JPH085805B2 - C型肝炎ウイルスに対する高度免疫グロブリン含有物およびその製法 - Google Patents

C型肝炎ウイルスに対する高度免疫グロブリン含有物およびその製法

Info

Publication number
JPH085805B2
JPH085805B2 JP3056670A JP5667091A JPH085805B2 JP H085805 B2 JPH085805 B2 JP H085805B2 JP 3056670 A JP3056670 A JP 3056670A JP 5667091 A JP5667091 A JP 5667091A JP H085805 B2 JPH085805 B2 JP H085805B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasma
virus
antigen
hepatitis
hcv
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3056670A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0578257A (ja
Inventor
ローレンス・エム・カミンズ
デイビッド・エイ・ピーターソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Abbott Laboratories
Original Assignee
Abbott Laboratories
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Abbott Laboratories filed Critical Abbott Laboratories
Publication of JPH0578257A publication Critical patent/JPH0578257A/ja
Publication of JPH085805B2 publication Critical patent/JPH085805B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00—Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K39/395—Antibodies; Immunoglobulins; Immune serum, e.g. antilymphocytic serum
    • A61K39/39533—Antibodies; Immunoglobulins; Immune serum, e.g. antilymphocytic serum against materials from animals
    • A61K39/39566—Antibodies; Immunoglobulins; Immune serum, e.g. antilymphocytic serum against materials from animals against immunoglobulins, e.g. anti-idiotypic antibodies
    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C07—ORGANIC CHEMISTRY
    • C07K—PEPTIDES
    • C07K16/00—Immunoglobulins [IG], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/08—Immunoglobulins [IG], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from viruses
    • C07K16/10—RNA viruses
    • C07K16/116—Togaviridae (F); Matonaviridae (F); Flaviviridae (F)
    • C07K16/118—Hepatitis C virus; GB virus C [GBV-C]
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00—Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K39/12—Viral antigens
    • A61K39/29—Hepatitis virus
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0012—Galenical forms characterised by the site of application
    • A61K9/0019—Injectable compositions; Intramuscular, intravenous, arterial, subcutaneous administration; Compositions to be administered through the skin in an invasive manner
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12—Antivirals
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Virology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にC型肝炎ウイルス
(以下、「HCV」ともいう)C100−3抗原に対する高
度免疫グロブリン含有物に関する。さらに詳しくは、H
CVに対する予防薬として有効な充分強力なHCV C
100−3抗原に対する抗体力価を有する高度免疫グロ
ブリン、および該高度免疫グロブリンの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】いわゆ
る非A非B型肝炎(NANBH)因子は、米国で報告され
る輸血後肝炎の症例の約90%を占めている[ホリンガ
ー(F.B.Hollinger)ら、ローズ(N.R.Rose)ら編、マニュ
アル・オブ・クリニカル・イミューノロジー(Mannual o
f ClinicalImmunology)、アメリカン・ソサイエティ・
フォア・マイクロバイオロジー(American Society for
Microbiology)、ワシントンDC(1986)、558〜
572]。これら症例の約50%で慢性感染および肝炎
が生じ、約20%は肝硬変に進展する[ディエンスター
ク(J.L.Dienstag)ら、Sem.Liv.Disease6:67〜81
(1986)]。また、開発国で発症が報告されている散
発性肝炎の症例の約15〜30%がNANBH因子によ
って起こる[同書]。NANBHの慢性化が、NANBH
キャリヤー人口の増大の原因となっている。
【0003】輸血後肝炎の予防は、慢性肝炎患者数を減
少させるためのみならず、キャリヤー数の増大因子を減
少させるためにも重要である。理論的にはNANBHの
予防は、病因の存在を検出する有効なスクリーニング
法、安全で有効な抗原刺激による病原感受性個体の能動
免疫、全血清かまたは主として免疫グロブリン(Ig)G
からなる断片化した濃縮免疫(ガンマ)グロブリンの形態
の抗体による暴露された個体またはその危険のある個体
の受動免疫、またはこれら方法および可能な他の方法の
組合せにより、供給血液から病因を取り除くことにより
達成することができる。
【0004】輸血後の肝親和性感染の病因の幾つか、た
とえばB型肝炎ウイルス(HBV)、サイトメガロウイル
ス(CMV)、A型肝炎ウイルス(HAV)およびエプスタ
インバーウイルス(EBV)などを検出するイムノアッセ
イを利用してこれら病原について可能な輸血をスクリー
ニングすることができるが、米国政府により認可され市
販されているイムノアッセイにはNANBHの臨床検出
に用いることができるものはない。NANBHを検出す
ることの困難さは、その一部は、NANBH関連抗原を
正確に同定しようとする場合に直面する特殊な問題によ
っている[たとえば、ウォンズ(J.Wands)ら、米国特許第
4,870,076号明細書;ウォンズら、Proc.Nat'l.A
cad.Sci.USA83:6608〜6612(1986);オーホ
リ(Ohori)ら、J.Med.Virol.12:161〜176(19
83);ブラッドリー(Bradley)ら、Proc.Nat'l.Acad.Sc
i.USA84:6277〜6287(1987);アカツカ
(T.Akatsuka)ら、J.Med.Virol.20:43〜56(19
86);セト(B.Seto)ら、米国特許出願第07/234,
641号明細書(米国商務省国家技術情報局、スプリン
グフィールド、バージニア、No.89138168よ
り入手可);およびシーリッグ(R.Seelig)ら、PCT国
際出願第PCT/EP88/00123号明細書参
照]。
【0005】最近、慢性肝疾患のチンパンジーの血漿か
ら得られたcDNAライブラリーからRNA分子のcD
NA配列が単離された。これら組換え配列を用いて上記
病因を検出するイムノアッセイがヨーロッパ特許出願公
開第0318216号公報に記載されている。これらc
DNA配列は、NANBHの感染患者に存在する抗体と
免疫学的に反応する抗原をコードしている。このように
して、現在はC型肝炎ウイルス(HCV)と呼ばれている
上記病因がNANBHの病因として確立されるにいたっ
た[チュー(Choo)ら、Science244:359〜362
(1989)]。
【0006】生きたまたは弱毒化した感染因子による感
受性個体の免疫は、HBVを含む種々の感染因子に対す
る予防手段として利用することができるが、HCVに対
しては利用できるワクチンは現在のところ存在しない。
HCVのイムノアッセイの開発を妨げている諸々の問題
もまた、HCVワクチンの製造の成功に対して悪影響を
与えている。
【0007】感染の危険があるかまたは感染因子に暴露
されていて抗体を産生することのできない個体への特定
の高力価のガンマグロブリンの投与により、感染因子に
暴露する前または暴露後まもなくしてから該ガンマグロ
ブリンを投与したときに該個体を直ちに保護することが
できる。それゆえ受動免疫は、擬免疫(immunocompromis
ed)個体および正常人の両方に有用である[コーエン(S.
N.Cohen)、スタイツ(D.P.Stites)ら、ベーシック・アン
ド・クリニカル・イムノロジー(Basic&Clinical Immun
ology)、第6版、アップルトンアンドラング(Appleton
&Lange)、ノーウォーク、コネチカット(1987)66
9〜689]。
【0008】免疫グロブリン(IG)療法は、HCV輸血
後感染の予防手段として評価されてきた。サンチェス−
キハーノ(Sanchez−Quijano)らは、輸血および心臓手術
を受けた患者に、輸血または手術前または輸血または手
術後1週間に免疫グロブリンを投与した場合にはその3
%しか輸血後肝炎を生じなかったことを報告している。
これとは対照的に、免疫グロブリンを投与せずに輸血を
受け心臓手術を行ったコントロール患者の11%におい
て輸血後肝炎が発症した。NANBHは、HAV、HB
V、CMV、EBVまたはヘルペスウイルス感染による
輸血後肝炎感染を排除した場合にのみ診断することがで
きた[サンチェス−キハーノら、Lanceti:1245〜
1249(1988)]。
【0009】HCVに対する有効で特異的な高力価免疫
グロブリン(高度免疫グロブリンと呼ばれる)の製造は、
HCVに対して有効な充分な効能を有し、かつヒト免疫
不全ウイルス(HIV)やHCVなどの感染因子を含有し
ない高度免疫グロブリン調製物を提供する必要があるた
め面倒である。それゆえ、高度免疫グロブリンの製造に
は感染因子の不活化が重要である。
【0010】主としてIgGを含有する血漿のガンマグ
ロブリン分画は、当業者に公知の方法により得ることが
できる。そのような方法としては、ポリエチレングリコ
ール分画法[ポルソン(Polson)およびルイス−ブラボー
(Ruiz−Bravo)、Vox Sang2:197〜118(197
2)]および冷アルコール分画法[コーン(E.J.Cohn)ら、
J.Am.Chem.Soc.68:459〜475(1946)および
オンクリー(J.L.Oncely)、J.Am.Chem.Soc.71:541
〜550(1949)](これら文献を参照のため本明細書
に引用する)などが挙げられる。冷アルコール法では、
感染因子を含有しない血漿のガンマグロブリン分画を得
るために、冷エタノールの存在下、6.8〜7.3の中性
pHで一連の分画工程を行う。ついで、分画した免疫グ
ロブリンは、所望なら低レベルのペプシンでさらにpH
4にて処理することができる[ライド(Reid)ら、Vox San
g55:75〜80(1988)]。
【0011】免疫グロブリンを製造するために現在用い
られている方法は、必ずしも感染因子の適切な不活化を
提供するものでない。たとえば、pH4/温和ペプシン
法に従って調製した免疫グロブリン療法を投与した患者
は、該療法の結果としてHCV肝炎を発症したことが報
告されている[ウイリアムズ(Williams)ら、Vox Sang5
7:15〜18(1989)]。
【0012】従って、HCVに対する予防薬として有効
なHCVに対する充分強力な抗HCV抗体力価を有し、
かつ公知の感染因子を実質的に含まない、HCVに対す
る改良された高度免疫グロブリンに対する必要性が存在
する。そのような高度免疫グロブリンの製造方法に対す
る必要性もまた存在する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、抗HCV C
100−3抗体の高度免疫グロブリン含有物を提供す
る。本発明はまた、HCV C100−3抗原に対する
抗体力価が1:2,000〜1:200,000の範囲に
あるHCV C100−3抗原に対する高度免疫グロブ
リン製剤をも提供する。本発明の高度免疫グロブリン製
剤は、静脈内注射または筋肉内注射のいずれかにより投
与することができる。
【0014】本発明はまた、上記高度免疫グロブリン含
有物および高度免疫グロブリン製剤の両方の製造方法を
も提供する。本発明の方法は、(a)血漿のHCV C1
00−3抗原に対する抗体力価が少なくとも1:500
であるヒトドナーから血漿を得、(b)かくして得られた
血漿をコンバインして血漿プールを得、ついで(c)該血
漿プールから本発明の含有物または製剤を調製する各工
程からなる。
【0015】上述したように、本発明は、抗HCV C
100−3抗体の高度免疫グロブリン含有物、並びに該
組成物に基づきHCV C100−3抗原に対する抗体
力価が好ましくは1:2,000〜1:200,000の
範囲にある高度免疫グロブリン製剤を提供する。上記製
剤中の抗HCV C100−3抗体力価の範囲は、1:
2,000〜1:100,000または1:2,000〜
1:50,000の範囲であってもよい。本発明のHC
Vに対する高度免疫グロブリン製剤は、その有効量をH
CVに暴露しているかまたはHCVに暴露する危険のあ
る個体に静脈内または筋肉内投与して、該個体の血清中
のHCVに対する抗体力価を増加させることができる。
【0016】本発明の方法の実施には幾つかの工程が含
まれる。まず、有望なドナー血漿をスクリーニングして
該血漿中の抗HCV抗体力価を決定する。HIVやHB
Vなどの他の感染因子が存在しているかどうかを検出す
るために血漿をさらにスクリーニングしてもよい。つぎ
に、かくして得られたドナー血漿(HCVに対する許容
し得る抗体力価を有する)をコンバインすることにより
血漿プールを調製する。ついで、この血漿を分画化し、
ガンマグロブリン分画からなる血漿分画を得る。ポリエ
チレングリコール分画法や冷アルコール分画法などの上
記種々の血漿分画法を用いることができる。これら工程
はまた、公知感染因子の大部分を実質的に不活化するの
にも有効である。静注用製剤を所望する場合は、その後
にイオン交換クロマトグラフィーを用いてガンマグロブ
リン分画をさらに精製することができる。上記各工程を
以下でさらに詳しく説明する。
【0017】本発明の実施に際して、HCV C100
−3抗原に対する許容し得る抗体力価を有するヒトドナ
ーの血漿からHCV C100−3抗原に対する高度免
疫グロブリンを調製することができる。ドナー血漿は、
少なくとも1:500のHCV C100−3抗原に対
する抗体力価を有するのが好ましい。一般に本発明に有
用なヒト血漿は、上記HCV C100−3抗原に対す
る許容し得る抗体力価を有する選択ドナーから血漿搬出
法により得ることもできるが、胎盤組織からの単離また
は全血提供者からの血漿を含む他の通常の方法を用いて
ドナー血漿を得ることもできる。本発明の目的に適した
ドナーは、たとえば、HCVに以前に暴露されるかまた
は不活化NANBH因子を含有する血漿タンパク質製剤
で以前に刺激した結果としてHCV C100−3抗原
に対する許容し得る力価を有するものであってよい。そ
のような刺激は、適当な有効量の接種物をドナーに注射
することにより達成することができる。接種物は、たと
えば、血液タンパク質分画、ウイルスまたは組換え抗原
もしくはその断片または合成HCVペプチドであってよ
い。
【0018】有望なヒトドナー血漿は公知方法によりH
CV C100−3抗原に対する抗体力価をスクリーニ
ングすることができ、それゆえ、そのようなスクリーニ
ングに用いる方法は本発明を実施するに当たって重要な
ことではない。たとえば、種々のイムノアッセイ法(抗
原−抗体複合体の生成および生成した複合体の検出が含
まれる)を用いてHCV C100−3抗原に対する抗体
力価を決定することができる。公知方法の例としては、
酵素結合抗体免疫吸着アッセイ(ELISA)法、または
抗体「サンドイッチ」アッセイ法(第二の抗体に結合させ
た酵素、放射性標識または他の検出可能な物質を利用)
を用いる他のアッセイ法が挙げられる。競合アッセイ法
もまた用いることができ、この方法では、HCV抗原へ
の結合に対して試料中の抗体が標識抗体と競合する。本
発明の高度免疫グロブリン含有物および製剤はHCV
C100−3抗原に対するものであり、該抗原は、クオ
(Kuo)らによってScience244;362〜364(19
89)に記載されている。該抗原を用いてドナーの抗H
CV C100−3抗体力価を決定することができる。
【0019】許容し得る力価の抗HCV血漿は、アラニ
ンアミノトランスフェラーゼ(ALT)レベルとは関係な
しに有望なドナーの血漿中の抗HCV抗体力価を測定す
ることによって得ることができるし、またALTレベル
の上昇した有望なドナーの血漿中の抗HCV抗体力価を
測定することにより許容し得るドナーを選択することも
できる。
【0020】上記のようにして同定した有望なドナー
は、HIV抗原または抗体およびHBV抗原などの他の
感染因子の存在または兆候についてスクリーニングする
ことができる。これら抗原または抗体の検出方法は当業
者にはよく知られている。上記抗原または抗体が検出さ
れたドナーの血漿は、本発明に使用するのに好ましくな
い。上記基準によって許容し得ると決定された有望なド
ナーから得られた血漿をコンバインして、本発明に使用
するための血漿プールを形成するのが好ましい。
【0021】他の汚染のおそれのあるウイルス、とりわ
け脂質でコーティングされたウイルスは、上記血漿プー
ルをジアルキルホスフェートまたはトリアルキルホスフ
ェートと接触させることにより血漿プール中で不活化す
ることができる。たとえば、好ましい不活化法として
は、米国特許第4,540,573号明細書(該文献を参
照のため本明細書中に引用する)に教示された方法に従
い、トリ(n−ブチル)ホスフェート(TNBP)およびポ
リオキシエチレンソルビタン(フィッシャー・サイエン
ティフィック(Fisher Scientific)、ピッツバーグ、P
Aからツイーン80TMの商品名で入手可能)などの非イ
オン性界面活性剤を使用することが含まれる。この方法
では、1%(wt/wt)TNBPおよび1%(wt/wt)ツイーン
80の溶液を血漿プールに加え、この血漿を30±2°
Cにて約4時間加熱する。
【0022】本発明の方法では、ついで血漿プールを分
画化し、主としてIgG分画を含有するガンマグロブリ
ン分画を得る。好ましい分画法は、上記で参照のため引
用し本明細書において修飾を加えたコーン−オンコリー
アルコール分画法である。この方法には一連の遠心分離
工程が含まれ、その際、アルコール濃度、pHおよび温
度を制御することにより血漿からガンマグロブリン分画
が抽出される。
【0023】血漿プールのpHはpH4の酢酸緩衝液
(4.0M酢酸、0.8M酢酸ナトリウム)を用いてpH
7.2に調節し、一方、血漿プールの温度は1〜5°C
に保持しておく。アルコール(95%エタノールと5%
メタノールの混合物)を血漿中での最終アルコール濃度
が8%となるように加え、一方、血漿の温度は−1.5
°C〜−3.0°Cにさらに低くする。分画沈澱(分画
I;主としてフィブリノーゲンからなる)が生じる。分
画I沈澱を遠心分離により除去し、ついで廃棄し、一
方、分画Iの上澄み液は保持してさらに分画化する。
【0024】上澄み混合物中での濃度が20%となるよ
うにアルコールを上記分画I上澄み液に加える。つい
で、上記pH4の酢酸緩衝液を加えて混合物のpHを
6.6〜6.9に調節し、一方、混合物の温度は−3°C
〜−5°Cに低くする。ついで、この混合物を少なくと
も3時間反応させると、この間に混合分画沈澱物(分画
IIおよび分画III)が生成する。この混合沈澱物(ガ
ンマグロブリンおよび他の血漿タンパク質を含有する)
を遠心分離により除去する。
【0025】上記混合分画IIおよび分画III沈澱物
を、沈澱物1kg当たり2.0Lの氷水(1.0±1.0°
C)中に再懸濁する。この混合物に酢酸ナトリウムを加
えて、沈澱物1kg当たり2.0Lの0.33M酢酸ナト
リウム溶液(1〜5°C)中にさらに溶解する。上記pH
4の酢酸緩衝液で混合物のpHを5.2±0.1に調節
し、沈澱物1kg当たり17.2Lの氷水を混合物に加
える。ついで、アルコールを混合物中での最終アルコー
ル濃度が17%となるように加える。ついで、混合物の
温度を−3.5°C〜−7.0°Cに低くする。分画II
I沈澱(同種凝集素、プラスミノーゲンおよびプロトロ
ンビンを含有する)を遠心分離によって除去し、ついで
廃棄する。ついで、分画IIIをデプスフィルター(dep
th filter)により濾過して清澄化する。
【0026】ついで、分画III濾液のpHを1M重炭
酸ナトリウム緩衝液を用いて6.8またはそれ以上に調
節する。ついで、最終アルコール濃度が25%となるよ
うにアルコールを加え、一方、濾液混合物の温度を−
4.5°C〜−7.5°Cに低くする。ついで、混合物の
温度を−5°C〜−10°Cの間に保持する。必要な
ら、1M重炭酸ナトリウム緩衝液を用いて濾液混合物の
pHを7.4±0.2に調節する。この混合物を最低6時
間反応させると、この間に分画II沈澱物(ガンマグロ
ブリンを含有する)が生成する。この分画II沈澱物を
遠心分離により除去する。
【0027】高度免疫グロブリン含有物は、上記TNB
P/ツイーン80分画法と冷アルコール分画法の両方を
用いて調製するのが好ましい。しかしながら、残留TN
BP/ツイーン80、および/または化学的不活化工程
の結果として生じる変性IgGが高度免疫グロブリン中
に存在するかもしれない。高度免疫グロブリンから変性
IgGおよび過剰の化学物質を除くため、下記に記載す
るようなイオン交換工程を行うのが好ましい。この最後
のイオン交換工程により、静脈内注射に最も適し、また
筋肉内注射にも適したHCVに対する非変性高度免疫グ
ロブリンが得られる。最終的な高度免疫グロブリン含有
物は実質的に純粋な単量体IgGである。すなわち、該
含有物は、電気泳動法およびHPLC法により少なくと
も約95%の単量体IgG、最も望ましくは100%の
単量体IgGを含有する。
【0028】アニオン交換体を用いたイオン交換クロマ
トグラフィーは、当業者に知られた方法により行う。幾
つかの因子がアニオン交換体用のゲルの選択に影響を及
ぼすが、そのようなものとしては、溶離緩衝液のpHお
よび緩衝液の塩濃度が挙げられる[たとえば、バウムス
ターク(J.S.Baumstark)ら、Arch.Biochem.Biophys.10
8:514〜522(1964);およびコンジー(R.M.C
ondie)ら、「プレパレーション・アンド・イントラビー
ナス・ユーズ・オブ・アンデターミンド・ヒューマンI
gG(Preparation and Intravenous Use of Undenature
d Human IgG)」、アービング(B.Alving)およびフィンレ
イソン(J.Finlayson)ら編、Immunoglobulins;Character
istics and Uses of Intravenous Preparations(米国政
府印刷局、ワシントンDC、1980)参照]。
【0029】上記分画II沈澱物(いわゆる分画IIペ
ースト)を、1.0±1.0°Cで撹拌しながら25容量
の非発熱性の水および氷中に再懸濁する。ついで、分画
IIペースト中に存在するタンパク質を濃縮し、ダイア
フィルトレーションにより緩衝液を交換する。緩衝液交
換の間に生成した肉眼で見えるタンパク質凝集物を遠心
分離により除去する。ついで、官能基としてジエチル
[2−ヒドロキシプロピル]アミノエチルを含有するイオ
ン交換カラム(QAE−セファデックスゲルとして知ら
れる、ファルマシア、ピスカタウエイ、ニュージャージ
ーから入手可能)、およびイミダゾール緩衝液(pH6.
6)を用いて単量体IgGを溶離する。QAEカラムか
ら集めた溶出液を隔離濾過により0.9%塩水と置換す
る。緩衝液交換および濃縮の後、溶液を遠心分離にかけ
て肉眼で見える凝集物を除く。
【0030】この高度免疫グロブリン含有物は、注射用
の等張塩化ナトリウム水溶液などの薬理学的に許容し得
る液体担体で約5%のタンパク質溶液に希釈し、高度免
疫グロブリン製剤とすることができる。薬理学的に許容
し得る保存剤もまた薬理学的に許容し得る量で高度免疫
グロブリン製剤に加えることができる。これら保存剤の
例としては、グリシン、マルトースおよびチメロサール
などが挙げられる。最後に、高度免疫グロブリン製剤を
濾過により滅菌する。場合により、高度免疫グロブリン
製剤を凍結乾燥することもできる。
【0031】かくして調製したHCV C100−3抗
原に対する高度免疫グロブリン製剤は、静脈内注射また
は筋肉内注射により有効量で投与することができる。免
疫グロブリンの静脈内注射による投与の結果、血中抗体
力価が一層迅速に増加することが知られている。製剤の
投与経路および有効量は、個体の体格、個体の身体条
件、個体感染の進行段階および個体の免疫段階を含む種
々の因子に依存する。製剤の有効量は、通常の実施者に
より決定することができる。
【0032】下記実施例は本発明の幾つかの好ましい態
様を示すものであるが、本発明はこれら実施例に限られ
るものではない。実施例1 抗HCV抗体の検出および定量: 有望なドナーのHCVに対する抗体力価を決定するた
め、酵素イムノアッセイ(EIA)を用いた。HCVの非
構造遺伝子によりコードされる組換え抗原でビーズをコ
ーティングした。抗原は、クオ(Kuo)らのScience24
4:362〜364(1989)に記載の方法に従い、3
63個のウイルスアミノ酸およびヒトスーパーオキシド
ジスムターゼの融合ポリペプチド(C100−3)とし
て発現させた。正常ヒト血漿中に希釈したドナー試料に
上記コーティングビーズを接触させ、ついで40±2°
Cで約1時間インキュベートして抗原−抗体複合体を生
成させた。複合体を生成しなかった物質を吸引除去し、
ビーズを希釈水で洗浄した。
【0033】ついで、ビーズを西洋ワサビペルオキシダ
ーゼ(HRPO)を結合させたヤギ抗ヒトIgGと接触さ
せ、ビーズおよび抗ヒトIgGを40±2°Cで30±
5分間インキュベートして複合体を生成させた。つい
で、ビーズを希釈水で洗浄した。過酸化水素を含有する
o−フェニレンジアミン(OPD)溶液をビーズに加え、
暗所で周囲温度にて約30分間インキュベートすること
により発色シグナルを生成させた。1N−H2SO4(1
ml)を加えて反応を停止させた。分光光度計で492
nmの吸光度を読み取った(A492)。生成した発色シグ
ナルの強度は、ドナー試料中に存在した抗HCV抗体の
量に正比例した。カットオフ値は、陽性コントロールの
平均吸光度値を0.25倍したものに陰性コントロール
の平均吸光度値を加えたものとして決定した。試料のA
492値がカットオフ値よりも大きいかまたは等しい場合
に、抗HCV抗体力価は最高の希釈であると決定した。
【0034】実施例2 アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)レベルの検
出および定量: ロブルーウスキー(F.Wroblewski)およびラデュー(J.S.L
aDue)のP.Soc.Exp.M.91:569〜71(1956)に
記載された方法に従い、有望なドナーのALTレベルを
試験した。有望なドナー試料を入手した委託研究所での
データでは、ALT活性の正常範囲は0〜75国際単位
(IU)/Lであった。正常範囲の上限の2倍を越える場
合にはALTレベルは上昇したものと評価した。
【0035】実施例3 ドナーの選択: 287人のドナーから血漿試料を得、ついで実施例1に
記載したEIA法により抗HCV(C100−3抗原に
対する)抗体力価をアッセイした。下記第1表は、これ
らドナーから得られた抗HCV抗体力価を実施例2の方
法により決定したALTレベルとの相関において示す。
第1表に示すように、正常ALTレベルの3人のドナー
が1:800またはそれ以上の抗HCV抗体力価を有
し、一方、上昇ALTレベルの16人のドナーが1:8
00またはそれ以上の抗HCV抗体力価を示した。
【0036】第1表 (有望なドナーの抗HCV抗体力価およびALTレベル)ALTレベル ドナー数(N)* 抗HCV抗体力価 (C100−3抗原に対する) 0** 0〜1:800 1:800〜1:1600 >1:1600 正常 117 95 19 3 0 上昇 170 77 77 10 6 (注)*:N=287; **:非希釈ドナー試料を試験したときに抗体が検出されなかった。
【0037】ドナーの抗HCV抗体産生刺激 抗HCV抗体血漿の別の適当な入手源は、抗HCV抗体
を産生するように刺激した健康なドナーである。現在の
ところHCVに対して利用できるワクチンはないので、
そのようなドナーにおいて抗HCV抗体産生を刺激する
ため、不活化HCVを含有する血液タンパク質断片を利
用することができる。そのような刺激に適した血液タン
パク質断片としては、血漿タンパク質断片、因子V、因
子VII、因子VIII、因子IXおよびフィブリノー
ゲンが挙げられる。これら断片の製造方法は当業者には
知られている。好ましい血液タンパク質は因子VIII
である。別法として、不活化したHCVのウイルス性ま
たは組換え抗原および合成HCVペプチドを刺激に用い
ることもできる。
【0038】実施例4 HCV C100−3抗原に対する高度免疫グロブリン
の予防効果: 上記のようにして調製した本発明のHCV C100−
3抗原に対する高度免疫グロブリン製剤は、以下のよう
にしてHCVに対する予防効果を試験することができ
る。なお、比較のため第二の製剤として、抗HCV抗体
について試験していない正常なドナー血漿から調製した
ものを「IVIG」とし、本発明の製剤は「HCIG」
と呼ぶことにする。HCIGおよびIVIGの抗HCV
C100−3抗体力価は、それぞれ1:5120およ
び1:160であった。HCV C100−3抗原に対
する抗体レベルの決定は、アボット・ラボラトリーズ
(アボットパーク、イリノイ州)から入手可能なアボッ
トマトリックスシステムを用いて行った。HCV RN
Aの検出は、複製連鎖反応(PCR)により行った。逆
転写酵素およびPCR工程には、HCVゲノムの高度に
保存された5'−プライム非コード領域に特異的なプラ
イマーを用いた。感染の組織構造上の証拠には、肝臓の
生検(ヘマトキシリンおよびエオシンで染色)を用い
た。
【0039】抗HCV抗体に対して血清学的に陰性の2
匹のチンパンジー(「チャンス」および「ウエイン」)
に、HCIG(チャンス)またはIVIG(ウエイン)
を810mg/kg体重にて静脈内注射した。免疫グロ
ブリン注射30分後に、上記2匹のチンパンジーに10
チンパンジー感染投与量(CID)/mlのハッチンソン
(Hutchinson)株(チンパンジー中で継代したもの(継代
3);この接種物の元のヒト入手源は、アルター(H.Alt
er)、国立衛生研究所(NIH)、ベセスダ、メリーラン
ドで利用できる;アルターら、Lancet ii:838〜8
41(1975))からなる接種物で攻撃した。第三の
チンパンジー(アレックス)には10CIDのHCVを
接種して未処置とし、陽性コントロールとした。図1〜
図3に示すように、IVIG処置したチンパンジー(ウ
エイン)では、HCVの急性感染による一連の兆候を示
した。すなわち、HCV暴露後1週間以内にアミノトラ
ンスフェラーゼ(ALT)が急激に上昇し、2週目には
肝臓における組織学的変化が検出されるとともにPCR
によってHCV RNAが検出されウイルスの複製が確
認された。一方、本発明の高度免疫グロブリン製剤であ
るHCIGで処置したチンパンジー(チャンス)は受動
免疫抗体により保護され、抗体レベルと感染の不在との
間に良好な相関が認められた。このチンパンジー(チャ
ンス)の場合、抗体が予防レベルから保護不能なレベル
に低下するまでは11週目においてHCV感染の兆候は
現れなかった。陽性コントロールとして採用した第三の
チンパンジー(アレックス)はウエインと同じパターン
を示した。すなわち、HCV暴露後3週以内に感染の兆
候を示した。
【0040】上記実験結果において、HCIG処置した
チャンスの場合、11週後に抗体が消失した後にHCV
感染の兆候が現れた。このことは、充分なレベルの抗体
が存在する限り、特定の抗HCV高度免疫グロブリンを
用いた受動免疫がHCV感染を防御することを示してい
る。IVIGには低レベルの抗HCV抗体が含まれてい
たにもかかわらず感染を防御することができなかったと
いう事実は、ドナーの選択基準が中和抗体を有する血漿
であるかどうかにあることを示している。
【0041】上記実施例で示した本発明の特定の態様の
他の変更ないし修飾は当業者には明らかであろう。従っ
て、本発明は添付の特許請求の範囲によってのみ限定さ
れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の高度免疫グロブリン製剤で処置した
チンパンジーにおける抗HCV C100−3抗体レベ
ルとALTレベルの相関並びにHCV感染のPCRおよ
び組織学的兆候を経時的に示すグラフ。
【図2】 正常ドナー血漿から調製した製剤で処置した
チンパンジーにおける抗HCV C100−3抗体レベ
ルとALTレベルの相関並びにHCV感染のPCRおよ
び組織学的兆候を経時的に示すグラフ。
【図3】 未処置の陽性コントロールであるチンパンジ
ーにおける抗HCVC100−3抗体レベルとALTレ
ベルの相関並びにHCV感染のPCRおよび組織学的兆
候を経時的に示すグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 国際公開89/01339(WO,A) The Lancet,June 4, 1988,pp.1245−1249

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C型肝炎ウイルスC100−3抗原に対
    する高度免疫グロブリン含有物の製造方法であって、 (a)C型肝炎ウイルスC100−3抗原に対する抗体力
    価が少なくとも1:500の血漿をドナーから得、 (b)該血漿をコンバインして血漿プールを得、ついで (c)該血漿プールからC型肝炎ウイルスC100−3抗
    原に対する高度免疫グロブリン含有物を調製する ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 C型肝炎ウイルスC100−3抗原に対
    する高度免疫グロブリン含有物の製造方法であって、 (a)C型肝炎ウイルスC100−3抗原に対する抗体力
    価が少なくとも1:500の血漿をドナーから得、 (b)該血漿をコンバインして血漿プールを得、ついで (c)(i)該血漿プールをウイルス不活化し、さらに (ii)該血漿プールを分画化する ことにより該血漿プールからC型肝炎ウイルスC100
    −3抗原に対する高度免疫グロブリン含有物を調製する ことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の方法で調製し
    た高度免疫グロブリン含有製剤。
  4. 【請求項4】 高度免疫グロブリン含有物が静注可能な
    ものである、請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 C型肝炎ウイルスC100−3抗原に対
    する抗体力価が1:2,000〜1:200,000の範
    囲である、C型肝炎ウイルスC100−3抗原に対する
    高度免疫グロブリン製剤の製造方法であって、 (a)C型肝炎ウイルスC100−3抗原に対する抗体力
    価が少なくとも1:500の血漿をドナーから得、 (b)該血漿をコンバインして血漿プールを得、ついで (c)(i)該血漿プールをウイルス不活化し、さらに (ii)該血漿プールを分画化する ことにより該血漿プールからC型肝炎ウイルスC100
    −3抗原に対する高度免疫グロブリン製剤を調製する ことを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 工程(c)において、分画化した血漿をイ
    オン交換クロマトグラフィーにより精製し、ついで製剤
    中の最終濃度が5%となるまで該精製分画を希釈する工
    程をさらに含む、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 精製血漿が静注可能なものである請求項
    5または6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 高度免疫グロブリンが少なくとも95%
    の単量体IgGからなる、抗C型肝炎ウイルスC100
    −3抗体の高度免疫グロブリン含有物。
  9. 【請求項9】 抗C型肝炎ウイルスC100−3抗体の
    高度免疫グロブリン含有物の水溶液からなるC型肝炎予
    防用高度免疫グロブリン製剤であって、C型肝炎ウイル
    スC100−3抗原に対する抗体力価が1:2,000
    〜1:200,000の範囲にある製剤。
  10. 【請求項10】 静注可能な請求項9に記載の製剤。
JP3056670A 1990-03-20 1991-03-20 C型肝炎ウイルスに対する高度免疫グロブリン含有物およびその製法 Expired - Lifetime JPH085805B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US49648990A 1990-03-20 1990-03-20
US496,489 1990-03-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0578257A JPH0578257A (ja) 1993-03-30
JPH085805B2 true JPH085805B2 (ja) 1996-01-24

Family

ID=23972871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3056670A Expired - Lifetime JPH085805B2 (ja) 1990-03-20 1991-03-20 C型肝炎ウイルスに対する高度免疫グロブリン含有物およびその製法

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0447984A1 (ja)
JP (1) JPH085805B2 (ja)
KR (1) KR910016347A (ja)
AU (1) AU640467B2 (ja)
CA (1) CA2038534A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT406019B (de) * 1995-05-08 2000-01-25 Immuno Ag Verfahren zur herstellung eines arzneimittels enthaltend ein oder mehrere plasmaderivate
ITPN960013A1 (it) * 1996-02-26 1997-08-26 Marcello Piazza Farmaco atto a proteggere l'individuo dal contagio di epatite virale, ecc.
US6747136B2 (en) 1996-04-19 2004-06-08 Karolinska Innovations Ab Human monoclonal antibodies specific for hepatitis C virus (HCV) E2 antigen
US6538114B1 (en) 1996-04-19 2003-03-25 Karolina Innovations Ab Human monoclonal antibodies specific for hepatitis C virus (HCV) E2 antigen
AT403477B (de) * 1996-04-30 1998-02-25 Immuno Ag Biologisches material frei von viralen und molekularen pathogenen und verfahren zur herstellung
CA2284619A1 (en) * 1997-03-25 1998-10-01 Kaneka Corporation Absorbent for eliminating hepatitis c virus, absorber, and absorption method
AT410218B (de) 1999-08-20 2003-03-25 Baxter Ag Verfahren zur herstellung eines qualitätsgesicherten pools biologischer proben

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2336141A1 (fr) * 1975-12-23 1977-07-22 Trepo Christian Nouveau medicament permettant de traiter les infections aigues ou chroniques dues au virus de l'hepatite b
US4346073A (en) * 1980-04-11 1982-08-24 The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services Hepatitis B immune globulin used to inactivate hepatitis B virus in injectable biological products
US4464474A (en) * 1980-07-09 1984-08-07 Connaught Laboratories Limited Non-A, non-B hepatitis assay and vaccine
US4542016A (en) * 1981-03-27 1985-09-17 Institut Merieux Non-a non-b hepatitis surface antigen useful for the preparation of vaccines and methods of use
FR2609807B2 (fr) * 1987-02-11 1992-05-29 Pasteur Institut Reactifs immunologiques pour la detection de l'hepatite virale nanb, leurs procedes de preparation et leurs applications dans des procedes de detection de l'hepatite virale nanb et en tant qu'agents therapeutiques
NZ222465A (en) * 1986-11-07 1992-11-25 Pasteur Institut Nanb (non a, non b hepatitis viral) antigen
DE3744242A1 (de) * 1987-02-20 1989-07-06 Seelig Renate Virusantigen, verfahren zu seiner gewinnung und anwendung in diagnose und therapie (impfstoff)
WO1989004669A1 (en) * 1987-11-18 1989-06-01 Chiron Corporation Nanbv diagnostics and vaccines
AU3748489A (en) * 1988-06-17 1990-01-12 Genelabs Incorporated Enterically transmitted non-a/non-b hepatitis viral agent

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
TheLancet,June4,1988,pp.1245−1249

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0578257A (ja) 1993-03-30
AU640467B2 (en) 1993-08-26
AU7362491A (en) 1991-09-26
CA2038534A1 (en) 1991-09-21
KR910016347A (ko) 1991-11-05
EP0447984A1 (en) 1991-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Prince et al. Visualization of hepatitis C virions and putative defective interfering particles isolated from low‐density lipoproteins
Owsianka et al. Monoclonal antibody AP33 defines a broadly neutralizing epitope on the hepatitis C virus E2 envelope glycoprotein
US7507408B2 (en) Anti hepatitis C virus antibody and uses thereof
Erickson et al. Hepatitis C virus-specific CTL responses in the liver of chimpanzees with acute and chronic hepatitis C.
Yap The viral safety of intravenous immune globulin
Bos et al. Virus validation of pH 4-treated human immunoglobulin produced by the Cohn fractionation process
EP1028742B1 (en) Apo b, annexin v and tubulin : medical, diagnostic and purification uses for hcv
Finlayson Immune globulins
JPH0578257A (ja) C型肝炎ウイルスに対する高度免疫グロブリン含有物およびその製法
Slade Human immunoglobulins for intravenous use and hepatitis C viral transmission
US5972347A (en) Pharmaceutical composition containing a neutralized virus and use thereof
Lechner et al. Antibodies directed to envelope proteins of hepatitis C virus outside of hypervariable region 1
Kanduc et al. Sequence uniqueness and sequence variability as modulating factors of human anti-HCV humoral immune response
Mariani et al. Prospective study of the evaluation of hepatitis C virus infectivity in a high‐purity, solvent/detergent‐treated factor VIII concentrate: parallel evaluation of other markers for lipid‐enveloped and non‐lipid‐enveloped viruses.
Chen et al. Human and murine antibody recognition is focused on the ATPase/helicase, but not the protease domain of the hepatitis C virus nonstructural 3 protein
Goto et al. Prevention of hepatitis C virus infection in a chimpanzee by vaccination and epitope mapping of antiserum directed against hypervariable region 1
EP1177210A1 (en) Peptides from the tt virus sequence and monospecific antibodies binding to the tt virus
Dodd et al. Prevalence of non-A, non-B hepatitis/hepatitis C virus antibody in human immunoglobulins
Gao et al. Enhancement in the safety of immune globulins prepared from high-risk plasma
El-Awady et al. Antibody to E1 peptide of hepatitis C virus genotype 4 inhibits virus binding and entry to HepG2 cells in vitro
Guo et al. Hepatitis C virus RNA in factor VIII concentrates
Xiang et al. Purification and application of bacterially expressed chimeric protein E1E2 of hepatitis C virus
JPS59110627A (ja) B型及び非a非b型肝炎の危険の無い生物学的生産物
Yap Viral safety of IVIG
Harris et al. Freedom from transmission of hepatitis-B of gamma-globulin and heat-inactivated plasma protein fraction prepared from contaminated human plasma by fractionation with solid-phase polyelectrolytes