JPH0854165A - 氷片の貯留搬送装置 - Google Patents

氷片の貯留搬送装置

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JPH0854165A
JPH0854165A JP21216194A JP21216194A JPH0854165A JP H0854165 A JPH0854165 A JP H0854165A JP 21216194 A JP21216194 A JP 21216194A JP 21216194 A JP21216194 A JP 21216194A JP H0854165 A JPH0854165 A JP H0854165A
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JP
Japan
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ice
storage
ice pieces
compressed air
blower
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JP21216194A
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English (en)
Inventor
Fumio Ishiguro
文男 石黒
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 氷片を貯留する貯蔵庫を気密に保持して、該
氷片の融解を防止し効率的に搬送する。 【構成】 貯蔵庫10の上部に搭載された製氷機8で製
造された氷片は、該貯蔵庫10の上部空間18に落下放
出され、コンベア20により連通口39から下部空間1
2に落下して貯蔵される。貯氷庫54から搬送信号を受
けると、ファンブロア26の起動による圧縮空気が、送
風管30を介して押圧手段33を付勢し、ダンパ40が
閉成して下部空間12内が気密に保持される。そしてコ
ンベア14および16により搬出部46に移送された氷
片は、送風管28を介して該搬出部46に送られた冷却
圧縮空気により、搬送管50を介して貯氷庫54に搬送
される。氷片の搬送に供された前記圧縮空気は、吸込管
32を介してファンブロア26に回収され、再び氷片の
搬送に供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、貯蔵庫に貯留されて
いる所要形状の氷片を、圧縮空気により目的地に搬送す
る氷片の貯留搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】製氷機で製造されたフレーク氷やチップ氷
等の氷片は、貯蔵庫に所要量だけ貯留され、必要に応じ
て貯蔵庫から取出されて使用に供される。貯蔵庫から目
的の地点に大量の氷片を搬送する手段として、空気搬送
装置が知られている。この空気搬送装置は、貯蔵庫から
搬出された氷片を受け入れ可能に構成されると共に目的
の地点で開口する搬送管を備え、該搬送管における氷片
の供給部より上流側にファンブロアを接続し、該ファン
ブロアで圧縮した空気を搬送管内に供給することによ
り、供給部から搬送管内に供給された氷片を目的の地点
に向けて圧送するよう構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記製氷機を備えた貯
蔵庫に空気搬送装置を配設した場合、製氷機、貯蔵庫お
よび搬送管が連通するため、ファンブロアを運転して搬
送管内に圧縮空気を供給すると、該空気の一部が貯蔵庫
内から製氷機に流入して内部の気圧が上昇する。この場
合において、製氷機の製氷機構を構成する製氷タンクに
貯留されている水(製氷水)が、製氷機内の気圧上昇によ
り飛散して正常な製氷ができなくなる問題があった。ま
た、搬送管および貯蔵庫内の空気が製氷機側に逃出する
ことにより、搬送管内の風圧が一定値以上とならず、氷
片の搬送に支障を来たすことがあった。なお、出力の高
いファンブロアを使用することにより、空気が逃出して
も搬送管内の風圧を一定値以上とすることはできるが、
このときには製氷機内の気圧が大きく上昇して前述した
問題を助長すると共に、設備コストやランニングコスト
が嵩む問題がある。またファンブロアの発熱量が多くな
って、貯蔵庫に貯留されている氷片が融解する難点も指
摘される。
【0004】更に、前記ファンブロアは、外部の冷却さ
れていない空気を搬送管内に送出しているため、搬送中
の氷片が解けたり、貯蔵庫内に外気が吸い込まれて温度
が上昇して貯留されている氷片が融解することがあり、
氷片の損失が大きくなる問題があった。
【0005】
【発明の目的】この発明は、前述した課題に鑑み、これ
を好適に解決するべく提案されたものであって、所要形
状の氷片が貯留される貯蔵庫を気密に保持して該氷片の
効率的な搬送を達成すると共に、氷片の融解を防止し得
る氷片の貯留搬送装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため本発明に係る氷片の貯留搬
送装置は、貯蔵庫に貯留されている所要形状の氷片を該
貯蔵庫に連通する搬出部に供給し、この搬出部に連通接
続した送風装置から供給される圧縮空気により前記氷片
を搬送するようにした貯留搬送装置において、前記貯蔵
庫に配設され、該貯蔵庫に設けた開口部分を開閉自在な
開閉部材と、前記送風装置から分岐した送風管が連結さ
れると共に、前記開閉部材に当接・離間移動自在な押圧
手段とを備え、前記送風装置から送風管を介して供給さ
れる圧縮空気により、前記押圧手段を開閉部材に当接さ
せて、該開閉部材で開口部分を閉塞するよう構成したこ
とを特徴とする。
【0007】また前記目的を達成するため、本願の別の
発明は、貯蔵庫に貯留されている所要形状の氷片を該貯
蔵庫に連通する搬出部に供給し、この搬出部に連通接続
した送風装置から供給される圧縮空気により前記氷片を
搬送するようにした貯留搬送装置において、前記搬出部
と氷片の搬送目的個所とを連通する搬送管に、前記送風
装置の吸込管を連通接続し、前記搬出部から氷片を搬送
目的個所に搬送した圧縮空気を、前記送風装置に回収し
て再び搬送用の圧縮空気として使用するよう構成したこ
とを特徴とする。
【0008】
【実施例】次に、本発明に係る氷片の貯留搬送装置につ
き、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以
下説明する。図1は、実施例に係る氷片の貯留搬送装置
1の全体を示す概略構成図、図2および図3は、貯留搬
送装置1の要部概略断面図である。図に示す如く、全体
が略箱形をなす貯蔵庫10の上部に製氷機8が搭載さ
れ、該製氷機8で製造されたチップ氷や角氷またはクレ
セント氷等の氷片が貯蔵庫10内に連通口9を介して落
下放出される。この貯蔵庫10の内部に仕切り板19が
配設され、該仕切り板19の上部に、製氷機8で製造さ
れた氷片を一時的に貯留する上部空間18が画成される
と共に、仕切り板19の下部には氷片を所定レベルまで
堆積貯留し得る下部空間12が画成される。また、貯蔵
庫10の側壁外面には断熱材(図示せず)が被覆され、貯
留されている氷片の融解を抑制するよう構成されてい
る。なお、貯蔵庫10における側壁の適宜位置に開閉扉
11が配設され、該開閉扉11を開放することにより、
前記下部空間12に貯留されている氷片を取出し得るよ
うになっている。
【0009】前記上部空間18は、図3に示す如く、そ
の底部が略船底状に形成され、前記製氷機8で製造され
た氷片が連通口9を介して該空間18に落下放出されて
底部に貯留される。なお、上部空間18の容積は、前記
製氷機8が1サイクルで製造する量の氷片を貯留し得る
容積に設定されている。上部空間18の底部には、前記
連通口9の真下から離間する位置に、所要角度で下方に
向けて傾斜するシュート38が形成されており、該シュ
ート38は連通口39を介して下部空間12と連通する
よう構成される(図7参照)。そして、この連通口39
は、後述するダンパー40により開閉されるようになっ
ている。また上部空間18には、その長手方向に沿って
第1スクリューコンベヤ20が回動自在に配設され、該
コンベヤ20は貯蔵庫外部に配設したモータ22により
所要方向に回転される。この第1スクリューコンベア2
0は、前記シュート38の真上に位置する部位にそろば
ん球形状の分流板21が配設されると共に、該分流板2
1を境にして左右両側には左右逆ピッチの螺旋状の羽根
が形成されている。すなわち、モータ22により第1ス
クリューコンベヤ20を回転させると、上部空間18に
貯留されている氷片は分流板21に向かって移送され、
該分流板21に両側から近づく氷片は、分流板21の両
傾斜面21a,21aに接触して、スクリュー軸20a
を基準とした水平面より下に位置する氷片はシュート3
8に落下し、スクリュー軸20aを基準とした水平面よ
り上に位置する氷片は上昇しながら離間する。これによ
り、氷片同士が圧接されて割れを生じたり、コンベヤ2
0に負荷が加わるのを回避することができる。
【0010】前記シュート38の連通口39には、該連
通口39を開閉自在に閉塞可能な状態で、蝶番42を介
してダンパー40が回動可能に枢支されており、前記第
1スクリューコンベヤ20により移送された氷片がダン
パー40を開放して下部空間12に放出されるようにな
っている。なおダンパー40は、後述するファンブロア
26の運転により作動される押圧手段33により連通口
39を閉塞して、下部空間12を気密状態に保持するよ
う機能する。また下部空間12の内部に貯氷検知スイッ
チ13が配設され、空間12内に所定量の氷片が貯留さ
れたことを該スイッチ13が検知した際に、前記製氷機
8の運転を停止するよう設定してある。更に、前記第1
スクリューコンベヤ20は、製氷機8が製氷運転から除
氷運転に移行した際に回転を開始し、該製氷機8から上
部空間18に放出された1サイクルで製造された量の氷
片を下段空間12に放出する時間だけ運転されるように
なっている。また第1スクリューコンベヤ20は、ファ
ンブロア26の運転中には運転を開始しないよう設定さ
れている。
【0011】前記下部空間12の底部は、図3に示すよ
うに略船底状に形成されており、その最下部には、モー
タ24により所要方向に回転される第2スクリューコン
ベア14が長手方向に沿って配設されている。この下部
空間12の下側には、該下部空間12と開口23を介し
て連通する搬出空間44が画成され、下部空間12から
開口23を介して搬出空間44に放出された氷片は、該
搬送空間44に配設された第3スクリューコンベヤ16
を前記モータ24により回転することにより、搬出部4
6に向けて移送されるようになっている。なお、第2ス
クリューコンベヤ14は、図5に示す如く、前記第1ス
クリューコンベア20と同様に、開口23の真上に位置
する部位にそろばん球形状の分流板15が配設されると
共に、該分流板15を境にして左右両側に左右逆ピッチ
の螺旋状の羽根が形成されている。すなわち、モータ2
4により第2スクリューコンベヤ14を回転させると、
下部空間12に貯留されている氷片は分流板15に向か
って移送され、該分流板15に両側から近づく氷片は、
分流板15の両傾斜面15a,15aに接触して、スク
リュー軸14aを基準とした水平面より下に位置する氷
片は開口23から搬送空間44に落下し、スクリュー軸
14aを基準とした水平面より上に位置する氷片は上昇
しながら離間する。これにより、氷片同士が圧接されて
割れを生じたり、コンベヤ14に負荷が加わるのを回避
することができる。
【0012】なお、前記搬送空間44の上面と第3スク
リューコンベヤ16の上端との間に画成される隙間は、
前記製氷機8で製造される1個の氷片の外形寸法より大
きく設定され、該第3スクリューコンベヤ16により移
送される氷片が上面との間に挟まって割れるのを防止す
るよう構成される。また第3スクリューコンベヤ16の
速度は、第2スクリューコンベヤ14の速度よりも速く
設定され、下部空間12から搬送空間44に放出された
氷片が詰まることなく搬出部46に移送されるようにし
てある。更に、搬送空間44の底面には、水抜き用のド
レン48が設けられている。
【0013】前記第3スクリューコンベヤ16により氷
片が移送される前記搬出部46には、図4に示す如く、
コンベヤ16による氷片の移送方向と交差して開口46
a,46bが形成され、一方の開口46aには、下部空
間12の傾斜底面と貯蔵庫10の側壁との間に形成され
る空間17(図3参照)に配置したファンブロア26の送
風管28が連通接続されている。また他方の開口46b
には、氷片の搬送目的個所である貯氷庫54に連通する
搬送管50が連通接続されている。すなわち、ファンブ
ロア26から搬出部46に圧縮空気を供給することによ
り、該搬出部46に第3スクリューコンベヤ16で移送
されている氷片は、圧縮空気により搬送管50を介して
貯氷庫54に搬送される。なお、搬送管50の途中に
は、水滴分離器53が介挿され、搬送中の氷片から生ず
る水滴を除去するようになっている。
【0014】前記送風管28の途中に分岐接続された送
風管30は、前記下部空間12の内部に引込まれて前記
ダンパー40の外面40a側にまで延設され、図6およ
び図7に示すように、該送風管30の端部30aに、圧
縮空気により付勢可能な押圧手段33が配設される。こ
の押圧手段33は、送風管30の端部30aに摺動自在
に外嵌した有底円筒体34と、該有底円筒体34の底部
(前端部)34aに立設した当接棒36とからなり、氷片
を搬送するためにファンブロア26を起動すると、送風
管28を流通する圧縮空気の一部が送風管30に流入し
て有底円筒体34が前方に押出されるようになってい
る。そして、前進した有底円筒体34の当接棒36が、
図6に示すようにダンパー40に当接して前記連通口3
9を閉塞するよう設定される。またファンブロア26の
運転を停止すると、シュート38に落下した氷片の重さ
で有底円筒体34が後退してダンパー40の開放を許容
するため、氷片は下部空間12に放出される。更に、ダ
ンパー40の外面40aと貯蔵庫10の内壁面間に引張
りばね41が張設され、該ダンパー40と当接棒36と
を常に当接状態に保持するよう設定される。
【0015】なお、前記送風管30は、押圧手段33に
接続される端部30aのみを所要の管径に設定した硬質
の部材で構成すると共に、他の部分を可撓性の小径ホー
スで構成することにより、配管を簡単に行なうことが可
能となる。また送風管30と押圧手段33との接続部は
高い組付け精度を必要とせず、僅かな空気の漏れは許容
され、しかも下部空間12に漏れた圧縮空気は空間内の
気圧を上昇させてダンパー40による連通口39の閉塞
に寄与する。更に、前記当接棒36は有底円筒体34に
対して突出量を調整自在に配設されている。また、ファ
ンブロア26の送風管28に高圧検知スイッチ、低圧検
知スイッチおよび異常圧検知スイッチを配設し、各スイ
ッチの検出値によってファンブロア26を作動制御する
ことが推奨される。
【0016】前記ファンブロア26の吸込管32は、図
1に示す如く、前記搬送管50に連通接続されており、
搬送管50を搬送される氷片は吸込管32との分岐点5
2で貯氷庫54に落下すると共に、氷片を搬送した圧縮
空気は吸込管32を介してファンブロア26に戻される
ようになっている。すなわち、貯蔵庫10内の冷却され
た空気を搬送用の圧縮空気として循環使用するので、搬
送中の氷片が融解したり貯蔵庫10内の温度上昇を防止
することができる。
【0017】
【実施例の作用】次に、実施例に係る氷片の貯留搬送装
置の作用につき、図8および図9のフローチャート図を
参照して説明する。
【0018】図8は、前記製氷機8が製氷運転中に、当
該の貯留搬送装置が前記貯氷庫54からの搬送信号を受
けた場合のフローチャート図である。なお、前回の製氷
運転により製造されて貯蔵庫10の上部空間18に放出
された氷片は、第1スクリューコンベア20により下部
空間12に全てが落下放出されて、第1スクリューコン
ベア20は停止状態にあるものとする。すなわち、前記
搬送信号により先ずファンブロア26が起動し、前記送
風管28を介して圧縮空気が搬出部46に供給される。
このとき、送風管28を流通する圧縮空気の一部は送風
管30を介して押圧手段33に供給され、前記有底円筒
体34を前進させてダンパー40を閉成方向に付勢す
る。これにより、上部空間18と下部空間12とを連通
する連通口39はダンパー40により閉塞され、下部空
間12内が気密に保持される(図6参照)。また、前記モ
ータ24が起動して第2スクリューコンベヤ14および
第3スクリューコンベヤ16が所要方向に回転し、下部
空間12に貯留されている氷片が搬送空間44に落下放
出されると共に、該空間44内の氷片が搬出部46に移
送される。
【0019】前記搬出部46に移送された氷片は、ファ
ンブロア26から供給される圧縮空気により搬送管50
を介して貯氷庫54に搬送される。また氷片を搬送した
圧縮空気は、吸込管32を介してファンブロア26に戻
り、再び送風管28を介して搬出部46に供給される。
前記貯氷庫54に所要量の氷片が供給され、貯留搬送装
置が搬送停止信号を受けた場合は、先ず第2および第3
スクリューコンベア14,16が停止した後、所定時間
(タイマに予め設定された時間)遅延してファンブロア2
6が停止する。これにより、搬送管50内に氷片が残留
するのが防止される。
【0020】前述した如く、上部空間18と下部空間1
2とを連通する連通口39は、ファンブロア26から供
給される圧縮空気により付勢されるダンパー40により
閉塞されている。従って、ファンブロア26から搬出部
46に供給されて下部空間12内に流入した圧縮空気
が、製氷機8側に流入するのは確実に阻止され、搬出部
46での圧縮空気の圧力が一定となって氷片の効率的な
搬送が達成される。これにより、小さな出力のファンブ
ロア26であっても氷片の効率的な搬送が可能となり、
ブロア26の発熱により貯蔵庫10内の氷片が融解する
のを抑制し得る。更に、製氷機8側に圧縮空気が流入す
るのを阻止し得るので、製氷機8側の気圧が上昇して製
氷に支障を来たすおそれはない。しかも、氷片を搬送し
た冷たい圧縮空気を氷片の搬送に再利用するので、下部
空間12に貯留されている氷片や搬送中の氷片が融解す
るのを抑制して、氷片の損失を低減し得る。なお、搬出
部46から下部空間12に流入した圧縮空気および押圧
手段33から漏れた圧縮空気により下部空間12内の気
圧が上昇するので、これによってもダンパー40を連通
口39に密着させることができる。
【0021】ここで、圧縮空気による氷片の搬送中に前
記製氷機8での製氷が完了して除氷運転に移行すると、
該製氷機8で製造された氷片は上部空間18に放出され
る。しかるに、上部空間18に配設されている第1スク
リューコンベヤ20は、前記ファンブロア26の運転中
(貯留搬送装置が搬送停止信号を受ける前の状態)には運
転を開始しないよう設定されているので、上部空間18
には1サイクル分の氷片が一時的に貯留される。そし
て、搬送停止信号を受けてファンブロア26が停止され
ると、第1スクリューコンベヤ20が回転して上部空間
18に貯留されている氷片がシュート38を介して下部
空間12に放出される。このとき、前記押圧手段33の
有底円筒体34にはファンブロア26から圧縮空気は供
給されていないので、シュート38を滑落した氷片によ
りダンパー40は容易に開放して、該氷片は下部空間1
2に落下する(図7参照)。なお、氷片の搬送が停止して
いる間に製氷機8で製造された氷片が貯蔵庫10の上部
空間18に放出された時は、前記モータ22が起動して
第1スクリューコンベア20により氷片が下部空間12
に放出される。
【0022】図9は、上部空間18に貯留されている氷
片を第1スクリューコンベヤ20により移送して下部空
間12に放出しているときに搬送信号を受けた場合のフ
ローチャート図である。この場合は、先ず第1スクリュ
ーコンベア20を停止させた後、所要時間(例えば2〜
3秒)遅延してファンブロア26を起動させる。これ
は、第1スクリューコンベア20の停止と同時にファン
ブロア26を起動すると、シュート38に残存している
氷片がダンパー40の閉成動作に際して、シュート38
の連通口39と該ダンパー40との間に挟まれて圧縮空
気が製氷機8側に流入する可能性があるからである。フ
ァンブロア26の起動によりダンパー40が連通口39
に密着的当接し、該連通口39を閉塞して下部空間12
の気密を保持する。また、前記モータ24により第2お
よび第3スクリューコンベア14,16が回転され、下
部空間12に貯留されている氷片が搬送空間44に放出
されると共に、この氷片は搬出部46に移送される。そ
して、搬出部46に移送された氷片は、ファンブロア2
6から供給される圧縮空気により搬送管50を介して貯
氷庫54に供給される。
【0023】前記貯氷庫54に所要量の氷片が供給さ
れ、貯留搬送装置が搬送停止信号を受けると、先ず第2
および第3スクリューコンベア14,16が停止し、所
定時間遅延してファンブロア26が停止する。次いで、
第1スクリューコンベヤ20が回転し、上部空間18に
貯留されている氷片の下部空間12への放出が再開され
る。
【0024】
【別実施例について】図10は、氷片の貯留搬送装置の
別実施例を示すものであって、ファンブロア26からの
圧縮空気を搬出部46に送風する送風管28において、
前記送風管30との分岐点と搬出部46との間の部分2
8aに電磁弁56を設けたものである。また製氷機8で
製造された氷片は、貯蔵庫10内に延出する供給管58
を介して自己押出作用により該貯蔵庫10内に放出され
るようになっている。そして、この供給管58の開口5
8aが、押圧手段33およびダンパー40により開閉自
在に閉塞されるよう構成される。また貯蔵庫10に貯留
されている氷片は、内底部に配設したスクリューコンベ
ヤ51により該貯蔵庫10に形成した搬出部46に移送
されるよう構成される。なお符号57は、貯蔵庫10お
よび貯氷庫54内の貯氷量を検出する貯氷量検出器を示
す。
【0025】前記電磁弁56は、貯氷庫54からの搬送
信号により前記ファンブロア26が起動するときには閉
成して該ブロア26で発生した全ての圧縮空気を送風管
30を介して押圧手段33に供給し、所要時間遅延して
開放することにより圧縮空気を押圧手段33と搬出部4
6とに供給するよう設定される。すなわち、圧縮空気に
よる氷片の搬送に先立ち、貯蔵庫10内と製氷機8とを
連通する開口58aを確実に閉塞することで、貯蔵庫1
0内の気密を保持する。これにより、電磁弁56が開放
して搬出部46に圧縮空気が供給されて氷片が搬送され
る際には、搬出部46での圧力は一定となり、氷片の効
率的な搬送が達成される。なお、図10の別実施例で
は、貯氷庫54からの搬送信号を貯留搬送装置が受ける
と、製氷機8の運転が停止されるようになっている。ま
た前記供給管58の開口58aは外方に向けて拡開する
よう形成されて、自己押出作用により移動する氷片を速
やかに落下させることにより、氷片のダンパー40によ
る噛み込みを防止するよう構成される。
【0026】図11および図12は、更に別の実施例を
示す概略構成図であって、図11は、1台の貯蔵庫10
に複数(図では2基)の製氷機8A,8Bを設置すると共
に、該貯蔵庫10から複数の目的個所に氷片を搬送する
よう構成される。すなわち、搬出部46から延出した搬
送管50の途中に、各目的個所に対応して切換弁52が
配設され、各切換弁52の切換え操作により、任意の目
的個所に氷片を搬送することができる。なお、氷片を搬
送した圧縮空気は、吸込管32を介して前記ファンブロ
ア26に戻され、再び搬送用の圧縮空気として使用され
る。また図12は、製氷機8を搭載した貯蔵庫10を複
数並列配置し、夫々の搬出部46を搬送管50で直列に
接続するよう構成してある。そして、図中左端に位置す
る貯蔵庫10に配設されたファンブロア26の圧縮空気
により、夫々の搬出部46に移送されている氷片を搬送
管50を介して貯氷庫54に搬送するようになってい
る。また、貯氷庫54まで氷片を搬送した圧縮空気は、
吸込管32を介して前記ファンブロア26に戻され、再
び搬送用の圧縮空気として使用される。なお、搬送管5
0と吸込管32との接続部に弁80を介して外気導入管
81が接続され、閉回路で循環する圧縮空気だけでは不
足を来たした場合は、弁80を開放することにより不足
分の空気を外部から吸込み得るよう構成される。
【0027】
【変更例について】図13は、実施例に係る氷片の貯留
搬送装置を構成する貯蔵庫の基本構造を応用した角氷の
所定数搬出装置を示すものである。この角氷の所定個数
搬出装置59における貯蔵庫60は、上部に搭載された
製氷機または別に設置された製氷機(図示せず)から供給
された角氷を空間61に貯蔵するようになっている。そ
して、空間61に貯留されている角氷をスクリューコン
ベヤ62により下方に画成した搬送空間70に放出する
と共に、該空間70の角氷をスクリューコンベヤ63に
より搬出部64に移送するよう構成されている。なお、
搬送空間70の内部寸法およびスクリューコンベヤ63
における羽根のピッチは、角氷を空間底面に沿って1列
縦隊で移送するよう設定される。また、搬出部64にお
けるスクリューコンベヤ63による角氷移送方向前端に
開口64aが開設され、該コンベヤ63で移送される角
氷は押せ押せ状態で開口64aから外部に放出されるよ
う構成される。
【0028】前記搬出部64の下部には、開口64aか
ら放出される角氷を受容するコップ69の載置部材82
が配設されると共に、この載置部材82に、そのコップ
載置側に延出する当接棒65が配設されている。この当
接棒65は、常にはばね66により前側(コップ載置側)
に延出するよう付勢されており、前記コップ69により
当接棒65をばね66の弾力に抗して後側に移動させる
と、前記スクリューコンベヤ62,63を回転させるモ
ータ67の起動スイッチ68に当接するよう構成されて
いる。すなわち、コップ69を介して当接棒65を起動
スイッチ68に当接すると、前記スクリューコンベヤ6
2,63が回転し、搬送空間70の角氷が押せ押せ状態
で搬出部64に移送され、該角氷は開口64aから放出
されてコップ69に受容される。所要数の角氷がコップ
69に受容されたときに、該コップ69を当接棒65か
ら離間させれば、該当接棒65は起動スイッチ68から
離間して角氷の放出は停止する。なお、起動スイッチ6
8を、当接棒65による当接時点から所要時間後に自動
的にOFFになるよう設定すれば、常に同一数の角氷の
供給を行ない得る。
【0029】また図14は、角氷の所定数搬出装置85
における角氷を移送するスクリューコンベア71を垂直
に配設したものであって、貯蔵庫73の下部に形成され
た垂直な連通部83までコンベヤ71が臨むよう構成さ
れる。この連通部83の内部寸法およびスクリューコン
ベヤ71における羽根のピッチは、図に示すように角氷
を1個づつ下方に移送するよう設定される。また連通部
83の下端に、所要角度で傾斜する氷搬出部77が形成
され、スクリューコンベヤ71で移送された角氷は氷搬
出部77を滑落して外部に放出されるようになってい
る。なお、氷搬出部77の下部には、図13で説明した
と同様の載置部材82,当接棒65および起動スイッチ
68が配設される。すなわち、コップ69を介して当接
棒65を起動スイッチ68に当接すれば、スクリューコ
ンベヤ71が回転し、氷搬出部77に角氷が1個づつ落
下し、該角氷は氷搬出部77を滑落してコップ69に受
容される。なお、スクリューコンベヤ71の軸には、貯
蔵庫73内の角氷を適度に攪拌する攪拌棒74が軸と直
角に突設され、また貯蔵庫73の内壁面にスクリューコ
ンベヤ71の回転によって貯蔵されている角氷全体が回
転するのを防止する氷回転阻止板75が配設されてい
る。
【0030】すなわち、図13および図14に示す角氷
の所定数搬出装置59,85では、作業者が手作業によ
り角氷を取扱わないので、角氷を清潔に保つことがで
き、衛生的である。なお、所定数搬出装置59,85に
おいて、その角氷の放出部近傍にジュース等の飲料の供
給手段を設けることにより、コップに角氷と共に飲料を
注入することができる。また、角氷をコップに供給する
のに限らず、袋詰め等にも使用し得る。
【0031】なお、前述した各実施例や変更例において
は、貯蔵庫の上部に配置した製氷機から該貯蔵庫に氷片
を供給する構成に限らず、別の場所で製造された氷片を
貯蔵庫まで運搬して貯留するようにしたものであっても
よい。
【0032】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る氷片の
貯留搬送装置によれば、貯蔵庫に設けた開口部分に開閉
自在な開閉部材を設け、送風装置から供給される圧縮空
気の一部により移動される押圧手段により付勢して開口
部分を確実に閉塞し得るので、貯蔵庫内を気密に保持す
ることができ、搬出部での圧力を一定に保つことができ
る。すなわち、氷片の効率的な搬送を達成し得るもので
ある。また、貯蔵庫と製氷機とを連通した構造の場合
は、貯蔵庫から製氷機側に圧縮空気が流入して該製氷機
内の気圧が上昇するのを防止し得るから、製氷機の安定
した運転が達成される。更に、送風装置から供給された
圧縮空気により氷片を搬送した後、該圧縮空気を送風装
置に回収して再利用するので、圧縮空気は常に冷たく、
搬送中の氷片の融解や貯蔵庫内の温度上昇による氷片の
融解を抑制し、氷片の損失を減少させ得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る氷片の貯留搬送装置の
概略構成図である。
【図2】 実施例に係る貯留搬送装置の要部を縦断して
示す概略側面図である。
【図3】 実施例に係る貯留搬送装置の要部を縦断して
示す概略正面図である。
【図4】 搬出部を正面より示す縦断面図である。
【図5】 搬出部を側面より示す縦断面図である。
【図6】 上部空間と下部空間の連通口に配設されたダ
ンパーが、圧縮空気により前方に押圧された有底円筒体
により付勢された状態を示す縦断側面図である。
【図7】 上部空間と下部空間の連通口に配設されたダ
ンパーが、有底円筒体を押圧しつつ開放した状態を示す
縦断側面図である。
【図8】 製氷機が製氷運転中に貯留搬送装置を運転し
た場合のフローチャート図である。
【図9】 製氷機が除氷運転中に貯留搬送装置を運転し
た場合のフローチャート図である。
【図10】 氷片の貯留搬送装置の別実施例を示す概略
構成図である。
【図11】 氷片の貯留搬送装置の更に別の実施例を示
す概略構成図である。
【図12】 氷片の貯留搬送装置の更に別の実施例を示
す概略構成図である。
【図13】 氷片の貯留搬送装置における貯蔵庫の構造
を利用した変更例を示す概略図である。
【図14】 氷片の貯留搬送装置における貯蔵庫の構造
を利用した別の変更例を示す概略図である。
【符号の説明】
10 貯蔵庫,26 ファンブロア,30 送風管,3
2 吸込管 33 押圧手段,39 連通口,40 ダンパー,46
搬出部 50 搬送管,54 貯氷庫

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵庫(10)に貯留されている所要形状の
    氷片を該貯蔵庫(10)に連通する搬出部(46)に供給し、こ
    の搬出部(46)に連通接続した送風装置(26)から供給され
    る圧縮空気により前記氷片を搬送するようにした貯留搬
    送装置において、 前記貯蔵庫(10)に配設され、該貯蔵庫(10)に設けた開口
    部分(39)を開閉自在な開閉部材(40)と、 前記送風装置(26)から分岐した送風管(30)が連結される
    と共に、前記開閉部材(40)に当接・離間移動自在な押圧
    手段(33)とを備え、 前記送風装置(26)から送風管(30)を介して供給される圧
    縮空気により、前記押圧手段(33)を開閉部材(40)に当接
    させて、該開閉部材(40)で開口部分(39)を閉塞するよう
    構成したことを特徴とする氷片の貯留搬送装置。
  2. 【請求項2】 貯蔵庫(10)に貯留されている所要形状の
    氷片を該貯蔵庫(10)に連通する搬出部(46)に供給し、こ
    の搬出部(46)に連通接続した送風装置(26)から供給され
    る圧縮空気により前記氷片を搬送するようにした貯留搬
    送装置において、 前記搬出部(46)と氷片の搬送目的個所(54)とを連通する
    搬送管(50)に、前記送風装置(26)の吸込管(32)を連通接
    続し、 前記搬出部(46)から氷片を搬送目的個所(54)に搬送した
    圧縮空気を、前記送風装置(26)に回収して再び搬送用の
    圧縮空気として使用するよう構成したことを特徴とする
    氷片の貯留搬送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000008396A1 (en) * 1998-08-03 2000-02-17 Lancer Ice Link, L.L.C. Vacuum pneumatic system for conveyance of ice
JP2003004349A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Sanyo Electric Co Ltd 貯氷システム
US6827529B1 (en) 1998-08-03 2004-12-07 Lancer Ice Link, Llc Vacuum pneumatic system for conveyance of ice

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