JPH0851597A - 帯域圧縮画像信号の復元装置 - Google Patents

帯域圧縮画像信号の復元装置

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JPH0851597A
JPH0851597A JP7125202A JP12520295A JPH0851597A JP H0851597 A JPH0851597 A JP H0851597A JP 7125202 A JP7125202 A JP 7125202A JP 12520295 A JP12520295 A JP 12520295A JP H0851597 A JPH0851597 A JP H0851597A
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signal
field
frequency component
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JP7125202A
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Inventor
Kenta Sagawa
賢太 寒川
Hideaki Yamauchi
秀昭 山内
Yoichiro Miki
陽一郎 三木
Masaki Tokoi
雅樹 床井
Kazuya Ueda
和也 上田
Masanori Hamada
雅則 浜田
Atsushi Ishizu
厚 石津
Yuichi Ninomiya
佑一 二宮
Seiichi Goshi
清一 合志
Yoshinori Izumi
吉則 和泉
Masahide Naemura
昌秀 苗村
Koichi Yamaguchi
孝一 山口
Atsushi Fukuda
淳 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多重サブナイキストサンプリングにより帯域
圧縮処理された画像信号を復元する装置に関し、フレー
ム単位でフィールド間処理を行う動画処理回路および静
止画処理回路に必要なメモリの容量を削減すること。 【構成】 フレーム間内挿処理に必要なフィールドメモ
リ110、111と、選択回路109の出力信号とフィールドメ
モリ111の出力信号をフィールド毎に交番で選択出力す
る選択回路114、115を用いて、選択回路114の出力信号
とフィールドメモリ110からの単一フィールドの画像信
号を動領域輝度信号処理回路1100および色信号処理回路
1200に供給し、同様に選択回路115の出力信号とフィー
ルドメモリ110からの単一フィールドの画像信号を静止
領域輝度信号処理回路1300および色信号処理回路1400に
供給することで、動領域および静止領域フレーム単位で
フィールド間処理する各回路に必要なメモリをフレーム
間内挿処理に用いるメモリで共用化でき、メモリを削減
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多重サブナイキストサン
プリングにより帯域圧縮された画像信号を復元する帯域
圧縮画像信号の復元装置に関するものであり、特にフレ
ーム単位でフィールド間処理する場合に必要とするメモ
リの容量を削減できる帯域圧縮画像信号の復元装置に関
するものである。
【0002】また、入力画像信号の動き量に応じて、フ
ィールド間処理した動画信号とフィールド内処理した動
画信号を所定の割合で混合することで動画像の画質を向
上できる帯域圧縮画像信号の復元装置に関するものであ
る。
【0003】
【従来の技術】広帯域な高品位テレビ信号を伝送可能な
実用レベルの帯域に圧縮して伝送する方法の一つに、多
重サブナイキストサンプリングを用いたMUSE(Mult
iple Sub-Nyquist Sampling Encoding)方式(二宮ほ
か:"高品位テレビの衛星1チャンネル伝送方式",テレビ
ジョン学会技術報告,TEBS95-2,Vol.7,No.44)があり、
既に衛星放送を用いた試験放送が実施されている。MU
SE方式では、動き検出回路を用いて画像の被写体の動
きを検出し、被写体が動いている領域(以下、動領域と
表記する。)と静止している領域(以下、静領域と表記
する。)とでそれぞれ異なる処理を施すことで帯域約2
0MHzの広帯域な映像信号を約8MHzに圧縮してい
る。また、近年ではMUSE方式の画質向上を図る方式
(合志ほか:"MUSE方式における動画処理に関する検
討",信学論誌,Vol.75J-B-I,No.10,pp639-646,(1992)、
あるいは 合志ほか:"MUSE方式の色差信号処理に関
する検討",信学論誌,Vol.76J-B-I,No.3,pp290-298,(199
3)、あるいは 合志ほか:"MUSEの高画質化",画像電
子学会,137回研究会予稿,pp17-20(1993))が提案されて
いる。(以下、この提案方式を画質改善型MUSE方式
と表記する。これに対して従来方式を現行MUSE方式
と表記する。)この画質改善型MUSE方式は、動領域
および静領域処理にフレーム単位でのフィールド間処理
を導入することで画質の向上を図っている。以下、画質
改善型MUSE方式についてその動作を説明する。
【0004】画質改善型MUSE方式の帯域圧縮装置
は、例えば図27に示す回路で構成される。図27にお
いて、入力端子1に供給された広帯域なRGB信号は、
AD変換器11においてサンプリング周波数48MHzで
ディジタル信号に変換され、マトリクス回路102へ供給
される。マトリクス回路102において、RGB信号は輝
度信号(Y)と色差信号(B−Y、R−Y)にそれぞれ
変換される。変換された輝度信号は、動領域輝度信号処
理回路200および静止領域輝度信号処理回路300に、また
色差信号は色信号処理回路400にそれぞれ供給される。
【0005】動領域輝度信号処理回路200は、例えば図
28に示すような回路で構成される。図中各点a〜fに
おける信号のスペクトル構造を図29(a)〜(f)に
示す。また、信号A、Bは図27の各点A、Bにおける
信号に対応している。入力される輝度信号は約20MH
zの帯域を持つが、16MHz水平低域フィルタ201に
より帯域制限され図29(a)に示すようなスペクトル
構造を持つ出力信号となる。16MHz水平低域フィル
タ201の出力信号は、サンプリング周波数変換回路202に
供給され、サンプリング周波数が48.6MHzから3
2.4MHzに変換される。サンプリング周波数が変換
された信号は2次元低域フィルタ203へ供給される。2
次元低域フィルタ203では、斜め方向の帯域が制限さ
れ、図29(b)に示すようなスペクトル構造を持つ出
力信号となる。2次元低域フィルタ203の出力信号は8
MHz水平低域フィルタ204と減算器205へ供給される。
8MHz水平低域フィルタ204では、水平8MHz以下
の周波数成分が抽出され、図29(c)に示すようなス
ペクトル構造を持つ出力信号となる。減算器205では2
次元低域フィルタ203の出力信号と8MHz水平低域フ
ィルタ204の出力信号との差分をとり、水平8MHz以
上の高域周波数成分を得、図29(d)に示すようなス
ペクトル構造を持つ出力信号となる。減算器205の出力
信号はフィールドメモリ207に供給され、フィールドメ
モリ207の出力信号はフィールドメモリ208に供給されて
いる。選択回路209では減算器205の出力信号およびフィ
ールドメモリ208の出力信号が供給され、制御信号入力
端子100からの制御信号によりフィールド毎に交番でい
ずれか一方が選択出力される。フィールドメモリ207の
出力信号と選択回路209の出力信号はフィールド間垂直
低域フィルタ210に供給される。ここで、フィールドメ
モリ207の出力信号に対して選択回路209の出力信号は1
フィールド期間前あるいは後の関係にある。つまりフィ
ールド間処理はフレーム単位(以下、これをフレーム完
結と表記する。)で行われる。フィールド間垂直低域フ
ィルタ210では、水平8MHz以上の高域信号に対して
フィールド間の垂直低域フィルタ処理を行い、図29
(e)に示すようなスペクトル構造を持つ出力信号とな
る。加算器211では、フィールドメモリ206によりタイミ
ング調整のため1フィールド期間遅延された8MHz水
平低域フィルタ204の出力信号とフィールド間垂直低域
フィルタ210の出力信号との加算処理が行われ、図29
(f)に示すようなスペクトル構造を持つ信号となる。
加算器211の出力信号は動領域輝度信号処理出力として
混合回路103に供給される。
【0006】静止領域輝度信号処理回路300は、例えば
図30に示す回路で構成される。図中、信号C、Dは図
27の各点C、Dにおける信号に対応している入力輝度
信号は、フィールドメモリ301に供給され、フィールド
メモリ301の出力信号はフィールドメモリ302に供給され
る。選択回路303には入力輝度信号およびフィールドメ
モリ302の出力信号が供給されており、制御信号入力端
子100からの制御信号によりフィールド毎に交番でいず
れか一方が選択出力される。フィールドメモリ301の出
力信号と選択回路303の出力信号はフィールド間2次元
低域フィルタ304に供給される。ここで、フィールドメ
モリ301の出力信号に対して選択回路303の出力信号は1
フィールド期間前あるいは後の関係にある。フィールド
間2次元低域フィルタ304では、フレーム完結によるフ
ィールド間処理によりプリフィルタリングが施される。
フィールド間2次元低域フィルタ304の出力信号はフィ
ールドオフセットサブサンプル回路31においてサンプリ
ング周波数が48MHzから24MHzに間引かれ、1
2MHz水平低域フィルタ305に供給される。12MH
z水平低域フィルタ305では内挿処理が施され再びサン
プリング周波数が48MHzの信号を得る。12MHz
水平低域フィルタ305の出力信号は、サンプリング周波
数変換回路306に供給され、サンプリング周波数が4
8.6MHzから32.4MHzに変換される。サンプ
リング周波数が32.4MHzに変換された信号は、静
止領域輝度信号処理出力として混合回路103に供給され
る。
【0007】色信号処理回路400は、例えば図31に示
すような回路で構成される。図中各点a、bにおける信
号のスペクトル構造を図32(a)、(b)に示す。ま
た、端子E、F、Gは図27のE、F、Gの部分に対応
している。入力色差信号(B−Y、R−Y)は、それぞ
れ8MHz水平低域フィルタ401、404において8MHz
以下に帯域が制限され、図32(a)に示すようなスペ
クトル構造を持つ出力信号となる。8MHz水平低域フ
ィルタ401、404の出力信号はサンプリング周波数変換回
路402、405にそれぞれ供給され、サンプリング周波数が
48.6MHzから16.2MHzに変換される。サン
プリング周波数が変換された信号は、垂直低域フィルタ
403、406にそれぞれ供給され、垂直方向に帯域が制限さ
れ、線順次多重化回路407において線順次多重される。
線順次多重信号のスペクトルは図32(b)に示すとお
りである。線順次多重信号は、動領域色信号処理回路50
0および静止領域色信号処理回路600に供給される。
【0008】動領域色信号処理回路500は、例えば図3
3に示すような回路で構成される。図中各点a、bにお
ける信号のスペクトル構造を図34(a)、(b)に示
す。また、端子G、Hは図27のG、Hの部分に対応し
ている。線順次多重化回路407からの出力信号は、フィ
ールドメモリ502に供給され、フィールドメモリ502の出
力信号はフィールドメモリ503に供給される。選択回路5
04には線順次多重化回路407の出力信号およびフィール
ドメモリ503の出力信号が供給され、制御信号入力端子1
00からの制御信号によりフィールド毎に交番でいずれか
一方が選択出力される。フィールドメモリ502の出力信
号と選択回路504の出力信号はフィールド間垂直低域フ
ィルタ505に供給される。ここで、フィールドメモリ502
の出力信号に対して選択回路504の出力信号は1フィー
ルド期間前あるいは後の関係にある。フィールド間垂直
低域フィルタ505では、フレーム完結によるフィールド
間処理によって垂直方向の帯域制限を行い、図34
(b)に示すようなスペクトル構造を持つ信号となる。
帯域制限された信号に対してフィールドオフセットサブ
サンプル回路51においてサンプリング周波数が16.2
MHzから8.1MHzに変換される。フィールドオフ
セットサブサンプリングされた信号は、動領域色信号処
理出力として混合回路104に供給される。
【0009】静止領域色信号処理回路600は、例えば図
35に示す回路で構成される。図中、端子G、Iは図2
7のG、Iの部分に対応している。線順次多重化回路40
7からの線順次化信号は、フィールドオフセットサブサ
ンプル回路601に供給され、サンプリング周波数が1
6.2MHzから8.1MHzにサブサンプリングされ
る。フィールドオフセットサブサンプリングされた信号
は、静止領域色信号処理出力として混合回路104供給さ
れる。
【0010】混合回路103では、動領域輝度信号回路200
の出力信号と静止領域輝度信号処理回路300の出力信号
とが、制御信号入力端子101に供給される、図示しない
動き検出回路からの動き検出信号に従って、所定の割合
で混合処理される。同様に混合回路104では、動領域色
信号処理回路500の出力信号と静止領域色信号処理回路6
00の出力信号とが動き検出信号に従って所定の割合で混
合処理される。TCI回路105では、混合回路104からの
色差信号は1/4に時間圧縮された結果サンプリング周
波数32.4MHzに変換されるとともに、混合回路10
3からの輝度信号のブランキンブ期間に多重化され、T
CI信号を得る。TCI信号は、フレームオフセットサ
ブサンプル回路22においてサンプリング周波数が32.
4MHzから16.2MHzに変換され、DA変換器2
1でアナログ信号に変換され出力端子2からアナログM
USE信号として出力される。
【0011】次に、上述した画質改善型MUSE方式の
帯域圧縮装置により約8MHzに帯域圧縮されたMUS
E信号を元の広帯域信号に復元する復元装置について説
明する。
【0012】図36は画質改善型MUSE方式の復元装
置の構成を示すものである。図36において、入力端子
1に供給されたアナログMUSE信号は、AD変換器11
によって、データレートが16.2MHzのディジタル
MUSE信号に変換された後、フレーム間内挿回路13に
供給される。フレーム間内挿回路13では制御信号入力端
子106に供給されるサブサンプル位相情報にしたがっ
て、フレーム間内挿がほどこされ、32.4MHzレー
トのフレーム間内挿信号が得られる。
【0013】フレーム間内挿信号は、動領域輝度信号処
理回路700、動領域色信号処理回路800、静止領域輝度信
号処理回路900、静止領域色信号処理回路1000にそれぞ
れ供給される。
【0014】動領域輝度信号処理回路700は、例えば図
37に示す回路で構成される。図中各点a〜eにおける
信号のスペクトル構造を図38(a)〜(e)に示す。
また、信号A、Bは図36の各点A、Bにおける信号に
対応している。図37において、入力されたフレーム間
内挿信号は2次元低域フィルタ701においてフィールド
内内挿処理が施される。この場合、フレーム間内挿信号
から現フィールドの信号のみを抽出し、フィールド内内
挿処理を施す。フィールド内内挿出力は図38(a)に
示すようなスペクトル構造を持つ。2次元低域フィルタ
701の出力信号は8MHz水平低域フィルタ702と減算器
703へ供給される。8MHz水平低域フィルタ702では、
水平8MHz以下の周波数成分が抽出され、図38
(b)に示すようなスペクトル構造を持つ出力信号とな
る。減算器703では2次元低域フィルタ701の出力信号と
8MHz水平低域フィルタ702の出力信号との差分をと
り、水平8MHz以上の高域信号を得、図38(c)に
示すようなスペクトル構造を持つ出力信号となる。減算
器703の出力信号は、フィールドメモリ705に供給され、
フィールドメモリ705の出力信号はフィールドメモリ706
に供給される。選択回路707では減算器703の出力信号お
よびフィールドメモリ706の出力信号が入力され、制御
信号入力端子107からの制御信号によりフィールド毎に
交番でいずれか一方が選択出力される。ただし、帯域圧
縮装置側のフィールド間処理と同じの位相関係になるよ
うに選択される。フィールドメモリ705の出力信号と選
択回路707の出力信号はフィールド間垂直低域フィルタ7
08に供給される。ここで、フィールドメモリ705の出力
信号に対して選択回路707の出力信号は1フィールド期
間前あるいは後の関係にある。フィールド間垂直低域フ
ィルタ708では、水平8MHz以上の高域信号をフィー
ルド間で垂直低域フィルタ処理を行い、図38(d)に
示すようなスペクトル構造を持つ出力信号となる。加算
器709では、フィールドメモリ704によりタイミング調整
のため1フィールド遅延された8MHz水平低域フィル
タ702の出力信号とフィールド間垂直低域フィルタ708の
出力信号との加算処理が行われ、図38(e)に示すよ
うなスペクトル構造を持つ出力信号となる。加算器709
の出力信号は、サンプリング周波数変換回路710に供給
され、サンプリング周波数を32.4MHzから48.
6MHzに変換される。サンプリング周波数が変換され
た信号は図36の混合回路112に供給される。
【0015】動領域色信号処理回路800は、例えば図3
9に示す回路で構成される。図中各点a、bにおける信
号のスペクトル構造を図40(a)、(b)に示す。ま
た、信号C、Dは図36の各点C、Dにおける信号に対
応している。図39において、時間伸長回路801の入力
信号は、TCI状態の32.4MHzレートのフレーム
間内挿信号である。したがって、時間伸長回路801では
1/4倍の時間圧縮されている色信号のみを4倍の時間
伸長をおこない、サンプリング周波数が8.1MHzの
フレーム間内挿された色信号を得る。時間伸長回路801
の出力信号は垂直低域フィルタ802へ供給される。垂直
低域フィルタ802では供給されるフレーム間内挿信号か
ら現フィールドの信号のみを抽出し、垂直低域フィルタ
によりフィールド内内挿を行い、図40(a)に示すよ
うなスペクトル構造を持つ出力信号を得る。垂直低域フ
ィルタ802の出力信号は、フィールドメモリ803に供給さ
れ、フィールドメモリ803の出力信号はフィールドメモ
リ804に供給される。選択回路805では垂直低域フィルタ
802の出力信号およびフィールドメモリ804の出力信号が
供給され、制御信号端子107からの制御信号によりフィ
ールド毎に交番でいずれか一方が選択出力される。ただ
し、帯域圧縮装置側のフレーム完結処理と同じの位相関
係になるように選択される。フィールドメモリ803の出
力信号と選択回路805の出力信号はフィールド間垂直低
域フィルタ806に供給される。ここで、フィールドメモ
リ803の出力信号に対して選択回路805の出力信号は1フ
ィールド期間前あるいは後の関係にある。フィールド間
垂直低域フィルタ806では、フレーム完結によるフィー
ルド間内挿処理が施され、フィールド間に折り返された
4MHz以上の高域成分を再生し、サンプリング周波数
が16.2MHzのフィールド間内挿信号を得る。フィ
ールド間内挿信号は図40(b)に示すようなスペクト
ル構造を持つ。フィールド間内挿信号は図36の混合回
路113に供給される。
【0016】静止領域輝度信号処理回路900は、例えば
図41に示す回路で構成される。図中信号E、Fは図3
6の各点E、Fにおける信号に対応している。図41に
おいて、入力されたフレーム間内挿信号は12MHz水
平低域フィルタ901で帯域制限された後サンプリング周
波数変換回路902に供給され、サンプリング周波数が3
2.4MHzから48.6MHzに変換される。サンプ
リング周波数変換回路902の出力信号は、フィールド間
オフセットサブサンプル回路907でサンプリング周波数
が24.3MHzにサブサンプルされ、フィールドメモ
リ903に供給される。フィールドメモリ903の出力信号は
フィールドメモリ904に供給される。選択回路905ではサ
ンプリング周波数変換回路902の出力信号およびフィー
ルドメモリ904の出力信号が入力され、制御信号入力端
子107からの制御信号によりフィールド毎に交番でいず
れか一方が選択出力される。ただし、圧縮装置側のフレ
ーム完結によるプリフィルタリングと同じの位相関係に
なるように選択される。フィールドメモリ903の出力信
号と選択回路905の出力信号はフィールド間2次元低域
フィルタ906に供給される。ここで、フィールドメモリ9
03の出力信号に対して選択回路905の出力信号は1フィ
ールド期間前あるいは後の関係にある。フィールド間2
次元低域フィルタ906では、フィールド間の2次元低域
フィルタによりフレーム完結によるフィールド間内挿が
施され、静止領域信号が再生される。フィールド間内挿
信号は図36の混合回路112に供給される。
【0017】静止領域色信号処理回路1000は、例えば図
42に示す回路で構成される。図中信号G、Hは図36
の各点G、Hにおける信号に対応している。動領域色信
号処理回路で説明したもの都同様に、図42の時間伸長
回路1001では1/4倍の時間圧縮を受けている画像信号
に対して4倍の時間伸長を行い、サンプリング周波数が
8.1MHzのフレーム間内挿信号を得る。時間伸長回
路1001の出力信号はフィールドメモリ1002に供給され、
フィールドメモリ1002の出力信号はフィールドメモリ10
03に供給される。選択回路1004では時間伸長回路1001の
出力信号およびフィールドメモリ1003の出力信号が入力
され、制御信号入力端子107からの制御信号によりフィ
ールド毎に交番でいずれか一方が選択出力される。ただ
し、帯域圧縮装置側のフィールド間処理と同じの位相関
係になるように選択される。フィールドメモリ1002の出
力信号と選択回路1004の出力信号はフィールド間垂直低
域フィルタ1005に供給される。ここで、フィールドメモ
リ1002の出力信号に対して選択回路1004の出力信号は1
フィールド期間前あるいは後の関係にある。フィールド
間垂直低域フィルタ1005では、フレーム完結によるフィ
ールド間内挿処理がおこなわれ、16.2MHzのフィ
ールド間内挿信号を得る。フィールド間内挿信号は図3
6の混合回路113に供給される。
【0018】混合回路112では、動領域輝度信号と静止
領域輝度信号とが図示しない動き検出回路から制御信号
入力端子108に供給される動き検出信号に従って所定の
割合で混合処理される。混合された輝度信号は逆マトリ
クス回路5の一つの入力端子に供給される。
【0019】また、混合回路113では、動領域色信号と
静止領域色信号とが制御信号入力端子108からの動き検
出信号に従って所定の割合で混合処理される。混合され
た色信号は線順次デコード回路6に供給される。線順次
デコード回路6に供給された色信号は垂直補間処理によ
って、(B−Y)および(R−Y)信号を得る。これら
の色差信号は図示しないサンプリング周波数変換回路に
よってサンプリング周波数が16.2MHzから48.
6MHzに変換された後、逆マトリクス回路5の残りの
入力端子に供給されている。逆マトリクス回路5では輝
度信号と色差信号から逆マトリクス演算がおこなわれ、
もとの広帯域なRGB信号に復元される。これらの信号
はDA変換器21によってアナログ信号に変換されて出
力される。
【0020】
【発明が解決しようとする問題点】上述したように、画
質改善型MUSE方式では、たとえば動領域輝度信号処
理においては、図29(f)あるいは図38(e)に示
すように8MHz以上かつ1125/2TV本以上の斜
め成分を減衰させることで折り返し妨害の低減を図り、
結果、動領域輝度信号帯域の拡大を図っている。さら
に、フレーム完結処理を導入することで15Hzのフリ
ッカー妨害を防止している。また、動領域色信号処理に
関してはフレーム完結によるフィールド間処理を導入す
ることで、図40(b)に示すように動領域色信号の帯
域を約8MHzに拡大しており、静止領域色信号と、ほ
ぼ同等の帯域を実現している。さらに、静止領域処理に
関しては、フレーム完結処理を導入することで完全に4
フィールド分の画素を用いた処理が可能であり、不要な
フィールドの画素が混入しないため、動き検出の精度が
向上し、静止領域を動領域と誤って処理することが防止
できる。
【0021】このように画質改善型MUSE方式によれ
ば高品位テレビ放送の大幅な画質向上が可能である。
【0022】しかしながら、画質改善型MUSE方式の
復元装置では、フレーム完結によるフィールド間処理を
おこなうために、フィールド遅延信号を得るためのフィ
ールドメモリが多数必要であり、現行MUSE方式の復
元装置と比較してコストアップにつながるという問題点
を有していた。
【0023】また、現行MUSE方式の帯域圧縮装置の
動領域輝度信号処理回路はフィールド内処理のみが用い
られており、フィールド間処理は導入されていない。上
述してきたように、画質改善型MUSE方式に導入され
ているフレーム完結によるフィールド間処理は、圧縮側
と復元側との双方に導入されることが必要である。した
がって、現行MUSE方式の帯域圧縮装置によるMUS
E信号を画質改善型MUSE方式の復元装置で復元した
場合、動領域においてリンギングおよび折り返しなどの
妨害が発生するという問題点を有していた。
【0024】同様に、現行MUSE方式の帯域圧縮装置
で圧縮されたMUSE信号を、画質改善型MUSE方式
の復元装置で復元した場合に生じる妨害は、動領域色信
号においてより顕著である。上記してきたように、画質
改善型MUSE方式の圧縮装置の動領域色信号処理で
は、フレーム完結によるフィールド間処理によって、時
間解像度を15Hzに制限している。したがって、この
信号に対して画質改善型MUSE方式の復元装置におい
てフレーム完結によるフィールド間処理を施しても何等
問題は生じない。しかしながら、現行MUSE方式の帯
域圧縮装置の動領域色信号処理では、すべてフィールド
内処理であるため、時間解像度は30Hzである。した
がって、このような信号に対してフレーム完結によるフ
ィールド間処理(内挿)を施した場合、復元画像に多線
妨害が発生するという問題点を有していた。これは高彩
度画像の早い動きにおいてより顕著になる。
【0025】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、フレーム完結によるフィールド間処理を導入した動
領域処理回路および静止領域処理回路に必要なメモリの
容量を削減することができる帯域圧縮画像信号の復元装
置を提供することを目的とする。
【0026】また、現行MUSE方式の帯域圧縮装置で
圧縮処理されたMUSE信号を、画質改善型MUSE方
式の復元装置で復元した場合に生じる、動領域輝度信号
のリンギングおよび折り返し妨害を軽減できる帯域圧縮
画像信号の復元装置を提供することを目的とする。
【0027】また、現行MUSE方式の帯域圧縮装置で
圧縮処理されたMUSE信号を、画質改善型MUSE方
式の復元装置で復元した場合に生じる、動領域色信号の
エッジ部分に生じる多線妨害を軽減できる帯域圧縮画像
信号の復元装置を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため
に、第1の発明は、帯域圧縮された高品位テレビジョン
信号を入力としてフレーム間内挿された映像信号を送出
してなる遅延手段を有するとともに、この遅延手段から
得てなる時間的に連続するN0、N1およびN2の3枚
の映像信号より、N0とN2をフィールド毎に選択する
ための信号選択手段を備えるとともにこの選択手段が出
力する映像信号と前記N1の映像信号とを用いてフィー
ルド間の処理を行う構成となっている。
【0029】第2の発明は、フレーム間内挿挿処理を施
すフレーム間内挿手段と、前記フレーム間内挿手段から
の出力信号を入力し、N0、N1およびN2の連続する
3フィールド分のフレーム間内挿信号を取り出すフィー
ルド遅延手段と、前記N0とN2とのいずれか一方を選
択出力する第1の選択手段と、前記N0とN2とのいず
れか一方を選択出力する第2の選択手段とを有する構成
となっている。
【0030】第3の発明は、入力帯域圧縮信号に動きベ
クトル情報に基づいて動き補正を施しながらフレーム間
内挿処理を施すフレーム間内挿手段と、前記フレーム間
内挿手段からの出力信号を入力し、N0、N1およびN
2の連続する3フィールド分のフレーム間内挿信号を取
り出すフィールド遅延手段と、前記N0とN2とのいず
れか一方を選択出力する選択手段と、前記選択手段から
の出力信号を前記動きベクトル情報に基づいて動き補正
を施す動きベクトル補正手段とを有する構成となってい
る。
【0031】第4の発明の動領域処理手段は、第1のフ
ィールド内内挿手段と、第2のフィールド内内挿手段
と、前記第1のフィールド内内挿手段から出力されるフ
ィールド内内挿信号と前記第2のフィールド内内挿手段
から出力されるフィールド内内挿信号とを用いたフィー
ルド間演算により垂直低域周波数成分を抽出する垂直低
域周波数成分抽出手段と、前記第1のフィールド内内挿
手段から出力されるフィールド内内挿信号と前記第2の
フィールド内内挿手段から出力されるフィールド内内挿
信号とを用いたフィールド間演算により垂直高域周波数
成分を抽出する垂直高域周波数成分抽出手段と、前記垂
直高域周波数成分抽出手段から抽出される垂直高域周波
数成分からさらに水平低域周波数成分を抽出する水平低
域周波数成分抽出手段と、前記垂直低域周波数成分抽出
手段から抽出される垂直低域周波数成分と前記水平低域
周波数成分抽出手段から抽出される水平低域周波数成分
とを加算する加算手段とを有する構成となっている。
【0032】第5の発明は、フィールド内処理のみで動
領域の処理をおこなう第2の動領域処理手段を有する構
成となっている。
【0033】第6の発明は、画像の動きに応じてフィー
ルド内処理とフィールド間処理が切り替わる第3の動領
域処理手段を有する構成となっている。
【0034】第7の発明は、動領域色信号処理手段の出
力端に、所定領域内の画素から中央値のレベルを抽出す
る中央値抽出手段を複数段直列に有する構成となってい
る。
【0035】第8の発明は、動領域色信号処理手段の出
力端に、所定領域内の画素から最大値を抽出する最大値
抽出手段と、所定領域内の画素から最小値を抽出する最
小値抽出手段とを有する構成となっている。
【0036】
【作用】第1および第2の発明によれば、フレーム完結
によるフィールド間処理に要するメモリをフレーム間内
挿手段に用いるメモリで共用化でき、メモリを削減する
ことができる。
【0037】第3の発明によれば、さらに動きベクトル
補正回路を共用化することが可能で、大幅な回路削減が
できる。
【0038】第4の発明によれば、動領域輝度信号処理
回路の回路規模を削減できる。
【0039】第5および第6の発明によれば、現行MU
SE方式による帯域圧縮画像信号を画質改善型MUSE
方式の復号装置で復号した場合に、早い動き画像などで
発生するリンギング、折り返し妨害等を抑圧することが
できる。
【0040】第7および第8の発明によれば、現行MU
SE方式による帯域圧縮画像信号を画質改善型MUSE
方式の復号装置で復号した場合に、早い動きの高彩度画
像で発生する多線妨害を除去することができる。
【0041】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0042】図1は本発明の第1の実施例における帯域
圧縮画像信号の復元装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0043】図1において、入力端子1に供給されたア
ナログMUSE信号は、AD変換器11によって、データ
レートが16.2MHzのディジタルMUSE信号に変
換された後、フレーム間内挿回路13に供給される。この
フレーム間内挿回路13は、上記ディジタルMUSE信号
が一方の入力端子に供給される選択回路109と、この選
択回路109の出力信号が供給され2フィールド分のディ
ジタルMUSE信号を書き込み可能な記憶容量を有する
フィールドメモリ110と、このフィールドメモリ110から
読み出されたディジタルMUSE信号を2フィールド分
書き込み可能な記憶容量を有するフィールドメモリ111
と、このフィールドメモリ111から読み出されたMUS
E信号に対して1フレーム間の動き補正を施すフレーム
間動きベクトル補正回路120とにより構成され、フレー
ム間動きベクトル補正回路120からの信号は選択回路109
の他方の入力端子に供給されている。そして、選択回路
109は制御信号入力端子106に供給されるサブサンプル位
相情報に基づいて交互に切り換え制御されるようにな
り、その出力端子からはデータレートが32.4MHz
に高められたMUSE信号を得る。
【0044】すなわち、上記フレーム間内挿回路13は、
2つのフィールドメモリ110、111によって合計4フィー
ルド分のMUSEデータを順次内挿処理しているもの
で、AD変換器11から出力されたMUSE信号(現フィ
ールドの信号)に対して、選択回路109の出力端子から
は現フィールドの信号とその2フィールド前の信号とを
フレーム間内挿した信号(信号N0)が得られ、フィー
ルドメモリ110からは1フィールド前の信号と3フィー
ルド前の信号とをフレーム間内挿した信号(信号N1)
が得られ、フィールドメモリ111からは2フィールド前
の信号と4フィールド前の信号とをフレーム間内挿した
信号(信号N2)がそれぞれ得られている。したがっ
て、選択回路109では、フレーム間動きベクトル補正回
路120から出力される動き補正が施された2フィールド
前の信号と4フィールド前の信号とのフレーム間内挿信
号のうち、4フィールド前の信号と、現フィールドの信
号とを入れ換える動作を行っていることになる。また、
フレーム間動きベクトル補正回路120は制御信号入力端
子14に供給される動きベクトル信号に基づいて、入力さ
れる信号に対して動き補正を施す。以上の動作によって
フレーム間内挿回路13において、動きベクトル補正がほ
どこされたフレーム間内挿信号が得られる。
【0045】フレーム間内挿回路13で得られたフレーム
間内挿信号N0およびN2は選択回路114および115にそ
れぞれ供給されており、選択回路114および115からの出
力信号およびフレーム間内挿信号N1はフィールド間処
理回路20に供給されている。フィールド間処理回路20は
動領域処理回路24と静止領域処理回路25とからなり、選
択回路114の出力信号とフレーム間内挿信号N1とは動
領域処理回路24に供給されている。また、選択回路115
の出力信号とフレーム間内挿信号N1とは静止領域処理
回路25に供給されている。ここで、選択回路114および1
15は制御信号入力端子107に供給される制御信号にした
がって、フィールド毎に切り換わるように動作する。
【0046】動領域処理回路24は選択回路114の出力信
号とフレーム間内挿信号N1とを用いて動領域でのフィ
ールド間の処理を施す。動領域処理回路は動領域輝度信
号処理回路1100と動領域色信号処理回路1200から構成さ
れている。
【0047】一方、静止領域処理回路25は選択回路115
の出力信号とフレーム間内挿信号N1とを用いて静止領
域でのフィールド間の処理を施す。静止領域処理回路は
静止領域輝度信号処理回路1300と静止領域色信号処理回
路1400から構成されている。
【0048】動領域輝度信号処理回路1100は、例えば図
2に示す回路で構成される。図中各点a〜eにおける信
号のスペクトル構造を図3(a)〜(e)に示す。ま
た、信号A、B、Cは、図1の各点A、B、Cにおける
信号に対応している。
【0049】図2において、信号Bは1フィールド前の
信号と3フィールド前の信号とのフレーム間内挿信号N
1である。したがって、それが供給される2次元LPF
1104では信号Bから、1フィールド前の信号のみを抽出
し、その信号のみを用いてフィールド内内挿処理を施
す。一方、信号Aは現フィールドの信号と2フィールド
前の信号とのフレーム間内挿信号N0あるいは、2フィ
ールド前の信号と4フィールド前とのフレーム間内挿信
号N2がフィールド毎に交番で供給されている。2次元
LPF1101では、前者が供給される時は現フィールドの
信号、後者が供給される時には2フィールド前の信号の
みをそれぞれ抽出して、フィールド内内挿処理を施す。
その結果、ともに図3(a)に示すようなスペクトル構
造を持つ出力信号となる。ここで、2次元LPF1104の
出力信号は1フィールド前信号のフィールド内内挿信
号、2次元LPF1101の出力信号は現フィールド/2フ
ィールド前信号のフィールド内内挿信号である。したが
って、両者の間で処理を施せばフレーム完結によるフィ
ールド間処理が実現できることがわかる。
【0050】2次元LPF1101の出力信号はフィールド
間動きベクトル補正回路1110においてフィールド間の動
きベクトル補正が施された後、8MHz水平低域フィル
タ1102と減算器1103へ供給される。ここで、フィールド
間動きベクトル補正回路1110に供給される信号は、現フ
ィールド信号のフィールド内内挿信号あるいは2フィー
ルド前信号のフィールド内内挿信号であるが、補正方法
としては、2次元LPF1104の出力信号である1フィー
ルド前信号のフィールド内内挿信号の画像位相に一致さ
せるように補正する。つまり、選択回路114におけるフ
ィールド毎の選択動作に連動して、補正する方向を切り
換えている。
【0051】フィールド間動きベクトル補正回路1110は
例えば図4に示す回路で構成される。図4において入力
信号は2次元LPF1101の出力信号であり、多段ライン
遅延器1150供給されている。多段ライン遅延器1150は入
力信号を1ライン単位に遅延し、複数の異なるライン遅
延信号を切り換え回路1151へそれぞれ供給している。切
り換え回路1151は選択回路1154からの制御信号にしたが
って切り換え動作をおこなう。切り換え回路1151の出力
信号はシフトレジスタ11152に供給される。シフトレジ
スタ1152は入力信号を32.4MHzレート単位で遅延
し、画素単位の複数の出力端子Q0〜Qnから出力信号
を切り換え回路1153へそれぞれ供給している。切り換え
回路1153は、選択回路1155から出力される制御信号にし
たがって切り換え動作を行う。切り換え回路1153からの
出力信号がフィールド間動きベクトル補正回路1110の出
力信号となる。ここで、選択回路1154には制御入力端子
15aより供給されるフィールド間垂直動きベクトル信号
と、符号反転回路1156を介して符号反転されたフィール
ド間垂直動きベクトル信号とが供給されている。したが
って、これらの信号を制御信号入力端子107からの制御
信号にしたがってフィールド毎で選択出力することによ
り、図1の選択回路114におけるフィールド毎の選択動
作に連動した垂直の補正方向の切り換えが実現できる。
同様に、選択回路1155には制御入力端子15bより供給さ
れるフィールド間水平動きベクトル信号と、符号反転回
路1157を介して符号反転されたフィールド間水平動きベ
クトル信号とが供給されている。したがって、これらの
信号を制御信号入力端子107からの制御信号にしたがっ
てフィールド毎に交番で選択出力することにより、図1
の選択回路114におけるフィールド毎の選択動作に連動
した水平の補正方向の切り換えが実現できる。以上のよ
うに図4に示したフィールド間動きベクトル補正回路に
よれば、垂直および水平両方向での補正方向の切り換え
が可能である。
【0052】一方、2次元低域フィルタ1104の出力信号
は8MHz水平低域フィルタ1105と減算器1106へ供給さ
れる。8MHz水平低域フィルタ1102、1105では、水平
8MHz以下の周波数成分が抽出され、ともに図3
(b)に示すようなスペクトル構造を持つ出力信号とな
る。減算器1103、1106では、2次元低域フィルタの出力
信号と8MHz水平低域フィルタの出力信号との差分処
理が行われ、水平8MHz以上の高域信号を得、ともに
図3(c)に示すようなスペクトル構造を持つ出力信号
となる。減算器1103、1106の出力信号はフィールド間垂
直低域フィルタ1107に供給される。フィールド間垂直低
域フィルタ1107では、水平8MHz以上の高域信号をフ
ィールド間で垂直低域フィルタ処理を行い、図3(d)
に示すようなスペクトル構造を持つ出力信号となる。加
算器1108では、8MHz水平低域フィルタ1105の出力信
号とフィールド間垂直低域フィルタ1107の出力信号との
加算処理が行われ、図3(e)に示すようなスペクトル
構造を持つ出力信号となる。つまり、本実施例の構成に
よれば、図38(e)と同じ特性が実現できる。加算器
1108の出力信号は、サンプリング周波数変換回路1109に
おいて、サンプリング周波数を32.4MHzから4
8.6MHzに変換され、動領域輝度信号処理出力とし
て混合回路112の片方の入力端子に供給される。
【0053】次に、動領域色信号処理回路1200は、例え
ば図5に示す回路で構成される。図中各点a、bにおけ
る信号のスペクトル構造を図6(a)、(b)に示す。
また、信号D、E、Fは、図1の各点D、E、Fにおけ
る信号に対応している。図5において、信号DとEは、
時間伸長回路1201、1203でそれぞれTCI状態の32.
4MHzレートのフレーム間内挿信号から色信号領域を
8.1MHzレートに伸長する。時間伸長回路1201、12
03の出力信号はそれぞれ垂直低域フィルタ1202、1204へ
供給される。
【0054】ここで、時間伸長回路1203の出力信号は1
フィールド前の信号と3フィールド前の信号とのフレー
ム間内挿信号である。したがって、それが供給される垂
直低域フィルタ1204では、入力信号から1フィールド前
の信号のみを抽出し、その信号のみを用いてフィールド
内内挿処理を施す。
【0055】一方、時間伸長回路1201の出力信号は現フ
ィールドの信号と2フィールド前の信号とのフレーム間
内挿信号あるいは、2フィールド前の信号と4フィール
ド前とのフレーム間内挿信号がフィールド毎に交番で得
られている。垂直低域フィルタ1202では前者が供給され
る時は現フィールドの信号、後者が供給される時には2
フィールド前の信号のみをそれぞれ抽出して、フィール
ド内内挿処理を施す。その結果、ともに図6(a)に示
すようなスペクトル構造を持つ出力信号となる。ここ
で、垂直低域フィルタ1204の出力信号は1フィールド前
信号のフィールド内内挿信号、垂直低域フィルタ1202の
出力信号は現フィールド/2フィールド前信号のフィー
ルド内内挿信号である。したがって、両者の間で処理を
施せばフレーム完結によるフィールド間処理が実現でき
ることがわかる。
【0056】垂直低域フィルタ1202、1204から出力され
る8.1MHzレートのフィールド内内挿信号は、フィ
ールド間垂直低域フィルタ1205に供給される。フィール
ド間垂直低域フィルタ1205では、フィールド間内挿処理
をおこない、図6(b)に示すようなスペクトル構造を
持つ出力信号となる。データレートが16.2MHzの
フィールド間内挿処理出力は混合回路113の片方の入力
端子に供給される。
【0057】静止領域輝度信号処理回路1300は、例えば
図7に示す回路で構成される。図中信号G、H、Iは、
図1の各点G、H、Iにおける信号に対応している。図
7において、信号GとHは、12MHz水平低域フィル
タ1301、1303で、水平12MHz以下の周波数成分が抽
出された後、サンプリング周波数変換回路1302、1304に
供給され、サンプリング周波数が32.4MHzから2
4.3MHzに変換される。サンプリング周波数変換回
路1302、および1304からの出力信号を用いて、フィール
ド間内挿回路1305においてフィールド間内挿処理が行わ
れるが、サンプリング周波数変換回路1302の出力信号は
フィールド間動きベクトル補正回路1306において動き補
正が施されている。
【0058】ここで、サンプリング周波数変換回路1304
の出力信号は1フィールド前の信号と3フィールド前の
信号とのフレーム間内挿信号である。一方サンプリング
周波数変換回路1302の出力信号は現フィールドの信号と
2フィールド前の信号とのフレーム間内挿信号あるいは
2フィールド前の信号と4フィールド前の信号とのフレ
ーム間内挿信号がフィールド毎に交番で得られている。
したがって、両者の間で処理を施せばフレーム完結によ
るフィールド間処理が実現できる。フィールド間動きベ
クトル補正回路1306では動領域輝度信号処理で説明した
ものと同様に、サンプリング周波数変換回路1304の出力
信号である現フィールドと2フィールド前信号とのフレ
ーム間内挿信号の画素位相に一致させるように補正され
る。フィールド間動きベクトル補正回路1306は基本的に
は図4に示した動領域輝度信号処理でのフィールド間動
きベクトル補正回路と同じであるが、シフトレジスタ11
52の遅延単位が24.3MHzになっている。また水平
ベクトル信号は24.3MHzレートでのシフト量を示
す値となっている。フィールド間2次元低域フィルタ13
05では、フレーム完結によるフィールド間内挿処理が施
される。フィールド間内挿信号は混合回路112の他方の
入力端子に供給される。
【0059】静止領域色信号処理回路1400は、例えば図
8に示す回路で構成される。図中信号J、K、Lは、図
1の各点J、K、Lにおける信号に対応している。図8
において、信号JとKは、時間伸長回路1401、1402にお
いてTCI状態の32.4MHzレートのフレーム間内
挿信号のC領域に対して4倍の時間伸長を行い、8.1
MHzレートのフレーム間内挿信号を出力する。ここ
で、時間伸長回路1402の出力信号は1フィールド前の信
号と3フィールド前の信号とのフレーム間内挿信号であ
る。一方、時間伸長回路1401の出力信号は現フィールド
の信号と2フィールド前の信号とのフレーム間内挿信号
あるいは2フィールド前の信号と4フィールド前の信号
とのフレーム間内挿信号がフィールド毎に交番で得られ
ている。したがって、両者の間で処理を施せばフレーム
完結によるフィールド間処理が実現できる。時間伸長回
路1401、1402の出力信号は、フィールド間垂直低域フィ
ルタ1403において、フレーム完結によるフィールド間内
挿処理が施される。フィールド間内挿信号は混合回路11
3に供給される。
【0060】混合回路以降の処理は従来例で説明したも
のと同様である。出力信号として復元された広帯域なR
GB信号が得られる。
【0061】以上のように本実施例によれば、フレーム
間内挿処理に必要なフィールドメモリ110、111と、選択
回路109の出力信号とフィールドメモリ111の出力信号を
フィールド毎に交番で選択出力する選択回路114、115を
用いて、選択回路114の出力信号と、フィールドメモリ1
10からの単一フィールドの画像信号を動領域輝度信号処
理回路1100および色信号処理回路1200に供給し、同様に
選択回路115の出力信号と、フィールドメモリ110からの
単一フィールドの画像信号を静止領域輝度信号処理回路
1300および色信号処理回路1400に供給することで、従来
例と同等の処理を実現することが可能であり、従来例の
図37、図39、図41、図42におけるフィールドメ
モリを削除することができる。 (実施例2)図9は本発明第2の実施例における帯域圧
縮画像信号の復元装置の構成を示すブロック図である。
図1に示した第1の実施例と異なる点は、図1における
選択回路115を削除し、静止領域輝度信号処理回路1300
と静止領域色信号処理回路1400とには、選択回路115か
らの出力信号を供給する代わりに選択回路114からの出
力信号を供給している点である。つまり動領域処理回路
24と静止領域処理回路25には同じ信号が供給される。
【0062】図1に示した第1の実施例では動領域処理
用と静止領域処理用にフィールド毎で交番する選択回路
を別々に備えることで、フレーム完結処理の位相を別々
に設定できるようにしている。しかしながら、画質改善
型MUSE方式による高品位テレビジョン放送の実施形
態として、動領域処理と静止領域処理とでフレーム完結
処理の位相が同相の場合も想定される。そのような場合
において選択回路を別々に備えることは回路構成として
冗長であり、本発明第2の実施例に示すように、選択回
路を一つとし、その出力信号を動領域信号処理と静止領
域信号処理とで共通に使用することで回路規模の削減を
図ることができる。 (実施例3)図10は本発明第3の実施例における帯域
圧縮画像信号の復元装置の構成を示すブロック図であ
る。図9に示した第2の実施例と異なる点は、選択回路
114の出力信号を、新たに設けたフィールド間ベクトル
補正回路121を介して、動領域、静止領域それぞれの信
号処理回路に供給している点と、図9での動領域輝度信
号処理回路1100および静止領域輝度信号処理回路1300が
新たな動領域処理回路3100と静止領域処理回路3300に置
き代わっている点である。
【0063】動領域輝度信号処理回路3100の構成は図示
しないが、図2に示した動領域輝度信号処理回路1100か
ら、フィールド間動きベクトル補正回路1110を削除した
ものと同じである。同様に静止領域輝度信号処理回路33
00は、図7に示した静止領域輝度信号処理回路1300から
フィールド間動きベクトル補正回路1306を削除したもの
と同じである。選択回路114の出力信号が供給されるフ
ィールド間動きベクトル補正回路121は図4に示したフ
ィールド間動きベクトル回路と同じ構成であり、選択回
路114のフィールド毎の選択位相に連動して補正方向が
切り替わっている。
【0064】図10から明かなように、本実施例による
と、選択回路114の出力信号に対してフィールド間の動
きベクトル補正処理を施した後、動領域信号処理回路お
よび静止領域信号処理回路それぞれに信号を供給する構
成としているため、動領域輝度信号処理回路および静止
領域信号処理回路それぞれで必要であったフィールド間
動きベクトル補正回路が1つで済み、回路規模削減が可
能となる。特に、多段ライン遅延器などは、IC(In
tegrated Circuit)化した場合にIC
チップ上で占有する面積は非常に大きく、それがコスト
アップの原因となっており、共通化によるメリットは大
きい。
【0065】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。図11は本発明の
第4の実施例における帯域圧縮画像信号の復元装置の構
成を示すブロック図である。図11において、図1に示
した構成と異なる点は、第2の動領域輝度信号処理回路
1500を新たに設けた点と、混合回路112にかわって3入
力混合回路116に置き換え、第2の動領域輝度信号処理
回路にはフィールドメモリ110の出力信号を供給し、3
入力の混合回路116には、動領域輝度信号処理回路110
0、第2の動領域輝度信号処理回路1500および静止領域
輝度信号処理回路3300からの出力信号を供給している点
である。
【0066】第2の動領域輝度信号処理回路1500は、例
えば図12に示す回路で構成される。図中信号A、B
は、図11の各点A、Bにおける信号に対応している。
図12において、信号Aは、1フィールド前の信号と3
フィールド前の信号とのフレーム間内挿信号N1であ
る。2次元低域フィルタ1501では1フィールド前の信号
のみを抽出してフィールド内内挿処理が行われる。2次
元低域フィルタ1501の出力信号は、サンプリング周波数
変換回路1502に供給され、サンプリング周波数を32.
4MHzから48.6MHzに変換される。サンプリン
グ周波数が変換された信号は第2の動領域処理信号出力
信号として3入力混合回路116に供給される。つまり、
第2の動領域輝度信号処理回路1500ではフィールド内処
理のみが用いられている。
【0067】3入力混合回路116での動き量に対する混
合比率k(0≦k≦1)の例を図13に示す。図13に
示す特性a、b、cは、制御信号入力端子108からの動
き検出信号により、動領域輝度信号処理回路1100の出力
信号、第2の動領域輝度信号処理回路1500の出力信号お
よび静止領域輝度信号処理回路1300の出力信号を混合す
るそれぞれの比率を示し、特性aは動領域輝度信号処理
回路1100に、特性bは第2の動領域輝度信号処理回路15
00に、特性cは静止領域輝度信号処理回路1300に対応し
ている。たとえば図中に示すように動き量が”x”の
時、混合比率はそれぞれ、M1、M2、Sであり、それ
らの和は1.0である。
【0068】この特性によれば、静止領域あるいは動き
量が小さい場合は静止領域輝度信号処理回路1300の比率
を大きくとる。動き量が大きくなるにしたがって、動領
域輝度信号処理回路1100の比率が大きくなり、さらに大
きな動き量では第2の動領域輝度信号処理回路1500の比
率を大きくなるように設定されている。現行MUSE方
式の帯域圧縮装置で圧縮されたMUSE信号を、画質改
善型MUSE方式の復元装置で復元した場合に生じる画
質劣化は、動きが早い(動き量が大きい)場合ほど顕著
になるが、本発明の帯域圧縮画像信号の復元装置によれ
ば、早い動きになるにしたがって、フィールド内処理で
構成された第2の動領域輝度信号処理回路出力に対する
比率が大きくなるように混合されるため、早い動きでの
画像劣化を軽減することができる。
【0069】(実施例5)以下本発明の第5の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。図14は本発明の
第5の実施例における帯域圧縮画像信号の復元装置の構
成を示すブロック図である。図14において、図1の構
成と異なる点は、図1の動領域輝度信号処理回路1100
が、第3の動領域輝度信号処理回路1600に置き換え、第
3の動領域輝度信号処理回路1600には、制御信号入力端
子108に加えられる動き信号が供給される点である。
【0070】第3の動領域輝度信号処理回路1600は例え
ば図15に示す回路で構成される。図中各点a〜eにお
ける信号のスペクトル構造を図18(a)〜(e)に示
す。また、信号A、B、Cは、図14の各点A、B、C
における信号に対応している。図15において、信号B
は1フィールド前の信号と3フィールド前の信号とのフ
レーム間内挿信号N1である。したがって、それが供給
される2次元LPF1604では信号Bから、1フィールド
前の信号のみを抽出し、その信号のみを用いてフィール
ド内内挿処理を施す。一方、信号Aは現フィールドの信
号と2フィールド前の信号とのフレーム間内挿信号N0
あるいは、2フィールド前の信号と4フィールド前との
フレーム間内挿信号N2がフィールド毎に交番で供給さ
れている。2次元LPF1601では、前者が供給される時
は現フィールドの信号、後者が供給される時には2フィ
ールド前の信号のみをそれぞれ抽出して、フィールド内
内挿処理を施す。2次元低域フィルタ1601の周波数特性
を図16(a)に示す。また、2次元低域フィルタは2
種類の特性を有するフィルタであり、選択信号発生回路
1611からの選択信号にしたがって、その特性を選択する
ことが可能である。2種類の特性を図16(a)、
(b)に示す。図16(b)の特性は(a)の特性と比
較して狭帯域になっている。ここでは選択信号が”0”
の時は(b)の特性を選択し、”1”の時は(a)の特
性を選択するものとする。一方、制御信号入力端子108
から供給される動き検出信号は、選択信号発生回路1611
に供給される。選択信号発生回路1611はたとえば図17
に示すような変換特性を有する回路であって、入力され
る動き検出信号があらかじめ設定されたある値までは、
選択信号として”1”、それを越える場合は”0”を出
力する。選択信号は、2次元低域フィルタ1611と選択回
路1609に供給されている。
【0071】まず、動き検出信号が小さい(選択信号
が”1”)の場合について説明する。2次元低域フィル
タ1601、1604では、図16(a)の特性を有するフィル
タによるフィールド内内挿処理が施され、ともに図18
(a)に示すようなスペクトル構造を持つ出力信号を得
る。2次元低域フィルタ1601の出力信号は、フィールド
間動きベクトル補正回路1612で動きベクトル補正が施さ
れ、8MHz水平低域フィルタ1602と減算器1603へ供給
される。ここでフィールド間動きベクトル補正回路1612
は図4に示したものと同じである。また、2次元低域フ
ィルタ1604の出力信号は8MHz水平低域フィルタ1605
と減算器1606へ供給される。8MHz水平低域フィルタ
1602、1605では、水平8MHz以下の周波数成分が抽出
され、ともに図18(b)に示すようなスペクトル構造
を持つ出力信号となる。減算器1603、1606では、2次元
低域フィルタの出力信号と8MHz水平低域フィルタの
出力信号との差分処理が行われ、水平8MHz以上の高
域信号を得、ともに図18(c)に示すようなスペクト
ル構造を持つ出力信号となる。減算器1603、1606の出力
信号はフィールド間垂直低域フィルタ1607に供給され
る。フィールド間垂直低域フィルタ1607では、水平8M
Hz以上の高域信号をフィールド間で垂直低域フィルタ
処理を行い、図18(d)に示すようなスペクトル構造
を持つ出力信号となる。加算器1608では、8MHz水平
低域フィルタ1605の出力信号とフィールド間垂直低域フ
ィルタ1607の出力信号との加算処理が行われ、図18
(e)に示すようなスペクトル構造を持つ出力信号とな
り、選択回路1609の片方の入力端子に供給される。選択
回路1609の他方の入力端子には2次元低域フィルタ1604
の出力信号が供給されている。選択回路1609は、選択信
号発生回路1611からの選択信号にしたがって、選択信号
が”1”の時は加算器1608からの出力信号を選択し、選
択信号が”0”の時は2次元低域フィルタ1604からの出
力信号を選択するように動作する。したがって、選択回
路1609の出力信号として加算器1608からの出力信号が選
択され、サンプリング周波数変換回路1610においてサン
プリング周波数を32.4MHzから48.6MHzに
変換され、第3の動領域輝度信号処理回路の出力信号と
して混合回路112に供給される。上述したように動き検
出信号が小さい場合は、実施例1で説明したような画質
改善型MUSE方式の復元装置における動領域輝度信号
処理と同じ動作を実現している。
【0072】次に、動き検出信号が大きい(選択信号
が”0”)の場合について説明する。選択信号が”0”
の場合は2次元低域フィルタ1604では図16(b)に示
すような狭帯域特性のフィルタを用いたフィールド内内
挿処理が施され、フィールド内内挿信号は選択回路1609
を介してサンプリング周波数変換回路1610においてサン
プリング周波数を32.4MHzから48.6MHzに
変換され、第3の動領域輝度信号処理回路の出力信号と
して混合回路112に供給される。このように検出信号が
大きい場合は、フィールド内での処理のみに切り替わ
り、かつ特性も狭帯域に設定される。
【0073】以上のように本実施例によれば、動き検出
信号の大きさに応じて選択信号を発生し、大きな動きの
時は、選択回路1609において2次元低域フィルタ1604が
選択され、フィールド間処理がスルーされるため、第4
の実施例で説明したものと同様に、大きな動きでの画質
劣化を防ぐことができる。さらに、2次元低域フィルタ
の特性がより狭帯域なものが選択されるため、フィール
ド間処理を用いないことによる折り返し妨害の発生を軽
減することができる。
【0074】(実施例6)以下本発明の第6の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。図19は、本発明
の第6の実施例における帯域圧縮画像信号の復元装置の
構成を示すブロック図である。図19において、図1に
示した構成と異なる点は、動領域色信号処理回路1200の
出力端に、第1の中央値抽出回路1800および第2の中央
値抽出回路1900が直列に接続され、第2の中央値抽出回
路1900の出力端は混合回路113に接続されている点であ
る。
【0075】現行MUSE方式の帯域圧縮装置で圧縮さ
れたMUSE信号を、画質改善型MUSE方式の復元装
置で復元した場合、動きの早い高彩度画像のエッジ部に
多線妨害が発生することは先に述べた通りである。これ
は図5に示す動領域色信号処理回路において、フィール
ド間内挿処理(図中、フィールド間垂直低域フィルタ12
05に相当)を施していることによる。したがって、発生
する多線妨害は、図21(A)に示すような、8.1M
Hzの高域成分である。
【0076】たとえば、このような妨害が発生した信号
が、動領域色信号処理回路1200から出力されたとする。
出力信号は第1の中央値抽出回路1800に供給される。第
1の中央値抽出回路1800の出力信号は第2の中央値抽出
回路1900に供給されている。第1の中央値抽出回路1800
および第2の中央値抽出回路1900は、例えば、図20に
示す回路で構成される。図中各点A〜Cにおける信号の
波形を図21(A)〜(C)に示す。入力信号は、1画
素遅延器1801、1802で1画素ずつ遅延され、(1画素遅
延器の遅延量は1/16.2MHz)その遅延された信
号が中央値判別回路1803に供給される。中央値判別回路
1803では、供給された3画素分の信号のレベルを比較
し、2番目のレベルを出力する。例えば、注目画素を”
ロ”とした場合、中央値判別回路1803では画素”
イ”、”ロ”、”ハ”の大きさが比較される。この場合
の中央値は、画素”イ”もしくは”ハ”に相当するレベ
ルである。したがって、注目画素”ロ”に対しては図2
1(B)の画素”ホ”に示すレベルが出力される。以上
のような動作により、第1の中央値抽出回路1800からは
図21(B)に示すような波形が得られ、中央値抽出回
路1900に供給される。中央値抽出回路1900は、第1の中
央値抽出回路1800と同じ構成であり、結果図21(C)
に示す波形が得られ多線妨害が除去できる。
【0077】以上のように本実施例によれば、動領域色
信号処理回路1200に、所定領域内の画素から中央値のレ
ベルを抽出する第1の中央値抽出手段1800および第2の
中央値抽出手段1900を直列に備えることで、現行MUS
E方式で圧縮されたMUSE信号を画質改善型MUSE
方式の復元装置で復元した場合に発生する恐れのある、
動きの早い高彩度画像のエッジ部分での多線妨害を軽減
することができる。
【0078】(実施例7)以下本発明の第7の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。図22は、本発明
の第7の実施例における帯域圧縮画像信号の復元装置の
構成を示すブロック図である。本実施例は、図19に示
した第6の実施例と同じ目的のために構成されたもので
ある。図19に示した第6の実施例における構成と異な
る点は、直列に接続された第1の中央値抽出回路1800お
よび第2の中央値抽出回路1900を最大値抽出回路2000と
最小値抽出回路2100にそれぞれ置き換えたことである。
最大値および最小値抽出回路2000、2100は、例えば図2
3に示す回路で構成される。図中各点A〜Cにおける信
号の波形を図24(A)〜(C)に示す。図23におい
て、入力される信号Aは図24(A)に示すように8.
1MHzの多線妨害成分が発生した信号であるとする。
入力信号は1画素遅延器2001、2002で1画素ずつ遅延さ
れ、その遅延された信号が最大値判別回路2003に供給さ
れる。最大値判別回路2003では、供給された3画素分の
信号の中からいちばん大きいレベルを判別し出力する。
例えば、注目画素を”ロ”とした場合、最大値判別回路
2003では画素”イ”、”ロ”、”ハ”の大きさが比較さ
れる。この場合の最大値は、画素”ハ”に相当するレベ
ルである。したがって、注目画素”ロ”に対しては図2
4(B)の画素”ホ”に示すレベルが出力される。以上
のような動作により、最大値抽出回路2000からは図24
(B)に示す波形が得られ、最小値抽出回路2100に供給
される。
【0079】最小値抽出回路2100への入力信号は1画素
遅延器2101、2102で1画素ずつ遅延され、その遅延され
た信号が最小値判別回路2103に供給される。最小値判別
回路2103では、供給された3画素分の信号の中からいち
ばん小さいレベルを判別し出力する。例えば、注目画素
を”ホ”とした場合、最小値判別回路2103では画素”
ニ”、”ホ”、”ヘ”の大きさが比較される。この場合
の最小値は、画素”ニ”に相当するレベルである。した
がって、注目画素”ホ”に対しては図24(C)の画
素”ト”に示すレベルが出力される。以上のような動作
により、最小値抽出回路2100からは図24(C)に示す
波形が得られ、多線妨害が除去できる。
【0080】なお、本実施例において、最大値抽出回路
2000の出力信号を最小値抽出回路2100の供給する構成と
したがこれに限ったことではなく、その接続順序を入れ
換えてもかまわない。
【0081】(実施例8)以下本発明の第8の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。図25は、本発明
の第8の実施例おける動領域輝度信号処理回路の構成を
示すブロック図である。図25の動領域輝度信号処理回
路1700において、入力信号A、Bは2次元低域フィルタ
1701、1702にそれぞれ接続されている。2次元低域フィ
ルタ1701の出力端はフィールド間動きベクトル補正回路
を介してフィールド間垂直低域フィルタ1703の片方の入
力端子に接続されている。また、2次元低域フィルタ17
02の出力端はフィールド間垂直低域フィルタ1703の他方
の入力端子と減算器1704の片方の入力端子に接続され、
フィールド間垂直低域フィルタ1703の出力端は減算器17
04の他方の入力端および加算器1706の片方の入力端に接
続される。加算器1706の他方の入力端には減算器1704の
出力端が8MHz水平低域フィルタ1705を介して接続さ
れている。加算器1706の出力端はサンプリング周波数変
換回路1707に接続され、サンプリング周波数変換回路17
07の出力端から信号Cが得られる。
【0082】以上のように構成された第8の実施例にお
ける動領域輝度信号処理回路の動作について、図1に示
す復元装置における動領域輝度信号処理回路1100を図2
5の動領域輝度信号処理回路1700に置き換えたとして説
明する。動領域輝度信号処理回路1700における動作以外
は、第1の実施例で説明したものと同じである。図25
に示した動領域輝度信号処理回路1700において、図中各
点a〜eにおける信号のスペクトル構造を図26(a)
〜(e)に示す。また、信号A、B、Cは、図1の各点
A、B、Cにおける信号に対応している。
【0083】図25において、入力信号Bは1フィール
ド前の信号と3フィールド前の信号とのフレーム間内挿
信号である。したがって、2次元LPF1702では信号B
から、1フィールド前の信号のみを抽出し、フィールド
内内挿処理を施す。一方、入力信号Aは現フィールドの
信号と2フィールド前の信号とのフレーム間内挿信号あ
るいは、2フィールド前の信号と4フィールド前とのフ
レーム間内挿信号がフィールド毎に交番で供給されてい
る。2次元LPF1701では、前者が供給される時は現フ
ィールドの信号、後者が供給される時には2フィールド
前の信号のみをそれぞれ抽出して、フィールド内内挿処
理を施す。その結果、ともに図26(a)に示すような
スペクトル構造を持つ出力信号となる。
【0084】2次元LPF1101の出力信号はフィールド
間動きベクトル補正回路1708においてフィールド間の動
きベクトル補正が施される。フィールド間動きベクトル
補正回路1708は例えば図4に示したものと同じであり、
フィールド毎に交番で切り替わる入力信号Aに連動し
て、補正方向が切り換えられている。
【0085】フィールド間動きベクトル補正回路1708お
よび2次元低域フィルタ1702から出力されるフィールド
内内挿信号はフィールド間垂直低域フィルタ1703におい
て、フレーム完結でのフィールド間処理が行われ、図2
6(b)に示すようなスペクトル構造を持つ出力信号と
なる。減算器1704では、2次元低域フィルタ1702の出力
信号とフィールド間垂直低域フィルタ1703の出力信号と
の減算処理を行い、図17(c)に示すようなスペクト
ル構造を持つ出力信号となる。8MHz水平低域フィル
タ1705では、図26(c)に示すスペクトル構造の信号
から水平8MHz以下の周波数成分が抽出され、図17
(d)に示すようなスペクトル構造を持つ出力信号とな
る。加算器1706では、フィールド間垂直低域フィルタ17
03の出力信号と8MHz水平低域フィルタ1705の出力信
号との加算処理が行われ、図17(e)に示すようなス
ペクトル構造を持つ出力信号となる。したがって、本実
施例による処理でも図2に示した動領域輝度信号処理回
路と同じ特性を実現できることがわかる。加算器1706の
出力信号は、サンプリング周波数変換回路1707に供給さ
れ、サンプリング周波数を32.4MHzから48.6
MHzに変換され、信号Cとして出力される。信号Cは
図1の混合回路112に供給される。
【0086】以上のように本実施例によれば、フィール
ド間垂直低域フィルタ1703で、2次元低域フィルタ170
1、1702からのそれぞれのフィールドの画像信号を用い
て、フィールド間処理を行い、減算器1704で、2次元低
域フィルタ1702の出力信号とフィールド間垂直低域フィ
ルタ1703の出力信号との減算処理を行い、8MHz水平
低域フィルタ1705で、減算器1704の出力信号から水平方
向の低域周波数成分を抽出し、加算器1706で、フィール
ド間垂直低域フィルタ1703の出力信号と8MHz水平低
域フィルタ1705の出力信号を加算処理することで、図2
の動領域輝度信号処理回路1100に用いている二つの8M
Hz水平低域フィルタ1102、1105を、一つに削減するこ
とができる。
【0087】なお、本実施例の説明において、図1に示
す帯域圧縮画像信号の復元装置に適用した場合で説明し
たがこれにかぎったことではなく、図9、12、13、
22、25に示した構成にも適用できる。また、図10
に示した構成に適用する場合は、入力信号Aが既にフィ
ールド間動きベクトル補正されたものであるから、図2
5においてフィールド間動きベクトル補正回路1708は不
要である。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、第1、および第2
の発明によれば、画質改善型MUSE方式の復元装置が
現行MUSE方式の復元装置と比較してメモリ容量を増
大させることなく実現することができる。
【0089】さらに第3および第4の発明によれば、回
路規模を削減することができる。
【0090】さらに第5、第6、第7、および第8の発
明によれば、現行MUSE方式と画質改善型MUSE方
式との間のコンパチビリティに関し、特に現行MUSE
方式の圧縮装置で圧縮したMUSE信号を画質改善型M
USE方式の復元装置で復元した場合に発生する妨害を
軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における帯域圧縮画像信
号の復元装置の構成を示すブロック図
【図2】同実施例における動領域輝度信号処理回路の構
成を示すブロック図
【図3】同実施例における動領域輝度信号処理回路の動
作スペクトル構造図
【図4】同実施例における動きベクトル補正回路の構成
を示すブロック図
【図5】同実施例における動領域色信号処理回路の構成
を示すブロック図
【図6】同実施例における動領域色信号処理回路の動作
スペクトル構造図
【図7】同実施例における静止領域輝度信号処理回路の
構成を示すブロック図
【図8】同実施例における静止領域色信号処理回路の構
成を示すブロック図
【図9】本発明の第2の実施例における帯域圧縮画像信
号の復元装置の構成を示すブロック図
【図10】本発明の第3の実施例における帯域圧縮画像
信号の復元装置の構成を示すブロック図
【図11】本発明の第4の実施例における帯域圧縮画像
信号の復元装置の構成を示すブロック図
【図12】同実施例における第2の動領域輝度信号処理
回路の構成を示すブロック図
【図13】同実施例における3入力混合回路116の動作
を説明するための特性図
【図14】本発明の第5の実施例における帯域圧縮画像
信号の復元装置の構成を示すブロック図
【図15】同実施例における第3の動領域輝度信号処理
回路の構成を示すブロック図
【図16】同実施例における2次元低域フィルタの動作
周波数特性図
【図17】同実施例における選択信号発生回路1611の変
換特性図
【図18】同実施例における動領域輝度信号処理回路の
動作スペクトル構造図
【図19】本発明の第6の実施例における帯域圧縮画像
信号の復元装置の構成を示すブロック図
【図20】同実施例における中央値抽出回路の構成を示
すブロック図
【図21】同実施例における中央値抽出回路の動作を説
明するための波形図
【図22】本発明の第7の実施例における帯域圧縮画像
信号の復元装置の構成を示すブロック図
【図23】同実施例における最大値抽出回路および最小
値抽出回路の構成を示すブロック図
【図24】同実施例における最大値抽出回路および最小
値抽出回路の動作を説明するための波形図
【図25】本発明の第8の実施例における動領域輝度信
号処理回路の構成を示すブロック図
【図26】同実施例における動領域輝度信号処理回路の
動作スペクトル構造図
【図27】画質改善型MUSE方式の帯域圧縮装置の構
成を示すブロック図
【図28】同圧縮装置の動領域輝度信号処理回路の構成
を示すブロック図
【図29】同圧縮装置の動領域輝度信号処理回路の動作
スペクトル構造図
【図30】同圧縮装置の静止領域輝度信号処理回路の構
成を示すブロック図
【図31】同圧縮装置の色信号処理回路の構成を示すブ
ロック図
【図32】同圧縮装置の色信号処理回路の動作スペクト
ル構造図
【図33】同圧縮装置の動領域色信号処理回路の構成を
示すブロック図
【図34】同圧縮装置の動領域色信号処理回路の動作ス
ペクトル構造図
【図35】同圧縮装置の静止領域色信号処理回路の構成
を示すブロック図
【図36】画質改善型MUSE方式の帯域圧縮画像信号
の復元装置の構成を示すブロック図
【図37】同復元装置の動領域輝度信号処理回路の構成
を示すブロック図
【図38】同復元装置の動領域輝度信号処理回路の動作
スペクトル構造図
【図39】同復元装置の動領域色信号処理回路の構成を
示すブロック図
【図40】同復元装置の動領域色信号処理回路の動作ス
ペクトル構造図
【図41】同復元装置の静止領域輝度信号処理回路の構
成を示すブロック図
【図42】同復元装置の静止領域色信号処理回路の構成
を示すブロック図
【符号の説明】
1 入力端子 2 出力端子 5 逆マトリクス回路 6 線順次デコード回路 13 フレーム間内挿回路 11 AD変換器 21 DA変換器 20 フィールド間処理回路 24 動領域処理回路 25 静止領域処理回路 106、107、108 制御信号入力端子 109、114、115、1609 選択回路 110、111 フィールドメモリ 112、113、116 混合回路 1100、1500、1600、1700 動領域輝度信号処理回路 1101、1104、1501、1601、1604、1701、1702 2次元低
域フィルタ 1102、1105、1602、1605、1705 8MHz水平低域フィ
ルタ 1103、1106、1603、1606、1704 減算器 1107、1205、1403、1607、1703 フィールド間垂直低域
フィルタ 1108、1608、1706 加算器 1109、1302、1304、1502、1610、1707 サンプリング周
波数変換回路 1200 動領域色信号処理回路 1201、1203、1401、1402 時間伸長回路 1202、1204 垂直低域フィルタ 1300 静止領域輝度信号処理回路 1301、1303 12MHz水平低域フィルタ 1305 フィールド間2次元低域フィルタ 1400 静止領域色信号処理回路 1800、1900 中央値抽出回路 1801、1802、1901、1902、2001、2002、2101、2102 1
画素遅延器 1803、1903 中央値判別回路 2000 最大値抽出回路 2003 最大値判別回路 2100 最小値抽出回路 2103 最小値判別回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三木 陽一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 床井 雅樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 上田 和也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 浜田 雅則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石津 厚 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 二宮 佑一 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 合志 清一 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 和泉 吉則 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 苗村 昌秀 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 山口 孝一 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 福田 淳 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多重サブサンプル方式を用いて帯域圧縮さ
    れた高品位テレビジョン信号の復元装置であって、 前記帯域圧縮された高品位テレビジョン信号を入力とし
    てフレーム間内挿された映像信号を送出してなる遅延手
    段と、この遅延手段から得ることの出来る時間的に連続
    するN0、N1およびN2の3枚の映像信号より、N0
    とN2をフィールド毎に選択するための信号選択手段と
    を備え、 この選択手段が出力する映像信号と前記N1の映像信号
    とを用いてフィールド間の処理を行うことを特徴とする
    帯域圧縮画像信号の復元装置。
  2. 【請求項2】多重サブサンプル方式を用いて帯域圧縮さ
    れた高品位テレビジョン信号を入力し、動領域と静止領
    域とでそれぞれ異なる内挿処理を施す動領域処理手段
    と、静止領域処理手段とを備え、画像の動きに応じてそ
    れぞれの出力信号を荷重混合することで元の高品位テレ
    ビジョン信号を復元する復元装置であって、 前記帯域圧縮信号にフレーム間内挿処理を施すフレーム
    間内挿手段と、 前記フレーム間内挿手段からの出力信号を入力し、N
    0、N1およびN2の連続する3フィールド分のフレー
    ム間内挿信号を取り出すフィールド遅延手段と、 前記N0とN2とのいずれか一方を選択出力する第1の
    選択手段と、 前記N0とN2とのいずれか一方を選択出力する第2の
    選択手段とを備え、 前記N1と前記第1の選択手段の出力信号とを前記動領
    域処理手段に供給し、前記N1と前記第2の選択手段の
    出力信号とを前記静止領域処理手段に供給し、前記第1
    の選択手段および第2の選択手段は、フィールド毎に選
    択出力を切り換えることを特徴とする帯域圧縮画像信号
    の復元装置。
  3. 【請求項3】多重サブサンプル方式を用いて帯域圧縮さ
    れた高品位テレビジョン信号を入力し、動領域と静止領
    域とでそれぞれ異なる内挿処理を施す動領域処理手段
    と、静止領域処理手段とを備え、画像の動きに応じてそ
    れぞれの出力信号を荷重混合することで元の高品位テレ
    ビジョン信号を復元する復元装置であって、 前記帯域圧縮信号にフレーム間内挿処理を施すフレーム
    間内挿手段と、 前記フレーム間内挿手段からの出力信号を入力し、N
    0、N1およびN2の連続する3フィールド分のフレー
    ム間内挿信号を取り出すフィールド遅延手段と、 前記N0とN2とのいずれか一方を選択出力する選択手
    段とを備え、 前記N1と前記選択手段の出力信号とを前記動領域処理
    手段と前記静止領域処理手段とに供給し、 前記選択手段は、フィールド毎に選択出力を切り換える
    ことを特徴とする帯域圧縮画像信号の復元装置。
  4. 【請求項4】多重サブサンプル方式を用いて帯域圧縮さ
    れ、動き補正用の動きベクトル情報を含む高品位テレビ
    ジョン信号を入力し、動領域と静止領域とでそれぞれ異
    なる内挿処理を施す動領域処理手段と、静止領域処理手
    段とを備え、画像の動きに応じてそれぞれの出力信号を
    荷重混合することで元の高品位テレビジョン信号を復元
    する復元装置であって、 前記帯域圧縮信号に前記動きベクトル情報に基づいて動
    き補正を施しながらフレーム間内挿処理を施すフレーム
    間内挿手段と、 前記フレーム間内挿手段からの出力信号を入力し、N
    0、N1およびN2の連続する3フィールド分のフレー
    ム間内挿信号を取り出すフィールド遅延手段と、 前記N0とN2とのいずれか一方を選択出力する選択手
    段と、 前記選択手段からの出力信号を前記動きベクトル情報に
    基づいて動き補正を施す動きベクトル補正手段とを備
    え、 前記N1と前記動きベクトル補正手段からの出力信号と
    を前記動領域処理手段と前記静止領域処理手段とに供給
    し、 前記選択手段は、フィールド毎に選択出力を切り換える
    とともに、前記動きベクトル補正手段は、前記選択手段
    からの出力信号を前記N1の画像位相へと揃えるように
    動き補正を施すことを特徴とする帯域圧縮画像信号の復
    元装置。
  5. 【請求項5】動領域処理手段は、 前記N0あるいはN2のフレーム間内挿信号に対してフ
    ィールド内内挿処理を施す第1のフィールド内内挿手段
    と、 前記N1のフレーム間内挿信号に対してフィールド内内
    挿処理を施す第2のフィールド内内挿手段と、 前記第1のフィールド内内挿手段から出力されるフィー
    ルド内内挿信号から水平高域周波数成分を抽出する第1
    の水平高域周波数成分抽出手段と前記第2のフィールド
    内内挿手段から出力されるフィールド内内挿信号から水
    平高域周波数成分を抽出する第2の水平高域周波数成分
    抽出手段と、 前記第2のフィールド内内挿手段から出力されるフィー
    ルド内内挿信号から水平低域周波数成分を抽出する水平
    低域周波数成分抽出手段と、 前記第1の水平高域周波数成分抽出手段から抽出される
    水平高域周波数成分と前記第2の水平高域周波数成分抽
    出手段から抽出される高域周波数成分とを用いたフィー
    ルド間演算により垂直低域周波数成分を抽出する垂直低
    域周波数成分抽出手段と、 前記垂直低域周波数成分抽出手段から抽出される垂直低
    域周波数成分と前記水平低域周波数成分抽出手段から抽
    出される水平低域周波数成分とを加算する加算手段とを
    備えることを特徴とする請求項2、請求項3、又は請求
    項4記載の帯域圧縮画像信号の復元装置。
  6. 【請求項6】動領域処理手段は、 前記N0あるいはN2のフレーム間内挿信号に対してフ
    ィールド内内挿処理を施す第1のフィールド内内挿手段
    と、 前記N1のフレーム間内挿信号に対してフィールド内内
    挿処理を施す第2のフィールド内内挿手段と、 前記第1のフィールド内内挿手段から出力されるフィー
    ルド内内挿信号と前記第2のフィールド内内挿手段から
    出力されるフィールド内内挿信号とを用いたフィールド
    間演算により垂直低域周波数成分を抽出する垂直低域周
    波数成分抽出手段と、 前記第1のフィールド内内挿手段から出力されるフィー
    ルド内内挿信号と前記第2のフィールド内内挿手段から
    出力されるフィールド内内挿信号とを用いたフィールド
    間演算により垂直高域周波数成分を抽出する垂直高域周
    波数成分抽出手段と、 前記垂直高域周波数成分抽出手段から抽出される垂直高
    域周波数成分からさらに水平低域周波数成分を抽出する
    水平低域周波数成分抽出手段と、 前記垂直低域周波数成分抽出手段から抽出される垂直低
    域周波数成分と前記水平低域周波数成分抽出手段から抽
    出される水平低域周波数成分とを加算する加算手段とを
    備えることを特徴とする請求項2、請求項3、又は請求
    項4記載の帯域圧縮画像信号の復元装置。
  7. 【請求項7】前記動領域処理手段とは別に、フィールド
    内処理のみで動領域の処理をおこなう第2の動領域処理
    手段を備え、前記動領域処理手段の出力信号と、前記第
    2の動領域処理手段の出力信号と、前記静止領域信号処
    理手段の出力信号とを画像の動きに応じて荷重混合する
    ことを特徴とする請求項2、請求項3、又は請求項4記
    載の帯域圧縮画像信号の復元装置。
  8. 【請求項8】前記動領域処理手段を、画像の動きに応じ
    てフィールド内処理とフィールド間処理が切り替わる第
    3の動領域処理手段に置き換えたことを特徴とする請求
    項2、請求項3、又は請求項4記載の帯域圧縮画像信号
    の復元装置。
  9. 【請求項9】第3の動領域処理手段は、 前記N0あるいはN2のフレーム間内挿信号に対してフ
    ィールド内内挿処理を施す第1のフィールド内内挿手段
    と、 前記N1のフレーム間内挿信号に対してフィールド内内
    挿処理を施す第2のフィールド内内挿手段と、 前記第1のフィールド内内挿手段から出力されるフィー
    ルド内内挿信号から水平高域周波数成分を抽出する第1
    の水平高域周波数成分抽出手段と前記第2のフィールド
    内内挿手段から出力されるフィールド内内挿信号から水
    平高域周波数成分を抽出する第2の水平高域周波数成分
    抽出手段と、 前記第2のフィールド内内挿手段から出力されるフィー
    ルド内内挿信号から水平低域周波数成分を抽出する水平
    低域周波数成分抽出手段と、 前記第1の水平高域周波数成分抽出手段から抽出される
    水平高域周波数成分と前記第2の水平高域周波数成分抽
    出手段から抽出される高域周波数成分とを用いたフィー
    ルド間演算により垂直低域周波数成分を抽出する垂直低
    域周波数成分抽出手段と、 前記垂直低域周波数成分抽出手段から抽出される垂直低
    域周波数成分と前記水平低域周波数成分抽出手段から抽
    出される水平低域周波数成分とを加算する加算手段と、 前記加算手段からの出力信号と前記第2のフィールド内
    内挿手段の出力信号とを選択出力する選択手段とを備
    え、 画像の動きが大きい時には前記選択手段は前記第2のフ
    ィールド内内挿手段の出力信号を選択するように制御さ
    れることを特徴とする請求項8記載の帯域圧縮画像信号
    の復元装置。
  10. 【請求項10】第2のフィールド内内挿手段は、 広帯域な2次元低域通過特性と狭帯域な2次元低域通過
    特性とを有し、画像の動きが大きい時は狭帯域な2次元
    低域通過特性に切り替わることを特徴とする請求項9記
    載の帯域圧縮画像信号の復元装置。
  11. 【請求項11】動領域処理手段は動画色信号処理手段を
    備えたものであって、 前記動画色信号処理手段は、 前記N0あるいはN2のフレーム間内挿信号に対してフ
    ィールド内内挿処理を施す第1のフィールド内内挿手段
    と、 前記N1のフレーム間内挿信号に対してフィールド内内
    挿処理を施す第2のフィールド内内挿手段と、 前記第1のフィールド内内挿手段から出力されるフィー
    ルド内内挿信号と前記第2のフィールド内内挿手段から
    出力されるフィールド内内挿信号とを用いてフィールド
    間内挿処理を行うフィールド間内挿手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項2、請求項3、又は請求項4記載の
    帯域圧縮画像信号の復元装置。
  12. 【請求項12】動領域色信号処理手段の出力端に、所定
    領域内の画素から中央値のレベルを抽出する中央値抽出
    手段を複数段直列に備えたことを特徴とする請求項11
    記載の帯域圧縮画像信号の復元装置。
  13. 【請求項13】中央値抽出手段は、画素を遅延させる遅
    延手段と、前記遅延手段からの複数の画素信号を入力
    し、レベルの大きい順に並べたときの中央値を判別する
    中央値判別手段を備えたことを特徴とする請求項12記
    載の帯域圧縮画像信号の復元装置。
  14. 【請求項14】動領域色信号処理手段の出力端に、所定
    領域内の画素から最大値を抽出する最大値抽出手段と、
    所定領域内の画素から最小値を抽出する最小値抽出手段
    とを備えたことを特徴とする請求項11記載の帯域圧縮
    画像信号の復元装置。
  15. 【請求項15】最大値抽出手段は、画素を遅延させる遅
    延手段と、前記遅延手段からの複数の画素信号を入力
    し、レベルのいちばん大きい値を判別する最大値判別手
    段を備えたことを特徴とする請求項14記載の帯域圧縮
    画像信号の復元装置。
  16. 【請求項16】最小値抽出手段は、画素を遅延させる遅
    延手段と、前記遅延手段からの複数の画素信号を入力
    し、レベルのいちばん小さい値を判別する最小値判別手
    段を備えたことを特徴とする請求項14記載の帯域圧縮
    画像信号の復元装置。
  17. 【請求項17】静止領域処理手段は、 前記N0あるいはN2のフレーム間内挿信号から水平低
    域周波数成分を抽出する第1の水平低域周波数成分抽出
    手段と、 前記N1のフレーム間内挿信号から水平低域周波数成分
    を抽出する第2の水平低域周波数成分抽出手段と、 前記第1の水平低域周波数成分と第2の水平低域周波数
    成分とを用いてフィールド間内挿処理を施すフィールド
    間内挿手段とを備えたことを特徴とする請求項2、請求
    項3、又は請求項4記載の帯域圧縮画像信号の復元装
    置。
  18. 【請求項18】静止領域処理手段は、静止領域色信号処
    理手段を備えたものであって、前記静止領域色信号処理
    手段は、前記N0あるいはN2のフレーム間内挿信号と
    前記N1のフレーム間内挿信号とを用いてフィールド間
    内挿処理を施すフィールド間内挿処理手段を備えたこと
    を特徴とする請求項2、請求項3、又は請求項4記載の
    帯域圧縮画像信号の復元装置。
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