JPH0854017A - 直動転がり案内ユニット - Google Patents
直動転がり案内ユニットInfo
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- JPH0854017A JPH0854017A JP6209213A JP20921394A JPH0854017A JP H0854017 A JPH0854017 A JP H0854017A JP 6209213 A JP6209213 A JP 6209213A JP 20921394 A JP20921394 A JP 20921394A JP H0854017 A JPH0854017 A JP H0854017A
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Abstract
は、異物の軌道溝への侵入防止とグリースの漏れ防止の
両方の機能を同時に達成する。 【構成】 上面シール19は軌道レール1の上面14の
側部領域Sに摺接する一対のリップシール21,22を
備え、リップシール21,22は基部30からケーシン
グ2の側面に向けて外向きに傾斜した複数のリップ部2
7,28を有しているので、スライダ7の内部12に侵
入してきた異物の軌道溝8,9側への侵入を阻止する。
また、供給されたグリースで軌道溝8,9側が高圧状態
になると、外側リップ部28は軌道レール1の上面14
に対してより強く押し付けられ、グリース等の漏れを防
止する。各リップ部27,28は所定の間隔をあけて配
置されているので、独立してシール性能を発揮できる。
Description
キャップ等から成るスライダを転動体を介して軌道レー
ル上で摺動可能に構成した直動転がり案内ユニットに関
する。
ーシング、エンドキャップ等から成るスライダを転動体
を介して軌道レール上で摺動可能に構成したものであっ
て、具体的には、長手方向両側壁面に軌道溝を形成した
軌道レール、該軌道レールに対して相対摺動可能であり
且つ前記各軌道溝に対向して軌道溝を形成したケーシン
グ、該ケーシングの長手方向両端に取り付けた一対のエ
ンドキャップ、対向する前記軌道溝間を転走する転動
体、前記各エンドキャップの外側端面に設けた側面シー
ル、前記ケーシングの両側下面に設けられた下面シール
及び前記軌道レールの上面に対向する前記ケーシングの
下面に設けられた上面シールから構成されている。
の軌道溝やスライダの軌道溝にゴミ、塵、埃、切粉等の
異物が付着すると、スライダが軌道レール上を摺動する
際に転動体の円滑な転動を妨げる原因となるだけでな
く、軌道溝に異物が噛み込んで軌道溝を傷付け、製品寿
命の低下を招く原因にもなることから、異物のスライダ
内への侵入を防止するため、スライダと軌道レールとの
間には密封装置である上記の側面シール、下面シール及
び上面シールが設けられている。
付着した異物の排除は側面シールが効果的であるが、軌
道レールに形成されたボルト挿通孔に異物が溜まると、
その異物については側面シールで完全に払拭することは
困難であり、側面シールを潜り抜けた異物はスライダの
内部で飛散して、転動体が転走する軌道溝に侵入する可
能性がある。そこで、従来の直動転がり案内ユニットで
は、側面シールを潜り抜けてきた異物が軌道溝へ侵入し
ないようにするために上面シールが設けられている。
は、軌道レールの軌道溝及びスライダの軌道溝にグリー
スが供給される構造になっているが、該グリースが軌道
レールの上面に付着すると、異物が軌道レールの上面に
粘着してしまい、側面シールだけでは該異物を排除する
ことが困難になる。そこで、従来の直動転がり案内ユニ
ットでは、軌道溝側のグリースが軌道レールの上面側へ
漏れるのを防ぐために上面シールが設けられている。
ては、異物が軌道溝へ侵入するのを防止する機能と、グ
リースが軌道レールの上面側へ漏れるのを防止する機能
の両方の機能を有している。上面シールとしては、従
来、種々のものが知られている。例えば、上面シール
は、平板状の細長いプレートと、該プレートの側縁に固
着され且つ長手方向に長く延びるゴム製の単一リップと
から構成されたものであって、該リップはケーシングの
軌道溝側へ向かって傾斜するように即ち外向きに傾斜す
るように形成され、該リップの先端が自身の弾性力で軌
道レールの上面に対して押し付けられている(例えば、
実公昭62−35945号公報参照)。
ばね性能を備えるべく鋼板を上に凸に折り曲げて形成し
たばね板と、該ばね板の両側縁にそれぞれ固着され且つ
軌道レールの長手方向に長く延びる一対のシール板とか
ら構成されている。該シール板は横断面形状が略長方形
で且つ下面に複数の突条を長手方向に沿って形成したも
のであって、シール板の下面はばね板によって軌道レー
ルの上面に押しつけられ、シール板の下面が軌道レール
の上面と長手方向に線接触するようにしたものである
(例えば、実公平6−2026号公報参照)がある。
軌道レールの長手方向に長く延びるシール板であって、
横断面形状が略長方形であり、該上面シールの下面が軌
道レールの上面と接触せずに、微小な隙間を残すよう
に、軌道レールの上面と対向するスライダの下面に直接
固着することによって取り付けたものである(例えば、
実開平1−82330号公報参照)。
えば、図5及び図6に示したような上面シールが知られ
ている。図5は従来の直動転がり案内ユニットを示す拡
大横断面図、及び図6は上面シールの平面図である。上
面シール60は、横断面コ字状のスライダ61内部の下
面62に軌道レール63の上面64と対向して取り付け
られるプレート65と、該プレート65の両側縁にそれ
ぞれ固着され且つ軌道レール63の長手方向に長く延び
る一対のシール板66とから構成されている(例えば、
特開平5−26236号公報参照)。
ものであって、軌道レール63に形成したボルト挿通孔
67の開口径以上の幅方向寸法に設定された基部68
と、基部68の両側縁を長手方向へ折り曲げて成形した
折曲部69とを有している。更にプレート65の長手方
向両端には、図6に示すように、弾性に富む細幅の挿入
部70が一対ずつ突設されている。上面シール60は挿
入部70をエンドキャップ(図示せず)の側面に形成さ
れた挿入溝に差し込むことによってスライダ61に固定
される。
4に当接する先端リップ71を有しており、各先端リッ
プ71,71は互いに接近する方向に即ち内向きに傾斜
している。即ち各先端リップ71は軌道レール63の中
央領域C側に向けて傾斜する形状となっている。そし
て、シール板66自身の弾性力とプレート65の挿入部
70の弾性力とにより、シール板66の先端リップ71
は軌道レール63の上面64に対して所定の押圧力で押
し付けられ、シール面を形成している。
来の上面シールはそれぞれ以下のような点で問題を有し
ている。上記第1従来例の上面シールは、外向きに傾斜
したリップを有しているので、グリースが軌道レールの
上面へ漏れるのを防ぐことができるし、異物が軌道溝へ
侵入するのを防止することができるが、リップが単一リ
ップであるから、シール性能が十分とは言いがたい面が
ある。
弾性力でもってシール板を軌道レールの上面に押し付け
るように構成されているので、上面シールのシール性能
はばね板の製作精度に大きく左右される。従って、ばね
板の製作精度が悪いと、軌道レールの上面へのシール板
の押圧力が不足して、異物の侵入及びグリースの漏れを
生じてしまう。また、該上面シールのばね板は、鋼板を
凸状に形成して製作したものであるから、スライダの下
面と軌道レールの上面との間隔をある程度確保する必要
があり、直動転がり案内ユニットの小型化あるいは薄型
化を困難にする一因となっていた。
ルに非接触であるから摩耗を防止することができるとい
う利点があるものの、ラビリンスシールとして機能する
ものであるから、特にグリースの漏れ防止に対するシー
ル性能が十分とは言いがたい面がある。
上面シール60のスライダ61への取付は、ケーシング
の長手方向両端にそれぞれエンドキャップ(図示せず)
を取り付ける際に、同時に行われる。即ち、プレート6
5の挿入部70をエンドキャップの側面に形成された挿
入溝に差し込んだ状態で、エンドキャップをケーシング
にねじ止めすることにより、上面シール60はスライダ
61に固定される。従って、上面シール60のスライダ
61への組付作業が複雑になり、製造コストの上昇を招
く。
レート65の挿入部70の弾性力によって軌道レール6
3の上面64に押し付けられ、しかも、シール板66は
軌道レール63の上面64に当接する先端リップ71を
有し、該先端リップ71は軌道レール63の中央領域C
側に向けて内向きに傾斜しているから、第4従来例の直
動転がり案内ユニットでは異物が軌道溝74,75の方
へ侵入し難い構造になっている。しかしながら、先端リ
ップ71が軌道レール63の中央領域C側に向けて内向
きに傾斜しているので、保留室73内が供給されたグリ
ースで高圧状態になると、シール板66の先端リップ7
1は軌道レール63の中央領域C側へ押し広げられて、
グリースが軌道レール63の中央領域C側へと排出され
ることになる。その結果、保留室73内から漏れたグリ
ースが軌道レール63の上面64に残り、異物を軌道レ
ール63の上面64に粘着させる原因となる。このた
め、軌道レール63の上面64に粘着した異物を側面シ
ール76によって払拭することは困難となってしまうと
いう問題がある。
に示したような上面シールを開発し、先に特願平6−1
01540号として出願した。図2は上面シールを備え
た直動転がり案内ユニットを示す横断面図、図3は図2
の直動転がり案内ユニットの縦断面図、及び図4は図2
の直動転がり案内ユニットの要部を示す拡大横断面図で
ある。
1A上に設定され且つ長手方向両側壁面41に軌道溝3
9を形成した軌道レール31と、該軌道レール31上を
跨架して摺動可能に装着されたスライダ37から構成さ
れている。グリースニップル(図示せず)から供給され
たグリースは、ケーシング32内の保留室42Aに保留
され、対向する軌道レール31の軌道溝39とケーシン
グ32の軌道溝38を潤滑する。側面シール36は、軌
道レール31の側壁面41に摺接し、軌道溝39に摺接
するシール部(図示せず)を有している。また、側面シ
ール36は軌道レール31の上面44に摺接するシール
突起36Aを有している。下面シール33は、軌道レー
ル31、ケーシング32及びエンドキャップ35に対し
て上下方向にシールを行うものである。また、上面シー
ル49は、スライダ37のケーシング32の下面43と
軌道レール31の上面44との間に設けられている。ス
ライダ37を構成するケーシング32の内部側の空所4
2部分の下面43には、軌道レール31の上面44と対
向する凹溝45が形成されている。また、ケーシング3
2の下面43には中心線上に複数個の穴部46が形成さ
れている。
3に取り付けられるプレート50を有し、プレート50
はスライダ37のケーシング32の下面43とエンドキ
ャップ35の下面43Aの長手方向全長にわたって延び
ており、プレート50の端面50Aは側面シール36に
密封状態に当接している。また、上面シール49は、プ
レート50の両側縁にそれぞれ固着された一対のリップ
シール51,52とから構成されている。プレート50
は平板状の鋼板を長手方向に両側縁部で折り曲げること
によって形成した折曲部53を有する。プレート50は
取付孔54の縁を筒状に囲む筒状突起55を有してい
る。筒状突起55はケーシング32の下面43に形成さ
れた穴部46に対応する位置に形成されている。
チック等の弾性材料から成り、軌道レール31の上面の
両側部領域Sにそれぞれ摺接するものであり、プレート
50への取付基部56から先端が二股状に分岐した内側
リップ部57と外側リップ部58とを有している。内側
リップ部57は軌道レール31の中央領域C側に向けて
内向きに傾斜し、外側リップ部58は内側リップ部57
と反対側に向けて外向きに傾斜している。内側リップ部
57及び外側リップ部58は軌道レール31の上面44
の側部領域Sに摺接する。リップシール51,52は取
付基部56の取付段部59をプレート50の折曲部53
に係合させて焼き付けによってプレート50に固着され
る。
2の先端がプレート50への取付基部56から二股状に
分岐したものであって、分岐点48から軌道レール1の
中央領域C側に向けて内向きに傾斜する内側リップ部5
7と、該分岐点48から該内側リップ部57と反対側に
向けて外向きに傾斜する外側リップ部58とを有してい
るので、内側リップ部57と外側リップ部58とは、外
力を受けた時に、分岐点48を中心として一緒に回転し
ようとする。即ち、例えば保留室42A内が高圧状態に
なると、外側リップ部58は分岐点48を中心として中
央領域Cの方へ向かって回動するが、それと同時に内側
リップ部57も一緒に中央領域Cの方へ向かって回動し
ようとする。この時、内側リップ部57の先端は軌道レ
ール1の上面44から離れようとする傾向があるので、
内側リップ部57のシール性能が低下し、異物が内側リ
ップ部57を潜り抜けて侵入してくる可能性が高くな
る。逆に、異物に押されて、内側リップ部57が分岐点
48を中心として側部領域S側に回動した時には、外側
リップ部58の先端が軌道レール31の上面44から離
れようとする傾向があるので、外側リップ部58のシー
ル性能が低下し、グリースが外側リップ部58を潜り抜
けて軌道レール31の上面44に排出される可能性が高
くなる。
とであり、ケーシングに取り付けた上面シールによって
軌道レールの上面から軌道溝へ異物が侵入することを防
止すると共に、軌道溝から軌道レールの上面側へグリー
スが漏れ出るのを防止する両方の機能を同時に達成でき
るように構成するため、上面シールに複数のリップ部を
設け、各リップ部がシール性能に関して相互に影響を及
ぼさない独立した機能を有するように構成した直動転が
り案内ユニットを提供することである。
成するため、次のように構成されている。即ち、この発
明は、長手方向両側壁面に軌道溝を形成した軌道レー
ル、該軌道レールに対して相対摺動可能であり且つ前記
各軌道溝に対向して軌道溝を形成したケーシング、該ケ
ーシングの長手方向両端に取り付けたエンドキャップ、
対向する前記軌道溝間を転走する転動体、前記エンドキ
ャップの外側端面に設けた側面シール、前記ケーシング
の両側下面に設けられた下面シール及び前記軌道レール
の上面に対向する前記ケーシングの下面に取り付けた上
面シールを有する直動転がり案内ユニットにおいて、前
記上面シールは前記ケーシングの前記下面の両側縁に沿
って長手方向に延びるプレートと該プレートに固着され
た前記軌道レールの前記上面の両側部領域にそれぞれ摺
接して長手方向に延びるリップシールから成り、前記各
リップシールは前記ケーシングの軌道溝側に向けて外向
きに傾斜し且つ所定の間隔をあけて設けられている複数
のリップ部を有することを特徴とする直動転がり案内ユ
ニットに関する。
て、前記プレートは、前記ケーシングの前記下面に固着
具で固定された平板から形成されている。
記のように構成されているので、次のように作用する。
即ち、この直動転がり案内ユニットでは、前記上面シー
ルは前記軌道レールの前記上面の両側部領域にそれぞれ
摺接するリップシールを備え、該各リップシールは前記
ケーシングの軌道溝側に向けて外向きに傾斜した複数の
リップ部を有し、前記各リップ部は所定の間隔をあけて
配置されているので、異物の侵入を防止することができ
ると共にグリースの漏れを防止することができる。特
に、供給されたグリースで前記軌道溝側が高圧状態にな
ると、複数の前記リップ部のうち、最外側の前記リップ
部は前記軌道レールの上面に対してより一層強く押し付
けられることになり、前記軌道溝側から前記軌道レール
の上面の方へ向けてグリースが漏れるのを確実に阻止す
ることができる。しかも、供給されたグリースの圧力で
最外側の前記リップ部が前記軌道レールの上面に強く押
し付けられるので、側面シールと前記軌道レールの上面
との間を通ってスライダの内部に侵入してきた異物が更
に前記軌道溝側へ侵入しようとする時に、たとえ最内側
の前記リップ部から異物が侵入したとしても、その異物
の前記軌道溝側への侵入は最外側の前記リップ部によっ
て確実に阻止される。従って、この直動転がり案内ユニ
ットにおける前記上面シールは、異物の侵入防止機能と
グリースの漏れ防止機能とを併せ持っているものとな
る。
て配置されているので、あるリップ部の変形が別のリッ
プ部の変形を引き起こすといったように、リップ部同士
が相互に影響を及ぼし合うということはない。言い換え
れば、前記各リップ部は独立してシール性能を発揮す
る。従って、複数の前記リップ部のうち、例えば、最外
側の前記リップ部がグリースの圧力で前記軌道レールの
上面に強く押し付けられたとしても、それに伴って、内
側の前記リップ部が前記軌道レールの上面から離れてし
まうというようなことは起こらない。
直動転がり案内ユニットの実施例について説明する。図
1はこの発明による直動転がり案内ユニットの一実施例
を示す一部破断の横断面図である。なお、図1に示した
実施例では、転動体4としてローラを使用したタイプを
示しているが、ローラに限らず、ボールを使用したタイ
プにも適用できるものである。
A上に固定され且つ長手方向両側壁面11にそれぞれ2
条ずつ軌道溝9,9を形成した軌道レール1と、該軌道
レール1上を跨架して摺動可能に装着されたスライダ7
から構成されている。軌道レール1の上面14には、ベ
ース1Aへの取り付けの際に取付ボルトを挿通するため
のボルト挿通孔29が開口している。スライダ7は、軌
道レール1に対して相対摺動可能であり且つ各軌道溝
9,9に対向する位置に軌道溝8,8を形成したケーシ
ング2、対向する軌道溝8,9間で相対移動可能に転走
する多数のローラからなる転動体4,4、ケーシング2
の摺動方向即ち長手方向両端にそれぞれ取り付けたエン
ドキャップ(図示せず。図3の符号35参照)、及びス
ライダ7と軌道レール1との間をシールするための密封
装置を有している。
態に載置され、軌道レール1の軌道溝9,9に沿って循
環する複数のローラからなる転動体4,4の介在で自在
に摺動するものである。即ち、軌道レール1の軌道溝
9,9を走行する負荷域の転動体4,4は、エンドキャ
ップ内に形成された方向転換路(図示せず。図3の符号
35A参照)に導かれ、更にケーシング2の軌道溝8,
8と平行に形成されたリターン通路孔10,10に移動
し、多数の転動体4,4は無限循環路内を無限循環する
ものである。このように、スライダ7に形成された軌道
溝8,8と軌道レール1の軌道溝9,9との間に位置す
る負荷された転動体4,4の転動により、軌道レール1
とスライダ7とが摺動自在に相対運動することができ
る。
シング2に保持されている。即ち、ケーシング2の両内
側面24にはそれぞれ2条の軌道溝8,8が形成されて
おり、ケーシング2から転動体4,4が脱落するのを防
止するため、略三角形の断面形状を持つ保持部材17が
2条の転動体4,4を挟むようにケーシング2に取り付
けられている。
付けられる側面シール6、ケーシング2とエンドキャッ
プとの両側下面に配置される下面シール3、及びスライ
ダ7のケーシング2の下面13と軌道レール1の上面1
4との間に設けられる上面シールからなる。
ね合わせてエンドキャップと一緒にケーシング2に対し
てねじ26で取り付けられる。側面シール6の端面には
グリースニップル18が取り付けられており、該グリー
スニップル18から供給されたグリースは、ケーシング
2内の保留室25に供給・保留され、対向する軌道溝
8,9を潤滑する。側面シール6は、軌道レール1の側
壁面11に摺接し、軌道溝9,9に摺接するシール部
(図示せず)を有している。また、側面シール6は軌道
レール1の上面に摺接し、且つ外向きに傾斜したシール
突起(図示せず。図3の符号36A参照)を有してい
る。
グ2及びエンドキャップに対して上下方向にシールを行
うものである。下面シール3は、平板状の鋼板の一側縁
にシール突起3Aが焼き付け等によって固着されたもの
で、スライダ7の両側下面にそれぞれ取り付けられる。
該下面シール3をスライダ7の下面に取り付けた状態に
おいては、シール突起3Aは下向きに傾斜しており、軌
道レール1の側壁面11に摺接する。
グ2の下面13と軌道レール1の上面14との間に設け
られている。スライダ7を構成するケーシング2の下面
13、つまりケーシング2の内部側の空所12部分の下
面13には、軌道レール1の上面14と対向する凹溝1
5が形成されている。また、ケーシング2の下面13に
は中心線上に複数個の取付穴16が形成されている。
3に取り付けられたプレート20と、該プレート20の
両側縁にそれぞれ焼き付け等によって固着された一対の
リップシール21,22とから構成されている。プレー
ト20は、ケーシング2の下面13の両側縁に沿って長
手方向に延びており、リップシール21,22は、プレ
ート20に固着され且つ軌道レール1の上面14の両側
部領域にそれぞれ摺接して長手方向に延びている。各リ
ップシール21,22はケーシング2の軌道溝8側に向
けて外向きに傾斜し且つ所定の間隔をあけて設けられて
いる複数のリップ部27,28を有する。プレート20
は、平板状の鋼板で形成されている。また、プレート2
0はスライダ7のケーシング2の下面13とエンドキャ
ップの下面の長手方向全長にわたって延びており、プレ
ート20の端面は側面シール6に密封状態に当接してい
る(図3におけるプレート50の端面50Aと側面シー
ル36との関係と同様である)。
に取り付けられており、上面シール19を構成するプレ
ート20をケーシング2の凹溝15に嵌合し、プレート
20の孔とケーシング2の取付穴16を一致させて、ボ
ルト23で締め付けることによって取り付けられる。そ
の取付はスライダ7の組立後に行うことができる。ま
た、ケーシング2の下面13に凹溝15を形成したの
で、プレート20と軌道レール1の上面14との距離H
を確保しつつ、直動転がり案内ユニットの薄型化を図る
ことができる。
2はゴム、プラスチック等の弾性材料で製作される。な
お、エンジニアリングプラスチックで製作する場合に
は、リップシール21,22とプレート20とをエンジ
ニアリングプラスチックで一体成形してもよい。各リッ
プシール21,22は軌道レール1の上面の両側部領域
Sにそれぞれ摺接し、軌道レール1の長手方向に沿って
延びるものである。各リップシール21,22はプレー
ト20への取付基部30からケーシング2の軌道溝8,
8側に向けて延びて外向きに傾斜している外側リップ部
28及び内側リップ部27の2つのリップ部を有してお
り、該各リップ部27,28は所定の間隔をあけて取付
基部30に一体に設けられている。内側リップ部27及
び外側リップ部28は弾性材料で形成すると共に、リッ
プの長さを長くして容易に変形する形状としたので、リ
ップ先端が軌道レール1の上面14を押し付ける押圧力
は比較的小さい。従って、スライダ7は従来よりも小さ
な摺動抵抗で動作でき、速い摺動にも十分追従すること
ができるものとなっている。また、外側リップ部28と
内側リップ部27とは所定の間隔をあけて配置されてい
るので、換言すれば、それらは相互に独立してシール性
能を発揮するので、一方のリップ部の変形が他方のリッ
プ部の変形を引き起こすといったように、リップ部同士
が相互に影響を及ぼし合うということはない。
る密封装置のシール機能について説明する。この直動転
がり案内ユニットは、側面シール6がエンドキャップの
外側両端面にそれぞれ設けられているので、軌道レール
1に付着した異物は側面シール6によって、軌道レール
1の上面14とスライダ7の下面13との間への侵入、
及び軌道レール1の両側壁面11,11とスライダ7の
内側面24との間への侵入が阻止される。異物が軌道レ
ール1の上面14からスライダ7の内部に侵入してしま
った場合には、異物は側面シール6から外部へ排出され
る。即ち、側面シール6のシール突起(図示せず。図3
の符号36A参照)は図3に示すように外向きに傾斜し
ているので、侵入した異物はスライダ7の移動時に側面
シール6から外部へ排出される。
ようとする異物の侵入は下面シール3によって阻止され
る。また、もし異物が下面シール3からスライダ7内部
に侵入してしまった場合には、侵入した異物は下面シー
ル3から外部へ排出されることになる。即ち、下面シー
ル3はシール突起3Aが下向きに傾斜しており、しかも
保留室25内にはグリース、空気等が供給されているの
で、保留室25内が高圧状態になると、異物はグリース
と一緒に外部へ排出される。なお、下面シール3からグ
リースが排出されることに関しては特に問題は生じな
い。
ライダ7の下面13との間へ異物が侵入したとしても、
上面シール19の内側リップ部27及び外側リップ部2
8はそれ自体の弾性力でリップ先端が軌道レール1の上
面14に押し付けられるものであるから、上面シール1
9によって軌道溝8,9側への異物の侵入が阻止され
る。
たグリース等で軌道溝8,9側が高圧状態になると、外
側リップ部28は軌道レール1の上面14に対してより
一層強く押し付けられることになり、軌道溝8,9側か
ら軌道レール1の上面14の方へ向けてグリースが漏れ
るのを防止する効果が増すことになる。従って、グリー
スが軌道レール1の上面14に漏れ出てこないから、軌
道レール1の上面14に付着した異物は側面シール6の
シール突起によって簡単に払拭することができる。
て外側リップ部28は軌道レール1の上面14に強く押
し付けられ、外側リップ部28のシール性能が強化され
るので、たとえ内側リップ部27から異物が侵入したと
しても、その異物の軌道溝8,9側への侵入は外側のリ
ップ部28によって強力に阻止される。この上面シール
19は、以上のように作用するので、異物の侵入防止機
能とグリースの漏れ防止機能を併せ持っている。
7とは所定の間隔をあけて配置されているので、一方の
リップ部の変形が他方のリップ部の変形を引き起こすこ
とがなく、即ちリップ部同士が相互に影響を及ぼし合う
ということはない。従って、例えば外側リップ部28が
グリース等の圧力で強く軌道レール1の上面14に押し
付けられた時に、それに伴って内側リップ部27が浮き
上がって軌道レール1の上面に対する内側リップ部27
の押圧力が低下したり、最悪の場合には内側リップ部2
7の先端が軌道レール1の上面14から離れてしまうと
いった事態は起こらない。従って、この上面シール19
は異物の侵入防止とグリースの漏れ防止の両方に対して
安定したシール性能を維持することができる。
28はそれ自体の弾性力でリップ部先端が軌道レール1
の上面14に押し付けられるものであるから、言い換え
れば、第2従来例のようにばね板の弾性力を利用して各
リップ部を軌道レールの上面に押し付けるものではない
から、上面シール19のシール性能はプレート20の製
作精度にあまり左右されず、製品間でシール性能にばら
つきが生じない。
2つのリップ部を有するものについて説明したが、3つ
以上のリップ部を有するものであってもよい。また、側
面シール6を各エンドキャップの外側端面に一枚ずつ取
り付ける場合について説明したが、スライダ7の端面か
らのグリースの漏れを徹底的に避けるという意味で、各
エンドキャップの外側端面にそれぞれ複数枚の側面シー
ルを取り付けるようにしてもよい。その場合、半分の側
面シールについては、シール突起の向きが反対向きにな
るように取り付けることが望ましい。なお、その場合、
異物の排出は下面シール3から行われることになる。
は、上記のように構成され、次のような効果を有する。
即ち、この直動転がり案内ユニットでは、上面シール
は、軌道レールの上面の両側部領域にそれぞれ摺接する
リップシールを備えており、該各リップシールはケーシ
ングの軌道溝側に向けて外向きに傾斜した複数のリップ
部を有しており、該各リップ部は所定の間隔をあけて配
置されているので、側面シールを潜り抜けてスライダの
内部に侵入してきた異物は、内側のリップ部の働きで、
軌道溝への侵入を完全に阻止される。また、外側のリッ
プ部の働きで、軌道溝側のグリースが軌道レールの上面
に漏れ出すことはない。従って、軌道レールの上面に付
着した異物は側面シールによって簡単に払拭することが
できる。
側の圧力が高くなると、該圧力によって外側のリップ部
は軌道レールの上面に一層強く押し付けられ、シール性
能が一層強化されるので、グリースが軌道レールの上面
に漏れ出てくることはない。また、各リップ部は所定の
間隔をあけて配置されており、各リップ部が相互に影響
を及ぼさないので、軌道溝側が高圧状態になっても、そ
れに伴って内側のリップ部のシール性能が低下するとい
うことはないし、逆に異物が内側のリップ部に衝突する
ことに伴って、外側のリップ部のシール性能が低下する
ということもない。従って、この上面シールは安定した
シール性能を維持することができる。
ーシングの前記下面に取り付ける平板状のプレートの両
側縁にそれぞれ固着されたものであるから、第二従来
例、第四従来例及び第五従来例のようにプレートを折曲
加工していないので、直動転がり案内ユニットの薄型化
を図ることができる。
成され、該平板がケーシングの下面にボルト等の固着具
で固定されるように構成されているから、上面シールの
スライダへの組付作業はスライダの組立後に行うことが
できるので、該組付作業は特に第四従来例と比較して簡
単なものになる。
でリップ部先端が軌道レールの上面に押し付けられるも
のであるから、言い換えれば、第二従来例のようにプレ
ート(ばね板)の弾性力を利用して各リップ部(突条)
を軌道レールの上面に押し付けるものではないから、上
面シールのシール性能はプレートの製作精度にあまり左
右されず、製品間でシール性能にばらつきが生じない。
施例を示す一部破断の横断面図である。
る。
る。
大横断面図である。
を示す拡大横断面図である。
面シールの平面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 長手方向両側壁面に軌道溝を形成した軌
道レール、該軌道レールに対して相対摺動可能であり且
つ前記各軌道溝に対向して軌道溝を形成したケーシン
グ、該ケーシングの長手方向両端に取り付けたエンドキ
ャップ、対向する前記軌道溝間を転走する転動体、前記
エンドキャップの外側端面に設けた側面シール、前記ケ
ーシングの両側下面に設けられた下面シール及び前記軌
道レールの上面に対向する前記ケーシングの下面に取り
付けた上面シールを有する直動転がり案内ユニットにお
いて、前記上面シールは前記ケーシングの前記下面の両
側縁に沿って長手方向に延びるプレートと該プレートに
固着された前記軌道レールの前記上面の両側部領域にそ
れぞれ摺接して長手方向に延びるリップシールから成
り、前記各リップシールは前記ケーシングの軌道溝側に
向けて外向きに傾斜し且つ所定の間隔をあけて設けられ
ている複数のリップ部を有することを特徴とする直動転
がり案内ユニット。 - 【請求項2】 前記プレートは、前記ケーシングの前記
下面に固着具で固定された平板から形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の直動転がり案内ユニッ
ト。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20921394A JP3775609B2 (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 直動転がり案内ユニット |
| US08/510,336 US5575216A (en) | 1994-08-09 | 1995-08-02 | Linear motion rolling guide unit |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20921394A JP3775609B2 (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 直動転がり案内ユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0854017A true JPH0854017A (ja) | 1996-02-27 |
| JP3775609B2 JP3775609B2 (ja) | 2006-05-17 |
Family
ID=16569230
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20921394A Expired - Lifetime JP3775609B2 (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 直動転がり案内ユニット |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5575216A (ja) |
| JP (1) | JP3775609B2 (ja) |
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| DE19841668A1 (de) * | 1998-09-11 | 2000-03-16 | Schaeffler Waelzlager Ohg | Linearwälzlager |
| US20240093765A1 (en) * | 2022-09-16 | 2024-03-21 | Parker-Hannifin Corporation | Guided strip seal for linear actuator |
Family Cites Families (8)
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|---|---|---|---|---|
| CH601687A5 (ja) * | 1976-07-14 | 1978-07-14 | Escher Wyss Ag | |
| DE2701672C3 (de) * | 1977-01-17 | 1980-08-14 | Glacier Gmbh Deva Werke, 3570 Stadtallendorf | Dichtanordnung für ein Gleitlager zum Tragen schwerer Lasten |
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| JPS6235945A (ja) * | 1985-08-09 | 1987-02-16 | Nec Corp | 障害処理方式 |
| JPS6482330A (en) * | 1987-09-24 | 1989-03-28 | Hitachi Maxell | Ferromagnetic powder and magnetic recording medium formed by using said powder |
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| JPH062026A (ja) * | 1992-06-22 | 1994-01-11 | Kawasaki Steel Corp | Rh脱ガスによる低窒素鋼の製造方法 |
| JP2575896Y2 (ja) * | 1992-10-13 | 1998-07-02 | 日本トムソン株式会社 | 直動転がり案内ユニット |
-
1994
- 1994-08-09 JP JP20921394A patent/JP3775609B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1995
- 1995-08-02 US US08/510,336 patent/US5575216A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3775609B2 (ja) | 2006-05-17 |
| US5575216A (en) | 1996-11-19 |
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