JPH085351A - 3次元視覚センサのスリット光キャリブレーション方法 - Google Patents

3次元視覚センサのスリット光キャリブレーション方法

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JPH085351A
JPH085351A JP15964694A JP15964694A JPH085351A JP H085351 A JPH085351 A JP H085351A JP 15964694 A JP15964694 A JP 15964694A JP 15964694 A JP15964694 A JP 15964694A JP H085351 A JPH085351 A JP H085351A
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slit light
light
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plane
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JP15964694A
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Katsutoshi Takizawa
克俊 滝澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3次元視覚センサにおけるスリット光投光方
向に関するキャリブレーションの簡素化。 【構成】 キャリブレーション用物体4を、平坦面41
が既知な第1の平面Γ上に乗るように配置する。そし
て、投光器12を点灯し、偏向用ミラー13に指令値V
h =Vmin +hΔV(h=0,1・・n)を送り、スリ
ット光を投光し、平坦面41上に光帯G11,G12または
G13等を形成し、カメラ11で撮影する。各hについ
て、適宜数の指定点P1-1 ,P1-2 等の3次元位置を計
算する。次いで、キャリブレーション用物体4の位置を
変更し、平坦面41が既知の第2の平面Γ’上に乗るよ
うに配置し、同様の手順で指定点P1-3 ,P1-4 等の位
置を各hの値について計算する。各h(=0〜nについ
て、計算された点Ph-1 ,Ph-2 ,Ph-3 ,Ph-4 等の
位置データから、各hについて、投光面L1hを表わす方
程式Ah X+Bh Y+Ch Z+Dh =0を規定するパラ
メータAh ,Bh ,Ch ,Dh を計算し、対応する指令
値Vh と併せて画像処理装置に記憶させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、対象物の3次元的な
位置あるいは位置と姿勢(以下、特に区別しない限り、
両者併せて単に「位置」と呼ぶ。)を計測する為に使用
されるスリット光投光型の3次元視覚センサのスリット
光投光手段のキャリブレーション方法に関する。
【0002】
【従来の技術】工場の製造ラインにおける組み立て作
業、加工作業等においては、作業の自動化・省力化を図
る為に、ロボット等の自動機械とカメラ手段を利用した
視覚センサとを組み合わせたビジョンシステムが利用さ
れている。例えば、製造ライン上の概略所定位置に供給
される一方の組み立て作業対象ワークをCCDカメラで
撮像し、得られた画像を解析することによって該ワーク
の正確な位置を視覚センサで検出し、その結果に基づい
て他方の組み立て作業対象ワークを把持したロボットの
位置補正を行なう方式で、ワーク間の位置ずれ補正が行
なわれている。
【0003】このようなビジョンシステムに取り入れら
れる代表的な3次元視覚センサとして、スリット光投光
型の3次元視覚センサがある。これは、3次元視覚セン
サに装備されたスリット光投光器から、制御された方向
にスリット光を投光し、対象物上に周辺よりも高輝度の
光帯を形成し、これをCCDカメラ等のカメラ手段によ
って観測して三角測量の原理に基づいて対象物の3次元
計測を行なうものである。
【0004】図1は、この原理を説明する概念図で、符
号F1 はスリット光投光器の位置、F2 はカメラのレン
ズ中心を表わしている。スリット光投光器からは、被計
測対象物Wへ向けてスリット光L1 が投光され、対象物
W上に光帯Qが形成される。光帯Qは、スリット光投光
方向とは異なる方向からカメラによって観測され、カメ
ラのイメージプレーンIP上で像wとして捕捉される。
【0005】光帯Q上の点P(例えば、光帯Qと対象物
Wの稜線の交点)がイメージプレーンIP上の点p
(u,v)に結像したとすれば、点Pは、3次元空間内
で点F2と点pを通る視線L2 とスリット光L1 の平面
(以下、この平面をもL1 と呼ぶ。)との交点である。
従って、この視線L2 と平面L1 との交点を求めること
により、点Pの3次元位置を求めることが出来る。この
ような原理は従来より広く知られている。
【0006】ところで、このような原理に基づいて実際
に3次元計測を行なう為には、次の2つの条件(1),
(2)が満たされていなけらばならない。
【0007】(1)3次元空間内でのスリット光平面L
1 の位置と姿勢、即ち平面L1 の方程式が既知であるこ
と。 (2)イメージプレーンIP上の位置p(u,v)に対
応する視線L2 を計算することが出来ること。 これら条件を満たす為には、(1)及び(2)の各々に
関して3次元視覚センサのキャリブレーションが必要と
なる。本願発明は、(1)の条件を満たす為のキャリブ
レーション方法を提供するものであり、(2)の条件を
満たす為のキャリブレーションについては本願発明の対
象外である。
【0008】一般に、スリット光L1 の投光方向は固定
的なものではなく、投光方向を一定の範囲で変化させ、
各投光位置でワークW上に形成された光帯Qをカメラで
観測することが行なわれる。その為に、通常の方式で
は、円筒レンズで一方向に拡張されたレーザ光ビームを
モータで駆動される回転ミラーで反射させることによっ
て投光方向が制御される。従って、スリット光L1 の投
光方向は、回転ミラーの回転角を制御することを通して
制御される。回転ミラーの回転角度は、3次元視覚セン
サシステムに組み込まれた画像処理装置等の制御装置か
らの指令値によって定められる。
【0009】このような回転ミラーを用いた偏向機構を
備えた3次元視覚センサを使用する上での大きな問題点
は、ミラーの回転角度の指令値と実際に投射されるスリ
ット光平面L1 の方程式の関係を求める為の計算手続き
が非常に複雑なことである。
【0010】今、ミラーの回転軸をz軸とする座標系
(ミラー座標系o−xyz)上で表現されたミラーへの
入射光(円筒レンズでスリット状とされている)の方程
式を下記(1)式とし、ワールド座標系(O−XYZ)
上で該ミラーからの反射光の方程式を下記(2)式とす
ると、下記(3)式〜(6)式の関係が成立する。
【0011】 ai x+bi y+ci z+di =0 ・・・(1) AX+BY+CZ+D=0 ・・・(2) A=(r11ai −r21bi )cos 2θ+(r11bi −r21ai )sin 2θ −r31ci ・・・(3) B=(r12ai −r22bi )cos 2θ+(r12bi −r22ai )sin 2θ −r32ci ・・・(4) C=(r13ai −r23bi )cos 2θ+(r13bi −r23ai )sin 2θ −r33ci ・・・(5) D=(tx ai −ty bi )cos 2θ+(tx bi −ty ai )sin 2θ +2dm (ai cos θ+bi sin θ)−tz ci −di ・・・(6) ここで、rjk,tx ,ty ,tz は、ミラー座標系とワ
ーク座標系との関係を表わす変換行列の係数である。ま
た、θはミラーの回転角度で、通常、画像処理装置から
の指令値Vとして、θ=αV+β(α,βは定数)の関
係がある。
【0012】キャリブレーションの目的は、特定の指令
値Vに対応する投光方向を規定する平面パラメータA,
B,C,Dを求めることにある。従来は、複数の指令値
Vの値Vh (h=1,2,3・・・)に対して上式
(3)〜(6)中のr11〜r33,tx ,ty ,ai ,b
i ,ci ,di ,dm 及びα、βを計算する求めるとい
う方法が利用されていた。しかし、この計算は計19個
の未知数に対する非線形連立方程式を解くことに相当
し、その為の処理が非常に複雑となっていた。また、ミ
ラーの角度θの偏向可能範囲も比較的狭いことが通常で
あるから、各未知数の計算精度を上げることが難しかっ
た。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本願発明の目的は、上
記従来技術の問題点を克服することにある。即ち、本願
発明は、スリット光投光型の3次元視覚センサをスリッ
ト光投光方向に関するキャリブレーションを簡単な計算
処理によって行えるようにすることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記技術課
題を解決する為の基本的な技術手段として、「制御され
た方向へ向けてスリット光を投射して対象物上に光帯を
形成する投光手段と、カメラ手段と、該カメラ手段を介
して獲得された映像信号を解析する画像解析手段と、前
記投光手段に前記スリット光の投光方向を規定する指令
値を与えることを通して前記投光手段からの前記スリッ
ト光の投光方向を制御する手段とを備えた3次元視覚セ
ンサにおけるスリット光キャリブレーション方法であっ
て、前記指令値について複数の相異なる値を与えた条件
の下で各指令値に対応したスリット光の投光方向を表わ
す平面パラメータの値を表わすデータを、計測実行時の
前記指令値に対応したスリット光投光方向を求める為の
補間計算用データとして求める段階を含むことを特徴と
する前記方法」(請求項1に記載された構成)を提供し
たものである。
【0015】また、上記方法における、「前記指令値に
ついて複数の相異なる値を与えた条件の下で各指令値に
対応したスリット光の投光方向を表わす平面パラメータ
の値を表わすデータを、計測実行時の前記指令値に対応
したスリット光投光方向を求める為の補間計算用データ
として求める段階」についてこれを具体化する手段とし
て、「スリット光を投光する平坦面を有する物体を既知
の異なる位置に配置した各条件の下で形成された光帯上
の1つまたはそれ以上の点についての位置を計算する段
階と、該位置を表わすデータに基づいて対応する投光平
面を表わす方程式を規定するパラメータを計算する段
階」を含むプロセスによって実行することを提案したも
のである。
【0016】
【作用】本願発明は、スリット光のキャリブレーション
を行なう為には、必ずしも前述の式(3)〜(6)にお
ける未知数r11〜r33,tx ,ty ,ai ,bi ,c
i,di ,dm 及びα、βのすべてを求めるような計算
を行なう必要は無く、ミラーの角度θの偏向可能範囲
(比較的狭いことが通常である)内における指令値Vと
平面パラメータA〜Dの対応関係を補間計算によって近
似的に計算すれば十分であるとの認識に基づいてなされ
たものである。
【0017】本願発明では、指令値Vについて複数の相
異なる値Vh (h=1,2,3・・・n)を与え、各条
件の下で各指令値に対応したスリット光の投光方向を表
わす平面パラメータA〜Dの値を表わすn組のデータを
求め、該データをそのまま、あるいは適当な形に加工し
て3次元視覚センサシステムの適当な記憶手段に記憶さ
せる。データ加工としては、例えば、1次関数、折れ線
関数等への当て嵌め計算により、より細かい刻みで指令
値Vと平面パラメータの関係を求めることが考えられ
る。このようにして得られたデータは、計測実行時にス
リット光投光方向を求める為に利用される。
【0018】
【実施例】図2は、本願発明のスリット光キャリブレー
ション方法の適用対象とされる3次元視覚センサのシス
テム構成の概略を示したものである。システム全体は、
画像処理装置1、センサ部コントローラ2、センサ部1
0から構成されている。画像処理装置1は通常使用され
ている型のもので、画像処理装置1全体を統括制御する
マイクロプロセッサ(以下、「CPU」と言う。)を備
えている。
【0019】このCPUには、画像解析用のプログラ
ム、センサコントローラ2を制御する為のプログラム等
が格納されたROMメモリ、センサ部10に装備された
CCDカメラ11で撮影された画像をグレイスケールに
よる濃淡信号として格納するフレームメモリ、並びに、
画像解析用の画像処理プロセッサ、各種設定値等の格納
や計算時のデータの一時記憶に使用されるRAMメモリ
が接続されている。
【0020】更に、キーボードを備えた手動操作部に加
えて、センサ部コントローラ2や画像モニタ用のCR
T、あるいは外部のコンピュータやロボット制御装置な
どに対する入出力装置の役割を果たす汎用信号インター
フェイスがCPUに接続されている(個別要素の図示は
省略)。なお、手動操作部のキーボードは、画像モニタ
用のCRT上のカーソル移動、マニュアル指令入力を行
なう機能を備えているものとする。
【0021】センサ部10の投光器12は、レーザ光を
円筒レンズを介してスリット状の光に変換し、更に、こ
れを偏向用ミラー13で反射させた上で被計測対象物へ
向けて投射する。偏向用ミラー13は、モータ15によ
りその回転軸14を中心に回転制御されており、スリッ
ト光が投光される方向は、画像処理装置1からのセンサ
部コントローラ2を介して与えられる指令値信号によっ
て制御され得るようになっている。
【0022】また、投光器12のON/OFFについて
も、同様に画像処理装置1によってセンサ部コントロー
ラ2を介して制御される。従って、画像処理装置1は、
投光器12のON/OFF状態及びスリット光の投光方
向を常時監視・制御することが出来る。
【0023】画像処理装置1からセンサ部コントローラ
2へ必要な投光指令を送ると、投光器12がON状態と
なり、偏向用ミラー13の回転角度θに対応した方向へ
スリット光が投光される。対象物上に投射されたスリッ
ト光は、表面上に明るい光帯を形成する。この状態で、
画像処理装置1からセンサ部コントローラ2へ撮影指令
を送ると、CCDカメラ11が作動し、光帯像が撮影さ
れる。画像信号は汎用インターフェイスを介して画像処
理装置1内に取り込まれ、フレームメモリに格納され
る。
【0024】以上の構成及び機能は、通常の3次元視覚
センサシステムと基本的に変わるところはないが、本実
施例では、次に述べる手順でキャリブレーションを実行
する際に必要となる計算を実行する為のプログラム及び
設定値が画像処理装置1のROMあるいはRAM内に予
め格納されており、また、獲得されたキャリブレーショ
ンデータを格納するレジスタ領域が画像処理装置1内の
RAM内に設定されている。
【0025】以下、このような構成と機能を有するシス
テムを利用して、本願発明に従ったスリット光キャリブ
レーション方法を実施する手順について図3及び図4を
参照して説明する。図3はキャリブレーションを実行す
る為の配置を概念的に示したもので、図2で示した要素
については同じ符号が付されている。また、符号4はキ
ャリブレーション用の物体であり、適度の光拡散反射性
を有する平坦面41を備えている。投光器12から偏向
用ミラー13の回転角θに応じてスリット光がキャリブ
レーション用の物体4の平坦面41に入射すると光帯が
形成され、それがCCDカメラ11によって撮影され
る。
【0026】図4は、図3に示した配置を用いてキャリ
ブレーションを実行するプロセスの一例をフローチャー
ト形式で示したものである。各ステップの概要は次の通
りである。なお、従来技術の説明の中で触れたカメラ1
1のキャリブレーションについては、公知の適当な方法
によって完了済みであるものとする。
【0027】ステップS1;キャリブレーション用物体
4を、投光器12による投光範囲内で、その平坦面41
がワールド座標系Σw 上の既知な第1の平面Γ上に乗る
ように配置する。
【0028】ステップS2;画像処理装置1の手動操作
部のキーボード操作によって、投光器12を点灯する。 ステップS3;偏向用ミラー13に指令値Vh =Vmin
+hΔV(hは偏向ミラー13の回転角度を表わす初期
値0の整数指標;h=0,1,2・・・n)を送り、ス
リット光をキャリブレーション用物体4に投光し、その
平坦面41上に光帯を形成する。
【0029】第1回目のステップS3ではh=0とし、
指令値Vh =Vmin を送る。ここで、Vmin は偏向ミラ
ー13の動作レンジ内で最小の回転角θmin に対応した
指令値である。また、ΔVは指令値Vについて設定され
る補間刻み量で、動作レンジ内で最大の回転角θmax を
与える指令値をVmax として、ΔV=(Vmin 〜Vmax
)/nで定義される。nの値は、回転角θの動作レン
ジθmin 〜θmax の大きさ、V−θ特性の線形性の程
度、要求されるキャリブレーション精度等を考慮して定
められる正整数値である。nの実際的な値としては、例
えば5〜20程度が考えられる。図3では、異なるhの
値に対応する投光面及び光帯として、L11,L12,L13
及びG11,G12,G13が例示されている。
【0030】ステップS4;キャリブレーション用物体
4の平坦面41上に形成された光帯をカメラ11で撮影
する。 ステップS5;モニタCRT上に光帯画像を表示させ、
カーソル移動によって、光帯像上の複数の点を適宜選択
指定し、キャリブレーション計算プログラムを起動させ
てカメラ11の視線を表わす方程式をCPUに計算させ
る。図3では、光帯G11上の指定点としてP1-1 ,P1-
2 、光帯G12上の指定点としてP2-1,P2-2 が例示さ
れている。
【0031】ステップS6;ステップS5で選ばれた点
の3次元位置を、各点に対応した視線と平坦面41の乗
っている平面の交点位置として求める。図3の例で言え
ば、Γ1 上の2点P1-1 ,P1-2 あるいは2点P2-1 ,
P2-2 の位置を計算する。計算結果を表わすデータは、
画像処理装置1のRAM上に用意された所定領域に格納
する。
【0032】ステップS7;指標値hを1アップする。 ステップS8;h>nとなっていない限り、ステップS
3へ戻る。 ステップS3〜ステップS8は、hがn+1となるまで
繰り返される。これにより、回転ミラー13の回転角レ
ンジの全域に分布させた回転角に対応した指令値Vmin
,Vmin +ΔV,Vmin +2ΔV・・・Vmin +nΔ
V(=Vmax )について、各々の投光面L1h上の点Ph-
1 ,Ph-2 等の位置データが獲得される。
【0033】ステップS9;以上のプロセスが完了した
ら、相異なる位置への所定回数のキャリブレーション用
物体配置(ここでは2回とする。一般には、2回以上の
任意回数)に達していないことを確認し、ステップS1
0を経てステップS11へ進む。 ステップS10;偏向ミラー13の回転角度を表わす指
標hを0にリセットする。
【0034】ステップS11;キャリブレーション用物
体4を、投光器12による投光範囲内で、その平坦面4
1がワールド座標系Σw 上の既知な第2の平面Γ’上に
乗るように配置し、ステップS3へ戻る。以下、平面
Γ’に関して、上記ステップS3〜ステップS8と同様
の手順を繰り返す。図3には、第2の平面Γ’上の位置
計算指定点として、P1-3 ,P1-4 が例示されている。
【0035】このようにして、平面Γ,Γ’の各々に対
応した処理サイクル(ステップS3〜ステップS8)を
繰り返すことによって、結局、回転ミラー13の回転角
レンジの全域に分布させた回転角に対応した指令値Vmi
n ,Vmin +ΔV,Vmin+2ΔV・・・Vmin +nΔ
V(=Vmax )について、各々の投光面L1h上の点Ph-
1 ,Ph-2 ,Ph-3 ,Ph-4 等の位置データが獲得され
る。
【0036】そして、2回目のステップS9で、所定回
数のキャリブレーション用物体配置が実行されたことを
確認して、次のステップS12へ進む。 ステップS12;各h(=0,1,2・・・n)につい
て、上記ステップS6で計算した点Ph-1 ,Ph-2 ,P
h-3 ,Ph-4 等の位置データから、各hについて、これ
らの点Ph-1 ,Ph-2 ,Ph-3 ,Ph-4 等が共通に乗っ
ている平面(=投光面L1h)を表わす方程式を規定する
パラメータを求める。一般に、3次元空間内の平面は、
前述の(2)式、AX+BY+CZ+D=0で表わされ
るから、パラメータとしては、投光平面L1hを表現する
方程式Ah X+Bh Y+Ch Z+Dh =0を規定するA
h ,Bh ,Ch ,Dh を計算すれば良い。各hの値
(0,1,2・・・n)について求められたデータセッ
トは、画像処理装置1内の所定のレジスタ領域に格納さ
れる。以上で、キャリブレーションが達成される。
【0037】なお、各投光平面L1hを定めるには、平面
L1h上にあり且つ1直線上に存在しない最低3個の点の
位置が判れば良いから、hの1つの値に対応して指定さ
れる点Ph-1 ,Ph-2 ・・・は最低3個あれば足りる。
従って、キャリブレーション用物体4の配置位置(Γ,
Γ’)は最低必要回数は1回である。例えば、キャリブ
レーション用物体4の配置位置を3種類(Γ,Γ’,
Γ”)とし、各配置位置で1点づつ計3点の指定点を選
んで位置データを獲得し、それに基づいて各hに対応し
たAh ,Bh ,Ch ,Dh を計算することも可能であ
る。
【0038】しかし、一般には測定のバラツキによる誤
差を回避する為に、1つのキャリブレーション用物体4
の配置位置に対して2個以上(例えば5個)の点の位置
を計算し、数個以上(例えば10個)の位置データか
ら、最小2乗法等によってパラメータAh ,Bh ,Ch
,Dh を計算することが望ましい。
【0039】また、指令値Vの刻み方、指令値Vの変更
とキャリブレーション用物体4の配置位置の変更は順序
等について適当な変更を加えても差し支えない。即ち、
投光平面上の3点以上の位置の計算とパラメータAh ,
Bh ,Ch ,Dh の計算はいつ行なっても構わない。
【0040】更に、パラメータAh ,Bh ,Ch ,Dh
を計測実行時の処理時間短縮を考慮し、適当な形に加工
しておいても良い。例えば、デジタル値で指令値を与え
るシステムを採用した場合に、指令値Vのデジタル刻み
に対応したパラメータ値を補間計算によって先に計算し
てテーブルデータ形式で記憶することが考えられる。
【0041】
【発明の効果】本願発明により、スリット光投光型の3
次元視覚センサにおけるスリット光投光方向に関するキ
ャリブレーションが、簡単な計算処理によって行うこと
が出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】スリット光投光型の3次元視覚センサの計測原
理を説明する概念図である。
【図2】本願発明のスリット光キャリブレーション方法
の適用対象とされる3次元視覚センサのシステム構成の
概略を示したものである。
【図3】本願発明に従ってキャリブレーションを実行す
る為の配置を概念的に示したものである。
【図4】図3に示した配置を用いてキャリブレーション
を実行するプロセスの一例をフローチャート形式で示し
たものである。
【符号の説明】
1 画像処理装置 2 センサ部コントローラ 4 キャリブレーション用物体 10 センサ部 11 CCDカメラ 12 投光器 13 偏向用ミラー 14 偏向用ミラーの回転軸 15 モータ 41 キャリブレーション用物体の平坦面 G11,G12,G13,G11’,Q 光帯 IP イメージプレーン L1 ,L11,L12,L13 投光平面 L2 カメラの視線 P 光帯上の点 P1-1 〜P2-2 位置を計算する指定点 W 被計測対象物 Γ,Γ’ キャリブレーション用物体の平坦面位置を表
わす平面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御された方向へ向けてスリット光を投
    射して対象物上に光帯を形成する投光手段と、カメラ手
    段と、該カメラ手段を介して獲得された映像信号を解析
    する画像解析手段と、前記投光手段に前記スリット光の
    投光方向を規定する指令値を与えることを通して前記投
    光手段からの前記スリット光の投光方向を制御する手段
    とを備えた3次元視覚センサにおけるスリット光キャリ
    ブレーション方法であって、 前記指令値について複数の相異なる値を与えた条件の下
    で各指令値に対応したスリット光の投光方向を表わす平
    面パラメータの値を表わすデータを、計測実行時の前記
    指令値に対応したスリット光投光方向を求める為の補間
    計算用データとして求める段階を含むことを特徴とする
    前記方法。
  2. 【請求項2】 前記指令値について複数の相異なる値を
    与えた条件の下で各指令値に対応したスリット光の投光
    方向を表わす平面パラメータの値を表わすデータを、計
    測実行時の前記指令値に対応したスリット光投光方向を
    求める為の補間計算用データとして求める段階が、 スリット光を投光する平坦面を有する物体を既知の異な
    る位置に配置した各条件の下で形成された光帯上の1つ
    またはそれ以上の点についての位置を計算する段階と、
    該位置を表わすデータに基づいて対応する投光平面を表
    わす方程式を規定するパラメータを計算する段階を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載された3次元視覚セン
    サのスリット光キャリブレーション方法。
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