JPH0854525A - ファイバ型分散補償装置 - Google Patents
ファイバ型分散補償装置Info
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- JPH0854525A JPH0854525A JP6211793A JP21179394A JPH0854525A JP H0854525 A JPH0854525 A JP H0854525A JP 6211793 A JP6211793 A JP 6211793A JP 21179394 A JP21179394 A JP 21179394A JP H0854525 A JPH0854525 A JP H0854525A
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- dispersion
- compensating optical
- dispersion compensating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 偏波分散が殆ど生じることのない小型のファ
イバ型分散補償装置を提供する。 【構成】 負の分散特性を有する分散補償光ファイバ3
をコイル巻きすることにより偏波分散特性が付与された
分散補償光ファイバコイル6を設け、分散補償光ファイ
バ3の出射端側をループ状光ファイバ18として、光軸を
中心として略90°回転させてカップラ部11bにより融着
する。分散補償光ファイバコイル6の入射端側にはカッ
プラ部11aを設け、入射端5から入射した光を分散補償
光ファイバコイル6に伝搬させ、コイル6の分散補償光
ファイバ3に直交形成される伝搬定数の異なる偏波成分
軸に分かれて伝搬した伝搬出射光を、カップラ部11bと
ループ状光ファイバ18を有して構成した偏波調整手段20
により光軸を中心として略90°回転させた偏波回転光と
して分散光ファイバコイル6に戻し、カップラ部11a、
光ファイバ23を介して出射端16から出射させる。
イバ型分散補償装置を提供する。 【構成】 負の分散特性を有する分散補償光ファイバ3
をコイル巻きすることにより偏波分散特性が付与された
分散補償光ファイバコイル6を設け、分散補償光ファイ
バ3の出射端側をループ状光ファイバ18として、光軸を
中心として略90°回転させてカップラ部11bにより融着
する。分散補償光ファイバコイル6の入射端側にはカッ
プラ部11aを設け、入射端5から入射した光を分散補償
光ファイバコイル6に伝搬させ、コイル6の分散補償光
ファイバ3に直交形成される伝搬定数の異なる偏波成分
軸に分かれて伝搬した伝搬出射光を、カップラ部11bと
ループ状光ファイバ18を有して構成した偏波調整手段20
により光軸を中心として略90°回転させた偏波回転光と
して分散光ファイバコイル6に戻し、カップラ部11a、
光ファイバ23を介して出射端16から出射させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバや半導体レ
ーザの波長分散を補償するファイバ型分散補償装置に関
するものである。
ーザの波長分散を補償するファイバ型分散補償装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザ等の光をパルス信号で変調
し、光ファイバに入射させ、その光ファイバを伝送路と
して用いる通信方式が実用化されている。
し、光ファイバに入射させ、その光ファイバを伝送路と
して用いる通信方式が実用化されている。
【0003】ところで、光ファイバは、通常、石英系ガ
ラスにより形成されており、この石英系ガラスの屈折率
は、光の波長が長いほど小さくなる。そのため、光ファ
イバは、周知の光の材料分散に起因して、光ファイバを
伝搬する光波の波長が長いほど、その光の伝搬速度が速
くなり、光波の波長が短いほど、その光の伝搬速度が遅
くなる、いわゆる正の分散特性(波長分散)を有するこ
とが知られている。例えば、現在広く敷設されている13
00nm零分散光ファイバは1550nm付近の波長での単位長さ
あたりの波長分散が18psec/nm/km程度であり、長さ10
0 kmの零分散補償光ファイバにおいては、上記波長分散
は1800psec/nmにも達することになる。
ラスにより形成されており、この石英系ガラスの屈折率
は、光の波長が長いほど小さくなる。そのため、光ファ
イバは、周知の光の材料分散に起因して、光ファイバを
伝搬する光波の波長が長いほど、その光の伝搬速度が速
くなり、光波の波長が短いほど、その光の伝搬速度が遅
くなる、いわゆる正の分散特性(波長分散)を有するこ
とが知られている。例えば、現在広く敷設されている13
00nm零分散光ファイバは1550nm付近の波長での単位長さ
あたりの波長分散が18psec/nm/km程度であり、長さ10
0 kmの零分散補償光ファイバにおいては、上記波長分散
は1800psec/nmにも達することになる。
【0004】したがって、このような分散特性を有する
光ファイバに、一般に、中心波長に対してある程度広が
りを有する半導体レーザの光を入射させた場合は、その
入射光のパルス幅に比べて、光ファイバを伝搬した後の
出射光のパルス幅が広くなってしまう。
光ファイバに、一般に、中心波長に対してある程度広が
りを有する半導体レーザの光を入射させた場合は、その
入射光のパルス幅に比べて、光ファイバを伝搬した後の
出射光のパルス幅が広くなってしまう。
【0005】このため、前記出射光を光受信側で受信し
たときに、その出射光の独立したパルスを識別できるよ
うにするためには、光ファイバに入射させる入射光のパ
ルス間隔を充分に広く取る必要が生じ、そのように入射
光のパルス間隔を広くすると、高速通信を行うことが困
難となり、そのままでは、半導体レーザと光ファイバを
用いた高速、大容量の通信システムの構築が妨げられて
しまうことになる。
たときに、その出射光の独立したパルスを識別できるよ
うにするためには、光ファイバに入射させる入射光のパ
ルス間隔を充分に広く取る必要が生じ、そのように入射
光のパルス間隔を広くすると、高速通信を行うことが困
難となり、そのままでは、半導体レーザと光ファイバを
用いた高速、大容量の通信システムの構築が妨げられて
しまうことになる。
【0006】そこで、例えば、図9に示すように、半導
体レーザ1と伝搬用の伝搬用光ファイバ15との間にファ
イバ型分散補償装置4を介設し、このファイバ型分散補
償装置4により、伝搬用光ファイバ15の分散特性を補償
(分散補償)して伝送光路全体の分散値をほぼ零とする
通信方式(通信システム)が提案されている。
体レーザ1と伝搬用の伝搬用光ファイバ15との間にファ
イバ型分散補償装置4を介設し、このファイバ型分散補
償装置4により、伝搬用光ファイバ15の分散特性を補償
(分散補償)して伝送光路全体の分散値をほぼ零とする
通信方式(通信システム)が提案されている。
【0007】ファイバ型分散補償装置4は、光ファイバ
の光を伝搬する部分であるコアの屈折率分布を特殊な分
布構造とした光ファイバの構造分散により、光波の伝搬
速度を、波長が長いほど遅く、短いほど速くした、いわ
ゆる負の分散特性を有する分散補償光ファイバ3を、例
えば、コイル状に複数回巻くことで形成した分散補償光
ファイバコイル6を有して構成されており、分散補償光
ファイバ3の負の分散値は、伝搬用光ファイバ15の正の
分散値と等価となっている。また、上記のように、分散
補償光ファイバ3をコイル状に巻くことにより、分散補
償光ファイバ3の占有スペースをできるだけ小さくし、
小型のファイバ型分散補償装置4となるようにしてお
り、光アンプ等と組み合わせて半導体レーザ1と共に光
送信機内に収納される。
の光を伝搬する部分であるコアの屈折率分布を特殊な分
布構造とした光ファイバの構造分散により、光波の伝搬
速度を、波長が長いほど遅く、短いほど速くした、いわ
ゆる負の分散特性を有する分散補償光ファイバ3を、例
えば、コイル状に複数回巻くことで形成した分散補償光
ファイバコイル6を有して構成されており、分散補償光
ファイバ3の負の分散値は、伝搬用光ファイバ15の正の
分散値と等価となっている。また、上記のように、分散
補償光ファイバ3をコイル状に巻くことにより、分散補
償光ファイバ3の占有スペースをできるだけ小さくし、
小型のファイバ型分散補償装置4となるようにしてお
り、光アンプ等と組み合わせて半導体レーザ1と共に光
送信機内に収納される。
【0008】図9に示したような通信システムによれ
ば、ファイバ型分散補償装置4により伝搬用光ファイバ
15の分散特性が補償されるために、前記のように、伝搬
用光ファイバ15から出射される出射光のパルス幅が広く
なることを防止できる。
ば、ファイバ型分散補償装置4により伝搬用光ファイバ
15の分散特性が補償されるために、前記のように、伝搬
用光ファイバ15から出射される出射光のパルス幅が広く
なることを防止できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記フ
ァイバ型分散補償装置4は、分散補償光ファイバ3を小
径のコイル状に巻いて形成した分散補償光ファイバコイ
ル6を有しており、このように、長尺の分散補償光ファ
イバ3を小径のコイル状に巻いた場合、光ファイバ3に
曲げによる応力歪が印可され、それによって分散補償光
ファイバ3の軸対称の屈折率の断面構造が崩れ、ファイ
バ断面(横断面)の互いに直角をなすX軸とY軸の屈折
率分布が異なるように変化する複屈折という現象が生じ
る。このコイル巻きによる複屈折は、主にコイル巻きに
よる曲げにより発生し、曲げ方向に鉛直な軸の屈折率が
変化して生ずる。この複屈折は、部分的には僅かなもの
であるが、長尺の光ファイバではその複屈折の総量は大
きなものとなり、このために、光ファイバを伝搬する光
波のうち、X軸偏波成分とY軸偏波成分との伝搬速度が
異なる現象、いわゆる偏波分散が生じる。
ァイバ型分散補償装置4は、分散補償光ファイバ3を小
径のコイル状に巻いて形成した分散補償光ファイバコイ
ル6を有しており、このように、長尺の分散補償光ファ
イバ3を小径のコイル状に巻いた場合、光ファイバ3に
曲げによる応力歪が印可され、それによって分散補償光
ファイバ3の軸対称の屈折率の断面構造が崩れ、ファイ
バ断面(横断面)の互いに直角をなすX軸とY軸の屈折
率分布が異なるように変化する複屈折という現象が生じ
る。このコイル巻きによる複屈折は、主にコイル巻きに
よる曲げにより発生し、曲げ方向に鉛直な軸の屈折率が
変化して生ずる。この複屈折は、部分的には僅かなもの
であるが、長尺の光ファイバではその複屈折の総量は大
きなものとなり、このために、光ファイバを伝搬する光
波のうち、X軸偏波成分とY軸偏波成分との伝搬速度が
異なる現象、いわゆる偏波分散が生じる。
【0010】すなわち、分散補償光ファイバ3を伝搬す
る光の伝搬速度が遅い偏波成分軸である遅相軸と、この
遅相軸よりも光の伝搬速度が速い偏波成分軸である進相
軸とが互いに直交して形成され、これに起因して偏波分
散が生じる。
る光の伝搬速度が遅い偏波成分軸である遅相軸と、この
遅相軸よりも光の伝搬速度が速い偏波成分軸である進相
軸とが互いに直交して形成され、これに起因して偏波分
散が生じる。
【0011】そして、このように、分散補償光ファイバ
コイル6に偏波分散(偏波モード分散)が生じると、前
記材料分散と同様に、分散補償光ファイバ3に入射させ
たレーザ光のパルス幅を広げてしまうこととなり、特
に、上記偏波分散は、温度変化により大きく変動するた
めに、通信システムの温度管理も必要となり、例えば、
10Gbpsでの長距離高速通信といった、高速、大容量の通
信システムの構築を妨げることになり、問題であった。
コイル6に偏波分散(偏波モード分散)が生じると、前
記材料分散と同様に、分散補償光ファイバ3に入射させ
たレーザ光のパルス幅を広げてしまうこととなり、特
に、上記偏波分散は、温度変化により大きく変動するた
めに、通信システムの温度管理も必要となり、例えば、
10Gbpsでの長距離高速通信といった、高速、大容量の通
信システムの構築を妨げることになり、問題であった。
【0012】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、偏波分散が殆ど生じるこ
とのない小型のファイバ型分散補償装置を提供すること
にある。
れたものであり、その目的は、偏波分散が殆ど生じるこ
とのない小型のファイバ型分散補償装置を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のように構成されている。すなわち、本
発明は、負の分散特性を有する分散補償光ファイバを有
し、該分散補償光ファイバには偏波分散特性が付与され
ており、分散補償光ファイバの出射端側には、前記偏波
分散に起因して分散補償光ファイバの断面の直角2軸方
向に形成される伝搬定数の異なる偏波成分軸に分かれて
伝搬した分散補償光ファイバの伝搬出射光を、光軸を中
心として略90°回転させた偏波回転光として分散補償光
ファイバの出射端に戻す偏波調整手段が設けられてお
り、分散補償光ファイバの入射端側には該分散補償光フ
ァイバに入射光を入射させると共に前記偏波調整手段を
介して分散補償光ファイバの入射端側に戻ってくる戻り
光を分岐して出射させる光分岐手段が設けられているこ
とを特徴として構成されている。
に、本発明は次のように構成されている。すなわち、本
発明は、負の分散特性を有する分散補償光ファイバを有
し、該分散補償光ファイバには偏波分散特性が付与され
ており、分散補償光ファイバの出射端側には、前記偏波
分散に起因して分散補償光ファイバの断面の直角2軸方
向に形成される伝搬定数の異なる偏波成分軸に分かれて
伝搬した分散補償光ファイバの伝搬出射光を、光軸を中
心として略90°回転させた偏波回転光として分散補償光
ファイバの出射端に戻す偏波調整手段が設けられてお
り、分散補償光ファイバの入射端側には該分散補償光フ
ァイバに入射光を入射させると共に前記偏波調整手段を
介して分散補償光ファイバの入射端側に戻ってくる戻り
光を分岐して出射させる光分岐手段が設けられているこ
とを特徴として構成されている。
【0014】また、前記偏波調整手段はループ状の光フ
ァイバを有しており、該光ファイバを光軸を中心として
略90°回転させることにより分散補償光ファイバの伝搬
出射光を回転させること、偏波調整手段はループ状の光
ファイバを有しており、該ループ状の光ファイバには曲
げの力と側圧力との少くとも一方を付与する力付与手段
が設けられており、該力付与手段により分散補償光ファ
イバの伝搬出射光を回転させることも本発明の特徴的な
構成とされている。
ァイバを有しており、該光ファイバを光軸を中心として
略90°回転させることにより分散補償光ファイバの伝搬
出射光を回転させること、偏波調整手段はループ状の光
ファイバを有しており、該ループ状の光ファイバには曲
げの力と側圧力との少くとも一方を付与する力付与手段
が設けられており、該力付与手段により分散補償光ファ
イバの伝搬出射光を回転させることも本発明の特徴的な
構成とされている。
【0015】さらに、前記偏波調整手段は分散補償光フ
ァイバの出射端側に(例えば分散補償光ファイバの光軸
に対して45°傾けて)接続された1/4波長板と該1/
4波長板の出射端側に設けられた反射端を有しており、
分散補償光ファイバからの伝搬出射光を1/4波長板を
介して反射端側に伝搬させ、反射端で反射させて再び1
/4波長板を介して前記分散補償光ファイバに戻すこと
により分散補償光ファイバの伝搬出射光を回転させるこ
と、偏波調整手段は分散補償光ファイバの出射端側に接
続されたファラデー回転子と該ファラデー回転子の出射
端側に設けられた反射端を有しており、分散補償光ファ
イバからの伝搬出射光をファラデー回転子を介して反射
端側に伝搬させ、反射端で反射させて再びファラデー回
転子を介して前記分散補償光ファイバに戻すことにより
分散補償光ファイバの伝搬出射光を回転させることも本
発明の特徴的な構成とされている。
ァイバの出射端側に(例えば分散補償光ファイバの光軸
に対して45°傾けて)接続された1/4波長板と該1/
4波長板の出射端側に設けられた反射端を有しており、
分散補償光ファイバからの伝搬出射光を1/4波長板を
介して反射端側に伝搬させ、反射端で反射させて再び1
/4波長板を介して前記分散補償光ファイバに戻すこと
により分散補償光ファイバの伝搬出射光を回転させるこ
と、偏波調整手段は分散補償光ファイバの出射端側に接
続されたファラデー回転子と該ファラデー回転子の出射
端側に設けられた反射端を有しており、分散補償光ファ
イバからの伝搬出射光をファラデー回転子を介して反射
端側に伝搬させ、反射端で反射させて再びファラデー回
転子を介して前記分散補償光ファイバに戻すことにより
分散補償光ファイバの伝搬出射光を回転させることも本
発明の特徴的な構成とされている。
【0016】さらに、前記分散補償光ファイバはコイル
巻きされて分散補償光ファイバコイルを成していること
も本発明の特徴的な構成とされている。
巻きされて分散補償光ファイバコイルを成していること
も本発明の特徴的な構成とされている。
【0017】
【作用】上記構成の本発明において、入射光は光分岐手
段を介して分散補償光ファイバに入射し、分散補償光フ
ァイバに形成される伝搬定数の異なる偏波成分軸に分か
れて分散補償光ファイバを伝搬し、その伝搬出射光が偏
波調整手段に入射すると、偏波調整手段により、伝搬出
射光はその偏波面が略90°回転させられた偏波回転光と
されて分散補償光ファイバの出射端に戻される。そし
て、分散補償光ファイバの横断面の直角2軸方向に形成
される偏波成分軸(遅相軸と進相軸)のうち、遅相軸を
通って分散補償光ファイバの出射端側に伝搬した光が進
相軸を通って分散補償光ファイバの入射端側に戻ってい
き、その逆に進相軸を通って分散補償光ファイバの出射
端側に伝搬した光が遅相軸を通って分散補償光ファイバ
の入射端側に戻っていくこととなり、両者の伝搬時間差
は生じず、ファイバ型分散補償装置の偏波分散はほぼ零
となる。
段を介して分散補償光ファイバに入射し、分散補償光フ
ァイバに形成される伝搬定数の異なる偏波成分軸に分か
れて分散補償光ファイバを伝搬し、その伝搬出射光が偏
波調整手段に入射すると、偏波調整手段により、伝搬出
射光はその偏波面が略90°回転させられた偏波回転光と
されて分散補償光ファイバの出射端に戻される。そし
て、分散補償光ファイバの横断面の直角2軸方向に形成
される偏波成分軸(遅相軸と進相軸)のうち、遅相軸を
通って分散補償光ファイバの出射端側に伝搬した光が進
相軸を通って分散補償光ファイバの入射端側に戻ってい
き、その逆に進相軸を通って分散補償光ファイバの出射
端側に伝搬した光が遅相軸を通って分散補償光ファイバ
の入射端側に戻っていくこととなり、両者の伝搬時間差
は生じず、ファイバ型分散補償装置の偏波分散はほぼ零
となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一名
称部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
図1には、本発明に係るファイバ型分散補償装置の第1
の実施例の要部構成が示されている。同図において、分
散補償光ファイバコイル6は、1550nm付近の波長での単
位長さあたりの波長分散が−90ps/nm/kmの負の分散特
性を有する、長さ10kmの分散補償光ファイバ3を径50mm
φ、幅20mmのリールに複数回巻くことにより形成されて
おり、分散補償光ファイバコイル6の分散補償光ファイ
バ3には、分散補償光ファイバ3をリールに巻くことに
より生じる曲げ応力により、偏波分散特性が付与されて
いる。
する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一名
称部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
図1には、本発明に係るファイバ型分散補償装置の第1
の実施例の要部構成が示されている。同図において、分
散補償光ファイバコイル6は、1550nm付近の波長での単
位長さあたりの波長分散が−90ps/nm/kmの負の分散特
性を有する、長さ10kmの分散補償光ファイバ3を径50mm
φ、幅20mmのリールに複数回巻くことにより形成されて
おり、分散補償光ファイバコイル6の分散補償光ファイ
バ3には、分散補償光ファイバ3をリールに巻くことに
より生じる曲げ応力により、偏波分散特性が付与されて
いる。
【0019】分散補償光ファイバ3の出射端側はループ
状のループ状光ファイバ18を形成しており、このループ
状光ファイバ18と前記分散補償光ファイバコイル6の出
射端側との間には、光ファイバを細めながら、その側面
を、図2に示すように融着して形成した、分岐比1:1
の溶融型のカップラ部11bが介設されている。なお、図
1に示すように、ループ状光ファイバ18は、図の矢印A
のように、光軸を中心として略90°回転させた状態でカ
ップラ部11bで融着しており、カップラ部11bの光ファ
イバ端面21bは斜めに研磨加工されており、この光ファ
イバ端面21bで光の反射が起きないようになっている。
状のループ状光ファイバ18を形成しており、このループ
状光ファイバ18と前記分散補償光ファイバコイル6の出
射端側との間には、光ファイバを細めながら、その側面
を、図2に示すように融着して形成した、分岐比1:1
の溶融型のカップラ部11bが介設されている。なお、図
1に示すように、ループ状光ファイバ18は、図の矢印A
のように、光軸を中心として略90°回転させた状態でカ
ップラ部11bで融着しており、カップラ部11bの光ファ
イバ端面21bは斜めに研磨加工されており、この光ファ
イバ端面21bで光の反射が起きないようになっている。
【0020】また、カップラ部11bとループ状光ファイ
バ18を有して偏波調整手段20が形成されており、偏波調
整手段20は、分散補償光ファイバコイル6の分散補償光
ファイバ3に形成される伝搬定数の異なる偏波成分軸に
分かれて伝搬した伝搬出射光を、光軸を中心として略90
°回転させた偏波回転光として分散補償光ファイバ3の
出射端(分散補償光ファイバコイル6の出射端)に戻す
働きをしており、前記のように、ループ状光ファイバ18
を光軸を中心として略90°回転させることにより、分散
補償光ファイバ3の伝搬出射光を回転するようになって
いる。
バ18を有して偏波調整手段20が形成されており、偏波調
整手段20は、分散補償光ファイバコイル6の分散補償光
ファイバ3に形成される伝搬定数の異なる偏波成分軸に
分かれて伝搬した伝搬出射光を、光軸を中心として略90
°回転させた偏波回転光として分散補償光ファイバ3の
出射端(分散補償光ファイバコイル6の出射端)に戻す
働きをしており、前記のように、ループ状光ファイバ18
を光軸を中心として略90°回転させることにより、分散
補償光ファイバ3の伝搬出射光を回転するようになって
いる。
【0021】分散補償光ファイバ3の入射端側には、分
散補償光ファイバ3により形成された分散補償光ファイ
バコイル6に入射光を入射させると共に、前記偏波調整
手段20を介して分散補償光ファイバ3の入射端側に戻っ
てくる戻り光を分岐して出射させる光分岐手段として機
能する溶融型のカップラ部11aが設けられており、カッ
プラ部11aは分散補償光ファイバ3と出射側の光ファイ
バ23とを融着することにより、カップラ部11bと同様に
して形成されており、光ファイバ23の光ファイバ端面21
aも光ファイバ端面21bと同様に斜めに研磨加工されて
いる。
散補償光ファイバ3により形成された分散補償光ファイ
バコイル6に入射光を入射させると共に、前記偏波調整
手段20を介して分散補償光ファイバ3の入射端側に戻っ
てくる戻り光を分岐して出射させる光分岐手段として機
能する溶融型のカップラ部11aが設けられており、カッ
プラ部11aは分散補償光ファイバ3と出射側の光ファイ
バ23とを融着することにより、カップラ部11bと同様に
して形成されており、光ファイバ23の光ファイバ端面21
aも光ファイバ端面21bと同様に斜めに研磨加工されて
いる。
【0022】本実施例は以上のように構成されており、
次にその動作について説明する。入射端5から入射光を
入射させると、その光はカップラ部11aを介して分散光
ファイバコイル6に入射し、分散補償光ファイバコイル
6の分散補償光ファイバ3を伝搬し、その伝搬出射光は
カップラ部11bに入射する。なお、分散補償光ファイバ
コイル6の分散補償光ファイバ3の断面には直角2軸方
向に伝搬定数の異なる遅相軸と進相軸とが直交形成され
るために、分散補償光ファイバコイル6に入射した光
は、上記遅相軸方向の直線偏波と進相軸方向の直線偏波
とに分かれて伝搬し、その分かれて伝搬した伝搬出射光
がカップラ部11bに入射する。
次にその動作について説明する。入射端5から入射光を
入射させると、その光はカップラ部11aを介して分散光
ファイバコイル6に入射し、分散補償光ファイバコイル
6の分散補償光ファイバ3を伝搬し、その伝搬出射光は
カップラ部11bに入射する。なお、分散補償光ファイバ
コイル6の分散補償光ファイバ3の断面には直角2軸方
向に伝搬定数の異なる遅相軸と進相軸とが直交形成され
るために、分散補償光ファイバコイル6に入射した光
は、上記遅相軸方向の直線偏波と進相軸方向の直線偏波
とに分かれて伝搬し、その分かれて伝搬した伝搬出射光
がカップラ部11bに入射する。
【0023】そして、カップラ部11bに入射した光は、
その光強度が1:1に分岐されて、それぞれ矢印bのよ
うな右回り光と矢印cのような左回り光となってループ
状光ファイバ18を伝搬し、その左右両回り光は、それぞ
れ再びカップラ部11bに戻り、カップラ部11bから分散
補償光ファイバコイル6の出射端側の戻っていくが、こ
のとき、伝搬光は、カップラ部11bとループ状光ファイ
バ18を有して構成されている偏波調整手段20により、光
軸を中心として略90°回転させられた偏波回転光となっ
て、図の矢印dのように分散光ファイバコイル6側に戻
っていき、その偏波回転光が分散補償光ファイバコイル
6を伝搬する。
その光強度が1:1に分岐されて、それぞれ矢印bのよ
うな右回り光と矢印cのような左回り光となってループ
状光ファイバ18を伝搬し、その左右両回り光は、それぞ
れ再びカップラ部11bに戻り、カップラ部11bから分散
補償光ファイバコイル6の出射端側の戻っていくが、こ
のとき、伝搬光は、カップラ部11bとループ状光ファイ
バ18を有して構成されている偏波調整手段20により、光
軸を中心として略90°回転させられた偏波回転光となっ
て、図の矢印dのように分散光ファイバコイル6側に戻
っていき、その偏波回転光が分散補償光ファイバコイル
6を伝搬する。
【0024】そうすると、この偏波回転光は前記分散補
償光ファイバコイル6の分散補償光ファイバ3の伝搬出
射光を光軸を中心として略90°回転しているために、分
散補償光ファイバコイル6の分散補償光ファイバ3の横
断面に直角を成して形成された偏波成分軸(遅相軸と進
相軸)のうち、遅相軸を通って図の矢印aの方向に分散
補償光ファイバコイル6を伝搬した光が、分散補償光フ
ァイバコイル6の分散補償光ファイバ3の進相軸を通っ
て図の矢印dの方向に進み、入射端側に戻っていき、そ
の逆に、進相軸を通って分散補償光ファイバコイル6を
伝搬した光は分散補償光ファイバコイル6の分散補償光
ファイバ3の遅相軸を通ってその入射端側に戻っていく
こととなる。
償光ファイバコイル6の分散補償光ファイバ3の伝搬出
射光を光軸を中心として略90°回転しているために、分
散補償光ファイバコイル6の分散補償光ファイバ3の横
断面に直角を成して形成された偏波成分軸(遅相軸と進
相軸)のうち、遅相軸を通って図の矢印aの方向に分散
補償光ファイバコイル6を伝搬した光が、分散補償光フ
ァイバコイル6の分散補償光ファイバ3の進相軸を通っ
て図の矢印dの方向に進み、入射端側に戻っていき、そ
の逆に、進相軸を通って分散補償光ファイバコイル6を
伝搬した光は分散補償光ファイバコイル6の分散補償光
ファイバ3の遅相軸を通ってその入射端側に戻っていく
こととなる。
【0025】したがって、例えば、分散補償光ファイバ
コイル6の分散補償光ファイバ3の進相軸を通って、分
散補償光ファイバ3の入射端側の地点Pから出射端側の
地点Qまでに到達する光の到達時間をt1、遅相軸を通
って地点Pから地点Qまでに到達する到達時間をt2と
したとき、地点Pから地点Qを介して再び地点Pに戻っ
てくるまでの到達時間は、「進相軸→偏波調整手段20→
遅相軸」の経路を伝搬した直線偏波の場合は、ほぼt1
+t2、「遅相軸→偏波調整手段20→進相軸」の経路を
伝搬した直線偏波の場合は、ほぼt2+t1となり、い
ずれの経路を伝搬しても、その光の地点P−Qの往復伝
搬時間が等しくなる。
コイル6の分散補償光ファイバ3の進相軸を通って、分
散補償光ファイバ3の入射端側の地点Pから出射端側の
地点Qまでに到達する光の到達時間をt1、遅相軸を通
って地点Pから地点Qまでに到達する到達時間をt2と
したとき、地点Pから地点Qを介して再び地点Pに戻っ
てくるまでの到達時間は、「進相軸→偏波調整手段20→
遅相軸」の経路を伝搬した直線偏波の場合は、ほぼt1
+t2、「遅相軸→偏波調整手段20→進相軸」の経路を
伝搬した直線偏波の場合は、ほぼt2+t1となり、い
ずれの経路を伝搬しても、その光の地点P−Qの往復伝
搬時間が等しくなる。
【0026】したがって、地点P−Qを往復して地点P
に戻ってくる光の伝搬時間差は生じず、偏波分散はほぼ
零となり、その光がカップラ部11aに入射し、カップラ
部11aを介して光ファイバ23側に伝搬し、出射端16から
出射される。
に戻ってくる光の伝搬時間差は生じず、偏波分散はほぼ
零となり、その光がカップラ部11aに入射し、カップラ
部11aを介して光ファイバ23側に伝搬し、出射端16から
出射される。
【0027】実際に、本実施例のファイバ型分散補償装
置4の偏波分散値を測定した結果、偏波分散値は0.9 ps
ec以下であり、偏波分散はほぼ零に近づいた。また、室
温を−30℃〜80℃まで変化させて偏波分散値を測定した
ところ、偏波分散値の変化は0.2 ps以内に納まった。さ
らに、この光ファイバ型分散補償装置4の波長分散は−
1800psec/nmであり、充分な補償効果を有することが確
認された。
置4の偏波分散値を測定した結果、偏波分散値は0.9 ps
ec以下であり、偏波分散はほぼ零に近づいた。また、室
温を−30℃〜80℃まで変化させて偏波分散値を測定した
ところ、偏波分散値の変化は0.2 ps以内に納まった。さ
らに、この光ファイバ型分散補償装置4の波長分散は−
1800psec/nmであり、充分な補償効果を有することが確
認された。
【0028】本実施例によれば、上記のように、偏波調
整手段20により、分散補償光ファイバコイル6を図の矢
印aの方向に伝搬した伝搬出射光を、光軸を中心として
略90°回転させた偏波回転光として分散補償光ファイバ
6側に戻すことにより、分散補償光ファイバ3の遅相軸
を伝搬した光は進相軸を通して戻し、進相軸を伝搬した
光は遅相軸を通して戻すことになり、分散補償光ファイ
バコイル6を、光が図の矢印aのような方向に伝搬する
ときに生じる遅相軸と進相軸の伝搬時間差を、その光が
偏波調整手段20を介して矢印dのような方向に進んで戻
るときに相殺し、結果的にファイバ型分散補償装置4の
偏波分散をほぼ零とすることができる。そのため、この
ファイバ型分散補償装置4に、例えば半導体レーザ1か
らある程度のパルス幅を持ったパルス光を入射させたと
きに、その光のパルス幅を広げずに出射することができ
る。
整手段20により、分散補償光ファイバコイル6を図の矢
印aの方向に伝搬した伝搬出射光を、光軸を中心として
略90°回転させた偏波回転光として分散補償光ファイバ
6側に戻すことにより、分散補償光ファイバ3の遅相軸
を伝搬した光は進相軸を通して戻し、進相軸を伝搬した
光は遅相軸を通して戻すことになり、分散補償光ファイ
バコイル6を、光が図の矢印aのような方向に伝搬する
ときに生じる遅相軸と進相軸の伝搬時間差を、その光が
偏波調整手段20を介して矢印dのような方向に進んで戻
るときに相殺し、結果的にファイバ型分散補償装置4の
偏波分散をほぼ零とすることができる。そのため、この
ファイバ型分散補償装置4に、例えば半導体レーザ1か
らある程度のパルス幅を持ったパルス光を入射させたと
きに、その光のパルス幅を広げずに出射することができ
る。
【0029】そして、なおかつ、本実施例のファイバ型
分散補償装置4は、充分な補償効果も有しているため
に、本実施例のファイバ型分散補償装置4を、図9に示
したような通信システムに組み込んで利用すれば、伝搬
用光ファイバ15の材料分散は充分に補償することがで
き、半導体レーザ1からファイバ型分散補償装置4に入
射させる入射光のパルス間隔を充分に狭くしても、その
入射光をファイバ型分散補償装置4を介して伝搬用光フ
ァイバ15に入射させて伝搬させ、伝搬用光ファイバ15か
らの出射光を受光したときに、受光側では独立したパル
スの識別が可能となる。そのため、本実施例のファイバ
型分散補償装置4を用いることにより、高速、大容量の
通信が行える通信システムに構築することが可能とな
る。
分散補償装置4は、充分な補償効果も有しているため
に、本実施例のファイバ型分散補償装置4を、図9に示
したような通信システムに組み込んで利用すれば、伝搬
用光ファイバ15の材料分散は充分に補償することがで
き、半導体レーザ1からファイバ型分散補償装置4に入
射させる入射光のパルス間隔を充分に狭くしても、その
入射光をファイバ型分散補償装置4を介して伝搬用光フ
ァイバ15に入射させて伝搬させ、伝搬用光ファイバ15か
らの出射光を受光したときに、受光側では独立したパル
スの識別が可能となる。そのため、本実施例のファイバ
型分散補償装置4を用いることにより、高速、大容量の
通信が行える通信システムに構築することが可能とな
る。
【0030】また、本実施例では、入射光を分散補償光
ファイバコイル6に入射させた後、ループ状光ファイバ
18を介して戻って来た戻り光を、再び分散補償光ファイ
バコイル6に入射させて出射させるために、光は分散補
償光ファイバコイル6内を往復することとなり、したが
って、分散補償光ファイバコイル6を形成するときに、
そのコイル径を従来と同様にした場合には、従来の半分
の長さの分散補償光ファイバ3を用いて従来と同等の波
長分散補償効果を奏するコイル6とすることができる。
そのため、その分だけ分散補償光ファイバコイル6を小
型のものとすることが可能となり、ファイバ型分散補償
装置4を小型化することができる。
ファイバコイル6に入射させた後、ループ状光ファイバ
18を介して戻って来た戻り光を、再び分散補償光ファイ
バコイル6に入射させて出射させるために、光は分散補
償光ファイバコイル6内を往復することとなり、したが
って、分散補償光ファイバコイル6を形成するときに、
そのコイル径を従来と同様にした場合には、従来の半分
の長さの分散補償光ファイバ3を用いて従来と同等の波
長分散補償効果を奏するコイル6とすることができる。
そのため、その分だけ分散補償光ファイバコイル6を小
型のものとすることが可能となり、ファイバ型分散補償
装置4を小型化することができる。
【0031】なお、本実施例の比較例として、本実施例
と同等の波長分散補償効果を有するように、本実施例と
同様の長さ10kmの分散補償光ファイバ3を用いて同様の
分散補償光ファイバコイル6を形成し、その分散補償光
ファイバコイル6を2つ接続してファイバ型分散補償装
置4を構成し、その偏波分散値および波長分散を測定し
たところ、波長分散は−1800psec/nmで上記実施例と同
等の値となったが、偏波分散値は4.3 psと大きく、高速
通信に障害となる値であった。また、−30℃〜80℃まで
の偏波分散値の変動も1.6 psと大きかった。
と同等の波長分散補償効果を有するように、本実施例と
同様の長さ10kmの分散補償光ファイバ3を用いて同様の
分散補償光ファイバコイル6を形成し、その分散補償光
ファイバコイル6を2つ接続してファイバ型分散補償装
置4を構成し、その偏波分散値および波長分散を測定し
たところ、波長分散は−1800psec/nmで上記実施例と同
等の値となったが、偏波分散値は4.3 psと大きく、高速
通信に障害となる値であった。また、−30℃〜80℃まで
の偏波分散値の変動も1.6 psと大きかった。
【0032】図3には、本発明に係るファイバ型分散補
償装置の第2の実施例の要部構成が示されている。本実
施例が上記第1の実施例と異なる特徴的なことは、分散
補償光ファイバコイル6の分散補償光ファイバ3の入射
端側と出射端側に導波路型Y分岐チップ12a,12bをそ
れぞれ設け、導波路型Y分岐チップ12aの分岐端側には
入射側の光ファイバ22と出射側の光ファイバ23とを接続
し、導波路型Y分岐チップ12bの分岐端側にはループ状
光ファイバ18を接続したことである。なお、本実施例で
は、このループ状光ファイバ18と導波路型Y分岐チップ
12bとを有して偏波調整手段20が形成されており、導波
路型Y分岐チップ12aが光分岐手段として機能するよう
になっている。
償装置の第2の実施例の要部構成が示されている。本実
施例が上記第1の実施例と異なる特徴的なことは、分散
補償光ファイバコイル6の分散補償光ファイバ3の入射
端側と出射端側に導波路型Y分岐チップ12a,12bをそ
れぞれ設け、導波路型Y分岐チップ12aの分岐端側には
入射側の光ファイバ22と出射側の光ファイバ23とを接続
し、導波路型Y分岐チップ12bの分岐端側にはループ状
光ファイバ18を接続したことである。なお、本実施例で
は、このループ状光ファイバ18と導波路型Y分岐チップ
12bとを有して偏波調整手段20が形成されており、導波
路型Y分岐チップ12aが光分岐手段として機能するよう
になっている。
【0033】本実施例は以上のように構成されており、
本実施例も上記第1の実施例と同様に動作し、同様の効
果を奏することができる。実際に、本実施例のファイバ
型分散補償装置4の偏波分散値および波長分散を測定し
た結果、上記実施例と同等の値となることが確認され
た。
本実施例も上記第1の実施例と同様に動作し、同様の効
果を奏することができる。実際に、本実施例のファイバ
型分散補償装置4の偏波分散値および波長分散を測定し
た結果、上記実施例と同等の値となることが確認され
た。
【0034】図4には、本発明に係るファイバ型分散補
償装置の第3の実施例の要部構成が示されている。本実
施例が上記第1の実施例と異なる特徴的なことは、ルー
プ状光ファイバ18に、曲げの力を付与する力付与手段19
が設けられており、ループ状光ファイバ18は光軸を中心
として回転させることなくカップラ部11bにより融着さ
れていることである。
償装置の第3の実施例の要部構成が示されている。本実
施例が上記第1の実施例と異なる特徴的なことは、ルー
プ状光ファイバ18に、曲げの力を付与する力付与手段19
が設けられており、ループ状光ファイバ18は光軸を中心
として回転させることなくカップラ部11bにより融着さ
れていることである。
【0035】力付与手段19は、図5の(a)に示すよう
に、ループ状光ファイバ18の一部を径20mmφの小型リー
ル24に巻き付けて形成されており、この小型リール24に
巻き付ける長さ等を調整することによりループ状光ファ
イバ18に付与する曲げの力を調整することができるよう
になっている。そして、本実施例では、この力付与手段
19によりループ状光ファイバ18に曲げの力を加えること
により、ループ状光ファイバ18に複屈折を生じさせ、そ
れにより、光の偏波面の回転制御を行い、分散補償光フ
ァイバコイル6の分散補償光ファイバ3を、図の矢印a
のように伝搬した伝搬出射光を光軸を中心として略90°
回転させて矢印dのように戻すことができるようになっ
ている。
に、ループ状光ファイバ18の一部を径20mmφの小型リー
ル24に巻き付けて形成されており、この小型リール24に
巻き付ける長さ等を調整することによりループ状光ファ
イバ18に付与する曲げの力を調整することができるよう
になっている。そして、本実施例では、この力付与手段
19によりループ状光ファイバ18に曲げの力を加えること
により、ループ状光ファイバ18に複屈折を生じさせ、そ
れにより、光の偏波面の回転制御を行い、分散補償光フ
ァイバコイル6の分散補償光ファイバ3を、図の矢印a
のように伝搬した伝搬出射光を光軸を中心として略90°
回転させて矢印dのように戻すことができるようになっ
ている。
【0036】本実施例でも上記第1の実施例と同様に動
作し、同様の効果を奏することができる。本実施例のフ
ァイバ型分散補償装置4の偏波分散値は0.5 psecであ
り、波長分散は−1800psec/nmであることが確認されて
おり、また、室温を−30℃〜80℃まで変化させたときの
偏波分散値の変化は0.2 psec以内であった。
作し、同様の効果を奏することができる。本実施例のフ
ァイバ型分散補償装置4の偏波分散値は0.5 psecであ
り、波長分散は−1800psec/nmであることが確認されて
おり、また、室温を−30℃〜80℃まで変化させたときの
偏波分散値の変化は0.2 psec以内であった。
【0037】図6には、本発明のファイバ型分散補償装
置の第4の実施例の要部構成が示されている。本実施例
が上記第1〜第3の実施例と異なる特徴的なことは、偏
波調整手段20を、分散補償光ファイバコイル6の分散補
償光ファイバ3の出射端側に接続された1/4波長板2
と、この1/4波長板2の出射端側に光ファイバ25を介
して設けられた反射端13を有する構成としたことであ
る。また、本実施例では、分散補償光ファイバコイル6
の分散補償光ファイバ3の入射端側には、サーキュレー
タ14を配設しており、このサーキュレータ14が分散補償
光ファイバ3に入射光を入射させると共に偏波調整手段
20を介して分散補償光ファイバ3の入射端側に戻ってく
る戻り光を分岐して出射させる光分岐手段として機能す
るようになっている。
置の第4の実施例の要部構成が示されている。本実施例
が上記第1〜第3の実施例と異なる特徴的なことは、偏
波調整手段20を、分散補償光ファイバコイル6の分散補
償光ファイバ3の出射端側に接続された1/4波長板2
と、この1/4波長板2の出射端側に光ファイバ25を介
して設けられた反射端13を有する構成としたことであ
る。また、本実施例では、分散補償光ファイバコイル6
の分散補償光ファイバ3の入射端側には、サーキュレー
タ14を配設しており、このサーキュレータ14が分散補償
光ファイバ3に入射光を入射させると共に偏波調整手段
20を介して分散補償光ファイバ3の入射端側に戻ってく
る戻り光を分岐して出射させる光分岐手段として機能す
るようになっている。
【0038】前記1/4波長板2は、その軸方位を分散
補償光ファイバ3の進相軸の軸方位に対して45°傾けて
配設されており、分散補償光ファイバ3からの出射光を
1/4波長板2を介して反射端13側に伝搬させ、反射端
13で反射して再び1/4波長板2を介して分散補償光フ
ァイバ3に戻すことにより、分散補償光ファイバ3の伝
搬出射光を光軸を中心として略90°回転させるようにな
っている。
補償光ファイバ3の進相軸の軸方位に対して45°傾けて
配設されており、分散補償光ファイバ3からの出射光を
1/4波長板2を介して反射端13側に伝搬させ、反射端
13で反射して再び1/4波長板2を介して分散補償光フ
ァイバ3に戻すことにより、分散補償光ファイバ3の伝
搬出射光を光軸を中心として略90°回転させるようにな
っている。
【0039】本実施例は以上のように構成されており、
本実施例でも上記第1〜第3の実施例と同様に、入射端
5から入射光を入射させると、その光はサーキュレータ
14を介して分散補償光ファイバコイル6の分散補償光フ
ァイバ3に入射し、分散補償光ファイバ3の伝搬出射光
が1/4波長板2を介して反射端13側に伝搬し、反射端
13で反射して再び1/4波長板2を介して分散補償光フ
ァイバ3の出射端側に戻され、このとき、分散補償光フ
ァイバ3の伝搬出射光が、1/4波長板2と反射端13と
を有して構成されている偏波調整手段20により、光軸を
中心として略90°回転させられて偏波回転光として戻さ
れる。
本実施例でも上記第1〜第3の実施例と同様に、入射端
5から入射光を入射させると、その光はサーキュレータ
14を介して分散補償光ファイバコイル6の分散補償光フ
ァイバ3に入射し、分散補償光ファイバ3の伝搬出射光
が1/4波長板2を介して反射端13側に伝搬し、反射端
13で反射して再び1/4波長板2を介して分散補償光フ
ァイバ3の出射端側に戻され、このとき、分散補償光フ
ァイバ3の伝搬出射光が、1/4波長板2と反射端13と
を有して構成されている偏波調整手段20により、光軸を
中心として略90°回転させられて偏波回転光として戻さ
れる。
【0040】そのため、上記実施例と同様に、分散補償
光ファイバ3を図の矢印aのように伝搬するときに、分
散補償光ファイバ3の遅相軸を伝搬した光は、分散補償
光ファイバ3を図の矢印dのようにして戻るときには進
相軸を通ることとなり、その逆に、分散補償光ファイバ
3を図の矢印aのように伝搬するときに、その進相軸を
通って伝搬した光は、図の矢印dのようにして分散補償
光ファイバ3を戻るときには、その遅相軸を通って戻る
こととなり、上記実施例と同様の効果を奏する。
光ファイバ3を図の矢印aのように伝搬するときに、分
散補償光ファイバ3の遅相軸を伝搬した光は、分散補償
光ファイバ3を図の矢印dのようにして戻るときには進
相軸を通ることとなり、その逆に、分散補償光ファイバ
3を図の矢印aのように伝搬するときに、その進相軸を
通って伝搬した光は、図の矢印dのようにして分散補償
光ファイバ3を戻るときには、その遅相軸を通って戻る
こととなり、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0041】なお、図7には、上記1/4波長板2の任
意の基準軸の軸方位を零とし、その基準軸から30°ずつ
傾けていったときの1/4波長板2の各軸方位を横軸に
とり、そのときの偏波分散値(PMD;Polalization M
ode Dispassion)を測定した結果が示されている。同図
に示すように、上記実施例の1/4波長板2は、上記基
準軸の軸方位を零としたときに、軸方位が120 となった
ときに偏波分散値がほぼ零となっている。そして、1/
4波長板2の軸方位をこの軸方位としたときが、上記の
ように、1/4波長板2の軸方位を分散補償光ファイバ
3の進相軸に対して45°傾けた状態としたことになって
いる。
意の基準軸の軸方位を零とし、その基準軸から30°ずつ
傾けていったときの1/4波長板2の各軸方位を横軸に
とり、そのときの偏波分散値(PMD;Polalization M
ode Dispassion)を測定した結果が示されている。同図
に示すように、上記実施例の1/4波長板2は、上記基
準軸の軸方位を零としたときに、軸方位が120 となった
ときに偏波分散値がほぼ零となっている。そして、1/
4波長板2の軸方位をこの軸方位としたときが、上記の
ように、1/4波長板2の軸方位を分散補償光ファイバ
3の進相軸に対して45°傾けた状態としたことになって
いる。
【0042】このように、1/4波長板2の軸方位を設
定するときに、任意の基準軸に対して1/4波長板2の
軸方位を少しずつ変えていき、偏波分散値が最も小さく
なるところを見つけて1/4波長板2の軸方位として設
定することができる。
定するときに、任意の基準軸に対して1/4波長板2の
軸方位を少しずつ変えていき、偏波分散値が最も小さく
なるところを見つけて1/4波長板2の軸方位として設
定することができる。
【0043】図8には、本発明のファイバ型分散補償装
置の第5の実施例の要部構成が示されている。本実施例
が上記第4の実施例と異なる特徴的なことは、分散補償
光ファイバコイル6の分散補償光ファイバ3の出射端側
に、回転角が45°のファラデー回転子8を接続し、この
ファラデー回転子8の出射端側に反射端13を設け、反射
端13とファラデー回転子8とを有して偏波調整手段20を
構成したことである。なお、本実施例では、分散補償光
ファイバコイル6は、ボビン9に分散補償光ファイバ3
をコイル巻きして形成されている。
置の第5の実施例の要部構成が示されている。本実施例
が上記第4の実施例と異なる特徴的なことは、分散補償
光ファイバコイル6の分散補償光ファイバ3の出射端側
に、回転角が45°のファラデー回転子8を接続し、この
ファラデー回転子8の出射端側に反射端13を設け、反射
端13とファラデー回転子8とを有して偏波調整手段20を
構成したことである。なお、本実施例では、分散補償光
ファイバコイル6は、ボビン9に分散補償光ファイバ3
をコイル巻きして形成されている。
【0044】本実施例では、分散補償光ファイバコイル
6の分散補償光ファイバ3からの伝搬出射光をファラデ
ー回転子8を介して反射端13側に伝搬させ、反射端13で
反射して再びファラデー回転子8を介して前記分散補償
光ファイバ6に戻すことにより、分散補償光ファイバ3
からの伝搬出射光を光軸を中心として略90°回転するよ
うになっており、上記第4の実施例と同様に動作し、同
様の効果を奏する。
6の分散補償光ファイバ3からの伝搬出射光をファラデ
ー回転子8を介して反射端13側に伝搬させ、反射端13で
反射して再びファラデー回転子8を介して前記分散補償
光ファイバ6に戻すことにより、分散補償光ファイバ3
からの伝搬出射光を光軸を中心として略90°回転するよ
うになっており、上記第4の実施例と同様に動作し、同
様の効果を奏する。
【0045】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
第3の実施例では、ループ状光ファイバ18に、図5の
(a)に示すような力付与手段19を設け、この力付与手
段19により曲げの力を付与する構成としたが、同図の
(b)に示すように、側圧力を付与する力付与手段19を
ループ状光ファイバ18に設け、この力付与手段19により
側圧力を付与することにより分散補償光ファイバコイル
6の分散補償光ファイバ3の伝搬出射光を光軸を中心と
して略90°回転させるようにしても構わない。また、曲
げの力と側圧力との両方を付与する力付与手段19を設け
て、その曲げの力と側圧力の両方を付与することによ
り、同様に分散補償光ファイバ3の伝搬出射光を回転さ
せるようにしても構わない。
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
第3の実施例では、ループ状光ファイバ18に、図5の
(a)に示すような力付与手段19を設け、この力付与手
段19により曲げの力を付与する構成としたが、同図の
(b)に示すように、側圧力を付与する力付与手段19を
ループ状光ファイバ18に設け、この力付与手段19により
側圧力を付与することにより分散補償光ファイバコイル
6の分散補償光ファイバ3の伝搬出射光を光軸を中心と
して略90°回転させるようにしても構わない。また、曲
げの力と側圧力との両方を付与する力付与手段19を設け
て、その曲げの力と側圧力の両方を付与することによ
り、同様に分散補償光ファイバ3の伝搬出射光を回転さ
せるようにしても構わない。
【0046】また、上記第1と第3の実施例では、分散
補償光ファイバコイル6の分散補償光ファイバ3の入射
端側と出射端側には、共にカップラ部11a,11bを設け
て構成したが、カップラ部11a,11bのいずれか一方側
を導波路型Y分岐チップ12a又は12bにより構成しても
構わない。さらに、上記第3の実施例において、カップ
ラ部11a,11bの代わりに、導波路型Y分岐チップ12
a,12bを設けてファイバ型分散補償装置4を構成して
も構わない。
補償光ファイバコイル6の分散補償光ファイバ3の入射
端側と出射端側には、共にカップラ部11a,11bを設け
て構成したが、カップラ部11a,11bのいずれか一方側
を導波路型Y分岐チップ12a又は12bにより構成しても
構わない。さらに、上記第3の実施例において、カップ
ラ部11a,11bの代わりに、導波路型Y分岐チップ12
a,12bを設けてファイバ型分散補償装置4を構成して
も構わない。
【0047】さらに、第1〜第3の実施例において、カ
ップラ部11aや導波路型Y分岐チップ12aの代わりに、
サーキュレータ14により構成しても構わない。
ップラ部11aや導波路型Y分岐チップ12aの代わりに、
サーキュレータ14により構成しても構わない。
【0048】さらに、上記第4、第5の実施例では、光
分岐手段としてサーキュレータ14を設けて構成したが、
サーキュレータ14の代わりに光分岐手段として機能する
カップラ部や導波路型Y分岐チップ等により構成しても
構わない。
分岐手段としてサーキュレータ14を設けて構成したが、
サーキュレータ14の代わりに光分岐手段として機能する
カップラ部や導波路型Y分岐チップ等により構成しても
構わない。
【0049】さらに、偏波分散補償コイル6を形成する
分散補償光ファイバ3の長さやコイル巻き数等は特に限
定されるものではなく、例えば、図9に示した光通信シ
ステムにおける伝搬用光ファイバ15の波長分散を補償で
きるように適宜設定されるものである。
分散補償光ファイバ3の長さやコイル巻き数等は特に限
定されるものではなく、例えば、図9に示した光通信シ
ステムにおける伝搬用光ファイバ15の波長分散を補償で
きるように適宜設定されるものである。
【0050】さらに、上記実施例では、いずれも分散補
償光ファイバ3により1つの分散補償光ファイバコイル
6を形成して構成したが、本発明のファイバ型分散補償
装置は、2つ以上の分散補償光ファイバコイル6を有す
る構成としてもよく、また、分散補償光ファイバ3は必
ずしもコイル状にしなくとも構わない。ただし、分散補
償光ファイバ3をコイル状にすることにより、分散補償
光ファイバ3の占有スペースをできるだけ小さくするこ
とが可能となり、その分だけファイバ型分散補償装置を
小型の装置とすることができる。
償光ファイバ3により1つの分散補償光ファイバコイル
6を形成して構成したが、本発明のファイバ型分散補償
装置は、2つ以上の分散補償光ファイバコイル6を有す
る構成としてもよく、また、分散補償光ファイバ3は必
ずしもコイル状にしなくとも構わない。ただし、分散補
償光ファイバ3をコイル状にすることにより、分散補償
光ファイバ3の占有スペースをできるだけ小さくするこ
とが可能となり、その分だけファイバ型分散補償装置を
小型の装置とすることができる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、分散補償光ファイバの
伝搬出射光を、光軸を中心として略90°回転させること
により、分散補償光ファイバの横断面の直角2軸方向に
形成される伝搬定数が異なる偏波成分軸(遅相軸と進相
軸)のうち、遅相軸を通って分散補償光ファイバの出射
端側に伝搬した光を進相軸を通して分散補償光ファイバ
の入射端側に戻すことができ、その逆に進相軸を通って
分散補償光ファイバの出射端側に伝搬した光は、進相軸
を通して分散補償光ファイバの入射端側に戻すことが可
能となる。そのため、両伝搬光の伝搬時間差をほぼ零と
することができ、ファイバ型分散補償装置の偏波分散を
ほぼ零とすることが可能となり、温度変化による偏波分
散値の変動も非常に小さくすることができる。
伝搬出射光を、光軸を中心として略90°回転させること
により、分散補償光ファイバの横断面の直角2軸方向に
形成される伝搬定数が異なる偏波成分軸(遅相軸と進相
軸)のうち、遅相軸を通って分散補償光ファイバの出射
端側に伝搬した光を進相軸を通して分散補償光ファイバ
の入射端側に戻すことができ、その逆に進相軸を通って
分散補償光ファイバの出射端側に伝搬した光は、進相軸
を通して分散補償光ファイバの入射端側に戻すことが可
能となる。そのため、両伝搬光の伝搬時間差をほぼ零と
することができ、ファイバ型分散補償装置の偏波分散を
ほぼ零とすることが可能となり、温度変化による偏波分
散値の変動も非常に小さくすることができる。
【0052】したがって、例えば、半導体レーザ等の光
をパルス信号で変調し、伝搬用の光ファイバに伝送させ
る通信システムに本発明のファイバ型分散補償装置を介
設すれば、従来のファイバ型分散補償装置のように、あ
る程度の波長の広がりを有するレーザ光のパルス幅をフ
ァイバ型分散補償装置の偏波分散により広げることはな
く、伝搬用の光ファイバの材料分散を補償して材料分散
によるパルス幅の広がりを防ぐことができるために、高
速、大容量の通信システムの構築が可能となる。
をパルス信号で変調し、伝搬用の光ファイバに伝送させ
る通信システムに本発明のファイバ型分散補償装置を介
設すれば、従来のファイバ型分散補償装置のように、あ
る程度の波長の広がりを有するレーザ光のパルス幅をフ
ァイバ型分散補償装置の偏波分散により広げることはな
く、伝搬用の光ファイバの材料分散を補償して材料分散
によるパルス幅の広がりを防ぐことができるために、高
速、大容量の通信システムの構築が可能となる。
【0053】また、本発明によれば、入射光を分散補償
光ファイバに入射させた後、偏波調整手段を介して戻っ
て来た戻り光を再び分散補償光ファイバに入射させて出
射させるために、光は分散補償光ファイバ内を往復する
こととなり、したがって、従来と同等の波長分散補償効
果を奏するファイバ型分散補償装置を形成するときに、
分散補償光ファイバの長さは従来の半分で済むことにな
り、その分だけファイバ型分散補償装置を小型化するこ
とができる。
光ファイバに入射させた後、偏波調整手段を介して戻っ
て来た戻り光を再び分散補償光ファイバに入射させて出
射させるために、光は分散補償光ファイバ内を往復する
こととなり、したがって、従来と同等の波長分散補償効
果を奏するファイバ型分散補償装置を形成するときに、
分散補償光ファイバの長さは従来の半分で済むことにな
り、その分だけファイバ型分散補償装置を小型化するこ
とができる。
【図1】本発明に係るファイバ型分散補償装置の第1の
実施例を示す要部構成図である。
実施例を示す要部構成図である。
【図2】上記第1の実施例のカップラ部11bの分散補償
光ファイバ3の融着状態を示す説明図である。
光ファイバ3の融着状態を示す説明図である。
【図3】本発明に係るファイバ型分散補償装置の第2の
実施例を示す要部構成図である。
実施例を示す要部構成図である。
【図4】本発明に係るファイバ型分散補償装置の第3の
実施例を示す要部構成図である。
実施例を示す要部構成図である。
【図5】上記第3の実施例の力付与手段19の要部構成
(a)と力付与手段19の別の例(b)を共に示す説明図
である。
(a)と力付与手段19の別の例(b)を共に示す説明図
である。
【図6】本発明に係るファイバ型分散補償装置の第4の
実施例を示す要部構成図である。
実施例を示す要部構成図である。
【図7】上記第4の実施例に用いられた1/4波長板2
の軸方位とファイバ型分散装置の偏波分散値との相関関
係を示すグラフである。
の軸方位とファイバ型分散装置の偏波分散値との相関関
係を示すグラフである。
【図8】本発明に係るファイバ型分散補償装置の第5の
実施例を示す要部構成図である。
実施例を示す要部構成図である。
【図9】ファイバ型分散補償装置を用いた通信システム
の一例を示す説明図である。
の一例を示す説明図である。
2 1/4波長板 3 分散補償光ファイバ 6 分散補償光ファイバコイル 8 ファラデー回転子 11a,11b カップラ部 12a,12b 導波路型Y分岐チップ 13 反射端 18 ループ状光ファイバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/18
Claims (6)
- 【請求項1】 負の分散特性を有する分散補償光ファイ
バを有し、該分散補償光ファイバには偏波分散特性が付
与されており、分散補償光ファイバの出射端側には、分
散補償光ファイバの断面の直角2軸方向に形成される伝
搬定数の異なる偏波成分軸に分かれて伝搬した分散補償
光ファイバの伝搬出射光を、光軸を中心として略90°回
転させた偏波回転光として分散補償光ファイバの出射端
に戻す偏波調整手段が設けられており、分散補償光ファ
イバの入射端側には該分散補償光ファイバに入射光を入
射させると共に前記偏波調整手段を介して分散補償光フ
ァイバの入射端側に戻ってくる戻り光を分岐して出射さ
せる光分岐手段が設けられていることを特徴とするファ
イバ型分散補償装置。 - 【請求項2】 偏波調整手段はループ状の光ファイバを
有しており、該光ファイバを光軸を中心として略90°回
転させることにより分散補償光ファイバの伝搬出射光を
回転させることを特徴とした請求項1記載のファイバ型
分散補償装置。 - 【請求項3】 偏波調整手段はループ状の光ファイバを
有しており、該ループ状の光ファイバには曲げの力と側
圧力との少くとも一方を付与する力付与手段が設けられ
ており、該力付与手段により分散補償光ファイバの伝搬
出射光を回転させることを特徴とした請求項1記載のフ
ァイバ型分散補償装置。 - 【請求項4】 偏波調整手段は分散補償光ファイバの出
射端側に接続された1/4波長板と該1/4波長板の出
射端側に設けられた反射端を有しており、分散補償光フ
ァイバからの伝搬出射光を1/4波長板を介して反射端
側に伝搬させ、反射端で反射させて再び1/4波長板を
介して前記分散補償光ファイバに戻すことにより分散補
償光ファイバの伝搬出射光を回転させることを特徴とし
た請求項1記載のファイバ型分散補償装置。 - 【請求項5】 偏波調整手段は分散補償光ファイバの出
射端側に接続されたファラデー回転子と該ファラデー回
転子の出射端側に設けられた反射端を有しており、分散
補償光ファイバからの伝搬出射光をファラデー回転子を
介して反射端側に伝搬させ、反射端で反射させて再びフ
ァラデー回転子を介して前記分散補償光ファイバに戻す
ことにより分散補償光ファイバの伝搬出射光を回転させ
ることを特徴とした請求項1記載のファイバ型分散補償
装置。 - 【請求項6】 分散補償光ファイバはコイル巻きされて
分散補償光ファイバコイルを成していることを特徴とす
る請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載のファイ
バ型分散補償装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6211793A JPH0854525A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | ファイバ型分散補償装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6211793A JPH0854525A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | ファイバ型分散補償装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0854525A true JPH0854525A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=16611706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6211793A Pending JPH0854525A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | ファイバ型分散補償装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0854525A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997023966A1 (en) * | 1995-12-21 | 1997-07-03 | Alcatel Alsthom Compagnie Générale D'Électricité | Dispersion slope compensation in optical transmission systems |
| JP2001021740A (ja) * | 1999-07-05 | 2001-01-26 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 波長分散補償デバイス及び製造方法 |
| GB2371160A (en) * | 2001-01-10 | 2002-07-17 | Univ Aston | Optical pulse regeneration using dispersion managed optical fibre and an unbalanced interferometer |
| JP2006279584A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Fujitsu Ltd | 光通信システム、伝送劣化補償方法、光送信システム及び光受信システム |
| CN106092078A (zh) * | 2016-05-18 | 2016-11-09 | 中国电子科技集团公司第四十研究所 | 一种双折射色散实时补偿偏振分束干涉仪 |
-
1994
- 1994-08-12 JP JP6211793A patent/JPH0854525A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997023966A1 (en) * | 1995-12-21 | 1997-07-03 | Alcatel Alsthom Compagnie Générale D'Électricité | Dispersion slope compensation in optical transmission systems |
| JP2001021740A (ja) * | 1999-07-05 | 2001-01-26 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 波長分散補償デバイス及び製造方法 |
| GB2371160A (en) * | 2001-01-10 | 2002-07-17 | Univ Aston | Optical pulse regeneration using dispersion managed optical fibre and an unbalanced interferometer |
| GB2371160B (en) * | 2001-01-10 | 2004-06-30 | Univ Aston | Optical pulse regenerating transmission lines |
| JP2006279584A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Fujitsu Ltd | 光通信システム、伝送劣化補償方法、光送信システム及び光受信システム |
| US7853151B2 (en) | 2005-03-29 | 2010-12-14 | Fujitsu Limited | Optical communication system, method, and optical transmitting station |
| CN106092078A (zh) * | 2016-05-18 | 2016-11-09 | 中国电子科技集团公司第四十研究所 | 一种双折射色散实时补偿偏振分束干涉仪 |
| CN106092078B (zh) * | 2016-05-18 | 2019-01-18 | 中国电子科技集团公司第四十一研究所 | 一种双折射色散实时补偿偏振分束干涉仪 |
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