JPH0857846A - ダイヤモンド・ポイントスクライブ装置 - Google Patents
ダイヤモンド・ポイントスクライブ装置Info
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- JPH0857846A JPH0857846A JP19507794A JP19507794A JPH0857846A JP H0857846 A JPH0857846 A JP H0857846A JP 19507794 A JP19507794 A JP 19507794A JP 19507794 A JP19507794 A JP 19507794A JP H0857846 A JPH0857846 A JP H0857846A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スクライブ時に発生する切削屑の結晶基板へ
の付着を防止する。 【構成】 化合物半導体からなる短冊体の主面の少なく
とも一部にダイヤモンドカッタによって傷を付けるダイ
ヤモンド・ポイントスクライブ装置であって、前記ダイ
ヤモンドカッタの傷付けによって発生した異物を除去す
る異物除去機構を有する。異物除去機構は、真空吸引排
気機構となり、この真空吸引排気機構は前記ダイヤモン
ドカッタの周囲の全周を取り囲む管体と、前記管体内を
真空排気化する排気機構とによって構成されている。ダ
イヤモンドカッタによる傷入れ時、傷入れ時に発生した
引掻屑(異物)は、全周真空吸引排気機構によって短冊
体の表面に付着することなく除去される。
の付着を防止する。 【構成】 化合物半導体からなる短冊体の主面の少なく
とも一部にダイヤモンドカッタによって傷を付けるダイ
ヤモンド・ポイントスクライブ装置であって、前記ダイ
ヤモンドカッタの傷付けによって発生した異物を除去す
る異物除去機構を有する。異物除去機構は、真空吸引排
気機構となり、この真空吸引排気機構は前記ダイヤモン
ドカッタの周囲の全周を取り囲む管体と、前記管体内を
真空排気化する排気機構とによって構成されている。ダ
イヤモンドカッタによる傷入れ時、傷入れ時に発生した
引掻屑(異物)は、全周真空吸引排気機構によって短冊
体の表面に付着することなく除去される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単結晶板等板状物の分
断に先立つ分断の案内となる傷を、先端にダイヤモンド
を取り付けけたダイヤモンドカッタによって板状物の主
面側に少なくとも一部入れるダイヤモンド・ポイントス
クライブ装置に関する。
断に先立つ分断の案内となる傷を、先端にダイヤモンド
を取り付けけたダイヤモンドカッタによって板状物の主
面側に少なくとも一部入れるダイヤモンド・ポイントス
クライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンからなる半導体基板(ウエハ)
を分断して矩形体からなる半導体チップを製造する技術
として、ダイシング技術が知られている。ダイシングに
ついては、たとえば、日経BP社発行「VLSIパッケ
ージング技術(下)」1993年5月15日発行、P14〜P16
や工業調査会発行「電子材料」1989年3月号、同年3月
1日発行、P31およびP32に記載されている。
を分断して矩形体からなる半導体チップを製造する技術
として、ダイシング技術が知られている。ダイシングに
ついては、たとえば、日経BP社発行「VLSIパッケ
ージング技術(下)」1993年5月15日発行、P14〜P16
や工業調査会発行「電子材料」1989年3月号、同年3月
1日発行、P31およびP32に記載されている。
【0003】前者の文献には、ダイシングは、ウエハか
ら1個1個のLSIチップを切り出すことであり、ダイ
シング法には、ダイヤモンドブレード・ダイシング法,
レーザ・スクライブ法,ダイヤモンド・ポイントスクラ
イブ法があることが記載されている。この文献には、
「ダイヤモンドブレード・ダイシングは、純水を研削液
として使う。研削液の比抵抗が高いと,研削したシリコ
ン屑が静電気を帯びてウエーハに付着しやすい。シリコ
ン屑が十分に洗浄されずに,後工程へ流れると,思わぬ
トラブルの原因になる。」旨記載されている。
ら1個1個のLSIチップを切り出すことであり、ダイ
シング法には、ダイヤモンドブレード・ダイシング法,
レーザ・スクライブ法,ダイヤモンド・ポイントスクラ
イブ法があることが記載されている。この文献には、
「ダイヤモンドブレード・ダイシングは、純水を研削液
として使う。研削液の比抵抗が高いと,研削したシリコ
ン屑が静電気を帯びてウエーハに付着しやすい。シリコ
ン屑が十分に洗浄されずに,後工程へ流れると,思わぬ
トラブルの原因になる。」旨記載されている。
【0004】また、前記VLSIパッケージング技術
(下)の文献によるダイヤモンド・ポイントスクライブ
法については、ダイヤモンド・ポイント・カッタ(ダイ
ヤモンドカッタ)を使用して、ダイヤモンドの鋭い角で
個々のチップの境界に傷を付け、その後、ウエハに、た
とえばローラーで機械的な曲げ応力を与え、シリコンの
劈開性を利用して、個々のチップに分離(ブレイキン
グ)する旨記載されている。
(下)の文献によるダイヤモンド・ポイントスクライブ
法については、ダイヤモンド・ポイント・カッタ(ダイ
ヤモンドカッタ)を使用して、ダイヤモンドの鋭い角で
個々のチップの境界に傷を付け、その後、ウエハに、た
とえばローラーで機械的な曲げ応力を与え、シリコンの
劈開性を利用して、個々のチップに分離(ブレイキン
グ)する旨記載されている。
【0005】また、前記後者の文献によるダイヤモンド
・ポイントスクライブ装置においては、先端にダイヤモ
ンドを取り付けたダイヤモンドカッタには、バネによっ
て弾性力(バネ圧)が加えられ、このバネ圧によってウ
エハの主面(表面)に劈開用の引掻傷(以下単に傷と称
する)が入れられることが記載されている。
・ポイントスクライブ装置においては、先端にダイヤモ
ンドを取り付けたダイヤモンドカッタには、バネによっ
て弾性力(バネ圧)が加えられ、このバネ圧によってウ
エハの主面(表面)に劈開用の引掻傷(以下単に傷と称
する)が入れられることが記載されている。
【0006】一方、半導体レーザは、化合物半導体から
なる基板(半導体基板)の両端の結晶面(劈開面)をレ
ーザ光を発光する出射面(ミラー面)としている。前記
劈開面は、化合物半導体インゴットをスライスして得ら
れた半導体基板(ウエハ)に半導体レーザ素子を形成し
た後、前記ウエハの一縁に傷を付け、その後、ダイヤモ
ンドカッタ等によって前記傷部分に外力を加えて前記傷
部分で劈開を行わせることによって形成される。前記ウ
エハの劈開によって、たとえば0.25〜0.4mm程
度の幅の細長い短冊体(半導体基板)が得られる。短冊
体は前記同様の劈開技術(すなわち、ダイヤモンド・ポ
イントスクライブによる傷入れとブレイキング)によっ
て、たとえば0.3mm程度の間隔で分断される。これ
によって矩形体からなる半導体レーザチップが製造され
る。なお、半導体レーザ製造用のウエハを劈開させる技
術としては、特開昭 62-133800号公報に記載された技術
が知られている。
なる基板(半導体基板)の両端の結晶面(劈開面)をレ
ーザ光を発光する出射面(ミラー面)としている。前記
劈開面は、化合物半導体インゴットをスライスして得ら
れた半導体基板(ウエハ)に半導体レーザ素子を形成し
た後、前記ウエハの一縁に傷を付け、その後、ダイヤモ
ンドカッタ等によって前記傷部分に外力を加えて前記傷
部分で劈開を行わせることによって形成される。前記ウ
エハの劈開によって、たとえば0.25〜0.4mm程
度の幅の細長い短冊体(半導体基板)が得られる。短冊
体は前記同様の劈開技術(すなわち、ダイヤモンド・ポ
イントスクライブによる傷入れとブレイキング)によっ
て、たとえば0.3mm程度の間隔で分断される。これ
によって矩形体からなる半導体レーザチップが製造され
る。なお、半導体レーザ製造用のウエハを劈開させる技
術としては、特開昭 62-133800号公報に記載された技術
が知られている。
【0007】他方、化合物半導体ウエハをスクライブす
るスクライブ装置は、市販(ダイトロンテクノロジー株
式会社発行「INFORMATION 」の4頁に記載されている認
識装置付きポイントスクライブ装置)されている。
るスクライブ装置は、市販(ダイトロンテクノロジー株
式会社発行「INFORMATION 」の4頁に記載されている認
識装置付きポイントスクライブ装置)されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本出願人にあっては、
半導体レーザチップの製造において、ウエハを劈開させ
て短冊体を形成した後の短冊体の分断は、両側面の出射
面となる面を汚さないためにも、ダイヤモンド・ポイン
トスクライブ装置による傷付けと、その後のブレイキン
グとによって行っている。
半導体レーザチップの製造において、ウエハを劈開させ
て短冊体を形成した後の短冊体の分断は、両側面の出射
面となる面を汚さないためにも、ダイヤモンド・ポイン
トスクライブ装置による傷付けと、その後のブレイキン
グとによって行っている。
【0009】ダイヤモンド・ポイントスクライブ装置
は、前記市販の装置も同様であるが、ウエハを真空吸着
によってステージ上に固定した後、顕微鏡でウエハを見
ながらチップサイズに合わせてダイヤモンドダイヤモン
ドカッタの移動ピッチを設定する構造となっている。こ
れによって自動的に一方向のスクライビングが行える。
また、本出願人にあっては、ダイヤモンド・ポイントス
クライブ装置において、スクライブ箇所に空気を吹き付
け(エアーブロー)て、スクライブ時に発生する微小な
引掻屑(この明細書では異物とも称する)の除去を図っ
ている。
は、前記市販の装置も同様であるが、ウエハを真空吸着
によってステージ上に固定した後、顕微鏡でウエハを見
ながらチップサイズに合わせてダイヤモンドダイヤモン
ドカッタの移動ピッチを設定する構造となっている。こ
れによって自動的に一方向のスクライビングが行える。
また、本出願人にあっては、ダイヤモンド・ポイントス
クライブ装置において、スクライブ箇所に空気を吹き付
け(エアーブロー)て、スクライブ時に発生する微小な
引掻屑(この明細書では異物とも称する)の除去を図っ
ている。
【0010】しかし、ウエハの傷入れ時に発生する微小
な異物は、ウエハ表面に一度付着すると、エアーブロー
程度では除去できず、製品の品質低下を招くおそれがあ
る。特に、短冊体のスクライブでは、前述のように側面
(出射面となる面)の異物汚染は知命的な不良原因とな
る。
な異物は、ウエハ表面に一度付着すると、エアーブロー
程度では除去できず、製品の品質低下を招くおそれがあ
る。特に、短冊体のスクライブでは、前述のように側面
(出射面となる面)の異物汚染は知命的な不良原因とな
る。
【0011】そこで、本発明者等はダイヤモンド・ポイ
ントスクライブ装置によって短冊体の一部に傷入れを行
った後、短冊体を洗浄して短冊体に付着した異物を除去
する方法を検討したが、洗浄の場合には以下のような問
題点が発生することが判明した。
ントスクライブ装置によって短冊体の一部に傷入れを行
った後、短冊体を洗浄して短冊体に付着した異物を除去
する方法を検討したが、洗浄の場合には以下のような問
題点が発生することが判明した。
【0012】(1)短冊体の洗浄後の乾燥で洗浄液が染
み込んで汚れるいわゆるシミを生じる危険度が高まる。
このシミは導電性ともなる前記引掻屑(異物)を含むた
め、電気的短絡の原因になり易い。
み込んで汚れるいわゆるシミを生じる危険度が高まる。
このシミは導電性ともなる前記引掻屑(異物)を含むた
め、電気的短絡の原因になり易い。
【0013】(2)また、細い短冊体はテープに張り付
けられているため、洗浄液によってテープから簡単に剥
がれる可能性があり、後工程において支障を来すととも
に歩留り低下を引き起こす。
けられているため、洗浄液によってテープから簡単に剥
がれる可能性があり、後工程において支障を来すととも
に歩留り低下を引き起こす。
【0014】(3)また、一度半導体基板に付着した異
物を完全に除去することは非常に困難である。
物を完全に除去することは非常に困難である。
【0015】本発明者等は、引掻屑(異物)が発生した
際、異物が半導体基板表面に付着する前に瞬時にその異
物を除去できる技術の開発を試み本発明をなした。
際、異物が半導体基板表面に付着する前に瞬時にその異
物を除去できる技術の開発を試み本発明をなした。
【0016】本発明の目的は、ダイヤモンド・ポイント
スクライブによって発生する異物を瞬時に除去できるダ
イヤモンド・ポイントスクライブ装置を提供することに
ある。
スクライブによって発生する異物を瞬時に除去できるダ
イヤモンド・ポイントスクライブ装置を提供することに
ある。
【0017】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は、本明細書の記述および添付図面からあきら
かになるであろう。
規な特徴は、本明細書の記述および添付図面からあきら
かになるであろう。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。すなわち、本発明のダイヤモンド・
ポイントスクライブ装置は、細長い板状物である化合物
半導体基板からなる短冊体の主面の一部にダイヤモンド
カッタによって傷を付けるダイヤモンド・ポイントスク
ライブ装置であって、前記ダイヤモンドカッタの傷付け
によって発生した引掻屑(異物)を除去する異物除去機
構を有する構造となっている。前記異物除去機構は、前
記ダイヤモンドカッタの周囲の一部または全部を取り囲
む管体(カッタガイド)と、前記管体内を真空排気化す
る排気機構とによって構成される真空吸引排気機構によ
って構成されている。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。すなわち、本発明のダイヤモンド・
ポイントスクライブ装置は、細長い板状物である化合物
半導体基板からなる短冊体の主面の一部にダイヤモンド
カッタによって傷を付けるダイヤモンド・ポイントスク
ライブ装置であって、前記ダイヤモンドカッタの傷付け
によって発生した引掻屑(異物)を除去する異物除去機
構を有する構造となっている。前記異物除去機構は、前
記ダイヤモンドカッタの周囲の一部または全部を取り囲
む管体(カッタガイド)と、前記管体内を真空排気化す
る排気機構とによって構成される真空吸引排気機構によ
って構成されている。
【0019】本発明の他の実施例による真空吸引排気機
構を有するダイヤモンド・ポイントスクライブ装置にお
いては、前記半導体基板に対面する前記管体(カッタガ
イド)の下面部分には、直接あるいは間接的にダイヤモ
ンドカッタの全周を囲むように可撓性の刷毛が設けられ
る構造となっている。
構を有するダイヤモンド・ポイントスクライブ装置にお
いては、前記半導体基板に対面する前記管体(カッタガ
イド)の下面部分には、直接あるいは間接的にダイヤモ
ンドカッタの全周を囲むように可撓性の刷毛が設けられ
る構造となっている。
【0020】本発明の他の実施例によるダイヤモンド・
ポイントスクライブ装置においては、前記半導体基板か
らなる短冊体の主面の一部にダイヤモンドカッタによっ
て傷を付けるダイヤモンド・ポイントスクライブ装置で
あって、前記異物除去機構は前記ダイヤモンドカッタの
周囲に配設された前記異物を電気的に吸引する陽極電極
および陰極電極とによる静電気吸引除去機構で構成され
ている構造となっている。
ポイントスクライブ装置においては、前記半導体基板か
らなる短冊体の主面の一部にダイヤモンドカッタによっ
て傷を付けるダイヤモンド・ポイントスクライブ装置で
あって、前記異物除去機構は前記ダイヤモンドカッタの
周囲に配設された前記異物を電気的に吸引する陽極電極
および陰極電極とによる静電気吸引除去機構で構成され
ている構造となっている。
【0021】
【作用】上記した手段によれば、本発明のダイヤモンド
・ポイントスクライブ装置は、真空吸引排気機構による
異物除去機構を有していることから、半導体基板(短冊
体)の主面にダイヤモンドカッタによって傷を付ける際
発生した異物が真空吸引されて排気されることから、異
物が半導体基板の表面、特に出射面となる側面に付着し
難くなる。
・ポイントスクライブ装置は、真空吸引排気機構による
異物除去機構を有していることから、半導体基板(短冊
体)の主面にダイヤモンドカッタによって傷を付ける際
発生した異物が真空吸引されて排気されることから、異
物が半導体基板の表面、特に出射面となる側面に付着し
難くなる。
【0022】本発明の他の実施例による真空吸引排気機
構付きのダイヤモンド・ポイントスクライブ装置におい
ては、前記短冊体に対面する前記管体の下面側には、全
周に亘って可撓性の刷毛が設けられている構造となって
いることから、ダイヤモンドカッタによる傷付け時に発
生した異物が刷毛の外側に逃げ難くなり、真空吸引排気
による異物除去が確実となる。
構付きのダイヤモンド・ポイントスクライブ装置におい
ては、前記短冊体に対面する前記管体の下面側には、全
周に亘って可撓性の刷毛が設けられている構造となって
いることから、ダイヤモンドカッタによる傷付け時に発
生した異物が刷毛の外側に逃げ難くなり、真空吸引排気
による異物除去が確実となる。
【0023】本発明の他の実施例によるダイヤモンド・
ポイントスクライブ装置においては、ダイヤモンドカッ
タの傷付け時に発生した異物は帯電し、ダイヤモンドカ
ッタの近くに配置された陽極電極または陰極電極に吸引
されるため、ダイヤモンドカッタの傷付け時に発生した
異物が短冊体表面、特に出射面となる側面に付着し難く
なる。
ポイントスクライブ装置においては、ダイヤモンドカッ
タの傷付け時に発生した異物は帯電し、ダイヤモンドカ
ッタの近くに配置された陽極電極または陰極電極に吸引
されるため、ダイヤモンドカッタの傷付け時に発生した
異物が短冊体表面、特に出射面となる側面に付着し難く
なる。
【0024】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例につい
て説明する。図1は本発明の第1実施例によるダイヤモ
ンド・ポイントスクライブ装置の要部を示す斜視図、図
2は同じくダイヤモンド・ポイントスクライブ装置の要
部を示す模式的正面図、図3は同じくテープに張り付け
られた短冊体を示す斜視図、図4は第1実施例のダイヤ
モンドカッタによる傷入れ状態を示す模式的断面図、図
5は同じく傷入れ状態の模式的な一部拡大断面図、図6
は同じく傷を入れられた短冊体を示す斜視図、図7は傷
入れ後ブレイキングされて形成された半導体レーザチッ
プを示す模式的斜視図である。
て説明する。図1は本発明の第1実施例によるダイヤモ
ンド・ポイントスクライブ装置の要部を示す斜視図、図
2は同じくダイヤモンド・ポイントスクライブ装置の要
部を示す模式的正面図、図3は同じくテープに張り付け
られた短冊体を示す斜視図、図4は第1実施例のダイヤ
モンドカッタによる傷入れ状態を示す模式的断面図、図
5は同じく傷入れ状態の模式的な一部拡大断面図、図6
は同じく傷を入れられた短冊体を示す斜視図、図7は傷
入れ後ブレイキングされて形成された半導体レーザチッ
プを示す模式的斜視図である。
【0025】本発明のダイヤモンド・ポイントスクライ
ブ装置は、図2および図1に示すように、被処理物であ
る細長い半導体基板からなる短冊体1を載置する試験台
(ステージ)2を有している。前記短冊体1は半導体レ
ーザ製造用のGaAs系あるいはIuP系の化合物半導
体であり、たとえば、幅が0.3mm程度、厚さが0.
1mm程度である。
ブ装置は、図2および図1に示すように、被処理物であ
る細長い半導体基板からなる短冊体1を載置する試験台
(ステージ)2を有している。前記短冊体1は半導体レ
ーザ製造用のGaAs系あるいはIuP系の化合物半導
体であり、たとえば、幅が0.3mm程度、厚さが0.
1mm程度である。
【0026】同図では、短冊体1は単にステージ2に載
置されているように記載されているが、実際には図3に
示すように、短冊体1はドーナツ状のフレーム3の一面
側に張り付けられたテープ4にテープの有する粘着力に
よって並んで複数張り付けられている。そして、図1に
示すように、前記テープ4部分が真空吸着によってステ
ージ2に固定されている。前記ステージ2は平面XY方
向に移動制御可能であるとともに、回転も可能となって
いる。
置されているように記載されているが、実際には図3に
示すように、短冊体1はドーナツ状のフレーム3の一面
側に張り付けられたテープ4にテープの有する粘着力に
よって並んで複数張り付けられている。そして、図1に
示すように、前記テープ4部分が真空吸着によってステ
ージ2に固定されている。前記ステージ2は平面XY方
向に移動制御可能であるとともに、回転も可能となって
いる。
【0027】前記ステージ2の側方にはフレーム10が
配設されている。このフレーム10の上面側には支持板
11が固定されているとともに、この支持板11には水
平方向に延在するホルダ12が支軸13を介して上下に
揺動可能に取り付けられている。また、前記ホルダ12
の先端(図中左端)にはアーム14が取り付けられてい
る。
配設されている。このフレーム10の上面側には支持板
11が固定されているとともに、この支持板11には水
平方向に延在するホルダ12が支軸13を介して上下に
揺動可能に取り付けられている。また、前記ホルダ12
の先端(図中左端)にはアーム14が取り付けられてい
る。
【0028】前記アーム14の先端は、カッタヘッド1
5となるとともに、このカッタヘッド15には、Y方向
に延在する調整軸16が回転可能に取り付けられてい
る。前記調整軸16には、図4に示すように、ダイヤモ
ンドカッタ17を案内する筒状のカッタガイド18が貫
通状態で固定されている。したがって、前記調整軸16
を左右に回転調整すれば、前記カッタガイド18の下端
がX方向に前後動する。これにより、ダイヤモンドカッ
タ17の角度を自由に設定できる。前記ダイヤモンドカ
ッタ17の先端(下端)には図示はしないがダイヤモン
ドの刃が取り付けられている。
5となるとともに、このカッタヘッド15には、Y方向
に延在する調整軸16が回転可能に取り付けられてい
る。前記調整軸16には、図4に示すように、ダイヤモ
ンドカッタ17を案内する筒状のカッタガイド18が貫
通状態で固定されている。したがって、前記調整軸16
を左右に回転調整すれば、前記カッタガイド18の下端
がX方向に前後動する。これにより、ダイヤモンドカッ
タ17の角度を自由に設定できる。前記ダイヤモンドカ
ッタ17の先端(下端)には図示はしないがダイヤモン
ドの刃が取り付けられている。
【0029】前記ダイヤモンドカッタ17は、カッタガ
イド18と同心円的に配置され、前記カッタガイド18
の内側に取り付けられる支持片19で固定されている。
すなわち、ダイヤモンドカッタ17の周囲の全周(全
部)がカッタガイド18によって囲まれることになる。
また、前記カッタガイド18の上端には、図示しない真
空ポンプ系に接続されるパイプ20(図4参照)が接続
されている。
イド18と同心円的に配置され、前記カッタガイド18
の内側に取り付けられる支持片19で固定されている。
すなわち、ダイヤモンドカッタ17の周囲の全周(全
部)がカッタガイド18によって囲まれることになる。
また、前記カッタガイド18の上端には、図示しない真
空ポンプ系に接続されるパイプ20(図4参照)が接続
されている。
【0030】そして、図示しない制御装置の操作盤のス
イッチの操作によって、カッタガイド18の先端(下
端)から空気を吸い込むようになっている。すなわち、
前記パイプ20は、工場内に敷設された真空系のパイプ
に接続されたり、あるいは真空ポンプに直接接続され、
前記スイッチの操作によってカッタガイド18内の真空
化とそれに付随する排気が行われるようになっている。
真空吸引排気機構は、前記カッタガイド18とパイプ2
0、および真空源等によって構成される。
イッチの操作によって、カッタガイド18の先端(下
端)から空気を吸い込むようになっている。すなわち、
前記パイプ20は、工場内に敷設された真空系のパイプ
に接続されたり、あるいは真空ポンプに直接接続され、
前記スイッチの操作によってカッタガイド18内の真空
化とそれに付随する排気が行われるようになっている。
真空吸引排気機構は、前記カッタガイド18とパイプ2
0、および真空源等によって構成される。
【0031】これにより、図4および図5に示すよう
に、短冊体1の一部に、ダイヤモンドカッタ17で傷2
1を入れた場合、傷入れ時に発生した引掻屑(異物)2
2は、前記真空吸引排気機構によって発生と同時(瞬
時)に排気されるため、短冊体1の表面に付着しなくな
る。前記異物22は、図4においては点で示し、図5で
は小さな丸で示してある。なお、傷入れ時、ダイヤモン
ドカッタ17はステージ2に対して相対的に移動して傷
入れが行われる。
に、短冊体1の一部に、ダイヤモンドカッタ17で傷2
1を入れた場合、傷入れ時に発生した引掻屑(異物)2
2は、前記真空吸引排気機構によって発生と同時(瞬
時)に排気されるため、短冊体1の表面に付着しなくな
る。前記異物22は、図4においては点で示し、図5で
は小さな丸で示してある。なお、傷入れ時、ダイヤモン
ドカッタ17はステージ2に対して相対的に移動して傷
入れが行われる。
【0032】一方、前記ホルダ12の中間部分に対応す
るフレーム10部分には支台25が固定されている。こ
の支台25の下部には、前記ホルダ12を支える受部2
6が設けられ、先端を上下に揺動させるホルダ12を支
えるようになっている。また、前記支台25の上部には
カッタ荷重用バネ27が内蔵されるバネ収容部28が設
けられている。カッタ荷重用バネ27の下端は前記ホル
ダ12上に乗る構造となっている。また、前記バネ収容
部28の天井部分には、荷重調整ネジ29が設けられて
いて、この荷重調整ネジ29の調整によってダイヤモン
ドカッタ17の短冊体1に対する傷付け力(押し付け
力)が調整できるようになっている。
るフレーム10部分には支台25が固定されている。こ
の支台25の下部には、前記ホルダ12を支える受部2
6が設けられ、先端を上下に揺動させるホルダ12を支
えるようになっている。また、前記支台25の上部には
カッタ荷重用バネ27が内蔵されるバネ収容部28が設
けられている。カッタ荷重用バネ27の下端は前記ホル
ダ12上に乗る構造となっている。また、前記バネ収容
部28の天井部分には、荷重調整ネジ29が設けられて
いて、この荷重調整ネジ29の調整によってダイヤモン
ドカッタ17の短冊体1に対する傷付け力(押し付け
力)が調整できるようになっている。
【0033】また、前記フレーム10の後端(図中右
端)は、機台35の一部に支持ピン36を介して揺動自
在に取り付けられている。前記フレーム10の上下揺動
は、前記機台35に取り付けられた、モータ37の回転
軸38に固定されたカム39の回転によって制御され
る。
端)は、機台35の一部に支持ピン36を介して揺動自
在に取り付けられている。前記フレーム10の上下揺動
は、前記機台35に取り付けられた、モータ37の回転
軸38に固定されたカム39の回転によって制御され
る。
【0034】したがって、前記カム39の回転によっ
て、前記フレーム10の先端(左端)が下降すると、ダ
イヤモンドカッタ17の先端(下端)が短冊体1に接触
する。前記ダイヤモンドカッタ17の先端には、ダイヤ
モンドの刃が取り付けられていて、加わる荷重によっ
て、短冊体1の表面には傷が入れられる。すなわち、ダ
イヤモンドカッタ17の先端が短冊体1の表面に接触し
た後、フレーム10がさらに下降すると、前記下降分だ
け前記カッタ荷重用バネ27が撓み、カッタ荷重用バネ
27の復元力に相当する荷重がステージ2上の短冊体1
の表面(上面)に加えられることになる。なお、前記ダ
イヤモンドカッタの刃の形状は、特に限定されないが、
先端は円錐であるが、先端部分は3面となる円錐3面の
形状となっている。
て、前記フレーム10の先端(左端)が下降すると、ダ
イヤモンドカッタ17の先端(下端)が短冊体1に接触
する。前記ダイヤモンドカッタ17の先端には、ダイヤ
モンドの刃が取り付けられていて、加わる荷重によっ
て、短冊体1の表面には傷が入れられる。すなわち、ダ
イヤモンドカッタ17の先端が短冊体1の表面に接触し
た後、フレーム10がさらに下降すると、前記下降分だ
け前記カッタ荷重用バネ27が撓み、カッタ荷重用バネ
27の復元力に相当する荷重がステージ2上の短冊体1
の表面(上面)に加えられることになる。なお、前記ダ
イヤモンドカッタの刃の形状は、特に限定されないが、
先端は円錐であるが、先端部分は3面となる円錐3面の
形状となっている。
【0035】このような第1実施例のダイヤモンド・ポ
イントスクライブ装置においては、図3に示すようなフ
レーム3のテープ4に短冊体1を並べて張り付けた後、
フレーム3をステージ2に真空吸着によって固定する。
その後、図示しない顕微鏡によって単一の短冊体1の端
縁を認識し位置決めした後、自動的にピッチ送りしなが
ら、図1および図6に示すように、短冊体1の上面に所
定長さの傷21を順次入れる。
イントスクライブ装置においては、図3に示すようなフ
レーム3のテープ4に短冊体1を並べて張り付けた後、
フレーム3をステージ2に真空吸着によって固定する。
その後、図示しない顕微鏡によって単一の短冊体1の端
縁を認識し位置決めした後、自動的にピッチ送りしなが
ら、図1および図6に示すように、短冊体1の上面に所
定長さの傷21を順次入れる。
【0036】前記傷21は、図6に示されるように、隣
接する半導体レーザチップ領域の境界40に沿うよう
に、かつ中央部分に入れられる。この傷21の長さは、
たとえば0.1mm程度となる。また、短冊体1のダイ
ヤモンド・ポイントスクライブにおいては、短冊体1の
両側面はレーザ光発光に際して重要な面(出射面)とな
ることから、ダイヤモンド・ポイントスクライブによる
傷21は、短冊体1の中央に部分的に設けられる。
接する半導体レーザチップ領域の境界40に沿うよう
に、かつ中央部分に入れられる。この傷21の長さは、
たとえば0.1mm程度となる。また、短冊体1のダイ
ヤモンド・ポイントスクライブにおいては、短冊体1の
両側面はレーザ光発光に際して重要な面(出射面)とな
ることから、ダイヤモンド・ポイントスクライブによる
傷21は、短冊体1の中央に部分的に設けられる。
【0037】前記傷入れの際、前記真空吸引排気機構が
動作される。したがって、傷入れ(傷付け)時発生する
引掻屑(異物)22は、発生と同時にカッタガイド18
内を通って外部に真空吸引排気されるため、短冊体1の
表面、すなわち、上面およびレーザ光の出射面となる側
面には異物22が付着しなくなる。
動作される。したがって、傷入れ(傷付け)時発生する
引掻屑(異物)22は、発生と同時にカッタガイド18
内を通って外部に真空吸引排気されるため、短冊体1の
表面、すなわち、上面およびレーザ光の出射面となる側
面には異物22が付着しなくなる。
【0038】傷入れが終了した短冊体1は、常用のブレ
イキングによって分断され、図7に示されるような半導
体レーザチップ42が製造される。図7は、半導体レー
ザチップ12の模式図であるが、図示しない上下の電極
に所定の電圧が印加されると、導波路43の両端、すな
わち、出射面44からレーザ光45を出射する。前記出
射面44は、結晶の劈開によって得られる劈開面であ
る。前記導波路43は半導体のpn接合部分によって形
成されていることから、導波路43の端となる出射面4
4に導電性の異物22が付着することは、電気的短絡を
生じさせることになる。したがって、ダイヤモンド・ポ
イントスクライブにおいて発生する異物22の出射面4
4への付着は特に避けなければならない。
イキングによって分断され、図7に示されるような半導
体レーザチップ42が製造される。図7は、半導体レー
ザチップ12の模式図であるが、図示しない上下の電極
に所定の電圧が印加されると、導波路43の両端、すな
わち、出射面44からレーザ光45を出射する。前記出
射面44は、結晶の劈開によって得られる劈開面であ
る。前記導波路43は半導体のpn接合部分によって形
成されていることから、導波路43の端となる出射面4
4に導電性の異物22が付着することは、電気的短絡を
生じさせることになる。したがって、ダイヤモンド・ポ
イントスクライブにおいて発生する異物22の出射面4
4への付着は特に避けなければならない。
【0039】第1実施例のダイヤモンド・ポイントスク
ライブ装置によれば、ダイヤモンド・ポイントスクライ
ブ時に発生する異物22は発生と同時に短冊体1の表面
に付着する前に真空吸引排気機構によって排気されるの
で、出射面44への異物22の付着は防止できることに
なる。
ライブ装置によれば、ダイヤモンド・ポイントスクライ
ブ時に発生する異物22は発生と同時に短冊体1の表面
に付着する前に真空吸引排気機構によって排気されるの
で、出射面44への異物22の付着は防止できることに
なる。
【0040】ここで、半導体レーザチップ42の寸法の
一例について説明すると、導波路43に沿う長さが0.
25〜0.4mm、幅が0.3mm、高さが0.1mm
となる。したがって、このような半導体レーザチップ4
2を形成するための短冊体1は、微小であることと、短
冊体1がテープ4にテープ4が有する接着力によって接
着されていることからも、ダイヤモンドブレードによる
切断は無理となり、このようなダイヤモンド・ポイント
・スクライブとブレイキングによって半導体レーザチッ
プ化が図られる。
一例について説明すると、導波路43に沿う長さが0.
25〜0.4mm、幅が0.3mm、高さが0.1mm
となる。したがって、このような半導体レーザチップ4
2を形成するための短冊体1は、微小であることと、短
冊体1がテープ4にテープ4が有する接着力によって接
着されていることからも、ダイヤモンドブレードによる
切断は無理となり、このようなダイヤモンド・ポイント
・スクライブとブレイキングによって半導体レーザチッ
プ化が図られる。
【0041】図8は、GaAs系やInP系の板状物か
らなる化合物半導体基板(ウエハ50)の一縁に、劈開
用の傷21を入れる状態を示すものである。この例で
も、ダイヤモンド・ポイントスクライブ時に発生した図
示しない異物22は、真空吸引排気機構によって、ウエ
ハ50の表面に付着する以前に真空吸引排気される。前
記ウエハ50は、傷21がウエハ50の一縁に入れられ
た後は、下方から突出するダイヤモンドカッタによって
分断され、図6に示されるような短冊体1にされる。
らなる化合物半導体基板(ウエハ50)の一縁に、劈開
用の傷21を入れる状態を示すものである。この例で
も、ダイヤモンド・ポイントスクライブ時に発生した図
示しない異物22は、真空吸引排気機構によって、ウエ
ハ50の表面に付着する以前に真空吸引排気される。前
記ウエハ50は、傷21がウエハ50の一縁に入れられ
た後は、下方から突出するダイヤモンドカッタによって
分断され、図6に示されるような短冊体1にされる。
【0042】第1実施例のダイヤモンド・ポイントスク
ライブ装置によれば、ダイヤモンド・ポイントスクライ
ブ時に発生する異物は、発生と同時に真空吸引排気機構
によって外部に除去されるので、ウエハや短冊体等の板
状物の表面に異物が付着することがない。
ライブ装置によれば、ダイヤモンド・ポイントスクライ
ブ時に発生する異物は、発生と同時に真空吸引排気機構
によって外部に除去されるので、ウエハや短冊体等の板
状物の表面に異物が付着することがない。
【0043】また、第1実施例のダイヤモンド・ポイン
トスクライブ装置においては、ダイヤモンドカッタ17
はカッタガイド18と一体構造となっている。したがっ
て、ダイヤモンドカッタ17に対するカッタガイド18
の位置関係を調整する等の作業がなくなり便利である。
また、ダイヤモンドカッタ17が使用できなくなった場
合、カッタガイド18ごとに交換すれば良く、交換作業
も容易である。
トスクライブ装置においては、ダイヤモンドカッタ17
はカッタガイド18と一体構造となっている。したがっ
て、ダイヤモンドカッタ17に対するカッタガイド18
の位置関係を調整する等の作業がなくなり便利である。
また、ダイヤモンドカッタ17が使用できなくなった場
合、カッタガイド18ごとに交換すれば良く、交換作業
も容易である。
【0044】図9は本発明の第1実施例の変形例であ
る。この構造では、カッタガイド18はダイヤモンドカ
ッタ17の全周(全部)を取り囲む構造となっている
が、ダイヤモンドカッタ17と一体型ではなく独立して
設けられている。このため、ダイヤモンドカッタ17
は、前記カッタガイド18の天井部分の穴51によって
限度はあるが、その位置を移動調整することができる。
る。この構造では、カッタガイド18はダイヤモンドカ
ッタ17の全周(全部)を取り囲む構造となっている
が、ダイヤモンドカッタ17と一体型ではなく独立して
設けられている。このため、ダイヤモンドカッタ17
は、前記カッタガイド18の天井部分の穴51によって
限度はあるが、その位置を移動調整することができる。
【0045】図10は本発明の第1実施例の他の変形例
である。この構造では、カッタガイド18はダイヤモン
ドカッタ17の周囲の一部の領域から空気を取込み、ダ
イヤモンドカッタ17による傷入れ時に発生する異物2
2を真空吸引排気する構造となっている。この構造で
は、カッタガイド18が一部分にしか設けられていない
ことから、ダイヤモンドカッタ17の前後左右の調整が
自由自在となる。
である。この構造では、カッタガイド18はダイヤモン
ドカッタ17の周囲の一部の領域から空気を取込み、ダ
イヤモンドカッタ17による傷入れ時に発生する異物2
2を真空吸引排気する構造となっている。この構造で
は、カッタガイド18が一部分にしか設けられていない
ことから、ダイヤモンドカッタ17の前後左右の調整が
自由自在となる。
【0046】図11は本発明の第2実施例の要部を示す
断面図である。この実施例では、前記第1実施例のカッ
タガイド18に円形板55を設け、この円形板55の下
面にドーナツ状に柔らかい可撓性の刷毛(ブラシ)56
を設けた構造となっている。この刷毛56の先端は、傷
入れ時短冊体1の表面に弾力的に曲がりながら接触す
る。
断面図である。この実施例では、前記第1実施例のカッ
タガイド18に円形板55を設け、この円形板55の下
面にドーナツ状に柔らかい可撓性の刷毛(ブラシ)56
を設けた構造となっている。この刷毛56の先端は、傷
入れ時短冊体1の表面に弾力的に曲がりながら接触す
る。
【0047】この第2実施例によれば、ダイヤモンドカ
ッタ17の周囲は前記刷毛56によって囲まれているこ
とから、傷入れ時に発生した異物22が刷毛56の外に
出なくなる。また、短冊体1の表面に仮に付着した異物
22も、前記刷毛56によって擦られることもあり、擦
り取られかつ真空吸引排気される。
ッタ17の周囲は前記刷毛56によって囲まれているこ
とから、傷入れ時に発生した異物22が刷毛56の外に
出なくなる。また、短冊体1の表面に仮に付着した異物
22も、前記刷毛56によって擦られることもあり、擦
り取られかつ真空吸引排気される。
【0048】なお、第2実施例では、カッタガイド18
の下部分に円形板55を取り付けて刷毛56を取り付け
た構造となっているが、ダイヤモンドカッタ17の全周
を囲むカッタガイド18の下端面全周に刷毛56を設け
る構造でも前記第2実施例と同様に異物22を刷毛56
によって逃すことなく真空吸引排気できることになり、
確実な異物除去が可能となる。
の下部分に円形板55を取り付けて刷毛56を取り付け
た構造となっているが、ダイヤモンドカッタ17の全周
を囲むカッタガイド18の下端面全周に刷毛56を設け
る構造でも前記第2実施例と同様に異物22を刷毛56
によって逃すことなく真空吸引排気できることになり、
確実な異物除去が可能となる。
【0049】図12は本発明の第3実施例の要部を示す
断面図である。前記第1・第2実施例の異物除去機構
は、ダイヤモンドカッタ17によって短冊体1に傷入れ
を行った時に発生する異物22を、真空によって異物を
吸引排気除去する真空吸引排気機構となっているが、第
3実施例の異物除去機構は、静電気による異物の吸着に
よって除去する静電気吸引除去機構となっている。
断面図である。前記第1・第2実施例の異物除去機構
は、ダイヤモンドカッタ17によって短冊体1に傷入れ
を行った時に発生する異物22を、真空によって異物を
吸引排気除去する真空吸引排気機構となっているが、第
3実施例の異物除去機構は、静電気による異物の吸着に
よって除去する静電気吸引除去機構となっている。
【0050】すなわち、第3実施例では、前記ダイヤモ
ンドカッタ17を取り囲むカッタガイド18を、絶縁性
のもので形成するとともに肉厚の構造とする。そして、
前記カッタガイド18の下面に複数の円錐窪み60を設
け、この円錐窪み60底に先端が突出する電極棒61が
貫通配設されている。前記電極棒61は、一方が陽極電
極61aであり、他方が陰極電極61bである。前記陽
極電極61aおよび陰極電極61bの上端には、図示し
ない制御部から延在する配線62が接続されている。陰
陽一対の陰極電極61bは複数対配置してもよい。な
お、前記カッタガイド18は、支持アーム63を介して
前記ホルダ12に固定されている。
ンドカッタ17を取り囲むカッタガイド18を、絶縁性
のもので形成するとともに肉厚の構造とする。そして、
前記カッタガイド18の下面に複数の円錐窪み60を設
け、この円錐窪み60底に先端が突出する電極棒61が
貫通配設されている。前記電極棒61は、一方が陽極電
極61aであり、他方が陰極電極61bである。前記陽
極電極61aおよび陰極電極61bの上端には、図示し
ない制御部から延在する配線62が接続されている。陰
陽一対の陰極電極61bは複数対配置してもよい。な
お、前記カッタガイド18は、支持アーム63を介して
前記ホルダ12に固定されている。
【0051】この第3実施例のダイヤモンド・ポイント
スクライブ装置では、傷入れ時前記電極棒61を陽極電
極61aまたは陰極電極61bとしておく。半導体は、
ダイヤモンド・ポイントスクライブ時、帯電するため、
陽極電極61aか陰極電極61bに引き付けられて吸引
される。この結果、全周短冊体1の表面に異物22が付
着しなくなる。
スクライブ装置では、傷入れ時前記電極棒61を陽極電
極61aまたは陰極電極61bとしておく。半導体は、
ダイヤモンド・ポイントスクライブ時、帯電するため、
陽極電極61aか陰極電極61bに引き付けられて吸引
される。この結果、全周短冊体1の表面に異物22が付
着しなくなる。
【0052】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前期実施例に
限定される物ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能である事はいうまでもない。たとえば、異物
除去機構としては、前記静電気吸引除去機構と真空吸引
排気機構を合わせ持つ構造としても前記実施例同様な効
果が得られる。
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前期実施例に
限定される物ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能である事はいうまでもない。たとえば、異物
除去機構としては、前記静電気吸引除去機構と真空吸引
排気機構を合わせ持つ構造としても前記実施例同様な効
果が得られる。
【0053】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である半導体
レーザチップの製造におけるダイヤモンド・ポイントス
クライブ技術について説明したが、半導体集積回路装置
等半導体装置の製造におけるダイヤモンド・ポイントス
クライブ技術に適用できる。すなわち、一般のシリコン
基板による集積回路用等半導体チップ製造の場合は、ウ
エハの端から端までスクライブライン(傷)が入れられ
るとともに、前記スクライブラインはウエハの主面に格
子状に入れられる。この場合も、傷入れ時に発生した異
物は、真空吸引排気機構や陽極電極および陰極電極で構
成される異物除去機構によって発生と同時に除去され、
シリコンウエハの表面に付着しなくなる。
なされた発明をその背景となった利用分野である半導体
レーザチップの製造におけるダイヤモンド・ポイントス
クライブ技術について説明したが、半導体集積回路装置
等半導体装置の製造におけるダイヤモンド・ポイントス
クライブ技術に適用できる。すなわち、一般のシリコン
基板による集積回路用等半導体チップ製造の場合は、ウ
エハの端から端までスクライブライン(傷)が入れられ
るとともに、前記スクライブラインはウエハの主面に格
子状に入れられる。この場合も、傷入れ時に発生した異
物は、真空吸引排気機構や陽極電極および陰極電極で構
成される異物除去機構によって発生と同時に除去され、
シリコンウエハの表面に付着しなくなる。
【0054】本発明は少なくとも板状物のブレイキング
に先立つダイヤモンド・ポイントスクライブ技術には適
用できる。
に先立つダイヤモンド・ポイントスクライブ技術には適
用できる。
【0055】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。本発明のダイヤモンド・ポイントス
クライブ装置は、真空吸引排気機構を有していることか
ら、ダイヤモンドカッタによって傷入れを行った際、傷
入れと同時に発生する異物が半導体レーザチップを形成
するための短冊体の表面や側面の出射面となる部分に付
着する前に外部に排気されることから、短冊体への異物
付着が防止できる。これにより、半導体レーザ製品の歩
留り向上や製品の信頼性の向上が達成できる。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。本発明のダイヤモンド・ポイントス
クライブ装置は、真空吸引排気機構を有していることか
ら、ダイヤモンドカッタによって傷入れを行った際、傷
入れと同時に発生する異物が半導体レーザチップを形成
するための短冊体の表面や側面の出射面となる部分に付
着する前に外部に排気されることから、短冊体への異物
付着が防止できる。これにより、半導体レーザ製品の歩
留り向上や製品の信頼性の向上が達成できる。
【図1】本発明の第1実施例によるダイヤモンド・ポイ
ントスクライブ装置の要部を示す斜視図である。
ントスクライブ装置の要部を示す斜視図である。
【図2】第1実施例によるダイヤモンド・ポイントスク
ライブ装置の要部を示す模式的正面図である。
ライブ装置の要部を示す模式的正面図である。
【図3】第1実施例における短冊体の張り付け状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】第1実施例のダイヤモンドカッタによる傷入れ
状態を示す模式的断面図である。
状態を示す模式的断面図である。
【図5】第1実施例のダイヤモンドカッタによる傷入れ
状態を示す模式的な一部拡大断面図である。
状態を示す模式的な一部拡大断面図である。
【図6】第1実施例のダイヤモンド・ポイントスクライ
ブ装置によって傷を入れられた短冊体を示す斜視図であ
る。
ブ装置によって傷を入れられた短冊体を示す斜視図であ
る。
【図7】第1実施例のダイヤモンド・ポイントスクライ
ブ装置による傷入れと、その後のブレイキングによって
形成された半導体レーザチップを示す模式的斜視図であ
る。
ブ装置による傷入れと、その後のブレイキングによって
形成された半導体レーザチップを示す模式的斜視図であ
る。
【図8】第1実施例のダイヤモンドカッタによってウエ
ハの周縁部分にスクライブによって傷を付ける状態を示
すダイヤモンド・ポイントスクライブ装置の要部を示す
模式的斜視図である。
ハの周縁部分にスクライブによって傷を付ける状態を示
すダイヤモンド・ポイントスクライブ装置の要部を示す
模式的斜視図である。
【図9】本発明の第1実施例の変形例によるダイヤモン
ド・ポイントスクライブ装置の要部を示す断面図であ
る。
ド・ポイントスクライブ装置の要部を示す断面図であ
る。
【図10】本発明の第1実施例の他の変形例によるダイ
ヤモンド・ポイントスクライブ装置の要部を示す断面図
である。
ヤモンド・ポイントスクライブ装置の要部を示す断面図
である。
【図11】本発明のスクライブ装置の第2実施例による
ダイヤモンド・ポイントスクライブ装置の要部を示す断
面図である。
ダイヤモンド・ポイントスクライブ装置の要部を示す断
面図である。
【図12】本発明のスクライブ装置の第3実施例による
ダイヤモンド・ポイントスクライブ装置の要部を示す断
面図である。
ダイヤモンド・ポイントスクライブ装置の要部を示す断
面図である。
1…短冊体、2…ステージ、3…フレーム、4…テー
プ、10…フレーム、11…支持板、12…ホルダ、1
3…支軸、14…アーム、15…カッタヘッド、16…
調整軸、17…ダイヤモンドカッタ、18…カッタガイ
ド、19…支持片、20…パイプ、21…傷、22…異
物、25…支台、26…受部、27…カッタ荷重用バ
ネ、28…バネ収容部、29…荷重調整ネジ、35…機
台、36…支持ピン、37…モータ、38…回転軸、3
9…カム、40…境界、42…半導体レーザチップ、4
3…導波路、44…出射面、45…レーザ光、50…ウ
エハ、51…穴、55…円形板、56…刷毛、60…円
錐窪み、61…電極棒、61a…陽極電極、61b…陰
極電極、62…配線、63…支持アーム。
プ、10…フレーム、11…支持板、12…ホルダ、1
3…支軸、14…アーム、15…カッタヘッド、16…
調整軸、17…ダイヤモンドカッタ、18…カッタガイ
ド、19…支持片、20…パイプ、21…傷、22…異
物、25…支台、26…受部、27…カッタ荷重用バ
ネ、28…バネ収容部、29…荷重調整ネジ、35…機
台、36…支持ピン、37…モータ、38…回転軸、3
9…カム、40…境界、42…半導体レーザチップ、4
3…導波路、44…出射面、45…レーザ光、50…ウ
エハ、51…穴、55…円形板、56…刷毛、60…円
錐窪み、61…電極棒、61a…陽極電極、61b…陰
極電極、62…配線、63…支持アーム。
Claims (5)
- 【請求項1】 板状物の主面の少なくとも一部にダイヤ
モンドカッタによって傷を付けるダイヤモンド・ポイン
トスクライブ装置であって、前記ダイヤモンドカッタの
傷付けによって発生した異物を除去する異物除去機構を
有することを特徴とするダイヤモンド・ポイントスクラ
イブ装置。 - 【請求項2】 前記請求項1記載のダイヤモンド・ポイ
ントスクライブ装置であって、前記ダイヤモンドカッタ
の傷付けによって発生した異物を真空吸引して排気する
真空吸引排気機構を有することを特徴とするダイヤモン
ド・ポイントスクライブ装置。 - 【請求項3】 前記請求項2記載のダイヤモンド・ポイ
ントスクライブ装置であって、前記真空吸引排気機構は
前記ダイヤモンドカッタの少なくとも先端の周囲の一部
または全部を取り囲む管体と、前記管体内を真空排気化
する排気機構とによって構成されていることを特徴とす
るダイヤモンド・ポイントスクライブ装置。 - 【請求項4】 前記請求項2記載のダイヤモンド・ポイ
ントスクライブ装置であって、前記板状物に対面する管
体の下面側には、全周ダイヤモンドカッタの全周を囲む
ような可撓性の刷毛が設けられていることを特徴とする
ダイヤモンド・ポイントスクライブ装置。 - 【請求項5】 板状物の主面の少なくとも一部にダイヤ
モンドカッタによって傷を付けるダイヤモンド・ポイン
トスクライブ装置であって、前記異物除去機構は前記ダ
イヤモンドカッタの周囲に配設された前記異物を電気的
に吸引する陽極電極および陰極電極で構成されているこ
とを特徴とするダイヤモンド・ポイントスクライブ装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19507794A JPH0857846A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | ダイヤモンド・ポイントスクライブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19507794A JPH0857846A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | ダイヤモンド・ポイントスクライブ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0857846A true JPH0857846A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16335173
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19507794A Pending JPH0857846A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | ダイヤモンド・ポイントスクライブ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0857846A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004009311A1 (ja) * | 2002-07-18 | 2004-01-29 | Mitsuboshi Diamond Industrial Co., Ltd. | 脆性材料のスクライブ方法及びスクライブヘッド並びにこのスクライブヘッドを備えたスクライブ装置 |
| JP2010245255A (ja) * | 2009-04-06 | 2010-10-28 | Shiraitekku:Kk | 太陽電池パネルの製膜スクライブ装置 |
| JP2017059585A (ja) * | 2015-09-14 | 2017-03-23 | 株式会社ディスコ | 分割方法 |
| KR20180109056A (ko) * | 2015-09-29 | 2018-10-05 | 미쓰보시 다이야몬도 고교 가부시키가이샤 | 취성 재료 기판의 스크라이브 방법 및 스크라이브 헤드 유닛 |
| CN113877891A (zh) * | 2020-07-01 | 2022-01-04 | 帆宣系统科技股份有限公司 | 沾黏吸附式异物去除装置 |
-
1994
- 1994-08-19 JP JP19507794A patent/JPH0857846A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
| WO2004009311A1 (ja) * | 2002-07-18 | 2004-01-29 | Mitsuboshi Diamond Industrial Co., Ltd. | 脆性材料のスクライブ方法及びスクライブヘッド並びにこのスクライブヘッドを備えたスクライブ装置 |
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| KR20180109056A (ko) * | 2015-09-29 | 2018-10-05 | 미쓰보시 다이야몬도 고교 가부시키가이샤 | 취성 재료 기판의 스크라이브 방법 및 스크라이브 헤드 유닛 |
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