JPH0853264A - 剥離紙付き粘着テープの剥離紙分離構造 - Google Patents

剥離紙付き粘着テープの剥離紙分離構造

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JPH0853264A
JPH0853264A JP6188264A JP18826494A JPH0853264A JP H0853264 A JPH0853264 A JP H0853264A JP 6188264 A JP6188264 A JP 6188264A JP 18826494 A JP18826494 A JP 18826494A JP H0853264 A JPH0853264 A JP H0853264A
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JP
Japan
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release paper
adhesive
base material
adhesive tape
separating
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JP6188264A
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Noriyuki Kamijo
紀幸 上條
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Seiko Epson Corp
King Jim Co Ltd
Original Assignee
Seiko Epson Corp
King Jim Co Ltd
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    • B32B43/006Delaminating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は剥離紙付き粘着テープの剥離紙を、
主として自動的に、または手動で、前記粘着テープを形
成する母材から分離、剥離する構造を提供する事を主た
る目的とし、更に該構造を極力簡素に、小型にまた前記
母材にダメージを与える事無く実行する事を目的として
いる。 【構成】 回転する粘着手段、叉は揺動、往復運動する
粘着手段を少なくも前記粘着テープの片面に押しつけ、
その後、該粘着手段を介して該粘着テープを構成する前
記母材、剥離紙を引き離す方向に力を加える事で、前記
粘着テープの前記母材と前記剥離紙を分離する構造。該
分離を容易にするため、粘着力の大小関係が重要構成要
素で、先端粘着、先端癖付け、微小剥離の手段を利用す
ると効果的。また、剥離後、分離爪の作用で前記要素が
前記粘着手段から再分離される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はいわゆるテープワープロ
等に用いられるテープ或いは、ハガキ等で用いられ、プ
ライバシー保護の為、記載内容を剥離可能な不透明な幅
広テープで覆う等、近年いろいろな分野で広く用いられ
ている、剥離紙付き粘着テープの剥離紙を容易に分離す
ることが可能な剥離紙付き粘着テープの剥離紙分離構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術について、周知のテープワー
プロに使用されている剥離紙付き粘着テープを例にとっ
て説明する。
【0003】テープワープロは、例えば周知のパイプフ
ァイル等の背表紙、壁や窓ガラスへ文字、画像等を表示
する際、前記テープワープロに専用テープを装着し、該
テープの表面にサーマルプリンター等で必要な文字、画
像等を印刷し、その後該テープを切断する。
【0004】該専用テープは剥離紙付き粘着テープと呼
ばれ、図1に示す様に、少なくとも、前記文字等が印刷
された母材2(通常は樹脂、紙等で構成されている)に
粘着剤4が薄く塗布され、その粘着剤4を挟んで裏面側
に剥離紙3が、前記母材2と前記粘着剤4間の粘着力よ
りも小さな粘着力で粘着している構造である。
【0005】前記専用テープ1は上記構成のため、前記
切断後、使用者は、該テープ1の裏面の剥離紙3を前記
粘着剤4から剥離し、該粘着剤付きの母材2を必要な箇
所に張り付けるだけで糊等を使用せずに美しい文字、画
像の印刷された表示を前記必要な場所にすることがで
き、簡便さ、仕上がりの良さから市場で好評を得てい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この剥
離紙付き粘着テープ1を必要な場所に貼る際、前述の如
く前記剥離紙3を剥す必要があるが、該テープ1の総厚
は0.1〜0.3mmと薄く、指先で前記母材2と剥離
紙3を剥す事は指の引っかかりが無い事から煩わしいも
のであった。
【0007】また、一部に、図11(a)に示すよう
に、テープ1を穴の明いた細い円柱60に挿入し、該円
柱60に巻き付け、その後該円柱60を直線的に元の方
向にスライドさせる。
【0008】この巻き付ける際、前記母材2と剥離紙3
の厚さによって巻取り半径に差を生じ、該両者間に滑り
が発生する等で粘着状態が弱くなり、さらに巻いてあっ
たものを前記円柱60を直線動作で復帰させることで図
11(b)に示すように前記母材2叉は剥離紙3を塑性
変形させて、該変形力で該両者を分離する構造の分離手
段も存在していたが、前記母材1上の印刷面を摩擦する
事で該印刷品質を損ない又、前記細い穴に前記テープ1
を通すことが煩わしい等の欠点を有すると共に、手動で
これらの動作をすることができても、機械的に自動的に
実施する事は構造的にまたパワー的に困難で小型のテー
プワープロには適当で無かった。
【0009】また、図11(b)に示すように印刷面を
有する母材2を大きく変形させると、母材表面の凹凸で
外観も悪く、貼付後、剥がれる可能性を増すという欠点
を有していた。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、 1、母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟んで層状に構成
された粘着テープの少なくも片面に、該粘着剤と前記母
材または剥離紙のうちの少なくとも一方との間の粘着力
よりも大きな粘着力の粘着手段を押し当て、その後該粘
着手段を前記両者のうちの他方から引き離すことで前記
母材と前記剥離紙を分離する構造。
【0011】2、母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟ん
で層状に構成された粘着テープの少なくも片面における
端部近傍に粘着手段を押し当て、その後該粘着手段を前
記両者のうちの他方から引き離すことで前記母材と前記
剥離紙を分離する構造。
【0012】3、母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟ん
で層状に構成された粘着テープの両面より粘着手段を押
し当て、その際、少なくも一方の粘着手段を前記粘着テ
ープの端部近傍に位置させ、該両者を互いに引き離すこ
とで前記母材と前記剥離紙を分離する構造。
【0013】4、母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟ん
で層状に構成された粘着テープの少なくも片面における
コーナー近傍に粘着手段を押し当て、その後該粘着手段
を前記両者のうちの他方から引き離すことで前記母材と
前記剥離紙を分離する構造。
【0014】5、母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟ん
で層状に構成された粘着テープの少なくも片面における
端部近傍に粘着手段を押し当て、その後該粘着手段を前
記両者のうちの他方から引き離す際、該端部叉は前記コ
ーナーより徐々に前記母材と前記剥離紙を分離する構
造。
【0015】6、母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟ん
で層状に構成された粘着テープの少なくも端部叉は、コ
ーナーを前記母材及び剥離紙と一体的に同方向に癖付け
し、その後、該部分またはその近傍に粘着手段を押し当
てた後、該粘着手段を前記母材叉は前記剥離手段から引
き離す事で該癖付け部分を分離のキッカケとして前記母
材と前記剥離紙を分離する構造。
【0016】7、前記粘着手段の幅を前記粘着テープの
幅より狭く構成し、該粘着手段を前記粘着テープの中心
に対して偏位させて配置した構造。
【0017】8、前記粘着手段が回転動作する構造。
【0018】9、前記粘着手段が往復叉は揺動する構
造。
【0019】10、母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟
んで層状に構成された粘着テープの少なくも片面に粘着
手段を押し当て、その後該粘着手段を前記両者のうちの
他方から引き離しする構造に於いて、該引き離し動作が
前記回転動作する構造にあっては、該粘着手段が一回転
する以前に該粘着手段と該粘着手段へ粘着していた前記
母材叉は前記剥離紙の一部を再分離する構造。
【0020】11、母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟
んで層状に構成された粘着テープの少なくも片面に粘着
手段を押し当て、その後該粘着手段を前記両者のうちの
他方から引き離しする構造に於いて、該引き離し動作が
前記往復叉は揺動する構造にあっては、該粘着手段が該
引き離し動作を完了する終端近傍で該粘着手段と該粘着
手段へ粘着していた前記母材叉は前記剥離紙の一部を再
分離する構造。
【0021】12、母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟
んで層状に構成された粘着テープの両面より粘着手段を
押し当て、その後、該両者を互いに引き離し、該引き離
し動作の終端近傍で該粘着手段と該粘着手段へ粘着して
いた前記母材及び前記剥離紙の一部を再分離する構造。
【0022】13、母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟
んで層状に構成された粘着テープの少なくも剥離紙側に
粘着手段を押し当て、その後該粘着手段を前記母材から
引き離すことで前記母材と前記剥離紙を分離する構造に
おいて、該剥離紙を前記母材から分離する際、該剥離紙
を塑性変形させる範囲まで分離させること。
【0023】14、母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟
んで層状に構成された粘着テープの両面より粘着手段を
押し当て、その際、少なくも一方の粘着手段を前記粘着
テープの端部近傍に位置させ、該両者を互いに引き離す
ことで前記母材と前記剥離紙を分離する構造において、
該剥離紙のみ塑性変形させる範囲まで分離させる構造。
【0024】15、回転中心を挟んで一方に粘着手段を
有し、他方に指掛け部を有する一対のレバーを組み合わ
せ、手動で揺動させる構造とし、前記粘着手段間に前記
母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟んで層状に構成され
た粘着テープを置いてこれを前記粘着手段で押圧し、そ
の後前記レバーを開いて前記剥離紙付き粘着テープの前
記母材と剥離紙を分離する構造。
【0025】16、回転中心を挟んで一方に粘着手段を
有し、他方に指掛け部を有する一対のレバーを組み合わ
せ、手動で揺動させる構造とし、前記粘着手段間に前記
母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟んで層状に構成され
た粘着テープを置いてこれを前記粘着手段で押圧し、そ
の後前記レバーを開いて前記剥離紙付き粘着テープの前
記母材と剥離紙を分離する構造で、少なくも前記粘着手
段の一方の一側部に前記粘着テープの位置決め手段を配
備したこと。
【0026】17、回転中心を挟んで一方に粘着手段を
有し、他方に指掛け部を有する一対のレバーを組み合わ
せ、手動で揺動させる構造とし、前記粘着手段間に前記
母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟んで層状に構成され
た粘着テープを置いてこれを前記粘着手段で押圧し、そ
の後前記レバーを開いて前記剥離紙付き粘着テープの前
記母材と剥離紙を分離する構造で、前記粘着テープの位
置決め手段を前記粘着手段と一体的に構成した事。
【0027】18、回転中心を挟んで一方に粘着手段を
有し、他方に指掛け部を有する一対のレバーを組み合わ
せ、手動で揺動させる構造とし、前記粘着手段間に前記
母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟んで層状に構成され
た粘着テープを置いてこれを前記粘着手段で押圧し、そ
の後前記レバーを開いて前記剥離紙付き粘着テープの前
記母材と剥離紙を分離する構造に於ける上記項3、6、
10、11、12、13、14項記載の構造。
【0028】19、母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟
んで層状に構成された粘着テープの少なくとも片面に、
該粘着剤と前記母材または剥離紙のうちの少なくとも一
方との間の粘着力よりも大きな粘着力の粘着手段を押し
当て、その後該粘着手段を前記両者のうちの他方から引
き離す事で前記母材と前記剥離紙を分離する構造に於い
て、前記粘着手段を前記粘着テープに押し当てる際、前
記粘着テープの幅をL、該粘着手段と前記テープ先端と
の間隔をdとするとき、d≦Lとした事を特徴とする剥
離紙付き粘着テープの剥離紙分離構造。
【0029】を特徴としている。
【0030】
【実施例】
(実施例1)本発明の実施例1に付いて図1、2を用い
て詳細に説明する。
【0031】図1は本発明に用いられる剥離紙付き粘着
テープ1の斜視図。図2は本発明による剥離紙付き粘着
テープの剥離紙分離構造を示す斜視図。
【0032】図中、1は周知の剥離紙付き粘着テープ
で、樹脂または紙で構成され表面に前記テープワープロ
等で印刷される母材2、該母材2と粘着する粘着剤4、
該粘着剤4と粘着する剥離紙3から構成されるが、周知
の通り前記剥離紙3と前記粘着剤4の粘着力は前記母材
2と前記粘着剤4の粘着力より弱めに設定されている。
これは一般的に前記剥離紙3の表面をシリコン処理する
等で達成されており、こうした構造により、使用者が剥
離紙3を母材2側から引き離す動作をする事により、該
母材2と粘着剤4の粘着はそのままで、剥離紙3のみ分
離することができる。
【0033】該テープ構造は本発明を実施するに当たっ
ても特別変更する必要は無い。
【0034】本発明の特徴的な所は、先ず該剥離紙付き
粘着テープ1をテープワープロ等に装着し、その母材2
の表面に必要文字、画像等を印刷する。そして、周知の
カッターで必要長さに切断する。
【0035】切断された該剥離紙付き粘着テープ1を該
テープワープロの指定の開口(図示せず)に挿入する。
すると図2に示すように該テープの挿入をセンサ(図示
せず)が検出し、周知のモーター、歯車等の駆動手段を
介してローラ5、6を矢印方向に回転させる。
【0036】該ローラ5、6の少なくも表面は粘着性を
有するゴム等の粘着手段で形成され、又、該両者間は前
記粘着テープ1の厚さより若干狭く配置されているため
該粘着テープ1が該ローラ間に導かれると該ローラ5、
6により圧接されながら進む。
【0037】このため、該剥離紙付き粘着テープ1の印
刷面を有する前記母材2がローラ5に粘着し、前記剥離
紙3がローラ6に粘着する。該母材2とローラ5の粘着
および前記剥離紙3とローラ6の粘着は前述の構成によ
りこれらの切り口の端面から始まり、前記ローラの最小
隙間部(前記ローラ5とローラ6の回転中心を結ぶ直線
上)を通過後、該ローラ5、6の表面距離が離れるに従
い前記剥離紙付き粘着テープ1も前記母材2と前記剥離
紙3が前記切り口の端面から徐々に分離されていく。
【0038】ここで、本効果を生み出すためには、少な
くとも前記剥離紙3と前記粘着剤4の粘着力及び、該剥
離紙3と該粘着手段6の粘着力、さらには前記母材2と
前記粘着手段5の粘着力の大小関係が重要である。
【0039】すなわち、これらの関係を式で表すと、前
記剥離紙3と前記粘着剤4の粘着力をF、該剥離紙3と
該粘着手段6の粘着力をP、前記母材2と前記粘着手段
5の粘着力をWとするとき、P ≧ F≦Wを満足する必
要がある。
【0040】この場合の粘着力は、単位面積当たりの粘
着力である場合と、これに各要素間の接触面積を掛けた
総粘着力で表す二つが考えられる。
【0041】このため、前記分離動作の際、該剥離紙
3、母材2の切り口の端面から前記粘着手段6、5の粘
着が始まらず、該粘着手段5叉は6と前記母材2叉は剥
離紙3の粘着開始部と前記端部との間にある間隔だけ粘
着されない部分があった場合でその間隔が一定間隔を超
えていた場合、前述の様に前記剥離紙3と前記粘着剤4
の単位面積当たりの粘着力が他の要素の単位面積当たり
の粘着力よりも小さく設定されていても、該粘着されな
い部分に相当する前記剥離紙3と前記粘着剤4の間隔に
相当する面積による総粘着力(該面積×単位面積当たり
の粘着力)の分、前記剥離紙3と前記粘着手段6の接触
面積に相当する総粘着力(接触面積×単位面積当たりの
粘着力)より大きくなってしまい、該分離構造を通過後
も前記剥離紙3と前記母材2が分離できないことが起こ
り得る。
【0042】この場合、前記粘着テープ1が該分離構造
を通過後も前記母材2と前記剥離紙3が分離されないま
ま、一方のローラ(粘着手段)に巻き付いてしまうか、
両方に巻き付かずに該粘着テープ1の剛性により直線的
に該分離構造から排出される。
【0043】本実施例1は前記剥離紙3と粘着手段6の
粘着、前記母材2と粘着手段5の粘着が共に前記剥離紙
付き粘着テープ1の切り口の端面から始まる構造を採用
しているため、前記剥離紙3と前記粘着剤4の粘着を前
記粘着手段6と前記剥離紙3の粘着により分離する際、
前記粘着剤4と前記剥離紙3の粘着面積を略0と最小と
する事ができるため、前述の様に前記粘着手段6と前記
剥離紙3の接触面積をある程度の値に設定しておけば、
前記それぞれの要素間の単位面積当たりの粘着力の関係
から、前記剥離紙3と前記粘着剤4の総粘着力より前記
剥離紙3と前記粘着手段6の総粘着力を大きな値に容易
に設定可能で、こうした場合、容易に前記母材2と前記
剥離紙3を図2の如く分離可能である。
【0044】これは該粘着手段5、6の少なくとも外周
部を粘着ゴム等の柔らかい弾性材で構成し、該弾性材を
前記テープ1の両側から押し当てるとき、該粘着ゴムの
弾性部が変形し、剛体で構成した構造に比較し、前記粘
着テープ1に対する接触面積が増加すると共に、前記分
離の際、該弾性部の復原力を利用できる効果の結果でも
ある。
【0045】前記剥離紙3と前記母材2の分離の際、前
記母材2の裏面に前記粘着剤4が付着した状態で分離さ
れる。これは前述した粘着剤4の前記母材2との間の粘
着力及び、該粘着剤4の前記剥離紙3間の粘着力の大小
関係の結果である。
【0046】また、これらの接触面積がそれぞれ等しい
設定の場合に於いても、前記剥離紙3と前記粘着剤4間
の単位面積当たりの粘着力が、前記母材2と粘着剤4の
単位面積当たりの粘着力、前記母材2と前記粘着手段5
間の単位面積当たりの粘着力、前記剥離紙3と粘着手段
6の単位面積当たりの粘着力よりも小さいことから本発
明の目的が達成される。
【0047】一般的には前述の通り前記剥離紙3はシリ
コン処理等の表面処理が施され、前記粘着剤4とは微少
な粘着力しか作用していないため前述した他の要素間の
粘着力もそれほど大きなものである必要は無く、例えば
周知の粘着ゴム等を前記粘着手段に採用するという余り
大きな粘着力(単位面積当たりの粘着力)でない材料を
利用可能となる。
【0048】また、実験によれば粘着ゴムの他、粘着材
付きの周知のセロファンテープ等を前記粘着手段として
採用しても同様な効果を有する。
【0049】こうして、前記剥離紙付き粘着テープ1は
実施例1に記載する該分離構造を通過する事で、大きな
力、無理な変形をさせずに容易に前記印刷された母材2
と前記剥離紙3を分離する事が可能となる。
【0050】また、図2に示し、詳述したように、該分
離構造は回転運動する粘着ゴム等の粘着手段5、6を対
向させて配置するだけの簡素な構造のため、コストも少
なく、例として説明したテープワープロ等の機器の小型
化にも影響を与える事がない。
【0051】図2には該分離構造に於いて、前記剥離紙
付き粘着テープ1の剥離紙3と前記母材2を前記手段で
分離した後、該剥離紙3と該母材2を前記粘着手段5、
6から再分離する手段として、分離爪7、8を配置して
いる。
【0052】図2に示されるように、前記粘着手段5、
6は前記剥離紙付き粘着テープ1の幅Lの中心位置でな
く、該幅方向Lの一側に偏位して配置し、該剥離紙付き
粘着テープ1の幅Lの他の側にできたスペースに前記分
離爪7、8を配置する構造を示しているがこれも本実施
例の大きな特徴の一つである。
【0053】なぜなら、こうする事で、該分離爪7、8
の先端は前記粘着手段5、6と干渉させる事無く前記母
材2、剥離紙3と確実に係合する事ができる。
【0054】もし該粘着手段5、6と該分離手段7、8
が前記粘着テープ1の幅L上の同一面上に位置していた
とすると、前記分離爪7、8の先端は前記粘着手段5、
6に対向して前記母材2、剥離紙3の厚さ(およそ0.
1mm前後)の隙間より少ない状態を保持し、該粘着手
段5、6と干渉せずに前記母材2、剥離紙3と係合する
必要がありこれは、関係要素のバラツキの大きさから信
頼性を大きく損なう結果となってしまう。
【0055】図2に示すように、本発明の構造によれ
ば、図の左側より前記剥離紙付き粘着テープ1をローラ
タイプの回転式粘着手段5、6の間に挿入すれば、前述
の如く連続的に、自動的に前記粘着テープ1を前記母材
2と剥離紙3に分離でき、その後、該分離された前記両
者を前記分離爪7、8の作用で連続的、自動的に前記粘
着手段5、6から再分離でき、従来の、手で分離してい
たものに比べ、また、従来例で説明した構造に比較して
使いやすいものとなる。
【0056】さらに本発明の実施例1の構成は簡素にし
て、信頼性の高い分離構造である。
【0057】こうして前記粘着手段5、6の回転運動で
連続的に供給される剥離紙付き粘着テープ1から機械的
に、自動的にまた、静粛に前記粘着剤4付き母材2と剥
離紙3に分離し、その後、該分離爪7、8により前記母
材2、前記剥離紙3は前記粘着手段5、6から連続的に
再分離され、該分離爪7、8の内側に沿って流れ出てい
く。
【0058】該テープワープロの使用者はこうして送り
出される分離された前記母材2を必要箇所に前記粘着剤
4を利用して張り付ければ良い。
【0059】本実施例で、前記粘着手段5と前記印刷面
を有する母材2の印刷表面が接触するが、従来例で説明
した、直線的に該印刷面を摩擦して変形させる作用は伴
わないため、該分離工程において、前記粘着手段5で前
記印刷品質を損なうという従来例の欠点は起こらず、更
に母材2が大きく変形する事はなく、美しい仕上がりが
得られる効果を有する。
【0060】実施例1の図2に示す構造を採用すれば、
前記母材2と前記剥離紙3を分離したまま別々に図2の
右端より取り出す事が可能で、これらは該粘着テープ1
の前記と反対側の端部まで分離された後に該母材2、剥
離紙3も前記粘着手段5、6から前記分離爪7、8で再
分離されるため最終的には前記粘着手段5、6には何も
残存せず、粘着手段5、6の連続使用が可能なほか、該
粘着手段5、6の耐久性も良い。
【0061】これは、該分離爪7、8を前記粘着テープ
の前記切り口端面が該粘着手段5、6を一周する位置に
対してその前の位置に配置した効果である。
【0062】一周した後では前記粘着手段5、6の表面
に前記母材2、剥離紙3が粘着したまま次に送られてく
る同一部材に巻き込まれていまい、該分離構造の連続使
用ができなくなってしまう。
【0063】また、該粘着テープ1の端面から前記母材
2と剥離紙3に分離する工程において、該端面は、該端
面カットされる時点で、互いに安定的に接着されている
状態がカットされる時の若干の変形、及び、その後、母
材2叉は剥離紙3に残る残留応力等により安定状態が乱
されているため、該母材2、剥離紙3間に若干の剥離が
生じている。
【0064】このため、該部分近傍を前記粘着手段5、
6で粘着し、その後該部分から分離する本発明の構造、
方式は極めて高い分離効果を生む。
【0065】(実施例2)図3、4を以て実施例2を説
明する。
【0066】実施例1は連続的に剥離紙付き粘着テープ
1を剥離する構造を説明したが、実施例1の様に連続的
に分離された母材2が送り出される構造は都合が良い反
面、前記母材2の一面に前記粘着剤4が露出したままの
状態であるため、あまり長いテープを、該構造によって
前記剥離紙3を剥離してしまったのでは、送り出された
粘着テープの母材2の取扱いが難しくなる。
【0067】なぜなら、取り出した直後に該粘着テープ
1に残る静電気、叉は該テープの重力、風等の作用で互
いに該母材1が粘着してしまい、使用不能になってしま
うからである。
【0068】本実施例では、カット長の長いテープに適
した剥離紙分離構造を述べる。
【0069】図3は主要部側面図で図の左方向より前記
剥離紙付き粘着テープ1が挿入され始めた状態を示し、
図4は図3の状態から該剥離紙付き粘着テープ1が送ら
れて該粘着テープ1が前記母材2と剥離紙3に分離され
た状態を示す側面図である。
【0070】動作に付いて説明する。
【0071】まず、図3に示すように分離構造の左側よ
り前記構造の剥離紙付き粘着テープ1を挿入する。図示
しないが該テープの挿入された事を検出する光センサ等
の作用で、それまでステップモータ60、60の軸に固
定され、図示する位置に停止していた粘着ゴム等で構成
される粘着手段5、6が矢印方向に回転し始める。これ
は前記の通り、光センサ等で該粘着テープ1の切り口の
端面を検出して、該端面が前記粘着手段5、6の外周エ
ッジe、eの近傍に来たときに行なわれるため、該回転
で該粘着手段5、6の外周の前記エッジe、eの近傍に
前記剥離紙付き粘着テープ1の前記切り口の端面が接触
して該粘着テープ1を水平方向に巻き込む。
【0072】このとき、該粘着手段5、6の外周間の隙
間は前記粘着テープ1の前記厚さよりも若干少なく構成
されているため、該粘着手段5、6は共に前記粘着テー
プ1を強く圧接する事となる。
【0073】該圧接で、前記粘着手段5、6と前記粘着
テープ1を構成する前記母材2、前記剥離紙3が粘着す
る。前記ステップモータ60、60の回転に伴い、図4
に示される状態となり、実施例1で述べたと同様の作用
で前記母材2は前記粘着手段5の外周に巻取られ、前記
剥離紙3は粘着手段6の作用で巻取られる。
【0074】そして、それぞれの位置関係が図4の状態
になったとき、(これは前記ステップモータのステップ
数で予め設定されていても良いし、また、前記と同様な
光センサで粘着テープ1の位置を検出してでも良いが)
前記粘着手段5、6の回転動作は停止する。
【0075】前記粘着テープ1の挿入時に前記粘着手段
5、6の前記エッジe、eと前記粘着テープ1の前記切
り口の端部の位置が図4の実線で示す状態(該エッジ
e、eと該端部がほぼ一致した状態)ならば、実施例1
で説明したと同様に、前記粘着テープ1の前記切り口の
端部が前記粘着手段5、6の回転軸を結ぶ直線上の前記
粘着手段5、6の外周の間の隙間を通過する以降の動作
で、該母材2と該剥離紙3はそれぞれ粘着手段5、6の
外周に粘着された状態でそれぞれ図4に示すように分離
されていく。このとき前記粘着剤4は前記母材2に粘着
したままである。
【0076】これは実施例1で述べたと同様に、該母材
2と前記粘着剤4間の単位面積当たりの粘着力が、前記
剥離紙3と該粘着剤4間の単位面積当たりの粘着力に比
較して大きな為であり、また、前記粘着手段5と前記母
材2間の単位面積当たりの粘着力の方が前記剥離紙3と
前記粘着剤4間の単位面積当たりの粘着力よりも大き
く、さらに、前記粘着手段6と前記剥離紙3の単位面積
当たりの粘着力の方が前記剥離紙3と前記粘着剤4間の
単位面積当たりの粘着力よりも大きな事による作用であ
る。
【0077】以上は単位面積当たりの粘着力の大小に付
いて述べたが、前述した通り、該単位面積当たりの粘着
力だけでなくそれぞれの接触面積との関係から、それぞ
れの動作状態に於けるそれぞれの接触面積と前記単位面
積当たりの粘着力を掛けた前記総粘着力も当然関係して
いる。
【0078】例えばもし、前記粘着テープ1の切り口の
端部が図4の想像線で示すように、前記粘着手段5、6
の前記エッジe、eよりもdだけ長く飛び出しており、
該d部分が前記粘着手段5、6に粘着されない自由状態
であった場合、この自由状態dの大きさによってはこの
図4に示す様に分離する事ができない場合がある。
【0079】これは前述した通り、何かの理由(設計的
な理由、構成要素のバラツキ結果等)で該自由状態dが
長すぎる場合、該粘着テープ1の先端部が前記粘着手段
5、6の前記最小隙間部を粘着せずに通過し、やがて前
記粘着手段5、6が該粘着テープ1と粘着を開始し、そ
の後の回転動作で該粘着剤4の付いた母材2と前記剥離
紙3を引き離そうとしても、該自由状態dに相当する前
記粘着剤4と前記剥離紙3間の面積が前記した状態(図
4に実線で示す)よりも増大している事となり、この面
積ため、該粘着手段5と前記母材2間の総粘着力(粘着
面積×単位面積当たりの粘着力)の方が前記粘着剤4と
前記剥離紙3間の総粘着力(粘着面積×単位面積当たり
の粘着力)より小さくなってしまい、また、前記粘着手
段6と前記剥離紙3間の総粘着力(粘着面積×単位面積
当たりの粘着力)の方が前記粘着剤4と前記剥離紙3間
の総粘着力(粘着面積×単位面積当たりの粘着力)より
小さくなってしまうことのどちらかの現象が生ずること
でからである。
【0080】これらのどの結果を生じても、該粘着テー
プ1は前記粘着手段5、6の一方の外周に巻き付いた
り、最悪の場合、該粘着テープ1はその剛性との関係も
含めて、どちらの粘着手段5、6にも粘着しない等から
結果的には、前記母材2と剥離紙3を互いに分離する事
はできない。
【0081】この問題を無くすには、該自由状態部dを
できる限り小さくする事が必要である。
【0082】以上の様にこれらの分離作用はそれぞれの
接触面積、また前述したそれぞれの要素の間の単位面積
当たりの粘着力により変動するが、発明者の実験結果か
らは、通常使用の粘着テープ1の場合で、前記粘着ゴム
を前記粘着手段に用いる場合にはおよそ、d≦粘着テー
プの幅L(図2に示す)であることが好ましい。
【0083】こうした条件下においては、前記粘着手段
の粘着ゴムの前記粘着力、前記粘着剤4の粘着力、これ
らの接触面積の実用上の大きさ等から、該分離構造を通
過させれば、前記粘着テープ1は通過後、前記母材2は
前記剥離紙3から好ましい状態で分離される。
【0084】該実施例2は図4で示される状態で前記粘
着手段5、6の回転は停止する為、該ステップモーター
60、60の一方を他方に対して軸間距離が遠ざかる方
向に移動し、前記最小隙間を前記粘着テープ1の厚さよ
りも大きくした後、該テープワープロの使用者が前記粘
着テープ1を該粘着テープ1の前記挿入方向と反対側に
引き戻す事により前記粘着手段5、6を逆転させて該粘
着手段5、6から再分離する事ができる。
【0085】こうした場合、前記実施例1と異なり、該
粘着テープ1の前記分離された部分は前記切り口の端部
近傍のみであり、他の部分は前記剥離紙3が付着したま
まの状態のため、実施例1に記載した静電気、重力、風
の作用で該テープ自信が互いに粘着してしまうことは防
止される。
【0086】更に、前述した如く、分離爪7、8を前記
端部の停止位置の手前で、且つ該分離爪の先端と前記粘
着手段5、6の回転中心までの距離を、前記粘着手段
5、6の外径R1,R2よりも若干大きく構成しておく
ことにより、該粘着手段5、6の停止以前に該粘着手段
5、6から前記母材2、剥離紙3を再分離する事がで
き、こうしておけば前記粘着テープ1と該粘着手段5、
6間の接触面積の減少による粘着力の低下のため前記粘
着テープ1を前記挿入方向と反対方向に引き出さなくと
も、該粘着テープ1を図4の紙面の厚さ方向に左端部を
スライド移動する事で容易に該粘着テープの前記先端を
前記分離したまま、該粘着テープ1を該分離構造から取
り出すことができる。
【0087】このとき、該粘着テープ1の前記母材2、
剥離紙3は前記粘着手段5、6の外周に巻き取られ、僅
かに、それぞれ反対方向に塑性変形している状態なの
で、該分離構造から取り出された後も、該塑性変形によ
り出来た隙間部を利用して、容易に指を掛けて前記両者
を分離する事ができる。
【0088】こうして粘着テープ1を該分離構造から取
りだした後、使用者は前記作用で先端部が分離された剥
離紙3を容易に剥すことができ、前記表面に印刷された
母材2を必要箇所に貼る事ができる。
【0089】また、従来例に対する効果も実施例1で述
べたと同様である。
【0090】(実施例3)図5を以て実施例3を説明す
る。
【0091】図5は粘着テープ1と図2に示したと同様
な回転式粘着手段5の関係を示した平面図で、該粘着手
段5はローラ70の外周に図示する如く螺旋的に配置さ
れている。
【0092】ハッチング線で囲んだ粘着手段5の部分が
前記粘着テープ1に該ローラ70の下方で対向してお
り、こうして配置された粘着手段5が矢印方向に回転す
る事で前記粘着手段5が前記粘着テープ1の母材2の面
をコーナーPの部分から分離動作する事となる。
【0093】こうした場合、該Pの部分は前記粘着剤4
と剥離紙3の接触面積が最も少ない状態であり、前記粘
着手段5と前記母材2の接触面積との関係からそれぞれ
の総粘着力(それぞれの接触面積×それぞれの単位面積
当たりの粘着力)に前述した大小関係が生じ易くなるた
め、該コーナーPの部分から容易に前記剥離紙3が前記
粘着剤4から分離していく。
【0094】また、該コーナー部は前述の前記母材2と
剥離紙3の接着状態が不安定で有るため、該部分が分離
のキッカケと成り易いということも有利に作用してい
る。
【0095】この場合、前記剥離紙3側の粘着手段
(6)も剥離紙3との関係を図5に示す状態にしてお
き、このローラの回転を前記ローラ70の回転方向と反
対に構成すれば、該剥離紙3と前記粘着手段(6)の関
係も図5と同様の構成となり、より効果的である。
【0096】しかし、本発明の以上に説明したどの実施
例による分離構造においても、必ずしも前記粘着手段
5、6の両者を設置する必要はない。
【0097】なぜなら、その一方の例えば、前記粘着テ
ープ1の前記母材2叉は前記剥離紙3を機械的な爪等で
挟んで固定し、叉は真空を利用した構造で吸着して固定
し、その他方のみ前記粘着手段5叉は6で前記粘着作用
で分離する構造であっても良い。
【0098】これらの様に構成する事で、確実に簡単に
前記母材2と前記剥離紙3を分離可能となる。 (実施例4)実施例4について図6、7、8を以て詳細
に説明する。
【0099】図6は揺動式の粘着手段を有する分離構造
を示す組立側面図で前記粘着テープ1を装着した後、該
粘着テープ1を挟み込んだ状態を示し、図7は図6の状
態から前記粘着テープ1の前記母材2と前記剥離紙3を
分離した状態を示している組立側面図。図8は図6、7
の応用例を示す平面図である。
【0100】図中、10はレバーで先端部には粘着ゴム
等の粘着手段11が固定され、反対側の端部は軸係合し
ている。
【0101】12もレバーで先端部に粘着手段13が固
定され、他方の端部は前記レバー10と同様に軸係合し
ている。これらのレバーはそれぞれ引っ張りバネを介し
て図示するように該テープワープロ等の機器のハウジン
グ30の一部に係合しており、該分離構造に前記粘着テ
ープ1が挿入されていない通常状態では、図6に実線で
示す位置に安定している。
【0102】該分離構造に前記粘着テープ1が挿入さ
れ、該テープの前記切り口の端部がハウジング30のテ
ープ位置決め手段31に当接する位置になると、光セン
サ等の作用でレバー駆動手段20、21が前記引っ張り
バネの力に抗して前記レバー10、12を駆動する。
【0103】こうして、前記レバー10、12、粘着手
段11、13は想像線で示される状態になり、該粘着手
段11、13が前記粘着テープ1を挟み込む。
【0104】その後、一定時間後に前記レバー駆動手段
20、21が図6の実線位置に復帰する事で図7に示す
ように前記レバー10、12も前記引っ張りバネの作用
で前記位置に復帰するが、前記粘着テープ1を挟み込ん
だ時、前記粘着手段11、13は前記粘着テープ1の前
記母材2、剥離紙3を粘着して前記実施例で説明した作
用でこれらを分離している。
【0105】前記挟み込みの際、図6に示すように前記
粘着テープ1の位置決め手段である31と前記挟み込み
動作中の前記粘着手段11、13が干渉しないようにこ
れらの間に間隔dを設定している。
【0106】そして、前記母材2と前記粘着手段11の
粘着範囲外に位置する前記自由端部d、及び前記剥離紙
3と前記粘着手段13の粘着範囲外に位置する同様の自
由端部dを利用して図7に示すようにこれら要素をそれ
ぞれの粘着手段11、13から再分離するための分離爪
32、33を前記ハウジング30の一部に設けている。
【0107】こうする事で図7に示すように前記レバー
10、12が元の位置に復帰した状態では、前記母材2
と前記剥離紙3は前記粘着手段11、13からその一部
を再分離された接触面積の小さな状態となり、この状態
で前記粘着テープ1を図7の左方向に使用者が引き出す
とき、前記母材2、前記剥離紙3が前記それぞれの粘着
手段11、13から容易に再分離可能となり、使いやす
い分離構造を提供可能となる。
【0108】該構造に於いて、前記粘着手段11、13
を前記レバー10、12の回転中心から右方に離れた先
端部に配置し、該レバーの回転中心の左方から前記粘着
テープ1を挿入し、該挿入端部を前記粘着手段11、1
3に圧接後、該粘着手段11、13の粘着力を利用して
前記母材2、前記剥離紙3を分離するものであるが、該
圧接後の前記レバー10、12及び粘着手段11、13
の復帰動作の際、該粘着手段11、13は前記回転中心
から遠い先端部の方が前記回転中心から近い他端部より
動作量が大きい。
【0109】なぜなら、該粘着手段11、13が前記回
転中心を中心として回転する際、同じ回転角を回転して
も該回転中心から離れている側の方が移動量が大きい事
による効果であるが、この様に配置する事で、前記復帰
動作開始時点では前記粘着テープ1の前記切り口の先端
部側から前記粘着手段11、13が前記母材2と前記剥
離紙3を分離する事となり、この場合、前記実施例でも
述べたように前記粘着剤4と剥離紙3の接触面積がdに
相当する面積と、該面積の少ない状態で行なわれる。
【0110】もし前記回転中心から近い側から分離動作
が行なわれる場合、図6の前記粘着手段11叉は13の
長さと前記自由端部dを加算された面積に相当する総粘
着力が発生する事となり、該分離作用は前記した条件を
満たすよう構成すれば不可能ではないが、前記粘着手段
11と前記母材2、叉は前記粘着手段13と前記剥離紙
3間の総粘着力を大きくする必要がある。
【0111】これら分離動作は前述の如くそれぞれの要
素間の接触面積に於いて、前記粘着手段11と前記母材
2、及び前記粘着手段13と剥離紙3のそれぞれの総粘
着力を前記dを含む粘着剤4と剥離紙3の総粘着力より
大きく設定しておく事で、これら要素は容易に分離され
る。
【0112】しかし、これがより確実に達成されるには
前述した通り、前記自由端部dの長さは前記粘着テープ
1の幅L(図2に示す)に対し、d≦Lの関係が好まし
い。
【0113】前述した如く、該自由端部dが大きすぎる
と、前記粘着剤4と前記剥離紙3の接触面積がdに相当
する量大きくなり、前記粘着手段11、13の前記分離
動作の際、該粘着剤4と前記剥離紙3間の単位面積当た
りの粘着力が前記粘着剤4と前記母材2の単位面積当た
りの粘着力に対し、また、前記粘着手段11、13と前
記母材2及び前記剥離紙3間の単位面積当たりの粘着力
に対して弱いものであったとしても、面積を考慮にいれ
た前記粘着剤4と剥離紙3の総粘着力の方が、他の前記
粘着手段11、13と前記母材2及び前記剥離紙3間の
総粘着力に対して大きなものとなってしまい、前記母材
2と前記剥離紙3を分離できなくなってしまう。
【0114】したがって、通常の粘着力を有する粘着テ
ープ1、粘着ゴム程度の粘着力を有する粘着手段11、
13を使用する場合、前記d≦Lの条件は実験的に重要
な作用を成す。
【0115】図8に実施例4の構造の応用例を示す。
【0116】前記dが存在すると、上記剥離紙3と前記
粘着剤4間の前記総粘着力と前記粘着手段11と母材2
間の総粘着力の大小関係、及び前記剥離紙3と前記粘着
剤4間の総粘着力と前記粘着手段13と剥離紙3間の総
粘着力の大小関係を前記条件内に保持する事ができない
場合には、図8に示すように前記粘着手段11を前記粘
着テープ1の一方に偏位させて配置し、該粘着テープ1
のコーナーP部分から分離動作が始まるように設定する
事が望ましい。
【0117】こうする事で、該粘着テープ1を構成する
前記母材2、前記剥離紙3を前述した各構成要素の接触
面積の大小と前記各要素の単位面積当たりの粘着力の作
用により、また、前述のカットの際の不安定な状態にあ
る微小剥離状態を有利に利用でき、容易に分離可能であ
る。
【0118】この配慮は前記粘着手段11、13の両方
に配慮する必要はなく、少なくともその一方に採用する
ことで前記分離作用は効果を有する。
【0119】また、こうする事で、レバー10の切り欠
き部分に前記分離爪32、33を配置する事も可能で、
この構造に於いては前記自由端部dが無くとも該粘着テ
ープ1と前記分離爪32、33の先端との係合を充分に
確保可能となり、前記粘着テープ1を前記粘着手段11
から再分離する信頼度を向上できるほか、該分離構造を
小型化して該テープワープロ等の情報機器を小型化する
事が可能となる。
【0120】(実施例5)実施例5に付いて図9、図1
0(a)、図10(b)を以て詳細に説明する。
【0121】図9は該実施例を示す分離構造の側面図、
図10(a)は図9の応用例で図9のレバー52、53
の粘着手段側から見た部分断面図で、前記粘着テープ1
を挟み込む直前の状態を示しており、図10(b)は図
10(a)に対して前記粘着テープ1を一度挟み込んだ
後、再び開いて前記粘着テープ1を前記母材2と前記剥
離紙3に分離した状態を示している。
【0122】動作に付いて説明する。
【0123】図9に於いて、レバー50は回転中心80
の両側に伸び、一方の端部52には粘着手段55、粘着
テープ1の位置決め手段となる段部54を有し、反対側
端部には指を通す部分を有している。
【0124】レバー51も前記と同じ回転中心80の両
側に伸び、一方の端部53には粘着手段55を有し、該
レバー51の反対側の端部にはやはり指を通す部分を有
し、これら二つのレバーでいわゆる鋏の形状に似た構造
を呈し、通常の鋏と異なる点は、図9及び、図10
(a)、図10(b)に示すように前記各先端部に粘着
手段55、55を有する事、またレバー52の側に前記
粘着テープ1の該分離構造に対する位置決め手段54を
有する事である。
【0125】こうした構造のため、使用者は該構造を使
って前記粘着テープ1を前記母材2と前記剥離紙3に分
離するために、まず、該粘着テープ1を図9に示すよう
に例えば前記分離構造の正面側(図9の右側)から該分
離構造の位置決め手段54にその切り口の端部が当たる
まで差し込む。
【0126】その後、該分離構造の前記レバー50、5
1の左端部を指で挟み込んで前記粘着テープ1を前記粘
着手段55、55で圧接する。
【0127】すると該粘着手段55、55が前記粘着テ
ープ1の前記母材2と前記剥離紙3の表面と粘着し、そ
の後、前記指の操作部を開く事で前記粘着手段55、5
5も前記粘着テープ1の圧接を解除する。
【0128】しかし、前記粘着手段55と55は前記粘
着テープ1の前記母材2と前記剥離紙3と粘着している
ためこれらはそれぞれの粘着手段に粘着されたままとな
る。
【0129】前記レバー51の先端部53に位置する粘
着手段55は図9に示される様に左端が厚く、右端が薄
く構成されているため前記圧接時には前記左側部分が強
く圧接する事となり、該部分の粘着が強く現れる事とな
る。
【0130】このため、前記圧接を解除するときには該
粘着テープ1は前記挿入側の切り口の端部を強く引き離
す作用を生じ、前記実施例で説明したと同様に該粘着テ
ープ1の前記切り口の端部から前記母材2と前記剥離紙
3の分離が効率的に生じる。
【0131】該実施例の応用として図10(a)、図1
0(b)を用いて説明すると、該分離構造に於いては前
記粘着テープ1を該構造の側面から挿入する様に構成さ
れている。
【0132】したがって、図10(a)において前記粘
着テープ1を図面左側から挿入すると、該粘着テープ1
の切り口の先端部がレバー52の一部に形成された位置
決め部54に当接する。
【0133】こうした後、指で前記レバーの先端部を閉
動作すると該レバー52、53が前記粘着テープ1を粘
着手段55、55を介して圧接する。
【0134】該動作の後、前記レバー52、53を指で
開動作する事で前記粘着手段55、55が前記粘着テー
プ1の前記母材2と前記剥離紙3を粘着して分離する事
となる。
【0135】該状態を図10(b)に示しているが、該
開動作の際、前記粘着手段55、55の分離は前記粘着
テープ1の前記切り口の端部から実行する事となる。
【0136】なぜなら、図10(a)、図10(b)に
示すとおり、該分離構造に於いては位置決め手段54の
近傍まで前記粘着手段55を配置してあるため前記分離
の際、分離作用は該粘着テープ1の前記切り口の端部か
ら(前記実施例で説明した前記自由端部dが無い状態
で)実行されるため効率的であると共に信頼性が高い。
【0137】また、該レバーの開口量を大きくしておけ
ば、前記母材2、剥離紙3を塑性変形させる事が可能
で、該分離構造から取りだした後、該両者を大きく離す
事ができるため、指での分離を更にしやすくなる。
【0138】こうした鋏の構造を有する分離構造は簡素
で、動力機構も必要としないためコスト的にも安く構成
可能であるばかりでなく、該実施例で説明してきたテー
プワープロの為の粘着テープ1だけでなく、近年使用さ
れ始めたハガキ等に於いて、記載内容をプライバシー保
護の為に剥離可能な幅広の粘着テープで覆い、これを受
取人が剥す際にも該分離構造を使用する事ができるほ
か、周知の両面テープを必要長さに切断後、剥離紙を剥
離する際にも使用できる等汎用性が高い。
【0139】また、該分離構造を使用して前記動作で分
離後、図10(b)に想像線で示した様に前記粘着テー
プ1を曲げ、前記粘着手段55、55から前記粘着テー
プ1を離脱する前に、特に前記剥離紙3側のみを強く癖
付けすると前記粘着テープ1を前記分離構造から離脱さ
せた時、前記母材2と前記剥離紙3が余り接近せずによ
り取扱いしやすくなる効果がある。
【0140】この場合、前記母材は大きくは塑性変形し
ていないため、該母材2の外観上の問題点は発生しな
い。
【0141】これは使用者が手で行なう事も可能である
が、前記レバー52、53の開閉動作を利用して別手段
にて分離と同時に強制的に前記粘着テープ1を図示の様
に変位させる構造を採用する事も可能で、また、図10
(b)の実線の状態で前記粘着テープ1を図の左方向か
ら若干水平移動する事で前記母材2、剥離紙3の一方に
も、両方にも前記と同様に癖付けして前記離脱後の剥離
紙分離作業を能率的に実施する事も可能である。
【0142】該鋏の分離構造では前記粘着テープ1の状
態を使用者が外から見ながら行なう事が可能なため、他
の実施例に無い使用性の良い分離構造となる。
【0143】また、前記レバー52、53にそれぞれ他
方のレバーに設けられた前記分離爪をその復帰動作の終
端近傍で係合させ、前記母材2、剥離紙3を再分離する
事も容易でありこうする事で、該粘着手段55、55か
ら前記部材2、3を再分離しやすくなり、より取扱性を
向上できる。
【0144】また、該構造と前述の各実施例に述べた各
種構造を組み合わせる事で、前述のそれぞれの効果を共
有する事が可能となる。
【0145】さらに、図9、図10(a)に於いて、前
記粘着テープ1を該分離構造で分離する工程として、 1)、前記粘着テープ1の先端を一旦、前記位置決め手
段54の段部に若干オーバーラップしてセットし、この
状態で前記レバー52、53を閉動作する。すると該粘
着テープ1の先端叉は該先端部のコーナーを前記レバー
52、53の前記粘着手段55、55及び前記位置決め
部54で同方向(同一形状)に癖付けする事ができる。
該癖は前記粘着テープの側面から見たとき、略くの字型
を呈しており該癖付け部の曲げ半径の差及び、母材2、
剥離紙3の剛性の差から該両者間に微小の剥離が発生す
る。
【0146】2)、その後、該部分近傍を前記粘着手段
55、55で挟み込み、分離動作する事により該癖付け
部の微小剥離部を分離のキッカケとして、該先端部分、
叉は該コーナー部分から前述の分離作用が進行し、より
信頼性の高い分離効果が得られる。
【0147】また、本工程の2)に於いて、前記癖付け
部は前記粘着手段55、55で挟まれる事で、再び平坦
に矯正される為、従来例に見られた印刷を有する前記母
材2の変形による外観の劣化も防止される。
【0148】また、前記位置決め部54を前記レバー5
2と一体的に構成する例を示したが、これに限ったもの
でなく、該位置決め部54を前記粘着手段55と一体的
に構成した場合、前記第1工程である微小癖付け工程と
前記第2工程である分離工程を一度に実施できる効果が
ある。
【0149】これに付いて説明すると、図10(a)の
位置決め部54を前記粘着手段55と一体的に構成し、
該位置決め手段54の頂上に僅かに掛かる様に前記粘着
テープ1をセットする。
【0150】その後、前記レバー52、53を閉動作す
る。すると、前記粘着手段55、55により押圧され
て、前記粘着テープ1が前記レバー52の粘着手段55
の水平部と前記位置決め部54(両方とも粘着手段で構
成)のコーナーに沿って、略くの字上に癖付けされる。
【0151】この時、前述の如く該粘着テープ1の前記
母材2と前記剥離紙3は前記癖付け時の変形半径の差、
及び、剛性の差等から微小剥離が発生している。
【0152】この後、前記レバー52、53を開動作さ
せる。すると、前記母材2と前記剥離紙3は前記粘着手
段55、55に粘着され、上下に分離される。
【0153】この分離時には前述と同様に、前記微小癖
付け部に於ける、微小剥離部分が分離発生のキッカケと
して作用するため、前記粘着力の大小差が出安く、容易
に前記分離、剥離が達成できる。
【0154】また、前述の如く、前記癖付けの第1工程
と、分離の為の第2工程を同時に達成可能で効率的であ
る。
【0155】該癖付けは前述の如く、前記粘着テープ1
の前記先端部に平行な微小長さまたは、該先端部のコー
ナーの微小量である程、前記理由で前記微小剥離が起こ
り易く、このため、該母材2の表面に印刷された印字部
には何等外観的異常を発生させるものではないことも本
実施例の効果の一つである。
【0156】本実施例の前記微小量の癖付けによる微小
剥離を発生させ、該微小剥離部近傍を前記粘着手段で粘
着させ、該部分を前記分離、剥離のキッカケとして作用
させる構造は該レバー52、53を用いた方式に限定さ
れるものではなく、前述の各種構造に応用することも可
能であり、前記単位面積当たりの粘着力の大小、叉は前
記総粘着力の大小関係を有利に導く効果を有し、前記バ
ラツキ易い粘着力の大小関係の信頼性を向上させ、実用
性を高める効果を有する。
【0157】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、従来
例に示された剥離紙付き粘着テープの剥離紙分離構造、
すなわち、該粘着テープ1を細い円柱60の小さな穴に
通し、これを巻取り、その後該円柱60のみを直線的に
スライドさせ、前記粘着テープ1を長い範囲に亘り、癖
付けし、前記粘着テープ1の前記母材2と前記剥離紙3
を手動にて一旦分離する方式に比較して、前述の各実施
例に説明した通り、前記小さな穴に前記粘着テープ1を
挿入するという作業が無い事、そして、該小さな円柱6
0で、手動により前記粘着テープを巻取り、スライドす
るという作業が無い事から作業性が著しく向上する。
【0158】本発明の構造に於いては、前記テープワー
プロ等の機器の本体に構成された粘着テープ1の挿入口
に沿って該粘着テープ1を挿入すれば自動的に前記回転
式粘着手段、叉は往復式(揺動式)粘着手段に前記粘着
テープ1を構成する前記母材2、剥離紙3が粘着し、固
定され、その後、該粘着手段が互いに離れる動作で、該
母材2、剥離紙3が自動的に分離されるものである。
【0159】この粘着固定方式に於いては、少なくとも
前記粘着手段は前記母材2、前記剥離紙3の一方にのみ
設置し、他方は粘着手段でなく爪等で機械的に固定する
方式叉は真空等で吸着する方式でも該両者を分離可能で
あるが、特に前記両者を該粘着手段で粘着する構造は、
該粘着テープ1の厚さが0.1〜0.3mmと薄く、前
記母材2、剥離紙3のそれぞれの厚さが0.1mm前後
で、又素材が紙、樹脂等で構成される強度の弱いもので
ある事を考えると最も低コストで効率よく、高信頼度で
前記両部材を前記それぞれの粘着手段に選択的に粘着固
定でき、粘着後はそれぞれを反対方向に引き離す事がで
きるという最適構造である。
【0160】なぜなら、該粘着方式は、それぞれの粘着
手段に固定する対象物である前記母材2、剥離紙3の前
記厚さを利用するのでなく、厚さは前記の様に薄く、ま
た、強度も弱いため、該固定の対象とせずに、該要素の
表面を固定の対象としている事に本発明の大きな構造的
特徴がある。
【0161】こうする事で、前記粘着剤4と前記剥離紙
3の粘着力に対する、前記それぞれの粘着手段と前記母
材2の粘着力、及び、前記剥離紙3の粘着力を前述の通
り配慮するだけで、従来例に見られた、印刷面を有する
前記母材2の表面を大きく劣化させずに、確実に静粛に
効率よく前記両要素を分離、剥離可能となる。
【0162】また、前述の如く該粘着力の大小が本発明
の構造の重要ポイントであるが、前述した通り、前記粘
着手段を前記粘着テープ1の端部叉はコーナー近傍に粘
着させ、粘着力の弱い該部分から徐々に分離する事で、
該粘着力の大小の差を強調する事ができる。
【0163】さらに、該粘着テープ1の前記先端部、前
記コーナーを微小量癖付けし、、該部分に部分的な微小
剥離を発生させ、該部分近傍に前記粘着手段を押し当
て、粘着させ、該部分を分離、剥離のキッカケとして剥
がす動作する事で、容易に前記両者を分離剥離する事が
可能となる。
【0164】また、前記先端部から、前記粘着手段と前
記粘着テープ1との粘着部までの間隔を一定値とする事
で、前記各粘着力のバラツキがあったとしても前記粘着
力の前記大小関係が逆転する事がなく、安定して該両者
の分離剥離機能を達成できる。
【0165】また、これらの粘着手段の動作として、回
転式、往復式、揺動式が考えられ、それぞれの実施例に
記載した特徴を有し、また、特に揺動式に於いては周知
の鋏構造を応用して、テープワープロの本体に該分離構
造を有しない機器の所有者が、手動にて容易に前記粘着
テープ1を前述の通り母材2と剥離紙3に分離できるほ
か、ハガキ等で、該ハガキ面に表示された情報のプライ
バシー保護のため、該表面に粘着剤を介して幅広の剥離
紙を貼附して外部より見えなくしたタイプについても、
該ハガキの受取人が該情報を確認するとき、該剥離紙を
取り除く際にこの構造による分離構造を従来例に見られ
た複雑で、煩わしい操作でなく実施例に述べた簡単な操
作で容易に達成可能となる。
【0166】また、該粘着手段は粘着ゴム、粘着剤付き
の周知のセロファンテープ、ビニールテープ等でも良
く、特に前記粘着ゴムを使用した場合、該粘着ゴムの表
面が前記粘着テープ1の表面の汚れ等を粘着して、前記
粘着力が低下した場合、該剥離紙分離構造が設置されて
いるテープワープロ等の機器から該粘着手段関係だけを
取り外して、水洗い等洗浄する事で容易に粘着力を再生
可能となり、耐久性の点でも優れている。
【0167】該粘着手段を採用した本発明による剥離紙
分離構造は、前記粘着テープ1の前記母材2の表面の印
刷部に、従来構造のものが与えた摩擦等のダメージを与
える事がなく、摩擦無く前記粘着手段を粘着し、再分離
するだけのソフトタッチなので、従来例に見られた母材
2の損傷も防げ、該母材2を目的の場所に貼附後も該母
材の変形による弾性力の為に剥げ易いという事もない。
【0168】本発明では、前記粘着テープの前記母材、
剥離紙を前記粘着手段で粘着させ、該粘着力を介して、
それぞれを引き離す方向に力を加えて、分離剥離した
が、該剥離後、その剥離の動作終端部近傍で前記粘着手
段から前記粘着テープの母材、または前記剥離紙を再分
離する分離爪を配置した構造が特徴的である。
【0169】こうする事で、前記分離構造が作用し、剥
離し終わった前記母材、剥離紙を該テープワープロ等の
機器から取り出すとき、該要素を前記粘着手段から取り
出し易くなり、使用性を向上でき、また、回転式の構造
に於いては該分離爪の作用で該分離構造を連続的に使用
可能となる。
【0170】また、本発明の各実施例に示した構造は簡
素で、前記摩擦が無い事から前記粘着手段を駆動する際
のモーターパワーも少なくて済み、前記テープワープロ
等の機器の小型化、薄型化に影響を与えることもなく、
コスト的にも安価で、商品競争力を高める事ができる。
【0171】本発明の各実施例に示された構造は、それ
ぞれ単独でも、複数の構造、方式を組み合わせても実施
可能で、組み合わせる事でそれぞれの効果を相乗的に利
用可能である。
【0172】また、本発明はテープワープロ、前述した
ハガキ等に限った物でなく、剥離紙付きの粘着テープの
類を使用する機器の前記剥離構造とし、また、前記粘着
テープの類の前記剥離紙を分離する方式として各方面に
採用可能で、こうしたとしても何等本発明の主旨を逸脱
する物では無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明、及び従来の構造に使用する粘着テープ
の構造を示す外観斜視図。
【図2】本発明の実施例1の構造を示す斜視図。
【図3】本発明の実施例2の構造を示す側面図。
【図4】本発明の実施例2に於いて、図3の状態から前
記粘着テープ1を分離した状態を示す側面図。
【図5】本発明の実施例3を示す平面図。
【図6】本発明の実施例4を示す構造の側面図。
【図7】本発明の実施例4に於いて、図6の状態から前
記粘着テープ1を分離した状態を示す側面図。
【図8】本発明の実施例4の応用例を示す平面図。
【図9】本発明の実施例5を示す側面図。
【図10】(a)本発明の実施例5の応用例を示す正面
側からの部分断面図。 (b) 本発明の図10(a)の状態から前記粘着テー
プ1を分離した状態を示す正面側からの部分断面図。
【図11】(a)従来の構造、方式を示す斜視図。 (b) 従来構造で前記粘着テープ1を分離した状態を
示す前記粘着テープ1の斜視図。
【符号の説明】
1:粘着テープ 2:粘着テープの母材 3:粘着テープの剥離紙 4:粘着テープの粘着剤 5、6:ローラー型粘着手段 7、8:分離爪 10、12:レバー 11、13:粘着手段 20、21:レバー駆動手段 32、33:分離爪 52、53:レバー 54:位置決め手段である段部 55:粘着手段 80:回転中心

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟んで
    層状に構成された粘着テープの少なくも片面に、該粘着
    剤と前記母材または剥離紙のうちの少なくとも一方との
    間の粘着力よりも大きな粘着力の粘着手段を押し当て、
    その後該粘着手段を前記両者のうちの他方から引き離す
    ことで前記母材と前記剥離紙を分離する構造を特徴とす
    る剥離紙付き粘着テープの剥離紙分離構造。
  2. 【請求項2】 母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟んで
    層状に構成された粘着テープの少なくも片面における端
    部近傍に粘着手段を押し当て、その後該粘着手段を前記
    両者のうちの他方から引き離すことで前記母材と前記剥
    離紙を分離する構造を特徴とする剥離紙付き粘着テープ
    の剥離紙分離構造。
  3. 【請求項3】 母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟んで
    層状に構成された粘着テープの両面より粘着手段を押し
    当て、その際、少なくも一方の粘着手段を前記粘着テー
    プの端部近傍に位置させ、該両者を互いに引き離すこと
    で前記母材と前記剥離紙を分離する構造を特徴とする剥
    離紙付き粘着テープの剥離紙分離構造。
  4. 【請求項4】 母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟んで
    層状に構成された粘着テープの少なくも片面におけるコ
    ーナー近傍に粘着手段を押し当て、その後該粘着手段を
    前記両者のうちの他方から引き離すことで前記母材と前
    記剥離紙を分離する構造を特徴とする剥離紙付き粘着テ
    ープの剥離紙分離構造。
  5. 【請求項5】 母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟んで
    層状に構成された粘着テープの少なくも片面における端
    部近傍に粘着手段を押し当て、その後該粘着手段を前記
    両者のうちの他方から引き離す際、該端部叉は前記コー
    ナーより徐々に前記母材と前記剥離紙を分離する構造を
    特徴とする剥離紙付き粘着テープの剥離紙分離構造。
  6. 【請求項6】 母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟んで
    層状に構成された粘着テープの少なくも端部叉は、コー
    ナーを前記母材及び剥離紙と一体的に同方向に癖付け
    し、その後、該部分またはその近傍に粘着手段を押し当
    てた後、該粘着手段を前記母材叉は前記剥離手段から引
    き離す事で該癖付け部分を分離のキッカケとして前記母
    材と前記剥離紙を分離する構造を特徴とする剥離紙付き
    粘着テープの剥離紙分離構造。
  7. 【請求項7】 前記粘着手段の幅を前記粘着テープの幅
    より狭く構成し、該粘着手段を前記粘着テープの中心に
    対して偏位させて配置した構造を特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6記載の剥離紙付き粘着テープの剥離
    紙分離構造。
  8. 【請求項8】 前記粘着手段が回転動作する構造を特徴
    とする請求項1、2、3、4、5、6、7記載の剥離紙
    付き粘着テープの剥離紙分離構造。
  9. 【請求項9】 前記粘着手段が往復叉は揺動する構造を
    特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7記載の剥
    離紙付き粘着テープにおける剥離紙分離構造。
  10. 【請求項10】 母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟ん
    で層状に構成された粘着テープの少なくも片面に粘着手
    段を押し当て、その後該粘着手段を前記両者のうちの他
    方から引き離しする構造に於いて、該引き離し動作が前
    記回転動作する構造にあっては、該粘着手段が一回転す
    る以前に該粘着手段と該粘着手段へ粘着していた前記母
    材叉は前記剥離紙の一部を再分離する構造を有すること
    を特徴とする剥離紙付き粘着テープの剥離紙分離構造。
  11. 【請求項11】 母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟ん
    で層状に構成された粘着テープの少なくも片面に粘着手
    段を押し当て、その後該粘着手段を前記両者のうちの他
    方から引き離しする構造に於いて、該引き離し動作が前
    記往復叉は揺動する構造にあっては、該粘着手段が該引
    き離し動作を完了する終端近傍で該粘着手段と該粘着手
    段へ粘着していた前記母材叉は前記剥離紙の一部を再分
    離する構造を有することを特徴とする剥離紙付き粘着テ
    ープの剥離紙分離構造。
  12. 【請求項12】 母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟ん
    で層状に構成された粘着テープの両面より粘着手段を押
    し当て、その後、該両者を互いに引き離し、該引き離し
    動作の終端近傍で該粘着手段と該粘着手段へ粘着してい
    た前記母材及び前記剥離紙の一部を再分離する構造を特
    徴とする剥離紙付き粘着テープの剥離紙分離構造。
  13. 【請求項13】 母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟ん
    で層状に構成された粘着テープの少なくも剥離紙側に粘
    着手段を押し当て、その後該粘着手段を前記母材から引
    き離すことで前記母材と前記剥離紙を分離する構造にお
    いて、該剥離紙を前記母材から分離する際、該剥離紙を
    塑性変形させる範囲まで分離させることを特徴とする剥
    離紙付き粘着テープの剥離紙分離構造。
  14. 【請求項14】 母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟ん
    で層状に構成された粘着テープの両面より粘着手段を押
    し当て、その際、少なくも一方の粘着手段を前記粘着テ
    ープの端部近傍に位置させ、該両者を互いに引き離すこ
    とで前記母材と前記剥離紙を分離する構造において、該
    剥離紙のみ塑性変形させる範囲まで分離させる構造を特
    徴とする剥離紙付き粘着テープの剥離紙分離構造。
  15. 【請求項15】 回転中心を挟んで一方に粘着手段を有
    し、他方に指掛け部を有する一対のレバーを組み合わ
    せ、手動で揺動させる構造とし、前記粘着手段間に前記
    母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟んで層状に構成され
    た粘着テープを置いてこれを前記粘着手段で押圧し、そ
    の後前記レバーを開いて前記剥離紙付き粘着テープの前
    記母材と剥離紙を分離する構造を特徴とする剥離紙付き
    粘着テープの剥離紙分離構造。
  16. 【請求項16】 回転中心を挟んで一方に粘着手段を有
    し、他方に指掛け部を有する一対のレバーを組み合わ
    せ、手動で揺動させる構造とし、前記粘着手段間に前記
    母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟んで層状に構成され
    た粘着テープを置いてこれを前記粘着手段で押圧し、そ
    の後前記レバーを開いて前記剥離紙付き粘着テープの前
    記母材と剥離紙を分離する構造で、少なくも前記粘着手
    段の一方の一側部に前記粘着テープの位置決め手段を配
    備したことを特徴とする剥離紙付き粘着テープの剥離紙
    分離構造。
  17. 【請求項17】 回転中心を挟んで一方に粘着手段を有
    し、他方に指掛け部を有する一対のレバーを組み合わ
    せ、手動で揺動させる構造とし、前記粘着手段間に前記
    母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟んで層状に構成され
    た粘着テープを置いてこれを前記粘着手段で押圧し、そ
    の後前記レバーを開いて前記剥離紙付き粘着テープの前
    記母材と剥離紙を分離する構造で、前記粘着テープの位
    置決め手段を前記粘着手段と一体的に構成した事を特徴
    とする請求項16項記載の剥離紙付き粘着テープの剥離
    紙分離構造。
  18. 【請求項18】 回転中心を挟んで一方に粘着手段を有
    し、他方に指掛け部を有する一対のレバーを組み合わ
    せ、手動で揺動させる構造とし、前記粘着手段間に前記
    母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟んで層状に構成され
    た粘着テープを置いてこれを前記粘着手段で押圧し、そ
    の後前記レバーを開いて前記剥離紙付き粘着テープの前
    記母材と剥離紙を分離する構造に於ける請求項3、6、
    10、11、12、13、14項記載の剥離紙付き粘着
    テープの剥離紙分離構造。
  19. 【請求項19】 母材と剥離紙の両者間に粘着剤を挟ん
    で層状に構成された粘着テープの少なくとも片面に、該
    粘着剤と前記母材または剥離紙のうちの少なくとも一方
    との間の粘着力よりも大きな粘着力の粘着手段を押し当
    て、その後該粘着手段を前記両者のうちの他方から引き
    離す事で前記母材と前記剥離紙を分離する構造に於い
    て、前記粘着手段を前記粘着テープに押し当てる際、前
    記粘着テープの幅をL、該粘着手段と前記テープ先端と
    の間隔をdとするとき、d≦Lとした事を特徴とする剥
    離紙付き粘着テープの剥離紙分離構造。
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