JPH085745A - 放射線カメラ - Google Patents
放射線カメラInfo
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- JPH085745A JPH085745A JP16057794A JP16057794A JPH085745A JP H085745 A JPH085745 A JP H085745A JP 16057794 A JP16057794 A JP 16057794A JP 16057794 A JP16057794 A JP 16057794A JP H085745 A JPH085745 A JP H085745A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コストの増加を招くことなく有効視野を拡大
する。 【構成】 シンチレータ11の裏面側にライトガイド1
2を介して多数のPMT13を配列してこれに光学的に
結合させるとともに、シンチレータ11およびライトガ
イド12の周囲端面にAPD素子17を配列してこれら
に光学的に結合させる。
する。 【構成】 シンチレータ11の裏面側にライトガイド1
2を介して多数のPMT13を配列してこれに光学的に
結合させるとともに、シンチレータ11およびライトガ
イド12の周囲端面にAPD素子17を配列してこれら
に光学的に結合させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば人間の身体
などに投与されて臓器等に集積した放射性物質の濃度分
布像を撮影する放射線カメラに関する。
などに投与されて臓器等に集積した放射性物質の濃度分
布像を撮影する放射線カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】放射線カメラは、放射性物質から放射さ
れる放射線をコリメータを介してその入射方向を規制し
ながら平板状のシンチレータの表面に導き、その放射線
入射事象を、シンチレータ表面上の2次元的な入射位置
とともに検出し、各位置ごとにその事象をカウントする
ことにより、放射性物質の2次元的な濃度分布像を撮影
するものである。
れる放射線をコリメータを介してその入射方向を規制し
ながら平板状のシンチレータの表面に導き、その放射線
入射事象を、シンチレータ表面上の2次元的な入射位置
とともに検出し、各位置ごとにその事象をカウントする
ことにより、放射性物質の2次元的な濃度分布像を撮影
するものである。
【0003】通常、図6に示すように、NaI(Tl)
などの平板状のシンチレータ11の背面にライトガイド
12を介して多数のフォトマルチプライア(PMT)1
3を2次元配列して光学的に結合させる。そして、PM
T13との結合面以外の表面は、シンチレータ11およ
びライトガイド12とも反射材14を塗布する。これら
シンチレータ11、ライトガイド12およびPMT13
等はハウジング15内に納めるようにし、コリメータ1
6はこのハウジング15の外部に設ける。このハウジン
グ15は鉛などの放射線遮蔽材で構成されるが、コリメ
ータ16が設けられる放射線入射側は放射線透過性の材
質とされる。
などの平板状のシンチレータ11の背面にライトガイド
12を介して多数のフォトマルチプライア(PMT)1
3を2次元配列して光学的に結合させる。そして、PM
T13との結合面以外の表面は、シンチレータ11およ
びライトガイド12とも反射材14を塗布する。これら
シンチレータ11、ライトガイド12およびPMT13
等はハウジング15内に納めるようにし、コリメータ1
6はこのハウジング15の外部に設ける。このハウジン
グ15は鉛などの放射線遮蔽材で構成されるが、コリメ
ータ16が設けられる放射線入射側は放射線透過性の材
質とされる。
【0004】放射線がコリメータ16を通ってシンチレ
ータ11に入射すると、シンチレーション発光を生じ、
その光がライトガイド12を介してPMT13の各々に
導かれる。多数のPMT13のうちこの発光位置に近い
ものほど多くの光が入るので、その出力は大きなものと
なる。そこで、多数のPMT13の各々の出力の大きさ
から、発光位置を求めることができる。
ータ11に入射すると、シンチレーション発光を生じ、
その光がライトガイド12を介してPMT13の各々に
導かれる。多数のPMT13のうちこの発光位置に近い
ものほど多くの光が入るので、その出力は大きなものと
なる。そこで、多数のPMT13の各々の出力の大きさ
から、発光位置を求めることができる。
【0005】ここで、反射材14でシンチレータ11と
ライトガイド12とを覆っているのは、放射線の入射に
よって生じたシンチレーション光のなるべく多くの部分
をPMT13に入射させてエネルギー分解能を高めるた
めである。つまり、入射した放射線のエネルギーは全発
光量に対応する。一方、入射した放射線のエネルギーを
表わすエネルギー信号としては、全部のPMT13の出
力の和を用いる。そこで、シンチレーション光は全方向
に放射するので、PMT13とは反対側の面(放射線の
入射側の面)や、端面に向かった光を反射させてどれか
のPMT13に入射させ、これにより発光した光のなる
べく多くの部分をどれかのPMT13でとらえるように
し、エネルギー信号が実際の入射放射線のエネルギーを
正確に反映したものとなるようにしてエネルギー分解能
を高めるようにしているのである。
ライトガイド12とを覆っているのは、放射線の入射に
よって生じたシンチレーション光のなるべく多くの部分
をPMT13に入射させてエネルギー分解能を高めるた
めである。つまり、入射した放射線のエネルギーは全発
光量に対応する。一方、入射した放射線のエネルギーを
表わすエネルギー信号としては、全部のPMT13の出
力の和を用いる。そこで、シンチレーション光は全方向
に放射するので、PMT13とは反対側の面(放射線の
入射側の面)や、端面に向かった光を反射させてどれか
のPMT13に入射させ、これにより発光した光のなる
べく多くの部分をどれかのPMT13でとらえるように
し、エネルギー信号が実際の入射放射線のエネルギーを
正確に反映したものとなるようにしてエネルギー分解能
を高めるようにしているのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記のような放射線カメラでは、第1に、有効視野が小
さいという問題がある。すなわち、平板状のシンチレー
タ11の端部では、他の部分(中央の部分)と異なり反
射光が多くなるため、検出位置の直線性が得られず、エ
ネルギー信号についても中央部分とは違ったものとな
り、それに起因してカウントの均一性についても中央部
分とは異なる。このため、図7に示すように有効視野
は、最端部のPMT13の中心よりもやや内側の領域
(斜線部)21となり、平板状シンチレータ11の周囲
のある幅の領域がデッドスペース22となってしまう。
もちろん、PMT13の大きさ(光検出面の)を小さく
すれば、デッドスペース22を小さくし、有効視野21
を拡大することは可能であるが、多大なコストがかか
り、実際的でない。
上記のような放射線カメラでは、第1に、有効視野が小
さいという問題がある。すなわち、平板状のシンチレー
タ11の端部では、他の部分(中央の部分)と異なり反
射光が多くなるため、検出位置の直線性が得られず、エ
ネルギー信号についても中央部分とは違ったものとな
り、それに起因してカウントの均一性についても中央部
分とは異なる。このため、図7に示すように有効視野
は、最端部のPMT13の中心よりもやや内側の領域
(斜線部)21となり、平板状シンチレータ11の周囲
のある幅の領域がデッドスペース22となってしまう。
もちろん、PMT13の大きさ(光検出面の)を小さく
すれば、デッドスペース22を小さくし、有効視野21
を拡大することは可能であるが、多大なコストがかか
り、実際的でない。
【0007】第2に、従来の放射線カメラでは、エネル
ギー分解能が悪く画像のノイズ成分が多いという問題が
ある。上記のように反射材14でPMT13とは違う方
向に向かった光を反射させてPMT13に入射させるよ
うにしてはいるのであるが、完全に全部の光量が反射さ
れるわけではなく、反射材14により拡散・吸収される
部分もあり、これがロスとなる。そのため、エネルギー
信号として取り出せるフォトンの数が少ないこととな
り、エネルギー分解能が悪く、同じエネルギーの放射線
が入射した場合でも、そのエネルギー信号の大きさがば
らつくことになる。その結果、エネルギースペクトルは
図4のBに示すように光電ピークにおいて鈍く広がった
ものとなる。そこでこれに合わせてエネルギーウインド
ウの幅W’を広いものとする必要がある。人体等の被検
体の内部の放射性物質から生じる放射線は被検体内部で
散乱することもあり、シンチレータ11にはこの散乱線
が多く入射する。そこで、上記のように広いエネルギー
ウインドウ幅W’とすると、この散乱線成分も多く検出
してしまうことになる。そのため、散乱線成分がなかっ
たとしたら点線のようなスペクトルになるので、斜線部
分が散乱線成分となり、これもがエネルギーウインドウ
幅W’内のものとして検出されるため、散乱線というノ
イズ成分を多く含んだ画像しか得られないことになる。
ギー分解能が悪く画像のノイズ成分が多いという問題が
ある。上記のように反射材14でPMT13とは違う方
向に向かった光を反射させてPMT13に入射させるよ
うにしてはいるのであるが、完全に全部の光量が反射さ
れるわけではなく、反射材14により拡散・吸収される
部分もあり、これがロスとなる。そのため、エネルギー
信号として取り出せるフォトンの数が少ないこととな
り、エネルギー分解能が悪く、同じエネルギーの放射線
が入射した場合でも、そのエネルギー信号の大きさがば
らつくことになる。その結果、エネルギースペクトルは
図4のBに示すように光電ピークにおいて鈍く広がった
ものとなる。そこでこれに合わせてエネルギーウインド
ウの幅W’を広いものとする必要がある。人体等の被検
体の内部の放射性物質から生じる放射線は被検体内部で
散乱することもあり、シンチレータ11にはこの散乱線
が多く入射する。そこで、上記のように広いエネルギー
ウインドウ幅W’とすると、この散乱線成分も多く検出
してしまうことになる。そのため、散乱線成分がなかっ
たとしたら点線のようなスペクトルになるので、斜線部
分が散乱線成分となり、これもがエネルギーウインドウ
幅W’内のものとして検出されるため、散乱線というノ
イズ成分を多く含んだ画像しか得られないことになる。
【0008】この発明は、上記に鑑み、コストの増加を
抑えながら、有効視野を拡大することができるように改
善した、放射線カメラを提供することを目的とする。
抑えながら、有効視野を拡大することができるように改
善した、放射線カメラを提供することを目的とする。
【0009】この発明の第2の目的は、エネルギー分解
能が高く、ノイズの少ない、優れた画質の画像が得られ
るように改善した放射線カメラを提供することを目的と
する。
能が高く、ノイズの少ない、優れた画質の画像が得られ
るように改善した放射線カメラを提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、この発明による放射線カメラにおいては、平板
状のシンチレータと、該シンチレータの、放射線が入射
する側とは反対側の表面上に配列されて該シンチレータ
と光学的に結合された多数の光電変換素子と、上記シン
チレータの周囲端面に配列されて該シンチレータと光学
的に結合された多数の光電変換素子とを備えることが特
徴となっている。
るため、この発明による放射線カメラにおいては、平板
状のシンチレータと、該シンチレータの、放射線が入射
する側とは反対側の表面上に配列されて該シンチレータ
と光学的に結合された多数の光電変換素子と、上記シン
チレータの周囲端面に配列されて該シンチレータと光学
的に結合された多数の光電変換素子とを備えることが特
徴となっている。
【0011】上記第2の目的を達成するため、この発明
による放射線カメラにおいては、平板状のシンチレータ
と、該シンチレータの両方の表面上に配列されて該シン
チレータと光学的に結合された多数の光電変換素子と、
上記シンチレータの周囲端面に配列されて該シンチレー
タと光学的に結合された多数の光電変換素子とを備える
ことが特徴となっている。
による放射線カメラにおいては、平板状のシンチレータ
と、該シンチレータの両方の表面上に配列されて該シン
チレータと光学的に結合された多数の光電変換素子と、
上記シンチレータの周囲端面に配列されて該シンチレー
タと光学的に結合された多数の光電変換素子とを備える
ことが特徴となっている。
【0012】シンチレータの両表面上および周囲端面に
光電変換素子を配置する場合、2種類のコリメータをそ
の両表面側のそれぞれに設けておくこともできる。
光電変換素子を配置する場合、2種類のコリメータをそ
の両表面側のそれぞれに設けておくこともできる。
【0013】
【作用】シンチレータの放射線が入射する側とは反対側
の表面上には、従来と同様に、多数の光電変換素子が配
列されてシンチレータと光学的に結合されているが、こ
れに加えて、シンチレータの周囲端面においても、多数
の光電変換素子が配列され、シンチレータと光学的に結
合されている。そのため、シンチレータの内部で生じた
発光のうち、端面方向に向かった光は反射することなく
直接に端面の光電変換素子に入射することになる。そこ
で、この端面の光電変換素子の出力をも用いて発光位置
を求めるようにすれば、シンチレータの端部においても
優れた直線性の発光位置検出が可能となり、有効視野を
拡大することができる。
の表面上には、従来と同様に、多数の光電変換素子が配
列されてシンチレータと光学的に結合されているが、こ
れに加えて、シンチレータの周囲端面においても、多数
の光電変換素子が配列され、シンチレータと光学的に結
合されている。そのため、シンチレータの内部で生じた
発光のうち、端面方向に向かった光は反射することなく
直接に端面の光電変換素子に入射することになる。そこ
で、この端面の光電変換素子の出力をも用いて発光位置
を求めるようにすれば、シンチレータの端部においても
優れた直線性の発光位置検出が可能となり、有効視野を
拡大することができる。
【0014】シンチレータの2つの表面および周囲端面
に光電変換素子が多数配列されているので、シンチレー
タのすべての表面が多数の光電変換素子で覆い尽くされ
ることになり、シンチレータの内部で生じた光はあます
ところなく光電変換素子により検出される。そのため、
全発光量を正確に反映したエネルギー信号を得ることが
でき、実際に入射した放射線のエネルギーと得られたエ
ネルギー信号との対応関係が良好でばらつきが小さくな
り、エネルギー分解能が向上する。その結果、エネルギ
ー弁別によりノイズ成分を除去することができ、ノイズ
の少ない、優れた画質の画像を得ることが可能となる。
に光電変換素子が多数配列されているので、シンチレー
タのすべての表面が多数の光電変換素子で覆い尽くされ
ることになり、シンチレータの内部で生じた光はあます
ところなく光電変換素子により検出される。そのため、
全発光量を正確に反映したエネルギー信号を得ることが
でき、実際に入射した放射線のエネルギーと得られたエ
ネルギー信号との対応関係が良好でばらつきが小さくな
り、エネルギー分解能が向上する。その結果、エネルギ
ー弁別によりノイズ成分を除去することができ、ノイズ
の少ない、優れた画質の画像を得ることが可能となる。
【0015】シンチレータの両表面上および周囲端面に
光電変換素子を配置する場合、どちらの表面から放射線
を入射させてもよいことになる。そのため、その両表面
側のそれぞれに2種類のコリメータを設けておけば、1
80゜回転させていずれかの表面を被検体に向けること
により、違う種類のコリメータによる撮影ができる。す
なわち、コリメータの交換作業なしに単に回転させるだ
けで、コリメータを交換して行なう2種類の撮影を簡単
に行なうことができる。
光電変換素子を配置する場合、どちらの表面から放射線
を入射させてもよいことになる。そのため、その両表面
側のそれぞれに2種類のコリメータを設けておけば、1
80゜回転させていずれかの表面を被検体に向けること
により、違う種類のコリメータによる撮影ができる。す
なわち、コリメータの交換作業なしに単に回転させるだ
けで、コリメータを交換して行なう2種類の撮影を簡単
に行なうことができる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の好ましい一実施例について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1において、N
aI(Tl)などの平板状のシンチレータ11の背面に
は、ライトガイド12を介して多数のPMT13が2次
元的に配列されており、ライトガイド12に光学的に結
合させられている。このシンチレータ11とライトガイ
ド12の周囲端面にはアバランシェフォトダイオード
(APD)素子17が配列されて、シンチレータ11と
ライトガイド12とに光学的にに結合されている。シン
チレータ11の、ライトガイド12およびPMT13が
配列されている側とは反対側の面には反射材14が塗布
されている。これらシンチレータ11、ライトガイド1
2およびPMT13等はハウジング15内に納められ
る。そして、コリメータ16が、このハウジング15の
外部において、シンチレータ11のPMT13とは反対
側の表面に相当する側に取り付けられる。このハウジン
グ15は鉛などの放射線遮蔽材で構成されるが、コリメ
ータ16が設けられている側は放射線透過性の材質とさ
れる。
図面を参照しながら詳細に説明する。図1において、N
aI(Tl)などの平板状のシンチレータ11の背面に
は、ライトガイド12を介して多数のPMT13が2次
元的に配列されており、ライトガイド12に光学的に結
合させられている。このシンチレータ11とライトガイ
ド12の周囲端面にはアバランシェフォトダイオード
(APD)素子17が配列されて、シンチレータ11と
ライトガイド12とに光学的にに結合されている。シン
チレータ11の、ライトガイド12およびPMT13が
配列されている側とは反対側の面には反射材14が塗布
されている。これらシンチレータ11、ライトガイド1
2およびPMT13等はハウジング15内に納められ
る。そして、コリメータ16が、このハウジング15の
外部において、シンチレータ11のPMT13とは反対
側の表面に相当する側に取り付けられる。このハウジン
グ15は鉛などの放射線遮蔽材で構成されるが、コリメ
ータ16が設けられている側は放射線透過性の材質とさ
れる。
【0017】放射線がコリメータ16を通ってシンチレ
ータ11に入射すると、シンチレーション発光を生じ、
その光がライトガイド12を介してPMT13およびA
PD素子17の各々に導かれる。すなわち、シンチレー
タ11内のシンチレーション発光のうち、背面方向に向
かったものはPMT13に入射し、端面方向に向かった
ものはAPD素子17に入射する。シンチレータ11の
表面側に向かった光は反射材14により反射し、PMT
13またはAPD素子17にとらえられる。多数のPM
T13、APD素子17のうちこの発光位置に近いもの
ほど多くの光が入るので、その出力は大きなものとな
る。そこで、PMT13、APD素子17の各々の出力
の大きさから、発光位置を求めることができる。
ータ11に入射すると、シンチレーション発光を生じ、
その光がライトガイド12を介してPMT13およびA
PD素子17の各々に導かれる。すなわち、シンチレー
タ11内のシンチレーション発光のうち、背面方向に向
かったものはPMT13に入射し、端面方向に向かった
ものはAPD素子17に入射する。シンチレータ11の
表面側に向かった光は反射材14により反射し、PMT
13またはAPD素子17にとらえられる。多数のPM
T13、APD素子17のうちこの発光位置に近いもの
ほど多くの光が入るので、その出力は大きなものとな
る。そこで、PMT13、APD素子17の各々の出力
の大きさから、発光位置を求めることができる。
【0018】この場合、端面方向に向かった光がAPD
素子17に入射するので、図2の点線11’で示すよう
に大きな面積のシンチレータを用い、その裏面側の端部
に点線13’で示すようにPMTを配置したことと同等
に光の検出ができる。すなわち、この点線11’で示す
ようなシンチレータを用い、点線13’で示すようなP
MTを用いるとすれば、これらの出力から斜線部21の
ような領域で発光位置を正確に求めることができるので
あるから、上記のようにAPD素子17をシンチレータ
11の端面に配置したことにより、有効視野21を現実
のシンチレータ11の面積いっぱいまで拡大できたこと
になり、発光位置が求められないデッドスペースはほと
んどなくなる。
素子17に入射するので、図2の点線11’で示すよう
に大きな面積のシンチレータを用い、その裏面側の端部
に点線13’で示すようにPMTを配置したことと同等
に光の検出ができる。すなわち、この点線11’で示す
ようなシンチレータを用い、点線13’で示すようなP
MTを用いるとすれば、これらの出力から斜線部21の
ような領域で発光位置を正確に求めることができるので
あるから、上記のようにAPD素子17をシンチレータ
11の端面に配置したことにより、有効視野21を現実
のシンチレータ11の面積いっぱいまで拡大できたこと
になり、発光位置が求められないデッドスペースはほと
んどなくなる。
【0019】そして、APD素子17をシンチレータ1
1の端面に配置するという構成によりこのような視野拡
大という結果を得ているため、小さなサイズのPMTを
用いることに比較して製造コストがかからない。また、
シンチレータ11に比較して有効視野21を大きくする
ことができるため、ハウジング15自体の大きさを有効
視野21に対して小さくでき、カメラヘッド部分(ハウ
ジング15およびコリメータ16)をより被検体に接近
できる。このことは、たとえば、人間の頭部をSPEC
T(シングルフォトンエミッションコンピュータトモグ
ラフィ)撮影する場合などにおいて、カメラヘッド部が
肩部に接触することがより少なくなり、ヘッド部を頭部
により接近させて大きい視野での良好な画像を得ること
ができることを意味する。
1の端面に配置するという構成によりこのような視野拡
大という結果を得ているため、小さなサイズのPMTを
用いることに比較して製造コストがかからない。また、
シンチレータ11に比較して有効視野21を大きくする
ことができるため、ハウジング15自体の大きさを有効
視野21に対して小さくでき、カメラヘッド部分(ハウ
ジング15およびコリメータ16)をより被検体に接近
できる。このことは、たとえば、人間の頭部をSPEC
T(シングルフォトンエミッションコンピュータトモグ
ラフィ)撮影する場合などにおいて、カメラヘッド部が
肩部に接触することがより少なくなり、ヘッド部を頭部
により接近させて大きい視野での良好な画像を得ること
ができることを意味する。
【0020】なお、この図1の実施例ではシンチレータ
11の背面側に光電変換素子としてPMT13を配置し
たが、APD素子などの他の光電変換素子を用いること
もできる。
11の背面側に光電変換素子としてPMT13を配置し
たが、APD素子などの他の光電変換素子を用いること
もできる。
【0021】図3は第2の実施例を示すものである。こ
の図3においては、シンチレータ11の表面側(放射線
入射側)に反射材を塗布するのではなく、この表面側に
も多数のAPD素子17を配列してこのシンチレータ1
1に光学的に結合している。また、シンチレータ11の
裏面側でも、PMT13の代わりに多数のAPD素子1
7がライトガイド12を介してシンチレータ11に光学
的に結合されている。さらにシンチレータ11およびラ
イトガイド12の周囲端面においてもAPD素子17が
配置されてこれらに光学的に結合されている。
の図3においては、シンチレータ11の表面側(放射線
入射側)に反射材を塗布するのではなく、この表面側に
も多数のAPD素子17を配列してこのシンチレータ1
1に光学的に結合している。また、シンチレータ11の
裏面側でも、PMT13の代わりに多数のAPD素子1
7がライトガイド12を介してシンチレータ11に光学
的に結合されている。さらにシンチレータ11およびラ
イトガイド12の周囲端面においてもAPD素子17が
配置されてこれらに光学的に結合されている。
【0022】したがって、この図3では、シンチレータ
11およびライトガイド12の、端面も含めてすべての
表面がAPD素子17で覆い尽くされることになるの
で、シンチレータ11内で生じたすべての光はロスなく
APD素子17によって検出されることになる。そのた
め、これら多数のAPD素子17の全出力の和として得
たエネルギー信号は、シンチレータ11内でのシンチレ
ーション発光の全光量を正確にとらえたものとなり、そ
の発光を生じさせた放射線のエネルギーをより正確に反
映したものとなる。このようにエネルギー信号と実際に
入射した放射線のエネルギーとの対応関係が良好になっ
て、エネルギー信号のばらつきが少なくなるため、その
エネルギースペクトルを見てみると図4のAのようにな
り、光電ピークにおけるエネルギー幅が狭いものとな
る。そのため、エネルギー弁別用のウインドウ幅Wを狭
いものとすることができ、散乱線成分(斜線部)を取り
込んでしまうことが少なくなる。このようにエネルギー
分解能が高くなるため、散乱線成分(ノイズ成分)の少
ない優れた画像を得ることができる。また、これらすべ
てのAPD素子17の出力を用いて位置を求めることに
より、空間分解能も向上させることができる。
11およびライトガイド12の、端面も含めてすべての
表面がAPD素子17で覆い尽くされることになるの
で、シンチレータ11内で生じたすべての光はロスなく
APD素子17によって検出されることになる。そのた
め、これら多数のAPD素子17の全出力の和として得
たエネルギー信号は、シンチレータ11内でのシンチレ
ーション発光の全光量を正確にとらえたものとなり、そ
の発光を生じさせた放射線のエネルギーをより正確に反
映したものとなる。このようにエネルギー信号と実際に
入射した放射線のエネルギーとの対応関係が良好になっ
て、エネルギー信号のばらつきが少なくなるため、その
エネルギースペクトルを見てみると図4のAのようにな
り、光電ピークにおけるエネルギー幅が狭いものとな
る。そのため、エネルギー弁別用のウインドウ幅Wを狭
いものとすることができ、散乱線成分(斜線部)を取り
込んでしまうことが少なくなる。このようにエネルギー
分解能が高くなるため、散乱線成分(ノイズ成分)の少
ない優れた画像を得ることができる。また、これらすべ
てのAPD素子17の出力を用いて位置を求めることに
より、空間分解能も向上させることができる。
【0023】図5は第3の実施例を示すものである。こ
こでは、ライトガイドは用いられておらず、シンチレー
タ11の内部で生じた光はすべて直接APD素子17に
入射するよう、シンチレータ11の全表面(両側の表面
および周囲端面)に直接APD素子17が光学的に結合
されている。
こでは、ライトガイドは用いられておらず、シンチレー
タ11の内部で生じた光はすべて直接APD素子17に
入射するよう、シンチレータ11の全表面(両側の表面
および周囲端面)に直接APD素子17が光学的に結合
されている。
【0024】そこで、この図5の構成では、シンチレー
タ11の表面側から放射線を入射しても、裏面側から放
射線を入射してもまったく同等に検出できることとな
る。そのため、図5に示すようにハウジング15の外部
において表面側と裏面側とに違う種類のコリメータ1
6、18をそれぞれ取り付けておけば、そのいずれかを
被検体に向けることにより、異なるコリメータを用いた
撮像ができる。すなわち、違う種類のコリメータを使用
する場合に、単にハウジング15の全体(コリメータ1
6、18を含めて)を180゜回転させるだけでよく、
コリメータの交換作業は不要となる。この場合、ハウジ
ング15のコリメータ16、18が装着される側は放射
線透過性の材料で構成される。
タ11の表面側から放射線を入射しても、裏面側から放
射線を入射してもまったく同等に検出できることとな
る。そのため、図5に示すようにハウジング15の外部
において表面側と裏面側とに違う種類のコリメータ1
6、18をそれぞれ取り付けておけば、そのいずれかを
被検体に向けることにより、異なるコリメータを用いた
撮像ができる。すなわち、違う種類のコリメータを使用
する場合に、単にハウジング15の全体(コリメータ1
6、18を含めて)を180゜回転させるだけでよく、
コリメータの交換作業は不要となる。この場合、ハウジ
ング15のコリメータ16、18が装着される側は放射
線透過性の材料で構成される。
【0025】なお、上記の実施例ではシンチレータ11
は矩形でAPD素子17も矩形のものを配列することと
しているが、これらの形状に限定されるわけではない。
つまり、シンチレータ11は六角形、八角形、円形等の
形状とすることができ、APD素子17も六角形、八角
形、円形等の形状とし、これを並べるようにしてもよ
い。また、光電変換素子としてAPD素子を用いたが、
他の半導体光電変換素子などを用いることができること
はもちろんである。
は矩形でAPD素子17も矩形のものを配列することと
しているが、これらの形状に限定されるわけではない。
つまり、シンチレータ11は六角形、八角形、円形等の
形状とすることができ、APD素子17も六角形、八角
形、円形等の形状とし、これを並べるようにしてもよ
い。また、光電変換素子としてAPD素子を用いたが、
他の半導体光電変換素子などを用いることができること
はもちろんである。
【0026】
【発明の効果】以上実施例について述べたように、この
発明の放射線カメラによれば、製造コストの増加を抑え
ながら、有効視野を拡大することができる。また、エネ
ルギー分解能が高くて、ノイズの少ない、優れた画質の
画像を得ることができる。
発明の放射線カメラによれば、製造コストの増加を抑え
ながら、有効視野を拡大することができる。また、エネ
ルギー分解能が高くて、ノイズの少ない、優れた画質の
画像を得ることができる。
【図1】この発明の一実施例にかかる放射線カメラの模
式的な断面図。
式的な断面図。
【図2】同実施例の一部の模式的な平面図。
【図3】第2の実施例にかかる放射線カメラの模式的な
断面図。
断面図。
【図4】エネルギースペクトルを表わすグラフ。
【図5】第3の実施例にかかる放射線カメラの模式的な
断面図。
断面図。
【図6】従来例の模式的な断面図。
【図7】従来例の一部の模式的な平面図。
11 シンチレータ 12 ライトガイド 13 PMT 14 反射材 15 ハウジング 16、18 コリメータ 17 APD素子 21 有効視野 22 デッドスペース
Claims (2)
- 【請求項1】 平板状のシンチレータと、該シンチレー
タの、放射線が入射する側とは反対側の表面上に配列さ
れて該シンチレータと光学的に結合された多数の光電変
換素子と、上記シンチレータの周囲端面に配列されて該
シンチレータと光学的に結合された多数の光電変換素子
とを備えることを特徴とする放射線カメラ。 - 【請求項2】 平板状のシンチレータと、該シンチレー
タの両方の表面上に配列されて該シンチレータと光学的
に結合された多数の光電変換素子と、上記シンチレータ
の周囲端面に配列されて該シンチレータと光学的に結合
された多数の光電変換素子とを備えることを特徴とする
放射線カメラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16057794A JPH085745A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 放射線カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16057794A JPH085745A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 放射線カメラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH085745A true JPH085745A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15717977
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16057794A Pending JPH085745A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 放射線カメラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH085745A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008008675A (ja) * | 2006-06-27 | 2008-01-17 | High Energy Accelerator Research Organization | 中性子入射位置検出装置 |
| JP2010091336A (ja) * | 2008-10-06 | 2010-04-22 | Hamamatsu Photonics Kk | 放射線検出器及びその製造方法 |
| JP2011095722A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-05-12 | Fujifilm Corp | 可搬型放射線撮影装置 |
| JP2011158465A (ja) * | 2010-01-08 | 2011-08-18 | Fujifilm Corp | 可搬型放射線撮影装置 |
-
1994
- 1994-06-20 JP JP16057794A patent/JPH085745A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008008675A (ja) * | 2006-06-27 | 2008-01-17 | High Energy Accelerator Research Organization | 中性子入射位置検出装置 |
| JP2010091336A (ja) * | 2008-10-06 | 2010-04-22 | Hamamatsu Photonics Kk | 放射線検出器及びその製造方法 |
| JP2011095722A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-05-12 | Fujifilm Corp | 可搬型放射線撮影装置 |
| JP2011158465A (ja) * | 2010-01-08 | 2011-08-18 | Fujifilm Corp | 可搬型放射線撮影装置 |
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