JPH0852611A - スローアウェイ式転削工具 - Google Patents
スローアウェイ式転削工具Info
- Publication number
- JPH0852611A JPH0852611A JP19075494A JP19075494A JPH0852611A JP H0852611 A JPH0852611 A JP H0852611A JP 19075494 A JP19075494 A JP 19075494A JP 19075494 A JP19075494 A JP 19075494A JP H0852611 A JPH0852611 A JP H0852611A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- tool
- cutting edge
- deburring
- throw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Milling Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 工具本体11の先端部外周に形成されたチッ
プ取付座13にスローアウェイチップ14,15が着脱
自在に装着されている。このうち少なくとも一つは、円
形平板状のチップ本体19の少なくとも一方の側面19
aと円周面19cとの交差稜線部に円周状の切刃20が
形成された円形のバリ取り用チップ14であって、円周
面19cの一部をすくい面として工具回転方向側に向け
るとともに、一方の側面19aを逃げ面として工具先端
側に向けて装着されている。 【効果】 バリ取り用チップ14に高いチップ剛性を確
保して切刃20の欠損やチップ本体19の破損を防止
し、また一つのチップ14における切刃20の使用可能
回数を増加させ、チップ材の有効利用を図って経済性の
高いスローアウェイ式転削工具を提供することができ
る。
プ取付座13にスローアウェイチップ14,15が着脱
自在に装着されている。このうち少なくとも一つは、円
形平板状のチップ本体19の少なくとも一方の側面19
aと円周面19cとの交差稜線部に円周状の切刃20が
形成された円形のバリ取り用チップ14であって、円周
面19cの一部をすくい面として工具回転方向側に向け
るとともに、一方の側面19aを逃げ面として工具先端
側に向けて装着されている。 【効果】 バリ取り用チップ14に高いチップ剛性を確
保して切刃20の欠損やチップ本体19の破損を防止
し、また一つのチップ14における切刃20の使用可能
回数を増加させ、チップ材の有効利用を図って経済性の
高いスローアウェイ式転削工具を提供することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸線回りに回転される
工具本体にスローアウェイチップ(以下、チップと称す
る。)が着脱自在に装着されて切刃が提供された正面フ
ライス等のスローアウェイ式転削工具に関するものであ
る。
工具本体にスローアウェイチップ(以下、チップと称す
る。)が着脱自在に装着されて切刃が提供された正面フ
ライス等のスローアウェイ式転削工具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の正面フライス等による切削にお
いては、加工面にバリや送りマークが残って加工面精度
が劣化するのを防ぐため、バリ取り刃やさらい刃を設け
たものが提案されている。図6および図7は、このよう
な正面フライスの一例を示すものであって、軸線O回り
に回転される工具本体1の先端外周部に複数のチップ取
付座2…が形成され、これらのチップ取付座2…に主た
る切削を行うチップ3とバリ取り等を行うチップ(バリ
取り用チップ)4とがシート5およびクサビ部材6によ
って着脱自在に装着された構成となっている。
いては、加工面にバリや送りマークが残って加工面精度
が劣化するのを防ぐため、バリ取り刃やさらい刃を設け
たものが提案されている。図6および図7は、このよう
な正面フライスの一例を示すものであって、軸線O回り
に回転される工具本体1の先端外周部に複数のチップ取
付座2…が形成され、これらのチップ取付座2…に主た
る切削を行うチップ3とバリ取り等を行うチップ(バリ
取り用チップ)4とがシート5およびクサビ部材6によ
って着脱自在に装着された構成となっている。
【0003】ここで、これらの図に示す正面フライスで
は、主切削を行うチップ3は図6に破線で示すように略
正方形の平板状をなしていて、工具回転方向(図7にお
ける白抜き矢線方向)側から見て軸線Oに対して僅かに
傾斜して取り付けられており、工具外周側に延びる主切
刃7と工具先端側に位置する副切刃8とによって切削を
行う。一方、バリ取り用チップ4は図6に実線で示すよ
うに台形平板状を呈しており、やはり軸線Oに対して傾
斜して取り付けられている。そして、このチップ4は、
主切刃7と、軸線Oに直交する平面方向に延びるバリ取
り刃9とによって切削を行うようになされており、この
バリ取り刃9によって加工面のバリ等が削り取られて平
滑な加工面が得られるように図られている。
は、主切削を行うチップ3は図6に破線で示すように略
正方形の平板状をなしていて、工具回転方向(図7にお
ける白抜き矢線方向)側から見て軸線Oに対して僅かに
傾斜して取り付けられており、工具外周側に延びる主切
刃7と工具先端側に位置する副切刃8とによって切削を
行う。一方、バリ取り用チップ4は図6に実線で示すよ
うに台形平板状を呈しており、やはり軸線Oに対して傾
斜して取り付けられている。そして、このチップ4は、
主切刃7と、軸線Oに直交する平面方向に延びるバリ取
り刃9とによって切削を行うようになされており、この
バリ取り刃9によって加工面のバリ等が削り取られて平
滑な加工面が得られるように図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
バリ取り用チップ4としては、上述の台形平板状のもの
の他にも、例えば工具外周側に突出する凸状のバリ取り
切刃部を備えたものなども提案されているが、かかるバ
リ取り用チップ4は他の主切削を行うチップ3と同様
に、従来その厚さ方向を工具回転方向に向けて工具本体
1に取り付けられていたため、高いチップ剛性を確保す
ることが困難であるという問題があった。そして、この
ため、チップ4や切刃9に過大な切削負荷が作用した場
合、特に外周側に突出するバリ取り切刃部を備えたチッ
プなどでは、切刃に欠損が生じたり、チップ4が破損し
たりして、その寿命が著しく短縮されてしまうというお
それがあった。
バリ取り用チップ4としては、上述の台形平板状のもの
の他にも、例えば工具外周側に突出する凸状のバリ取り
切刃部を備えたものなども提案されているが、かかるバ
リ取り用チップ4は他の主切削を行うチップ3と同様
に、従来その厚さ方向を工具回転方向に向けて工具本体
1に取り付けられていたため、高いチップ剛性を確保す
ることが困難であるという問題があった。そして、この
ため、チップ4や切刃9に過大な切削負荷が作用した場
合、特に外周側に突出するバリ取り切刃部を備えたチッ
プなどでは、切刃に欠損が生じたり、チップ4が破損し
たりして、その寿命が著しく短縮されてしまうというお
それがあった。
【0005】また、このようなバリ取り用チップ4は、
図6や図7に示した台形状など概して特殊な形状となる
ため、一つのチップ4に形成可能なバリ取り刃9の刃数
が限られてしまい、実際には上記バリ取り用チップ4の
ようにバリ取り刃9を1つしか備えないものや、多くて
も2つ程度までのものが殆どであった。しかるに、この
ようなバリ取り用チップ4を備えたスローアウェイ式切
削工具では、このチップ4の1または2のバリ取り刃9
が摩耗したりした場合には、チップ4ごと交換しなけれ
ばならず、チップ材の有効利用という観点からは甚だ不
経済であった。さらに、上記正面フライスでは図6に示
すようにバリ取り用のチップ4のバリ取り刃9が工具本
体1の軸線Oに対する径方向に延びるように形成されて
いるため、バリ取り刃9が全体的に一度に被削材に喰い
付くような切削形態となり、これにより衝撃的な負荷が
バリ取り刃9に作用して欠損を一層助長するおそれもあ
った。
図6や図7に示した台形状など概して特殊な形状となる
ため、一つのチップ4に形成可能なバリ取り刃9の刃数
が限られてしまい、実際には上記バリ取り用チップ4の
ようにバリ取り刃9を1つしか備えないものや、多くて
も2つ程度までのものが殆どであった。しかるに、この
ようなバリ取り用チップ4を備えたスローアウェイ式切
削工具では、このチップ4の1または2のバリ取り刃9
が摩耗したりした場合には、チップ4ごと交換しなけれ
ばならず、チップ材の有効利用という観点からは甚だ不
経済であった。さらに、上記正面フライスでは図6に示
すようにバリ取り用のチップ4のバリ取り刃9が工具本
体1の軸線Oに対する径方向に延びるように形成されて
いるため、バリ取り刃9が全体的に一度に被削材に喰い
付くような切削形態となり、これにより衝撃的な負荷が
バリ取り刃9に作用して欠損を一層助長するおそれもあ
った。
【0006】本発明は、このような背景の下になされた
もので、バリ取りあるいはさらい刃として供されるチッ
プを備え、かかるチップの剛性の向上を図ることが可能
なスローアウェイ式切削工具を提供し、加えてこのバリ
取り用チップの切刃の使用可能回数を増大させるととも
に、衝撃的負荷が作用するのを回避することが可能なス
ローアウェイ式転削工具を提供することを目的としてい
る。
もので、バリ取りあるいはさらい刃として供されるチッ
プを備え、かかるチップの剛性の向上を図ることが可能
なスローアウェイ式切削工具を提供し、加えてこのバリ
取り用チップの切刃の使用可能回数を増大させるととも
に、衝撃的負荷が作用するのを回避することが可能なス
ローアウェイ式転削工具を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決してかか
る目的を達成するために、本発明の請求項1のスローア
ウェイ式転削工具は、軸線回りに回転される工具本体の
先端部外周に複数のチップ取付座が形成され、これらの
チップ取付座に切刃を備えたチップが着脱自在に装着さ
れてなるスローアウェイ式転削工具において、上記チッ
プのうち少なくとも一つを、平板状のチップ本体の少な
くとも一方の側面と周面の少なくとも一部との交差稜線
部に上記切刃が形成されたバリ取り用チップとし、この
バリ取り用チップを、上記周面の一部をすくい面として
工具回転方向側に向けるとともに、上記一方の側面を逃
げ面として工具先端側に向けて装着したことを特徴とす
るものである。また、請求項3のスローアウェイ式転削
工具は、上記請求項1の構成に加え、上記バリ取り用チ
ップを、上記チップ本体の側面が円形に形成されるとと
もに上記周面が円周面とされて、これらの側面と円周面
との円周状の交差稜線部に上記切刃が形成された円形チ
ップとしたことを特徴とする。
る目的を達成するために、本発明の請求項1のスローア
ウェイ式転削工具は、軸線回りに回転される工具本体の
先端部外周に複数のチップ取付座が形成され、これらの
チップ取付座に切刃を備えたチップが着脱自在に装着さ
れてなるスローアウェイ式転削工具において、上記チッ
プのうち少なくとも一つを、平板状のチップ本体の少な
くとも一方の側面と周面の少なくとも一部との交差稜線
部に上記切刃が形成されたバリ取り用チップとし、この
バリ取り用チップを、上記周面の一部をすくい面として
工具回転方向側に向けるとともに、上記一方の側面を逃
げ面として工具先端側に向けて装着したことを特徴とす
るものである。また、請求項3のスローアウェイ式転削
工具は、上記請求項1の構成に加え、上記バリ取り用チ
ップを、上記チップ本体の側面が円形に形成されるとと
もに上記周面が円周面とされて、これらの側面と円周面
との円周状の交差稜線部に上記切刃が形成された円形チ
ップとしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】上述の請求項1の構成のスローアウェイ式転削
工具では、バリ取り用チップの平板状のチップ本体が、
その周面の一部をすくい面として工具回転方向側に向け
るとともに一方の側面を逃げ面として工具先端側に向
け、これら一方の側面と周面の一部との交差稜線部に形
成された切刃がバリ取り用切刃あるいはさらい刃として
切削に供される。すなわち、このバリ取り用チップは、
その厚さ方向を工具軸線に平行な方向に沿わせて取り付
けられていて、いわゆる縦刃となっており、チップの上
記切刃から工具回転方向後方に向かう方向、つまり切刃
の切削負荷が作用する方向と、平板状のチップ本体の側
面の幅方向、つまりチップ本体の肉厚が大きくなる方向
とが一致しているため、高いチップ剛性を確保すること
が可能となる。なお、上記バリ取り等に用いられる切刃
は鋭い切れ味を備えていることが望ましく、従って上記
バリ取り用チップは、すくい面とされる上記周面の一部
と逃げ面とされる上記一方の側面とが切刃を介して鋭角
に交差するポジティブチップであることが望ましい。
工具では、バリ取り用チップの平板状のチップ本体が、
その周面の一部をすくい面として工具回転方向側に向け
るとともに一方の側面を逃げ面として工具先端側に向
け、これら一方の側面と周面の一部との交差稜線部に形
成された切刃がバリ取り用切刃あるいはさらい刃として
切削に供される。すなわち、このバリ取り用チップは、
その厚さ方向を工具軸線に平行な方向に沿わせて取り付
けられていて、いわゆる縦刃となっており、チップの上
記切刃から工具回転方向後方に向かう方向、つまり切刃
の切削負荷が作用する方向と、平板状のチップ本体の側
面の幅方向、つまりチップ本体の肉厚が大きくなる方向
とが一致しているため、高いチップ剛性を確保すること
が可能となる。なお、上記バリ取り等に用いられる切刃
は鋭い切れ味を備えていることが望ましく、従って上記
バリ取り用チップは、すくい面とされる上記周面の一部
と逃げ面とされる上記一方の側面とが切刃を介して鋭角
に交差するポジティブチップであることが望ましい。
【0009】また、上記請求項3の構成のように、この
バリ取り用チップとして円周状の切刃を有する円形チッ
プを用いて、その円形をなす一方の側面を逃げ面として
工具先端側に向けて工具本体に装着した場合には、この
一方の側面に逃げ角が与えられることにより、上記切刃
は工具回転方向側から見て工具先端側に膨らむ大きな曲
率半径の楕円状を呈することとなり、工具本体の送りに
伴いこの曲率半径の大きな切刃によって加工面が削り取
られることになるので、上記円形チップ以外の切刃によ
る切削でバリ等が生じても、このバリ等を除去して平滑
な加工面を得ることが可能となる。
バリ取り用チップとして円周状の切刃を有する円形チッ
プを用いて、その円形をなす一方の側面を逃げ面として
工具先端側に向けて工具本体に装着した場合には、この
一方の側面に逃げ角が与えられることにより、上記切刃
は工具回転方向側から見て工具先端側に膨らむ大きな曲
率半径の楕円状を呈することとなり、工具本体の送りに
伴いこの曲率半径の大きな切刃によって加工面が削り取
られることになるので、上記円形チップ以外の切刃によ
る切削でバリ等が生じても、このバリ等を除去して平滑
な加工面を得ることが可能となる。
【0010】しかも、このように円形チップをバリ取り
用チップとしたスローアウェイ式転削工具では、上記円
形チップに形成された円周状の切刃のうちバリ取り等に
供されるのは、工具回転方向側に位置する一部の円弧状
の部分だけとなるため、この部分が摩耗や損傷等により
使用不能となった場合には、該円形チップをその周回り
に適宜回転させて未使用の切刃部分を工具回転方向側に
位置させることにより、容易に新たな切刃を使用に供す
ることが可能となり、かつ一つのチップにおける切刃の
使用可能回数を従来に比べて数倍以上に増加させること
ができる。さらに、この場合には、切削に供される切刃
は工具先端側から見ても工具回転方向側に膨らむ楕円状
(略円弧状)となるため、切刃は最も工具回転方向に膨
らんだ部分から徐々に被削材に喰い付いてゆくこととな
り、これによって切刃に衝撃的な負荷が作用するのを防
止することができる。
用チップとしたスローアウェイ式転削工具では、上記円
形チップに形成された円周状の切刃のうちバリ取り等に
供されるのは、工具回転方向側に位置する一部の円弧状
の部分だけとなるため、この部分が摩耗や損傷等により
使用不能となった場合には、該円形チップをその周回り
に適宜回転させて未使用の切刃部分を工具回転方向側に
位置させることにより、容易に新たな切刃を使用に供す
ることが可能となり、かつ一つのチップにおける切刃の
使用可能回数を従来に比べて数倍以上に増加させること
ができる。さらに、この場合には、切削に供される切刃
は工具先端側から見ても工具回転方向側に膨らむ楕円状
(略円弧状)となるため、切刃は最も工具回転方向に膨
らんだ部分から徐々に被削材に喰い付いてゆくこととな
り、これによって切刃に衝撃的な負荷が作用するのを防
止することができる。
【0011】なお、このようにバリ取り用チップとして
円形チップを用いた場合、この円形チップの逃げ面とさ
れる上記一方の側面に与えられる逃げ角は、これが小さ
すぎると該一方の側面に十分な逃げが確保されなくなっ
てしまうおそれがあり、逆にこの逃げ角が大きすぎる
と、工具回転方向側から見て切刃が呈する上記楕円の曲
率半径が小さくなってしまい、平滑な加工面を得ること
ができなくなるおそれが生じる。このため、バリ取り用
チップに円形チップを用いた場合の上記一方の側面に与
えられる逃げ角、すなわちバリ取り用の切刃の逃げ角は
4〜15°に設定されるのが望ましい。
円形チップを用いた場合、この円形チップの逃げ面とさ
れる上記一方の側面に与えられる逃げ角は、これが小さ
すぎると該一方の側面に十分な逃げが確保されなくなっ
てしまうおそれがあり、逆にこの逃げ角が大きすぎる
と、工具回転方向側から見て切刃が呈する上記楕円の曲
率半径が小さくなってしまい、平滑な加工面を得ること
ができなくなるおそれが生じる。このため、バリ取り用
チップに円形チップを用いた場合の上記一方の側面に与
えられる逃げ角、すなわちバリ取り用の切刃の逃げ角は
4〜15°に設定されるのが望ましい。
【0012】また、この場合において、円形チップの一
方の側面の半径が大きすぎると、工具本体の大きさにも
よるが、当該円形チップは上述のように縦刃に取り付け
られているので、他のチップに干渉するおそれが生じ、
逆にこの半径が小さいと、上記と同じく工具回転方向か
ら見た切刃の曲率半径が小さくなるとともに、一つのチ
ップにおける切刃の使用可能回数が十分に増加されなく
なるおそれも生じる。このため、バリ取り用チップとし
て円形チップを用いた場合の円形をなす上記一方の側面
の半径は、3〜15mmに設定されるのが望ましい。
方の側面の半径が大きすぎると、工具本体の大きさにも
よるが、当該円形チップは上述のように縦刃に取り付け
られているので、他のチップに干渉するおそれが生じ、
逆にこの半径が小さいと、上記と同じく工具回転方向か
ら見た切刃の曲率半径が小さくなるとともに、一つのチ
ップにおける切刃の使用可能回数が十分に増加されなく
なるおそれも生じる。このため、バリ取り用チップとし
て円形チップを用いた場合の円形をなす上記一方の側面
の半径は、3〜15mmに設定されるのが望ましい。
【0013】
【実施例】図1ないし図5は、本発明の一実施例を示す
ものである。これらの図において、工具本体11はその
軸線O回りに回転される略円盤状をなしており、その外
周面には該工具本体11の先端面11Aに開口して工具
内周側に凹む複数のチップポケット12…が周方向に間
隔をおいて形成されていて、これらのチップポケット1
2…の工具回転方向(図中白抜き矢線方向)の後方側に
は、それぞれチップ取付座13…が形成されている。そ
して、これらのチップ取付座13…のうち少なくとも一
つのチップ取付座13Aにはバリ取り用チップ14が装
着されるとともに、他の残りのチップ取付座13B…に
は主たる切削を行う主チップ15…が装着されている。
なお、このバリ取り用チップ14は、工具本体11の大
きさや装着される主チップ15…の数にもよるが、1〜
4個程度が工具本体11の周方向に等間隔に配置される
ように装着するのが望ましい。
ものである。これらの図において、工具本体11はその
軸線O回りに回転される略円盤状をなしており、その外
周面には該工具本体11の先端面11Aに開口して工具
内周側に凹む複数のチップポケット12…が周方向に間
隔をおいて形成されていて、これらのチップポケット1
2…の工具回転方向(図中白抜き矢線方向)の後方側に
は、それぞれチップ取付座13…が形成されている。そ
して、これらのチップ取付座13…のうち少なくとも一
つのチップ取付座13Aにはバリ取り用チップ14が装
着されるとともに、他の残りのチップ取付座13B…に
は主たる切削を行う主チップ15…が装着されている。
なお、このバリ取り用チップ14は、工具本体11の大
きさや装着される主チップ15…の数にもよるが、1〜
4個程度が工具本体11の周方向に等間隔に配置される
ように装着するのが望ましい。
【0014】ここで、主チップ15は超硬合金等の硬質
材料から略正方形平板状に形成されており、その正方形
をなす一方の側面15aがすくい面とされるとともに、
この側面の周囲に配置される4つの周面15b…が逃げ
面とされ、これら側面15aと周面15bとの交差稜線
部にそれぞれ主切刃16が形成されている。なお、この
逃げ面とされる側面15bには、上記一方の側面15a
から他方の側面15c側に向かうに従いチップ内方に向
かう傾斜が与えられており、いわゆるポジティブチップ
とされている。
材料から略正方形平板状に形成されており、その正方形
をなす一方の側面15aがすくい面とされるとともに、
この側面の周囲に配置される4つの周面15b…が逃げ
面とされ、これら側面15aと周面15bとの交差稜線
部にそれぞれ主切刃16が形成されている。なお、この
逃げ面とされる側面15bには、上記一方の側面15a
から他方の側面15c側に向かうに従いチップ内方に向
かう傾斜が与えられており、いわゆるポジティブチップ
とされている。
【0015】また、チップ取付座13…のうち、この主
チップ15が装着されるチップ取付座13Bは、その工
具回転方向前方側のチップポケット12Aに連通して工
具内周側に凹むように形成された凹所とされており、こ
のようなチップ取付座13Bに工具回転方向側から順に
主チップ15、シート17、およびクサビ部材18を装
入して、図示しないクランプネジ等によってこのクサビ
部材18を工具内周側に締め込むことにより、主チップ
15が押圧されて工具本体11に固定されるようになさ
れている。そして、この取付状態において主チップ15
は、その一の切刃16が工具外周側に位置して工具先端
側から後端側に延びるように配置され、この切刃16に
よって主たる切削が行われるようになされている。な
お、この主チップ15は、その切削に供される工具外周
側の上記切刃16に工具本体11の軸線O方向および径
方向に正のすくい角が付されるように、かつ工具回転方
向側から見て該切刃16が先端側から後端側に向かうに
従い僅かに工具外周側に傾斜するように配置されてい
る。
チップ15が装着されるチップ取付座13Bは、その工
具回転方向前方側のチップポケット12Aに連通して工
具内周側に凹むように形成された凹所とされており、こ
のようなチップ取付座13Bに工具回転方向側から順に
主チップ15、シート17、およびクサビ部材18を装
入して、図示しないクランプネジ等によってこのクサビ
部材18を工具内周側に締め込むことにより、主チップ
15が押圧されて工具本体11に固定されるようになさ
れている。そして、この取付状態において主チップ15
は、その一の切刃16が工具外周側に位置して工具先端
側から後端側に延びるように配置され、この切刃16に
よって主たる切削が行われるようになされている。な
お、この主チップ15は、その切削に供される工具外周
側の上記切刃16に工具本体11の軸線O方向および径
方向に正のすくい角が付されるように、かつ工具回転方
向側から見て該切刃16が先端側から後端側に向かうに
従い僅かに工具外周側に傾斜するように配置されてい
る。
【0016】一方、上記バリ取り用チップ14もまた主
チップ15と同様に超硬合金等の硬質材料から形成され
ているが、その形状は本実施例では略円板状のチップ本
体19を備えた円形チップとされている。ただし、この
バリ取り用チップ14のチップ本体19の円形をなす両
側面19a,19bは、互いに同軸で、かつ一方の側面
19aの方が他方の側面19bよりも直径の大きな円と
なるように形成されている。従って、これら側面19
a,19bの周囲に配置される円周面19cは、側面1
9a側からチップ本体19の厚さ方向に沿って側面19
b側に向かうに従い漸次縮径する円錐面状に形成される
こととなり、すなわち当該チップ本体19は厳密には円
錐台状に形成される。そして、この円周面19cと上記
一方の側面19aとがなす円周状の交差稜線部にバリ取
り用の切刃20が形成されており、よってこのバリ取り
用チップ14もまたポジティブチップとされている。な
お、この円周状の切刃20の半径、すなわちチップ本体
19の円形をなす一方の側面19aの半径Rは、本実施
例では3〜15mmに設定されている。また、このバリ取
り用チップ14のチップ本体19の中央には、上記両側
面19a,19bの中心軸に沿って当該チップ本体19
をそのチップ厚さ方向に貫通するように取付穴21が形
成されている。
チップ15と同様に超硬合金等の硬質材料から形成され
ているが、その形状は本実施例では略円板状のチップ本
体19を備えた円形チップとされている。ただし、この
バリ取り用チップ14のチップ本体19の円形をなす両
側面19a,19bは、互いに同軸で、かつ一方の側面
19aの方が他方の側面19bよりも直径の大きな円と
なるように形成されている。従って、これら側面19
a,19bの周囲に配置される円周面19cは、側面1
9a側からチップ本体19の厚さ方向に沿って側面19
b側に向かうに従い漸次縮径する円錐面状に形成される
こととなり、すなわち当該チップ本体19は厳密には円
錐台状に形成される。そして、この円周面19cと上記
一方の側面19aとがなす円周状の交差稜線部にバリ取
り用の切刃20が形成されており、よってこのバリ取り
用チップ14もまたポジティブチップとされている。な
お、この円周状の切刃20の半径、すなわちチップ本体
19の円形をなす一方の側面19aの半径Rは、本実施
例では3〜15mmに設定されている。また、このバリ取
り用チップ14のチップ本体19の中央には、上記両側
面19a,19bの中心軸に沿って当該チップ本体19
をそのチップ厚さ方向に貫通するように取付穴21が形
成されている。
【0017】このバリ取り用チップ14が装着されるチ
ップ取付座13Aは、工具本体11の先端面11Aから
後端側に一段凹むように形成された底面13aと、この
底面13aから工具先端側に立ち上がる半円弧面状の壁
面13bとから画成された凹所とされ、その前方側のチ
ップポケット12Bに連通するように形成されている。
なお、このチップ取付座13Aの前方に位置するチップ
ポケット12Bは、主チップ15の前方に位置するチッ
プポケット12Aよりも工具内周側に大きく陥没するよ
うに形成されている。そして、上記円形のバリ取り用チ
ップ14はこのようなチップ取付座13Aに、そのチッ
プ本体19の上記他方の側面19bを上記底面13aに
密着させるとともに、上記円周面19cの一部(略半
分)を上記壁面13bに当接させて着座されており、さ
らに上記取付穴21に工具先端側から挿通された取付ネ
ジ22を上記底面13aに形成された取付ネジ穴(図示
略)に螺着して締め込むことにより、該チップ取付座1
3Aに固定されている。
ップ取付座13Aは、工具本体11の先端面11Aから
後端側に一段凹むように形成された底面13aと、この
底面13aから工具先端側に立ち上がる半円弧面状の壁
面13bとから画成された凹所とされ、その前方側のチ
ップポケット12Bに連通するように形成されている。
なお、このチップ取付座13Aの前方に位置するチップ
ポケット12Bは、主チップ15の前方に位置するチッ
プポケット12Aよりも工具内周側に大きく陥没するよ
うに形成されている。そして、上記円形のバリ取り用チ
ップ14はこのようなチップ取付座13Aに、そのチッ
プ本体19の上記他方の側面19bを上記底面13aに
密着させるとともに、上記円周面19cの一部(略半
分)を上記壁面13bに当接させて着座されており、さ
らに上記取付穴21に工具先端側から挿通された取付ネ
ジ22を上記底面13aに形成された取付ネジ穴(図示
略)に螺着して締め込むことにより、該チップ取付座1
3Aに固定されている。
【0018】しかして、これにより該バリ取り用チップ
14においては、上記一方の側面19aが工具先端側を
向いて逃げ面とされる一方、上記円周面19cのうち工
具回転方向側を向く部分がすくい面とされ、さらに円周
状の切刃20のうちこれら逃げ面とすくい面との交差稜
線部分の工具回転方向側を向く円弧状の切刃部分が切削
に供されることとなる。なお、図1に示すように、この
バリ取り用チップ14は、工具本体11の軸線O回りの
回転軌跡において工具外周側に位置して主たる切削に供
される主チップ15の上記切刃16よりも僅かに工具内
周側に位置するように配置されている。また、このバリ
取り用チップ14の切刃20の切削に供される部分は、
主チップ15の切削に供される切刃16の軸線O方向の
先端よりもさらに僅かに工具先端側に突出するように配
置されている。ここで、この主チップ15の切刃16の
先端に対するバリ取り用チップ14の切刃20の先端の
軸線O方向における突出量δは0.01〜0.3mm程度
に設定されるのが望ましく、本実施例では0.1mmとさ
れている。
14においては、上記一方の側面19aが工具先端側を
向いて逃げ面とされる一方、上記円周面19cのうち工
具回転方向側を向く部分がすくい面とされ、さらに円周
状の切刃20のうちこれら逃げ面とすくい面との交差稜
線部分の工具回転方向側を向く円弧状の切刃部分が切削
に供されることとなる。なお、図1に示すように、この
バリ取り用チップ14は、工具本体11の軸線O回りの
回転軌跡において工具外周側に位置して主たる切削に供
される主チップ15の上記切刃16よりも僅かに工具内
周側に位置するように配置されている。また、このバリ
取り用チップ14の切刃20の切削に供される部分は、
主チップ15の切削に供される切刃16の軸線O方向の
先端よりもさらに僅かに工具先端側に突出するように配
置されている。ここで、この主チップ15の切刃16の
先端に対するバリ取り用チップ14の切刃20の先端の
軸線O方向における突出量δは0.01〜0.3mm程度
に設定されるのが望ましく、本実施例では0.1mmとさ
れている。
【0019】さらに、上記チップ取付座13Aの工具先
端側を向く上記底面13aには、工具回転方向後方側に
向かうに従い軸線O方向後端側に向かうように傾斜して
形成されており、これに伴い該チップ取付座13Aに装
着されるバリ取り用チップ14の工具先端側を向く側面
19aも同様に工具回転方向後方側に向けて軸線O方向
後端側に傾斜して配置され、これにより上記逃げ面に逃
げ角αが与えられている。ここで、この逃げ角αは4〜
15°に設定されるのが望ましく、本実施例では4°に
設定されている。また、上述のように当該バリ取り用チ
ップ14のチップ本体19がポジティブチップとされる
ことにより、本実施例では逃げ面とされる側面19aに
このような逃げ角αを与えつつも、すくい面とされる円
周面19cは軸線O方向後端側に向かうに従い工具回転
方向後方側に向かって傾斜するように配置され、これに
よって切削に供される切刃20に正の軸方向すくい角β
が与えられるようになされている。
端側を向く上記底面13aには、工具回転方向後方側に
向かうに従い軸線O方向後端側に向かうように傾斜して
形成されており、これに伴い該チップ取付座13Aに装
着されるバリ取り用チップ14の工具先端側を向く側面
19aも同様に工具回転方向後方側に向けて軸線O方向
後端側に傾斜して配置され、これにより上記逃げ面に逃
げ角αが与えられている。ここで、この逃げ角αは4〜
15°に設定されるのが望ましく、本実施例では4°に
設定されている。また、上述のように当該バリ取り用チ
ップ14のチップ本体19がポジティブチップとされる
ことにより、本実施例では逃げ面とされる側面19aに
このような逃げ角αを与えつつも、すくい面とされる円
周面19cは軸線O方向後端側に向かうに従い工具回転
方向後方側に向かって傾斜するように配置され、これに
よって切削に供される切刃20に正の軸方向すくい角β
が与えられるようになされている。
【0020】このような構成のスローアウェイ式転削工
具においては、工具本体11をその軸線O回りに回転し
つつ該軸線Oに直交する方向に送ることにより、主チッ
プ15に形成された切刃16およびバリ取り用チップ1
4の切刃20によって被削材を切削してゆく。ここで、
両チップ14,15は軸線O回りの回転軌跡において主
チップ15の切刃16が工具外周側に配置され、バリ取
り用チップ14の切刃20がこれよりも工具内周側に配
置されるとともに軸線O方向先端側には僅かに突出する
ように配置されているため、主チップ15の切刃16に
より削り取られた加工面を、バリ取り用チップ14の切
刃20が切削してゆくような切削形態となる。
具においては、工具本体11をその軸線O回りに回転し
つつ該軸線Oに直交する方向に送ることにより、主チッ
プ15に形成された切刃16およびバリ取り用チップ1
4の切刃20によって被削材を切削してゆく。ここで、
両チップ14,15は軸線O回りの回転軌跡において主
チップ15の切刃16が工具外周側に配置され、バリ取
り用チップ14の切刃20がこれよりも工具内周側に配
置されるとともに軸線O方向先端側には僅かに突出する
ように配置されているため、主チップ15の切刃16に
より削り取られた加工面を、バリ取り用チップ14の切
刃20が切削してゆくような切削形態となる。
【0021】しかるに、上記構成のスローアウェイ式転
削工具では、このバリ取り用チップ14が、その円板状
をなすチップ本体19の一方の側面19aを工具先端側
に向け、つまり平板状のチップ本体19の厚さ方向を工
具本体11の軸線Oに平行な方向に沿わせて装着され
て、いわゆる縦刃の状態で工具本体11に取り付けられ
ており、言い換えると該バリ取り用チップ14は、その
直径方向が、切削に供される切刃20における工具回転
方向の接線方向に一致するように取り付けられることと
なる。従って上記構成のスローアウェイ式転削工具によ
れば、平板状(円板状)のチップ本体19において最も
肉厚が大きくなる直径方向と、切削時の負荷が切刃20
に作用する方向とが一致することとなる。このため、こ
のバリ取り用チップ14に高いチップ剛性を確保するこ
とが可能となり、たとえ過大な切削負荷が作用してもこ
れに抗して安定した切削を行うことができ、かかる負荷
によって切刃20に欠損が生じたり、バリ取り用チップ
14自体が破損したりするような事態を未然に防止する
ことが可能となる。
削工具では、このバリ取り用チップ14が、その円板状
をなすチップ本体19の一方の側面19aを工具先端側
に向け、つまり平板状のチップ本体19の厚さ方向を工
具本体11の軸線Oに平行な方向に沿わせて装着され
て、いわゆる縦刃の状態で工具本体11に取り付けられ
ており、言い換えると該バリ取り用チップ14は、その
直径方向が、切削に供される切刃20における工具回転
方向の接線方向に一致するように取り付けられることと
なる。従って上記構成のスローアウェイ式転削工具によ
れば、平板状(円板状)のチップ本体19において最も
肉厚が大きくなる直径方向と、切削時の負荷が切刃20
に作用する方向とが一致することとなる。このため、こ
のバリ取り用チップ14に高いチップ剛性を確保するこ
とが可能となり、たとえ過大な切削負荷が作用してもこ
れに抗して安定した切削を行うことができ、かかる負荷
によって切刃20に欠損が生じたり、バリ取り用チップ
14自体が破損したりするような事態を未然に防止する
ことが可能となる。
【0022】ところで、本実施例では、このバリ取り用
チップ14として円形チップが用いられており、このよ
うなバリ取り用チップ14が、そのチップ本体19の円
形をなす一方の側面19aを工具先端側に向けて逃げ面
とし、従ってこの側面19aに逃げ角αが与えられるよ
うに傾斜して取り付けられている。このため、該側面1
9aとすくい面とされる円周面19cとの交差稜線部に
形成される円周状の切刃20も、この円周に沿って工具
回転方向後方側に向かうに従い軸線O方向後端側に向か
うように傾斜して配置され、これにより該切刃20の切
削に供される工具回転方向側の円弧状の部分は、図5に
示すように工具回転方向側から見て工具先端側に膨らん
だ曲率半径の大きな楕円状を呈することとなり、このよ
うな切刃20によって主チップ15の切刃16による加
工面を切削することにより、本実施例のスローアウェイ
式転削工具によれば、主チップ15の切刃16による切
削においてバリ等が形成されても、これを切刃20によ
って削り落として平滑な加工面を得られるようになされ
ているのである。
チップ14として円形チップが用いられており、このよ
うなバリ取り用チップ14が、そのチップ本体19の円
形をなす一方の側面19aを工具先端側に向けて逃げ面
とし、従ってこの側面19aに逃げ角αが与えられるよ
うに傾斜して取り付けられている。このため、該側面1
9aとすくい面とされる円周面19cとの交差稜線部に
形成される円周状の切刃20も、この円周に沿って工具
回転方向後方側に向かうに従い軸線O方向後端側に向か
うように傾斜して配置され、これにより該切刃20の切
削に供される工具回転方向側の円弧状の部分は、図5に
示すように工具回転方向側から見て工具先端側に膨らん
だ曲率半径の大きな楕円状を呈することとなり、このよ
うな切刃20によって主チップ15の切刃16による加
工面を切削することにより、本実施例のスローアウェイ
式転削工具によれば、主チップ15の切刃16による切
削においてバリ等が形成されても、これを切刃20によ
って削り落として平滑な加工面を得られるようになされ
ているのである。
【0023】ここで、本実施例では、この円板状のバリ
取り用チップ14に形成された円周状の切刃20のう
ち、工具本体11への取付状態において使用可能とされ
るのは、工具回転方向側を向く略1/2円弧状の部分だ
けであり、しかも切刃20が上述のように傾斜して配置
されていることから、実際に切削に供されるのは工具回
転方向側かつ工具先端側に位置するさらに小さな円弧状
の部分だけとなる。従って、切削によりこの部分の切刃
20に摩耗や損傷が生じた場合には、取付ネジ22を緩
めて、切刃20の未使用の部分が上記工具回転方向側か
つ工具先端側に位置して切削に供されるようにチップ本
体19を適宜回転させ、再び取り付けネジ22を締め付
けて当該バリ取り用チップ14を固定することにより、
容易にバリ取り用の切刃20の切れ味等を回復すること
が可能である。
取り用チップ14に形成された円周状の切刃20のう
ち、工具本体11への取付状態において使用可能とされ
るのは、工具回転方向側を向く略1/2円弧状の部分だ
けであり、しかも切刃20が上述のように傾斜して配置
されていることから、実際に切削に供されるのは工具回
転方向側かつ工具先端側に位置するさらに小さな円弧状
の部分だけとなる。従って、切削によりこの部分の切刃
20に摩耗や損傷が生じた場合には、取付ネジ22を緩
めて、切刃20の未使用の部分が上記工具回転方向側か
つ工具先端側に位置して切削に供されるようにチップ本
体19を適宜回転させ、再び取り付けネジ22を締め付
けて当該バリ取り用チップ14を固定することにより、
容易にバリ取り用の切刃20の切れ味等を回復すること
が可能である。
【0024】そして、円周状の切刃20の全周を使用す
るまでには、このバリ取り用チップ14の大きさや逃げ
角α、突出量δにもよるが、8回程度の使い回しが可能
であることから、本実施例によれば、一つのチップで
1、2回の使い回ししかできなかった従来の転削工具に
比べ、その切刃の使用回数を数倍以上に増加させること
ができる。従って、上記構成のスローアウェイ式切削工
具によれば、このバリ取り用チップ14についてチップ
材の有効利用を図ることができ、バリ取り機能を備えつ
つも経済的に優れたスローアウェイ式転削工具を提供す
ることが可能となる。しかも、このバリ取り用チップ1
4としては、例えば旋削加工における外周倣い切削に用
いられるような円形チップを流用することが可能であっ
て、従来のように特殊形状のチップを用意する必要がな
いため、さらに経済性の向上を図ることができるという
利点も得られる。
るまでには、このバリ取り用チップ14の大きさや逃げ
角α、突出量δにもよるが、8回程度の使い回しが可能
であることから、本実施例によれば、一つのチップで
1、2回の使い回ししかできなかった従来の転削工具に
比べ、その切刃の使用回数を数倍以上に増加させること
ができる。従って、上記構成のスローアウェイ式切削工
具によれば、このバリ取り用チップ14についてチップ
材の有効利用を図ることができ、バリ取り機能を備えつ
つも経済的に優れたスローアウェイ式転削工具を提供す
ることが可能となる。しかも、このバリ取り用チップ1
4としては、例えば旋削加工における外周倣い切削に用
いられるような円形チップを流用することが可能であっ
て、従来のように特殊形状のチップを用意する必要がな
いため、さらに経済性の向上を図ることができるという
利点も得られる。
【0025】さらに、このバリ取り用チップ14の切刃
20の切削に供される部分は、工具先端側から見て図2
に示されるように工具回転方向側に膨らむ略円弧状をな
しており、このため上記切刃20部分は、その最も工具
回転方向側に位置する部位から被削材に徐々に喰い付い
てバリ等を削り落とすような切削形態となる。従って上
記構成のスローアウェイ式転削工具では、この切刃20
に衝撃的な負荷が作用するのを避けることができ、これ
と上述した高いチップ剛性とが相俟って一層確実に切刃
20の欠損等を防止することが可能となる。
20の切削に供される部分は、工具先端側から見て図2
に示されるように工具回転方向側に膨らむ略円弧状をな
しており、このため上記切刃20部分は、その最も工具
回転方向側に位置する部位から被削材に徐々に喰い付い
てバリ等を削り落とすような切削形態となる。従って上
記構成のスローアウェイ式転削工具では、この切刃20
に衝撃的な負荷が作用するのを避けることができ、これ
と上述した高いチップ剛性とが相俟って一層確実に切刃
20の欠損等を防止することが可能となる。
【0026】しかも、本実施例ではこのバリ取り用チッ
プ14がポジティブチップとされていて、チップ本体1
9のすくい面とされる円周面19cは円錐面状に形成さ
れており、このため切刃20の実際の刃先角、すなわち
該切刃20に切削負荷が作用する工具回転方向に沿って
計った切刃20の刃先角は、この切削に供される切刃2
0の最も工具回転方向側に位置する部位で最も大きく、
この部位から離間して切刃20に沿って工具回転方向後
方に向かうに従い漸次小さくなる。従って、このバリ取
り用チップ14の切刃20においては、最初に被削材に
喰い付く部位により高い刃先強度が与えられることとな
り、これによっても切刃20の欠損等を効果的に防ぐこ
とができるという利点を得ている。
プ14がポジティブチップとされていて、チップ本体1
9のすくい面とされる円周面19cは円錐面状に形成さ
れており、このため切刃20の実際の刃先角、すなわち
該切刃20に切削負荷が作用する工具回転方向に沿って
計った切刃20の刃先角は、この切削に供される切刃2
0の最も工具回転方向側に位置する部位で最も大きく、
この部位から離間して切刃20に沿って工具回転方向後
方に向かうに従い漸次小さくなる。従って、このバリ取
り用チップ14の切刃20においては、最初に被削材に
喰い付く部位により高い刃先強度が与えられることとな
り、これによっても切刃20の欠損等を効果的に防ぐこ
とができるという利点を得ている。
【0027】これらに加えて、本実施例ではこのバリ取
り用チップ14がポジティブチップとされて、切削に供
される切刃20に正のすくい角βが付されており、これ
によって切刃20に鋭い切れ味を与えることが可能とな
る。すなわち、このバリ取り用チップ14が除去しよう
とするバリは、主チップ15の切刃16による切削で加
工面上に削り残された小さく薄い突起物であり、従って
切刃20のすくい角が負角であったりすると、削り取る
と言うよりはバリをむしろ押し潰すような切削形態とな
ってしまってきれいに除去することができなくなるおそ
れがある。しかるに、本実施例では切刃20に正のすく
い角βが与えられて鋭い切れ味が確保されているので、
バリを確実に削り取って除去することが可能となり、上
述したような平滑な加工面を得ることができるのであ
る。
り用チップ14がポジティブチップとされて、切削に供
される切刃20に正のすくい角βが付されており、これ
によって切刃20に鋭い切れ味を与えることが可能とな
る。すなわち、このバリ取り用チップ14が除去しよう
とするバリは、主チップ15の切刃16による切削で加
工面上に削り残された小さく薄い突起物であり、従って
切刃20のすくい角が負角であったりすると、削り取る
と言うよりはバリをむしろ押し潰すような切削形態とな
ってしまってきれいに除去することができなくなるおそ
れがある。しかるに、本実施例では切刃20に正のすく
い角βが与えられて鋭い切れ味が確保されているので、
バリを確実に削り取って除去することが可能となり、上
述したような平滑な加工面を得ることができるのであ
る。
【0028】なお、本実施例では、このバリ取り用チッ
プ14の工具先端側を向いて逃げ面とされる一方の側面
19aを、工具回転方向後方側に向かうに従い軸線O方
向後端側に傾斜させて、該バリ取り用チップ14の切削
に供される切刃20に4°の逃げ角αが与えられるよう
に設定しているが、この逃げ角αが小さすぎると、上記
一方の側面19aに十分な逃げ量が確保されなくなって
逃げ面摩耗の進行を促し、チップ寿命の短縮を招くおそ
れが生じるため好ましくない。その一方で、逆にこの逃
げ角αが大きすぎると、工具回転方向側から見て切刃2
0がなす工具先端側に膨らむ楕円の曲率半径が小さくな
ってしまい、工具本体11の送りを小さくしなければ平
滑な加工面を得られなくなるおそれが生じるため、やは
り好ましくない。このため、このバリ取り用チップ14
の逃げ面とされる一方の側面19aに与えられる逃げ角
αは、上述の通り4〜15°に設定されるのが望まし
い。
プ14の工具先端側を向いて逃げ面とされる一方の側面
19aを、工具回転方向後方側に向かうに従い軸線O方
向後端側に傾斜させて、該バリ取り用チップ14の切削
に供される切刃20に4°の逃げ角αが与えられるよう
に設定しているが、この逃げ角αが小さすぎると、上記
一方の側面19aに十分な逃げ量が確保されなくなって
逃げ面摩耗の進行を促し、チップ寿命の短縮を招くおそ
れが生じるため好ましくない。その一方で、逆にこの逃
げ角αが大きすぎると、工具回転方向側から見て切刃2
0がなす工具先端側に膨らむ楕円の曲率半径が小さくな
ってしまい、工具本体11の送りを小さくしなければ平
滑な加工面を得られなくなるおそれが生じるため、やは
り好ましくない。このため、このバリ取り用チップ14
の逃げ面とされる一方の側面19aに与えられる逃げ角
αは、上述の通り4〜15°に設定されるのが望まし
い。
【0029】また、バリ取り用チップ14とされる円形
チップの大きさは、これが大きすぎると、工具本体11
の大きさにもよるが工具周方向に隣接する他の主チップ
15に干渉するおそれが生じ、このような干渉を避ける
ためには、両チップ14,15間の間隔を大きくしなけ
ればならなくなり、バリ取り用チップ14の前後で主チ
ップ15の一刃当たりの送り量が大きく変動して、却っ
て送りマーク等が形成されるおそれが生じ、好ましくな
い。一方、逆にバリ取り用チップ14が小さすぎると、
その逃げ面とされる一方の側面19aの半径R、すなわ
ち円周状の切刃20の半径も小さくなり、これによって
上記の場合と同様、工具回転方向側から見て切刃20が
なす楕円の曲率半径が小さくなって、平滑な加工面が得
られなくなるおそれが生じ、やはり好ましくない。ま
た、バリ取り用チップ14が小さくなると、取りも直さ
ずその切刃20も短くなるため、一つのチップにおける
切刃20の使用可能回数を増加させるのが困難となるお
それも生じる。このため、このバリ取り用チップ14の
大きさは、上述のように上記一方の側面19aの半径R
が3〜15mm程度の大きさに設定されるのが望ましい。
チップの大きさは、これが大きすぎると、工具本体11
の大きさにもよるが工具周方向に隣接する他の主チップ
15に干渉するおそれが生じ、このような干渉を避ける
ためには、両チップ14,15間の間隔を大きくしなけ
ればならなくなり、バリ取り用チップ14の前後で主チ
ップ15の一刃当たりの送り量が大きく変動して、却っ
て送りマーク等が形成されるおそれが生じ、好ましくな
い。一方、逆にバリ取り用チップ14が小さすぎると、
その逃げ面とされる一方の側面19aの半径R、すなわ
ち円周状の切刃20の半径も小さくなり、これによって
上記の場合と同様、工具回転方向側から見て切刃20が
なす楕円の曲率半径が小さくなって、平滑な加工面が得
られなくなるおそれが生じ、やはり好ましくない。ま
た、バリ取り用チップ14が小さくなると、取りも直さ
ずその切刃20も短くなるため、一つのチップにおける
切刃20の使用可能回数を増加させるのが困難となるお
それも生じる。このため、このバリ取り用チップ14の
大きさは、上述のように上記一方の側面19aの半径R
が3〜15mm程度の大きさに設定されるのが望ましい。
【0030】さらに、本実施例では主チップ15の切刃
16に対してバリ取り用チップ14の切刃20を工具先
端側に突出するように配置し、その突出量δを0.1mm
としたが、この突出量δが大きすぎると、バリ取り用チ
ップ14の切刃20による切り込み量が大きくなりすぎ
て該切刃20に作用する負荷が過大となり、逆に突出量
δが小さすぎると、切刃20の切削に供される部分が極
端に小さくなって、切刃の使用可能回数は増えるものの
平滑な加工面を得られなくなるおそれが生じる。このた
め、この突出量δについても、上述したように0.01
〜0.3mmの範囲に設定されるのが望ましい。
16に対してバリ取り用チップ14の切刃20を工具先
端側に突出するように配置し、その突出量δを0.1mm
としたが、この突出量δが大きすぎると、バリ取り用チ
ップ14の切刃20による切り込み量が大きくなりすぎ
て該切刃20に作用する負荷が過大となり、逆に突出量
δが小さすぎると、切刃20の切削に供される部分が極
端に小さくなって、切刃の使用可能回数は増えるものの
平滑な加工面を得られなくなるおそれが生じる。このた
め、この突出量δについても、上述したように0.01
〜0.3mmの範囲に設定されるのが望ましい。
【0031】一方、本実施例ではバリ取り用チップ14
を円形チップとして上述のような様々な効果を得ている
が、このような円形チップに限らずとも、多角形状等の
側面とその周りの周面との交差稜線部に切刃が形成され
た平板状のチップをバリ取り用チップとして用い、この
周面の一部をすくい面として工具回転方向側に向けると
ともに、上記側面を逃げ面として工具先端側に向けて、
いわゆる縦刃として工具本体11に装着し、これら周面
の一部と側面との交差稜線部分の切刃をバリ取り刃やさ
らい刃とするようにしてもよい。しかるに、このような
スローアウェイ式転削工具でも、上記バリ取り用チップ
において肉厚の大きくなるチップ本体の側面の幅方向
が、切刃に切削負荷が作用する方向と一致するため、こ
のバリ取り用チップに高いチップ剛性を確保して、切刃
の欠損やバリ取り用チップの破損を防止したりすること
が可能となる。また、このようなバリ取り用チップとし
て正多角形の平板状のチップを用いれば、例えば正方形
状のチップでは4回、正三角形平板状のチップでも3回
の切刃の使い回しが可能であるので、このようなバリ取
り用チップでも、1、2回程度の切刃の使い回ししかで
きない従来のバリ取り用チップなどに比べ、切刃の使用
可能回数を増加させてチップ材の有効利用による経済性
の向上を図ることが可能となる。
を円形チップとして上述のような様々な効果を得ている
が、このような円形チップに限らずとも、多角形状等の
側面とその周りの周面との交差稜線部に切刃が形成され
た平板状のチップをバリ取り用チップとして用い、この
周面の一部をすくい面として工具回転方向側に向けると
ともに、上記側面を逃げ面として工具先端側に向けて、
いわゆる縦刃として工具本体11に装着し、これら周面
の一部と側面との交差稜線部分の切刃をバリ取り刃やさ
らい刃とするようにしてもよい。しかるに、このような
スローアウェイ式転削工具でも、上記バリ取り用チップ
において肉厚の大きくなるチップ本体の側面の幅方向
が、切刃に切削負荷が作用する方向と一致するため、こ
のバリ取り用チップに高いチップ剛性を確保して、切刃
の欠損やバリ取り用チップの破損を防止したりすること
が可能となる。また、このようなバリ取り用チップとし
て正多角形の平板状のチップを用いれば、例えば正方形
状のチップでは4回、正三角形平板状のチップでも3回
の切刃の使い回しが可能であるので、このようなバリ取
り用チップでも、1、2回程度の切刃の使い回ししかで
きない従来のバリ取り用チップなどに比べ、切刃の使用
可能回数を増加させてチップ材の有効利用による経済性
の向上を図ることが可能となる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
少なくとも一方の側面と周面の少なくとも一部との交差
稜線部に切刃が形成された平板状のチップをバリ取り用
チップとして用い、このバリ取り用チップを、上記周面
の一部をすくい面として工具回転方向側に向けるととも
に、上記一方の側面を逃げ面として工具先端側に向けて
工具本体に装着することにより、高いチップ剛性を確保
して、切刃の欠損やチップの破損を防止することが可能
となる。そして、このバリ取り用チップとして円形チッ
プを用いることにより、この円形チップを適宜回転させ
て未使用の切刃を使用することで、一つのチップにおけ
る切刃の使用可能回数を増加させることができ、チップ
材の有効利用を図って経済性の高いスローアウェイ式転
削工具を提供することができるとともに、円弧状の切刃
によって徐々に切り込みが与えられることから、切刃に
衝撃的な負荷が作用するのを防ぐことができ、高いチッ
プ剛性が確保されることとも相俟って切刃に欠損等が生
じるのを効果的に防止することができる。
少なくとも一方の側面と周面の少なくとも一部との交差
稜線部に切刃が形成された平板状のチップをバリ取り用
チップとして用い、このバリ取り用チップを、上記周面
の一部をすくい面として工具回転方向側に向けるととも
に、上記一方の側面を逃げ面として工具先端側に向けて
工具本体に装着することにより、高いチップ剛性を確保
して、切刃の欠損やチップの破損を防止することが可能
となる。そして、このバリ取り用チップとして円形チッ
プを用いることにより、この円形チップを適宜回転させ
て未使用の切刃を使用することで、一つのチップにおけ
る切刃の使用可能回数を増加させることができ、チップ
材の有効利用を図って経済性の高いスローアウェイ式転
削工具を提供することができるとともに、円弧状の切刃
によって徐々に切り込みが与えられることから、切刃に
衝撃的な負荷が作用するのを防ぐことができ、高いチッ
プ剛性が確保されることとも相俟って切刃に欠損等が生
じるのを効果的に防止することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1に示す実施例のX方向視の底面図である。
【図3】図1に示す実施例のY方向視の側面図である。
【図4】図3におけるZ方向(側面19aに直交する方
向)視の底面図である。
向)視の底面図である。
【図5】図1に示す実施例の切刃16と切刃20の軸線
O回りの回転軌跡を示す図である。
O回りの回転軌跡を示す図である。
【図6】従来のさらい刃付きのスローアウェイ式転削工
具を示す断面図である。
具を示す断面図である。
【図7】図6に示す従来例の底面図である。
11 工具本体 13A,13B チップ取付座 14 バリ取り用チップ 15 主チップ 16 主チップの切刃 19 バリ取り用チップ14のチップ本体 19a バリ取り用チップ14の逃げ面とされる側面 19c バリ取り用チップ14のすくい面とされる円周
面 20 バリ取り用チップ14の切刃 α 切刃20の逃げ角 β 切刃20のすくい角 R 側面19aの半径 δ 切刃16に対する切刃20の工具先端側への突出量
面 20 バリ取り用チップ14の切刃 α 切刃20の逃げ角 β 切刃20のすくい角 R 側面19aの半径 δ 切刃16に対する切刃20の工具先端側への突出量
Claims (5)
- 【請求項1】 軸線回りに回転される工具本体の先端部
外周に複数のチップ取付座が形成され、これらのチップ
取付座に切刃を備えたスローアウェイチップが着脱自在
に装着されてなるスローアウェイ式転削工具において、
上記スローアウェイチップのうち少なくとも一つは、平
板状のチップ本体の少なくとも一方の側面と周面の少な
くとも一部との交差稜線部に上記切刃が形成されたバリ
取り用チップであって、このバリ取り用チップが、上記
周面の一部をすくい面として工具回転方向側に向けると
ともに、上記一方の側面を逃げ面として工具先端側に向
けて装着されていることを特徴とするスローアウェイ式
転削工具。 - 【請求項2】 上記バリ取り用チップは、すくい面とさ
れる上記周面の一部と逃げ面とされる上記少なくとも一
方の側面とが上記切刃を介して鋭角に交差するポジティ
ブスローアウェイチップであることを特徴とする請求項
1に記載のスローアウェイ式転削工具。 - 【請求項3】 上記バリ取り用チップは、上記チップ本
体の側面が円形に形成されるとともに上記周面が円周面
とされて、これらの側面と円周面との円周状の交差稜線
部に上記切刃が形成された円形チップであることを特徴
とする請求項1または請求項2に記載のスローアウェイ
式転削工具。 - 【請求項4】 上記円形チップの逃げ面とされる上記一
方の側面の逃げ角が4〜15°に設定されていることを
特徴とする請求項3に記載のスローアウェイ式転削工
具。 - 【請求項5】 上記円形チップの逃げ面とされる上記一
方の側面の半径が3〜15mmに設定されていることを特
徴とする請求項3または請求項4に記載のスローアウェ
イ式転削工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19075494A JP3348534B2 (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | スローアウェイ式転削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19075494A JP3348534B2 (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | スローアウェイ式転削工具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0852611A true JPH0852611A (ja) | 1996-02-27 |
| JP3348534B2 JP3348534B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=16263182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19075494A Expired - Fee Related JP3348534B2 (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | スローアウェイ式転削工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3348534B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011138950A1 (ja) | 2010-05-06 | 2011-11-10 | 株式会社タンガロイ | 切削用インサートおよび刃先交換式切削工具 |
| WO2014080708A1 (ja) | 2012-11-26 | 2014-05-30 | 住友電工ハードメタル株式会社 | フライス加工用切削インサート |
| US20140294522A1 (en) * | 2013-04-01 | 2014-10-02 | Rotary Technologies Corporation | Round wiper tooth and face mill incorporating the same |
-
1994
- 1994-08-12 JP JP19075494A patent/JP3348534B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011138950A1 (ja) | 2010-05-06 | 2011-11-10 | 株式会社タンガロイ | 切削用インサートおよび刃先交換式切削工具 |
| CN102905827A (zh) * | 2010-05-06 | 2013-01-30 | 株式会社钨钛合金 | 切削用刀片以及刃尖更换式切削工具 |
| WO2014080708A1 (ja) | 2012-11-26 | 2014-05-30 | 住友電工ハードメタル株式会社 | フライス加工用切削インサート |
| US10124425B2 (en) | 2012-11-26 | 2018-11-13 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | Milling cutting insert |
| US20140294522A1 (en) * | 2013-04-01 | 2014-10-02 | Rotary Technologies Corporation | Round wiper tooth and face mill incorporating the same |
| US9550240B2 (en) * | 2013-04-01 | 2017-01-24 | Rotary Technologies Corporation | Round wiper tooth and face mill incorporating the same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3348534B2 (ja) | 2002-11-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6127439B2 (ja) | 刃先交換式切削工具および切削インサート | |
| US4618296A (en) | Cutting tool and insert therefor | |
| JP5445700B2 (ja) | 切削用インサートおよび刃先交換式切削工具 | |
| WO2017122715A1 (ja) | 切削インサートおよび刃先交換式切削工具 | |
| JP4540764B2 (ja) | 切削工具 | |
| JP2008229745A (ja) | 切削インサートおよびインサート着脱式転削工具 | |
| JPH06297208A (ja) | 改良型の切削工具及びそのための切削用インサート | |
| JP5783025B2 (ja) | 切削インサートおよび刃先交換式エンドミル | |
| JP4779864B2 (ja) | スローアウェイチップおよびスローアウェイ式切削工具 | |
| EP0849021B1 (en) | Edge milling cutter with cutter inserts | |
| EP1281464B1 (en) | Serrated ball nose end mill insert | |
| JPH0852611A (ja) | スローアウェイ式転削工具 | |
| JPH11156625A (ja) | スローアウェイチップおよび該スローアウェイチップを装着したスローアウェイ式ボールエンドミル | |
| JP4562222B2 (ja) | スローアウェイ式エンドミル | |
| GB2146276A (en) | A cutting tool and an indexable insert therefor | |
| JP4142892B2 (ja) | 刃先交換式回転工具 | |
| JPS5841059Y2 (ja) | スロ−アウエイチツプ | |
| JP4449895B2 (ja) | スローアウェイチップおよびスローアウェイ式切削工具 | |
| JPS5841060Y2 (ja) | スロ−アウエイチツプ | |
| JPS5841058Y2 (ja) | スロ−アウエイチツプ | |
| JP2002192415A (ja) | スローアウェイ式カッター | |
| JP5315749B2 (ja) | インサート着脱式カッタ | |
| JP2501805Y2 (ja) | スロ―アウエイ式正面フライス | |
| JPH01321108A (ja) | スモールリリーフ付き切削工具 | |
| JP2002192416A (ja) | スローアウェイチップ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020813 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |