JPH0856216A - 同期通信システム - Google Patents
同期通信システムInfo
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- JPH0856216A JPH0856216A JP18833794A JP18833794A JPH0856216A JP H0856216 A JPH0856216 A JP H0856216A JP 18833794 A JP18833794 A JP 18833794A JP 18833794 A JP18833794 A JP 18833794A JP H0856216 A JPH0856216 A JP H0856216A
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- signal
- time
- transmission
- relay station
- station
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Abstract
(57)【要約】
【目的】中継局を介して一周波同時送受信方式を構成す
る際での遅延時間の増加が抑えられるようにした同期通
信システムを提供すること。 【構成】中継局1の無線機1−1と無線機1−2の間の
信号経路に中継制御部1−3を設け、無線機Aと無線機
B間での信号伝送時間を制御することにより、端末局の
無線機2と無線機3での送受信切換のタイミングを、中
継局1で予め定めてあるタイムスロットに同期して行な
えるようにしたもの。 【効果】一周波同時送受信方式における、時間圧縮した
バースト信号を、中継局1では、そのままの形態で直接
中継することができるので、時間圧縮伸長を繰返すこと
による遅延時間の増大が避けられ、違和感のない通話が
可能になる。
る際での遅延時間の増加が抑えられるようにした同期通
信システムを提供すること。 【構成】中継局1の無線機1−1と無線機1−2の間の
信号経路に中継制御部1−3を設け、無線機Aと無線機
B間での信号伝送時間を制御することにより、端末局の
無線機2と無線機3での送受信切換のタイミングを、中
継局1で予め定めてあるタイムスロットに同期して行な
えるようにしたもの。 【効果】一周波同時送受信方式における、時間圧縮した
バースト信号を、中継局1では、そのままの形態で直接
中継することができるので、時間圧縮伸長を繰返すこと
による遅延時間の増大が避けられ、違和感のない通話が
可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信システムにおける
中継方式に係り、特に中継局を含む一周波同時送受信方
式の通信システムにおける同期通信方式に関する
中継方式に係り、特に中継局を含む一周波同時送受信方
式の通信システムにおける同期通信方式に関する
【0002】
【従来の技術】近年、一周波同時送受信方式と呼ばれ
る、一種類の周波数の搬送波を用いながら、通常の電話
と同様な双方向同時通話が可能な通信方式が実用化され
るようになっている。なお、以下、この一周波同時送受
信方式をSFD方式と呼ぶが、このSFDは、Single F
requency Duplex の略である。
る、一種類の周波数の搬送波を用いながら、通常の電話
と同様な双方向同時通話が可能な通信方式が実用化され
るようになっている。なお、以下、この一周波同時送受
信方式をSFD方式と呼ぶが、このSFDは、Single F
requency Duplex の略である。
【0003】そこで、このSFD方式の従来技術につい
て説明すると、図8に示すように、それぞれの対向する
無線局2、3が、時間軸圧縮回路2a、3aと、送信回
路2b、3b、切換スイッチ2c、3c、受信回路2
d、3d、それに時間軸伸長回路2e、3eを備え、図
9(a)に示す時間軸の中で、図9(b)に示すように、時間
的に連続している音声信号などの信号を、時間軸圧縮回
路2a、3aにより、順次、期間t1毎に区切り、期間
t2≒t1/2に時間圧縮して、同図(c)に示すようなバ
ースト信号を作り、このバースト信号を送信回路2b、
3bと、切換スイッチ2c、3cにより期間t1毎に、
一方から他方に送信するようにし、これにより期間t1
内に作り出された期間t2≒t1/2を相手からの信号の
受信期間とすることにより、単一周波数f1の搬送波信
号のもとで双方向同時送受信を可能にしている。
て説明すると、図8に示すように、それぞれの対向する
無線局2、3が、時間軸圧縮回路2a、3aと、送信回
路2b、3b、切換スイッチ2c、3c、受信回路2
d、3d、それに時間軸伸長回路2e、3eを備え、図
9(a)に示す時間軸の中で、図9(b)に示すように、時間
的に連続している音声信号などの信号を、時間軸圧縮回
路2a、3aにより、順次、期間t1毎に区切り、期間
t2≒t1/2に時間圧縮して、同図(c)に示すようなバ
ースト信号を作り、このバースト信号を送信回路2b、
3bと、切換スイッチ2c、3cにより期間t1毎に、
一方から他方に送信するようにし、これにより期間t1
内に作り出された期間t2≒t1/2を相手からの信号の
受信期間とすることにより、単一周波数f1の搬送波信
号のもとで双方向同時送受信を可能にしている。
【0004】このFCD方式の従来例で、実際に伝送さ
れるバースト信号は、図10に示すように、MSK方式
のモデム等を用い、期間t2に時間圧縮した音声信号の
先頭に、ビット同期とフレーム同期からなる同期信号を
付加してフレームを構成した上で伝送されるようになっ
ている。
れるバースト信号は、図10に示すように、MSK方式
のモデム等を用い、期間t2に時間圧縮した音声信号の
先頭に、ビット同期とフレーム同期からなる同期信号を
付加してフレームを構成した上で伝送されるようになっ
ている。
【0005】そして、受信側の無線機では、その受信回
路2d、3dにより受信したバースト信号の中から同期
信号を識別し、同期信号に続く時間圧縮した音声信号を
取り出し、時間軸伸長回路2e、3eにより、図9(d)
に示すように、期間t2に圧縮されていた信号を期間t1
に伸長することにより、時間的に連続した元の音声信号
を再生するようになっている。
路2d、3dにより受信したバースト信号の中から同期
信号を識別し、同期信号に続く時間圧縮した音声信号を
取り出し、時間軸伸長回路2e、3eにより、図9(d)
に示すように、期間t2に圧縮されていた信号を期間t1
に伸長することにより、時間的に連続した元の音声信号
を再生するようになっている。
【0006】ここで、この同期信号の役割りについて説
明すると、それは、大別して以下の通りになる。 時間圧縮した音声信号の先頭位置を識別して、再生
時の音声信号の接ぎ目を滑らかにすること。 対向する無線機間での送信と受信の切換動作に必要
な同期をとること。
明すると、それは、大別して以下の通りになる。 時間圧縮した音声信号の先頭位置を識別して、再生
時の音声信号の接ぎ目を滑らかにすること。 対向する無線機間での送信と受信の切換動作に必要
な同期をとること。
【0007】次に、この時間圧縮伸長の時間配分の実際
について説明すると、或る例では、期間t1は400m
sで、時間圧縮率であるt2/t1を1/2.2とし、1
/2を超える圧縮率とすることにより生じた隙間時間
に、前記した同期信号と、送信回路の送信立上りに必要
な時間や、切換スイッチによる送信から受信への切換時
間などを埋込み、期間t1の1/2、つまり200ms
が、それぞれ、ほぼ送信期間と受信期間になるように配
分している。なお、この結果、この場合での、音声信号
の圧縮伸長に伴う絶対遅延時間は、200msとなる。
について説明すると、或る例では、期間t1は400m
sで、時間圧縮率であるt2/t1を1/2.2とし、1
/2を超える圧縮率とすることにより生じた隙間時間
に、前記した同期信号と、送信回路の送信立上りに必要
な時間や、切換スイッチによる送信から受信への切換時
間などを埋込み、期間t1の1/2、つまり200ms
が、それぞれ、ほぼ送信期間と受信期間になるように配
分している。なお、この結果、この場合での、音声信号
の圧縮伸長に伴う絶対遅延時間は、200msとなる。
【0008】ここで、図8の構成で、対向通信、つまり
2台の端末局間で直接通信を行う場合の相互の同期関係
は、一方の無線機、例えば無線機2を発呼局、他方の無
線機3を被呼局とすると、発呼局を同期の基準点とし、
被呼局では、受信した発呼局の同期信号に追従してバー
スト信号を送信するという、いわゆる従属同期方式にな
っている。
2台の端末局間で直接通信を行う場合の相互の同期関係
は、一方の無線機、例えば無線機2を発呼局、他方の無
線機3を被呼局とすると、発呼局を同期の基準点とし、
被呼局では、受信した発呼局の同期信号に追従してバー
スト信号を送信するという、いわゆる従属同期方式にな
っている。
【0009】この場合、無線伝送路では、帯域制限など
による伝搬遅延があり、従属同期のもとで、一方の局か
ら他方の局に着信するバースト信号は、往路と復路の伝
搬遅延の影響によって、遅延やジッタを生ずるが、前記
の通り、圧縮率を1/2以上とすることにより、隙間時
間に余裕をもたせることにより、支障なく通信ができる
ようにしている。
による伝搬遅延があり、従属同期のもとで、一方の局か
ら他方の局に着信するバースト信号は、往路と復路の伝
搬遅延の影響によって、遅延やジッタを生ずるが、前記
の通り、圧縮率を1/2以上とすることにより、隙間時
間に余裕をもたせることにより、支障なく通信ができる
ようにしている。
【0010】なお、上記従属同期方式に代えて、発呼局
が送信を開始した時点では、この発呼局を同期の基準点
とし、被呼局では、受信した発呼局の同期信号に追従し
てバースト信号を送信するが、以後は、交互に、相手か
らの信号を受信した後、それに応じて所定のタイミング
で送信を開始するという、いわゆる半二重同期方式とし
ても良い。
が送信を開始した時点では、この発呼局を同期の基準点
とし、被呼局では、受信した発呼局の同期信号に追従し
てバースト信号を送信するが、以後は、交互に、相手か
らの信号を受信した後、それに応じて所定のタイミング
で送信を開始するという、いわゆる半二重同期方式とし
ても良い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、中継
局を介して通信を行なうようにしたシステムへの適用に
ついての配慮がされておらず、以下の問題があった。す
なわち、前述のように、対向通信で終結する無線システ
ムでは、従来技術でも実用上、特に問題はないが、無線
システムでは、サービスエリアの拡大などのため、図1
1に示すように、2台の無線機2、3が、標高の高い所
などに設置した中継局を経由して通信を行う構成を採る
ことが多い。
局を介して通信を行なうようにしたシステムへの適用に
ついての配慮がされておらず、以下の問題があった。す
なわち、前述のように、対向通信で終結する無線システ
ムでは、従来技術でも実用上、特に問題はないが、無線
システムでは、サービスエリアの拡大などのため、図1
1に示すように、2台の無線機2、3が、標高の高い所
などに設置した中継局を経由して通信を行う構成を採る
ことが多い。
【0012】しかして、この場合、従来技術では、以下
のような問題が生じてしまうのである。
のような問題が生じてしまうのである。
【0013】問題点1 図11に示すように、中継局を含むネットワークでSF
D方式による通信を行う場合、図8に示した従来技術で
は、中継局内の2台の無線機Aと無線機Bを背中合せに
して、伝送区間が2区間存在することになる。このと
き、中継局の無線機A、Bが、各端末局から受信したバ
ースト信号を伸長し、連続的な音声信号に再生して相互
に授受するようにすれば、つまり、一方の端末局(発呼
局)と中継局の一方の無線機(例えばA)間でのSFD方
式による伝送区間と、中継局の他方の無線局(例えばB)
と他方の端末局(被呼局)間でのSFD方式による伝送区
間の2つの区間は独立に動作していることになり、従っ
て、この場合、信号の授受そのものには特に問題はな
い。
D方式による通信を行う場合、図8に示した従来技術で
は、中継局内の2台の無線機Aと無線機Bを背中合せに
して、伝送区間が2区間存在することになる。このと
き、中継局の無線機A、Bが、各端末局から受信したバ
ースト信号を伸長し、連続的な音声信号に再生して相互
に授受するようにすれば、つまり、一方の端末局(発呼
局)と中継局の一方の無線機(例えばA)間でのSFD方
式による伝送区間と、中継局の他方の無線局(例えばB)
と他方の端末局(被呼局)間でのSFD方式による伝送区
間の2つの区間は独立に動作していることになり、従っ
て、この場合、信号の授受そのものには特に問題はな
い。
【0014】しかしながら、これが、端末局の話者相互
間では、圧縮伸長が2回繰返えされたことになり、この
結果、音声信号の遅延時間は、前記した対向通信の場合
の2倍の、例えば400msとなる。
間では、圧縮伸長が2回繰返えされたことになり、この
結果、音声信号の遅延時間は、前記した対向通信の場合
の2倍の、例えば400msとなる。
【0015】この400msの遅延時間はかなり長く、
衛星回線での2ホップ(2跳躍)に近いものとなり、話者
相互にとっては、相手方の応答の遅れにより通話に違和
感が生ずる領域に入るため、地上系の通信システムとし
ては望ましくないという問題生じてしまうのである。
衛星回線での2ホップ(2跳躍)に近いものとなり、話者
相互にとっては、相手方の応答の遅れにより通話に違和
感が生ずる領域に入るため、地上系の通信システムとし
ては望ましくないという問題生じてしまうのである。
【0016】問題点2 音声信号の遅延を増大させないためには、時間圧縮した
ままのバースト信号の形態で、中継局の無線機A、B間
で直接授受することが必要であるが、このような直接授
受を可能にするためには、少なくとも2区間相互の同期
確立が不可欠となる。
ままのバースト信号の形態で、中継局の無線機A、B間
で直接授受することが必要であるが、このような直接授
受を可能にするためには、少なくとも2区間相互の同期
確立が不可欠となる。
【0017】すなわち、図11において、端末局の一方
を発呼局、他方を被呼局として、従来技術のように発呼
局を基準点とする従属同期方式で動作させたとすると、
発呼局が周波数f1により送信したバースト信号は中継
局の無線機Aで受信され、無線機Bから周波数f2によ
って再送信され、被呼局で受信される。
を発呼局、他方を被呼局として、従来技術のように発呼
局を基準点とする従属同期方式で動作させたとすると、
発呼局が周波数f1により送信したバースト信号は中継
局の無線機Aで受信され、無線機Bから周波数f2によ
って再送信され、被呼局で受信される。
【0018】被呼局では受信したバースト信号の中の同
期信号を検出し、これに追従して自局のバースト信号を
周波数f2によって送信する。そして中継局では、前記
と反対の方向に無線機Bから無線機Aに中継され、周波
数f1によって再送信し、発呼局で受信される。
期信号を検出し、これに追従して自局のバースト信号を
周波数f2によって送信する。そして中継局では、前記
と反対の方向に無線機Bから無線機Aに中継され、周波
数f1によって再送信し、発呼局で受信される。
【0019】従って、このときには、発呼局において受
信される被呼局のバースト信号は、周波数f1とf2によ
る2区間を経由するため、遅延やジッタは従来の対向通
信の2倍相当に増大してしまう。
信される被呼局のバースト信号は、周波数f1とf2によ
る2区間を経由するため、遅延やジッタは従来の対向通
信の2倍相当に増大してしまう。
【0020】また、中継局内の無線機A、B間相互の中
継動作に着目すると、図11において、無線機Aが周波
数f1の信号を受信し、無線機Bが周波数f2による信号
の送信を立上げる手段としては、無線機Aのスケルチ信
号によって無線機Bの送信を起動するのが一般的である
が、このスケルチによる無線機の中継動作には特有の遅
延が伴い、これは、前記の伝搬遅延に比べかなり大きな
遅延時間となるばかりでなく、さらに往路、復路の2倍
で影響を及ぼすことになる。
継動作に着目すると、図11において、無線機Aが周波
数f1の信号を受信し、無線機Bが周波数f2による信号
の送信を立上げる手段としては、無線機Aのスケルチ信
号によって無線機Bの送信を起動するのが一般的である
が、このスケルチによる無線機の中継動作には特有の遅
延が伴い、これは、前記の伝搬遅延に比べかなり大きな
遅延時間となるばかりでなく、さらに往路、復路の2倍
で影響を及ぼすことになる。
【0021】しかして、このように増大した遅延やジッ
タに対処するには、前記のように圧縮率を増やし、1/
2を超える大きな圧縮率とすることにより隙間時間を多
くした時間配分が必要であるが、こうすると伝送帯域幅
を狭め、通話品質の劣化を招く要因が増加してしまうと
いう問題が生じてしまうのである。
タに対処するには、前記のように圧縮率を増やし、1/
2を超える大きな圧縮率とすることにより隙間時間を多
くした時間配分が必要であるが、こうすると伝送帯域幅
を狭め、通話品質の劣化を招く要因が増加してしまうと
いう問題が生じてしまうのである。
【0022】問題点3 大規模な無線通信システムでは、図11の周波数f1、
f2をペア(対)にして、周波数f1と周波数f2のグルー
プ各々に複数のチャネルを使用する、いわゆるMCA方
式が広く利用されている。しかして、中継局を有するM
CA方式の無線通信システムにSFD方式を適用した場
合、前記のように、端末局(発呼局)を基準点にした従属
同期方式によって複数の移動局が同時に通話を行うと、
中継局ではチャネル相互の動作が全くの非同期動作とな
ってしまう。
f2をペア(対)にして、周波数f1と周波数f2のグルー
プ各々に複数のチャネルを使用する、いわゆるMCA方
式が広く利用されている。しかして、中継局を有するM
CA方式の無線通信システムにSFD方式を適用した場
合、前記のように、端末局(発呼局)を基準点にした従属
同期方式によって複数の移動局が同時に通話を行うと、
中継局ではチャネル相互の動作が全くの非同期動作とな
ってしまう。
【0023】このMCA方式の無線通信システムにおけ
る一般的な周波数配列では、周波数f1とf2間は充分に
離れたものにできるが、f1グループ内及びf2グループ
内の周波数間隔は、占有周波数帯域に制限があるため、
例えば12.5KHz、又は25KHz程度の狭い周波
数間隔での等間隔配列が適用されている。
る一般的な周波数配列では、周波数f1とf2間は充分に
離れたものにできるが、f1グループ内及びf2グループ
内の周波数間隔は、占有周波数帯域に制限があるため、
例えば12.5KHz、又は25KHz程度の狭い周波
数間隔での等間隔配列が適用されている。
【0024】しかして、このような狭い周波数配列のも
とで各チャネルが非同期で動作すると、中継局では隣接
チャネル間で一方が送信、他方が受信となる状態が生
じ、送信中のチャネルの帯域外スプリアスが受信中のチ
ャネルに妨害を与える。また、等間隔配列されているた
め、2波の送信中チャネルの混変調成分が受信中のチャ
ネルに妨害を与えるなど、いわゆるチャネル間干渉が発
生し、正常な通信を行うことができない状態に陥る虞れ
もある。
とで各チャネルが非同期で動作すると、中継局では隣接
チャネル間で一方が送信、他方が受信となる状態が生
じ、送信中のチャネルの帯域外スプリアスが受信中のチ
ャネルに妨害を与える。また、等間隔配列されているた
め、2波の送信中チャネルの混変調成分が受信中のチャ
ネルに妨害を与えるなど、いわゆるチャネル間干渉が発
生し、正常な通信を行うことができない状態に陥る虞れ
もある。
【0025】従来の半複信方式の伝送システムでは、中
継局から移動局向には周波数f1を、移動局から中継局
向けには周波数f2を使用するようにしているため、中
継局における送信波と受信波は充分に離れていたので問
題にはならず、従って、これらは、SFD方式を適用す
ることにより発生した新たな問題点であるといえる。
継局から移動局向には周波数f1を、移動局から中継局
向けには周波数f2を使用するようにしているため、中
継局における送信波と受信波は充分に離れていたので問
題にはならず、従って、これらは、SFD方式を適用す
ることにより発生した新たな問題点であるといえる。
【0026】本発明の第1の目的は、第1の問題点に対
応したもので、音声信号等の遅延時間の増大を避けるた
めに、中継局では時間圧縮したバースト信号の形態で直
接中継できるようにした同期方式を提供することであ
る。本発明の第2の目的は、第2の問題点に対応したも
ので、通話品質の劣化を避けるために、時間圧縮率を増
加しないで済む同期方式を提供することである。本発明
の第3の目的は、第3の問題点に対応したもので、複数
の無線チャネルを有する中継局においても、チャネル間
干渉が生じないようにした中継方式を提供することであ
る。
応したもので、音声信号等の遅延時間の増大を避けるた
めに、中継局では時間圧縮したバースト信号の形態で直
接中継できるようにした同期方式を提供することであ
る。本発明の第2の目的は、第2の問題点に対応したも
ので、通話品質の劣化を避けるために、時間圧縮率を増
加しないで済む同期方式を提供することである。本発明
の第3の目的は、第3の問題点に対応したもので、複数
の無線チャネルを有する中継局においても、チャネル間
干渉が生じないようにした中継方式を提供することであ
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】前記第1、第2の目的を
達成するため、第1の本発明では、システム全体の同期
の基準点を中継局に置き、中継局の2台の無線機の送受
信タイミングと、中継局が端末局に送信するバースト信
号の中に含まれる同期信号(第1の同期信号)のタイミン
グを、予め定めたタイミングシーケンスに従って中継局
内で制御し、端末局では、中継局が送信するバースト信
号の中の同期信号に追従して自局のバースト信号を送信
するようにした上で、中継局では端末局の該バースト信
号を受信し、前記第1の同期信号のタイミング位相に合
せるため、バースト信号を再構成して送信することによ
り、バースト信号の形態で直接中継ができるようにした
ものである。
達成するため、第1の本発明では、システム全体の同期
の基準点を中継局に置き、中継局の2台の無線機の送受
信タイミングと、中継局が端末局に送信するバースト信
号の中に含まれる同期信号(第1の同期信号)のタイミン
グを、予め定めたタイミングシーケンスに従って中継局
内で制御し、端末局では、中継局が送信するバースト信
号の中の同期信号に追従して自局のバースト信号を送信
するようにした上で、中継局では端末局の該バースト信
号を受信し、前記第1の同期信号のタイミング位相に合
せるため、バースト信号を再構成して送信することによ
り、バースト信号の形態で直接中継ができるようにした
ものである。
【0028】同じく、前記第1、第2の目的を達成する
ため、第2の本発明では、システム全体の同期の基準点
を中継局に置き、中継局の2台の無線機の送受信タイミ
ングと、中継局が端末局に送信するバースト信号の中に
含まれる時間軸伸長用の同期信号(第1の同期信号)のタ
イミングを、予め定めたタイミングシーケンスに従って
中継局内で制御し、中継局が端末局に送信するバースト
信号とは別に、このバースト信号の前又は後に、タイム
スロット同期用の同期信号(第2の同期信号)を送信し、
端末局ではこの第2の同期信号に追従して自局のバース
ト信号を送信するようにした上で、中継局では端末局の
該バースト信号を受信し、中継局が送信する前記第2の
同期信号の後又は前に受信したバースト信号を送信する
ことにより、バースト信号の形態で直接中継ができるよ
うにしたものである。
ため、第2の本発明では、システム全体の同期の基準点
を中継局に置き、中継局の2台の無線機の送受信タイミ
ングと、中継局が端末局に送信するバースト信号の中に
含まれる時間軸伸長用の同期信号(第1の同期信号)のタ
イミングを、予め定めたタイミングシーケンスに従って
中継局内で制御し、中継局が端末局に送信するバースト
信号とは別に、このバースト信号の前又は後に、タイム
スロット同期用の同期信号(第2の同期信号)を送信し、
端末局ではこの第2の同期信号に追従して自局のバース
ト信号を送信するようにした上で、中継局では端末局の
該バースト信号を受信し、中継局が送信する前記第2の
同期信号の後又は前に受信したバースト信号を送信する
ことにより、バースト信号の形態で直接中継ができるよ
うにしたものである。
【0029】また、前記第3の目的を達成するため、第
3の本発明では、システム全体の同期の基準点を中継局
に置き、送信と受信のタイミングを複数のチャネル間で
も同期化することにより達成される。
3の本発明では、システム全体の同期の基準点を中継局
に置き、送信と受信のタイミングを複数のチャネル間で
も同期化することにより達成される。
【0030】
【作用】まず、中継局を基準にしてシステム全体を同期
化することにより、予め定めたタイミングシーケンスで
中継局の2台の無線機の送信と受信を制御することがで
きるので、従来技術で問題としたスケルチ中継は不要に
なり、遅れの改善はもとより、立上りと立下りを重ねた
見込制御による遅れ時間の短縮も得られることになる。
化することにより、予め定めたタイミングシーケンスで
中継局の2台の無線機の送信と受信を制御することがで
きるので、従来技術で問題としたスケルチ中継は不要に
なり、遅れの改善はもとより、立上りと立下りを重ねた
見込制御による遅れ時間の短縮も得られることになる。
【0031】また、中継局が送信したバースト信号内の
同期信号(第1の同期信号)に追従して端末局のバースト
信号を中継局で受信し再送信するとき、中継局基準クロ
ックに同期して送信する前記第1の同期信号のタイミン
グ位相に合わせて、バースト信号が再構成して送信され
るので、バースト信号の形態のままでの中継は勿論のこ
と、経路の伝搬遅延による遅延やジッタも、対向通信の
場合の1区間の範囲によるものと同等になるので、時間
圧縮率も従来技術と同等に抑えることができ、通話品質
を損ねることはない。
同期信号(第1の同期信号)に追従して端末局のバースト
信号を中継局で受信し再送信するとき、中継局基準クロ
ックに同期して送信する前記第1の同期信号のタイミン
グ位相に合わせて、バースト信号が再構成して送信され
るので、バースト信号の形態のままでの中継は勿論のこ
と、経路の伝搬遅延による遅延やジッタも、対向通信の
場合の1区間の範囲によるものと同等になるので、時間
圧縮率も従来技術と同等に抑えることができ、通話品質
を損ねることはない。
【0032】次に、第2の同期信号を付加したことによ
り、発呼局(又は中継局)から被呼局(又は端末局)に送信
されるバースト信号内の同期信号(第1の同期信号)の役
割りが軽減され、この結果、第1の同期信号を持つバー
スト信号は、ディジタル通信の分野におけるパケットに
相当するものとなり、それ自体に遅延やジッタがあって
も、それが予じめ定めた時間配分の中に収まってさえい
れば、時間伸長して連続した音声信号を再生する上で、
何ら問題はないものにすることができる。
り、発呼局(又は中継局)から被呼局(又は端末局)に送信
されるバースト信号内の同期信号(第1の同期信号)の役
割りが軽減され、この結果、第1の同期信号を持つバー
スト信号は、ディジタル通信の分野におけるパケットに
相当するものとなり、それ自体に遅延やジッタがあって
も、それが予じめ定めた時間配分の中に収まってさえい
れば、時間伸長して連続した音声信号を再生する上で、
何ら問題はないものにすることができる。
【0033】また、この第2の同期信号は、中継局の基
準クロックのもとで送信される信号であり、従って、応
答した端末局でのバースト信号の遅延やジッタを予め予
測し、それを許容することができるような時間配分にす
ることができ、この結果、中継局ではタイミング位相の
調整を行うことなく直接中継することができる。
準クロックのもとで送信される信号であり、従って、応
答した端末局でのバースト信号の遅延やジッタを予め予
測し、それを許容することができるような時間配分にす
ることができ、この結果、中継局ではタイミング位相の
調整を行うことなく直接中継することができる。
【0034】さらに、中継局を基準にした同期化が可能
になるので、中継局での複数チャネル間の同期化も同時
に図ることができ、この結果、複数チャネル間の送信と
受信の動作を同期化することができ、チャネル間干渉に
よる通信妨害の発性を防止することができる。
になるので、中継局での複数チャネル間の同期化も同時
に図ることができ、この結果、複数チャネル間の送信と
受信の動作を同期化することができ、チャネル間干渉に
よる通信妨害の発性を防止することができる。
【0035】
【実施例】以下、本発明による同期通信方式について、
図示の実施例により詳細に説明する。図1は、本発明の
一実施例が適用された、中継局を有する無線通信システ
ムの基本的な構成を示したもので、図において、1は中
継局、2は端末局(発呼局)となる無線機、3は端末局
(被呼局)となる無線機、1−1は端末局(発呼局)に対向
する無線機A、1−2は中継制御部、1−3は端末局
(被呼局)に対向する無線機Bである。
図示の実施例により詳細に説明する。図1は、本発明の
一実施例が適用された、中継局を有する無線通信システ
ムの基本的な構成を示したもので、図において、1は中
継局、2は端末局(発呼局)となる無線機、3は端末局
(被呼局)となる無線機、1−1は端末局(発呼局)に対向
する無線機A、1−2は中継制御部、1−3は端末局
(被呼局)に対向する無線機Bである。
【0036】図3は、中継局1内の中継制御部1−2の
一実施例で、101aは無線機Aの受信部からの入力信
号線、101bは無線機Bの受信部からの入力信号線、
102a、102bはMSKモデム、103a、103
bは同期検出器、104a、104bはタイミング制御
部、105a、105bはA/D変換器、106a、1
06bはメモリ、107a、107bはD/A変換器、
108aは無線機Bの送信部への出力信号線、108b
は無線機Aの送信部への出力信号線、109aは無線機
Bからの制御信号線、そして109bは無線機Aからの
制御信号線である。
一実施例で、101aは無線機Aの受信部からの入力信
号線、101bは無線機Bの受信部からの入力信号線、
102a、102bはMSKモデム、103a、103
bは同期検出器、104a、104bはタイミング制御
部、105a、105bはA/D変換器、106a、1
06bはメモリ、107a、107bはD/A変換器、
108aは無線機Bの送信部への出力信号線、108b
は無線機Aの送信部への出力信号線、109aは無線機
Bからの制御信号線、そして109bは無線機Aからの
制御信号線である。
【0037】次に、この実施例の動作について、図2に
より説明する。図2のタイミングチャートにおいて、ま
ず(a)は中継局1の基準クロックで、これにより期間t0
を単位として、、、……のようなタイムスロッ
トを構成している。なお、この実施例では、期間t0は
200msにしてある。また、以下の説明では、期間t
については、時間tとも記すこともあるが、何れの場合
も特に意味は無く、同じである。このため、図示してな
いが、中継局1には所定のタイムスロット管理手段が設
けられており、これにより、中継局1の無線機Aの送信
タイミングは、図2(b)に示すように制御され、無線機
Bの送信タイミングは、図2(c)に示すように制御され
る。
より説明する。図2のタイミングチャートにおいて、ま
ず(a)は中継局1の基準クロックで、これにより期間t0
を単位として、、、……のようなタイムスロッ
トを構成している。なお、この実施例では、期間t0は
200msにしてある。また、以下の説明では、期間t
については、時間tとも記すこともあるが、何れの場合
も特に意味は無く、同じである。このため、図示してな
いが、中継局1には所定のタイムスロット管理手段が設
けられており、これにより、中継局1の無線機Aの送信
タイミングは、図2(b)に示すように制御され、無線機
Bの送信タイミングは、図2(c)に示すように制御され
る。
【0038】この結果、無線機Aによるバースト信号
は、図2(d)に示すように、タイムスロット、……
と、この図では、奇数のタイムスロット毎に送信される
ようになり、他方、無線機Bによるバースト信号は、同
図(c)に示すように、タイムスロット、……と、同
じく偶数のタイムスロット毎に送信されることになる。
そして、このバースト信号において、部分(イ)は図10
で説明した、時間軸伸長用の同期信号で、部分(ロ)は時
間圧縮した音声信号であり、従って、時間圧縮率をCR
とすれば、CR=t2/t1となる。
は、図2(d)に示すように、タイムスロット、……
と、この図では、奇数のタイムスロット毎に送信される
ようになり、他方、無線機Bによるバースト信号は、同
図(c)に示すように、タイムスロット、……と、同
じく偶数のタイムスロット毎に送信されることになる。
そして、このバースト信号において、部分(イ)は図10
で説明した、時間軸伸長用の同期信号で、部分(ロ)は時
間圧縮した音声信号であり、従って、時間圧縮率をCR
とすれば、CR=t2/t1となる。
【0039】次に、図2(e)は端末局(発呼局)の無線機
2の送信タイミングで、(f)は同局から送信されるバー
スト信号、そして(g)は中継局の無線機Bから送信され
るバースト信号であり、これらは(d)のバースト信号と
同一の時間配分になっている。
2の送信タイミングで、(f)は同局から送信されるバー
スト信号、そして(g)は中継局の無線機Bから送信され
るバースト信号であり、これらは(d)のバースト信号と
同一の時間配分になっている。
【0040】まず、この実施例では、端末局の何れかか
ら電波が発射されるまでは、中継局1内の無線機は、
A、B共に待ち受け受信状態になるように構成されてい
る。そして、何れかの端末局が送信を開始した時点で
は、この発呼局を同期の基準点とし、中継局では、受信
した発呼局の同期信号に追従してバースト信号を送信す
るが、以後は、中継局が交互に、相手からの信号を受信
した後、それに応じて所定のタイミングで送信を行なう
という動作方式になっている。
ら電波が発射されるまでは、中継局1内の無線機は、
A、B共に待ち受け受信状態になるように構成されてい
る。そして、何れかの端末局が送信を開始した時点で
は、この発呼局を同期の基準点とし、中継局では、受信
した発呼局の同期信号に追従してバースト信号を送信す
るが、以後は、中継局が交互に、相手からの信号を受信
した後、それに応じて所定のタイミングで送信を行なう
という動作方式になっている。
【0041】そこで、いま、一方の端末局の無線機3か
らの送信開始により、図2(a)のタイムスロットにお
いて、中継局1の無線機Aが、図2(d)に示すようにバ
ースト信号を送信したとする。そうすると、端末局の無
線機2は、この中継局1の無線機Aが送信するバースト
信号を受信し、図2(e)に示すように、第1の同期信号
の検出時点から期間t4後に無線機2内の送信回路を立
上げ、更に期間t3後に、図2(f)に示すように、自局の
バースト信号を送信する。中継局1では、無線機Aがこ
のバースト信号を受信し、無線機Bが送信するバースト
信号のタイミング位相に合せるために、中継制御部1−
2において時間調整を行う。
らの送信開始により、図2(a)のタイムスロットにお
いて、中継局1の無線機Aが、図2(d)に示すようにバ
ースト信号を送信したとする。そうすると、端末局の無
線機2は、この中継局1の無線機Aが送信するバースト
信号を受信し、図2(e)に示すように、第1の同期信号
の検出時点から期間t4後に無線機2内の送信回路を立
上げ、更に期間t3後に、図2(f)に示すように、自局の
バースト信号を送信する。中継局1では、無線機Aがこ
のバースト信号を受信し、無線機Bが送信するバースト
信号のタイミング位相に合せるために、中継制御部1−
2において時間調整を行う。
【0042】この中継制御部1−2による時間軸調整動
作について説明すると、図3に示すように、無線機Aの
入力信号線101aを通して入力したバースト信号は、
まずMSKモデム102aを経由して同期信号検出器1
03aに入力される。同期信号検出器103aでは、バ
ースト信号の第1の同期信号を検出すると、タイミング
制御部104aに指示してA/D変換器105aを起動
し、バースト信号内の時間圧縮した音声信号をディジタ
ル信号に変換してメモリ106aに格納する。
作について説明すると、図3に示すように、無線機Aの
入力信号線101aを通して入力したバースト信号は、
まずMSKモデム102aを経由して同期信号検出器1
03aに入力される。同期信号検出器103aでは、バ
ースト信号の第1の同期信号を検出すると、タイミング
制御部104aに指示してA/D変換器105aを起動
し、バースト信号内の時間圧縮した音声信号をディジタ
ル信号に変換してメモリ106aに格納する。
【0043】一方、無線機Bは、図2(g)に示すタイミ
ングで同期信号の送信を開始すると共に、制御信号線1
09aによりタイミング制御部104aに指示してD/
A変換器107aを起動し、メモリ106aからディジ
タル信号を取出し、時間圧縮した音声信号に復元して出
力信号線108aから無線機Bに出力する。
ングで同期信号の送信を開始すると共に、制御信号線1
09aによりタイミング制御部104aに指示してD/
A変換器107aを起動し、メモリ106aからディジ
タル信号を取出し、時間圧縮した音声信号に復元して出
力信号線108aから無線機Bに出力する。
【0044】ここでA/D変換器105aのサンプリン
グ周期とD/A変換器107aのデサンプリング周期
は、時間圧縮率が変わらないように、同一にしてあるか
ら、時間軸調整はA/D変換器105aの起動時点か
ら、D/A変換器107aの起動時点までの時間差によ
り行うことができ、これにより、図2(g)に示す所定の
調整時間Δtが得られるようになっている。
グ周期とD/A変換器107aのデサンプリング周期
は、時間圧縮率が変わらないように、同一にしてあるか
ら、時間軸調整はA/D変換器105aの起動時点か
ら、D/A変換器107aの起動時点までの時間差によ
り行うことができ、これにより、図2(g)に示す所定の
調整時間Δtが得られるようになっている。
【0045】しかして、この時間軸調整を可能にするた
めには、図2(e)に示すように、端末局の無線機2が応
答する送信タイミングを、充分に進めておく必要があ
り、このため、端末局の無線機2は、図2(d)に示した
無線機Aの送信信号に含まれている同期信号(イ)から期
間t4が経過した時点で送信タイミングになるようにし
てある。
めには、図2(e)に示すように、端末局の無線機2が応
答する送信タイミングを、充分に進めておく必要があ
り、このため、端末局の無線機2は、図2(d)に示した
無線機Aの送信信号に含まれている同期信号(イ)から期
間t4が経過した時点で送信タイミングになるようにし
てある。
【0046】そして、この実施例では、この期間t4に
ついて、次のように定めてある。まず、図2の(d)、(e)
から明らかなように、端末局の無線機2は、とにかく中
継局1の無線機Aからの送信信号が終了した時点で送信
を開始すれば良いのであるから、この期間t4として
は、同期信号(イ)の後縁の時点から時間圧縮信号(ロ)の受
信が終了するまでの期間t2に等しくしておけば良い筈
である。
ついて、次のように定めてある。まず、図2の(d)、(e)
から明らかなように、端末局の無線機2は、とにかく中
継局1の無線機Aからの送信信号が終了した時点で送信
を開始すれば良いのであるから、この期間t4として
は、同期信号(イ)の後縁の時点から時間圧縮信号(ロ)の受
信が終了するまでの期間t2に等しくしておけば良い筈
である。
【0047】しかしながら、実際には、ジッタなどの影
響により、期間t2に変動を生じることが考えられるの
で、この期間t4=期間t2としたのでは、時間圧縮信号
(ロ)の受信が終了しないうちに、図2(e)に示す端末局の
無線機2の送信タイミングに入ってしまう虞れがあるの
で、この期間t4としては、変動が生じないものとして
考えられている期間t2に、若干の余裕時間αを加えた
時間、すなわち、t4=t2+αとしてある。なお、この
余裕時間αとしては、タイムスロット時間t0の値が2
00msなので、誤差数%として、数ms程度の時間に
定めておけば良い。
響により、期間t2に変動を生じることが考えられるの
で、この期間t4=期間t2としたのでは、時間圧縮信号
(ロ)の受信が終了しないうちに、図2(e)に示す端末局の
無線機2の送信タイミングに入ってしまう虞れがあるの
で、この期間t4としては、変動が生じないものとして
考えられている期間t2に、若干の余裕時間αを加えた
時間、すなわち、t4=t2+αとしてある。なお、この
余裕時間αとしては、タイムスロット時間t0の値が2
00msなので、誤差数%として、数ms程度の時間に
定めておけば良い。
【0048】なお、この結果、図2の(b)と(e)から明ら
かなように、無線機2の立上り時間t3と、無線機Aの
立ち下がり時間t5とが重畳してしまう場合を生じる
が、実際には、この場合でも特に通信には支障が現れな
い。従って、この余裕時間αとしては、最小限にできる
ので、中継動作に必要な時間も、最小限に抑えることが
できる。
かなように、無線機2の立上り時間t3と、無線機Aの
立ち下がり時間t5とが重畳してしまう場合を生じる
が、実際には、この場合でも特に通信には支障が現れな
い。従って、この余裕時間αとしては、最小限にできる
ので、中継動作に必要な時間も、最小限に抑えることが
できる。
【0049】一方、従来技術での問題点の一つであるス
ケルチ中継による遅延については、この実施例では、図
2の(b)、(c)から明らかなように、中継局の無線機A、
Bは予め定められたタイムスロットに従って動作するよ
うになっていて、従属的な動作ではないため、スケルチ
中継による遅れは、本質的に存在しない。
ケルチ中継による遅延については、この実施例では、図
2の(b)、(c)から明らかなように、中継局の無線機A、
Bは予め定められたタイムスロットに従って動作するよ
うになっていて、従属的な動作ではないため、スケルチ
中継による遅れは、本質的に存在しない。
【0050】なお、以上の説明は、中継局の無線機Aか
ら無線機Bに向かう中継動作について説明したが、反対
に無線機Bから無線機Aに向かう中継動作でも単に無線
機が入れ替わる以外は全く同様なので、説明は省略す
る。また、図3の中継線制御部1−2における入力信号
線101b、MSKモデム102b、同期検出器103
b、タイミング制御部104b、A/D変換器105
b、メモリ106b、D/A変換器107b、出力信号
線108b、そして制御信号線109bについても、対
応する無線機がAとBとに入れ替わっているだけなの
で、同じく説明は省略する。
ら無線機Bに向かう中継動作について説明したが、反対
に無線機Bから無線機Aに向かう中継動作でも単に無線
機が入れ替わる以外は全く同様なので、説明は省略す
る。また、図3の中継線制御部1−2における入力信号
線101b、MSKモデム102b、同期検出器103
b、タイミング制御部104b、A/D変換器105
b、メモリ106b、D/A変換器107b、出力信号
線108b、そして制御信号線109bについても、対
応する無線機がAとBとに入れ替わっているだけなの
で、同じく説明は省略する。
【0051】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図4は、本発明の第2の実施例で、図において、1
−4は同期信号付加部で、その他の構成は、図1の実施
例と同じである。同期信号付加部1−4は、中継局1内
の無線機Aと無線機B間に伝送されるバースト信号に、
各無線機A、Bが送信タイミングで動作が立ち上がった
タイミング毎に、タイムスロット同期用の同期信号(第
2の同期信号)を付加する働きをするようになってお
り、この結果、図5に示すように、バースト信号(ロ)に
は、時間軸伸長用の同期信号(イ)の他に、第2の同期信
号(ハ)が、所定のタイミングで付加されて中継局から送
信されるようになっている。そして、これに応じて、各
端末局の無線機2、3も、それぞれ、この第2の同期信
号(ハ)を、同期信号(イ)から識別して、後述するような動
作を行なうように構成されているものである。
る。図4は、本発明の第2の実施例で、図において、1
−4は同期信号付加部で、その他の構成は、図1の実施
例と同じである。同期信号付加部1−4は、中継局1内
の無線機Aと無線機B間に伝送されるバースト信号に、
各無線機A、Bが送信タイミングで動作が立ち上がった
タイミング毎に、タイムスロット同期用の同期信号(第
2の同期信号)を付加する働きをするようになってお
り、この結果、図5に示すように、バースト信号(ロ)に
は、時間軸伸長用の同期信号(イ)の他に、第2の同期信
号(ハ)が、所定のタイミングで付加されて中継局から送
信されるようになっている。そして、これに応じて、各
端末局の無線機2、3も、それぞれ、この第2の同期信
号(ハ)を、同期信号(イ)から識別して、後述するような動
作を行なうように構成されているものである。
【0052】まず、図5において、(a)は中継局の基準
クロックで、(b)、(c)は無線機Aと無線機Bの送信タイ
ミングであり、これらは図2の実施例と同じである。次
に、図5(d)は無線機Aから送信される信号を示してお
り、(イ)、(ロ)は図2と同じバースト信号であるが、(ハ)
がこの第2の実施例の特徴の一つである第2の同期信号
である。図5(e)は端末局(発呼局)の無線機の送信タイ
ミング、(f)は同局が送信するバースト信号の送信タイ
ミング、(g)は無線機Bが送信する信号の送信タイミン
グで、(d)と同じである。
クロックで、(b)、(c)は無線機Aと無線機Bの送信タイ
ミングであり、これらは図2の実施例と同じである。次
に、図5(d)は無線機Aから送信される信号を示してお
り、(イ)、(ロ)は図2と同じバースト信号であるが、(ハ)
がこの第2の実施例の特徴の一つである第2の同期信号
である。図5(e)は端末局(発呼局)の無線機の送信タイ
ミング、(f)は同局が送信するバースト信号の送信タイ
ミング、(g)は無線機Bが送信する信号の送信タイミン
グで、(d)と同じである。
【0053】まず、中継動作が開始された最初のタイム
スロットでは、中継局の同期信号付加部1−4は、無
線機Aの送信タイミングで動作が立ち上がったとき、図
5(d)に示すように、第2の同期信号(ハ)を付加する。従
って、無線機Aからは、この第2の同期信号(ハ)に続い
て、無線機3から送られてきた時間軸伸長用の同期信号
(イ)とバースト信号(ロ)が送信されることになる。
スロットでは、中継局の同期信号付加部1−4は、無
線機Aの送信タイミングで動作が立ち上がったとき、図
5(d)に示すように、第2の同期信号(ハ)を付加する。従
って、無線機Aからは、この第2の同期信号(ハ)に続い
て、無線機3から送られてきた時間軸伸長用の同期信号
(イ)とバースト信号(ロ)が送信されることになる。
【0054】端末局(発呼局)は、図5(d)に示すよう
に、中継局1の無線機Aが送信する信号を受信し、図5
(e)に示すように、その中から第2の同期信号(ハ)を検出
した時点から時間t4’後に無線機2を送信状態に立上
げ、ついで図5(f)に示すように時間t3後に自局のバー
スト信号を送信するようになっている。
に、中継局1の無線機Aが送信する信号を受信し、図5
(e)に示すように、その中から第2の同期信号(ハ)を検出
した時点から時間t4’後に無線機2を送信状態に立上
げ、ついで図5(f)に示すように時間t3後に自局のバー
スト信号を送信するようになっている。
【0055】そして、このとき、この期間t4’の長さ
については、以下の通りに設定してある。すなわち、こ
の図5の或るタイムスロット(なお、他のタイムスロ
ット……についても同じ)において、付加すべき第2
の同期信号(ハ)の時間幅をt6とし、期間t7を、t7=t
0−t3−t6としたとき、伝搬経路による遅延及びジッ
タを含めて、この期間t7で決められるウィンドウ内
に、図5(g)に示す端末局の無線機2から送信されたバ
ースト信号が着信するように、時間t4’を設定するの
である。
については、以下の通りに設定してある。すなわち、こ
の図5の或るタイムスロット(なお、他のタイムスロ
ット……についても同じ)において、付加すべき第2
の同期信号(ハ)の時間幅をt6とし、期間t7を、t7=t
0−t3−t6としたとき、伝搬経路による遅延及びジッ
タを含めて、この期間t7で決められるウィンドウ内
に、図5(g)に示す端末局の無線機2から送信されたバ
ースト信号が着信するように、時間t4’を設定するの
である。
【0056】そこで、中継局の無線機Aは、この図5
(f)に示すバースト信号を受信し、無線機Bに直接入力
する。一方、無線機Bは、図5の(c)に示すタイミング
で送信動作を立ち上げており、同時にこのタイミングで
同期信号付加部1−4は、第2の同期信号(ハ)を付加す
る動作を開始しているから、無線機Bからは、図5(g)
に示すように、第2の同期信号(ハ)に続いて無線機Aか
ら入力したバースト信号を送信する。
(f)に示すバースト信号を受信し、無線機Bに直接入力
する。一方、無線機Bは、図5の(c)に示すタイミング
で送信動作を立ち上げており、同時にこのタイミングで
同期信号付加部1−4は、第2の同期信号(ハ)を付加す
る動作を開始しているから、無線機Bからは、図5(g)
に示すように、第2の同期信号(ハ)に続いて無線機Aか
ら入力したバースト信号を送信する。
【0057】ここで、無線機2から入力したバースト信
号は、無線機Aが送信した第2の同期信号に追従して端
末局(発呼局)が応答した信号であり、従って往復の伝搬
経路で決まる遅延やジッタを含んでいるが、期間t4’
として、この変動分をあらかじめ見込んだ時間が設定さ
れているので、中継局1による制御のもとで、この図5
のタイミングチャートによる動作が正確に実行されてゆ
くことになる。
号は、無線機Aが送信した第2の同期信号に追従して端
末局(発呼局)が応答した信号であり、従って往復の伝搬
経路で決まる遅延やジッタを含んでいるが、期間t4’
として、この変動分をあらかじめ見込んだ時間が設定さ
れているので、中継局1による制御のもとで、この図5
のタイミングチャートによる動作が正確に実行されてゆ
くことになる。
【0058】すなわち、上記した遅延やジッタによる変
動分は、図5(g)の第2の同期信号(ハ)と、第1の同期信
号(イ)の間に現われるが、伸長して連続した音声信号に
復元する過程では、第1の同期信号に基づいて変換が行
われてゆくため、この変動分による影響を受ける虞れは
ない。
動分は、図5(g)の第2の同期信号(ハ)と、第1の同期信
号(イ)の間に現われるが、伸長して連続した音声信号に
復元する過程では、第1の同期信号に基づいて変換が行
われてゆくため、この変動分による影響を受ける虞れは
ない。
【0059】従って、この実施例によれば、中継局で
は、単に所定のタイミングで第2の同期信号を付加する
だけで、信号の伝送時間調整を一切必要とせず、無線機
Bに直接入力することができることになる。
は、単に所定のタイミングで第2の同期信号を付加する
だけで、信号の伝送時間調整を一切必要とせず、無線機
Bに直接入力することができることになる。
【0060】なお、以上は、中継局の無線機Aから無線
機Bの方向の中継動作について説明したが、無線機Bか
ら無線機Aの方向の動作も、単に機器が入れ替わるだけ
で、全く同様なので、説明は省略する。
機Bの方向の中継動作について説明したが、無線機Bか
ら無線機Aの方向の動作も、単に機器が入れ替わるだけ
で、全く同様なので、説明は省略する。
【0061】ここで、この図4、図5で説明した実施例
における中継局を中心とする動作に対応する端末局の無
線機について、図1〜図3で説明した実施例と相違する
点について述べると、第1点は、第1と第2の同期信号
の識別である。この種の同期信号の構成は、図10で説
明したように、ビット同期部とフレーム同期部から成
り、従って、上記実施例における第1と第1の同期信号
の相違点は、フレーム同期部のビットパターンが異なる
のみである。従って、2種類のビットパターンに対応し
たフレーム同期検出を行うことで、この図4、5の実施
例についても容易に実現できる。
における中継局を中心とする動作に対応する端末局の無
線機について、図1〜図3で説明した実施例と相違する
点について述べると、第1点は、第1と第2の同期信号
の識別である。この種の同期信号の構成は、図10で説
明したように、ビット同期部とフレーム同期部から成
り、従って、上記実施例における第1と第1の同期信号
の相違点は、フレーム同期部のビットパターンが異なる
のみである。従って、2種類のビットパターンに対応し
たフレーム同期検出を行うことで、この図4、5の実施
例についても容易に実現できる。
【0062】第2の相違点は、同期検出後の動作の相違
である。図1〜図3の実施例では、第1の同期信号の検
出により、自局のバースト信号の応答と、時間圧縮した
バースト信号の伸長が同一のタイミングで開始されるよ
うになっていたが、この実施例では、前者を第2の同期
信号で、後者を第1の同期信号によって、それぞれ開始
するようになっているが、これは、実施上、特に困難な
要素はない。
である。図1〜図3の実施例では、第1の同期信号の検
出により、自局のバースト信号の応答と、時間圧縮した
バースト信号の伸長が同一のタイミングで開始されるよ
うになっていたが、この実施例では、前者を第2の同期
信号で、後者を第1の同期信号によって、それぞれ開始
するようになっているが、これは、実施上、特に困難な
要素はない。
【0063】さらに第3の相違点は、時間圧縮率に関し
てである。図5の実施例での時間圧縮率CRは、CR=
t2’/t1となり、ここで、期間t2’は、図2のt2に
比べ第2の同期信号を付加した分だけ短くする必要があ
るが、これは、数%のオーダであり、従って、通話品質
に影響を与えるほどではない。むしろ、中継局の中に、
図3で説明したような時間調整のための手段を必要とし
ない点で、この図4、図5の実施例のほうが優れている
といえる。
てである。図5の実施例での時間圧縮率CRは、CR=
t2’/t1となり、ここで、期間t2’は、図2のt2に
比べ第2の同期信号を付加した分だけ短くする必要があ
るが、これは、数%のオーダであり、従って、通話品質
に影響を与えるほどではない。むしろ、中継局の中に、
図3で説明したような時間調整のための手段を必要とし
ない点で、この図4、図5の実施例のほうが優れている
といえる。
【0064】また、特開平3−181236号公報に記
載されているような、2周波を使用した複信方式の無線
機を使用して時間割多重でバースト信号を連続的に伝送
する場合には、バースト周期毎の無線機の送受信切換が
不要であり、無線機立上り、立下りに配分していた時間
を、この第2の同期信号の付加に振向ければ、従来の対
向通信とほとんど同等の時間圧縮率の実現が可能であ
る。
載されているような、2周波を使用した複信方式の無線
機を使用して時間割多重でバースト信号を連続的に伝送
する場合には、バースト周期毎の無線機の送受信切換が
不要であり、無線機立上り、立下りに配分していた時間
を、この第2の同期信号の付加に振向ければ、従来の対
向通信とほとんど同等の時間圧縮率の実現が可能であ
る。
【0065】次に、図6は、第2の同期信号(ハ)を、第
1の同期信号(イ)とバースト信号(ロ)の後に挿入するよう
にした場合の一実施例である。この実施例は、図6
(c)、(d)から明らかなように、中継局の無線機A、Bが
それぞれ送信タイミングになってから、期間t7が経過
後、さらに期間t4”が経過してから第2の同期信号(ハ)
を発生するように、同期信号付加部1−4を構成したも
のである。この結果、この図6の実施例では、期間
t4’(図5)から期間t7を引いた期間をt4”としてい
る。従って、この実施例によっても、上記図4、図5で
説明した実施例と同じ動作と効果を得ることができる。
1の同期信号(イ)とバースト信号(ロ)の後に挿入するよう
にした場合の一実施例である。この実施例は、図6
(c)、(d)から明らかなように、中継局の無線機A、Bが
それぞれ送信タイミングになってから、期間t7が経過
後、さらに期間t4”が経過してから第2の同期信号(ハ)
を発生するように、同期信号付加部1−4を構成したも
のである。この結果、この図6の実施例では、期間
t4’(図5)から期間t7を引いた期間をt4”としてい
る。従って、この実施例によっても、上記図4、図5で
説明した実施例と同じ動作と効果を得ることができる。
【0066】次に、図7は本発明の更に別の一実施例
で、この図では中継局だけを示してあり、この図におい
て、1−1a、1−1b……は、それぞれf1a、f2b
……の搬送周波数で動作する無線機Aのグループで、1
−3a、1−3b……は、それぞれf2a、f2b……の
搬送周波数で動作する無線機Bのグループ、1−2は中
継制御部、102はMSKモデム、104はタイミング
制御部、110は切替部、110a、110b……、1
30a、130b……は切替器である。そして、この図
7の実施例は、既に説明した実施例を組合せたもので、
Aグループの無線機1−1a、1−1b……と、Bグル
ープの無線機1−3a、1−3b……からなる系統は、
図1の実施例における各端末局と同等である。
で、この図では中継局だけを示してあり、この図におい
て、1−1a、1−1b……は、それぞれf1a、f2b
……の搬送周波数で動作する無線機Aのグループで、1
−3a、1−3b……は、それぞれf2a、f2b……の
搬送周波数で動作する無線機Bのグループ、1−2は中
継制御部、102はMSKモデム、104はタイミング
制御部、110は切替部、110a、110b……、1
30a、130b……は切替器である。そして、この図
7の実施例は、既に説明した実施例を組合せたもので、
Aグループの無線機1−1a、1−1b……と、Bグル
ープの無線機1−3a、1−3b……からなる系統は、
図1の実施例における各端末局と同等である。
【0067】次に、この実施例の動作について説明す
る。この実施例においては、まず、図5の(b)、(c)に示
した無線機A、Bの送信と受信の切替を、タイミング制
御部104の制御のもとでA、Bの各グループ毎に交互
に一斉に制御するようになっている。次に、図5(d)、
(g)に示した第2の同期信号の挿入とバースト信号の中
継は、タイミング制御部104の制御のもとでMSKモ
デム102、切替部110によって行なうようになって
いる。
る。この実施例においては、まず、図5の(b)、(c)に示
した無線機A、Bの送信と受信の切替を、タイミング制
御部104の制御のもとでA、Bの各グループ毎に交互
に一斉に制御するようになっている。次に、図5(d)、
(g)に示した第2の同期信号の挿入とバースト信号の中
継は、タイミング制御部104の制御のもとでMSKモ
デム102、切替部110によって行なうようになって
いる。
【0068】すなわち、Aグループでの図5の(d)に示
した第2同期信号の送信タイミングでは、切替器110
a、110b……をMSKモデム102側に倒して一斉
に送信し、送信終了と共に無線機B側に戻すように制御
する。次に、Bグループでの図5(g)に示した第2同期
信号の送信タイミングでは、切替器130a、130b
……をMSKモデム102側に倒して一斉に送信し、送
信終了と共に無線機A側に戻すように制御する。
した第2同期信号の送信タイミングでは、切替器110
a、110b……をMSKモデム102側に倒して一斉
に送信し、送信終了と共に無線機B側に戻すように制御
する。次に、Bグループでの図5(g)に示した第2同期
信号の送信タイミングでは、切替器130a、130b
……をMSKモデム102側に倒して一斉に送信し、送
信終了と共に無線機A側に戻すように制御する。
【0069】この図7の実施例で、図2の実施例と同じ
動作を得るようにするためには、無線機A、Bの送信と
受信の切替のタイミングが、図4の切替タイミングとや
や異なるが、本図の構成のもとで同様に行うことができ
る。ここで、図2(d)、(g)に合せた時間調整には、切替
部110の代りに、図3で説明した変換部分を無線機
A、B間の各々に挿入することにより実現が可能であ
る。
動作を得るようにするためには、無線機A、Bの送信と
受信の切替のタイミングが、図4の切替タイミングとや
や異なるが、本図の構成のもとで同様に行うことができ
る。ここで、図2(d)、(g)に合せた時間調整には、切替
部110の代りに、図3で説明した変換部分を無線機
A、B間の各々に挿入することにより実現が可能であ
る。
【0070】なお、以上の実施例では、無線回線を例に
説明してきたが、本発明は必ずしも無線回線に限定され
るものではなく、例えばCATV関連の分野における郵
政省の「高度総合情報通信システムの普及促進に関する
調査研究会」において提案されているMCA/C(Multi
Cannel Access on Cable)等の有線通信システムにも適
用が可能である。また、バースト信号についても、音声
信号を時間圧縮したアナログ信号から成るものに限ら
ず、ディジタル信号等を含む各種の信号への適用が可能
である。
説明してきたが、本発明は必ずしも無線回線に限定され
るものではなく、例えばCATV関連の分野における郵
政省の「高度総合情報通信システムの普及促進に関する
調査研究会」において提案されているMCA/C(Multi
Cannel Access on Cable)等の有線通信システムにも適
用が可能である。また、バースト信号についても、音声
信号を時間圧縮したアナログ信号から成るものに限ら
ず、ディジタル信号等を含む各種の信号への適用が可能
である。
【0071】さらに、図7の実施例では、第2の同期信
号をバースト信号の前に挿入する場合について説明した
が、この位置に限定されるものではなく、例えばバース
ト信号の後であってもさしつかえない。
号をバースト信号の前に挿入する場合について説明した
が、この位置に限定されるものではなく、例えばバース
ト信号の後であってもさしつかえない。
【0072】ところで、以上の実施例では、何れの端末
局からの送信が無いときには、中継局の無線機A、Bが
待ち受け受信状態で待機しているように構成してある
が、これに代えて、何れの端末局からの送信も無い間
は、図2の実施例の場合には、無線機A、Bが第1の同
期信号(イ)だけを、また、図5、及び図6の実施例で
は、第2の同期信号(ハ)だけを、各タイムスロット毎に
繰り返し送信を継続しているようにし、これに応じて、
各端末局が発呼送信するようにしても良い。
局からの送信が無いときには、中継局の無線機A、Bが
待ち受け受信状態で待機しているように構成してある
が、これに代えて、何れの端末局からの送信も無い間
は、図2の実施例の場合には、無線機A、Bが第1の同
期信号(イ)だけを、また、図5、及び図6の実施例で
は、第2の同期信号(ハ)だけを、各タイムスロット毎に
繰り返し送信を継続しているようにし、これに応じて、
各端末局が発呼送信するようにしても良い。
【0073】なお、それぞれ専用の制御チャネルと通話
チャネルからなるMCA方式のシステムでは、制御チャ
ネルにより呼接続(こ せつぞく)制御を行ない、所定の
通話チャネルに移行する段階で、通話チャネルにおいて
上記の同期信号を中継局が送信するようにしてもよい。
チャネルからなるMCA方式のシステムでは、制御チャ
ネルにより呼接続(こ せつぞく)制御を行ない、所定の
通話チャネルに移行する段階で、通話チャネルにおいて
上記の同期信号を中継局が送信するようにしてもよい。
【0074】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、時間圧縮したバースト信号の形態による中継が可能
であり、前述の衛星回線2ホップに相当するような遅延
時間の増大はなく、一般の地上系通信と同様な異和感の
ない通話が可能なものとなる。
ば、時間圧縮したバースト信号の形態による中継が可能
であり、前述の衛星回線2ホップに相当するような遅延
時間の増大はなく、一般の地上系通信と同様な異和感の
ない通話が可能なものとなる。
【0075】通話和品質を左右する時間圧縮率について
は、本願第1の発明では、従来の対向通信の場合と等価
であり、端末局の無線機自体も同一のものが使用できる
ものとなる。なお、第2の発明については、若干の時間
圧縮率の増加が必要になるが、通話品質の劣化はほとん
ど見られない。しかして第2の発明による大きな利点
は、中継局の中継制御部が簡略化されるので、経済的な
中継局装置を提供することができる。
は、本願第1の発明では、従来の対向通信の場合と等価
であり、端末局の無線機自体も同一のものが使用できる
ものとなる。なお、第2の発明については、若干の時間
圧縮率の増加が必要になるが、通話品質の劣化はほとん
ど見られない。しかして第2の発明による大きな利点
は、中継局の中継制御部が簡略化されるので、経済的な
中継局装置を提供することができる。
【0076】中継局の複数の無線チャネルによるチャネ
ル間干渉については、本発明によれば、中継局を基準点
とする従属同期方式が実現できることにより、中継局の
無線機の完全な同期制御が可能となり、フィルタ等によ
る大がかりな妨害波の除去対象が不要になるばかりでな
く、無線周波数の割当てなど法的な規制の影響を受けな
いシステムの構成が可能なものとなる。
ル間干渉については、本発明によれば、中継局を基準点
とする従属同期方式が実現できることにより、中継局の
無線機の完全な同期制御が可能となり、フィルタ等によ
る大がかりな妨害波の除去対象が不要になるばかりでな
く、無線周波数の割当てなど法的な規制の影響を受けな
いシステムの構成が可能なものとなる。
【図1】本発明による同期通信システムの第1の実施例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例の動作を示すタイムチャ
ートである。
ートである。
【図3】本発明の第1の実施例における中継制御部のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図5】本発明の第2の実施例の動作を示すタイムチャ
ートである。
ートである。
【図6】本発明の第3の実施例の動作を示すタイムチャ
ートである。
ートである。
【図7】本発明の第4の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図8】一周波同時送受信方式による同期通信システム
の従来技術を示すブロック図である。
の従来技術を示すブロック図である。
【図9】従来技術の動作を説明するためのタイムチャー
トである。
トである。
【図10】バースト信号と同期信号の説明図である。
【図11】中継局を経由した場合の一周波同時送受信方
式による同期通信システムの従来技術を示すブロック図
である。
式による同期通信システムの従来技術を示すブロック図
である。
1 中継局 2 端末局(発呼局)の無線機 3 端末局(被呼局)の無線機 1−1 中継局の無線機A 1−2 中継制御部 1−3 中継局の無線機B 1−4 同期信号付加部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大衡 壯 宮城県仙台市青葉区中山七丁目2番1号 東北電力株式会社応用技術研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の端末局と中継局からなり、伝送す
べき信号を所定の時間毎に時間軸圧縮したバースト信号
を用い、上記複数の端末局での送受信切換を、上記バー
スト信号に付加されている時間軸伸長用の同期信号に同
期して行なうことにより、上記中継局と端末局間での一
周波同時送受信方式による通信を行うようにした通信シ
ステムにおいて、 上記中継局内の信号伝送路に時間軸調整御手段を設け、 上記信号伝送路でのバースト信号の伝送時間が調整され
ることにより、 上記複数の端末局での送受信切換が、上記中継局で設定
したタイムスロットに同期して行なわれるように構成し
たことを特徴とする同期通信システム。 - 【請求項2】 複数の端末局と中継局からなり、伝送す
べき信号を所定の時間毎に時間軸圧縮したバースト信号
を用い、上記複数の端末局での送受信切換を、上記バー
スト信号に付加されている同期信号に同期して行なうこ
とにより、上記中継局と端末局間での一周波同時送受信
方式による通信を行うようにした通信システムにおい
て、 上記信号伝送路を介して伝達されるバースト信号に、そ
れに付加されている時間軸伸長用の同期信号とは別のタ
イムスロット同期用の同期信号を付加する同期信号付加
手段を設け、 上記複数の端末局での送受信切換を、上記タイムスロッ
ト同期用の同期信号に同期して行なうことにより、 上記複数の端末局での送受信切換が、上記中継局で設定
したタイムスロットに同期して行なわれるように構成し
たことを特徴とする同期通信システム。 - 【請求項3】 複数のチャネルを使用し、且つ中継局を
有する通信システムに請求項1又は請求項2の同期通信
システムを適用した上、上記複数のチャネルを所定のグ
ループ単位に分割し、送信と受信の切換動作を各グルー
プ単位で同期させることにより、チャネル間干渉を防止
するように構成したことを特徴とする同期通信システ
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18833794A JPH0856216A (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 同期通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18833794A JPH0856216A (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 同期通信システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0856216A true JPH0856216A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=16221855
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18833794A Pending JPH0856216A (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 同期通信システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0856216A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008072419A (ja) * | 2006-09-14 | 2008-03-27 | Sharp Corp | Av機器接続装置、テレビジョン受像機およびavシステム |
| GB2449230A (en) * | 2007-04-24 | 2008-11-19 | Multitone Electronics Plc | Reducing time for data transmission between repeater nodes |
-
1994
- 1994-08-10 JP JP18833794A patent/JPH0856216A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008072419A (ja) * | 2006-09-14 | 2008-03-27 | Sharp Corp | Av機器接続装置、テレビジョン受像機およびavシステム |
| GB2449230A (en) * | 2007-04-24 | 2008-11-19 | Multitone Electronics Plc | Reducing time for data transmission between repeater nodes |
| GB2449230B (en) * | 2007-04-24 | 2009-09-02 | Multitone Electronics Plc | Telecommunications system and method |
| US9210654B2 (en) | 2007-04-24 | 2015-12-08 | Multitione Electronics PLC | Telecommunications system and method |
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