JPH085321Y2 - 金属ガスケットのビ−ド - Google Patents
金属ガスケットのビ−ドInfo
- Publication number
- JPH085321Y2 JPH085321Y2 JP1988109645U JP10964588U JPH085321Y2 JP H085321 Y2 JPH085321 Y2 JP H085321Y2 JP 1988109645 U JP1988109645 U JP 1988109645U JP 10964588 U JP10964588 U JP 10964588U JP H085321 Y2 JPH085321 Y2 JP H085321Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bead
- hole
- gasket
- bolt hole
- bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Gasket Seals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エンジンのシリンダヘッド用金属ガスケッ
トのシールビードの構造に関する。
トのシールビードの構造に関する。
金属ガスケットは、シールする穴の周囲を囲んで金属
薄板を一方の側に膨出させたループ状のビードを設け、
通常は複数の板を積層した形状ものであることは周知で
ある。そしてこの金属ガスケットをエンジンのシリンダ
ヘッドとシリンダボティとの間に装着するシリンダヘッ
ドガスケットとして使用する場合には、周知のように1
枚の金属板に、シリンダボア及びヘッドボルトを通すボ
ルト穴の外に冷却水用穴、潤滑油用穴、プッシュロッド
用穴など各種の穴を、通常複数個ずつ設ける必要があ
る。
薄板を一方の側に膨出させたループ状のビードを設け、
通常は複数の板を積層した形状ものであることは周知で
ある。そしてこの金属ガスケットをエンジンのシリンダ
ヘッドとシリンダボティとの間に装着するシリンダヘッ
ドガスケットとして使用する場合には、周知のように1
枚の金属板に、シリンダボア及びヘッドボルトを通すボ
ルト穴の外に冷却水用穴、潤滑油用穴、プッシュロッド
用穴など各種の穴を、通常複数個ずつ設ける必要があ
る。
前記ヘッドボルトの配置は、シリンダボアをシールす
るビードを最も効率よく締め付けるように配置されてい
る。したがって、その他の前記各穴に対しては、必ずし
も均等に締め付け力が得られるようには配置されていな
い。したがって、ボルト穴の近い部分と遠い部分とで締
付け力が不均一となる部位に開口する穴に設けたビード
では、ボルト締め付け時にビードを完全に潰し(圧縮
し)きらないうちに締め付けが終了してしまうという危
険がある。
るビードを最も効率よく締め付けるように配置されてい
る。したがって、その他の前記各穴に対しては、必ずし
も均等に締め付け力が得られるようには配置されていな
い。したがって、ボルト穴の近い部分と遠い部分とで締
付け力が不均一となる部位に開口する穴に設けたビード
では、ボルト締め付け時にビードを完全に潰し(圧縮
し)きらないうちに締め付けが終了してしまうという危
険がある。
このような場合、エンジン運転中に振動による荷重変
動や熱負荷によってビードの弾性力が弱り、該ビードが
潰れてボルト締付け力が低下する要因となり、シール性
能の悪化につながるという問題がある。
動や熱負荷によってビードの弾性力が弱り、該ビードが
潰れてボルト締付け力が低下する要因となり、シール性
能の悪化につながるという問題がある。
本考案は、前記問題に着目して成されたものであり、
エンジンのシリンダヘッド用金属ガスケットにおいて、
ガスケットの角部周辺側に設けた穴のシール性能は、該
穴に対しヘッドボルトの位置が偏在するために、締め付
け力が不均一になるので、かかるガスケットの角部周辺
側に設けた穴のシールを、長期間のエンジンの使用に対
しシール性能の劣化を防止する構造のビードを設けたシ
リンダヘッドガスケットを提供することを目的としてい
る。
エンジンのシリンダヘッド用金属ガスケットにおいて、
ガスケットの角部周辺側に設けた穴のシール性能は、該
穴に対しヘッドボルトの位置が偏在するために、締め付
け力が不均一になるので、かかるガスケットの角部周辺
側に設けた穴のシールを、長期間のエンジンの使用に対
しシール性能の劣化を防止する構造のビードを設けたシ
リンダヘッドガスケットを提供することを目的としてい
る。
以上の目的を達成するための本考案の金属ガスケット
のビードは、エンジンのシリンダヘッドガスケットの燃
焼室穴の周囲に設けたボルト穴の外側で、しかも、該ガ
スケットの角部周辺側に開口する穴を設け、該穴をシー
ルするビードを、該穴の周囲を取り囲み、前記ボルト穴
に近い側のビードより、遠い側のビードの幅を狭くし、
且つ、ビード高さを前記近い側の高さとほぼ同等又はそ
れ以下に形成し、ボルト穴に近い側のばね力を遠い側の
ばね力より弱くしたものである。
のビードは、エンジンのシリンダヘッドガスケットの燃
焼室穴の周囲に設けたボルト穴の外側で、しかも、該ガ
スケットの角部周辺側に開口する穴を設け、該穴をシー
ルするビードを、該穴の周囲を取り囲み、前記ボルト穴
に近い側のビードより、遠い側のビードの幅を狭くし、
且つ、ビード高さを前記近い側の高さとほぼ同等又はそ
れ以下に形成し、ボルト穴に近い側のばね力を遠い側の
ばね力より弱くしたものである。
ガスケットの角部周辺側に開口する穴の周囲に設けた
ビードの外側ボルト穴から遠い側の高さを、内側のビー
ドのボルト穴に近い側の高さより高く形成すると、前記
ビードを圧縮する際に、剛性がより弱くなるシリンダヘ
ッドの角部の先端側を押し上げる力が締め付け当初から
作用し、長期間使用する間にシリンダヘッドの角部が反
り返るおそれがある。したがって、振動や熱によるビー
ドの弾性力が弱まった場合に、ビードの外側からボルト
穴から遠い側のシール性能が低下するおそれがある。し
かしながら、前記構成の本考案のビードは、外側ボルト
穴から遠い側のビード高さを、ビード穴にボルト穴近い
側の高さとほぼ同様の高さとするか、又は、それ以下と
することにより、前記問題点を回避するように作用す
る。
ビードの外側ボルト穴から遠い側の高さを、内側のビー
ドのボルト穴に近い側の高さより高く形成すると、前記
ビードを圧縮する際に、剛性がより弱くなるシリンダヘ
ッドの角部の先端側を押し上げる力が締め付け当初から
作用し、長期間使用する間にシリンダヘッドの角部が反
り返るおそれがある。したがって、振動や熱によるビー
ドの弾性力が弱まった場合に、ビードの外側からボルト
穴から遠い側のシール性能が低下するおそれがある。し
かしながら、前記構成の本考案のビードは、外側ボルト
穴から遠い側のビード高さを、ビード穴にボルト穴近い
側の高さとほぼ同様の高さとするか、又は、それ以下と
することにより、前記問題点を回避するように作用す
る。
以下添付の図面を対照して一実施例により本考案を具
体的に説明する。
体的に説明する。
まず第3図に示す部分平面図によって本実施例の金属
ガスケットの全体的構成を説明する。シリンダヘッドガ
スケット1には、シリンダボアHc、ボルト穴Hb、冷却水
用穴Hw、潤滑油用穴Ho、プッシュロッド用穴Hpがそれぞ
れ所定の位置に設けられている。なお図の一点鎖線はビ
ード位置を示している。
ガスケットの全体的構成を説明する。シリンダヘッドガ
スケット1には、シリンダボアHc、ボルト穴Hb、冷却水
用穴Hw、潤滑油用穴Ho、プッシュロッド用穴Hpがそれぞ
れ所定の位置に設けられている。なお図の一点鎖線はビ
ード位置を示している。
そして該シリンダヘッドガスケット1は、通常は各種
の目的の金属板、例えば表面板、ビード板、厚み調整
板、圧縮高さ調整板などを積層し、通常はシールする穴
側の一方の表面板をもつ一方の上に折り返してシールす
る穴側に積層部分が露出しないようにしたり、グロメッ
トを設けたりして積層板間からシールする流体が漏洩し
ないようにするなど、通常の金属積層ガスケットの構成
とすることもできるし、1枚のビード板のみとしたり、
単に積層しただけのものとすることもできる。
の目的の金属板、例えば表面板、ビード板、厚み調整
板、圧縮高さ調整板などを積層し、通常はシールする穴
側の一方の表面板をもつ一方の上に折り返してシールす
る穴側に積層部分が露出しないようにしたり、グロメッ
トを設けたりして積層板間からシールする流体が漏洩し
ないようにするなど、通常の金属積層ガスケットの構成
とすることもできるし、1枚のビード板のみとしたり、
単に積層しただけのものとすることもできる。
本実施例のビード板2には、第1図に示すように、シ
リンダボアHcの周囲に設けたビード4及び潤滑油用穴Ho
の周囲に設けたビード6をそれぞれ設けている。
リンダボアHcの周囲に設けたビード4及び潤滑油用穴Ho
の周囲に設けたビード6をそれぞれ設けている。
シリンダボアHcは、第3図に示すように周囲にほぼ等
間隔でボルト穴Hbが設けられているので、ビード4は太
さを均一とした。また本実施例の場合プッシュロッド用
穴Hpにはビードを設けなかったが、当然必要に応じこの
部分に本考案を適用することができる。この場合、複数
のボルト穴Hbに接近している場合は、ばね力を弱くする
部分を複数とする。
間隔でボルト穴Hbが設けられているので、ビード4は太
さを均一とした。また本実施例の場合プッシュロッド用
穴Hpにはビードを設けなかったが、当然必要に応じこの
部分に本考案を適用することができる。この場合、複数
のボルト穴Hbに接近している場合は、ばね力を弱くする
部分を複数とする。
これに対して潤滑油用穴Hoに設けたビード6は第1図
に示すボルト穴Hbからの締め付けの影響を最も強く受け
る。したがって第1図に示すようにボルト穴Hbに近い側
aのビード幅d1を最も広く、高さh1を最も高く形成し、
遠い側bのビード幅d2を最も狭く、高さh2を最も低く
(d1>d2、h1>h2)形成した。
に示すボルト穴Hbからの締め付けの影響を最も強く受け
る。したがって第1図に示すようにボルト穴Hbに近い側
aのビード幅d1を最も広く、高さh1を最も高く形成し、
遠い側bのビード幅d2を最も狭く、高さh2を最も低く
(d1>d2、h1>h2)形成した。
ビード6の断面形状を円弧状とした場合には、ボルト
穴Hbに近い側aのビード6の曲率1/r1を小さく、またボ
ルト穴Hbから遠い側bのビード6の曲率1/r2を大きく
(1/r1<1/r2)とすることによってばね力を調整する。
前記のようにビードのばね力を変える手段は幅又は曲率
の変更のみではなく、単に幅を広くしたり、ビード高さ
を変化させたり、これらを組合せるなどによって実現す
ることができる。
穴Hbに近い側aのビード6の曲率1/r1を小さく、またボ
ルト穴Hbから遠い側bのビード6の曲率1/r2を大きく
(1/r1<1/r2)とすることによってばね力を調整する。
前記のようにビードのばね力を変える手段は幅又は曲率
の変更のみではなく、単に幅を広くしたり、ビード高さ
を変化させたり、これらを組合せるなどによって実現す
ることができる。
次に本実施例のシリンダヘッドガスケット1の動作を
第1図の場合について説明する。ビード6は、同じ板厚
のビードであってもボルト穴Hbからの締付ける力が強く
作用する前記aの部分は、力がより弱くなるbの部分よ
り容易に圧縮されるので、締め付けに対する抵抗は、b
の側がより影響することとなる。ところで、図1から理
解されるように、シリンダヘッドの幅は、図2のa側よ
りb側の剛性が遥かに低下している。しかしながら、本
実施例では、ビード6のa側の高さh1より、b側ビード
高さh2を僅かに低くしている。したがって、例えば、ア
ルミニウム合金製シリンダヘッドのように、材料強度の
低いエンジンの場合でも、シリンダヘッドの角部、即
ち、第2図のb側の反り返りに消費される締め付け力
を、可及的に減少させる。
第1図の場合について説明する。ビード6は、同じ板厚
のビードであってもボルト穴Hbからの締付ける力が強く
作用する前記aの部分は、力がより弱くなるbの部分よ
り容易に圧縮されるので、締め付けに対する抵抗は、b
の側がより影響することとなる。ところで、図1から理
解されるように、シリンダヘッドの幅は、図2のa側よ
りb側の剛性が遥かに低下している。しかしながら、本
実施例では、ビード6のa側の高さh1より、b側ビード
高さh2を僅かに低くしている。したがって、例えば、ア
ルミニウム合金製シリンダヘッドのように、材料強度の
低いエンジンの場合でも、シリンダヘッドの角部、即
ち、第2図のb側の反り返りに消費される締め付け力
を、可及的に減少させる。
したがって、将来荷重変動、熱負荷によりビード6が
材料的にへたりが生じた場合でも、ビード6が潰れてボ
ルトの締付け力が低下によるシール性能がて低下する危
険を防止することができる。
材料的にへたりが生じた場合でも、ビード6が潰れてボ
ルトの締付け力が低下によるシール性能がて低下する危
険を防止することができる。
以上説明したように本考案の金属ガスケットのビード
を構成したので、シリンダヘッドの剛性が低下する角部
に配置したビードが、角部先端側を押し上げてシリンダ
ヘッドを反り返させることなく、ボルトの位置が偏在す
るために不均一な締め付け力で、より均等にビードを圧
縮することができ、エンジンの振動及び熱による弾性力
の劣化による締め付け力の低下に対しても、シール性能
を維持することができる。
を構成したので、シリンダヘッドの剛性が低下する角部
に配置したビードが、角部先端側を押し上げてシリンダ
ヘッドを反り返させることなく、ボルトの位置が偏在す
るために不均一な締め付け力で、より均等にビードを圧
縮することができ、エンジンの振動及び熱による弾性力
の劣化による締め付け力の低下に対しても、シール性能
を維持することができる。
第1図は一実施例によるビード板の要部平面図、第2図
は第1図の要部断面図、第3図は第1図の実施例の金属
ガスケットの部分平面図である。 1…金属ガスケット、2…ビード板、6ビード、Hb…ボ
ルト穴、Ho…潤滑油用穴、r1,r2…ビード半径。
は第1図の要部断面図、第3図は第1図の実施例の金属
ガスケットの部分平面図である。 1…金属ガスケット、2…ビード板、6ビード、Hb…ボ
ルト穴、Ho…潤滑油用穴、r1,r2…ビード半径。
Claims (1)
- 【請求項1】エンジンのシリンダヘッドカスケットの燃
焼室穴の周囲に設けたボルト穴の外側で、しかも、該ガ
スケットの角部周辺側に開口する穴を設け、該穴をシー
ルするビードを、該穴の周囲を取り囲み、前記ボルト穴
に近い側のビードより、遠い側のビードの幅を狭くし、
且つ、ビード高さを前記近い側の高さとほぼ同等又はそ
れ以下に形成し、ボルト穴に近い側のばね力を遠い側の
ばね力より弱くした金属ガスケットのビード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988109645U JPH085321Y2 (ja) | 1988-08-23 | 1988-08-23 | 金属ガスケットのビ−ド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988109645U JPH085321Y2 (ja) | 1988-08-23 | 1988-08-23 | 金属ガスケットのビ−ド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0231363U JPH0231363U (ja) | 1990-02-27 |
| JPH085321Y2 true JPH085321Y2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=31346078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988109645U Expired - Lifetime JPH085321Y2 (ja) | 1988-08-23 | 1988-08-23 | 金属ガスケットのビ−ド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH085321Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62155375A (ja) * | 1985-12-27 | 1987-07-10 | Nippon Metal Gasket Kk | 金属ガスケツト |
-
1988
- 1988-08-23 JP JP1988109645U patent/JPH085321Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0231363U (ja) | 1990-02-27 |
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