JPH0852663A - 高力ボルト締め付け方法 - Google Patents

高力ボルト締め付け方法

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JPH0852663A
JPH0852663A JP18740094A JP18740094A JPH0852663A JP H0852663 A JPH0852663 A JP H0852663A JP 18740094 A JP18740094 A JP 18740094A JP 18740094 A JP18740094 A JP 18740094A JP H0852663 A JPH0852663 A JP H0852663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
nut
tightening
strength bolt
rotation angle
Prior art date
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Pending
Application number
JP18740094A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Tsunoda
博 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Sangyou Co Ltd
Original Assignee
Murata Sangyou Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Sangyou Co Ltd filed Critical Murata Sangyou Co Ltd
Priority to JP18740094A priority Critical patent/JPH0852663A/ja
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】狭い場所での作業も可能で、且つ、水濡れ等に
よって左右させずに所望の締め付け軸力を確実に高力ボ
ルトに導入可能な締め付け方法を提供する。 【構成】トルクレンチ等によってナット4を回転させる
ことで、ボルト2を仮締めし、もって、接合部材1間を
密着させると共にボルト2やナット4のなじみをよくす
る。次に、ボルト2、ナット4、接合部材1に渡るマー
キングを実施する。次に、電動の回転角レンチ6を使用
し、ボルト2の先端部であるピンテール2aに反力をと
ってナット4を所定角度、120度だけ回転させてボル
ト2に所定の締め付けトルクを導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築部材間を高力ボル
トで接合する際における高力ボルトの締め付け方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、接合部材間を高力ボルトで締め
付ける方法としては、トルク法が広く採用されている。
このトルク法は、高力ボルトの先端部に形成したピンテ
ールが破断するまで締めつけることで、高力ボルトに所
定の締め付け軸力を導入するものである。
【0003】また、従来のナット回転法による締め付け
では、まず、プレセット型トルクレンチ等で所定トルク
までナットを回転させて接合部材間が密着するように仮
締めした後、本締めのためのナット回転量と共回りの有
無を確認するために、ボルト,ナット,座金,及び接合
部材を結ぶ線(マーキング)を引き、次いで、回転角レ
ンチで、隣のボルト等の突起物にぶつけて反力をとりつ
つ、仮締め及びマーキングを起点としてナットを所定角
度回転することにより、高力ボルトに所定の締め付け軸
力を導入せんとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記トルク法では、ト
ルク係数値を安定させる為に、ナットや座金表面に特殊
な潤滑剤を塗布する等の表面処理を施す必要がある。さ
らに、上記のように処理を施しても、経過年月,塵埃、
及び温度、水濡れなどによってトルク係数値に変動等が
生じて高力ボルトの締め付け軸力にバラツキが発生しや
すいという問題がある。
【0005】特に、建築における作業現場によっては、
仮締めをしてから本締めまでにかなりの日数がある場合
があり、その間に、水濡れや、塵埃、温度等の要因によ
ってナット等に塗布した潤滑剤の性能が変化してしま
う。このとき、一般には、設定した軸力以上、例えば設
定軸力より20%から30%大きな軸力が導入されない
とピンテールが破断しなくなり、導入される軸力が大き
すぎて、ボルトに伸びや切れ等の問題が発生する。従っ
て、トルク法を採用した場合には、屋外作業で且つ雨天
の日等にはボルトの締め付けが実施できない。
【0006】また、従来のナット回転法では、隣のボル
トや接合部材の突起部に反力をとってナットを所定回転
角度だけ回転するようにしているため、反力をとってい
る部材が変動したりすると、所望の回転角で締め付けが
実施されずに、高力ボルトに導入される締め付け軸力に
バラツキが生じやすい。また、隣のボルトやナットにぶ
つけて反力を取っているので、仮締めした隣のボルトが
緩むおそれがある。また、接合部材にぶつけて反力を取
ると、該接合部材が変位して接合部材の仮締め位置がず
れてしまうおそれもある。
【0007】さらに、従来のナット回転法は、対象とす
るボルトやナット以外に反力をとってナットを回転する
方式であるため、該ナットを回転する回転角レンチが大
型化せざるを得ない。このために、狭いところでの作業
がやりずらい。本発明は、上記のような問題点に着目し
てなされたもので、狭い場所での作業も可能で、且つ、
水濡れ等によって左右させずに所望の締め付け軸力を確
実に高力ボルトに導入可能な締め付け方法を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の高力ボルト締め付け方法は、高力ボルトに
所定の締め付け軸力を導入して接合部を締め付ける高力
ボルト締め付け方法であって、高力ボルトを所定トルク
まで仮締めした後、高力ボルトに螺合するナットを、該
高力ボルトのネジ部先端部に反力をとって所定回転角度
だけナット回転法により締め付けることを特徴としてい
る。
【0009】
【作用】ナット回転法は、ナットを締め付けることによ
ってボルトに一定の歪み(伸び)を与え、その量をナッ
トの回転量で判定することによりボルト軸力を推定し、
その大きさを一定に保とうという考えに基づいた方法で
ある。このナット回転角曲線(ナットの回転角とボルト
の軸力との関係を表した曲線)は、図5に示すように、
立ち上がり初期においては接合部材のなじみ等のために
曲線となるが、その後のボルト弾性域では直線関係を示
す。さらに、ナットを回転させるとボルトの変形は塑性
域に入り、ナットの回転角量の増加がボルト軸力にあま
り影響しなくなる。この間の角度で回転角を調整するこ
とにより、安定した締め付け軸力を導入せんとするもの
である。
【0010】なお、図5中,Δθで示した位置が付与す
るナット回転角の位置を示していて、該Δθの幅に比べ
て、ボルトの軸力の変化の幅が狭いことが図5から分か
る。このため、該ナット回転法を採用した場合には、変
動しやすいトルク係数値の影響がないため、トルク法の
ようにナット等に特殊な潤滑材を塗布する等の表面処理
を行うことなく安定した締め付け軸力が導入される。
【0011】また、本発明では、高力ボルトの先端部、
即ちボルト本体に反力をとるようにしたので、従来のよ
うに、隣のボルトや接合部材の突起部にぶつけて反力を
とる必要がなくなり、隣のボルトを緩めたり、接合部材
を変位させることがなく、しかも、設定したナット回転
角だけ確実に回転することが可能となる。また、該高力
ボルトの先端部に反力を取ることは、ナットを回転する
レンチの小型化にも繋がる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例について説明する。まず、図
1に示すように、カーテンウォール接合用のファスナー
等の接合部材1の各取付け穴に高力ボルト2を差し込
み、座金3を介してナット4を螺合させる。なお、図1
中,2aは、ボルトの先端部を構成するピンテールを、
2bは、破断溝をそれぞれ示している。
【0013】そして、プレセット型トルクレンチ等によ
ってナット4を回転させることで、ボルト2を仮締め
し、もって、接合部材1間を密着させると共にボルト2
やナット4のなじみをよくする。なお、この仮締めのト
ルクは、例えば、ねじの呼びがM16の高力ボルト2で
あれば約1000kgf.cm、ねじの呼びがM22の高力ボ
ルト2であれば約1500kgf.cmで実施する。
【0014】次に、図3に示すように、ボルト2、ナッ
ト4、接合部材1に渡るマーキング5を実施する。この
マーキング5は、本締めのためのナット回転量と、共回
りの有無を確認するためのものである。次に、電動の回
転角レンチ6を使用し、ボルト2の先端部であるピンテ
ール2aに反力をとってナット4を所定角度,例えば、
図4示すように、所定角度である120度だけ回転させ
てボルト2に所定の締め付けトルクを導入する。
【0015】なお、上記使用する回転角レンチ6は、例
えば、図2に示すように、同軸に配設された内筒6a及
び外筒6bを備え、内筒6aの下端内周面が、高力ボル
ト2のピンテール6aに同軸に係合して掛止可能な形状
となっていると共に、外筒6bの下端内周面が、ナット
4の側面に係合して掛止可能となっていて、該外筒6b
側が図示しない電動のステップモータ等によって設定し
た回転角度だけ回転可能に構成されている。
【0016】このように、本実施例では、ボルト2本体
に反力をとってナット4を回転するので、ボルト2に対
してナット4を確実に設定した回転角だけ回転させるこ
とが可能となる。また、従来のように他の部材にぶつけ
て反力をとっていないので、ボルト締め付けの際に、隣
のボルトや接合部材1に悪影響を与える必要がないと共
に、近くに反力を取れるような突起部がなくても確実に
ボルト2を締めつけることが可能となる。
【0017】また、上記のようにボルト2の軸に反力を
取っているので、従来のように他の部材にぶつけるため
のアームを張り出させることなどが不要となり、該ナッ
ト4を回転するための回転角レンチ6が、従来よりも小
型化して、ボルト締め付けの施工場所が狭くても、従来
よりも容易にボルト2の締め付けが可能となる。また、
ナット回転法を採用しているので、トルク法を採用した
場合に作業ができなかった雨天での施工が実施できる共
に、ナット4や座金3に特殊な潤滑材を塗布する等の表
面処理を施す必要もなくなり、施工効率が向上する。
【0018】なお、上記実施例では、既存の高力ボルト
2を使用した場合を想定して、ボルト2先端部に破断溝
2bを備えた高力ボルト2を採用して、ピンテール2a
に反力をとっているが、本実施例では該ピンテール2a
を破断する必要がないので、破断溝2bがない高力ボル
ト2を用意して接合部材1の接合を実施してもよい。こ
こで、既存の破断溝2bを備えた高力ボルト2を使用し
た場合、晴天等でナット等に水濡れ等がなくトルク係数
に変動が生じていない場合には、上記ナット回転法で締
め付けると、目的の回転角度になる前にピンテールが破
断して所定の締め付け軸力が導入され、また、晴天であ
っても万一,水濡れ等でトルク係数が変動していても、
設定した回転角度までしか締め付けないので、所定以上
の締め付け軸力がボルトに導入されることが回避され
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の高力
ボルト締め付け方法では、非常に狭い場所での作業が可
能となる共に、ナット回転法を採用することで、水濡
れ、結露、温度、天候等にあまり左右されずに締め付け
が実施できるため、屋外での作業であっても効率良く高
力ボルトの締め付けが実施できるという効果がある。
【0020】さらに、本願の高力ボルト締め付け方法を
採用することで、従来のナット回転法で発生する恐れの
あった、隣のボルトが緩んだり、接合部材の仮締め位置
が変位することが回避される共に、従来よりも正確に、
設定した回転角度でナットを回転可能となり、確実に所
定の締め付け軸力を導入可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の高力ボルトによる仮締め
状態を示す側面図である。
【図2】本発明に係る実施例の電動の回転角レンチでナ
ットを回転する状態を示す図である。
【図3】本発明に係る実施例の仮締め後のマーキングの
状態を示す平面図である。
【図4】本発明に係る実施例の本締め終了後のマーキン
グの状態を示す平面図である。
【図5】ナット回転角曲線を示す図である。
【符号の説明】
1 接合部材 2 高力ボルト 2a ピンテール(先端部) 3 座金 4 ナット 5 マーキング 6 回転角レンチ 6a 内筒 6b 外筒

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高力ボルトに所定の締め付け軸力を導入
    して接合部を締め付ける高力ボルト締め付け方法であっ
    て、高力ボルトを所定トルクまで仮締めした後、高力ボ
    ルトに螺合するナットを、該高力ボルトのネジ部先端部
    に反力をとって所定回転角度だけナット回転法により締
    め付けることを特徴とする高力ボルト締め付け方法。
JP18740094A 1994-08-09 1994-08-09 高力ボルト締め付け方法 Pending JPH0852663A (ja)

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JP18740094A JPH0852663A (ja) 1994-08-09 1994-08-09 高力ボルト締め付け方法

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JP18740094A JPH0852663A (ja) 1994-08-09 1994-08-09 高力ボルト締め付け方法

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JPH0852663A true JPH0852663A (ja) 1996-02-27

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JP18740094A Pending JPH0852663A (ja) 1994-08-09 1994-08-09 高力ボルト締め付け方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7735397B2 (en) 2007-06-01 2010-06-15 Junkers John K Fluid operated torque tool for and a method of tightening a nut on a plate on railroad crossings
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JPS62264872A (ja) * 1986-05-09 1987-11-17 新日本製鐵株式会社 ボルトの締付け方法

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