例においては、枠画像合成部22に
おいて枠Wを発生し、これを画面上に表示する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、キヤラクタの表
示や領域全体の塗りつぶし等にも用いることができる。
【0094】さらに上述の実施例においては、被写体が
存在しないときは枠を表示させないようにしたが、本発
明はこれに限らず、被写体を囲む種類とは異なる枠Wを
表示しても良く、またキヤラクタを表示しても良い。ま
たこの処理を表示色の切換え等にも応用することができ
る。
存在しないときは枠を表示させないようにしたが、本発
明はこれに限らず、被写体を囲む種類とは異なる枠Wを
表示しても良く、またキヤラクタを表示しても良い。ま
たこの処理を表示色の切換え等にも応用することができ
る。
【0095】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、目標物
の特徴設定時に第1及び第2の色差信号それぞれを輝度
を用いてモデル化し、このモデルに対して定めた許容誤
差モデルを用いて目標物の特徴を捕らえるようにしたこ
とにより、輝度変化による色相の変化を気にすることな
く目標物を安定に追尾することができる目標追尾装置を
実現できる。
の特徴設定時に第1及び第2の色差信号それぞれを輝度
を用いてモデル化し、このモデルに対して定めた許容誤
差モデルを用いて目標物の特徴を捕らえるようにしたこ
とにより、輝度変化による色相の変化を気にすることな
く目標物を安定に追尾することができる目標追尾装置を
実現できる。
【図1】本発明による目標追尾装置の一実施例の構成を
示すブロツク図である。
示すブロツク図である。
【図2】追尾処理手順の概要を示すフローチヤートであ
る。
る。
【図3】被写体の設定処理手順を示すフローチヤートで
ある。
ある。
【図4】被写体の追尾処理手順を示すフローチヤートで
ある。
ある。
【図5】被写体の特徴量抽出処理手順を示すフローチヤ
ートである。
ートである。
【図6】色信号予測関数の説明に供する略線図である。
【図7】許容誤差テーブルの説明に供する略線図であ
る。
る。
【図8】被写体の位置検出処理手順を示すフローチヤー
トである。
トである。
【図9】被写体の追尾処理手順を示すフローチヤートで
ある。
ある。
【図10】被写体の設定処理手順を示すフローチヤート
である。
である。
【図11】被写体の追尾処理手順を示すフローチヤート
である。
である。
【図12】画面上から切り出される特徴領域を示す略線
図である。
図である。
【図13】特定領域と切り出し指定位置との関係を示す
略線図である。
略線図である。
【図14】本発明による目標追尾装置の一実施例を示す
ブロツク図である。
ブロツク図である。
【図15】被写体の追尾処理手順を示すフローチヤート
である。
である。
【図16】一次元信号列の構成例を示す略線図である。
【図17】距離算出例を示す略線図である。
【図18】本発明による目標追尾装置の一実施例を示す
ブロツク図である。
ブロツク図である。
【図19】被写体の追尾処理手順及び枠作成処理手順を
示すフローチヤートである。
示すフローチヤートである。
【図20】表示枠の位置算出処理手順を示すフローチヤ
ートである。
ートである。
1、11、21……目標追尾装置、2……撮像装置、3
……Y/C分離及びA/D変換回路、4…画像メモリ、
5…メモリ制御回路、6……MPU部、7……水平/垂
直駆動装置、8……スイツチ、12……ズームレンズ、
22……枠画像合成部、23……表示装置。
……Y/C分離及びA/D変換回路、4…画像メモリ、
5…メモリ制御回路、6……MPU部、7……水平/垂
直駆動装置、8……スイツチ、12……ズームレンズ、
22……枠画像合成部、23……表示装置。
Claims (8)
- 【請求項1】入力カラー画像信号のうち注目領域内に含
まれる第1及び第2の色差信号から目標物の色相を判断
し、当該色相に応じて上記第1及び第2の色差信号のそ
れぞれを輝度を変数とする色予測関数でモデル化する色
予測関数決定手段と、 上記第1の色差信号に対応する第1の色予測関数と上記
第2の色差信号に対応する第2の色予測関数のそれぞれ
に対して許容誤差モデルを算出する許容誤差モデル決定
手段と、 上記入力カラー画像信号と上記第1及び第2の色予測関
数についてそれぞれ求めた許容誤差モデルとを比較し、
上記許容誤差モデルに適合する領域を抽出する色情報判
定手段と、 上記注目領域のうち色情報判定手段で抽出された領域の
画素値に基づいて上記目標物を表す基準特徴平面を算出
する特徴平面設定手段と、 上記基準特徴平面の設定後に入力される入力カラー画像
信号と上記許容誤差モデルとを比較して上記許容誤差モ
デルに適合する領域を画面全体について抽出することに
より当該入力カラー画像信号についての特徴平面を求
め、上記特徴平面と上記基準特徴平面との相関が最大と
なる位置を目標物の存在する位置として決定する位置決
定手段とを具えることを特徴とする目標追尾装置。 - 【請求項2】上記色情報判定手段によつて上記許容誤差
モデルに適合する領域として抽出された領域に隣接する
画素値を再評価し、上記許容誤差モデルに適合する領域
を増加させる領域拡張手段を具えることを特徴とする請
求項1に記載の目標追尾装置。 - 【請求項3】上記位置検出手段は、上記基準特徴平面の
設定後に入力される入力カラー画像信号と上記許容誤差
モデルとを比較して上記許容誤差モデルに適合する領域
を画面全体のうち特定領域についてのみ抽出し、当該特
定領域についてのみ上記入力カラー画像信号についての
特徴平面を求めることを特徴とする請求項1に記載の目
標追尾装置。 - 【請求項4】上記位置検出手段で検出された上記目標物
の位置を周辺機器に対する位置入力として送出する送出
手段を具えることを特徴とする請求項1に記載の目標追
尾装置。 - 【請求項5】上記位置検出手段で検出された上記目標物
の位置に基づいて周辺機器を制御する制御手段を具える
ことを特徴とする請求項1に記載の目標追尾装置 - 【請求項6】上記位置検出手段によつて検出された上記
目標物の位置と、上記特徴平面上における画素値の分布
から画面上での上記目標物の大きさを検出する大きさ検
出手段を具えることを特徴とする請求項1に記載の目標
追尾装置。 - 【請求項7】上記位置検出手段により求めた上記目標物
の画面上の位置と、上記大きさ検出手段により求めた上
記目標物の大きさとに基づいて上記目標物の大きさに応
じた大きさの補助画像を発生させる補助画像発生手段を
具えることを特徴とする請求項6に記載の目標追尾装
置。 - 【請求項8】目標物を撮像する撮像装置と、 上記撮像装置より入力される入力カラー画像信号のうち
注目領域内に含まれる第1及び第2の色差信号から目標
物の色相を判断し、当該色相に応じて上記第1及び第2
の色差信号のそれぞれを輝度を変数とする色予測関数で
モデル化する色予測関数決定手段と、 上記第1の色差信号に対応する第1の色予測関数と上記
第2の色差信号に対応する第2の色予測関数のそれぞれ
に対して許容誤差モデルを算出する許容誤差モデル決定
手段と、 上記入力カラー画像信号と上記第1及び第2の色予測関
数についてそれぞれ求めた許容誤差モデルとを比較し、
上記許容誤差モデルに適合する領域を抽出する色情報判
定手段と、 上記注目領域のうち色情報判定手段で抽出された領域の
画素値に基づいて上記目標物を表す基準特徴平面を算出
する特徴平面設定手段と、 上記基準特徴平面の設定後に入力される入力カラー画像
信号と上記許容誤差モデルとを比較して上記許容誤差モ
デルに適合する領域を画面全体について抽出することに
より当該入力カラー画像信号についての特徴平面を求
め、上記特徴平面と上記基準特徴平面との相関が最大と
なる位置を目標物の存在する位置として決定する位置決
定手段と、 上記位置決定手段の検出結果に基づいて上記撮像装置を
駆動し、上記撮像装置の撮影方向を上記目標物の位置す
る方向に向ける駆動手段とを具えることを特徴とする目
標追尾装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15102595A JP3551332B2 (ja) | 1994-05-30 | 1995-05-24 | 目標追尾装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-139475 | 1994-05-30 | ||
| JP13947594 | 1994-05-30 | ||
| JP15102595A JP3551332B2 (ja) | 1994-05-30 | 1995-05-24 | 目標追尾装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0851564A true JPH0851564A (ja) | 1996-02-20 |
| JP3551332B2 JP3551332B2 (ja) | 2004-08-04 |
Family
ID=26472279
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15102595A Expired - Fee Related JP3551332B2 (ja) | 1994-05-30 | 1995-05-24 | 目標追尾装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3551332B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009005152A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Olympus Corp | 画像処理装置 |
-
1995
- 1995-05-24 JP JP15102595A patent/JP3551332B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009005152A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Olympus Corp | 画像処理装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3551332B2 (ja) | 2004-08-04 |
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